明細書
ケージ固定型直線案内装置 技術分野
本発明は 各 業機器において可動体の 線移動を支承する ための案内装置に係 り 特に 、 軽荷重の可動体を案内する用途に 最適であ り 可動体に固定されるス ラィ H部材が案内シャ フ 卜 に 沿つ て 限に移動可能な 線案内装置に する o 背景技術
従来 各種産業機 においてテーブル等の可動体の直線移動を 支承する直線案内装置の う ち 、 軽荷重用途向けの装置と しては ポ ルケ ジを用 いた有限ス ト ロ一ク 夕ィ プの のが知 られてい る o の有限ス 卜 P ―ク 夕ィ プの直線案内衣置は 両 «え持梁と してベ ―ス部に固定される案内シャ フ 卜 と 中空円筒状に形成さ れて前記案内シャ フ の周囲に遊嵌するナッ 卜部材と れ ら案 内シャ フ 卜の外周面とナッ 卜部材の内周面との間で 重を負荷し な力 Sら転走する複数のポ ルと 刖記ナ V 卜部材と同様に中空円 筒状に形成される と itに刖記案内シャ フ V とナッ h部材との隙間 に設け られるポ ルケ ンとか ら構成されている o
HU B己ポ一ルケ ンには個々 のポールを回転自在に保持するため の収容孔が所定の配列で複数設けられてお Ό 各収容孔は該ポ ルケ ジの内周面と外周面との間を貫通している o れによ Ό 各収容孔に保持されたポ ルがナッ 卜部材の内周面及び案内シャ フ 卜 の外周面に対して接触し得るよ Ό になつ ている o 各収容孔の 案内シャ フ 卜側の開 □はポ ―ルの直怪よ Ό 小さ < なつてお Ό 案内シャ フ をボ ルケ ジか ら引さ抜いてち ポ一ルがボ ル ケ ―ジの収容孔か ら抜け落ち る こ とがないよ Ό にな ている o
記ポ ルケ ンの軸方向長さ はナッ 卜部材の軸方向 さ よ Ό 短ぐ 形成されてお り 案内シャ フ 卜 に対してナッ 卜部材を移動 させる と ボ ルの転走に伴 てボ ルケ ンがナッ 卜部材と案 内シャ フ 卜の隙間を軸方向へ移動するよ う に構成されている ま た ナッ 卜部材の中空部の両端開 □にはス 卜 ッパ部材が夫々 け られてお 、 ホ ―ルの転走とせ Zヽに移動したポ ルケ ンがナ 卜 部材か ら離脱するのを防止している 通常 ポ ルが案内シャ フ 卜の外周面及びナッ 卜部材の内周面を 全に転がつている状能で は 案内シャ フ に対するナッ 部材のス h Π ク は案内シャ フ 卜 に対するポ ルの転走距離の 2 倍である 従 て、 のよ Όな ボ ―ルケ ジを用いた直線案内装置では ナッ V部材の中空部内 におけるポ ルケ ジのス □ クの 2 倍の距離が案内シャ フ に対するナッ 卜部材のス □ ク距離とい う < _ とにな Ό ボ ル ケ ンがス 卜 ッハ。部材に突さ当たる と 案内シャ フ 卜 に対するナ ッ 卜部材のス 卜 □ クが制限される とになる
一方 案内シャ フ 卜 に対するナッ 卜部材のス 卜 □ 一ク量に制限 がない 制限ス h □ ク 夕 プの直線案内 置と しては ポ一ル ブッ シュがある このポ ルブッ シュは円柱状に形成された案内 シ ャ フ 卜 と 、 多数のポ ルを介して刖記案内シ ャ フ 卜 に組み付け られる と共に、 記ポ一ルの 限循環路を備えたナッ 卜部材とか ら構成されてお り ポ ルの 限循環に伴つ て 記ナッ 卜部材が 案内シャ フ 卜の周囲をその長手方向に沿つ て白在に移動し得るよ う に構成されている 刖記 限循環路は 重の負何 ν 域と 負 域とか ら構成されてお Ό ポ ―ルは負荷領域においてナッ h部 材と案内シャ フ 卜 との間に作用する 重を負 した後 負荷領 域において荷重か ら解放され かかる 負 領域 走した後に 再度負何 νΆ域へ戻 てく るよ う になつている れによ ナッ 卜部材は案内シャ フ 卜 に沿つて 制限に移動する こ とが可能とな
つている。
しか し のよ う な従来の ¾線 内 のつ ち ボ一ルを無限 循環させる 夕ィ プはポ一ルの 限循環路を形成しなければな らな いこ とか ら 構造が複雑とな ら ざる を得ず 構成部 α
ΠΡ 占数が多い 他、 組 そのちのち手間がかか り 生産コ ス が咼むとい た問 題点がある 従 て 軽荷重用途で しか 案内シャ フ 卜 に対す るナツ 卜部材の移動精度がさ ほど重要視されないよ う な用途に対 しては 最週な選択と とがでさない
これに対し ポ一ルケ ―ジを用いた有限ス 卜 □ ク 夕ィ プの直 線案内装置は 限ス 卜 P一ク 夕ィ プの直線案内装置と比較して 安価であ り 軽 重用途で しか 案内シャ フ に対するナッ 卜 部材の移動精度がさ ほど重要視されないよ Ό な用途に対しては最 適である
しか し 有限ス 卜 □一ク 夕ィ プの直線案内装置に固有の問題点 と して ボ ルケ一ジの位置ずれがある すなわち 案内シャ フ トに対するナッ 卜部材のス 卜 P ―ク は有限であ Ό 理画上 ナッ ト部材は案内シャ フ 上の特定の 2 占間のみを往復運動する こ と が可能である しかし ス 卜 P ―ク の終 でポ ルケ ―ンがス 卜 ッパ部材に突さ当たる こ とによつて ボ ルケ ―ンが案内シャ フ ト に対して徐 に位置ずれを生 じ 案内シャ フ 上におけるナッ ト部材のス P一ク範囲が移動していつ て しま う のである この ため、 本来のナッ 卜部材のス Π ク範囲の途中において該ナッ ト部材が案内シャ フ 卜 に対して移動不能に陥る といつ た問題点が あつ こ
また ボ一ルケ ンを用 いた直線案内装置では ナッ 卜部材の 中空部内におけるポ ―ルケ一ンのス □一ク距離に応じ 案内シ ャ フ 卜 に対するナッ 部材のス 卜 P ク量が決定されてし ま う の で、 必要とするナ V 卜部材のス 卜 □ ク距離に応じてナッ 卜部材
の軸方向 さやポ一ルケ一ンの軸方向 さ を決定する必要があ Ό、 多種のス 卜 □一ク量に対応しよ とする と いさおいサイ ズの異 なる種 のナッ 卜部材及びポ一ルケ ―ンを製作しなければな らず、 生産 ス 卜が嵩むといつ た問題占 ち あつ た
方 実開平 6 ― 3 5 6 4 4 号公報には 軌道レ一ルとス ラィ ダとの間に摺動部材を介在させた直線案内衣置が開示されている こ の直線案内装置は 固定部上に敷設される とせに長手方向に沿 つて断面略半円状の摺動溝が形成された軌道レ ―ルと 、 サ ル状 に形成されて HU 己軌道レ一ルに跨がる と itに軌道レ ルの摺動溝 に摺接する略円柱状の摺動部材を備えたス ラィ ダとか ら構成され ている この直線案内装置では 記摺動部材が軌道レ一ルの摺 動溝に対して摺接する とによ 記ス ラィ ダが軌道レ ルの 長手方向に沿つて 在に直線往復運動し るよ Ό になつてお Ό ボールの如さ転動体を使用せずに可動体の直線案内を支承する とか ら 構造的には極めて簡易であ り 生産 ス ち安価である といつ た利ハ占、、がある
しか し 、 円柱状の摺動部材が常に軌道 レ ルの摺動溝に対して 滑り 接触している とか ら ボ ルの転が Ό 接触によつて可動体 の直線案内を実現する場 A.
α と比較して. かかる可動体の移動に対 して作用する抵抗は大さ 軌道レ ルと摺動部材との間の潤滑 が必須である よた 摺動部材の摺接によつて軌道レ一ルの摺動 溝が摩耗し易 軌道レ ルの早期交換が必要になる とい た問
-頭ハ占、、があつ た 発明の開示
本発明は のよ Ό な問題ハ占、、に &みなされたちのであ Ό、 その 巨 的とする と ろは 直線案内のス 卜 □ ―ク に制限がな 、 可動体 を案内シャ フ 卜 に沿つ て 的に 内する とが可能である とせ
に 構造が簡易であつて且つ安価に生 する とが可能な *線 内装置を提供する とにある
また 本発明の他の 巨 的は 従来の滑 り 軸受に比ベて可動体の 移動に対して作用する抵抗が小さ < しかち案内シャ フ 卜の摩耗 を抑えて該案内シャ フ の寿命の延命化を図る とが可能な直線 案内装置を提供する と にある
記巨的を達成するために 本発明の直線案内装置は 長手方 向に沿 たボ一ル fe走面を有する案内シャ フ と の案内シャ フ と隙間を介して対向する と itに 記ポ ル転走面と対向す る負荷転走面を有するス ラィ 部材と 案内シャ フ 卜のポ ル転 走面とス ラィ 部材の負荷転走面との間で荷重を負荷しなが ら転 走する多数のポ一ルと 記案内シャ フ 卜 とス ラィ ド'部材との隙 間に位置する とせに 個々 のポ ルを 白転白在に収容するポ ル 収容孔が貫通するよ Ό に して複数形成され 記ス ラィ 部材に 固定されて該ス ラィ ド、部材と伴に HIJ記案内シャ フ の軸方向へ移 動するケ ―ンとか ら構成されている
のよ Ό な技術的手段において 刖記案内シャ フ 卜 と しては 両 支持梁と して固定される略円柱状のシャ フ 卜の他 固定部上 に固定ボル 卜等を用 いて敷 される軌道レ一ル 含まれる また、 案内シャ フ 卜の長手方向に沿 て形成されるポ ―ル転走面と して は かかる案内シャ フ の外周面をそのままポ ―ル転走面と して 利用 して 良い し ポ ル球面よ Ό ち僅かに大さな曲率で断面円 弧状に形成されたポ一ル転走溝を案内シャ フ の表面に χけるよ に しても良い
方 刖記ス ラィ 部材と しては 略円柱状に形成された案内 シャ フ の周囲に遊飲する断面略円 f j状のナヅ 卜部材と して形成 してち良い し 前記軌道レ一ルに跨がるサ ドル状のス ラィ ダと し て形成してち良い また 記負 転走面に いては 例えば
、
刖記ナッ 部材の内周面をそのまま ft 転走面と して利用 してち 良い し 、 ポ ル球面よ ち僅かに大さな曲率で断面円弧状に形成 された負荷転走溝をナッ 部材の内周面に対して けるよ う に し て 良い
また 、 記ケ一ジと しては 案内シャ フ 卜 とス ラィ 部材との 隙間に位置し 個々のポ ルに対応して複数のポ ——ル収容孔を備 える とせに 、 各ポ一ル収容孔の内部にポ ルを回転白在に収容す る ちのであれば その形状はス ラィ 部材及び案内シャ フ 卜の形 状に応じて 宜亦久更可能である ちゥ と も のケ ―ンはス ラィ 部材に固定する とが必要と されるので かかる固定を容易に 行 といつ た観ハ占、、か らすれば ケ一ジの軸方向の一 mにフ ラ ンン 部を突 し のフラ ンン部をス ラィ 部材の軸方向 面に固定 するのが好ま しい
本発明においては ,-
、 記ケ ジをス ラィ 部材に固定する と か ら かかるケ一ジのポ一ル収容孔に収容されたボ ―ルは案内シ ャ フ 卜のポ ル転走面に対しては転が り ながら接触してち 、 ス ラ ィ ド-部材の負荷転走面に対しては常に滑 Ό ながら接触する と に なる ポ一ルが全 < 転動せず 、 案内シャ フ 卜のポ一ル転走面に対 してち常に滑 Ό ながら接触する こ と 相定されるが 、 その場 口 は ポ一ルが転動している場 口 よ Ό ち 、 ス ラィ 部材に移動に対して 大さな抵抗が作用する こ とになる 従つ て 確実にポ ルを転動 させる とい た観ハ占、、か らすれば 少なぐ と ちポ ―ルは案内シャ フ のボ一ル転走面に対して転が り 接触するのが好ま し < 、 そのた めには 、 前記スラィ 部材の負荷転走面の表面を案内シャ フ 卜 の ポ一ル転走面よ Ό も低摩擦係数の材 で形成する とが考え られ ス
のよ な本発明によれば ボ ―ルを配列したケ一ジがス ラィ 部材に固定されている こ とか ら 、 かかるス ラィ 部材を 内シ
ャ フ 卜 に沿 て移動させる と、 ケ ジはス ラィ 部材に対して相 対的に移動する こ とな ス ラィ ド'部材と共に案内シャ フ 卜 に沿 て移動し ス ラィ 部材は何らス 卜 P ク を制限される とな 案内シャ フ に沿つ て移動する こ とが可能である のとき、 各ボ ルは案内シャ フ 卜のポ ル転走面上を転が てお り また、 ス ラィ 部材の負荷転走面に対してはボ ル球面の極めて限られ た領域で滑 り 接触している とか ら 兀全な滑 Ό 接触構造を採用 している従来の直線案内装置と比較してス ラィ H部材に移動に対 して作用する抵抗は小さ その分だけス ラィ F部材を案内シャ フ に沿つ て円滑に移動させる (― とが可能である
また ス ラィ 部材はポ ルの 限循環路を具備する となく 、 案内シャ フ 卜 に沿つて 制限に移動する こ とが可能なので 無限 循環路を備えた従来の 限ス 卜 □ ク 夕ィ プの直線案内装置と比 較して その構造は極めて簡便で 組 容易であ Ό 安価に生 産する < _ とが可能である
更に ボ ルはケ ジのボ ル収容孔に一つずつ独 iLした状態 で収容されている とか ら ポ ル 士の接触によ て該ポ ―ル の転動が妨げられる と ちな の 占 においてちス ラィ 部材 を案内シャ フ 卜 に沿つて円滑に移動させる こ とが可能である
また更に 軌道レ ルとス ラィ 部材との間にパッ ド'状の摺動 部材を介在させている従来の直線案内装置では かかる摺動部材 と軌道レ ル あるいは摺動部材とス ラィ ド部材との隙間量の調 整が困難であるが 本発明ではケ ンのボ ル収容孔に収容する ポ ルの直径を変更するのみで、 案内シャ フ 卜 とス ラィ 部材と の隙間 *の調 を容 に行う こ とが可能である 図面の簡単な言 ½明
図 1 は本発明をポ ルスプライ ンに適用 した実施例を示す斜視
図であ る。
図 2 は 施例に係る ボ ルス プラ イ ンの正面断面図であ る 図 3 は図 2 の ΙΠ ― m線断面図であ る
図 4 は実施例に係る ケ ン を示す斜視図であ る
口
[符可の説明 ]
1 ···ボ一ルス プラ ィ ン 3 ···ポ ル 1 0 ス プラィ ン軸 、 1
1 ポ ―ル転走溝 2 0 …ス プラィ ンナ ッ 2 1 …負荷転走溝
4 0 ケ ジ 4 5 …ボ ル収容孔 発明 を実施する ための取良の形態 以下に 添付図面を参昭 し なが ら 本発明のケ ―ジ固定型直線案 内装置を に 明する
図 1 乃至図 3 は本発明 をポ ルス プラ ィ ン に 用 し た例を示す のであ る のボ ルス プラィ ン 1 は 長手方向に沿つ て 2 条 のボ ル転走溝 1 1 , 1 1 が形成さ れたス プラ ィ ン軸 1 0 と のス ブラィ ン軸 1 0 が遊嵌する 中空孔を有 し て略円 筒形状に形成 さ れたス プラ ィ ンナ V 卜 2 0 と FJIJ記ス プラィ ン軸 1 0 と ス プラ ィ ンナ ッ h 2 0 と の間で を負荷 し なが ら 転動する多数のボ一
—ゝ
ル 3 と 刖記ス プラィ ン軸 1 0 と ス プラ ィ ンナ ッ 卜 2 0 と の隙間 に介在 して 刖記複数のポ一ル 3 を整列さ せる ケ一ン 4 0 と か ら構 成さ れてお り 、 BIJ記ス プラィ ンナ ッ 2 0 がケ ジ 4 0 と d ztfcヽ にス プラ ィ ン軸 1 0 の周囲 を 白在に直線往復運動する よ う にな てい る すなわち 、 刖記ス プラィ ン軸 1 0 が本発明の案内 シ ャ フ 卜 に m記ス プラィ ンナ ッ 卜 2 0 が本発明のス ラ ィ 部材に相 当する
、
刖記ス プラ ィ ン軸 1 0 は断面略円形状に形成 さ れてお り 刖記
2 条のポ一ル転走溝 1 1 , 1 1 は外周面上の相反する位置に夫々 形成さ れて い る 各ポ ―ル転走溝はボ一ル 3 の球面よ Ό も僅か に 大さな曲 で断面円弧状に形成 さ れてお 、 ポ ―ル 3 は のポ一
ル転走溝 1 1 内を転動する 尚 各ポ ル転走溝はその断面が つのポ ル転走面か ら形成されたサ キュ ラァ ク状のちのであ つても良い し のポ ―ル転走面が交わ ■o たゴシッ ク ァ ―チ状 のものであつ てち良い
方 スプラィ ンナッ 2 0 に形成された中 孔 2 1 は 記ス プラィ ン軸 1 0 の断面形状と略 □致してお Ό ス プラィ ン軸 1 0 は僅かな隙間を残して 記中空孔 2 1 に揷通されている スプラ ィ ンナ V 卜 2 0 の内周面にはスプラィ ン軸 1 0 のボ ル転走溝 1
1 1 1 と対向する負荷転走溝 2 1 2 1 が形成されてお Ό 己习ヽ ル 3 は れらポ ル転走溝 1 1 1 1 と負荷転走溝 2 1
2 1 との間に配列され スプラィ ン軸 1 0 とスプラィ ンナッ h 2
0 との間で 重を負 しながら転動するよ に構成されている 図 4 は iu記ケ ジ 4 0 を示す斜視図である のケ ジ 4 0 は 中空部 4 1 を有する略円筒状の胴部 4 4 を有し かかる胴部 4 4 の外周面は刖記スプラィ ンナッ 卜 2 0 の内周面に肽口する 方 中空部 4 1 には僅かな隙間を介 して in記ス プラィ ン軸 1 0 が揷通 される Ό になつ ている また 記胴部 4 4 の軸方向の に は円 状のフ ラ ンン部 4 2 が突 されてお 0 かかる フ ラ ンジ部
4 2 は固定ねじ 4 3 によつ て 記スプラィ ンナッ 卜 2 0 の軸方向 の端面に固定されるよ う にな ている (図 1 参照 ) のケ ジ は例えば耐熱性 機械的強度 自己潤滑性に れた所謂ェンジ ァ リ ングプラスチッ クか ら形成されてお Ό 射出成形等のモ ル ド成形の手法によつて製作されている 尚 スプラィ ンナッ 卜 2
0 をテ ブルなどの可動体に対して直接固定する とが可能であ れば 記ケ ン 4 0 はフ ラ ンン部 4 2 を具備する必要はな < ケ ン 4 0 をスプラィ ンナッ 卜 2 0 の中空孔の内部に兀全に収容 するよ Ό に してち良い
のケ ン 4 0 の円筒状胴部 4 4 はポ ル 3 の直径よ り も <
形成される と に その軸方向 さ はス フプラィ ンナ ッ 卜 2 0 の 軸方向長さ と略同 じであ Ό かかる胴部 4 4 には 記スプラィ ン ナッ 卜 2 0 の負 転走溝 2 1 と対向する位置に複数のポ ル収容 孔 4 5 が け られている これらのポ一ル収容孔 4 5 は軸方向に 沿 て所定の間隔で配列されてお Ό 本実施例では 2 条の負荷転 走溝 2 1 に対応して 2 列 け られている 各ボ ル収容孔 4 5 は ケ ン 4 0 の胴部 4 4 の外周面と内周面とを貫通するよ に して 設けられる と itに その内径はポ一ル 3 の直径よ Ό も僅かに大さ
< 形成されてお Ό 各ポ一ル収容孔 4 5 にはポ ―ル 3 が つずつ 収容されている これによ り ケ ジ 4 0 の各ボ ―ル収容孔 4 5 に収容されたポ一ル 3 は 刖 、 記スプラィ ン軸 1 0 のボ一ル転走溝
1 1 とスプラィ ンナ.ッ 卜 2 0 の負荷 ΨΚ走溝 2 1 の双方に 1 J時に接 触する と i ,tヽに ボ ル収容孔 4 5 内で白在に回転し得るよ う にな つている
また 各ポ ——ル収容孔 4 5 はスプラィ ン軸 1 0 に面した開 □の 直径がポ ル 3 の直径よ Ό も僅かに小さ < 形成されてお Ό この ケ ―ン 4 0 をスプラィ ンナッ 2 0 に固定 した状 でスプラィ ン 軸 1 0 を中空部 4 1 か ら 引さ抜いても 各ポ一ル 3 がボ ―ル収容 孔 4 5 か ら脱落しないよ になつ ている
そして 以上のよ う に構成された本実施例のボ ルスプラィ ン
1 では 刖記スプラィ ン軸 1 0 を図示外の固定部に対して両 支 ,- 持梁と して固定する 方 、 記スプラィ ンナ V 2 0 に対してテ 一ブル等の可動体 (図示せず ) を固定する とで 固定部に対す る可動体の直線往復運動を のポ ルス プラィ ン 1 で支承する とが可能となる ある いは スプラィ ンナ V 卜 2 0 を固定部に対 して固定する 方 スプラィ ン軸 1 0 をテ ―ブル等の可動体に固 定するよ う に してち良い
r のとさ 可動体に固定されたスプラィ ンナッ 2 0 がスプラ
0
ィ ン軸 1 0 の周囲を該スプラィ ン軸 1 0 の軸方向に対して移動す る と スプラィ ンナッ 卜 2 0 に固定されたケ ジ 4 0 も該スプラ ィ ンナッ 2 0 と itに同じ量だけスプラィ ン軸 1 0 に対して移勤 する とになる れによ り ケ ン 4 0 のポ ——ル収容孔 4 5 に 収容されたポ ―ル 3 はスプラィ ンナッ h 2 0 に対しては移動せず、 スプラィ ン軸 1 0 に対してのみ移動する とになる
その結果 ポ ―ル 3 とスプラィ ンナッ 卜 2 0 の負 転走溝 2 1 との間に作用する摩擦力 F η ポ一ル 3 とスプラィ ン軸 1 0 のポ 一ル転走溝 1 1 との間に作用する摩擦力 F s のバラ ンスに J心じ 各ボ ル 3 がポ ―ル収容孔 4 5 内でスプラィ ン軸 1 0 に連れ回 て転動し ある いは転動する とな < 停止状能を維持する こ とに なる 以下 3 つのケ ―スを分けて B兑明する
先ず 第 1 のケ ―スは F s > F n の場 である この場 口 ポ ―ル 3 とスプラィ ンナッ 卜 2 0 との間に作用する摩擦力 F n よ り ちボ ―ル 3 とスプラィ ン軸 1 0 との間に作用する摩擦力 F s の 方が大さいので スプラィ ンナッ 卜 2 0 がスプラィ ン軸 1 0 に沿 て移動する と ポ ル 3 はスプラィ ン軸 1 0 に連れ回されてポ
―ル収容孔 4 5 内で転動する とになる このとさ ボ ル 3 は スプラィ ンナッ 2 0 の負荷転走溝に対しては滑 Ό を生じている。
のケ スでは ボ ―ル 3 はスプラィ ン軸 1 0 のポ ル転走溝 1
1 に対しては元全に転がり 接触を しているので スプラィ ンナッ 卜 2 0 の移動に対して専ら作用する抵抗はポ ―ル 3 とスプラィ ン ナッ 卜 2 0 の負荷転走溝 2 1 との摺接による ものである しかし、 ポ ル 3 は球面の頂占が負何転走溝 2 1 に対して摺接しているの みなので スプラィ ンナッ 卜 2 0 とスプラィ ン軸 1 0 の間に作用 する 重が軽いちのである場 口 は 大した抵抗は作用せず スプ ラィ ンナッ 卜 2 0 をスプラィ ン軸 1 0 に対して円滑に移動させる とが可能である また ポ ル 3 はスプラィ ン軸 1 0 のポ ル
1
転走溝 1 1 に対 し ては転が り なが ら 接触 し て い る ので 使用 時間 が経時的に累積 して も ス プラィ ン軸 1 0 のポ ル転走溝 1 1 が 極端に摩耗する とがな < かかる ス プラ ィ ン軸 1 0 の寿命が早 期に尽 さ る と はな い
次に第 2 のケ ス は F < F n の場 であ る の場 ボ ル 3 とス プラィ ン軸 1 0 と の間に作用 する摩擦力 F s よ り ち ポ
―ル 3 と ス プラィ ンナ ッ 卜 2 0 と の間に作用 する摩擦力 F η の方 が大さ いので ス プラ ィ ンナ V 2 0.がス プラ ィ ン軸 1 0 に沿 て移動 し ポ ル 3 がス プラ ィ ン軸 1 0 のポ ル転走溝 1 1 上を 転動 し よ う と して も ス プラ ィ ンナ ヅ 卜 2 0 がポ ル 3 の転動に 対 してブ レ キをか け ポ ル 3 はポ ル収容孔 4 5 内で転動す る と な ぐ ス プラ ィ ン軸 1 0 のポ ―ル転走溝 1 1 上を滑る と にな る の と さ ポ ル 3 はス プラ ィ ンナ ッ 卜 2 0 の負 転走 溝 2 1 に対 しては 争止状態に あ Ό ポ ル 3 は負荷転走溝 2 1 に 対 して滑る こ と さ な い の場 口 も ポ ル 3 は球面の頂 占が ポ ル転走溝 1 1 に対 して摺接 して い る のみなので ス プラィ ン ナ ッ 卜 2 0 とス プラィ ン軸 1 1 の間 に作用する 重が軽い も ので あ る場 口 は 大 した抵抗は作用 せず ス プラ ィ ンナ ッ 卜 2 0 をス プラ ィ ン軸 1 0 に対 し て 円滑に移動さ せる こ と が可能であ る 但 し ボ ル 3 はス プラ ィ ン軸 1 0 のボ ル転走溝 1 1 に対 して摺 接 し て い る ので 使用 時間が経時的 に累積する につれ ス プラィ ン軸 1 0 の摩耗は第 1 のケ ス よ り も 早 ぐ 進行する こ と にな る 最後に 第 3 のケ ス は F s = F n の場 口 であ る の場 ボ ―ル 3 の動さ は第 1 のケ一ス及び第 2 のケ ―スが混在 した も の とな 0 ス プラ ィ ンナ ッ 卜 2 0 がス プラ ィ ン軸 1 0 に沿 て運動 した場 口 各ボ ル 3 はケ ン 4 0 のポ ル収容孔 4 5 内で転動 又は 争止の いずれかの状態 と な あ る い は転動 と静止を不規則 に繰 0 返す と になる また ケ ン 4 0 に配列 さ れた てのポ
2
ル 3 が同じ動さをする とは限 らず スプラィ ンナ V 2 0 に対 する荷重の作用状 によ Ό 各ポ ル 3 毎に異なつた動さをする もの と考え られる しかし ボ ル 3 が転動して あるいは転 動する とな < 静止していて 第 1 のケ ス及び第 2 のケ一ス で説明したのと |p]様の理由によ スプラィ ンナッ 2 0 とスプ ラィ ン軸 1 1 の間に作用する sが軽い のである場 a は 大し た抵抗は作用せず スプラィ ンナッ 卜 2 0 をスプラィ ン軸 1 0 に 対して円滑に移動させる とが可能である
ボ ル 3 の静止又は転動の状態を 極的に制御する とい Ό観占 か らすれば スプラィ ンナ y 2 0 の負荷転走溝 2 1 又はスプラ ィ ン軸 1 0 のポ ル転走溝 1 1 のいずれか 方の表面を 他方よ
Ό も低摩擦係数の材質で形成すれば良い 旦体的には 灰素等の 材料でボ ル転走溝 1 1 又は負 転走溝 2 1 の表面を ―ティ ン グする所謂 D L C処理が考え られる れによ Ό BIJ記第 1 のケ ス又は第 2 のケ スのいずれかの状態を積極的に作 り 出す <_ と がでさる も と ち ス プラィ ン軸 1 0 が長尺な場 口 に ボ ル 転走溝 1 1 の全長を低摩擦係数の材料でコ ティ ングする と 生 産コ ス hが嵩む とか ら スプラ ンナ 2 0 の負荷転走溝 2
1 の表面を低摩擦係数の材料で形成するのが好ま しい れによ
Ό スプラィ ンナッ 卜 2 0 を移動させた際 ポ ―ル 3 はス プラィ ン軸 1 0 のポ一ル転走溝 1 1 内を転動する と にな Ό 第 1 のケ ス ) スプラ ン軸 1 1 の摩耗ち抑える とが可能となる また スプラ ンナ V 2 0 の負荷転走溝 2 1 の摩擦係数をス プラィ ン軸 1 0 のポ ル転走溝 1 1 のそれに対して異な らせる他 の方法と しては < ^れら負 転走溝の断面曲率とポ ―ル転走溝の 断面曲率と を異な らせる方法が考え られる
そして <―の本実施例のポ ―ルスプラ ン 1 では 述した 3 つのケ スのいずれの場 口 であ て 従来の滑 0 軸受 すなわ
ち摺接面積が大さい f習動部材を固定部材と可動部材との間に介在 させる夕ィ プの軸受に比ベ スプラィ ンナッ 卜 2 0 の移勤に対し て作用する抵抗を小さ < する < _ とがでさ その分だけスプラィ ン ナッ 卜 2 0 をスプラィ ン軸 1 0 に沿 て円滑に往復運動させる とがでさる ちのである
また ポ ル 3 はケ ジ 4 0 のポ ―ル収容孔 4 5 に ずつ独 立した状態で収容されている とか ら 仮に つのポ ル 3 が静 止しているかち とい て 他のポ一ル 3 が静止しているポ ル 3 の影響を受ける とな < 転動する とが可能であ Ό < _の 占にお いてちスプラィ ンナッ 2 0 をスプラィ ン軸 1 0 に沿つて円滑に 移動させる とが可能となつている
何よ Ό ち のボ ルス プラィ ン 1 では ボ ル 3 がスプラィ ン ナッ 卜 2 0 又はスプラィ ン軸 1 0 のいずれかに対して滑 Ό 接触を
ザ
生 じている とか ら 簡易な構造でスプラィ ンナッ 卜 2 0 をスプ ラィ ン軸 1 0 の軸方向へス 卜 Π ―ク に制限を設ける とな < 移動 させる とがでさ 限ス □ ク 夕ィ プの直線案内装置を安価 に構成する とがでさるのち魅力である
尚 図 1 図 4 に示した例では本発明をボ ―ルスプラィ ンに 用 したが M用対象は れに限 られず ru
例えば 固定部上に敷 ax される軌道レ ルと れに沿 て運動するサ ル状のス ラィ ド、部 材とか ら構成される U ァガィ ド'装置や ポ ルブッ シュ等 ポ ルの 限循環路を具備 している 限ス 卜 □ ―ク 夕ィ プの直線案 内装置の殆どのちのに対して M用する とが可能である