WO2004109407A1

WO2004109407A1 - シート供給装置、画像形成装置、画像形成システム、周辺装置の装着方法および装置連結方法

Info

Publication number: WO2004109407A1
Application number: PCT/JP2004/002312
Authority: WO
Inventors: Shigeki Hayashi; Toshiki Ohgita; Jinichi Nagata; Kiyoshi Tokishige; Naofumi Okada; Masaki Saka; Toyoaki Nanba
Original assignee: Sharp Kabushiki Kaisha
Priority date: 2003-06-02
Filing date: 2004-02-26
Publication date: 2004-12-16
Also published as: US7431287B2; US20060239771A1; CN100498562C; CN1799009A

Abstract

　画像形成装置に容易に取り付けることができるシート供給装置を提供する。シート供給装置は、係合部とロック部とを備えている。シート供給装置の装着の際には、画像形成装置に備えられた受け部に係合部を引掛ける。そして、係合部を支点としてシート供給装置を持ち上げて、ロック部を画像形成装置の取り付け板に取り付ける。装着の際にシート供給装置全体を持ち上げる必要がないので、大きな労力を必要とせず、容易にシート供給装置を画像形成装置に装着できる。装着されたシート供給装置は、出紙口から、印刷するためのシートを画像形成装置に搬送する。

Description

明細書シート供給装置、画像形成装置、画像形成システム、周辺装置の装着方法および装置連結方法技術分野

本発明は、周辺装置として画像形成装置と組み合わせるためのシート供給装置、画像形成装置、画像形成システム、周辺装置の装着方法およぴ装置連結方法に関するものである。背景技術

近年、種々の周辺装置を画像形成装置と組み合わせた構成の画像形成システムが提案されている。例えば、使用される環境に適合した周辺装置を、ユーザの要望に応じて画像形成装置と組み合わせたような、画像形成システムが提案されている。

例えば、周辺装置としてのシート（記録材）供給装置を選定して、画像形成装置と組み合わせることによって、大量印刷の容易な画像形成システムを提供できる。また、その他に、省資源や作業の効率化のために、シートの表裏両面に記録のできる画像形成装置も提案されている。

このように周辺装置を組み合わせると、効率よく画像形成を行えるので、これらの画像形成システムの需要は高まっている。

また、近年、画像形成装置や画像形成システムなどによって用いられるシートの量が増加している。このため、シートを大量に収容して画像形成装置に供給するシート供給装置（大容量記録材供給装置）において、収容容量が非常に増加している。

ここで、日本国の公開特許公報「特開 2 0 0 0— 3 1 8 8 4 8号公報 (公開日 ·· 2 0 0 0年 1 1月 2 1 日）」には、シートを画像形成装置に供給するシート供給装置の一例が開示されている。

上記シート供給装置は、持ち上げられて、画像形成装置の位置決め部材にはめ込まれることによって、画像形成装置に装着される。

上記シート供給装置は、画像形成装置本体に装着されると、シート供給装置本体の底部に設けられたキャスタが浮いた状態で支持されるようになっている。これによつて、シート供給装置と画像形成装置とを確実に位置合わせできるので、シート供給装置から画像形成装置へのシートの供給性能が保証される。

すなわち、シート供給装置を浮かせて位置合わせするので、比較的自由にシート供給装置を所定の位置に配置できる。したがって、シート供給装置からのシートの搬出口と画像形成装置におけるシートの搬入口とを確実に位置合わせすることができる。

ここで、シート供給装置を浮かさずに位置合わせする構成においては、例えば装置を配置する床が傾いていたり凹凸を有していたりすると、位置合わせが困難となる。また、もし正しく位置合わせした場合であつても、例えば時間の経過に応じて床面が変形して、シート供給装置と画像形成装置との取り付け位置が微妙にずれてしまう虞れがある。このため、シートの搬送性能が低下するという問題があった。

しかしながら、上記公報記載の構成によれば、シート供給装置本体を画像形成装置に装着すると浮かせた状態となるので、位置合わせした状態を保持してシートを供給できる。しかしながら、上記公報記載の構成は、シート供給装置を完全に空中に持ち上げて画像形成装置に装着する必要があるため、装着する際の手間が大きいという問題がある。

すなわち、上記公報記載の構成は、画像形成装置へのシート供給装置の取り付けにおいて、シート供給装置を完全に空中に浮かすように持ち上げ、位置決め部材に合わせてはめ込む必要がある。このため、シート供給装置が大きい場合や、シート供給装置が重い場合には、シート供給装置の持ち上げ及ぴはめ込みに非常に困難を生ずる。

また、上記公報記載の構成においては、シート供給装置と画像形成装置との位置決めをするための位置決め部材は、シート供給装置の底部に配置されている。このため、シート供給装置を画像形成装置に装着する際には、底部に配置された位置決め部材が見えにくいため、はめ込むことが非常に困難である。

本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、容易に画像形成装置に取り付けることができるシート供給装置、画像形成装置、画像形成システム、周辺装置の装着方法、および周辺装置と本体装置との連結 · 周辺装置と別の周辺装置との連結を容易にする装置連結方法を提供することにある。発明の開示

本発明に係るシート供給装置は、' 前記目的を達成すべく、収容されたシートを、装着される画像形成装置へと搬送する搬送手段を備えたシート供給装置において、上記画像形成装置に備えられた受け部に係合する係合部と、上記受け部と係合した上記係合部を支点としてシート供給装 PC蘭瞧 2312

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置本体を移動させることによって、上記画像形成装置に備えられた取り付け部に取り付けられる被取り付け部とを備え、上記係合部が係合し、上記被取り付け部が取り付けられることによって、上記画像形成装置に装着されることを特徴としている。

ここで、係合部が受け部に係合するとは、例えば、鈎状の受け部に対して、穴を設けた係合部を掛け合わせる構成を含む。または、例えば、穴を設けた受け部に対して、鉤状の係合部を掛け合わせる構成であってもよレ、。また、係合はこれらの構成に限るものではなく、その他の構成であっても、受け部と係合した係合部を、シート供給装置本体を移動させるための支点として用いることができるならば、受け部と係合部との形状、構成はどのようなものであってもよレ、。

また、取り付け部と被取り付け部との形状についても、特に限定するものではない。取り付け部と被取り付け部とを用いて、シート供給装置を画像形成装置に装着することができるならば、どのような形状、構成であってもよい。このように、上記構成のシート供給装置（本装置）が装着される画像形成装置は、受け部と取り付け部とを備えている。この受け部と取り付け部との形状は、本装置を以下のように動作させることができるならば、どのようなものであってもよレ、。

本装置は、画像形成装置の受け部に係合部を係合させた後に、係合部を支点として本装置を移動させることによって、画像形成装置の取り付け部に対して被取り付け部が取り付けられて、画像形成装置へと装着される。装着された後には、搬送手段を用いて、収容したシートを画像形成装置に供給できる。

上記構成によれば、受け部に係合部を係合させるとき、および係合部 PC漏 004/002312

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を支点として取り付け部に被取り付け部を取り付けるときには、本装置を全て持ち上げる必要がない。

すなわち、受け部に係合部を係合させるときには、例えば本装置を傾けて係合させれるので、本装置を全て持ち上げる必要はない。すなわち、係合部は、本装置を傾けることによって、上記画像形成装置に備えられた受け部に係合する係合部であってもよい。また、本装置を傾けるだけでなく、例えば所定の軸の周りに回転可能な棒状の係合部を回転させることによって、棒の先端を上記画像形成装置に備えられた受け部に係合させてもよい。

以上のように、本装置の係合部は、本装置の一部を支点として少なくとも係合部を移動させることによって、上記画像形成装置に備えられた受け部に係合されるものである、と表現することもできる。このように、係合部は、係合部を支点として用いることができるように受け部に係合されるものであればよい。このため、係合させる際には、本装置全体を空中に浮かせる必要はない。

また、取り付け部に被取り付け部を取り付けるときにも、係合部を支点として本装置を移動させるので、本装置を全て持ち上げる必要はないしたがって、本装置を全て持ち上げることなく、本装置を画像形成装置に装着することができる。よって、容易に画像形成装置に取り付けることができるシート供給装置を提供できる。

なお、移動とは、いわゆる平行移動のみでなく、回転移動なども含むものとする。また、支点とは、物体とそれを支持する支持物体との接触点を意味するが、ここでは主として物体の側における接触点の意味で用 PC聽請 ₀₀₂₃₁₂

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レヽる。

また、上記の画像形成装置は、画像形成を行う装置を支持するためのデスク装置を含んでいてもよい。そして、このデスク装置に、受け部と取り付け部とが設けられていてもよい。

また、上記構成において、係合部と取り付け部とは、少なくとも一つ以上の部材として形成されていればよく、複数の部材として設けられていてもよい。また、例えば係合部が複数の部材からなる場合には、複数の係合部を一度にそれぞれ係合させてもよいし、または、一つの係合部を対応する受け部に係合させ、次に他の係合部を対応する受け部に係合させるといったように、複数の係合部を順次係合させてもよい。

また、係合部と取り付け部とを設ける位置については、特に限定されない。例えば、画像形成装置と接触している側面に設けてもよいし、または底面、上面であってもよいし、または上記側面の隣の側面であってもよい。

また、係合部と取り付け部との位置関係は特に限定されるものではなく、例えば係合部を本装置側面の下側に備えるとともに取り付け部をその側面の上側に設けてもよいし、または例えば係合部を上側に備えるとともに取り付け部を下側に設けてもよい。

また、本装置は、係合部と取り付け部とによって画像形成装置に装着されると、本装置の底面が浮いた状態となる。したがって、画像形成装置との位置合わせを確実にできるとともに、床面の変形にもかかわらず正確な位置合わせを保つことができる。

また、上記構成の取り付け部と被取り付け部とは、例えば、それぞれ被嵌合部と嵌合部とを備え、嵌合部と被嵌合部とが嵌合することによつて、取り付け部と被取り付け部との取り付けがなされる構成であってもよい。

本発明に係るシート供給装置は、前記目的を達成すべく、上記構成において、上記係合部は、シート供給装置本体の外面より突出して形成されていることを特徴としている。

これによれば、画像形成装置の受け部に、突出した形状の係合部を容易に係合させれる。したがって、画像形成装置へのシート供給装置の装着をさらに容易にできる。

なお、上記の外面とは、シート供給装置の側面を含むだけでなく、その他底面、上面などをも含むものとする。

本発明に係るシート供給装置は、前記目的を達成すべく、上記構成において、上記画像形成装置と相互の位置決めを行うための位置決め手段を備え、上記位置決め手段は、上記搬送手段の出紙口に近接する位置に配置されていることを特徴としている。

上記構成によれば、位置決め手段が出紙口の近傍に配置されているので、出紙口と画像形成装置の給紙口との位置合わせの精度を、位置決め手段による位置合わせの精度に応じたものにできる。

ここで、例えば位置決め手段が出紙口から遠い位置に配置されている場合には、たとえ位置決め手段による位置合わせの精度を上げたとしても、出紙口と給紙口との位置合わせの精度が十分なものとならない可能性がある。

一方、上記構成においては、位置決め手段と出紙口との近さに応じて、出紙口と給紙口との位置決めの精度を、一定の範囲内にすることがでさる。なお、上記の位置決め手段はどのような構成からなるものであってもよい。例えば、シート供給装置側にのみ備えられた位置決め手段を用いて位置決めする構成であってもよいし、または例えばシート供給装置と画像形成装置とに共に設けられた位置決め手段を用いて位置決めする構成であってもよい。

また、上記位置決め手段は、上記搬送手段の出紙口が設けられているシート供給装置本体の側面に備えられている構成であってもよい。

また、上記シート供給装置は、さらに、重量が支えられている係合部と、上記の位置決め手段とが、互いに離れた位置に配置されている構成であってもよい。

本発明に係るシート供給装置は、前記目的を達成すべく、上記構成において、シート供給装置本体の底部に、軸支されたコロ部材を有する支持部材を備え、上記支持部材は、上記底部において、上記係合部から遠い側に配置されていることを特徴としている。

上記構成によれば、画像形成装置の受け部にシート供給装置の係合部を係合する際に、支持部材のコ口部材を用いて、シート供給装置を受け部に向かって容易に移動させれる。また、例えば、支持部材のコロ部材を支点として、簡単にシート供給装置を傾けれるので、係合部の係合をさらに簡単にできる。

また、支持部材は、底部において係合部から遠い側に配置されているので、支持部材を支点としてシート供給装置を持ち上げて、係合部を係合させる際に、支持部材周りのシート供給装置の持ち上げ回転に対して、係合部の位置変化を軽やかにできる。すなわち、同じ回転モーメントをシート供給装置に与える場合に、係合部の位置変化を大きくできる。このため、係合部を係合させる際の、係合部の位置の調整が容易となるここで、上記支持部材は、 2個備えられている構成が好ましい。この構成によれば、支持部材にかけるコストを低減できるという効果に加えて、床面に垂直方向を回転軸とした回転をシート供給装置に対して行うことが容易となるという効果が得られる。この回転を容易にするという効果は、支持部材が固定されており、コロ部材のみが回転可能となっている場合であっても得られる。

また、支持部材は 1個のみ備えられていてもよい。また支持部材は 4 個備えられていてもよい。ただし、支持部材を 4個備える構成においては、支持部材にかけるコストを低減できない。

なお、上記構成において、支持部材は底部において係合部から遠い側に配置されているとは、例えば支持部材は底部において画像形成装置から遠い側に配置されていると表現することもできる。

また、上記構成において、支持部材は軸支されて回転可能であってもよいし、固定されていてもよい。支持部材が固定されている場合には、コロ部材が、係合部の設けられている方向に移動しやすいように、所定の方向で軸支されている構成が好ましい。この構成によれば、シート供給装置の移動を確実に容易にできる。

また、シート供給装置本体の底部とは、底面のみを含むものではなく

、例えば側面のうちの底面に近接した領域をも含むものとする。

本発明に係るシート供給装置は、前記目的を達成すべく、上記構成において、シート供給装置本体の底部に、上記支持部材の有するコロ部材が軸支された方向に対して、軸支された方向がほぼ 9 0度をなすコロ部材を有する補助支持部材を備えていることを特徴としている。

これによれば、画像形成装置の受け部に対してシート供給装置の係合部を係合する場合に、床面に垂直方向を回転軸とした、シート供給装置の回転移動を容易にできる。すなわち、支持部材の有するコロ部材と補助支持部材の有するコ口部材とが、互いにほぼ 9 0度をなす方向に軸支されているので、コ口部材が床に接触している状態でシート供給装置を押すと、シート供給装置は回転する。よって、シート供給装置を画像形成装置に近づけるように平行移動させる方向に対して 9 0度の方向にシート供給装置を修正移動（回転移動）させる場合に、容易に移動できるまた、補助支持部材は 1個備えられている構成が好ましい。補助支持部材が 1個であれば、支持部材のうちの一つと補助支持部材とを用いて、その二つのみが床面に接触するようにできるので、床面に垂直方向を回転軸とする回転を容易に行うことができる。

なお、支持部材と補助支持部材とは、それぞれ位置および方向が固定されている構成も好ましい。しかしながら、本発明はこれに限るものではなく、例えば支持部材と補助支持部材とは、所定の方向に軸支されて回転可能であってもよい。

また、支持部材と補助支持部材とは、シート供給装置が画像形成装置に装着された際には折りたたまれ、シート供給装置が画像形成装置から取り外される際に元に戻る構成であってもよい。また、支持部材と補助支持部材とは、シート供給装置が画像形成装置に装着された際にはシート供給装置の内部へと引っ込み、シート供給装置が画像形成装置から取り外される際に元に戻る構成であってもよい。 PC漏 00機 2312

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本発明に係るシート供給装置は、前記目的を達成すべく、上記構成において、シート供給装置本体の少なくとも二つの側面に設けられた取つ手を備え、上記取っ手は、上記係合部側に配置されている持ち上げ持ち手部分と、互いに異なる側面に設けられて、シート供給装置本体の重心にかかる重力のべクトルを含む面内に配置されている少なくとも二つの重心持ち手部分とを含んでいることを特徴としている。

上記構成において、持ち上げ持ち手部分を持ち上げれば、シード供給装置の係合部側が持ち上がる。このように、持ち上げ持ち手部分を用いて係合部側を持ち上げて、係合部を画像形成装置の受け部に容易に係合させれる。

また、もしシート供給装置を持ち上げて移動させる場合には、重心持ち手部分を持つことによって、持ち上げる力とシート供給装置本体に対する重力のべクトルとが同じ面内にて釣り合うので、シート供給装置を安定して持ち上げ移動させれる。このように、本発明のシート供給装置は、画像形成装置に装着する際には全てを持ち上げる必要はないが、持ち上げ移動させる際には容易に持ち上げられる構成であってもよい。なお、重心持ち手部分は、例えばシート供給装置の一側面と、その側面とは反対側の側面とにそれぞれ設けられる。

なお、上記構成において、取っ手は、一つの側面に一つずつ設けられていてもよいし、または一つの側面に二つ以上設けられていてもよい。いずれの構成であっても、上記の持ち手部分を含むものであればよい。また、持ち上げ持ち手部分と重心持ち上げ部分とは、同じ側面に設けられていてもよいし、または異なる側面に設けられていてもよい。

本発明に係る画像形成装置は、前記目的を達成すべく、シートに印刷を行う画像形成装置において、上記シートを供給する着脱自在のシート供給装置を装着するための、受け部と取り付け部とを備え、上記受け部には、上記シート供給装置が係合され、上記取り付け部には、上記受け部に係合された上記シート供給装置が移動されて取り付けられ、上記受け部に係合ざれ、上記取り付け部に取り付けられることによって、上記シート供給装置が装着されることを特徴としている。

上記構成によれば、上述の本発明に係るシート供給装置が装着される画像形成装置を容易に実現できる。

したがって、上述のシート供給装置と組み合わせて、装着が容易なシート供給装置、および大量印刷の可能な画像形成装置を実現できる。本発明に係る画像形成装置は、前記目的を達成すべく、上記構成において、上記シート供給装置と相互の位置決めを行うための位置決め手段を備え、上記位置決め手段は、上記シート供給装置からシートが搬送される給紙口に近接する位置に配置されている一方、上記シート供給装置の重量を支持する上記受け部から遠い位置に配置されていることを特徴としている。

上記構成によれば、位置決め手段と給紙口とが近接する位置に配置されるので、給紙口とシート供給装置の出紙口との位置合わせの精度を、位置決め手段による位置合わせの精度に応じたものにできる。

ここで、例えば位置決め手段が給紙口から遠い位置に配置されている場合には、たとえ位置決め手段による位置合わせの精度を上げたとしても、給紙口と出紙口との位置合わせの精度が十分なものとならない可能性がある。

一方、上記構成においては、位置決め手段と給紙口との近さに応じて、出紙口と給紙口との位置決めの精度を、一定の範囲内にすることができる。

また、シート供給装置が画像形成装置に装着されている場合に、シート供給装置の重量は、上記の受け部によって支えられている。このため、位置決め手段には、受け部からの距離に応じた力が働くことになる。上記構成によれば、位置決め手段と受け部とが遠い位置に配置されるので、位置決め手段に働く力を小さくすることができる。例えば、シート供給装置が、シートの搬送方向に対して左右方向（搬送方向と垂直方向でシート面内）にずれていた場合に、位置決め手段に働く力を小さくできる。

したがって、位置決め手段の変形や削れなどを防止でき、精度の高い装着状態を保つことができる。また、シート供給手段を係合させた後に、シート供給手段を持ち上げて装着する際に必要な力を小さくできる。なお、上記の位置決め手段はどのような構成からなるものであってもよい。例えば、画像形成装置側にのみ備えられた位置決め手段を用いて位置決めする構成であってもよい。また、シート供給手段にも位置決め手段が備えられている構成も好ましく、例えばシート供給装置と画像形成装置とに共に設けられた位置決め手段を用いて位置決めする構成であつてもよレヽ。

また、位置決め手段は、給紙口が設けられている画像形成装置の側面に備えられている構成であってもよい。また、位置決め手段は、受け部が設けられている画像形成装置の側面に備えられている構成であってもよい。また、位置決め手段は、給紙口と受け部とが設けられている画像形成装置の側面に備えられている構成であってもよい。 PC蘭 00麵 312

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本発明に係る画像形成装置は、前記目的を達成すべく、上記構成において、上記位置決め手段は、搬送されるシートの面に平行な方向であつて、シートの搬送方向に垂直な方向への位置決めを行うことを特徴としている。

ここで、搬送されるシートの面に平行な方向であって、シートの搬送方向に垂直な方向を、以下では左右方向と呼ぶことにする。また、搬送されるシートの面に垂直な方向を上下方向と呼ぶことにする。

上記構成によれば、シート供給装置が係合された際に、左右方向がずれていても、位置決め手段によつて正しい左右方向の位置に矯正して、シート供給装置を装着できる。また、装着された後に、左右方向のずれを防ぐことができる。

なお、シートの搬送方向に対して上下方向のずれは、例えばシートを搬送するためのガイドにて容易に正しい位置に修正できる。このため、シートの搬送方向に対して上下方向の位置決めには、それほど精度が必要とされない。

一方、シートの搬送方向に対して左右方向のずれは、ガイドにて修正することは困難である。すなわち、例えばシート面の曲がりを生じて、シートの搬送に問題を生ずる虞れがある。これに対して、上記構成によれば、搬送されるシートのずれを確実に防ぐことができる。

なお、位置決め手段は、例えば、シート供給装置に備えられる位置決め手段としての位置決めボスに対して、その位置決めボスを嵌合可能に形成した位置決め穴であって、上下方向の長穴とした構成であってもよレ、。この構成によって、搬送方向に対して左右方向の位置決めを行うことができる。このように、所定方向の長穴とすることによって、この長穴の方向に応じた位置決めが可能となる。

本発明に係る画像形成システムは、前記目的を達成すべく、上述のいずれかのシート供給装置と、上述のいずれかの画像形成装置とを含んでいることを特徴としている。

すなわち、本発明に係る画像形成システムは、例えば、係合部と被取り付け部とを備えたシート供給装置と、受け部と取り付け部とを備えた画像形成装置とを含み、上記係合部と上記受け部とは互いに係合され、上記受け部と係合した上記係合部を支点として上記シート供給装置を移動させ、上記被取り付け.部が上記取り付け部に取り付けられることによつて、上記シート供給装置が上記画像形成装置に装着される構成であつてもよい。

また、例えば、上記画像形成装置と上記シート供給装置とが、相互位置決めを行うための位置決め手段をそれぞれ備え、上記シート供給装置の上記位置決め手段は、シートを供給するための出紙口に近接する位置に配置され、上記画像形成装置の上記位置決め手段は、シートが搬送される給紙口に近接する位置に配置されている一方、上記シート供給装置の重量を支持する上記受け部から遠い位置に配置されている構成で Φ つてもよレヽ。

したがって、シート供給装置を画像形成装置に容易に装着できるので、システムアップが容易で、大量印刷が可能な画像形成システムを提供できる。

本発明に係る周辺装置の装着方法は、前記目的を達成すべく、本体装置への周辺装置の装着方法において、上記本体装置の受け部に、上記周辺装置の係合部を係合する工程と、上記受け部に支えられた上記係合部 PC蘭 00碰 312

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を支点として上記周辺装置を移動させることによって、上記本体装置の取り付け部に上記周辺装置の被取り付け部を取り付ける工程とを含むことを特徴としている。

ここで、上記係合する工程においては、例えば、周辺装置の一側面に近い底部が床面と接触した状態で、上記一側面とは反対の側面の側から周辺装置を持ち上げるとともに周辺装置を移動させて、本体装置と係合させれる。

すなわち、周辺装置の一部を支点として少なくとも係合部を移動させることによって、係合部を本体装置の受け部に係合することができる。ここで、係合とは、受け部と係合した係合部を、周辺装置を移動させるための支点として用いることができるならば、どのようなものであってもよい。

上記構成によれば、周辺装置を完全に持ち上げることなく、係合部側とは反対の側を床に支持させておくことによって、周辺装置の重量を分散させることができる。また、支点を用いて係合部側を軽く持ち上げることができ、ほぼ半分の労力にて、周辺装置の係合部を本体装置に係合させれる。

また、上記取り付ける工程においては、本体装置に周辺装置の係合部を支持させながら、係合部側と反対を持ち上げることによって、周辺装置を本体装置に取り付けることができる。このように、係合する工程と取り付ける工程とによって、周辺装置は本体装置に装着される。したがつて、ほぼ半分の労力によって周辺装置を本体装置に装着できる。

したがって、本体装置と周辺装置とを連結するための、本体装置への取り付けの容易な周辺装置の装着方法を提供できる。なお、上記の本体装置は、本体装置としての機能を発揮する部材の下に、これを支持する装置を含んでいてもよい。そして、この支持する装置に、周辺装置が装着される構成であってもよい。

また、上述の方法は、本体装置と周辺装置との組立方法であって、上記本体装置の受け部に、上記周辺装置の係合部を係合する工程と、上記受け部に支えられた上記係合部を支点として上記周辺装置を移動させることによって、上記本体装置の取り付け部に上記周辺装置の被取り付け部を取り付ける工程とを含む、本体装置と周辺装置との組立方法である、と表現することもできる。

また、本発明に係る画像形成システムは、上記課題を解決するための

、上述の周辺装置の装着方法によつて周辺装置を装着する画像形成システムであって、上記本体装置は、シートに画像を印刷する画像形成装置であり、上記周辺装置は、上記画像形成装置に供給するシートを収容し、上記画像形成装置に上記シートを供給するシート供給装置であることを特徴としている。

すなわち、上記画像形成システムは、周辺装置の装着方法でシステムアップさせることが可能な画像形成システムである。

ここで、近年、収容するシートの容量増加に伴い、シート供給装置は、装置サイズが増加するとともに、重量が増大している。なお、シート供給装置は、比較的下のほうに配置される場合が多い。

ここで、下方に配置されたシート供給装置を持ち上げることは一般には大変である。しかしながら、上述の周辺装置の装着方法を用いて、床に片方を支持した状態で係合部側を上げて傾ければ、床に重量を分散して支持させるので、作業が非常に楽になる。また、片側を係合させた後 T/JP2004/002312

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の装着作業は、引掛けた部分によってシート供給装置の重量を分散させるので、装着作業の労力をほぼ半減させることができる。

本発明に係る画像形成システムは、前記目的を達成すべく、複数の装置を組み合わせて用いる画像形成システムにおいて、互いに連結されて用いられる第 1装置と第 2装置とを含んでおり、上記第 1装置は、上記第 2装置を装着するための、受け部と取り付け部とを有し、上記第 2装置は、上記第 1装置の上記受け部に係合する係合部と、上記受け部と係合した上記係合部を支点として上記第 2装置本体を移動させることによつて、上記第 1装置の上記取り付け部に取り付けられる被取り付け部とを有しており、上記第 2装置の上記係合部が上記第 1装置の上記受け部に係合し、上記第 2装置の上記被取り付け部が上記第 1装置の上記取り付け部に取り付けられることによって、上記第 1装置と上記第 2装置とが連結されることを特徴としている。

この画像形成システム（本システム）は、例えば印刷シートの出力元となる本体装置と、本体装置から出力される印刷シートの供給先である周辺装置とを含んでいる構成である。または、例えば、本体装置と、印刷シートを本体装置へと供給するための周辺装置とを含んでいる構成である。または、例えば本体装置に加えて、第 1周辺装置 · 第 2周辺装置といった複数の周辺装置を含んでいる構成であってもよい。本体装置または周辺装置は、いずれが、上述の第 1装置または第 2装置として機能するものであってもよい。

ここで、係合部が受け部に係合するとは、例えば、鈎状の受け部に対して、穴を設けた係合部を掛け合わせる構成を含む。または、例えば、穴を設けた受け部に対して、鉤状の係合部を掛け合わせる構成であってもよい。また、係合はこれらの構成に限るものではなく、その他の構成であっても、受け部と係合した係合部を、第 2装置本体を移動させるための支点として用いることができるならば、受け部と係合部との形状、構成はどのようなものであってもよい。

また、取り付け部と被取り付け部との形状についても、特に限定するものではない。取り付け部と被取り付け部とを用いて、第 2装置を第 1 装置に違結することができるならば、どのような形状、構成であってもよい。

本システムは、第 1装置の受け部に第 2装置の係合部を係合させた後に、係合部を支点として第 2装置を移動させることによって、第 1装置の取り付け部に対して第 2装置の被取り付け部が取り付けられて、第 1 装置と第 2装置とが連結される。

この構成によれば、受け部に係合部を係合させるとき、および係合部を支点として取り付け部に被取り付け部を取り付けるときには、第 2装置を全て持ち上げる必要がない。

すなわち、受け部に係合部を係合させるときには、例えば第 2装置を傾けて係合させれるので、第 2装置を全て持ち上げる必要はない。すなわち、例えば係合部は、第 2装置を傾けることによって第 1装置に備えられた受け部に係合する構成の係合部であってもよい。この場合、第 2 装置を完全に持ち上げることなく、連結側と反対側を支持させておくことで、第 2装置の重量を分散させることかでき、連結側を軽く持ち上げることができる。

したがって、例えば、ほぼ半分の労力にて、第 2装置の係合部を、第 1装置としての別の周辺装置、本体装置、または本体装置などを支持する部分の受け部に引掛けることができる。また、係合部は、係合部を支点として用いることができるように、受け部に係合されるものであればよい。このため、係合させる際には、第 2装置全体を空中に浮かせる必要はない。

また、取り付け部に被取り付け部を取り付けるときにも、係合部を支点として第 2装置を移動させるので、第 2装置を全て持ち上げる必要はない。

すなわち、第 2装置の係合部を、第 1装置の受け部に引掛けて、第 2 装置の片側を支持させながら、連結側と反対側を持ち上げることによつて、結合手段としての取り付け部と被取り付け部とによって、第 2装置を第 1装置に対して結合させることができる。

したがって、第 2装置を全て持ち上げることなく、第 2装置を第 1装置に連結できる。このため、例えばほぼ半分の労力で、第 2装置を第 1 装置に対して連結できる。よって、周辺装置と本体装置との連結 · 周辺装置と別の周辺装置との連結を容易にする画像形成システムを提供できる。

なお、移動とは、いわゆる平行移動のみでなく、回転移動なども含むものとする。また、支点とは、物体とそれを支持する支持物体との接触点を意味するが、ここでは主として物体の側における接触点の意味で用いる _D

また、係合部と取り付け部とを設ける位置については、特に限定されない。例えば、第 1装置と第 2装置とが接触している側面にそれぞれ設けてもよいし、または底面、上面であってもよいし、または上記側面の隣の側面であってもよい。また、係合部と取り付け部との位置関係も特に限定されるものではない。

なお、上述の画像形成システムを、複数の装置を組み合わせることで、搬送されるシートに印刷を含む処理を行う画像形成システムにおいて、第 1装置に第 2装置を連結する場合に、第 2装置の連結側と反対側が支持された状態で、前記第 2装置の連結側を持ち上げると共に、前記第 2装置を前記第 1装置側に移動させ、前記第 1装置あるいは前記第 1装置を支持する部分に設けられた受け部に前記第 2装置の係合部を引掛けた後、前記第 2装置の前記連結側と反対側を持ち上げることで、前記第 2装置を前記第 1装置または前記第 1装置を支持する部分とを結合手段にて結合させる構成である、と表現することもできる。

本発明に係る画像形成システムは、前記目的を達成すべく、上記構成において、上記第 2装置本体の底部に、上記第 2装置本体を移動可能に支持する、軸支されたコロ部材を有する支持部材を備え、上記第 1装置と上記第 2装置とが連結されたときには、上記第 2装置の上記支持部材が、上記第 1装置の载置されている床面と離間することを特徴としている。

上記構成によれば、第 2装置が支持部材を有しているので、この支持部材を用いて、第 2装置の移動を容易にできる。また、この構成であれば、第 1装置と第 2装置とが連結されたときに、第 2装置の支持部材が、第 1装置の载置されている床面と離間するので、支持部材と床面とを非接触状態にできる。したがって、装置が連結しているときに、床面の平面性が悪い場合、床の高さが部分的に異なる場合であっても、装置の連結状態に歪を与えることがない。

また、上述の画像形成システムを、前記第 2装置には、該装置を移動可能に支持するキャスタを備えており、前記第 1装置に装着されたときには、前記キャスタが床と非接触状態となる構成である、と表現することもできる。

本発明に係る画像形成システムは、前記目的を達成すべく、上記構成において、上記画像形成システムは、印刷シートの出力元となる本体装置と上記本体装置から出力される上記印刷シートの供給先である複数の周辺装置とを含んでおり、上記第 1装置および上記第 2装置は、上記周辺装置であり、上記本体装置は、軌道となるためのレール部材を引き出し可能に支持するレール受け部を有しており、上記第 2装置は、上記レ一ル部材を固定するためのレール固定部を含んでおり、上記第 1装置と連結された上記第 2装置の上記レール固定部に、上記本体装置の上記レール受け部の支持する上記レール部材を固定することによって、上記第 2装置および上記第 1装置が、上記本体装置に対して上記レール部材を軌道として引き出し可能に係合されることを特徴としている。

上記構成によれば、第 1装置と連結された第 2装置が、引き出し可能なレール部材によつて本体装置と係合されるので、このレール部材を軌道とした移動が可能となり、第 1装置 · 第 2装置と本体装置との連結、分離を容易にできる。このため、例えば第 1装置 · 第 2装置と本体装置との間で、紙（印刷シ一ト）詰まり、ジャム処理が発生した場合であつても、第 1装置 · 第 2装置と本体装置との分離、連結を容易にして、復旧を容易にできる。

また、軌道としてのレール部材によって支持するので、第 2装置を本体装置に対してずれなく結合させることができる。

また、例えば第 1装置と連結された第 2装置が、床面と非接触状態になる場合であっても、第 2装置をレール部材によって支持するので、第 2装置を不安定なまま移動させることがない。

また、上記構成において、第 2装置は、さらに他の周辺装置を装着するための受け部を備え、この受け部にレール固定部を設けた構成であつてもよい。

また、上記構成において、第 2装置は、さらに他の周辺装置を装着するための受け部に加えて、取り付け部を有していてもよい。この構成であれば、係合部 · 被取り付け部を有する他の周辺装置を、受け部 ' 取り付け部を用いて第 2装置に連結する.ことができる。

なお、上述の画像形成システムを、前記第 1装置に前記第 2装置を装着した場合に、本体装置に備えられたレール部材と前記第 2装置の備えられた受部とを係合させることで、前記第 1装置と第 2装置とを連結したュニットが、前記本体装置に対して正しい関係で分離/連結が容易に行えるようにした構成である、と表現することもできる。

本発明に係る画像形成システムは、前記目的を達成すべく、上記構成において、上記第 1装置は、上記本体装置から出力される上記印刷シートのシ一ト搬送方向の下流側に配置される第 1周辺装置であり、上記第 2装置は、第 1周辺装置よりも上記シート搬送方向上流の上記本体装置側に配置される第 2周辺装置であることを特徴としている。

したがって、最下流の周辺装置（第 1周辺装置）と本体装置との間を中継する周辺装置（第 2周辺装置）とを、容易に連結することができるまた、第 1周辺装置と第 2周辺装置とを連結させたユニットを、本体装置に対して容易に着脱できる。

なお、中継となる周辺装置は複数装着することも可能である。すなわち、複数の周辺装置を連結して第 2周辺装置とし、この第 2周辺装置を第 1周辺装置と連結し、さらに第 1周辺装置 · 第 2周辺装置を本体装置に連結させるようにしてもよい。

なお、上述の画像形成システムを、前記第 1装置はシート搬送方向最下流側に位置する周辺装置であり、前記第 2装置は本体装置側に位置する周辺装置である構成である、と表現することもできる。

本発明に係る画像形成システムは、前記目的を達成すべく、上記構成において、上記第 1装置が後処理装置であり、上記第 2装置が中継搬送装置またはィンサート装置であることを特徴としている。

ここで、後処理装置とは、搬送されてきたシートに後処理を行う装置であり、例えば後処理機能として、シートにパンチ穴を明けたり、ステ一プルしたり、ソートしたりする機能を有している。

また、中継搬送装置とは、搬送されてきたシートの搬送を中継して、他の装置へと搬送するための装置である。

また、インサート装置とは、例えばトレイに載置したシートを、他の装置から供給されるシートに対して、所望の順序、タイミングにて揷入する装置である。このインサート装置は、中継搬送装置としても機能する。

この構成であれば、後処理装置に備えられた受け部に、中継搬送装置またはインサート装置の係合部を係合させるときに、中継搬送装置またはインサート装置を容易に受け部に向かって移動できる。また、中継搬送装置またはインサート装置を、容易に後処理装置に連結させて合体でさる。

これによつて、後処理装置と、中継搬送装置またはインサート装置とを、例えば画像形成装置のような本体装置に対する 1つのオプション装置にできる。したがって、本体装置に対して 2つの装置をまとめて着脱自在とすることができる。

本発明に係る画像形成システムは、前記目的を達成すべく、上記構成において、上記画像形成システムは、印刷シートの出力元となる本体装置と上記印刷シートを上記本体装置へと供給するための周辺装置とを含んでおり、上記第 1装置が上記本体装置であり、上記第 2装置が上記周辺装置であることを特徴としている。

この構成であれば、例えば画像形成装置のような本体装置に対して、この本体装置にシートを供給する周辺装置を容易に連結できる。

本発明に係る画像形成システムは、前記目的を達成すべく、上記構成において、上記第 1装置が画像形成装置であり、上記第 2装置がシート供給装置であることを特徴としている。

ここで、シート供給装置とは、本体装置とは別体に設けられた周辺装置であり、大容量記録材供給装置として機能するものである。

この構成であれば、画像形成装置に対して、シート供給装置を容易に連結できる。また、上記の画像形成装置は、画像形成を行う装置を支持するためのデスク装置を含んでいてもよい。そして、このデスク装置に、受け部と取り付け部とが設けられていてもよい。

なお、上述の画像形成システムを、前記第 1装置は画像形成装置または前記画像形成装置を支持するデスク装置であり、前記第 2装置は大容量記録材供給装置である構成である、と表現することもできる。

また、本発明に係る装置連結方法は、前記目的を達成すべく、複数の装置を連結するための装置連結方法であって、第 1装置と第 2装置とを連結するために、上記第 1装置の受け部に、上記第 2装置の係合部を係合する工程と、上記受け部に支えられた上記係合部を支点として上記第 2装置を移動させることによって、上記第 1装置の取り付け部に上記第 2装置の被取り付け部を取り付ける工程とを含むことを特徴としているこの装置連結方法は、複数の装置を連結して形成する、例えば画像形成システムのようなシステムにおいて用いられる装置連結方法である。このシステムは、互いに連結される第 1装置と第 2装置とを含んでいる。より詳細には、このシステムは、例えば印刷シートの出力元となる本体装置と、本体装置から出力される印刷シートの供給先である周辺装置とを含んでいる。または、このシステムは、例えば、本体装置と、印刷シートを本体装置へと供給するための周辺装置とを含んでいる。または、例えば本体装置に加えて、第 1周辺装置 · 第 2周辺装置といった複数の周辺装置を含んでいる構成であってもよい。そして、本体装置、または周辺装置のいずれか、または複数が、上述の第 1装置、第 2装置として機能するようになつている。ここで、上記の係合する工程においては、例えば、第 2装置の一側面に近い底部が床面と接触した状態で、上記一側面とは反対の側面の側から第 2装置を持ち上げるとともに第 2装置を移動させて、第 1装置と係合させるようにする。

すなわち、第 2装置の一部を支点として少なくとも係合部を移動させることによって、係合部を第 1装置の受け部に係合できる。ここで、係合とは、受け部と係合した係合部を、第 2装置を移動させるための支点として用いることができるものであれば、どのようなものであってもよレヽ

上記構成によれば、第 2装置を完全に持ち上げることなく、係合部側とは反対の側を床に支持させておくことによって、第 2装置の重量を分散させることができる。また、支点を用いて係合部側を軽く持ち上げることができ、ほぼ半分の労力にて、第 2装置の係合部を第 1装置に係合させることができる。

また、上記の取り付ける工程においては、第 1装置に第 2装置の係合部を支持させながら、係合部側と反対を持ち上げることによって、第 2 装置を第 1装置に取り付けることができる。このように、上述の係合する工程と取り付ける工程とによって、第 2装置は第 1装置に連結される。したがって、例えばほぼ半分の労力によって、第 2装置を第 1装置に連結できる。

したがって、周辺装置と本体装置との連結 ·周辺装置と別の周辺装置との連結を容易にする装置連結方法を提供できる。

なお、上述の装置連結方法を、第 1装置と第 2装置を連結する方法で、前記第 1装置に前記第 2装置を連結する場合に、第 2装置の連結側と反対側が支持された状態で、前記第 2装置の連結側を持ち上げると共に、前記第 2装置を前記第 1装置側に移動させ、前記第 1装置あるいは前記第 1装置を支持する部分に設けられた受け部に前記第 2装置の係合部を引掛けた後、前記第 2装置の前記連結側と反対側を持ち上げることで、前記第 2装置を前記第 1装置または前記第 1装置を支持する部分とを結合手段にて結合させる構成である、と表現することもできる。

本発明のさらに他の目的、特徴、および優れた点は、以下に示す記載によって十分わかるであろう。また、本発明の利益は、添付図面を参照した次の説明で明白になるであろう。図面の簡単な説明

図 1は、本発明に係るシート供給装置の一例の斜視図である。

図 2は、上記シート供給装置を含む、本発明に係る画像形成システムの一例の斜視図である。

図 3は、本発明に係る画像形成装置の一例を含む、上記画像形成システムの概略の断面図である。

図 4は、上記画像形成装置の一部を示す概略の断面図である。

図 5 ( a ) は上記画像形成装置の一部を示す斜視図であり、図 5 ( b

) は上記画像形成装置のロックボス（取り付け部）を示す斜視図であり

、図 5 ( c ) は上記シート供給装置のロック部（被取り付け部）を示す平面図である。

図 6 ( a ) は上記シート供給装置と上記画像形成装置とを示す概略の断面図であり、図 6 ( b ) は図 6 ( a ) とは異なる状態の上記シート供給装置と上記画像形成装置とを示す概略の断面図であり、図 6 ( c ) は T JP2004/002312

2 9

上記シート供給装置が上記画像形成装置に係合される状態を示す概略の断面図である。

図 7は、上記シート供給装置の底面図である。

図 8は、上記シート供給装置が上記画像形成装置に装着される状態を示す概略の断面図である。

図 9は、上記画像形成システムの変形例を示す概略の断面図である。図 1 0は、本発明に係る画像形成システムの他の一実施の形態を示す断面図である。

図 1 1は、上記画像形成システムに含まれる周辺装置の一例を示す斜視図である。

図 1 2は、上記周辺装置の、図 1 1 とは異なる方向における斜視図である。

図 1 3は、上記画像形成システムに含まれる他の周辺装置の一例を示す斜視図である。

図 1 4 ( a ) は上記周辺装置と上記他の周辺装置とを示す概略の断面図であり、図 1 4 ( b ) は図 1 4 ( a ) とは異なる状態の上記周辺装置と上記他の周辺装置とを示す概略の断面図であり、図 1 4 ( c ) は上記周辺装置が上記他の周辺装置に係合される状態を示す概略の断面図である。 '

図 1 5は、上記画像形成システムの一部を示す断面図である。発明を実施するための最良の形態

本発明に係るシート供給装置は、シートを収容して、そのシートを画像形成装置に供給するためのものである。上記シート供給装置は、係合部と被取り付け部とを備え、係合部と被取り付け部とによって画像形成装置に装着される。

本発明に係る画像形成装置は、本発明に係る周辺装置の装着方法によつて上記シート供給装置が装着される画像形成装置である。本発明に係る画像形成システムは、上記画像形成装置と上記シート供給装置とを含んでいる。

また、本発明に係る画像形成システムは、本体装置としての画像形成装置に対する周辺装置として、例えば後処理装置、中継搬送装置またはインサート装置を含んでいる構成であってもよい。また、本発明に係る装置連結方法は、本体装置と周辺装置との連結、周辺装置と他の周辺装置との連結に用いることができる。

〔実施の形態 1〕

本発明の一実施の形態について図 1ないし図 9に基づいて説明すると以下の通りである。本実施形態においては、複写機 2にシート供給装置 3を取り付けた構成の画像形成システム 1 について説明する。複写機 2 には、シート供給装置 3を容易に装着できる。

図 2に示すように、本実施形態の画像形成システム 1は、複写機（画像形成装置） 2 とシート供給装置 3 とを含んでいる。

複写機 2は、読取った原稿の画像情報をシート（印刷シート、記録材 ) に印刷するためのものである。複写機 2は、概略的に、自動原稿搬送装置 5、画像読取装置 6、画像形成部 7およびシート補給装置 8を備えている。

自動原稿搬送装置 5 と画像読取装置 6 とは、画像形成部 7の上部に備えられ、画像読取装置支持台 4によって支持されている。シート補給装置 8は画像形成部 7の下部に備えられている。

一方、シート供給装置 3は、複写機 2の側面に配置され、複写機 2に装着されている。このシート供給装置 3は、複写機 2の画像形成部 7にシートを供給するための、画像形成部 7および複写機 2 とは別体に設けられる着脱自在の装置である。

複写機 2の自動原稿搬送装置 5は、図示しないシート状の原稿を画像読取装置 6に読取らせるためのものである。自動原稿搬送装置 5は、原稿を 1枚ずつ画像読取装置 6の図示しない読取領域に導く。

画像読取装置 6は、所定の読取領域に配置された原稿の画像を読取るためのものである。画像読取装置 6は、例えば自動読取りモードとして、自動原稿搬送装置 5によって 1枚ずつ供給されるシート状の原稿を、順次露光走査して原稿画像を読取ることができる。また、画像読取装置 6は、手動読取りモードとして、 'マ二ュアル操作によってセットされたブック状の原稿の画像、または自動原稿搬送装置 5によつて搬送することができないような原稿などの画像を読取ることができる。

読取の際には、画像読取装置 6は、図 3に示すように、透明な原稿載置台 6 aの読取領域に導かれた原稿の画像を、原稿载置台 6 aの下面を走査移動する移動走査光学系 6 b を用いて露光走査して、 C C D (Charge Coupl ed Devi ce)である光電変換素子 6 c上に結像する。光電変換素子 6 cは、原稿画像を電気的信号に変換して画像データとして出力する。

また、画像読取装置 6は両面原稿を読取ることもできる。自動原稿搬送装置 5にて原稿搬送経路に沿って原稿を搬送する過程において、原稿の下方および上方から、原稿を同時に走査して読取ることもできる。すなわち、この場合には、移動走査光学系 6 bは、原稿搬送経路の所定の位置に停止した状態で、光電変換素子 6 cまで光像を導き、原稿の下面の画像を読取る。

また、図示しない密着イメージセンサ（ C I S ： Contact Image Sensor) を用いて原稿の上面を読取る。ここで密着イメージセンサは、原稿を露光する図示しない光源、光像を光電変換素子まで導く光学レンズ、光像を画像データに変換する光電変換素子などから一体的に構成されるものであり、自動原稿搬送装置 5側に装着されている。

両面原稿の読取りモードが設定されると、自動原稿搬送装置 5の図示しない供給部にセットされた原稿が順次搬送され、上記構成によって原稿の両面の画像がほぼ同時に読取られる。

また、複写機 2の画像形成部 7は、画像読取装置 6にて読取った、出力される画像データに応じて、シートに印刷を行う。なお、複写機 2の画像形成部 7は、図示しない例えばパーソナルコンピュータのような外部の装置から送信される画像データに応じて印刷をすることもできる。

ここで、図 4に基づいて、複写機 2の画像形成部 7の構成について説明する。なお、図 4においては、簡単のため、複写機 2の画像形成部 7 のみを示している。また、内部の構成についても、簡単のため、図 3に示す構成とは若干異なるものを示している。

画像形成部 7は、概略的に、印刷部 7 a とシート供給部 7 b と定着 · 排紙部 7 c とを含んでいる。

印刷部 7 aには、感光体ドラム 2 6、レーザ書き込みュニット 2 8、現像装置 3 0などが含まれている。シート供給部 7 bには、供給トレイ 2 1が含まれている。定着 .排紙部 7 cには、定着装置 3 3 と切り替え P T/JP2004/002312

3 3

ゲート 2 0などが含まれている。

シート供給部 7 bには、シートを収容する記録材収容トレイとしての供給トレイ 2 1が含まれている。画像形成部 7は、シート補給装置 8やシート供給装置 3から供給されるシートだけでなく、供給トレイ 2 1から供給されるシートに印刷を行うこともできる。

シート供給装置 3からは、後述する記録材再供給装置を介して、シート受け入れ部 2 3からシートが供給される。シート補給装置 8カゝらは、シート受ロ 2 4を介してシートが供給される。供給トレィ 2 1からは、ピックアップローラ 2 2等によってシートが 1枚ずつ分離して供給される。なお、供給トレィ 2 1 へのシートの補給は、複写機 2 の正面側（操作側）に、供給トレイ 2 1を引き出して行う。

一方、印刷部 7 aの感光体ドラム 2 6には、帯電器 2 7によつて均一に帯電がなされる。回転する感光体ドラム 2 6上の均一帯電領域に対して、レーザ書き込みユニット 2 8によって、所望の画像情報に応じた静電潜像の書き込みがなされる。そして、トナー補給槽 2 9から供給されるトナーを、現像装置 3 0が感光体ドラム 2 6に供給することによって、感光体ドラム 2 6上の静電潜像が現像される。

ここで、各トレイのいずれかから供給されたシートは、レジストローラ 2 5まで搬送される。感光体ドラム 2 6に形成された画像とタイミングを合わせるように、シートはレジストローラ 2 5によって転写部 3 1 と感光体ドラム 2 6 との間に供給される。

そしてシートに、感光体ドラム 2 6 の画像が転写される。画像が転写されたシートは、画像形成部 7上部に配置された定着装置 3 3へと搬送される。定着装置 3 3は、画像が転写されたシートを順次受け入れる。定着装置 3 3の定着ローラ 3 4 と加圧ローラ 3 5 とによって、シート上に転写された現像画像が、熱と圧力とに応じてシート上に定着する。これにより、シート上に画像が記録される。

記録がなされたシートは、搬送ローラ 3 6によって搬送され、切り替えゲート 2 0に応じて、排出口 3 9を介して後述する記録材再供給搬送装置に排出される力、または反転ローラ 3 7を介して排出トレイ 3 8に排出される。

なお、感光体ローラ 2 6上に残存するトナーは、クリ一-ング器 3 2 によって取り除かれる。

ここで、図 3に戻ると、記録材再供給搬送装置 9は、画像形成部 7の側面に取り付けられている。記録材再供給搬送装置 9は、両面印刷を行う際に用いるものであり、片面が既に印刷されたシートを反転して、裏面の印刷を行わせるためのものである。より詳細には、記録材再供給搬送装置 9は、画像形成部 7の排出口 3 9から排出される、片面が既に印刷されたシートを、切り替えゲート 2 0に応じて反転ローラ 3 7へと導く。そして、切り替えゲート 2 0を切り替えるとともに反転ローラ 3 7 によってシートを反転搬送して、排出口 3 9から記録材再供給搬送装置 9へとシートを搬送する。このようにシートの表裏を反転した上で、記録材再供給搬送装置 9を用いて、シートを図 4に示すシート受け入れ部 2 3へと導く。このシートには、上述と同様に印刷がなされる。

なお、以上のような画像形成部 7の構成は、一例を示したものであつて、本発明はこれに限るものではない。その他の構成によって印刷を行うものであってもよいのはもちろんである。

シート補給装置 8は、印刷するためのシートを画像形成部 7に供給す 2004/002312

3 5

るものである。シート補給装置 8は、図 3に示すように、シート供給部 8 a〜8 c と、シート排出部 8 d とを含んでいる。シート供給部 8 a〜 8 cには、それぞれシートが収容される。

シート補給装置 8は、例えば複写機 2の使用者によって選択されたシート供給部 8 a ~ 8 cのいずれかから、シートを 1枚ずつ分離搬送して、シート排出部 8 dから画像形成部 7へと供給することができる。

なお、シート供給部 8 a〜 8 cにシートを補給する場合、あるいはシ一ト供給部 8 a〜8 cに収容されているシートを交換する場合には、シ一ト補給装置 8本体の側面にシート収容部 8 a〜8 c を引き出して、補給または交換を行う。

また、シート補給装置 8は、図 3に示すように、底面にキャスタ 1 8 d · 1 8 e と、高さ調整脚部材 1 7 b · 1 7 c とを備えている。なお、図 3においては、簡単のために紙面手前側のキャスタおよび高さ調整脚部材のみを示しており、紙面向こう側のキャスタおよび高さ調整脚部材は省略している。

シート捕給装置 8は、高さ調整脚部材 1 7 b ' 1 7 cを短くして、底面からの突出量を所定量よりも小さくした状態で、キャスタ 1 8 d ' 1 8 eを用いて移動させれる。また、高さ調整脚部材 1 7 b · 1 7 cを長くして、底面からの突出量を所定量よりも大きくした状態で、シート補給装置 8の位置を固定することができる。また、それぞれの高さ調整脚部材 1 7 b · 1 7 cの状態を調節することによって、シート補給装置 8 の傾きを調節することができる。

このように、シート補給装置 8は、画像形成部 7を支持するデスク装置としても機能している。シート補給装置 8は、画像形成部 7に着脱自 P 霞 004細 12

3 6

在となっている。

また、ここでは、シート補給装置 8が 3つのシート供給部 8 a〜 8 c を備えている構成について説明したが、本願はこれに限るものではない。シート補給装置 8は、例えば 1つのシート供給部を備えている構成であってもよいし、またはそれ以上のシート供給部を備えている構成であつてもよい。また、シート補給装置 8はシート排出部 8 dを一つのみ備えている構成に限るものではなく、それ以上のシート排出部を備えていてもよい。

本実施形態においては、画像形成部 7にシート補給装置 8を装着した複写機 2が、特許請求の範囲に記載の画像形成装置として機能している。しかし、これに限るものではなく、シート補給装置 8を備えていない構成であってもよい。いずれにせよ、画像形成部 7を含んでいる複写機が、後述する受け部、取り付け部を備えている構成であれば、本発明の画像形成装置として機能する。

本実施形態のシート供給装置 3は、図 3に示すように、シートを収容するためのシート供給部 3 aを備えている。

シート供給装置 3は、シートを供給する際には、シート供給部 3 aに収容されたシートを 1枚ずつ分離して、シート排出部（搬送手段） 3 b から、図 1に示す出紙口（搬送手段） 1 3を介して複写機 2へと供給する。シート供給装置 3によって供給されるシートは、複写機 2の側面に設けられた給紙口を介して、画像形成部 7の内部に供給される。なお、シート供給装置 3には、シート供給部 3 aのみに限らず、その他のシート供給部が備えられていてもよい。

また、シート供給装置 3は、図 3に示すように、底面にキャスタ（支 004/002312

3 7

持部材、コロ部材） 1 8 a とキャスタ（補助支持部材、コロ部材） 1 8 b とを備えている。ここで、図 3においては、キャスタ 1 8 aの紙面向こう側に配置されたキャスタ 1 8 cについては、図示していない。

このキャスタ 1 8 a * 1 8 cは、シート供給装置 3の底面において、シート供給装置 3を複写機 2へと取り付けるための図示しない係合部から遠い側に配置されている。また'、キャスタ 1 8 bは、キャスタ 1 8 a . 1 8 cのコロ部材の軸支されている方向と、ほぼ 9 0度をなす方向に軸支されたコロ部材を有している。このキャスタ 1 8 bは、キャスタ 1 8 a · 1 8 c よりも上記の係合部側に配置されている。

また、このように、キャスタ 1 8 a · 1 8 cは、係合部から遠い側に配置されているので、キャスタ 1 8 a · 1 8 cをま点としてシート供給装置 3を持ち上げて係合部を係合させる際に、キャスタ 1 8 a · 1 8 c 周りの回転に対して、係合部の位置変化を軽やかにできる。このため、係合部の位置の調節を容易に行うことができる。

また、キャスタ 1 8 bのコロ部材は、キャスタ 1 8 a · 1 8 c のコロ部材に対してほぼ 9 0度に軸支されているので、複写機 2の受け部に対してシート供給装置 3の係合部を合わせる場合に、シート供給装置 3を受け部に向かって移動させる方向に対して 9 0度の方向に、容易に修正移動させれる。

なお、図 3に示すように、シート供給装置 3は、複写機 2に装着された状態において、下面が床に接触しない、浮いた状態となっている。このように、複写機 2への装着時に、シート供給装置 3のキャスタ 1 8 a • 1 8 bは、床とは離間して非接触、つまり浮いた状態となっている。これによつて、床の平面の状態が悪く、例えば凸凹していたとしても、 4 002312

3 8

複写機 2の側面の給紙口と、シート供給装置 3の出紙口との位置決めを良好に行うことができる。したがって、シートの搬送性能を良好なものに保つことができる。

また、シート供給装置 3は、複写機 2の画像形成部 7の供給トレィ 2 1、およびシー.ト補給装置 8のシート供給部 8 a〜 8 c に収容されるシートの量よりも大量のシートを収容することができる。

また、シート供給装置 3は、図 1に示すように、係合部 1 0 a · 1 0 b、連結固定部 1 1、および取っ手 1 2を備えている。

本実施形態の係合部 1 0 a · 1 0 bは、複写機 2のシート補給装置 8 に備えられる受け部と係合させて、シート供給装置 3を支持するためのものである。係合部 1 0 a · 1 0 bは、シート供給装置 3の外面（側面 ) に突出するように形成されている。

連結固定部 1 1は、ロック部（被取り付け部） 1 1 a · 1 1 b、位置決めボス（位置決め手段） l l c、ロック解除ボタン 1 1 d、ロック部材 1 1 e、および段ビス 1 1 f · 1 1 gを備えている。

本実施形態の口ック部 1 1 a · 1 1 bは、複写機 2のシート補給装置 8に備えられるロックボスと組みとなって、シート供給装置 3を取り付けるためのものである。後述するように、ロック部 1 1 a · l i bに口ックボスが挿入されて、そのロックボスを保持することによって、シート供給装置 3を複写機 2に装着することができる。

位置決めボス 1 1 cは、シート補給装置 8に備えられる位置決め穴に挿入することによって、シート供給装置 3の位置決めをするためのものである。この位置決めによって、シートの搬送方向に対して左右方向（搬送方向と垂直方向でシート面内）への位置決めを行うことができる。 2004/002312

3 9

この位置決めボス 1 1 cは、出紙口 1 3に近接する位置に配置されている。

ロック解除ボタン 1 1 dは、ロック部材 1 1 a · 1 1 bによるロックボスの保持を解除するためのものである。矢印 Q方向に口ック解除ボタン l i dが押されると、ロック部材 l i eが移動してロックボスの保持が解除される。

また、段ビス 1 1 f · 1 1 gは、ロック部材 l i e の移動を案内し所定の範囲とするためのものである。

取っ手 1 2は、シート供給装置 3を移動させたり、複写機 2に装着したりする場合に用いるための取っ手である。

図 1に示すように、本実施形態の取っ手 1 2は、シート供給装置 3の側面において、係合部 1 0 a · 1 0 bの側に片寄って形成されている。この取っ手 1 2は、この構成に限るものではなく、シート供給装置 3の側面において、端から端にわたって設けられていてもよレ、。後述する重心持ち手部分 Cと持ち上げ持ち手部分 Rとを含む構造であればよい。なお、本実施形態のシート供給装置 3には、図 1には示さない、取っ手 1 2が形成されている面の反対側の面（裏面）にも、取っ手 1 2 と同様の構成の取っ手が形成されている。すなわち、シート供給装置 3には、片側 1個ずつ、それぞれ取っ手が形成されている。

なお、上記の裏面に形成する取っ手は、取っ手 1 2 と同様の構成に限るものではない。例えば、取っ手 1 2 と、その裏面の取っ手とを、それぞれ対角線状に形成してもよい。すなわち、裏面の取っ手は、係合部 1 0 a · 1 0 bの側に片寄って形成されていてもよいし、係合部 1 0 a · 1 0 b とは反対の側に片寄って形成されていてもよい。 312

4 0

例えば、シート供給装置 3を持ち上げて移動させる場合には、図 1に示す取っ手 1 2の重心持ち手部分 Cを持つことによって、バランスよく運ぶことができる。この重心持ち手部分 Cは、この重心持ち手部分じと、裏面の取っ手の対応する重心持ち手部分 Cと、シート供給装置 3の重心とを含む平面が、シート供給装置 3 の重心ベクトルを含むように構成されている。したがって、重心持ち手部分 Cを持てば、シート供給装置 3をバランスよく運ぶことができる。

一方、例えばシート供給装置 3を複写機 2へと係合する場合や、係合状態から外す場合には、取っ手 1 2 の持ち上げ持ち手部分 Rあたりを持つことによって、容易にシート供給装置 3を傾けることができる。この持ち上げ持ち手部分 Rは、係合部 1 0 a · 1 0 b の側に設けられている。したがって、持ち上げ持ち手部分 Rを持ち上げれば、上記したキャスタ 1 8 a * 1 8 cを支点として、シート供給装置 3本体を簡単に傾けることができる。

また、本実施形態においては、シート供給装置 3の側面の一つに、一つの取っ手 1 2を設けた場合について説明したが、これに限るものではない。例えば、取っ手 1 2 の代わりに、取っ手 1 2の重心持ち手部分 C に一つの取っ手、持ち上げ持ち手部分 Rに一つの取っ手をそれぞれ形成して、シート供給装置 3の側面の一つに 2つの取っ手を設ける構成であつてもよい。また、上記の裏面には、同様に、 1つの取っ手が設けられている構成であってもよいし、 2つの取っ手を設けてもよい。

次に、シート供給装置 3を装着するための、複写機 2 のシート補給装置 8 の構成について、図 5 ( a ) ( b ) に基づいて説明する。

図 5 ( a ) に示すように、シート補給装置 8は、側面に、受け部材（ 4002312

4 1

受け部） 1 4 a · 1 4 b と、取り付け板 1 5 とを備えている。

受け部材 1 4 a · 1 4 bは、シート供給装置 3に形成された係合部 1 0 b · 1 0 a に対してそれぞれ係合されて、シート供給装置 3の重量を支えるためのものである。

取り付け板 1 5 には、ロックボス（取り付け部） 1 5 a · 1 5 b と位置決め穴（位置決め手段） 1 5 c とが設けられている。

ロックボス 1 5 a · 1 5 bは、シート供給装置 3のロック部 l i b · 1 1 a にそれぞれ揷入されて、保持される。ここで、ロックボス 1 5 a には、図 5 ( b ) に示すように、ロック溝 1 5 dが形成されている。口ックボス 1 5 bについても同様のロック溝が形成されている。

一方、シート供給装置 3のロック部 1 1 a には、図 5 ( c ) に示すように、ロック部材 1 1 eが設けられている。このロック部材 1 1 e には、矢印 P方向の力が加わっている。このロック部材 1 1 e は、段ビス 1 1 f · 1 1 gの移動可能な範囲に応じて、移動するようになっている。ロック部材 1 1 eの移動に応じて、ロック部 1 1 a において、ロック部材 1 1 eの占める部分が変化するようになつている。

図 5 ( c ) に示すロック部 1 1 aの空間部分に対して、ロックボス 1 5 bが挿入される。ロックボス 1 5 bのロック溝に、ロック部 1 1 a のロック部材 l i eが嵌り込む。これによつて、ロック部 1 1 aがロックボス 1 5 bに取り付けられる。

なお、ロック部 1 1 bについても同様にロック部材が設けられている。ロック部 1 1 a と同様に、ロック部 l i bについても、ロックボス 1 5 a のロック溝 1 5 dに上記ロック部材が嵌り込むことによって、ロック部 1 1 bがロックボス 1 5 a に取り付けられる。これによつて、シー 004/002312

4 2

ト供給装置 3が複写機 2に装着される。

一方、シート供給装置 3を取り外す際には、図 1に示すように、矢印 Qの方向にロック解除ボタン l i dを押す。すると、図 ⁵ ( c ) に示すように、ロック部 1 1 aにおいてロック部材 1 1 eが矢印 Q方向に移動する。これによつて、ロックボス 1 5 bのロック溝に嵌ってレ、たロック部材 l i eがはずれる。また、ロック部 1 1 bにおいても同様に、ロック部材の移動が移動して、ロックボス 1 5 aのロック溝 1 5 dカゝらはずれる。これによつて、シート供給装置 3を複写機 2から取り外すことができる。

また、図 5 ( a ) に示すように、複写機 2の側面には、給紙口 1 6が設けられている。シート供給装置 3が複写機 2に装着されると、シート供給装置 3の出紙口 1 3 と複写機 2の給紙口 1 6 とが連結するようになつている。これによつて、シート供給装置 3から複写機 2へとシートを供給することができる。

次に、図 6 ( a ) 〜（： c ) 、図 7および図 8に基づいて、シート供給装置 3の複写機 2への装着の手順について説明する。

図 6 ( a ) に示すように、高さ調整脚部材 1 7 bなどによって位置が固定された複写機 2に対して、キャスタ 1 8 aなどを用いてシート供給装置 3を矢印 D 1方向に移動させる。なお、持ち上げて運ぶ場合には、例えば図 1に示す取っ手 1 2の重心持ち手部分 Cを持てば、パランスよく運ぶことができる。

次に、図 6 ( b ) に示すように、キャスタ 1 8 aなどの点 P aを支点として、シート供給装置 3を矢印 D 2の方向に持ち上げる。ここで、例えば図 1に示す取っ手 1 2の持ち上げ持ち手部分 Rを持てば、シート供 4002312

43

給装置 3を容易に持ち上げることができる。そして、持ち上げた状態のまま、シート供給装置 3を矢印 D 3方向に移動させる。この D 3方向の移動によって、シート供給装置 3を支える点は、図 6 ( c ) に示す支点 P bへと変化する。

そして、シート供給装置 3を、支点 P bを中心として矢印 D 4方向に移動させて、シート供給装置 3の係合部 1 0 aをシート補給装置 8の受け部材 1 4 bに係合させる。なお、図 6 ( c ) には示さない、シート供給装置 3の係合部 1 0 bについても、同様に受け部材 1 4 aに係合される。この係合部 1 0 a · 1 0 bの係合は、同時に行ってよいし、または片方ずつ順次行ってもよい。

ここで、図 7に示すように、シート供給装置 3の底面にはキャスタ 1 8 a · 1 8 b · 1 8 cが備えられているので、例えば図 6 ( c ) の状態において係合部 1 0 aをシート補給装置 8の受け部材 1 4 bに係合させる場合には、矢印 D 5にて示す方向にシート供給装置 3を回転させて、係合のための位置合わせを容易に行うことができる。この場合には、例えばキャスタ 1 8 b · 1 8 cにてシート供給装置 3を支えて、キャスタ 1 8 aを浮かせるようにすれば、矢印 D 5方向への回転を容易にできるまた、係合部 1 0 a · 1 0 bには、それぞれ引掛け穴 1 0 c · 1 0 d が形成されている。例えば、図 6 ( c ) に示すように、この引掛け穴 1 0 cに受け部材 1 4 bが揷入されることによって、係合部 1 0 a と受け部材 1 4 b とが係合される。引掛け穴 1 0 dについても同様である。なお、引掛け穴 1 0 c · 1 0 dを十分大きく設ければ、受け部材 1 4 b ' 1 4 aの挿入を容易にできる。なお、シート供給装置 3のキャスタ 1 8 bの位置は、図 7に示す構成に限るものではなく、例えば図 7のキャスタ 1 8 dまたはキャスタ 1 8 e として示す構成であってもよい。この構成であっても、矢印 D 6または D 7にて示す方向にシート供給装置 3を回転させて、係合のための位置合わせを容易にできる。

例えばキャスタ 1 8 bの代わりにキャスタ 1 8 eを備えた構成では、キャスタ 1 8 a . 1 8 eにてシート供給装置 3を支えて、キャスタ 1 8 cを浮かせれば、矢印 D 7方向への回転を容易にできる。また、キャスタ 1 8 bの代わりにキャスタ 1 8 dを備えた構成では、キャスタ 1 8 a · 1 8 c · 1 8 dにてシート供給装置 3を支えることになる。このため、この構成において、シート供給装置 3は最も安定した状態となるので、複写機 2に取り付ける前に床に置いておく場合に、最も好都合である。しかしながら、この構成においては、矢印 D 6方向に示す回転を若干行い難い。

また、上述の図 6 ( a ) 〜（ c ) においては、キャスタ 1 8 a〜 1 8 cのいずれかを床面に接触させたままシート供給装置 3を移動させているので、シート供給装置 3を完全に持ち上げる必要がない。

次に、図 8に示すように、シート供給装置 3の係合部 1 0 a · 1 0 b をシート補給装置 8の受け部材 1 4 b · 1 4 aに係合させた状態にて、係合部 1 0 a · 1 0 bを支点としてシート供給装置 3を矢印 D 8の方向に持ち上げる。

これによつて、シート供給装置 3のロック部 1 1 a ' l i bを、シート捕給装置 8のロックボス 1 5 b · 1 5 a に対して取り付けることができる。 2004/002312

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なお、この場合において、位置決め穴 1 5 cに位置決めボス 1 1 cを挿入することによって、シート供給装置 3を位置決めすることができる以上に説明した図 8においては、係合部 1 0 a · 1 0 bを支点としてシート供給装置 3を持ち上げるので、シート供給装置 3を完全に持ち上げる必要がない。

また、シート供給装置 3が複写機 2に装着された状態においては、図 8に示すように、シート供給装置 3の底面のキャスタ 1 8 a〜 l 8 cは、床に接触せずに浮いた状態となっている。よって、正確に位置決めできるとともに、位置決めした位置がずれることがない。

ここで、図 5に示す複写機 2の給紙口 1 6は、シート供給装置 3の出紙口 1 3 と向かい合って形成されている。また、図 1に示すように、出紙口 1 3の位置は、連結固定部 1 1 の位置決めボス 1 1 cに近接した、すぐ上側となっている。

上述のように装着する際には、シート供給装置 3の係合部 1 0 a · 1

0 b と、複写機 2の受け部材 1 4 b · 1 4 a とを係合させた上で、出紙口 1 3 ·給紙口 1 6 と位置が近い、位置決めボス 1 1 cおよび位置決め穴 1 5 cによって位置決めを行う。したがって、位置決めを行う際に、出紙口 1 3 と給紙口 1 6 との位置関係を容易に把握することができるので、位置決めをより精密に行うことができる。また、位置決めボス 1 1 c と位置決め穴 1 5 c とによる位置決めの精度に応じて、出紙口 1 3 と給紙口 1 6 との位置決めの精度を得ることができる。

以上のようにシート供給装置 3を装着した複写機 2は、シート供給装置 3から供給されるシートを用いて、大量の印刷を行うことができる。なお、シート供給装置 3の取り外しの際には、図 1に示すロック解除ボタン 1 1 dを押すことによって、ロック部 1 1 a · 1 1 b とロックボス 1 5 b · 1 5 a とが外れて、図 8に示す矢印 D 9方向にシート供給装置 3が移動する。そして、上述の図 6 ( a ) 〜（ c ) を参照した説明をそれぞれ逆に行うことによって、シート供給装置 3を取り外すことができる。

以上のように、本発明は、例えば複写機、プリンタなど使用目的にあつた画像記録装置に対して任意に周辺装置を設定することのできる、拡張性に優れた画像記録システムに関するものである。

本実施形態に係るシート供給装置 3は、係合部 1 0 a · 1 0 b とロック部 1 1 a . l i b とを備え、係合部 1 0 a · 1 0 bが係合し、ロック部 1 1 a · 1 l bが取り付けられることによって、複写機 2に装着される構成である。また、本実施形態の複写機 2は、シート供給装置 3が装着される画像形成装置である。また、本実施形態の画像形成システム 1 は、複写機 2 とシート供給装置 3 とを含んでいる。

また、以上のように、本実施形態の周辺装置の装着方法は、本体装置としての複写機 2の受け部材 1 4 a · 1 4 わに、周辺装置としてのシート供給装置 3の係合部 1 0 b · 1 0 aを係合する工程（図 6 ( a ) 〜（ c ) ) と、受け部材 1 4 a · 1 4 bに支えられた係合部 1 0 b · 1 0 a を支点として、複写機 2の取り付け板 1 5のロックボス 1 5 b · 1 5 a にシート供給装置 3のロック部 1 1 a ' l i bを取り付ける工程（図 8 ) とを含んでいる構成である。これによつて、シート供給装置 3は複写機 2に装着される。

したがって、上述のように容易に複写機 2に取り付けれるシート供給 2

4 7

装置 3 を提供できる。また、取り付けの容易なシート供給装置 2を装着できる複写機 2を提供できる。また、周辺装置としてのシート供給装置 3を容易に取り付けして、システムアップが容易な画像形成システム 1 を提供できる。また、取り付けが容易な、本体装置への周辺装置の装着方法を提供できる。

また、以上のように、本実施形態の被取り付け部としてのロック部 1 1 a には、ロック部材 l i eが備えられている。また、取り付け部としてのロックボス 1 5 bには、ロック溝が備えられている。そして、被取り付け部と取り付け部との取り付けの際には、取り付け方向と垂直な所定の方向へ押圧されているロック部材 1 1 eが、ロック溝に嵌りこむことによって取り付けがなされる。また、取り外しの際には、ロック解除ボタン 1 1 dを用いて上述の所定の方向とは逆方向にロック部材 1 1 e を押圧することによって、被取り付け部と取り付け部とが取り外されるすなわち、上記の構成は、被取り付け部と取り付け部とは、それぞれ嵌合部としてのロック部材 1 1 e と被嵌合部としてのロック溝とを備えており、嵌合部が被嵌合部に嵌合することによって、被取り付け部と取り付け部との取り付けがなされる構成である、と表現することもできる。また、さらに取り外しスィッチとしてのロック解除ボタン l i dを備え、取り外しスィッチが嵌合部を嵌合方向と垂直に移動させることによつて、嵌合部と被嵌合部との嵌合が外れて、被取り付け部と取り付け部とが取り外される構成である、と表現することもできる。

これらの構成によれば、シート供給装置 3の取り付けと取り外しとを非常に容易にすることができる。なお、ここでは、被取り付け部に嵌合部が備えられ、取り付け部に被嵌合部が備えられている構成について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、被取り付け部に被嵌合部が備えられ、取り付け部に嵌合部が備えられている構成であってもよい。

なお、本発明は上述の構成に限るものではない。例えば、本発明の画像形成システム 1 aは、図 9に示すように、さらに中継搬送装置 4 3 と後処理装置 4 4 とを備えた構成であってもよい。すなわち、図 3に示す出紙トレイ 1 9を取り去って、中継搬送装置 4 3およぴ後処理装置 4 4 を装着した、画像形成システム 1 aであってもよい。なお、後処理装置 4 4は、キャスタ 1 8 h . 1 8 i を備えており、容易に移動させることができる。

また、図 1には、直方体形状のシート供給装置 3を示したが、本発明はこれに限るものではなく、その他の形状のシート供給装置 3であってもよい。

〔実施の形態 2〕

本発明の他の一実施の形態について図 1 0ないし図 1 5に基づいて説明すると以下の通りである。本実施形態においては、複写機 5 2およびシート供給装置 5 3に加えて、インサータ 5 4およびフィニッシャ 5 5 を備えた構成の画像形成システム 5 1について説明する。

図 1 0に示すように、本実施形態の画像形成システム 5 1は、複写機

(画像形成装置、本体装置、第 1装置） 5 2、シート供給装置（周辺装置、第 2装置） 5 3、インサータ（インサート装置、第 2装置、第 2周辺装置） 5 4およびフィニッシャ（後処理装置、第 1装置、第 1周辺装置） 5 5を含んでいる。 2312

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複写機 5 2は、画像情報をシート（印刷シート、記録材）に印刷するためのものである。複写機 5 2は、上述の実施の形態 1の複写機 2 と同様の機能を備えている。複写機 5 2は、概略的に、自動原稿搬送装置 5 6、画像読取装置 5 7、画像形成部 5 8およびシート補給装置 5 9を備えている。

自動原稿搬送装置 5 6 と画像読取装置 5 7 とは、画像形成部 5 8 の上部に備えられている。シート補給装置 5 9は画像形成部 5 8 の下部に備えられている。

一方、シート供給装置 5 3は、複写機 5 2 の側面に配置され、複写機 5 2に装着されている。このシート供給装置 5 3は、複写機 5 2 の画像形成部 5 8にシートを供給するための、画像形成部 5 8および複写機 5 2とは別体に設けられる着脱自在の装置である。

ィンサータ 5 4は、例えば複写機 5 2 のような他の装置から供給されるシートに対して、他の所望のシートを揷入するために用いる装置である。ここで、例えば複写機 5 2のみを用いて他の所望のシートの挿入を行う場合には、複写機 5 2の画像形成部 5 8を介する必要のないシートについても、画像形成部 5 8を介して揷入することになる。そこで、ィンサータ 5 4を用いれば、複写機 5 2 の画像形成部 5 8を介することなく、所望のシートの揷入が可能となる。

本実施形態のインサータ 5 4は、トレイ 6 7を有している。このトレィ 6 7に、表紙用のシートや、例えばインクジエツトプリンタのような別の画像形成装置で作成されたシートを載置しておく。そして、複写機 5 2から供給されるシートに対して、予め設定された順番で、トレイ 6 7のシートを適当なタイミングで揷入することができる。ィンサータ 5 T/JP2004/002312

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4は、シートをフィ -ッシャ 5 5に搬送する。

フィニッシャ ₅ 5は、搬送されてきたシートに後処理を行う装置である。フィニッシャ 5 5は、後処理として、例えばシートにパンチ穴を明けたり、ステーブルしたり、ソートしたりする機能を有している。

以下では、まず各装置の設置、移動、連結の方法について説明し、その後に各装置を用いた印刷動作などについて説明をする。

複写機 5 2のシート補給装置 5 9は、図 1 0に示すように、底面にキヤスタ 6 0 a · 6 0 bを備えている。また、シート補給装置 5 9は、レール（レール部材） L 1 を装着するためのレールジョイント（レール受け部） 6 1 を有している。レールジョイント 6 1は、シート補給装置 5 9の給紙ュニット 5 9 a〜 5 9 dよりも低い位置の、シート補給装置 5 9の底部に設けられている。このレールジョイント 6 1は、レール L 1 を引き出し可能に支持する。

なお、図 1 0においては、簡単のために紙面手前側のキャスタ 6 0 a · 6 O bのみを示しており、紙面向こう側のキャスタは省略している。また、このシート補給装置 5 9は、実施の形態 1におけるシート補給装置 8のように、高さ調整脚部材を有していてもよい。

シート補給装置 5 9は、キャスタ 6 0 a · 6 0 bを用いて移動させることができる。また、図示しないストッパなどを用いて、シート補給装置 5 9の位置を固定することができる。

シート供給装置 5 3は、図 1 0に示すように、底面にキャスタ（支持部材、コロ部材） 6 2 a とキャスタ（補助支持部材、コロ部材） 6 2 b とを備えている。ここで、図 1 0においては、キャスタ 1 8 aの紙面向こう側に配置されたキャスタ 6 2 cについては、図示していなレ、。ここで、このキャスタ 6 2 a〜 6 2 cは、実施の形態 1 におけるシート供給装置 3のキャスタ 1 8 a〜 1 8 c と同様の構成、同様の機能であるので、説明は省略する。

このキャスタ 6 2 a ~ 6 2 c を用いてシート供給装置 5 3を移動させて、シート供給装置 5 3を複写機 5 2に装着することができる。この場合の装着は、実施の形態 1においてシート供給装置 3を複写機 2に装着する構成と同様の構成の、図示しない受け部材、係合部などを用いて行う。この場合の受け部材、係合部の構成、および装着動作は、実施の形態 1 と同様であるので、説明は省略する。

インサータ 5 4は、図 1 1に示すように、受け部 6 3を備えている。この受け部 6 3は、他の装置の係合部を係合するための受け部材 6 3 a 、およびレール L 1を揷入して固定するための挿入口（レール固定部） 6 3 bを含んでいる。

このレール L 1は、シート補給装置 5 9の下部のレールジョイント 6 1により引き出し可能に支持されている。レール L 1 の先端部を、このインサータ 5 4のような周辺装置の揷入口 6 3 bなどに挿入して固定することによって、周辺装置をシート補給装置 5 9に連結できるようになつている。

なお、インサータ 5 4の受け部 6 3を用いて連結する際には、このようなレールを用いる構成に限るものではない。例えばシート補給装置 5 9以外の他の装置の係合部を受け部 6 3に係合させて、他の装置を装着することもできる。

また、インサータ 5 4は、図 1 1に示すように、キャスタ（支持部材、コ口部材） 6 4 a · 6 4 bを備えている。また、インサータ 5 4は、図 1 2に示すように、キャスタ（支持部材、コ口部材） 6 4 c · 6 4 d を備えている。これによつてインサータ 5 4を容易に移動させることができる。

また、インサータ 5 4は、他の装置と係合するためのスィッチ 6 5 a と、他の装置に対して引掛けするための引掛け部 6 5 b とを有している。また、インサータ 5 4は、搬送するシートのための揷入口 6 6 a と、挿入するためのシートを載置するトレイ 6 7 とを備えている。また、ィンサータ 5 4は、図 1 2に示すように、連結固定部 6 8、係合部 6 9、排出口 6 6 bを有している。

連結固定部 6 8は、ロック部（被取り付け部） 6 8 a · 6 8 bを備えている。本実施形態のロック部 6 8 a · 6 8 bは、他の装置に備えられるロックボスと組みとなって、インサータ 5 4 と上述の他の装置とを連結するためのものである。後述するように、ロック部 6 8 a · 6 8 bにロックボスが挿入されて、そのロックボスを保持することによって、装着が可能となる。

また、係合部 6 9は、他の装置に備えられる受け部と組みとなって、インサータ 5 4 と上述の他の装置とを連結するためのものである。

なお、本実施形態のィンサータ 5 4は、受け部 6 3 と係合部 6 9 とをそれぞれ一つずつ備えた構成であるが、本発明はこれに限るものではない。受け部と係合部とが複数設けられた構成であってもよい。但し、例えば上述の受け部 6 3のように、レールを揷入するための揷入口 6 3 b を備えている場合には、このレールを用いて確実に装置間を連結、固定できるので、受け部が一つの構成であってもよい。また、上述のように、受け部 6 3に揷入口 6 3 bを設けた構成に限るものではなく、揷入口と受け部とは別体に設けられた構成であってもよい。

フィニッシャ 5 5は、図 1 3に示すように、受け部 7 0 と取り付け枠 7 3 とを備えている。受け部 7 0は、他の装置の係合部を係合するための受け部材 7 0 a、およびレール（レール部材） L 2を挿入して固定するための揷入口（レール固定部） 7 O bを含んでいる。

この挿入口 7 O bには、レール L 2が装着可能となっている。このレール L 2は、他の装置の下部のレールジョイントにより引き出し可能に支持される。レール L 2の先端部を、このフィニッシャ 5 5のような周辺装置の受け部などに挿入して固定することによって、フィニッシャ 5 5を他の装置に連結できるようになつている。すなわち、レール L 2 として、例えば複写機 5 2のシート補給装置 5 9に揷入されたレールを用いれば、このフィニッシャ 5 5を複写機 5 2に直接装着することも可能である。なお、フィニッシャ 5 5を複写機 5 2に直接装着した場合には、フィニッシャの底面に備えられるキャスタは、床面に接触したままとなる。また、上記構成において、挿入口 7 0 bは、受け部 7 0 と一体として設けられる構成に限るものではなく、揷入口と受け部とが別体に設けられた構成であってもよい。

取り付け枠 7 3は、ロックボス（取り付け部） 7 3 a · 7 3 bを備えている。ロックボス 7 3 a · 7 3 bは、他の装置の有するロック部にそれぞれ挿入されて、保持される。ここで、ロックポス 7 3 a ' 7 3 bには、図 1 4に示すように、ロック溝 7 3 c · 7 3 dが形成されている。例えば、実施の形態 1 と同様に、このロック溝 7 3 c · 7 3 dに、口ック部 6 8 b · 6 8 a の図示しない口ック部材が入り込むようにすれば、インサータ 5 4 とフィニッシャ 5 5 との連結を確実にできる。また、フィニッシャ 5 5は、他の装置と係合するためのスィツチ 7 2 a と、他の装置に対して引掛けするための引掛け部 7 2 b とを有している。フィニッシャ 5 5 とインサータ 5 4 とが連結されると、引掛け部 7 2 bが、インサータ 5 4の図示しない被引掛け部に引っ掛かるようになつている。これによつて、インサータ 5 4 とフィニッシャ 5 5 との連結を確実にできる。また、インサータ 5 4 とフィニッシャ 5 5 とを離間させるときには、スィッチ 7 2 aを押すことによって、フィニッシャ 5 5 の引掛け部 7 2 bがインサータ 5 4の図示しない被引掛け部から外れるようになっている。

なお、本実施形態のィンサータ 5 4 とフィニッシャ 5 5 とのように、連結固定部 6 8がインサータ 5 4側面から突出して、それに対向する取り付け枠 7 3がフィニッシャ 5 5側面から凹んでいる構成であってもよレ、。

また、フィニッシャ 5 5は、キャスタ 7 l a · 7 l bを備えている。なお、図 1 3においては、紙面裏側のキャスタは省略している。このキヤスタ 7 1 a ' 7 1 bなどによって、ブイ -ッシャ 5 5の移動を容易にできる。

また、フィニッシャ 5 5は、インサータ 5 4の排出口 6 6 b と対向する揷入口 7 4と、挿入口 7 4に供給され、後処理を行ったあとのシートを排出するための排出トレィ 7 5 a · 7 5 b とを備えている。

以上のように、本実施形態の画像形成システム 5 1においては、複写機 5 2のシート搬送下流側には、図 1 ◦に示すように、ィンサータ 5 4 およぴフィ二ッシャ 5 5を配置してもよいし、または、例えばフィニッシャ 5 5のみを配置してもよい。または、フィニッシャ 5 5のみの替わ 2004/002312

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りに他の周辺装置を配置してもよい。または、インサ一タ 5 4、フィニッシャ 5 5、および他の周辺装置のように、他の複数の周辺装置の組み合わせを配置してもよい。

次に、複写機 5 2、ィンサータ 5 4、フイエッシャ 5 5の具体的な連結の方法について説明する。本実施形態においては、まずフイエッシャ 5 5にインサータ 5 4を装着し、その後にインサ一タ 5 4 とフイエッシャ 5 5 とを複写機 5 2に連結するようになつている。

フィニッシャ 5 5にインサータ 5 4を装着する方法について、図 1 4 ( a ) 〜（ c ) に基づいて説明する。なお、この装着の方法は、実施の形態 1 の図 6における、複写機 2に対するシート供給装置 3の装着とほぼ同様であるので、ここでは簡単に説明する。

図 1 4 ( a ) に示すように、フィニッシャ 5 5に対して、キャスタ 6 4 a . 6 4 bなどを用いてインサータ 5 4を矢印 D 1 0方向に移動させる。次に、図 1 4 ( b ) に示すように、キャスタ 6 4 bなどを支点として、インサータ 5 4を矢印 D l 1 の方向に持ち上げる。そして、持ち上げた状態のまま、インサータ 5 4を矢印 D 1 2方向に移動させる。次に、図 1 4 ( c ) に示すように、インサータ 5 4を矢印 D 1 3方向に回転させ、インサータ 5 4の係合部 6 9を矢印 D 1 4方向に移動させて、フィニッシャ 5 5の受け部 7 0に係合させる。

係合部 6 9 と受け部 7 0 とが係合した後に、さらにインサータ 5 4を矢印 D 1 3方向に回転させることによって、インサータ 5 4の連結固定部 6 8をフィニッシャ 5 5の取り付け枠 7 3に対して取り付けることができる。

なお、このようにインサータ 5 4をフイエッシャ 5 5に連結させた場合には、インサータ 5 4の底面のキャスタ 6 4 a〜 6 4 dは、フイエッシャ 5 5の载置されている床面から浮いて離間するようになっている。これにより、ィンサータ 5 4 とフィニッシャ 5 5 との連結状態を確実に維持できる。

なお、本実施形態のインサータ 5 4は取っ手を備えていない構成であるが、インサータに取っ手を設けるようにしてもよい。この場合には、実施の形態 1のように、ィンサータ 5 4の取り付けをさらに容易にできる。

次に、連結されたインサータ 5 4 とフィニッシャ 5 5 とを、複写機 5 2のシート補給装置 5 9に装着する構成について説明する。

まず、図 1 0に示すように、複写機 5 2のシート補給装置 5 9に対して、レールジョイント 6 1 にレール L 1 を装着する。そして、インサータ 5 4 とフィニッシャ 5 5 とを、フイエッシャ 5 5のキャスタ 7 l a · 7 1 bなどを用いて移動させて、図 1 1に示すように、レール L 1をィンサータ 5 4の揷入口 6 3 bに揷入する。

レール L 1は、レールジョイント 6 1によって引き出し可能に支持されているので、レール L 1が揷入口 6 3 bに挿入された状態でィンサータ 5 4 とフィニッシャ 5 5 とを、レール L 1 を軌道として複写機 5 2に向かって移動させることによって、インサータ 5 4 · フイエッシャ 5 5 を複写機 5 2に連結することができる。

なお、インサータ 5 4が複写機 5 2に連結されると、図 1 1に示す引掛け部 6 5 bが、複写機 5 2の図示しない被引掛け部に引っ掛かるようになっている。これによつて、インサータ 5 4と複写機 5 2 との連結を確実にできる。また、インサータ 5 4 と複写機 5 2 とを離間させるときには、スィッチ 6 5 aを押すことによって、インサータ 5 4の引掛け部 6 5 bが複写機 5 2の図示しない被引掛け部から外れるようになつている。

また、図 1 5に示すように、複写機 5 2の側面に設けたセンサ S 1 を用いて、インサータ 5 4と複写機 5 2 との装着状態を確認するようにしてもよい。

このように、軌道となるレール L 1 を用いれば、複写機 5 2に対する、インサータ 5 4 ' フィ二ッシャ 5 5の分離、連結を容易にできる。このため、複写機 5 2から搬送される印刷シートが例えば紙詰まり、ジャムを起こした場合に、分離、連結を容易に行って、簡単に復旧できる。また、レール L 1が軌道となるので、複写機 5 2に対して、インサータ 5 4 · フィニッシャ 5 5を確実に正しい位置に連結できる。

なお、本発明の構成は一般にはこれに限るものではなく、各装置の備えている引掛け部、受け部の構成に応じて、引掛け部を受け部に引掛けることができる連結順序であれば、各装置をどの順番で連結してもよい以上のように連結を行って設置された画像形成システム 1について、図 1 0に基づいて印刷のための構成、印刷 ·搬送動作について説明するここで、複写機 5 2の自動原稿搬送装置 5 6は、図示しないシート状の原稿を画像読取装置 5 7に読取らせるためのものである。自動原稿搬送装置 5 6は、原稿を 1枚ずつ画像読取装置 5 7の図示しない読取領域に導く。

画像読取装置 5 7は、所定の読取領域に配置された原稿の画像を読取るためのものである。画像読取装置 5 7は、例えば自動読取りモードとして、自動原稿搬送装置 5 6によって 1枚ずつ供給されるシート状の原稿を、順次露光走査して原稿画像を読取ることができる。また、画像読取装置 5 7は、手動読取りモードとして、マユュアル操作によってセットされたブック状の原稿の画像、または自動原稿搬送装置 5 6によって搬送することができないような原稿などの画像を読取ることができる。読取の際には、画像読取装置 5 7は、図 1 0に示すように、画像読取装置 5 7の上部に自動原稿搬送装置 5 6 と対向するように設けられた透明な原稿载置台の読取領域に導かれた原稿の画像を、原稿載置台の下面を走査移動する移動走査光学系 5 7 aを用いて、例えば符号 5 7 dにて示す位置まで露光走査して、ミラーュニット 5 7 b を介して C C D (Charge Coup l ed Dev i ce)である光電変換素子 5 7 c上に結像する。光電変換素子 5 7 cは、原稿画像を電気的信号に変換して画像データとして出力する。

また、画像読取装置 5 7は両面原稿を読取ることもできる。自動原稿搬送装置 5 6にて原稿搬送経路に沿って原稿を搬送する過程において、原稿の下方および上方から、原稿を同時に走査して読取ることもできるすなわち、この場合には、移動走查光学系 5 7 aは、原稿搬送経路の所定の位置に停止した状態で、光電変換素子 5 7 cまで光像を導き、原稿の下面の画像を読取る。また、図示しない密着イメージセンサ ( C I S ： Contact Image S ensor) を用いて原稿の上面を読取る。ここで密着ィメージセンサは、原稿を露光する図示しない光源、光像を光電変換素子まで導く光学レンズ、光像を画像データに変換する光電変換素子などから一体的に構成されるものであり、自動原稿搬送装置 5 6側に装着されている。

両面原稿の読取りモードが設定されると、自動原稿搬送装置 5 6のトレイ（供給部） 5 6 aにセットされた原稿が搬送路 5 6 bを介して読取領域 5 6 cへと順次搬送され、上記構成によって原稿の両面の画像がほぼ同時に読取られる。搬送された原稿は、例えばトレイ 5 7 eに排出される。

また、複写機 5 2の画像形成部 5 8は、画像読取装置 5 7にて読取つて、出力される画像データに応じて、シートに印刷を行う。なお、複写機 5 2の画像形成部 5 8は、図示しない例えばパーソナルコンピュータのような外部の装置から送信される画像データに応じて印刷をすることもできる。

ここで、図 1 5に基づいて、複写機 5 2の画像形成部 5 8およびシート補給装置 5 9の構成について説明する。なお、図 1 5においては、簡単のため、複写機 5 2の画像形成部 5 8およびシート補給装置 5 9のみを示しており、自動原稿搬送装置 5 6および画像読取装置 5 7は省略している。また、インサータ 5 4、フィ -ッシャ 5 5についても省略している。

図 1 5に示すように、画像形成部 5 8は、シート補給装置 5 9の上部に配置されている。

画像形成部 5 8は、概略的に、電子写真プロセス部 5 8 a とシート補給部 5 8 b とシート搬送部 5 8 c とを含んでいる。画像形成部 5 8の略中央の位置に、感光体ドラム 8 1を中心とする電子写真プロセス部 5 8 aが配置されている。また、画像形成部 5 8の装置外側の側面で、シー JP2004/002312

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ト補給装置 5 9に近い位置には、シート補給部 5 8 bが設けられている。また、シート補給部 5 8 b とは逆の側の、画像形成部 5 8の装置内側には、シート搬送部 5 8 cが設けられている。

電子写真プロセス部 5 8 aには、感光体ドラム 8 1 を中心として、その周囲に帯電ュニット 8 2 と、光走查ュニット 8 3 と、現像ュ-ット 8 4 と、転写ュニット 8 5 と、タリ一ニングュニット 8 6 とが配置されている。

帯電ユニット 8 2は、感光体ドラム 8 1 の表面を均一に帯電させるものである。光走查ュニット 8 3は、均一に帯電された感光体ドラム 8 1 上に光像を走査して静電潜像を書き込むものである。現像ユニット 8 4 は、光走查ュニット 8 3により書き込まれた静電潜像を現像剤により顕像化するものである。

転写ュニット 8 5は、感光体ドラム 8 1上に記録再現された画像を記録媒体（印刷シート）上に転写するものである。クリーニングユニット 8 6は、感光体ドラム 8 1上に残留した現像剤を除去して、感光体ドラム 8 1上に新たな画像を記録することができるようにするものである。なお、このクリーニングュニット 8 6により除去された残留現像剤は、現像ユニット 8 4の現像剤供給部 8 8に回収され、リサイクルされる。なお、本発明の画像形成装置は、このように残留現像剤をリサイクルするプロセスを備えているものに限定されるものではなく回収して廃棄する画像形成装置をも含むものである。

本実施形態のシート補給部 5 8 bは、図 1 5に示すように手差し用のシート補給部である。シート補給部 5 8 bは、この手差し用のシート補給部に載置されたシートを、経路 P 1を介して搬送する。この手差し用のシート補給部には、どちらかというと特殊な用紙がセットされる可能性が高い。これは、手軽に用紙の交換あるいはセットができるからである。なお、シート捕給部の構成はこれに限るものではなく、一つまたは複数の給紙トレィを備えていてもよレ、。

また、シート搬送部 5 8 cは、転写ュ-ット 8 5にて転写された現像剤を印刷シートに定着させるための定着装置 8 7を含んでいる。この定着装置 8 7は、より詳細には、画像が転写されたシートを順次受け入れて、定着ローラと加圧ローラ等により、熱と圧力によりシート上に転写された現像画像を定着するものである。これにより、シート上に画像が記録される。

画像形成部 5 8 の下部に配置されたシート補給装置 5 9は、印刷するためのシートを画像形成部 5 8に供給するものである。シート補給装置 5 9は、図 1 5に示すように、シート供給部 5 9 a〜 5 9 dを含んでいる。シート供給部 5 9 a〜 5 9 dには、それぞれシートが収容される。シート補給装置 5 9は、例えば複写機 5 2 の使用者によって選択されたシート供給部 5 9 a〜 5 9 d のいずれかから、シートを 1枚ずつ分離搬送して、経路 P 5を介して、シートを画像形成部 5 8へと供給することができる。このために、画像形成部 5 8には、供給されるシートを受けるためのシート受け口が備えられ、このシート受け口にて受けたシートは、経路 P 4を介して、転写ュニット 8 5が配置された画像転写領域まで搬送される。

なお、シート供給部 5 9 a〜 5 9 dにシートを補給する場合、あるいはシート供給部 5 9 a〜 5 9 dに収容されているシートを交換する場合には、シート補給装置 5 9本体の側面にシート収容部 5 9 a〜 5 9 dを引き出して、補給または交換を行う。

また、シート補給装置 5 9は、画像形成部 5 8 のシート補給部 5 8 b から経路 P 1によって供給されるシートを、経路 P 3を介して、画像形成部 5 8の経路 P 4へと搬送するようになつている。

また、シート捕給装置 5 9は経路 P 5にガイド 8 9を備えている。経路 P 5における紙詰まりの際には、このガイド 8 9を、シート補給装置 5 9の奥側を支点としてユーザの手前側に回動する。これにより、経路 P 5中で詰まった用紙を取り除くことができる。なお、この除去操作は、経路 P 5 とフレーム 5 9 e との間に予め確保されている作業空間を用いて行う。 .

また、シート補給装置 5 9は経路 P 3にガイド 9 0を備えている。経路 P 3における紙詰まりの際には、このガイド 9 0を、シート補給装置 5 9の奥側を支点としてユーザの手前側に回動する。これにより、経路 P 3中で詰まった用紙を取り除くことができる。なお、この除去操作は、並列配置された給紙トレイ 5 9 a · 5 9 bをユーザの手前側に引き出すことにより、経路 P 3の下方に作業空間を確保した上で行うこととなる。

なお、本実施の形態では、給紙トレイ 5 9 a ' 5 9 bを同時に引き出すことができる構成としているが、必ずしもこの構成に限定されるものではなく、それぞれの給紙トレイを独立して引き出せる構成としてもよい。この場合、給紙トレイ 5 9 aを手前側に引き出すことにより、経路 P 3中に詰まった用紙を取り除くための作業空間を、経路 P 3の下方に確保すればよい。

また、複写機 5 2には、シート供給装置 5 3が装着されている。このシート供給装置 5 3は、図 1 5に示すように、大容量のシートを収容するためのシート供給部を備えている。

シート供給装置 5 3は、シートを供給する際には、シート供給部に収容されたシートを 1枚ずつ分離して、複写機 5 2の経路 P 2へと供給する。シートは、経路 P 2， P 3を介して、画像形成部 5 8の経路 P 4へと搬送される。なお、シート供給装置 5 3には、さらに他のシート供給部が備えられていてもよい。

以上の構成において、例えば図 1 0に示す自動原稿搬送装置 5 6のトレイ 5 6 aに原稿が载置され、原稿の読取が開始されると、自動原稿搬送装置 5 6によって原稿が一枚ずつ搬送され、画像読取装置 5 7によつて画像が読取られる。

そして、この読取った画像情報が、画像形成部 5 8の図示しない制御部へと送信される。なお、この制御部は、画像形成プロセスを制御する回路基板及び外部機器からの画像データを受け入れるィンターフェイス基板等を収容するものであり、例えば光走查ユニット 8 3の上下空間部に配置されている。この空間部にはさらに、上記画像形成を行う各部に対して電力を供給する電源装置等も配置されている'。

制御部は、感光体ドラム 8 1の回転に応じて、光走査ュニット 8 3から画像情報を感光体ドラム 8 1に書き込む。これに対して、所望のタイミングで、経路 P 4を介して印刷シートが転写ュ-ット 8 5へと送りこまれて、印刷シートに画像が転写される。

ここで、図 1 5に示すように、シート搬送部 5 8 cは、定着装置 8 7 に加えて、経路 P 8を有する記録材再供給搬送装置を含んでいる。この記録材再供給搬送装置は、画像形成部 5 8の側面に設けられている。記録材再供給搬送装置は、両面印刷を行う際に用いるものであり、片面が既に印刷されたシートを反転して、裏面の印刷を行わせるためのものである。より詳細には、記録材再供給搬送装置は、定着装置 8 7から排出される、片面が既に印刷されたシートを、図示しない切り替えゲートに応じて例えば経路 P 7に導く。そして、切り替えゲートを切り替えるとともにローラを反転させ、シートを経路 P 8に搬送して、シート補給装置 5 9 の経路 P 6を介して、再び画像形成部 5 8 の経路 P 4へと戻るようにする。このようにシートの表裏を反転して、シートの裏面への印刷が可能である。

なお、シート補給装置 5 9 の、シート供給装置 5 3 の備えられた側面とは別の側面に、他の周辺装置を装着することも可能である。この場合には、経路 P 6から、シート補給装置 5 9外部へとシートを搬出する。この場合の印刷シートの排出検出に、図 1 5に示すセンサ S 2を用いることもできる。

また複写機 5 2にて印刷を行ったシートを、経路 P 7を介して、排紙トレイ 5 8 dに排出することもできる。

なお、以上のような画像形成部 5 8 · シート捕給装置 5 9の構成は、一例を示したものであって、本発明はこれに限るものではない。その他の構成によって印刷を行うものであってもよいのはもちろんである。複写機 5 2から排出された印刷シートは、シートの搬送方向下流側の

、インサータ 5 4 の搬送経路（中継搬送路） Ρ 9 · Ρ 1 0を介して、フィニッシャ 5 5へと搬送される。

ここで、インサータ 5 4のトレイ 6 7に載置したシートを、複写機 5

2から排出された印刷シートに揷入する場合には、トレイ 6 7から経路 (挿入搬送路） P 1 1を介して経路 P I 0へと搬送して、揷入を行う。また、インサータ 5 4には経路 P 1 2が備えられている。この経路（反転搬送路） P 1 2は、インサータ 5 4の中継搬送路 P 9 · P 1 0の下側の空間に、挿入搬送路と中継搬送路の合流点下流において、フラッパにより分岐され下側へと伸びている。このため、邪魔になるものがなく、長いシートでも反転できる。また、インサータ 5 4の外装によりカパ一されているために、反転動作時に支障をきたすことはない。そして、中継搬送路 P 9 · P 1 0や反転搬送路 P 1 2でシートが搬送ジャムなどで滞留した場合には、外装を開放することでジャム処理を行うことがでさる。

この経路 P 1 2 と経路 P 1 1 とを用いて、シートの反転が可能となつている。より詳細には、例えば、経路 P 9から搬送されたシートを P 1 2に導いた上で、切り替えゲートを用いて次に経路 P 1 0に導くようにすれば、シートの反転が可能となる。また、例えば、インサートするためのシートを経路 P 1 1から経路 P 1 2へと導いて、シートを反転させることもできる。これにより、トレイ 6 7にセットしたシートを裏返して、画像形成されてくるシートに挿入することもできる。

フィ二.ッシャ 5 5へと搬送された印刷シートは、ユーザの選択などに応じて経路 P 1 3から P 1 4へ、または P 1 3カゝら P 1 5へと搬送され、それぞれ排出トレイ 7 5 a ' 7 5 bへと載置される。また、設定に応じて、所定のタイミングにおいて、シートにパンチ穴を明けたり、ステ一プルしたり、ソートしたりする、後処理が実行される。

以上のように、本発明は、例えば複写機、プリンタなど使用目的にあつた画像記録装置に対して任意に周辺装置を設定することのできる、拡張性に優れた画像記録システムに関するものである。本発明は、上述のように、画像形成装置への周辺装置の取り付け作業時に大きな労力を必要とせず、容易に周辺装置（大容量記録材供給装置，インサート装置，後処理装置）の本体装置への装着および周辺装置に対して別の周辺装置を連結できる周辺装置の構造，装着方法および画像形成システムを提供するものである。

発明を実施するための最良の形態の項においてなした具体的な実施態様または実施例は、あくまでも、本発明の技術内容を明らかにするものであって、そのような具体例にのみ限定して狭義に解釈されるべきものではなく、本発明の精神と請求の範囲に記載した事項の範囲内で、いろいろと変更して実施することができ、請求の範囲に記載した事項や発明を実施するための最良の形態に記載した技術的手段を適宜組み合わせて得られる事項も本発明の技術的範囲に含まれる。産業上の利用の可能性

本発明の装置連結方法によれば、複数の装置の連結を容易にできるので、大量印刷可能な画像形成システムに適用して、システムアップを容易にできる。

Claims

請求の範囲

1 . 収容されたシートを、装着される画像形成装置へと搬送する搬送手段を備えたシート供給装置において、

上記画像形成装置に備えられた受け部に係合する係合部と、

上記受け部と係合した上記係合部を支点としてシート供給装置本体を移動させることによって、上記画像形成装置に備えられた取り付け部に取り付けられる被取り付け部とを備え、

上記係合部が係合し、上記被取り付け部が取り付けられることによつて、上記画像形成装置に装着されることを特徴とするシート供給装置。

2 . 上記係合部は、シート供給装置本体の外面から突出して形成されていることを特徴とする請求項 1に記載のシート供給装置。

3 . 上記画像形成装置と相互の位置決めを行うための位置決め手段を備え、

上記位置決め手段は、上記搬送手段の出紙口に近接する位置に配置されていることを特徴とする請求項 1に記載のシート供給装置。

4 . シート供給装置本体の底部に、軸支されたコロ部材を有する支持部材を備え、

上記支持部材は、上記底部において、上記係合部から遠い側に配置されていることを特徴とする請求項 1に記載のシート供給装置。

5 . シート供給装置本体の底部に、上記支持部材の有するコロ部材が軸支された方向に対して、軸支された方向がほぼ 9 0度をなすコロ部材を有する補助支持部材を備えていることを特徴とする請求項 4に記載のシート供給装置。

6 . シート供給装置本体の少なくとも二つの側面に設けられた取っ手を備え、

上記取っ手は、上記係合部側に配置されている持ち上げ持ち手部分と、互いに異なる側面に設けられて、シート供給装置本体の重心にかかる重力のべクトルを含む面内に配置されている少なくとも二つの重心持ち手部分とを含んでいることを特徴とする請求項 1に記载のシ一ト供給装

7 . シートに印刷を行う画像形成装置において、

上記シートを供給する着脱自在のシート供給装置を装着するための、受け部と取り付け部とを備え、

上記受け部には、上記シート供給装置が係合され、

上記取り付け部には、上記受け部に係合された上記シート供給装置が移動されて取り付けられ、

上記受け部に係合され、上記取り付け部に取り付けられることによつて、上記シート供給装置が装着されることを特徴とする画像形成装置。

8 . 上記シート供給装置と相互の位置決めを行うための位置決め手段を備え、

上記位置決め手段は、上記シート供給装置からシートが搬送される給紙口に近接する位置に配置されている一方、上記シート供給装置の重量を支持する上記受け部から遠い位置に配置されていることを特徴とする請求項 7に記載の画像形成装置。，

9 . 上記位置決め手段は、搬送されるシートの面に平行な方向であつて、シートの搬送方向に垂直な方向への位置決めを行うことを特徴とする請求項 8に記載の画像形成装置。

1 0 . 画像形成装置と、上記画像形成装置にシートを供給するシート供給装置とを含んでいる画像形成システムであって、

上記シート供給装置は、上記画像形成装置に備えられた受け部に係合 · する係合部と、上記受け部と係合した上記係合部を支点としてシート供給装置本体を移動させることによって、上記画像形成装置に備えられた取り付け部に取り付けられる被取り付け部とを備え、上記係合部が係合し、上記被取り付け部が取り付けられることによって、上記画像形成装置に装着され、

上記画像形成装置は、上記シートを供給する着脱自在のシート供給装置を装着するための、受け部と取り付け部とを備え、上記受け部には、上記シート供給装置が係合され、上記取り付け部には、上記受け部に係合された上記シート供給装置が移動されて取り付けられ、上記受け部に係合され、上記取り付け部に取り付けられることによって、上記シート供給装置が装着されることを特徴とする画像形成システム。

1 1 . 本体装置への周辺装置の装着方法において、

上記本体装置の受け部に、上記周辺装置の係合部を係合する工程と、上記受け部に支えられた上記係合部を支点として上記周辺装置を移動させることによって、上記本体装置の取り付け部に上記周辺装置の被取り付け部を取り付ける工程とを含むことを特徴とする周辺装置の装着方法。

1 2 . 周辺装置の装着方法を用いて周辺装置を装着する画像形成システムであって、 - 上記本体装置への周辺装置の装着方法は、上記本体装置の受け部に、上記周辺装置の係合部を係合する工程と、上記受け部に支えられた上記係合部を支点として上記周辺装置を移動させることによって、上記本体装置の取り付け部に上記周辺装置の被取り付け部を取り付ける工程とを含んでおり、

上記本体装置は、シートに画像を印刷する画像形成装置であり、上記周辺装置は、上記画像形成装置に供給するシートを収容し、上記画像形成装置に上記シートを供給するシート供給装置であることを特徴とする画像形成システム。

1 3 . 複数の装置を組み合わせて用いる画像形成システムにおいて、互いに連結されて用いられる第 1装置と第 2装置とを含んでおり、上記第 1装置は、上記第 2装置を装着するための、受け部と取り付け部とを有し、

上記第 2装置は、上記第 1装置の上記受け部に係合する係合部と、上記受け部と係合した上記係合部を支点として上記第 2装置本体を移動させることによって、上記第 1装置の上記取り付け部に取り付けられる被取り付け部とを有しており、

上記第 2装置の上記係合部が上記第 1装置の上記受け部に係合し、上記第 2装置の上記被取り付け部が上記第 1装置の上記取り付け部に取り付けられることによって、上記第 1装置と上記第 2装置とが連結されることを特徴とする画像形成システム。

1 4 . 上記第 2装置本体の底部に、上記第 2装置本体を移動可能に支持する、軸支されたコロ部材を有する支持部材を備え、

上記第 1装置と上記第 2装置とが連結されたときには、上記第 2装置の上記支持部材が、上記第 1装置の載置されている床面と離間することを特徴とする請求項 1 3に記載の画像形成システム。

1 5 . 上記画像形成システムは、印刷シートの出力元となる本体装置と上記本体装置から出力される上記印刷シートの供給先である複数の周辺装置とを含んでおり、

上記第 1装置および上記第 2装置は、上記周辺装置であり、

上記本体装置は、軌道となるためのレール部材を引き出し可能に支持するレール受け部を有しており、

上記第 2装置は、上記レール部材を固定するためのレール固定部を含んでおり、

上記第 1装置と連結された上記第 2装置の上記レール固定部に、上記本体装置の上記レール受け部の支持する上記レール部材を固定することによって、上記第 2装置および上記第 1装置が、上記本体装置に対して上記レール部材を軌道として引き出し可能に係合されることを特徴とする請求項 1 3に記載の画像形成システム。

1 6 . 上記第 1装置は、上記本体装置から出力される上記印刷シートのシート搬送方向の下流側に配置される第 1周辺装置であり、

上記第 2装置は、第 1周辺装置よりも上記シート搬送方向上流の上記本体装置側に配置される第 2周辺装置であることを特徴とする請求項 1 5に記載の画像形成システム。

1 7 . 上記第 1装置が後処理装置であり、

上記第 2装置が中継搬送装置またはィンサート装置であることを特徴とする請求項 1 6に記載の画像形成システム。

1 8 . 上記画像形成システムは、印刷シートの出力元となる本体装置と上記印刷シートを上記本体装置へと供給するための周辺装置とを含んでおり、上記第 1装置が上記本体装置であり、

上記第 2装置が上記周辺装置であることを特徴とする請求項 1 3に記載の画像形成システム。

1 9 . 上記第 1装置が画像形成装置であり、

上記第 2装置がシート供給装置であることを特徴とする請求項 1 ⁸に記載の画像形成システム。

2 0 . 複数の装置を連結するための装置連結方法であって、第 1装置と第 2装置とを連結するために、上記第 1装置の受け部に、上記第 2装置の係合部を係合する工程と、

上記受け部に支えられた上記係合部を支点として上記第 2装置を移動させることによって、上記第 1装置の取り付け部に上記第 2装置の被取り付け部を取り付ける工程とを含むことを特徴とする装置連結方法。