WO2005053298A1

WO2005053298A1 - 通信制御装置及び方法

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Publication number: WO2005053298A1
Application number: PCT/JP2004/017690
Authority: WO
Inventors: Junichi Hirai; Keiji Sugiyama; Masashi Takemura
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
Priority date: 2003-11-27
Filing date: 2004-11-29
Publication date: 2005-06-09
Also published as: CN1868204A; EP1689157A1; JPWO2005053298A1; EP1689157A4; US20070005724A1

Abstract

　離れた場所でコミュニケーションをしている者同士が、それぞれの通信装置同士を簡単に接続できる。例えばＩＰ電話端末ａ１のユーザＡが、ＩＰ電話端末ｂ１で通話中のユーザＢに静止画像を送信したい場合がある。その場合、静止画像を受信できるユーザＢの通信装置、例えばＦＡＸのＦＡＸ番号を、ＩＰ電話端末ａ１がＩＰ電話端末ｂ１から取得する。ＩＰ電話端末ａ１は、例えば家庭内ＬＡＮで接続されているＦＡＸ−ａ２に、取得したＦＡＸ番号を送信する。これを受信したＦＡＸ−ａ２は、受信したＦＡＸ番号に発呼する。つまり、通信制御装置を搭載したＩＰ電話端末ａ１は、第３通信機能に必要な通信アドレスを通話中に取得し、これを第２通信機能により通信装置ａ２に通知する。

Description

明細書

通信制御装置及び方法

技術分野

[0001] 本発明は、インターネット等のネットワークを用いて、利用者に遠隔コミュニケーション機能を提供するための通信装置および通信システムに関する。

背景技術

[0002] 近年、テレビやデジタルカメラ、カーナビゲーシヨン装置等、身近な家電機器へのィンターネット等を利用した通信機能の搭載が進んでいる。今後、身近にある多くの家電機器にインターネット等を利用した通信機能が搭載され、指定した相手の機器との間で手軽に画像、音声、文字等の様々なデータを送受信できるようになると考えられる。例えば、手持ちのデジタルカメラ等で撮影した画像を、インターネット等を通じて、所望の相手のテレビや携帯電話、カーナビ等の機器に送信して表示させたり、相手のプリンタに送信して印刷させたりすることが可能になると考えられる。

[0003] インターネット等のネットワークを用いて、ある機器と相手の機器との間でデータを送受信しょうとする場合、ネットワーク上で相手の機器を特定するアドレスを指定する必要がある。インターネットの場合、機器を特定するアドレスとして、例えば、「192. 1 68. 0. 1」のような形式の IPアドレスと呼ばれる数字の組や、「hostname@ domain name. co. jp」といった形式のドメイン名、ホスト名と呼ばれる文字列を用いることが多い。しかし、一般的に家電機器は、パーソナルコンピュータのキーボードのような文字入力に適した入力インターフェースは備えて、な、ことが多ぐアドレスの指定操作がユーザにとって非常に面倒である場合が多い。

[0004] このような、アドレス指定操作の面倒さを解消し、手軽に機器同士を接続できるようにする方法として、例えば、特許文献 1では、まず、アドレスなしに接続を確立することができる赤外線通信や近距離無線データ通信のような通信手段を使って相手の機器のアドレスを取得する方法が開示されている。同公報に記載の制御方法によれば、利用者はコンビ-エンスストア等に設置されたプリンタに、携帯電話等から電子メールを用いて印刷指示を出す際、プリンタの前でボタンを押すだけで赤外線通信等の手段で当該プリンタのメールアドレスを取得できるため、携帯電話で面倒なアドレス入力操作をすることなぐプリンタに印刷指示のための電子メールを送信することが可能となる。しかしながら、同公報に記載の制御方法の場合、まず、接続する機器同士を赤外線通信や近距離無線データ通信等が可能になる距離まで接近させる必要がある。

特許文献 1 :特開 2002— 132477号公報一般的に、遠隔地の相手とコミュニケーシヨンをする場合、電話を用いた音声通話を行なうことが多い。最近では、パーソナルコンピュータゃ、携帯電話等の機器を用いて、電子メールや、インスタントメッセージといった文字を主体とした手段を用いることも多い。これらの手段を用いて、コミュニケーシヨンをしている最中に、ふと、同じ相手と、さらに別の手段でコミュニケーションを行ないたくなることがよくある。例えば、電話で通話している最中に、新しく買った洋服等に話題が及んだ場合などに、手元のビデオカメラを、相手のテレビに接続して、新しい洋服を着ている自分の映像を見せたいような場合がある。あるいは、電話で通話している最中に、待ち合わせの場所を決めることになり、手元のデジタルカメラを用いて待ち合わせ場所の地図を撮影し、相手の携帯電話等に送信したくなることがある

[0005] しかし、上記のようなことを行なうためには、まず、遠隔地にいる相手の周辺にどのような利用できる機器があるかを把握し、続いて自分の周辺のどの機器を用いて、相手のどの機器に接続するかを決定し、相手の機器のアドレスを調べ、自分の機器に相手の機器のアドレスを入力する必要がある。電話で会話することで、自分と相手の周辺にある機器を教えあって適切な組合せを決定し、その機器のアドレスを教えてもらう方法が考えられる力非常に面倒であるし、アドレスの聞き違い、入力間違いなども発生しやすい。また、相手は遠隔地にいるため、特許文献 1に記載された、赤外線通信や近距離無線データ通信を使って相手の機器のアドレスを取得する方法は適用できない。さらに、自分や相手の周辺に多数の機器がある場合などは、全ての機器の能力を把握し、適切な機器を見つけるのは困難である。

[0006] 本発明は、離れた場所でコミュニケーションをしている者同士がそれぞれの周辺にある適切な機器同士を簡単に接続できるようにすることで、コミュニケーションの機能を手軽に高めることができる技術を提供することを目的とする。

発明の開示

[0007] 前記課題を解決するために、本発明は以下の通信制御装置及び方法を提供する。なお、以下の記載において、通信装置 al, a2, bl, b2の記号は、 4つの異なる装置のそれぞれを区別するために用いて、るだけであり、特定の通信装置に限定したり実施形態中の通信装置 Z通信制御装置に限定する意図で用いているものではない。

[0008] 本発明 1は、通信装置 blと第 1通信機能により通信し、通信装置 a2と第 2通信機能により通信する通信制御装置を提供する。この装置は、以下の構成要件を含んでいる。

，前記通信装置 a2が有する第 3通信機能に関する属性情報を記憶する第 1属性情報記憶手段、

•前記第 1通信機能及び前記第 2通信機能以外の通信機能を有する通信装置による通信の指示をユーザ力受け付ける受付手段、

，前記受付手段が受け付けた指示に基づき、前記第 1属性情報記憶手段に記憶された前記通信装置 a2の属性情報を、前記第 1通信機能により前記通信装置 blに送信する属性情報送信手段、

•前記属性情報送信手段による属性情報の送信後に、前記第 3通信機能を有する通信装置 b2に関し、少なくとも通信アドレスを含む属性情報を、前記通信装置 blから受信する属性情報受信手段、

•前記属性情報受信手段が取得した通信アドレスを、前記第 2通信機能により前記通信装置 a2に通知する第 1属性通知手段。

[0009] 例えば IP電話端末 al (通信制御装置に相当）のユーザ Aが、 IP電話端末 blで通話中 (第 1通信機能)のユーザ Bに静止画像を送信したい場合がある。その場合、静止画像を受信できるユーザ Bの通信装置、例えば FAX (通信装置 b2に相当）の FA X番号 (通信アドレスに相当）を、 IP電話端末 alが IP電話端末 blから取得する。 IP 電話端末 a 1は、例えば家庭内 LAN (第 2通信機能に相当）で接続されて!ヽる FAX ( 通信装置 a2に相当）に、取得した FAX番号を送信する。これを受信した FAX (通信装置 a2)は、受信した FAX番号に発呼する (第 3通信機能)。つまり、通信制御装置を搭載した IP電話端末 alは、第 3通信機能に必要な通信アドレスを通話中に取得し、これを第 2通信機能により通信装置 a2に通知する。このようにして、ユーザは、複数の通信装置を同時に使い、多彩で柔軟なコミュニケーションを行うことができるようになる。

[0010] 本発明 2は、前記発明 1において、前記第 1通信機能及び前記第 2通信機能以外の通信機能に関する属性情報を、前記第 2通信機能を介して少なくとも 1つの通信装置力取得する第 1属性情報取得手段をさらに有する通信制御装置を提供する。この装置において、前記第 1属性情報記憶手段は、前記第 1属性情報取得手段が取得した属性情報を記憶する。

[0011] 第 2通信機能とは、例えば、赤外線通信、ブルートゥース (登録商標）、無線 Z有線 LAN, USBなどである。これらの機能により通信装置そのもの力もその通信装置が有する属性情報を取り込み、第 1属性情報記憶手段に記憶することもできる。もちろん、ユーザ自身により属性情報を設定入力しても構わな、。

[0012] 本発明 3は、前記発明 1において、前記第 1属性情報記憶手段は、複数の通信装置のそれぞれにつ、て、前記第 1通信機能及び前記第 2通信機能以外の通信機能に関する属性情報を記憶している通信制御装置を提供する。この装置は、前記属性情報に基づ!、て、前記第 1属性情報記憶手段に記憶された前記通信装置 a2を含む少なくとも 1つの通信装置を候補として抽出する第 1抽出手段をさらに有している。またこの装置において、前記属性情報送信手段は、前記第 1抽出手段が抽出した候補の属性情報を、前記第 1通信機能により前記通信装置 blに送信する。

[0013] 複数の通信装置の候補を相手側に送信することにより、その候補に合う通信装置を選択する相手側にとって選択の幅が広がる。従って、通信する双方の間での通信装置の組み合わせのノリエーシヨンが増え、通信するユーザの利便性を高めることができる。

[0014] 第 1抽出手段は、記憶されている通信装置から、何らかの評価ルールに基づいて候補を抽出しても良いし、ユーザ自身の選択を受け付けても良い。評価ルールとしては、 1)性能の高いもの順、 2)ユーザの現在位置に近い順、 3)ユーザの移動予定位置に近い順、 4)ユーザ状態に合致する順、 5)機能が合致する順、 6)もっとも最近利用した順などが考えられる。なお、第 1属性情報記憶手段は、適用する評価ルールに応じた属性情報を記憶している。つまり、解像度や通信速度などの性能、 GPSなどによる位置情報、機能、利用履歴などが、属性情報に含まれる。

[0015] さらに、適用する評価ルールに応じ、ユーザのスケジュールを管理するスケジユーラゃ、ユーザ状態管理装置などを、通信制御装置と共に動作させると良い。ユーザに適合する通信装置の候補を、様々な情報に基づいて細やかに選択することができる。

[0016] 本発明 4は、前記発明 3において、前記第 1属性情報記憶手段が記憶する属性情報は、各通信装置の機能につ!、ての機能情報を含んで!/、る通信制御装置を提供する。この装置において、前記受付手段は、前記第 1属性情報記憶手段に記憶されているいずれかの機能の指定を受け付ける。また前記第 1抽出手段は、前記受付手段が受け付けた機能を有する通信装置を、前記候補として抽出する。

[0017] ユーザは、自分が使いたいと思っている機能により通信装置を選択出来るので、目的に合わせた通信を容易に開始することができ、便利である。機能とは、例えば、静止画入力 Z出力、動画入力 Z出力、音声入力 Z出力を挙げることができる。

[0018] 本発明 5は、前記発明 3において、前記属性情報受信手段は、前記第 1通信機能及び前記第 2通信機能以外の通信機能を有し前記通信装置 b2を含む少なくとも 1つの通信装置について、属性情報を前記通信装置 blから受信する通信制御装置を提供する。この装置は、前記第 1抽出手段が抽出した候補の属性情報と前記属性情報受信手段が受信した属性情報とに基づ!/、て、最適な通信装置の組み合わせを決定する第 1決定手段をさらに含む。またこの装置において、前記第 1属性通知手段は、前記第 1決定手段の決定に従い、通信アドレスの通知を行う。

[0019] 通信する通信制御装置の双方が、複数の通信装置の候補をそれぞれ抽出し、その属性情報を交換する。属性情報に基づいて、通信するユーザ双方に都合の良い通信装置の組み合わせを決定することができる。属性情報だけでなぐ各候補についての評価結果を交換することがさらに好ま、。各通信制御装置の評価ルールで演算された評価結果を交換することにより、通信を行う双方のユーザの観点を考慮した通信装置の組み合わせを決定することが可能となる。

[0020] 本発明 6は、前記発明 5において、前記第 1決定手段は、前記第 1抽出手段が抽出した候補と前記属性情報受信手段が受信した通信装置との全ての組み合わせを評価し、前記通信装置 blにおける評価結果を前記通信装置 blから受信し、双方の評価結果の和に基づ!、て最適な通信装置の組み合わせを決定する通信制御装置を提供する。

[0021] 双方が評価結果を交換し、その双方の評価結果の和に基づいて最適な組み合わせを決定するので、双方における決定に矛盾が生じることを防止出来る。

[0022] 本発明 7は、通信装置 alと第 1通信機能により通信する通信制御装置を提供する。

この装置は、以下の構成要件を有している。

•前記通信装置 alとは異なる通信装置 b2が有する第 3通信機能に関し、少なくとも通信アドレスを含む属性情報を記憶する第 2属性情報記憶手段、

，前記第 3通信機能を有する通信装置 a2に関する属性情報を、前記通信装置 alから受信する要求受信手段、

，前記要求受信手段による属性情報の受信に応じ、前記第 2属性情報記憶手段に記憶されている前記通信装置 b2の少なくとも通信アドレスを含む属性情報を、前記第 1 通信機能により前記通信装置 alに送信する応答送信手段。

[0023] 例えば IP電話端末 bl (本発明の通信制御装置に相当）のユーザ Bが、 IP電話端末 al (発明 1の通信制御装置に相当）のユーザ Aと通話中（第 1通信機能)の場合を考える。 IP電話端末 blは、ユーザ Aの FAX (通信装置 a2に相当）の FAX番号 (通信ァドレスに相当）を含む属性情報を、 IP電話端末 alから受信する。すると、 IP電話端末 blは、属性情報記憶手段で記憶している属性情報に基づいて、 FAX - a2と通信可能な通信装置 b2の属性情報を、 IP電話端末 alに返す。これにより、ユーザ A, B間で、 IP電話端末による通信 (通信機能 A)に加え、 FAXなど別の通信機能による通信が同時に可能となる。

[0024] 本発明 8は、前記発明 7において、第 3通信装置 b2と第 2通信機能により接続されている通信制御装置を提供する。この装置は、前記要求受信手段が受信した前記通信装置 a2の通信アドレスを、前記第 2通信機能を介して前記通信装置 b2に通知する第 2属性通知手段をさらに有する。

[0025] 双方の通信アドレスを通知し合うことにより、通信先と通信元との双方の通信アドレスが必要な通信、例えば IP通信の開始が可能となる。

[0026] 本発明 9は、前記発明 7において、第 3通信装置 b2と第 2通信機能により接続されている通信制御装置を提供する。この装置は、前記第 1通信機能及び前記第 2通信機能以外の通信機能に関する属性情報を、前記第 2通信機能を介して少なくとも 1 つの通信装置から取得する属性情報取得手段をさらに有する。この装置において、前記第 2属性情報記憶手段は、前記属性情報取得手段が取得した属性情報を記憶する。

[0027] 第 2通信機能とは、例えば、赤外線通信、ブルートゥース (登録商標）、無線 Z有線 LAN, USBなどである。これらの機能により通信装置そのもの力もその通信装置が有する属性情報を取り込み、属性情報記憶手段に記憶することもできる。もちろん、ユーザ自身により属性情報を設定入力しても構わな、。

[0028] 本発明 10は、前記発明 7において、前記第 2属性情報記憶手段は、複数の通信装置のそれぞれにつ、て、前記第 1通信機能及び前記第 2通信機能以外の通信機能に関する属性情報を記憶している通信制御装置を提供する。この装置において、前記要求受信手段は、前記通信装置 a2を含む少なくとも 1つの通信装置について、前記第 1通信機能及び前記第 2通信機能以外の通信機能に関する属性情報を受信する。また前記要求受信手段が受信した通信装置の属性情報に基づいて、前記第 1通信機能及び前記第 2通信機能以外の通信機能を有し前記通信装置 b2を含む少なくとも 1つの通信装置の候補を抽出する第 2抽出手段をさらに有する。前記応答送信手段は、前記第 2抽出手段が抽出した候補の属性情報を、前記第 1通信機能により前記通信装置 a 1に送信する。

[0029] 通信相手が選択した通信装置の候補に適合する 1以上の通信装置を選択してそれらの属性情報を通知することにより、双方にとって利便性の良い通信装置の組み合わせを決定することが可能となる。

[0030] 発明 11は、前記発明 10において、前記第 2抽出手段が抽出した候補の属性情報と前記要求受信手段が受信した通信装置の属性情報とに基づいて、最適な通信装置の組み合わせを決定する第 2決定手段をさらに含む通信制御装置を提供する。

[0031] 通信する通信制御装置の双方が、複数の通信装置の候補をそれぞれ抽出し、その属性情報を交換する。属性情報に基づいて、通信するユーザ双方に都合の良い通信装置の組み合わせを決定することができる。

[0032] 本発明 12は、前記発明 11において、前記 2決定手段は、前記 2抽出手段が抽出した候補と前記要求受信手段が受信した通信装置との全ての組み合わせを評価し、前記通信装置 alにおける評価結果を前記通信装置 alから受信し、双方の評価結果の和に基づいて最適な通信装置の組み合わせを決定する通信制御装置を提供する

[0033] 双方が評価結果を交換し、その双方の評価結果の和に基づ!/、て最適な組み合わせを決定するので、一方に片寄った通信装置の組み合わせになることを防止出来る

。また、双方における決定に矛盾が生じることを防止出来る。

[0034] 本発明 13は、通信装置 blと第 1通信機能により通信し、通信装置 a2と第 2通信機能により通信する通信制御装置が実行する通信制御方法を提供する。この方法は、以下のステップを含む。

，前記通信装置 a2が有する第 3通信機能に関する属性情報を記憶する第 1属性情報記憶ステップ、

•前記第 1通信機能及び前記第 2通信機能以外の通信機能を有する通信装置による通信の指示をユーザ力受け付ける受付ステップ、

•前記受付ステップで受け付けた指示に基づき、前記第 1属性情報記憶ステップで記憶した前記通信装置 a2の属性情報を、前記第 1通信機能により前記通信装置 blに送信する属性情報送信ステップ、

•前記属性情報送信ステップによる属性情報の送信後に、前記第 3通信機能を有する通信装置 b2に関し、少なくとも通信アドレスを含む属性情報を、前記通信装置 bl 力受信する属性情報受信ステップ、

•前記属性情報受信ステップで取得した通信アドレスを、前記第 2通信機能により前記通信装置 a2に通知する第 1属性通知ステップ。

[0035] この方法は、発明 1の通信制御装置が実行する方法である。発明 1と同様の作用効果を奏する。

[0036] 本発明 14は、通信装置 alと第 1通信機能により通信する通信制御装置が実行する通信制御方法を提供する。この方法は、以下のステップを含む。

•前記通信装置 alとは異なる通信装置 b2が有する第 3通信機能に関し、少なくとも通信アドレスを含む属性情報を記憶する第 2属性情報記憶ステップ、

，前記第 3通信機能を有する通信装置 a2に関する属性情報を、前記通信装置 alから受信する要求受信ステップ、

•前記要求受信ステップでの属性情報の受信に応じ、前記第 2属性情報記憶ステツプで記憶して!/、る前記通信装置 b2の少なくとも通信アドレスを含む属性情報を、前記第 1通信機能により前記通信装置 alに送信する応答送信ステップ。

[0037] この方法は、発明 7の通信制御装置が実行する方法である。発明 7と同様の作用効果を奏する。

[0038] 本発明は以下の実施形態及び添付の図面を参照して説明されるが、これらの記載及び図面は本発明の態様の例示を目的としており、本発明をこれらに限定することを意図するものではない。

図面の簡単な説明

[0039] [図 1]第 1実施形態の通信制御装置と通信装置との接続形態の一例を示す図

[図 2]第 1実施形態の通信装置の構成を示す機能ブロック図

[図 3a]デジタルカメラの属性情報の概念説明図

[図 3b]スキャナの属性情報の概念説明図

[図 3c]テレビの属性情報の概念説明図

[図 3d]プリンタの属性情報の概念説明図

[図 3e]オーディオの属性情報の概念説明図

圆 4]通信制御装置の機能構成を示すブロック図

[図 5]機能選択画面の一例

[図 6]通信装置の選択画面の一例

[図 7a]通信制御装置 101aの通信装置情報記憶部に記憶されている属性情報の説明図 [図 7b]通信制御装置 101bの通信装置情報記憶部に記憶されている属性情報の説明図

[図 8]通信制御装置が行う通信要求処理の流れの一例を示すフローチャート

[図 9]通信制御装置が行う被要求処理の流れの一例を示すフローチャート発明を実施するための最良の形態

[0040] <発明の概要 >

例えば IP電話端末 al (通信制御装置に相当）のユーザ Aが、 IP電話端末 blで通話中 (第 1通信機能)のユーザ Bに静止画像を送信したい場合がある。その場合、静止画像を受信できるユーザ Bの通信装置、例えば FAX (通信装置 b2に相当）の FA X番号 (通信アドレスに相当）を、 IP電話端末 alが IP電話端末 blから取得する。 IP 電話端末 a 1は、例えば家庭内 LAN (第 2通信機能に相当）で接続されて!ヽる FAX ( 通信装置 a2に相当）に、取得した FAX番号を送信する。これを受信した FAX (通信装置 a2)は、受信した FAX番号に発呼する（第 3通信機能)。このようにして、ユーザは、複数の通信装置を同時に使い、多彩で柔軟なコミュニケーションを行うことができるよつになる。

[0041] <第 1実施形態 >

〔構成〕

(1)全体構成

図 1は、本発明の通信制御装置と通信装置の接続形態の一例を示す図である。 IP 電話端末 101a, bは、本実施形態の通信制御装置である。 IP電話端末 101aはユーザ Aが、 IP電話端末 101bはユーザ Bが、それぞれ使用しており、それぞれインターネットに接続されている。 IP電話端末 101a, bは、 IP電話機能により通信が確立されている。

[0042] 本実施形態では通信制御装置 101として IP電話端末を用いる例を示して、るが、電子メール機能やインスタントメッセージ機能を備えた端末を通信制御装置として用いてもよい。また、一般的なアナログ電話、 ISDNまたは携帯電話機能を備えた端末等を、通信制御装置として用いることもできる。すなわち、お互いのユーザが所有しており、ユーザがあら力じめ相手のアドレスを知っており、容易に通信を確立することができる通信装置であれば、通信制御装置とすることができる。

[0043] 通信制御装置としての IP電話端末 101a, bには、外部通信機能を介し、通信装置が接続可能である。外部通信機能としては、赤外線通信、ブルートゥース、無線 Z有線 LAN、電話通信、 FAX通信、ケーブル接続などが挙げられる。この実施形態では、 IP電話端末 101aには、デジタルカメラ 102a及びスキャナ 102bが接続可能である。また、 IP電話端末 101bには、テレビ 102c、プリンタ 102d及びオーディオ装置 102 eが接続可能である。通信装置 102a— eの一部または全部は、インターネットに接続されていてもよい。また、通信制御装置 101及び通信装置 102の台数は、図示した台数に限定されない。さらに、通信装置は、通信制御装置と同一建物内にあってもよいし異なる場所や異なる建物内にあってもよい。例えば、通信制御装置は、家庭内の IP電話端末であり、通信装置の 1つは会社の FAX端末であつても良い。

[0044] (2)通信装置

図 2は、本実施形態の通信装置 102a— eの構成を示す機能ブロック図である。通信装置 102は、入力部 Z出力部 21、 IP通信部 22、属性情報保持部 23、情報通知部 24、外部通信部 25及び接続制御部 26を有している。以下では説明を容易にするために、特に断らない限り通信制御装置 101aと通信可能な通信装置 102a, bについて説明するが、通信装置 102c— eの機能についても同様である。

[0045] 入力部 Z出力部 21は、通信装置が例えばデジタルカメラであれば、静止画や動画の撮影機能等の一般的なデジタルカメラの機能を実現する。通信装置がテレビであれば、入力部 Z出力部 21は、映像'音声データを受信し、再生'出力する一般的なテレビ機能を実現する。通信装置がスキャナ、プリンタまたはオーディオ装置である場合、入力部 Z出力部 21は、それぞれ静止画データを取り込む一般的なスキャナ機能、静止画データを印刷する一般的なプリンタ機能、または音声データを出力する一般的なオーディオ機能を実現する。

[0046] IP通信部 22は、インターネット等を介して他の通信装置と通信を確立し、入力部 Z 出力部 21で入力されたデータを送受信する。 IP通信部 22は、例えば LANアダプタ等のインターネットに接続するための一般的なデバイスや、 TCPZIP等のインターネットで一般的に用いられている通信プロトコルを処理するソフトウェアもしくはハードウエアを用いて構成することができる。

[0047] 属性情報保持部 23は、通信装置の通信機能に関する情報を記憶する。属性情報保持部 23は、メモリゃノヽードディスク等の記憶媒体を用いて構成される。属性情報としては、例えば装置名、通信アドレス、認証情報、機能情報等が挙げられる。図 3A 一 Eは、図 1に示す通信装置 102a— eの属性情報保持部 23に記憶されている属性情報の概念説明図である。この実施形態では、属性情報は、装置名、アドレス情報、認証情報、機能情報、性能、位置、利用履歴を含む。ここに挙げた属性情報は一例であり、この例に限定されない。

[0048] 「装置名」は、ユーザがその装置の種別を識別するための情報である。「アドレス情報」は、外部通信部 25により通信を確立するために通信装置を識別する情報である。例えば、 IPアドレスや FAX番号をアドレス情報としてあげることができる。「認証情報」は、外部通信部 25を介して通信するために通信装置自身を認証するための情報であり、公開鍵証明書を挙げることができる。「機能情報」は、入出力出来るデータの種別情報である。例えば、静止画の入力装置である力音声の出力装置であるかなどを示す情報である。

[0049] 「性能」は、各通信装置の機能のレベルを示し、例えば解像度や通信速度、色数、 CPUの処理能力、解釈出来る通信プロトコル、解釈出来るデータフォーマットなどの情報を含んでいても良い。「位置」としては、通信装置の位置を示す GPS座標などを用いることができる。「利用履歴」としては、その通信装置の利用回数や利用頻度などがあげられ、ここでは最終利用日時を用いている。

[0050] 情報通知部 24は、外部通信部 25を介し、属性情報保持部 23が保持する情報を通信制御装置 101aに送信する。

[0051] 外部通信部 25は通信制御装置 101aと外部通信機能により通信する。外部通信機能としては、赤外線通信、ブルートゥース、無線 Z有線 LAN、電話通信、 FAX通信、ケーブル接続などが挙げられる。

[0052] 接続制御部 26は、外部通信部 25を介して通信制御装置 101aからユーザ B側の通信装置 102c— eの属性情報を受信し、 IP通信部 22または外部通信部 25を制御してユーザ Bの通信装置 102c— eとの通信を確立する。 [0053] より詳しくは、接続制御部 26は、外部通信部 25を介し、通信制御装置 101aからュ一ザ Bの通信装置 102c— eの属性情報と接続制御情報とを受信する。さらに接続制御部 26は、これらの情報に従って IP通信部 22を制御し、ユーザ B側の通信装置 10 2c— eとの通信を確立する。接続制御情報には、自端末側から接続を要求するか、相手先の通信装置側から接続の要求を受信するのを待ち受けるかを指示する情報が含まれる。通信制御部 26は、この情報に従い、 IP通信部 22に、自分力接続を要求する力相手からの接続要求を待つかを指示する。

[0054] 接続制御部 26は、接続要求を送信または受信した後、相手先通信装置に認証情報を要求する。この要求に応じて受信する認証情報を照合することによって、相手先が正しい通信装置であるかを認証する。また、相手先の通信装置から認証情報を要求された場合、属性情報保持部 23から認証情報を読み出して送信する。以上説明したような手順で制御を行なうことにより、接続制御部 26は、自端末と相手先通信装置との間の通信を確立する。

[0055] なお、接続制御部 26は、認証を行なった後にさらに性能情報を照合し、通信の際に利用する通信プロトコルやデータフォーマットを決定してもよい。また、通信を確立するかどうかをユーザに確認する手段を設け、接続を確立する前にユーザに確認をしてもよい。さらに、通信制御装置 101aからユーザ B側の複数の通信装置の属性情報を受信し、複数の通信装置とそれぞれ通信を確立するように制御してもよ、。

[0056] なお、通信装置 102の種別は本実施の形態に示した例に限定されな、。他の通信装置 102としては、例えば、ノソコン、ゲーム機、ビデオレコーダ、プロジェクタ、カラオケ装置、インターホン等を挙げることができる。すなわち、通信装置 102は、ネットヮークを介してデータを送受信する機能を備えた装置であれば、どのような種別の装置でもよい。

[0057] (3)通信制御装置

図 4は、本実施形態の通信制御装置の機能構成を示すブロック図である。通信制御装置 101a, bはいずれも同様の機能構成を示すので、ここではまとめて通信制御装置 101として説明する。通信制御装置 101は、 IP電話部 11、外部通信部 12、選択受付部 13、評価部 14、通信装置管理部 15、通信制御部 16、ユーザ状態検出部 17及びスケジューラ 18を含んで!/、る。

[0058] ( 3— 1) IP電話部

IP電話部 11は、一般的な IP電話の機能を実現するとともに、通信制御部 16からの指示に従ってデータを送受信する。 IP電話部 11は、インターネット 'プロトコルを利用した電話サービスである IP電話の機能を実現する構成要素である。具体的には、 IP 電話部 11は、 LANアダプタ等のインターネットに接続するための一般的な通信デバイスと、 IP電話機能を実現するソフトウェアとを用いて構成することができる。 IP電話の実現方法の詳細については、例えば「月間オープンデザイン 2003年 3月号 (CQ 出版社) J等の書籍に詳しく述べられて!/ヽる。

[0059] また、 IP電話部 11は、他の通信制御装置 101との間で、通信制御部 16から受け渡された制御情報を送受信する。これは接続して!/、る相手先通信制御装置 101のアドレスを取得し、そのアドレスに対し、音声通話用とは別にデータ送受信用の通信を確立する等の方法で実現することができる。また、 IP電話の接続 '切断の制御のために用いられる SIPプロトコル等の呼制御プロトコルを利用し、制御情報を送受信することもできる。例えば SIPプロトコルの場合、応用目的に応じて自由な情報送受信するための INFOメソッドを利用することで、通信制御部 16から受け渡された制御情報を送受信することが可能である。なお、 SIPプロトコルの詳細については、「IETF RFC3 261」に、また INFOメソッドの詳細については、「IETF RFC2976」の文書に詳しく記載されている。また、 SIPプロトコル以外のプロトコルを利用することもできる。

[0060] なお、 IP電話端末以外の装置に通信制御装置を適用する場合、制御情報を音声情報に重畳して送受信する方法や、呼制御のためのプロトコルを利用して送受信する方法が考えられる。

[0061] (3— 2)外部通信部

外部通信部 12は、通信装置 102と外部通信機能により通信する。外部通信機能としては、前述と同様、赤外線通信、ブルートゥース、無線 Z有線 LAN、電話通信、 F AX通信、ケーブル接続などが挙げられる。

[0062] (3— 3)選択受付部

選択受付部 13は、通信制御部 16からの情報に基づいて、通信制御装置 101が外部通信機能により通信可能な複数の通信装置 102の情報を表示する画面を出力し、ユーザ力もの通信装置の選択操作を受け付ける。このような選択受付部 13は、表示デバイスと、ユーザの操作を受け付ける入力デバイスによって構成される。

[0063] 例えば、選択受付部 13は、図 5に例示する機能選択画面を出力し、機能から通信装置 102の選択を受け付けても良い。ユーザは、自分が使いたいと思っている機能により通信装置を選択出来るので、目的に合わせた通信を容易に開始することができ、便利である。なお、図 5に示す機能選択画面において「お勧めを表示ボタン」が押されると、後述する評価部 14により自動的に通信装置を選択するようにしてもよい

[0064] また例えば、選択受付部 13は評価部 14から後述する評価結果を取得して図 6に例示する選択画面に表示し、いずれかまたは複数の通信装置をユーザに選択させても良い。

[0065] (3— 4)評価部

評価部 14は、評価ルール DB141に記憶された評価ルールに基づいて、通信制御装置 101が外部通信機能により通信可能な複数の通信装置を評価し、そのうちの少なくとも 1つを候補として抽出する。以下の説明の便宜上、通信制御装置 101aが抽出した通信装置を候補 Ca、通信制御装置 101bが抽出した通信装置を候補 Cbとする。

[0066] 評価部 14は、記憶されて、る通信装置から、何らかの評価ルールに基づ、て候補を抽出しても良いし、ユーザ自身の選択を受け付けても良い。評価ルールとしては、 1)性能の高いもの順、 2)ユーザの現在位置に近い順、 3)ユーザの移動予定位置に近い順、 4)ユーザ状態に合致する順、 5)機能が合致する順、 6)もっとも最近利用した順などが考えられる。ユーザ状態に合致するとは、例えばユーザが電車で移動中の場合には音のでな、通信装置が優先されることが挙げられる。このような評価ルールの細分ィ匕したものをデータベース化したり、評価関数を用いることにより、評価部 1 4は、通信装置それぞれにつ!/、て複数の評価ルールに基づく評価点を演算可能である。各通信装置の総評価点は、各評価ルールに基づく評価点の総和とすることができる。 [0067] 評価ルールと後述する通信装置情報記憶部 151に記憶される各通信装置の属性情報とは、密接に関連している。例えば、前記評価ルール 1)を用いる場合には、解像度や通信速度などの性能が属性情報に含まれていることが好ましい。同様に、前記評価ルール 2)、 3)、 4)、 5)、 6)のそれぞれを用いる場合には、 GPSなどによる位置情報、機能、利用履歴が、属性情報に含まれることが好ましい。

[0068] さらに、適用する評価ルールに応じ、ユーザのスケジュールを管理するスケジユーラゃ、ユーザ状態管理装置などを、通信制御装置と共に動作させると良い。ユーザに適合する通信装置の候補を、様々な情報に基づいて細やかに選択することができる。

[0069] (3— 5)通信装置管理部

通信装置管理部 15は、通信制御部 16及び外部通信部 12を介し、通信装置の属性情報を取得し、通信装置情報記憶部 151に書き込む。また、通信装置管理部 15 は、通信装置情報記憶部 15への属性情報の書き込みを、ユーザ力受け付けても良い。

[0070] 図 7A, Bは、通信装置情報記憶部 151に記憶されている属性情報の概念説明図である。図 7Aは、デジタルカメラ 102a及びスキャナ 102bに外部通信部 12を介して接続されている通信制御装置 101aの通信装置情報記憶部 151の概念説明図である。図 7Bは、テレビ 102c、プリンタ 102d及びオーディオ 102eに外部通信部 12を介して接続されている通信制御装置 101bの通信装置情報記憶部 151の概念説明図である。属性情報の各項目は、前記通信装置の属性情報の各項目と同様である。

[0071] なお、属性情報の項目は、適用する評価ルールに応じたものである。すなわち、前述した評価ルールを用いる場合、解像度や通信速度などの性能、 GPSなどによる位置情報、機能及び利用履歴が、属性情報に含まれる。

[0072] (3— 6)通信制御部

通信制御部 16は、選択受付部 13から選択された通信装置の候補 Caの属性情報及び各候補の総評価点を他の通信制御装置 101bに送信する。逆に通信制御部 16 は、他の通信制御部 101bから通信装置の候補 Cbの属性情報及び各候補の総評価点を受信する。 [0073] さらに通信制御部 16は、候補 Caと候補 Cbとの全ての組み合わせについて、それぞれの候補の総評価点の和を演算し、通信相手の通信制御装置 101bに送信する。そして、相手の通信制御装置 101bの演算結果を受信し、双方の演算結果の和に基づいて最適な通信装置の組み合わせを決定する。これにより、通信するユーザ双方に都合の良い通信装置の組み合わせを決定することができる。また、双方における通信装置の決定に矛盾が生じることを防止出来る。

[0074] また、通信制御部 16は、外部通信部 12を通じ、別の通信装置 102の属性情報の一部または全部を通信装置 102に通知して通信の確立を制御する。通知する属性情報は、少なくとも通信の確立に必要な情報であることが好ましい。このような属性情報としては、例えば通信アドレスや認証情報、性能が考えられる。

[0075] (3-7)ユーザ状態検出部

ユーザ状態検出部 17は、通信制御装置 101を操作するユーザの状態を検出し、管理する。ユーザ状態は、ユーザが自分で設定しても良いし、自動的に検出しても良い。ユーザ状態検出部 17としては、ァウェアネスシステムのクライアントなどにより実現可能である。

[0076] なお、ユーザ状態検出部 17は、通信制御装置 101に必須の要素ではないが、評価ルールにおいてユーザ状態を用いる場合には必要となる要素である。

[0077] (3— 8)スケジューラ

スケジューラ 18は、スケジュール DB181に記憶されるユーザのスケジュールを管理する。ユーザ状態検出部 17と同様、スケジューラ 18は通信制御装置 101に必須の要素ではな、が、評価ルールにぉ、てスケジュールを用いる場合には必要となる要素である。

[0078] 〔処理〕

通信制御装置の処理は、通信要求側の処理と被要求側の処理とに大別することが出来る。 1つの通信制御装置は、両方の処理を実行する機能を有するが、ここでは説明を容易にするために、ユーザ Aの通信制御装置 101aが通信要求側の処理を、ュ一ザ Bの通信制御装置 101bが被要求側の処理を、それぞれ実行する場合を例にとる。 [0079] (1)通信要求側の処理

図 8は、通信制御装置 101aが行う通信要求処理の流れの一例を示すフローチヤートである。現在行って、る IP電話通信とは別の通信の開始を要求する指示が入力されると、以下の処理が開始される。この例では、 IP電話とは別の通信の開始を要求するボタン（図示せず）が押されると、以下の処理が開始される。

[0080] ステップ S1 :通信装置管理部 15は、記憶されている通信装置 102a, 102bの属性情報を通信装置情報記憶部 151から読み出し、通信制御部 16に渡す。通信制御部 16は、属性情報の中から機能情報の一覧リストを生成し、選択受付部 13に渡す。

[0081] ステップ S2— S4 :選択受付部 13は、前記図 5に示す機能選択画面を表示する（S 2)。この画面は、通信制御部 16から渡された機能情報の一覧リストを表示し、いずれ力の機能の選択を受け付ける。いずれかの機能が選択されると (S3)、通信制御部 1 6は選択された機能を評価部 14に通知する。評価部 14は、選択された機能と評価ルールとに基づいて、通信装置属性情報記憶部から通信装置の候補を抽出する (S4) 。なお、選択受付部 13により前記図 6の選択画面を表示し、抽出された通信装置の候補の中から使用したい 1以上の通信装置の選択を受け付けても良い。

[0082] ステップ S5— S6 :いずれの機能も選択されず、前記図 5に示す「お勧めを表示ボタン」を押された場合 (S5)、通信制御部 16は評価部 14に候補の選択を指示する。評価部 14は、評価ルールに基づいて各通信装置の総評価点を演算し、通信装置属性情報記憶部から 1以上の通信装置の候補 Caを選択する（S6)。ここでも選択受付部 13により前記図 6の選択画面を表示し、抽出された通信装置の候補の中から使用したい 1以上の通信装置の選択を受け付けても良い。

[0083] ステップ S7：通信制御部 16は、 IP電話部 11を介し、通信装置の候補 Caの属性情報及び総評価点を、通信相手の通信制御装置 101bに送信する。属性情報には、少なくとも認証情報及び機能情報が含まれてヽると好ま Uヽ。通信の安全性を保証するため、及び通信機能の整合性をとるためである。

[0084] ステップ S8 :通信制御部 16は、通信相手の通信制御装置 101bから通信装置の属性情報及び総評価点を受信するのを待機し、受信すると評価部 14に通知してステツプ S9に移行する。受信するのは、通信相手の通信制御装置 101bが、抽出した 1以上の候補 Cbの属性情報及び各候補の総評価点である。

[0085] ステップ S9：評価部 14は、自分側の通信候補 Caと相手側の通信候補 Cbとの全ての組み合わせにつ、て、総評価点の和を演算する。

[0086] ステップ S10— S11：通信制御部 16は、各組み合わせの点数を、通信相手の通信制御装置 101bに送信する（S10)。また逆に、通信制御部 16は、通信相手の通信制御部 16101bが演算した各組み合わせの点数を受信する（Sl l)。ステップ S10とステツプ S11とは、どちらが先でも良い。また、ステップ S11は、前記ステップ S8と同時でも良い。

[0087] ステップ S12 :通信制御部 16は、各組み合わせについて、双方の点数の和を演算し、評価結果が最も高い組み合わせを決定する。例えば、ユーザ Aのスキャナ 102b と、ユーザ Bのプリンタ 102dとの組み合わせが最も高、評価の組み合わせだとする。

[0088] ステップ S13：通信制御部 16は、決定した組み合わせが示す自分側の通信装置、この場合はスキャナ 102bに対し、外部通信部 12を介し、相手側の通信装置、この場合はプリンタ 102dの属性情報を通知する。その後、スキャナ 102bは、通知された属性情報に基づき、プリンタ 102dに接続を要求して通信を確立し、入力した静止画像を送信するなどの処理を行う。相手側の通信装置に通知する属性情報としては、例えば、通信の確立に必要な通信アドレス、認証情報、性能が挙げられる。認証情報を送信することにより、通信確立時に相手側通信装置を認証し、安全な通信を確立することができる。また、性能を送信することにより、通信装置は、相手側通信装置の性能にあわせた自端末の設定や必要なデータの変換を行!、、相手側通信装置と接続することが可能となる。例えば、相手側のプリンタ 102dのプリンタ解像度に合わせて、スキャナ 102bは適切な解像度を設定し、その解像度で画像の読み込みを行うことができる。

[0089] 以上の処理により、通信を要求する通信制御装置 101aは、自分側で使用出来る通信装置と、相手側で使用出来る通信装置との組み合わせのうち評価の高、組み合わせを決定し、その決定に基づく通信の開始を制御することができる。

[0090] (2)被要求側の処理

図 9は、通信制御装置 101bが行う被要求処理の流れの一例を示すフローチャートである。現在行っている IP電話通信中に、通信相手の通信制御装置 101aから通信装置の候補の属性情報を受信すると、下記の処理が開始される。

[0091] ステップ S21：通信制御部 16は、 IP電話部 11を介して通信制御装置 101aの通信装置の候補 Caの属性情報と各候補の総評価点を受信すると、これを一時的に記憶する。

[0092] ステップ S22 :通信装置管理部 15は、記憶されている通信装置 102c, 102d, 102 eの属性情報を通信装置情報記憶部 151から読み出し、通信制御部 16に渡す。

[0093] ステップ S23— S25：通信制御部 16は、受信した通信相手の候補 Caの属性情報と読み出した属性情報との機能情報を参照し、候補 Caに含まれる通信装置と接続可能な通信装置を抽出する (S23)。接続可能な通信装置がない場合 (S24)、相手側の通信制御装置 101aに通信不可能であることを通知する（S25)。接続可能な通信装置がある場合、その通信装置を評価部 14に通知してステップ S26に移行する。

[0094] ステップ S26— S28 :評価部 14は、接続可能な通信装置を評価ルールに基づいて評価し (S26)、例えば図 6の画面で評価結果を表示して 1以上の通信装置の候補の選択を受け付ける (S27)。選択された 1以上の通信装置を候補 Cbとして、その属性情報及び総評価点と共に通信制御装置 101aに送信する（S28)。もっとも、前記ステップ S23で抽出した接続可能な通信装置を候補 Cbとしてその属性情報及び総評価点を送信しても良い。その場合には、ステップ S26, S27を省略することができる。

[0095] ステップ S29：評価部 14は、自分側の通信候補 Cbと相手側の通信候補 Caとの全ての組み合わせについて総評価点の和を演算する。

[0096] ステップ S30— S31：通信制御部 16は、得られた演算結果を、通信相手の通信制御装置 101aに送信する（S30)。また逆に、通信制御部 16は、通信相手の通信制御部 16101aの各組み合わせについての演算結果を受信する（S31)。ステップ S30とステップ S31とは、どちらが先でも良い。また、ステップ S30は、前記ステップ S28と同時でも良い。

[0097] ステップ S32 :通信制御部 16は、双方の演算結果の和を演算し、点数が最も高い組み合わせを決定する。例えば、ユーザ Bのプリンタ 102dとユーザ Aのスキャナ 102 bとの組み合わせが最も高い評価の組み合わせだとする。 [0098] ステップ S33：通信制御部 16は、決定した組み合わせが示す自分側の通信装置、この場合はプリンタ 102dに対し、外部通信部 12を介し、相手側の通信装置、この場合はスキャナ 102bの属性情報を送信する。送信する属性情報としては、例えば、通信の確立に必要な通信アドレス、認証情報、性能が挙げられる。通信アドレスの送信は必須ではな、が、通信路の確立に双方の通信アドレスが必要な場合もあるので送信することが好ましい。認証情報を送信することにより、通信確立時に相手側通信装置を認証し、安全な通信を確立することができる。また、性能を送信することにより、通信装置は、相手側通信装置の性能にあわせた自端末の設定や必要なデータの変換を行い、相手側通信装置と接続することが可能となる。例えば、相手側のスキャナ 102bのスキャナ解像度に合わせて、プリンタ 102dは適切なプリンタ解像度を設定し、その解像度で画像の出力を行うことができる。その後、プリンタ 102dは、通知された通信アドレス力受信した静止画像を出力するなどの処理を行う。

[0099] 以上の処理により、通信を要求される被要求側の通信制御装置においても、自分側で使用出来る通信装置と相手側で使用出来る通信装置との組み合わせのうち評価の高い組み合わせを決定し、その決定に基づく通信の開始を制御することができる。

[0100] 以上説明したように、離れた場所でコミュニケーションをしているユーザ同士が、それぞれの通信装置を、面倒なアドレス情報の入力なしに簡単に接続することが可能となり、手軽に通信機能を利用してより充実したコミュニケーションを行なうことが可能となる。また、認証情報を利用して相互に認証した上で安全に通信を確立することが可能となる。さらに、複数の通信装置の中から、適切な組合せを容易に選択し、接続することが可能となる。

[0101] <その他の実施形態 >

(A)前記第 1実施形態では、機能選択画面が!/、ずれかの機能の選択を受け付けているが、この画面は複数の機能の選択を受け付けても良い。その場合、通信制御部は、選択された複数の機能全てを有する通信装置を候補として選択するか、または機能毎に候補を選択することができる。

[0102] 機能毎に候補を選択する場合、通信制御部は、候補及びその属性情報を機能毎に相手側の通信制御装置 101bに通知するとよい。また、通信制御部は、相手側通信制御装置 101bの通信装置の候補及びその属性情報を、機能毎に受信することができる。通信装置の候補の組み合わせの評価及び通信装置の組み合わせの決定についても、機能毎に第 1実施形態と同様の処理を行うことができる。

[0103] (B)前記第 1実施形態では、まず機能の選択を受け付け、選択された機能と評価ルールとに基づ、て通信装置の候補を抽出して、るが、機能の選択は必須ではな V、。評価ルールのみに基づ、て自動的に通信装置の候補を抽出するだけでも良!ヽ

[0104] (C)前記第 1実施形態では、双方の通信制御装置 101a、 bが演算する通信装置の最適な組み合わせが同じになるようにしている力どちらか一方の通信制御装置 101 が最適な組み合わせを決めることも可能である。

[0105] (D)評価ルールは、通信制御装置毎またはユーザ毎に異なって、ても良!、。例えば複数の評価ルールに基づいて通信装置の総評価点を算出する場合に、評価ルールの重み付けを変えることにより、評価ルールのカスタマイズが可能である。

[0106] (E)前記第 1実施形態では、 IP電話とは別の通信を要求したユーザ A側の通信装置力もユーザ B側の通信装置に対して接続を要求している。しかし、逆にユーザ B側の通信装置力ユーザ A側の通信装置に接続を要求してもよい。前述したように、いずれの側力も接続を要求するかは、通信装置 102の接続制御部 26が接続制御情報に基づいて決定することができる。通信制御装置 101は、例えば、別の通信の要求をユーザ力も受け付けた場合に、接続要求を指示する接続制御情報を通信装置に送信することができる。このように接続制御情報を設定しておけば、通信しょうとする通信装置の一方が必ず接続要求を出すようになるので好ましい。なぜなら、両方が接続要求を出したり、その逆に両方が接続要求を待機するような事態を避けることができるからである。もちろん、その逆に、要求側通信制御装置 101は、接続要求の待機を指示する接続制御情報を、通信装置に送信することもできる。接続制御情報は、予め設定されていても良いし、ユーザが設定してもよい。

[0107] (F)前述の通信制御装置が行う方法を実行するためのプログラム及びそのプロダラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、本発明の範囲に含まれる。ここで記録媒体としては、コンピュータが読み書き可能なフレキシブルディスク、ハードディスク、半導体メモリ、 CD-ROM, DVD,光磁気ディスク（MO)、その他のものが挙げられる。

産業上の利用可能性

本発明に力かる通信制御装置は、離れた場所でコミュニケーションをして、るユーザ同士の通信装置を手軽に接続できるという特徴を有し、ネットワーク接続機能を備えた家電製品等に搭載する機能として有用である。

Claims

請求の範囲

[1] 通信装置 blと第 1通信機能により通信し、通信装置 a2と第 2通信機能により通信する通信制御装置であって、

前記通信装置 a2が有する第 3通信機能に関する属性情報を記憶する第 1属性情報記憶手段と、

前記第 1通信機能及び前記第 2通信機能以外の通信機能を有する通信装置による通信の指示をユーザ力受け付ける受付手段と、

前記受付手段が受け付けた指示に基づき、前記第 1属性情報記憶手段に記憶された前記通信装置 a2の属性情報を、前記第 1通信機能により前記通信装置 blに送信する属性情報送信手段と、

前記属性情報送信手段による属性情報の送信後に、前記第 3通信機能を有する通信装置 b2に関し、少なくとも通信アドレスを含む属性情報を、前記通信装置 blから受信する属性情報受信手段と、

前記属性情報受信手段が取得した通信アドレスを、前記第 2通信機能により前記通信装置 a2に通知する第 1属性通知手段と、

を有することを特徴とする、通信制御装置。

[2] 前記第 1通信機能及び前記第 2通信機能以外の通信機能に関する属性情報を、前記第 2通信機能を介して少なくとも 1つの通信装置から取得する第 1属性情報取得手段をさらに有し、

前記第 1属性情報記憶手段は、前記第 1属性情報取得手段が取得した属性情報を記憶することを特徴とする、請求項 1に記載の通信制御装置。

[3] 前記第 1属性情報記憶手段は、複数の通信装置のそれぞれについて、前記第 1通信機能及び前記第 2通信機能以外の通信機能に関する属性情報を記憶し、前記属性情報に基づ!、て、前記第 1属性情報記憶手段に記憶された前記通信装置 a2を含む少なくとも 1つの通信装置を候補として抽出する第 1抽出手段をさらに有し、

前記属性情報送信手段は、前記第 1抽出手段が抽出した候補の属性情報を、前記第 1通信機能により前記通信装置 blに送信することを特徴とする、請求項 1に記載の通信制御装置。

[4] 前記第 1属性情報記憶手段が記憶する属性情報は、各通信装置の機能につ!、ての機能情報を含み、

前記受付手段は、前記第 1属性情報記憶手段に記憶されて!、る!、ずれかの機能の指定を受け付け、

前記第 1抽出手段は、前記受付手段が受け付けた機能を有する通信装置を、前記候補として抽出することを特徴とする、請求項 3に記載の通信制御装置。

[5] 前記属性情報受信手段は、前記第 1通信機能及び前記第 2通信機能以外の通信機能を有し前記通信装置 b2を含む少なくとも 1つの通信装置について、属性情報を前記通信装置 blから受信し、

前記第 1抽出手段が抽出した候補の属性情報と前記属性情報受信手段が受信した属性情報とに基づ!、て、最適な通信装置の組み合わせを決定する第 1決定手段をさらに含み、

前記第 1属性通知手段は、前記第 1決定手段の決定に従い、通信アドレスの通知を行うことを特徴とする、請求項 3に記載の通信制御装置。

[6] 前記第 1決定手段は、前記第 1抽出手段が抽出した候補と前記属性情報受信手段が受信した通信装置との全ての組み合わせを評価し、前記通信装置 blにおける評価結果を前記通信装置 blから受信し、双方の評価結果の和に基づいて最適な通信装置の組み合わせを決定することを特徴とする、請求項 5に記載の通信制御装置。

[7] 通信装置 alと第 1通信機能により通信する通信制御装置であって、

前記通信装置 alとは異なる通信装置 b2が有する第 3通信機能に関し、少なくとも通信アドレスを含む属性情報を記憶する第 2属性情報記憶手段と、

前記第 3通信機能を有する通信装置 a2に関する属性情報を、前記通信装置 alから受信する要求受信手段と、

前記要求受信手段による属性情報の受信に応じ、前記第 2属性情報記憶手段に記憶されて、る前記通信装置 b2の少なくとも通信アドレスを含む属性情報を、前記第 1通信機能により前記通信装置 alに送信する応答送信手段と、

を有することを特徴とする、通信制御装置。

[8] 第 3通信装置 b2と第 2通信機能により接続されており、

前記要求受信手段が受信した前記通信装置 a2の通信アドレスを、前記第 2通信機能を介して前記通信装置 b2に通知する第 2属性通知手段をさらに有することを特徴とする、請求項 7に記載の通信制御装置。

[9] 第 3通信装置 b2と第 2通信機能により接続されており、

前記第 1通信機能及び前記第 2通信機能以外の通信機能に関する属性情報を、前記第 2通信機能を介して少なくとも 1つの通信装置から取得する属性情報取得手段をさらに有し、

前記第 2属性情報記憶手段は、前記属性情報取得手段が取得した属性情報を記憶することを特徴とする、請求項 7に記載の通信制御装置。

[10] 前記第 2属性情報記憶手段は、複数の通信装置のそれぞれについて、前記第 1通信機能及び前記第 2通信機能以外の通信機能に関する属性情報を記憶し、前記要求受信手段は、前記通信装置 a2を含む少なくとも 1つの通信装置について、前記第 1通信機能及び前記第 2通信機能以外の通信機能に関する属性情報を受信し、

前記要求受信手段が受信した通信装置の属性情報に基づいて、前記第 1通信機能及び前記第 2通信機能以外の通信機能を有し前記通信装置 b2を含む少なくとも 1 つの通信装置の候補を抽出する第 2抽出手段をさらに有し、

前記応答送信手段は、前記第 2抽出手段が抽出した候補の属性情報を、前記第 1 通信機能により前記通信装置 alに送信することを特徴とする、請求項 7に記載の通信制御装置。

[11] 前記第 2抽出手段が抽出した候補の属性情報と前記要求受信手段が受信した通信装置の属性情報とに基づ!、て、最適な通信装置の組み合わせを決定する第 2決定手段をさらに含むことを特徴とする、請求項 10に記載の通信制御装置。

[12] 前記 2決定手段は、前記 2抽出手段が抽出した候補と前記要求受信手段が受信した通信装置との全ての組み合わせを評価し、前記通信装置 alにおける評価結果を前記通信装置 alから受信し、双方の評価結果の和に基づ!/、て最適な通信装置の組み合わせを決定することを特徴とする、請求項 11に記載の通信制御装置。

[13] 通信装置 blと第 1通信機能により通信し、通信装置 a2と第 2通信機能により通信する通信制御装置が実行する通信制御方法であって、

前記通信装置 a2が有する第 3通信機能に関する属性情報を記憶する第 1属性情報記憶ステップと、

前記第 1通信機能及び前記第 2通信機能以外の通信機能を有する通信装置による通信の指示をユーザ力受け付ける受付ステップと、

前記受付ステップで受け付けた指示に基づき、前記第 1属性情報記憶ステップで記憶した前記通信装置 a2の属性情報を、前記第 1通信機能により前記通信装置 bl に送信する属性情報送信ステップと、

前記属性情報送信ステップによる属性情報の送信後に、前記第 3通信機能を有する通信装置 b2に関し、少なくとも通信アドレスを含む属性情報を、前記通信装置 bl 力受信する属性情報受信ステップと、

前記属性情報受信ステップで取得した通信アドレスを、前記第 2通信機能により前記通信装置 a2に通知する第 1属性通知ステップと、

を含むことを特徴とする通信制御方法。

[14] 通信装置 alと第 1通信機能により通信する通信制御装置が実行する通信制御方法であって、

前記通信装置 alとは異なる通信装置 b2が有する第 3通信機能に関し、少なくとも通信アドレスを含む属性情報を記憶する第 2属性情報記憶ステップと、

前記第 3通信機能を有する通信装置 a2に関する属性情報を、前記通信装置 alから受信する要求受信ステップと、

前記要求受信ステップでの属性情報の受信に応じ、前記第 2属性情報記憶ステツプで記憶して!/、る前記通信装置 b2の少なくとも通信アドレスを含む属性情報を、前記第 1通信機能により前記通信装置 alに送信する応答送信ステップと、

を含むことを特徴とする通信制御方法。