WO2005051045B1 - 発光素子 - Google Patents

Abstract

　蛍光体を含む発光体層(2)と、少なくとも２つの電極(6,7)を含む発光素子(1)であって、前記発光素子(1)は異なる誘電率を有する少なくとも２種の電気的絶縁体層(2,9)を含み、前記電気的絶縁体層(2,9)の１つは前記発光体層(2)であり、前記２つの電極(6,7)のうちいずれかの電極は、前記絶縁体層のいずれかと接して形成されている。これにより、沿面放電を利用して発光でき、製造コストが安く、発光効率が良好であり、大画面ディスプレイを作製した際の消費電力が小さい発光素子を提供できる。

Claims

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捕正書の請求の範囲

[2005年 5月 23日 （23. 05. 05) 国際事務局受理 ： 出願当初の請求の範囲 、 7-1 1, 23及ぴ 25は捕正された；出願当初の請求の範囲 6は取り下げられた； 他の請求の範囲は変更なし。 （2頁)]

[ I ] (補正後） 蛍光体を含む発光体層と、 少なくとも 2つの電極を含む発光軒であって、 前記発光軒は異なる誘電率を有する少なくとも 2種の電気的絶縁体層を含み、 前 記電気的絶 »層の 1つは前記発光体層であり、

前記 2つの電極のうちいずれかの電極は、 前記絶縁体層のいずれかと接して形成さ れており、

前記蛍光体は多孔質発光体であることを特徴とする発光素子。

[ 2 ] 前記少なくとも 2つの電極は、 異なる誘電率を有する電気的絶縁体の界面に形成さ れている請求項 1に記載の発光^?。

[ 3 ] 前記絶縁体層の別の 1つは気体層、 強誘電体層又は比誘電率が 100以上の誘電体 層である請求項 1に記載の発光素子。

[4] 前記強誘電体層又は誘電体層は、 焼結体層、 強誘電体材料又は誘電体材料を含む粒 子と結合剤の混合層、 及び、 強誘電体材料又は誘電体材料を含む分子堆積薄膜から選 ばれる少なくとも一つの層で形成されている請求項 3に記載の発光素子。

[ 5 ] 前記強誘電体は、 さらに背後電極を有する請求項 3に記載の発光素子。

[6] (削除)

[7] (補正後）

前記多孔質発光体は、 空気、 窒素及び不活性ガスから選ばれた少なくとも 1つの気 体を含んでいる請求項丄に記載の発光素子。

[8] (補正後）

前記多孔質発光体層は、 前記多孔質発光体層表面につながる連続する細孔と、 前記 細孔に充填されている気体と、 蛍光体粒子により構成されている請求項 JJこ記載の発 光軒。

[9] (補正後）

前記多孔質発光体は、 発光体粒子又は絶縁層で被覆された発光体粒子で形成されて いる請求項丄に記載の発光素子。

[10] (補正後）

前記多孔質発光体の見かけ気孔率が 10%以上〜 100%未満の範囲にある請求項 丄に記載の発光素子。

[I I] (補正後）

前記多孔質発光体は、 発光体の粒子及び絶縁層で被覆された発光体粒子から選ばれ る少なくとも一つの粒子と、絶縁性繊維で形成されている請求項丄に記載の発光^?。

[12] 前記発光 »は、 加圧、 常圧又は減圧雰囲気であり、 全体がシールされている請求 補正された用紙 （条約第 19条) 82

項 1に記載の発光素子。

[13]前記発光素子は、 少なくとも 2つの電極に直流又は交流電界を印加して沿面放電を 発生させ、 発光体層を発光させる請求項 1に記載の発光素子。

[14]前記気体層は、 厚みが: m以上 300 m以下の範囲で設けられている請求項 3 に記載の発光舒。

[15]前記発光体層は、 さらに放電分離手段により画素ごとに複数に分割されている請求 項 1に記載の発光 »。

[16]前記放電分離手段は、 隔壁によって形成されている請求項 15に記載の発光素子。

[17]前記隔壁は、 無機材料で形成されている請求項 15に記載の発光素子。

[18]前記放電分離手段は、 空隙によって形成されている請求項 15に記載の発光素子。

[19]前記気体層は、リブによって厚み方向に仕切られている請求項 3に記載の発光軒。

[20]前記発光体層は、 少なくとも赤 （R)、 緑（G)又は青（B) を別個に発光する請求 項 1に記載の発光素子。

[21]前記少なくとも 2つの電極は前記少なくとも 1つの誘電体層と発光体層を挟んで配 置され、 交流電界を印加することにより、 前記発光体層に沿面放電を発生させ、 前記 発光体層を発光させる請求項 1に記載の発光素子。

[22]前記少なくとも 2つの電極は、 ァドレス電極又は表示電極である請求項 1に記載の 発光素子。

[23] (補正後）

前記少なくとも 2つの電極のうち、 1つの電極は透明電極であり、 観察面側に配置 されている請求項 1に記載の発光 ¾Τ。

[24]前記気体層は、 前記発光体層と前記観察面側の透明電極との間、 及び前記発光体層 と背面電極との間から選ばれる少なくとも一方に形成されている請求項 3に記載の発 光軒。

[25] (補正後）

前記電気的絶縁体層の別の 1つは強誘電体層であり、 前記発光体層が多孔質発光体 層であり、 前記多孔質発光体層は 強誘電体層に接して配置されている請求項 1に 記載の発光軒。

[26] 前記少なくとも 2つの電極に印加される交番電界が前記多孔質発光体層の一部にも 印加されるよう前記電極の少なくとも一つが多孔質発光体層に配置されている請求

補正された用紙 （条約第 19条)

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PCT 19条 （1) の規定に基づく説明書 （PCT規則 46. 4)

1. 補正の説明

補正後の請求項 1は、当初の請求項 6を合体した。当初の請求項 6は削除した。 請求項 23及び 25は前提句がなかったので加えた。 誤記の訂正である。

2. 本願発明と各引用文献との対比

各引用文献をすベて組み合わせてみても、 本願の請求項 1の 「前記発光素子は 異なる誘電率を有する少なくとも 2種の電気的絶縁体層を含み、 前記電気的絶縁 体層の 1つは前記発光体層であり、 前記 2つの電極のうちいずれかの電極は、 前 記絶縁体層のいずれかと接して形成されており、 前記蛍光体は多孔質発光体であ る」 という有機的結合は記載も示唆もない。 この相違により、 本願発明は当初明 細書の段落 [003 5]及び [0360] に記載されているとおりの優れた作用 - 効果を発揮する。

3. まとめ

以上のとおりであり、 本願発明は、 新規性も進歩性も有し、 記載不備は解消さ れたと信ずる。