JP2002320132A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

Info

Publication number
JP2002320132A
JP2002320132A JP2001124612A JP2001124612A JP2002320132A JP 2002320132 A JP2002320132 A JP 2002320132A JP 2001124612 A JP2001124612 A JP 2001124612A JP 2001124612 A JP2001124612 A JP 2001124612A JP 2002320132 A JP2002320132 A JP 2002320132A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
board
imaging
circuit board
housing
optical system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001124612A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Ando
博之 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2001124612A priority Critical patent/JP2002320132A/ja
Priority to US10/086,196 priority patent/US7079185B2/en
Publication of JP2002320132A publication Critical patent/JP2002320132A/ja
Priority to US11/447,957 priority patent/US7542089B2/en
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)
  • Cameras In General (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャーシを使用しない組立方法のカメラにお
いてボードトゥボートタイプのコネクタを採用した構造
とすることで、コネクタの信頼性を向上させ且つ小型化
を図ることができ、組み立て性を向上して低コストでの
カメラの小型化も図る。 【解決手段】 本発明の電子カメラ1では、基端面にC
CDが装着された撮像光学系8を前カバ3の装着孔3C
に固定し、次いでメイン基板20を前カバ3内に固定
し、該メイン基板20に積層するようにパワー基板22
をコネクタ20,23bにより接続して組み付ける。そ
の後、撮像基板25をパワー基板22に積層するように
組み付ける。この場合、撮像基板部25Aの裏面側に実
装されたコネクタ26を電源基板部22Aのコネクタ2
3aに接続すると同時に、撮像基板部25Aの複数の接
続孔25aに前記撮像光学系8のCCDの端子を挿通し
て各回路基板の組立位置のばらつきを吸収後、半田付け
等で固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の回路基板を
積層すると共にボートトゥボードタイプのコネクタを用
いて接続する組み立て構造の採用により、コネクタの信
頼性の向上化、小型化、組み立て作業の簡易化、さらに
カメラの小型化を図ることのできる電子カメラに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ等の電子
機器の普及に伴い、撮像光学系で結像した被写体像をC
CD(電荷転送型撮像装置)で撮像して記録、再生を行
うカメラの需要が大きく期待されている。
【0003】この種のカメラでは、撮像光学系により結
像した被写体像をCCDで撮像して映像信号を得ると共
に、この撮像信号によりモニタ表示部、例えばLCD
(液晶表示装置)に被写体像を表示して撮影画面を確認
するように構成されている。また、撮像して得られた映
像信号を記録可能なメモリカード等の記録媒体を着脱可
能に構成されたものもある。
【0004】このようなカメラにおいては、一般に使い
勝手の向上や低コストでの小型化が強く望まれている。
【0005】このため、このようなカメラの小型化の要
望に鑑み、従来より種々提案が数多くなされており、例
えば特開平9−116796号公報に記載の提案による
電子スチルカメラがある。
【0006】この提案では、被写体像光を光電変換して
薄板状の記録媒体に画像記録する電子スチルカメラにお
いて、撮影光学系部と、光電変換部と、記録部とを奥行
き幅に比べ横幅の広いカメラ本体ケース内の中程に設け
てこれら各部を前側から後側に向かって順次配設すると
共に、記録部は記録媒体の板面がカメラ本体の前後方向
に対して直交する向きに収納できる構成とし、さらに、
上記各部の側方のカメラ本体に他のカメラ部材を配設す
る構成としている。つまり、信号処理基板としての第
1,第2の回路基板と、記録部とをカメラ内に積層して
配置する構成とすることにより、カメラの小型化を実現
しようとしている。
【0007】ところで、カメラの小型化を低コストで実
現するためには、カメラの組み立て性を簡略化する必要
がある。
【0008】従来のカメラにおいては、カメラの構成と
して、シャーシを設け、このシャーシに対して回路基板
や撮像光学系を組み付けていき、その後、カメラ外装筐
体を被せる組み立て方法が従来から多く採用されてい
る。この方法は組立が容易であり、シャーシに各部材を
組み立てた状態でのチェック等も行えるため、広く採用
されている。しかしながら、シャーシ分のスペースが必
要となるため、カメラの小型化,薄型化を極めて行くに
あたっては、このようなシャーシのスペースを無くした
いというニーズが発生する。
【0009】このようなニーズを満足するためには、例
えば外装部材内に回路基板を順次積層するべく組み立て
て行き、最後に外装部材同士を組み合わせて組み立てを
終了する方法が考えられ、このような構成のカメラも上
述したように既に提案がなされている。
【0010】一方、このような回路基板について考慮す
ると、電子カメラにおいては、その回路規模が極めて大
きいことから、カメラの最大投影面積を使用しても回路
基板1枚のみとすることは出来ず複数枚の回路基板とな
らざるを得ない。したがって、カメラ内部において複数
枚の回路基板を積層して組み込むことになる。この際、
これらの基板同士をコネクタによって電気的に接続させ
ているが、結線するライン数が極めて多いことから回路
基板表面上に実装した多数の接続端子を持つボードトゥ
ボードタイプのコネクタの採用が有利である。
【0011】このようなタイプのコネクタは、一度に多
くのラインの接続が行えるメリットはあるが、回路基板
同士の機械的位置をも同時に固定化してしまうので、そ
の組立時の寸法精度が問題となる。
【0012】具体的に述べれば、カメラの外装筐体の内
部に回路基板をビス等で組み付け固定する一方、同じ外
装筐体内に撮像光学系ユニットをやはりビス等で組み付
け固定する。撮像光学系ユニットは通常撮像素子が予め
調整されて固定されており、この撮像素子は撮像基板上
に実装されている。即ち、カメラ外装筐体内において、
回路基板と撮像基板とがどちらでもカメラ外装筐体に対
して組み立て固定している状態となっている。ここで、
この回路基板と撮像基板との電気的接続を行う必要があ
るが、両基板の組立位置がばらつくため、その電気的接
続にはその組立位置のばらつきを吸収可能なフレキシブ
ル基板を介した接続を従来は行っていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、従来の接続方法として利用されているフレキ
シブル基板を利用したコネクタでは、接続すべきライン
数が極めて多いことからコネクタ自体が大型化してしま
う上、フレキシブル基板を利用したコネクタは耐久性に
乏しく、決して好ましい結線方法では無かった。つま
り、コネクタの信頼性や組立性の簡略化を向上すること
ができず、カメラの小型化を図ることについても最適な
方法とはいえない。
【0014】また、先行技術としての前記特開平9−1
16796号公報には、このようなカメラの組立方法に
関する詳細な記述はなんらされてはおらず、上述したコ
ネクタの信頼性や小型化、組立性の簡略化を満足するも
のでなかった。
【0015】そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、シャーシを使用しない組立方法のカメラに
おいてボードトゥボートタイプのコネクタを採用した構
造とすることで、コネクタの信頼性を向上させ且つ小型
化を図ることができ、組み立て性を向上して低コストで
のカメラの小型化も図ることのできる電子カメラの提供
を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
の電子カメラは、筐体と、前記筐体内に配置され前記筐
体の正面方向の被写体を撮像する撮像光学系と、前記撮
像光学系に一体的に組み付けられると共に前記撮像光学
系によって結像された被写体像を撮像する撮像素子と、
前記撮像素子を接続する撮像基板と、前記筐体の厚さ方
向において前記撮像基板に少なくともその一部が積層さ
れて実装されると共に前記筐体に固定される第1の回路
基板と、を有し、前記筐体内に前記撮像光学系と前記第
1の回路基板を組み付けた後に、前記撮像基板を組み付
け、その後に前記撮像基板と前記撮像素子の端子を接続
固定することを特徴とするものである。
【0017】請求項2に記載の発明の電子カメラは、請
求項1に記載の電子カメラにおいて、前記第1の回路基
板の表面上に設けられたコネクタと、前記撮像基板の裏
面上に設けられたコネクタと、を有し、前記第1の回路
基板と前記撮像基板とは前記コネクタ同士を各々対向す
る面で接続して実装することを特徴とするものである。
【0018】請求項3に記載の発明の電子カメラは、請
求項1に記載の電子カメラおいて、前記第1の回路基板
は、電源制御やストロボ制御を行うパワー基板または撮
像信号処理やシーケンス制御を行うメイン基板であるこ
とを特徴とするものである。
【0019】請求項4に記載の発明のカメラは、筐体
と、前記筐体内に配置され前記筐体の正面方向の被写体
を撮像する撮像光学系と、前記撮像光学系に一体的に組
み付けられると共に前記撮像光学系によって結像された
被写体像を撮像する撮像素子と、前記撮像素子を接続す
る撮像基板と、前記筐体の厚さ方向において前記撮像基
板に少なくともその一部が積層されて実装されると共に
前記筐体に固定される第1の回路基板と、裏面上にコネ
クタを有すると共に前記筐体の厚さ方向において前記撮
像基板及び前記第1の回路基板の両方に少なくともその
一部が積層されて実装され、前記第1の回路基板の表面
上に設けられたコネクタと前記裏面上に設けられたコネ
クタとを接続して実装される第2の回路基板と、を有
し、前記筐体内に前記撮像光学系と前記第1の回路基板
を組み付けた後に、前記撮像基板を組み付け、その後に
前記撮像基板と前記撮像素子の端子を接続固定すること
を特徴とするものである。
【0020】請求項5に記載の発明の電子カメラは、筐
体と、前記筐体内に配置され前記筐体の正面方向の被写
体を撮像する撮像光学系と、前記撮像光学系に一体的に
組み付けられると共に前記撮像光学系によって結像され
た被写体像を撮像する撮像素子と、前記撮像素子を接続
する撮像基板と、前記筐体の厚さ方向において前記撮像
基板に少なくともその一部が積層されて実装されると共
に前記筐体に固定される第1の回路基板と、前記筐体の
厚さ方向において前記撮像基板及び前記第1の回路基板
の両方に少なくともその一部が積層されて実装されると
共に前記筐体に固定される第2の回路基板と、を有し、
前記筐体内に前記撮像光学系と前記第1及び第2の回路
基板を組み付けた後に、前記撮像基板を組み付け、その
後に前記撮像基板と前記撮像素子の端子を接続固定する
ことを特徴とするものである。請求項6に記載の発明の
電子カメラは、請求項5に記載の電子カメラにおいて、
前記第1の回路基板の表面上に設けられたコネクタと、
前記第2の回路基板の裏面上に設けられたコネクタと、
を有し、前記第1の回路基板と前記第2の回路基板とは
前記コネクタ同士を各々対向する面で接続して実装する
ことを特徴とするものである。
【0021】請求項7に記載の発明の電子カメラは、請
求項4乃至請求項6のいずれか1つに記載の電子カメラ
において、前記第2の回路基板の表面上に設けられたコ
ネクタと、前記撮像基板の裏面上に設けられたコネクタ
と、を有し、前記第2の回路基板と前記撮像基板とは前
記コネクタ同士を各々対向する面で接続して実装するこ
とを特徴とするものである。
【0022】請求項8に記載の発明の電子カメラは、請
求項4乃至請求項7のいずれか1つに記載の電子カメラ
において、前記第1の回路基板は電源制御やストロボ制
御を行うパワー基板であり、前記第2の回路基板は撮像
信号処理やシーケンス制御を行うメイン基板であること
を特徴とするものである。
【0023】請求項9に記載の発明の電子カメラは、請
求項4乃至請求項7のいずれか1つに記載の電子カメラ
において、前記第1の回路基板は撮像信号処理やシーケ
ンス制御を行うメイン基板であり、前記第2の回路基板
は電源制御やストロボ制御を行うパワー基板であること
を特徴とするものである。
【0024】請求項10に記載の発明の電子カメラは、
請求項1乃至請求項9のいずれか1つに記載の電子カメ
ラにおいて、前記撮像基板は、前記筐体内に前記撮像光
学系と前記第1の回路基板を組み付けた後に、前記撮像
光学系に組み付け固定され、その後に前記撮像基板と前
記撮像素子の端子を接続固定することを特徴とするもの
である。
【0025】請求項11に記載の発明の電子カメラは、
請求項1乃至請求項10のいずれか1つに記載の電子カ
メラにおいて、前記撮像基板は前記撮像素子の端子が挿
入されて接続される孔を有しており、この孔は前記撮像
素子の端子の外形に対して所定の寸法以上大きい形状で
形成されることを特徴とするものである。
【0026】請求項12に記載の発明の電子カメラは、
請求項1乃至請求項11のいずれか1つに記載の電子カ
メラにおいて、前記筐体は、扁平形状であることを特徴
とするもものである。
【0027】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。 第1の実施の形態:図1乃至図5は本発明の係る電子カ
メラの一実施の形態を示し、図1は該カメラを正面側か
ら見た場合のカメラの外観構成を示す斜視図、図2は該
カメラを背面側から見た場合のカメラの外観構成を示す
斜視図、図3は該カメラの組立方法を説明するためのも
ので図1に示すカメラの内部構造の概略構成を示す分解
斜視図、図4は図3の撮像基板の構成を示す斜視図、図
5は図3の前カバ内のグリップ寄りに収納される電池室
の構成を示す斜視図である。
【0028】図1に示すように、本実施の形態の電子カ
メラ1は、主に扁平且つ細長形状に形成された筐体2で
構成されている。この筐体2は、後述する撮影するのに
必要な光学系部材及び電子回路部品等が取り付けられた
各種回路基板を挟装する外装部材としての前側カバ(以
降、前カバと称す)3と後側カバ(以降、後カバと称
す)4とで構成されている。
【0029】また、筐体2は、前カバ3と後カバ4とを
嵌合することにより、図中左側端部に示すレリーズボタ
ン6近傍には第1のグリップ部1Aと、その逆側端部に
位置する第2のグリップ部1B(図中右側端部あるいは
図2参照)とが形成されている。
【0030】この第1のグリップ部1Aは、主に後カバ
4によって形成されたもので、該後カバ4の対応する部
分において筐体2の長手方向においてその扁平形状の厚
さが最も厚くなるように形成されている。つまり、この
厚さが最も厚い部分を含む第1のグリップ部1Aとして
形成することにより、ユーザはこの第1のグリップ部1
Aをしっかり握ることができるので、撮影時におけるカ
メラ1のブレ防止や、また、片手にて撮影操作の実行に
好適である。なお、通常、前記第1及び第2のグリップ
部1A,1Bはユーザの両手でそれぞれグリップされる
ことになる。
【0031】前記筐体2の第1のグリップ部1A側の上
面には、レリーズボタン6が配置されている。このレリ
ーズボタン6は、これを押下することによって撮影動作
を実行するためのスイッチ手段である。このレリーズボ
タン6は、前カバ3側に装着されており、嵌合された前
カバ3と後カバ4の各装着用孔を介して露出するように
なっている。
【0032】前記筐体2の前面に配置される前カバ3の
前面には、バリアメインスイッチ3Aが前カバ3の水平
方向左右に摺動可能に配設されている。このバリアメイ
ンスイッチ3Aは、カメラ1の撮影時には、図1に示す
ように左側に摺動させることによって、該前カバ3の裏
面上に配置された電源スイッチ(図示せず)と連動して
該カメラ1の電源をオンすることができるようになって
いる。
【0033】また、バリアメインスイッチ3Aは、カメ
ラ1の携帯時や保管時等の非撮影時には、図1において
右側に摺動させることによって、上記同様に前記電源ス
イッチと連動して該カメラ1の電源をオフすることがで
きるとともに、カメラ1の前面側の一方寄りに配置され
たファインダ窓7Aや撮影レンズを含む撮像光学系8、
セルフタイマー用LED10等の構成部品をカバし、こ
れらを保護するようになっている。
【0034】本実施の形態のカメラ1では、上記のよう
にファインダ窓7Aや撮影レンズを含む撮像光学系8
や、ストロボ発光部9及びセルフタイマー用LED10
等の撮影するのに必要な構成部品が筐体2の前面に向か
って右側寄りの前カバ3に配置されている。
【0035】筐体2の上面の前カバ3側に配置されるス
トロボ発光部9は、非照射時には筐体2内に収納され、
照射時には突出するポップアップ式の閃光発光装置であ
る。このストロボ発光部9は、カメラの電源をONにし
た際のレンズ鏡筒(図示せず)が撮影位置へと繰り出す
動作に連動して、駆動リンク機構を介して撮影位置へと
突出し、カメラの電源をOFFした際のレンズ鏡筒(図
示せず)が収納位置へと繰り込む動作に連動して、収納
位置へと収納される。
【0036】また、前カバ3の他方側の端部、つまり筐
体2の前面に向かって左側寄りの端部には、撮像した映
像信号を記録する記録媒体としてメモリカードの着脱の
際に開閉するメディアスロットカバ3Bが筐体2の外側
方向に対して開閉可能に取り付けられている。
【0037】このメディアスロットカバ3Bの基端部に
は2つの軸係合部3b,3bが形成され、これらの軸係
合部3b,3bが前カバ3の対応する所定箇所に形成さ
れた2つの軸受け部3c,3cで軸着された軸3dに軸
支されることにより、その開閉が可能である。また、メ
ディアスロットカバー3Bは、図示しない係止手段によ
って図中に示すように締めた状態が保持されるようにな
っている。
【0038】例えば、記録媒体としてのスマートメディ
ア等のメモリカードを、筐体2の内部の対応する部分に
設けられたメディアスロット(メディアソケット)に装
着、あるいは引き抜きを行う場合には、前記メディアス
ロットカバ3Bを開閉して行われることになる。
【0039】一方、前記筐体2を構成する後カバ4に
は、図2に示すように、ファインダ7Bや操作スイッチ
群12及び表示ディスプレイ13が設けられている。
【0040】ファインダ7Bは、後カバ4の第2のグリ
ップ1B側寄りの上部に配置されており、ユーザはこの
ファインダ7Bを覗くことによって撮影する被写体を目
視することができる。
【0041】前記操作スイッチ群12は、筐体2の第1
のグリップ部1A側寄りの後カバ4上に配置されてい
る。この操作スイッチ群12は、該カメラ1の各種モー
ドを実行するための複数のスイッチ12a〜12cで構
成されたものである。例えば、複数のスイッチ12a〜
12cは、プッシュ式のスイッチで構成されたもので、
これらのスイッチの内、スイッチ12aは該カメラ1の
撮影モード等のメニューを選択するためのメニュー選択
スイッチであり、スイッチ12bは表示ディスプレイ1
3をオン/オフさせるためのLCD駆動スイッチであ
る。また、少なくとも4つのスイッチで構成される操作
スイッチ12cは、決定された撮影モードのより詳細な
設定操作や他の設定操作等を操作するためのスイッチで
あり、例えば上下スイッチで電子的処理ズームの遠近を
操作したり、左右のスイッチでストロボ発光モード選択
やマクロ撮影モード(近接撮影モード)等を操作するも
のである。
【0042】また、表示ディスプレイ13は、前記操作
スイッチ群12の近傍で且つ筐体2の第2のグリップB
側寄りの後カバ4上に配置されている。この表示ディス
プレイ13は、例えば透過型TFT方式のLCDで構成
されたもので、後カバ4上に切り欠かれた切り欠き孔4
Bからその画面が露出されるようになっている。この表
示ディスプレイ13は、各種設定情報やその他の撮影情
報等を表示するとともに、撮影した映像信号あるいは記
録媒体に記録された映像信号に基づく撮影画像を表示す
るものである。
【0043】また、後カバ4の第2のグリップ部1B側
の基端下部には、開口4Cが形成されており、この開口
4C内には接続端子群11が配置されている。この接続
端子群11は、後述するがDC電源を取り込むDC電源
端子11aと、撮像した映像信号を他の外部機器へと出
力するビデオ出力端子11bと、USB端子11cとで
構成されている。また、この接続端子群11をカバーす
るように開口4Cには、接続端子カバ4Aが開閉自在に
取り付けられるようになっている。
【0044】次に、本実施の形態の特徴となる電子カメ
ラ1の内部構造を図3を参照しながら詳細に説明する。
【0045】本実施の形態の電子カメラ1では、上記目
的を達成するために、カメラの小型化,薄型化に好適
な、シャーシのスペースを無くし且つ複数枚の回路基板
を積層してなる構造とすると共に、各回路基板の電気的
接続に際し、回路基板表面上に実装した多数の接続端子
を持つボードトゥボードタイプのコネクタを採用したこ
とが特徴である。
【0046】具体的な構成としては、本実施の形態の電
子カメラ1は、大きく分類すると、図3に示すように、
主に撮像光学系(図示せず),複数枚の回路基板や各種
機構部品が実装される前カバ3と、該カメラ1の略全て
の機能を実行するのに必要な制御回路等の各種回路群や
撮像信号処理を行う各種処理回路が実装される第1の回
路基板としてのメイン基板20と、該カメラ1の電源制
御やストロボ制御を行うのに必要な各種回路群や電子部
品を搭載した第2の回路基板としてのパワー基板22
と、前記メイン基板20に積層されたパワー基板22上
に積層されると共に、前記撮像光学系と電気的,機械的
に固定される撮像基板25と、前記前カバ3と嵌合して
これら積層されたメイン基板20,パワー基板22,撮
像基板25を挟装する後カバ4とで構成されている。
【0047】前カバ3の第2のグリップ部1B側寄りに
は、撮像光学系8を嵌合して装着するための装着孔3C
が形成されている。この装着孔3Cに装着する撮像光学
系8は、図示はしないが主に鏡筒内に撮影レンズ等の複
数の光学系レンズ群やAFを行うための駆動モーター等
のAF駆動機構駆動系、及びCCDを有して構成された
ものである。このCCDは図示はしないが撮像光学系8
の装着側の基端面に予め装着されており、また撮像基板
25と電気的に接続するための複数の端子が該CCDか
ら突出するように設けられている。
【0048】また、この装着孔3Cの上方の前カバ3に
は、ストロボ発光部9を有するストロボユニット9Aが
装着されている。
【0049】前カバ3内の第1のグリップ部1A寄りに
は、消費電力ピーク時においても電圧値の急激なドロッ
プを補償することが可能な大容量のコンデンサ14が配
設されている。このコンデンサ14は、例えば電気二重
層コンデンサであり、カメラ1の小型化,重量バランス
を図るのに適した、扁平で且つ薄型形状に形成されたも
のである。
【0050】また、前カバ3の前記コンデンサ14の近
傍には、積層される前記メイン基板20及びパワー基板
22を装着し且つ位置決めするための位置決め凸部a
1,a3,取付部a2,a4と、電池室15を取り付け
るための取付部a5とが配設されている。また、前カバ
3の装着孔3C近傍には、積層される撮像基板25に含
まれる端子基板25Bを装着するための取付部a7,a
8が配設されている。
【0051】メイン基板20は、薄型化を考慮して装着
孔3Cを除く前カバ3の内面側一杯に配置されるように
形成されている。つまり、メイン基板20は、カメラ1
の小型化及び薄型化に伴う回路基板の積層構造に最も好
適な大きさ形状で且つ配置状態となるように形成してい
る。
【0052】このメイン基板20は、前カバ3の前記位
置決め凸部a1,a3により位置決めされる位置決め孔
b1,b3と、前カバ3の前記取付部a2,a4にねじ
で螺合して固定するための取付孔b4,b5,b6とを
形成しており、固定する際には、該メイン基板20は、
前カバ3の前記コンデンサ14に積層されるように配置
されて固定されることになる。
【0053】メイン基板20の表面上には、多数の接続
端子を持つボードトゥボードタイプのコネクタ21が実
装されている。なお、前記電池室15は、図5に示すよ
うに、収納する電池電源を保持する収容壁15Aと、該
電池電源を収納する収納室15Bと、上面に取り付けら
れた2つの電池接片15aと、収納した電池電源の電力
をパワー基板22側に供給するためのコネクタ20a
と、収納した電池電源の電力をパワー基板22側に供給
するためのリード線15bと、該電池室15を前カバ3
内に収納した際にパワー基板22をねじで螺合して固定
するための取付部15cとを有して構成されている。
【0054】メイン基板20の裏面上には、図示はしな
いが記録媒体としてのスマートメディア等のメモリカー
ドを着脱自在に装着可能なメディアスロット(メディア
ソケット)が装着されている。
【0055】このメイン基板20のコネクタ21には、
パワー基板22の電源基板部22Aの裏面側に実装され
コネクタ23bが接続される。つまり、パワー基板22
は前記メイン基板20に積層されて実装されることにな
る。
【0056】パワー基板22は、図中に示すように主に
電源制御等を行うのに必要な各所回路群が実装される電
源基板部22Aと、主にストロボ制御を行うのに必要な
回路群やストロボ発光に必要なメインコンデンサ24が
実装されるストロボ基板部22Bと、前記電源基板部2
2Aと前記ストロボ基板部22Bとを電気的に接続する
フレキシブル基板部22Cとで構成されている。
【0057】前記電源基板部22Aの裏面側には、上述
したように前記メイン基板20のコネクタ21に接続さ
れる同タイプのコネクタ23bが実装されており、ま
た、このコネクタ23bの配置位置に対応する電源基板
部22Aの表面側には、他のコネクタ23aが実装され
ている。さらに、電源基板部22Aの所定位置には、前
カバ3の前記取付部a6にねじで螺合して固定するため
の取付孔d6と、収容した電池室16の取付部15aに
ねじで螺合して固定するための取付孔d7が形成されて
いる。
【0058】この電源基板部22Aとフレキシブル基板
部22Cによって電気的に接続されるストロボ基板部2
2Bは、該フレキシブル基板部22Cによってその回路
基板面が前記電源基板22Aに対して略垂直になるよう
に移動可能である。つまり、ストロボ基板部22Bは、
カメラ1の厚さに許容する大きさ形状で形成されてお
り、前カバ3に装着する際は、その前カバ3の底面に嵌
装されるようになっている。
【0059】本実施の形態のカメラ1では、ストロボ発
光機能も備えているのでストロボ発光を実行するために
は多くの電荷を蓄えるメインコンデンサ24が必要であ
り、薄型化を図るためには如何にこのコンデンサ24を
配置することも重要である。
【0060】したがって、本実施の形態では、前記スト
ロボ基板部22Bが前カバ3の底面に嵌装されると同時
に、メインコンデンサ24は、該ストロボ基板部22B
上に装着された状態で前カバ3内の基端側のストロボユ
ニット9A下部に収容されることになる。これにより、
メインコンデンサ24は前カバ3の厚み内に略収容され
ることになるので、カメラの1の薄型化に大きく寄与し
ている。
【0061】なお、ストロボ基板部22Bには、図示は
しないが前記メインコンデンサ24に電荷を蓄えるため
の充電回路やストロボ発光部9に発光を促すためのトリ
ガ回路等の回路群が実装されている。
【0062】本実施の形態の電子カメラ1では、さらに
前記パワー基板22上に撮像基板25が積層するように
して取り付けられるようになっている。
【0063】撮像基板5は、図4に示すように、前記パ
ワー基板22の電源基板部22A上に実装されたコネク
タ23aに接続されるコネクタ26を裏面側に実装した
撮像基板部25Aと、前記接続端子群11を基板上に実
装した端子基板25Bと、前記撮像基板部25Aと端子
基板25Bとを電気的に接続するとともに、前記撮像基
板部25Aの回路面上に対して主に垂直方向に該端子基
板25Bの移動調整を可能とするフレキシブル基板部2
5Cとで構成されている。
【0064】前記撮像基板部25Aの基板上には、撮像
処理を行うのに必要な各種回路群が実装されており、基
板の裏面側(図4では表面側)には、上記のようにコネ
クタ26が実装されている。また、撮像基板部25Aの
所定箇所には、撮像光学系8の基端面に取り付けられた
CCDの複数の端子(図示せず)を挿入し半田付けして
固定するための複数の接続孔25aと、前記撮像光学系
6の基端面と該撮像基板部25Aとをビス等で固定する
ための3つの取付孔c1,c2,c3が形成されてい
る。
【0065】なお、前記複数の接続孔25aは、前記C
CDの端子の外形に対して所定の寸法以上大きい形状で
形成されたものである。つまり、接続孔25aの大きさ
形状をCCDの端子よりも大きくすることにより、該撮
像基板25の取付時に、予め前カバ3に装着され固定さ
れる撮像光学系8に対して遊びを設けることが可能とな
り、該撮像基板25の取付位置の微調整が可能となる。
この場合、前記取付孔c1,c2,c3を介してビス等
で撮像基板部25Aの仮固定を行い、そしてその状態を
確保しつつ半田付けでCCDの端子を接続固定すること
により、撮像基板25が完全に撮像光学系8の基端面に
固定されることになる。
【0066】また、撮像基板部25Aのフレキシブル基
板部25Cを介して接続される端子基板25Bは、図4
に示すように回路基板の裏面上に接続端子群11を構成
するDC電源端子11a,ビデオ出力端子11b,US
B端子11cが併設されている。また、端子基板25B
の上下基端側には、前カバ3の取付部a7,a8にねじ
で螺合するための取付孔c7,c8が形成されている。
【0067】したがって、上記のように撮像基板25を
構成することにより、該撮像基板25の取付時、撮像光
学系8のCCDと半田付け固定した場合においても、前
記端子基板25Bはフレキシブル基板部25Cを介して
図中に示す矢印方向(撮像基板部25Aの回路基板面に
対して主に垂直方向及び水平方向においても若干)に自
在に位置調整を調節することができる。このため、仮に
メイン基板20とパワー基板22との回路基板の積層構
造により寸法精度がばらついたとしても、端子基板25
Bの各端子位置を、最後に嵌合する後カバ4の開口4C
位置に簡単に合わせることが可能となる。
【0068】こうして、前カバ3内に積層された各回路
基板20,22,25を覆うように後カバ4が前カバ3
に組み合わされることになる。
【0069】次に、本実施の形態の特徴となる電子カメ
ラの組立方法について図3及び図4を参照しながら詳細
に説明する。
【0070】まず、前カバ3の装着孔3Cに、図示はし
ないが基端面に予めCCDが装着された撮像光学系8を
嵌合し固定する。
【0071】その後、メイン基板20を前カバ3内に装
着する。この場合、メイン基板20の位置決め孔b1,
b3を前カバ3の位置決め凸部a1,a3に挿入するこ
とにより、該メイン基板20の位置決めを行う。
【0072】そして、メイン基板20の取付孔b4,b
5,b6と前カバ3の取付部a2,a4,a5とをそれ
ぞれねじで螺合することにより、該メイン基板20は前
カバ3の前記コンデンサ14に積層されるように配置さ
れて固定されることになる。
【0073】その後、パワー基板22の装着を行う。
【0074】この場合、パワー基板22の電源基板部2
2Aの裏面側に実装されたコネクタ23bと前記メイン
基板20のコネクタ21とを接続するとともに、フレキ
シブル基板部22Cによってその回路基板面が前記電源
基板22Aに対して略垂直になるように曲げた状態で、
ストロボ基板部22Bを前カバ3の底面に嵌装する。
【0075】なお、ストロボ基板部22Bに実装された
メインコンデンサ24を収納する前カバ3の対応部分に
は、該メインコンデンサ24と係合する係合部(図示せ
ず)が形成されており、該係合部によってメインコンデ
ンサ24の位置決めがなされるようになっている。さら
に、メインコンデンサ24の側面には、図示はしないが
ゴム等の吸収部材が貼着されており、該吸収部材によっ
てメインコンデンサ24と前カバ3の側面との間を密着
なものとし、カメラ1を振動させたとしてもメインコン
デンサ24の収納状態を保持するようにしている。
【0076】次に、撮像基板25の装着を行う。
【0077】この場合、撮像基板25を、前記パワー基
板22の電源基板部22A上に移動しながら、前カバ3
に固定された撮像光学系8のCCDの各端子を、撮像基
板部25A上に設けられた接続孔25aに挿通させ、同
時に撮像基板部25Aの裏面側に実装されたコネクタ2
6を前記電源基板部22Aの表面上に実装されたコネク
タ23aと接続する。
【0078】その後、撮像基板部25A上の取付孔c
1,c2,c3と撮像光学系8の基端面上に設けられた
ねじ孔(図示せず)とを介してビス等で螺合することに
より、撮像基板部25Aの固定を行う。
【0079】そして、撮像基板部25Aの複数の接続孔
25aにCCDの端子が遊びがある状態で挿通されてい
るので、撮像光学系8に対し撮像基板部25Aの位置バ
ラツキが吸収され、そしてその状態を確保しつつ接続孔
25から突出しているCCDの各端子を各接続孔25a
の周囲に設けられた接続パターンに半田付けを行う。こ
れにより、撮像基板25を撮像光学系8に位置調整を行
うことなく固定することが可能となる。
【0080】さらに、前記撮像基板部25Aにフレキシ
ブル基板部25Cによって電気的に接続されている端子
基板25Bを前カバ3に固定する。
【0081】この場合、該端子基板25Bの上下基端側
の取付孔c7,c8と前カバ3の取付部a7,a8とを
介してねじで螺合することにより固定することになる
が、該端子基板25Bはフレキシブル基板部25Cを介
して図4中に示す矢印方向(撮像基板部25Aの回路基
板面に対して主に垂直方向)に自在に位置調整が可能で
あるため、仮にメイン基板20とパワー基板22との回
路基板の積層構造により寸法精度がばらついたとして
も、これを吸収することが可能となり、容易に端子基板
25Bの接続端子群11の位置を、嵌合する後カバ4の
開口4C位置に合わせることが可能となる。
【0082】その後、前カバ3内に積層された各回路基
板20,22,25を覆うように後カバ4を前カバ3に
組み合わされることになり、該電子カメラ1の組立作業
を完了する。
【0083】なお、上記電子カメラの組立方法では、前
カバ3にメイン基板20を装着した後にパワー基板22
を積層し装着した場合について説明したが、これに限定
されるものではなく、先にパワー基板22を前カバ3に
装着し、その後にメイン基板20を装着しても良い。つ
まり、本実施の形態ではパワー基板20の電源基板部2
2Aがフレキシブル基板部22Cを介して自在に折り曲
げることが可能であるので、メイン基板20の装着時に
は電源基板部22Aを折り曲げておけばメイン基板20
を後から装着することも可能である。
【0084】したがって、本実施の形態によれば、カメ
ラ1の薄型化,小型化に好適のシャーシを使用しない複
数の回路基板の積層組立構造とし、且つ各回路基板の接
続方法してボードトゥボートタイプのコネクタを採用し
た構造とすることで、コネクタの信頼性を向上させるこ
とができるとともに、コネクタ自体の小型化を図ること
ができ、さらに、組み立て作業を簡略化することができ
るので、製造コストを低減することも可能であり、すな
わち、低コストでカメラの小型化を図ることが可能とな
る。
【0085】また、上記構成のパワー基板22及び撮像
基板25を用いることにより、複数の回路基板の積層構
造の影響から組立位置のバラツキが生じたとしても、そ
のばらつきを吸収することができるので、従来、困難を
要していた接続端子群11と後カバ4の開口部との位置
合わせを簡単に且つ確実に実行することができ、すなわ
ち、高精度な組立を行うことができるとともに、組立性
をさらに向上することが可能となる。
【0086】また、メイン基板20,パワー基板22,
撮像基板25間をそれぞれコネクタ21,23a,23
b,26で接続した構成となっているので、信号経路を
大幅に短縮することができ、煩雑な配線接続を行う必要
もなく、組立性の向上や製造コストの低減に大きく寄与
する。
【0087】さらに、第1のグリップ部1A内には最重
量ユニットである電池電源を収納する電池室15及び大
容量のコンデンサ14が配置されているので、カメラ1
をホールドした際の重量バランスにおいても優れてお
り、使い勝っての向上化に大きく寄与する。
【0088】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、この実施の形態の応用も本発明に含ま
れるものである。
【0089】また、本発明に係る実施の形態において、
メイン基板20,パワー基板22,撮像基板25の3つ
の回路基板をそれぞれコネクタを用いて積層した構造に
ついて説明したが、これに限定されるものではなく、例
えばメイン基板20とパワー基板22とをひとつの第1
の回路基板20として構成し、撮像基板25を第2の回
路基板として2つのこれら回路基板をコネクタを用いて
積層するように構成しても良い。
【0090】また、本発明に係る実施の形態において、
前記パワー基板22を前カバ3及び電池室15にねじ固
定する構成について説明したが、単にコネクタ23a,
23bによる接続のみの構成で装着するようにしても良
い。
【0091】
【発明の効果】以上、述べたように本発明によれば、シ
ャーシを使用しない組立方法のカメラにおいてボードト
ゥボートタイプのコネクタを採用した構造とすること
で、コネクタの信頼性を向上させ且つ小型化を図ること
ができ、組み立て性を向上して低コストでのカメラの小
型化も図ることのできる電子カメラの提供を目的とす
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子カメラの第1の実施の形態を示
し、該カメラを正面側から見た場合のカメラの外観構成
を示す斜視図。
【図2】図1に示す電子カメラを背面側から見た場合の
カメラの外観構成を示す斜視図。
【図3】電子カメラの組立方法を説明するためのもので
図1に示す電子カメラの内部構造の概略構成を示す分解
斜視図。
【図4】図3の撮像基板の構成を示す斜視図。
【図5】図3の前カバ内のグリップ寄りに収納される電
池室の構成を示す斜視図。
【符号の説明】
1…電子カメラ、 2…筐体、 3…前カバ、 3A…バリアメインスイッチ、 3B…メディアスロットカバ、 4…後カバ、 4A…接続端子カバ、 4B…切り欠き孔、 4C…開口部、 5…シャーシ、 6…レリーズボタン、 7a…ファインダ窓、 7b…ファインダ、 8…撮像光学系、 9…ストロボ発光部、 10…セルフタイマー用LED、 11…接続端子群、 11a…DC電源端子、 11b…ビデオ出力端子、 11c…USB端子、 12…操作スイッチ群、 13…表示ディスプレイ(LCD)、 14…コンデンサ(電気二重層コンデンサ)、 15…電池収納室、 20…メイン基板、 21,23a,23b,26…コネクタ、 22…パワー基板、 22A…電源基板部、 22B…ストロボ基板部22B、 22C,25C…フレキシブル基板部、 24…メインコンデンサ、 25…撮像基板、 25A…撮像基板部、 25B…端子基板、 25a…接続孔。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体と、 前記筐体内に配置され前記筐体の正面方向の被写体を撮
    像する撮像光学系と、 前記撮像光学系に一体的に組み付けられると共に前記撮
    像光学系によって結像された被写体像を撮像する撮像素
    子と、 前記撮像素子を接続する撮像基板と、 前記筐体の厚さ方向において前記撮像基板に少なくとも
    その一部が積層されて実装されると共に前記筐体に固定
    される第1の回路基板と、 を有し、 前記筐体内に前記撮像光学系と前記第1の回路基板を組
    み付けた後に、前記撮像基板を組み付け、その後に前記
    撮像基板と前記撮像素子の端子を接続固定することを特
    徴とする電子カメラ。
  2. 【請求項2】 前記第1の回路基板の表面上に設けられ
    たコネクタと、 前記撮像基板の裏面上に設けられたコネクタと、 を有し、 前記第1の回路基板と前記撮像基板とは前記コネクタ同
    士を各々対向する面で接続して実装することを特徴とす
    る請求項1に記載の電子カメラ。
  3. 【請求項3】 前記第1の回路基板は、電源制御やスト
    ロボ制御を行うパワー基板または撮像信号処理やシーケ
    ンス制御を行うメイン基板であることを特徴とする請求
    項1に記載の電子カメラ。
  4. 【請求項4】 筐体と、 前記筐体内に配置され前記筐体の正面方向の被写体を撮
    像する撮像光学系と、 前記撮像光学系に一体的に組み付けられると共に前記撮
    像光学系によって結像された被写体像を撮像する撮像素
    子と、 前記撮像素子を接続する撮像基板と、 前記筐体の厚さ方向において前記撮像基板に少なくとも
    その一部が積層されて実装されると共に前記筐体に固定
    される第1の回路基板と、 裏面上にコネクタを有すると共に前記筐体の厚さ方向に
    おいて前記撮像基板及び前記第1の回路基板の両方に少
    なくともその一部が積層されて実装され、前記第1の回
    路基板の表面上に設けられたコネクタと前記裏面上に設
    けられたコネクタとを接続して実装される第2の回路基
    板と、 を有し、 前記筐体内に前記撮像光学系と前記第1の回路基板を組
    み付けた後に、前記撮像基板を組み付け、その後に前記
    撮像基板と前記撮像素子の端子を接続固定することを特
    徴とする電子カメラ。
  5. 【請求項5】 筐体と、 前記筐体内に配置され前記筐体の正面方向の被写体を撮
    像する撮像光学系と、 前記撮像光学系に一体的に組み付けられると共に前記撮
    像光学系によって結像された被写体像を撮像する撮像素
    子と、 前記撮像素子を接続する撮像基板と、 前記筐体の厚さ方向において前記撮像基板に少なくとも
    その一部が積層されて実装されると共に前記筐体に固定
    される第1の回路基板と 前記筐体の厚さ方向において前記撮像基板及び前記第1
    の回路基板の両方に少なくともその一部が積層されて実
    装されると共に前記筐体に固定される第2の回路基板
    と、 を有し、 前記筐体内に前記撮像光学系と前記第1及び第2の回路
    基板を組み付けた後に、前記撮像基板を組み付け、その
    後に前記撮像基板と前記撮像素子の端子を接続固定する
    ことを特徴とする電子カメラ。
  6. 【請求項6】 前記第1の回路基板の表面上に設けられ
    たコネクタと、 前記第2の回路基板の裏面上に設けられたコネクタと、 を有し、 前記第1の回路基板と前記第2の回路基板とは前記コネ
    クタ同士を各々対向する面で接続して実装することを特
    徴とする請求項5に記載の電子カメラ。
  7. 【請求項7】 前記第2の回路基板の表面上に設けられ
    たコネクタと、 前記撮像基板の裏面上に設けられたコネクタと、 を有し、 前記第2の回路基板と前記撮像基板とは前記コネクタ同
    士を各々対向する面で接続して実装することを特徴とす
    る請求項4乃至請求項6のいずれか1つに記載の電子カ
    メラ。
  8. 【請求項8】 前記第1の回路基板は電源制御やストロ
    ボ制御を行うパワー基板であり、前記第2の回路基板は
    撮像信号処理やシーケンス制御を行うメイン基板である
    ことを特徴とする請求項4乃至請求項7のいずれか1つ
    に記載の電子カメラ。
  9. 【請求項9】 前記第1の回路基板は撮像信号処理やシ
    ーケンス制御を行うメイン基板であり、前記第2の回路
    基板は電源制御やストロボ制御を行うパワー基板である
    ことを特徴とする請求項4乃至請求項7のいずれか1つ
    に記載の電子カメラ。
  10. 【請求項10】 前記撮像基板は、前記筐体内に前記撮
    像光学系と前記第1の回路基板を組み付けた後に、前記
    撮像光学系に組み付け固定され、その後に前記撮像基板
    と前記撮像素子の端子を接続固定することを特徴とする
    請求項1乃至請求項9のいずれか1つに記載の電子カメ
    ラ。
  11. 【請求項11】 前記撮像基板は前記撮像素子の端子が
    挿入されて接続される孔を有しており、この孔は前記撮
    像素子の端子の外形に対して所定の寸法以上大きい形状
    で形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項10
    のいずれか1つに記載の電子カメラ。
  12. 【請求項12】 前記筐体は、扁平形状であることを特
    徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか1つに記載
    の電子カメラ
JP2001124612A 2001-03-02 2001-04-23 電子カメラ Withdrawn JP2002320132A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001124612A JP2002320132A (ja) 2001-04-23 2001-04-23 電子カメラ
US10/086,196 US7079185B2 (en) 2001-03-02 2002-03-01 Camera with optical axis bending optical system
US11/447,957 US7542089B2 (en) 2001-03-02 2006-06-07 Camera with optical axis bending optical system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001124612A JP2002320132A (ja) 2001-04-23 2001-04-23 電子カメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002320132A true JP2002320132A (ja) 2002-10-31

Family

ID=18973971

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001124612A Withdrawn JP2002320132A (ja) 2001-03-02 2001-04-23 電子カメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002320132A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012060685A (ja) * 2009-01-28 2012-03-22 Canon Inc 電子機器
WO2016042893A1 (ja) * 2014-09-17 2016-03-24 ソニー株式会社 撮像装置、撮像素子および撮像装置の制御方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012060685A (ja) * 2009-01-28 2012-03-22 Canon Inc 電子機器
WO2016042893A1 (ja) * 2014-09-17 2016-03-24 ソニー株式会社 撮像装置、撮像素子および撮像装置の制御方法
JPWO2016042893A1 (ja) * 2014-09-17 2017-06-29 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 撮像装置、撮像素子および撮像装置の制御方法
US10158809B2 (en) 2014-09-17 2018-12-18 Sony Semiconductor Solutions Corporation Image capturing device, image sensor, and method of controlling image capturing device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7321470B2 (en) Camera
US8306416B2 (en) Imaging apparatus
JPH1188750A (ja) 電子カメラ
US20060114348A1 (en) Digital camera and lens barrel unit for digital camera
JPH11266377A (ja) 電子的撮像装置
JP4521966B2 (ja) 撮像装置
JP2002320132A (ja) 電子カメラ
JP2004145019A (ja) カメラ
US20120154674A1 (en) Image-pickup apparatus
JP2002318415A (ja) カメラ
JP2005157107A (ja) カメラユニット
JP4429403B2 (ja) 電子カメラ
JP2003241277A (ja) カメラ
JP2001125191A (ja) カメラ
JP2002262161A (ja) カメラ
JP2010191381A (ja) デジタルカメラ
JPH11243501A (ja) カード型カメラ
JP2002262143A (ja) カメラ
JP4266750B2 (ja) 電子カメラ
JP3012839B1 (ja) 電子カメラ
JP2007036703A (ja) 撮像装置
JP2009077445A (ja) 電子カメラ
JPH06205251A (ja) ディジタルスチルカメラ
JP2002262162A (ja) カメラ
JP2001008075A (ja) 電子カメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080701