WO2004059967A1

WO2004059967A1 - デジタルカメラおよびデジタルカメラ用レンズ鏡筒ユニット

Info

Publication number: WO2004059967A1
Application number: PCT/JP2003/016696
Authority: WO
Inventors: Naoki Fujii; Yoichi Washizu
Original assignee: Olympus Corporation
Priority date: 2002-12-26
Filing date: 2003-12-25
Publication date: 2004-07-15
Also published as: CN1331346C; JP2004208228A; US20060114348A1; CN1732680A

Abstract

このデジタルカメラ(1)では、カメラ右側に配置されCCD基板(9)を有するレンズ鏡筒(3)に対して、その背面側にLCD表示ユニット(11)を配置し、さらに、左側に撮像基板(10)を配置した状態で、レンズ鏡筒まわりがユニット化されて組み立てられる。さらに、カメラの左側に電池室(24a)と電気基板(A),(B)(6),(7)とを配置し、カメラ中央上部にストロボ発光ユニット(5)を配置し、そのストロボ発光ユニット(5)の後方であって上記電池室(24a)と上記レンズ鏡筒(3)とに挟まれた縦長空間にストロボコンデンサ(14)を収納するようにした。

Description

明細書デジタルカメラおよびデジタルカメラ用レンズ鏡筒ュニット技術分野

この発明は、デジタルカメラの内部レイァゥト及ぴ構造に関するものである。背景技術

従来からデジタルカメラは、携帯性の点から外形サイズを小型ィヒすることが常に要求されている。その小型化に関して提案された特許公開公報平 1 1— 8 7 8 6号に記載のカメラは、カメラ横方向（左右方向）に沿って、カメラ左端側（被写体側から見て）から順に、電池、ストロボコンデンサ、メイン基板、撮影レンズをそれぞれ配置したレイアウトを有している。

また、特許公開公報平 1 1— 2 6 6 3 7 7号に記載のカメラは、カメラ横方向（左右方向）に沿って、カメラ左端側（被写体側から見て）に電池を配置し、カメラの中央部に撮影レンズを配置し、さらに、カメラ右端側にストロボコンデンサを配置したレイアウトを有している。

上述した特許公開公報平 1 1一 8 7 8 6号、または、特許公開公報平 1 1— 2 6 6 3 7 7号に記載のカメラにおけるレイアウトは、小型化を実現可能な配置を有しているが、力メラが本来有している機能を損なわず、しかも、カメラ内部の各構成部材のより効率的な配置に対して、必ずしも満足のゆくレイァゥトとはいえない。

本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、デジタル力メラにおける内部構成部材の配置を効率的に行なって、カメラが本来有する機能を損なわずに小型ィヒが実現可能なデジタルカメラ、および、デジタルカメラ用のレンズ鏡筒ユニットを提供することを目的としている。発明の開示

第 1の発明は、被写体側から見てカメラ右側に配置された撮影レンズ鏡筒と、上記撮影レンズ鏡筒の被写体側から見た左側の側面にカメラ幅方向に垂直になるような向きで取り付けられた鏡筒側方電気基板と、上記撮影レンズ鏡筒の背面に取り付けられた画像表示部と、被写体側から見てカメラ左側にその主平面がカメラ幅方向に沿うような向きで配置され內部に電池格納空間を具えた電池室と、カメラ幅方向の中央付近の前面上部に配置されたストロボ発光部と、上記ストロボ発光部の後側にあって上記電気基板と上記電池室とで挟まれて形成された縦長空間に当該縦長方向に長手方向を一致させる向きで配置されたストロボコンデンサと、を備えたデジタルカメラである。 .

また、第 2の発明は、上記第 1の発明において、上記電池室の前側にカメラ幅方向に沿うような向きに取り付けられ、上記ストロボコンデンサの前側を覆うように配置され、一端が上記鏡筒側方電気基板の基板面に近接するような電池室前側電気基板を備えたデジタルカメラである。 '

さらに、第 3の発明は、撮影レンズ及び撮像素子を内蔵した撮影レンズ鏡筒と、上記撮影レンズ鏡筒前側の 1側面に当該撮影レンズ鏡筒側面から少なくとも一部が突出するように取付けられた上記撮影レンズを移動させるためのレンズ駆動部と、上記撮影レンズ鏡筒背面側に上記撮影レンズ鏡筒背面に平行な向きでかつその一部分が上記撮影レンズ鏡筒背面から上記レンズ駆動部が突出した方向と同じ側面方向にはみ出すように配置された画像表示部と、上記レンズ駆動部と上記画像表示部のはみ出した部分に挟まれた上記撮影レンズ鏡筒の側面にあって上記レンズ鏡筒の側面に沿って配置された撮像基板と、を備えたデジタルカメラである。

第 4の発明は、上記第 3の発明において、上記画像表示部と上記レンズ鏡筒の背面の間に、さらに、上記画像表示部と平行に、上記撮像素子が実装された撮像素子基板を取り付けたデジタルカメラである。

第 5の発明は、撮像素子が実装された電気基板と、上記撮像素子へ被写体像を結像させる撮影レンズを内蔵した撮影レンズ鏡筒と、上記撮像素子により得られた画像信号に基づく画像が表示される画像表示部と、を備え、上記撮影レンズ鏡筒の背面に上記電気基板を取り付け、さらに、上記電気基板を覆い、かつ、上記電気基板に平行に上記画像表示部を取り付けて一体ィ匕させたデジタルカメラ用のレンズ鏡筒ュニットである。

第 6の発明は、画像情報を記録するデジタルカメラにおいて、被写体側から見てカメラ右側に配置された撮影レンズ鏡筒と、上記撮影レンズ鏡筒の被写体側から見た左側の側面にカメラ幅方向に垂直になるような向きで取り付けられた鏡筒側方電気基板と、上記撮影レンズ鏡筒の背面に取り付けられた画像表示部と、被写体側から見てカメラ左側にその主平面がカメラ幅方向に沿うような向きで配置され内部に電池格納空間を具えた電池室と、力メラ幅方向の中央付近の前面上部に配置されたスト口ポ発光部と、上記スト口ポ発光部の後側にあつて上記電気基板と上記電池室とで挟まれて形成された縦長空間に当該縦長方向に長手方向を一致させる向きで配置されたストロボコンデンサと、を備えたデジタル力メラである。

第 7の発明は、上記第 6の発明において、上記電池室の前側にカメラ幅方向に沿うような向きに取り付けられ、上記ストロボコンデンサの前側を覆うように配置され、一端が上記鏡筒側方電気基板の基板面に近接するような電池室前側電気基板を備えたデジタルカメラである。

第 8の発明は、画像情報を記録するデジタルカメラ,において、撮影レンズ及び撮像素子を内蔵した撮影レンズ鏡筒と、上記撮影レンズ鏡筒前側の 1側面に当該撮影レンズ鏡筒側面から少なくとも一部が突出するように取付けられた上記撮影レンズを移動させるためのレンズ駆動部と、上記撮影レンズ鏡筒背面側に上記撮影レンズ鏡筒背面に平行な向きでかつその一部分が上記撮影レンズ鏡筒背面から上記レンズ駆動部が突出した方向と同じ側面方向にはみ出すように配置された画像表示部と、上記レンズ駆動部と上記画像表示部のはみ出した部分に挟まれた上記撮影レンズ鏡筒の側面にあって上記レンズ鏡筒の側面に沿つて配置された撮像基板と、を備えたデジタルカメラである。

第 9の発明は、上記第 8の発明において、上記画像表示部と上記レンズ鏡筒の背面の間に、さらに、上記画像表示部と平行に、上記撮像素子が実装された撮像素子基板を取り付けたデジタルカメラである。

第 1◦の発明は、被写体像を画像信号に変換するデジタル力メラ用のレンズ鏡筒ュニットにおいて、撮像素子が実装された電気基板と、上記撮像素子へ被写体像を結像させる撮影レンズを内蔵した撮影レンズ鏡筒と、上記撮像素子により得られた画像信号に基づく画像が表示される画像表示部と、を備え、上記撮影レンズ鏡筒の背面に上記電気基板を取り付け、さらに、上記電気基板を覆い、カゝつ、上記電気基板に平行に上記画像表示部を取り付けて一体ィヒさせたデジタルカメラ用のレンズ鏡筒ュ-ットである。図面の簡単な説明

図 1は、本発明の一実施形態のデジタルカメラの外観を示す斜視図である。

図 2は、上記図 1のデジタルカメラの内部の配置を示す透視図であって、被写体側から見た図である。図 3は、上記図 1のデジタルカメラの内部の配置を示す透視図であって、上方から見た図である。

図 4は、上記図 1のデジタル力メラの分解斜視図である。

図 5は、上記図 1のデジタル力メラのレンズ鏡筒まわり組み立てュニットの分解斜視図である。発明を実施するための最良の形態

以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。

図 1から図 5は本発明の一実施形態を示したものである。

図 1は、本発明の一実施形態のデジタルカメラの外観を示す斜視図である。図 2 , 3は、上記デジタルカメラの内部の配置を示す透視図であって、図 2は、被写体側から見た図であり、図 3は、上方から見た図である。図 4は、上記デジタルカメラの分解斜視図であり、図 5は、上記デジタル力メラのレンズ鏡筒まわり組み立てュニットの分解斜視図である。

なお、本実施形態のデジタルカメラの配置に説明において、カメラ幅方向である左右方向（図中の X方向）は、カメラの被写体側から見た左右方向で示すものとする。前後方向

(図中の Z方向、すなわち、撮影レンズ光軸 Oに沿う方向）は、被写体側を前方、反被写体側を後方、または、背面側とする。上下方向（図中の Y方向）は、カメラを通常状態でホールドしたときの上下方向で示すものとする。

本実施形態のデジタルカメラ (以下、カメラと記載する) 1のカメラ外装 2は、前カバ一ユニット 2 Aと、中カバーユニット 2 Bと、後カバーユニット 2 Cと、コネクタ蓋 2 7 と、図示しない電池蓋と、を有して構成されている。

上記前カバーュニット 2 Aの前面開口部には、沈胴可能な撮影レンズ鏡筒 3が配置されている。その撮影レンズ鏡筒 3の撮影レンズ 4 3の前面を開閉するレンズバリア 1 5が、前カバーュニット 2 Aの前面部に左右方向にスライド自在に取り付けられている。上記レンズバリア 1 5の開閉は、撮影レンズ 4 3が沈胴位置にあるときに行われる。なお、以下では、撮影レンズ鏡筒をレンズ鏡筒と略記する。

上記中カバーュニット 2 Bの上面部には、レリーズスィツチ操作釦 5 1が配置されている。

上記後カバーュニット 2 Cの背面部には、ファインダ接眼窓部 2 5 aと、 L C D表示窓部 2 5 bと、スィッチ操作釦群 5 4， 5 5等と、が配置されている。また、該後カバーュニット 2 Cの底面部には、開閉可能な電池蓋（図示せず）が配置されている。

さらに、後カバーユニット 2 Cの左方端部には、上記コネクタ蓋 2 7が開閉回動自在に支持されており、このコネクタ蓋 2 7により、外部コネクタ端子部であるビデオ出力端子部 6 4や U S B端子部 6 5、さらに、メモリカード（記録媒体）揷入用カードスロット 6 3のカード開口部が開閉される。

次に、本実施形態のカメラ 1の構成を図 4を用いて説明する。

本カメラ 1は、上述したカメラ外装 2として、上記前カバーユニット 2 Aと、中カバーユニット 2 Bと、後カバーユニット 2 Cと、コネクタ蓋 2 7 (図 1参照）と、電池蓋（図示せず）と、を有して構成されている。

さらに、本カメラ 1は、上記カメラ外装 2内に組み込まれる主な構成部材として、レンズ鏡筒まわり組み立てュニット 7 0と、ストロボ発光管 4 9を内蔵するストロボ発光ユエット 5と、ファインダ光学系を内蔵するファインダュニット 4と、電気基板 (A) ， (B ) ， ( C) 6 , 7 , 8と、電源用電池 1 2を収納する電池室 2 4 aが設けられる中枠 2 4 と、ストロボ発光のための電荷チャージ用のストロボコンデンサ 1 4と、レリーズスイツチ操作釦 5 1と、操作スイッチ基板 5 3と、等を有して構成されている。

上記レンズ鏡筒まわり組み立てュュット 7 0は、レンズ鏡筒 3と、 L C D表示ュ-ット 1 1と、を含むレンズ鏡筒ュニットとなっている。

上記前カバーユニット 2 Aは、カメラの前面側の外装であり、金属（アルミニウム等）薄板製の外装部を形成する前カバー板 2 1と、前力パー板 2 1の内部に接着固定される合成樹脂製の組み付け用前カバー枠 2 2と、を有して構成されている。

同様に、上記中カバーユニット 2 Bは、カメラの中央部分の外装であり、金属（ァノレミニゥム等）薄板製の外装部を形成する中カバー板 2 3を有して構成されている。

さらに同様に、上記後カバーユニット 2 Cは、カメラの後面側の外装であり、金属（ァルミ-ゥム等）薄板製の外装部を形成する後カバー板 2 5と、後カバー板 2 5の内部に接着固定される合成樹脂製の組み付け用後カバー枠 2 6と、を有して構成されている。上記前カバー枠 2 2と、後カバー枠 2 6とは、図示しないビスを挿通させ、螺着することにより結合されるようになっている。上記前カバー板 2 1と、中カバー板 2 3と、後力バー板 2 5と、を主たる構成要素として、本カメラ 1の外装が形成される。

上記前カバー板 2 1には、中央上方部に、スト口ボ発光窓 3 3と、ファインダ窓 3 2と、セルフタイマ L E D窓 3 4と、が配され、中央下方部に、リモートコントロール用窓 3 5力 S配され、さらに、左方開口部に、撮影レンズ用開口部 3 1 aを有する前リング 3 1が接着固定される。また、前カバー枠 2 2には、前カバー板 2 1の上下位置に左右方向に延ぴるバリアガイド溝 2 2 aが設けられる。

上記バリアガイド溝 2 2 aには、レンズバリア 1 5がスライド自在に嵌入して取り付けられる。上記レンズバリア 1 5は、撮影レンズ用開口部 3 1 aおよびストロボ発光窓 3 3 等を閉鎖する閉位置（右方位置）と、これらを開放する開位置（左方位置）と、にスライド操作が可能である。

上記前リング 3 1には、外周右側端部に閉位置にあるレンズパリア 1 5の先端部が当接可能なバリァ当接突起 3 1 bが設けられており、閉鎖位置にあるレンズバリア 1 5が押圧されたときに、レンズバリア 1 5の先端が上記突起 3 1 bに当接することにより前カバー板 2 1の変形が防止される。

上記前カバー板 2 1のファインダ窓 3 2の後方位置に、ファインダ光学系を内蔵するフアインダュニット 4が酉 3置される。

上記前カバー板 2 1のスト口ポ発光窓 3 3の後方位置に、スト口ボ発光管 4 9を内蔵するストロボ発光ュニット 5が酉己置される。

上記中カバー板 2 3には、レリ一ズ釦用開口部 2 3 aと D C端子用切り欠き部 2 3 bとが設けられる。レリ一ズ釦用開口部 2 3 aには、レリ一ズスィツチ操作用レリーズ釦 5 1 が挿入される。

上記中枠 2 4には、左方位置に電池室 2 4 aが設けられており、この電池室 2 4 aは、下方開口から電源用電池 1 2を挿入可能な電池格納空間を備えている。さらに、この中枠 2 4の上部には、右方突出部が形成されており、その突出部端に後述するユニット取り付け板 4 8の固定用ビス挿通穴 2 4 bが設けられている。同様に、中枠 2 4の背面部には、ユニット取り付け板 4 8の固定用ビス揷通穴（図示せず）が設けられている。また、中枠 2 4の右側、かつ、上記右方突出部の下側のスペースには、ストロボコンデンサ 1 4を上下方向に沿って収納可能な縦長のスペースが形成されている。

上記後カバー板 2 5の背面部には、ファインダ接眼窓部 2 5 aと、 L C D窓部 5 2と、ズームスィツチ釦群 5 4およびモード設定釦群 5 5と、が配置されている。さらに、後力バー板 2 5の内部には、上記ズームスィッチ釦群 5 4およびモード設定釦群 5 5により操作される操作スィッチ基板 5 3が配置されている。

- D " 上記後カバー枠 2 6は、左方下部に D C— I N端子用開口部 2 6 aが設けられるとともに、底面部に開閉可能な電池蓋（図示せず）を有する電池挿入用開口部 2 6 bが設けられている。

上記電気基板 (A) 6は、主に電源回路部が実装されている。

上記電気基板 (B ) 7は、電池室前側基板としてのメイン制御基板であって、画像処理回路や各種の制御回路部が実装されており、さらに、ビデオ出力コネクタ端子 6 4と、 U S Bコネクタ端子部 6 5と、撮像基板 1 0側との接続用コネクタ 6 1と、メモリカードが装着可能なカードスロット 6 3と、等が実装されている。上記カードスロット 6 3は、後カバー枠 2 6の左端面のカード開口部の内側に位置している。上記端子部 6 4， 6 5は、後カバー枠 2 6の左端面の端子開口部の内側に位置している。

上記電気基板 (C) 8には、主にスト口ボ制御回路部ゃスト口ボコンデンサ 1 4が実装されており、さらに、 D Cコネクタ端子である D C— I N端子 6 6が実装されている。上記 D C _ I N端子 6 6は、後カバー枠 2 6の右端面の D C - I N端子用開口部 2 6 aの内側に位置している。

上記電気基板 (A) ， (B ) 6， 7は、中枠 2 4の前方側に所定距離だけ離間させて固定支持され、上記電気基板（C) 8は、中枠 2 4の右側に突出した状態で固定支持される。そして、後述するようにカメラ組み立て状態では、電気基板（A) ，（B ) 6， 7が電池室 2 4 aの前側でレンズ鏡筒 3の左方側、また、電気基板 (C) 8がレンズ鏡筒 3の下側、にそれぞれ配置される。

上記レンズ鏡筒まわり組み立てュニット 7 0は、図 4， 5に示すようにレンズ鏡筒 3と、鏡筒側方電気基板としての撮像基板 1 0と、レンズ駆動部 1. 3と、画像表示部である L C D表示ユニット 1 1と、ユニット取り付け板 4 8と、を有してなり、 1つのユニットとして組み立てられる。

上記レンズ鏡筒 3は、外周に防水用パッキン 4 4が装着された固定枠 4 1と、固定枠 4 1に光軸 O方向に進退移動可能に支持され、撮影レンズ 4 3を保持する移動枠 4 2と、鏡筒内部の撮影レンズ 4 3の結像面位置に C C D 4 6が実装されている撮像素子基板としての C C D基板 9と、を有して構成されている。

上記 C C D基板 9は、上記固定枠 4 1の背面（レンズ鏡筒背面）上にその主平面（最も広い面、または、機能上主要な面）を光軸 Oに直交させた状態で固定支持され、鏡筒内面側の撮影レンズ 4 3の結像面位置に撮像素子である C C D 4 6が実装されている。さらに、 CCD基板 9の鏡筒外面側には、撮像回路の一部が実装されている。

上記レンズ駆動部 13は、上記固定枠 41の前方側左方向に突出した状態で配置され、内部にギヤ列等の駆動力伝達部を内蔵するとともに、下方位置にレンズ駆動源となる駆動モータ 45が設けられている。このレンズ駆動部 13は、移動枠 42を移動させて、沈胴動作、および、ズーム調整を行わせるものである。

ユニット取り付け板 48は、 CCD基板 9のための逃げ開口部 48 aと、この逃げ開口部 48 aの周囲に配されるビス挿通穴 48 bと、上方折り曲げ突出部に配置されるビスネジ穴 48 cと、下部左方突出部に配されるビスネジ穴 48 dと、下部右側折り返し突出部に配されるビスネジ穴 48 eと、が設けられる金属板製の取り付け板である。このュニット取り付け板 48は、固定枠 41の光軸 Oと直交する背面に配されるビスネジ穴 41 bにビス揷通穴 48 bを介してビスを螺着することによって、固定枠 41の背面上に固定される。

上記 LCD表示ユニット 1 1は、撮影画像、または、各種情報データを表示する LCD を有しており、 LCD表示面を光軸 Oと直交させ、かつ該 LCD表示面を背面側に向けた状態で、上記ュニット取り付け板 48の背面に両面接着テープで貼り付けて固定される。上記固定状態で LCD表示ュ-ット 1 1は、その一部分がレンズ鏡筒 3の固定枠 41の背面側方にはみ出した状態となる。

上記撮像基板 10には、上記撮像回路の他の一部と、電気基板（B) 7と接続するための接続用コネクタ 62と、が実装されており、フレキシブルプリント基板 47を介して上記 CCD基板 9と接続される。この撮像基板 10は、上記レンズ駆動部 13の突出部分と、 LCD表示ュニット 11の上記固定枠 41の左方側突出部と、に挟まれたスペースに位置し、その基板主平面が光軸 Oと平行、かつ、基板長手方向が縦方向（上下方向）に沿つた状態で、固定枠 41に固定支持される。

上述したようにレンズ鏡筒まわり組み立てユニット 70は、レンズ駆動部 13， CCD 基板 9等が装着されたレンズ鏡筒 3の固定枠 41に対して、撮像基板 10，ユニット取り付け板 48, LCD表示ュニット 1 1が組み付けられ、ュニット化される。

上述した力メラ 1の上記各構成部材をカメラ 1のカメラ外装 2内への組み込む場合、図 4等に示すように、まず、前カバーユニット 2 Aの内面部にストロボ発光ュュット 5を接着固定し、さらに、レンズパリア 15をガイド溝 22 aに挿入し、スライド自在に取り付けた状態とする。また、上記電気基板 (A) ，（B ) ， (C) 6 , 7 , 8が固定支持されている上記中枠 2 4に、ユニット取り付け板 4 8を介して、上述したようにユニット化されたレンズ鏡筒まわり組み立てユニット 7 0を取り付け、カメラ内蔵ブロックとして組み立てる。すなわち、ビスを中枠 2 4のビス揷通穴 2 4 bおよぴ図示しない他のビス揷通穴に揷通させ、上記ユニット取り付け板 4 8の上方折り曲げ突出部のビスネジ穴 4 8 c、および、下部左方突出部のビス挿通穴 4 8 dにそれぞれにビスを螺着することによって、中枠 2 4とレンズ鏡筒まわり組み立てユニット 7 0とが一体ィ匕される。そして、電気基板 (C) 8の D C端子側に設けられるビス揷通穴 8 aに揷通ざせたビスをュニット取り付け板 4 8のビスネジ穴 4 8 eに螺着して、電気基板 (C) 8の先端部をュニット取り付け板 4 8に固定する。また、撮像基板 1 0の接続用コネクタ 6 2を電気基板 (B ) 7の接続コネクタ 6 1に接続する。さらに、上記レンズ鏡筒 3の固定枠 4 1の上方部に、ファインダユニットを取り付けて、固定支持する。

上記レンズ鏡筒まわり組み立てュニット 7 0および各電気基板等を含んで構成される力メラ内蔵ブロックを、前カバーュ-ット 2 Aと後力パーュニット 2 Cの内側に挟持した状態で覆い、図示しないビスを後カバー枠 2 6に揷通し、前力パー枠 2 2のビスネジ穴（図示せず）に螺着することによって、カメラ 1として完成する。

上記カメラ組み立て状態において、レンズ鏡筒 3の固定枠 4 1の前端部は、前カバーュエツト 2 Aに装着されている前リング 3 1の内周部に嵌合して取り付けられるが、その嵌合状態で固定枠 4 1の外周に設けられるパッキン 4 4は、前リング 3 1の内周面に U字断面形状に変形して揷入され、レンズ鏡筒 3と前カバーュニット 2 Aとの間の嵌合隙間の防水がなされる。上記挿入されたレンズ鏡筒 3の移動枠 4 2は、前リング 3 1の撮影レンズ用開口部 3 1 aに図示しない防水用パッキンを介して嵌入し、撮影不可能な沈胴位置から前方に突出する撮影可能な位置の間を進退可能となる。さらに、移動枠 4 2が上記沈胴位置にあるときに、上記移動枠 4 2および撮影レンズ 4 3の前面は、レンズバリア 1 5により覆われる。レンズバリア 1 5が上記移動枠 4 2および撮影レンズ 4 3の前面から退避する開放位置にスライド移動されると、移動枠 4 2は、自動的に上記撮影可能位置に繰り出される。上記レンズバリア 1 5が撮影レンズ 4 3の前面を覆う閉鎖位置にあるときに、レンズバリア 1 5が使用者によって押圧された場合は、レンズバリア 1 5の先端部が前リング 3 1の突出部 3 1 bに当接するために、金属薄板製の前カバー板 2 1が変形するのを避けることができる。ここで、上記組み立て状態にあるカメラ 1の内部の各構成部材の配設位置関係について、図 2， 3等を用いて説明する。

本実施形態のカメラ 1において、レンズ鏡筒 3は、カメラ外装 2の X方向（カメラ幅方向）右側位置に配置される。 C C D基板 9に接続される撮像基板 1 0は、光軸 Oの側方となる、上記レンズ鏡筒 3の左側の側面において、 X方向に垂直な方向に沿って配置される。 L C D表示ュニット 1 1は、レンズ鏡筒 3の背面部にその表示面が光軸 Oと直交する方向に沿った状態で配置される。電池 1 2を格納する電池室 2 4 aは、その主平面が X方向に沿った左状態で X方向の左側に配置される。ストロボ発光ュニット 5は、 X方向の略中央の上部位置に配置される。ストロボコンデンサ 1 4は、上記ストロボ発光ユニット 5の後側位置であって、上記電池室 2 4 aと上記撮像基板 1 0とによって挟まれる縦長の空間に、コンデンサの長手方向を縦長方向に合わせた状態で配置される。さらに、電池室外側電気基板である電気基板 (B ) 7は、上記電池室 2 4 aの前面側であり、上記ストロボコンデンサ 1 4の背面を覆うような状態で、その主平面が X方向に沿っており、かつ、その右側先端部が上記撮像基板 1 0に接近した状態で配置される。

なお、上記 L C D表示ュュット 1 1は、レンズ鏡筒 3の固定枠 4 1に対して、該固定枠 4 1の背面部において左方向および右方向にはみ出すように突出する状態で支持されている。また、レンズ鏡筒 3の背面部には、 C C D 4 6が実装された C C D基板 9が配置されているが、その C C D基板 9の主平面は、上記 L C D表示ュニット 1 1と平行な方向に沿つて支持されている。上記 L C D表示ユニット 1 1の左方突出部と、固定枠 4 1の前方の左側に突出して配置されるレンズ駆動部 1 3と、に挟まれた空間に、上記撮像基板 1 0が位置している。

また、ストロボ発光ユニット 5の発光部とファインダユニット 4の対物窓部とは、前力バー板 2 1のスト口ボ窓部 3 3とフアインダ窓部 3 2との内部後方に、それぞれ位置する。また、電気基板 (B ) 7のビデオ出力端子部 6 4や U S B端子部 6 5やカードスロット 6 3に対応する各開口部は、コネクタ蓋 2 7により同時に開閉される。電気基板 ( C) 8 に実装される D C— I N端子 6 6は、後カバー枠 2 6の D C— I N端子用開口部 2 6 aの内方に位置する。さらに、上記電池 1 2は、後カバー枠 2 6の底面部の電池室開口 2 6 b から電池室 2 4 aに装填可能である。

以上、説明したような構成と配置を有する本実施形態のカメラ 1により撮影を行う場合は、まず、電池 1 2を電池室 2 4 aに装填し、カードスロット 6 3にメモリカードを装着する。そこで、レンズバリア 1 5を左方向に向けてスライド移動させ、撮影レンズ 4 3の前面を開放させると、移動枠 4 2が撮影可能位置に繰り出される。その繰り出し状態でレリ一ズスィッチ操作釦 5 1を押圧すると、被写体像の電気信号が C C D 4 6によつて生成され、画像処理された被写体像画像データが上記メモリカードに記録される。

上述したように各構成部材が配置された本実施形態のデジタルカメラ 1では、カメラ右側に配置されていて C C D基板 9を有するレンズ鏡筒 3に対して、該レンズ鏡筒 3の背面側に L C D表示ュ-ット 1 1を配置し、さらに、左側に撮像基板 1 0を配置し、ュ-ット化した状態でレンズ鏡筒まわり組み立てユニット 7 0が組み立てられる。したがって、力メラのコンパクト化、特に薄型化に寄与すると同時に、カメラの組み立て作業が容易となる。さらに、このデジタルカメラ 1は、カメラの左側に電池室 2 4 aと電気基板 (A) ， (B ) 6， 7とを配置し、カメラ中央上部にストロボ発光ユニット 5を配置して、上記スト口ボ発光ュニット 5の後方であって上記電池室 2 4 aと上記レンズ鏡筒 3とに挟まれた縦長空間にストロポコンデンサ 1 4を収納するようにしたために、カメラが本来有する機能を損なうことなくカメラの小型ィ匕および薄型化が可能になる。こうして、携帯性の良い使い勝手の優れたデジタルカメラを提供することができる。

なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることは勿論である。産業上の利用可能性

以上説明したように本発明によれば、構成部材のュ二ット化を行うことにより、組み立てを容易にすることができる。さらに、內部の構成部材の配置を効率的に行なうことにより、カメラが本来有する機能を損なうことなく、小型化を実現することができる。

Claims

1 . 被写体側から見てカメラ右側に配置された撮影レンズ鏡筒と、

上記撮影レンズ鏡筒の被写体側から見た左側の側面に、カメラ幅方向に垂直になるような向きで取り付けられた鏡筒側方電気基板と、

上記撮影レンズ鏡筒の背面に取り付けられた画像表示部と、

被写体側から見てカメラ左側にその主平面がカメラ幅方向に沿うような向きで配置され、内部に電池格納空間を具えた電池室と、

カメラ幅方向の中央付近の前面上部に配置されたストロボ発光部と、

の

上記ストロボ発光部の後側にあって上記電気基板と上記電池室とで挟まれて形成された縦長空間に、当該縦長方向に長手方向を一致させる向きで配置されたストロボコンデンサと、囲を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。

2 . 上記電池室の前側にカメラ幅方向に沿うような向きに取り付けられ、上記ストロボコンデンサの前側を覆うように配置され、一端が上記鏡筒側方電気基板の基板面に近接するような電池室前側電気基板を備えたことを特徴とする特許請求の範囲第 1項に記載のデジタルカメラ。

3 . 撮影レンズ及び撮像素子を内蔵した撮影レンズ鏡筒と、

上記撮影レンズ鏡筒前側の 1側面に当該撮影レンズ鏡筒側面から少なくとも一部が突出するように取付けられた、上記撮影レンズを移動させるためのレンズ駆動部と、

上記撮影レンズ鏡筒背面側に、上記撮影レンズ鏡筒背面に平行な向きで、かつその一部分が上記撮影レンズ鏡筒背面から上記レンズ駆動部が突出した方向と同じ側面方向にはみ出すように配置された画像表示部と、

上記レンズ駆動部と上記画像表示部のはみ出した部分に挟まれた上記撮影レンズ鏡筒の側面にあって、上記レンズ鏡筒の側面に沿って配置された撮像基板と、

を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。

4 . 上記画像表示部と上記レンズ鏡筒の背面の間に、さらに、上記画像表示部と平行に、上記撮像素子が実装された撮像素子基板を取り付けたことを特徴とする特許請求の範囲第 3項に記載のデジタルカメラ。

5 . 撮像素子が実装された電気基板と、上記撮像素子へ被写体像を結像させる撮影レンズを内蔵した撮影レンズ鏡筒と、上記撮像素子により得られた画像信号に基づく画像が表示される画像表示部と、を備え、上記撮影レンズ鏡筒の背面に上記電気基板を取り付け、さらに、上記電気基板を覆い、つ、上記電気基板に平行に上記画像表示部を取り付けて一体化させたことを特徴とするデジタルカメラ用のレンズ鏡筒ュニット。

6 . 画像情報を記録するデジタルカメラにおいて、

被写体側から見てカメラ右側に配置された撮影レンズ鏡筒と、

被写体側から見てカメラ左側にその主平面がカメラ幅方向に沿うような向きで配置され

、内部に電池格納空間を具えた電池室と、

上記スト口ボ発光部の後側にあつて上記電気基板と上記電池室とで挟まれて形成された縦長空間に、当該縦長方向に長手方向を一致させる向きで配置されたストロボコンデンサと、

を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。

7 . 上記電池室の前側にカメラ幅方向に沿うような向きに取り付けられ、上記ストロボコンデンサの前側を覆うように配置され、一端が上記鏡筒側方電気基板の基板面に近接するような電池室前側電気基板を備えたことを特徴とする特許請求の範囲第 6項に記載のデジタノレカメラ。

8 . 画像情報を記録するデジタルカメラにおいて、

撮影レンズ及び撮像素子を内蔵した撮影レンズ鏡筒と、

上記撮影レンズ鏡筒前側の 1側面に当該撮影レンズ鏡筒側面から少なくとも一部が突出するように取付けられた、上記撮影レンズを移動させるためのレンズ駆動部と、 ' 上記撮影レンズ鏡筒背面側に、上記撮影レンズ鏡筒背面に平行な向きで、かつその一部分が上記撮影レンズ鏡筒背面から上記レンズ駆動部が突出した方向と同じ側面方向にはみ出すように配置された画像表示部と、

上記レンズ駆動部と上記画像表示部のはみ出した部分に挟まれた上記撮影レンズ鏡筒の側面にあって、上記レンズ鏡筒の側面に沿って配置された撮像基板と、を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。

9 . 上記画像表示部と上記レンズ鏡筒の背面の間に、さらに、上記画像表示部と平行に、上記撮像素子が実装された撮像素子基板を取り付けたことを特徴とする特許請求の範囲第 8項に記載のデジタル力メラ。

1 0 . 被写体像を画像信号に変換するデジタルカメラ用のレンズ鏡筒ュニットにおいて撮像素子が実装された電気基板と、

上記撮像素子へ被写体像を結像させる撮影レンズを内蔵した撮影レンズ鏡筒と、上記撮像素子により得られた画像信号に基づく画像が表示される画像表示部と、を備え、上記撮影レンズ鏡筒の背面に上記電気基板を取り付け、さらに、上記電気基板を覆い、カゝつ、上記電気基板に平行に上記画像表示部を取り付けて一体化させたことを特徴とするデジタルカメラ用のレンズ鏡筒ュニット。