明細書 ゲル化剤およびゲル状組成物 技術分野
[ 0 0 0 1 ] 本発明は、 カルボキシル基とアミ ド基を含有する有機基 (以下、 力 ルポキシアミ ド基と略す。 ) を有するオルガノポリシロキサンとァミノアルコール 類を非水的な反応条件下で塩形成反応して得られる有機変性オルガノポリシロキサ ンからなることを特徴とするシリコーンオイルや非極性液体有機化合物用のゲル化 剤、 およぴ、 該ゲル化剤とシリコーンオイルもしくは非極性液体有機化合物とから なるゲル状組成物おょぴ、 同ゲル化剤またはゲル状組成物を配合することで、 経日 安定性、 保湿性、 感触、 ツヤ、 カール保持性に優れた化粧料に関する。 背景技術
[ 0 0 0 2 ] シリコーンオイル、 特に低粘度のシリコーンオイルは、 その優れた 進展性、 さっぱり感、 潤滑性、 撥水性、 安全性等から多くの化粧品に配合されてい る。 しかしながらシリコーンオイルは一般に他の油剤との相溶性が低く、 安定性に 優れた製品を調製することが困難であった。 たとえば、 低粘度のシリコーンオイル を基材とするゲル状製品を得るためにワックスを配合しても安定なものは得られず 、 しかも外観が濁るという問題点があった。 また、 ワックスの代わりに架橋型シリ コーンを使用するとべたつき感が残り、 シリコーンオイル本来のさっぱり感が失わ れるという欠点があった。 特開平 7— 2 1 5 8 1 7号公報には、 シリ コーンオイル のゲル化剤としてポリエーテルグラフ ト型オルガノポリシロキサンが提案されてい るが、 このゲル化剤は適量の水を併用する必要があった。 このため、 シリ コーンォ ィルの感触を損なわずに、 かつ、 水を併用しなくてもシリコーンオイルをゲル化で きる化合物が求められていた。
[ 0 0 0 3 ] 本発明者は鋭意検討した結果、 カルボキシアミ ド基を一分子中に少 なく とも一個有するオルガノポリシロキサンとァミノアルコール類を塩形成反応し て得られる有機変性オルガノポリシロキサンが、 シリコーンオイルや非極性液体有
機化合物のゲル化剤として有用であることを見出した c
[ 0 0 0 4 ] 特開平 1 0— 1 5 8 1 5 0号公報には、 カルボキシァミ ド基含有ォ ルガノポリシ口キサンのァミノアルコール塩おょぴその水性ェマルジョンが記載さ れている。 しかしながら、 これらは特に水系ェマルジヨンにおける水溶液中におけ る反応により得られたものであり、 該文献には、 非水的な反応条件下でカルボキシ アミ ド基含有オルガノポリシロキサンとアミノアルコール類を反応させることにつ いて記載も示唆もされていない。 さらに、 該文献には、 そのようなカルボキシアミ ド基含有オルガノポリシロキサンのアミノアルコール塩がシリ コーンオイルや非極 性有機化合物のゲル化剤として利用できることは記載されていない。 発明の開示
[ 0 0 0 5 ] 本発明は、 水を併用しなくてもシリ コーンオイルや非極性液体有機 化合物をゲル化できるゲル化剤おょぴ、 シリコーンオイルまたは非極性液体有機化 合物のゲル状組成物を提供すること、 そして同ゲル化剤またはゲル状組成物を配合 することで、 経日安定性、 保湿性、 感触、 ツヤ、 カール保持性に優れた化粧料の提 供を目的とする。
[ 0 0 0 6 ] 本発明は、 ケィ素原子に結合した、 一般式 (1 )
[化 1 ]
[式中、 Xは同種もしくは異種の炭素原子数 2〜14の二価の炭化水素基であり、 ρは 0~ 10の整数である。 ] で表されるカルボキシル基とアミ ド基を含有する有機基を一 分子中に少なく とも一個有するオルガノポリシロキサンとァミノアルコール類を非
水的な反応条件下で塩形成反応させて得られる有機変性オルガノポリシロキサンか らなることを特徴とするゲル化剤、 および、
( A ) ケィ素原子に結合した、 [化 1 ] で表されるカルボキシル基とアミ ド基を含 有する有機基を一分子中に少なく とも一個有するオルガノポリシロキサンとアミノ アルコ一ル類を非水的な反応条件下で塩形成反応させて得られる有機変性オルガノ ポリシロキサン
1〜 9 9質量%
および
( B ) 上記 (A ) 成分以外のシリコーンオイル、 非極性液体有機化合物またはこれ らの混合物 9 9〜1質量% からなることを特徴とするゲル状組成物に関する。 さらに、 同ゲル化剤を配合する ことで経時安定性に優れ、 保湿性、 毛髪のカール保持性、 ツヤの付与、 感触の向上 などの効果に優れた化粧料に関する。
[ 0 0 0 7 ] すなわち本発明はケィ素原子に結合した、 [化 1 ] で表されるカル ボキシル基とアミ ド基を含有する有機基を一分子中に少なく とも一個有するオルガ ノポリシロキサンとアミノアルコール類を非水的な反応条件下で塩形成反応させて 得られる有機変性オルガノポリシロキサンからなることを特徴とするゲル化剤にあ る。
第 2の本発明は、 二価の炭化水素基 Xがアルキレン基である上記のゲル化剤にある。 第 3の本発明は、 シリコーンオイル用または非極性液体有機化合物用である上記のゲ ル化剤にある。
第 4の本発明は、 シリコーンオイルが疎水性シリコーンオイルである上記のゲル化剤 にめ。。
第 5の本発明は、 ァミノアルコール類が、 2—アミノエタノール、 3—ァミノ一 1—プ ロノ ノーノレ、 2—アミノー 1—プロパノーノレ、 ジエタノーノレアミン、 トリエタノーノレ ァミン、 2—ァミノ一2—メチルー 1 , 3—プロパンジオール、 トリス ヒ ドロキシメチ ルァミノメタン、 4—アミノシクロへキサノール、 2—アミノー 2—メチルー 1—プロ パノールからなる群から選択されるものである、 上記のゲル化剤にある。
第 6の本発明は、 (A ) ケィ素原子に結合した、 [化 1 ] で表されるカルボキシル基 とアミ ド基を含有する有機基を一分子中に少なく とも一個有するオルガノポリシロ
キサンとァミノアルコール類を非水的な反応条件下で塩形成反応させて得られる有 機変性オルガノボリシロキサン
1〜 9 9質量% および
( B ) 上記 (A ) 成分以外のシリ コーンオイル、 非極性液体有機化合物またはこれ らの混合物 9 9〜 1質量% からなることを特徴とするゲル状組成物にある。
第 7の本発明は、 (A ) 成分中の二価の炭化水素基 Xがアルキレン基である上記のゲ ル状組成物にある。
第 8の本発明は、 (A ) 成分に使用されるァミノアルコール類が、 2—アミノエタノ ール、 3—アミノー 1 _プロパノール、 2—アミノー 1—プロパノール、 ジエタノール ァミン、 トリエタノールァミン、 2—ァミノ一 2—メチル一 1, 3—プロパンジオール 、 トリスヒ ドロキシメチルァミノメタン、 4—アミノシク口へキサノ一ル、 2—アミ ノ一2—メチル一1—プロパノールからなる群から選択されるものである、 上記のゲ ル状組成物にある。
第 9の本発明は、 (B ) 成分のシリコーンオイルが疎水性シリ コーンオイルである、 上記のゲル状組成物にある。
第 10の本発明は、 上記のゲル化剤を配合した化粧料にある。
第 11の本発明は、 上記のゲル状組成物を配合した化粧料にある。
第 12の本発明は、 製剤の質量に対して、 前記ゲル化剤を 0. 1〜20質量%と有機系紫外 線吸収剤を 0. 1〜20質量 °/0を配合したことを特徴とする前記の化粧料にある。
第 13の本発明は、 前記ゲル化剤と架橋型オルガノポリシロキサンおょぴ または親 水基付加型架橋型オルガノポリシロキサンを配合したことを特徴とする前記の化粧 料にある。
第 14の本発明は、 前記ゲル化剤と揮発性シリコーンを配合したことを特徴とする前 記の化粧料にある。
第 15の本発明は、 製剤の質量に対して前記ゲル化剤を 0. 1〜20質 S%、 揮発性シリコ ーンを 5〜 80質量 ¾配合したことを特徴とする前記の化粧料にある。
第 16の本発明は、 前記ゲル化剤とオルガノポリシロキサンエラス トマ一球状粉体を 配合したことを特徴とする前記の化粧料にある。
第 17の本発明は、 前記ゲル化剤と撥水化処理顔料を配合したことを特徴とする前記 の化粧料にある。 .
¾518の本発明は、 さらに界面活性剤として側鎖および/または末端にアルキルおよ び/またはシリコーン変性されていてもいなくても良い、 ポリオキシアルキレン変 性シリコーン、 ポリグリセリル変性シリ ーン、 グリセリル変性シリコーン、 糖変 性シリコーンを配合していることを特徴とす'る前記の化粧料にある。
笫 19の本発明は、 化粧料がチューブ容器に充填されているものであることを特徴と する前記の化粧料にある。
第 20の本楽明は、 前 IEゲル化剤を配合することで毛髮のカール保持性に優れている ことを特徼とする前記の化粧料にある。
II面の簡単な説明
[ 0 0 0 8 ] 第 1図は実施例 2 , 9 , 1 0 , 1 3で符られたゲル状物の粘弾性を 示す図であり、 第 2図は 35施例 1 0で合成したカルボキシアミ ド基の 2—ァミノ— 2 ーメチルー 1 . 3—プロパンジォ一ル¾栴造含有オルガノポリシ trキサン, 側鎖ボ リオキシエチレン変性ポリジメチルシ tiキサン (ポリオキシエチレン基含; ¾"率 6
4 L % ) 、 ポリェチレシグリ ール (分子 S 1 1 0 0 0 ) の錚置時問—水分铋少
5 ( g ) を示す図であり、 第 3図は実施例 1 0で合成したカルボキシアミ ド荜'の 2— ァ ノ一2—メチルー 1 , 3一プロパンジオール塩構造含有オルガノポリシロキサン , トリメチルシ》キシ'ンリケート, 架橋型オルガノボリシロキサン, プランク (へ キサメチルジシ》キサン) の暴露時 R —カール保持率 ( % ) を示す図である。 発明を実施するための蕞良の形餱
[ 0 0 0 9 ] 本 ¾明のゲル化剤である有機変性オルガノポリシロキサンは、 上 ¾ 一般式 (1 ) で ¾される力ルポキシル基とアミ ド基を含有する有機基 (以下、 カル ボキシアミ ド 'と略す。 ) を有するオルガノボリシロキサンとアミノアル ール類 を非水的な反応条件下で塩形成反応させて得られる、 カルボキシアミ ド基のアミノ アル ール塩梆遣を含有するオルガノポリシロキサンである。
上式 (1 ) 中、 Xは同種もしくは異種の炭素原子数 2~ 14の二価の炭化水索基であ り、 アルキレン基、 ァリ一レン基が孥げられる。 中でもアルキレン基が一般的であ
り、 製造の容易さから、 炭素原子数が 2、 3または 6のアルキレン基が好ましく、 ェチ レン甚またはプロピレン基がより好ましい。 pは 0〜10の整数であり、 0または 1が 好ましい。 このような上¾ ( 1 ) で- されるカルポキシアミ ド基としては、 次式で 表される有機基が例示される。
[化 2 ]
[ 0 0 1 0 ] このようなカルボキシアミ ド基を含有するオルガノポリシ σキサン の分子構造は、 ¾状、 直鎖状、 分岐状のいずれでもよいが、 直鎖状が好ましい。 力 ルポキシアミ ド基の結合位 Sは特に制限がなく、 分子鎖来靖または側鎖のいずれで もよいが、 側鎖が好ましい。 該オルガノポリシ キサンは、 一分子中にカルポキシ アミ ド基を少なくとも一個有するが、 三個以上含有することが好ましい。 これは、 カルボキシアミ ド基が三個未満では十分なゲル化性能が得られない場合があるから である。 このような直鎖状カルボキシァミ 基含有オルガノポリシ口キサンとして は、 一般式 (3 ) : .
[化 3] '
で表されるジオルガノポリシロキサンが举げられる。 上式中、 Rは炭素原子数 1〜8 の非 g换もしくは挺換のー価炭化水尜¾または有機官能性基である。 一価炭化水素 基としては、 メチル基、 ェチル基、 プロピル基等のアルキル基: フエニル基、 トリ ル基、 キシリル基等のァリール基;ァラルキル基が例示される。 有機官能性基とし ては、 ァミノプロピル基、 アミノ チルァミノプロピル基等のアミノ基含有有機甚 ; メ トキシ基、 エトキシ基、 プロポキシ ¾等のアル
3キシ基; ァセチルァミノアル キル甚等のアミ ド基含有有機基が例示される。 これらの中でもアルキル基、 とりわ けメチル某が〜般的であるが、 その一部が有機官能性基で ¾渙されていても、よい。 A は Rまたは上記'-般式 (1 ) で表されるカルボキシアミ ド基であり、 Aの少なく.と も一個は該カルポキシアミ ド基である。 Xは 1 0 1 00000の整数であり、 1 0'0〜 1 0000が好ましい。 yは 0〜 50の整数であり、 ;!〜 20が好ましい。 なお、 側鎖にカルボキシアミ ド基を有する場合に、 y/(x + y)は 0. 1 ~ 5モル %であることが好ましく、 0. 5〜3モル
0 /
0がより好ましい。
[00 1 1] このような直鎖状カルボキシアミ ド基含有ジオルガノポリシロキサ ンは、 例えば、 アミノアルキル基含有ジオルガノポ シ》キサン、 例えば、 平均栴' 造式 (4) :
[化 4]
M β Θ e Me
Θ -S i (O S i ) X (OS i ) Y-OS i -Me
M Θ Me B Me
(^中、 βはァミノアルキル某またはアミノアルキルアミノアルキル基であり、 X
および yは前記と同様であり、 Xは 1 0〜: L 0 0 0 0 0の整数であり、 1 0 0〜' 1 0 0 0 0が好ましい。 yは 0〜 5 0の整数であり、 1〜 2 0が好ましい。 ) で示さ れるアミノアルキル基含有ジメチルポリシロキサンと環状カルボン酸無水物を反応 させることによって合成することができる。 ァミノアルキル基含有ジオルガノポリ シロキサンは —販品を入手可能で fcるが、 製造することもできる。 製造方法として は、 ァミノアルキル基含有オルガノシロキサンとァミノアルキル.基を含有 Lないォ ルガノシ Qキサンとを; e基性触媒存在下に平衡化茧合させる方法が挙げられる。
[ 0 0 1 2 ] 潆状カルポン酸無水物としては、 コハク酸無水物、 マレイン酸無水 物、 ィタコン酸無水物、 シトラコン酸無水物、 ァリルコハク酸無水物、 フタル酸無 永物、 ノルポルネンジカルボン酸無水物、 シク Wへキサンジカルボン酸無水物、 ノ ネ ルコハク酸無水物、 デセニルコハク酸無水物が例^される。 これらの中でも、 ゲル化性能とゲル状組成物の透明性の点からコハク酸無水物が好ましい。 アミノア ルキル基含有オルガノポリシロキサン中のアミノ基と環状カルポン酸無水物閱のァ ミ ド化反応は公知であり、 無溶媒または適当な溶媒存在下で ¾熱的に進行する。 i& 者中のァミノ基と後者のカルボン酸無水物とのモル比は任意であるが、 ァミノ基の 残存 aが多すぎるとゲル状組成物のぺたつきが增し、 ゲル化性能も低下するため、 カルボン酸無水物 アミノ基 = 0 . 5〜 1の範囲が好ましく、 0, 9〜1の筘囲が さらに好ましい。
[ 0 0 1 3 ] このようなカルボキシァミ ド基含有オルガノポリシロキサンにァミ ノアルコール類を加えて、 カルボキシアミ ド基中の力ルポ'キシル基とアミノァル - ール類中のアミノ Sを塩形成反応させることによって、 本発明のゲル化剤を得るこ とができる。 ァミノアルコール類は、 一分子中に一個以上の非趕换または S換のァ ミノ基と永酸基を有するものであればよく、 具体的には、 2—アミノエタノール、 3 —アミノー丄一プロパノール、 2—アミノー 1ープ αパノール、 ジエタノールァミン、 トリエタノールァミン、 2—ァミノ一 2—メチル一1 , 3—プ αパンジオール、 トリス ヒ ド キシメチルァミノメタン、 4—アミノシク口へキサノ一ル、 2—アミノー 2— メチル一1ーブ σパノールが例示される。 これらの中でも、 ゲル化性能、 毐性、 ゲル 状組成物の透明性を考 I®すると、 2—アミノー 2—メチルー 1 , 3—プロパンジオール
または 2—アミノ タノ一ルが好ましい。
[ 0 0 1 4〕 カルポキシアミ ド S含有オルガノ 'ポリシロキサン中のカルボキシル 基とァミノアルコール類中のアミノ基との塩形成反応は、 通常、 室温〜 70¾程度の 温度で進行する。 前者中のカルボキシル基と後者中のアミノ基とのモル比は任意で あるが、 力ルポキシル基/アミノ基のモル比は 1〜 2の範囲が^ましく、 1〜 1 . 1の範囲がきらに好ましい。 これは、 このモル比が大きすぎるとゲル化性能が低下 し、 小さすぎるとァミノアルコ一ル類が多 Sに残存してゲル状組成物の外観が白淘 したり、 また、 ァミノアルコール類が阖体の場合には経時的に析出する場合があ るためである。 .
[ 0 0 1 5〕 カルボキシァミ ド S含有オルガノポリシ キサン中のカルボキシル 基とアミノアル ール類中のアミノ¾との塩形成反応は非水的な反応条件下におい て進行する。 ここで、 「非永的な反応条件」 とは反応系から水を完全に除去するも のではなく、 例えば、 反応に用いる出発原料や溶媒中に少虽の水が含まれていても よい。 また、 原料を少: tの水に溶解して添加してもよい。 より鋅し,くは、 「非 水的な反応条件 J とは、 ェマルジヨンのようにカルポキシアミ ド基含有オノレガノポ yシ ciキサンを水中に分散させた水溶液中で反応を行うことではなく、 カルポキシ アミ ド基含有オルガノポリシロキサンとアミノアル-—ル類とを直接反応を行う、 もしくは揮発性シリ コーン、 非極性または極性有機化合物を溶媒に用いて反応を行 うことである。 本発明のゲル化剤は極性有機化合物に対するゲル化能が低いため、 極性有機化合物を溶媒に用いて反応を行うことができる。 具体的には、 メタノール 、 エタノール、 》バノ一ルが例示される。 特に タノールが好ましく用いられる
。 さらに、 シリ ーンオイルや非極性液体有機化合物と極性有機化合物を痕合し、 該浪合溶液を溶媒に用いて反応を行うこともできる。
[ 0 0 1 6 ] このようにして得られる有機変性オルガノポリシロキサンは、 加熱 下でシリコーンオイルや非極性液体 機化合物と均一に混合してから室温 (2 5 ^ ) まで冷却すると、 これらをゲル化する性質を有する。 また、 該オルガノポリシ口 キサンはメタノ一ルゃエタノールなどの極性有機化合物に対するゲル化性 が低い
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ので、 この性質を利用してゲル状物を作成することも可能である。 即ち、 シリコ一 ンオイルや非極性液体有機化合物と極性有機化合物を混合し、 胲混合溶液中でカル ボキシアミ ド基含有オルガノポリシ tzキサンとァミノアルコール類を塩形成反応さ せて液状の反応 f昆合物を調製してから、 該極性有機化合物を減庄留去することによ り、 シリコ一ンオイルまたは非極性液体有機化合物のゲル状物が得られる。 また、 力ルポキシァミ ド基含有オルガノポリシロキサンとアミノアル ール類が反応する ことによりゲル化性能が出ることを利用して、 カルボキシアミ ド基含有オルガノポ Vシロキサンとシリコーンオイルまたは非極性液体有機化合物を予め混合した液状 物に、 ァミノアルコール類を添加して塩形成反応を完了させた後室温に戻すことに より、 ゲル状物を得ることもできる。 なお、 本発明の有機変性オルガノポリシロキ サンは 2· 5 ¾で液体または固体であるが、 微濁〜白濁した粘稠な液体またはペース ト状固体 (ゲル状物) または完全な固体であることが好ましい。
[ 0 0 1 7 ] 以上のような有機変性オルガノポリシロキサンからなる本発明のゲ ル化剤は、 シリ コーンオイルや非極性液体有機化合物のゲル化剤として有用である 。 シリコーンオイルとしては、 2 5 :における粘度が 0 . 6 5〜 1 0 0 0 0 0 m m 2 / sの疎永性シリコーンオイルが好ましく、 環状、 直鎖状、 分岐状のオルガノポ リシ キサンが挙げられる。 具体的には、 ォクタメチルシクロテトラシロキサン、 デカメチルシク口ペンタシロキサン等の 状ジオルガノポリシロキサン;へキサメ チルジシロキサン、 ^末端トリメチルシ》キシ基封鎖ジメチルポリシロキサン、 両 末端トリメチルシ キシ基封鎖メチルフエ ルポリシロキサン、 メチル基の一部を 炭索数 6〜 1 2めアルキル基で匯换してなるメチルアルキルポリシ αキサン、 特に は両末端トリメチルシ αキシ基封鎖メチルアルキルポリシ uキサン、 等の直鎖状ジ オルガノポリシロキサンが挙げられ、 これらの中でも環状ジメチルポリシロキサン が好ましい。 特に木発明のゲル化剤はデカメチルシクロペンタシロキサンのゲル化 剤として好適である。 非^性液体有機化合物としては、 流動パラフィン, ワセリン , η -パラフィン, インパラフィン, ォゾケライ ト, セレシン, マイクロク リスタ リ ンワックス, スク! 7ラン, プリ スタン等の炭化水尜油類;アボカ ド油, アルモン ド油, オリ一ブ油, ゴマ油, サザン力油. サフラワー油, 大豆油, ッパキ油, トウ モ iコシ油, ナタネ油, パーシック油, ヒマシ油, 綿実油, 落花生油, カカオ脂,
バ一ム油, パーム核油, モク t3ゥ, ヤシ油等の植物性油脂類; ミンク油, 卵黄油, 牛脂, 豚脂, 硬化油等の動物性油脂類; ミツロウ, カルナウパロウ, 鯨ロウ, ラノ リン, 液状ラノ リン, 還元ラノリン, 硕贯ラノ リン, カンデリラ iゥ, ホホバ油等 のロ 類;パルミチルアルコール, ステアリルアルコール, ォレイルアルコール, ラノ ンァノレコール, コレステロール, フィ トステロール, 2-へキシルデカノ一ル , イソステアリルアルコール, 2-ォクチルドデカノール等の高級アルコール類:才 クタン酸セチル, ミ リスチン酸インプロピル, パルミチン酸イソプロピル, ステア リン酸ブチル, ラウリン酸へキシル, ネオペンタン酸イソデシル、 ミ リ スチン酸ミ リスチル, ォレイン酸ォレイル, ォレイン酸デシル, ミ リスチン酸才クチルドデシ ル, ジメチルオクタン酸へキシルヂシル, 2—ェチルへキサン酸セチル、 乳酸セチ ノレ, 乳酸ミ リスチル, フタル酸ジェチル, フタル酸ジプチル, 酢酸ラノリン, モノ ステアリン酸エチレングリコール, 乇ノステアリン酸プロピレングリコール, ジォ ィレイ ン酸プロピレングリコ—ル, 乇ノステアリン酸グリセリル, モノォレイン酸 グリセリル, トリ 2-ェチルへキサン酸グリセリノレ, トリ 2-ェチルへキサン酸トリメ チロールプロパン等のエステル油類;液状脂肪酸トリグリセライ ド、 人工庆脂 (ス クヮランと液状脂肪酸卜リグリセライ ドとォレイン酸の温合物) が举げられる。 但 し、 ォレイン酸や人工皮脂のようにカルボキシル基等の酸性置換基を有する化合物 'は、 該酸性 S换基がァミノアルコール類と反応してゲル化に作用するアミノアルコ ール aを低下させるため、 ァミノアル ール類やその他の塩基性化合物で予め中和 してから本発明のゲル化剤でゲル化させることが好ましい。
[ 0 0 1 8 ] 本発明のゲル状組成物は、 上 ΙΞゲル化剤 (A) と (B ) シリコーン オイル、 非極性液体有機化合物またはこれらの锒合物からなる。 (B ) 成分のシリ コーンオイルとしては、 上記 ( A) 成分以外の疎水性シリ コーンオイルが挙げられ る。 具体的には前記と同様の^状ジオルガノポリシ Bキサンや直鎖状ジオルガノポ リシロキサンが举げられるが、 中でもデカメチルシク口ペンタシロキサンが好まし 'い。 非極性液体有機'化合物としては前記と同様の化合物が挙げられる a ( B ) 成分 はこれらの化合物を 1種単独で使用してもよく、 2種類以上の混合物を使用しても よい。 (B ) 成分の 2 5でにおける粘度は、 通常、 0 . 6 5〜: L 0 0 0 , 0 0 m m 2 の.範 Sであり、 5〜: L 0 0 0 0 mm 2ノ sの範囲が好ましい。 (A〉 成分と (
成分の比率は、 (A) : (B) = 1〜 9 9 : 9 9〜! L の範囲であるが、
5〜40 : 95〜 60 ¾S%の範囲が好ましく、 1 0〜 30 : 90〜70質 %の 皰 fflがより好ましい。 本発明のゲル状組成物の調製方法としては、 上記 (A) 成分 と (β) 成分を混合する方法、 上記一般式 ( 1) で表されるカルボキシアミ ド基を —分子中に少なく とも一個有するオルガノポリシロキサンとアミノアル ール類と 上記 (Β) 成分を浪合して、 (β) 成分中で該オルガノポリシロキサンとアミノア ルコール類を塩形成反応させる方法が挙げられる。 本発明のゲル状組成物は 25¾ においてゲル状であり、 (Α) 成分の化学構造によってゲル化性能が変化するので —概には言えないが、 50¾以上の高 &下では一般に液状を呈する。 なお、 木発明 組成物が 2 5°Cにおいて液状化しない範囲であれば、 本苑明組成物に、 水や、 エタ ノール、 エチレング! コール、 グリセリンなどの、アル 3'—ル類、 フエノール類、 ァ ミン頹、 カルボン酸類等の極性液状有機化合物を添加配合してもよい, ,
[00 1 9] 以上のような本発明のゲル化剤は、 ァミノ官能性オルガノポリシ tr キサンから比蛟的容為に製造できるカルポキシアミ ド官能性オルガノポリシ Qキサ ンをァミノアルコール煩で中和して得られる力ルポキシァミ ド基のァミノアルコー ル迨構造き有オルガノポリシ ΰキサンからなり、 シリコーンオイル、 特に疎水性シ リ コ一ンオイルや非極性液体有機化合物のゲル化剤として有用である。 特に、 該カ ルポキシアミ.ド基のァミノアルコール塩構^の分子栴造と含有率を調^することに より、 宪全に透明なシリコーンゲルを^成することができるという利点を有する。 なお、 木発明のゲル化剤は、 ゲル化時に水を併用する必耍はない。
[00 20] また、 本 明のゲル状組成物は安定性、 透明性に傻れるという特徴 を有する。 このようなゲル状物は、'液状ゃぺ一ス ト状の 種工業用品、 医薬品、 医 藥部外品、 化粧品、 ヘルスケア製品、 ハウスホールドケア製品に配合することがで き、 それらの感触や使用感ゃ安定性を向上させるという利点を有する。 また本発 Ρ月 のゲル状組成物は、 カーゥツタス、 表面処理剤、 離型剤、 潤滑剤、 榭脂添加剤とし ても使用することができる。 本発明のゲル化剤およびゲル状耝成物はそれぞれの製 品中に 0. 1 9 9. 9®S%の範囲で配合が可能である。
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[00 2 1 ] 本発明のゲル化剤およびゲル状組成物は化粧料に配合した場合、 塗 布感触をなめらかでリ ッチ感に富んだ感触に変化させることができ、 また、 分離し やすい镞状シリコーンなどの揮発性'シリコーンを安定的に保持することができるた め化粧料の蛏日安定性を向 させる効果がある。 *た、 無機または有機系の紫外線 吸収剤と一緒に配合した場合、 これらの紫外减吸収剤を固定化十る能力に傻れるこ とから紫外線防御効果が向上できる効果がある * 無機または有機系の紫外線吸収剤 と一絶に配合する場合では、 無機系の紫外線吸収剤、 例えば平均一次粒子径が 1 ~ 1 00 nmの範囲にある微粒子酸化チタン、 微粒子酸化亜鉛、 微粒子酸化セリウム 、 微粒子低次酸化チタン、 鉄ドーピング微粒子酸化チタンなどが挙げられるが、 無 機系の紫外線吸収剤の配合 Stとしては化粧料の赏 fl:に対して 0. 1〜30質&%の 範囲が好ましく、 有機茶の紫外線吸収剤、 例えばサリチル酸ホモメンチル、 ォク ト クリ レン、 ジパラメ トキシケィ皮酸モノ- 2- チルへキサン酸グリセリル、 4-ter t-ブチル - 4 ' -メ 卜キシジベンゾィルメタン、 4-(2-0-グノレ-ビラノシロキシ)プ αポキシ -2-ヒ ドロキシペンゾフエノン、 サリチル酸ォクチル、 2, 5—ジイソプ 口ピルケイ皮酸メチル、 シノキサ一ト、 ジヒ ドロキシジメ トキシベンゾプェノン、 ジヒ ド σキシジメ トキシベンゾフエノンジスルホン酸ナトリウム、 ジヒ ドロキシべ ンゾフ ノン、 1— (3, 4—ジメ トキシフエ-ル) 一 4 , 4ージメチル一 1. 3 一ペンタンジオン、 ジメ トキシペンジリデンジォキソィ ミダゾリジンプロピオン酸 2—ェチルへキシル、 テトラヒ ド αキシペンゾフエノン、 2, 4, 6——トリス [4 一 ( 2—ェチルへキシルォキシカルボ-ル) ァ-リ ノ] — 1 , 3, 5—トリアジン 、 トリメ トキシケィ皮酸メチルビス (トリ チルシ口キシ) シリルイソペンチル、 パラジメチルァミノ安 酸ァミル、 バラジメチルァミノ安息香酸 2—ェチルへキ シル、 パラメ トキシケィ皮酸イソプロピル ' ジイソプ户ピルケイ皮酸エステル混合 物、 パラメ トキ'ンケィ皮酸 2—ェチルへキシル、 2—ヒ ド αキシ一 4ーメ トキシぺ ンゾフエノン、 ヒ ド σキシメ トキシベンゾフ ノンスルホン酸及ぴその Ξ水塩、 ヒ ドロキシメ トキシペンゾフエノンスルホン酸ナトリ ウム、 フ /レベンズィミダゾ —ルスルホン酸、 4一 tort—ブチル— 4—メ トキシジペンゾィルメタン等が挙げら れるが、 これらの有機系紫外線吸収剤としては、 化粧料の に対して 0. 1〜2 0質せ%の筘囲で配合することが好ましく、 これに対して本発明のゲル化剤の配合 Sとしては、 化粧料の钗虽に対して 0. 1〜20質逸%の範囲で配合することが好
ましい。 これらの組み合わせの範 I では、 木発明のゲル化剤を配合しなか た場合 と比べてより持銑的な紫外線防御効果が得られる。 さらに、 本発明のゲル化剤を配 合した場合、 製剤自体に良好な保湿効 ¾やツヤを与えることができ、 また、 毛髮化 粧料においては力一ル保持性に俊れ、 ツヤ感、 毛髪のまとまりに優れた効果がある α ·
[ 0 0 2 2 ] ,また、 本発明の化粧料では、 本發明のゲル化剤と共に、 さらに桀橘 型オルガノポリシロキサンおよび/または親水基付加型オルガノポリシ οキサンを 配合していることが好ましい。 これらの例としては例えば特開平 1 0— 1 7 6 0 5 9号公報や、 特閗平 1 1 - 2 2 2 5 5 6号公報、 特開平 1 1一 2 1 7 5 0 5号公報 、 特開 2 0 0 1— 1 1 2 ·8 1号公報、 特開 2 0 0 1— 6 4 5 1 3号公報、 特開 2 0 0 1 - 1 9 2 4 5 9 ·¾ '公報、 特開 2 0 0 1 - 1 S 7 8 4 2号公報 に記載されてい るものが好ましく使用される。 ¾橘型オルガノボリシ αキサンや親水基付加型オル ガノポリシロキサンは、 場合により塗膜を^く見せてしまったり、 ツヤを消してし まう場合があるが、 '本発明のゲル化剤と組み合わせて使用することで、 より安定で 、 よりツヤのある製剤を作成することが可能となるメ リ ッ トがある。 その混合比は ,、 本発明のゲル化剤と、 架襦型オルガノポリシロキサンおよぴ親水墓付加型オルガ ノポリシロキサンの合計質 Sとの ¾S比で、 1 : 9 9〜 9 9 : 1の範囲で任意に祖 み合わせることが可能である。
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[ 0 0 2 3〗 本 明の化粧料では、 本発明のゲル化剤と共に揮発性シリ 3—ンを 配合していることが好ましい。 揷 IS性シリコ ンは'感触をさっぱり させる効¾に富 み、 また、 サンスクリーン剤、 リクイ ドファンデーションなど榭脂成分を含む場合 には塗膜を肌に強固に固定する能力に富む。 一方で、 揮発性シリコーンは、 容器中 で除々に分離してくる場合があり、 特にチューブ容器に揮発性シリ コーン配合化粧 料が充填されている場合では、 揷苑性シリコ"ンがチューブの先端に莕積し、 ¾初 にチューブを使用する際に、 分離した揮発性シリ コーンのみが飛び出てくるという 問題がある。 本発明の化粧料では、 摔発性シリコーンとの相性に儍れる本発明のゲ ル化齐 !1と揮発性シリコーンを一緒に袓み合わせて使用することで、 揮発性シリ ー ンの分離を抑制し、 より安定な製剤が得られるという傻れたメ リ 'ノ トがある。 本発
明の化粧料における、 本発明のゲル化剤と揮発性シリコーンの配合盘は、 化粧料の 質 Sに対してゲル化剤 0. 1〜20弒¾%、 摔発性シリ コーン 5 80質 fi%の範 囲にあることが好ましい。 この範囲であれは本発明のゲル化剤が効果的に揮発性シ リコーンと相溶し、 安定性を向上きせる機能を発揮できる。 尚、 揮発性シリ コーン としては、 (i) 撣発性の低分チ¾»状もしくは環状メチルシロキサン、 (ii)揮発性 もしくは不揮 性の低分子 S線状もしくは弒状ァ 'ルキルもしくはァリ一ルシロキサ ン、 または(iii) 低分子 Sの線状もしくは紫状官能シ nキサンが举げられ、 揮発性 シリコーンは、 式: (C H3 ) fl S i O (,_„) /z (式中、 aは 2〜 3の平均値 を有する。 ) により表される平均単位を有する。 この化合物は、 sS i—O— S i ≡豬合に.より^合したシ口キサン単位を含む。 代表的な単位:は、 1官鸪性 「Mj 単 位 (CH3 ) 3 S i 0に/ 2 および 2, '能性 「DJ 単位 (CHa ) 2 S i O 3/2 である。 ここで、 3官能性 「TJ 単位 CH3 S i 03/2 の存在によって、 揮発性 の枝分かれした線状または ¾状メチルシ》キサンの形成が起こる。 4官能性 「QJ 単位 S i 04/3 の存在によって樺 性の枝分かれした線状または環状メチルシ口キ サンの形成が起こる。
〔00 24 ] 線状揮発性シリコーンは式: (CH3 ) 3 S i O { (CH3 ) 2 S i O} y S i (CHa) 3 により表される。 yの値は 0〜 5である。 糜状揮発性 シリコーンは式: { (CHa ) 2 S 【 C a により表される、 zの値は 3〜8、 好 ましくは 3〜6である。 これらの揮発' 14メチルシ口キサンは概して 2 5 Οΐ未満の 沸点おょぴ 0. 6 5^5. 0センチストークス (mm2 ノ s ) の粘度を有する。 幾 'つかの代 ¾的な揮発性線状メチ /レシ Bキサン ( ί ) としては、 沸点 1 00。Cおよび 粘度 0 , 65 mm2 / sの式: (CH3) 3 S i OS i (CH3) a により表され るへキサメチルジシ キサン (MM) ;沸点 1 5 2°Cおよび粘度 1 , 04 mm2 / sの式: (CH3) 3 S i O (C H3) 2 S i 0 S i (CI- I3) 3 により表される ォクタメチルトリシロキサン (MDM) ;沸点 1 94°Cおよび粘度 1. 5 3mm2 / sの式: (CH3) a S i O ( (CH3) ;; S i O) 2 S i (CH3) 3 により 表されるデカメチルテ卜ラシロキサン (MDj; M) ;沸点 2 2 9°Cおよぴ¾度 2. 06 ram2 / sの式: (CH3) 3 S i O ( (CH3) 2 S i O) 3 S i (CHa ) 3 により表される ドデカメチルペンタシロキサン (MDa M) ;沸点 2 '45 お
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よび粘度 2, 6 3 mm2 / sの式: (CH3) 3 S i O ( (CH3) 2 S i O) 4 S i (CH3) 3 により ¾されるテトラデカメチルへキサシ αキサン (MD Μ) ;沸点 2 70 および粘度 3. 2' 4mm2 / sの式:' (CHa) 3 S i O ( (CH 3) 2 S i 0) 5 S i (CH3) 3 により表されるへキサデカメチルヘプタシロキ サン (MD5 ) が拳げられる„ また、 代表的な两汆端トリメチルシロキシ基封鎖 メチルアルキルボリシロキサン (Π) としては、 式: (CH3) 3 S i O ( (CH3 ) (CSH17) S i O) S i (CH3) 3により表わされるヘプタメチルォクチル トリシ キサン (MDRM〉 が挙げられる。 : [0 0 2 5 ] 幾つかの代表的な揮焭性 状メチルシロキサン(III)としては、 沸 点 1 34°Cの式: ( (CHa) 2 S i O} 3 により- されるへキサメチルシク口 ト リシ Qキサン (E>3) ;沸 ,な 1 7 6。Cおよび粘度 2. 3 mm2 / sの式: { (CH3 ) 2 S i O} 4 により表されるォクタメチルシク ϋテトラシ ΰキサン (D 4 ) : 沸点 2 1 0でおょぴ粘度 3. 8 7 mm2 ノ sの式: { (CH3) 2 S i O} s によ り表されるデカメチルシク ペンタシロキサン (D5 ) ;ならびに沸点 245でお よび粘度 6. 6 2 mm2 / sの式: { (CHa) 2 S i O} 6 により衮される ト'デ カメチルシク へキサシ Bキサン (D6 ) が挙げられる。 そして、 幾つかの代 ¾的 な摔発性め枝分かれしたメチルシロキサン(ϊν〉 およぴ(V)としては、 沸点 1 9 2 。(および粘度 1. 5 7 mm2 / sの式: CHa S i {OS i (CHa) a } a により 表されるヘプタメチルー 3— { (トリメチル 'ンリル) ォキ'ン) トリシ キサン (M 3 T) ;粘度 2. 3 mm2 ノ sの式: C3H7 S i {O S i (CH3) 3} 3 によ り表されるへキサメチルー 3 , 3—プロピル, { (トリメチルシリル) ォキシ) ト リシロキサン (Μ 3 Τ) ;式: C2H5 S i {O S i (CH ) 3 } 3 により表され るへキサメチルー 3, 3—ェチル, ( (トリメチルシリル) ォキシ } トリシ Qキサ ン (M3 T) ;沸点 222 ぉょぴ粘度 2. 8 6 mm3 / sの式 ·· S i {OS i ( C H3) 3 } , により ¾されるへキサメチル— 3, 3—ビス { (トリメチルシリル ) ォキシ } トリ 'ンロキサン (M4 Q) ; ならびに式: ( (CH3) z S i O) i { C H3 S ί (O S i (CHa) 3) 0} により崁されるペンタメチル { (トリメチルシ リル) ォキシ } シクロ トリシロキサン (MDaT) が举げられる。 この内、 特に環 状 5 体ジメチルポリシロキサンであるデカメチルシク ペンタシロキサン (D5
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) との組み合わせが好ましい。
[ 0 0 2 6 ] 本発明の化粧料では、 上記のゲル化剤と共に、 オルガノポリシロキ サンエラストマ一球状粉体を組み合わせて使用することが好ましい。 オルガノポリ シロキサン ラストマ一球状粉体(またはシリコーン ラストマ一と呼ばれている場 合もある)'としては例えぱ、 特開平 2— 2 4 3 6 1 2号公報、 特開平 8 — 1 2 5 4 5 号公報、 特開平 8 — 1 2 5 4 6.号公報、 特開平 8 — 1 2 5 2 4号公報、 特開平 9一 2 4 1 5 1 1号公報、 特開平 1 0— 3 6 2 1 9号公報、 特開平 1 1一 1 9 3 3 3 1 号公報、 特開 2 0 0 0 — 2 8 1 5 2 3号公報等に記敬されているものが举げられ、 具体的には東レ -ダウコー ング ' シリ ーン社から ¾充されている ト レフィル E シリーズなどが該当する。 また、 これらの粉体はさらに ¾面処理がされていてもい なくても梆わず、 表面処理の例としては、 例えばメチルハイ ドロジェンポリシ キ サン、 シリ コーンレジン、 金属石酸、 シランカップリング剤、 シリカ、 酸化チ ン などの無機酸化物、 パ一フルォ σアルキルシラン、 パ—フルォロアルキルリン酸ェ ステル塩などのフッ素化合物が挙げられる。 オルガノポリシロキサンエラストマ一 球状粉体は粒子径が 1 0 μ mを超えるものも多く、 肌に固定することが難しかった が、 本発明のゲル化剤と組み合わせて用いることでより安定な塗膜が形成できるメ' リ ッ トがある。 さら 、 これらの粉体は光を散乱させるため、 配合した化粧料はマ ッ ト調となる場合があつたが、 本発明のゲル化剤はその表面を光沢性の膜で被 で きるため、 組み合わせなかった場合と比べていく らかツヤを化粧塗膜に与えること ができる。 木発明の化粧料におけるオルガノポリシ ϋキサンエラス トマ一球状粉体 の配合 ¾としては、 化粧料の質 ¾-に対して 0 . 1〜 3 0 虽%が好ましい a
〔0 0 2 7 ] 本発明の化粧料では、.本発明のゲル化剤に加えてさらに撥水化処理 顔料と組み合わせて使用すること'も好ましい。 撥水化処理顔料の例としては、 通黹 化粧料に使用される顔料を各種の撥水化表面処理剤で処理したものが挙げられ、 例 えばメチルハイ ド Oジ ンポリシ》キサン処理、 シリコーンレジン処理、 シリ ー ンガム処理、 アク リルシリ コーン処理、 フッ素化シリコーン処理などのオルガノシ ロキサン処理、 ステアリン酸亜鉛処理などの金展石酸処理、 シランカップリング剤 処瑶、 アルキルシラン処理などのシラン処瑭、 パ フルォ oアルキルシラン、 パ—
フルォロアルキルリン酸エステル塩、 パ一フルォロポリエーテル処理などのフッ素 化合物処理、 N-ラウ ィル-し-リジン処理などのアミノ酸処理、 スクヮラン処理な どの油剤処理、 アク ル酸アルキル処理などのアクリル処理などが挙げられ、 これ らの 1種以上を組み合わせて使用することが可能である。 また、 顔料としては、 平 均粒子径が; L n m〜 1 0 0 0 n mの範囲にある顔料であれば問題なく、 その形状は 球状、 棒状、 紡錘状、 板状、 不定形状など特に問わない。 顔料の例としては、 無機 粉体、 有機粉体、 界 ®活性剤金厲塩粉体、 有色颜料、 パール顔料、 金滅粉末顔料、 タ一ル色索、 天然色素等があげられ、 具体的には、 無機粉体と'しては、 酸化チタン 、 酸化ジルコニウム、 酸化亜鉛、 酸化セリウム、 酸化マグネシウム、 硫酸バリウム 、 硫酸カルシウム、 硫酸マグネシウム、 炭酸カルシウム、 炭酸マグネシウム、 タル ク、 マイ力、 カオリ ン、 セリサイ ト、 白繫每、 合成 g母、 金 ¾母、 紅雲母、 黒雲母 、 リチア蓥母、 .ケィ酸、 無水ケィ酸、 ケィ酸アルミ-ゥム、 ケィ酸マグネシウム、 ケィ酸アルミニウムマグネシウム、 ケィ駿カルシウム、 ケィ酸バリ ウム, ケィ酸ス トロンチウム、 ^ングステン酸金 塩、 ヒ ドロキシァパタイ ト、 バーミキユラィ ト 、 ハイジライ ト、 ベント +イ ト、 モンモリ ロナイ ト、 ヘク トライ ト、 ゼォライ ト、 セラミ ックスパウダー、 ^二リン酸カルシウム、 アルミナ、 水酸化アルミ -ゥム、 窒化ホウ桊、 ¾化ボロン、 シリカ等;有機粉体としては、 ポリアミ ドパウダー、 ポ リエステルパウダー、 ポリ: Λチレンパウダ-"、 ポリプロピレンパウダー、 ポリスチ レンパウダ一、 ポリ ウレタンパウダ一、 ベンゾグアナミ ンパウダ—、 ポリメチノレ ンゾグアナミンパウダー、 ポリテ 卜ラフルォロエチレンパウダー、 ポリメチルメタ ク リ レートパゥダー、 セルロースパゥダー、 シノレクパウダー、 2ナイ ンゃ 6ナ ィ ン等のナイ C3ンパウダ一、 ポリアク リルパウダー、 ポリアク リルエラス トマ一 、 スチレン ' ァク'リ.ル酸共重合体、 ジビ ルベンゼン - スチレン共重合体、 ビュル 樹脂、 尿桊榭脂、 フエノール樹脂、 フッ素樹脂、 ケィ泰樹脂、 アク リル榭脂、 メラ ミン榭脂、 エポキシ樹脂、 ポリ力一ポネィ ト榭脂、 微結晶繊維粉体、 デンプン末、 ラウロイルリジン等;界面活性剂金属 粉体 (金風石鹼) としては、 ステアリン酸 ¾鉛、 ステアリ ン酸アルミ ゥム、 ステアリ ン酸カルシウム、 ステアリン酸マグネ シゥム、 ミ リスチン酸 鉛、 ミ リスチン酸マグネシウム、 セチルリ ン酸亜鉛、 セチ ルリン酸カルシウム、 セチルリン酸亜鉛ナトリウム等;有色顔料としては、 酸化鉄 、 水酸化鉄、 チタン酸鉄の無機赤色颜料、 γ—酸化鉄等の無機褐色系顔料、 黄酸化
鉄、 黄土等の無機 ¾色系顔料、 ^酸化鉄、 カーボンブラック等の無機黒色顔料、 マ ンガンバイオレシ ト、 バルトバイオレッ ト等の無機紫色顔料、 水酸化クロム、 酸 化ク》ム、 酸化 バルト、 チタン酸コバルト等の無機緑色顔料、 鉗靑、 群音等の無 機靑色系顔料、 タール系色索をレーキ化したもの、 天然色桊をレーキ化したもの、 及びこれらの粉体を複合化した合成樹脂粉体等;パール鋭料としては、 酸化チタン 被筏雲母、 酸化チタン被^マイ力、' ォキシ塩化ビスマス、 酸化チタン被覆ォキシ塩 化ビスマス、 酸化チタン被筏タルク、 魚鱗箔、 酸化チタン被 着色雲母、 酸化チタ ン '酸化鉄被筏マイ力等;金 粉末顏料としては、 アルミ ゥムパウダー、 カッパ 一パウダー、 ステンレスパウダー锌; タール色素としては、 赤色 3号、 赤色 1 0 4 号、 赤色 1 0 6号、 赤色 2 0 1号、 赤色 2 0 2号、 赤色 2 0 4号、 赤色 2 0 5号、 赤色 2 2 0 、 赤色 2 2 6号、 赤色 2 2 7号、 赤色 2 2 8号、 赤色 2 3 0号、 赤色 4 0 1 5\ 赤色 5 0 5号、 黄色 4号、 ¾色 5 ·、 黄色 2 0 2号、 黄色 2 0 3号、 货 色 2 0 4号、 黄色 4 0 1号、 靑色 1 '、 音色 2号、 #色 2 0 1号、 青色 4 0 4号、 緑色 3号、 色 2 0 !_号、 緑色 2 0 4号、 緑色 2 0 5号、 橙色 2 0 1号、 橙色 2 0 3号、 橙色 2 0 4号、 橙色 2 0 6号、 橙色 2 0 7号等;天然色桊としては、 カルミ ン酸、 ラッカイン酸、 カルサミン、 プラジリン、 クロシン等から選ばれる顔料が挙 げられる。 本発明のゲル化剤は、 これら撥水性顔料が移動してよれることを防止す る効果があり、 その結果、 化粧持ち、 化粧の持統性を向上することができる。 また 、 本発明のゲル化剤は各種の油剤だけでなく、 皮脂も吸い込むことが可能であるた め、 化粧枓の耐皮脂性を向 Jr.させることも可能である。
[ 0 0 2 8 ] 本 ¾明の化粧料では、 本発明のゲル化剤と共に、 さらに界面活性剤 として、 側鋭および/または末端にアルキルおよび またはシリコーン変性されて いてもいなくても良い、 ポリオキシアルキレン変性シリコーン、 ポリグリセリル変 性シリ コーン、 グリセリル変性シリコーン、 糖変性シリコーンを配合することが好 ましい a これらの変性シリ コ一ンはノ オン型の界面活性剤に分類されるが、 木発 明のゲル化剤と阇じシリ 3—ン背格を持っため、 組み合わせて用いることで化粧料 の安定性がより向上できるメリ シ 卜がある。 [ 0 0 2 9 ] 木 ¾明の化粧料の内、 特に毛 化粧料においては、 本発明のゲル化
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剤を使用することで、 毛髮¾面および内部の水分保持が可能となる一方で、 毛髮の カール保持性も高く、 相克する性能を両立できる特徴がある。 また、 ツヤ感、 感触 にも傻れており、 特に好適に用いることができる。 [0030] 本発明の化粧料では、 上 IBの备成分以外に、 通常化粧料で使用され る各種の成分を含むことが可能である。 これらの成分'としては、 例えば油剤、 フ ツ 索化合物、 樹脂、 界面活忱剤、 粘剤、 防腐剤、 香料、 保湿剤、 生理活性成分、 塩類 、 溶媒、 酸化防止剤、 キレート剤、 中和剤、, PH調整剤、 昆虫忌避剤等の成分が挙 げられる。
[00 3 1 ] 本 ¾明の化粧科の剤型としては、 《—シヨン、 二屑状、 多屑状、 油 中水型; ¾マルシヨン、 水中油型 マルシヨン、 スプレー、 エアゾール、 ク リームな ど任意の剤型を使用することができる。 本発明の化粧料の容器としては、 ジャー、 ポンプ、 チューブ、 ボトルなどが拳げられるが、 チューブは通常シリコーン系製剤 では k 分離が起きやすい傾向があり、 本化粧料の優れた安定性を見るには適した容 器である。
〔実施例]
[00 3 2 ] 以下、 実施例によって木 明を^細に説明するが、 本? S明はこれら により限定きれるものではない。 実施例中、 Meはメチル基を表す。 ゲル状物の粘 弹性および針人度は下 ¾の方法に従って測定した。
o粘弹性 ·
動的粘弾性試験装笸 [レオメ トリ ック社製ダイナミックアナライザ一 RDA— 7 00] を用いて、 ゲル状物の貯蔵弾性率 G' (P a) をス トレイン (%) の杂件を 変えて測定した。 測 ¾条件は以下の通りであった。
サンプルの E径: 25 mm
サンプル^ : i mm
O針入度
ゲル状物の針入度 (mm) を、 針入度計 〔離合社 No. 474、 3 4コ一ン 使用] を用いて測定した。
〔実施例 1 ]
[003 3]
平均構造式
[化 5]
で表されるジメチルシロキサン ' メチル (アミノプ crピル) シ αキサン ポリマー 5 g (NH 2S; 2. 5 2 ミ リモル) と無水コハク酸ひ. 2 5 g ( 2. 5 2ミ リ乇 ル) をエタノール 5 g中で混合して、 30〜3 5°Cで 2時間 ί¾ί した。 赤外吸光 (
I R) 分折の 巣、 カルボン酸無水物の特性吸収は消失していた。 次いでこれに、 2— ミノエタノ―ル 0. I 5 g (2. 5 2ミ リモル)を添加して、 70¾で 1時間 加熱した。 次いで、 デカメチルシク口ペンタシロキサン 20 gを投入してエタノー ルを加熱減圧留去して、 平均構造式:
[化 6]
で示される、 カルボキシァミ ド S中のカルボキシル基がアミノエタノ—ル中のァミ ノ基との塩となった有機変性オルガノポリシロキサン、 すなわち、 カルボキシアミ ド基のアミノエタノール塩構造含有オルガノボリシ ΰキサンとデカメチルシクロぺ ンタシ》キサンの^合溶液を調製した。 該浪合溶液中、 上記オルガノポリシロキサ ン娥度は 20赏 。/。であった。 この混合溶液を冷却したところ、 室温 (25 ) で
完全に透明なゲル状物が得られた。 このゲル状物は室温で 3ヶ月経過後も透明なゲ ル状を維持しており、 安定性が良好であった。
[実施例 2 ]
[00 34]
平均構造式:
[化 7]
で表されるジメチルシロキサン · メチル (ァミノプロピル) シロキサンコポリマー 5 g (NH2基: 2. 5 2ミ リモル) に 0. 0 6 4 g (0. 6 3 ミ リモル)の無氷酢 酸を投入して窒素気流下に 1 30でで加熱し、 ァミノ基の一部をァセチル化した。 これを室温まで冷却した後、 0. 1 26 g (l . 2 6ミ リモル)の無水コハク酸と 5グ ラムのエタノールを投入して 30〜40°Cで 2時間加熱攪拌した。 赤外吸光 ( I R) 分 折の結果、 カルボン酸無水物の特性吸収は消失していた。 次いで、 2—アミノエタ ノール 08 g (l . 26ミ リモル)を添加して、 70°Cで 2時間加熱攪拌した。 次 いで、 20 gのデカメチルシク口ペンタシロキサンを投入してエタノールを加熱減 圧留去し、 平均構造式:
[化 8]
で示される、 カルボキシアミ ド基中のカルボキシル基がアミノエタノ一ル中のァ
差替え i¾紙 M2e
ノ基との塩となった有機変性オルガノポリシ αキサン、 すなわち、 カルボキシアミ ド基のアミノエタノール塩梆造含有オルガノポリシ αキサンとデカメチルシクロぺ ンタシロキサンの混合溶液を得た。 該混合溶液中、'上記オルガノポリシロキサン瀘 度は 2 0質!:%であった。 この混合溶液を冷却したところ、 室温 ( 2 5 ¾ ) で完全 に透明なゲル状物が得られた。 このゲル状物の粘弾性を表 2に示した。 また、 この ゲル状物にさらにデカメチルシク口ペンタシロキサンを添加して、 上記オルガノポ リシ口キサン漉度が 1 0質¾%である泡合溶液を調製したところ、 ^体に近い柔ら かいゲル状物が得られた。 これらのゲル状物は室温で 3ヶ月経過後もゲル状を維持 しており、 安定性が良好であった。
[実施例 3〜 7 ]
[ 0 0 3 5 ] ま-施例 2において、 2—アミノエタノールの代わりに表 1に示した ァミノアルコール類を同モル数 ( 1 . 2 6 ミ リモル) 使用しだ以外は実施例 2と同 様にして、 下記平均構造式で示される、 カルボキシアミ ド基中のカルボキシル基が アミノアルコ一ル中のァミノ基との塩となった有機変性オルガノポリシ キサン、 すなわち、 カルボキシアミ ド基のァミノアルコール塩構造含有オルガノポリシ キ サンとデカメチルシク口ペンタシロキサンの混合溶液を得た。 それらの 2 5 ¾にお ける性状を ¾ 1 に示した。 得られ fcゲル状物は全て室温で 3ヶ月経過後もゲル状を 維持しており、 安定性が良好であった。 平均構造式: 〔化 9 ] に得られたカルボキ 、ンアミ ド Sのァミノアルコール塩梆造含有オルガノボリシロキサンの構造式を示し た。 また、 [化 9 ] における Xの構造式を表 1にそれぞれ示し'た。
[0 0 3 6 ]
1 ]
差替え搿紙 則 2^
[ 0 0 3 7 ]
平均構造式
[化 9 ]
(式中、 A cは一 C O C H 3である。 :表1を参照。 )
[実施例 8 ]
[ 0 0 3 8 ] 実施例 1において、 無水コハク酸と 2—アミノエタノールの配合量 を 1 / 2にした以外は実施例 1 と同様にして、 平均構造式:
[化 1 0 ]
で示される、 カルボキシアミ ド基中のカルボキシル基がアミノエタノール中のアミ ノ基との塩となった有機変性オルガノポリ,シロキサン、 すなわち、 カルボキシアミ ド基のアミノエタノール塩構造含有オルガノポリシロキサンとデカメチルシクロぺ ンタシロキサンの混合溶液を得た。 該混合溶液中、 上記オルガノポリシロキサン濃 度は 2 0質量%であつ,た。 この混合溶液を冷却したところ、 室温 (2 5 °C) で完全 に透明なゲル状物が得られた。 このゲル状物にさらにデカメチルシク口ペンタシロ キサンを添加して、 上記オルガノポリシロキサン濃度が 1 0質量 °/0であるデカメチ ルシク口ペンタシロキサン溶液を調製したところ、 液体に近い柔らかいゲルが得ら れた。 これらのゲルは室温で 3ヶ月経過後もゲル状を維持しており、 安定性が良好
差替え
であった。
[実施例 9 ]
[003 9 ]
平均構造式:
[化 1 1 ]
で表されるジメチルシロキサン · メチル (アミノエチルアミノプロピル) シロキサ ンコポリマー 5 g (NH2基と NH基の合計 : 1. 5 7ミ リモル) と無水コハク 酸 0. 1 6 g (1. 5 7ミ リモル) をエタノール 5 g中で混合して、 30〜3 5°Cで 2時間攪拌した。 I R分析の結果、 カルボン酸無水物の特性吸収は消失して いた。 次いでこれに、 2—アミノー 2—メチル一1, 3—プロパンジォ一ノレ 0. 1 7 g (1. 5 7ミ リモル)を添加して、 70°Cで 1時間加熱撹拌した。 次いでデカメチ ルシクロペンタシロキサン 2 0 gを投入して、 エタノールを加熱減圧留去し、 平 均構造式:
差替え搿紙(規則 2
[化 1 2 ]
で示される、 カルボキシアミ ド基中のカルボキシル基が 2—アミノー 2—メチル一1, 3—プロパンジオール中のァミノ基との塩となった有機変性オルガノポリシロキサン 、 すなわち、 カルボキシアミ ド基の 2—アミノー 2—メチル一1, 3—プロパンジォー ル塩構造含有オルガノポリシロキサンとデカメチルシクロペンタシロキサンの混合 溶液を得た。 該混合溶液中、 上記オルガノポリシロキサン濃度は 2 0質量。/。であつ た。 この混合溶液を冷却したところ、 室温 (2 5 °C ) ;!?完全に透明なゲル状物が得 られた。 このゲル状物の粘弾性を表 2に示した。 またこのゲル状物の針入度は 7 . 4 m mであった。 このゲル状物にさらにデカメチルシク口ペンタシロキサンを添加 して、 上記オルガノポリシロキサン濃度が 1 0質量%である混合溶液を調製したと ころ、 2 0質量%溶液と同様に完全に透明なゲルが得られた。 これらのゲルは室温 で 3ヶ月経過後も透明なゲル状を維持しており、 安定性が良好であった。
え用紙 (規則 26)
[実施例 10 ]
[0040]
平均構造式:
[化 1 3]
で表されるジメチルシロキサン · メチル (ァミノェチルァミノプロピル) シロキサ ンコポリマー 5 g (NH2基おょぴ NH基の合計 : 2. 8 1 ミ リモル) と無水コ ハク酸 0. 28 g (2. 8 1 ミ リモル) をエタノール 5 g中で混合して、 3 0 〜 3 5°Cで 2時間攪拌した。 I R分析の結果、 カルボン酸無水物の特性吸収は消失 していた。 次いでこれに、 2—ァミノ一 2—メチル一1, 3—プロパンジオール 0. 30 g (2. 8 1 ミ リモル)を添加して、 70°Cで 1時間加熱撹拌した。 次いで、 デ 力メチルシク口ペンタシロキサン 20 gを投入してェタノールを加熱減圧留去し 、 平均構造式:
[化 14]
差替え兩鈉(規則
で示される、 カルボキシアミ ド基中のカルボキシル基が 2—ァミノ一 2—メチルー 1, 3—プロパンジオール中のアミノ基との塩となった有機変性オルガノポリシロキサン 、 すなわち、 カルボキシアミ ド基の 2—ァミノ一 2—メチルー 1, 3—プロパンジォー ル塩構造含有オルガノポリシロキサンとデカメチルシク口ペンタシロキサンの混合 溶液を得た。 該混合溶液中、 上記オルガノポリシロキサン濃度は 20質量%であつ た。 この混合溶液を冷却したところ、 室温 (2 5°C) で完全に透明なゲル状物が得 られた。 このゲル状物の粘弾性を表 2に示した。 またこのゲル状物の針入度は 5. 6mmであった。 このゲル状物にさらにデカメチルシク口ペンタシロキサンを添加 して、 上記オルガノポリシロキサン濃度が 1 0質量%である混合溶液を調製したと ころ、 20質量%溶液と同様に完全に透 なゲルが得られた。 これらのゲルは室温 で 3ヶ月経過後も透明なゲル状を維持しており、 安定性が良好であった。
[実施例 1 1 ]
[0 04 1 ] 平均構造式 : [化 1 3] で表されるジメチルシロキサン · メチル ( アミノエチルァミノプロピル) シロキサンコポリマー 3 50 g (NH2基および NH基の合計 : 1 9 7. 1 ミ リモル) と無水コハク酸 1 9. 6 g (1 9 6 ミ リモ ル) をエタノール 2 1 0 g中で混合して、 30〜3 5°Cで 2. 5時間攪拌した。 I R分析の結果、 カルボン酸無水物の特性吸収は消失していた。 エタノールを加熱 減圧留去し、 平均構造式:
[化 1 5 ]
なるカルボキシァミ ド基変性ポリシロキサンを得た。 このポリシロキサン 1 5 g
(NH2¾および 基の合計: 7. 9 5 ミ リモル) 、 デカメチルシクロペンタシ ロキサン 8 5 g、 2—アミノー 2-メチルー 1, 3—プロパンジオール 0. 8 2 g ( 7. Sミリモル) を添加して、 8 O ;で均一になるまで加熱攛拌して、
[化] 4] で示される、 力/レポキシアミ ド基中のカルボキシル基が 2—アミノー 2— メチル一 1, 3—プロパンジオール中のアミノ基との ¾となった有機変性オルガノポ リシ αキサン、 すなわち、 カルボキシアミ ド基の 2—アミノー 2—メチルー 1, 3—プ οパンジオール塩構造含有オルガノポリシ σキサンとデカメチルシク口ペンタシ α キサンの ¾合溶液を得た„ 該混合溶液中、 上記オルガノポリシロキサン濃度は 1 5 質姓%であった。 この混合溶液を冷却したところ、 室温 ( 2 5^) で透明なゲル状 物が得られた。
[実施例 1 2 ]
[0 042] 実施例 1 1において、 2—アミノー 2—メチル一1, 3—プロパンジォ —ル 0. 8 2 g ( 7. 8 ミ リモル) を水 0— 3 3 gに溶解した 7 1重 S%飽和 水溶液として添加する以外は実施例 1 I と同搽にして、 [化 1 4] で示される、 力 ルポキシアミ ド¾中めカルボキシル某が 2—ァミノ一 2—メチルー 1, 3—プロパンジ オール中のアミノ基との塩となった,有機変性オルガノポリシ πキサン、 すなわち、 カルボキシアミ ド基の 2—ァミノ一 2—メチル—1, 3—プ Qパンジオール塩構造含有 オルガノポリシ tiキサンとデカメチ<レシク口ペンタシロキサンの混合溶液を得た。 該混合溶液中、 記オルガノポリシ αキサン漉度は 1 5f ft%であった。 この混合 溶液を冷却したところ、 室温 ( 2 5¾) で透明なゲル状物が得られた。
[実施例 1 3 ]
[0043]
平均構造式:
[化 1 6]
で示されるジメチルシロキサン · メチル (ァミノェチルァミノプロピル) シロキサ ンコポリマー 5 g (NH
2基おょぴ NH基の合計 : 2. 9 7ミ リモル) と無水コ ノヽク酸 0. 3 0 g (2. 9 7ミ リモル) をエタノール 5 g中で混合して、 30〜 3 5 °Cで 2時間攪拌した。 I R分析の結果、 カルボン酸無水物の特性吸収は消失し ていた。 次いでこれに、 2—ァミノ一 2—メチル一1, 3—プロパンジオール 0. 3 1 g (2. 9 7 ミ リモル)を添加して、 70°Cで 1時間加熱撹拌した。 次いで、 デカ メチルシク口ペンタシロキサン 20 gを投入してからエタノールを加熱減圧留去 し、 平均構造式:
[化 1 7 ]
え用紙(規則 26)
で示される、 カルボキシアミ ド基中のカルボキシル基が 2—ァミノ一 2—メチル一1 , 3—プロパンジオール中のァミノ基との塩となった有機変性オルガノポリシロキサン 、 すなわち、 カルボキシアミ ド基の 2—アミノー 2—メチル一1 , 3—プロパンジォー ル塩構造含有オルガノポリシロキサンとデカメチルシク口ペンタシロキサンの混合 溶液を得た。 該混合溶液中、 上記オルガノポリシロキサン濃度は 2 0質量%であつ た。 この混合溶液を冷却したところ、 室温 ( 2 5 °C ) で完全に透明なゲル状物が得 られた。 このゲル状物の粘弾性を図 1に示した。 またこのゲル状物の針入度は 6 . 3 m mであった。 このゲル状物にさらにデカメチルシク口ペンタシロキサンを添加 して、 上記オルガノポリシロキサン濃度が 1 0寳量%である混合溶液を調製したと ころ、 2 0質量。 /0溶液と同様に完全に透明なゲルが得られた。 これらのゲルは室温 で 3ヶ月経過後も透明なゲル状を維持しており、 安定性が良好であった。
[実施例 1 4 ]
[ 0 0 4 4 ] 実施例 9において、 無水コハク酸の代わりに同モル数 ( 1 . 5 7 ミ リモル) の無水マレイン酸を使用した以外は実施例 9と同様にして、 平均構造式: [化 1 8 ]
で表される、 カルボキシアミ ド基中のカルボキシル基が 2—アミノー 2—メチル一1 , 3—プロパンジオール中のァミノ基との塩となった有機変性オルガノポリシロキサン 、 すなわちカルボキシアミ ド基の 2—ァミノ一 2—メチルー 1 , 3—プロパンジオール 塩構造含有オルガノポリシロキサンとデカメチルシク口ペンタシロキサンの混合溶
波を得た。 該癍合溶液中、 上記オルガノポリシ αキサン漉度は 20弒¾%であった 。 この混合溶液を冷却したところ、 案 ¾1 (2 5¾) で白淘したゲル状物が得られた 。 このゲル状物は室温で 3ヶ月経過後もゲル状を維持しており、 安定性が良好であ
[実施例 1 5 ]
[0045] 実施例 9で得られたカルポキシアミ ド基の 2—アミノ一2—メチルー 1, 3—プ tzパンジオール塩構造含有オルガノポリシロキサン 1 5質: S部、 デカメチ ルシクロペンタシ Hキサン 6 5 CS部、 スクヮラン 20質虽部を混合し、 8 0 に 加熱して溶解した。 得られた反応溶液を室温 (2 5¾) まで冷却したところ、 透明 なゲル状物が得られた。 このゲル状物は室温で 3ヶ月経過後も透明なゲル状を維持 ' しており、 安定性が良好であった。
[実施例 1 6 ]
[0046】 実施例 9で得られたカルボキシアミ ド基の 2—アミノー 2—メチルー 1, 3—プ&パンジオール塩構造含有オルガノポリシ キサン 1 5質; ¾部、 デカメチ ルシクロペンタシロキサン 64. 9贾 S部、 人 X皮脂 (ォレイン酸トリグリセライ ド : ォレイン酸: スクァラン = 60¾S%: 20 W % 20質 %の混合物) 2 0蜇 f:邡、 2—アミノー 2—メチルー 1, 3—プ パンジオール 0. 1 5弒珐部を混合 し、 80¾に加熱して溶解した。 得られた反応溶液を室温 ( 2 S !) まで冷却した ところ、 白濁したゲル状物が得られた。 このゲル状物は室温で 3ヶ月綞過後もゲル 状を維持しており、 安定性が良好であった。
[実施例 1 7〜 2 1 ]
[0047] 実施例 1 0で合成したカルボキシアミ ド基の 2—プミノー 2—メチル 一 1. 3—プロパンジォ一ル塩構造含有オルガノポリシ nキサ 1 5質 S部、 表 3に 示した非極性液体有機化合物 20質 S部、 デカメチルシクロペンタン口キサン 6 5 弒 部を混仓して加熱攒拌し、 均一な混合溶液を調製した。 この混合溶液を室温 ( 25 ) まで冷却したところ、 いずれもゲル状物が得られた。 このゲル状物の外観 を表 3に示した。
[0048]
[表 2]
注 1 : 日本油脂 (株)製 Ζ商品名パールリーム 6
[比較例 1 ]
[0049]
平均構造式:
[化 1 9 ]
で表されるジメチルシロキサン · メチル (ァミノプロピル) シロキサンコポリマー 5 g (NH
2基 : 2. 5 2ミ リモル) と無水コハク酸 0. 2 5 g (2. 5 2ミ リモル) をエタノール 5 g中で混合して、 3 0〜 3 5 °Cで 2時間攪拌した。 I R 分析の結果、 カルボン酸無水物の特性吸収が消失していたので反応を終了し、 20 gのデカメチルシク口ペンタシロキサンを投入した。 次いでエタノールを加熱減圧 留去したところ、 低粘度の液体が得られた。 この液体は、 平均構造式:
[化 20]
で示されるカルボキシアミ ド変性オルカノポリシロキサンとデカメチルシク口ペン タシロキサンの混合溶液であり、 上記オルガノポリシロキサン濃度は 20質量%で あった。 この混合溶液を室温 (25°C) まで冷却したが液状であり、 ゲル状物は得 られなかった。
[比較例 2 ]
[005 0]
平均構造式
[化 2 1 ]
で表されるジメチルシロキサン . メチル (ァミノプロピル) シロキサンコポリマー 5 g (NH2基: 2. 5 2ミ リモル) と無水コハク酸 0. 2 5 g (2. 5 2ミ リモル) をエタノール 5 g中で混合して、 30〜 3 5 °Cで 2時間攪拌した。 次い で、 ラウリルアミン 0. 47 g (2. 5 2ミ リモル) を投入して、 7 0でで1時 間加熱し、 20 gのデカメチルシクロペンタシロキサンを投入した。 次いでェタノ ールを加熱減圧留去したところ、 粘稠な液体が得られた。 この液体は、 平均構造式
[化 22]
で示されるカルボキシァミ ド基のラゥリルァミン塩構造含有オルガノポリシロキサ ンとデカメチルシクロペンタシロキサンの混合溶液であり、 上記オルガノポリシ口 キサン濃度は 2 0質量%であった。 この混合溶液を室温 (2 5°C) まで冷却したが 液状であり、 ゲル状物は得られなかった。
[比較例 3 ]
[005 1 ]
平均構造式:
差替え用紙(規則 26)
[化 23 ] 、
で表されるジメチルシ°キサ ♦メチル (カルポキシデシル) シ Qキサンコポリマ 一 5 g (CO OH基: 1. 44ミリモル) 、 2—アミノエタノ一ル 0· 09 g ( 1. 44ミ リモル) およびエタノール 5 gを投入して、 70¾で 1時間加熱現拌 した。 次いで、 20 gのデカメチルシクロペンタシロキサンを投入して.、 ェタノ一 ルを加熱減圧留去したところ、 低粘度の液体が得られた。 この液体は、 平均構造式
[化 24]
で示される力ルポキシル基のァミノエタノール塩栴造含有オルガノポリシロキサン とデカメチルシク口ペンタシ ϋキサンの混合溶液であり、 上記オルガノポリシ Gキ サン娥度は 20質]と であった。 この混合溶液を室温 (2 S°C) まで冷却したが液 状であり、 ゲ /レ状物は^られなかった。
[比较例 4 ] '
[005 2] 比較例 3で使用したジメチルシロキサン *メチル (カルボキジデシ ル) シロキサンコポリマー 5 g (CO OH基: 1, 44ミリモル) 、 2—アミノエ タノール 0. 0 9 g (1, 44ミ リモル) およぴキシレン 5 gを投入して、 2 時問加熱共沸脱水をわつてアミ ド化した。 冷却後、 20 gのデカメチルシクロペン タシ》キサンを投入してキシレンを加熱 圧留去したところ、 液体が得られた。 こ の液体は、 平均裤造式:
[化 25]
で示きれるァミ ド官能性オルガノポリシロキサンとデカメチルシク口ペンタシロキ サンの混合溶液であり、 上記オルガノポリシロキサン濃度は 20質量%であった。 この混合溶液を室温 (2 5°C) まで冷却したが液状であり、 ゲル状物は得られなか つた。
[比較例 5 ]
[005 3 ]
平均構造式:
[化 26]
で表されるジメチルシロキサン · メチル (アミノエチルアミノプロピル) シロキサ ンコポリマー 5 g (NH2基おょぴ NH基の合計: 2. 8 1 ミ リモル) と無水コ ハク酸 0. 1 4 g ( 1. 4 1 ミ リモル) をエタノール 5 g中で混合して、 30 〜 3 5°Cで 2時間攪拌した。 I R分析の結果、 カルボン酸無水物の特性吸収は消失 していた。 次いでデカメチルシクロペンタシロキサン 2 O gを投入して、 ェタノ —ルを加熱減圧留去し、 平均構造式:
差替え搿紙(規則 2
[化 2 7 ]
で示される双性イオン構造含有オルガノポリシロキサンとデカメチルシク口ペンタ シロキサンの混合溶液を得た。 該混合溶液中、 上記オルガノポリシロキサン濃度は 2 0質量%であった。 この混合溶液を冷却したところ室温 (2 5 °C) で透明な粘稠 液体であり、 実施例 1〜 1 9で得られた全てのゲル状物 (オルガノポリシロキサン 濃度 2 0質量%) に比べて非常に柔らかく、 上記双性イオン構造含有オルガノポリ シロキサンではゲル化性能が不十分であることが判明した。
[実施例 2 2 ]
[ 0 0 5 4 ] 実施例 1 0で合成したカルボキシァミ ド基の 2—ァミノ一2—メチル ー1, 3—プロパンジオール塩構造含有オルガノポリシロキサン、 および比較として 側鎖ポリオキシエチレン変性ポリジメチルシロキサン (ポリオキシエチレン基含有 率 6 4 w t % ) 、 ポリエチレングリコール (分子量 1 1 0 0 0 ) について、 保湿 性の試験を行なった。 試験方法は以下の通りである。
直径 6 0 m mのアルミ平底皿に試料約 1 gを秤量したのち、 1 0 5 °Cのオーブン中 で 3時間乾燥させる。 その後 6 0 °C/ 9 0 % R Hの恒温高湿槽内に 4 0時間静置し 、 十分に吸湿した状態の試料質量を精評する。 試料を 2 0で 7 0 % RHの状態に静 置し、 一定時間毎に質量を精評することにより、 水分の蒸散量を求めた。 結果を、 図 2に示す。
実施例 Xの合成物からの水分蒸散速度は、 比較例として用いた側鎖ポリオキシェチ
差替え搿紙(規則 2
レン変性ポリジメチ /レシロキサンの 4分の 1、 ポリエチレングリコール (分子: &1 1 000 ) の 8'分の 1であることが分かった。 このことから、 肌上の水分の保持に 有用であることが分かった。 [実施例 23 ]
[0 0.5 5] 実施例 1 0で合成したカルボキシアミ ド基の 2—アミノー 2—メチル • -1, 3—ブロパンジオール塩梆造含有オルガノポリシ キサン、 および比較として 架橘型シリコ一ンエラス トマ一 (化粧品成分の表示名称: ジメチコンクロスポリマ 一) 、 シリコ一ン榭脂 (同 : 卜リメチルシ tzキシシリケ一ト) について、 ¾鬚の力 —ル保持性の試験を行なった。 試験方法は以下の通りである。 '
長さ約 27 c m、 重さ約 2 gの、 アジア人の無処瑰毛髮束を、 シリ コーンを含有し ないシャンプーで洗浄し充分にすすいだ後、 タオルで余分な水を取ったあと、 u 条件下で吊るした状態で 1 S夜 S然乾燥させたものを試験体とする。
各試料を有効成分漉度 2 w t %になるようにへキサメチルジシ口キサンに溶解させ たものに試験体を浸瘐した後、 余分な溶液を指でしごき敢る。 直径約 1 5mmのガ ラス管に試験体を隙間のないように卷きつけ、 端 ¾をクリ ップにて固定する。 1 0 5°Cオーブン内に立てた状態で 30分間乾煉きせる。 試験体をガラス管からはずし 、 吊るした状嗨で実験室内条件 (22で 60%1¾^ で凝生後、 毛髮束の上下両 端部間の長さを測定する (カール初期長 L (0) ) 。 3 0¾ 80 %RHの恒温商 ¾ή榑内に吊るして、 ー 時 1¾] ( t) 毎に試験体長を測定測定する (カール長 L ( t • ) ) 0
以下の計算式によって求められる'値をカール保持率とする。
カール保持率 (%) = { ( 27— L ( t ) ) ノ (27— L (0) ) } X 100 結果を図 3に示すが、 実施例 1 0の合成物は、 ブランク、 架橘型オルガノポリシ口 キサン、 トリメチルシロキシシリケー卜に較べ、 力一ル保持率に便れることが分か つた。
[ 翻 24 ]
[005 6 ] 実施例 2 1の轼験後の試験体に櫛をかけ、 ツヤ、 感触、 毛楚束の広 がり A合をパネラー 1 0名による官能試験により評価した ώ
4J
結果を 表 3に示すが、 実施例 1 0の合成物はツヤ、 しっとり感、 毛髮柬のまとま り (フライアウェイが少ない) という点で、 傻れた効 ¾を示した。
[ 0 0 5 7 ] ¾ 3
[実施例 2 5 ]
[ 0 0 5 8 ] 実施例 2で作成したゲル状組成物を用い、 表 4の組成と製造方法に 基づいてサンスク リ一ン剤を作成した。 オルガノポリシロキサンエラス トマ一球状 粉体は、束レ ' ダウコ— -ング■ シ! コ一ン社製トレフィル £— 5 0 8をカッターミ ルで粉砕して用いた。 尚、 表中の単位は燹¾%である。
[¾ 4 ]
成 分 配合
ゲル状組成物(実施例 2) 4 0
パラメ トキシケィ 酸ォクチル 8
シリコーン処理超微粒子酸化チタン 0 - 5
シリコーン処理超微粒子酸化亜鉛 1 6
オルガノポリシロキサンエラス トマ一球状粉体' 2
メチルフ≠ ルポリシ キサン 6
ェチノレアルコール 1 0
ジプロピレングリ ゴ一ル 6
¾状 体シリ コーン 残部
〇製造方法
各成分をディスパ— (特殊機化工業社製. TKホモディスパー) を用いて混合し、 チューブ容器に充祺して製品とした。
本製品をパネラー 1 0名で使用感の評価を- 5¾施したところ、 塗布感がリ ツチで優れ ており、 紫外線防御効果にも傻れていた。 また、 製剤の経時安定性は傻れており、 顔料の凝集などの現象は認められなかった。
[実施例 26]
[0 0 5 9] 実施例 1 0で作成したゲル状物を用い、 S 5の組成と製造方法に基づ いてファンデ一ションを製造した。 オルガノポリシ Gキサンエラス トマ一球状粉体 は実施例 25と同じものを使用した。
[¾5]
成 分 配合!:
成分 A
ゲル状物 (実施例 1 0) . 2
摄状 5S体シリ 3—ン (D 5 ) 残 S
メチルフエ ルポリシ Bキサン 5
架擺型オルガノボリシ αキサン 1 0
トリメチルシロキシケィ酸 0. 2
ポリエーテル変性シリ ーン 0. 5
成分 Β
オルガノポリシロキサンエラス トマ—球状粉体 1 0
ィソノナン酸ィンノニル 1 0
ォクチルシリアゾン 5
1, 3—ブチレングリコール 1 0
成分 c
有機チタネート処理酸化チタン 6
有機チタネート処理酸化鉄 (イエロ一、 ベンガラ、 鉄黒) 1
Ν-ラウ trィル一 L—リジン処理微粉末セル口一ス 0. 5
. 成分 D
エタノ一ノレ 1 1
香料 適 s
防腐剤 適珐
〇製造方法
成分 A、 Cをそれぞれミキサ一で良く混合した。 成分 Aに成分 B、 成分 Cを加え た後、 ペイントシ.ェ一カーを用いて粉砕を行った。 粉砕後、 成分 Dを加え、 良く浪 合した後、 容器に充填して製品とした。
このファンデーションはコクと リ シチ感のある独特の慼舳を有し、 安定性にも傻 れていた。 また、 塗布外観はマ、 ト調の外観を示した。 1 0名のパネラーで試験し たところ、 化粧崩れがしにくく、 キメが目立ちにくい特性を有していた。