JP2007088862A - 通信端末 - Google Patents

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善史 酒田
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Abstract

【課題】本発明は、プレゼンス情報を受信したときプレゼンス情報に加えて追加情報を簡単に送信できると共に、受信したとき容易にリネームでき、コンタクトリストの内容の把握、識別が容易な通信端末を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の通信端末は、プレゼンス情報を受信できるプレゼンス情報取得手段23bを備えた通信端末であって、他端末からプレゼンス情報を受信したとき、設定された表示条件に従って表示名のリストで識別対象の表示名に対して強調表示を行う制御手段を備えたことを主要な特徴とする。
【選択図】図2

Description

この発明は、プレゼンス情報を受信したときコンタクトリストで識別対象の表示名の把握、識別が容易で、表示名を利用した追加情報を受信したときにもリネーム機能が利用できる通信端末に関する。
従来、インターネット、イントラネット等のTCP/UDP、IPで通信するIPネットワークは、ハイパーテキストの表示を行い、ストリーミング、メール、掲示板等の多くのサービスを提供してきた。しかし、これらはいずれも蓄積されたデータをクライアントから要求し、サーバが提供するものであり、双方向性、リアルタイム性に欠けるものであった。リアルタイムという点ではチャットやVoIP、テレビ会議等のサービスが実現されているが、これらはいずれも、オンライン下(すなわちネットワークとの接続中)に利用できるもので、まだ完全にはリアルタイムの双方向通信とはいうことができない。相手の状況がまったく分からないままアクセスし、偶然に左右されるだけだからである。
従って、今後IPネットワークにおいては相手のリアルタイムの状況を把握し、より高いレベルで、インタラクティブなコミュニケーションのできる通信が求められるが、これを実現するには、各ユーザの端末において互いに相手端末の状態、すなわちプレゼンス情報を十分に把握することが必要になる。なお、このようなプレゼンス情報は、IETF(Internet Engineering Task Force)の発行したRFC3856、RFC2778、とくにRFC2778で定義され、現在既に一部の端末でサービスされている。
まず、プレゼンス情報に関して説明すると、現在このサービスを利用可能な端末で通知されるプレゼンス情報の代表的なものには、「Online」、「Offline」、「Away」、「Not Available」という4種類の状態を示す情報がある。例えば相手端末が「Offline」から「Online」に接続状態が変化すると、相手端末のプレゼンスエージェント部(Presence Agent、以下PA部)がその旨のメッセージを自動的に通知し、自端末のウォッチャー部(サブスクライバ)がこれを受信し、この状態変化のプレゼンス情報を取り出すと共に、「Online」という情報を相手プレゼンス情報部に格納し、端末のディスプレーに表示する。なお、本明細書においては上記したようなプレゼンス情報を通知、交換するシステムをプレゼンスシステムという。
しかし、今後の双方向通信のコミュニケーションをリアルタイムで使い易いものにするためには、更により具体的な追加情報、例えば「会議中」、「出張中」、「昼休み」、「中座」、「通話の意思なし」といったユーザの現況を示す追加情報が欠かせない。既存のプレゼンスシステムでは、システム側が設定可能なプレゼンス情報の種類(内容)を決めているため、このような独自の追加情報を通知する仕組みがなく、相手の状況をコミュニケーション前に十分認識できない場合がきわめて多い。
今後、双方向通信のコミュニケーションとプレゼンス機能とを搭載したメッセンジャー系の無線通信端末が広く普及すると予想され、相手の現状を予め把握してからコミュニケーションすることへの要求が高まり、追加情報を交換することが重要になってくると予想される。
さて、以下、上記した従来のプレゼンス情報を提供するピアツーピアのシステムを説明
する。図7(a)は従来のプレゼンス情報を片方向で通知する場合の説明図であり、図7(b)は従来のプレゼンス情報を双方向で通知する場合の説明図である。ピアツーピアの説明をするがプレゼンスサーバを介在させて使用することもできる。図7(a)において、100は送信側の端末A、101はプレゼンスシステムにプレゼンス情報を提供するプレゼンスユーザエージェント(Presence User Agent、以下PUA)部、102は自分のプレゼンス情報を格納する自己プレゼンス情報部、103は購読リクエストの処理やプレゼンス状態の変化に応じて通知を生成できるプレゼンスエージェント(PA)部である。なお、ここではSIP(Session Initiation Protocol)をプロトコルとして説明するが、IPパケットを利用してプレゼンス情報の交換を行うことができるプロトコルであればよい。
200はIPネットワーク等のネットワーク、300はプレゼンス情報受信側の端末Bである。304は端末A100のPA部103からのプレゼンス情報を監視するウォッチャー部、305は通知された相手のプレゼンス情報を格納する相手プレゼンス情報部である。なお、双方向で通知する場合の図7(b)に示す104は送信側端末のウォッチャー部、105は送信側端末の相手プレゼンス情報部、301は受信側端末のPUA部、302は受信側端末の自己プレゼンス情報部、303は受信側端末のPA部である。
まず、端末B300から他方の端末A100へプレゼンス情報を要求して、端末A100がそれを通知する場合について説明する。図8は従来のプレゼンス情報をリクエストしたときに通知する場合の説明図である。図8において、端末A100のPUA部101がプレゼンス情報を自己プレゼンス情報部102に設定する。この状態で、端末B300から、一定期間相手のプレゼンス情報を購読したい旨の「SUBSCRIBE」メッセージを送信すると(シーケンス1)、これを受信したPA部103は購読OKの場合「200
OK」を送信し(シーケンス2)、端末A100からプレゼンス情報を通知する旨の「NOTIFY」メッセージを送信する(シーケンス3)。これに対して通知OKなら端末B300から端末A100に向けて「200 OK」が送信される(シーケンス4)。端末B300のウォッチャー部304は、受信した端末A100のプレゼンス情報で相手プレゼンス情報部305の情報を更新する。
次に、プレゼンス情報が変更され、このイベントを検知すると端末A100から端末B300へ通知するケースもある。図9は従来のプレゼンス情報の変更を検知して通知する場合の説明図である。図9に示すように、端末A100の状態が変更されたのを検知したとき、端末A100のPUA部101がプレゼンス情報を変更する(シーケンス1)。このとき端末A100のプレゼンス情報は、例えば「Online」から「Away」に変更される。PA部103がこれを検知すると(シーケンス2)、端末B300にプレゼンス情報を通知する旨の「NOTIFY」メッセージを送信する(シーケンス3)。端末B300のウォッチャー部304はこれを受信すると、端末A100に向けて「200 OK」を送信する(シーケンス4)。その後ウォッチャー部304は、受信した端末A100のプレゼンス情報を基に相手プレゼンス情報部305の情報を更新する(シーケンス5)。これにより、相手プレゼンス情報部305の端末A100のプレゼンス状態が「Online」から「Away」に変更される。なお、シーケンス4,5は実装次第であって、逆の順でもよい。
さて、上述したとおり、現在のプレゼンスシステムは「Online」、「Offline」、「Away」、「Not Available」等の代表的なプレゼンス情報しか通知できない。そこで、自然発生的にユーザ独自の個性ある追加情報を便宜的方法で通知するユーザが現れた。すなわち、ユーザの名前(ハンドルネームでよい)、例えば「太郎」の後に最近の近況、例えば「在宅」といった追加情報や、注目しているアイテム、例えば「試験対策中」などの追加情報を付けて、独自の追加情報(独自のプレゼンス情報)
として通知するユーザが出現した(非特許文献1参照)。追加情報を付けたことを表すデリミッタとして、例えば「(アットマーク)」などを用い、「名前(アットマーク)追加情報」のような表記方法で使用される。
そこで、このユーザ独自の追加情報がどのようにして送受信されるのかについて説明する。図10は従来のユーザ独自の追加情報を通知する場合の説明図である。図10に示すように、端末A100の表示名にユーザ独自の追加情報が付加されて「太郎」から「太郎(アットマーク)在宅」に変更されたとき、プレゼンス情報の接続状態「Online」には変更はないが、PUA部101は自己プレゼンス情報部102の表示名を変更する(シーケンス1)。PA部103がこれを検知すると(シーケンス2)、端末B300にプレゼンス情報を通知する旨の「NOTIFY」メッセージを送信する(シーケンス3)。端末B300のウォッチャー部304がこれを受信すると、端末A100に向けて「200 OK」を送信する(シーケンス4)。その後ウォッチャー部304は、受信した端末A100のプレゼンス情報を基に相手プレゼンス情報部305の情報を更新する(シーケンス5)。これにより、相手プレゼンス情報部305の「太郎」の表示名が「太郎(アットマーク)在宅」に変更され、端末B300の画面表示も「太郎(アットマーク)在宅」の表示に変更するように設定することができる。なお、シーケンス4,5は実装次第であって、逆の順でもよい。これによって、端末B300のユーザは端末A100のユーザ「太郎」が在宅していることが分かり、「在宅」に相応しい内容のコミュニケーションが行える。
ところが、プレゼンス情報はIDで管理されるため、端末B300が「太郎(アットマーク)在宅」の表示名のメッセージを受信した場合でも、端末B300のユーザが相手プレゼンス情報部305の「太郎」を「taro」としてリネームして登録している場合には、リネームしたい「taro」の名前が表示され、端末A100のユーザが通知したい「(アットマーク)在宅」の情報が表示されないものであった。
そして、以上のように受信したプレゼンス情報を示すコンタクトリスト(ユーザ一覧)は、名前を羅列するものが一般的で、一見して分かるようなわかり易いユーザフレンドリーなコンタクトリストはなかった。
YAHOO!"コンピューター用語辞典"アットマーク(atmark)"、[online]、平成17年8月8日、インターネット<URL: HYPERLINK "http://computers.yahoo.co.jp/dict/peripheral/keyboard/key/2920.html" http://computers.yahoo.co.jp/dict/peripheral/keyboard/key/2920.html>
以上説明したように、従来のPA部同士によってシステム上通知されるプレゼンス情報には「Online」、「Offline」、「Away」、「Not Available」等の情報しかなく、ユーザの中にはユーザ独自で工夫した追加情報、すなわち、自分の名前(表示名)、例えば「太郎」の後にデリミッタ「(アットマーク)」等を配して、例えば「在宅」の追加情報の場合、自分の名前(表示名)に代えて(名前+独自の追加情報)の情報を「太郎(アットマーク)在宅」などのように通知していた。
しかし、プレゼンスサービスではプレゼンス情報はIDによって管理され、ユーザが相手から送信されてきた表示名「太郎」を「taro」としてリネームして登録すると、「太郎(アットマーク)在宅」の表示名のメッセージを受信しても端末の画面表示はリネームされた「taro」の表示のままであり、「太郎(アットマーク)在宅」は「taro(アットマーク)在宅」として表示されないという問題があった。
さらに、端末の表示画面が小さい場合にはコンタクトリストの表示が、誰を示すものか、グループ構成はどうなっているのか分かり辛く、直ちには理解できるようなものではなかった。今後IM等が普及するとき、分かり易さということが重要課題になってくる。
そこで本発明は、プレゼンス情報を受信したときコンタクトリストで識別対象の表示名の把握、識別が容易で、表示名を利用した追加情報を受信したときにもリネーム機能が利用できる通信端末を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために本発明の通信端末は、プレゼンス情報を受信できるプレゼンス情報取得手段を備えた通信端末であって、他端末からプレゼンス情報を受信したとき、設定された表示条件に従って表示名のリストで識別対象の表示名に対して強調表示を行う制御手段を備えたことを主要な特徴とする。
本発明によれば、プレゼンス情報を受信したとき、ユーザ単位かグループ単位かなど表示名のリストの強調表示を行うことができるグラフィカルユーザインターフェースを備えているので、表示名の内容の把握、識別が容易であり、強調表示を行う制御手段も、色については背景色か文字色、発光、振動、音声、の種々の手段があるので、最も効果的なグラフィカルユーザインターフェースとすることができる。また、表示名を利用した追加情報を受信したときにも、リネーム処理を行って相手が伝えたい追加情報を誰が送信したのか簡単に知ることができる。
上記課題を解決するために本発明の第1の発明は、プレゼンス情報を受信できるプレゼンス情報取得手段を備えた通信端末であって、他端末からプレゼンス情報を受信したとき、設定された表示条件に従って表示名のリストで識別対象の表示名に対して強調表示を行う制御手段を備えたことを特徴とする通信端末であり、プレゼンス情報を受信したとき、識別対象の表示名の内容の把握、識別が容易なグラフィカルユーザインターフェースとすることができる。
本発明の第2の発明は、第1の発明に従属する発明であって、表示条件が他端末のユーザのプレゼンス状態に応じて設定され、設定されたプレゼンス状態になったとき強調表示を行うことを特徴とする通信端末であり、プレゼンス状態に応じて設定されたユーザだけが強調表示されるので必要のないユーザに対する強調表示を省くことができる。
本発明の第3の発明は、第2の発明に従属する発明であって、プレゼンス状態がオンラインの場合またはオフライン以外の場合に限って強調表示を行うことを特徴とする通信端末であり、オンラインの場合またはオフライン以外のユーザだけが強調表示されるので必要のないユーザに対する強調表示を省くことができる。
本発明の第4の発明は、第1〜3のいずれかの発明に従属する発明であって、強調表示を行う制御手段が表示部に表示する表示名のリストで識別対象の表示名の背景色か文字色を変更させる表示画面作成手段であることを特徴とする通信端末であり、色については背景色か文字色を変更させる表示画面作成手段を備えているので、表示名のリストの内容の把握、識別が容易なグラフィカルユーザインターフェースとすることができる。
本発明の第5の発明は、第4の発明に従属する発明であって、表示画面作成手段が、ユーザ単位またはグループ単位で色を変更させることを特徴とする通信端末であり、現在のプレゼンス機能を維持しながら、プレゼンス情報に加えて追加情報を簡単に送信でき、プ
レゼンス情報を受信したとき、表示名のリストをユーザ単位かグループ単位かで把握、識別が容易であり、優れたグラフィカルユーザインターフェースとすることができる。
本発明の第6の発明は、第1〜3のいずれかの発明に従属する発明であって、強調表示を行う制御手段が、識別対象の表示名に対して発光部の発光位置を関係付けて発光させる発光制御部であることを特徴とする通信端末であり、プレゼンス情報を受信したとき、発光制御部で制御するから、表示名のリストの内容の把握、識別が容易であり、コンタクトリストの内容の把握、識別が容易なグラフィカルユーザインターフェースとすることができる。
本発明の第7の発明は、第6の発明に従属する発明であって、発光位置が、オンラインの表示名の数、プレゼンス情報の通知があった表示名の数、または所定のグループに関係付けられた箇所であることを特徴とする通信端末であり、オンラインの表示名の数、プレゼンス情報の通知があった表示名の数、またはグループに対応した箇所を把握、識別でき、表示名のリストの内容の把握、識別が容易なグラフィカルユーザインターフェースとすることができる。
本発明の第8の発明は、第1〜3のいずれかの発明に従属する発明であって、強調表示を行う制御手段が、識別対象の表示名に対する音声データを音声信号に変換してスピーカから出力する音声処理部であることを特徴とする通信端末であり、音声で報知するから表示名のリストの内容の把握、識別が容易なグラフィカルユーザインターフェースとすることができる。
本発明の第9の発明は、第1〜3のいずれかの発明に従属する発明であって、強調表示を行う制御手段が、識別対象の表示名に対して振動モードのデータを読み出して振動部を振動させる振動制御部であることを特徴とする通信端末であり、振動で報知するから表示名のリストの内容の把握、識別が容易なグラフィカルユーザインターフェースとすることができる。
本発明の第10の発明は、表示名を含んだプレゼンス情報を受信できるプレゼンス情報取得手段を備えた通信端末であって、他の端末からプレゼンス情報を受信したとき、受信したプレゼンス情報の表示名をリネームするためにリネームする名前に受信した追加情報を付加する追加情報付加手段が設けられ、追加情報を付加したリネーム名を表示して、追加情報の通知と共にリネーム名で相手を識別することを特徴とする通信端末であり、表示名を利用した追加情報を受信したときにも、リネーム処理を行って相手が伝えたい追加情報を誰が送信したのか簡単に知ることができる。
(実施例1)
本発明の実施例1は、プレゼンス情報を受信したときコンタクトリストの内容の把握、識別が容易で、表示名を利用した追加情報を受信したときにもリネーム機能が利用できる通信端末に関するものである。図1は本発明の実施例1における無線通信端末の通信システム説明図、図2は本発明の実施例1における無線通信端末の構成図、図3は本発明の実施例1における無線通信端末の表示画面サンプルの説明図、図4は本発明の実施例1における無線通信端末のプレゼンス機能のブロック図、図5(a)は本発明の実施例1における無線通信端末のメッセージの説明図、図5(b)は(a)のメッセージの通信パケットの構成説明図、図6は本発明の実施例1におけるプレゼンス情報をリネームするフローチャートである。
図1において、1はインターネット等のIPネットワーク、1aはIPネットワーク1
に接続されて通信を行う無線LANである。2a,2bはアクセスポイントであり、3a,3b,3cはIEEE802.11a/gで規定されたプロトコルに準拠した通信を行うWiFi(登録商標)フォン等の無線通信端末である。無線通信端末3a,3b,3cはLCD(液晶)等のディスプレーを備えており、表示画面には図3のような自分のプレゼンス情報及びコンタクトリストのメンバのプレゼンス情報の表示がなされ、さらにIM、VoIP、またメール、Web接続、プレゼンス情報通知等のサービスを享受するためのGUIによる入力ボタンの表示が行われる。
さらに、4はSIP等のプロトコル等に準拠した通信を行うためのプレゼンスサーバである。実施例1のようにピアツーピアの通信をするときにはプレゼンスサーバ4は必要ない。なお、実施例1においては無線通信について説明するが、プレゼンス機能を備えた通信端末、プレゼンスシステムであれば、有線等であってもよく、これらに限られない。また、以下プロトコルとして主にSIPを中心に説明するが、表示名を含んだプレゼンス情報を通知するプロトコルであれば、RVP(Microsoft社)などSIPに限られるものではない。
アクセスポイント2aは、例えば会社内などに複数個設けられて複数エリアからなる無線LAN1aを構築し、各エリア内に存在する無線通信端末3a,3bを無線で接続することができる。また、アクセスポイント2bはIPネットワーク1に接続され、自宅内で無線通信端末3cと無線で接続することができる。ここで、無線LANのアクセスポイント2aのESS−IDは一例として「XYZ−111」であり、エリアごと変えることができる。無線通信端末3aのローカルIPアドレスは一例として「10.1.1.1」、無線通信端末3cのIPアドレスは一例として「192.168.0.10」である。
続いて、実施例1の無線通信端末の構成について説明する。図2において、11は送受信部、12は通信制御部、13は信号を圧縮/伸長し符号/複合化するデータ処理部である。送受信部11は周波数変換部と変復調部とから構成されている(図示しない)。周波数変換部の受信部は、アンテナで受信した信号を所定周波数の発振信号と混合することにより、中間周波信号(IF信号)に周波数変換する。また、周波数変換部の送信部は、後述する変復調部から供給される変調波を所定周波数の発振信号と混合することにより周波数変換し、アンテナから送信する。また変復調部の受信部は、周波数変換部から出力されたIF信号を復調し、通信制御部12へ送出する。また、変復調部の送信部では、通信制御部12から供給されるデータを変調して、送受信部11の周波数変換部へ送出する。
次に、通信制御部12は、フレーム同期とフレームのフォーマット処理を行う。通信制御部12の受信側は、送受信部11の変復調部から供給される受信データから所定のタイミングで1フレーム分のデータを取り出し、スクランブル等を解除した後、上位層のデータは後述の制御部16へ送出し、さらに制御部16では後述する通信手段20によってRTPペイロードのVoIPの音声信号やMPEGの画像信号等のマルチメディアデータをデータ処理部13へ送出する。また、通信制御部12の送信側は、データ処理部13から供給されるデータに対しては通信手段20でヘッダを付加してIPパケットにされたデータに、通信制御部12でスクランブル等を施し、各フレームを所定タイミングで送受信部11の変復調部に送出する。
次に、データ処理部13は、受信側では通信手段20から供給されるマルチメディアデータを復号化して伸張し、D/A変換によりアナログ音声信号やビデオ信号へ変換してスピーカ14や表示部19(後述)から出力する。データ処理部13の送信側では、マイク15から入力されたアナログ音声信号やカメラ等(図示しない)からのビデオ信号をA/D変換によりデータ信号に変換すると共に、符号化し圧縮して、データ信号を通信手段20に渡してIPパケットとして通信制御部12へ送出する。
次に、16は制御部、17は記憶部、17aは記憶部17内に設けられた自分のプレゼンス情報を記録する自己プレゼンス情報部、17bは同じく相手のプレゼンス情報を記録する相手プレゼンス情報部である。17b1は相手プレゼンス情報部17bの中に設けられ、相手の名前をリネームするための表示設定情報部(図3のリネーム設定で参照する情報部)である。
17cはプレゼンス情報として「Online」、「Offline」、「Away」、「Not Available」をどのような条件で設定するのか、そのルールを設定するプレゼンスルール登録部である。例えば、「Away」はプレゼンスシステムにログインしているが、自端末のユーザが一定時間内にアクションしない場合に「Away」にするもので、例えば「5分」を一定時間として設定する。同様に、「Not Available」もプレゼンスシステムにログインしているが、自端末のユーザがかなり長時間アクションしない場合に「Not Available」にするもので、例えば「30分」を一定時間として設定するものである。このほか、「Away」、「Not Available」そのものを設定するか、しないか、他のオプションも設定するなども含めて設定できる。「Not Available」と「Away」の違いは、席を離れているという程度の時間なのか、不在という方が適当かの、時間の長短の違いである。
17dはユーザ独自のプレゼンス情報としての追加情報を保存する追加情報部である。追加情報、例えば「外出中」は、自分の表示名、例えば「太郎」の後にデリミッタ「(アットマーク)」「%」「|」等を配して、「太郎(アットマーク)外出中」などと表記され、追加情報付き表示名として相手に通知する。デリミッタは、「(アットマーク)」「%」「|」等のほか、追加情報と表示名を識別できる記号、文字情報であれば利用できる。追加情報部17dに登録される追加情報は後述の追加情報設定手段29によって設定される。実施例1の通信端末では、ユーザが図3に示す「プレゼンス/追加」ボタンのプルダウンメニューAを開いて、「追加情報登録」を選択して設定画面(ウィンドウ)を開き入力する。なお、ユーザによるこのような登録処理が行われると、後述の表示画面生成手段31によってプルダウンメニューBの画面表示が自動的に生成されて表示される。
従って、追加情報の決定は、プルダウンメニューBを参照し、ここに該当する追加情報があれば選択し、該当する追加情報がない場合には追加情報設定手段29によって新たに登録すればよい。実施例1の場合、プルダウンメニューを利用して入力できるためワンタッチで入力でき、入力がきわめて簡単になる。
17eはユーザのスケジュールを記入しておくスケジュール部、17fは表示順記憶部である。図3の下段に示す「スケジュール取り込み」のボタンは、これを押下することによってスケジュール部17eに記入された予定が追加情報として設定される。
また、表示順記憶部17fは、「太郎(アットマーク)在宅」のように追加情報が「在宅」1つであればよいが、「在宅」且つ「食事中」であったり、例えば「仕事中」とプライベート、例えば「腹痛」と「発熱」が混じったような複数個の追加情報であったりしたときに、表記を一定の順序で、一定の書式で行うためのものである。このような場合は、入力順に従って「太郎(アットマーク)在宅(アットマーク)食事中」といった表記を行う。なお、複数個の追加情報を付加するときは、追加情報を選択するメニューのほかに選択したものを確定するボタンが設けられる。また、例えば「太郎(アットマーク)仕事中&腹痛&発熱」のように「(アットマーク)」と「&」を使い分けし、「(アットマーク)」「&」のそれぞれで付加する追加情報の内容に差を与え、「(アットマーク)」の方を優先的な内容で先に表示する表示順の優先表示グループ、「&」の方をそれ以外の劣後表示グループとしたりすることもできる。このため追加情報を選択するメニューに「(ア
ットマーク)」「&」の入力ができるように表示したり、「(アットマーク)」「&」に付加する追加情報を2グループに分けて表示したり、などすればよい。表示順記憶部17fは、このような表記順のルールを設定するところである。なお、表示順序記憶部17fに記憶されている優先順の優位のものを表示したり、「(アットマーク)」「&」のグループを利用して一方だけを表示したり、することなどもできる。
さらに17hは、図5(a)のプレゼンス情報表示画面のコンタクトリストに表示される表示名またはグループを一見して内容を識別できるように表示するための制御データを収めた表示モードデータ部である。表示モードの動作としては、(1)各表示名(ユーザ)ごとに背景色を変える、(2)会社関係とか趣味関係とかの各グループごとに背景色を変える、(3)各表示名(ユーザ)ごとに文字の色を変える、(4)各グループごとに文字の色を変える、(5)オンラインの数を表示するためにキー入力部18のキーボタンを同数発光させる、(6)キーボタンに各ユーザを割り当ててプレゼンス情報の通知があったときに発光(各人に別の色の割り当てが好適)させる、(7)キーボタンに各グループを割り当ててプレゼンス情報の通知があったときに発光(人数で別の色を割り当てるのが好適)させる、(8)プレゼンス情報の通知があったときに各ユーザごとに音声で通知する、(9)プレゼンス情報の通知があったときに各グループごとに音声で通知する、(10)プレゼンス情報の通知があったときに各ユーザごとに振動で通知する、(11)プレゼンス情報の通知があったときに各グループごとに振動で通知する、といったものがある。なお、(1)〜(7)の表示モードでは、常時プレゼンス情報を表示するモードと、プレゼンス情報が変更された場合にのみプレゼンス情報を表示するモードの2種類のモードが設定できるが、(8)〜(11)の表示モードではプレゼンス情報が変更された場合にのみプレゼンス情報を表示するモードが1種類設定可能である。
表示モードデータ部17hには、これら(1)〜(11)の制御データが格納されており、予め表示画面生成手段31に対していずれかを設定することによって、設定した動作をさせることができる。
17iは上記(8),(9)の音声で通知する音声データを格納した音声データ部、17jは上記(10),(11)の振動モードを格納した振動データ部である。
続いて、図2に示す18はキーボードを利用して入力するキー入力部、18aはポインティングデバイスを使って画面から入力できるように表示制御する機能実現手段であるグラフィカルユーザインターフェース(Grafical User Interface、以下GUI)部、19はLCD(液晶)ディスプレー等を駆動する表示部である。キー入力部18は、相手先の電話番号を入力するテンキーやファンクションキー等からの入力を受け付け制御部16につたえる。GUI部18aはポインティングデバイスを使って入力可能な領域を選択し、対応する内容を入力するものである。
ところで、制御部16は多くの機能実現手段から構成され、記憶部17に格納されている制御プログラムを中央処理装置(CPU)のメインメモリに読み出してそれぞれの機能を実現する機能実現手段として構成されるものである。いずれもハードウェアとしてのCPUと制御プログラムを使ってソフトウェア的に各機能を実行する。
20は、SIPやRTP等、またTCP/UDP、IP等のプロトコルで通信を行う機能実現手段としての通信手段である。21はプレゼンスシステムにプレゼンス情報を提供する機能実現手段としてのプレゼンスユーザエージェント(PUA)部、22は購読リクエストの処理やプレゼンス状態の変化に応じて通知を生成できる機能実現手段としてのプレゼンスエージェント(PA)部、23はクライアントとしてプレゼンス情報を取得する機能実現手段としてのウォッチャー部である。ウォッチャー部23は、「SUBSCRI
BE」メッセージを送信してプレゼンス情報をリクエストし、「NOTIFY」メッセージを受信してプレゼンス情報を受け取る機能をもっている。
さて、このPUA部21、PA部22、ウォッチャー部23には次のような具体的な各機能を実行する手段が設けられている。
まず、PUA部21の説明をすると、PUA部21には次の構成が設けられる。24はプレゼンスルールを設定するプレゼンスルール設定手段である。プレゼンスルール設定手段24はプレゼンスルール登録部17cに、各ユーザのプレゼンスルール、例えば「Away」になるまでの時間を設定したり、「Not Available」に変更になるまでの時間を設定したり設定するものである。実施例1の通信端末では、図3に示す「プレゼンス/追加」ボタンのプルダウンメニューAを開いて、「プレゼンスルール設定」を選択し、設定画面を開いて設定する。
また、25は自己のプレゼンス情報を設定するプレゼンス情報設定手段、26はこのとき表示名を設定する表示名設定手段、27は同じくプレゼンス状態を設定する状態設定手段である。表示名設定手段26は、ユーザが追加情報を決定し、この追加情報が追加情報決定手段30によって通知されると、ユーザが予め設定した自分の表示名の後にデリミッタを配し、この追加情報を付加して追加情報付き表示名とする。追加情報がない場合は表示名をそのまま表示名とする。プレゼンス情報設定手段25はこれらを自己プレゼンス情報部17aに保存する。
なお、表示名(名前)はユーザが適宜設定可能であるが、プレゼンス情報はIDで管理されるため、ユーザによって表示名が設定されていない場合は、表示名設定手段26はIDを表示名として表示する。IDと表示名の双方が設定されている場合は、表示名設定手段26は設定された表示名をそのまま表示名として表示する。一例として、図3の<Not Available>に示す「123456」は、相手ユーザが表示名を設定していない場合のもので、相手のIDがそのまま表示されたものである。
ユーザは図3のプルダウンメニューCを開いて自端末に対する「Online」、「Offline」、「Away」、「Not Available」の入力を行え、また、状態設定手段27は、システム状態に基づいてプレゼンスルール登録部17cを参照し、プレゼンスルールに従って「Online」、「Offline」、「Away」、「Not Available」等の状態のいずれであるか判定し、1つの状態を選択する。プレゼンス情報設定手段25は、これを自己プレゼンス情報部17aに設定する。
次に、29はユーザ独自の追加情報を設定する追加情報設定手段、30は通知する追加情報を決定する追加情報決定手段である。実施例1においては、登録された追加情報は図3に示すように追加情報選択のためのプルダウンメニューBとして一覧で表示され、ユーザはメニューの中から1つを選択する。これより追加情報決定手段30が選択された1つを追加情報として決定する。上述したように複数選択できるようにすることもできる。
なお、図3の「プレゼンス/追加」のプルダウンメニューAには、追加情報の設定や削除のほかに、設定画面(ウィンドウ)を開いてプレゼンスルールをプレゼンスルール登録部17cに設定する「プレゼンスルール設定」、あるいは、自分の表示名を自己プレゼンス情報部17aに設定するための設定画面(ウィンドウ)を開く「表示名設定」等のリンク情報が設けられている。また、プルダウンメニューAには、このほか、プレゼンスシステムにログインするための「ログイン」と、そのプレゼンスシステムからログアウトするための「ログアウト」が設けられる。ログイン時、ログインのための画面でIDを入力する。
実施例1においては、さらに相手からプレゼンス情報の通知を受けたとき、相手の表示名をそのまま表示せずにリネーム処理を施すための「リネーム設定」が設けられている。図3の<Away>に示す「部長」は、相手の表示名を受信側でリネーム処理し、相手の表示名をそのまま表示せずに、「部長」とリネームしたものである。これについてはさらに後で詳述する。
続いて、PA部22には次の構成が設けられる。22aはプレゼンス情報通知手段である。他の通信端末から、プレゼンス情報をリクエストされたり、プレゼンス情報を送信したりするときに、プレゼンス情報通知手段22aは、自分のプレゼンス情報を自己プレゼンス情報部17aから取り出し相手のウォッチャー部23に送信する。
最後にこのウォッチャー部23の説明をすると、ウォッチャー部23を構成する23aが、「SUBSCRIBE」メッセージを送信してプレゼンス情報をリクエストするプレゼンス情報要求手段、23bは「NOTIFY」メッセージを受信してプレゼンス情報を受け取るプレゼンス情報取得手段である。プレゼンス情報通知手段22aが自分のプレゼンス情報を相手のPUA部21に送信し、プレゼンス情報取得手段23bがこれを受け取り、相手プレゼンス情報部17bを更新する。
さらに制御部16の詳細を説明をすると、31は表示画面生成手段である。ユーザがプレゼンス画面表示やプレゼンスメニューなどを開くとき、表示画面生成手段31はプレゼンス情報の画面表示を自動的に生成し、ディスプレーに表示する。31aはプレゼンス情報取得手段23bが相手端末からプレゼンス情報を取得したとき、自分で使いたい名前にリネームし、とくにデリミッタ「(アットマーク)」を使って「太郎(アットマーク)在宅」のように表示名が変更されているとき、自分で使いたい名前「taro」で「taro(アットマーク)在宅」にリネームすることができる追加情報付加手段である。
追加情報付加手段31aは、IDが「121212」で一致していれば、現在通知された名前が「太郎」であっても「太郎(アットマーク)在宅」であっても、「taro」、「taro(アットマーク)在宅」とリネームする。すなわち、プレゼンス情報を取得すると、表示画面生成手段31はIDを基に表示設定情報部17b1を参照し、表示設定情報部17b1にリネームする相手の名前が設定されていなければそのままの表示名でプレゼンス情報表示画面のコンタクトリストに表示する。このときリネームする相手の名前が設定されていれば、追加情報付加手段31aが表示名、例えば「太郎(アットマーク)在宅」からデリミッタと追加情報を「(アットマーク)在宅」を抽出すると共に、表示設定情報部17b1からリネームする名前「taro」を取り出し、「taro(アットマーク)在宅」を生成する。表示画面生成手段31はこのリネームされた表示名「taro(アットマーク)在宅」を表示部19によってLCDディスプレー等に表示する。
図2に示す32はコンタクトリストに表示される表示名またはグループを一見して内容が分かるように強調表示する表示モード選択手段である。ここで、強調表示とは表示名またはグループの印象を強めて識別力を増す表示のことである。この表示には色や光のほか、音や振動も含まれる。表示モード選択手段32に対しては、予めキー入力部18またはGUI部18aから何をどのように強調表示させるのか、表示モードを選択しておく。この選択に従って表示モード選択手段32は、記憶部17から制御データを取り出し、制御手段を選んで動作させる。33はLED等の発光部を発光させる制御を行う発光制御部、34はモータ等の振動部を動作させて振動を発生させる振動制御部である。発光制御部33、振動制御部34はこの強調表示を行う制御手段の1つである。
以上実施例1の無線通信端末の構成について説明したが、以下、図4の機能ブロック図
と図5(a),(b)のパケットの構成例、図6のフローチャートに基づいて動作の説明をする。
プレゼンス情報の送信端末側でプレゼンス情報のリクエストの「SUBSCRIBE」メッセージの着信や、プレゼンス情報を提供するイベントが発生すると、図5(a),(b)に示す「NOTIFY」メッセージを受信端末側のウォッチャー部に送信する。図5(b)はプレゼンス情報を通知する「NOTIFY」メッセージのパケット構成であり、図5(a)はそのSIPヘッダとSIPボディ(本文)である。図5(b)に示すように、このメッセージ全体をペイロードとしてカプセリングして送信する。
なお、「NOTIFY」メッセージは、SIPなどではPIDF(プレゼンス情報データ書式)に従って記述される。本実施例1では表示名を利用するため、XMLで記述するSIPボディ(本文)に拡張された新たなタグ<custom:nickname>を設け(図5(a)参照)、ここに表示名を書けるように構成する。図5(a)に示されているのは、表示名設定手段26が生成した追加情報付き表示名「太郎(アットマーク)在宅」が表示名として表示された場合である。このように表示名を含むプレゼンス情報の通知を行うプロトコルであれば、「表示名」と「追加情報」を組み合わせた追加情報付き表示名を表示でき、追加情報を相手端末に通知することができる。
このような「NOTIFY」メッセージが着信すると、図4に示すように、プレゼンス情報取得手段23bがSIPボディ(本文)の表示名からID、表示名、プレゼンス状態を取り出し、IDに従って相手プレゼンス情報部17bに格納し更新する。次いで、表示名にデリミッタのある場合には、追加情報付加手段31aが、例えば「太郎(アットマーク)在宅」からデリミッタと追加情報、すなわち「(アットマーク)在宅」を抽出すると共に、表示設定情報部17b1を参照してリネームする名前「taro」を取り出し、「taro(アットマーク)在宅」を生成する。デリミッタのない場合には、そのまま「太郎」を「taro」にリネームする。表示画面生成手段31はこのリネームされた表示名「taro」または「taro(アットマーク)在宅」を表示部19によりディスプレー等に表示する。
このように実施例1の無線通信端末は、表示名を利用した追加情報を受信したときにも、リネーム処理を行って相手が伝えたい追加情報を誰が送信したのか簡単に知ることができる。また、実施例1の無線通信端末はリネーム処理で追加情報が表示されないようなことはなく、ユーザが追加情報を見落とすようなことがない。
続いて、実施例1のプレゼンス情報受信時の表示モードの制御動作について説明する。通信端末のウォッチャー部23のプレゼンス情報取得手段23bがプレゼンス情報を受け取ると、IDを中心に管理され、プレゼンス情報設定手段25が相手プレゼンス情報部17bを更新し、表示モード選択手段32が設定された表示モードに従って制御手段を選び、具体的な制御条件を決め、制御データを取り出して、識別対象の表示名に対して、ユーザ単位かグループ単位か、色、発光、振動か音声のうちどれか、色でも背景色か文字色か、でそれぞれ強調表示の制御を変える。なお、ユーザ個人か、グループかを選ぶのは、それぞれIDで判定される。
各表示名(ユーザ)ごとに背景色を変える場合は、表示画面生成手段31が各表示名単位の行で背景色の異ならせ、背景色に存在する表示名の文字の肉部分は特定の色に置換した1ページのプレゼンス情報表示画面とする。なお、プレゼンス情報表示画面を構成するのに、各表示名等の基本となる配置の第1のレイヤと、背景色を変えた複数の背景だけの第2、第3・・・のレイヤを重ねて表示することによって構成することもできる。グループごとに背景色を変える場合も同様である。
また、表示名(ユーザ)ごとに文字の色を変える場合、グループごとに文字の色を変える場合は、XML、HTML等で文字色の指定をすればよい。
発光させる場合は、制御手段として発光制御部を選び、発光箇所(オンラインの表示名の数、プレゼンス情報の通知があった表示名の数、または所定のグループに関係付けられた箇所)の制御データを取り出して発光させればよい。表示モード選択手段32がこうした表示条件の特定を含めて実行する。また、音声でガイドする場合は、制御手段としてデータ処理部13の音声処理部を選び、スピーカ14から音声ガイド部17iの音声データを取り出して出力する。同様に、振動で通知する場合は、制御手段として振動制御部34を選ぶと共に、振動データ部17jから振動モードのデータを読み出して振動させるものである。
上記強調表示は相手端末のプレゼンス情報に応じて設定されるものでよく、例えば相手端末が「Online」のユーザのみ、あるいは「Offline」のユーザのみを識別対象として強調表示を行うようにしてもよい。
以上、識別の容易な強調表示について説明したが、図6のフローチャートに基づいて追加情報があっても識別の容易なプレゼンス情報のリネーム方法について説明する。図6に示すように、相手端末からプレゼンス情報を取得したとき、表示名が変更されたプレゼンス情報を受信すると(step1)、相手のIDに対して、リネームする名前が設定されているか否かがチェックされる(step2)。
リネームする名前が設定されていなければ、相手から通知された表示名をそのまま表示して(step3)、処理を終了する。stepにおいて、リネームする名前が設定されていれば、表示名からデリミッタと追加情報を抽出し(step4)、リネームする名前にデリミッタと追加情報を付加した表示名を生成する(step5)。この生成されたリネームされた表示名を表示する(step6)。
このように実施例1の通信端末は、既存のプレゼンスシステムで定義されているプレゼンス機能を維持しながら、プレゼンス情報に加えて追加情報を簡単に送信でき、プレゼンス情報を受信したとき、ユーザ単位かグループ単位かなど表示名のリストの強調表示を行うことができるグラフィカルユーザインターフェースを備えているので、表示名の内容の把握、識別が容易であり、強調表示を行う制御手段も、色については背景色か文字色、発光、振動、音声、の種々の手段があるので、最も効果的なグラフィカルユーザインターフェースとすることができる。
また、相手が既存のプレゼンスシステムで定義されているプレゼンス情報の表示名を利用して追加情報を通知してきたとき、送信されてきた名前をリネームして表示したい場合には、これをリネーム処理して、相手が伝えたい追加情報を誰が送信したのか簡単に知ることができる。
本発明は、表示名を含むプレゼンス情報を送信できる通信端末に適用できる。
本発明の実施例1における無線通信端末の通信システム説明図 本発明の実施例1における無線通信端末の構成図 本発明の実施例1における無線通信端末の表示画面サンプルの説明図 本発明の実施例1における無線通信端末のプレゼンス機能のブロック図 (a)本発明の実施例1における無線通信端末のメッセージの説明図、(b)(a)のメッセージの通信パケットの構成説明図 本発明の実施例1におけるプレゼンス情報をリネームするフローチャート (a)従来のプレゼンス情報を片方向で通知する場合の説明図、(b)従来のプレゼンス情報を双方向で通知する場合の説明図 従来のプレゼンス情報をリクエストしたときに通知する場合の説明図 従来のプレゼンス情報の変更を検知して通知する場合の説明図 従来のユーザ独自の追加情報を通知する場合の説明図
符号の説明
1 IPネットワーク
1a 無線LAN
2a,2b アクセスポイント
3a,3b,3c 無線通信端末
4 プレゼンスサーバ
11 送受信部
12 通信制御部
13 データ処理部
14 スピーカ
15 マイク
16 制御部
17 記憶部
17a,102,302 自己プレゼンス情報部
17b,105,305 相手プレゼンス情報部
17b1 表示設定情報部
17c プレゼンスルール登録部
17d 追加情報部
17e スケジュール部
17f 表示順記憶部
17h 表示モードデータ部
17i 音声データ部
17j 振動データ部
18 キー入力部
18a GUI部
19 表示部
20 通信手段
21,101,301 プレゼンスユーザエージェント(PUA)部
22,103,303 プレゼンスエージェント(PA)部
22a,111 プレゼンス情報通知手段
23,104,304 ウォッチャー部
23a プレゼンス情報要求手段
23b プレゼンス情報取得手段
24 プレゼンスルール設定手段
25 プレゼンス情報設定手段
26 表示名設定手段
27 状態設定手段
29 追加情報設定手段
30 追加情報決定手段
31 表示画面生成手段
31a 追加情報付加手段
32 表示モード選択手段
33 発光制御部
34 振動制御部
100 端末A
200 ネットワーク
300 端末B

Claims (10)

  1. プレゼンス情報を受信できるプレゼンス情報取得手段を備えた通信端末であって、他端末からプレゼンス情報を受信したとき、設定された表示条件に従って前記表示名のリストで識別対象の表示名に対して強調表示を行う制御手段を備えた通信端末。
  2. 前記表示条件が他端末のユーザのプレゼンス状態に応じて設定され、設定されたプレゼンス状態になったとき前記強調表示を行う請求項1記載の通信端末。
  3. 前記プレゼンス状態がオンラインの場合またはオフライン以外の場合に限って前記強調表示を行う請求項2記載の通信端末。
  4. 前記強調表示を行う制御手段が、表示部に表示する表示名のリストで識別対象の表示名の背景色か文字色を変更させる表示画面作成手段である請求項1から3のいずれか1項に記載の通信端末。
  5. 前記表示画面作成手段が、ユーザ単位またはグループ単位で色を変更させる請求項4記載の通信端末。
  6. 前記強調表示を行う制御手段が、識別対象の表示名に対して発光部の発光位置を関係付けて発光させる発光制御部である請求項1から3のいずれか1項に記載の通信端末。
  7. 前記発光位置が、オンラインの表示名の数、プレゼンス情報の通知があった表示名の数、または所定のグループに関係付けられた箇所である請求項6記載の通信端末。
  8. 前記強調表示を行う制御手段が、識別対象の表示名に対する音声データを音声信号に変換してスピーカから出力する音声処理部である請求項1から3のいずれか1項に記載の通信端末。
  9. 前記強調表示を行う制御手段が、識別対象の表示名に対して振動モードのデータを読み出して振動部を振動させる振動制御部である請求項1から3のいずれか1項に記載の通信端末。
  10. 表示名を含んだプレゼンス情報を受信できるプレゼンス情報取得手段を備えた通信端末であって、他の端末からプレゼンス情報を受信したとき、受信したプレゼンス情報の表示名をリネームするためにリネームする名前に受信した追加情報を付加する追加情報付加手段が設けられ、追加情報を付加したリネーム名を表示して、追加情報の通知と共にリネーム名で相手を識別する通信端末。
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