JP2002318415A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2002318415A
JP2002318415A JP2001124613A JP2001124613A JP2002318415A JP 2002318415 A JP2002318415 A JP 2002318415A JP 2001124613 A JP2001124613 A JP 2001124613A JP 2001124613 A JP2001124613 A JP 2001124613A JP 2002318415 A JP2002318415 A JP 2002318415A
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JP
Japan
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camera
housing
board
electric double
layer capacitor
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Withdrawn
Application number
JP2001124613A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Ando
博之 安藤
Kenichi Aoki
憲一 青木
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大容量で且つ扁平形状の電気二重層コンデン
サをカメラの小型化に適した配置で設けることで、機器
動作の安定化及びカメラの小型化,薄型化を図り、且つ
カメラの重量バランスの良好なカメラを実現する。 【解決手段】 本発明のカメラ1において、前カバ3内
の第1のグリップ部1A寄りには消費電力ピーク時にお
いても電圧値の急激なドロップを補償することが可能な
大容量の電気二重層コンデンサ14が配設される。この
電気二重層コンデンサ14は扁平で且つ薄型形状に形成
され、その配置は電池室15,メイン基板20,パワー
基板22,撮像基板26及びメディアスロット14の全
てに対して少なくともその一部が積層されて実装され
る。また電気的には電池室15と回路負荷との間に前記
電気二重層コンデンサ1が接続される。これにより、機
器動作の安定化及びカメラの小型化,薄型化を図り、且
つカメラの重量バランスも良好となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池電源で駆動可
能なカメラに係り、特に消費電力ピークにおいても電圧
値の急激なドロップを補償することが可能な電気二重層
コンデンサを設け、且つ該電気二重層コンデンサをカメ
ラの小型化及び軽量化を図るのに最適な位置に配置した
カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ等の電子
機器の普及に伴い、撮像光学系で結像した被写体像をC
CD(電荷転送型撮像装置)で撮像して記録、再生を行
うカメラの需要が大きく期待されている。
【0003】この種のカメラでは、撮像光学系により結
像した被写体像をCCDで撮像して映像信号を得ると共
に、この撮像信号によりモニタ表示部、例えばLCD
(液晶表示装置)に被写体像を表示して撮影画面を確認
するように構成されている。また、撮像して得られた映
像信号を記録可能なメモリカード等の記録媒体を着脱可
能に構成されたものもある。
【0004】このようなカメラにおいては、一般に使い
勝手の向上や低コストでの小型化が強く望まれている。
【0005】このため、このようなカメラの小型化の要
望に鑑み、従来より種々提案が数多くなされており、例
えば特開平9−116796号公報に記載の提案による
電子スチルカメラがある。
【0006】この提案では、被写体像光を光電変換して
薄板状の記録媒体に画像記録する電子スチルカメラにお
いて、撮影光学系部と、光電変換部と、記録部とを奥行
き幅に比べ横幅の広いカメラ本体ケース内の中程に設け
てこれら各部を前側から後側に向かって順次配設すると
共に、記録部は記録媒体の板面がカメラ本体の前後方向
に対して直交する向きに収納できる構成とし、さらに、
上記各部の側方のカメラ本体に他のカメラ部材を配設す
る構成としている。つまり、信号処理基板としての第
1,第2の回路基板と、記録部とをカメラ内に積層して
配置する構成とすることにより、カメラの小型化を実現
しようとしている。
【0007】ところで、カメラの小型化を進めるにあた
り、電子カメラにおいては消費電力が大きいことから大
型の電池を使用せざるを得ない状況にある。
【0008】しかしながら、カメラの小型化,軽量化を
図って携帯性を向上させるには、電池は極力小型化した
いものの、小型化すれば電池容量が減少し、電池寿命が
短くなってしまうことになる。ここで、カメラ動作のシ
ーケンスについて考慮すると、複数の演算やアクチュエ
ータ駆動が時間的に重なるような電力消費ピーク時にお
いて最も電源電圧が低下し、その低下した電圧値が所定
のしきい値以下となった場合にバッテリ電圧降下と判断
されてそれ以降の通常撮影が実行できなくなってしま
う。
【0009】電力消費ピークは、カメラの動作シーケン
ス中、極めて限られたタイミングでしかないため、トー
タルの電力からみれば未だ電池容量に余裕があるにも関
わらず、従来は残り電力不十分と判断されていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来の電
子カメラでは、カメラの小型化,軽量化を図り携帯性を
向上させるためには、電池の小型化が望まれるが、小型
化すれば電池容量が減少し、電池寿命が短くなってしま
うといった不都合もあった。また、カメラ動作のシーケ
ンスにおいては、電力消費ピーク時に低下した電圧値が
所定のしきい値以下となった場合にバッテリ電圧降下と
判断されてしまう制御方法が一般的に行われているいる
ため、例えば電池容量に余裕があるにも関わらず電力不
十分と判断されてしまう虞れもあり、このような場合に
は、それ以降の通常撮影が実行できなくなってしまうと
いった問題点もあった。
【0011】また、先行技術としての前記特開平9−1
16796号公報では、このような小型電池の使用によ
り電力消費ピークに伴い動作上に生じる不都合を回避す
るための手段については、なんら相当する技術が記載さ
れてはおらず、また、カメラの小型化,重量バランス、
あるいは組立性の向上化を満足する構成についても詳細
には述べられていない。
【0012】そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、大容量で且つ扁平形状の電気二重層コンデ
ンサをカメラの小型化に適した配置で設けることで、機
器動作の安定化及びカメラの小型化,薄型化を図ること
ができるとともに、カメラの重量バランスの良好なカメ
ラの提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
のカメラは、扁平形状の筐体と、前記筐体内に設けられ
た電池収納部と、前記筐体の厚さ方向において前記電池
収納部と少なくともその一部が積層されて実装される回
路基板と、前記電池室収納部及び前記回路基板の両方に
対して少なくともその一部が積層されて実装される扁平
形状の電気二重層コンデンサと、を具備したことを特徴
とするものである。
【0014】請求項2に記載の発明のカメラは、扁平形
状の筐体と、前記筐体内に設けられた電池収納部と、前
記筐体の厚さ方向において前記電池収納部と少なくとも
その一部が積層されて実装される回路基板と、前記回路
基板に実装されると共に少なくともその一部が前記電池
収納部と積層されて実装される画像データを記憶するた
めの記録媒体収納部と、前記電池室収納部、前記回路基
板及び前記記録媒体収納部の全てに対して少なくともそ
の一部が積層されて実装される扁平形状の電気二重層コ
ンデンサと、を具備したことを特徴とするものである。
【0015】請求項3に記載の発明のカメラは、請求項
2に記載のカメラおいて、前記電気二重層コンデンサの
前記筐体の正面側からの投影面積は、前記記録媒体収納
部より同等かあるいは小さいことを特徴とするものであ
る。請求項4に記載の発明のカメラは、請求項1乃至請
求項3のいずれか1つに記載のカメラにおいて、前記回
路基板は、前記筐体の厚さ方向において、前記電池収納
部と前記電気二重層コンデンサとの間に配置されること
を特徴とする。
【0016】請求項5に記載の発明のカメラは、請求項
1乃至請求項4のいずれか1つに記載のカメラにおい
て、前記筐体内の一端側に配置され前記筐体の正面方向
の被写体像を結像するための結像光学系を有すると共
に、前記電池収納部は前記筐体の他方側に設けたことを
特徴するものである。
【0017】請求項6に記載の発明のカメラは、請求項
5に記載のカメラにおいて、前記結像光学系は、前記電
池収納部、前記回路基板、前記記録媒体収納部、前記電
気二重層コンデンサのいずれとも前記筐体の厚さ方向に
おいて積層する部分がないことを特徴とするものであ
る。
【0018】請求項7に記載の発明のカメラは、請求項
1乃至請求項6のいずれか1つに記載のカメラにおい
て、前記電気二重層コンデンサは、前記筐体の外装部材
に隣接して設けられていることを特徴とするものであ
る。
【0019】請求項8に記載の発明のカメラは、請求項
1乃至請求項7のいずれか1つに記載のカメラにおい
て、前記電気二重層コンデンサは、前記筐体の外装部材
に固定されて設けられていることを特徴とするものであ
る。
【0020】請求項9に記載の発明のカメラは、請求項
7又は請求項8に記載のカメラにおいて、前記筐体は扁
平形状平面部分から突出するグリップ部を有し、前記電
気二重層コンデンサはこのグリップ部内に設けられてい
ることを特徴とするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。図1乃至図6は本発明の係るカメラ
の一実施の形態を示し、図1は該カメラを正面側から見
た場合のカメラの外観構成を示す斜視図、図2は該カメ
ラを背面側から見た場合のカメラの外観構成を示す斜視
図、図3は該カメラの組立方法を説明するためのもので
図1に示すカメラの内部構造の概略構成を示す分解斜視
図、図4は図3の撮像基板の構成を示す斜視図、図5は
図3の前カバ内のグリップ寄りに収納される電池室の構
成を示す斜視図、図6は本実施の形態の特徴となるレイ
アウトを説明するための電気二重層コンデンサ等の各種
部品が装着された前カバの平面図である。
【0022】図1に示すように、本実施の形態のカメラ
1は、主に扁平且つ細長形状に形成された筐体2で構成
されている。この筐体2は、後述する撮影するのに必要
な光学系部材及び電子回路部品等が取り付けられた各種
回路基板を挟装する外装部材としての前側カバ(以降、
前カバと称す)3と後側カバ(以降、後カバと称す)4
とで構成されている。
【0023】また、筐体2は、前カバ3と後カバ4とを
嵌合することにより、図中左側端部に示すレリーズボタ
ン6近傍には第1のグリップ部1Aと、その逆側端部に
位置する第2のグリップ部1B(図中右側端部あるいは
図2参照)とが形成されている。
【0024】この第1のグリップ部1Aは、主に後カバ
4によって形成されたもので、該後カバ4の対応する部
分において筐体2の長手方向においてその扁平形状の厚
さが最も厚くなるように形成されている。つまり、この
厚さが最も厚い部分を含む第1のグリップ部1Aとして
形成することにより、ユーザはこの第1のグリップ部1
Aをしっかり握ることができるので、撮影時におけるカ
メラ1のブレ防止や、また、片手にて撮影操作の実行に
好適である。なお、通常、前記第1及び第2のグリップ
部1A,1Bはユーザの両手でそれぞれグリップされる
ことになる。
【0025】前記筐体2の第1のグリップ部1A側の上
面には、レリーズボタン6が配置されている。このレリ
ーズボタン6は、これを押下することによって撮影動作
を実行するためのスイッチ手段である。このレリーズボ
タン6は、前カバ3側に装着されており、嵌合された前
カバ3と後カバ4の各装着用孔を介して露出するように
なっている。
【0026】前記筐体2の前面に配置される前カバ3の
前面には、バリアメインスイッチ3Aが前カバ3の水平
方向左右に摺動可能に配設されている。このバリアメイ
ンスイッチ3Aは、カメラ1の撮影時には、図1に示す
ように左側に摺動させることによって、該前カバ3の裏
面上に配置された電源スイッチ(図示せず)と連動して
該カメラ1の電源をオンすることができるようになって
いる。
【0027】また、バリアメインスイッチ3Aは、カメ
ラ1の携帯時や保管時等の非撮影時には、図1において
右側に摺動させることによって、上記同様に前記電源ス
イッチと連動して該カメラ1の電源をオフすることがで
きるとともに、カメラ1の前面側の一方寄りに配置され
たファインダ窓7Aや撮影レンズを含む撮像光学系8、
セルフタイマー用LED10等の構成部品をカバし、こ
れらを保護するようになっている。
【0028】本実施の形態のカメラ1では、上記のよう
にファインダ窓7Aや撮影レンズを含む撮像光学系(結
像光学系)8や、ストロボ発光部9及びセルフタイマー
用LED10等の撮影するのに必要な構成部品が筐体2
の前面に向かって右側寄りの前カバ3に配置されてい
る。
【0029】筐体2の上面の前カバ3側に配置されるス
トロボ発光部9は、非照射時には筐体2内に収納され、
照射時には突出するポップアップ式の閃光発光装置であ
る。このストロボ発光部9は、カメラの電源をONにし
た際のレンズ鏡筒(図示せず)が撮影位置へと繰り出す
動作に連動して、駆動リンク機構を介して撮影位置へと
突出し、カメラの電源をOFFした際のレンズ鏡筒(図
示せず)が収納位置へと繰り込む動作に連動して、収納
位置へと収納される。
【0030】また、前カバ3の他方側の端部、つまり筐
体2の前面に向かって左側寄りの端部には、撮像した映
像信号を記録する記録媒体としてメモリカードの着脱の
際に開閉するメディアスロットカバ3Bが筐体2の外側
方向に対して開閉可能に取り付けられている。
【0031】このメディアスロットカバ3Bの基端部に
は2つの軸係合部3b,3bが形成され、これらの軸係
合部3b,3bが前カバ3の対応する所定箇所に形成さ
れた2つの軸受け部3c,3cで軸着された軸3dに軸
支されることにより、その開閉が可能である。また、メ
ディアスロットカバー3Bは、図示しない係止手段によ
って図中に示すように締めた状態が保持されるようにな
っている。
【0032】例えば、記録媒体としてのスマートメディ
ア等のメモリカードを、筐体2の内部の対応する部分に
設けられたメディアスロット(メディアソケット)16
(図3参照)に装着、あるいは引き抜きを行う場合に
は、前記メディアスロットカバ3Bを開閉して行われる
ことになる。
【0033】一方、前記筐体2を構成する後カバ4に
は、図2に示すように、ファインダ7Bや操作スイッチ
群12及び表示ディスプレイ13が設けられている。
【0034】ファインダ7Bは、後カバ4の第2のグリ
ップ1B側寄りの上部に配置されており、ユーザはこの
ファインダ7Bを覗くことによって撮影する被写体を目
視することができる。
【0035】前記操作スイッチ群12は、筐体2の第1
のグリップ部1A側寄りの後カバ4上に配置されてい
る。この操作スイッチ群12は、該カメラ1の各種モー
ドを実行するための複数のスイッチ12a〜12cで構
成されたものである。例えば、複数のスイッチ12a〜
12cは、プッシュ式のスイッチで構成されたもので、
これらのスイッチの内、スイッチ12aは該カメラ1の
撮影モード等のメニューを選択するためのメニュー選択
スイッチであり、スイッチ12bは表示ディスプレイ1
3をオン/オフさせるためのLCD駆動スイッチであ
る。また、少なくとも4つのスイッチで構成される操作
スイッチ12cは、決定された撮影モードのより詳細な
設定操作や他の設定操作等を操作するためのスイッチで
あり、例えば上下スイッチで電子的処理ズームの遠近を
操作したり、左右のスイッチでストロボ発光モード選択
やマクロ撮影モード(近接撮影モード)等を操作するも
のである。
【0036】また、表示ディスプレイ13は、前記操作
スイッチ群12の近傍で且つ筐体2の第2のグリップB
側寄りの後カバ4上に配置されている。この表示ディス
プレイ13は、例えば透過型TFT方式のLCDで構成
されたもので、後カバ4上に切り欠かれた切り欠き孔4
Bからその画面が露出されるようになっている。この表
示ディスプレイ13は、各種設定情報やその他の撮影情
報等を表示するとともに、撮影した映像信号あるいは記
録媒体に記録された映像信号に基づく撮影画像を表示す
るものである。
【0037】また、後カバ4の第2のグリップ部1B側
の基端下部には、開口4Cが形成されており、この開口
4C内には接続端子群11が配置されている。この接続
端子群11は、後述するがDC電源を取り込むDC電源
端子11aと、撮像した映像信号を他の外部機器へと出
力するビデオ出力端子11bと、USB端子11cとで
構成されている(図3参照)。また、この接続端子群1
1をカバーするように開口4Cには、接続端子カバ4A
が開閉自在に取り付けられるようになっている。
【0038】次に、本実施の形態の特徴となるカメラ1
の内部構造を図3を参照しながら詳細に説明する。
【0039】本実施の形態のカメラ1では、上記目的を
達成するために、消費電力ピークにおいても電圧値の急
激なドロップを補償することが可能な大容量で且つ扁平
形状の電気二重層コンデンサをカメラ内に設けると共
に、その配置位置に関し、カメラの小型化、重量バラン
スに最も適した配置構成とすることでカメラの使用性の
向上を実現可能としたことが特徴である。
【0040】さらに、本実施の形態のカメラ1は、カメ
ラの小型化,薄型化に好適な、シャーシのスペースを無
くし且つ複数枚の回路基板を積層してなる構造とすると
共に、各回路基板の電的接続に際し、回路基板表面上に
実装した多数の接続端子を持つボードトゥボードタイプ
のコネクタを採用して構成されている。
【0041】具体的な構成としては、本実施の形態のカ
メラ1は、大きく分類すると、図3に示すように、主に
撮像光学系8(図示せず),複数枚の回路基板や各種機
構部品が実装される前カバ3と、該カメラ1の略全ての
機能を実行するのに必要な制御回路等の各種回路群や撮
像信号処理を行う各種処理回路が実装される第1の回路
基板としてのメイン基板20と、該カメラ1の電源制御
やストロボ制御を行うのに必要な各種回路群や電子部品
を搭載した第2の回路基板としてのパワー基板22と、
前記メイン基板20に積層されたパワー基板22上に積
層されると共に、前記撮像光学系と電気的,機械的に固
定される撮像基板25と、前記前カバ3と嵌合してこれ
ら積層されたメイン基板20,パワー基板22,撮像基
板25を挟装する後カバ4とで構成されている。
【0042】前カバ3の第2のグリップ部1B側寄りに
は、撮像光学系8を嵌合して装着するための装着孔3C
が形成されている。この装着孔3Cに装着する撮像光学
系8は、図示はしないが主に鏡筒内に撮影レンズ等の複
数の光学系レンズ群やAFを行うための駆動モーター等
のAF駆動機構駆動系、及びCCDを有して構成された
ものである。このCCDは図示はしないが撮像光学系8
の装着側の基端面に予め装着されており、また撮像基板
25と電気的に接続するための複数の端子が該CCDか
ら突出するように設けられている。
【0043】また、この装着孔3Cの上方の前カバ3に
は、ストロボ発光部9を有するストロボユニット9Aが
装着されている。
【0044】前カバ3内の第1のグリップ部1A寄りに
は、消費電力ピーク時においても電圧値の急激なドロッ
プを補償することが可能な大容量のコンデンサ14が配
設されている。このコンデンサ14は、例えば電気二重
層コンデンサであり、カメラ1の小型化を図るのに適し
た、扁平で且つ薄型形状に形成されたものである。ま
た、電気的な接続方法としては、前記電気二重層コンデ
ンサ14は、この電気二重層コンデンサ14上にメイン
基板20を介して積層される電池室15の電池接片15
aと並列に接続されており、実際には、該電気二重層コ
ンデンサ14から延設しているリード線14aのコネク
タ14b(図6参照)が、パワー基板20の電源基板部
22Aの裏面側に設けられた対応するコネクタに接続さ
れることでその接続形態を実現している。この電気二重
層コンデンサ14の配置に関する詳細な説明は後述す
る。
【0045】また、前カバ3の前記コンデンサ14の近
傍には、積層される前記メイン基板20及びパワー基板
22を装着し且つ位置決めするための位置決め凸部a
1,a3,取付部a2,a4と、電池室15を取り付け
るための取付部a5とが配設されている。また、前カバ
3の装着孔3C近傍には、積層される撮像基板25に含
まれる端子基板25Bを装着するための取付部a7,a
8が配設されている。
【0046】メイン基板20は、薄型化を考慮して装着
孔3Cを除く前カバ3の内面側一杯に配置されるように
形成されている。つまり、メイン基板20は、カメラ1
の小型化及び薄型化に伴う回路基板の積層構造に最も好
適な大きさ形状で且つ配置状態となるように形成してい
る。
【0047】このメイン基板20は、前カバ3の前記位
置決め凸部a1,a3により位置決めされる位置決め孔
b1,b3と、前カバ3の前記取付部a2,a4にねじ
で螺合して固定するための取付孔b4,b5,b6とを
形成しており、固定する際には、該メイン基板20は、
前カバ3の前記コンデンサ14に積層されるように配置
されて固定されることになる。
【0048】メイン基板20の表面上には、多数の接続
端子を持つボードトゥボードタイプのコネクタ21が実
装されている。なお、前記電池室15は、図5に示すよ
うに、収納する電池電源を保持する収容壁15Aと、該
電池電源を収納する収納室15Bと、上面に取り付けら
れた2つの電池接片15aと、収納した電池電源の電力
をパワー基板22側に供給するためのコネクタ20a
と、収納した電池電源の電力をパワー基板22側に供給
するためのリード線15bと、該電池室15を前カバ3
内に収納した際にパワー基板22にねじで螺合して固定
するための取付部15cとを有して構成されている。こ
の電池室15は、前記メイン基板20の表面上に積層す
るように前カバ3に実装されるようになっている。
【0049】メイン基板20の裏面上には、記録媒体と
してのスマートメディア等のメモリカードを着脱自在に
装着可能なメディアスロット(メディアソケット)16
が装着されている。
【0050】このメイン基板20のコネクタ21には、
パワー基板22の電源基板部22Aの裏面側に実装され
コネクタ23bが接続される。つまり、パワー基板22
は前記メイン基板20に積層されて実装されることにな
る。
【0051】パワー基板22は、図中に示すように主に
電源制御等を行うのに必要な各所回路群が実装される電
源基板部22Aと、主にストロボ制御を行うのに必要な
回路群やストロボ発光に必要なメインコンデンサ24が
実装されるストロボ基板部22Bと、前記電源基板部2
2Aと前記ストロボ基板部22Bとを電気的に接続する
フレキシブル基板部22Cとで構成されている。
【0052】前記電源基板部22Aの裏面側には、上述
したように前記メイン基板20のコネクタ21に接続さ
れる同タイプのコネクタ23bが実装されており、ま
た、このコネクタ23bの配置位置に対応する電源基板
部22Aの表面側には、他のコネクタ23aが実装され
ている。さらに、電源基板部22Aの所定位置には、前
カバ3の前記取付部a6にねじで螺合して固定するため
の取付孔d6と、収容した電池室16の取付部15aに
ねじで螺合して固定するための取付孔d7が形成されて
いる。
【0053】この電源基板部22Aとフレキシブル基板
部22Cによって電気的に接続されるストロボ基板部2
2Bは、該フレキシブル基板部22Cによってその回路
基板面が前記電源基板22Aに対して略垂直になるよう
に移動可能である。つまり、ストロボ基板部22Bは、
カメラ1の厚さに許容する大きさ形状で形成されてお
り、前カバ3に装着する際は、その前カバ3の底面に嵌
装されるようになっている。
【0054】本実施の形態のカメラ1では、ストロボ発
光機能も備えているのでストロボ発光を実行するために
は多くの電荷を蓄えるメインコンデンサ24が必要であ
り、薄型化を図るためには如何にこのコンデンサ24を
配置することも重要である。
【0055】したがって、本実施の形態では、前記スト
ロボ基板部22Bが前カバ3の底面に嵌装されると同時
に、メインコンデンサ24は、該ストロボ基板部22B
上に装着された状態で前カバ3内の基端側のストロボユ
ニット9A下部に収容されることになる。これにより、
メインコンデンサ24は前カバ3の厚み内に略収容され
ることになるので、カメラの1の薄型化に大きく寄与し
ている。
【0056】なお、ストロボ基板部22Bには、図示は
しないが前記メインコンデンサ24に電荷を蓄えるため
の充電回路やストロボ発光部9に発光を促すためのトリ
ガ回路等の回路群が実装されている。
【0057】本実施の形態のカメラ1では、さらに前記
パワー基板22上に撮像基板25が積層するようにして
取り付けられるようになっている。
【0058】撮像基板5は、図4に示すように、前記パ
ワー基板22の電源基板部22A上に実装されたコネク
タ23aに接続されるコネクタ26を裏面側に実装した
撮像基板部25Aと、前記接続端子群11を基板上に実
装した端子基板25Bと、前記撮像基板部25Aと端子
基板25Bとを電気的に接続するとともに、前記撮像基
板部25Aの回路面上に対して主に垂直方向に該端子基
板25Bの移動調整を可能とするフレキシブル基板部2
5Cとで構成されている。
【0059】前記撮像基板部25Aの基板上には、撮像
処理を行うのに必要な各種回路群が実装されており、基
板の裏面側(図4では表面側)には、上記のようにコネ
クタ26が実装されている。また、撮像基板部25Aの
所定箇所には、撮像光学系8の基端面に取り付けられた
CCDの複数の端子(図示せず)を挿入し半田付けして
固定するための複数の接続孔25aと、前記撮像光学系
6の基端面と該撮像基板部25Aとをビス等で固定する
ための3つの取付孔c1,c2,c3が形成されてい
る。
【0060】なお、前記複数の接続孔25aは、前記C
CDの端子の外形に対して所定の寸法以上大きい形状で
形成されたものである。つまり、接続孔25aの大きさ
形状をCCDの端子よりも大きくすることにより、該撮
像基板25の取付時に、予め前カバ3に装着され固定さ
れる撮像光学系8に対して遊びを設けることが可能とな
り、該撮像基板25の取付位置の微調整が可能となる。
この場合、前記取付孔c1,c2,c3を介してビス等
で撮像基板部25Aの仮固定を行い、そしてその状態を
確保しつつ半田付けでCCDの端子を接続固定すること
により、撮像基板25が完全に撮像光学系8の基端面に
固定されることになる。
【0061】また、撮像基板部25Aのフレキシブル基
板部25Cを介して接続される端子基板25Bは、図4
に示すように回路基板の裏面上に接続端子群11を構成
するDC電源端子11a,ビデオ出力端子11b,US
B端子11cが併設されている。また、端子基板25B
の上下基端側には、前カバ3の取付部a7,a8にねじ
で螺合するための取付孔c7,c8が形成されている。
【0062】したがって、上記のように撮像基板25を
構成することにより、該撮像基板25の取付時、撮像光
学系8のCCDと半田付け固定した場合においても、前
記端子基板25Bはフレキシブル基板部25Cを介して
図中に示す矢印方向(撮像基板部25Aの回路基板面に
対して主に垂直方向及び水平方向においても若干)に自
在に位置調整を調節することができる。このため、仮に
メイン基板20とパワー基板22との回路基板の積層構
造により寸法精度がばらついたとしても、端子基板25
Bの各端子位置を、最後に嵌合する後カバ4の開口4C
位置に簡単に合わせることが可能となる。
【0063】こうして、前カバ3内に積層された各回路
基板20,22,25を覆うように後カバ4が前カバ3
に組み合わされることになる。
【0064】次に、本実施の形態のカメラの組立方法に
ついて図3及び図4を参照しながら詳細に説明する。な
お、予め前カバ3の所定位置に電気二重層コンデンサ1
4を装着しているものとして説明する。
【0065】まず、前カバ3の装着孔3Cに、図示はし
ないが基端面に予めCCDが装着された撮像光学系8を
嵌合し固定する。
【0066】その後、メイン基板20を前カバ3内に装
着する。この場合、メイン基板20の位置決め孔b1,
b3を前カバ3の位置決め凸部a1,a3に挿入するこ
とにより、該メイン基板20の位置決めを行う。
【0067】そして、メイン基板20の取付孔b4,b
5,b6と前カバ3の取付部a2,a4,a5とをそれ
ぞれねじで螺合することにより、該メイン基板20は前
カバ3の前記コンデンサ14に積層されるように配置さ
れて固定されることになる。
【0068】その後、パワー基板22の装着を行う。
【0069】この場合、パワー基板22の電源基板部2
2Aの裏面側に実装されたコネクタ23bと前記メイン
基板20のコネクタ21とを接続するとともに、フレキ
シブル基板部22Cによってその回路基板面が前記電源
基板22Aに対して略垂直になるように曲げた状態で、
ストロボ基板部22Bを前カバ3の底面に嵌装する。
【0070】なお、ストロボ基板部22Bに実装された
メインコンデンサ24を収納する前カバ3の対応部分に
は、該メインコンデンサ24と係合する係合部(図示せ
ず)が形成されており、該係合部によってメインコンデ
ンサ24の位置決めがなされるようになっている。さら
に、メインコンデンサ24の側面には、図示はしないが
ゴム等の吸収部材が貼着されており、該吸収部材によっ
てメインコンデンサ24と前カバ3の側面との間を密着
なものとし、カメラ1を振動させたとしてもメインコン
デンサ24の収納状態を保持するようにしている。
【0071】次に、撮像基板25の装着を行う。
【0072】この場合、撮像基板25を、前記パワー基
板22の電源基板部22A上に移動しながら、前カバ3
に固定された撮像光学系8のCCDの各端子を、撮像基
板部25A上に設けられた接続孔25aに挿通させ、同
時に撮像基板部25Aの裏面側に実装されたコネクタ2
6を前記電源基板部22Aの表面上に実装されたコネク
タ23aと接続する。
【0073】その後、撮像基板部25A上の取付孔c
1,c2,c3と撮像光学系8の基端面上に設けられた
ねじ孔(図示せず)とを介してビス等で螺合することに
より、撮像基板部25Aの固定を行う。
【0074】そして、撮像基板部25Aの複数の接続孔
25aにCCDの端子が遊びがある状態で挿通されてい
るので、撮像光学系8に対し撮像基板部25Aの位置バ
ラツキが吸収され、そしてその状態を確保しつつ接続孔
25から突出しているCCDの各端子を各接続孔25a
の周囲に設けられた接続パターンに半田付けを行う。こ
れにより、撮像基板25を撮像光学系8に位置調整を行
うことなく固定することが可能となる。
【0075】さらに、前記撮像基板部25Aにフレキシ
ブル基板部25Cによって電気的に接続されている端子
基板25Bを前カバ3に固定する。
【0076】この場合、該端子基板25Bの上下基端側
の取付孔c7,c8と前カバ3の取付部a7,a8とを
介してねじで螺合することにより固定することになる
が、該端子基板25Bはフレキシブル基板部25Cを介
して図4中に示す矢印方向(撮像基板部25Aの回路基
板面に対して主に垂直方向)に自在に位置調整が可能で
あるため、仮にメイン基板20とパワー基板22との回
路基板の積層構造により寸法精度がばらついたとして
も、これを吸収することが可能となり、容易に端子基板
25Bの接続端子群11の位置を、嵌合する後カバ4の
開口4C位置に合わせることが可能となる。
【0077】その後、前カバ3内に積層された各回路基
板20,22,25及び電池室15を覆うように後カバ
4を前カバ3に組み合わされることにより、該カメラ1
の組立作業を完了する。
【0078】なお、上記電子カメラの組立方法では、前
カバ3にメイン基板20を装着した後にパワー基板22
を積層し装着した場合について説明したが、これに限定
されるものではなく、先にパワー基板22を前カバ3に
装着し、その後にメイン基板20を装着しても良い。つ
まり、本実施の形態ではパワー基板20の電源基板部2
2Aがフレキシブル基板部22Cを介して自在に折り曲
げることが可能であるので、メイン基板20の装着時に
は電源基板部22Aを折り曲げておけばメイン基板20
を後から装着することも可能である。
【0079】上記のようにカメラ1を組み立てると、本
実施の形態の特徴のなるレイアウトは図6に示すものと
なる。つまり、電気二重層コンデンサ14は、図6に示
すように、筐体2の第1のグリップ1A寄りの前カバ3
内に積層されるメイン基板20,メディアスロット16
及び電池室15の全てに対して少なくともその一部が積
層されて前カバ3に実装され、且つ筐体2の第1のグリ
ップ部1A側寄りに配設されることになる。
【0080】この場合、電気二重層コンデンサ14の筐
体2の正面側からの投影面積が、メディアスロット16
より小さくなっている。なお、これに限らず、電気二重
層コンデンサ14の投影面積がメディアスロット16と
同等になるように該電気二重層コンデンサ14を構成し
ても良い。
【0081】また、図示はしないが前カバ3の装着孔3
Cに装着される撮像光学系8は、電池室15,メイン基
板20,パワー基板22,撮像基板25,メディアスロ
ット16及び電気二重層コンデンサ14のいずれとも筐
体2の厚さ方向において積層する部分がないように配置
されることになる。
【0082】したがって、本実施の形態によれば、上記
のように大容量で且つ扁平形状の電気二重層コンデンサ
をカメラの小型化に適した配置で設けた構成とすること
で、電池寿命を短くすることなく、また、カメラ動作の
シーケンスにおいて、電力消費ピーク時においても電圧
値の急激なドロップを補償することができるので、確実
且つ正常に動作を実行することができ、急激なドロップ
に伴う電池寿命の劣化も防止できる。これにより、機器
動作の安定化を図ることが可能となる。
【0083】また、扁平形状で且つ薄型の電気二重層コ
ンデンサを用いており、さらに該電気二重層コンデンサ
を電池室の近傍においてカメラの厚さ方向に積層させて
配置することにより、電気回路的にも良好でカメラトー
タルとしても小型化,薄型化を実現することが可能であ
る。
【0084】また、カメラの第1のグリップ部1A側に
メディアスロットカバ3Bを設ける構成とする一方この
メディアスロット16に積層するように前記電気二重層
コンデンサ14を配置することも可能であり、面積は大
でありながら厚さの薄いデバイス同士(メディアスロッ
ト16,電気二重層コンデンサ14)を同じ位置に積層
して配置することにより、カメラトータルとしての小型
化を実現でき、この場合も電池室15も積層することか
らカメラの第1のグリップ部1A側には最重量ユニット
である電池電源を収納する電池室15及び電気二重層コ
ンデンサ14が配置されているので、カメラ1をホール
ドした際の重量バランスにおいても優れており、使い勝
っての向上化に大きく寄与する。また、その配置位置と
してカメラ正面からの投影面内において撮像光学系8と
重ならないようにすることにより、カメラの薄型化が実
現できる。
【0085】さらに、本実施の形態によれば、カメラ1
の薄型化,小型化に好適のシャーシを使用しない複数の
回路基板の積層組立構造とし、且つ各回路基板の接続方
法してボードトゥボートタイプのコネクタを採用した構
造とすることで、コネクタの信頼性を向上させることが
できるとともに、コネクタ自体の小型化を図ることがで
き、さらに、組み立て作業を簡略化することができるの
で、製造コストを低減することも可能であり、すなわ
ち、低コストでカメラの小型化を図ることが可能とな
る。
【0086】また、上記構成のパワー基板22及び撮像
基板25を用いることにより、複数の回路基板の積層構
造の影響から組立位置のバラツキが生じたとしても、そ
のばらつきを吸収することができるので、従来、困難を
要していた接続端子群11と後カバ4の開口部との位置
合わせを簡単に且つ確実に実行することができ、すなわ
ち、高精度な組立を行うことができるとともに、組立性
をさらに向上することが可能となる。
【0087】また、メイン基板20,パワー基板22,
撮像基板25間をそれぞれコネクタ21,23a,23
b,26で接続した構成となっているので、信号経路を
大幅に短縮することができ、煩雑な配線接続を行う必要
もなく、組立性の向上や製造コストの低減に大きく寄与
する。
【0088】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、この実施の形態の応用も本発明に含ま
れるものである。
【0089】また、本発明に係る実施の形態において、
メイン基板20,パワー基板22,撮像基板25の3つ
の回路基板をそれぞれコネクタを用いて積層した構造に
ついて説明したが、これに限定されるものではなく、例
えばメイン基板20とパワー基板22とをひとつの第1
の回路基板20として構成し、撮像基板25を第2の回
路基板として2つのこれら回路基板をコネクタを用いて
積層するように構成しても良い。
【0090】また、本発明に係る実施の形態において、
前記パワー基板22を前カバ3及び電池室15にねじ固
定する構成について説明したが、単にコネクタ23a,
23bによる接続のみの構成で装着するようにしても良
い。
【0091】さらに、前記電気二重層コンデンサ14
は、薄型の扁平形状のものを使用した場合について説明
したが、これに限定されるものではなく、カメラ1の小
型化,薄型化に最適なレイアウトに合わせて好適な形状
のものを使用すれば良い。
【0092】
【発明の効果】以上、述べたように本発明によれば、大
容量で且つ扁平形状の電気二重層コンデンサをカメラの
小型化に適した配置で設けることで、機器動作の安定化
及びカメラの小型化,薄型化を図ることができるととも
に、カメラの重量バランスの良好なカメラを実現するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカメラの第1の実施の形態を示し、該
カメラを正面側から見た場合のカメラの外観構成を示す
斜視図。
【図2】図1に示すカメラを背面側から見た場合のカメ
ラの外観構成を示す斜視図。
【図3】カメラの組立方法を説明するためのもので図1
に示すカメラの内部構造の概略構成を示す分解斜視図。
【図4】図3の撮像基板の構成を示す斜視図。
【図5】図3の前カバ内のグリップ寄りに収納される電
池室の構成を示す斜視図。
【図6】本実施の形態の特徴となるレイアウトを説明す
るための電気二重層コンデンサ等の各種部品が装着され
た前カバの平面図。
【符号の説明】
1…カメラ、 2…筐体、 3…前カバ、 3A…バリアメインスイッチ、 3B…メディアスロットカバ、 4…後カバ、 4A…接続端子カバ、 4B…切り欠き孔、 4C…開口部、 5…シャーシ、 6…レリーズボタン、 7a…ファインダ窓、 7b…ファインダ、 8…撮像光学系、 9…ストロボ発光部、 10…セルフタイマー用LED、 11…接続端子群、 11a…DC電源端子、 11b…ビデオ出力端子、 11c…USB端子、 12…操作スイッチ群、 13…表示ディスプレイ(LCD)、 14…電気二重層コンデンサ、 15…電池室、 16…メディアスロット、 20…メイン基板、 21,23a,23b,26…コネクタ、 22…パワー基板、 22A…電源基板部、 22B…ストロボ基板部22B、 22C,25C…フレキシブル基板部、 24…メインコンデンサ、 25…撮像基板、 25A…撮像基板部、 25B…端子基板、 25a…接続孔。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扁平形状の筐体と、 前記筐体内に設けられた電池収納部と、 前記筐体の厚さ方向において前記電池収納部と少なくと
    もその一部が積層されて実装される回路基板と、 前記電池室収納部及び前記回路基板の両方に対して少な
    くともその一部が積層されて実装される扁平形状の電気
    二重層コンデンサと、 を具備したことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 扁平形状の筐体と、 前記筐体内に設けられた電池収納部と、 前記筐体の厚さ方向において前記電池収納部と少なくと
    もその一部が積層されて実装される回路基板と、 前記回路基板に実装されると共に少なくともその一部が
    前記電池収納部と積層されて実装される画像データを記
    憶するための記録媒体収納部と、 前記電池室収納部、前記回路基板及び前記記録媒体収納
    部の全てに対して少なくともその一部が積層されて実装
    される扁平形状の電気二重層コンデンサと、 を具備したことを特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】 前記電気二重層コンデンサの前記筐体の
    正面側からの投影面積は、前記記録媒体収納部より同等
    かあるいは小さいことを特徴とする請求項2に記載の電
    子カメラ。
  4. 【請求項4】 前記筐体の厚さ方向において、前記回路
    基板は前記電池収納部と前記電気二重層コンデンサとの
    間に配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項3
    のいずれか1つに記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 前記筐体内の一端側に配置され前記筐体
    の正面方向の被写体像を結像するための結像光学系を有
    すると共に、 前記電池収納部は前記筐体の他方側に設けたことを特徴
    する請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載のカメ
    ラ。
  6. 【請求項6】 前記結像光学系は、前記電池収納部、前
    記回路基板、前記記録媒体収納部、前記電気二重層コン
    デンサのいずれとも前記筐体の厚さ方向において積層す
    る部分がないことを特徴とする請求項5に記載のカメ
    ラ。
  7. 【請求項7】 前記電気二重層コンデンサは、前記筐体
    の外装部材に隣接して設けられていることを特徴とする
    請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載のカメラ。
  8. 【請求項8】 前記電気二重層コンデンサは、前記筐体
    の外装部材に固定されて設けられていることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項7のいずれか1つに記載のカメ
    ラ。
  9. 【請求項9】 前記筐体は扁平形状平面部分から突出す
    るグリップ部を有し、前記電気二重層コンデンサはこの
    グリップ部内に設けられていることを特徴とする請求項
    7又は請求項8に記載のカメラ。
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US11/447,957 US7542089B2 (en) 2001-03-02 2006-06-07 Camera with optical axis bending optical system

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1331346C (zh) * 2002-12-26 2007-08-08 奥林巴斯株式会社 数字照相机

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