WO2005064086A1 - 土嚢袋及び防水堤 - Google Patents

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Abstract

 吸水剤の膨張時における袋体表面の変形量を減らす。  袋体2に、水の吸収にて体積が膨張する吸水剤5を収めた密閉室3と、この密閉室3に隣接して内部に空間が形成された開放室4とを備え、上記吸水剤5の膨張に伴って密閉室3の内側面7を開放室4の内部空間へ向け膨出させることにより、吸水剤5の膨張力が分散されて、密閉室3の外側面3aの膨出が抑えられると共に、袋体2の上下面2a,2bの膨出量も減少する。

Description

明 細 書
土嚢袋及び防水堤
技術分野
[0001] 本発明は、主に水害時に使用される土嚢袋及びそれを利用した防水堤に関する。
詳しくは、袋体内に、土の代用として水を吸収する吸水剤が収容される土嚢袋 (土 嚢代用袋)及び防水堤に関する。
背景技術
[0002] 従来、この種の土嚢袋として、袋体 (袋)が透水性の布状資材で形成され、その内 部に吸水体 (高吸水性榭脂物)が充填された土嚢 (土のう)の表面のコーナー部と表 面のほぼ真中に穴を夫々設け、これら表面の穴と、これに対向する裏面の穴とを筒 状の布状資材により連通し、上記土嚢を地表に積み重ねた状態で、夫々のコーナー 部及び真中の貫通穴に、鉄ピンや鉄柱や鉄杭などを揷通してその先端を地表に打 ち込むか、又は上記貫通穴を設けず、各コーナーに取り付けたヒモで、隣接する土 嚢同士を連結すると共に、外側の土嚢のヒモを地表に打ち込んだ鉄ピンに結んで固 定したり、或いは積み重ねた土嚢にネットを被せて、このネットの周囲を地表に打ち 込んだ鉄ピンで固定することにより、吸水体が水を吸収して水の比重と同じ程度にな つても、流水の力に耐えて流されないようにしたものがある(例えば、特許文献 1参照
) o
また、袋体の内部に、水の吸収にて体積が膨張する吸水剤(吸水性ポリマー)を収 容し、袋体の布を通水して吸水することにより袋体内で膨張して、該袋体を積み重ね た時にもその上下面が凸とならず、上下面が平坦部を有して重なるようにしたものが ある (例えば、特許文献 2参照)。
[0003] 特許文献 1 :特開昭 63— 75208号公報 (第 1 4頁、第 1図 第 5図)
特許文献 2:特開 2000— 303424号公報 (第 1 3頁、図 1—図 3)
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0004] しかし乍ら、このような従来の土嚢袋では、貫通穴に挿通したピンや杭などを打ち込 んで一体化したり、ヒモゃネットで土嚢袋同士を一体的に連結しても、水の吸収に伴 つて夫々の土嚢袋が水の比重と同じ程度になることは変わりがなぐ水中では浮力が 作用するために流水の影響などにより浮動して位置ズレを起こし、その結果、土嚢袋 同士の間に大きな隙間が簡単に発生して、水漏れを完全に防止できない恐れがあつ た。
そのため、このような従来の土嚢袋だけを積み上げで防水堤を構築しても、水漏れ などの対策や積み直しが必要になって、激しい水流に対して迅速に対応できないと いう問題があった。
また、特許文献 2のように吸水剤の吸水によって袋体を膨張させる場合には、土嚢 袋として確実に機能させるのに吸水剤を多目に収容する傾向があるため、吸水剤が 膨張すると、袋体の上下面や外側面が膨出して夫々球面状に曲がってしまい、隣り 合う土嚢袋同士の間に隙間ができて、水漏れの原因となると共に、積み上げた土嚢 袋が崩れ易くなるという問題があった。
しかも吸水剤が膨張し過ぎると袋体の素材にも余計な負荷が力かかるため、膨張し た袋体に僅かな衝撃や荷重が作用すると、破裂する恐れもあった。
[0005] 本発明のうち請求項 1記載の発明は、吸水剤の膨張時における袋体表面の変形量 を減らすことを目的としたものである。
請求項 2記載の発明は、流水の影響などで位置ズレしない土嚢袋を提供することを 目的としたものである。
請求項 3記載の発明は、激しい水流に対して迅速に対応可能な防水堤を提供する ことを目的としたものである。
課題を解決するための手段
[0006] 前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項 1記載の発明は、袋体に、水 の吸収にて体積が膨張する吸水剤を収めた密閉室と、この密閉室に隣接して内部に 空間が形成された開放室とを備え、上記吸水剤の膨張に伴い密閉室の内側面を開 放室の内部空間へ向け膨出させて、少なくとも密閉室の外側面の膨出を抑えたこと を特徴とするものである。
請求項 2記載の発明は、袋体に、吸水剤を収めた密閉室と、この密閉室に隣接して 外部に向け開口する開放室とを備え、この開放室の下方側に、重量物の支持と棒状 物の打ち込みで突き破ることが可能な受け面を備えたことを特徴とする。
ここで言う「重量物」とは、現場で比較的に調達が容易な土砂など力 なる。
請求項 3記載の発明は、請求項 1または 2記載の土嚢袋を用いて構築したことを特 徴とするちのである。
発明の効果
[0007] 本発明のうち請求項 1記載の発明は、袋体に、水の吸収にて体積が膨張する吸水 剤を収めた密閉室と、この密閉室に隣接して内部に空間が形成された開放室とを備 え、上記吸水剤の膨張に伴って密閉室の内側面を開放室の内部空間へ向け膨出さ せることにより、吸水剤の膨張力が分散されて、密閉室の外側面の膨出が抑えられる と共に、袋体の上下面の膨出量も減少する。
従って、吸水剤の膨張時における袋体表面の変形量を減らすことができる。
その結果、隣り合う土嚢袋間の隙間による水漏れを減少でき、積み上げた土嚢袋 が崩れ難くなつて、積み直す手間が省けると共に、袋体の素材への負荷も減少する ため、吸水剤 5の膨張によって袋体の外側面と上下面だけしか膨出しない従来のも のに比べ、膨張した袋体に衝撃や荷重が作用したり、多少乱暴に取り扱っても袋体 が破裂し難 、する恐れがな!、。
[0008] 請求項 2の発明は、袋体に、吸水剤を収めた密閉室と、この密閉室に隣接して外部 に向け開口する開放室とを備え、この開放室の下方側に、重量物の支持と棒状物の 打ち込みで突き破ることが可能な受け面を備えることにより、この受け面の上に重量 物を支持した時には、袋体及び吸水剤の重量に重量物の重さが追加されて土嚢袋 全体の比重が水に比べ遙かに大きくなり、水中で浮力が作用しても土嚢袋全体が浮 動せず、また棒状物の打ち込みで上記受け面を突き破った時には、この棒状物との 係合で受け面が上下方向へ移動不能に保持されて、水中で浮力が作用しても土嚢 袋全体が浮動しない。
従って、流水の影響などで位置ズレしな 、土嚢袋を提供することができる。 その結果、水の吸収により土嚢袋が水の比重と同じ程度になって位置ズレを起こし 易い従来のものに比べ、土嚢袋の位置ズレを起因とした隣り合う土嚢袋間の大きな 隙間の発生が格段に低下するから、それによる水漏れを確実に防止できる。
それにより、水害発生時に少ない労力で素早く敷設できる。
また使用後に土嚢袋を撤去する際には、受け面上に重量物が収容されているため 、土嚢袋ごと移動して上下反転させるだけで重量物を排出でき、その結果、撤去作 業が非常に簡単である。
[0009] 請求項 3の発明は、請求項 1または 2記載の土嚢袋を用いて構築することにより、積 み上げられた土嚢袋が水中で浮動せず、確実に位置決めされる。
従って、激しい水流に対して迅速に対応可能な防水堤を提供することができる。 発明を実施するための最良の形態
[0010] 本発明の土嚢袋 1は、図 1一図 6に示す如ぐ透水性と通気性がある素材で形成さ れた袋体 2からなり、その内部には密閉室 3と、この密閉室 3に隣接して内部に空間 が形成されると共に外部へ向けて開口する開放室 4とを備え、この密閉室 3内に水の 吸収にて体積が膨張する吸水剤 5を組み込み、上記開放室 4の下方側には、該開放 室 4の開口 6から内部空間に投入される重量物 10の支持及び又は杭などの先端が 尖った棒状物 12の打ち込みで突き破ることが可能な受け面 4aを設けている。
[0011] 上記袋体 2は、水を吸収した吸水剤 5が不通過な例えば不織布などの繊維を縫製 するか、又はそれ以外の材料を接着するなどの他の手法で立体形状に形成され、保 管や輸送などの不使用時には図 2 (a)に示す如ぐ該袋体 2の側面 2cや後述する仕 切 7が平面状に折り畳まれ、使用時には図 2 (b)に示す如ぐ後述する吸水剤 5が水 の吸収にて体積が膨張することで立体形状に膨らむ。
[0012] 図示例では、膨張時における袋体 2の外形状を直方体形状とし、開放室 4の開口 6 を矩形にしているが、袋体 2の平面形状を例えば三角形や菱形や台形などの多角形 としたり、略 T型、略 H型、略 L型、略 Z型、略十型など可能であり、これに伴って開放 室 4の開口 6の平面形状も矩形以外に変更することも可能である。
[0013] また、上記袋体 2の内部は、図 1 (a)— (c)に示す如ぐ仕切 7を設けて、複数の空 間に区切られており、これら空間を区切る方法としては、袋体 2の内部に新たな生地 を縫 、合わせたり、袋体 2の表と裏を直接縫 、合わせるなど多様に選択可能だが、 各空間は隣接する他の空間と連通しな 、ように完全に区切られて 、る。 [0014] そして、上記空間のうち少なくとも一区画を密閉室 3と呼び、この密閉室 3は袋体 2 や仕切 7で全面的に囲まれて、外部から固形物が入り込む余地はない。
また密閉室 3以外の空間を開放室 4と呼び、この開放室 4も袋体 2や仕切 7で取り囲 まれている力 袋体 2の一部が開口して外部と通じている。
[0015] 上記密閉室 3と開放室 4を隔離している仕切 7は、過酷な条件で使用された場合に も破損することのないよう十分な強度が必要で、袋体 2との接合部には隙間や切れ目 は存在しない。
上記密閉室 3は、袋体 2と仕切 7で囲まれた閉じた空間である力 水や空気などは 内外を自由に通過でき、その内部には吸水剤 5が収容されている。
[0016] この吸水剤 5は、真水や海水などの水分を吸収する前と後では容積が大きく変化す る例えば高分子ポリマーなどからなり、粉末状である場合には、取り扱いを容易にす るため紙製の小袋に収容した状態で、粘着テープや糊付けやステープラーなどの従 来周知な固着方法により密閉室 3内の定位置に固定され、水分を吸収すると膨張し て小袋を破って更に拡大を続けるようになって 、る。
更に、膨張した吸水剤 5は寒天のように柔軟性があれば、密閉室 3の内部形状が複 雑な空間であっても隅まで埋め尽くすことが可能である。
[0017] 一方、上記開放室 4は、仕切 7や袋体 2の側面 2cにて囲まれ、その上面に袋体 2の 外部に通じる開口(投入口) 6が開設される。
図示例では、開放室 4の開口 6にフタなどを備えていないが、必要に応じてボタン や面ファスナーなどを用いて、着脱可能なフタを備えることも可能である。
[0018] 更に、上記開放室 4の下方側には、それを覆う受け面 4aが設けられ、図示例では、 開放室 4の底面を受け面 4aで覆って 、るが、それより上方に受け面 4aを配置するこ とも可能である。
[0019] そして、この受け面 4aの上に、上記開口 6から後述する重量物 10を投入した時に は、該重量物 10が支持されて開放室 4の内部に詰め込み可能にしている。
上記重量物 10としては、水害の発生し易い現場で比較的に調達が容易な土砂な どの固形物だけでなぐそれ以外に水より比重が重いものであれば代用は可能であ る。 [0020] また、上記受け面 4aに対し、杭などの先端が尖った棒状物 12を打ち込んで突き破 つた時には、これら受け面 4aと棒状物 12との摩擦係合で該受け面 4aが上下方向へ 移動不能に保持されるようにすることも可能である。
[0021] 従って、上記受け面 4aは、土砂などの重量物 10を開放室 4の内部に収容できれば
、例えば不織布などの繊維に限らず、網などで覆うことも可能であると共に、打ち込ま れた杭などの棒状物 12との摩擦抵抗を増やすために、杭などの棒状物 12の外周面 に軸方向へ複数の凹凸部などを形成することも可能である。
[0022] 更に、上記袋体 2の上下両面 2a, 2bに、袋体 2の積み重ねに際しての滑り落ちを 防ぐ滑り止め部 8が形成されており、地表面や他の土嚢袋 1との間で十分な摩擦力を 確保して、より強力に水流に対抗できる。
この滑り止め部 8の具体的な形態としては、図示せる如ぐゴム製の半球状の突起 を適宜間隔で並べるなどの方法があるが、十分な摩擦力を確保できれば、他の形状 でも良い。
また、上記袋体 2の端部には、図示されたヒモゃベルク口ファスナーなどの他の土 嚢袋 1との連結手段 9を備えており、他の土嚢袋 1と連結することもできる。
[0023] 従って、本発明の土嚢袋 1は、使用の際に水害現場へ輸送した後、図 1及び図 2 (b
)に示す如ぐ水に浸っている地表面に袋体 2を開放室 4の開口 6が上に向くように置 くと、袋体 2が水分を吸収して吸水剤 5にも到達するため、吸水剤 5が膨張して密閉 室 3全体を押し広げ、これと隣り合う開放室 4も、その内部が空洞のまま膨らんで、最 終的には袋体 2全体が立体形状に膨らむ。
[0024] この際、上記吸水剤 5の膨張に伴って、図 2 (b)の二点鎖線に示す如ぐ少なくとも 密閉室 3の外側面 3aが外方へ向けて膨出すると同時に、密閉室 3の内側面である仕 切 7も、開放室 4の内部空間へ向けて膨出する。
それにより、吸水剤 5の膨張力が分散されて、密閉室 3の外側面 3aの膨出量が抑え られるだけでなぐ袋体 2の上下面 2a, 2bの膨出量も減少する。
[0025] 従って、密閉室 3の内側面である仕切 7の表面積が広くなるほど、密閉室 3の外側 面 3a及び袋体 2の上下面 2a, 2bの膨出量を減少できるため、密閉室 3の開口面積 を可能な限り広く確保する必要がある。 その結果、吸水剤 5の膨張時における袋体 2表面の変形量を減らすことができて、 隣り合う土嚢袋 1の間に隙間が発生し難くなると共に、袋体 2を構成する不織布など の素材への負荷も減少するから、落下テストをした結果、性能が 2倍以上に向上した
[0026] このように吸水剤 5が膨れ上がった段階で、袋体 2は土嚢袋 1として機能し始めるが 、膨張した吸水剤 2は比重が水と同程度で、水中では浮力が作用するため簡単に押 し流される恐れがあり、激しい水流に対抗するには、さらに重量を増加させる必要が ある。
[0027] このため本発明では、吸水剤 5が膨らんだ後に、近隣から集めた土砂などの重量物 10を、スコップ 11で開口(投入口) 6から開放室 4内の空間に詰めると、土砂は水の 数倍の比重があるため、土嚢袋 1の重量は素早く増加する。
それにより、本発明の土嚢袋 1は、水中で浮力が作用しても土嚢袋 1が浮動せず、 流水の影響などによって位置ズレしな 、。
[0028] また、このような重量物 10に代えて、上記受け面 4aに杭などの棒状物 12を打ち込 んで突き破った場合も、この棒状物 12と係合で受け面 4a及び袋体 2が下方へ押圧さ れたまま保持されるため、水中で浮力が作用しても土嚢袋 1が浮動せず、流水の影 響などによって位置ズレしな 、。
[0029] その結果、これらのどちらか一方を採用するだけで、土嚢袋 1の位置ズレを起因とし た隣り合う土嚢袋 1の相互間や地表面との間に大きな隙間が発生しなくなり、それに よる水漏れを確実に防止できる。
以下、本発明の各実施例を図面に基づいて説明する。
実施例 1
[0030] この実施例 1は、図 1一図 3に示す如ぐ前記袋体 2が使用時において、その少なく とも上下両面 2a, 2bがほぼ平行な直方体形状に膨らむように形成され、その外縁に 沿って密閉室 3を環状に形成し、この密閉室 3で囲まれるように開放室 4が区画形成 された場合を示すものである。
[0031] 上記袋体 2の膨張時において、その上下両面 2a, 2bがほぼ平行な状態を保持でき るように、上下両面 2a, 2bを他の面に比べて厚い素材や変形し難い素材で形成する など、袋体 2の側面 2cや仕切 7に比べて曲がり難くすることが好ましい。
[0032] 従って、図 1一図 3に示すに示す実施例 1は、土砂などの重量物 10を詰め込む開 放室 4が袋体 2のほぼ中央に配置されるため、重量バランスに優れ、重量物 10を詰 め込でから土嚢袋 1を持ち運びする際に運び易いと共に、土嚢袋 1を積み重ねた際 に崩れ難いという利点がある。
[0033] また、図 3に示す如ぐ開放室 4の底壁 4aを突き破るように上力 杭などの棒状物 1 2を打ち込めば、開放室 4内に収容された重量物 10で棒状物 12の回りが囲まれて、 この杭などの棒状物 12に対して土嚢袋 1全体が移動不能に位置決めされるため、土 嚢袋 1を確実に固定できるという利点がある。
[0034] 更に、本発明の土嚢袋 1を上下方向へ一列に積み上げて、全ての開放室 4が上下 方向へ重なるように配置し、これらの開放室 4を貫通するように杭などの棒状物 12を 打ち込んで複数の土嚢袋 1を串刺し状に一体ィ匕すれば、棒状物 12による密閉室 3の 破裂で吸水剤 5が外部に排出することなぐ個々の土嚢袋 1を結合して外力を広範囲 に分散でき、それにより、一層抵抗力が増大して、より強靱性を増強でき、し力も、こ れら積み上げた隣接する各列の土嚢袋 1同士をヒモなどの連結手段 9で連結すれば 、更に強固な防水堤 Aを簡単に構築できる。
[0035] なお、図示例では、袋体 2のほぼ中央に開放室 4を 1つのみ形成している力 これ に限定されず、この袋体 2が水平方向へ直線状に延長された場合には、その延長方 向へ適宜間隔毎に開放室 4を複数形成しても良 、。
実施例 2
[0036] この実施例 2は、図 4に示す如ぐ前記袋体 2の長手方向中央位置に密閉室 3を配 置して、この両側に開放室 4を配置したもので、図中の破線で示す位置に配置された 仕切 7で袋体 2の内部を分割すると共に、これら仕切 7と袋体 2の側面 2cとで開放室 4 が囲まれ、各仕切 7から袋体 2の両側端寄りに開放室 4が離れているため、夫々が独 自の開口(投入口) 6を備えている構成力 前記図 1一図 3に示した実施例 1とは異な り、それ以外の構成は図 1一図 3に示した実施例 1と同じものである。
[0037] 従って、図 4に示す実施例 2は、前記図 1一図 3に示した実施例 1と同様な作用効 果に加えて、片方の開放室 4にだけ重量物 10を詰め、他方には重量物 10を詰めず に杭などの棒状物 12を打ち込むために使用する、というような役割分担が可能になり 、重量物 10を詰めていない方に杭などの棒状物 12を打ち込むことで、打ち込み作 業を素早く終えることができるという利点がある。
実施例 3
[0038] この実施例 3は、図 5に示す如ぐ前記袋体 2の長手方向中央位置に開放室 4を配 置すると共に、この両側に密閉室 3を配置した構造で、これらの密閉室 3は、完全に 独立しているため両方に吸水剤 5を^ aみ込んだ構成力 前記図 1一図 3に示した実 施例 1及び図 4に示す実施例 2とは異なり、それ以外の構成は図 1一図 3に示した実 施例 1又は図 4に示す実施例 2と同じものである。
[0039] 従って、図 5に示す実施例 3は、前記図 1一図 3に示した実施例 1と同様な作用効 果に加えて、袋体 2の中央部全域を開放室 4とすることで、重量物 10を詰め込み可 能な容積が増加するため、土嚢袋 1の重量を更に増カロさせることが可能で、より激し い水流に対抗できるという利点がある。
実施例 4
[0040] この実施例 4は、図 6に示す如ぐ前記袋体 2を長手方向へ等分して夫々の中心位 置に開放室 4を夫々複数配置し、土嚢袋 1の積み上げ時において各段毎に、土嚢袋 1の長手寸法を開放室 4の個数で除算した寸法分だけ長手方向へずらして互い違い に配置することにより、夫々の開放室 4が上下方向^ ^一列に並ぶようにし、これら各 列の開放室 4を貫通するように杭などの棒状物 12を打ち込んで複数の土嚢袋 1を串 刺し状に一体化した構成が、前記図 1一図 3に示した実施例 1とは異なり、それ以外 の構成は図 1一図 3に示した実施例 1と同じものである。
[0041] 図示例では、袋体 2を長手方向へ二等分して夫々の中心位置に開放室 4が 2つ配 置された土嚢袋 1を、各段毎にその長手寸法の 1Z2だけずらして互い違いに配置し たが、これに限定されず、開放室 4が 3つ以上配置された土嚢袋 1を積み上げる際も 上述した如く互い違いに配置すれば、夫々の開放室 4が上下方向^ ^一列に並び、 杭などの棒状物 12を打ち込んでも密閉室 3を貫通して吸水剤 5が外部に排出しない
[0042] 従って、図 6に示す実施例 4は、前記図 1一図 3に示した実施例 1と同様な作用効 果に加えて、前記図 3に示した土嚢袋 1を上下方向へ一列に積み上げてから、各列 の開放室 4を貫通するように杭などの棒状物 12を打ち込んで複数の土嚢袋 1を串刺 し状に一体ィヒした防水堤 Aに比べ、より強度の高い防水堤 を簡単に構築できる という利点がある。
[0043] 尚、前示実施例 1一 4では、前記袋体 2の中央側に開放室 4を配置してその全ての 側面が仕切 7だけか又は仕切 7と袋体 2の側面 2cで囲まれる場合を示して 、るが、こ れに限定されず、開放室 4の上面にカ卩えて少なくとも一側面が側方へ向けて開口す るように配置しても良い。
その具体例としては、平面から見て略コの字形に配置された密閉室 3で開放室 4を 囲まれるようにして、その一側方が開口するようにする。
この場合には、複数の袋体 2を、各開放室 4の開口する一側面が、隣り合う袋体 2の 側面 2cで夫々塞がれるように一列に並べる力、或いは 2つの袋体 2を、これらの開放 室 4の開口する一側面同士が互い対向して連結されるように並べることにより、各開 放室 4の受け面 4a上に重量物 10の支持が可能となると共に、杭などの棒状物 12の 打ち込みで各開放室 4の受け面 4aを突き破ることも可能となる。
[0044] 更に、前記袋体 2の外形状を少なくとも上下両面 2a, 2bがほぼ平行な立体形状に して、本発明の土嚢袋 1を積み上げた時に、これら上下面全体が互いに面接触する 場合を示したが、これに限定されず、袋体 2の上面及び下面の一部に凹部を形成し て、積み上げ時に互いに嵌り合う形状にしても良い。
これと同様に袋体 2の側面 2cの一部に凹部を形成して、本発明の土嚢袋 1を同一 平面上に並べて配置した時に、互 、嵌り合う形状にしても良 、。
[0045] また、本発明の土嚢袋 1だけを積み重ねて防水堤 Aを構築したが、これに限定され ず、本発明の土嚢袋 1と、例えば登録実用新案 30838684号公報に開示される袋体 内に土を詰め込んで積み上げられる土嚢袋や、特開 2000— 303424号公報に開示 される袋体内に吸水剤 5として吸水ポリマーが収容された土嚢袋などの従来周知な 土嚢袋とを組み合わせて積み上げることにより、防水堤 A, Α' を構築しても良い。 この場合も、本発明の土嚢袋 1と従来周知な土嚢袋とを積み上げた時に、互いに嵌 り合う形状にしたり、本発明の土嚢袋 1と従来周知な土嚢袋とを同一平面上に並べて 配置した時に、互い嵌り合う形状にしても良い。
[0046] また更に、前記密閉室 3内に水の吸収にて体積が膨張する吸水剤 5を収容した力 これに限定されず、水の吸収にて体積が膨張しない吸水剤を密閉室 3内に収容して も良い。
図面の簡単な説明
[0047] [図 1]本発明の土嚢袋の実施例 1を示しており、(a)は上方力 見た斜視図であり、 (b )は A— A線に沿える縦断側面図であり、 (c)は B— B線に沿える横断平面図である。
[図 2] (a)は折り畳み状態を示す斜視図であり、 (b)は使用状態を示す斜視図である
[図 3]本発明の土嚢袋で構築した防水堤の縮小斜視図である。
[図 4]本発明の土嚢袋の実施例 2を示す斜視図である。
[図 5]本発明の土嚢袋の実施例 3を示す斜視図である。
[図 6]本発明の土嚢袋で構築した防水堤の実施例 4を示す縮小斜視図である c 符号の説明
[0048] 1 土嚢袋 2 袋体
2a 上面 2b 下面
2c 側面 3 密閉室
3a 外側面 4 開放室
4a 受け面 5 吸水剤
6 開口(投入口) 7 密閉室の内側面 (仕切)
8 滑り止め部 9 連結手段
10 重量物 11 スコップ
12 棒状物 A 防水堤
防水堤

Claims

請求の範囲
[1] 袋体 (2)内に水を吸収する吸水剤(5)が収容される土嚢袋にぉ 、て、
前記袋体 (2)に、水の吸収にて体積が膨張する吸水剤 (5)を収めた密閉室 (3)と、 この密閉室 (3)に隣接して内部に空間が形成された開放室 (4)とを備え、上記吸水 剤(5)の膨張に伴!、密閉室 (3)の内側面 (7)を開放室 (4)の内部空間へ向け膨出さ せて、少なくとも密閉室 (3)の外側面 (3a)の膨出を抑えたことを特徴とする土嚢袋。
[2] 袋体 (2)内に水を吸収する吸水剤(5)が収容される土嚢袋にぉ 、て、
前記袋体 (2)に、吸水剤 (5)を収めた密閉室 (3)と、この密閉室 (3)に隣接して外 部に向け開口する開放室 (4)とを備え、この開放室 (4)の下方側に、重量物(10)の 支持と棒状物(12)の打ち込みで突き破ることが可能な受け面 (4a)を備えたことを特 徴とする土嚢袋。
[3] 請求項 1または 2記載の土嚢袋(1)を用いて構築したことを特徴とする防水堤。
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