JP2015036838A - Kvmスイッチ及びkvmシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 操作者に、サーバの操作権限がないことを、直感的に認識させることができるKVMスイッチを提供する。
【解決手段】 複数のサーバ10の各々と通信する複数のサーバユニット100と、振動部を有するマウス22をそれぞれに備える複数のコンソール20の各々と通信する複数のコンソールユニット300と、操作者の操作に応じて選択されたサーバ10と通信するサーバユニット100を複数のサーバユニット100から選択し、操作者の操作するコンソール20に接続したコンソールユニット300に接続するメインユニット200とを有し、メインユニット200は、優先度の異なる操作権を有する複数の操作者から同一のサーバ10に対する操作要求を受け付けた場合に、優先度の低い操作権を有する操作者が使用するマウス22の振動部を振動させる信号をマウス22に送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、KVMスイッチ及びKVMシステムに関する。
従来より、複数のサーバと複数のコンソール(各コンソールはマウス、キーボード及びモニタを含む)との間に接続され、各コンソールに接続するサーバの切換を行うKVMスイッチが知られている。
KVMスイッチでは、複数の コンソールを1台のサーバに接続させることができる。すなわち、複数の操作者が1台のサーバに操作要求を出すことができる。しかし、複数の操作者が1台のサーバを同時に操作することはできず、優先度の高い操作者の操作中は、優先度の低い操作者はサーバを操作することができない。このため、サーバを操作することができない操作者に、サーバの操作権限がない旨を通知する必要がある。
特許文献1には、操作権限に関する情報をコンソールとしてのディスプレイに表示する技術が開示されている。特許文献2には、2つのマウスが操作されてもいずれか一方のデータのみをパソコンに送出する技術が開示されている。
特開2011−28652号公報 特開平5−265915号公報
しかしながら、サーバの操作権限に関する情報をディスプレイの画面に表示しただけでは、操作者は、画面表示に気がつかず、自身がサーバの操作権限を有していないことを認識できない場合がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、操作者に、サーバの操作権限がないことを、直感的に認識させることができるKVMスイッチ及びKVMシステムを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために本発明のKVMスイッチは、複数のサーバとそれぞれ通信する複数の第1通信手段と、振動部をそれぞれに有する複数のコンソールとそれぞれ通信する複数の第2通信手段と、前記複数のサーバのうち、操作者の操作に応じて選択されたサーバと通信する第1通信手段を前記複数の第1通信手段から選択し、前記操作者の操作するコンソールに接続した第2通信手段に接続する切替制御手段とを有し、前記切替制御手段は、優先度の異なる操作権を有する複数の操作者から同一のサーバに対する操作要求を受け付けた場合に、優先度の低い操作権を有する操作者が使用するコンソールの振動部を振動させる信号を当該コンソールに送信することを特徴とする。
上記KVMスイッチにおいて、前記切替制御手段は、前記コンソールの備えるマウスの操作入力を第2通信手段を介して受信した場合に、前記マウスに、前記振動部を振動させる信号を送信することを特徴とする。
上記KVMスイッチにおいて、前記切替制御手段は、前記コンソールの備えるキーボードの操作入力を第2通信手段を介して受信した場合に、前記コンソールの備えるマウスに、前記振動部を振動させる信号を送信することを特徴とする。
上記KVMスイッチにおいて、前記切替制御手段は、前記振動部を振動させる振動方向と、前記振動部を振動させる振動量との少なくとも一方を、操作者に応じて変更することを特徴とする。
本発明のKVMシステムは、複数のサーバとそれぞれ通信する複数の第1通信手段と、振動部をそれぞれに有する複数のコンソールとそれぞれ通信する複数の第2通信手段と、前記複数のサーバのうち、操作者の操作に応じて選択されたサーバと通信する第1通信手段を前記複数の第1通信手段から選択し、前記操作者の操作するコンソールに接続した第2通信手段に接続する切替制御手段とを有するKVMスイッチと、前記KVMスイッチを介して外部のサーバを操作する、少なくともマウスを有するコンソールと、を備え、前記切替制御手段は、優先度の異なる操作権を有する複数の操作者から同一のサーバに対する操作要求を受け付けた場合に、優先度の低い操作権を有する操作者が使用するコンソールの振動部を振動させる信号を当該コンソールに送信することを特徴とする。
本発明によれば、操作者に、サーバの操作権限がないことを、直感的に認識させることができる。
KVMスイッチの全体構成の一例を示す図である。 サーバユニットの詳細構成の一例を示す図である。 メインユニットの詳細構成の一例を示す図である。 コンソールユニットの詳細構成の一例を示す図である。 マウスの電気的な接続構成を示す図である。 マウスの断面図である。 ユーザ登録画面の一例を示す図である。 メインユニットのEEPROMに保存されるテーブルデータの一例を示す図である。 (A)は、メインユニットのEEPROMに保存される第1設定テーブルの一例を示す図であり、(B)は、メインユニットのEEPROMに保存される第2設定テーブルの一例を示す図である。 メインユニットのマイコンの処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例を説明する。図1に、KVMスイッチ1を含む本システムの全体構成の一例を示す。本システムは、KVMスイッチ1、複数のサーバ10−1、10−2、・・・、10−N(Nは任意の自然数)と、複数のコンソール20−1、20−2、・・・、20−M(Mは任意の自然数)とを含む。
KVMスイッチ1は、複数のサーバユニット100−1、100−2、・・・、100−Nと、メインユニット200と、複数のコンソールユニット300−1、300−2、・・・、300−Mとを備える。複数のサーバユニット100−1、100−2、・・・、100−Nの各々は、複数のサーバ10−1、10−2、・・・、10−Nにそれぞれ接続されている。同様に、複数のコンソールユニット300−1、300−2、・・・、300−Mの各々は、複数のコンソール20−1、20−2、・・・、20−Mにそれぞれ接続されている。なお、サーバユニット100−1、100−2、・・・、100−Nを総称して呼ぶ場合には、サーバユニット100と表記する。同様に、サーバ10−1、10−2、・・・、10−Nを総称して呼ぶ場合には、サーバ10と表記する。同様に、コンソールユニット300−1、300−2、・・・、300−Mを総称して呼ぶ場合には、コンソールユニット300と表記する。同様に、コンソール20−1、20−2、・・・、20−Mを総称して呼ぶ場合には、コンソール20と表記する。
メインユニット200とサーバユニット100とは、例えば一本のケーブルで接続され、シリアル通信を行う。サーバユニット100とサーバ10も、例えば一本のケーブルで接続され、シリアル通信を行う。また、メインユニット200とコンソールユニット300も、例えば一本のケーブルで接続され、シリアル通信を行う。コンソールユニット300とコンソール20とは、例えばコンソール20の備えるキーボード、ディスプレイ及びマウスのそれぞれに対応した複数のケーブルで接続される。
メインユニット200は、複数のサーバユニット100−1、100−2、・・・、100−Nから選択した1台のサーバユニット100と、複数のコンソールユニット300−1、300−2、・・・、300−Mから選択したコンソールユニット300とを接続する。メインユニット200は、コンソールユニット300とサーバユニット100とを選択的に接続することで、コンソールユニット300に接続したコンソール20と、サーバユニット100に接続したサーバ10との通信を実現する。
次に、図2を参照しながらサーバユニット100の詳細について説明する。図2には、サーバユニット100の詳細な構成の一例を示す。サーバユニット100は、サーバユニット100の全体を制御するマイコン101、プログラムやデータを格納するEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)102、モニタの接続名や設定値などのEDID(Extended Display Identification Data)を保存するEDID保存部103、EDIDを出力するか又は出力しないかを選択するセレクタ104、及びサーバユニット100のファームウエアを書き替える書き替え部105を備えている。さらに、サーバユニット100は、メインユニット200と接続する通信ポート106、USB(Universal Serial Bus)データをサーバ10に出力するUSBポート107、キーコードやマウスデータをサーバ10に出力するPS/2ポート108、シリアルデータをサーバ10に出力するシリアルポート109、サーバ10の画面データを入力するビデオポート110、及びビデオポート110から入力された画面データをビデオ信号としてメインユニット200へ送信するビデオ信号送信部111を備えている。
マイコン101は、EEPROM102、EDID保存部103、セレクタ104、書き替え部105、通信ポート106、USBポート107、PS/2ポート108、及びシリアルポート109に接続されている。ビデオ信号送信部111は、ビデオポート110及び通信ポート106に接続されている。
次に、図3を参照しながらメインユニット200の詳細について説明する。図3には、メインユニット200の詳細な構成の一例を示す。メインユニット200は、メインユニット200の全体を制御するマイコン201、プログラムやデータを格納するEEPROM202、複数のサーバユニット100−1〜100−Nからのビデオ信号を入力するビデオ信号入力部203−1〜203−N、ビデオ信号の歪みを調整するビデオ信号調整部204−1〜204−N、入力したビデオ信号の出力先を切り替えるマトリックススイッチ部205、マトリックススイッチ部205から出力されるビデオ信号と基準信号発生部209から出力される基準信号とのいずれか一方を出力するスイッチ部206−1〜206−M、EEPROM202に保存されているオンスクリーンディスプレイ(OSD)機能の設定画面のデータをマトリックススイッチ部205から出力されるビデオ信号に重畳するOSDコントローラ207−1〜207−M、スイッチ部206−1〜206−Mから出力されたビデオ信号又は基準信号をコンソールユニット300−1〜300−Mにそれぞれ出力するビデオ信号出力部208−1〜208−M、ビデオ信号の歪み調整に使用される基準信号を発生する基準信号発生部209、入力したキーコードやマウスデータの出力先を切り替えるマトリックススイッチ部210、複数のコンソールユニット300−1〜300−Mを接続する通信ポート211−1〜211−M、及び複数のサーバユニット100−1〜100−Nを接続する通信ポート212−1〜212−Nを備えている。
ビデオ信号入力部203−1〜203−Nは、通信ポート211−1〜211−N及びビデオ信号調整部204−1〜204−Nに接続されている。マイコン201は、EEPROM202、ビデオ信号調整部204−1〜204−N、マトリックススイッチ部205、210、及びスイッチ部206−1〜206−Nに接続されている。マトリックススイッチ部205は、ビデオ信号調整部204−1〜204−N、スイッチ部206−1〜206−N、及びOSDコントローラ207−1〜207−Nに接続されている。スイッチ部206−1〜206−Nは、基準信号発生部209、OSDコントローラ207−1〜207−N、及びビデオ信号出力部208−1〜208−Mに接続されている。ビデオ信号出力部208−1〜208−Nは、スイッチ部206−1〜206−N、及び通信ポート212−1〜212−Mに接続されている。マトリックススイッチ部210は、通信ポート211−1〜211−M、及び通信ポート212−1〜212−Nに接続されている。
次に、図4を参照しながらコンソールユニット300の詳細について説明する。図4には、コンソールユニット300の詳細な構成の一例を示す。コンソールユニット300は、コンソールユニット300の全体を制御するマイコン301、プログラムやデータを格納するEEPROM302、コンソールユニット300のファームウエアを書き替える書き替え部303、キーボード21と接続するPS/2ポート304、マウス22と接続するPS/2ポート305、モニタ23と接続するビデオポート306、メインユニット200と接続する通信ポート307、及びビデオ信号を受信し、モニタ23に表示するビデオ信号を切り替えるビデオ信号受信&切り替え部308を備えている。マイコン301は、EEPROM302、書き替え部303、PS/2ポート304、PS/2ポート305、及び通信ポート307に接続されている。ビデオ信号受信&切り替え部308は通信ポート307とビデオポート306との間に接続されている。キーボード21、マウス22及びモニタ23は、コンソール20を構成している。
次に、コンソール20の備えるマウス22の一例について図5及び図6を参照しながら説明する。図5に、マウス22の電気的な接続構成を示し、図6に、マウス22の断面図を示す。
まず、図5を参照しながらマウス22の電気的な接続について説明する。マウス22は、マウス22の全体を制御するマイコン等を備える制御部2201と、マウスカーソルの移動を指示すると共に、ユーザの指に力触覚(振動)を与えるポインティングデバイス2202と、メインユニット200から送信される指示信号に基づいてポインティングデバイス2202を駆動する駆動部2203と、ポインティングデバイス2202の位置を検出する位置センサ2204とを備える。なお、制御部2201は、メインユニット200から受信する指示信号をD/A変換して増幅する回路部(不図示)を備えていてもよい。
次に、図6に示すマウス22の断面図を参照しながらマウス22についてさらに説明する。マウス22の筐体2210内の上部には、駆動部2203が設けられている。駆動部2203は、ポインティングデバイス2202と接続している。駆動部2203が振動することで、駆動部2203の振動がポインティングデバイス2202に伝わる。位置センサ2204は、筐体2210内の上部で、ポインティングデバイス2202に対向する位置に設けられている。ポインティングデバイス2202の下には、クリックボタン2213が設けられており、ポインティングデバイス2202の押圧は、クリックボタン2213に伝達される。筐体2210内の底部には、制御部2201、ボール2211及びエンコーダ2212が設けられている。エンコーダ2212は、ボール2211の回転を位置情報に変換して、制御部2201に送信する。なお、制御部2201は、ボール2211以外の各構成要素に接続されているが、同図では配線を省略する。
次に、図7を参照しながら本システムを利用可能なユーザを登録するユーザ登録について説明する。図7に、ユーザ登録画面の一例を示す。例えば、ユーザがコンソール20を使用して所定のホットキー(例えば、Ctrlキーの押下2回)を入力すると、モニタ23に図7のユーザ登録画面が表示される。図7のユーザ登録画面は、ユーザID登録部11、パスワード登録部12、ユーザ/パワーユーザ登録部13、及びキー操作表示部14を含む。新規のユーザは、ユーザ登録画面上でユーザID及びパスワードを登録する。尚、ユーザ/パワーユーザ登録部13の初期値は「USER」であるが、ユーザ登録画面上で「POWER USER」に変更することができる。「POWER USER」については後述する。
次に、本システムにログインしたユーザに付与される操作権について説明する。操作権とは、認証処理により、本システムにログインしたユーザに付与される「USER」、「POWER USER」、「ADMIN」等の権利をいう。各操作権には、優先度が設定されており、「ADMIN」の操作権を有するユーザが最も優先度が高く、「POWER USER」の操作権を有するユーザが次に優先度が高く、「USER」の操作権を有するユーザが最も優先度が低い。また、複数のユーザが1台のサーバ1に同時にアクセスしたときに、実際に、サーバ10を操作することができる1人のユーザを、操作権限を有するユーザと呼ぶ。
「ADMIN」は、システム管理者に設定される、又は最初にKVMスイッチ3にアクセスしたユーザに設定される。「POWER USER」は、サーバ10へのマルチユーザアクセス時に(即ち、複数のユーザが1台のサーバ1へ同時にアクセスするとき)、「ADMIN」と「USER」との中間の権限を有する。例えば、「POWER USER」が、「ADMIN」が予めアクセスしているサーバ10へアクセスしても、「POWER USER」はサーバ10の画面をモニタ23に表示することはできるが、サーバ10を操作することはできない。一方、「POWER USER」が、「USER」が予めアクセスしているサーバ10へアクセスする場合でも、「USER」に代わって、「POWER USER」は優先的にサーバ10を操作することができる。「ADMIN」は、KVMスイッチ1の各種の設定を変更することができるが、「POWER USER」及び「USER」は、KVMスイッチ1の各種の設定を変更することはできない。
メインユニット200のマイコン201は、サーバ10の選択時に図8に示すテーブルデータに従ってサーバ10の操作権限を移転する。図8に示すテーブルデータは、EEPROM202に保存されている。なお、図8の「取られる側」は、現在のユーザの操作権を示し、「取得側」は、同一サーバ10に後からアクセスしてきたユーザの操作権を示す。図8の「OP」は、現在のユーザがサーバ10を操作中であること(即ち、サーバ10の操作権限を有すること)を示す。また、図8の「◎」は、キーボード21又はマウス22の操作でサーバ10の操作権限が移転することを示し、「×」は、サーバ10の操作権限を取得できないことを示す。
図8では、サーバ10の操作権限の移転が認められている場合には、5秒間キーボード21又はマウス22が操作されないと、サーバ10の操作権限は放棄される。例えば、現在「POWER USER」がサーバ10の操作権限を有し、「ADMIN」が同一サーバ10にアクセスした場合、「POWER USER」が5秒間キーボード21又はマウス22を操作しないと、サーバ10の操作権限は放棄される。サーバ10の操作権限の移転が認められており、且つサーバ10の操作権限が放棄されている場合に、キーボード21又はマウス22が操作されると、操作中のユーザにサーバ10の操作権限は自動的に移転する。例えば、「POWER USER」がサーバ10の操作権限を放棄しており、「ADMIN」が同一サーバ10にアクセスしキーボード21又はマウス22を操作すると、サーバ10の操作権限は「ADMIN」に移転する。尚、マイコン301は、サーバ10の操作権限を放棄するための基準時間(上記5秒間)を設定する設定モードを備えており、「ADMIN」の操作権限を有するユーザは、この設定モードを使って、サーバ10の操作権限を放棄するための基準時間を変更することができる。
次に、優先度の異なる操作権を有する複数のユーザから同一のサーバ10に対する操作要求を入力した場合のメインユニット200のマイコン201の処理について説明する。なお、この場合の操作要求は、選択サーバ10を実際に操作する要求である。
メインユニット200のマイコン201は、操作権を有する複数のユーザから同一サーバ10(以下、この選択されたサーバ10を選択サーバ10と呼ぶ)に対する操作要求を受け付けた場合、各ユーザの操作するコンソール20を選択サーバ10に接続する。すなわち、マイコン201は、操作要求を受け付けた各ユーザの操作するコンソールユニット300のそれぞれを、選択サーバ10と接続するサーバユニット100に接続する。なお、選択サーバ10とコンソール20との通信路が接続された状態を、以下では通信可能状態と呼ぶ。
マイコン201は、複数ユーザが選択サーバ10と通信可能状態である場合に、この複数のユーザの中から優先度の最も高い操作権を有するユーザが操作するコンソール20を選択する。マイコン201は、選択したコンソール20から受け付けた操作要求を選択サーバ10に送信する。優先度の最も高い操作権を有するユーザが選択サーバ10を操作中は、このユーザが選択サーバ10の操作権限を有し、選択サーバ10を操作することができる。優先度の低い操作権を有する他のユーザは、選択サーバ10の操作権限を有しておらず、コンソール20を操作して選択サーバ10の操作要求をKVMスイッチ1に送信しても、メインユニット200のマイコン201が、この操作要求を選択サーバ10に送信しないように制御する。
例えば、「ADMIN」の操作権を有するユーザaが、コンソール20を使用して選択サーバ10を操作している際に、「POWER USER」や「USER」の操作権を有するユーザbがコンソール20を操作して、選択サーバ10の操作要求を選択サーバ10に送ったとする。この場合、優先度の高い「ADMIN」の操作権を有するユーザaが選択サーバ10を操作を許可されるため、優先度の低いユーザbは選択サーバ10を操作することができない。また、「POWER USER」や「USER」の操作権を有するユーザaが、コンソール20を使用して選択サーバ10を操作している際に、「ADMIN」の操作権を有するユーザbがコンソール20を操作して、選択サーバ10の操作要求を選択サーバ10に送ったとする。この場合も、優先度の高い「ADMIN」の操作権を有するユーザbが選択サーバ10の操作を許可されるため、優先度の低いユーザaは選択サーバ10を操作することができなくなる。
また、メインユニット200のマイコン201は、複数ユーザが操作可能状態である場合において、優先度の低いユーザが操作するコンソール20から操作要求を受け付けた場合、このコンソール20に接続するコンソールユニット300に指示信号を送信する。指示信号とは、マウス22のポインティングデバイス2202を振動させる信号であり、振動量、振動方向、振動時間等が規定される信号である。また、ユーザが操作要求を入力するコンソール20には、マウス22やキーボード21が含まれる。すなわち、マイコン201は、優先度の低いユーザがキーボード21やマウス22を操作して入力した操作要求を受信すると、これらのキーボード21やマウス22に接続するコンソールユニット300に指示信号を送信する。
メインユニット200のマイコン201から指示信号を受信したコンソールユニット300は、受信した指示信号をマウス22に送信して、マウス22のポインティングデバイス2202を振動させる。なお、以下では、ポインティングデバイス2202を振動させて、ユーザに操作権がない旨を通知することを触覚通知と呼ぶ。マウス22の制御部2201は、指示信号を入力すると、駆動部2203を駆動させてポインティングデバイス2202を振動させる。駆動部2203は、ポインティングデバイス2202を上下方向、左右方向、斜め方向、円運動と異なる振動方向に振動させることができる。
なお、触覚通知を行うタイミングは、上述したものに限られない。例えば、あるユーザが操作中のサーバ10を、このユーザよりも優先度の低いユーザが選択した場合に、優先度の低いユーザの操作するコンソール20に触覚通知を行うとよい。すなわち、選択されたサーバ10は優先度の高いユーザが操作中であり、操作できない旨を優先度の低いユーザに通知することができる。
また、操作権を有するユーザが操作権を喪失した場合に、操作権を喪失したユーザのコンソール20に触覚通知を行うとよい。例えば、ユーザからの操作情報が継続して1分間、入力されなかった場合に、ユーザの操作するコンソール20に触覚通知を行い、操作権を喪失した旨を該当のユーザに通知する。
また、ログアウトした場合に、ログアウトしたユーザのコンソール20に触覚通知を行うとよい。ユーザは、ログアウトが完了したことを直感的に理解することができる。従って、ログアウトの処理を忘れて、権限のない第三者に無断でサーバ10が操作されるような問題の発生を低減することができる。
ここで、メインユニット200のEEPROM202に保存されたテーブルの構成の一例について説明する。図9(A)には、ユーザごとに触覚通知の有無を設定した第1設定テーブルの一例を示す。図9(B)には、触覚通知を行う通知タイミングと、通知時のポインティングデバイス2202の振動方向、振動量及び振動時間を設定した第2設定テーブルの一例を示す。なお、第2設定テーブルは、第1設定テーブルに登録されたユーザごとに設けられている。
第1設定テーブルは、各ユーザを識別するユーザ名と、触覚通知を有効とするのか、無効とするのかの設定情報を記録した記録欄とが設けられている。例えば、記録欄に有効と記録されたユーザが、操作権限を有していないサーバ10の操作要求を行うと、メインユニット200のマイコン201は、指示信号を当該ユーザの操作するコンソール20に送信して、マウス22のポインティングデバイス2202を振動させる。
次に、第2設定テーブルについて説明する。第2設定テーブルには、触覚通知を行う通知タイミングと、通知時のポインティングデバイス2202の振動方向、振動量及び振動時間とが対応付けて登録されている。
通知タイミングには、上述したように、キーボード21のキー入力を受け付けた場合、マウス22の操作入力を受け付けた場合、サーバ10が選択された場合、ユーザが操作権限を喪失した場合、ログアウトした場合等が含まれる。また、ポインティングデバイス2202の振動方向には、上下方向、左右方向、斜め方向、円運動等の複数の方向がある。ポインティングデバイス2202の振動量も大、中、小の3段階が設定可能である。また、振動時間も、例えば30秒以内でユーザの好みの時間を設定することができる。
メインユニット200のマイコン201は、触覚通知を「有効」で登録したユーザに、第2設定テーブルで設定した通知タイミングが生じると、この通知タイミングに設定された振動方向、振動量、振動時間でポインティングデバイス2202を振動させる指示信号を生成して、該当するユーザが操作するコンソール20に送信する。
次に、図10に示すフローチャートを参照しながらメインユニット200のマイコン201の処理手順を説明する。
マイコン201は、まず、操作情報を受信したか否かを判定する(ステップS1)。
操作情報は、ユーザがコンソール20を操作して入力した情報であって、コンソール20からメインユニット200のマイコン201に送信される。ステップS1の判定が肯定判定の場合、マイコン201は、操作情報によって指定されるサーバ10の操作権限を他のユーザが有しているか否かを判定する(ステップS2)。ステップS2の判定が肯定判定の場合、マイコン201は、操作権限を有する他のユーザの操作権は、受信した操作情報の送信者であるユーザ(以下、対象ユーザという)の操作権よりも優先度が高いか否かを判定する(ステップS3)。ステップS3の判定が肯定判定の場合、又はステップS2の判定が否定判定の場合、マイコン201は、対象ユーザにサーバ10の操作権限を付与し、該当するサーバ10にコンソール20から受け付けた操作情報を送信する(ステップS4)。また、ステップS3の判定が否定判定の場合、マイコン201は、第2設定テーブルに登録された設定に従って、指示信号を対象ユーザの操作するコンソール20に送信する(ステップS4)。また、ステップS2の判定が否定判定の場合、マイコン201は、受け付けた操作情報を指定されたサーバ10に接続するサーバユニット100に送信する(ステップS5)。
また、ステップS1の判定が否定判定の場合、マイコン201は、操作権を失ったユーザが存在するか否かを判定する(ステップS6)。ステップS6の判定が肯定判定の場合、マイコン201は、第2設定テーブルに登録された設定に従って、指示信号を対象ユーザの操作するコンソール20に送信する(ステップS5)。また、ステップS6の判定が否定判定であった場合、または、ステップS3またはS4の処理を終了すると、マイコン201は、ステップS7の判定に移行する。ステップS7の判定では、マイコン201は、KVMスイッチ1の電源がオフされたか否かを判定する。ステップS7の判定が肯定判定の場合、マイコン201は、処理を終了する。また、ステップS7の判定が否定判定の場合、マイコン201は、ステップS1からの処理を再度行う。
以上、詳細に説明したように本実施形態は、操作権を有する複数のユーザから同一のサーバ10に対する操作要求を受け付けた場合に、KVMスイッチ1のメインユニット200が、優先度の低い操作権を有するユーザが使用するコンソール20のポインティングデバイス2202を振動させる信号をコンソール20に送信する。従って、操作者に、サーバの操作権限がないことを直感的に認識させることができる。
また、マウスの操作入力を受信した場合、又はキーボードの操作入力を受信した場合に、ポインティングデバイス2202を振動させることで、好適なタイミングで操作者に操作権限がないことを通知することができる。
また、ポインティングデバイス2202を振動させる振動方向と振動量との少なくとも一方を、操作者に応じて変更することで、操作者の好みに合わせてポインティングデバイス2202を振動させることができる。
上述した実施例は本発明の好適な実施例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施が可能である。
1 KVMスイッチ
10 サーバ
20 コンソール
100 サーバユニット
200 メインユニット
201 マイコン(切替制御手段)
211−1、・・・、211−N 通信ポート(第1通信手段)
212−1、・・・、212−M 通信ポート(第2通信手段)
300 コンソールユニット

Claims (5)

  1. 複数のサーバとそれぞれ通信する複数の第1通信手段と、
    振動部をそれぞれに有する複数のコンソールとそれぞれ通信する複数の第2通信手段と、
    前記複数のサーバのうち、操作者の操作に応じて選択されたサーバと通信する第1通信手段を前記複数の第1通信手段から選択し、前記操作者の操作するコンソールに接続した第2通信手段に接続する切替制御手段とを有し、
    前記切替制御手段は、優先度の異なる操作権を有する複数の操作者から同一のサーバに対する操作要求を受け付けた場合に、優先度の低い操作権を有する操作者が使用するコンソールの振動部を振動させる信号を当該コンソールに送信する、KVMスイッチ。
  2. 前記切替制御手段は、前記コンソールの備えるマウスの操作入力を第2通信手段を介して受信した場合に、前記マウスに、前記振動部を振動させる信号を送信する、請求項1記載のKVMスイッチ。
  3. 前記切替制御手段は、前記コンソールの備えるキーボードの操作入力を第2通信手段を介して受信した場合に、前記コンソールの備えるマウスに、前記振動部を振動させる信号を送信する、請求項1記載のKVMスイッチ。
  4. 前記切替制御手段は、前記振動部を振動させる振動方向と、前記振動部を振動させる振動量との少なくとも一方を、操作者に応じて変更する、請求項1から3のいずれか1項記載のKVMスイッチ。
  5. 複数のサーバとそれぞれ通信する複数の第1通信手段と、振動部をそれぞれに有する複数のコンソールとそれぞれ通信する複数の第2通信手段と、前記複数のサーバのうち、操作者の操作に応じて選択されたサーバと通信する第1通信手段を前記複数の第1通信手段から選択し、前記操作者の操作するコンソールに接続した第2通信手段に接続する切替制御手段とを有するKVMスイッチと、
    前記KVMスイッチを介して外部のサーバを操作する、少なくともマウスを有するコンソールと、を備え、
    前記切替制御手段は、優先度の異なる操作権を有する複数の操作者から同一のサーバに対する操作要求を受け付けた場合に、優先度の低い操作権を有する操作者が使用するコンソールの振動部を振動させる信号を当該コンソールに送信する、KVMシステム。

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