JPH0612826U - スライドボールベアリング - Google Patents

スライドボールベアリング

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JPH0612826U
JPH0612826U JP5154292U JP5154292U JPH0612826U JP H0612826 U JPH0612826 U JP H0612826U JP 5154292 U JP5154292 U JP 5154292U JP 5154292 U JP5154292 U JP 5154292U JP H0612826 U JPH0612826 U JP H0612826U
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JP
Japan
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outer ring
cage
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剛史 奥村
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Koyo Seiko Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】外輪1によって、保持器2を容易且つ安定的に
保持することができると共に、製造コストの安いスライ
ドボールベアリングを提供する。 【構成】外輪1の一端を内方へ折曲させて、環状のフラ
ンジ部11を形成した。また、保持器2の一端部外周
に、上記フランジ部11に係合する係合溝23を形成し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、スライドボールベアリングに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、リニアソレノイドバルブ等に利用されるスライドボールベアリング として、プレス成形された外輪の内側に、合成樹脂製の保持器を組み込み、この 保持器の周方向に沿って所定間隔毎に設けられたポケットにボールを導入して、 軸をスライド可能に支持するようにしたものが提供されている。
【0003】 上記スライドボールベアリングにおいては、軸のスライドストロークがポケッ トの長手方向の寸法以下であれば、保持器を軸のスライドに追随させて移動させ る必要がないので、当該保持器を外輪によって保持することが可能となる。そこ で、かかるスライドストロークの短いスライドボールベアリングにおいては、保 持器の外周に突起を設け、この突起を外輪の内周に圧入することにより、当該保 持器を外輪によって保持することが一般に行われている。また、外輪の内側に組 み込まれた保持器を、外輪の両端部を内方へ折曲させて構成した環状のフランジ 部によって挟み込んで保持することも行われている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記保持器を外輪の内周に圧入したスライドボールベアリングにおいては、外 輪の内径寸法や、保持器圧入部の外径寸法等のばらつきにより、外輪内周に保持 器を圧入し難くなったり、圧入代が不足して保持器を確実に保持することができ なくなったりするという問題があった。
【0005】 また、外輪両端のフランジ部によって保持器を挟み込んだスライドボールベア リングにおいては、一方のフランジ部については外輪のプレス成形と同時に折曲 させて形成することができるが、他方のフランジ部については、保持器を組み込 んだ後に、ロール加工によって折曲させる必要があるので、製造が面倒で製造コ ストが高くつくという問題があった。
【0006】 この考案は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、保持器を容易且つ安定 的に保持することができると共に、製造が容易で製造コストも安いスライドボー ルベアリングを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための、この考案のスライドボールベアリングとしては、 外輪の内側に組み込まれた保持器に、軸方向へ延びるポケットを周方向に沿って 所定間隔毎に設け、各ポケットに導入されたボールによって、軸をスライド可能 に支持するスライドボールベアリングにおいて、上記外輪の一端を内方へ折曲さ せて、当該一端の内周に沿って環状又は所定間隔毎に突出するフランジ部を形成 し、保持器の一端部外周に、上記フランジ部に係合する係合溝を形成したことを 特徴とするものである。
【0008】 ただし、上記スライドボールベアリングとしては、少なくとも保持器の上記係 合溝を形成した一端部を、径方向へ収縮可能に周方向の少なくとも一箇所におい て分断しているものであっても良い。
【0009】
【作用】
上記の構成のスライドボールベアリングによれば、外輪の一端部のフランジ部 内周に、保持器の一端部外周を無理嵌めして、上記フランジ部に係合溝を係合さ せることにより、保持器を外輪によって保持することができる。 特に、上記保持器の少なくとも一端部が、周方向において分断されている場合 には、フランジ部に対して、保持器の一端部を無理嵌めする際に、当該一端部を 径方向へ一旦収縮させることができるので、保持器の無理嵌めをきわめて容易に 行うことができる。
【0010】
【実施例】
以下、実施例を示す添付図面により詳細に説明する。 図1は、この考案のスライドボールベアリングを示す断面図である。このスラ イドボールベアリングは、プレス成形された筒状の外輪1の内部に、合成樹脂製 の保持器2を組み込み、この合成樹脂製の保持器2に形成されたポケット21に 、ボール3を導入し、このボール3によって、軸4を軸方向へスライド可能に支 持するものである。
【0011】 上記外輪1は、ハウジング5の内周に組み込まれており、その一端部には、内 方へ折曲された環状のフランジ部11が設けられている。このフランジ部11は 、上記外輪1のプレス成形と同時に形成されたものである。 上記保持器2は、6−6ナイロン等の合成樹脂からなる一体成型品であり、上 記ポケット21は、周方向に沿って所定間隔毎に複数条形成されている。このポ ケット21は、軸方向に延びており、その長手方向の寸法Lは、軸4のスライド ストロークに対応する寸法に設定されている。また上記ポケット21の外周側及 び内周側には、開口端がボール3の球径よりも小さいボール落ち防止部26が形 成されている。
【0012】 また、上記保持器2の一端部には、他端側よりも径の小さい縮径部22が設け られており、この縮径部22には、上記外輪1のフランジ部11と係合する係合 溝23が周方向全周にわたって形成されている。上記縮径部22の外径D1は、 フランジ部11の内径D2よりも若干大きくなるように設定されている。また、 上記縮径部22の端部には、当該縮径部22をフランジ部11の内周に無理嵌め する際のガイドとなるテーパ部24が形成されている。さらに、上記縮径部22 は、フランジ部11の内周に無理嵌めする際に径方向へ収縮できるように、周方 向の少なくとも一箇所において割溝25により分断されている(図2参照)。な お、上記保持器2の大径部の外径D3は、外輪1の内径とほぼ同じ寸法に設定さ れている。
【0013】 以上の構成であれば、外輪1の内周に保持器2を組み込む場合に、図1におけ る左方向から保持器2を縮径部22側を先端にして外輪1の内周に導入し、縮径 部22のテーパ部24が外輪1のフランジ部11の内周に突き当たった時点で、 さらに保持器2を押圧して、縮径部22をフランジ部11に無理嵌めするだけで 、上記フランジ部11に係合溝23を係合させて、保持器2を保持することがで きる。従って、保持器2を外輪1に対して非常に簡単に組み込むことができる。
【0014】 しかも、上記縮径部22が、周方向の少なくとも一箇所において割溝25によ り分断されており、これをフランジ部11の内周に無理嵌めする際に、当該縮径 部22を径方向へ一旦収縮させることができるので、当該無理嵌めを少ない押圧 力で容易に行うことができる。上記割溝25は、縮径部22に限らず保持器2の 軸方向全長に亘って形成してもよい。
【0015】 また、上記フランジ部11に係合溝23を係合させているので、保持器2を確 実且つ安定的に保持することができる。 さらに、上記フランジ部11を、外輪1のプレス成形と同時に形成することが できるので、製造が容易で製造コストも安くて済む。 なお、上記割溝25は必要に応じて構成される。また、フランジ部11として は、上記環状のものに代えて、外輪1の一端部に沿って所定間隔毎に突出する櫛 歯状のものであってもよい。
【0016】
【考案の効果】
以上のように、この考案のスライドボールベアリングによれば、外輪の一端部 に形成されたフランジ部と、保持器の一端部外周に形成された係合溝とを係合さ せることにより、保持器を外輪によって保持するので、保持器を安定的に保持す ることができるとともに、保持器を上記フランジ部の内周に無理嵌めするだけで 、これを外輪の内側に組み込むことができるので、当該組み込み作業も容易に行 うことができる。しかも、上記フランジ部を外輪のプレス成形と同時に形成する ことができるので、製造が容易で製造コストも安くて済む。
【0017】 特に、請求項2に記載のスライドボールベアリングによれば、保持器を外輪の 内側に組み込む際に、保持器の係合溝を形成した一端部を径方向へ収縮させるこ とができるので、当該組み込み作業を、より一層容易に行うことができるという 特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のスライドボールベアリングの一実施
例を示す断面図である。
【図2】全図のII−II線断面図である。
【符号の説明】
1 外輪 2 保持器 21 ポケット 3 ボール 11 フランジ部 23 係合溝

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外輪の内側に組み込まれた保持器に、軸方
    向へ延びるポケットを周方向に沿って所定間隔毎に設
    け、各ポケットに導入されたボールによって、軸をスラ
    イド可能に支持するスライドボールベアリングにおい
    て、 上記外輪の一端を内方へ折曲させて、当該一端の内周に
    沿って環状又は所定間隔毎に突出するフランジ部を形成
    し、保持器の一端部外周に、上記フランジ部に係合する
    係合溝を形成したことを特徴とするスライドボールベア
    リング。
  2. 【請求項2】少なくとも上記保持器の係合溝を形成した
    一端部を、径方向へ収縮可能に周方向の少なくとも一箇
    所において分断している請求項1記載のスライドボール
    ベアリング。
JP5154292U 1992-07-22 1992-07-22 スライドボールベアリング Expired - Fee Related JP2568915Y2 (ja)

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JPH0612826U true JPH0612826U (ja) 1994-02-18
JP2568915Y2 JP2568915Y2 (ja) 1998-04-22

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5595276U (ja) * 1978-12-25 1980-07-02
WO2005073574A1 (ja) * 2004-01-29 2005-08-11 Thk Co.,Ltd. ケージ固定型直線案内装置
JP2015038472A (ja) * 2013-07-16 2015-02-26 株式会社平出精密 ステージ装置

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JP2015038472A (ja) * 2013-07-16 2015-02-26 株式会社平出精密 ステージ装置

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