WO2004079593A1

WO2004079593A1 - 情報閲覧方法及び情報閲覧装置

Info

Publication number: WO2004079593A1
Application number: PCT/JP2004/002514
Authority: WO
Inventors: Kanae Naoi; Mitsuru Minakuchi
Original assignee: Sharp Kabushiki Kaisha
Priority date: 2003-03-05
Filing date: 2004-03-01
Publication date: 2004-09-16
Also published as: JPWO2004079593A1; CN1836229A; US20060085416A1

Abstract

　　情報閲覧装置（１００）は、ユーザによる入力に基づき、所定の情報源（１０２、１０４、及び１０６）から提供される情報から、ユーザに提示する対象となる情報を選択する情報受信装置（１０８）と、ユーザの興味、及び嗜好を表わすユーザプロファイル情報を記憶するユーザプロファイル記憶装置（１２８）と、選択された情報及びユーザプロファイル情報を比較して適合度を算出し、適合度に基づき、選択された情報とユーザプロファイル情報との適合性を示す適合性情報を作成する比較制御装置（１３４）と、適合性情報と選択された情報とを併せて提示する情報表示制御装置（１１４）及び情報表示装置（１１６）とを含む。

Description

明細書 ft報閲覧方法及び情報閲覧装置技術分野

本発明は、ユーザが閲覧する情報とユーザの興味や嗜好との適合度を算出し、算出した適合度を用いてユーザによる情報の選択を支援する情報閲覧方法及び情報閲覧装置に関する。背景技術

近年、 CATV (C o mm u n i t y An t e n a T e l e v i s i o n、又は C a b l e T e l e v i s i o n) 、ディジタル衛星放送、及びインターネット等のマルチメディアにより、多くの情報が家庭に配信されている。これらのマルチメディアは、多種多様な番組を提供するためにだけでなく、ユーザの多様な好みに合わせた配信サービスを行なうために、様々な専用チャネルを設けており、サービスチヤネル数も膨大な数に及ぶようになった。

これらマルチメディアが提供する情報をユーザが閲覧する際には、ユーザは、サ一ビスチャネルの中からユーザが興味を持つてレ、る事柄を扱うであろうチヤネノレを選ぶこと、さらにはそのチャネルの中で適切な番組を探して選択することを強いられる。多チャネル化及び多番組化が進む現在において、ユーザがこのような選択を行なうのはますます困難になりつつあり、ユーザの負担も増大している。ユーザが閲覧したい情報の選択を支援する方法として、提供する情報をユーザの好みに合った情報だけに絞込む方法がある。この方法は、以下のステップを含む。即ち、ユーザが閲覧した番組の履歴又は予め設定されたキーワードなどからなり、ユーザが興味を持っている事柄を表わす情報（以下、この情報を「ユーザプロファイル情報」と呼ぶ。）の集合体（以下、この集合体を「ユーザプロファィル」と呼ぶ。）を作成するステップと、ユーザプロファイル情報をもとに、配信される膨大な番組の中からユーザの好みに合つた番組を選抜するステツプと、選抜した番組のみをユーザに提供するステップとを含む。例えば、特開 2000— 250944号公報に記載の情報提供方法は、マルチメディア情報に、その情報の属性を表わすデータを付してデータベース化するステツプと、ユーザプロフアイルと情報属性とを対照させることによりユーザの好みに合ったマルチメディア情報を検索するステップと、検索するステツプで検索した情報だけをユーザに提供するステップとを含む。

また例えば、特開 2000— 29902号公報には、検索精度を高めて、ユーザが目的の情報を探す手間を軽減するシステムが開示されている。このシステムは、 HTML (Hy e r Te t Ma r ku L a n g u a g e) 文書に含まれるタグ、又はキーワードなどの特徴を抽出する構造的特徴抽出器と、ルールと照合することによつて適合度を計算する照合器とを含む文書分類装置と、所定の適合度以下の文書を削除して絞込んだ結果を表示する絞込器とを含む。しカゝし、検索などの方法を利用して提供する情報を絞込む従来の方法又は装置では、以下のような問題が生じるおそれがある。即ち、

(1) ユーザの興味を持つ対象が変化したとき、絞込まれた情報の中に変化した興味の対象に関する情報が含まれないおそれがあること、及び

(2) ユーザが興味を持っている事柄に関するすべての情報が、絞込まれた情報の中に含まれているとは限らないため、ユーザは、ユーザが本当に閲覧したい情報は絞込まれた情報以外のものの中にあるのではないかと感じるおそれがあることである。

上記した問題は、仮に絞込まれた情報のすべてが、これまでユーザが興味を持つていた事柄のうちのいずれかに関する情報を含んだものであつたとしても生じるおそれがある。

上記した問題が生じたとき、ユーザは閲覧する情報を従来の方法によつて絞込むことをあきらめて、閲覧可能なすべての情報を手当たり次第に閲覧して所望の情報を探さなければならなくなる。発明の開示

本発明は、上記状況に鑑みなされたものであり、その一つの目的は、ユーザに提供する情報が制限されることによる問題が生じることなく、情報の選択を支援する情報閲覧方法及びそのためのプログラムを記録した記録媒体、並びに情報閲覽装置を提供することである。

また、本発明の他の目的は、ユーザが閲覧したい情報を検索するのに要する時間を短縮し、かつユーザが情報を検索するのに要する労力を軽減する情報閲覧方法及びそのためのプログラムを記録した記録媒体、並びに情報閲覧装置を提供することである。

本発明のさらに他の目的は、ユーザが情報の選択を迷っている際に、情報の選択を支援することを可能にする情報閲覧方法及びそのためのプログラムを記録した記録媒体、並びに情報閲覧装置を提供することである。

本発明の他の目的は、ユーザの好みに合ったユーザプロフアイルを作成し、ュ一ザがユーザプロファイルを編集する労力を軽減し、かつ、ユーザが現在興味を持っている情報についての検索を支援することを可能にする情報閲覧方法及びそのためのプログラムを記録した記録媒体、並びに情報閲覧装置を提供することである。

本宪明の第 1の局面に係る情報閲覧方法は、閲覧する情報のユーザによる選択を支援する情報閲覧方法である。この方法は、ユーザによる入力に基づき、所定の情報源から提供される情報から、ユーザへの提示の対象となる情報を選択するステップと、ユーザの興味及び嗜好を表わすユーザプロフアイル情報を記憶するステップと、選択するステツプで選択された情報と記憶するステツプで記憶されたユーザプロファイル情報とを比較し、両者の適合度を算出する第 1のステップと、適合度に応じた情報及び選択するステップで選択された情報を併せて提示する第 2のステップとを含む。

本発明の第 1の局面に係る情報閲覧方法では、ユーザが選択できる情報を制限しない。ユーザは自由に情報を選択でき、選択した情報がどの程度ユーザの好みに合った情報であるかを表わすための、適合度に応じた情報を併せて提示する。ユーザは、膨大な情報を自由に選択しながらも、自分が興味を持つ可能性の高い情報を容易に知ることができる。

好ましくは、情報閲覧装置はさらに、ユーザによる入力に基づき、記憶するステップで記憶されたユーザプロフアイル情報を編集するステップを含む。情報閲覧方法はさらに、選択するステップで情報を選択した履歴を記憶する第

3のステツプを含んでもよい。

より好ましくは、情報閲覧方法はさらに、履歴及び履歴と共に記憶された情報のいずれかから、ユーザが興味を持っている事物に関する情報を抽出し、抽出された事物に関する情報をもとに、ユーザプロファイル情報を編集するための手段を含む。

ユーザの興味を持つ対象が変化したとき、変化したユーザの好みに合わせてュ一ザプロフアイル情報を修正できる。変化した興味の対象に関する情報についても、修正したユーザプロファイルをもとに適合度を算出することにより、提示する適合度に応じた情報にユーザの興味及び嗜好を反映させることができる。ユーザの好みの変化にも柔軟に対応することもできる。

好ましくは、情報提供方法はさらに、選択するステップで非選択とされた情報と、記憶するステップで記憶されたユーザプロファイル情報とを比較して、非選択とされた情報とュ一ザプロフアイル情報との適合度を算出する第 3のステップと、第 3のステップによって算出された適合度の値が所定の条件を満たすことに応答して、非選択とされた情報が存在することを、副次的情報としてユーザに提示する第 4のステップとを含む。

ユーザが現在閲覧していない情報のうちユーザが興味を持つ可能性の高い情報がある場合には、これを提示する。ユーザが情報の選択を迷っている際に、情報の選択を支援することができる。

情報閲覧方法はさらに、履歴を記憶するステツプで記憶する履歴、又は履歴と共に記憶されている情報、又はその両方をユーザが閲覧するための、一覧表の作成及び表示を行なうステップを含んでもよい。

より好ましくは、情報閲覧方法はさらに、ユーザによる、表示を行なうステツプで表示された一覧表の項目を用いての情報の選択に従い、ユーザが選択した情報を、選択するステップで選択させるステップを含む。

制限を設けない情報群の中から、所望の情報を見つけることが、ユーザにとつて困難であると判断される場合がある。又は、絞り込まれた情報の中から情報を選択したいとユーザが望む場合もある。そうした場合に、選択できる情報を限定して表示し、その中から所望の情報を選択させることにより、検索時間を短縮でさる。

本発明の第 2の局面に係る記録媒体は、コンピュータで実行可能なプログラムを記録した、コンピュータで読取可能な記録媒体である。この記録媒体に記録されたプログラムは、コンピュータを制御して、本発明の第 1の局面に係る情報閲覧方法を実現するよう動作させる。

この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータで読取り、実行することにより、上記の第 1の局面に係る発明の作用、及び効果をコンピュータで実現でさる。

本発明の第 3の局面に係る情報閲覧装置は、ユーザによる入力に基づき、所定の情報源から提供される情報から、ユーザへの提示の対象となる情報を選択するための情報選択手段と、ユーザの興味及び嗜好を表わすユーザプロフアイル情報を記憶するためのユーザプロファイル記憶手段と、情報選択手段により選択された情報とユーザプロフアイル記憶手段によつて記憶されたユーザプロフアイル情報とを比較して、両者の適合度を算出するための第 1の適合度算出手段 ( 1 2 2 , 1 3 4 ) と、適合度に応じた情報及び情報選択手段によって選択された情報を併せて提示するための第 1の情報提示手段とを含む。図面の簡単な説明

第 1図は、本発明の第 1の実施例に係る情報閲覧装置 1 0 0を含む、情報伝達システムの構成を示すブ口ック図である。

第 2図は、本発明の第 1の実施例に係る情報閲覧装置 1 0 0で行なわれる処理のフローチャートである。

第 3図は、本発明の第 1の実施例に係る情報閲覧装置 1 0 0で、ユーザプロフアイルを編集する際の入力方法の一例を示す図である。

第 4図は、本発明の第 1の実施例に係る情報閲覧装置 1 0 0の、ユーザプロフアイル記憶装置 1 2 8が記憶するユーザプロファイルの例を示す図である。

第 5図は、本発明の第 1の実施例に係る情報閲覧装置 1 0 0が、受信情報と適合性情報の目印とを表示する場合の、情報表示装置 1 1 6の画面の状態を示す図である。

第 6図は、本発明の第 1の実施例に係る情報閲覧装置 1 0 0が、適合度の低い情報を表示する場合の、情報表示装置 1 1 6の画面の状態を示す図である。第 7図は、本発明の第 2の実施例に係る情報閲覧装置 7 0 0を含む、情報伝達システムの構成を示すブロック図である。

第 8図は、本発明の第 2の実施例に係る情報閲覧装置 7 0 0で行なわれる処理のフローチヤ一トである。

第 9図は、本発明の第 2の実施例に係る情報閲覧装置 7 0 0が、おすすめ情報を提示する場合の、情報表示装置 1 1 6の画面の状態を示す図である。

第 1 0図は、本発明の第 2の実施例に係る情報閲覧装置 7 0 0が、おすすめ情報の作成を完了したことを提示する場合の、情報表示装置 1 1 6の画面の状態を示す図である。

第 1 1図は、本発明の第 3の実施例に係る情報閲覧装置 1 1 0 0を含む、情報伝達システムの構成を示すプロック図である。

第 1 2図は、本発明の第 3の実施例に係る情報閲覧装置 1 1 0 0で行なわれる処理のフローチヤ一トである。

第 1 3図及び第 1 4図は、本発明の第 3の実施例に係る情報閲覧装置 1 1 0 0 力履歴一覧表を表示する際の、情報表示装置 1 1 6の画面の状態を示す図である。

第 1 5図は、本発明の第 1の実施例、第 2の実施例、及び第 3の実施例を実現するコンピュータシステム 1 5 0 0の一例を示す外観図である。

第 1 6図は、本発明の第 1の実施例、第 2の実施例、及び第 3の実施例を実現するコンピュータシステム 1 5 0 0の構成の一例を示す図である。発明を実施するための最良の形態

以下、図面を参照しつつ、本発明の実施例について説明する。以下の説明に用いる図面では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。

[第 1の実施例] 第 1図に、本発明の第 1の実施例に係る情報閲覧装置 100を含む情報伝達システムの構成をプロック図形式で示す。第 1図を参照して、この情報伝達システムは、ユーザに映像や番組など様々な情報を提供する情報源である CAT V及ぴディジタル衛星放送などの放送局から放送情報を送出する放送局情報提供装置 1 02、サーバに保存されている情報をネットワーク上で供するネットワーク情報提供装置 104、又は CD— ROM (C omp a c t D i s k Re a don l y Memo r y) 等の記録媒体 106と、これら情報源から情報を受取る、本実施例に係る情報閲覧装置 100とを含む。

情報閲覧装置 100は、先に述べた情報源と接続し、ユーザが選択した情報を受信する情報受信装置 108と、ユーザが閲覧したい情報即ち情報閲覧装置 10 0を用いて閲覧する対象となる情報の選択操作、ユーザプロフアイル情報等の編集作業での操作、及びその他ユーザによる情報閲覧装置 100への操作において、ユーザが行なう入力のインターフェイスとなる入力装置 1 10と、入力装置 1 1 0からの信号が受信可能な状態で接続され、入力装置 1 10から受信した信号を解析し、情報受信装置 108に後述の適合度算出装置 120に命令信号を発信する処理を行なう入力信号処理装置 1 12とを含む。

情報閲覧装置 100はさらに、情報受信装置 108と入力信号処理装置 1 12 とに接続され、入力信号処理装置 1 12からの命令信号を受け、ユーザが選択し情報受信装置 108が受信した情報（以下、この情報を「選択情報」と表記する。）の属性とユーザプロファイルとを比較して適合度を算出し、さらに、適合度の値、並びに適合したカテゴリ及びキーワードなどからなり、選択情報とユーザプロフアイノレとの適合性を示す情報 (以下、この情報を「適合性情報」と呼ぶ。）を出力する適合度算出装置 120を含む。

情報閲覧装置 100はさらに、情報受信装置 108及び適合度算出装置 120 と接続され、情報受信装置 108及び適合度算出装置 120から適合性情報を受取り、加工して、ユーザに提示するべき情報を作成する表示情報制御装置 1 14 と、 CRT (C a t h o d e Ra y T u b e ) 若しくは液晶表示装置等の表示装置、増幅器及びスピーカ等からなる音声出力装置、又はその両方を含む出力装置からなり、表示情報制御装置 1 14と接続され、表示情報制御装置 114が作成した表示情報をユーザに表示する情報表示装置 1 1 6とを含む。

適合度算出装置 1 2 0は、選択情報とユーザプロファイルとを比較して適合度を算出する機能、即ち、選択情報からその情報の属性（以下、この属性を「情報属性」と表記する。）を抽出し記憶すると共に、当該情報属性とユーザプロファィルとを比較し、適合度を算出する機能を有する。適合度算出装置 1 2 0は、情報受信装置 1 0 8と接続され、選択情報から情報属性を抽出し、これを記憶する情報属性記憶装置 1 2 2と、入力信号処理装置 1 1 2と接続され、入力信号処理装置 1 1 2からの命令信号をもとにユーザプロファイルの編集を行ない、これを記憶するユーザプロファイル記憶装置 1 2 8と、情報属性記憶装置 1 2 2及びュ一ザプロファイル記憶装置 1 2 8に接続され、情報属性記憶装置 1 2 2に記憶された情報属性とユーザプロファイル記憶装置 1 2 8に記憶されたユーザプロファィルとを比較して適合度を算出し、算出した適合度に基づき適合性情報を作成し出力する比較制御装置 1 3 4とを含む。

情報属性記憶装置 1 2 2は、情報受信装置 1 0 8から選択情報を受取り、情報属性を抽出する情報属性抽出部 1 2 4と、情報属性抽出部 1 2 4が抽出した情報属性を記憶する記憶部 1 2 6とを含む。

ユーザプロファイル記憶装置 1 2 8は、入力信号処理装置 1 1 2からの命令信号をもとにユーザプロフアイルを編集する制御部 1 3 0と、制御部 1 3 0が編集したユーザプロファイルを記憶する記憶部 1 3 2とを含む。

この例では、情報受信装置 1 0 8は、ユーザにより選択された情報のみを受信しているが、将来受信可能になる情報の情報属性も予め受信するようにしてもよい。例えば、電子的な形式で配信される番組表等の情報を利用して、一日分の番組情報又は現在の選択情報を提供するチャネルと同じチャネルで現在放送中の番組の後に放送が予定されている番組の番組情報を、予め取得するようにしてもよい。また例えば、現在放送中の番組全てを情報受信装置 1 0 8が受信するようにしてもよい。情報属性記憶装置 1 2 2の情報属性抽出部 1 2 4は、選択された現在の番組からのみ情報属性を抽出するようにしてもよいし、同じチャネルで将来放送される番組から情報属性を抽出するようにしてもよい。

入力装置 1 1 0は、情報閲覧装置 1 0 0本体に取付けられたボタン群、ダイァル、キーなどで構成された入力装置であってもよいし、情報閲覧装置 1 0 0本体に接続されたキーボードなどであってもよい。赤外線で信号を送信するリモートコントローラなども、入力装置 1 1 0として利用できる。画面に表示されている G U I (G r a h i c a l U s e r I n t e r f a c e ) 部品に対するマウス又はタツチパネルなどのボインティングデバイスも入力装置 1 1 0として利用できる。その他、ユーザが行なう操作を信号として送信できるものであれば、その形態を問わない。

入力装置 1 1 0と入力信号処理装置 1 1 2との接続は、有線、無線、赤外線、又は物理的接続など、'入力装置 1 1 0の信号を伝達できるものであれば、その形態を問わない。

閲覧する情報が音声情報、又は音声を含む情報からなるものである場合、情報表示装置 1 1 6の例として、増幅器及びスピーカなどからなる音声出力装置を用いることも可能である。その他、情報表示装置 1 1 6としては、選択情報を提示するのに適したものであれば、どのような構成又は形態のものを用いてもよい。以下、本実施例に係る情報閲覧装置 1 0 0のシステムに関する所望の機能を実現するためのプログラムの制御構造について説明する。第 2図に、情報閲覧装置 1 0 0が実行する情報閲覧プログラムのフローチャートを示す。この情報閲覧プログラムは、情報閲覧装置 1 0 0のシステムが起動してから、システムが終了するまで繰返し実行される。

第 2図を参照して、第 1図に示す情報閲覧装置 1 0 0のシステムを起動すると、初期状態として前回システム終了時にユーザが閲覧していた情報又はユーザが初期設定した情報などが表示され、制御はステップ（以下、ステップを単に「S」と省略する。） 2 0 0に進む。

S 2 0 0では、情報閲覧装置 1 0 0はユーザによる操作入力待ちの状態にある。第 1図に示す入力信号処理装置 1 1 2が入力装置 1 1 0から信号を受信すると、入力待ちの状態が終了し、制御は S 2 0 2に進む。

S 2 0 2では、入力信号処理装置 1 1 2は、入力装置 1 1 0から受信した入力信号をもとにユーザが行なった操作を判別'する。つまり、入力信号処理装置 1 1 2は、ユーザによる操作がユーザプロファイルを編集する操作なのか、閲覧したい情報を選択する操作なのかを判別する。ユーザによる操作がユーザプロフアイルを編集する操作であるならば、入力信号処理装置 1 1 2は適合度算出装置 1 2 0に対して命令信号を発信し、制御は S 2 1 0に進む。ユーザによる操作が閲覧したい情報を選択する操作であるならば、入力信号処理装置 1 1 2は情報受信装置 1 0 8に対して命令信号を発信し、制御は S 2 2 0に進む。

S 2 1 0では、第 1図に示すユーザプロフアイル記憶装置 1 2 8の制御部 1 3 0が入力信号処理装置 1 1 2から命令信号を受取る。制御部 1 3 0は命令信号に従って記憶部 1 3 2内に記憶されているユーザプロファイルの編集を実行する。制御は S 2 0 0に戻る。

S 2 2 0では、情報受信装置 1 0 8が、受信可能な情報の中から、ユーザが入力装置 1 1 0を用いて選択した選択情報を受信し、表示情報制御装置 1 1 4及び適合度算出装置 1 2 0に対して受信した情報を送信する。制御は S 2 2 2に進む。

S 2 2 2では、第 1図に示す情報属性記憶装置 1 2 2の情報属性抽出部 1 2 4 が選択情報を受信し、選択情報から情報属性を抽出し、記憶部 1 2 6にデータべースとして記憶させる。制御は S 2 2 4に進む。

S 2 2 4では、比較制御装置 1 3 4が記憶部 1 2 6に記憶された情報属性と記憶部 1 3 2に記憶されたユーザプロファイルとを照合及び比較して適合度を算出し、適合度の値、並びに適合したカテゴリ及びキーヮードなどの情報を含む適合性情報を作成し、表示情報制御装置 1 1 4に送る。制御は S 2 2 6に進む。

S 2 2 6では、表示情報制御装置 1 1 4力適合性情報をユーザに分かりやすく提示するための目印を作成する。目印に関する詳細は、後述する。制御は S 2 2 8に進む。

S 2 2 8では、表示情報制御装置 1 1 4が、情報受信装置 1 0 8から選択情報を受取り、選択情報と S 2 2 6の目印とを併せて表示情報を作成し、表示情報を情報表示装置 1 1 6に送る。情報表示装置 1 1 6はこの表示情報を出力する。制御は S 2 0 0に戻る。

本実施例に係る情報閲覧システムの動作を、第 2図で示した制御構造に従い、第 3図から第 6図を用いて例示する。以下、ユーザがユーザプロファイルを編集する場合、受信する情報を選択する場合、等の順で説明する。この装置が起動されると第 2図に示す制御構造を持つプログラムが起動し、 S 2 0 0でユーザ待ちの状態となる。ユーザがユーザプロファイルを編集する操作を行なった場合、制御は S 2 0 0から S 2 0 2を経由して S 2 1 0に進む。 S 2 1 0でユーザがユーザプロファイルを編集する方法の例として以下のようなものがある。

例えば入力装置 1 1 0としてキーポードを用い、ユーザが興味を持っているキ一ワードを入力する方法がある。また例えば、カテゴリ別に予め登録されたキーワードから、興味のあるものを選択するようにする方法もある。また、例えば現在閲覧中の選択情報の情報属性又は選択情報の中に含まれる副次的な情報又は選択情報の一部若しくは全部をユーザが選択する方法もある。

さらに、入力装置 1 1 0にバーコードや文字を読取る機能を予め追加して、例えば第 3図に示すように、雑誌の紙面 3 0 0などにその掲载内容に関するキーヮードなどをバーコード化したバーコード 3 0 2を掲載し、入力装置 1 1 0でバーコード 3◦ 2を読取る方法、又は入力装置 1 1 0で紙面 3 0 0に書かれた文字 3 0 4を読取ってキーワードやカテゴリを入力する操作に代える方法もある。

ユーザが入力し、ユーザプロフアイル記憶装置 1 2 8内の制御部 1 3 0が編集し、記憶部 1 3 2が記憶したユーザプロファイルの一例を、第 4図に示す。

第 4図に示す例においてユーザプロファイル 4 0 0は、カテゴリ (第].のカテゴリ 4 0 2、第 2のカテゴリ 4 0 4、第 3のカテゴリ 4 0 6、及び第 4のカテゴリ 4 0 8など) ごとに分類されたキーワード（第 1キーワード 4 1 0及び第 2のキーワード 4 1 2など）の集合体を形成している。

例えば、ユーザがドラマ番組全般に興味を持っており前述したような入力動作を用いてユーザプロファイル 4 0 0にドラマ番組全般を示す情報を追加した場合、ユーザプロファイル 4 0 0内に第 1のカテゴリ 4 0 2として記憶される。また例えば、ユーザが映画の中の特にコメディ映画に興味を持っていて、コメディ映画を示す情報をユーザプロファイル 4 0 0に追加した場合、映画全般を示す第 2のカテゴリ 4 0 4内にある、映画のジャンルを示す第 3のカテゴリ 4 0 6内に、キ一ワード 4 1 0として記憶される。また例えば、第 1のカテゴリ 4 0 2、及び第 2のカテゴリ 4 0 4等のカテゴリとは無関係に、特定の人物が出演者として出演しているものに興味がある場合、第 1のカテゴリ 4 0 2及び第 2のカテゴリ 4 0 4と独立した、特定の出演者を示すキーワードの集合体である第 4のカテゴリ 4 0 8内にキーヮード 4 1 2として記憶される。

これらユーザプロファイル 4 0 0に記憶されるカテゴリ及びキーヮードには、ユーザの興味の強さに応じてプライオリティ（優先順位）を副次的情報として添付しておいてもよい。

次に、ユーザが受信する情報を選択する操作を行なうと、この装置は以下のように動作する。制御は第 2図の S 2 0 0及び、 S 2 0 2を経由して S 2 2 0に進む。 S 2 2 0でユーザが選択した選択情報は、前述のとおり表示情報制御装置 1 1 4及び適合度算出装置 1 2 0の情報属性記憶装置 1 2 2に送信される。情報属性抽出部 1 2 4は選択情報から番組の属性を抽出する。

抽出される情報の属性には、例えば選択情報のタイトル及び識別番号、選択情報に予め付与されている内容の概略、情報の分類を示すキーヮードなど副次的情報、ユーザがこの情報を閲覧した回数などが挙げられる。また例えば、選択情報の内容を構成する文字列、画像、音声の一部又は全部を情報属性として抽出してもよい。また例えば、音声認識技術を用いて選択情報の音声をテキスト情報に変換したもの、又は画像認識技術を用いて画像や映像情報を比較するために選択情報から作成した画像認識用のデータなどを情報属性として抽出してもよい。また例えば、選択情報のタイトル又は選択情報を一意に識別する識別番号等の情報を用いて、ネットワーク上で情報属性を提供するサーバ装置から情報属性を取得するようにしてもよい。

情報属性抽出部 1 2 4は、選択情報から抽出した情報属性を記憶部 1 2 6に記憶させる。制御は S 2 2 4に進む。

S 2 2 4で比較制御装置 1 3 4は、記憶部 1 2 6から情報属性を、記憶部 1 3 2からユーザプロファイルを読込み、情報属性とユーザプロファイルとを照合、比較し、適合度を算出する。ここで適合度を算出する方法の例として、以下のようなものが挙げられる。

例えば情報属性として記憶されたキーヮードとユーザプロファイルのキーヮード及びカテゴリとを比較し、一致度を算出する方法が挙げられる。また例えば、ユーザがこの情報を閲覧した回数をもとに算出する方法が挙げられる。また例えば、予めユーザプロファイルにプライオリティを添付しておき、プライオリティが高いキーワードに適合した情報をもって適合度が高い情報とする方法も挙げられる。又は、記憶されている情報属性が文章をはじめとするテキスト情報である場合、文章要約やシソーラスを利用した意味理解技術などを用いて情報属性とュ一ザプロファイルとの関連度を算出する方法も挙げられる。さらに、記憶されている情報属性が画像情報である場合、画像の類似度を比較する例示による検索技術や画像に含まれている被写体を認識する画像理解技術などを用いて情報属性とユーザプロファイルとの関連度を算出する方法も挙げられる。

また、記憶されている情報属性の各々について、ユーザプロファイルとの適合度を個別に算出し、それらを総合して、適合度としてもよい。例えば、情報属性のうち、その情報属性について算出した個別の適合度が所定のしきい値以上であるものがいくつあるかを計数して適合度としてもよい。また、算出した個別の適合度が所定のしきい値以上である属性情報がいくつあるかを計数し、その数が所定数以上である情報をもって適合度が高い情報であるとしてもよい。また、算出した個別の適合度からなる一群の情報を、適合度としてもよい。その他、何らかの一般的な技術を援用して情報属性とユーザプロファイルとの関連性を算出し、適合度としてもよい。

以上のような方法を用いて適合度を算出した後、算出した適合度及ぴ適合度の高いキーヮードゃカテゴリなどから適合性情報を作成し、これを表示情報制御装置 1 1 4に送り、制御は S 2 2 6に進む。

S 2 2 6で表示情報制御装置 1 1 4が受取った適合性情報をもとに、表示情報制御装置 1 1 4は適合性情報の目印を作成した後、制御は S 2 2 8に進み、表示情報を作成する。

選択情報と併せて表示される適合性情報の目印の例として、以下のようなものが挙げられる。例えば、あるしきい値を設定し、適合度がしきい値以上のものについて、現在受信している情報は適合度の高い情報であることを示す目印が挙げられる。また例えば、適合度 0 . 5未満なら赤色の目印を、 0 . 5以上 0 . 8未満なら黄色の目印を、適合度 0 . 8以上なら青色の目印を作成するなど、適合度の高さに応じて、色づけした目印が挙げられる。また、適合度の高いキーワードと、そのキーワードが属するカテゴリとを文字で表示し、これをもって目印としてもよいし、キーワードを象徴するマークや色をキーヮードごとに設定しておいてこれを目印としてもよい。また、情報属性ごとの個別の適合度からなる一群の情報を適合度とする適合性情報を、表示情報制御装置 1 1 4が受取った場合、情報属性ごとに適合度の高さに応じた目印を作成するようにしてもよい。

適合性情報の目印は、視覚的な目印だけに限らず、適合度の高いキーワードを知らせるための音声情報又はキーワードごとに設定したメロディー等を目印としてもよい。このような聴覚的な目印を用いる場合、情報表示装置 1 1 6は、音声による目印を出力するための音声出力装置を含む構成となる。

ユーザプロファイル 4 0 0を例にとり、第 5図及び第 6図に、適合度に応じて表示される表示情報の例を示す。

第 5図はプロ野球の試合を行なっているところを中継した番組を本閲覧装置 1 0 0で受信し、閲覧している際の表示情報の例である。ちなみに、この番糸且の内容にユーザは興味があるものとする。

この例で、選択情報 5 0 2から抽出される情報属性には、「スポーツ」、「野球中継」、及び「プロ野球」である。

一方、第 4図に示すユーザプロファイル 4 0 0には、「プロ野球」を示すキーヮード 4 2 0が既に登録されている。この場合、適合度算出装置 1 2 0の比較制御装置 1 3 4は適合度、及び適合したキーワード「プロ野球」、並びにキーヮード 4 2 0が属するカテゴリである「野球」及び「スポーツ」などを適合性情報として表示情報制御装置 1 1 4に送る。

表示情報制御装置 1 1 4は、適合性情報を受け、また、表示情報制御装置 1 1 4は、選択情報 5 0 2のタイトル及び選択情報が属する力テゴリを示す目印 5 0 4と、適合性情報をユーザに提示するための目印 5 1 0を作成する。図 5に示す目印 5 1 0は、適合したキーワード 4 2 0を示す「プロ野球」という文字情報、並びにキーワードが属するカテゴリを示す「野球」及ぴ「スポーツ」という文字情報 5 1 2と、「野球」というカテゴリを視覚的に示す画像 5 1 4とを含む。目印を作成した後、表示情報制御装置 1 1 4は、選択情報 5 0 2と、選択情報のタイトル及び選択情報の属するカテゴリを示す目印 5 0 4と、目印 5 1 0とを併せて表示情報を作成し、情報表示装置 1 1 6に出力する。これによりユーザは、現在閲覧中の情報がユーザにとって興味のあるものであることがー目で判断できる。

S 2 2 8で、選択情報と適合性情報の目印とを併せて表示する際、適合性情報が表示されたままであると閲覧の妨げになる場合、選択情報の閲覧開始後一定の時間が経過したら自動的に目印を表示情報から取除く。これにより、目印が情報閲覧の妨げになることを防ぐことができる。また、ユーザがリモートコントローラなどの入力装置 1 1 0で目印の表示状態を変更できるようにして、ユーザが適合性情報の表示を必要としないときには、ユーザが目印の大きさを変更したり、又は非表示にしたりする操作を行なえるようにしてもよい。

' 第 6図は、ドキュメンタリ「ペットの定期診断」という番組を閲覧している際の表示情報の例である。ちなみに、この番組の内容にユーザは興味がないものとする。

この例では、選択情報 6 0 2から抽出される情報属性は、 Γドキュメンタリ」、「動物」、及び「健康」であるとする。一方ユーザプロファイルには、「ドキュメンタリ」、「動物」、又は「健康」と関連のあるキーワードやカテゴリはない。この場合、該選択情報とユーザプロファイルとの適合度は低い。この場合、適合度算出装置 1 2 0の比較制御装置 1 3 4は、適合度とこの選択情報の情報属性とを適合性情報として表示情報制御装置 1 1 4に送る。

表示情報制御装置 1 1 4は、適合度の低い適合性情報を受取ったので、適合个生情報の目印を作成せずに、与えられた情報属性をもとに、選択情報のタイトルとカテゴリとを示す目印 6 0 4を作成する。表示情報制御装置 1 1 4は、作成した目印 6 0 4と情報受信装置 1 0 8から与えられる選択情報 6 0 2とを併せて表示情報を作成し、情報表示装置 1 1 6に出力する。情報表示装置 1 1 6の画面 6 0 0には、第 5図に示すような適合性情報の目印 5 1 0は表示されず、選択情報 6 0 2と作成された目印 6 0 4とが表示される。ユーザは、現在閲覧中の情報がュ一ザにとつて興味のないものであることを一目で判断できる。

また適合度が低い場合、比較制御装置 1 3 4は、適合度のみを適合性情報として表示情報制御装置 1 1 4に送るようにしてもよい。この場合、表示制御装置 1 1 4は、情報受信装置 1 0 8から与えられる選択情報のみを、情報表示装置 1 1 6に出力する。情報表示装置 1 1 6の画面 6 0 0には、選択情報 6 0 2のみが表示される。

ユーザによって選択された情報の内容が時系列に沿って変化する情報である場合、第 5図及び第 6図に示すような適合性情報の目印の表示を行なうのは、情報が提示されている時間帯のみに限定しない。

例えば、テレビジョン番組のように、番組と番組との間、又は番組中に CM ( C o mm e r c i a l M e s s a g e ) が放送される場合がある。このような場合、従来ユーザは、 CMが放送されている時間帯が終了した後にどのような番組が放送されるのか判断することができなかった。

し力し、本実施例に係る情報閲覧装置 1 0 0は、 CM放送中にも、この CMが終了した後に放送される番組の適合性情報を目印としてユーザに提示することが可能である。このことによりユーザは、 CMが終了するのを待たなくても、 C M 終了後に放送される番組がユーザにとつて興味のある可能性が高レ、ものかどうかを判断することが可能になる。さらにユーザは、 CMが終了する前に他のチヤネルに切替えても、ユーザにとって興味のある可能性が高い番組を見逃すという心配が軽減することとなる。

さらに、例えば、現在ユーザは歌番組を選択したところであるとする。現在より 2 0分後にユーザが興味を持っている歌手が出演するが、それまでの時間帯に出演する歌手にユーザが興味を持っていない場合、従来ならユーザはこれより 2 0分間、現在選択中の歌番組を見続けて初めてこの歌手が出演することを知ることとなる。逆にユーザがこれより 2 0分問に他のチャネルに切替えて別の番組を閲覧すると、ユーザはこの歌手が 2 0分後に出演することを知らないためこの歌手が出演する時間帯にこの歌番組を見逃すおそれが生じる。

し力、し、本実施例に係る情報閲覧装置 1 0 0は、ユーザプロファイル記憶装置 1 2 8にこの歌手に関するキーワードやカテゴリが記憶されていれば、ユーザがこの歌番糸且を選択すると同時に、適合性情報としてこの歌手が出演することを知らせることが可能である。適合性情報に加えて、適合度が高い内容が何分後に提示されるかを知らせる機能、又はその情報が提示される場面まで情報をスキップする機能を追加することにより、上記のような場合におけるユーザの利便性をさらに向上させることも可能である。，

[第 2の実施例]

第 1の実施例は、ユーザが選択した選択情報について、係る選択情報の情報属性とユーザプロファイルとの適合度を算出するものであった。しかし、本発明はそのような実施例に限定されるわけではない。

現在ユーザが選択し閲覧している情報以外の情報で、閲覧することが可能な情報又は間もなく閲覧可能になる情報の中に、ユーザにとって興味がある情報がある場合がある。例えば、情報を提供中の情報源が複数あり、ユーザが現在選択し閲覧している情報より、その時点で別の情報源で提供している情報の方がユーザにとつて興味のあるものである場合がある。また、過去にユーザが記録媒体等に蓄積させておいた閲覧可能な情報の中に、ユーザにとつて興味のある情報でありながら蓄積させていたことを忘れている情報があるかもしれない。また、現在閲中の情報はユーザにとつて興味がないものであっても、その直後に提供が予定されている情報はユーザにとって興味のある情報であるかもしれない。このような場合、ユーザにとつて興味のある情報をユーザが適切に選択するように、情報の選択を支援することが望まれる。

そこで、第 2の実施例に係る情報閲覧装置は、選択情報の情報属性だけでなく、ユーザが情報を閲覧している間、閲覧することが可能な情報又は間もなく閲覧可能になる情報のうち、ユーザが閲覧していない情報 (以下、この情報を「非選択情報」と表記する。 ) についてもその情報属性とユーザプロファイルとの適合度を算出し、提示する機能を有する。この機能により、ユーザが自分の興味のある情報を見つけることが困難な場合に、第 2の実施例に係る情報閲覧装置は、適合度の高い情報即ちユーザが興味を持つ可能性の高い情報を自動的に提示することで、ユーザが所望する情報検索を支援することが可能となる。

第 7図に、本実施例に係る情報閲覧装置 7 0 0を含む情報伝達システムの構成をプロック図形式で示す。第 7図を参照して、情報閲覧装置 7 0 0は、放送局情報提供装置 1 0 2、ネットワーク情報提供装置 1 0 4、又は記録媒体 1 0 6などの、情報を提供する情報源に接続されている。

情報閲覧装置 7 0 0は、入力装置 7 1 0と、入力信号処理装置 7 1 2と、情報情報受信装置 7 0 8と、適合度算出装置 7 2 0と、表示情報制御装置 7 1 4と、情報表示装置 1 1 6とを含む。

適合度算出装置 7 2 0は、情報属性記憶装置 1 2 2と、ユーザプロフアイノレ記憶装置 1 2 8と、比較制御装置 7 3 4と、非選択情報属性検索装置 7 4 0とを含む。情報属性記憶装置 1 2 2は、情報属性抽出部 1 2 4、及び記憶部 1 2 6を含む。またユーザプロフアイノレ記憶装置 1 2 8は、制御部 1 3 0、及び記憶部 1 3 2を含む。

これら適合度算出装置 7 2 0に含まれる装置のうち、比較制御装置 7 3 4、及び非選択情報検索装置 7 4 0の詳細な説明は後述する。

情報閲覧装置 7 0 0が第 1図に示す第 1の実施例に係る情報閲覧装置 1 0 0と比較して異なる点に、適合度算出装置 7 2 0が非選択情報属性検索装置 7 4 0を含む点がある。

非選択情報属性検索装置 7 4 0は、入力信号処理装置 7 1 2に接続され、入力情報処理装置 7 1 2から命令信号を受取る機能、及び入力信号処理装置 7 1 2が情報受信装置 7 0 8に発する命令信号を傍受する機能を有する。また非選択情報属性検索装置 7 4 0は、情報受信装置 7 0 8と接続され、傍受した命令信号をもとに情報受信装置 7 0 8から非選択情報を選んで受取る機能を有する。さらに非選択情報属性検索装置 7 4 0は、受取った非選択情報の情報属性を抽出する機能及び抽出した情報属性を比較制御装置 7 3 4に送信する機能を有する。

適合度算出装置 7 2 0が非選択情報属性検索装置 7 4 0を含むことに伴い、本実施例に係る情報閲覧装置 7 0 0は情報閲覧装置 1 0 0と次の諸点において異なる。即ち、

( 1 ) 情報受信装置 7◦ 8がユーザによって選択された情報のみを受信するのではなく、現在受信可能なすべての情報、又はそれら現在受信可能な各情報の内容を示すキーワード、若しくは各情報の内容を要約したものなどを受信し、ユーザが選択した選択情報を情報属性記憶装置 1 2 2と表示情報制御装置 7 1 4とに送信し、ユーザが選択しなかった非選択情報を非選択情報属性検索装置 7 4 0に送信すること、

( 2 ) 入力装置 7 1 0が非選択情報属性検索装置 7 4 0の操作に用いる機能も備えていること、

( 3 ) 入力信号処理装置 7 1 2が非選択情報属性検索装置 7 4 0に対しても命令信号を伝える機能を有すること、

( 4 ) 比較制御装置 7 3 4が情報属性記憶装置 1 2 2によって抽出した情報に加えて非選択情報属性検索装置が検索し抽出した情報属性もユーザプロファイルとの比較対象とし、表示、非表示を問わず現在受信可能な情報とユーザプロファィルとの適合度を算出し、適合性情報を作成すること、及び

( 5 ) 表示情報制御装置 7 1 4が非選択情報の適合性情報を提示するための目印を作成する機能も備えることである。 '

以下、本実施例に係る情報閲覧装置 7 0 0のシステムに関する所望の機能を実現するためのプログラムの制御構造について説明する。

第 8図に、情報閲覧装置 7 0 0で実行する情報閲覧プログラムのフローチヤ一トを示す。第 8図において図示されている各ステップのうち、 S 8 0 0から S 8 0 2を経由して S 8 1 0に進み S 8 1 0から S 8 0 0へ戻る制御構造は、第 1の実施例において第 2図で示した制御構造のうち S 2 0 0から S 2 0 2を経由して S 2 1 0に進み S 2 1 0から S 2 0 0に戻る制御構造と同一である。また、 S 8 0 0から S 8 0 2を経由して S 8 2 0に進んだ後 S 8 2 2、 S 8 2 4、 S 8 2 6 . S 8 2 8の順に進む制御構造は、 S 2 0 0から S 2 0 2を経由して S 2 2 0に進んだ後 S 2 2 0、 S 2 2 2、 S 2 2 4、 S 2 2 6、 S 2 2 8の順に進む制御構造と同一の制御構造である。したがって、ここではそれらについての詳細な説明はここでは繰返さない。

第 1の実施例に係る情報閲覧装置 1 0 0では、 S 2 2 8で情報表示装置 1 1 6 がユーザによつて選択された情報と適合性情報の目印とを併せて表示した後、制御は S 2 0 0に戻る。これに対し、本実施例に係る情報閲覧装置 7 0 0では、 S 8 2 8で情報表示装置 1 1 6が選択情報と適合性情報の目印とを併せた表示情報を出力した後に、制御は S 8 4 0に進む。 S 8 4 0では、現在表示している情報がユーザにとって興味のあるものなので表示中の情報をじつくり閲覧している状態なのか、それとも興味のないものなので閲覧したい情報を探している状態なのかを判定する。判定する方法の例として、 5分間にユーザが閲覧する情報を 1 0回以上選択しなおした場合、閲覧したい情報を探している状態であると判定する方法などがある。

現在表示している情報がユーザにとって興味のある情報であると判定した場合、制御は S 8 0 0へと戻る。逆に現在ユーザが閲覧したい情報を探していると判定した場合、制御は S 8 4 2へと進む。

S 8 4 2では、非選択情報属性検索装置 7 4 0が、ユーザによって閲覧されている情報以外で受信可能な情報を情報受信装置 7 0 8から受信し、受信したそれぞれの非選択情報の情報属性を抽出する。制御は S 8 4 4に進む。

S 8 4 4では、比較制御装置 7 3 4力 S 8 4 2で非選択情報属性検索装置 7 4 0が抽出した各非選択情報の情報属性とユーザプロファイルとを参'照及び比較し、適合度を算出する。適合度を算出後、算出した適合度が高いものをおすすめ情報として選抜する。比較制御装置 7 3 4は、選抜した情報ごとに適合性情報を作成する。ここで、おすすめ情報とは、算出した適合度が高い、即ちユーザが興味を持つ可能性が高いと判断された情報を指す。

S 8 4 4ではさらに、おすすめ情報若しくはその適合性情報のタイトル、口ゴマーク、おすすめ情報の概略、又は内容を示す図形若しくは記号など、おすすめ情報のユーザによる識別を支援するための目印を、表示情報制御装置 7 1 4が作成する。制御は S 8 4 6に進む。

S 8 4 6では、おすすめ情報と作成した目印とを情報表示装置 1 1 6に送り、情報表示装置 1 1 6での表示の一部に表示する。制御は S 8 4 8に進む。

S 8 4 8では、ユーザがおすすめ情報の中から閲覧したい番組を選択すれば制御は S 8 2 0に戻る。それ以外ならば制御は 8 0 0の入力待ち状態に戻る。

S 8 4 0において、制御を S 8 4 2に進めるか S 8 0 0に戻すかを判定する際の条件は、前述の例のように、所定時間内に閲覧する情報を選択しなおした回数に依存する方法だけではない。例えば、通常は制御が S 8 0 0に戻るように設定しておき、ユーザが指定する時間ごとに制御が S 8 4 2に進むように切替える方法でもよい。また例えば、ユーザが入力装置 7 1 0を用いておすすめ情報の表示を命令することにより、制御が S 8 4 2に進むように切替える方法でもよい。

S 8 4 2において、非選択情報属性検索装置 7 4 0が、非選択情報の情報属性を抽出する際、受信可能なすべての情報について情報属性を抽出する方法だけが使用可能なわけではない。例えば、現在閲覧中の情報と同じカテゴリに含まれる情報など、現在閲覧中の情報と何らかの関連性を有する情報のみについて情報属性を抽出する方法を用いてもよい。またその他の方法で情報属性を抽出する対象を絞込むことも考えられる。

S 8 4 4において、非選択情報の情報属性とユーザプロファイルとの適合度を算出する際、ユーザプロファイルに登録されているすべての項目に関して適合度を算出する方法を用いる方法だけが使用可能なわけではない。例えば、ユーザが指定したカテゴリ又はキーワードのみに関して適合度を算出する方法を用いてもよい。 S 8 4 4において、選抜するべき情報の数として、その総数又はカテゴリごとの数を予め決定しておいてもよいし、ユーザが任意の数を指定できるようにしておいてもよい。又は、選抜するべき情報の数を予め決定せずに、適合度があるしきい値を越えるものがあれば全て表示するようにしてもよい。 . 本実施例に係る情報閲覧のシステムの動作を、第 8図で示したプログラムの制御構造に従い、第 9図及び第 1 0図を用いて例示する。

情報閲覧装置 7 0 0を起動してから、情報表示装置 1 1 6が表示情報を出力するまでの動作、及び、ユーザプロフアイルをユーザが編集する際の動作は、第 1 の実施例に係る情報閲覧装置 1 0 0の動作と同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。

ユーザが選択した選択情報が適合度の低いものである場合又は適合度は高いが現在ユーザが求めている情報ではない場合の例として、第 6図で先に示した情報を例にとり、第 8図の S 8 4 0以降の動作を説明する。

ユーザが選択した選択情報が適合度の低レ、ものである場合又は適合度は高いが現在ユーザが求めている情報ではない場合、ユーザは、閲覧したい情報を探すために頻繁に情報の再選択を繰返す。ユーザが情報の再選択を繰返していることを非選択情報属性検索装置 7 4 0が検出すると、非選択情報属性検索装置 7 4 0は、現在受信可能な情報のうちユーザがまだ閲覧していない情報である非選択情報を情報受信装置 7 0 8から受信する。受信した非選択情報の情報属性を非選択情報属性検索装置 7 4 0が抽出すると、比較制御装置 7 3 4が非選択情報の情報属性とユーザプロファイルとを比較し、それぞれの適合度を算出して、適合度の高い情報を選抜しおすすめ情報を作成する。

第 9図に示すように、表示情報 9 0 0は、選択情報 6 0 2と、そのタイトノレ及び属するカテゴリを示す目印 6 0 4とを含む。この状態は第 6図と同じである。おすすめ情報の作成が終了すると、表示情報 9 0 0の一部に、おすすめ情報を表わす目印 9 2 0及び 9 2 2が表示される。ユーザは、目印 9 2 0及ぴ 9 2 2を参考に、おすすめ情報の中から閲覧する情報を選択することができる。

おすすめ情報がある場合の表示方法は第 9図に限らない。第 1 0図に示すように、おすすめ情報の検索が終了し、表示可能であることを目印 1 0 2 4にして示し、ユーザがおすすめ情報の一覧を表示することを促すようにしてもよい。この動作により、ユーザが閲覧する情報の決定に困ったとき、より適合度の高いおすすめ情報の中から閲覧したい情報を選び、提示することで、ユーザが所望する情報検索を支援することが可能となる。

なお、本実施例では、非選択情報属性検索装置 7 4 0は、ユーザが情報の再選択を繰返していることを検出したことに応答して、非選択情報を情報受信装置 7 0 8から受信した。しかし、非選択情報属性検索装置 7 4 0は、ユーザが情報の再選択を繰返していることが検出される前に、非選択情報を予め受信しておき、情報属性を抽出しておくようにしてもよい。

[第 3の実施例]

第 1の実施例及び第 2の実施例は、ユーザの操作に従ってユーザプロファイルの編集を実行するものであった。しかし、本発明はそのような実施例に限定されるわけではない。

第 3の実施例に係る情報閲覧装置は、ユーザの情報閲覧履歴を管理し、閲覧履歴に応じて自動的にユーザプロファイルを修正する機能を有する。この機能によりユーザプロファイルがユーザの好みの変化に対応したものになり、ユーザの好みに合った情報をユーザがより正確に見つけることができるよう、ユーザを支援することが可能となる。また、ユーザの閲覧履歴を管理することによって、以前に閲覧した情報を再び閲覧することが容易になる。

第 1 1図に、本実施例に係る情報閲覧装置 1 1 0 0を含む情報伝達システムの構成をプロック図形式で示す。第 1 1図を参照して、情報閲覧装置 1 1 0 0は、放送局情報提供装置 1 0 2、ネットワーク情報提供装置 1 0 4、又は記録媒体 1 0 6などの情報源に接続されている。

情報閲覧装置 1 1 0 0は、入力装置 1 1 1 0と、入力信号処理装置 1 1 1 2と、情報受信装置 1 1 0 8と、適合度算出装置 1 1 2 0と、表示情報制御装置 1 1 1 4と、情報表示装置 1 1 6とを含む。

適合度算出装置 1 1 2 0は、情報属性記憶装置 1 1 2 2と、ユーザプロフアイル記憶装置 1 1 2 8と、比較制御装置 1 1 3 4と、閲覧履歴記憶装置 1 1 5 0とを含む。情報属性記憶装置 1 1 2 2は、情報属性抽出部 1 1 2 4及び記憶部 1 1 2 6とを含む。ユーザプロファイル記憶装置 1 1 2 8は、制御部 1 1 3 0及び記憶部 1 1 3 2を含む。閲覧履歴記憶装置 1 1 5 0は、制御部 1 1 5 2、及び記憶部 1 1 5 4を含む。これら適合度算出装置 1 1 2 0に含まれる装置の詳細な説明は後述する。

情報閲覧装置 1 1 0 0が第 1の実施例に係る情報閲覧装置 1 0 0と異なる点に、適合度算出装置 1 2 0に代えて、適合度算出装置 1 1 2 0を含む点がある。適合度算出装置 1 1 2 0が第 1の実施例に係る適合度算出装置 1 2 0と異なる点は、適合度算出装置 1 1 2 0が閲覧履歴記憶装置 1 1 5 0を含む点である。

閲覧履歴記憶装置 1 1 5 0は、入力信号処理装置 1 1 1 2及び情報属性記憶装置 1 1 2 2の記憶部 1 1 2 6及びユーザプロフアイノレ記憶装置 1 1 2 8の制御部 1 1 3 0及び比較制御装置 1 1 3 4に接続され、ユーザの閲覧履歴を管理する制御部 1 1 5 2と、制御部 1 1 5 2の管理下でユーザの閲覧履歴及び閲覧履歴として登録されるべき情報の情報属性などを記憶する記憶部 1 1 5 4とを含む。

適合度算出装置 1 1 2 0が閲覧履歴記憶装置 1 1 5 0を含むことに伴い、本第 3の実施例に係る情報閲覧装置 1 1 0 0は第 1の実施例に係る情報閲覧装置 1 0 0及び第 2の実施例に係る情報閲覧装置 7 0 0と次の諸点において異なる。即ち、 ( 1 ) 情報属性記憶装置 1 1 2 2の記憶部 1 1 2 6は、比較制御装置 1 1 3 4力らアクセス可能なだけでなく、閲覧履歴記憶装置 1 1 5 0の制御部 1 1 5 2からもアクセス可能であること、

( 2 ) ユーザプロファイル記憶装置 1 1 2 8の制御部 1 1 3 0力入力信号処理装置 1 1 1 2からの命令信号に基づいてユーザプロファイルを編集するだけでなく、'閲覧履歴記憶装置 1 1 5 0に記憶されている情報属性を抽出する興味抽出処理と、記憶部 1 1 3 2に記憶されているユーザプロファイルにこれを追加する抽出情報登録処理とを行ない、ユーザプロファイルを修正すること、及び、

( 3 ) 比較制御装置 1 1 3 4が、閲覧履歴記憶装置 1 1 5 0に履歴と共に記憶されている情報属性とユーザプロファイルとから適合性情報を作成することである。以下、本第 3の実施例に係る情報閲覧装置のシステムに関する所望の機能を実現するためのプログラムの制御構造について説明する。第 1 2図に、情報閲覧装置 1 1 0 0で実行される情報閲覧プログラムのフローチャートを示す。

S 1 2 0 0では、第 1の実施例における S 2 0 0と同様にユーザによる操作入力待ちの状態になる。第 1の実施例における S 2 0 0では、ユーザからの入力がないと判定された場合、 S 2 0 0を繰返すだけの入力待ちを行なう。これに対し、 S 1 2 0 0では、ユーザからの入力がないと判定された場合、制御は S 1 2 5 0 に進む。 S 1 2 5 0以降の制御についての詳細は後述する。 S 1 2 0 0でユーザからの入力があつたと判定された場合には、制御は S 1 2 0 2に進む。

S 1 2 0 2では、第 1の実施例における S 2 0 2と同様に入力信号処理装置 1 1 1 2が受信した入力信号をもとにユーザが行なった操作を判別する。ただし本実施例ではユーザが行なった操作として、閲覧したい情報を選択する操作と、ュ一ザプロフアイルを編集する操作とに加え、閲覧履歴の一覧を表示することを要求する操作がある。ユーザが行なった操作が閲覧履歴の一覧を表示することを要求する操作である場合、入力信号処理装置 1 1 1 2は入力信号を閲覧履歴記憶装置 1 1 5 0への命令信号に変換し、送信する。制御は S 1 2 6 0に進む。 S 1 2 6 0以降の制御の流れについて、その詳細は後述する。

本ステップ S 1 2 0 2から S 1 2 1 0へ進み S 1 2 0 0へと戻る制御の流れは、第 1の実施例における S 2 0 2から S 2 1 0へ進み、 S 2 0 0へ戻る制御の流れと同じである。また、ステップ S 1202から S 1220、 S 1222、 S 1224、 S 12 26、及び S 1228の順で進み S 1 200に戻る制御の流れは、第 1の実施例における S 202から S 220、 S 224、 S 226、 S 228の順に進み、 S 200に戻る制御と同じである。したがって、ここではそれらについての詳細な説明は繰返さない。

前述のとおり、 S 1200でユーザからの入力がないと判定された場合、制御は S 1250に進む。

S 1250では、現在ユーザが閲覧中の情報の提示を開始してからどのくらいの時間継続しているかを、閲覧履歴記憶装置 1 150の制御部 1152が計測する。情報の提示を開始してから所定の時間、例えば 5分以上経過していたならば、現在、閲覧装置 1100が提示している情報は、ユーザにとって興味深い情報であると判定する。よって、この情報を閲覧履歴に登録するために、制御は S 12 52に進む。提示を開始してから 5分経過していないならば、制御は S 1200 に戻り、入力待ちの状態となる。

S 1252では、現在閲覧中の情報が閲覧履歴記憶装置 1150の記憶部 1 1

54に閲覧履歴として登録されているものか否かを、閲覧履歴記憶装置 1 150 の制御部 1 152が検索する。既に登録されている場合、制御は S 1200に戻る。登録されていない場合、制御は S 1254に進む。

S 1254では、 S 1222で情報属性記憶装置 1 122がユーザによる入力待ちの間に現在閲覧中の情報から抽出した情報属性を、閲覧履歴記憶装置 1 1 5 0の制御部 1 152が記憶部 1 126から取得する。制御は S 1256に進む。

S 1256では、取得した情報属性と閲覧履歴とを併せて、記憶部 1 154に記憶させる。制御は S 1258に進む。

S 1258では、ユーザプロファイル記憶装置 1 128の制御部 1 130は、閲覧履歴記憶装置 1 150に記憶されている情報属性を抽出する興味抽出処理を行なう。抽出された情報属性が、ユーザプロファイルの修正によって追加されるべき内容となる。制御は S 1210に進む。

制御が S 1258から S 1210に進んだ場合、制御部 1 130は、 S 125 8で抽出された情報属性をもとに、記憶部 1 132に記憶されているユーザプロファイルの編集を行なう。ここでは、 S 1 2 5 8で抽出された情報属性をユーザが興味をもつ可能性が高い情報の情報属性として登録するために、記憶部 1 1 3 2に記憶されているユーザプロファイルに、抽出された情報属性を追加する。この制御は S 1 2 0 0に戻る。

前述のとおり、 S 1 2 0 2でユーザが入力装置 1 1 1 0を用いて入力した信号を、入力信号処理装置 1 1 1 2が閲覧履歴の一覧を表示することを要求するものと判定した場合、制御は S 1 2 6 0に進む。

S 1 2 6 0では、 S 1 2 0 2で入力信号処理装置 1 1 1 2が送信した命令信号に従って、閲覧履歴記憶装置 1 1 5 0の制御部 1 1 5 2が記憶部 1 1 5 4から閲覧履歴及び閲覧履歴とともに記憶されている情報属性を読出して閲覧履歴の一覧表（以下、この一覧表を「履歴一覧表」と表記する。）を作成し、履歴一覧表を比較制御装置 1 1 3 4に送る。

比較制御装置 1 1 3 4は、送られてきた履歴一覧表内の情報属性を用いて適合性情報を作成し、履歴一覧表に適合性情報を添えて表示情報制御装置 1 1 1 4に送る。表示情報制御装置 1 1 1 4は、送られてきた履歴一覧表をもとに表示情報を作成する。この表示情報を情報表示装置 1 1 6が出力する。制御は 1 2 0 0に戻る。

本実施例に係る情報閲覧装置 1 1 0 0のシステムの動作を、第 1 2図で示したプログラムの制御構造に従い、第 1 3図及び第 1 4図を用いて例示する。

情報閲覧装置 1 1 0 0が実行する一連の動作のうち、システムを起動してから、情報表示装置 1 1 6が表示情報を出力するまでの動作、及び、ユーザプロフアイルをユーザが編集する際の動作は、第 1の実施例に係る情報閲覧装置 1 0 0の動作と同じである。したがって、ここではそれについての詳細な説明を繰返さない。ただし、情報閲覧装置 1 1 0 0は、第 1の実施例に係る情報閲覧装置 1 0 0の動作と同様の動作でユーザに情報を提示している間に、閲覧履歴を更新する動作を継続して行なう。ユーザが現在表示中の情報を 5分以上閲覧している場合、 S 1 2 5 0から S 1 2 5 8及び S 1 2 1 0までの一連の制御によって閲覧履歴の登録を行ない、ユーザプロファイルの更新を行なう。

ユーザが、履歴一覧表の表示を要求する操作を行なった場合、 S 1 2 6 0の制御により、履歴一覧表を表示する。履歴一覧表の表示形態は、例えば第 1 3図に示すように、現在閲覧中の情報 1 3 0 2を提示したまま、画面 1 3 0 0の一部にキーワードごと又は力テゴリごとに分類して情報のタイトル 1 3 3 0を表示してもよい。この際さらに、情報に関連するその他の情報属性、例えばその情報の製作者、出演者、若しくはスポンサー、又はその他情報に関連する人物等に関する情報属性を表示してもよい。

また例えば第 1 4図に示すように、一般的なサムネール表示のように画面 1 4 0 0全体に情報の一部分又は情報の識別を支援するための画像 1 4 0 4を、キーヮ一ド又は力テゴリごとに分類し、分類した項目 1 4 0 2ごとに並べて表示し、情報の識別を支援するための画像 1 4 0 4の下に情報のタイトルを表示してもよい。また例えば、サムネール表示で情報の紹介映像を順次表示するようにしてもよい。

履歴一覧表内の項目を表示する順序は、カテゴリ別、キーワード別、又は適合度の高い順など、その種類を問わない。さらに閲覧履歴として記憶されている情報すベてを表示するとは限らない。あるしきい値を設けて、しきい値より適合度の高いものだけを履歴一覧表に表示してもよいし、ユーザが選択した条件に合致する履歴のみを表示してもよい。また入力装置の操作などによって、表示形態を変更できるようにしてもよい。

履歴一覧表の表示後、ユーザが履歴一覧表に掲載された情報を選択した場合、選択された情報を表示する。

以上の動作により、ユーザプロファイルがユーザの好みの変化に対応したものになり、ユーザの好みに合つた情報をユーザがより正確に見つけることができるよう、ユーザを支援することが可能となる。

以上のように、本発明の実施例によれば、ユーザは自由に情報を選択でき、選択した情報がどの程度、ユーザの好みに合った情報であるかを表わす情報を併せて提示する。ユーザは、膨大な情報を自由に選択しながらも、自分の興味を持つ可能性が高い情報を容易に知ることができる。

また、ユーザ自身によるユーザプロファイルの編集を可能にすることにより、さらにはユーザによる閲覧履歴をもとにユーザプロファイルへの情報の追加又は削除を行なうことにより、ユーザプロファイルの修正が可能となる。ユーザの興味を持つ対象が変化したとき、ユーザの好みの変化に柔軟に対応することが可能になる。

また、ユーザが必要とする場合には、選択できる情報を限定して表示し、その中から所望の情報をユーザに選択させることもできる。これにより、 .検索時間を短縮できる。

なお、上記した第 3の実施例において、閲覧履歴に関する情報又は閲覧履歴に基づいて修正されたユーザプロファイルの内容を、それらが記憶又は修正されてからの期間に応じて整理し、ユーザの現時点での興味を反映したものにすることも可能である。

例えば、閲覧履歴記憶装置 1 1 5 0の制御部 1 1 5 2は、その記憶部 1 1 5 4 に記憶されているユーザの閲覧履歴及び閲覧履歴として登録されるべき情報の情報属性などを、それらが記憶されてからの期間に基づいて整理するようにしてもよい。具体的には、記憶されてから所定の期間が経過した情報を消去するようにしてもよレ、。また、記憶部 1 1 5 4に記憶されている情報の総量が所定の量に達したという条件が満たされたことに応答して、長期間保持された情報を消去するようにしてもよい。また、所定の期間が経過した情報の内、ユーザによる閲覧時間が短い情報に関するものを選択して消去するようにしてもよい。

また、閲覧履歴により修正されたユーザプロファイルの内容について、修正されてからの期間に基づき、消去又はプライオリティの変更を行なうようにしてもよい。

上記した第 3の実施例では、情報閲覧装置 1 1 0 0は、ユーザが興味を持っている可能性が高いと判定されるものについて、閲览履歴の登録を行ない、ユーザプロファイルの変更を行なう例を示した。情報閲覧装置 1 1 0 0はさらに、このようなユーザプロファイルの変更手順とは逆に、ユーザが興味を持っていないおそれのある情報について、ユーザプロファイルの変更を行なうようにしてもよい。例えば、適合度が高いと判定され、おすすめ情報としてユーザに提示した情報の内、ユーザによつて選択されなかったものについての履歴を別途登録しておいてもよい。おすすめ情報として提示したにもかかわらず選択されなかった情報は、かってはユーザが興味を持っていたが現時点では興味を持っていない情報、又はユーザが飽きてしまった情報であるおそれがある。このような情報についての情報属性については、ユーザプロファイルからの消去又はユーザプロファイル内でのプライオリティを低くするなどの変更を行なうようにしてもよい。

また、第 3の実施例では、表示中の情報にユーザが興味を持っているか否かを判定する方法の一例として、その情報の閲覧の, II続時間を測定する例を示したが、ユーザが興味を持っているか否かを判定する方法はこのような方法には限定されない。例えば、表示中の情報についてユーザがどの程度興味を持っているかを、ユーザが評定し評定結果を入力できるようにしておき、入力された評定結果をもとに、ユーザプロフアイルの修正を行なうようにしてもよい。

また例えば、ある人物が出演する情報をユーザが閲覧した回数を計数しておき、所定の回数以上閲覧された場合にユーザプロファイルに、その人物に関するキーワード又はカテゴリを追加するようにしてもよい。また、既にユーザプロフアイルに記憶されているキーヮ一ド及びカテゴリについて、ユーザが閲覧した回数を計数し、閲覧した回数に基づいて該キーワード又はカテゴリのプライオリティを修正するようにしてもよい。

なお、上記した第 1の実施例、第 2の実施例、及び第 3の実施例では、情報属性抽出部は、選択情報から情報属性の抽出を行なった。しカゝし、情報属性を取得する方法は、このようなものには限定されなレヽ。例えば、情報提供装置が、提供する情報の情報属性を、提供する情報とは別に予め準備しておき、情報属性を提供するようにしてもよい。この場合、情報属性抽出部は、選択情報から情報属性を抽出する代りに、情報受信装置を介して情報提供装置が準備した情報属性を取得するようにしてもよい。

なお、上記した第 1の実施例、第 2の実施例、及び第 3の実施例に係る情報閲覧装置の一例として、情報閲覧装置を構成する各装置及び各部が一体の構成を例示した。しかし本発明は、このような実施例には限定されない。情報閲覧装置を構成する各装置及び各部が 2以上の筐体に分割されていてもよい。例えば適合度算出装置を構成する情報属性記憶装置 1 2 2、ユーザプロファイル記憶装置 1 2 8、及び比較制御装置がそれぞれ別個の筐体內に存在し、通信を介して必要な情報の送受信を行なうようにしてもよい。また例えば、情報属性記憶装置、ユーザプロフアイル記憶装置、及び閲覧履歴記憶装置内の各記憶部に記憶される情報属性、ユーザプロファイル、及び閲覧履歴に関する情報を、カード型の記憶装置など、着脱可能な記録媒体に記憶しておき、比較制御装置 1 1 34がそれらから適宜情報を読出すようにしてもよい。ただし、情報閲覧装置を構成する各装置及び各部が 2以上の筐体に分割されている場合、それらは互いに通信可能である必要がある。

以上、第 1の実施例、第 2の実施例、及び第 3の実施例で例示した情報閲覧装置は、ハードウェアとして実現することが可能なだけでなく、コンピュータ及びコンピュータ上で動作するソフトウェアによって実現することも可能である。第 15図に、本実施例を実現するコンピュータシステム 1 500の外観図を、第 16図にコンピュータシステム 1500の構成を示すプロック図を、それぞれ示す。なおここで示すコンピュータシステム 1500はあくまで一例であり、この他にも種々の構成が可能である。

第 15図を参照して、コンピュータシステム 1500は、コンピュータ 153

4と、いずれもこのコンピュータ 1534に接続された TV (T e 1 e V i s i o n) アンテナ 1528、モニタ 1512、マウス 1518、キーボード 152 0、及びリモートコントローラ 1524とを含む。コンピュータ 1500にはさらに、 CD-ROMドライブドライブ 1506と、 FD (F l e x i b l e D i s k) ドライブ 1508とが内蔵されている。

第 16図を参照して、コンピュータシステム 1500はさらに、コンピュータ 1534内に、 CD-ROMドライブ 1506及び FDドライブ 1508に接続されたバス 1540と、いずれもバス 1540に接続された中央演算装置（C e n t r a l P r o c e s s i n g Un i t ： C PU) 1510と、コンビュータ 1534のブートアッププログラムなどを記憶した ROM (Re a d-On 1 y Memo r y) 並びに C P Uが使用する作業エリア及び C P U 1510により実行されるプログラムの格納エリアを提供する RAM (Ra n d om Ac c e s s Memo r y) を含むメモリ 1516と、情報を格納し記憶するハードディスク 1514と、 TVチューナー 1502と、ネットワークインターフエイス 1504と、リモートコントローラインターフェイス 1522とを含む。先に述べた第 1の実施例、第 2の実施例、及び第 3の実施例における情報属性記憶装置の制御部、ユーザプロファイル記憶装置の制御部、比較制御装置、表示情報制御装置、入力信号処理装置、並びに第 2の実施例における非選択情報属性検索装置、並びに第 3の実施例における閲覧履歴記憶装置の制御部などは、先に示した制御構造にしたがって種々の制御を行なう。これらの装置が行なう種々の制御及び、その他システムに係る種々の制御を C PU 1 510がー括して実行することも可能である。

また、先に述べた第 1の実施例、第 2の実施例、及び第 3の実施例における情報属性記憶装置の記憶部、ユーザプロファイル記憶装置の記憶部、第 2の実施例における非選択情報属性検索装置、並びに第 3の実施例における閲覧履歴記憶装置の記憶部などは、情報属性、ユーザプロファイル、閲覧履歴など、様々な情報を記憶する。これら記憶される情報及びその他該このシステムの運用に際して記憶しておくべき情報を、ハードディスク 1514、 FD 1532、メモリ 151 6などに格納することも可能である。

先に述べた実施例のシステムを実現するソフトウェアは、例えば、 CD-RO M1530のような記録媒体上に記録されて流通し、 CD— ROMドライブ 15 06のような読取装置を介してコンピュータ 1 534に読込まれ、ハードデイスク 1514に格納される。 CPUがこのプログラムを実行する際には、ハードデイスク 1514からこのプログラムを読出してメモリ 1 516に格納し、図示しないプログラムカウンタによって指定されるァドレスから命令を読出して、実行する。 CPU 1510は、処理対象のデータをハードディスク 1 514から読出して、処理結果を同じくハードディスク 1514に格納する。

コンピュータシステム 1 500の動作自体は周知であるので、ここではそれらについての詳細を説明しない。

なお、ソフトウェアの流通形態は上記のように記憶媒体に固定された形には限定されない。例えば、ネットワークを通じて接続されたほかのコンピュータからデータを受取る形で流通することもあり得る。また、ソフトウェアの一部が予めハードディスク 1514中に格納されており、残りの部分をネットワーク経由でハードディスクに取込んで実行時に統合する形の流通形態もありうる。

一般的に、現代のプログラムはコンピュータのオペレーティングシステム（o

S ) 又はいわゆるサードパーティなどによつて提供される汎用の機能を利用し、それらを所望の目的にしたがって組織ィヒした形態で実行することにより、先に述ベた所望の目的を達成する。したがって、先に述べた実施例が備えた各機能のうち、 O S又はサードパーティが提供する汎用な機能を含まず、それら汎用な機能の実行順序の組合せだけを指定するプログラム（群）であっても、それらを利用して全体的として所望の目的を達成する制御構造を有するプログラム（群）である限り、それらが本発明の技術的範囲に含まれることは明らかである。

今回開示された実施例は単に例示であって、本発明が上記した実施例のみに制限されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含む。

産業上の利用可能性

以上のように本発明は、放送システム、情報ネットワーク、及び記録媒体を含む情報媒体を介して伝達される情報を出力するシステム、特に、出力される情報の多様性を維持しつつ、多種多様な情報を効率よく選択し出力することを可能にするシステムに利用することができる。

Claims

請求の範囲

1. 閲覧する情報のユーザによる選択を支援する情報閲覧方法であって、ユーザに.よる入力に基づき、所定の情報源（102， 104， 106) から提供される情報から、ユーザへの提示の対象となる情報を選択するステップ（S 2 20, S 820, S 1220) と、

ユーザの興味及び嗜好を表わすユーザプロファイル情報を記憶するステップ

(S 210, S 1210) と、

前記選択するステップ（S 220, S 820, S 1220) で選択された情報と前記記憶するステップ（S 210, S 1210) で記憶された前記ユーザプロファイル情報とを比較し、両者の適合度を算出する第 1のステップ（S 222, S 224, S 822, S 824, S 1222, S 1224) と、

前記適合度に基づき、前記選択された情報と前記ユーザプロファイル情報との適合性を示す適合性情報を作成するステップ (S 224, S 824, S 1 22 4) と、

前記適合性情報及び前記選択された情報を併せて提示する第 2のステップ（ S 226, S 228, S 826, S 828, S 1226, S 1 228) とを含む、情報閲覧方法。

2. さらに、ユーザによる入力に基づき、前記記憶するステップ（S 210, S 810， S 1210) で記憶された前記ユーザプロフアイル情報を編集するステツプを含む、請求項 1に記載の情報閲覧方法。

3. 前記第 2のステップ（S 226， S 228, S 826, S 828 , S 1 2 26， S 1228) は、前記適合度の値が所定の条件を満たすことに応答して、前記適合性情報及び前記選択された情報を併せて提示する第 3のステツプを含む、請求項 1に記載の情報閲覧方法。

4. 前記第 2のステップ（S 226， S 228, S 826, S 828, S 12 26, S 1228) における提示の開始後、所定時間が経過したことに応答して、前記第 2のステップによる前記適合性情報の提示を中止させるステップをさらに含む、請求項 1に記載の情報閲覧方法。

5. さらに、前記選択するステップ（S 820) で非選択とされた情報と、前記記憶するステップ (S 810) で記憶された前記ユーザプロフアイル情報とを比較して、前記非選択とされた情報と前記ユーザプロファイル情報との適合度を算出する第 3のステップ（S 842) と、

前記第 3のステップ（S 842) で算出した適合度の値が所定の条件を満たすことに応答して、前記非選択とされた情報が存在することを、副次的情報としてユーザに提示する第 4のステップ（S 844, S 846) とを含む、請求項 1に記載の情報閲覧方法。

6. 前記第 4のステップ（S 844, S 846) は、前記選択するステップ ( S 820 ) によつて非選択とされた情報のうち前記適合度の値が前記所定の条件を満たすもののユーザによる識別を支援するための情報を、前記副次的情報としてユーザに提示するステップを含む、請求項 5に記載の情報閲覧方法。

7. 前記選択するステップ（S 1220) で情報を選択した履歴を記憶する第 3のステップ（S 1254) をさらに含む、請求項 1に記載の情報閲覧方法。

8. 前記第 3のステップ (S 1254) は、前記選択するステップ (S 1 22

0 ) で選択した情報の前記第 1のステップ（S 1222， S 1 224) で算出した適合度の値が、所定の条件を満たすことに応答して、当該情報を選択した履歴を記憶する第 4のステツプを含む、請求項 7に記載の情報閲覧方法。

9. 前記第 3のステップ ( S 1254 ) は、前記選択するステップ (S 122 0) で情報を選択した履歴と、前記選択するステップ (S 1220) で選択した情報とを共に記憶するステップ（S 1256) を含む、請求項 7に記載の情報閲覧方法。

10. 前記第 3のステップ（S 1254) で記憶する履歴及び前記履歴と共に記憶される情報のいずれかから、ユーザが興味を持っている事物に関する情報を抽出するステップ（S 1258) と、

前記抽出するステップで抽出した事物に関する情報を前記ユーザプロファイル情報と共に記憶させるステップ（S 1210) とをさらに含む、請求項 9に情報閲覧記載の方法。

1 1. 前記第 3のステップ（S 1254) で記憶する履歴及び前記履歴と共に記憶された情報のいずれかから、ユーザが興味を持っていない事物に関する情報を抽出し、抽出された前記事物に関する情報をもとに、前記ユーザプロファイル情報を編集するステップをさらに含む、請求項 7に記載の情報閲覧方法。

12. 前記第 3のステップ（S 1254) で記憶する履歴、又は前記履歴と共に記憶されている情報、又はその両方をユーザが閲覧するための、一覧表の作成及び表示を行なうステップ（S 1 260) をさらに含む、請求項 9に記載の情報閲覧方法。

13. ユーザによる、前記作成及び表示を行なうステップ（S 1260) で表示した前記一覧表の項目を用いての、情報の選択に従い、当該ユーザが選択した情報を、前記選択するステップ（S 1220) で選択させるステップ（S 126 2 ) をさらに含む、請求項 12に記載の情報閲覧方法。

14. コンピュータ（1 500) を制御して、請求項 1に記載の情報閲覧方法を実現するよう動作させる、コンピュータで実行可能なプログラムを記録した、コンピュータで読取可能な記録媒体。

1 5. ユーザによる入力に基づき、所定の情報源（102， 104, 106) 力ら提供される情報から、ユーザへの提示の対象となる情報を選択するための情報選択手段（108， 708, 1 108) と、

ユーザの興味及び嗜好を表わすユーザプロフアイル情報を記憶するためのユーザプロファイル記憶手段 (128) と、

前記情報選択手段（108， 708, 1 108) により選択された情報と前記ユーザプロファイル記憶手段 (1 28, 1 128) によつて記憶された前記ユーザプロファイル情報とを比較して、両者の適合度を算出するための第 1の適合度算出手段 (120, 720, 1 1 20) と、

前記適合度に基づき、前記選択された情報と前記ユーザプロフアイル情報との適合性を示す適合性情報を作成するための手段（134, 734, 1 134) と、前記適合性情報、及び前記情報選択手段（108， 708， 1 108) によつて選択された情報を併せて提示するための第 1の情報提示手段（1 14， 714, 1 1 14) とを含む、情報閲覧装置。

16. さらに、ユーザによる入力に基づき、前記ユーザプロファイル記憶手段 (1 28， 1 128) に記憶されている前記ユーザプロファイル情報を編集するための手段（130， 1 130) を含む、請求項 15に記載の情報閲覧装置。

17. さらに、前記情報選択手段（708) により非選択とされた情報と、前 '記ユーザプロファイル記憶手段（128) によって記憶された前記ユーザプロファィル情報とを比較して、前記非選択とされた情報と前記ユーザプロフアイル情報との適合度を算出するための第 2の適合度算出手段（734， 740) と、前記第 2の適合度算出手段 (734, 740) によって算出された適合度の値が所定の条件を満たすことに応答して、前記非選択とされた情報が存在することを、副次的情報としてユーザに提示するための第 2の情報提示手段（714) とを含む、請求項 15に記載の情報閲覧装置（700) 。

18. 前記情報選択手段（1 108) が情報を選択した履歴と、前記履歴記憶手段（1 150) が記憶する履歴と前記情報選択手段（1 108) が情報を選択した.情報とを共に記憶するための手段（1 154) とをさらに含む、請求項 15 に記載の情報閲覧装置（1 100) 。

19. 前記履歴及び前記履歴と共に記憶された情報のいずれかから、ユーザが興味を持っている事物に関する情報を抽出するための興味抽出手段 (1 152) と、

前記興味抽出手段で抽出された事物に関する情報を前記ユーザプロフアイノレ記憶手段 (1 1 28) に記憶させるための抽出情報登録手段 (1 130) とをさらに含む、請求項 18に記載の情報閲覧装置（1 100) 。

20. 前記履歴、又は前記履歴と共に記憶されている情報、又はその両方をュ一ザが閲覧するための、ー覽表の作成及び表示を行なうための一覧表表示手段

(1 134， 1 1 14) と、

前記一覧表表示手段で表示された前記一覧表の項目を用いてユーザが情報を選択することにより、ユーザが選択した情報を前記情報選択手段（1 108) に選択させるための一覧表情報選択手段とをさらに含む、請求項 18に記載の情報閲覧装置（1 100) 。