明細書
右糖グルコースリピド A類縁体 技 W分野
本発明は、 優れたマクロファージ活性抑制作用を有し、 抗炎症剤、 抗自己免疫 疾患剤、 免疫抑制剤、 冠動脈バイパス形成術後の予後改善剤又は抗敗血症剤とし て有用な新規リピド A類縁体又はその薬理上許容しうる塩、 それらを有効成分と して含有する医薬組成物、 該医薬組成物を製造するためのそれらリピド A類縁体 又はその薬理上許容しうる塩の使用、 或はそれらリピド A類縁体又はその薬理上 許容しうる塩の薬理的な有効量を温血動物 (特にヒ卜) に投与する疾病の予防方 法又は治療方法に関する。 背景技術
腸内細菌から得られたグラム陰性菌の細胞壁の最表層には菌体外に分泌されな い毒成分 (内毒素) が含まれており、 この内毒素は、 内毒素活性以外にも、 生体 の自己防衛にかかわる免疫アジュバン卜活性作用、 マクロファージ活性化作用、 マイ卜ジェン活性作用、 発熱作用、 腫瘍壊死作用、 抗体産生増強作用、 T N F誘 導作用等の多様な生物活性を示す。
かかる内毒素はリポ多糖よりなり、 いわゆるリピド Aと称される部分が内毒素 活性の活性中心であることが確認されている (井本等、 テ卜ラへドロン ' レター ズ、 1 9 8 5年、 2 6巻、 P. 1 5 4 5 ) 。
一方、 細菌リピド A関達化合物として Rhdobacter sphae ro i desより見出さ れた化合物 (Rs-DPLA) (キュレシ等、 ジャーナル ·才ブ ·バイオロジカル ·ケ ミストリー、 1 9 8 8年、 2 6 3巻、 P. 5 5 0 2 ; インフエクシヨン ' イミュ 二ティー、 5 7巻、 P. 1 3 3 6 ) は、 ヒ卜マクロファージに対して LPSアン タゴニス卜の活性を示し抗自己免疫患剤又は抗敗血症剤として有用である可能性 が出てきており、 マクロファージ活性化作用とは逆の抑制作用を示す薬剤の開発 が行われるようになつてきた。
これらの結果から、 上記の多様な活性のうち、 有用な活性を有する化合物の誘 導体合成の試みが頻繁に行われるようになり、 例えば、 クリス卜等、 ジャーナ ル '才ブ 'アメリカン 'ケミカル ' ソサイエティ、 1 1 6巻、 P. 3 6 3 7 ;特 開平 1 0— 3 2 4 6 9 4号公報;特開平 5— 1 9 4 4 7 0号公報;特開 2 0 0 1 - 3 4 83 9 6号公報;又は米国特許 5 9 3 5 9 3 8号公報に記載された誘導体 が知られている。 発明の開示
本発明者等の課題は、 優れたマクロファージ活性抑制作用を有し、 抗炎症剤、 抗自己免疫疾患剤、 免疫抑制剤、 冠動脈バイパス形成術後の予後改善剤又は抗敗 血症剤として有用な新規リピド A類縁体を見出すことである。 本発明者等は、 上記課題を解決するため、 鋭意努力した結果、 1位にホスホノ 基又はホスホノォキシェチル基を有するグリコシルリピド A類縁体のある系統の 化合物に、 優れたマクロファージ活性抑制作用を見出し、 本発明を完成した。 本発明の化合物は、
1 ) 一般式
[式中、
Qは、 酸素原子、 C,— C3アルキレン基、 基- 0- Alk-又は基- O-Alk-0- (但し. Alkは C,— C3アルキレン基を示す。 ) であり、
R|、 R2及び R4は、 同一又は異なって、 水素原子、 下記置換基群 Aから選択 された一種以上の基で置換されていてもよい C,一 C2。アルキル基、 下記置換基 群 Aから選択された一種以上の基で置換されていてもよい C2— C2。アルケニル 基、 下記置換基群 Aから選択された一種以上の基で置換されていてもよい C2—
C2Qアルキニル基、 下記置換基群 Aから選択された一種以上の基で置換されてい てもよい C,一 C2。アルカノィル基、 下記置換基群 Aから選択された一種以上の 基で置換されていてもよい C3— C2。アルケノィル基又は下記置換基群 Aから選 択された一種以上の基で置換されていてもよい C3— C2FLアルキノィル基を示し, R3は、 下記置換基群 Aから選択された一種以上の基で置換されていてもよい C,一 C2。アルカノィル基、 下記置換基群 Aから選択された一種以上の基で置換 されていてもよい C3— C2。アルケノィル基又は下記置換基群 Aから選択された —種以上の基で置換されていてもよい C3— C 2Qアルキノィル基を示し、
R5は、 水素原子、 ハロゲン原子、 水酸基、 才キソ基を有して ( てもよい C ,— C6アルコキシ基、 才キソ基を有していてもよい C2— C6アルケニル才キシ基又 は才キソ基を有していてもよい C2— C6アルキニル才キシ基を示し、
置換基群 Aは、 ハロゲン原子、 水酸基、 ォキソ基、 才キソ基を有していてもよ い C,— C2。アルコキシ基、 (。 。アルコキシ) C,— C2。アルコキシ基、 { (C — CMアルコキシ) C,一 C2Dアルコキシ } C ,— C2。アルコキシ基、 才キ ソ基を有していてもよい C2— C2。アルケニル才キシ基、 才キソ基を有していて もよい C2— C2FLアルキニルォキシ基、 才キソ基を有していてもよい C,一 C20ァ ルカノィル才キシ基、 才キソ基を有していてもよい C3— C アルケノィル才キ シ基、 才キソ基を有していてもよい C 3— C2Q,アルキノィル才キシ基及び C,— C 20アルキルスルホニル基からなる群である。 ]
で表される化合物又はその薬理上許容しうる塩である。 本発明の化合物 ( I ) のうち、 好適なものは、
2 ) R 'が、 置換基群 Aから選択された置換基を有してもよい、 C4一 C,8ァルキ ル基又は C4— C18アルケニル基である化合物、
3 ) R 1が、 置換基群 Aから選択された置換基を有してもよい C4一 C,8アルキル 基である化合物、
4 ) R 'が、 置換基群 Aから選択された置換基を有してもよい、 C8— C,8ァルキ ル基又は C8— C, 8アルケニル基である化合物、
5) R'が、 置換基群 Aから選択された置換基を有してもよい C8— C, 8アルキル 基である化合物、
6) R'が、 無置換又は置換基群 Aから選択された水酸基若しくは才キソ基を置 換基として有する、 C,。一 C,8アルキル基又は C,。― C18アルケニル基である化 合物、
7) R'が、 無置換又は置換基群 Aから選択された水酸基若しくは才キソ基を置 換基として有する、 C,。一 C,8アルキル基である化合物、
8) R'が、 無置換又は置換基群 Aから選択された水酸基若しくは才キソ基を置 換基として有する、 デシル基、 ドデシル基、 テ卜ラデシル基、 ドデセニル基又は テ卜ラデセニル基である化合物、
9 ) R'が、 無置換又は置換基群 Aから選択された水酸基若しくはォキソ基を置 換基として有する、 デシル基、 ドデシル基又はテ卜ラ シル基である化合物、
1 0) R2が、 置換基群 Aから選択された置換基を有してもよい、 C4— C18アル キル基又は C4一 C, 8アルケニル基である化合物、
1 1 ) R2が、 置換基群 Aから選択された置換基を有してもよい、 C4— C,8アル キル基である化合物、
1 2) R2が、 置換基群 Aから選択された置換基を有してもよい、 C8_ C,8アル キル基又は C8— C,87ルケ二 基である化合物、
1 3 ) R2が、 置換基群 Aから選択された置換基を有してもよい、 C8— C18アル キル基である化合物、
1 4) R 2が、 無置換又は置換基群 Aから選択された水酸基を置換基として有す る、 C,。― C,8アルキル基又は C,。— C18アルケニル基である化合物、
1 5) R2が、 無置換又は置換基群 Aから選択された水酸基を置換基として有す る、 C,。一 C,8アルキル基である化合物、
1 6) R2が、 無置換又は置換基群 Aから選択された水酸基を置換基として有す る、 デシル基、 ドデシル基、 テ卜ラデシル基、 5—ドデセニル基又は 7—テ卜ラ デセニル基である化合物、
1 7) R2が、 無置換又は置換基群 Aから選択された水酸基を置換基として有す る、 デシル基、 ドデシル基又はテ卜ラデシル基である化合物、
1 8) R2が、 無置換の C,。一 C,8アルキル基である化合物、
1 9 ) R2が、 無置換のデシル基、 ドデシル基又はテ卜ラデシル基である化合物, 2 0) R3が、 無置換の C8— C,8アルカノィル基である化合物、
2 1 ) R3が、 無置換の C,。一 C18アルカノィル基である化合物、
2 2 ) R3が、 ホルミル基、 ァセチル基又はプロピオニル基である化合物、
2 3) R3が、 ホルミル基又はァセチル基である化合物、
2 4) R4が、 置換基群 Aから選択された置換基を有してもよい、 C4— C18アル キル基又は C4— C,8アルケニ 基である化合物、
2 5) R4が、 置換基群 Aから選択された置換基を有してもよい、 C4— C18アル キル基である化合物、
2 6 ) R4が、 置換基群 Aから選択されこ置換基を有してもよい、 C8— C18アル キル基又は C8— C,8アルケニル基である化合物、
2 7) R4が、 置換基群 Aから選択された置換基を有してもよい、 C8— C,8アル キル基である化合物、
2 8 ) R4が、 置換基群 Aから選択されたフッ素原子、 水酸基、 無置換の C12_ C14アルコキシ基、 無置換の C, 2— C, 4アルケニルォキシ基、 無置換の C,2— C14 アルカノィル才キシ基又は無置換の C, 2— C, 4アルケノィル才キシ基を置換基と して有する、 C,。― C,8アルキル基又は Clfl— C,8アルケニル基である化合物、
2 9 ) R4が、 置換基群 Aから選択されたフッ素原子、 水酸基、 無置換の C12— C,4アルコキシ基、 無置換の C, 2— C,4アルケニル才キシ基、 無置換の C,2— C,4 アルカノィル才キシ基又は無置換の C, 2— C,47ルケノィル才キシ基を置換基と して有する、 C,。一 C,8アルキル基である化合物、
3 0) R4が、 置換基群 Aから選択されたフッ素原子、 水酸基、 無置換の C,2— C,4アルコキシ基又は無置換の C,2— Cuアルカノィル才キシ基を置換基として 有する、 C,。― C,8アルキル基である化合物、
3 1 ) R4が、 置換基群 Aから選択されたフッ素原子、 水酸基、 無置換の C, 2— C,4アルケニル才キシ基又は無置換の C,2— C アルケノィル才キシ基を置換基 として有する、 C,。一 C,8アルキル基である化合物、
3 2) R4が、 置換基群 Aから選択されたフッ素原子、 水酸基、 無置換の C,2— C,4アルコキシ基又は無置換の C12— C,8アルケニル才キシ基を置換基として有 する、 C,。一 C,8アルキル基である化合物、
3 3 ) R4が、 置換基群 Aから選択されたフッ素原子、 水酸基又は無置換の C,2 一 C14アルコキシ基を置換基として有する、 C,D— C,8アルキル基である化合物、 34) R4が、 置換基群 Aから選択されたフッ素原子、 水酸基、 無置換の C12— Cuアルケニル才キシ基を置換基として有する、 。― C18アルキル基である化 合物、
3 5) R4が、 置換基群 Aから選択されたドデシル才キシ基、 テ卜ラデシル才キ シ基、 5—ドデセニル才キシ基、 7—テ卜ラデセニル才キシ基、 ドデカノィル才 キシ基、 テ卜ラデカノィル才キシ基、 5—ドデセノィル才キシ基又は 7—テ卜ラ デセノィルォキシ基を置換基として有する、 デシル基、 ドデシル基、 テ卜ラデシ ル基、 5—ドデセニル基又は 7—テトラデセニル基である化合物、
3 6 ) R4が、 置換基群 Aから選択されたドデシル才キシ基、 テ卜ラデシルォキ シ基、 5—ドデセニル才キシ基、 7—テ卜ラデセニルォキシ基、 ドデカノィル才 キシ基、 テ卜ラデカノィル才キシ基、 5—ドデセノィル才キシ基又は 7—テ卜ラ デセノィル才キシ基を置換基として有する、 デシル基、 ドデシル基又はテ卜ラデ シル基である化合物、
3 7) R4が、 置換基群 Aから選択されたドデシル才キシ基、 テ卜ラデシルォキ シ基、 ドデカノィル才キシ基又はテトラデカノィル才キシ基を置換基として有す る、 デシル基、 ドデシル基又はテ卜ラデシル基である化合物、
3 8) R4が、 置換基群 Aから選択された 5—ドデセニル才キシ基、 7—テ卜ラ デセニルォキシ基、 5 -ドデセノィル才キシ基又は 7—テ卜ラデセノィルォキシ 基を置換基として有する、 デシル基、 ドデシル基又はテ卜ラデシル基である化合 物、
3 9 ) R4が、 置換基群 Aから選択されたドデシル才キシ基、 テ卜ラデシル才キ シ基、 5 -ドデセニル才キシ基又は 7—テ卜ラデセニル才キシ基を置換基として 有する、 デシル基、 ドデシル基又はテ卜ラデシル基である化合物、
4 0) R4が、 置換基群 Aから選択されたドデシル才キシ基又はテトラデシル才 キシ基を置換基として有する、 デシル基、 ドデシル基又はテ卜ラデシル基である 化合物、
4 1 ) R4が、 置換基群 Aから選択された 5—ドデセニル才キシ基又は 7—テ卜 ラデセ二ル才キシ基を置換基として有する、 デシル基、 ドデシル基又はテ卜ラデ シル基である化合物、
4 2) R5が、 ハロゲン原子、 水酸基又は無置換の C,一 C6アルコキシ基である 化合物、
4 3) が、 フッ素原子、 水酸基又はメ卜キシ基である化合物、
44) Qが、 酸素原子である化合物、
4 5) Qが、 ホスホノエチル基である化合物、
4 6) 右糖グルコース 1位が (X位である化合物である。 これらのうち、 更に好適な化合物は、
ホスホノ 6 _0— [2—デ才キシー 4—0—ホスホノー 3— 0— [ (R) — 3ーメ卜キシデシル] 一 6— 0—メチル— 2— [ (Z) — 1 1 — (才クタデセノ ィル) ァミノ] 一 — D—ダルコビラノシル ] — 3— O—デシル— 2— 0—
[ (R) — 3—ヒドロキシテ卜ラデシル] — j8— D—ダルコビラノシド (以下、 化合物 1 とする) 、
ホスホノ 6 _0— [2—デ才キシー 4一 0—ホスホノ一 3— 0— [ (R) — 3—メ卜キシデシル] — 6—0—メチルー 2— [ (Z) 一 1 1 - (才クタデセノ ィル) ァミノ] — j8— D—ダルコピラノシル] 一 3— 0—デシルー 2— 0—
[ (R) — 3—ヒドロキシテトラデシル] — α— D—ダルコビラノシド (以下、 化合物 2とする) 、
ホスホノ 6— 0— [2—デ才キシー 4一 0—ホスホノー 3— 0— [ (R) - 3—メ卜キシデシル] ― 6— 0—メチルー 2— [ (Ζ) — 1 Ί 一 (ォクタデセノ ィル) ァミノ] — )8— D—ダルコピラノシル] — 3—Ο—ドデシルー 2— 0—
[ (R) 一 3—ヒドロキシテトラデシル] — )8— D—ダルコビラノシド (以下、 化合物 3とする) 、
ホスホノ 6—0— [2—デ才キシ一 4— 0—ホスホノ— 3— O— [ (R) ― 3—メ卜キシデシル] — 6—0—メチルー 2— [ (Z) - 1 1 - (才クタデセノ ィル) ァミノ] — ]8— D—ダルコピラノシル] — 3— 0—ドデシル— 2— 0— [ ( ) 一 3—ヒドロキシテトラデシル] — a— D—ダルコビラノシド (以下、 化合物 4とする) 、
ホスホノ 3— 0—デシルー 6— Ο— [2—デォキシ一 4—0—ホスホノー 3 一 Ο— [ (R) — 3—メ卜キシデシル] — 6—0—メチル— 2— [ (Ζ) - 1 1 ― (才クタデセノィル) ァミノ] 一 /3— D—ダルコピラノシル] — 2— Ο—テト ラデシル— α— D—ダルコビラノシド (以下、 化合物 5とする) 、
ホスホノ 3— 0—デシル— 6—Ο— [2—デ才キシ— 4—0—ホスホノー 3 -0- [ (R) — 3—メトキシデシル] ― 6— 0—メチルー 2— [ (Ζ) 一 1 1 一 (才クタデセノィル) ァミノ] 一 )8— D—ダルコピラノシル] — 2— Ο—テ卜 ラデシルー /3— D—ダルコビラノシド (以下、 化合物 6とする) 、
ホスホノ 2, 3—ジ— Ο—ドデシル— 6— 0— [2—デ才キシ— 4一 0—ホ スホノー 3—0— [ (R) — 3—メ卜キシデシル] — 6—0—メチル— 2—
[ (Ζ) — 1 1 - (才クタデセノィル) ァミノ] 一 j8— D—ダルコピラノシル] 一 α— D—ダルコビラノシド (以下、 化合物 7とする) 、
ホスホノ 2, 3—ジー 0—ドデシル— 6— Ο— [2—デ才キシ— 4一 0—ホ スホノー 3— 0— [ ( R) 一 3—メ卜キシデシル] ― 6— 0—メチルー 2― [ (Ζ) — 1 1 — (才クタデセノィル) ァミノ] — ;8— D—ダルコピラノシル] 一 j8— D—ダルコビラノシド (以下、 化合物 8とする) 、
ホスホノ 2, 3—ジー 0—ドデシルー 6—0— [2—デ才キシー 4ー0—ホ スホノー 3—0— [ (R) — 3—メ卜キシデシル] — 6—0—メチル— 2— [9 一 (才クタデシノィル) ァミノ] 一 ) 8— D—ダルコピラノシル] 一 α— D—グル コピラノシド (以下、 化合物 9とする) 、
ホスホノ 2, 3—ジ一 0—ドデシルー 6—0— [2ーデ才キシ一 4一 0—ホ スホノ— 3—0— [ ( R) 一 3—メ卜キシデシル] 一 6— Ο—メチル— 2— [9 - (才クタデシノィル) ァミノ] 一 ) 8— D—ダルコピラノシル] — j8— D—グル コピラノシド (以下、 化合物 1 0とする) 、
ホスホノ 2 , 3—ジー 0—ドデシルー 6—O— [2—デォキシ— 4—O—木 スホノー 3— O— [ (R) — 3—メ卜キシデシル] — 6— O—メチル— 2— [ (E) 一 9一 (才クタデセノィル) ァミノ] 一 ) 8— D—ダルコピラノシル] 一 α— D—ダルコビラノシド (以下、 化合物 1 Ί とする) 、
ホスホノ 3— 0—デシルー 6— 0— [2—デ才キシ一 4一 Ο—ホスホノ— 3 —0— [ (R) — 3—メ卜キシデシル] — 6 _0—メチル— 2— [ (Ε) — 9一 (才クタデセノィル) ァミノ] 一 /3— D—ダルコピラノシル] 一 2—0—テトラ デシルー ι8— D—ダルコビラノシド (以下、 化合物 1 2とする) 、
ホスホノ 3— 0—ドデシル— 6—Ο— [2—デ才キシ— 4—Ο—ホスホノ— 3—0— [ ( R) 一 3—メ卜キシデ ル] 一 6—0—メチル— 2— [ (Ζ) — 1
I - (ォクタデセノィル) ァミノ] — j8— D—ダルコピラノシル] — 2— 0—テ トラデシル— α— D—ダルコビラノシド (以下、 化合物 1 3とする) 、
ホスホノ 3— 0—ドデシルー 6— Ο— [2—デ才キシ— 4一 0—ホスホノー 3 -0- [ (R) — 3—メ卜キシデシル] — 6— Ο—メチル— 2— [ (Ζ) - 1 1 一 (才クタデセノィル) ァミノ] — j8— D—ダルコピラノシル] 一 2—0—テ 卜ラデシル— — D—ダルコビラノシド (以下、 化合物 1 4とする) 、
.2 - (ホスホノ才キシ) ェチル 6— 0— [2—デ才キシー 4一 0—ホスホノ - 3 -0- [ (R) 一 3—メトキシデシル] ― 6— 0—メチルー 2— [ (Ζ) -
I I - (才クタデセノィル) ァミノ] 一 j8— D—ダルコピラノシル] — 3— O— ドデシル— 2—0— [ (R) 一 3—ヒドロキシテトラデシル] — α— D—ダルコ ビラノシド (以下、 化合物 1 5とする) 、
2— (ホスホノォキシ) ェチル 6—0— [2—デ才キシー 4一 0—ホスホノ 一 3—0— [ (R) — 3—メトキシデシル] — 6— Ο—メチル— 2— [ (Ζ) 一 1 1 - (才ク夕デセノィル) ァミノ] 一/?— D—ダルコピラノシル] 一 3— 0— ドデシルー 2— 0—テ卜ラデシルー a— D—ダルコピラノシド (以下、 化合物 1 6とする) 、
2— (ホスホノ才キシ) ェチル 6—0— [2—デ才キシー 4一 0—ホスホノ - 3 -0- [ (R) 一 3—メトキシデシル] — 6—0-メチルー 2— [ (Ζ) —
1 1 - (才ク夕デセノィル) ァミノ] 一 /3— D—ダルコピラノシル] — 2, 3 — ジー 0—ドデシルー a— D—ダルコビラノシド (以下、 化合物 1 7とする) 、
2— (ホスホノォキシ) ェチル 6— 0— [ 2—デォキシ— 4一 0—木スホノ 一 3— 0— [ ( R ) — 3 —メトキシデシル] 一 6— 0—メチルー 2— [ ( Ζ) - 1 1 - (才クタデセノィル) ァミノ] 一 /3— D—ダルコピラノシル] 一 2, 3— ジ— 0—ドデシル一 j8— D—ダルコビラノシド (以下、 化合物 1 8とする) 、
2—ホスホノエチル 6— O— [ 2—デ才キシ— 3— 0— [ ( R) — 3—メト キシデシル] ― 6 — 0—メチル— 2— [ ( Z ) — 1 1 — (才クタデセノィル) ァ ミノ] 一 4— O—ホスホノー)8— D—ダルコピラノシル] — 2, 3—ジ一 O—ド デシル— α— D—ダルコビラノシド (以下、 化合物 1 9とする) 、
3 - (ホスホノ才キシ) プロピル 6— O— { 2—デォキシ— 3— O—
[ ( R) — 3—メトキシデシル]— 6— 0—メチル— 2— [(Z)— 1 1 - (才クタ デセノィルァミノ) ]— 4一 O—ホスホノ一 /3 _ D—ダルコビラノシル }— 2 , 3—ジ— 0—ドデシル— α— D—ダルコビラノシド (以下、 化合物 2 0とする) 3— (ホスホノ) プロピル 6— 0— { 2—デ才キシー 3— 0— [ ( R) _ 3 ーメ卜キシデシル]一 6—0—メチル一 2— [ (Ζ ) - 1 1 - (ォクタデセノィ Jレアミノ) ]ー 4一 O—ホスホノ—;8— D—ダルコビラノシル }— 2, 3—ジー 0—ドデシル— α— D—ダルコビラノシド (以下、 化合物 2 1 とする) 、
6— 0— {2—デォキシー 3— 0— [ ( R) — 3—メ卜キシデシル]— 6— Ο— メチル— 2— [ ( Ζ ) — Ί 1 — (才クタデセノィルァミノ) ]一 4— 0—ホスホ ノー β — Ό一グルコピラノシル }一 2, 3—ジ一 Ο'—ドデシル— α— D—グルコ ビラノシルメチル ジハイドロジェンホスフェート (以下、 化合物 2 2とする) 6 - 0- { 2ーデォキシ— 3— 0— [ ( R ) — 3 —メ卜キシデシル]一 6— 0— メチル— 2— [ ( Ζ) - 1 1 - (ォクタデセノィルァミノ) ]一 4— Ο—ホス木 ノ一 )8— D—ダルコビラノシル }— 2 , 3—ジ— 0—ドデシル— α— D—ダルコ ビラノシルェチル ジハイドロジェンホスフエー卜 (以下、 化合物 2 3とする) 6— 0— {2—デ才キシ— 3— 0— [ ( R ) — 3—メトキシデシル]— 6— 0— メチル一 2— [ ( Ζ) — 1 1 - (才ク夕デセノィルァミノ) ]— 4— 0—ホスホ
ノー i8— D—ダルコピラノシル }— 2、 3—ジ— 0—ドデシルー α— D—ダルコ ビラノシルェチルホスホン酸 (以下、 化合物 2 4とする) 、
2 - (ホス木ノ) ェチル 6— Ο— {2—デォキシー 3— 0— [ (R) — 3— メ卜キシデシル]一 6— 0—メチル— 2— [ (Ζ) - 1 1 - (ォクタデセノィル ァミノ) ]— 4— 0—ホスホノ— |8— D—ダルコビラノシル }— 2— Θ—テ卜ラ デシル— 3—0—デシル— α— D—ダルコビラノシド (以下、 化合物 2 5とす る) 、
6一 0— {2—デ才キシ一 3— 0— [ (R) — 3—メ卜キシデシル]— 6— Ο— メチル _ 2— [ (Ζ) — 1 1 — (才,クタデセノィルァミノ) ]一 4一 0—ホスホ ノー ;8— D—ダルコビラノシル }一 2, 3—ジ— 0—ドデシルー j8— D—ダルコ ビラノシルメチルホスホン酸 (以下、 化合物 2 6とする) 、
2— (ホスホノォキシ) ェチル 6— O— {2—デ才キシ— 3—0— [ (R) 一 3—メ卜キシデシル]一 2— [ (Z) - 1 1 - (才クタデセノィルァミノ) ]— 4一 O—ホスホノ一 )8— D—ダルコビラノシル }— 2, 3—ジ— O—ドデシルー α— D—ダルコビラノシド (以下、 化合物 2 7とする) 、
2— (ホスホノォキシ) ェチル 6—0— {2—デ才キシ _ 3— 0_ [ (R) 一 3—ヒドロキシデシル]— 2— [ (Ζ) - 1 1 — (才クタデセノィルァミノ) ] 一 4— 0—ホスホノー) 3— D—ダルコビラノシル }ー 2, 3—ジ— 0_ドデシル 一 一 D—ダルコビラノシド (以下、 化合物 2 8とする) 、
2— (ホスホノォキシ) ェチル 6— 0— {2—デ才キシ— 3— 0— [ (R) 一 3—メ卜キシデシル] - 6— 0—メチル— 2— [ (Ζ) — 1 1 — (才クタデセ ノィルァミノ) ]— 4一 0—ホスホノ一 )8— D—ダルコビラノシル }— 3 -0- ドデシルー 2—0— [ (3—才キソ) テ卜ラデシル]— α— D—ダルコピラノシ ド (以下、 化合物 2 9とする) 、
2— (ホスホノ才キシ) ェチル 6 _0— {2—デ才キシ— 3— 0— [ (R) 一 3—メ卜キシデシル]― 6一 0—メチルー 2— [ (Ζ) — 1 1 一 (才クタデセ ノィルァミノ) ]— 4— 0—ホスホノ一 0— D—ダルコビラノシル }— 2 , 3 - ビス一 0— [ (ノニル才キシ) ェチル ]— a _ D—ダルコビラノシド (以下、 ィ匕 合物 3 0とする) 、
2 - (ホスホノ才キシ) ェチル 6—0— {2—デ才キシー 3— 0— [ (R) - 3—メ卜キシデシル]— 6— O—メチル一 2— [ (Z) — 1 1 — (才クタデセ ノィルァミノ) ]ー 4— 0—ホスホノ一 j8— D—ダルコビラノシル }一 2, 3— ビス— 0— { 2— [2— (へキシル才キシ) エトキシ]ェチル } 一 α— D—グル コピラノシド (以下、 化合物 3 1 とする) 、
2 - (ホスホノォキシ) ェチル 6—0— {2—デォキシ— 3— 0— [ (R) 一 3—メ卜キシデシル]一 6— Ο—メチル一 2— [ (Ζ) - 1 1 — (才クタデセ ノィルァミノ) ]— 4—0—ホスホノ一 )8— D—ダルコビラノシル }— 2, 3— ビス一 0— { 2— [2— (2—プロボキシェ卜キシ) ェ卜キシ]ェチル } - oi - D—ダルコビラノシド (以下、 化合物 3 2とする) 、
2—' (ホスホノ才キシ) ェチル 6— O— {2—デォキシ— 3— 0— [ (R) 一 3—メ卜キシデシル]一 6— O—メチルー 2— [ (Z) - 1 1 — (ォクタデセ ノィルァミノ) ]一 4—0—ホスホノ一 ^— D—ダルコビラノシル }— 3 -0- ドデシル— 2— 0— [2— (ゥンデシルスル木ニル) ェチル]一 α— D—ダルコ ビラノシド (以下、 化合物 3 3とする) 、
2— (ホスホノォキシ) ェチル 6— Ο— {2—デ才キシー 3— 0— [ (R) 一 3—メトキシデシル]— 6— Ο—メチルー 2— [ (Ζ) 一 1 1 - (才クタデセ ノィルァミノ) ]— 4一 0—ホスホノー )8— D—ダルコビラノシル }— 2, 3— ビス一 0_ [2— (ノニルスルホニル) ェチル ]— α— D—ダルコビラノシド (以下、 化合物 3 4とする) 、
2 - (ホスホノ才キシ) ェチル 6— Ο— {2—デ才キシー 3— 0— [ (R) — 3—メ卜キシデシル]一 6— 0—メチルー 2— [ (Ζ) — 1 1 — (ォクタデセ ノィルァミノ) ]— 4一 0—ホスホノー 一 D—ダルコビラノシル }— 3— Ο— ドデシルー 2—0— [ (3—才キソ) テ卜ラデカノィル]— α— D—ダルコビラ ノシド (以下、 化合物 3 5とする) 、
ホスホノ 6— 0— {2—デ才キシ一 3— O— [ (R) — 3—メ卜キシデシル] — 6— 0—メチル一 2— [ (Z) — 1 1 - (ォクタデセノィルァミノ) ] _ 4— 0—ホスホノ一;8— D—ダルコビラノシル }一 3 -0-ドデシルー 2— 0—
[ (3—才キソ) テ卜ラデカノィル]一 α— D—ダルコビラノシド (以下、 化合 物 3 6とする) 又は
ホスホノ 6— 0— {2—デ才キシー 3—0— [ (R) 一 3—メトキシデシル] — 6— 0—メチルー 2— [ (Z) - 1 1 一 (才クタデセノィルァミノ) ]ー4ー 0—ホスホノ一 ]8— D—ダルコビラノシル }— 3—0—ドテ'シルー 2— 0—
[ (3—才キソ) テ卜ラデカノィル]一 ) 8— D—ダルコビラノシド (以下、 化合 物 3 7とする) である。 また、 本発明は、 上記化合物 ( I ) を有効成分として含有する医薬でぁリ、 特 に、 炎症の予防剤又は治療剤、 自己免疫疾患の予防剤又は治療剤、 免疫抑制剤、 冠動脈バイパス形成術後の予後改善剤、 あるいは、 敗血症の予防剤又は治療剤で ある。 なお、 上記式 ( I ) 中、 Qにおいては並び順は特に限定がなく、 例えば、 基- O-Alk-は- O-Alk-であっても- Alk-O-であってもよい。 上記式 ( I ) 中、 Qにおける 「C,— C3アルキレン基」 .としては、 例えば、 メ チレン、 エチレン、 プロピレン、 卜リメチレン基のような直鎖又は分枝鎖の C, —C3アルキレン基があげられ、 好適には、 メチレン、 エチレン又は卜リメチレ ン基であり、 より好適には、 エチレン基である。 上記式 ( I ) 中、 R3における 「下記置換基群 Aから選択された一種以上の基 で置換されていてもよい C,— C2。アルカノィル基」 の 「C,一 C2。アルカノィル 基 J 、 及び、 置換基群 Aにおける Γ才キソ基を有していてもよい C,— C2。アル カノィル才キシ基」 の 「C,— C2。アルカノィル」 部分としては、 例えば、 ホル ミル (但し、 才キソ基が置換基である場合は除く) 、 ァセチル、 プロピオニル、 イソプロピオニル、 ブチリル、 イソプチリル、 sec—ブチリル、 tert—プチリル, バレリル、 イソバレリル、 ビバロイル、 へキサノィル、 イソへキサノィル、 ヘプ タノィル、 イソヘプタノィル、 才クタノィル、 イソ才クタノィル、 ノナノィル、
イソノナノィル、 デカノィル、 イソデカノィル、 ゥンデカノィル、 イソゥンデ力 ノィル、 ラウロイル、 イソラウロイル、 卜リデカノィル、 イソ卜リデカノィル、 ミリス卜ィル、 ペンタデカノィル、 パルミ卜ィル、 ヘプ夕デカノィル、 ステア口 ィル、 イソステアロイル、 ノナデカノィル、 ィコサノィル基のような直鎖又は分 枝鎖の C,_C 2。アルカノィル基があげられ、
置換基群 Aにおいては、 好適には、 C4— C,8アルカノィル基であり、 より好適 には、 C8— C,8アルカノィル基であり、 さらに好適には、 C,。― C,8アルカノ.ィ ル基であり、
R3においては、 好適には、 C,。― C18アルカノィル基である。 上記式 ( I ) 中、 R3における 「下記置換基群 Aから選択された一種以上の基 で置換されていてもよい C3— C2。アルケノィル基」 の 「C3— C2。アルケノィル 基」 、 及び、 置換基群 Aにおける Γ才キソ基を有していてもよい C3— C2。アル ケノィル才キシ基」.の 「C3— C2。アルケノィル」 部分としては、 上記であげた C,— C2。アルカノィル基のうち、 炭素数 3乃至 2 0個のものであって、 1乃至 3個の二重結合を有する基があげられ、 ¾
好適には、 C4—C,8アルケノィル基であり、 さらに好適には、 C1()— C,87ルケ ノィル基である。 上記式 ( I ) 中、 R3における 「下記置換基群 Aから選択された一種以上の基 で置換されていてもよい C3—C2。アルキノィル基」 の 「C3— C2。アルキノィル 基 J 、 及び、 置換基群 Aにおける Γ才キソ基を有していてもよい C3— C2。アル キノィル才キシ基」 の 「C3— C2„アルキノィル J 部分としては、 上記であげた C,— C2。アルカノィル基のうち、 炭素数 3乃至 2 0個のものであって、 1乃至 3個の三重結合を有する基があげられ、
好適には、 C4— C,8アルキノィル基であり、 さらに好適には、 C,。一 C18アルキ ノィル基である。
上記式 ( I ) 中、 R1、 R2及び R4における 「下記置換基群 Aから選択された 一種以上の基で置換されていてもよい c,— c2。アルキル基」 の rc,— C2。アル キル基」 としては、 例えば、 メチル、 ェチル、 プロピル、 イソプロピル、 プチル、 イソプチル、 s—ブチル、 tert—ブチル、 ペンチル、 イソペンチル、 2—メチ ルプチル、 ネオペンチル、 1 —ェチルプロピル、 へキシル、 イソへキシル、 4— メチルペンチル、 3ーメチルペンチル、 2—メチルペンチル、 1 —メチルペンチ ル、 3, 3—ジメチルブチル、 2, 2—ジメチルブチル、 1, 1 —ジメチルプチ ル、 1, 2—ジメチルブチル、 1, 3—ジメチルブチル、 2, 3—ジメチルプチ ル、 2—ェチルプチル、 ヘプチル、 1 —メチルへキシル、 2ーメチルへキシル、 3—メチルへキシル、 4ーメチルへキシル、 5—メチルへキシル、 1 —プロピル プチル、 4, 4—ジメチルペンチル、 才クチル、 1 一メチルヘプチル、 2—メチ ルヘプチル、 3—メチルヘプチル、 4—メチルヘプチル、 5一メチルヘプチル、 6—メチルヘプチル、 1 一プロピルペンチル、 2—ェチルへキシル、 5, 5—ジ メチルへキシル、 ノニル、 3ーメチル才クチル、 4ーメチル才クチル、 5—メチ ル才クチル、 6—メチル才クチル、 1 一プロピルへキシル、 2一ェチルヘプチル、 6, 6—ジメチルヘプチル、 デシル、 1 ーメチルノニル、 3—メチルノニル、 8 ーメチルノニル、 3—ェチル才クチル、 3, 7ージメチル才クチル、 7, 7—ジ メチルォクチル、 ゥンデシル、 4, 8—ジメチルノニル、 ドデシル、 トリデシル、 テ卜ラデシル、 ペン夕デシル、 3, 7, 1 1 ートリメチルドデシル、 へキサデシ ル、 4, 8, 1 2—卜リメチルトリデシル、 1 —メチルペンタデシル、 1 4ーメ チルペンタデシル、 1 3, 1 3—ジメチルテトラデシル、 ヘプタデシル、 1 5— メチルへキサデシル、 ォクタデシル、 1 —メヂルヘプ夕デシル、 ノナデシル、 ィ コシル又は 3, 7, 1 1, 1 5—テ卜ラメチルへキサデシル基のような炭素数 1 乃至 2 0個の直鎖又は分枝鎖アルキル基があげられ、 好適には、 C4一 C,8アル キル基であり、 より好適には、 C8— C,8アルキル基である。 上記式 ( I ) 中、 R'、 R2及び R4における 「下記置換基群 Aから選択された —種以上の基で置換されていてもよい C2_ C2。アルケニル基」 の 「C2— C20ァ ルケニル基」 としては、 上記であげた C,— C2。アルキル基のうち、 炭素数 2乃
至 2 0個のものであって、 1乃至 3個の二重結合を有する基があげられ、 好適に は、 。― C18アルケニル基である。 上記式 ( I ) 中、 R'、 R2及び R4における 「下記置換基群 Aから選択された 一種以上の基で置換されていてもよい C2— C2。アルキニル基」 の 「C2— C20ァ ルキニル基」 としては、 上記であげた C,— C2。アルキル基のうち、 炭素数 2乃 至 2 0個のものであって、 1乃至 3個の三重結合を有する基があげられ、 好適に は、 C1()— Cuアルキニル基である。 上記式 ( I ) 中、 R5及び置換基群 Aにおける 「ハロゲン原子」 としては、 例 えば、 フッ素、 塩素、 臭素又はヨウ素原子があげられ、 好適には、 フッ素、 塩素 又は臭素原子であり、 さらに好適には、 フッ素原子である。 上記式 ( I ) 中、 R5における Γォキソ基を有していてもよい.. C,— C6アルコ キシ基 J の 「C,— C6アルコキシ基」 としては、 例えば、 メ卜キシ、 エトキシ、 プロボキシ、 イソプロボキシ、 ブトキシ、 イソプ卜キシ、 s—ブ卜キシ、 tert —ブトキシ、 ペンチルォキシ、 イソペンチルォキシ、 2—メチルプチル才キシ、 ネオペンチル才キシ、 1 _ェチルプロピル才キシ、 へキシル才キシ、 イソへキシ ル才キシ、 4—メチルペンチル才キシ、 3—メチルペンチル才キシ、 2—メチル ペンチルォキシ、 1 —メチルペンチル才キシ、 3, 3—ジメチルブチル才キシ、 2, 2—ジメチルブチル才キシ、 1, 1 ージメチルブチルォキシ、 1, 2—ジメ チルブチル才キシ、 1, 3—ジメチルブチル才キシ、 2, 3—ジメチルプチル才 キシ又は 2—ェチルブチル才キシ基のような炭素数 1乃至 6個の直鎖又は分枝鎖 アルコキシ基があげられ、 好適には、 炭素数 1乃至 4個の直鎖又は分枝鎖アルコ キシ基であり、 さらに好適には、 メ卜キシ基である。 上記式 ( I ) 中、 R5における Γ才キソ基を有していてもよい C2— C6アルケ ニル才キシ基」 の 「C2— C6アルケニル才キシ基」 としては、 上記であげた C,
一 C 6アルコキシ基のうち、 炭素数 2乃至 6個のものであって、 1個の二重結合 を有する基があげられ、 好適には、 C 2— C 4アルケニル才キシ基である。 上記式 ( I ) 中、 R 5における Γォキソ基を有していてもよい C 2— C 6アルキ ニル才キシ基」 の 「C 2— C 6アルキニル才キシ基」 としては、 上記であげた C , _ C 6アルコキシ基のうち、 炭素数 2乃至 6個のものであって、 1個の三重結合 を有する基があげられ、 好適には、 C 2— C 4アルキニル才キシ基である。 上記式 ( I ) 中、 置換基群 Aにおける Γォキソ基を有していてもよい C ,— C 20アルコキシ基」 としては、 炭素数 1乃至 1 0個の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基 ( C ,一 C 2 Qアルキル基) に酸素原子が結合している基があげられ、 例えば、 メ 卜キシ、 ェ卜キシ、 プロボキシ、 イソプロボキシ、 プ卜キシ、 イソブ卜キシ、 s ーブ卜キシ、 t e r t—ブ卜キシ、 ペンチル才キシ、 イソペンチル才キシ、 2—メ チルブチル才キシ、 ネオペンチル才キシ、 1 —ェチルプロピル才キシ、 へキシル 才キシ、 イソへキシルォキシ、 4ーメチルペンチル才キシ、 3—メチルペンチル 才キシ、 2—メチルペンチルォキシ、 1 —メチルペンチルォキシ、 3, 3—ジメ チルプチル才キシ、 2, 2—ジメチルブチル才キシ、 1, 1 ージメチルブチル才 キシ、 1, 2—ジメチルブチル才キシ、 1, 3—ジメチルブチル才キシ、 2, 3 —ジメチルブチルォキシ、 2—ェチルプチル才キシ、 ヘプチル才キシ、 4ーメチ ルへキシル才キシ、 1 一プロピルプチル才キシ、 4, 4—ジメチルペンチル才キ シ、 ォクチルォキシ、 6—メチルヘプチル才キシ、 5, 5—ジメチルへキシル才 キシ、 ノニル才キシ、 デシル才キシ、 1 —メチルノニル才キシ、 3—メチルノニ ル才キシ、 8—メチルノニル才キシ、 3—ェチル才クチル才キシ、 3, 7—ジメ チル才クチル才キシ、 7, 7—ジメチル才クチルォキシ、 ゥンデシル才キシ、 4, 8—ジメチルノニル才キシ、 ドデシルォキシ、 トリデシル才キシ、 テ卜ラデシル 才キシ、 ペンタデシル才キシ、 3, 7, 1 1 一卜リメチルドデシルォキシ、 へキ サデシル才キシ、 4 , 8, 1 2—卜リメチル卜リデシル才キシ、 1 ーメチルペン タデシルォキシ、 1 4—メチルペン夕デシル才キシ、 1 3, 1 3—ジメチルテ卜 ラデシルォキシ、 ヘプタデシルォキシ、 才クタデシルォキシ、 1 —メチルヘプ夕
デシルオギシ、 ノナデシル才キシ、 ィコシル才キシ又は 3, 7, 1 1, 1 5—テ 卜ラメチルへキサデシルォキシ基のような炭素数 1乃至 2 0個の直鎖又は分枝鎖 アルコキシ基があげられる。 上記式 ( I ) 中、 置換基群 Aにおける Γ (C,一 C2。アルコキシ) C,— C20ァ ルコキシ基」 としては、 上記であげた 「C,一 C2。アルコキシ基」 が 1個置換し た上記であげた 「( 。アルコキシ基」 があげられ、 好適には、 (C,—C6 アルコキシ) C,一 C6アルコキシ基である。 上記式 (に) 中、 置換基群 Aにおける Γ { (C,— C2。アルコキシ) C,一 C20 アルコキシ } C,— C2()アルコキシ基」 としては、 上記であげた Γ (C,一 C20ァ ルコキシ) C,— C2。アルコキシ基」 が 1個置換した上記であげた rc,— c20ァ ルコキシ基」 があげられ、 好適には、 { (c,— c6アルコキシ) c,— c6アルコ キシ基 } C,— c6アルコキシ基である。 上記式 ( I ) 中、 置換基群 Aにおける Γ才キソ基を有していてもよい C2— C 20アルケニル才キシ基」 としては、 上記であげた 「C,— C2。アルコキシ基 J の うち、 炭素数 2乃至 2 0個のものであって、 1乃至 3個の二重結合を有する基が あげられる。 上記式 ( I ) 中、 置換基群 Aにおける Γ才キソ基を有していてもよい C2— C 20アルキニルォキシ基」 としては、 上記であげた rd— C アルコキシ基」 の うち、 炭素数 2乃至 2 0個のものであって、 1乃至 3個の三重結合を有する基が あげられる。 なお、 本発明において、 才キソ基が、 アルキル、 アルケニル又はアルキニルに 置換する場合、 才キソ基が 1位に置換する場合を除く。 すなわち、 才キソ基に置 換された、 アルキル、 アルケニル又はアルキニルは、 それぞれ、 アルカノィル、 アルケノィル又はアルキノィルを含まない。
上記式 ( I ) 中、 置換基群 Aにおける 「C,一 C2。アルキルスルホニル基」 は、 上記であげた C ,— C 2。アルキル基が結合したスルホニル基であり、 好適には、 C,— C6アルキルスルホニル基である。 上記式 ( I ) 中、 置換基群 Aの置換位置は、 好適には、 3位である。 上記式 ( I ) 中、 好適な R'は、 置換基群 Aから選択された置換基を有しても よい、 C4一 C,8アルキル基又は C4— C,8アルケニル基であり、 より好適には、 置換基群 Aから選択された置換基を有してもよい、 C8— C,8アルキル基又は C8 _C18アルケニル基でぁリ、 更に好適には、 無置換又は置換基群 Aから選択され た水酸基若しくは才キソ基を置換基として有する、 C,。一 C,8アルキル基又は C ,。一 C,8アルケニル基であり、 特に好適には、 無置換又は置換基群 Aから選択さ れた水酸基若しくは才キソ基を置換基として有する、 デシル基、 ドデシル基、 テ 卜ラデシル基、 5—ドデセニル基又は 7—テトラデセニル基である。 上記式 ( I ) 中、 好適な R2は、 置換基群 Aから選択された置換基を有しても よい、 C4— C,8アルキル基又は C4一 C,8アルケニル基であり、 より好適には、 置換基群 Aから選択された置換基を有してもよい、 C,。一 C,8アルキル基又は C 10— Ci8アルケニル基である。 上記式 ( I ) 中、 好適な R3は、 置換基群 Aから選択された置換基を有してい てもよい — C2。アルカノィル基であり、 より好適には、 置換基群 Aから選択 された置換基を有していてもよい C,。一 C18アルカノィル基である。 上記式 ( I ) 中、 好適な R4は、 置換基群 Aから選択された置換基を有しても よい、 C4一 C,8アルキル基又は C4一 C18アルケニル基であり、 より好適には、 置換基群 Aから選択された置換基を有すしていてもよい C1Q— C18アルキル基又 は C,。一 Cl8アルケニル基である。
上記式 ( I ) 中、 好適な R5は、 ハロゲン原子、 水酸基又は無置換の C,— C6 アルコキシ基であり、 より好適には、 フッ素原子、 水酸基又はメ卜キシ基である c 上記式 ( I ) の化合物は、 塩にすることができるが、 そのような塩としては、 好適には、 ナトリウム塩、 カリウム塩、 マグネシウム塩又はカルシウム塩のよう なアルカリ金属又はアルカリ土類金属の塩; 卜リエチルァミン塩、 卜リメチルァ ミン塩のような有機塩基の塩を挙げることができる。 また、 本発明の化合物 ( I ) は、 大気中に放置しておくことにより、 水分を吸 収し、 吸着水が付いたリ、 水和物となる場合があり、 そのような塩も本発明に包 含される。 さらに、 本発明の化合物 ( I ) は、 他のある種の溶媒を吸収し、 溶媒和物とな る場合があるが、 そのような塩も本発明に包含される。 上記式 ( I ) の化合物は、 分子中に不斉炭素を有し、 各々が S配位、 R配位で ある立体異性体が存在するが、 その各々、 或いはそれらの混合物のいずれも本発 明に包含される。 発明を実施するための最良の形態
本発明の一般式 ( I ) を有する化合物は、 以下の方法により、 公知化合物
(I I) を出発原料として用いて、 製造することができる。
C8l79l0/C00Zdf/X3d 88ム8 OOZ OAV
上記工程中、 R'、 R
2、 R
4及び R
5は前述したものと同意義を示す。
R 3aは、 下記置換基群から選択された一種以上の基で置換されていてもよい、 C,一 C, 9アルキル基、 C2— C,9アルケニル基又は C2— C,9アルキニル基を示し. 当該置換基群は、 八ロゲン原子、 水酸基、 才キソ基、 才キソ基を有していても よい C,— C2()アルコキシ基、 才キソ基を有していてもよい C2— C2。アルケニル ォキシ基、 才キソ基を有していてもよい C2— C2(1アルキニル才キシ基、 ォキソ 基を有していてもよい Ci— C2。アルカノィル才キシ基、 才キソ基を有していて もよい C3— C2。アルケノィル才キシ基及び才キソ基を有していてもよい C3—C 20アルキノィル才キシ基からなる群である。
R4aは、 前述の R4のうち、 水素原子を除いたものと同意義を示す。
R4bは、 水酸基の保護基であり、 好適には、 4—メ卜キシベンジルォキシ基で あ 0
は、 前記置換基群 Aから選択された一種以上の基で置換されていてもよい 一 C17アルキル基、 前記置換基群 Aから選択された一種以上の基で置換され ていてもよい C2— C, 7アルケニル基又は前記置換基群 Aから選択された一種以 上の基で置換されていてもよい C2— C17アルキニル基であり、 好適には、 C,一 C15アルキル基又は C,— C,5アルケニル基であり、 より好適には、 C,— C,5ァ ルキル基である。
R5aは、 水酸基の保護基であり、 好適には、 ベンジルォキシカルボニル基又は ァリル才キシカルボニル基である。
R5bは、 才キソ基を有していてもよい C,一 C6アルキル基を示す。
R5£は、 水素原子又は八ロゲン原子を示す。 .
R6は、 卜リ (C,一 C6アルキル) ケィ素基を示し、
R7は、 ァリル才キシカルボ二ル基を示し、
R8及び R'2は、 同一又は異なって、 ァリル基、 置換基を有してもよい C6— C ,。ァリール基又は置換基を有してもよい C7— Cu 7ラルキル基を示し、 好適に は、 ァリル基、 フ Iニル基又はべンジル基である。
R9及び R'Qは、 同一又は異なって、 水素原子、 C,一 Csアルキル基又は C6— C,fl7リール基を示す。
R"は、 1一プロぺニル基である。
R'3、 R'4及び R'5は、 同一又は異なって、 C,— C4アルキル基又は Cs— C,0 ァリール基を示す。
R16は、 C,— C6アルキル基を示す。
R'7は、 C,— C6アルキル基を示す。 本願発明の化合物 ( I ) を製造する工程は A~H法からなる。
( 1 ) A法は、 中間体 (XI) 、 (Xla) 又は (XIV) を製造する方法である。
(2 ) B法は、 中間体 (XXI I) 、 (XXVI I I) 及び (XXXI) を製造する工程であ る。 R 5の種類に応じて、 a法、 b法及び c法の 3種類の方法を記載する。
(3 ) C法は、 中間体 (XI) 、 (Xla) 又は (XIV) と中間体 (XXI I) 、 (XXVI I I) 又は (XXXI) を縮合し、 目的化合物 (XLI) 、 (XLIV) 又は
(XXXIX) を製造する工程である。
(4) D法は、 中間体 (XLVI I) を製造し、 中間体 (XXI I) 、 (XXVI I I) 又は (XXXI) と縮合させ、 目的化合物 (い を製造する工程である。
(5) Ε法は、 Qがエチレンォキシ基である目的化合物 (LXI I) を製造するェ 程である。
(6 ) F法は、 Qがメチレン基である目的化合物 (LXXI I) を製造する工程であ る。
(7 ) G法は、 Qがトリメチレンジ才キシ基である目的化合物 (LXXVI I I) を製 造する工程である。
(8) H法は、 R1がァシル基である中間体 (XlVa) を製造する工程である。 以下、 各工程につき、 説明する。 ( 1 ) A法
(第 A a 1工程)
本工程は、 ジアセトン一 D—グルコース化合物 (I I) の 3位水酸基がアルキ ル化 (アルケニル基、 アルキニル基を導入する場合も含む。 以下、 製造工程の説 明において、 同様の定義とする。 ) 又はァシル化された化合物 (I I I) を製造す る工程であり、 アルキル化は下記(a)の方法、 ァシル化は下記(b)の方法により 達成される。
(a)アルキル化
本工程は、 不活性溶剤中、 塩基の存在下、 化合物 (I I) にアルキル化剤を反 応させることによって達成される。
使用される溶剤としては、 例えば、 ジ才キサン、 テ卜ラヒドロフランなどのェ 一テル類;ホルムアミド、 ジメチルホルムアミドなどのアミド類; ジクロロメタ ンなどのハロゲン化炭化水素類があげられるが、 好適には、 ジメチルホルムアミ ドである。
使用される塩基としては、 例えば、 水酸化ナトリウム、 水酸化カリウムなどの 水酸化アル力リ金属; n-ブチルリチウム、 t-ブチルリチウムなどのアルキルリ チウ厶類;水素化カリウム、 水素化ナトリウムなどの水素化アルカリ金属等があ げられるが、 好適には、 水素化ナ卜リウ厶である。
使用されるアルキル化剤としては、 例えば、 八ロゲン化炭化水素類、 スルホン 酸エステル類が挙げられるが、 好適には、 臭化物 (R2B r ) 又はメタンスルホ ン酸エステル (R2O S 02M e) である。
反応温度は、 通常 0°C乃至 1 0 0°Cで行われるが、 好適には、 0°C乃至 6 0°C である。
反応時間は、 反応温度、 原料、 試薬または使用される溶剤等によって異なるが、 通常、 2 0分間乃至 4 8時間であり、 好適には、 2乃至 2 4時間である。
反応終了後、 本反応の目的化合物は常法に従って、 反応混合物から採取される。 例えば、 反応混合物を中和した後、 濃縮し、 酢酸ェチルのような水と混和しない 有機溶剤を加え、 水洗後、 目的化合物を含む有機層を分離し、 無水硫酸マグネシ ゥ厶等で乾燥後、 溶剤を留去することで得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマ卜 グラフィ一等により、 精製することもできる。 (b)ァシル化
本工程は、 不活性溶剤中、 縮合剤及び塩基の存在又は非存在下、 化合物
( I I ) に、 カルボン酸又は酸塩化物のようなァシル化剤^反応させることによ り達成される。
使用される溶剤としては、 例えば、 テ卜ラヒドロフラン、 ジ才キサンのような エーテル類;メチレンクロリ ド、 クロ口ホルム、 四塩化炭素のようなハロゲン化 炭化水素類; N,N—ジメチルホルムアミドのようなアミド類をあげることができ るが、 好適には、 メチレンクロリ ドである。
カルボン酸との反応において使用される縮合剤としては、 1, 3-ジシクロへキ シルカルポジイミド、 1, 3-ジイソプロピルカルポジイミド、 1 - [3- (ジメチルァ ミノ)プロピル] -3-ェチルカルボジイミド ハイド口クロライド (1VSC I ) などの カルポジイミド類をあげることができるが、 好適には、 1,3-ジシクロへキシル カルポジイミドである。
酸塩化物との反応において使用される塩基としては、 ピリジン、 ジメチルアミ ノビリジン、 卜リエチルァミンのような有機塩基類をあげることができるが、 好 適には、 4-ジメチルァミノピリジンである。
使用されるァシル化剤としては、 式: R 2' 0 Hで表されるカルボン酸、 または, 式: R 2' C I (式中、 R 2'は、 R 2の定義のうちアルカノィル基、 アルケノィル 基又はアルキノィル基を示す。 ) で表される酸クロライドがあげられる。 これら
のァシル化剤が、 水酸基又は才キソ基を有する場合、 かかる基は保護されていて もよく、 例えば、 ォキソ基は、 ァセタール基として保護される。
反応温度は、 通常 0 °C乃至 1 0 0 °Cであり、 好適には、 1 5 °C乃至 2 5 °C (室 温) である。
反応時間は、 通常 2 0分間乃至 2 4時間であり、 好適には 1乃至 5時間である t 反応終了後、 本反応の目的化合物は常法に従って、 反応混合物から採取される t 例えば、 反応混合物をろ過し、 酢酸ェチルのような水と混和しない有機溶剤を加 え、 水洗後、 目的化合物を含む有機層を分離し、 無水硫酸マグネシウム等で乾燥 後、 溶剤を留去することで得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマ卜 グラフィ一等により、 精製することもできる。
(第 A a 2工程)
本工程は、 化合物 (I I I ) を、 ァリルアルコール溶媒中、 塩酸ガス存在下で加 熱することにより化合物 (I V) を得る工程である。
反応温度は、 通常 0 °C乃至溶媒の還流加熱温度で行われるが、 好濘には、 室温 乃至 8 0 °Cである。
反応時間は、 通常 2 0分間乃至 2 4時間であり、 好適には、 1乃至 5時間であ る。
(第 A a 3工程)
本工程は、 化合物 (I V ) の 4位及び 6位の水酸基にイソプロピリデンを架け 化合物 (V ) を得る工程である。 本工程は、 化合物 (I V ) に、 不活性,溶剤中、 酸 触媒存在下で 2, 2—ジメ卜キシプロパンを反応させることにより達成される。 使用される溶剤としては、 例えば、 ジメチルホルムアミドなどのアミド類があ げられる。
使用される酸触媒としては、 P—卜ルエンスルホン酸、 カンファースルホン酸 などがあげられる。
皮応温度は、 通常室温乃至 5 0 °Cである。
反応時間は、 通常 2 0分間乃至 2 4時間である。
反応終了後、 本反応の目的化合物 (V ) は常法に従って、 反応混合物から採取 される。 例えば、 反応混合物を濃縮し、 酢酸ェチルのような水と混和しない有機 溶剤を加え、 水洗後、 目的化合物を含む有機層を分離し、 無水硫酸マグネシウム 等で乾燥後、 溶剤を留去することで得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマ卜 グラフィ一等にょリ、 精製することもできる。
(第 A a 4工程)
本工程は、 化合物 (V) の 2位の水酸基をアルキル化して化合物 (V I ) を得る 工程であり、 第 A a 1工程と同様の条件で反応させることにより達成される。
(第 A a 5工程)
本工程は、 化合物 ( V I ) の 4位及び 6位の水酸基に架けたイソプロピリデン を脱保護して、 化合物 (V I I ) を製造する工程である。 本工程は、 化合物 (V I ) を、 アルコール溶媒中、 酸触媒又は N B Sを反応させることによリ達成される。 使用される溶剤としては、 例えば、 メタノール、 エタノールなどのアルコール 類があげられる。
使用される酸触媒としては、 P —卜ルエンスルホン酸、 カンファースルホン酸 などの有機酸;塩酸、 硫酸などの無機酸があげられる。
反応温度は、 通常 0 °C乃至 5 0 °Cであり、 好適には、 室温である。
反応時間は、 通常 6分間乃至 2 4時間であり、 好適には、 3 0分間である。 反応終了後、 本反応の目的化合物 (V I I ) は常法に従って、 反応混合物から採 取される。 例えば、 反応混合物を濃縮し、 酢酸ェチルのような水と混和しない有 機溶剤を加え、 水洗後、 目的化合物を含む有機層を分離し、 無水硫酸マグネシゥ 厶等で乾燥後、 溶剤を留去することで得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマ卜 グラフィ一等にょリ、 精製することもできる。
(第 A a 工程)
本工程は、 化合物 (VI I) のァリル基の二重結合をェノールエーテル型に移し、 化合物 (VI I I) を製造する工程である。 本工程は、 化合物 (VI I) を、 不活性溶 媒中、 塩基又はィリジゥ厶錯体と反応させることにより達成される。
使用される溶剤としては、 例えば、 テ卜ラヒドロフラン、 ジ才キサンのような エーテル類; ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド類をあげることができ、 塩基を用いる場合は、 好適にはジメチルスルホキシドであり、 イリジウム錯体を 用いる場合は、 好適にはテ卜ラヒドロフランである。
使用される塩基としては、 例えば、 tert-ブ卜キシカリウム、 ナトリウムメ卜 キシド、 ナトリウムエトキシドのようなアルカリ金属アルコキシドがあげられる が、 好適には、 tert-ブ卜キシカリウムである。
使用されるイリジウム錯体としては、 例えば、 (1, 5-シク口才クタヂェン) ビス (メチルジフエニルホスフィン) イリジウム ( I ) へキサフルォロホスフエ 一卜があげられる。
反応温度は、 塩基を用いた場合は、 通常室温乃至溶媒の還流加熱温度であり、 イリジウム錯体を用いた場合は、 通常 0°C乃至 8 0°Cであり、 好適には室温であ る。
反応時間は、 塩基を用いた場合は、 通常 Ί時間乃至 2 4時間であり、 好適には 1 6時間である。 '
反応終了後、 本反応の目的化合物 (VI I I) は常法に従って、 反応混合物から 採取される。 例えば、 反応混合物を濃縮し、 酢酸ェチルのような水と混和しない 有機溶剤を加え、 水洗後、 目的化合物を含む有機層を分離し、 無水硫酸マグネシ ゥ厶等で乾燥後、 溶剤を留去することで得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマ卜 グラフィ一等により、 精製することもできる。
(第 A a 7工程)
本工程は、 化合物 (V I I I ) のジオールの一級水酸基をシリル基で保護し、 化 合物 (I X ) を製造する工程である。 本工程は、 化合物 (V I I I ) を、 不活性溶媒 下、 塩基存在下、 シリル化剤と反応させることにより達成される。
使用される溶剤としては、 例えば、 テ卜ラヒドロフラン、 ジ才キサンのような エーテル類;メチレンクロリ ド、 クロ口ホルム、 四塩化炭素のようなハロゲン化 炭化水素類があげられ、 好適には、 チレンクロリ ド又はテ卜ラヒドロフランで
¾ -5) o
使用される塩基としては、 例えば、 ピリジン、 ジメチルァミノピリジン、 トリ ェチルァミンのような有機塩基類をあげることができる。
使用されるシリル化剤としては、 例えば、 塩化 t e r卜プチルジメチルシリル基 のようなハロゲン化トリアルキルシリル基があげられる。
反応温度は、 通常 0 °C乃至 8 0 °Cであり、 好適には室温である。
反応時間は、 通常 6分間乃至 2 4時間である。
反応終了後、 本反応の目的化合物 (I X) は常法に従って、 反応混合物から採 取される。 例えば、 反応混合物を濃縮し、 酢酸ェチルのような水と混和しない有 機溶剤を加え、 水洗後、 目的化合物を含む有機層を分離し、 無水硫酸マグネシゥ 厶等で乾燥後、 溶剤を留去することで得られる。
得られたィ 合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマ卜 グラフィ一等により、 精製することもできる。
(第 A a 8工程)
本工程は、 化合物 ( ) の二級水酸基をァシル基で保護し、 化合物 (X ) を製 造する工程である。 本工程は、 化合物 (I X) を、 不活性溶媒下、 塩基存在下、 ァシル化剤と反応させ、 更にアルコール類と反応させることにより達成される。 使用される溶剤としては、 例えば、 テ卜ラヒドロフラン、 ジ才キサンのような エーテル類;ベンゼン、 トルエン、 キシレンのような芳香族炭化水素類; メチレ ンクロリ ド、 クロ口ホルム、 四塩化炭素、 ジクロロェタン、 クロ口ベンゼンのよ うなハロゲン化炭化水素類があげらる。
使用される塩基としては、 例えば、 ピリジン、 ジメチルァミノピリジン、 トリ ェチルァミンのような有機塩基類があげられる。
使用されるァシル化剤としては、 卜リホスゲンがあげられる。
使用されるアルコール類としては、 ァリルアルコールがあげられる。
反応温度は、 通常一 2 0 °C乃至 5 0 °Cであり、 好適には 0 °Cである。
反応時間は、 ァシル化剤を加えた後アルコール類を加える前までが、 通常 1 0 分間乃至 1時間であり、 好適には 1 0分間であり、 アルコール類を加えた後が、 通常 1 0分間乃至 1時間であリ、 好適には 1時間である。
反応終了後、 本反応の目的化合物 (X) は常法に従って、 反応混合物から採取 される。 例えば、 反応混合物を濃縮し、 酢酸ェチルのような水と混和しない有機 溶剤を加え、 氷洗後、 目的化合物を含む有機層を分離し、 無水硫酸マグネシウム 等で乾燥後、 溶剤を留去することで得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマ卜 グラフィ一等により、 精製することもできる。
(第 A a 9工程)
本工程は、 化合物 (X ) のシリル保護基を脱保護し、 一級アルコールである化 合物 (X I ) を製造する工程である。 本工程は、 化合物 (X) を、 不活性溶媒下、 酸触媒と反応させることによリ達成される。
使用される溶剤としては、 例えば、 テ卜ラヒドロフラン、 ジォキサンのような エーテル類;ァセ卜二卜リルのような二卜リル類;メチレンクロリ ド、 クロロホ ル厶、 四塩化炭素、 ジクロロエタン、 クロ口ベンゼンのようなハロゲン化炭化水 素類があげられる。
使用される酸触媒としては、 例えば、 塩酸、 フッ化水素酸のような無機酸; P-トルエンスルホン酸のような有機酸があげられる。
反応温度は、 通常 2 0 °C乃至 5 0 °Cであり、 好適には室温である。
反応時間は、 通常 6分間乃至 2時間であり、 好適には 1 5分間である。
反応終了後、 本反応の目的化合物 (X I ) は常法に従って、 反応混合物から採 取される。 例えば、 反応混合物を濃縮し、 酢酸ェチルのような水と混和しない有
機溶剤を加え、 水洗後、 目的化合物を含む有機層を分離し、 無水硫酸マグネシゥ 厶等で乾燥後、 溶剤を留去することで得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマ卜 グラフィ一等により、 精製することもできる。
(第 A a 1 0工程)
本工程は、 化合物 (X) のシリル保護基を脱保護し、 更にァノマー位のエノー ルエーテルを同時に脱保護することにより、 一級アルコールである 合物
(X l a) を製造する工程である。 本工程は、 第 A a 9工程の反応条件をより厳し くし、 例えば反応時間を長くすることにより達成される。 . .
反応時間は、 通常 4時間乃至 2 4時間であり、 好適には 1 0時間乃至 1 6時間 である。
反応終了後、 本反応の目的化合物 (X l a) は常法に従って、 反応混合物から採 取される。 例えば、 反応混合物を濃縮し、 酢酸ェチルのような水と混和しない有 機溶剤を加え、 水洗後、 目的化合物を含む有機層を分離し、 無水硫酸マグネシゥ 厶等で乾燥後、 溶剤を留去することで得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマ卜 グラフィ一等により、 精製することもできる。 (第 A b 1工程)
本工程は、 化合物 (V I ) のァリル二重結合を酸化切断しアルデヒドとした後, 還元することにより、 化合物 (X M ) を製造する工程である。 本工程は、 化合物
(V I ) を、 不活性溶媒下、 酸化剤と反応させ、 更に、 不活性溶媒下、 還元剤と 反応させることにより達成される。
使用される溶剤としては、 酸化においては、 例えば、 テ卜ラヒドロフラン、 ジ ォキサンのようなエーテル類と水との混合溶媒があげられ、 還元においては、 例 えば、 メタノール、 エタノールのようなアルコール類があげられる。
使用される酸化剤としては、 例えば、 四酸化オスミウムと過ヨウ素酸ナ卜リウ 厶の組み合わせがあげられる。
使用される還元剤としては、 例えば、 水素化リチウムアルミニウム、 水素化ホ ゥ素ナ卜リウ厶などの金属水素化物類があげられ、 好適には水素化ホウ素ナ卜リ ゥ厶である。
反応温度は、 通常 0°C乃至 5 0°Cであり、 好適には室温である。
反応時間は、 通常 6分間乃至 2 4時間である。
反応終了後、 本反応の目的化合物 (XI I) は常法に従って、 反応混合物から採 取される。 例えば、 反応混合物を濃縮し、 酢酸ェチルのような水と混和しない有 機溶剤を加え、 水洗後、 目的化合物を含む有機層を分離し、 無水硫酸マグネシゥ 厶等で乾燥後、 溶剤を留去することで得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマ卜 グラフィ一等により、 精製することもできる。
(第 A b 2工程)
本工程は、 化合物 (XI I) をホスファイトに変換し、 更に酸化することにより、 化合物 (XI I I) を製造する工程である。 本工程は、 化合物 (XI I) を、 不活性溶 媒下、 弱酸である 1H-テ卜ラゾール存在下、 ジイソプロピルホスホルアミダイ卜 と反応させ、 更に、 不活性溶媒下、 酸化剤と反応させることにより達成される。 使用される溶剤としては、 例えば、 テ卜ラヒドロフラン、 ジォキサンのような エーテル類;メチレンクロリ ド、 クロ口ホルム、 四塩化炭素、 ジクロロェタン、 クロ口ベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類があげられる。
使用される酸化剤としては、 例えば、 過酸化水素、 m-クロ口過安息香酸、 才 キソンのような過酸化物があげられる。
反応温度は、 通常 0°C乃至 1 0 0°Cであり、 好適には室温である。
反応時間は、 通常 6分間乃至 2 4時間である。
反応終了後、 本反応の目的化合物 (XI I I) は常法に従って、 反応混合物から 採取される。 例えば、 反応混合物を濃縮し、 酢酸ェチルのような水と混和しない 有機溶剤を加え、 水洗後、 目的化合物を含む有機層を分離し、 無水硫酸マグネシ ゥ厶等で乾燥後、 溶剤を留去することで得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマト グラフィ一等により、 精製することもできる。
(第 A b 3工程)
本工程は、 化合物 (XI I I) の 4位及び 6位の水酸基に架けたイソプロピリデ ンを脱保護して、 化合物 (XIV) を製造する工程であり、 第 A a 5工程と同様の 条件で反応させることにより達成される。
(第 A c 1工程)
本工程は、 公知化合物 (U) の 4位及び 6位の水酸基にイソプロピリデンを 架け、 更に 1位水酸基をァリル化することにより化合物 (Via) を得る工程であ リ、 イソプロピリデンを架ける工程は第 A a 3工程と同様の条件で反応させるこ とにより達成され、 ァリル化工程は第 A a 1工程においてァリル化するのと同様 の条件で反応させることによリ達成される。
(第 A c 2工程)
本工程は、 化合物 (Via) の 2個の水酸基をアルキル化して化合物 (VI b) を 得る工程であり、 第 A a 1工程と類似の条件で反応させることにより達成される。 (第 A c 3工程)
本工程は、 公知化合物 (U I) の 4つのァセチル基を除去し、 更に 4位及び 6 位の水酸基にイソプロピリデンを架けることにより化合物 (Via) を得る工程で あり、 ァセチル基の除去工程は後述の第 B a 2工程①と同様の条件で反応させる ことにより達成され、 イソプロピリデンを架ける工程は第 A a 3工程と同様の条 件で反応させることにより達成される。
(2) B法
( 2 - 1 ) a法
本方法は、 R5が水酸基である化合物 ( I ) の製造に用いる中間体 (XXI I) の 製法である。
(第 B a l工程)
本工程は、 化合物 (XV) の 3位水酸基がアルキル化された化合物 (XVI) を製 造する工程であり、 第 A a 1工程①と同様の条件で反応させることによって達成 される。
(第 B a 2工程)
本工程は、 化合物 (XVI) の 2位を脱保護したのち、 再び 2位アミノ基を保護 した化合物 (XVI I) を製造する工程である。
①脱保護反応
本工程は、 不活性溶剤中、 アルカリ条件下、 化合物 (XVI) の 2位卜リフル才 ロアセトアミドを脱保護する工程である。
使用される溶剤としては、 例えば、 メタノール、 エタノールのようなアルコー ル類; ジェチルエーテル、 テ卜ラヒドロフランのようなエーテル類;ァセ卜二卜 リルのような二卜リル類があげられるが、 好適にはアルコール類 (エタノール) である。
使用されるアルカリとしては、 例えば、 炭酸水素ナトリウム、 炭酸水素力リウ 厶のようなアル力リ金属炭酸水素類;水酸化ナトリウム、 水酸化力リウ厶のよう な水酸化アル力リ金属;ナトリゥ厶メトキシド、 ナ卜リウ厶ェ卜キシドのような アルカリ金属アルコキシドがあげられるが、 好適には、 水酸化アルカリ金属であ る。
反応温度は、 通常 0°C乃至 1 0 0°Cであるが、 好適には、 2 5°C乃至 8 0°Cで ある。
反応時間は、 通常 3 0分間乃至 2 4時間であり、 好適には、 Ί乃至 5時間であ る。
②保護化反応
本工程は、 不活性溶剤中、 塩基の存在下、 保護化剤を反応させて達成される。 使用される溶剤としては、 例えば、 メチレンクロリ ド、 クロ口ホルム、 四塩化 炭素のようなハロゲン系炭化水素類;エーテル、 ジ才キサン、 テ卜ラヒドロフラ ンのようなエーテル類; ァセ卜二卜リルのような二卜リル類があげられるが、 好 適にはハロゲン化炭化水素類であり、 特に好適にはメチレンクロリ ドである。 使用される塩基としては、 例えば、 ピリジン、 ジメチルァミノピリジンのよう なピリジン類; 卜リエチルァミン、 トリプチルァミンのような卜リアルキルアミ ン類;炭酸水素ナ卜リウ厶、 炭酸水素力リウ厶のようなアル力リ金属炭酸水素塩 類な があげられるが'、 好適には、 アルカリ金属炭酸水素塩類 (炭酸水素ナ卜リ ゥ厶) である。
使用される保護化剤としては、 後述する第 C 1工程のグリコシル化を妨げない ものであればよく、 好適には、 トリクロロェ卜キシカルボニルクロリ ドである。 反応温度は、 通常— 2 0 °C乃至 6 0 °Cであり、 好適には、 0 °C乃至 2 5 °Cであ る。
反応時間は、 通常 3 0分間乃至 2 4時間であり、 好適には、 1乃至 5時間であ る。 ―
反応終了後、 本反応の目的化合物 (XV I I ) は常法に従って、 反応混合物から 採取される。 例えば、 反応混合物を溶剤で希釈し、 水洗後、 目的化合物を含む有 機層を分離し、 無水硫酸マグネシウム等で乾燥後、 溶剤を留去することで得られ る。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマ卜 グラフィ一等により、 精製することもできる。 (第 B a 3工程)
本工程は、 化合物 (XV I I ) の 4位及び 6位水酸基の保護基が脱保護された化 合物 (XV I I I ) を製造する工程であり、 前記 (第 A a 5工程) と同様の条件で反 応させることによって達成される。
(第 B a 4工程)
本工程は、 所望により化合物 (XVI I I) の 1位ァリル基を異性化させた後、 6 位水酸基が選択的に保護された化合物 (X ) を製造する工程であ 。
R4aに不飽和結合が存在する場合は、 以下の工程中で保護基を導入する場合は、 還元反応を用いないで除去することのできるァリル基又はァリルォキシカルボ二 ル基を使用するため、 それらのァリル基と 1位ァリル基とを差別化するために以 下の①に述べた異性化反応を行う必要があり、 R4aに不飽和結合が存在しない場 合は、 直ちに②の保護化反応を行ってよい。
① 1位ァリル基の異性化反応
本工程は、 不活性溶剤中、 化合物 (XVI I I) の 1位ァリル基を金属触媒によつ て異性化させる反応である。
使用される溶剤は、 例えば、 メチレンクロリ ド、 クロ口ホルム、 四塩化炭素の ようなハロゲン化炭化水素類;エーデル、 ジォキサン、 テ卜ラヒドロフランのよ うなエーテル類;酢酸ェチルのようなエステル類;ァセトニ卜リルのような二卜 リル類が挙げられるが、 好適には、 エーテル類であり、 更に好適にはテ卜ラヒド ロブランである。
使用される金属触媒としては、 パラジウム、 ロジウム、 イリジウムなどの錯体 が用いられるが、 好適には、 (1, 5—シク口才クタジェン) ビス (メチルジフ ェニルホスフィン) イリジウム ( I ) へキサフル才ロホスフエ一卜
([I r(COD) (PMePh2)2]PF6) である。
反応温度は、 通常 0°C乃至 5 0°Cであり、 好適には、 5°C乃至 3 0°Cである。 反応時間は、 通常 Ί 0分間乃至 2 4時間であり、 好適には、 3 0分間乃至 8時 間である。
② 6位水酸基の保護化反応
本反応は、 不活性溶剤中、 塩基存在下、 保護化剤を反応させることによって達 成される。
使用される溶剤としては、 例えば、 メチレンクロリ ド、 クロ口ホルム、 四塩化 炭素のようなハロゲン化炭化水素類;エーテル、 ジ才キサン、 テ卜ラヒドロフラ ンのようなエーテル類;酢酸ェチルのようなエステル類があげられるが、 好適に は、 メチレンクロリ ドである。
使用される塩基としては、 例えば、 ピリジン、 ジメチルァミノピリジン、 トリ ェチルァミン、 M-ジメチルァニリンのような有機塩基類があげられるが、 好 適には、 ピリジンである。
使用される保護化剤としては、 脱保護処理を行うことによって 6位水酸基が収 率良く回復できるものであればよく、 例えば、 t e r t-ブ卜キシカルボニル ロリ ドのようなアルキルォキシカルボニルハライド、 ベンジル才キシカルボニルクロ リ ドのようなァラルキルォキシカルボニル八ライド、 リル才キシカルボニルク ロリ ドのようなアルケニル才キシカルボニルハライドがあげられるが、 R 1 (1に不 飽和結合が存在しない場合は、 好適には、 ベンジル才キシカルボニルクロリ ドで あり、 R 4aに不飽和結合が存在する場合は、 好適には、 ァリルォキシカルボニル クロリ ドである。
反応温度は、 通常— 5 0 °C乃至 5 0 °Cであり、 好適には、 一 1 0 °。乃至3 0 ^ である。
反応時間は、 通常 1 0分間乃至 2 4時間であり、 好適には、 3 0分間乃至 5時 間である。
反応終了後、 本反応の目的化合物 (X ) は常法に従って、 反応混合物から採 取される。 例えば、 反応混合物を中和した後、 濃縮し、 酢酸ェチルのような水と 混和しない有機溶剤を加え、 水洗後、 目的化合物を含む有機層を分離し、 無水硫 酸マグネシゥ厶等で乾燥後、 溶剤を留去することで得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマ卜 グラフィ一等により、 精製することもできる。
(第 B a 5工程)
本工程は、 化合物 (XIX) の 4位水酸基がリン酸化された化合物 (XX) を製造 する工程であり、 不活性溶剤中、 塩基存在下、 リン酸化剤を反応させることによ リ達成される。
使用される溶剤は、 例えば、 メチレンクロリ ド、 クロ口ホルム、 四塩化炭素の ようなハロゲン系炭化水素類;エーテル、 テトラヒドロフラン、 ジ才キサンのよ うなエーテル類又は含水エーテル類;酢酸ェチルのようなエステル類があげられ るが、 好適にはハロゲン化炭化水素類 (メチレンクロリ ド) である。
使用される塩基は、 例えば、 ピリジン、 ジメチルァミノピリジン、 卜リエチル ァミン、 N,N—ジメチルァニリン、 1 H—テ卜ラゾールのような有機塩基類があ げられるが、 好適にはジメチルァミノピリジンである。
リン酸化剤は、 式: (R120) 2P (=0) X (式中、 R'2は前記と同意義を示 し、 Xは塩素、 臭素、 ヨウ素のようなハロゲン原子を示し、 好適には塩素原子で ある。 ) で表されるリン酸ハライドが一つの方法として使用される。 リン酸ハラ ィドとしては、 後述する第 C a 5工程又は第 C b 3工程においてリン酸エステル 化合物 (XL) 又は (XU I I) を脱保護してリン酸化合物 (I) に変換する際、 保 護基 R 12が収率良く容易に除去できるようなものであればよく、 R 4aに不飽和結 合が存在しない場合は、 好適には、 フエニルホスホリルクロリ ド又はベンジルホ スホリルクロリ ドであり、 R4aに不飽和結合が存在する場合は、 別の方法として、 好適には、 ビス (ァリルォキシ) (ジイソプロピルァミノ) ホスフィンとテ卜ラ ゾールのような塩基でジァリルホスファイトとし、 それを更にメタクロル過安息 香酸又は過酸化水素水にて酸化するか、 ォキソンのような無機酸化剤で酸化する ことにより、 ジァリルリン酸エステルとする。
反応温度は、 通常一 2 0°C乃至 5 0°Cであり、 好適には、 — 1 0°〇乃至3 0°〇 である。
反応時間は、 通常 1 0分間乃至 2 4時間であり、 好適には、 3 0分間乃至 5時 間である。
反応終了後、 本反応の目的化合物 (XX) は常法に従って、 反応混合物から採 取される。 例えば、 反応混合物を中和した後、 濃縮し、 酢酸ェチルのような水と
混和しない有機溶剤を加え、 水洗後、 目的化合物を含む有機層を分離し、 無水硫 酸マグネシウム等で乾燥後、 溶剤を留去することで得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマ卜 グラフィ一等により、 精製することもできる。
(第 B a 6工程)
本工程は、 化合物 (XX ) の 1位保護基が脱保護された化合物 (XX I ) を製瑋す るェ徨である。
R 4aに不飽和結合が存在しない場合は、 前記 (第 B a 4工程) の①と同様にし て化合物 (XX) の 1位ァ ル基を金属触媒によって異性化させ、 その後加水分 解を行う。
R 4aに不飽和結合が存在する場合は、 既に 1位ァリル基が異性化されているの で、 加水分解反応のみ行う。
異性化したビニルエーテルの加水分解は、 塩酸、 硫酸、 フッ化水素酸のような 無機酸; ギ酸、 P-トルエンスルホン酸などの有機酸を作用させるか、 あるいは、 水中でヨウ素を作用させて行われるが、 好適には、 ピリジン—水の混合溶媒中で ヨウ素を作用させて行われるか、 又は無機酸である。
反応温度は、 通常 0 °ς乃至 1 0 0 °Cであり、 好適には、 2 5 °<:乃至4 5 °0でぁ る。
反応時間は、 通常 1 0分間乃至 2 4時間であり、 好適には、 3 0分間乃至 5時 間である。
反応終了後、 本反応の目的化合物 (XX I ) は常法に従って、 反応混合物から採 取される。 例えば、 ヨウ素を使用した場合は、 反応混合物に酢酸ェチルのような 水と混和しない有機溶剤を加え、 チ 硫酸ナ卜リウ厶水溶液、 飽和炭酸水素ナト リウ厶水溶液、 飽和食塩水で水洗後、 目的化合物を含む有機層を分離し、 無水硫 酸マグネシウム等で乾燥後、 溶剤を留去することで得られる。 また、 無機酸を使 用した場合は、 重曹水洗し、 通常の操作で得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマ卜 グラフィ一等により、 精製することもできる。
(第 B a 7工程)
本工程は、 中間体であるトリクロロアセ卜イミデ一卜体 (XXI I) を製造する 工程であり、 化合物 (XXI) の 1位水酸基に、 不活性溶剤中、 塩基存在下、 トリ クロロアセ卜ニ卜リルを作用させることにより達成される。
使用される溶剤は、 例えば、 メチレンクロリ ド、 クロ口ホルム、 四塩化炭素の ようなハロゲン化炭化水素類;エーテル、 ジ才キサン、 テ卜ラヒ,ドロフランのよ うなエーテル類;酢酸ェチルのようなエステル類;ァセ卜二卜リルのような二卜 リル類が挙げられるが、 好適には、 ハロゲン化炭化水素類 (メチレンクロリ ド) である。
使用される塩基としては、 例えば、 1,8—ジァザビシクロ [5,4,0]— 7—ゥンデ セン (DBU) などの有機塩基;又はナトリウムヒドリ ド、 炭酸カリウム、 炭酸セ シゥ厶などの無機塩基があげられ、 好適には、 炭酸セシウムである。
反応温度は、 通常— 2 5°C乃至 5 0°Cであり、 好適には、 0°C乃至 2 5°Cであ る。
反応時間は、 通常 1 0分間乃至 2 4時間であり、 好適には、 3 0分間乃至 2時 間である。
反応終了後、 本反応の目的化合物 (XXI I) は常法に従って、 反応混合物から 採取される。 例えば、 反応混合物を中和した後、 濃縮し、 酢酸ェチルのような水 と混和しない有機溶剤を加え、 水洗後、 目的化合物を含む有機層を分離し、 無水 硫酸マグネシウム等で乾燥後、 溶剤を留去することで得られる。
( 2 - 2 ) b法
本方法は、 R 5がアルコキシ基である化合物 (I) の製造に用いる中間体
(XXVI I I)の製法である。
(第 B b 1工程)
本工程は、 所望により前記 (第 B a 1乃至 B a 3工程) で得られた化合物
(XVI I I) の 1位ァリル基を異性化させた後、 6位水酸基が選択的に保護された 化合物 (XXI I I) を製造する工程である。
R4aに不飽和結合が存在する場合は、 前記 (第 B a 4工程) の①と同様にして 化合物 (XVI I I) の 1位ァリル基を異性化させる必要があり、 R4aに不飽和結合 が存在しない場合は、 直ちに保護化反応を行う。
保護化反応は、 不活性溶剤中、 塩基存在下、 シリル化剤を反応させることによ つて達成される。
使用される溶剤としては、 例えば、 メチレンクロリ ド、 クロ口ホルム、 四塩化 炭素のようなハロゲン化炭化水素類;エーテル、 ジォキサン、 テ卜ラヒドロフラ ンのようなエーテル類;ァセ卜ニトリルのような二卜リル類があげられるが、 好 適には、 メチレンクロリ ドである。
使用される塩基としては、 例えば、 ピリジン、 ジメチルァミノピリジンのよう なピリジン類; 卜リエチルァミン、 卜リブチルァミンのような卜リアルキルアミ ン類;ァニリン、 M,N—ジメチルァニリンのようなァニリン類; 2, 6—ルチジン のようなルチジン類があげられるが、 好適には、 ジメチルァミノピリジンである。 使用されるシリル化剤は、 式: R'3R'4R'5S ί Y (式中、 R'3、 R"及び R15 は前記と同意義を示し、 Yはハロゲン原子又は卜リフル才ロメタンスルホニル基 を示す。 ) で表される卜リアルキルシリル八ライド又は卜リアルキルシリルトリ フル才ロメタンスルホナ一卜を用いるが、 好適には、 tert—プチルジメチルシ リルクロリ ドである。
反応温度は、 通常 0°C乃至 5 0°Cであり、 好適には、 1 5°C乃至 2 5°Cである c 反応時間は、 通常 1乃至 2 4時間であり、 好適には、 Ί乃至 8時間である。 反応終了後、 本反応の目的化合物 (XXI I I) は常法に従って、 反応混合物から 採取される。 例えば、 反応混合物を中和した後、 濃縮し、 酢酸ェチルのような水 と混和しない有機溶剤を加え、 水洗後、 目的化合物を含む有機層を分離し、 無水 硫酸マグネシウム等で乾燥後、 溶剤を留去することで得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマ卜 グラフィ一等により、 精製することもできる。
(第 B b 2工程)
本工程は、 化合物 (XX I I I ) の 4位水酸基がリン酸化された化合物 (XX I V) を 製造する工程であり、 前記 (第 B a 5工程) と同様の条件で反応させることによ つて達成される。
(第 B b 3工程)
本工程は、 化合物 (XX I V) の 6位保護基を除去して化合物 (XXV ) を製造する 工程であり、 不活性溶剤中、 酸性条件下で加水分解することによって達成される。 加水分解に使用される酸としては、 塩酸、 硫酸、 フッ化水素酸のような無機酸、 酢酸、 しゅう酸、 P—卜ルエンスルホン酸のような有機酸があげられるが、 好適 には、 塩酸であり、 より好適には、 3 mo I /L塩酸水溶液である。
使用される溶剤は、 ジォキサン、 テ卜ラヒドロフランのような水溶性のもので あり、 好適には、 テ卜ラヒドロフランである。
反応温度は、 通常 2 0 °C乃至 8 0 °Cであり、 好適には、 2 0 °C乃至 5 0 °Cであ る。
反応時間は、 通常 3 0分間乃至 2 4時間であり、 好適には、 1乃至 8時間であ る。
反応終了後、 本反応の目的化合物 (XXV) は常法に従って、 反応混合物から採 取される。 例えば、 反応混合物を中和した後、 濃縮し、 酢酸ェチルのような水と 混和しない有機溶剤を加え、 水洗後、 目的化合物を含む有機層を分離し、 無水硫 酸マグネシウム等で乾燥後、 溶剤を留去することで得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマ卜 グラフィ一等により、 精製することもできる。
(第 B b 4工程)
本工程は、 化合物 (XXV) の 6位水酸基がアルキル化された化合物 (XXV I ) を 製造する工程であり、 以下の①の方法で達成される。 特に、 R 5bがメチル基の場 合には、 ②の方法を用いることができる。
① R5bが、 Ci— C6アルキル基である場合
本工程は、 不活性溶剤中、 塩基又は酸化銀(I I) (AgO)の存在下、 化合物
(XXV) をアルキル化剤と反応させることによって達成される。
使用される溶剤としては、 反応を阻害せず、 出発物質をある程度以上溶解する ものであれば特に限定はなく、 例えば、 へキサン、 ヘプタン、 リグ口インのよう な脂肪族炭化水素類;ベンゼン、 トルエン、 キシレンのような芳香族炭化水素 類;メチレンクロリド、 クロ口ホルム、 四塩化炭素、 ジクロロエタン、 クロ口べ ンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;酢酸ェチル、 酢酸プロピル、 炭酸ジェチ ルのようなエステル類; ジェチルエーテル、 ジイソプロピルエーテル、 テ卜ラヒ ドロフラン、 ジ才キサンのようなエーテル類;ァセ卜二トリル、 イソプチロニ卜 リルのような二卜リル類;ホルムアミド、 N-ジメチルホルムアミド、 N,N-ジ メチルァセ卜アミドのようなアミド類をあげることができるが、 好適には、 エー テル類である。
使用される塩基としては、 炭酸ナトリウム、 炭酸カリウムのようなアルカリ金 属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、 炭酸水素カリウムのようなアルカリ金属炭酸 水素塩類;水素化ナトリウム、 水素化力リウ厶のようなアル力リ金属水素化物 類; N—メチル乇ルホリン、 卜リエチルァミン、 トリプチルァミン、 ジイソプロ ピルェチルァミン、 ジシクロへキシルァミン、 N-メチルビペリジン、 ピリジン、 ピコリン、 4— (N,N-ジメチルァミノ) ピリジン、 2, 6—ジ ( t—プチル) — 4—メチルピリジン、 N,N-ジメチルァニリン、 N,M-ジェチルァニリン、 1,5- ジァザビシクロ [4.3.0]ノナー 5—ェン (D B N) 、 4-ジァザビシクロ
[2.2.2]オクタン (D A B C O) 、 1, 8—ジァザビシクロ [5 · 4.0]ゥンデカー 7 ーェン (D B U) のような有機塩基類をあげることができる。 好適には、 有機塩 基類であり、 更に好適には、 D B N又は D B Uである。
使用されるアルキル化剤としては、 式: R5bZ (式中、 R5bは前記と同意義を 示し、 Zはヨウ素原子、 臭素原子、 塩素原子、 パラ卜ルエンスルホニル才キシ基 又はメタンスルホニル才キシ基である。 ) をあげることができる。
反応温度は、 ii常 0°C乃至 1 00°Cで行われるが、 好適には、 0°C乃至 3 0°C である。
反応時間は、 通常 Ί 0分間乃至 24時間であり、 好適には、 1乃至 1 8時間で ある。
② RSbが、 メチル基である場合
本工程は、 不活性溶剤中、 塩基存在下、 化合物 (XXV) を卜リメチルォキソニ ゥ厶テ卜ラフル才ロボレ一卜と反応させることによって達成される。
使用される溶剤としては、 例えば、 エーテル、 ジ才キサン、 テ卜ラヒドロフラ ンのようなエーテル類; メチレンクロリ ド、 クルルホルム、 四塩化炭素のような ハロゲン化炭化水素;ホルムアミド、 N,N-ジメチルホルムアミド、 Ν,Ν-ジメチ ルァセ卜アミドのようなアミド類をあげることができるが、 好適には、 メチレン クロリ ドである。
使用される塩基としては、 好適には、 2,6—ジー tert—プチルー 4—メチルビ リジンをあげることができる。
反応温度は、 通常— 50°C乃至 1 00°Cで行われるが、 好適には、 0°C乃至 3 0°Cである。
反応時間は、 通常 1乃至 24時間であり、 好適には、 2乃至 5時間である。 反応終了後、 本反応の目的化合物 (XXVI) は常法に従って、 反応混合物から 採取される。 例えば、 反応混合物を中和した後、 濃縮し、 酢酸ェチルのような水 と混和しない有機溶媒を加え、 水洗後、 目的化合物を含む有機層を分離し、 無水 硫酸マグネシゥ厶等で乾燥後、 溶剤を留去することで得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマ卜 グラフィ一等によって更に精製できる。
(第 B b 5工程)
本工程は、 化合物 (XXVI) の 1位保護基が脱保護された化合物 (XXVI I) を製 造する工程であり、 前記 (第 B a 6工程) と同様の条件で反応させることによつ て達成される。
(第 B b 6工程)
本工程は中間体であるトリクロロアセ卜イミデート体 (XXVI M) を製造する 工程であり、 前記 (第 B a 7工程) と同様の条件で反応させることによって達成 される。
( 2 - 3 ) c法
本方法は、 R 5が水素原子又はハロゲン原子である化合物 (I) の製造に用い る中間体(XXXI)の製法である。
(第 B e 1工程)
本工程は、 前記 (第 B b 1乃至 B b 3工程) で得られた化合物 (XXV) の 6位 水酸基がハロゲン原子又は水素原子に変換された化合物 (XX ) を製造するェ 程である。
(第 B c 〗 — 1工程)
本工程は、 化合物 (XX ) の R5。が、 ハロゲン原子である場合の製造方法で あり、 以下の①、 ②又は③の方法で行われる。 ① R5eが、 フッ素原子である場合
本工程は、 不活性溶剤中、 化合物 (XXV) をフッ素化剤と反応させることによ つて達成される。
使用される溶剤としては、 例えば、 メチレンクロリ ド、 フルォロトリクロロメ タンのようなハロゲン化炭化水素類;エーテル、 1, 2—ジメ卜キシェタンのよう なエーテル類をあげることができるが、 好適には、 メチレンクロリドである。 使用されるフッ素化剤としては、 例えば、 ジェチルアミノサルファートリフル オリ ド(DAST)をあげることができる。
反応温度は、 通常一 7 8°C乃至 2 5°Cで行われるが、 好適には、 0°C乃至 2 5 °Cである。
反応時間は、 通常 1乃至 1 8時間であるが、 好適には、 Ί乃至 5時間である。
② R 5eが、 塩素原子又は臭素原子である場合
本工程は、 不活性溶剤中、 化合物 (X X V) に三塩化リン、 Ξ臭化リン、 三塩化 ホスホリル、 三臭化ホスホリル、 塩化チォニル又は臭化チ才ニルを反応させるこ とによって達成される。
使用される溶剤としては、 好適には、 メチレンクロリ ド、 クロ口ホルム、 四塩 化炭素のようなハロゲン化炭化水素類である。
反応温度は、 通常一 5 0 °C乃至 5 0 °Cで行われるが、 好適には、 — 1 0 °C乃至 3 0 °Cである。
反応時間は、 通常 1乃至 1 8時間であるが、 好適には、 1乃至 5時間である。
③ R が、 ヨウ素原子である場合
本工程は、 不活性溶剤中、 化合物 (X X V ) にヨウ素及び卜リフエニルホスフィ ンを反応させることによって達成される。
使用される溶剤としては、 反応を阻害せず、 出発物質をある程度以上溶解する ものであれば特に限定はなく、 例えば、 へキサン、 ヘプタン、 リグ口インのよう な脂肪族炭化水素類;ベンゼン、 トルエン、 キシレンのような芳香族炭化水素 類;メチレンクロリ ド、 クロ口木ル厶、 四塩化炭素、 ジクロロェタン、 クロ口べ ンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;酢酸ェチル、 酢酸プロピル、 炭酸ジェチ ルのようなエステル類; ジェチルエーテル、 ジイソプロピルエーテル、 テトラヒ ドロフラン、 ジ才キサンのようなエーテル類;メタノール、 エタノールのような アルコール類;ホル厶アミド、 N, N—ジメチルホルムアミド、 N , N—ジメチ ルァセトアミドのようなアミド類をあげることができるが、 好適には、 エーテル 類である。
反応温度は、 通常— 5 0乃至 1 0 0 °Cで行われるが、 好適には、 0 °C乃至 3 0 °Cである。
反応時間は、 通常 1乃至 1 8時間であるが、 好適には、 1乃至 5時間である。
反応終了後、 本反応の目的化合物 (X X I X) は常法に従って、 反応混合物から 採取される。 例えば、 反応混合物を中和した後、 濃縮し、 酢酸ェチルのような水 と混和しない有機溶媒を加え、 水洗後、 目的化合物を含む有機層を分離し、 無水 硫酸マグネシウム等で乾燥後、 溶剤を留去することで得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマ卜 グラフィ一等により、 精製することもできる。
(第 B c 1 — 2工程)
本工程は、 化合物 (XX I X ) の R 5 eが、 水素原子である場合に行われる工程で あり、 前記 (第 B c 1 — 1工程) の②で得られた R 5 eが臭素原子である化合物に、 不活性溶剤中、 テ卜ラブチル錫ハイドライド又はリチウム 'アルミニウムハイドラ ィドを反応させて行われる。
使用される溶剤としては、 例えば、 へキサン、 ヘプタン、 リグ口インのような 脂肪族炭化水素類;ベンゼン、 トルエン、 キシレンのような芳香族炭化水素類; ジェチルエーテル、 ジイソプロピルエーテル、 テトラヒドロフラン、 ジォキサン のようなエーテル類をあげることができるが、 好適には、 エーテル類である。 反応温度は、 通常— 5 0 °C乃至 5 0 °Cで行われるが、 好適には、 一 1 0 °C乃至 3 0 °Cである。
反応時間は、 通常 1 0分間乃至 1 6時間であるが、 好適には、 1乃至 8時間で ある。
反応終了後、 本反応の目的化合物 (XX ) は常法に従って、 反応混合物から 採取される。 例えば、 反応混合物を中和した後、 濃縮し、 酢酸ェチルのような水 と混和しない有機溶媒を加え、 水洗後、 目的化合物を含む有機層を分離し、 無水 硫酸マグネシウム等で乾燥後、 溶剤を留去することで得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマ卜 グラフィ一等により、 精製することもできる。
(第 B c 2工程)
本工程は、 化合物 (XXIX) の 1位保護基が脱保護された化合物 (XXX) を製造 する工程であり、 前記 (第 B a 6工程) と同様の条件で反応させることによって 達成される。
(萆 B c 3工程)
本工程は中間体である卜リクロロァセ卜イミデ一卜体 (XXXI) を製造するェ 程であり、 前記 (第 B a 7工程) と同様の条件で反応させることによって達成さ れる。
(2 - 4) d法
本方法は、 が二重結合、 三重結合を含む中間体 (XXI I) 、 (XXVI I I) 又 は (XXXI) を、 別途、 製造する工程である。
(第 B d 1工程)
本工程は、 化合物 (XXXI I) の 1位のァリル基を異性化させる工程でぁリ、 前 記 (第 B a 4①工程) と同様の条件で反応させることによって達成される。
(第 B d 2工程)
本工程は、 化合物 (XXXI I I) の 3位の水酸基をアルキル化する工程であり、 前記 (第 A a 1①工程) と同様の条件で反応させることによって達成される。
(第 B d 3工程)
本工程は、 化合物 (XXXIV) の 2位のアジドを還元してァミンに変換した後、 保護する工程である。
①ァミン合成反応
本工程は、 不活性溶剤中、 還元剤を作用させることによって達成される。 使用される溶剤としては、 例えば、 ジェチルェ一テル、 テ卜ラヒドロフラン等 のエーテル類であり、 好適には、 テ卜ラヒドロフランである。
使用される還元剤としては、 例えば、 水素化リチウムアルミニウム、 水素化ホ ゥ素ナトリウム等の金属水素化物類等であり、 好適には、 水素化リチウムアルミ ニゥ厶である。
反応温度は、 通常一 5 0 °C乃至 1 0 0 °Cで行われるが、 好適には、 0 °C乃至 5 0 °Cである。
反応時間は、 通常 0 . 5乃至 2 4時間であり、 好適には、 1乃至 5時間である c 反応終了後、 本反応の目的化合物は常法に従って、 反応混合物から採取される 例えば、 反応混合物を中和した後、 濃縮し、 酢酸ェチルのような水と混和しない 有機溶媒を加え、 水洗後、 目的化合物を含む有機層を分離し、 無水硫酸マグネシ ゥ厶等で乾燥後、 溶剤を留去することで得られる。
得られた化合物は、 必要ならば < 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマ卜 グラフィ一等によって更に精製できる。
②保護化反応
本工程は、 前記 (第 B a 2②工程) と同様の条件で反応させることによって達 成される。
(第 B d 4工程)
本工程は、 化合物 (XXXV) の 4位及び 6位の水酸基の保護基を酸処理により 脱保護する工程であり、 前記 (第 A a 5工程) と同様の条件によって達成される が、 好適には、 酸として P—トルエンスルホン酸を用いて行われる。
(第 B d 5工程)
本工程は、 化合物 (XX XV I ) の 6位の水酸基を保護する工程であり、 前記 (第 B a 4②工程) と同様の条件で反応させることによって達成される。
本工程により得られた化合物 (X ) を用いて、 第 B a 5工程以降を行うこと により、 中間体 (XX I I ) を得ることができる。
(第 B d 6工程)
本工程は、 化合物 (XXXVI) の 6位の水酸基を保護する工程であり、 前記 (第 B b 1工程) と同様の条件で反応させることによって達成される。
本工程により得られた化合物 (XXI I I) を用いて、 第 B b 2工程以降を行うこ とにより、 中間体 (XXVI I I) 又は (XXXI) を得ることができる。
( 3 ) C法
(第 C a 1工程)
本工程は、 化合物 (XXI I) 、 (XXVI I I) 又は (XXXI) を、 前記化合物 (XI) とグリコシル化反応させ、 化合物 (XXXVI I) を製造する工程である。 本工程は、 不活性溶媒中、 触媒存在下で行われる。
使用される溶剤としては、 例えば、 メチレンクロリド、 クロ口ホルムなどのハ ロゲン化炭化水素類があげられる。
使用される触媒としては、 四塩化スズ、 トリフル才ロポロン/エーテラー卜、 塩化アルミニウム、 塩化第二鉄、 トリメチルシリルトリフレー卜、 銀トリフラー 卜等のルイス酸;モレキュラーシーブス (4 A) があげられる。
反応温度は、 通常一 5 0°C乃至 4 0°Cである。
反応時間は、 通常 1時間乃至 2 4時間であり、 好適には 4時間である。
反応終了後、 本反応の目的化合物は常法に従って、 反応混合物から採取される c 例えば、 反応混合物を中和した後、 濃縮し、 酢酸ェチルのような水と混和しない 有機溶剤を加え、 水洗後、 目的化合物を含む有機層を分離し、 無水硫酸マグネシ ゥ厶等で乾燥後、 溶剤を留去することで得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマト グラフィ一等により、 精製することもできる。 (第 C a 2工程)
本工程は、 二糖化合物 (XXXVI I) のァミノ基の保護基を脱保護し、 更に得ら れたァミノ基をカルボン酸、 その酸ハライド又はその酸無水物とアミド化させる ことにより、 化合物 (XXXVI I I) を製造する工程である。 本工程の脱保護は、 化 合物 (XXXVI I) を、 不活性溶媒中、 脱保護剤と反応させることにより達成され,
本工程のカルボン酸との縮合反応は、 不活性溶媒中、 塩基存在下、 縮合剤と反応 させることにより達成され、 本工程の酸ハライドとの反応は、 不活性溶媒中、 塩 基存在下、 反応させることにより達成される。
脱保護に用いられる溶剤としては、 例えば、 ジェチルエーテル、 テ卜ラ 'ヒドロ フラン等のエーテル類;酢酸;又はその混合溶媒があげられる。
用いられる脱保護剤は、 亜鉛一酢酸である。
脱保護の場合の反応温度は、 通常 0 °C乃至 1 0 0 °Cである。
脱保護の場合の反応時間は、 通常 6分間乃至 2 4時間であり、 好適には 3時間 である。
カルボン酸との縮合反応に用いられる縮合剤としては、 例えば、 D C C、 W S
C Iなどのカルポジイミドがあげられる。
酸ハライドとのアミド生成反応に用いられる塩基としては、 例えば、 炭酸ナ卜 リウ厶、 炭酸カリウム、 炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素 ナトリウム、 炭酸水素カリウム、 炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属炭酸水 素塩類; ピリジン、 ジメチルァミノピリジン、 卜リエチルァミンのような有機塩 基があげられる。
縮合反応に用いられる溶剤としては、 例えば、 メチレンクロリ ド、 クロ口ホル 厶、 四塩化炭素、 ジクロロエタン、 クロ口ベンゼン、 ジクロロベンゼンのような ハロゲン化炭化水素類; ジェチルエーテル、 ジイソプロピルエーテル、 テ卜ラヒ ドロフラン、 ジ才キサン、 ジメ卜キシェタン、 ジエチレングリコールジメチルェ —テルのようなエーテル類;ァセ卜二卜リル、 イソプチロニ卜リルのような二卜 リル類;ホルムアミド、 N, N—ジメチルホルムアミド、 N, N—ジメチルァセ 卜アミド、 N—メチル一 2—ピロリ ドン、 N—メチルピロリジノン、 へキサメチ ルホスホロ卜リアミドのようなアミド類;水及びそれらの混合溶媒があげられる t 縮合反応の場合の反応時間は、 通常 0 C乃至 1 0 0 Cである。
縮合反応の場合の反応温度は、 通常 6分間乃至 2 4時間である。
(第 C a 3工程)
本工程は、 ニ獰化合物 (XXXVI I I) のァノマー位の保護基を脱保護し、 化合物 (XXXIX) を製造する工程であり、 不活性溶媒中、 酸触 と反応させることによ リ達成される。
用いられる溶剤としては、 例えば、 メチレンクロリ ド、 クロ口ホルム、 四塩化 炭素、 ジクロロ工タン、 クロ口ベンゼン、 ジクロロベンゼンのようなハロゲン化 炭化水素類;ァセ卜二卜リル、 イソプチロニ卜リルのようなニ卜リル類があげら れる。
用いられる酸触媒としては、 4 8 %フッ化水素水溶液があげられる。
反応温度は、 通常 0°C乃至 1 0 0°Cであり、 好適には室温である。
反応時間は、 通常 6分間乃至 2 4時間であり、 好適には 1 6時間である。
(第 C a 4工程)
本工程は、 化合物 (XXX ) のァノマー位をホスフアイ卜とし、 更に酸化する ことにより、 リン酸エステル (XIJ を製造する工程であり、 第 B a 5と同様の 条件にて行うことができる。
(第 C a 5工程)
本工程は、 化合物 (XI·) の保護基を脱保護することにより化合物 (XU) を製 造する工程であり、 文献 (例えば、 Τ· W. Greene, Protective Groups in Organic Synthesis) に記載の方法に従って、 又は、 以下の方法を用いて達成 される。 また、 化合物 (XU) に数種類の保護基が存在する場合は、 保護基に応 じた方法を組み合わせて順次行うことができる。
①保護基がァラルキル基である場合
保護基がァラルキル基である場合は、 不活性溶剤中、 触媒存在下、 水素雰囲気 下の加水素分解によって脱保護することができる。
使用される溶剤としては、 例えば、 テ卜ラヒドロフラン、 ジ才キサン、 エーテ ルなどのエーテル類;酢酸ェチルのようなエステル類; メタノール、 エタノール
のようなアルコール類;ぎ酸、 酢酸のような有機酸類があげられるが、 好適には、 エタノールである。
使用される触媒としては、 例えば、 パラジウムノカーボン、 水酸化パラジウム、 水酸化パラジウムノカーボン、 パラジウムブラックがあげられるが、 好適には、 水酸化パラジウム カーボンである。 '
反応温度は、 通常 0 °C乃至 5 0 °Cであり、 好適には、 1 5 °C乃至 2 5 °Cである。 反応時間は、 通常 1乃至 4 8時間であり、 好適には、 3乃至 2 4時間である。 反応終了後、 本反応の目的化合物 ( I ) は常法に従って、 反応混合物から採取 される。 例えば、 反応混合物より触媒類を濾別し、 得られた濾液を濃縮すること によって得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマ卜 グラフィ一等により、 精製することもできる。
②保護基がフ Iニル基である場合
保護基がフエニル基である場合は、 不活性溶剤中、 触媒存在下、 接触還元する ことにより、 脱保護することができる。
使用される溶剤としては、 例えば、 テ卜ラヒドロフラン、 ジ才キサン、 エーテ ルなどのエーテル類;酢酸ェチルのようなエステル類;メタノール、 エタノール のようなアルコール類;ぎ酸、 酢酸のような有機酸類があげられるが、 好適には, テ卜ラヒドロフランである。
使用される触媒は、 好適には、 酸化白金である。
反応温度は、 通常 0 °C乃至 5 0 °Cであり、 好適には、 1 5 °C乃至 2 5 °Cである £ 反応時間は、 通常 1乃至 4 8時間であり、 好適には、 1乃至 2 4時間である。 反応終了後、 本反応の目的化合物 ( I ) は常法に従って、 反応混合物から採取 される。 例えば、 反応混合物より触媒類を濾別し、 得られた濾液を濃縮すること によって得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 セルロースクロマ卜 グラフィ一等により、 精製することもできる。
③保護基がァリル基である場合
保護基がァリル基である場合は、 不活性溶剤中、 パラジウム触媒下、 ギ酸ー卜 リエチルァミン混合物で、 酢酸一卜リエチルァミンで又はロジウム触媒下 95% エタノール水中還流することにより、 化合物 (XU のァリル基を脱保護するこ とができる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 セルロースクロマト グラフィ.一等により、 精製することもできる。
(第 C b Ί工程)
本工程は、 化合物 (XXI I) 、 (XXVI I I) 又は (XXXI) を、 前記化合物
(XIV) とグリコシル化反応させ、 化合物 (XU I) を製造する工程であり、 第 C a 1工程と同様の条件で行うことができる。
(第 C b 2工程)
本工程は、 二糖化合物 (XLI I) のァミノ基の保護基を脱保護し、 更に得られ たアミノ基をカルボン酸、 その酸ハライド又はその酸無水物と縮合させることに 'より、 化合物 (XLI I I) を製造する工程であり、 第 C a 2工程と同様の条件で行 うことができる。 (第 C b 3工程)
本工程は、 化合物 (Xい の保護基を脱保護することにより化合物 (XU) を製 造する工程であり、 第 C a 5工程と同様の条件で行うことができる。
(第 C b 4工程)
本工程は、 化合物 (XLI M) のうち R4aが式
OR4b
(式中、 R4b及び R4eは前記と同意義を示す。 ) で表される基であるとき、 基 R 4bを脱離させる工程である。 本工程は、 不活性溶媒中、 2, 3—ジクロロー 5,
6—ジシァノー 1 , 4一べンゾキノン (D DQ) を反応させることにより達成さ れる。 , 使用される溶剤としては、 例えば、 塩化メチレンなどのハロゲン化炭化水素が あげられる。
反応温度は、 通常室温乃至 5 0°Cである。
反応時間は、 通常 5分間乃至 2 4時間である。
反応終了後、 本発明の目的化合物 (XLI l lb) は常法に従って、 反応混合物か ら採取される。 例えば、 反応混合物を不活性溶媒で希釈し、 アルカリ水溶液及び 水で洗浄し、 無水硫酸マグネシウム等で乾燥後、 溶剤を留去することにより得ら れる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマト グラフィ一等により、 精製することもできる。
(第 C c 1工程)
本工程は、 化合物 (XXI I) 、 (XXVI I I) 又は (XXXI) を、 前記化合物
(Xla) とグリコシル化反応させ、 化合物 (XXXVI la) を製造する工程である。 本工程は、 不活性溶媒中、 触媒存在下で行われる。 本工程は、 第 C a 1工程と同 様の条件で行うことができる。 (第 C c 2工程)
本工程は、 二糖化合物 (XXXVI la) のァミノ »の保護基を脱保護し、 更に得ら れたァミノ基をカルボン酸、 その酸ハライド又はその酸無水物とアミド化させる ことにより、 化合物 (XXXIX) を製造する工程である。 本工程は、 第 C a 2工程 と同様の条件で行うことができる。 得られた化合物 (XXX ) は、 第 C a 4工程 及び第 C a 5工程により、 目的化合物 (XU) に変換することができる。
(4 ) D法
(第 D a 1工程)
本工程は、 化合物 (XI I) の 1級水酸基を臭素原子に変換し、 化合物 (XLV) を製造する工程であり、 不活性溶媒中、 四臭化炭素一卜リフエニルホスフィンと 反応させることにより達成することができる。
使用される溶剤としては、 例えば、 メチレンクロリ ド、 クロ口ホル厶などの八 ロゲン化炭化水素類;テ卜ラヒドロフランなどのエーテル類;ベンゼンなどの芳 香族炭化水素等があげられる。
反応温度は、 通常 0°C乃至溶媒の還流加熱温度でぁリ、 好適には室温である。 反応時間は、 通常 6分間乃至 1 6時間であり、 好適には 1時間乃至 3時間であ る。
反応終了後、 本反応の目的化合物は常法に従って、 反応混合物から採取される。 例えば、 反応混合物を中和した後、 濃縮し、 酢酸ェチルのような水と混和しない 有機溶剤を加え、 水洗後、 目的化合物を含む有機層を分離し、 無水硫酸マグネシ ゥ厶等で乾燥後、 溶剤を留去することで得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマ卜 グラフィ一等により、 精製することもできる。
(第 D a 2工程)
本工程は、 化合物 (XLV) の臭素原子を卜リアリルホスファイトと反応させ、 ジァリルホスフェート (XLVI) を製造する工程であり、 通常無溶媒下で行う。 反応温度は、 通常 1 5 0°C乃至 2 0 0°Cである。
(第 D a 3工程)
本工程は、 化合物 (XLVI) の 4位及び 6位の水酸基の保護基を脱保護するこ とにより、 ジオール (XLVI I) を製造する工程であり、 不活性溶媒中、 酸と反応 させることにより達成される。
使用される溶剤としては、 例えば、 メタノール、 エタノールなどのアルコール 類;酢酸水溶液 (例えば、 8 0 %酢酸水溶液) 等があげられる。
使用される酸としては、 例えば、 酢酸、 p—卜ルエンスルホン酸のような有機 酸;塩化水素のような無機酸があげられる。
反応温度は、 通常 5 0 °C乃至 8 0 °Cである。
反応時間は、 通常 1時間乃至 6時間である。
(第 D b 1工程)
本工程は、 化合物 (XXI I) 、 (XXVI I I) 又は (XXXI) を、 前記化合物
(XLVI I) とグリコシル化反応させ、 化合物 (XLVM I) を製造する工程であり、 第 C a 1工程と同様の条件で行うことができる。
(第 D b 2工程)
本工程は、 二糖化合物 (XLVI M) のァミノ基の保護基を脱保護し、 更に得ら れたァミノ基をカルボン酸、 その酸八ライド又はその酸無水物と縮合させること により、 化合物 (XLIX) を製造する工程であり、 第 C a 2工程と同様の条件で 行うことができる。 (第 D b 3工程)
本工程は、 化合物 (XLIX) の保護基を脱保護することにより化合物 (L) を製 造する工程であり、 第 C a 5工程と同様の条件で行うことができる。
(5) E法
(第 E a l工程)
本工程は、 公知化合物 (U I I) の 4つのァセチル基を除去し、 更に 4位及び 6位の水酸基にイソプロピリデンを架けることにより化合物 (LIV) を得る工程 であり、 第 A c 3工程と同様の条件で反応させることにより達成される。 (第 E a 2工程)
, 本工程は、 化合物 (LIV) の 2個の水酸基をアルキル化して化合物 (LV) を得 る工程であり、 第 A c 2工程と同様の条件で反応させることにより達成される。
(第 E a 3工程)
本工程は、 化合物 (LV) のァリル二重結合を酸化切断しアルデヒドとした後, 還元することにより、 化合物 (LVI) を製造する工程であり、 第 A b l工程と同 様の条件で反応させることにより達成される。
(第 E a 4工程)
本工程は、 化合物 (LVI) とホスフィンとを反応させ、 更に参加することによ りホスフェート (LVI I I) を製造する工程であり、 第 A b 2工程と同様の条件で 反応させることにより達成される。
(第 E a 5工程)
本工程は、 化合物 (LVI I I) の 4位及び 6位の水酸基の保護基を脱保護するこ とにより、 ジオール (UX) を製造する工程であり、 第 D a 3工程と同様の条件 で反応させることによリ達成される。
(第 E b l工程)
本工程は、 化合物 (XXI I) 、 (XXVI I I) 又は (XXXI) を、 前記化合物
(LIX) とグリコシル化反応させ、 化合物 (LX) を製造する工程であり、 第 C a 1工程と同様の条件で行うことができる。
(第 E b 2工程)
本工程は、 二糖化合物 (LX) のァミノ基の保護基を脱保護し、 更に得られた アミノ基をカルボン酸、 その酸八ライド又はその酸無水物と縮合させることによ リ、 化合物 (LXI) を製造する工程であり、 第 C a 2工程と同様の条件で行うこ とができる。
(第 E b 3工程)
本工程は、 化合物 (LXI) の保護基を脱保護することにより化合物 (LXI I) を 製造する工程であり、 第 C a 5工程と同様の条件で行うことができる。
(6) F法
(第 F a 1工程)
本工程は、 公知化合物 (LXI I I) の 4つのベンジル基を除去し、 更に 4位及び 6位の水酸基にイソプロピリデンを架けることにより化合物 (LXIV) を得るェ 程であり、 ベンジル基の除去工程は通常の水添反応により達成され、 イソプロピ リデンを架ける工程は第 A a 3工程と同様の条件で反応させ ¾ことによリ達成さ れる。
(第 F a 2工程)
本工程は、 (a)化合物 (LXIV) の 2個の水酸基をアルキル化し、 (b)更にフラ ン環を酸化的に開裂させ、 (c)更に生成したカルボキシル基をエステル化するこ とにより化合物 (LXV) を得る工程である。
(a)アルキル化の工程は、 第 A c 2工程と同様の条件で反応させることにより 達成される。
(b)フラン環開裂の工程は、 不活性溶媒中、 フラン化合物を過ヨウ素酸ナ卜リ ゥ厶と反応させることにより達成される。
使用される溶剤としては、 メチレンクロリド、 クロ口ホルム、 四塩化炭素など のハロゲン化炭化水素類;ァセ卜二卜リルなどの二卜リル類;水;及び、 これら の混合溶媒が挙げられ、 好適には四塩化炭素、 ァセトニトリル及び水の混合溶媒 である。
反応温度は、 通常 0°C乃至 1 0 0°Cであり、 好適には 4 0°C乃至 8 0°Cである ( 反応時間は、 通常 2時間乃至 2 0時間であり、 好適には 1 0時間乃至 1 5時間 である。
(c)エステル化の工程は、 常法により達成することができる。 すなわち、 例え ばメチルエステル化の場合は、 不活性溶媒中、 カルボン酸化合物にジァゾメタン 又は卜リメチルシリルジァゾメタンを反応させることによリ達成される。
使用される溶剤としては、 エーテル、 テ卜ラヒドロフランなどのエーテル類が 挙げられる。
反応温度は、 通常 0 °C乃至室温である。 (第 F a 3工程)
本工程は、 化合物 (LXV) のエステル基を還元することにより化合物 (LX V I ) を得る工程である。 本工程は、 不活性溶媒下、 還元剤と反応させることにより達 成される。
使用される溶剤としては、 例えば、 メタノール、 エタノールのようなアルコー ル類;及び、 ジェチルエーテル、 テ卜ラヒドロフランのようなエーテル類があげ られる。
使用される還元剤とレては、 例えば、 水素化リチウムアルミニウム、 水素化ホ ゥ素ナ卜リウ厶などの金属水素化物類があげられ、 好適には水素化リチウムアル ミニゥ厶である。
反応温度は、 通常 0 °C乃至 5 0 °Cであり、 好適には室温である。
反応時間は、 通常 6分間乃至 2 4時間である。
反応終了後、 本反応の目的化合物 (LXV I ) は常法に従って、 反応混合物から 採取される。 例えば、 反応混合物を濃縮し、 酢酸ェチルのような水と混和しない 有機溶剤を加え、 水洗後、 目的化合物を含む有機層を分離し、 無水硫酸マグネシ ゥ厶等で乾燥後、 溶剤を留去することで得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマ卜 グラフィ一等により、 精製することもできる。
(第 F a 4工程)
本工程は、 化合物 (LXV I ) とホスフィンと反応させ、 ジァリルホスフェート ( LXV I I I ) を製造する工程であり、 第 A b 2工程と同様の条件で反応させるこ とにより達成される。
(第 F a 5工程)
本工程は、 化合物 (LXVM I) の 4位及び 6位の水酸基の保護基を脱保護する ことにより、 ジオール (LXIXa) を製造する工程であり、 第 D a 3工程と同様の 条件で反応させることにより達成される。 (第 F b 1工程)
本工程は、 化合物 (XXI I) 、 (XXVI I I) 又は (XXXI) を、 前記化合物
(LXIX) とグリコシル化反応させ、 化合物 (LXX) を製造する工程であり、 第 C a 1工程と同様の条件で行うことができる。 (第 F b 2工程) ,
本工程は、 二糖化合物 (LXX) のァミノ基の保護基を脱保護し、 更に得られた アミノ基をカルボン酸、 その酸ハライド又はその酸無水物と縮合させることによ り、 化合物 (LXXI) を製造する工程であり、 第 C a 2工程と同様の条件で行う ことができる。
'
(第 F b 3工程)
本工程は、 化合物 (LXXI) の保護基を脱保護することにより化合物 (LXXI I) を製造する工程であり、 第 C a 5工程と同様の条件で行うことができる。 (G法)
(第 G a 1工程)
本工程は、 化合物 (VI) のァリル基をハイド口ポレーシヨンにより 3—ヒド ロキシプロピル基に変換することにより化合物 (LXXI I I) を製造する工程であ る。 本工程は、 不活性溶媒下、 ホウ素化合物を付加させ、 更にアルカリ水溶液中, 過酸化水素と反応させることにより達成される。
使用される溶剤としては、 付加反応においては、 例えば、 ジェチルエーテル、 テ卜ラヒドロフランのようなエーテル類があげられ、 酸化脱離反応においては、 例えば、 水酸化ナトリウム永溶液、 水酸化カリウム水溶液のようなアルカリ水溶 液があげられる。
使用され ホウ素化合物としては、 例えば、 テキシルボラン、 9— B B Nなど があげられる。
反応温度は、 付加反応においては、 通常 0°C乃至 5 0°Cであり、 好適には 0°C 乃至室温であり、 酸化脱離反^においては、 通常 0°C乃至 5 0°Cであり、 好適に は 0°C乃至室温である。
反応時間は、 付加反応においては、 通常 6分間乃至 48時間であり、 酸化脱離 反応においては、 通常 6分間乃至 2 4時間である。
反応終了後、 本反応の目的化合物 (LXXI I I) は常法に従って、 反応混合物か ら採取される。 例えば、 反応混合物を濃縮し、 酢酸ェチルのような水と混和しな い有機溶剤を加え、 水洗後、 目的化合物を含む有機層を分離し、 無水硫酸マグネ シゥ厶等で乾燥後、 溶剤を留去することで得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマ卜 グラフィ一等により、 精製することもできる。 (第 G a 2工程)
本工程は、 化合物 (LXXI M) をホスファイトに変換し、 更に酸化することに より、 化合物 (LXXIV) を製造する工程であり、 第 A b 2工程と同様の条件で行 うことができる。 (第 G a 3工程)
本工程は、 化合物 (LXXIV) の 4位及び 6位の水酸基に架けたイソプロピリデ ンを脱保護して、 化合物 (LXXV) を製造する工程であり、 第 A a 5工程と同様 の条件で反応させることにより達成される。 (第 G b 1工程)
本工程は、 化合物 (XXI I) 、 (XXVI 11) 又は (XXXI) を、 前記化合物
(LXXV) とグリコシル化反応させ、 化合物 (LXXVI) を製造する工程であり、 第 C a 1工程と同様の条件で行うことができる。
(第 G b 2工程)
本工程は、 二糖化合物 (LXXVI) のァミノ基の保護基を脱保護し、' 更に得られ たアミノ基をカルボン酸、 その酸八ライド又はその酸無水物と縮合させることに より、 化合物 (LXXVI I) を製造する工程であり、 第 C a 2工程と同様の条件で 行うことができる。
(第 G b 3工程)
本工程は、 化合物 (LXXVI I) の保護基を脱保護することにより化合物
(LXXVI I I) を製造する工程であり、 第 C a 5工程と同様の条件で行うことがで きる。
(H法)
(第 H a 1工程)
本工程は、 化合物 (V) のァリル二重結合を酸化切断しアルデヒドとした後、 還元することにより、 化合物 (XMa) を製造する工程であり、 第 A b l工程と 同様の条件で反応させることにより達成される。
(第 H a 2工程)
本工程は、 化合物 (XI la) の 1級水酸基を臭素原子に変換し、 更に卜リアリ ルホスフアイ卜と反応させ、 ジァリルホスフェート (XI I la) を製造する工程で あり、 第 D a 1工程及び第 D a 2工程と同様の条件で反応させることにより達成 される。
(第 H a 3工程)
本工程は、 化合物 (XI Ma) の二級水酸基をァシル化し、 化合物 (XlVa) を製 造する工程であり、 第 A a 8工程と同様の条件で反応させることにより達成され る。
本発明の化合物 ( I ) の投与形態としては、 例えば、 錠剤、 カプセル剤、 顆粒 剤、 散剤若しくはシロップ剤等による経口投与又は注射剤若しくは坐剤等により
非経口投与を挙げることができる。 これらの製剤は、 賦型剤、 結合剤、 崩壊剤、 滑沢剤、 安定剤、 矯味矯臭剤等の添加剤を用いて、 周知の方法で製造される。 その使用量は、 症状、 年齢等により異なるが、 1 日 0. 0 Ί乃至 l O m g/k g体重を、 通常成人に対して、 1 日 1 回又は数回に分けて投与することができる。 以下、 実施例及び試験例をあげて、 本発明を、 さらに詳細に説明するが、 本発 明はこれに限定されるものではない。
[実施例 1 ]
ホスホノ 6— 0— [2—デォキシ一 4— 0—ホスホノ一 3— 0— [ (R) —3—メ卜 キシデシル] 一 6— 0—メチル一2— [ (Z) -11- (ォクタデセノィル) アミ ノ] — 一 D—ダルコピラノシル] — 3— 0—デシルー 2— 0_ [ (R) — 3—ヒド ロキシテ卜ラデシル]一 a— D—ダルコビラノシド
( 1 ) 1, 2 : 5, 6—ジ— 0—イソプロピリデン一 3—0—デシル— a— D —ダルコフラノース (第 A a 1工程)
1 , 2 : 5, 6—ジ— 0—イソプロピリデン— a—D—ダルコフラノース
(17. Og, 65.31mmol) 及び 1 ― (メタンスルフ才ニル才キシ) デカン (15.34g, 64.90mmol) を DMF (65mい に溶解し、 その溶液に水素化ナトリウム (55%分散 油, 3.40mg, 77.92mmol) を氷冷下加えた。 0°Cで 1 5分間及びその後室温一 夜攪拌した。 その後、 反応液に氷冷下メタノールを加え水素化ナ卜リウ厶を分解 し、 酢酸ェチルで希釈した。 この溶液を水及び飽和食塩水で洗浄し、 硫酸マグネ シゥ厶乾燥し、 ろ過、 濃縮、 シリカゲルクロマトグラフィーを行なった。 シクロ へキサン一酢酸ェチル (9 : 1、 更に 4 : 1 ) で溶出すると油状の標記化合物 (22.5g, 収率 98%) がえられた。
IR V max(f i lm) 2987, 2928, 2857 cm—
400 MHz Ή NMR (CDCI3) d 0.88 (3H, t, J=6.6 Hz), 1.27 (14H, bs), 1, 32 (3H, s), 1.36 (3H, s), 1.43 (3H, s), 1.50 (3H, s), 1.55-1.58 (2H, m), 3.52 (1H, m), 3.59 (1H, m), 3.86 (1H, d, J = 3.7Hz) , 3.99 (1H, dd, J = 5.9, 8.8 Hz), 4.08 (1H, d, J = 5.9 Hz), 4.11 (1H, t,
J = 6.6 Hz) , 4.14 (1H, m), 4.31 (1H, m) , 4.53 (1H, d, J=4.4 Hz) , 5.88 (1H, d, J=4.4 Hz) -
(2) ァリル 3— 0—デシルー α— D—ダルコビラノシド (第 A a 2ェ 程)
( 1 ) で得られた化合物(20.6g)を 2 %塩酸を含むァリルアルコール
(300mL) に加え 1 5分間還流した。 反応液を濃縮し、 シリカゲルクロマ卜ダラ フィーを行なった。 シクロへキサン—酢酸ェチル ( 1 : 1,更に 1 : 3) で溶出 すると油状の標記化合物 (14,6g, 収率 98%, a,b -混合物) が得られた。 このま ま次の反応に使用した。
(3) ァリル 3—0—デシルー 4, 6— 0—イソプロピリデン— α, β -D —ダルコビラノシド (第 A a 3工程)
(2) で得られた化合物 (1.20g, 3.33mmol) を DM F (2.5mい に溶かし、 この溶液に、 2,2-ジメ卜キシプロパン(2.5mL)及び p-TsOH (50mg) を加え、 室 温で 6時間撹拌した。 反応液を酢酸ェチルで希釈し、 重曹水、 飽和食塩水で洗 浄し、 硫酸マグネシウム乾燥し、 ろ過、 濃縮、 シリカゲルクロマトグラフィーを 行なった。 シクロへキサン—酢酸ェチル (3:1) で溶出すると油状の標記化合物 である α体 (902mg, 収率 68%) と j8体 (293ing, 収率 22%) が得られた。 α体:
400 Hz Ή NMR (CDCI3) δ 0.88 (3H, t, J=6.6 Hz) , 1.26 (14H, bs) , 1.41 (3H, s), 1.49 (3H, s), 1.53-1.60 (2H, m), 2.27 (1H, d, J=7.3 Hz, OH) , 3.46-3.86 (8H, m) , 4.04 (1H, m) , 4.21 (1H, m), 4.92 (1H, d, J=3.7 Hz), 5.22-5.35 (2H, m), 5.93 (1H, m) .
j8 体:
400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.88 (3H, t, J=6.6 Hz), 1.26 (14H, bs) , 1.41 (3H, s), 1.49 (3H, s), 1.55-1.60 (2H, m), 2.29 (1H, d, J = 2.2 Hz, OH), 3.25 (1H, m) , 3.31 (1H, t, J=8.8 Hz), 3.45 (1H, m), 3.59- 3.67 (2H, m), 3.75-3.82 (2H, m), 3.91 (1H, dd, J = 5.1, 11.0 Hz),
4.14 (1H, dd, J = 6.2, 12.8 Hz), 4.35 (1H, dd, J = 5.1, 12.5 Hz) , 4.40 (1H, d, J=8.1 Hz), 4.92 (1H, d, J = 3.7 Hz), 5.20-5.35 (2H, m) , 5.93 (1H, m). (4) ァリル 2— 0— [ (R) — 3— (t—プチルジメチルシリル才キジ) テ卜ラデシル]一 3—0—デシルー 4, 6— 0—イソプロピリデンー a—D—グル コビラノシド (第 A a 4工程)
( 3 ) で得られた a体 (4.58g, 11.45mmol) と (R) — 3 — (t—プチルジ メチルシリルォキシ) - Ί —(メチルスルフ才ニルォキシ)テ卜ラデカン (4.84g, 〗1.45minol) を DMF (3mL) に溶かし、 この溶液に水素化ナトリウム (55%分散 油, 1.50g, 34.38mmol) を加えた。 室温一夜、 更に 5 0 °Cで 2時間攪拌後、 氷 冷下反応液にメタノールを加え水素化ナトリウ厶を分解した後、 酢酸ェチルで希 釈した。 この溶液を水と飽和食塩水で洗浄し、 硫酸マグネシウム乾燥した。 ろ過、 濃縮し、 シリカゲルクロマトグラフィーを行なった。 シクロへキサン一酢酸ェチ ル (9 : 1 ) で溶出すると油状の標記化合物 (5.60g, 収率 67%) がえられた。
400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.04 (6Η, s), 0.878 (9H, s), 0.88 (6H, t, J=6.6 Hz) , 1.26 (32H, bs), 1.39-1.59 (10H, m, containi ng 3H, s at d 1.41 ppm and 3H, s at d 1.48; ppm), 1.67-1.77 (2H, m) , 3, 29 ,(1H, dd, J=3.7, 8.8 Hz) , 3.45-3.85 (10H, m) , 4.04 (1H, dd, J=6.6, 12.5 Hz) , 4.18 (1H, dd, J = 5.1, 12.5 Hz) , 4.92 (1H, d, J = 3.7 Hz), 5.20- 5.34 (2H, m), 5.92 (1H, m) .
FABMS (pos i tive-ion) m/z, .727 [M+H]+.
(5) ァリル 2—0— [ (R) — 3—ヒドロキシテ卜ラデシル]一 3— 0—デ シルー α— D—ダルコビラノシド (第 A a 5工程)
(4 ) で得られた化合物 (500mg, 0.688mmol) をメタノール (10mい に溶か し、 この溶液にパラ卜ルエンスルホン酸 (24mg) を加え、 40 分間室温で攪拌し, 減圧濃縮した後酢酸ェチルで希釈した。 この溶液を重曹水と飽和食塩水で洗浄し、 硫酸マグネシウム乾燥した。 ろ過、 濃縮し、 シリカゲルクロマトグラフィーを行
なった。 シクロへキサン—酢酸ェチル (1 : 1 ) で溶出すると標記化合物 (217mg, 収率 58%) が得られた。
IR V nax(KBr) 3358 (broad), 3270 (broad), 2921, 2850, 〗 466 cm一'. 400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.88 (6H, t, J=6.6 Hz), 1.26 (32H, bs), 1.40-1.73 (6H, m) , 1.93 (1H, t, J = 6.5 Hz, OH), 2.44 (1H, d, J = 2.2 Hz, OH) , 2;93 (1H, bs, OH) , 3.30 (1H, dd, J = 3.7, 9.5 Hz) , 3.50- 3.92 (10H, m), 4.05 (1H, in), 4.20 (1H, m) , 5.01 (1H, d, J = 3.7 Hz) , 5.22-5.34 (2H, m), 5.95 (1H, m) .
FABMS (posi tive-ion) m/z, 573 [M+H]+, 595 [M+Na]+.
HRFABMS, Calcd. for C33H6407Na: 595.4550. Found: 595.4541.
(6 ) (E) - 1-プロぺニル 2—0— [ (R) — 3—ヒドロキシテトラデシル] 一 3—0—デシルー α— D—ダルコビラノシド (第 A a 6工程)
(5) で得られた化合物 (210mg, 0.367ηιιηοΙ) をテトラヒドロフラン (THF, 4mL) に溶かし、 この溶液に水素で活性化した I r[C8H,2(MePh2P)2]PF6 (5mg) を 加え、 室温一夜攪拌した後濃縮し、 標記化合物 (210mg, 定量的) が得られた。 このまま次の反応に使用した。
, 400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.88 (6Η, t, J=6.6 Hz) , 1.26 (32H, bs), 1.41-1.73 (9H, in) , 1.87 (1H, br, OH) , 2.47 (1H, br, OH), 2.74 (1H, bs, OH) , 3.32 (1H, m), 3.54-3.92 (10H, m) , 5.17 (1H, d, J = 3.7 Hz) , ' 5.20 (1H, m), 6.19 (1H, J = 1.5, 2, 5 Hz).
FABMS (posi tive-ion) m/z, 573 [M+H]+, 595 [M+Na]+.
(7) (E)- 1 -プロぺニル 6 _0— t—ブチルジメチルシリル一 3—0— デシル— 2—0— [ (R) — 3—ヒドロキシテトラデシル]一 α—D—ダルコピラノ シド (第 A a 7工程)
(6) で得られた化合物 (200mg, 0.349mtnol) を塩化メチレン (4mL) に溶 かし、 この溶液に t一プチルジメチルシリルクロライド (58mg, 0.384tntnol) 及 び DMAP (47mg, 0.384mmol) を加え室温」夜攪拌した後、 そのままシリカゲル
クロマトグラフィーを行なった。 シクロへキサン一酢酸ェチル (4 : 1 ) 混合溶 液で溶出すると油状の標記化合物 (217mg, 収率 90%) が得られた。
IR V max(f i lm) 3456 (broad), 2926, 2855, 1465 cm"'.
400 MHz 1H NMR (CDCI3) 6 0.08 (6H, s), 0.88 (6H, t, J=6.6 Hz), 0.90 (9H, s), 1.26 (32H, bs), 1.40-1.75 (9H, m, containing 3H, d, J=7.3 Hz at 1.55 ppm), 2.75 (1H, bs, OH), 2.84 (1H, bs, OH), 3.30 (1H, m), 3.53-3.87 (10H, tn) , 5.14 (1H, d, J = 2.9 Hz) , 5.20 (1H, m6.20 (1H, d, J = 12.5 Hz) ·
FABMS (positive-ion) m/z, 687 [M+H]+, 709 [M+Na]+.
HRFABMS Calcd. for C39H7807S i Na : 709.5414. Found: 709.5393.
(8 ) (E)- 1 -プロぺニル 4—O—ァリル才キシカルボニル— 2—0—
[ (R) — 3— (ァリルォキシカルボニル才キシ) テ卜ラデシル]— 6— O— ( t 一プチルジメチルシリル) 一 3—0—デシルー a—D—ダルコビラノシド (第 A a 8工程)
(7) で得られた化合物 (203mg, 0.'293mmol) をトルエン (6mL) に溶かし, この溶液にピリジン (0.50g, 6.32mmol) を加え、 更に氷冷下トリホスゲン
(200mg, 0.674mmol) を加え 10分間激しく撹拌した。 この反応液にァリルァ ルコール (0.60g, 10.331mmol) を加え氷冷下 1時間撹拌した。 反応液を酢酸 ェチルで希釈し、 重曹水及び飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウム乾燥した。 ろ 過濃縮した後、 シリカゲルカラムクロマ卜を行った。 シクロへキサン一酢酸ェチ ル(14:1)で溶出すると標記化合物と不明物の混合物 (325mg) を得た。 このまま 次の反応に使用した。 (9 ) (E)- 1 -プロぺニル 4—O—ァリル才キシカルボニル— 2—0—
[ (R) — 3— (ァリル才キシカルボニル才キシ) テ卜ラデシル]一 3— 0—デシ ルー α— D—ダルコビラノシド (第 A a 9工程)
(8) で得られた混合物 (325mg) を塩化メチレン (2.5mL) 及びァセ卜二卜 リル (5.0m に溶解し、 この溶液にシリカゲル粉 (lOOmg) 及び 48¾フッ化水
素酸水溶液 (100mg) を加え、 室温で 30分間撹拌した後、 塩化メチレンで希釈 した。 重曹水及び食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 ろ過濃縮した後 シリカゲルカラムクロマ卜を行った。 シクロへキサン一酢酸ェチル(2:1)で溶出 すると標記化合物 (126mg, 収率 2工程で 58« を得た。
IR リ max(f i Im) 3527 (broad), 2926, 2855, 1747, 1678 (w) cm"'.
400 MHz 'H NMR (CDCI3) δ 0.86-0.90 (6H, m) , 1.26 (32H, bs), 1.50- 1.68 (7H, m), 1.88-1.92 (2H, m), 2.34 (1H, bs, OH), 3.37 (1H, m) , 3.57-3.78 (8H, m), 4.60-4.80 (6H, m), 5.13-5. 0 (6H, m), 5.90-5.95 (2H, m) , 6.16 (1H, qd, J = l.5, 12.5 Hz) .
FAB S (positive-ion) m/z, 763 [M+Na]+.
HRFABMS Calcd. for C4,H720„Na: 763.4973. Found: 763.4962.
( 1 0) (E)- 1 -プロぺニル 2— 0— [ (R) — 3— (ァリルォキシ力ルポ ニル才キシ) テトラデシル]— 6— 0— [2—デ才キシ _4一 0—ジァリルホスホノ -3-0- [ (R) 一 3—メトキシデシル] 一 6— 0—メチル一2— [ (卜リクロロェ 卜キシカルボニル) ァミノ] 一 β— D—ダルコピラノシル] — 3—0—デシルー a— D—ダルコビラノシド (第 C a l工程)
卜リクロロメチルイミドイル 2—デォキシ— 4— 0—ジァリルホスホノ— 3— 0
- [ (R) _3—メ卜キシデシル] — 6— 0—メチル _a, j8— D—ダルコビラノシ ド (180mg, 0.213tnmol) 及び (9) で得られた化合物 (158mg, 0.187miiiol) を塩化メチレン (5m に溶かし、 この溶液にモレキュラーシーブ 4 A
(400mg) 、 AgOTf (100mg, 0.389mmol) 及び TMSOTf (10mg, 0.045mmol) を 加え、 窒素中で室温 6時間撹拌した。 反応液を塩化メチレンで希釈し、 重曹水及 び飽和食塩水で洗浄し、 硫酸マグネシウム乾燥し、 ろ過、 濃縮、 シリカゲルクロ マ卜グラフィーを行なった。 シクロへキサン—酢酸ェチル (2 : 1 ) で溶出する とガム状の標記化合物 (283tng, 収率 93%) が得られた。
IR V max(f i lm) 3400-3080, 2926, 2855, 1744 cm— '·
400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.88 (9H, t, J=6.6 Hz), 1.25 (44H, bs), 1.40-1.77 (9H, m, containing 3H, dd, J=1.5, 6.6 Hz at 1.55 ppm),
1.87-1.89 (2H, m), 3.24 (1H, m) , 3.28 (3H, s), 3.32 (1H, dd, J = 3.1, 9.5 Hz) , 3.39 (3H, s), 3.40-3.80 (14H, m), 4.05 (1H, d, J = 11.7 Hz), 4.26 (1H, m), 4.50—4.88 (12H, m) , 5.12 (1H, d, J = 2.9 Hz), 5.16 (1H, dd, J=6.6, 12.5 Hz), 5.70 (1H, brosd) , 5.21-5.46 (8H, m) , 5.70 (1H, m) , 5.89-5.98 (4H, m) , 6.16 (1H, qd, J = 1.5, 12.5 Hz) , 6.68 (1H, broad, NH) .
FABMS (posi tive-ion) m/z, 1442 [M+Na, 35CI]+, 1444.
HRFABMS Calcd. for C68H117 35C 13N02,P : 1442.6819. Found: 1442.6820. ( 1 1 ) (E)-1 -プロぺニル 4—0—ァリル才キシカルボ二ルー 2—0—
Γ (R) -3- (ァリル才キシ力ルポニル才キシ) テ卜ラデシル」 — 3—0—デ シルー 6— 0— [2—デォキシー 4— 0—ジァリルホス木ノー 3— 0— [ (R) — 3—メ 卜キシデシル] 一 6— 0—メチル—2— [ (Z) -11- (ォクタデセノィル) アミ ノ] — j8— D—ダルコピラノシル] — α— D—ダルコビラノシド (第 C a 2ェ 程)
( 1 0) で得られた化合物 (952mg, 0.669mmol) を乾燥 THF (21mい に溶か し、 この溶液に酢酸 (14mU 及び金属亜鉛 (800mg) を加え、 3時間激しく撹拌 した。 反応液をろ過濃縮し、 酢酸ェチルで希釈し、 重曹水及び飽和食塩水で洗浄 し、 硫酸マグネシウム乾燥した。 ろ過、 濃縮し、 得られた一級アミンを T H F (4mL) に溶解した。 この溶液に重曹 (lOOmg) を含有する水 (0.9mL) 及びシ ス—バクセニン酸の酸クロリ ド (227mg, 0.803mmol) の T H F (4mL) 溶液を 加え、 室温で 2時間激しく撹拌した。 反応液を酢酸ェチルで希釈し、 重曹水及 び飽和食塩水で洗浄し、 硫酸マグネシウム乾燥した。 ろ過、 濃縮し、 シリカゲル クロマトグラフィーを行なった。 シクロへキサン—酢酸ェチル (3 : 2) で溶出 するとガム状の標記化合物 (439mg, 収率 43« 及び構造不明物 (260mg) が得 られた。
IR リ f i lm) 3308 ( ) , 3086 (w) , 2926, 2856, 1748, 1677, 1660 cm一1. 400 MHz Ή 關 R (CDCI3) δ 0.86-0.90 (12H, m), 1.25 (62H, bs) , 1.40- 1.80 (13H, m, containing 3H, dd, J=l.5, 6.6 Hz at 1.54 ppm) , 1.82-
1.89 (2H, m) , 1.98-2.02 (4H, m) , 2.22-2.26 (2H, m) , 3.22-3.79 (20H, m, containing 3H, s, at 3.28 ppm, and 3H, s, at 3.37 ppm) , 3.84 (1H, m), 4.04 (1H, m), 4.23 (1H, m), 4.53-4.87 (12H, m), 5.03-5.38 (12H, m), 5.88-5.97 (4H, m) , 6.05 (1H, m), 6.13 (1H, qd, J = 1.5, 12,5 Hz).
FAB S (positive-ion) m/z, 1532 [M+Na]+.
HRFABMS Calcd. for C83H148N022PNa : 1533.0230. Found: 1533.0239.
(1 2) 4一 0—ァリル才キシカルボ二ルー 2—0— [ (R) 一 3— (ァリル 才キシカルボニル才キシ) テトラデシル」 — 3— 0—デシル— 6— 0— [2—デ才 キシ— 4一 0—ジァリルホスホノー 3— 0— [ (R) ー3—メ卜キシデシル] —6— 0 —メチル— 2— [ (Z) -11- (才クタデセノィル) ァミノ] — )8— D—ダルコ ピラノシル] — α— D—ダルコビラノース (第 C a 3工程)
( 1 1 ) で得られた化合物 (410mg, 0.288mmol) を塩化メチレン (7.7ml_) ーァセトニトリル (16.8mL) に溶かし、 この溶液に 48%フッ化水素酸
(5.25mL) を加え、 一夜室温で撹拌した。 反応液を酢酸ェチルで希釈し、 重曹 水及び飽和食塩水で洗浄し、 硫酸マグネシウム乾燥した。 ろ過、 濃縮し、 シリカ ゲルクロマトグラフィーを行なった。 シクロへキサン一酢酸ェチル (1 : 1更に 1 : 3) で溶出するとガ厶状の標記化合物 (300mg, 収率 75%) が得られた。
I R リ max(fi lm) 3297 (w) , 3086 (w) , 2927, 2856, 1748, 1652, 1550, 1464 cm—'.
400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.86-0.89 (12H, m) , 1.25 (62H, bs), 1.40-
1.90 (13H, m, containing OH) , 1.92-2.02 (4H, m), 2.17-2.23 (2H, m) , 3.10-3.74 (20H, m, containing 3H, s, at 3.17 ppm, and 3H, s, at 3,37 ppm) , 3.88-4.70 (14H, m) , 4.81 (1H, m), 5, 18-5.42 (11H, m), 5.89-6.00 (4H, m) , 6.09 (1H, d, J = 7.3 Hz, NH) .
FABMS (positive-ion) m/z, 1492 [M+Nal]+.
HRFABMS, Calcd. for C80H,44N020PNa : 149.9917. Found: 149.9875.
( 1 3 ) ジァリルホスホノ 4一 0—ァリル才キシカルボ二ルー 2—0— Γ ( R) 一 3— (ァリル才キシカルボニル才キシ) テ卜ラデシル」 — 3—0—デ シルー 6— 0— [2—デ才ギシ— 4一 0—ジァリルホスホノ— 3— 0— [ (R) ー3—メ 卜キシデシル] 一 6— 0—メチル _2— [ (Z) —11— (ォクタデセノィル) アミ ノ] 一 )8—D—ダルコピラノシル] — α— D—ダルコビラノシド (α体) 及びジ ァリルホスホノ 4一 0—ァリル才キシ力ルポ二ルー 2— 0— Γ ( R) —3— (ァ リル才キシカルボニル才キシ) テトラデシル」 一 3—0—デシルー 6— 0— [2— デォキシ— 4— 0—ジァリルホスホノ— 3— 0— [ (R) —3—メ卜キシデシル] —6 ー0—メチルー 2— [ ( Ζ) -11 - (ォクタデセノィル) ァミノ] — j8— D—グル コピラノシル ] — )8— D—ダルコビラノシド (j8体) (第 C a 4工程)
( a) ( 1 2 ) で得られた化合物 (300mg, 0.199mmo I ) を塩化メチレン (12mL) に溶かし、 この溶液に Na2S04 (630mg) 、 1H-テトラゾ一ル (460mg,
6.57mtnol) 及びジァリル ジイソプロピルホスホルアミダイ卜 (510mg, 2.08mmol) を加え、 窒素気流下室温で 30分間撹拌し、 そのままシリカゲルクロ マトグラフィーを行なった。 シクロへキサン一酢酸ェチル (1 : 1) で溶出し、 油状のジァリルホスフイノ 4一 0—ァリル才キシカルボニル— 2— 0—
Γ ( R ) — 3— (ァリル才キシカルボニル才キシ) テ卜ラデシル J — 3—0—デ シル— 6— 0— [2—デ才キシー4一 0—ジァリルホスホノー 3— 0— [ (R) 一 3—メ 卜キシデシル] — 6— 0—メチル—2— [ (Z ) -11 - (才クタデセノィル) アミ ノ] — )8—D—ダルコピラノシル] 一 D—ダルコビラノシド (268mg, 収率 8 ) が得られた。 このまま次の反応を行った。
( b ) ( a) で得られた化合物 (256mg, 0.17mmol) を THF (25mL) に溶 かし、 この溶液に 30¾!H202 (500mg) を加え、 氷冷下 30分間攪拌し、 酢酸ェチル で希釈した。 10%ハイポ水及び食塩水で洗い、 MgS04乾燥した。 ろ過、 濃縮し、 シリカゲルクロマトグラフィーを行なった。 シクロへキサン一酢酸ェチル (1 : 1更に 0 : 1 ) で溶出すると油状の標記化合物)8 体 (122mg, 収率 47¾) 及び な体 (99mg, 収率 38%) が得られた。
β 体:
IR i max(f i Im) 3310 (w), 3086 (w) , 2926, 2856, 1748, 1677, 1551, 1463 ctn"1.
400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.80-1.90 (12H, m) , 1 , 26 (62H, bs), 1.40- 1.75 (10H, m) , 1.80-1.90 (2H, m) , 1.99-2.05 (4H, m) , 2.20-2, 22 (2H, m), 3.20 (1H, m) , 3.27 (3H, s), 3.33 (1H, m) , 3.38 (3H, m), 3. 0- 3.80 (14H, m) , 3.99 (1H, m) , 4.25 (1H, m), 4.49 (1H, t, J = 9.5 Hz), 4.55-4.61 (11H, m) , 4.70 (1H, d, J=8.8 Hz), 4.77 (1H, m) , 4.93 (1H, m) , 5.23-5.43 (14H, m), 5.86-5.98 (6H, m), 7.49 (1H, d, J=10.3 Hz, NH).
FAB S(posi t ive-ion) m/z, 1652 [M+Na]+.
HRFABMS, Calcd. for C86HI53N023P2Na : 1653.0207. Found: 1653.0219.
a 体:
IR max(f i Im) 3303 (w), 3086 (w), 2926, 2856, 1747, 1654, 1546,
1464 cm"1. '
400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.88 (12H, t, J = 6.6 Hz) , 1.25 (62H, bs), 1.39-1.74 (10H, m), 1.83-1.88 (2H, m) , 1.99-2.02 (4H, m) , 2.21- 2.25 (2H, m), 3.23 (1H, m), 3.27 (3H, s), 3.33 (1H, m) , 3.38 (3H, m) , 3.48-3.77 (12H, m), 3.83 (1H, dd, J=8.8, 9.5 Hz), 3.96 (1H, m), 4.01 (1H, in), 4.25 (1H, dd, J = 9.5, 18.3 Hz), 4.54-4.61 (12H, m), 4.62-4.73 (2H, m) , 4.76-4.80 (1 H, m), 5.22-5.41 (14H, m), 5.71 (1H, dd, J = 2.9, 6, 6 Hz), 5.88-6.01 (6H, m), 6.51 (1H, d, J=8.1 Hz, NH) . FAB S(posi t ive-ion) m/z, 1652 [ +Na]+.
HRFABMS, Calcd. for C86H153N023P2Na : 1653.0207. Found: 1653.0184. ( 1 4 ) ホスホノ 6— 0— [2—デ才キシ— 4— 0—ホスホノ一 3— 0—
[ (R) —3—メ 卜キシデシル] 一 6— 0—メチル一2— [ (Z) -11 - (才クタデ セノィル) ァミノ] 一) 8— D—ダルコピラノシル] — 3— 0—デシルー 2— 0— [ (R) 一 3—ヒドロキシテ卜ラデシル]一 α— D—ダルコビラノシド (第 C a 5 工程)
( 1 3 ) で得られた α 体 (90mg, 0.055ιηιηοΓ) を乾燥 THF (6mL) に溶かし. この溶液に PPh3 (15mg, 0.057mmol) 、 Et3N (60mg, 0.593mmol) 、 HC00H (51mg, 1.108mmol) 及び Pd(PPh3)4 (15mg, 0.013mmol) を加え、 窒素中 55°Cで 20時間撹拌した。 反応終了後、 ろ過、 濃縮し、 DEAE-セルロース 8gを 詰めたカラムで精製した。 CHCI3- MeOH-H20 (2:3:1)の 0.05mol八 AcO'NH4溶 液にて溶出すると目的物の画分が得られた。 画分を集め全体が CHCI3-MeOH-H20 (1 :1 :1)の混合物となるように CHCI3及び 0.15mol/L塩酸水を加え分液ロー卜 で撹拌し、 下層の CHCI3層を集め濃縮すると蝌状の標記化合物 (53mg, 収率 74¾) が得られた。
IR リ max(KBr) 3291 (w), 3076 (w) , 2925, 2853, 1628, 1554, 1466 cm—'. 400 MHz Ή N R (CDC ί3— CD30D, 5:1) 6 0.86-0.90 (12H, m), 1.27 (62H, bs) , 1.40-1.75 (12H, m), 1.99-2.03 (4H, m), 2.20-2.26 (2H, m) , 3.23-4.12 (26H, m, containing two 3H, s at 3.30 and 3.40 ppm) , 4.76 (1H, d, J=8.1 Hz) , 5.33-5.39 (2H, m), 5.71 (1H, dd, J = 3.3, 7.0 Hz) .
FAB S (negative-ion) m/z, 1300 [M-H] -, 1322 [ +Na-2H]".
HRFABMS, Calcd. for C66H,28N019P2 : 1300.8556. Found: 1300.8560.
Anaに Calcd for C66H,29N019P2 : C, 60.85; H, 9.98; N, 1.08; P, 4.76. Found: C, 60.41; H, 10.17; N, 1.09; P, 4.54.
[実施例 2 ]
ホスホノ 6— 0— [2—デォキシー 4一 0—ホスホノ一 3— 0— [ (R) — 3—メ卜 キシデシル] —6— 0—メチル—2— [ (Z) -11- (才クタデセノィル) アミ ノ] 一 j8— D—ダルコピラノシル] 一 3— 0—デシル一 2 -0- [ (R) 一 3—ヒド ロキシテ卜ラデシル]— i8— D—ダルコビラノシド (第 C a 5工程)
実施例 1 ( 1 3 ) で得られた 体 (112mg, 0.069mmol) を、 実施例 1 ( 1 4 ) と同様に反応させると; 蠟状の標記化合物 (72mg, 収率 80¾) が得られた < IR リ max(KBr) 3286 (w) , 3073 (w) , 2925, 2854, 1628, 1556, 1466 cm"1.
400 MHz Ή N R (CDC 13-CD3OD, 5:1) δ 0.86-0.90 (12H, m) , 1.27 (62H, bs) , 1.40-1.80 (12H, m) , 2.00-2.08 (4H, m),. 2.24-2.28 (2H, m) , 3.13-4.06 (26H, m, containing two 3H, s at 3.30 and 3.40 ppm) , 4.92-4.97 (2H, m) , 5.34-5.38 (2H, m) .
FABMS (negat i ve-ion) , m/z, 1300 [M-H]".
Anal . Calcd for C66H,29N019P2 : C, 60.85; H, 9.98; N, 1.08; P, 4.76. Found: C, 60.36; H, 10.17; N, 1.12; P, 4.68.
[実施例 3]
ホスホノ 3—0—デシルー 6— 0— [2—デォキシ— 4— 0—木スホノ—3— 0— [ (R) — 3—メ卜キシデシル] —6— 0—メチルー 2— [ (Z) 一 11一 (ォクタデ セノィル) ァミノ] — )3—D—ダルコピラノシル] 一 2—0—テ卜ラデシル一 α —D—ダルコビラノシド
( 1 ) ァリル 3— 0—デシルー 4, 6—0—イソプロピリデンー 2— 0—テ 卜ラデシルー α—D—ダルコビラノシド (第 A a 4工程)
実施例 1 ( 3 ) で得られた j8 体 (5.15g, 〗2.86mmol) と 1 一(メタンスル フォニルォキシ)テトラデカン (4.51g, 15.43mmol) の DMF (25mL) 溶液に水 素化ナトリウム (55¾分散油, 670mg, 15.43mmol) を加えた。 実施例 1 (4) と同様に処理して、 油状の標記化合物 (7,02g, 収率 92%) が得られた。
400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.88 (6Η, t, J = 6.6 Hz), 1.26 (36H, bs), 1.40 (3H, s), 1.47 (3H, s), 1.50-1.60 (4H, m) , 3.10-4.35 (12H, m), 4.37 (1H, d, J = 8.1 Hz) , 5.17-5.34 (2H, m), 5.91 (1H, m) .
(2) ァリル 3—0—デシルー 2—0—テ卜ラデシルー) 8—D—ダルコビラ ノシド (第 A a 5工程)
( 1 ) で得られた化合物 (7.02g, 11.76mtnol) を、 実施例 1 (5) と同様に 反応させることにより標記化合物 (5.02g, 収率 77%) が得られた。
400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.88 (6Η, t, J=6.6 Hz) , 1.26 (36H, bs) , 1.52-1.62 (4H, m) , 2.07 (1H, t, J = 6.6 Hz, OH), 2.46 (1H, d, J = 2.2
Hz, OH) , 3.10-4.22 (12H, m), 4.38 (1H, d, J=8.1 Hz) , 5.21-5.35 (2H, m), 5.92 (1H, m) .
(3 ) (E)- 1 -プロぺニル 3— 0—デシル— 2—0—テ卜ラデシル—) 3—D —ダルコビラノシド (第 A a 6工程)
(2) で得られた化合物 (2.51g, 4.51mmol) を、 実施例 1 (6) と同様に 反応させることにより標記化合物 (2.05g, 収率 82%) が得られた。
400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.88 (6H, t, J = 6.6-7.3 Hz) , 1.26 (36H, bs); 1.53-1.60 (7H, m, containing 3H, dd, J=1.5, 7.3 Hz, at 1.56 ppm) , 2.06 (1H, t, J=6.6 Hz, OH) , 2.44 (1H, d, J =1.5 Hz, OH) , 3.14—3,92 (10H, tn) , 4.52 (1H, d, J=7.3 Hz) , 5.12 (1H, m), 6.21 (1H, qd, J=l.5, 12.5 Hz) ·
(4) (E)-l -プロぺニル 3— 0—デシル— 2— 0—テ卜ラデシルー i8— D 一ダルコビラノシド (第 A a 7工程)
(3) で得られた化合物 (2.45g, 0.4. lOmmol) を、 実施例 1 (7 ) と同様 に反応させることにより油状の標記化合物 (2.80g, 収率 89%) が得られた。 400 MHz 1H NMR (CDCI3) δ 0.08 (6H, s), 0.86-0.90 (15H, m,
containing 9H, s, at 0.89 pptn), 1.26 (36H, bs), 1.53-1.60 (7H, m), 3.02 (1H, d, J = 2.2 Hz, OH), 3.13-3.24 (2H, m) , 3.33 (1H, tn) , 3.49- 3.89 (7H, m), 4.47 (1H, d, J = 7.3 Hz), 5.11 (1H, m), 6.20 (1H, dd, J=1.7, 12.1 Hz).
(5 ) (E)- 1 -プロぺニル 4—O—ァリル才キシカルボ二ルー 6— O— ( t一プチルジメチルシリル) — 3— 0—デシル— 2— 0—テ卜ラデシルー 3— D 一ダルコビラノシド (第 A a 8工程)
(4) で得られた化合物 (2.80g, 4.17mmol) を、 実施例 1 (8) と同様に 反応させることにより標記化合物 (2.99g, 収率 95¾) を得た。
400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.03 (6H, s), 0.86-0.89 (15H, m,
containing 9H, s, at 0.87 ppm), 1.25 (36H, bs), 1.51-1.56 (7H, m) , 3.22 (1H, dd, J=7.8, 9.9 Hz), 3.35 (1H, dd, J=8.8, 9.9 Hz), 3.43 (1H, m) , 3.52-3.81 (6H, m), 4.45 (1H, d, J=7.8 Hz) , 4.60-4.72 (3H, m) , 5.11 (1H, m), 5.27 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.36 (1H, d, J = 18.5 Hz) 5.93 (1H, m) , 6.21 (1H, m) .
(6) (E)- 1 -プロぺニル 4—O—ァリル才キシカルボ二ルー 3—0—デ シルー 2— 0—テ卜ラデシルー /3— D—ダルコビラノシド (第 A a 9工程)
(5) で得られた化合物 (2.98g, 3.95 mmol) を、 実施例 1 (9) と同様に 反応させることにより標記化合物 (2.16g, 収率 85%) を得た。
IR レ max(fi lm) 3453 (broad), 2925, 2854, 1757, 1681 cm"'.
400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.86 (6H, t, J=6.6 Hz), 1.26 (36H, bs) , 1.50-1.60 (7H, m), 2.20 (1H, dd, J = 5.8, 8.0 Hz), 3.24 (1H, m), 3.40 (1 H, dd, J=8.8, 9.5 Hz), 3. 5 (1H, m), 3.54-3.68 (3H, m),
3.72-3.82 (3H, m) , 4,51 (1H, d, J=8.1 Hz) , 4.64-4.72 (3H, m), 5.12 (1H, m), 5.29 (1H, d, J = 10.3 Hz), 5.37 (1H, d, 18.3 Hz), 5.93 (1H, m), 6.21 (1H, qd, J = 1.5, 12.5 Hz) .
FABMS (posi tive-ion) m/z, 663 [M+Na] + .
HRFABMS Cal cd. for C37H6808Na: 663.4812. Found: 663.4802.
(7 ) (E)- 1 -プロぺニル 6— 0— [2—デ才キシ— 4— 0—ジァリルホスホ ノー 3— 0— [ (R) —3—メ卜キシデシル] — 6— 0—メチル—2— [ (卜リクロロ エトキシカルボニル) ァミノ] — ]8—D—ダルコピラノシル] — 3—0—デシル — 2—0—テ卜ラデシル— j8—D—ダルコビラノシド (第 C a 1工程)
(6) で得られた化合物 (347mg, 0.541 mmol) を実施例 1 (1 0) と同様に 反応させることにより標記化合物 (577mg;, 収率 89%) を得た。
IR i/max(f i lm) 3360-3190 (broad), 2926, 2856, 1754, 1736, 1680 (w) cm-' .
400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.88 (9H, t, J=6.6 Hz), 1.25 (48H, bs) , 1.43-1.76 (9H, m, containing 3H, dd, J=1.5, 7.3 Hz, at 1.62 ppm) , 3.21 (1H, m), 3.27 (3H, s), 3.32 (1H, m), 3.38 (3H, s), 3.40-3.64 (9H, m), 3.70-3.79 (6H, m) , 3.90 (1H, m), 4.32 (1H, m), 4. 8 (1H, d, J=7.3 Hz) , 4.55-4.66 (9H, in), 4.84 (1H, m), 5.11-5.40 (6H, m), 5.87-5.98 (3H, m), 6.32 (1H, m), 6.62 (1H, bs, NH) .
FABMS (posi tive-ion) m/z, 1342 [M+Na, 35CI]+, 1344.
HRFABMS Calcd. for C64H113C 13N018PNa : 1342.6666. Found: 1342.6687. (8) (E)-1 -プロぺニル 4一 0—ァリル才キシカルボ二ルー 2— 0—
Γ (R) —3— (ァリル才キシカルボニル才キシ) テトラデシル J — 3—0—デ シルー 6— 0— [2—デォキシ— 4一 0—ジァリルホスホノ— 3— 0— [ (R) _3—メ トキシデシル] —6— 0—メチルー 2— [ (Z) -11- (ォクタデセノィル) アミ ノ] — — D_ダルコピラノシル] — )8—D—ダルコビラノシド (第 C a 2ェ 程)
(7) で得られた化合物 (405mg, 0.306mmol) を、 実施例 1 ( 1 1 ) と同様 に反応させることにより標記化合物 (302 mg, 収率 70%) を得た。
I R リ max(f i lm) 3292 (w) , 2926, 2855, 1755, 1678, 1652, 1552, 1465 cm—1.
400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.88 (12H, t, J = 6.6 Hz), 1.20-1.74 (79H, m, containing 3H, d, J=7.4 Hz, at 1.56 ppm) , 2.01-2.26 (6H, m) , 3.16-3.32 (7H, m, containing 3H, s, at 3.27 ppm), 3.37 (3H, s), 3.50-3.80 (12H, m), 3.92 (1H, m) , 4,04 (1H, t, J = 9.5 Hz) , 4.12 (1H, m), 4.26 (1H, m), 4.44 (1H, d, J=8.1 Hz) , 4.53-4.61 (4H, m), 4.62- 4.66 (2H, m) , 4.89 (1H, d, J=8.1 Hz), 5.10 (1H, m) , 5.22-5.40 (8H, m), 5.89-5.98 (3H, m), 6.24 (1H, d, J = 12.4 Hz).
FABMS (posi tive-ion) m/z, 1432 [M+Na]+.
HRFABMS Calcd. for C7gH,44N0,7PNa: 1433.0063. Found: 1433.0048.
(9) 4—0—ァリル才キシカルボ二ルー 3— 0—デシル— 6— 0— [2—デ才 キシ— 4一 0—ジァリルホスホノ— 3— 0— [ (R) —3—メトキシデシル] 一 6— 0 一メチル—2— [ (Z) —11— (ォクタデセノィル) ァミノ] 一 )8— D—ダルコ ピラノシル] 一 2—0—テ卜ラデシルー j8—D—ダルコビラノース (第 C a 3ェ 程)
(8) で得られた化合物 (600mg, 0.425mtnol) を、 実施例 1 (1 2) と同様 に反応させることにより標記化合物 (471mg, 収率 81%) を得た。
IR リ max(fi lm) 3299 (w) , 3085 (w), 2925, 2854, 1754, 1653, 1650, 1465 cm—'.
400 MHz Ή 關 R (CDCI3) δ 0.88 (12H, t, J=6.6 Hz) , 1.25 (66H, bs), 1.40-1.80 (10H, m), 1.83-2.02 (4H, m), 2.17-2.22 (2H, m) , 2.33 (1H, m), 3.10-3.36 (6H, m, containing 3H, s, at 3.27 ppm) , 3.38 (3H, s), 3.45-3.80 (12H, m), 3.81-4.10 (4H, m) , 4.24-4.64 (8H, m), 5.15- 5.39 (8H, m), 5.87-5.98 (3H, m) , 6.10 (1H, m) .
FABMS (positive-ion) m/z, 1392 [M+Na]+.
HRFABMS Calcd. for C76H140N017PNa : 1392.9757. Found: 1392.9757.
(1 0) ジァリルホスホノ 4一 0—ァリル才キシカルボ二ルー 3—0—デ シルー 6— 0— [2—デ才キシ— 4— 0—ジァリルホスホノ— 3— 0— [ (R) —3—メ 卜キシデシル] —6— 0—メチルー 2— [ (Z) 一 11— (才クタデセノィル) アミ ノ] — j8—D—ダルコピラノシル] 一 2—0—テ卜 デシルー α— D—ダルコビラ ノシド (α体) 及びジァリルホスホノ 4—0—ァリル才キシカルボ二ルー 3— 0—デシルー 6— 0— [2—デォキシ— 4一 0—ジァリルホスホノ— 3— 0— [ (R) - 3—メ卜キシデシル] 一 6— 0—メチル一2— [ (Ζ) -11- (ォクタデセノィ ル) ァミノ] — /3—D—ダルコピラノシル] 一 2— 0—テ卜ラデシルー)8—D—グ ルコビラノシド ()8 体) (第 C a 4工程)
(a) (9) で得られた化合物 (214mg, 0.156mmol) を、 実施例 1 (1 3) (a) と同様に反応させることによリジァリルホスホノ 4一 0—ァリルォ キシカルポ二ルー 3— 0—デシル— 6— 0— [2—デ才キシ— 4— 0—ジァリルホス
ホノー 3— 0— [ (R) —3—メ卜キシデシル] ー6— 0—メチル— 2— [ (Z) —11 一 (ォク夕デセノィル) ァミノ] 一 一D—ダルコピラノシル] 一 2— 0—テ卜 ラデシルー D—ダルコビラノシド (214mg, 収率 89%) を得た。 このまま次の反 応に使用した。
(b) (a) で得られた化合物 (210mg, 0.136mmol) を実施例 Ί ( 1 3) (b) と同様に反応させることにより β 体 (78ing, 収率 37%) と α体 (116 mg, 収率 55%) が油状物として得られた。
β体:
IR i max(f i lm) 3308 (w) , 3085 (w) , 2926, 2854, 1757, 1668, 1550, 1464 cur'.
400 MHz Ή 關 R (CDCI 3) δ 0.88 (12H, t, J = 6.6 Hz), 1.26 (66H, bs), 1.40-1.75 (10H, m), 2.00-2.02 (4H, m) , 2.10-2.24 (2H, m), 3.18- 3.80 (22H, m, containing two 3H, s, at 3.27 and 3.38 ppm) , 4.00 (1H, m), 4.25 (1H, m) , 4.56-4.63 (11H, m), 4.70 (1H, d, J=8.8 Hz), 4.95 (1H, d, J = 5.1, 8.1 Hz) , 5.13 (1H, d, J=8.1 Hz) , 5.23-5.43 (12H, m), 5.86-5.99 (5H, m) , 7.50 (1H, d, J = 9.5 Hz, NH) .
FABMS (positive-ion) m/z, 1552 [M+Na]+.
HRFAB S, Calcd. for C82H,49N020P2 : 1553.0046. Found: 1553.0037.
o;体:
IR y max(f i lm) 3305 (w) , 3085 (w) , 2925, 2854, 1757, 1658, 1548, 1465 cm-1.
400 MHz Ή 關 R (CDC 13) δ 0.88 (12H, t, J = 6.6 Hz), 1.26 (66H, bs), 1.40-1.73 (10H, m), 2.00-2.05 (4H, m), 2.21-2.25 (2H, m) , 3.22- 3.83 (22H, , containing two 3H, s, at 3.28 and 3.38 ppm), 3.96- 4.02 (2H, m), 4.25 (1H, tn) , 4.54-4.73 (11H, m) , 5.23-5.40 (12H, m) 5.72 (1H, dd, J = 3.3, 6.2 Hz), 5.89-5.99 (5H, m) , 6.50 (1H, d, J=8.1 Hz, NH) .
FABMS (posi ti ve-ion) m/z, 1552 [ +Na]+.
HRFAB S, Cal cd. for C82H 9N02。P2 : 1553.0046. Found: 1553.0045.
(1 1 ) ホスホノ 3— 0—デシル— 6— 0— [2—デ才キシー 4— 0—ホスホ ノー 3— 0— [ (R) 一 3—メ卜キシデシル] 一 6— 0—メチルー 2— [ (Z) -11- (才クタデセノィル) ァミノ] — )3— D—ダルコピラノシル] —2—0—テトラ デシルー α— D—ダルコビラノシド (第 C a 5工程)
(1 0) で得られた a体 (75mg, 0.049mmol) を、 実施例 1 (Ί 4) と同様 に反応させると蠟状の標記化合物 (54mg, 収率 86¾) が得られた。
IR vmax(KBr) 3290 (broad), 3080 (w, broad) , 2924, 2853, 1630, 1550, 1467 cm—'.
400 MHz Ή NMR (CDC 13-CD30D, 4:1) <5 0.89 (12H, m), 1.27 (66H, bs), 1.40-1.80 (10H, m) , 2.01-2.03 (4H, m), 2.24-2.26 (2H, m) , 3.14- 3.92 (23H, m, containing two 3H, s at 3.30 and 3.40 ppm) , 3.92- 4.11 (2H, m), 4.72 (1H, d, J=8.8 Hz) , 5.34-5.39 (2H, m), 5,63 (1H, m) .
FAB S (negative-ion) m/z, 1284 [M - H] -,
HRFABMS, Calcd for C66H128N018P2 : 1284.8607. Found: 1284.8607.
Anal. Cal cd for C66H129N018P2 : C, 61.61; H, 10.11; N, 1.09; P, 4.81.
Found: C, 59.72; H, 9.44; N, 1.10; P, 4.12.
[実施例 4]
ホスホノ 3—0—デシル— 6— 0— [2—デ才キシ— 4— 0—ホスホノー 3— 0— [ (R) —3—メ卜キシデシル] 一 6— 0—メチルー 2— [ (Z) -11- (才ク夕デ セノィル) ァミノ] — )8—D—ダルコピラノシル] — 2— 0—テ卜ラデシルー )8 一 D_ダルコビラノシド (第 C a 5工程)
実施例 3 .( Ί 0) で得られた /3体 (112mg, 0.073mmol) を実施例 1 (1 4) と同様に反応させると蠟状の標記化合物 (61mg, 収率 65%) が得られた。 IR y max(KBr) 3288 (broad) , 3072 (w, broad) , 2925, 2854, 1631, 1550, 1466 cm一,.
400 MHz Ή 關 R (CDCI3-CD3OD, 4:1) δ 0.88 (12H, t, J=6.6 Hz) , 1.27 (66H, bs), 1.40-1.76 (10H, m), 2.00-2.04 (4H, m) , 2.24-2.28 (2H, m), 3.11 -3.89 (23H, m, containing two 3 , s at 3.31 and 3.40 ppm) , 4.00-4.07 (2H, m), 4.93-4.98 (2H, m), 5.33-5.36 (2H, m) .
FABMS (negative-ion) m/z, 1284 [M-H]—, 1306 [M+Na-2H]".
HRFABMS, Calcd for C66H128N018P2 : 1284.8607. Found: 1284.8605.
Anal . Calcd for C66H129N0I8P2 : C, 61.61 ; H, 10.11 ; N, 1.09; P, 4.81.
Found: C, 61.22; H, 10.38; N, 1.28; P, 4.74. [実施例 5 ]
2— (ホスホノォキシ) ェチル 6— 0— [2—デォキシ— 4一 0—木スホノー 3— 0- [ (R) —3—メトキシデシル] —6— 0—メチルー 2— [ (Z) —11一 (才クタ デセノィル) ァミノ] — /3— D—ダルコピラノシル] — 3— 0—ドデシルー 2— 0 — [ (R) _ 3—ヒドロキシテ卜ラデシ レ]— a—D—ダルコビラノシド
( 1 ) 1 , 2 : 5, 6—ジ—0—イソプロピリデン一 3— 0—ドデシル— α 一 D—ダルコフラノース (第 A a 1工程)
1 , 2 : 5 , 6—ジ一 0—イソプロピリデン一 α— D—ダルコフラノース
(13.0g, 50mmol) 及び 1 ― (メタンスルフォニル才キシ) ドデカン (13.2g, 50mmol) を DMF (50mい に溶かし、 この溶液に水素化ナ卜リウ厶 (55%分散油, 2.28mg, 60mmol) を氷冷下加えた。 0°Cで 1 5分間、 その後室温で一夜攪拌し, 氷冷下メタノールを加え水素化ナトリウムを分解し、 酢酸ェチルで希釈した。 こ の溶液を水及び飽和食塩水で洗浄し、 硫酸マグネシウム乾燥し、 ろ過、 濃縮後、 シリカゲルクロマトグラフィーを行なった。 シクロへキサン一酢酸ェチル (9 : 1 ,更に 4 : 1 ) で溶出すると油状の標記化合物 (15.5g, 収率 75¾;) がえられ た。
400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.88 (3H, t, J = 6.6 Hz) , 1.26 (18H, bs), 1.32 (3H, s), 1.35 (3H, s), 1.43 (3H, s), 1.50 (3H, s), 1.52-1.57 (2H, m) , 3.51 (1H, m) , 3.59 (1H, m), 3.85 (1H, d, J = 2.9 Hz), 3.98
(1H, m) , 4.06-4.14 (3H, m) , 4.31 (1H, m) , 4.52 (1H, d, J = 3.7 Hz), 5.88 (1H, d, J-3.7 Hz).
(2 ) ァリル 3— 0—ドデシルー ot—D—ダルコビラノシド (第 A a 2ェ 程)
( 1 ) で得られた化合物(900mg, 2.160inmol)を 2 %塩酸を含むァリルアルコ ール (2 m l ) に加え、 反応液を 1 5分間還流した。 反応液を濃縮し、 シリカゲ ルクロマトグラフィーを行なった。 シクロへキサン—酢酸ェチル ( 1 : 1 ,更に 1 : 3 ) で溶出すると油状の標 Ϊ己 体 (674tng, 収率 80%) 及び β 体がえられ た。
α体:
400 MHz Ή NMR (CDCI3) <5 0.88 (3H, t, J=7.0 Hz), 1.26 (18H, bs), 1.59-1.64 (2H, m), 2.19 (1H, d, J = 9.5 Hz, OH), 2.24 (1H, t, J=6.3 Hz, OH) , 2.79 (1H, d, J=2.9 Hz, OH), 3.45 (1H, d, J=8.8 Hz), 3.50- 3.61 (2H, m), 3.64-3.71 (2H, m), 3.80-3.86 (2H, m) , 3.93 (1H, m),
4.04 (1H, m), 4.23 (1H, m), 4.90 (1H, d, J = 3.7 Hz, anomer i c) , 5.22-5.34 (2H, m), 5.92 (1H, m) .
Anal . Calcd for C21H400G: C, 64.92; H, 10.38. Found: C, 64.96; H, 10.17.
j8 体:
400 MHz Ή NMR (CDCI3 + D20) δ 0.88 (3H, t, J=7.0 Hz), 1.26 (18H, bs), 1.50-1.61 (2H, m) , 3.46-4.53 (10H, m), 5.07 (1H, d, J = 5.1 Hz),
5.21-5.42 (2H, m) , 5.93 (1H, m) . (3) ァリル 3— 0—ドデシルー 4, 6— 0—イソプロピリデン一 a— D— ダルコビラノシド (第 A a 3工程)
(2 ) で得られ a体 (4.70g, 12.1mmol) を DM F (10mL) に溶かし、 こ の溶液に 2, 2-ジメトキシプロパン (10mlJ 及び p-Ts0H (200mg) を加え室温で 16時間撹拌した。 反応液を酢酸ェチルで希釈し、 重曹水及び飽和'食塩水で洗浄
し、 硫酸マグネシウム乾燥し、 ろ過、 濃縮、 シリカゲルクロマトグラフィーを行 なった。 シクロへキサン一酢酸ェチル (4 : 1一 2 : 1) で溶出すると油状の標記 化合物 (4.20g, 収率 81¾) が得られた。
400 Hz Ή NMR (CDCI3) δ 0.88 (3H, t, J=6.6 Hz), 1.26 (18H, bs), 1.41 (3H, s), 1.49 (3H, s), 1.53-1.60 (2H, m) , 2.31 (1H, d, J = 7.3 Hz, OH) , 3.46-3.85 (8H, m), 4.04 (1H, m), 4.21 (1H, m), 4.92 (1H, d, J = 3.7 Hz) , 5.22-5.34 (2H, m) , 5.93 (1H, m) .
(4) ァリル 2— 0— [ (R) — 3— (t—プチルジメチルシリル才キシ) テ卜ラデシル]— 3— 0—ドデシル— 4, 6—0—イソプロピリデン— α—D—グ ルコビラノシド (第 A a 4工程)
(3) で得られた化合物 (358mg, 0.835mmol) 及び (R) — 3— (t—ブチル ジメチルシリル才キシ) 一 1 一(メチルスルフォニル才キシ)テ卜ラデカン (392mg, 0.927mmol) を DMF (3mL) に溶かし、 この溶液に水素化ナトリウム (55%分散油, 66mg, 1.513tnmol) を加えた。 反応液を室温一夜攪拌し、 氷冷下 メタノールを加え水素化ナトリウムを分解し、 酢酸ェチルで希釈した。 この溶液 を水及び飽和食塩水で洗浄し、 硫酸マグネシウム乾燥した。 ろ過、 濃縮し、 シリ 力ゲルクロマトグラフィーを行なった。 シクロへキサン一酢酸ェチル (9 : 1 ) で溶出すると油状の標記化合物 (510mg, 収率 81%) がえられた。
IR vmax(f i Itn) 2925, 2856, 1464 cm- '·
400 MHz 'H NMR (CDCI3) δ 0.04 (6H, s), 0.86-0.89 (15H, m,
containing 9H, s, at 0.88 ppm) , 1,26 (38H, broad s) , 1. 0 (3H, s) , 1.48 (3H, s), 1.48-1.55 (2H, m), 1.70-1.77 (2H, m), 3.29 (1H, m), 3.47-3.78 (9H, m), 3.84 (1H, m) , 4.04 (1H, m) , 4.17 (1H, m), 4.91 (1H, d, J = 3.7 Hz), 5.20-5.34 (2H, m) , 5.92 (1H, m) .
FABMS m/z, 755 [M+H]+.
HRFABMS Calcd. for C44H8607S i Na : 777.6040. Found: 777.5994.
(5 ) 2—ヒドロキシェチル 2— 0— [ (R) — 3— (t一プチルジメチル シリル才キシ) テ卜ラデシル]— 3— 0—ドデシルー 4, 6— 0—イソプロピリデ ンー α— D—ダルコビラノシド (第 A b l工程)
(4) で得られた化合物 (980mg, 0.230mmol) を THF— H20 (7 : 2, 30mL) に溶かし、 この溶液に Nal04 (1.80g) 及び 2. 5 %四酸化オスミウムの tーブ 夕ノール (0.50g) 溶液を加え 2 時間室温で攪拌した後、 酢酸ェチルで希釈した t この溶液を重曹水及び飽和食塩水で洗浄し、 硫酸マグネシウム乾燥した。 ろ過、 濃縮するとアルデヒドが残った。 これをエタノール (10mL) に溶解し、 NaBH4 (lOOmg) を加え、 20分間攪拌した。 その後反応液に酢酸を加え、 酢酸ェチル で希釈し、 この溶液を重曹水及び飽和食塩水で洗浄し、 硫酸マグネシウム乾燥し た。 ろ過、 濃縮し、 シリカゲルクロマトグラフィーを行なった。 シクロへキサン 一酢酸ェチル (4 : 1 ) で溶出すると油状の標記化合物 (448(ng, 収率 41%) が 油状物として得られた。
IR vmax(fi lm) 3468 (broad), 2926, 2856, 1465, 1380, 1370 cm"1.
400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.04 (6H, s), 0.88 (9H, t, J=6.6 Hz), 0.89 (6H, t, J = 6.3 Hz) , 1.26 (36H, bs) , 1.40 (3H, s), 1.41-1.43 (2H, m), 1.48 (3H, s), 1.52-1.56 (2H, tn) , 1.71-1.75 (2H, m) , 2.82 (1H, bs, OH) , 3.30 (1H, m), 3: 51-3.85 (14H, m) , 4.89 (1H, d, J = 3.7 Hz).
"
(6) 2— [ (ジァリルホスホノ) 才キシ]ェチル 2— 0— [ (R) — 3— (t —プチルジメチルシリルォキシ) テ卜ラデシル]— 3—0—ドデシルー 4, 6—0 一イソプロピリデン— α— D—ダルコビラノシド (第 A b 2工程)
(5) で得られた化合物 (428mg, 0.564mmol) の CH2CI2 (7mい 溶液に 1H— テ卜ラゾール (92mg) 、 ジァリル ジイソプロピルホスホルアミダイ卜
(277mg) と硫酸ナトリウム (350mg) を加え、 室温で 30分間攪拌した後、 THF (7mL) と 31%過酸化水素 (200mg) を加え、 室温で 15分間攪拌した後、 酢酸 ェチルで希釈し、 10%Na2S203水溶液、 重曹水及び飽和食塩水で洗浄し硫酸マグ ネシゥ厶乾燥した。 ろ過、 濃縮し、 シリカゲルクロマトグラフィーを行なった。
シクロへキサン一酢酸ェチル (2 : 1 ) で溶出すると標記化合物 (504mg, 収率 97%) が得られた。
IR リ (f i lm) 2927, 2856, 1464 cm-'.
400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.04 (6H, s), 0.88 (15H, bs), 1.26 (36H, bs), 1.39 (3H, s), 1.41-1.89 (12H, m) , 4.22-4.27 (2H, m) , 4.56-
4.59 (4H, m), 4.88 (1H, d, J = 3.7 Hz), 5.21-5.41 (4H, m) , 5.91-6.01 (2H, m).
(7) 2— [ (ジァリルホスホノ) 才キシ]ェチル 一 3—0—ドデシルー 2 -0-[ (R) — 3—ヒドロキシテトラデシル]— α— D—ダルコビラノシド (第 A b 3工程)
(6) で得られた化合物 (489mg, 0.532mmol) を MeOH (6mい に溶かし、 こ の溶液に P- TsOH (35mg) を加え、 室温で 2時間攪拌した後濃縮し、 シリカゲル クロマトグラフィーを行なった。 酢酸ェチル、 その後 10%MeOH酢酸ェチル溶液 で溶出すると蠟状の標記化合物 (340mg, 収率 84%) が得られた。
1R リ nax(fi lm) 3388, (broad), 2918, 2850, 1467 cm"'.
400 MHz Ή NMR (CDCI3) d 0.88 (6H, t, J = 6.6 Hz), 1.26 (36H, bs), 1.41-1.73 (6H, m), 2.56 (1H, m, OH), 2.68 (1H, d, J = 2.9 Hz, OH), 3.12 (1H, bs, OH), 3.29 (1H, m) , 3.44-3.92 (12H, m) , 4.22-4.28 (2H, m), 4.55-4.59 (4H, m), 5.00 (1H, d, J = 3.7 Hz), 5.25-5.28 (2H, m),
5.35-5.41 (2H, m, 5.90-6.00 (2H, m) .
(8) 2— [(ジァリルホスホノ)ォキシ]ェチル 6— 0— [2—デ才キシ— 4— 0—ジァリルホスホノ— 3— 0— [ (R) —3—メ卜キシデシル] 一 6— 0—メチル— 2— [ (卜リクロロェ卜キシカルボニル) ァミノ] 一 8—D—ダルコビラノシ ル] 一 3 _0—ドデシル— 2— 0— [ (R) — 3—ヒドロキシテトラデシル]一 α— D—ダルコビラノシド (第 C b l工程)
トリクロロメチルイミドイル 2—デ才キシ— 4一 0—ジァリルホスホノー 3— 0 ― [ (R) 一 3—メトキシデシル] — 6— 0—メチル一 a, j8— D—ダルコビラノシ
ド (360mg, 0.427mmol) 及び (7 ) で得られた (325mg, 0.425mmol) を
CH2CI2 (7.5mL) に溶かし、 この溶液にモレキュラーシーブ 4 A (630mg) 、 AgOTf (125mg, 0.486mmol) 及び TMSOTf (20mg, 0.090mmol) を加え、 窒素 中で室温一夜撹拌した。 反応液を酢酸ェチルで希釈し、 重曹水及び飽和食塩水で 洗浄し、 硫酸マグネシウム乾燥し、 ろ過、 濃縮、 シリカゲルクロマトグラフィー を行なった。 酢酸ェチル、 その後 5%MeOHを含む酢酸ェチル溶液で溶出すると ガム状の目的化合物 (410mg, 収率 6Ϊ%) が得られた。
IR i/ max(f i lm) 3500— 3250, 2926, 2856, 1746, 1547, 1464 cm'1.
400 MHz Ή N R (CDCI3) δ 0.88 (9H, t, J=6.6 Hz) , 1.26 (51H, bs), 1.38-1.77 (8H, m) , 2, 72 (1H, bs, OH), 3, 13 (1H, bs, OH), 3.21-3.90 (24H, m, containing two 3H, s, at 3.28 and 3.39 ppm), 4.07-4.30 (4H, m) , 4.53-4.60 (8H, m) , 4.65-4.90 (3H, m), 4, 95 (1H, d, J=3.7 Hz), 5.24-5.40 (8H, m), 5.89-5.99 (4H, m), 6.40 (1H, broad, NH) . ( 9 ) 2— [(ジァリルホスホノ)ォキシ]ェチル 6— 0— [2—デォキシー 4—
0—ジァリルホスホノ一 3— 0— [ (R) 一 3—メトキシデシル] —6— 0—メチル一 2- [ (Z) 一 11— (才クタデセノィル) ァミノ] — )8— D—ダルコピラノシル] — 3— 0—ドデシル— 2— 0— [ (R) — 3—ヒドロキシテトラデシル]— α— D— ダルコビラノシド (第 C b 2工程)
( 8 ) で得られた化合物 (410mg, 0.284mmol) の T H F— A c 0 H (3 : 2,
15mL) 溶液に亜鉛粉末 (390mg) を加え、 室温で 4時間撹拌した。 反応液をろ過 後、 室温で濃縮し、 酢酸ェチルで希釈し、 重曹水及び飽和食塩水で洗浄し、 硫酸 マグネシウム乾燥した。 ろ過し、 濃縮し、 得られた一級アミンを T H F (3mL) に溶解した。 この溶液に重曹 (lOOmg) を含有する水 (0.9mい とシス一バクセ ニン酸の酸クロリ ド (102mg, 0.340mmol) の T H F (1.5mL) 溶液を加え、 室 温で 2時間激しく撹拌した。 反応液を酢酸ェチルで希釈し、 重曹水及び飽和食 塩水で洗浄し、 硫酸マグネシウム乾燥した。 ろ過、 濃縮しシリカゲルクロマトグ ラフィーを行なった。 酢酸ェチル、 その後 5%Me0Hを含む酢酸ェチル溶液で溶 出するとガム状の標記化合物 (355mg, 収率 82%) が得られた。
IR i/max(f i lm) 3398 (broad), 2925, 2855, 2480-2345 (w) , 1640, 1555, 1465 cm— '·
400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.88 (12H, t, J=6.6 Hz) , 1.26 (68H, bs) , 1.40-1.79 (10H, m) , 1.99-2.04 (4H, m), 2.17-2.21 (2H, m), 3.18 (1H, bs, OH) , 3.27-3.95 (26H, m, containing two 3H, s, at 3.28 and 3.38 ppm) , 4.07-4.27 (4H, m), 4.55-4.65 (8H, m), 4.94 (1H, d, J = 3.7 Hz) , 5.13 (1H, d, J = 8.1 Hz) , 5.25-5.39 (10H, m) , 5.90-5.99 (4H, m),
6.58 (1H, d, J = 7.3 Hz, NH) . (1 0) 2- (ホスホノ才キシ) ェチル 6— 0— [2—デ才キシー 4— 0—ホ スホノ—3— 0— [ (R) 一 3—メ卜キシデシル] —6— 0—メチル一2— [ (Z) - 11— (ォクタデセノィル) ァミノ] 一 i8—D—ダルコピラノシル] 一 3—0—ド デシル—.2— 0— [ (R) 一 3—ヒドロキシテ卜ラデシル]一 α— D—ダルコピラノ シド (第 C b 3工程)
(9) で得られた化合物 (166 mg, 0.109 mmol) を乾燥 THF (10mい に溶か し、 この溶液に Et3N (60mg, 0.593mmol) 、 HC00H (56mg, 1.216關 ol) 及び Pd(PPh3)4 (15mg, 0.096mmol) を加え、 窒素中 54°Cで 20時間撹拌した。 反応 液をろ過、 濃縮し、 DEAE-セルロース 8gを詰めたカラムで精製した。 CHCI3- Me0H-H20 (2:3:1) の 0.05mol/L AcO' NH4溶液にて溶出すると目的物の画分が 得られた。 画分を集め全体が CHCI3- MeOH- H20 (1:1:1) の混合物となるように CHCI3及び 0.15mol/L塩酸水を加え分液ロー卜撹拌し、 下層の CHCI3層を寒め 濃縮すると、 蠟状の標記化合物 (100mg, 収率 67%) が得られた。
IR V fflax(KBr) 3289 (br), 2924, 2853, 1629 cm"1.
400 MHz Ή NMR (CDC 13+CD30D) δ 0.88 (12H, t, J=6.6 Hz), 1.26 (68H, br s), 1.39-1.75 (10H, m), 1.40-1.77 (10H, m), 1.98-2.04 (4H, m), 2.17-2.22 (2H, m), 3.23-4.85 (26H, m, containing two 3H, s at 3.30 and 3.40 ppm) , 4.00-4.18 (4H, m), 4.69 (1H, d, J=8.1 Hz), 4.94 (1H, d, J=3.7 Hz), 5.33-5.38 (2H, m) .
Anal . Calcd for C70H137N02。P2+H20 : C, 60.36; H, 10.06; N, 1.01 ; P,
4. 5. Found: C, 60.11 ; H, 10.15; N, 1.28; P, 4.34.
[実施例 6 ]
2- (ホスホノォキシ) ェチル 6— 0— [2—デ才キシ— 4一 0—ホスホノー 3— 0— [ (R) —3—メ卜キシデシル] —6— 0—メチルー 2— [ (Z) —11— (才クタ デセノィル) ァミノ] 一 j8 _D—ダルコピラノシル] — 3— 0—ドデシルー 2— 0 —テ卜ラデシルー a一 D—ダルコビラノシド
( 1 ) ァリル 3—0—ドデシル一 4, 6—0—イソプロピリデンー 2—0— テトラデシル— α— D—ダルコビラノシド (第 A a 4工程)
実施例 5 (3) で得られた化合物 (2.84g, 6.63mmol) 及び 1 一(メタンスル フォニル才キシ)テトラデカン (2.33g, 7.95mmol) を DMF (20mL) に溶かし、 この溶液に、 水素化ナトリウム (55%分散油, 347mg, 7.59mmol) 耷加えた。 反 応液を室温で一夜攪拌し、 氷冷下メタノールを加え水素化ナトリウムを分解し、 酢酸ェチルで希釈した。 この溶液を水及び飽和食塩水で洗净し、 硫酸マグネシゥ 厶乾燥した。 ろ過、 濃縮し、 シリカゲルクロマトグラフィーを行なった。 シクロ へキサン一酢酸ェチル (9 : 1 ) で溶出すると油状の標記化合物 (3.10g, 収率 75¾) がえられた。
400 MHz Ή N R (CDCI3) δ 0.88 (6H, t, J=6.6 Hz), 1.26 (40H, broad s), 1.41 (3H, s), 1.48 (3H, s), 1.50—1.61 (4H, m) , 3.30 (1H, m), 3.50-3.74 (8H, m) , 3.84 (1H, m), 4.07 (1H, dd, J=6.6, 13.2 Hz) , 4.18 (1H, dd, J = 5.1, 13.2 Hz), 4, 91 (1H, d, J = 3.7 Hz), 5.22 (1H, m), 5.32 (1H, m) , 5, 92 (1H, m) .
Anaに Calcd for C38H7206 : C, 73.03; H, 11.61. Found: C, 73.02; H, 11.54.
(2 ) 2—ヒドロキシェチル 3— 0—ドデシルー 4, 6— 0—イソプロピ リデン一 2— 0—テ卜ラデシルー α— D—ダルコビラノシド (第 A b 1工程)
( 1 ) で得られた化合物 (250mg, 0.400mtnol) を、 実施例 5 ( 5 ) と同様に 反応させることにより油状の標記化合物 (173mg, 収率 69%) が得られた。
IR i/fflax(f i lm) 3453 (broad) , 2925, 2855, 1466, 1380, 1370 cm"'.
400 MHz Ή N R (CDCI3) 6 0.88 (6H, t, J=6.6 Hz), 1.26 (40H, bs), 1.40 (3H, s), 1.48 (3H, s), 1.51-1.57 (4H, m), 3.01 (1H, bs, OH),
3.31 (1H, dd, J=4.4, 8.8 Hz), 3.50-3.91 (13H, m) , 4.89 (1H, d, J=3.7 Hz).
( 3 ) 2— [ (ジァリルホスホノ) 才キシ]ェチル 3— 0—ドデシルー 4, 6—0—イソプロピリデン _ 2—0—テ卜ラデシル— α— D—ダルコビラノシド
(第 A b 2工程)
( 2 ) で得られた化合物 (154mg, 0.245mmol) を、 実施例 5 ( 6 ) と同様に 反応させることにより油状の標記化合物 (180mg, 収率 93%) が得られた。
IR vmax(f i Itn) 2925, 2855, 1466 cnf'.
400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.88 (6H, t, J=6.6-7.3 Hz), 1.21-1.30
(40H, m), 1.39 (3H, s), 1.47 (3H, s), 1.50-1.58 (4H, m) , 3.29 (1H, dd, J = 3.7, 8.8 Hz) , 3.51-3.88 (11H, m) , 4.23-4.27 (2H, m) , 4.56-
4.59 (4H, m) , 4.89 (1H, d, J = 3.7 Hz) , 5.21-5.41 (4H, m), 5.91-6.00 (2H, m) .
FABMS (pos i t ive-ion) m/z, 789 [ +H]+, 811 [M+Na]+.
HRFABMS Calcd. for C43H81010PNa : 811.5465. Found: 811.5472.
(4) 2— [ (ジァリルホスホノ) 才キシ]ェチル 3— 0—ドデシル— 2— 0 —テ卜ラデシルー a _D—ダルコビラノシド (第 A b 3工程)
( 3 ) で得られた化合物 (161mg, 0.204關 ol) を実施例 5 ( 7 ) と同様に反 応させることによリ蠟状の標記化合物 (148mg, 収率 97%) が得られた。
IR V max(f i lm) 3409 (br) , 2925, 2854, 2626 (br w) , 1465 cm一,.
400 MHz Ή NMR (CDCI3) <5 0.88 (6H, t, J = 6.6 Hz), 1, 26 (40H, bs) , 1.54-1.58 (4H, m) , 3.27 (1H, dd, J=3.7, 8.8 Hz), 3.41-3.91 (11H,
m), 4.24-4.28 (2H, m), 4.48-4.59 (4H, m), 4.95 (1H, d, J = 3.7 Hz) ,
5.19-5.40 (4H, m) , 5.90-6.00 (2H, m) .
FAB S (posi tive-ion) m/z, 749 [M+H]+, 771 [M+Na]+.
HRFABMS Calcd. for C4。H780,。P: 749.5332. Found: 749.5341.
(5) 2— [(ジァリルホスホノ)才キシ]ェチル 6— 0— [2—デォキシー 4— 0—ジァリルホスホノー 3— 0_ [ (R) —3—メトキシデシル] —6— 0—メチルー 2— [ (卜リクロロェ卜キシカルポニル) ァミノ] — j8— D—ダルコビラノシ ル] 一 3— 0—ドデシルー 2—0—テ卜ラデシルー a—D—ダルコビラノシド (第 C b Ί工程)
(4 ) で得られた化合物 (127mg, 0.170mmol) を、 実施例 5 (8) と同様に 反応させることによリガ厶状の標記化合物 (152mg, 収率 63S が得られた。 IR vmax(f i lm) 3287 (br), 3083 (w) , 2926, 2854, 1746, 1650 (w) , 1544, 1460 cm''.
400 MHz 'H 關 R (CDCI3) δ 0.88 (9H, t, J = 6.6 Hz) , 1.26 (52H, bs), 1.38-1.46 (2H, m), 1.53-1.58 (4H, tn) , 1.69-1.77 (2H, m), 2.65 (1H, bs, OH) , 3.21-3.89 (23H, m, containing two 3H, s at 3.28 and 3.39 ppm) , 4.09-4.32 (4H, m) , 4.52-4.60 (8H, m), 4.90 (1H, d, J = 3.7 Hz) 5.24-5.40 (8H, m) , 5.89-5.99 (4H, m) , 6.41 (1H, bs, NH) .
FABMS (positive-ion) m/z, 1452, 1450 [M†Na]+.
HRFABMS Calcd. for C67H122N020P2Na : 1450.6999. Found: 1450.6974.
(6) 2— [(ジァリルホスホノ)才キシ]ェチル 6— 0— [2—デォキシ— 4一 0—ジァリルホスホノー 3— 0— [ (R) 一 3—メトキシデシル] 一 6— 0—メチル一 2— [ (Z) -11- (ォクタデセノィル) ァミノ] — /8— D—ダルコピラノシル] - 3 -0-ドデシル一 2—0—テ卜ラデシル— a— D—ダルコビラノシド (第 C b 2工程)
(5 ) で得られた化合物 (322mg, 0.225mmol)を、 実施例 5 (9) と同様に 反応させることによリガ厶状の標記化合物 (188mg, 収率 55 ) が得られた。
IR v max(f i Im) 3299 (br w), 3085 (w), 2925, 2855, 1656, 1550, 1465 cm一'.
400 MHz Ή N R (CDCI3) δ 0.88 (12H, t, J=6.6 Hz), 1.26 (70H, bs) , 1.40-1.79 (10H, m) , 1.99-2.07 (4H, m), 2.17—2, 25 (2H, m) , 3.01 (1H, d, J=2.9 Hz, OH) , 3.17-3.82 (24H, m, containing two 3H, s at 3.28 and 3.38 ppm), 3.97-4.31 (5H, tn) , 4.52-4.58 (8H, m) , 4.88 (1H, d, J = 3.7 Hz), 5.13 (1H, d, J=8.1 Hz) , 5.23-5.41 (10H, m) , 5.89-6.00 (4H, m), 6.62 (1H, d, J = 6.6 Hz, NH) .
FABMS (posi tive-ion) m/z, 1540 [M+Na]+.
HRFABMS Cal cd. for C82H153N019P2Na : 1541.0410. Found: 1541.0365.
( 7 ) 2- (ホスホノ才キシ) ェチル 6— 0— [2—デ才キシ— 4一 0—ホス ホノ— 3— 0— [ (R) — 3—メ卜キシデシル] 一 6— 0—メチルー 2— [ (Z) -11 - (ォクタデセノィル) ァミノ] — /3— D—ダルコピラノシル] — 3—0—ドデ シル— 2—0—テ卜ラデシル - α— D—ダルコビラノシド (第 C b 3工程)
( 6 ) で得られた化合物 (172mg, 0. lUminol) を、 実施例 5 ( 1 0) と同様 に 応させることにより蠟状の標記化合物 (52tng, 収率 34¾!) が得られた。
IR V max(KBr) 3299 (br w) , 3085 (w) , 2925, 2855, 1656, 1550, 1465 cm—'.
400 MHz Ή NMR (CDCI3) d 0.88 (12H, t, J=6.6 Hz) , 1.26 (70H, bs) , 1.40-1.79 (10H, m), 1.99-2.07 (4H, in), 2.17-2.25 (2H, m) , 3.01 (1H, d, J=2.9 Hz, OH) , 3.17-3.82 (24H, m, containing two 3H, s at 3.28 and 3.38 ppm) , 3.97-4.31 (5H, m) , 4.52-4.58 (8H, m), 4.88 (1H, d, J=3.7 Hz) , 5.13 (1H, d, J=8.1 Hz), 5.23-5.41 (10H, m) , 5.89-6.00 (4H, m), 6.62 (1H, d, J = 6.6 Hz, NH) .
FABMS (negative-ion) m/z, 1356 [M-H] -, 1378 [M+Na-2H]".
HRFABMS Calcd. for C70H,36N019P2Na : 1356.9182. Found: 1356.9155.
Anal . Cal cd for C70H,37N019P2- 2.5xCH3C00NH4: C, 58.06; H, 10.04; N, 3.16; P, 3.99. Found: C, 58.08; H, 9.26; N, 2.81; P, 3.74.
[実旌例 7 ]
2—ホスホノエチル 6— 0— [2—デ才キシー 3 — O— { (R) — 3—メ卜 キシデシル}— 6— 0—メチルー 2— [ (Z) 一 1 1 —ォクタデセナミド] 一 4 一 0—ホスホノ一 β— D—ダルコピラノシル]— 2, 3—ジ一 0—ドデシルー a 一 D—ダルコビラノシド
( 1 ) 2—ブロモェチル 2, 3—ジ— O—ドデシルー 4, 6— 0—イソプ 口ピリデン一 a—D—ダルコビラノシド (第 D a l工程)
2—ヒドロキシェチル 2, 3—ジ— 0—ドデシルー 4, 6—0—イソプロピ リデン一 a—D—ダルコビラノシド (1.10g, 1.83mmol) を塩化メチレン
(lOmL) に溶かし、 この溶液に、 四臭化炭素 (731mg, 2.20mmol) 及びトリフ ェニルホスフィン (671mg, 2.56關0| ) を加えて、 室温で 2時間撹拌した。 こ の反応液を塩化メチレンで希釈し、 水及び飽和食塩水で洗浄し、 硫酸マグネシゥ 厶で乾燥した,。 減圧下溶媒を留去し、 シリカゲルカラムクロマトグラフィーにて 精製し、 へキサン—酢酸ェチル (9 : 1 ) で溶出すると、 標記化合物 (1.20g, 収率 99%) が得られた。
IR V max(CHCI3) 2927, 2855 cm"'.
500 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.88 (6H, t, J=6.8 Hz), 1.25-1.60 (46H, m, contai ning 3H, s, δ 1.41, 3H, s, δ 1.48), 3.30 (1H, dd, J=2.9, 8.8 Hz) , 3.50-3.57 (4H, m) , 3.59-3.75 (6H, m) , 3.83-3.96 (3H, in) , 4, 91 (1H, d, J = 3.9 Hz) .
MS (FAB, posi t ive) m/z 701 (M+K)+, 685 (M+Na)+.
HRMS (ESI T posi t ive), cal cd. for C35H67B r06Na : 685.4002; found:
685.4056.
( 2 ) 2— (ジァリルホスホノ) ェチル 2, 3—ジ— O—ドデシルー α _ D—ダルコビラノシド (第 D a 2工程及び第 D a 3工程)
( 1 ) で得られた化合物 (1.20g, 1.81mmol) に、 卜リアリルホスファイト (5it)L) を加えて、 窒素雰囲気下、 1 8 0°Cで 2時間加熱撹拌したのち、 減圧下
濃縮し、 シリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製して、 へキサン一酢酸ェ チル (2 : 3) で溶出すると混合物が得られた。 この混合物を 8 0 %酢酸水溶液 に溶解して 6 0°Cで 1時間撹拌したのち、 減圧下濃縮して、 酢酸ェチルで希釈し た。 水、 飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄し、 硫酸マグネシ ゥ厶で乾燥した。 減圧下溶媒を留去し、 シリカゲルカラムクロマトグラフィーに て精製し、 クロ口ホルム—エタノール (2 0 : Ί ) で溶出すると、 標記化合物 (760mg, 収率 60%) が得られた。
IR V max(CHCI3) 3598, 3420, 3089, 2927, 2855 cm-1.
500 MHz Ή NMR (CDCI3) 6 0.88 (6H, t, J=6.8. Hz), 1.26-1.61 (40 H, m), 2.28(1H, brs, OH), 2.58 (1H, brs, OH), 3.27 (1H, dd, J = 2.9,
9.8 Hz) , 3.44-3.53 (3 H, m), 3.57-3.62 (2H, m) , 3.70-3.80 (3H, m),
3.84-3.92 (2H, m) , 3.98 (1H, m) , 4.51-4.60 (4H, m), 4.90 (1H, d,
J=2.9 Hz) , 5.24-5.38 (4H, m) , 5.90-5.98 (2H, m) .
MS (FAB, positive) m/z 743 ( +K)+, 727 (M+Na .
HR S (ES I , pos i t i ve) , ca I cd. f or C38H7309PNa: 727.4889 ; found:
727. 892.
(3 ) 2— (ジァリルホスホノ) ェチル 6— 0— [2—デ才キシ— 4— O ージァリルホスホノ— 3—0— [ (R) — 3—メ卜キシデシル] — 6— 0—メチ ル一 2— ( 2, 2, 2—トリクロ口エトキシカルポニルァミノ) ー)8— D—グル コ ラノシル] ージ一 0—ドデシルー α— D—ダルコビラノシド (第 D b 1ェ 程)
卜リクロロメチルイミドイル 2—デ才キシ— 4— 0—ジァリルホスホノ一 3 一 0— [ (R) — 3—メ卜キシデシル] 一 6—0—メチルー a, j8— D—ダルコ ビラノシド (338mg, 0.401mmol) を塩化メチレン (5mL) に溶かし、 この溶液 に、 (2) で得られた化合物 (189mg, 0.268mmol) を加え、 更に、 窒素雰囲気 下、 トリフル才ロメタンスルホン酸銀 (155mg, 0.604mmol) を加えて室温で 1 時間撹拌した。 反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて反応を止め、 塩 化メチレンで抽出し、 水及び飽和食塩水で洗浄して、 硫酸マグネシウムで乾燥し
た。 減圧下溶媒を留去し、 シリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、 へ キサン一酢酸ェチル (1 : 9 ).で溶出すると、 標記化合物 (273mg, 収率 74%) が得られた。
IR リ max(CHCI3) 3449, 3255, 3088, 2928, 2873, 2856, 1734 cm"1.
500 MHz Ή 關 R (CDCI3) δ 0.88 (9H, t, J=6.8 Hz), 1.26-1.80 (54H, ni) , 2.24-2.32 (2H,. m), 2.55 (1H, s, OH) , 3.21-3.36 (7H, m,
containing 3H, s, δ 3.29), 3.39 (3H, s), 3.42-3.66 (7H, in), 3.71- 3.88 (6H, m), 3.92-3.99 (2H, m) , 4.16 (1H, d, J = 10.7 Hz), 4.30 (1H, q, J = 8.8, 9.8 Hz) , 4.53-4.59 (8H, m) , 4.70, 4.78 (2H, ABq, J = 11.7 Hz), 4.87 (1H, d, J = 2.9 Hz), 4.93 (1H, d, J=7.8 Hz), 5.23-5.39 (8H, m) , 5.88-5.98 (4H, m), 6.75 (1H, d, J = 6.8 Hz, NH) .
MS (FAB, positive) m/z 1422 (M†K)+, 1406 (M+Na)+.
HRMS (ESI , pos i t i ve) , ca I cd. for C65HM8C 13N0,9P2Na: 1406.6732 ; found : 1406.6720.
(4) 2— (ジァリルホスホノ) ェチル 6— O— [2—デ才キシ一 4— 0 —ジァリルホスホノー 3— 0— [ (R) — 3—メ卜キシデシル] 一 6—0—メチ ルー 2— [ (Z) - 1 1 一才クタデセナミド] 一 /3— D—ダルコピラノシル]一 2, 3—ジー 0—ドデシル一 a— D—ダルコビラノシド (第 D b 2工程)
(3) で得られた化合物 (220mg, 0.159mmol) をテ卜ラヒドロフラン
(4mL) に溶かし、 この溶液に酢酸 (0.5inL) 及び亜鉛 (210mg) を加えて、 室 温で 3時間撹拌した。 亜鉛を濾別した後、 反応液を減圧下濃縮し、 酢酸ェチルで 希釈して、 飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄し、 硫酸マグネ シゥ厶で乾燥した。 減圧下溶媒を留去して得られた粗アミンを塩化メチレン (5mL) に溶解し、 (Z) - 1 1 —才クタデセン酸 (68mg, 0.239mmo I ) 及び 1 ーェチルー 3— (3—ジメチルァミノプロピル) カルポジイミド塩酸塩 (55mg, 0.287mmol) を加えて、 室温で 20時間撹拌した。 この反応液を塩化メチレンで 希釈し、 水及び飽和食塩水で洗浄し、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下溶媒
を留去し、 シリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、 酢酸ェチルで溶出 すると標記化合物 (122mg, 収率 52%) が得られた。
IR 1/ max(CHCI3) 3004, 2928, 2856, 1662 cm"'.
500 MHz ,H NMR (CDCI3) δ 0.88 (12H, t, J = 6.8 Hz), 1.25-1.80 (76H, m), 1.99-2.01 (4H, m), 2.16-2.33 (4H, m) , 2.85 (1H, d, J = 3.9 Hz, OH), 3.07 (1H, m), 3.23-3, 25 (2H, m), 3.29 (3H, s), 3.36 (1H, m) , 3.38 (3H, s), 3.44 (1H, t, J=8.8 Hz) , 3.48-3.84 (12H, m) , 3, 91 (1H, m), 4.09 (1H, t, J = 9.8, 8.8 Hz), 3.48-3.84 (12H, m), 3.91 (1H, m), 4.09 (1H, t, J = 9.8, 8.8 Hz), 4.17 (1H, d, J = 10.7 Hz), 4.25 (1H, q, J=9.8, 8.8 Hz), 4.50-4.58 (8H, m), 4.85 (1H, d, J=3.9 Hz), 5, 19
(1H, d, J = 7.8 Hz) , 5.23-5.38 (10H, m), 5.89-5.98 (4H, m) , 6.91 (1H, d, J=6.8 Hz, NH) -
MS (FAB, posi tive) m/z 1512 (M+K , 1496 (M+Na)+.
HRMS (ES I , posi tive) , ca I cd. for C80H149N0I8P2Na : 1497.0139; found : 1497.0123.
( 5 ) 2—ホスホノエチル 6— O— [2—デ才キシー 3— O— [ ( R) — 3—メ卜キシデシル] 一 6— O—メチル— 2— [ (Z) 一 1 1 一才クタデセナミ ド] — 4一 O—ホスホノー) 8— D—ダルコビラノシル ]— 2, 3—ジ一 0—ドデ シル— α— D—ダルコビラノシド (第 D b 3工程)
(4 ) で得られた化合物 (110mg, 0.075mmol) をテ卜ラヒドロフラン
(5mL) に溶かし、 この溶液に、 卜リフエニルホスフィン (9.8mg,
0.037mmol) 、 卜リエチルァミン (52 L, 0.373關 ol) 、 ギ酸 (28 し
0.742關 ol) 及びテトラキス卜リフエニルホスフィンパラジウム (4.4mg,
0.004mmol) を加えて、 5 0 °Cで 5時間攪拌した。 反応液を減圧下濃縮したのち, クロ口ホルムで希釈し、 0· 1mol/L塩酸水溶液で洗浄して、 クロ口ホルム層を減 圧下濃縮した。 得られた混合物を D E A Eセルロース (酢酸型) カラムクロマ卜 グラフィ一にて精製し、 0.05mol/L酢酸アンモニゥ厶溶液 (クロ口ホルム :メ タノール:水 = 2 : 3 : 1 ) で溶出した。 クロ口木ル厶 (4mL) 、 メタノール
(8mL) 及び 0. Imol/L塩酸水溶液 (3.2mL) に溶解し、 さらにクロ口ホル厶 (4mL) 及び 0· 1mol/L塩酸水溶液 (4mL) を加えて洗浄した。 クロ口ホルム層 を分離し、 減圧下溶媒を留去すると、 白色固体として標記化合物 (80mg, 収率
82%) が得られた。
IR V max(KBr) 3284, 3218, 3178, 3116, 2955, 2924, 2853, 1655, 1630 cm"' .
500 MHz Ή NMR (CD30D : CDC 13= 5:1) δ 0.90 (12H, t, J = 6.8 Hz) , 1.28- 1.67 (74H, m) , 1.73-1.77 (2H, m) , 2.01-2.03 (4H, m) , 2.16 (2H, dt, J = 7.8, 18.6 Hz) , 2.25 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.22 (1H, dd, J = 2.9, 9.8 Hz) , 3.31 (3H, s), 3.34 (1H, m), 3.41 (3H, s), 3.46 (1H, t, J = 9.8, 8.8 Hz) , 3.54-3.85 (15H, m) , 3.96 (1H, m), 4.07-4.12 (2H, m) , 4.54 (1H, d, J=8.8 Hz). 4.87 (1H, d, J = 3.9 Hz) , 5.31-5.37 (2H, m) .
[実施例 8]
ホスホノ 6— 0—{2—デ才キシ— 3— 0— [ (R) 一 3—メ卜キシデシル] 一 6— 0—メチルー 2— [ (Z) -11- (ォクタデセノィル) ァミノ] ー4一 0—ホスホノ ― β— D—ダルコビラノシル }— 3 -0-ドデシルー 2 -0- [ (R) — 3—ヒドロ キシテトラデシル] - —D—ダルコビラノシド
(1 ) 1, 2 : 5, 6—ジー 0—イソプロピリデン— 3—0—ドデシルー α 一 D—ダルコフラノース (第 A a 1工程)
1 , 2 : 5, 6—ジ一 0—イソプロピリデン一 α—D—ダルコフラノース (26.0g, 0. lOmol) とドデシル メタンスルホネー卜 (13.2g, 0.05mol) を 実施例〗 ( 1 ) と同様に反応させると、 油状物として標記化合物 (31.1g, 収率 75%)が得られた。
400 MHz Ή NMR (CDCI3) <5 0.88 (3H, t, J = 6.6 Hz), 1.26 (18H, bs), 1.32 (3H, s), 1.35 (3H, s), 1.43 (3H, s), 1.50 (3H, s), 1.52-1.57 (2H, m), 3.51 (1H, m), 3.59 (1H, m), 3.85 (1H, d, J = 2.9 Hz), 3.98 (1H, m), 4.06-4.14 (3H, m), 4.31 (1H, m), 4.52 (1H, d, J = 3.7 Hz), 5.88 (1H, d, J = 3.7 Hz).
(2) ァリル 3—0—ドデシリレー α,)8— D—ダルコビラノシド (第 A a 2工程)
(1 ) で得られた化合物 (900mg, 2.160mmol) を 2 %塩酸を含むァリルアル コール (10mL) に加え、 反応液を 20分間還流した。 反応液を濃縮し、 シリカゲ ルクロマトグラフィーを行なった。 シクロへキサン一酢酸ェチル ( 1 : 1 ,更に 1 : 3) で溶出すると油状の標記化合物 α体 (674mg, 収率 80%) と j8体 (64mg, 収率 8%) が得られた。
α体:
Rf =0.23 (eye I ohexane-E tOAc (1:1)).
mp 72-73.5°C (針状晶).
IR リ (KBr) 3306, 2920, 2852 cm"'.
400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.88 (3H, t, J=6.6 Hz), 1.26 (18H, bs), 1, 59-1.64 (2H, m), 2.19 (1H, d, J = 9.5 Hz, OH), 2.24 (1H, t, J = 6.3 Hz, OH) , 2.79 (1H, d, J = 2.9 Hz, OH), 3.45 (1H, d, J=8.8 Hz), 3.50- 3.61 (2H, m), 3.64-3.71 (2H, m) , 3.80-3.86 (2H, m) , 3.93 (1H, m), 4.04 (1H, m), 4.23 (1H, in) , 4.90 (1H, d, J = 3.7 Hz) , 5.22-5.34 (2H, m), 5.92 (1H, m) .
Anal. Calcd for C21H4006 : C, 64.92; H, 10.38. Found: C, 64.96; H, 10.17.
|8体:
Rf=0.31 (cyclohexane-EtOAc (1:1)).
400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.88 (3H, t, J=7.0 Hz) , 1.26 (18H, bs), 1.50-1.61 (2H, m) , 3.46-3.53 (10H, m) , 5.07 (1H, d, J = 5.1 Hz), 5.21-5.42 (2H, m) , 5.93 (1H, m) .
(3 ) ァリル 3—0—ドデシルー 4, 6 _0—イソプロピリデンー a— D_ ダルコビラノシド (第 A a 3工程)
(2) で得られた化合物 a体 (470mg, 1.210mmol) について、 実施例 1 (3) と同様に処理すると、 油状の標記化合物 (420mg, 81¾) が得られた。
400 MHz Ή N R (CDCI3) δ 0.88 (3H, t, J=6.6 Hz), 1.26 (18H, bs), 1.41 (3H, s), 1. 9 (3H, s), 1.53-1.60 (2H, m) , 2.31 (1H, d, J=7.3 Hz, OH), 3.46-3.85 (8H, m) , 4.04 (1H, m), 4.21 (1H, m), 4.92 (1H, d, J = 3.7 Hz), 5.22-5.34 (2H, tn) , 5.93 (1H, m) .
(4) ァリル 2— 0— [ (R) — 3— (t—プチルジメチルシリル才キシ) テ卜ラデシル]一 3一 0—ドデシル _ 4, 6—0—イソプロピリデン— α— D—グ ルコビラノシド (第 A a 4工程)
(3) で得られた化合物 (980mg, 2.287mmol) について、 実施例 1 (4) と 同様に処理すると、 蝌状の標記化合物(1.533g, 67%)が得られた。
IR i raax(f i lm) 2925, 2856, 1464 cm"'.
400 MHz 'H NMR (CDCI3) δ 0.04 (3H, s), 0.86-0.89 (15H, m, containing 9H, s, at δ 0.88ppm) , 1.26 (38H, bs), 1.40 (3H, s) , 1.48 (3H, s), 1.49-1.55 (2H, m), 1.70-1.77 (2H, m), 3.29 (1H, m), 3.45-3.78 (9H, m), 3.84 (1H, m) , 4.04 (1H, m), 4.17 (1H, m), 4.91 (1H, d, J=3.7 Hz) , 5.20-5.34 (2H, m) , 5.92 (1H, m) .
FABMS (positive-ion) m/z, 755 [M+H]+, 777 [M+Na]+ (on addition of Nal) . HRFABMS, Calcd. for C44H8607S i Na : 777.6040. Found: 777.5994.
(5 ) ァリル 3— 0—ドデシルー 2— 0— [ (R) — 3—ヒドロキシテトラ デシル]一 α—D—ダルコビラノシド (第 A a 5工程)
(4) で得られた化合物 (965mg, 1.287mmol) について、 実施例 (5) と 同様に反応させると蠟状の標記化合物 (386mg, 収率 50%) が得られた。
IR V max(KBr) 3400-3260, 2920, 2850 cm"'.
400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.86-0.89 (6H, m) , 1.26 (36H, bs), 1.41- 1.73 (6H, m), 2.07 (1H, bs, OH), 2.60 (1H, bs, OH) , 2.96 (1H, bs,
OH), 3.30 (1H, m) , 3.50-3.89 (10H, m) , 4.04 (1H, m) , 4.20 (1H, m), 5.00 (1H, m), 5.22-5.34 (2H, m), 5.95 (1H, m) .
FAB S (posi t ive - ion) m/z, 599 [M-H]+, 601 [M+H]+, 623 [訓 a]+.
HRFABMS, -Caicd. for C35H6807Na: 623.4862. Found: 623.4861.
( 6 ) (E)- 1-プロぺニル 3 — 0—デシルー 2—0— [ (R) — 3—ヒドロキ シテトラデシル]― — D—ダルコピラノシド (第 A a 6工程)
( 5 ) で得られた化合物 (381mg, 0.634mmol) を実施例 1 ( 6 ) と同様に反 応させることにより、 粉状の標記化合物 (381mg, 収率 100%) が得られた。 IR リ nax(KBr) 3411 (br) , 2920, 2850, 1679 (w), 1468 cm'1.
400 MHz 'H NMR (CDCI3) <5 0.88 (6H, t, J=6.6 Hz) , 1.26 (36H, bs), 1.41-1.73 (9H, m), 1.86 (1H, bs, OH), 2.45 (1H, bs, OH), 2.72 (1H, bs, OH) , 3.32 (1H, dd, J = 3.7, 9.5 Hz), 3.49-3.92 (10H, m), 5.16- 5.23 (2H, m), 6.19 (1H, m) .
FABMS (posi tive-ion) m/z, 601 [M+H]+, 623 [M+Na]+.
HRFABMS Cal cd. for C35H6807Na: 623.4862. Found: 623.4880.
( 7 ) (E)- 1 -プロぺニル 6— O— ( t—プチルジメチルシリル) 一 3— 0—ドデシルー 2— 0— [ (R) 一 3—ヒドロキシテ卜ラデシル]― α— D—ダルコ ビラノシド (第 A a 7工程)
( 6 ) で得られた化合物 (747mg;, 1.243mmol) について、 実施例 1 ( 7 ) と 同様に反応させることによリ、 粉状の標記化合物 (670mg, 収率 75%) が得られ た。
IR υ fflax(KBr) 3226, 2925, 2853, 1749, 1467 cm'-'.
400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.08 (6H, s), 0.88 (3H, t, J=6.6 Hz),
0.90 (9H, s), 1.26 (36H, bs) , 1.40—1.73 (7H, m, contai ning 3H, dd, J = l.5, 6.6 Hz, at δ 1.55 ppm) , 2.74 (1H, bs, OH), 2.81 (1H, bs, OH) , 3.30 (1H, m), 3.51-3.87 (10H, m), 5.14 (1H, d, J = 3.7 Hz) . FABMS (posi t ive-ion) m/z, 715 [M+H]+, 737 [ +Na]+.
HRFABMS Cal cd. for C41H8207S Ί Na : 737.5728. Found: 737.5730.
(8) (E)- 1 -プロぺニル 4—O—ァリル才キシカルボニル— 2—0—
[ (R) — 3— (ァリル才キシカルボニル才キシ) テ卜ラデシル]一 6— 0— ( t —プチルジメチルシリル) — 3—0—ドデシルー α—D—ダルコビラノシド (第 A a 8工程)
( 7 ) で得られた化合物 (659tng, 0.921mmol) について、 実施例 (8) と 同様に反応させることにより、 標記化合物 (813mg, 収率 100%) を得た。
IR i raax(f i Itn) 2927, 2856, 1749, 1680, 1464, 1371 cm一'.
400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.02 (3H, s), 0.03 (3H, s), 0.86-0.90
(15H, m, containing 9H, s, at δ 0.88 ppm), 1.25 (36H, bs), 1.46- 1.63 (7H, m, containing 3H, dd, J = 2.2, 6.6 Hz, at δ 1.54 ppm) , 1.88-1.91 (2H, m), 3.35 (1H, m), 3.53 (1H, m), 3.65-3.80 (7H, m) , 4.59-4.65 (4H, m) , 4.71 (1H, t, J = 9.9 Hz), 4.78 (1H, m), 5.09 (1H, d, J = 3.7 Hz) , 5.18 (1H, m), 5.25-5.39 (4H, m), 5.89-5.98 (2H, m), 6.17 (1H, qd, J = 2.2, 12.5 Hz) .
(9) 4— O—ァリル才キシカルボ二ルー 2— 0— [ (R) — 3— (ァリル才 キシカルボニル才キシ) テ卜ラデシル]一 3 -0-ドデシルー D—ダルコビラノ— ス (第 A a 9工程)
(8) で得られた化合物 (840mg, 0.951mmol) について、 実施例 1 (9) と 同様に反応させることにより、 標記化合物 (640mg, 収率 64%) を得た。
IR リ (f ilm) 3527 (br) , 2925, 2854, 1747, 1679 (w) cm"'.
400 MHz Ή NMR (CDCI3) 6 0.88 (6H, t, J=6.6 Hz), 1.25 (36H, bs), 1.50-1.65 (7H, m, containing 3H, dd, J = 1.5, 6.6 Hz, at δ 1.55 ppm) , 1.87-1.92 (2H, m) , 2.33 (1H, bs, OH) , 3,37 (1H, dd, J = 2.9, 9.5 Hz) , 3.55-3.81 (8H, m), 4.60-4.67 (4H, m) , 4.72 (1H, m) , 4.80 (1H, m), 5.13 (1H, d, J = 3.7 Hz) , 5.18 (1H, qd, J=6.6, 12.5 Hz),
5.25-5.40 (4H, m) , 5.89-5.98 (2H, m) , 6.16 (1H, qd, J = 1.5, 12.5 Hz).
FABMS (positive-ion) m/z, 768 [ +H]+, 791 [M+Na]+.
HRFABMS Calcd. for C43H760I1Na : 791.5286. Found: 791.5281,
(1 0) (E)- 1 -プロぺニル 2— 0— [ (R) —3— (ァリル才キシカルボ ニル才キシ) テ卜ラデシル] — 6— 0— {2—デ才キシ _4一 0—ジァリルホスホノ — 3— 0— [ (R) —3—メ卜キシデシル] 一 6— 0-メチル一2— [ (2, 2, 2— 卜リクロロェ卜キシカルボニル) ァミノ] — /3— D—ダルコビラノシル }— 3— 0 —ドデシルー a—D—ダルコビラノシド (第 C a 1工程)
(9) で得られた化合物 (606mg, 0.718mmol) について、 実施例 1 (1 0) と同様に反応させることにより、 標記化合物 (867mg, 収率 100%) を得た。 IR vmax(fi lm) 3400-3080 (w), 2927, 2856, 1745 cm"1.
400 MHz. Ή 關 R (CDCI3) δ 0.88 (9H, t, J=6.6 Hz), 1.25-1.30 (48H, m) , 1.38-1.75 (9H, m), 1.85-1.90 (2H, m), 3.23-3.80 (22H, m, containing two 3H, s, at δ 3.28 and 3,38 ppm) , 4.04 (1H, d, J = 11.7 Hz) , 4.26 (1H, dd, J = 9.5, 18.3 Hz) , 4.51-4.85 (12H, m), 5.10 (1H, d, J = 3.7 Hz), 5.16 (1H, m), 5.23-5.40 (8H, m) , 5.89-5.99 (ΊΗ, m), 6.62 (4H, m), 6.16 (1H, dd, J = 1.5, 12.5 Hz) .
FABMS (posi tive-ion) m/z, 1470 [ +Na, 35CI]+, 1472.
HRFABMS Calcd. for C70H,2tC 13N021PNa : 1470.7132. Found: 1470.7102.
( 1 1 ) (E)- 1 -プロぺニル 4—0—ァリル才キシカルボ二ルー 2—0— [ (R) —3— (ァリル才キシカルボニル才キシ) テ卜ラデシル] 一 3—0—ド デシル— 6— 0— {2—デ才キシ— 4一 0—ジァリルホスホノー 3— 0— [ (R) 一 3— メ卜キシデシル] 一 6— 0—メチル—2— [ (Z) 一 11— (才クタデセノィル) ァ ミノ] 一) 8— D—ダルコビラノシル }ー0:— D—ダルコビラノシド (第 C a 2ェ 程)
( 1 0 ) で得られた化合物 (895mg, 0.617mmol) について、 実施例 1 ( Ί
1 ) と同様に反応させることにより、 油状の標記化合物 (428mg;, 収率 45%) を 得た。
IR レ fflax(f i lm) 3306 (w), 2926, 2855, 1747, 1678, 1659, 1547, 1465 cm—'.
400 MHz Ή NMR (CDCI3) <5 0.88 (12H, t, J = 6.6 Hz) , 1.25 (66H, bs) 1.40-1.80 (13H, m, containi ng 3H, dd, J=1.5, 6.6 Hz, at δ 1.54 ppm) , 1.84-1.89 (2H, m) 2.00-2.05 (4H, m), 2.22-2.26 (2H, m) , 3.22-3.79 (20H, m, containi ng two 3H, s, at δ 3.28 and 3.37 ppm) , 3.85 (1 H, m) , 4.04 (1H, m), 4.24 (1H, m), 4.53-4.72 (10H, m) ,
4.78-4.84 (2H, m) , 5.09 (1H, d, J=3.7 Hz) , 5.16 (1H, m), 5.22-5.41 (10H, m), 5.88-5.99 (4H, m) , 6.05 (1H, d, J=8.1 Hz), 6.13 (1H, dd, J=l.5, 12.5 Hz).
FAB S (posi tive-ion) m/z, 1560 [M+Na] .
HRFABMS Cal cd. for C85H,52N02。PNa : 1561.0543. Found: 1561.0560.
( 1 2 ) 4— 0—ァリル才キシカルボ二ルー 2— 0— [ ( R) — 3— (ァリル 才キシカルボニル才キシ) テ卜ラデシル] 一 3— 0—ドデシルー 6— 0— {2—デォ キシー 4一 0—ジァリルホスホノー 3— 0— [ (R) -3—メトキシデシル] —6-0 一メチル—2— [ (Z ) — 11一 (才クタデセノィル) ァミノ] — 一 D—ダルコ ビラノシル }ー a—D—ダルコビラノース (第 C a 3工程)
( 1 1 ) で得られた化合物 (421mg, 0.274mmol) について、 実施例 1 ( 1
2 ) と同様に反応させると、 蠟状の標記化合物 (274tng, 収率 67%) が得られた t IR v max(f i lm) 3300 ( ) , 2926, 2855, 1748, 1652, 1549, 1465 citT'. 400 MHz 'H NMR (CDCI3) <5 0.86-0.88 (12H, m) , 1, 25 (66H, bs), 1.40- 1.90 (13H, m, contai ni ng OH) , 1.92-2.04 (4H, m) , 2.16-2.19 (2H, m), 3.08-3.77 (20H, m, containi ng 3H, s, at 3.27 ppm, and 3H, s, at 3.38 ppm) , 3.85-4.63 (14H, m) , 4.82 (1H, m) , 5.23-5.40 (11 H, m), 5.88-5.98 (4H, m), 6.05 (1H, d, J = 7.3 Hz, NH) .
FAB S (pos i t i ve - ion) m/z, 1520 [M+Na]+.
HRFAB S, Calcd. for C82H,48N020PNa : 1521.0230. Found: 1521.0250.
( 1 3 ) ジァリルホスホノ 4—0—ァリル才キシカルボニル— 2— 0— C ( R) —3— (ァリルォキシカルボニル才キシ) テトラデシル] — 3—0—ド デシルー 6— 0— {2—デ才キシー 4— 0—ジァリルホスホノ— 3— 0— [ (R) 一 3— メ卜キシデシル] 一 6— 0—メチルー 2— [ ( Z) -11 - (才クタデセノィル) ァ ミノ] _ j8— D—ダルコビラノシル }— cz—D—ダルコビラノシド (α体) 及びジ ァリルホスホノ 4一 0—ァリル才キシカルボ二ルー 2—0— [ ( R) 一 3— (ァ リル才キシカルボニル才キシ〉 テ卜ラデシル] 一 3— 0—ドデシル—6— 0— {2— デ才キシー 4一 0—ジァリルホスホノ^ 3— 0— [ (R) 一 3—メ卜キシデシル] —6 一 0—メチルー 2— [ ( Ζ) - 11 - (才クタデセノィル) ァミノ] — )8— D—グル コピラノシル }— — D—ダルコビラノシド (j8体) (第 C a 4工程)
( 1 2 ) で得られた化合物 (265mg, 0.177mmol) について、 実施例 1 ( 1 3 ) と同様に反応させることにより、 標記化合物 α体 (138mg;, 収率 47%) 及び )8体 (141mg, 収率 48%) を油状化合物として得た。
体:
IR レ max(f i lm) 3306 (w), 2926, 2856, 1747, 1660, 1548 cm"'.
400 MHz Ή N R (CDCI3) δ 0.86-0.90 (12H, m) , 1.25 (66H, bs), 1.40- 2.05 (16H, m) , 2.21-2.25 (2H, m), 3.22-4.06 (23H, m, containing two 3H, s, at 3.28 and 3, 38 ppm) , 4.26 (1H, dd, 9.5, 18.3 Hz),
4.54-4.62 (12H, m), 4.64-4.73 (2H, m), 4.78 (1H, t, J=5.9 Hz),
5.23-5. 3 (14H, m) , 5.72 (1H, dd, J = 3.7, 6.6 Hz), 5.88-6.01 (6H, m), 6.54 (1H, d, J=8.1 Hz, NH).
FABMS (posi tive - ion) m/z, 1680 [M+Na]+.
)8体:
IR レ max(f i lm) 3309 (w), 2926, 2856, 1748, 1678, 1550, 1462 cm"'. 400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.86-0.90 (12H, tn) , 1.26 (66H, bs), 1.40- 2.07 (16H, m) , 2.21-2.24 (2H, m), 3.18-3.86 (22H, m, containing
two 3H, s, at 3.27 and 3.38 ppm) , 3.99 (1H, m) , 4.25 (1H, dd, 9.5, 18,3 Hz), 4.43-4.65 (12H, m), 4.70 (1H, d, J = 8.8 Hz) , 4.78 (1H, m) 4.93 (1H, dd, J = 5.1, 8.1 Hz), 5.19-5.43 (14H, m), 5.86-6.00 (6H, m), 7.48 (1H, d, J = 9.5 Hz, NH) .
FABMS (positive-ion) m/z, 1680 [M+Na]+.
HRFABMS, Calcd. for C88H157N023P2Na : 1681.05. Found: 1681.05.
(1 4) ホスホノ 6— 0— {2—デ才キシー 3— 0— [ (R) 一 3—メ卜キシデ シル] 一 6— 0—メチルー 2— [ (Z) -11- (才クタデセノィル) ァミノ] —4— 0—木スホノ— — D—ダルコビラノシル }— 3 _0—ドデシル一 2— 0— [ (R) - 3—ヒドロキシテトラデシル]— α— D—ダルコビラノシド (第 C a 5工程)
(1 3) で得られた化合物 α体 (140mg:, 0.084mmol) について、 実施例 1 (1 4) と同様に反応させると、 粉状の標記化合物 (45mg, 収率 40%) が得ら れた。
IR vfflax(KBr) 3289 (w), 3077 (w), 2924, 2853, 1627, 1556, 1467 cm"'. 400 MHz Ή 關 R (CDCI3-CD3OD, 5:1) δ 0.86-0.90 (12H, m) , 1.27 (66H, bs) , 1.40-1.74 (12H, m) , 1.97-2.02 (4H, m) , 2.22-2.24 (2H, m), 3.22-4.13(26H, m, containing two 3H, s at 3.30 and 3.40 ppm) , 4.77 (1H, d, J=7.3 Hz) , 5.35-5.39 (2H, m), 5.72 (1H, m) .
FABMS (negative- ion) m/z, 1328 [M-H] -, 1350 [ +Na-2H]".
HRFABMS, Calcd. for C68H,32N019P2 : 1328.8871. Found: 1328.8873.
[実施例 9 ]
ホスホノ 6— 0— {2—デ才キシ— 3— 0— [ (R) 一 3—メ卜キシデシル] 一 6— 0—メチルー 2— [ (Z) -11- (ォクタデセノィル) ァミノ] 一 4— 0—ホスホノ 一) 8—D—ダルコビラノシル }— 3—0—ドデシルー 2—0— [ (R) — 3—ヒドロ キシテ卜ラデシル ]— )8— D—ダルコビラノシド (第 C a 5工程)
実施例 8 ( 1 3 ) で得られた化合物 j8体 (I50mg, 0.090mmol) を、 実施例 1 ( 1 4 ) と同様に反応させると粉状の標記化合物 (45mg, 収率 37%) が得られ た。
400 MHz Ή 關 R (CDCI3-CD30D, 5:1) 6 0.88 (12H, t, J=6.6 Hz), 1.26 (66H, bs) , 1.41-1.74 (12H, m) , 2.00-2.04 (4Η, m), 2.24-2.28 (2Η, m) , 3.12-4.07 (26Η, m, contai ning two 3H, s at 3.30 and 3.40 ppm) ,
4.92-4.97 (2H, m) , 5.34-5.36 (2H, m) .
FABMS (negative-ion) m/z, 1328 [ -H]'.
Anal. Calcd for C68H133N019P2 : C, 61.38; H, 10.07; N, 1.05; P, 4.66. Found: C, 61.00; H, 9.97; N, 〗.12; P, 4.24.
[実施例 1 0]
ホスホノ 6— 0— {2—デ才キシ— 3— 0— [ (R) —3—メトキシデシル] —6— 0—メチル一2— [ (Z) -11 - (才クタデセノィル) ァミノ] — 4一 0—ホスホ ノー j8— D—ダルコビラノシル } _ 2 , 3—ジ— 0—ドデシルー a—D—ダルコピ ラノシド
( 1 ) ァリル 2, 3—ジ— 0—ドデシルー 4, 6—0—イソプロピリデン — a— D—ダルコビラノシド (第 A a 4工程)
実施例 8 ( 3 ) で得られたァリル 3— 0—ドデシル— 4, 6—0—イソプロ ピリデン— a—D—ダルコビラノシド (2.90g, 11.14mmol) について、 アルキ ル化剤としてプロモドデカンを用いて、 実施例 1 ( 4 ) と同様に反応させると、 蠟状の標記化合物 (6.49g, 収率 98%) が得られた。
400 MHz 'H NMR (CDCI3) δ 0.88 (3H, t, J = 6.6 Hz), 1.26 (36H, bs) , 1, 41 (3H, s), 1.48 (3H, s), 1.50-1.60 (4H, m), 3.30 (1H, m), 3.49- 3.74 (8H, m) , 3.83 (1H, m) , 4.08 (1H, dd, J=6.6, 13.3 Hz) , 4.18 (1H, dd, J = 5.1, 13.3 Hz), 4.90 (1H, d, J = 3.7 Hz), 5.22 (1H, m),
5.32 (1H, m) , 5.92 (1H, m) .
(2) ァリル 2, 3—ジ一0—ドデシルー α— D—ダルコビラノシド (第 A a 5工程)
(1 ) で得られた化合物 (6.40g, 10.722mmol) を、 実施例 1 (5) と同様 に反応させると、 蠟状の標記化合物 (2.62g, 収率 44%) が得られた。
IR i raax(KBr) 3364 (br), 2919, 2850, 1467 cm—1.
400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.88 (6H, t, J=6.6 Hz), 1.26 (36H, bs),
1.54- 1.60 (4H, m) , 1.95 (1H, t, J = 5.7 Hz, OH) , 2.46 (1H, d, J = 2.9 Hz, OH), 3.28 (1H, m), 3.46-3.90 (8H, m), 3.93 (1H, m), 4.07 (1H, dd, J = 6.6, 13.2 Hz), 4.20 (1H, dd, J = 5.1, 13.2, Hz), 4.96 (1H, d,
J = 3.7 Hz) 5.21-5.35 (2H, m) , 5.93 (1H, m) .
FABMS (pos i t i ve-ion) m/z, 555 [M-H]+, 579 [M+Na]+.
HRFAB S, Calcd. for C33H6406Na: 579.4600. Found: 579.4581.
(3) (E) -1 -プロぺニル 2, 3—ジ— 0—ドデシル— α— D—ダルコピ ラノシド (第 A a 6工程)
('2) で得られた化合物 (2.60g, 4.67mmol) を、 実施例 1 (6) と同様に 反応させることにより、 標記化合物 (2.60g, 収率 100%) が得られた。
IR リ nax(KBr) 3341 (br) , 2919, 2851, 1678 (w) , 1468 cm一'.
400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.88 (6H, t, J = 6.6 Hz), 1.26 (36H, bs),
1.55- 1.60 (9H, m) , 1.89 (1H, bs, OH), 2.50 (1H, m, OH) , 3.30 (1H, dd, J=3.7, 8.8 Hz) , 3.46-3.78 (6H, m) , 3.70-3.84 (2H, m), 3.93 (1H, m) , 5.12 (1H, d, J = 3.7 Hz) , 5.19 (1H, qd, J=6.6, 12.5 Hz), 6.18 (1H, dd, J = i.5, 12.5 Hz).
FABMS (posi tive-ion) m/z, 555 [M - H]+, 579 [M+Na]+.
(4) (E) -1 -プロぺニル 6— O— ( t—プチルジメチルシリル) 一 2, 3—ジ—0—ドデシルー α— D—ダルコビラノシド (第 A a 7工程)
(3) で得られた化合物 (2.70g, 4.848mmol) を、 実施例 1 (7) と同様に 反応させることにより、 標記化合物 (3.11g, 収率 95%) を得た。
IR リ max(fi lm) 3504, 2926, 2855, 1680 (w), 1659 (w) , 1464 cm"'.
400 MHz 'H NMR (CDCI3) 6 0.04 (6H, s), 0.88 (9H, s), 0.88-0.92 (15H, m, containing 9H, s, at δ 0.90 ppm) , 1.26 (36H, bs), 1.58- 1.65 (7H, m) , 2.71 (1H, d, J = 2.2 Hz, OH), 3.28 (1H, dd, J = 2.7, 9.5 Hz) , 3.52-3.90 (9H, m), 5.10 (1H, d, J = 3.7 Hz), 5.19 (1H, m), 6.19 (1H, dd, J=2.2, 12.5 Hz) .
FAB S (positive-ion) m/z, 671 [M-H]+, 693 [M+Na]+ (on addition of Nal) .
HRFAB S Cal cd. for C39H7806S i Na : 693.5466. Found: 693.5469.
(5) (E) -l -プロぺニル 4一 O—ァリル才キシ力ルポ二ルー 6— O— ( t—プチルジメチルシリル) 一 2, 3—ジー 0—ドデシルー α— D—ダルコピ ラノシド (第 A a 8工程)
(4) で得られた化合物 (3.10g, 4.619mmol) を、 実施例 1 (3) と同様に 反応させることにより、 標記化合物 (3.49g,' 収率 100%) を得た。
IR リ max(fi lm) 2926, 2856, 1758, 1680 (w) , 1661 (w), 1464 cm"'.
400 MHz 'H NMR (CDCI3) δ 0.02 (3H, s), 0.03 (3H, s), 0.88 (9H, s), 0.88 (6H, t, J=6.6 Hz) , 1.25 (36H, bs), 1,51-1.57 (7H, m), 3.35 (1H, dd, J = 3.7, 9.7 Hz) , 3.51-3.83 (8H, m), 4, 62-4.65 (2H, m) , 4,72 (1H, t, J = 9.5 Hz) , 5.10 (1H, d, J = 3.7 Hz), 5.19 (1H, m), 5.26-5.39 (2H, m), 5.94 (1H, in) , 6.18 (1H, dd, J = l.5, 12.5 Hz) . FABMS (positive- ion) m/z, 753 [M-H]+, 777 [ +Na]+ (on addition of Nal) .
HRFABMS Cal cd. for C43H8208S i Na : 777.5677. Found: 777.5641.
(6) 4— O—ァリル才キシカルボニル— 2, 3—ジ— 0—ドデシルー D— ダルコビラノース (第 A a l 0工程)
(5) で記得られた化合物 (3.60g, 4.767tnmol) を塩化メチレン (10mい 及 びァセ卜二卜リル (20m に溶解し、 この溶液に 48%フッ化水素酸水溶液
(3tnL) を加え室温で 16時間撹拌した後、 酢酸メチルで希釈した。 反応液を、 水、 重曹水及び食塩水で洗い、 MgS04乾燥した。 ろ過、 濃縮した後、 シリカゲル カラムクロマ卜を行った。 酢酸ェチルで溶出すると、 標記化合物 (2.12g, 収率 74%) を得た。
IR レ max(fi lm) 3446 (br), 2920, 2851, 1754, 1724, 1468 cttf'.
400 MHz Ή N R (CDCI3) 0.88 (6H, t, J=6.6 Hz), 1.25 (32H, bs), 1.43-1.58 (2H, m), 1.69 (1H, bs, OH), 3.12-3.98 (7H, m) , 4.65-4.72 (3H, m) , 5.28-5.40 (2H, m) , 5.93 (1H, m) .
FABMS (posi tive-ion) m/z, 583, 623 [M+Na]+.
HRFAB S Calcd. for C34H6408Na: 623.4499. Found: 623.4490.
(7) 6— 0— {2—デ才キシー 4一 0—ジァリルホスホノー 3— 0— [ (R) —3 —メ卜キシデシル] — 6— 0—メチルー 2— [ (2, 2, 2—卜リクロロエトキシ カルボニル) ァミノ] — )8— D—ダルコビラノシル }— 2, 3—ジ— 0—ドデシル 一 D—ダルコビラノース (、第 C c 1工程)
(6) で得られた化合物 (2.65g, 3.142mmol) 及びトリクロロメチルイミド ィル 2—デ才キシ— 4—0—ジァリルホスホノ一 3— 0— [ (R) 一 3—メトキシ デシル] —6— 0—メチル—2— [ (2, 2, 2—卜リクロロエトキシカルボ二 ル) ァミノ] —D—ダルコビラノシド (1.82g, 3.l12mmol) (米国特許第 5,935,938号公報記載) を実施例 1 (1 0) と同様に反応させることにより、 標記化合物 (3.86g, 収率 96%) を得た。
IR max(fi lm) 3500-3100 (w) , 2926, 2856, 1753, 1736, 1542 cm"'. 400 MHz Ή NMR (CDCI3) ■ 0.88 (9H, t, J = 6.6 Hz) , 1.26 (48H, bs) , 1.43 - 1.75 (6H, m), 3.11 -3.90 (24H, m), 4.13-4.40 (2H, m), 4.55- 4.85 (10H, m) , 5.24-5.39 (6H, m), 5.89-5.99 (1H, m) .
FABMS (posi tive-ion) m/z, 1304, 1302 [ +Na, 35CI]+.
HRFABMS Calcd. for C61H109C 13N018PNa : 1302.6346. Found: 1302.6333,
(8 ) 4一 0—ァリル才キシカルボ二ルー 6— 0— {2—デォキシ— 4— 0—ジァ リルホスホノー 3— 0— [ (R) — 3—メ卜キシデシル] — 6— 0—メチルー 2—
[ (Ζ) —11一 (才ク夕デセノィル) ァミノ] 一 8— D—ダルコビラノシル }— 2, 3—ジー 0—ドデシルー D—ダルコビラノース (第 C c 2工程)
( 7 ) で得られた化合物 (1.90g, 1.482mmol) を実施例 1 ( 1 1 ) と同様に 反応させると、 油状の標記化合物 (1.32g, 収率 65%) が得られた。
IR i/max(f i lm) 3302 (br), 2926, 2855, 1754, 1652, 1549, 1465 cm-1. 400 MHz Ή 關 R (CDCI3) ' 0.88 (12H, t, J=6.6 Hz), 1.26 (66H, bs), 1.40-1.80 (10H, m), 1.99-2.02 (4H, m), 2.17-2.33 (2H, m) , 3.10- 4.10 (25H, m), 4.24-4.63 (8H, tn) , 5.21-5.35 (8H, m), 5.87-5.98 (3H, m), 6.12 (1H, NH).
FABMS (posi t ive-ion) m/z, 1392 [M+Na]+.
HRFABMS, Calcd. for C76H,40N017PNa : 1392.9756. Found: 1392.9774. ( 9 ) ジァリルホスホノ 4一 0—ァリル才キシカルボ二ルー 6— 0— {2—デ 才キシ—4一 0—ジァリルホス木ノ— 3— 0— [ (R) —3—メトキシデシル] —6— 0—メチルー 2— [ (Z) —11一 (ォクタデセノィル) ァミノ] 一 j8— D—ダルコ ビラノシル }一 2, 3—ジー0—ドデシルー α— D—ダルコビラノシド及びジァリ ルホスホノ 4—0—ァリル才キシカルボ二ルー 6— 0— {2—デ才キシー 4— 0—ジ ァリルホスホノ—3— 0— [ (R) —3—メ卜キシデシル] —6— 0—メチル—2— [ (Ζ ) —11一 (才クタデセノィル) ァミノ] — j8— D—ダルコビラノシル }一 2, 3ージ一 0—ドデシルー β—D—ダルコビラノシド (第 C a 4工程)
( 8 ) で得られた化合物 (1.32g, 0.963mtnol) を実施例 Ί ( 1 3 ) と同様に 反応させることにより、 標記化合物 α体 (356mg, 収率 25%) と j8体 (378mg, 収率 26%) を油状物として得た。
体:
IR リ max(f i lm) 3310, 3085, 2926, 2855, 1757, 1665, 1548, 1465 cm'1. 400 MHz Ή N R (CDCI3) δ 0.88 (12H, t, J=6.6 Hz), 1.26 (66H, bs), 1.40-1 - 75 (10H, m), 1.99-2.01 (4H, m), 2.21-2.25 (2H, m) , 3.21-
3.83 (22H, m, containing two 3H, s, at 3.28 and 3.38 ppm), 3.96- 4.02 (2H, m) , 4.26 (1H, dd, J=9.6, 18.3 Hz), 4.52-4.73 (11 H, m), 5.23-5.42 (12H, m), 5.73 (1H, dd, J = 3.3, 6.3 Hz), 5.87-6.01 (5H, m), 6,53 (1H, d, J =8.1 Hz, NH) .
FABMS (positive-ion) m/z, 1552 [M+Na]+.
HRFABMS, Calcd. for C82HM9N020P2Na : 1553.0046. Found: 1553.0041.
i8体:
IR レ max(fi lm) 3310, 3086 (w), 2926, 2855, 1757, 1668, 1549, 1465 cm"1.
400 MHz Ή 關 R (CDCI3) δ 0.88 (12H, t, J = 6.6 Hz) , 1,26 (66H, bs) , 1.40-1.75 (10H, m), 2.00-2.02 (4H, m), 2.20-2.25 (2H, m) , 3.18- 3.75 (22H, m, containing two 3H, s, at 3.27 and 3.38 ppm) , 4.00 (1H, m) , 4.25 (1H, m), 4.47-4.63 (11H, m), 4.70 (1H, d, J=8.8 Hz) , 4.95 (1H, dd, J=5.1, 8.1 Hz), 5.23-5.43 (12H, m), 5.86-5.97 (5H, m) , 7.48 (1H, d, J = 9.5 Hz, NH) .
FABMS (positive-ion) m/z, 1552 [ +Na]+.
HRFABMS, Calcd. for Ca2HM9N020P2Na : 1553.0046. Found: 1553,0040.
(1 0) ホスホノ 6— 0— {2—デ才キシー 3— 0— [ (R) — 3—メ卜キシデ シル] —6— 0—メチル一2— [ (Z) 一 11一 (才クタデセノィル) ァミノ] —4 — 0—ホスホノ一 jS -D—ダルコビラノシル }— 2, 3—ジ一 0—ドデシル _ α— D —ダルコビラノシド (第 C a 5工程)
(9) で得られた化合物 α体 (153mg, 0.100mmol) を実施例 1 ( 1 4) と同 様に反応させると、 蠟状の標記化合物 (70mg, 収率 54 ) が得られた。
IR vraax(KBr) 3292 (br) , 3294, 2853, 1630, 1551, 1467 cm-'.
400 MHz Ή NMR (CDC 13- CD30D, 4:1) δ 0.88 (12H, m), 1.27 (66H, bs), 1.40-1.76 (10H, m) , 1.96-2.04 (4H, m) , 2.22-2.26 (2H, m) , 3.23- 4.10 (25H, m, containing two 3H, s at 3.30 and 3.40 ppm) , 4,74 (1H, d, J=8.3 Hz), 5.34-5.39 (2H, m) , 5.64 (1H, m) .
FABMS (negative-ion) m/z, 1284 [ -H]".
HRFAB S, Calcd for C66H128N0I8P2 : 1284.8607. Found: 1284.8605.
Anal. Calcd for C66H,29N0,8P2 : C, 61.61 ; H, 10.11; M, 1.09; P, 4.81. Found: C, 61.94; H, 9.61; N, 1.17; P, 4.73.
[実施例 1 1 ]
ホスホノ 6— 0— {2—デ才キシー 3— 0— [ (R) —3—メ卜キシデシル] —6— 0—メチル—2— [ (Z) -11 - (才クタデセノィル) ァミノ] 一 4— 0—ホスホ ノ— 8— D—グルコピラノシル }一 2, 3—ジ一 0—ドデシル一 — D—グルコピ ラノシド (第 C a 5工程)
実施例 1 0 ( 9 ) で得られた化合物 j8体 (185mg, 0.121mmol) を実施例 1 ( 1 4 ) と同様に反応させると、 蠟状の標記化合物 (106mg, 収率 68%) が得ら れた。
IR i max(KBr) 3387, 3299, 2924, 2853, 1631, 1552, 1467, CUT'.
400 MHz Ή 關 R (CDC 13-CD30D, 4: 1) 6 0.89 (12H, m) , 1.27 (66H, bs),
1.40-1.76 (10H, m) , 2.00-2.04 (4H, m), 2.25-2.29 (2H, m), 3.11-
3.89 (23H, m, contai ning two 3H, s at 3.31 and 3.41 ppm) , 4.00-
4.05 (2H, m), 4.94-4.98 (2H, m) , 5.32-5.37 (2H, m) .
FABMS (negative-ion) m/z, 1284 [Μ-ΗΓ; 1306 [M+Na-2H]— .
HRFABMS, Calcd for C66H128N018P2 : 1284.8607. Found: 1284.8605.
Anal. Cal cd for C66H,29N0,8P2 : C, 61.61 ; H, 10.11 ; N, 1.09; P, 4.81.
Found: C, 62.37; H, 9.56; N, 1.18; P, 3.96.
[実施例 1 2]
ホスホノ 6— 0_ {2—デォキシ— 3— 0— [ (R) —3—メ卜キシデシル] —6— 0—メチル一2— [ ( Z) 一 ΐ ί— (才クタデセノィル) ァミノ] _4一 0—ホスホ ノ— β一 D—ダルコビラノシル }一 3 -0-ドデシルー 2— 0—テ卜ラデシル一 α —D—ダルコビラノシド
( 1 ) ァリル 3— 0—ドデシルー 4, 6—0—イソプロピリデン一 2— 0— テ卜ラデシル— α— D—ダルコビラノシド (第 A a 4工程)
実施例 8 (3) で得られたァリル 3—0—ドデシルー 4, 6—0—イソプロ ピリデンー α— D—ダルコビラノシド (3g;, 7mmol) 及び 1 —プロモテトラデカ ン (2.3g, 8.4m(nol) を DMF (25mL) に溶かし、 この溶液に水素化ナトリウム (55%分散油, 400mg;, 8.3mmol) を加えた。 その後、 実施例 1 (4) と同様に 処理すると油状の目的化合物 (3.7g, 収率 86%) が得られた。
400 MHz Ή N R (CDCI3) δ 0.88 (6H, t, J=6.6 Hz), 1.26 (40H, bs), 1.40 (3H, s), 1.47 (3H, s), 1.50-1.60 (4H, m), 3.10-4.35 (12H, m), 4.37 (1H, d, J = 8.1 Hz), 5.17-5.34 (2H, m) , 5.91 (1H, m) .
(2) ァリル 3—0—ドデシル— 2—0—テ卜ラデシルー a—D—ダルコピ ラノシド (第 A a 5工程)
(1 ) で得られた化合物 (1.9mg, 3mmol) を MeOH (30mい に溶かし、 この 溶液にパラ卜ルエンスルホン酸 (80mg) を加え、 40分間室温で攪拌した。 反応 液を減圧、 濃縮した後、' 酢酸ェチルで希釈した。 この溶液を重曹水及び飽和食塩 水で洗浄し、 硫酸マグネシウム乾燥した。 ろ過、 濃縮後、 シリカゲルクロマ卜グ ラフィーを行なった。 シクロへキサン—酢酸ェチル (1 : 1 ) で溶出すると標記 化合物 (1.57g, 収率 89%) が得られた。
400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.88 (6Η, t, J=6.6 Hz), 1.26 (36H, bs), 1.52-1.62 (4H, m), 2.07 (1H, t, J = 6.6 Hz, OH) , 2.46 (1H, d, J = 2.2 Hz, OH) , 3.10-4.20 (12H, m), 4.38 (1H, t, J=8.1 Hz), 4.91 (1H, d, J = 3.7 Hz) , 5.21-5.35 (2H, m) , 5.92 (1H, m) . (3) (E)-1-プロぺニル 3—0—ドデシルー 2—0—テ卜ラデシルー a—D
—ダルコビラノシド (第 A a 6工程)
(2) で得られた化合物 (1.57g, 2.68mmol) を THF (40mい に溶かし、 こ の溶液に、 水素で活性化した I r[C8H,2(MePh2P)2]PF6 (5mg), を加え、 室温で一
夜攪拌した。 その後反応液を濃縮し、 標記化合物 (1.2g, 収率 76%) が得られ た。 得られた標記化合物はこのまま次の反応に使用した。
400 MHz Ή N R (CDCI3) δ 0.88 (6H, t, J=6.6-7.3 Hz), 1.26(40H, bs), 1.53 - 1.60 (7H, m, containing 3H, dd, J =l .5, 7.3 Hz, at 1.56 ppm) , 2.06 (1H, t, J=6.6 Hz, OH), 2.44 (1H, d, J = 1.5 Hz, OH), 3.14-3.92 (10H, m), 4.52 (1H, d, J=7.3 Hz), 5.〗2 (1H, m), 6.21 (1H, qd, J=l.5, 12.5 Hz) .
( 4 ) (E)- 1-プロぺニル 6—0— (t—ブチルジメチルシリル) — 3—0— ドデシルー 2 — 0—テ卜ラデシルー CK—D—ダルコビラノシド (第 A a 7工程)
(3) で得られた化合物 (1.2g, 3.09mmol) をジメチルホルムアミド
(40mL) に溶かし、 この溶液に、 t一プチルジメチルシリルクロライド (558mg,
0.384mmol) 及びイミダゾール (525mg, 7.72mmol) を加え、 室温で一夜攪拌 した。 その後、 反応液をそのまま用いてシリカゲルクロマトグラフィーを行った < へキサン—酢酸ェチル (5:1) 混合溶液で溶出すると、 油状標記化合物 (1.5g, 収率 90%) が得られた。
400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.08 (6Η, s), 0.86-0.90 (15Η, m,
containing 9H, s, at 0.89 ppm) , 1.26 (40H, bs) , 1.53-1.60 (7H, m), 3.02 (1H, d, J = 2.2 Hz, OH) , 3.13— 3.24 (2H, m), 3.33 (1H, m) , 3.49- 3.89 (7H, m), 4.47 (1H, d, J = 7.3 Hz), 5.11 (1H, m), 6.20 (1H, dd, J=l.7, 12.1 Hz) .
( 5 ) (E)-卜プロぺニル 4一 0—ァリル才キシカルボ二ルー 6— 0— (t— プチルジメチルシリル) 一 3 -0-ドデシルー 2— 0—テ卜ラデシルー a—D—グ リレコビラノシド (第 A a 8工程)
(4) で得られた化合物 (1.5g, 2.15mmol) をトルエン (30mい に溶かし、 この溶液にピリジン (680mg, 8.6mmol) を加え、 更に氷冷下トリホスゲン
(320mg, 1.07mmol) を加え 10分間激しく撹拌した。 反応溶液にァリルアルコ ール (1.24g, 21.3mmol) を加え、 氷冷下 1時間撹拌した。 反応液を酢酸ェチ
ルで希釈し、 重曹水及び飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウム乾燥した。 ろ過、 濃縮した後、 シリカゲルカラムクロマ卜を行った。 シクロへキサン一酢酸ェチル (14:1)で溶出すると、 標記化合物 (1g, 収率 83%) が得られた。
400 Hz Ή NMR (CDCI3) δ 0.03 (6Η, s), 0.86-0.89 (15H, m,
containing 9H, s, at 0.87 ppm) , 1,25 (棚, bs) , 1-51-1,56 (7H, m) , 3.15 (1H, dd, J=7.8, 9.9 Hz), 3,35 (1H, dd, J=8.8, 9.9 Hz) , 3.43 (1H, m) , 3.52-4.0 (7H, m), 4.6-4.75 (4H, m), 5.28-5.4 (3H, m), 5.9-6.0 (1H, m) . (6) 4—0—ァリル才キシカルボニル— 3—0—ドデシルー 2— 0—テトラ デシルー D—ダルコビラノース (第 A a l 0工程)
(5) で得られた化合物 (1.7g) を塩化メチレン (13mい 及びァセ卜二トリ ル (25mL) に溶解し、 この溶液にシリカゲル粉 (380mg) 及び 48%フッ化水素酸 水溶液 (ImL) を加え、 室温で 16時間撹拌した後、 塩化メチレンで希釈した。 この液を重曹水及び食塩水で洗い、 MgS04で乾燥した。 ろ過、 濃縮した後、 シリ 力ゲルカラムクロマトを行なった。 シクロへキサン—酢酸ェチル(1 :1)で溶出す ると、 標記化合物 (lg, 収率 80%) が得られた。
400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.86 (6Η, t, J=6.6 Hz), 1.26 (40H, bs), 1.50-1.60 (4H, m), 3.12-4.0 (9H, m), 5.3-5.40 (3H, m), 5.90-5.95 (1H, m) .
(7) 4—0—ァリル才キシカルボ二ルー 6— 0— {2—デ才キシー 4— 0—ジァ リルホスホノー 3— 0— [ (R) —3—メ卜キシデシル] —6— 0—メチル—2—
[ (2, 2, 2—卜リクロロェ卜キシカルボニル) ァミノ] 一) 8— D—ダルコピ ラノシル }— 3 -0-ドデシルー 2— 0—テ卜ラデシルー D—ダルコビラノース (第 C c 1 X程)
(6) で得られた化合物 (654mg, 1mmol) 及びトリクロロメチルイミドイル 2—デ才キシー 4_0—ジァリルホスホノ— 3— 0— [ (R) —3—メ卜キシデシル] — 6— 0—メチル— D—ダルコビラノシド (843mg, Imtnol) (既知化合物:米国
特許第 5, 935, 938号) を CH2CI2 (30mL) に溶かし、 この溶液に、 AgOTf
(385mg, 1.5mmol) を加え、 窒素雰囲気下室温で 1時間撹拌した。 反応液を塩 化メチレンで希釈し、 重曹水及び飽和食塩水で洗浄し、 硫酸マグネシウム乾燥し、 ろ過、 濃縮、 シリカゲルクロマトグラフィーを行なった。 へキサン—酢酸ェチル (2 : 1 ) で溶出すると、 ガ厶状標記化合物 (870nig, 収率 60%) が得られた。 400 MHz Ή 關 R (CDCI3) δ 0.88 (9H, t, J=6.6 Hz) , 1.25 (52H, bs), 1.43-1.77 (6H, m, containing 3H, dd, J=1.5, 6,6 Hz at 1.55 ppm), 3.21 (1H, m), 3.28 (3H, s), 3.32 (1H, dd, J = 3.7, 9.5 Hz), 3.39 (3H, s), 3.45-3.80 (15H, m) , 4.5—4.7 (12H, m) , 5.2-5.4 (6H,m), (1H, m), 5.89-5.98 (3H, m) .
(8) 4一 0—ァリル才キジカルボニル— 6— 0— {2—デ才キシ一 4一 0—ジァ リルホスホノ— 3— 0— [ (R) 一 3—メ卜キシデシル] —6— 0—メチル—2—
[ (Z) 一 11— (才クタデセノィル) ァミノ] — )8— D—ダルコビラノシル }一 3—0—ドデシル— 2— 0—テ卜ラデシルー D—ダルコビラノース (第 C c 2ェ 程)
(7) で得られた化合物 (760mg, 0.58mmol) を THF (21 mL) 及び酢酸
(14mL) に溶かし、 この溶液に、 亜鉛(780mg)を加え、 3時間激しく撹拌した。 反応液をろ過、 濃縮し、 酢酸ェチルで希釈し、 重曹水及び飽和食塩水で洗浄し、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 ろ過、 濃縮し、 得られた一級ァミンを、 TH F (4mL) に溶解した。 この溶液に、 重曹 (1l2mg) を含有する水 (2mlj 及びシ スーパクセニン酸の酸クロリ ド (230mg, 0.803mmol) の T H F (4mL) 溶液を 加え、 室温で 2時間激しく撹拌した。 反応液を酢酸ェチルで希釈し、 重曹水及 び飽和食塩水で洗浄し、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 ろ過、 濃縮し、 シリカゲ ルクロマトグラフィーを行なった。 へキサン—酢酸ェチル (1 : 1) で溶出する と、 ガム状標記化合物 (700mg, 収率 86« が得られた。
400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.88 (12H, t, J=6.6 Hz), 1.25 (70H, bs), 1.40-1.80 (10H, m) , 1.83-2.02 (4H, m), 2.17-2.22 (2H, m) , 2,33 (1H, m), 3.10-3.36 (6H, m, containing 3H, s, at 3.27 ppm) , 3.38 (3H, s),
3.45-3.80 (12H, m), 3.81-4.10 (4H, m), 4.24-4.64 (8H, m) , 5.2-5.4 (8H, m) , 5.87-5.98 (3H, m), 6.10 (1H, m) .
(9) ジァリルホスホノ 4一 0—ァリルォキシカルボ二ルー 6— 0— {2—デ 才キシ—4一 0—ジァリルホスホノ— 3— 0— [ (R) —3—メ卜キシデシル] 一 6— 0—メチルー 2— [ (Z) 一 11— (才クタデセノィル) ァミノ] 一) 8— D—ダルコ ビラノシル }一 3 -0-ドデシルー 2—0—テ卜ラデシルー a—D—ダルコピラノ シド (α体) 及びジァリルホスホノ 4—0—ァリル才キシ力ルポニル— 6— 0— {2—デォキシ— 4— 0—ジァリルホスホノー 3— 0— [ (R) —3—メトキシデシ ル] —6— 0—メチル一2— [ (Ζ) -11 - (才クタデセノィル) ァミノ] 一 β — D—ダ コビラノシル }— 3一 0—ドデシルー 2—0—テ卜ラデシルー )8— D—グル コピラノシド (i8体) (第 C a 4工程)
(8) で得られた化合物 (680mg, 0.486mmol) を塩化メチレン (12mU に溶 かし、 この溶液に Na2S04 (1.5g) 、 1H-テ卜ラゾール (142mg, 2mmol) 及びジ ァリル ジイソプロピルホスホルアミダイ卜 (155mg, 0.63mmol) を加え、 窒 素気流下室温で 30分間撹拌し、 反応液をそのまま用いてシリカゲルクロマ卜グ ラフィーを行なった。 シクロへキサン一酢酸ェチル (1 : 1) で溶出し油状のホ スフアイトをほぼ定量的に得た。 得られたホスファイトを THF (25mL) に溶か し、 この溶液に、 30%過酸化水素水 (500mg, 4, 41mmol) を加え、 氷冷下 30分 間攪拌した。 反応液を酢酸ェチルで希釈し、 10%八ィポ水及び食塩水で洗い、 MgS04で乾燥した。 ろ過、 濃縮し、 シリカゲルクロマ十グラフィーを行なった。 へキサン一酢酸ェチル (1 : 1) 更に酢酸ェチルで溶出すると、 油状標記化合物 α体 (200mg, 収率 27%) 及び j8体 (220mg, iR率 30%) が得られた。
α体:
400 MHz Ή N R (CDCI3) δ 0.88 (12Η, t, J = 6.6 Hz) , 1.26 (70H, bs) , 1.40-1.73 (10H, m), 2.00-2.05 (4H, m) , 2.21-2.25 (2H, m), 3.22- 3.83 (22H, m, containing two 3H, s, at 3.28 and 3.38 ppm) , 3.96- 4.02 (2H, m) , 4.25 (1H, m) , 4.54-4.73 (11H, m) , 5.23-5.40 (12H, m)
5.72 (1H, dd, J = 3.3, 6.2 Hz), 5.89-5.99 (5H, m) , 6.50 (1H, d, J=8.1 Hz, NH) .
)8体:
400 MHz Ή N R (CDCI3) <5 0.88 (12H, t, J=6.6 Hz) , 1.26 (70H, bs),
1.40-1.75 (10H, m), 2, 00-2.02 (4H, m) , 2.10-2.24 (2H, m) , 3.18-
3.80 (22H, m, containing two 3H, s, at 3.27 and 3.38 ppm); 4.00
(1H, m), 4.25 (1H, m) , 4.56-4.63 (11 H, m) , 4.70 (1H, d, J=8.8 Hz) ,
4.95 (1H, d, J = 5.1, 8.1 Hz), 5.13 (1H, d, J=8.1 Hz), 5.23-5. 3
(12H, m), 5.86-5.99 (5H, m), 7.50 (1H, d, J = 9.5 Hz, NH) .
( 1 0) ホスホノ 6— 0— {2—デォキシー 3— 0— [ (R) 一 3—メ卜キシデ シル] —6— 0—メチルー 2— [ (Z) -11- (ォクタデセノィル) ァミノ] 一 4 —0—ホスホノー j8—D—ダルコビラノシル }— 3 -0-ドデシルー 2—0—テ卜ラ デシル— α—D—ダルコビラノシド (第 C a 5工程)
(9) で得られた化合物 α体 (200mg, 0.055mmol) を THF (15mL) に溶かし, この溶液に、 トリフエニルホスフィン (35mg, 0.13mmol) 、 卜リエチルァミン (135mg, 1.33關 ol) 、 ギ酸 (120mg, 2.6mmol) 及び Pd(PPh3)4 (35mg, 0.03mmol) を加え、 窒素中 55°Cで 20時間撹拌した。 反応液をろ過後濃縮し、 DEAE-セルロース 8gを詰めたカラムで精製した。 CHCI3- MeOH-H20 (2:3:1) の 0.05 mol/L AcO NH4溶液にて溶出すると、 目的物の画分が得られた。 画分を集 め全体が CHCI3-MeOH-H20 (1:1:1) の混合物となるように CHC 13及び
0.15mol/L塩酸水を加え、 分液ロートで撹拌し、 下層の CHCI3層を集め濃縮す ると、 蠟状の標記化合物 (lOOmg, 収率 57%) が得られた。
400 MHz NMR (CDC 13- CD30D, 4:1) δ 0.89 (12H, m) , 1.27 (70H, bs) , 1. 0-1.80 (10H, m), 2.01-2.03 (4H, m) , 2.24-2.26 (2H, m) , 3.14- 3.92 (23H, m, containing two 3H, s, at 3.30 and 3.40 ppm) , 3.92- 4.11 (2H, m), 4.72 (1H, d, J=8.8 Hz), 5.34-5.39 (2H, m) , 5.63 (1H, m).
FABMS (negative-ion) m/z, 1312 [M-H]".
Anaに Calcd for C66H,29N018P2 : C, 60.00; H, 10.23; N, 1.03; P, 4.55.
Found: C, 60.39; H, 9.91; N, 1.28; P, 3.86.
[実施例 1 3 ]
2— (ホスホノ才キシ)ェチル 6— 0— { 2—デォキシ— 4— 0—ホスホノ— 3
—0— [(R)— 3—メ卜キシデシル] - 6—0—メチルー 2— [ (Z) - 1 1 — (才ク タデセノイソレ)ァミノ] 一 )8—D—ダルコビラノシル }ー 2, 3—ジー 0—ドデシ ル一 a -D-ダルコ ラノシド
( 1 ) ァリル 4, 6—0—イソプロピリデン一 α—D—ダルコビラノシド (第 A c 1工程)
D—グルコース (5g, 22.7mmol) を D M F (15mい に溶かし、 この溶液に、 2, 2 -ジメ卜キシプロパン (15mい 及び p-TsOH (200mg) を加え、 室温で 16 時間撹拌した。 反応液を酢酸ェチルで希釈し、 重曹水及び飽和食塩水で洗浄し、 硫酸マグネシウム乾燥し、 ろ過、 濃縮、 シリカゲルクロマトグラフィーを行なつ た。 シクロへキサン—酢酸ェチル (4 : 1— 2 : 1) で溶出すると油状標記化合物 (3g, 収率 50%) が得られた。
400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 1.45 (3H, s), 1.52 (3H,s), 2.3 (1H, d, J = 10.3 Hz, OH) , 2.79 (1H, d, 2.2 Hz, OH), 3.51-3, 88 (6H, m), 4.03 (1H, m), 4.23 (1H, m), 4.92 (1H, d, J = 3.7 Hz), 5.23-5.34 (2H, m), 5.91 (1H, m).
( 2 ) ァリル 2, 3—ジ—0—ドデシルー 4, 6 _0—イソプロピリデン— α—D—ダルコビラノシド (第 A c 2工程)
( 1 ) で得られた化合物 (5.4g, 20.7mmol) 及び 1 —ョードドデカン (14.7g, 49.6mmol) を DMF (3mL) に溶かし、 この溶液に水素化ナトリウム (55%分散油, 2.4g, 49.6mmol) を加え、 室温で一夜攪拌した。 反応液に氷冷 下メタノールを加え、 水素化ナトリウムを分解した。 反応液を酢酸ェチルで希釈 し、 水及び飽和食塩水で洗浄して、 硫酸マグネシウム乾燥した。 ろ過後濃縮し、
シリカゲルクロマトグラフィーを行なった。 へキサン—酢酸ェチル (9 : 1 ) で 溶出すると油状の標記化合物 (7.4g, 収率 60%) が得られた。
400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.88 (6H, t, J=6.6 Hz), 1.26 (36H, bs), 1.41 (3H, s), 148 (3H, s), 1.50-1.60 (4H, m) , 3.49-3.73 (8H, m), 3.83 (1H, m), 4.08 (1H, dd, J=6.6, 13.5 Hz), 4.18 (1H, dd, J = 5.1, 3,3 Hz) , 4,9 (1H, d, J=3.7 Hz) , 5.22 (1H, m) , 5.32 (1H, m) , 5.92 (1H, m) .
(3) 2—ヒドロキシェチル 2, 3—ジー 0—ドデシルー 4, 6—0—ィ ソプロピリデンー α—D—ダルコビラノシド (第 A b 1工程)
(2) で得られた化合物 (4g, 6.7mol) を THF— H20 (7 : 2, 66mL) に溶か し、 この溶液に、 過ヨウ素酸ナトリウム (6.7g) 及び 2. 5%四酸化才スミゥ 厶の tーブタノール (1.4mL) 溶液を加え、 室温で 2時間攪拌した後、 酢酸ェチ ルで希釈した。 この溶液を重曹水及び飽和食塩水で洗浄し、 硫酸マグネシウム乾 燥した。 ろ過後濃縮するとアルデヒドが残った。 これをエタノール (50mい に 溶解し、 水素化ホウ素ナトリウム (270mg) を加え、 20分間攪拌した後、 酢酸 を加え、 その後酢酸ェチルで希釈した。 この溶液を重曹水及び飽和食塩水で洗浄 し、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 ろ過後濃縮し、 シリカゲルクロマ卜グラフィ 一を行なった。 へキサン—酢酸ェチル (3 : 1 ) で溶出すると標記化合物
(448mg, 収率 4 ) が油状物として得られた。
400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.88 (9Η, t, J=6.6 Hz) , 1.26 (36H, bs), 1.40 (3H, s), 1.41-1.43 (4H, m), 1.48 (3H, s), 2.82 (1H, bs, OH), 3.30 (1H, m) , 3.51-3.85 (14H, m), 4.89 (1H, d, J = 3.7 Hz). (4) 2— (ジァリルホスホノ才キシ) ェチル 2, 3—ジ— 0—ドデシル
—4, 6— 0—イソプロピリデンー α— D—ダルコビラノシド (第 A b 2工程)
(3) で得られた化合物 (5.65g, 9.2mmol) を塩化メチレン (70mい に溶か し、 この溶液に、 1H—テ卜ラゾール (1.54g, 22關 ol) 、 ジァリル ジイソプ 口ピルホスホルアミダイ卜 (3,5g, 1.13mmol) 及び硫酸ナトリウム (6g) を加
え、 室温で 30分間攪拌した。 得られた溶液に、 THF (70mL) 及び 31%過酸化水 素水 (2g) を加え、 室温で 15分間攪拌した。 反応溶液を酢酸ェチルで希釈し、 10%Na2S203水溶液、 重曹水及び飽和食塩水で洗浄し、 硫酸マグネシウム乾燥し た。 ろ過後濃縮し、 シリカゲルクロマトグラフィーを行なった。 シクロへキサン 一酢酸工チル (2 : 1 ) で溶出すると、 標記化合物 (6.6g, 収率 99%) が得ら れた。
400 MHz 1H NM (CDCI3) δ 0.88 (6H, J=6.6 Hz), 1.21 -1.38 (36H, m), 1.39 (3H, s), 1.47 (3H,s), 1 · 50-1.58 (4H, m), 3.25-3, 30 (1 H, m) , 3.51-3.88 (11H, m), 4.23-4.27 (2H, m), 4.56-4.60 (4H, m), 4.89 (1H, d, J=3.7 Hz), 5.25-5.41 (4H, m), 5.91-6.00 (2H, m) . ( 5 ) 2—(ジァリルホスホノ才キシ)ェチル 一 2, 3—ジー 0—ドデシ 一 a— D—ダルコビラノシド (第 A b 3工程)
(4) で得られた化合物 (6.6g? 9. Immol) を MeOH (60mい に溶かし、 この 溶液に、 p— TsOH (412mg) を加え、 室温で 2時間攪拌した後、 濃縮し、 シリカ ゲルクロマトグラフィーを行なった。 酢酸ェチル、 その後 10%Me0H含有酢酸ェ チル溶液で溶出すると蠟状の標記化合物 (6g, 収率 96%) が得られた。
400 Hz Ή NMR (CDCI3) δ 0.88 (6Η, t, J=6.6 Hz), 1.26 (36H, bs), 1.50-1.71 (4H, m), 3.27 (1H, dd, J=3.7, 8.8 Hz) , 3.41-3.91 (11H, m) , 4.24-4.28 (2H, m) , 4.48-4.59 (4H, m) , 4.95 (1H, d, J = 3.7 Hz), 5.19-5.40 (4H, m), 5.90-6.00 (2H, m) .
( 6 ) 2— (ジァリルホスホノ才キシ)ェチル 6 _0— { 2—デォキシ _ 4 —0—ジァリルホスホノ— 3—0— [ (R) — 3—メ卜キシデシル] 一 6—0—メ チル一 2— [(2, 2, 2—卜リクロロエトキシカルボニル)ァミノ] 一 ?— D— ダルコビラノシル }— 2, 3—ジ— 0—ドデシル一 a—D—ダルコビラノシド (第 C b 1工程)
トリクロロメチルイミドイル 2—デォキシ一 4—0—ジァリルホスホノー 3 -0- [ (R) — 3—メトキシデシル] - 6—0—メチル一 2— [( 2, 2, 2—
トリクロ口エトキシカルボニル)ァミノ] — α— D—ダルコビラノシド (1g,
1.18mmol) (公知化合物、 米国特許第 5, 9 3 5, 9 3 8号) 及び (5 ) で得 られた化合物 (1, 02g, 1.49mmol) を塩化メチレン (30mい に溶かし、 この溶 液にモレキュラーシ―ブ 4A (1.5mg) 、 AgOTf (350mg, 1.36mmol) 及び
TMSOTf (20mg, 0.090關01) を加え、 窒素中室温で一夜撹拌した。 反応溶液を 酢酸ェチルで希釈し、 重曹水及び飽和食塩水で洗浄し、 硫酸マグネシウム乾燥し た。 ろ過後濃縮し、 シリカゲルクロマトグラフィーを行なった。 酢酸ェチル、 そ の後 5%MeOH含有酢酸ェチル溶液で溶出するとガム状標記化合物 (1g;, 収率
60 ) が得られた。
400 MHz Ή N R (CDCI3) δ 0.88 (9H, t, J = 6.6 Hz),■ 1.26 (48H, bs) , 1.38-1.46 (2H, m) , 1.53-1.58 (4H, m) , 1.69-1.77 (2H, m), 2.6 (1H, bs, OH) , 3.21 -3.89 (23H, m, containi ng two 3H, s, at 3.28 and 3.39 ppm), 4.09-4.32 (4H, m), 4.52-4.60 (8H, m), 4.95 (1H, d, J = 3.7 Hz) , 5.24-5.40 (8H, m), 5.89-5.99 (4H, m) , 6.41 (1H, broad, NH) .
(7) 2—(ジァリルホスホノ才キシ)ェチル 6— 0— {2—デォキシ— 4 —0—ジァリルホスホノ— 3 ^0— [ (R) 一 3—メトキシデシル] — 6—0—メ チルー 2— [ (Z) — 1 1 - (ォクタデセノィル) ァミノ] — j8— D—ダルコピ ラノシル }— 2, 3—ジー 0—ドデシルー α— D—グルコピラノシド (第 C b 2ェ 程)
( 6 ) で得られた化合物 (500mg, 0.35mmol) を T H F—酢酸 (3: 2,
15mL) に溶かし、 この溶液に、 亜鉛粉末 (470mg, 7.18mmol) を加え、 室温で 4時間撹拌した。 反応液をろ過後濃縮し、 酢酸ェチルで希釈して、 重曹水及び飽 和食塩水で洗浄して、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 ろ過後濃縮して得られた一 級ァ ンを、 T H F (3mL) に溶解した。 この溶液に、 重曹 (124mg) を含有す る水 (0.9mい とシス一バクセニン酸の酸クロリ ド (200mg, 0.72關 ol) の T H F (1.5mL) 溶液を加え、 室温で 2時間激しく撹拌した。 反応液を酢酸ェチルで 希釈し、 重曹水及び飽和食塩水で洗浄し、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 ろ過後 濃縮し、 シリカゲルクロマトグラフィーを行なった。 酢酸ェチル、 その後 5%
MeOH含有酢酸ェチル溶液で溶出すると、 ガム状標記化合物 (400mg, 収率
75%) が得られた。
400 Hz Ή NMR (CDCI3) δ 0.88 (12H, t, J=6.6 Hz) , 1.26 (66H, bs), 1.40-1.79 (10H, m), 1.99-2.04 (4H, m), 2.17-2.25 (2H, m), 3.01 (1H, bs, OH) , 3.17-3.82 (24H, m, containing two 3H, s, at 3.28 and 3.38 ppm), 3.97-4.31 (5H, m), 4.52-4.58 (8H, m), 4.88 (1H, d, J = 3.7 Hz), 5.13 (1H, d, J=8.1 Hz), 5.23-5.38 (10H, m), 5.90-6.00 (4H, m) , 6.62 (1H, d, J=6.6 Hz, NH). (8) 2—(ホスホノ才キシ)ェチル 6— 0_{2—デ才キシー 3— 0—
[ (R) — 3—メトキシデシル]— 6— 0—メチル一 2— [ (Z) — 1 1 — (才クタ デセノィル) ァミノ] — 4—0—ホスホノ一j8— D—ダルコビラノシル }— 2, 3 ージー 0—ドデシルー α— D—ダルコビラノシド (第 C b 3工程)
(7 ) で得られた化合物 (400mg:, 0.263mmol) を乾燥 THF (25mL) に溶かし, この溶液に、 卜リフエニルホスフィン (35mg, 0.133mmol) 、 卜リエチルアミ ン (140mg, 1.38關 ol) 、 ギ酸 (130mg, 2.82mmol) 及び Pd(PPh3)4 (35mg, 0.22mmol) を加え、 窒素中 54°Cで 20時間撹拌した。 反応液をろ過後濃縮し、 DEAE-セルロース 8gを詰めたカラムで精製した。 CHCI3-Nle0H- H20 (2:3:1) の 0:05mol/L Ac0NH4溶液にて溶出すると目的物の画分が得られた。 画分を集め全 体が CHCI3-Me0H-H20 (1 :1:1) の混合物となるように CHC 13と 0.15ιπο I /L塩酸 水を加え、 分液ロート撹拌し、 下層の CHCI3層を集め、 濃縮すると、 蠟状の標記 化合物 (160mg, 収率 45%) が得られた。
IR i/max (KBr) 3289 (br), 2924, 2853, 1629 cm—'.
400 MHz Ή NMR (CDC 13+CD30D) δ 0.88 (12H, t, J=6.6 Hz), 1,26 (66H, br s), 1.40-1.79 (10H, m) , 1.99-2.07 (4H, m), 2.17-2.25(2H, m) , 3.20-3.90 (24H, m, containing two 3H, s, at 3.30 and 3.40 ppm) , 4.00-4.21 (5H, m), 4.65(1H, d, J=8.1 Hz), 4.88 (1H, d, J = 3.7 Hz), 5.37-5.40 (2H, m) .
FABMS (negative-ion) m/z, 1328[M-H]'.
Anal. Calcd for C68H133N0I9P2 : C, 59.76; H, 10.10; N, 1.02; P, 4.53. Found: C, 59.49; H, 10.11 ; N, 1.13; P, 4.02.
[実施例 1 4 ]
2— (ホスホノォキシ) ェチル 6— 0— {2—デ才キシー 3— 0— [ ( R )
— 3—メ卜キシデシル]一 2— [ ( Z) - 1 1一 (才クタデセノィル) ァミノ]一 4— 0—ホスホノー) 8 _ D—ダルコビラノシル }一 2 , 3—ジ— Ο—ドデシルー α _ D—ダルコビラノシド
( 1 ) ァリル 2—デ才キシー 4, 6— Ο—イソプロピリデン— 3— 0— [ ( R ) — 3—メ卜キシデシル]— 2—トリフルォロアセチルァミノ— ;8— D— ダルコビラノシド
ァリル 2—デォキシー 4, 6— 0—イソプロピリデン— 2—トリフルォロア セチルアミノー β - D—ダルコビラノシド (C a r b o h y d R e s . , 2 2 2, 5 7— 6 8 ( 1 9 9 1 ) 、 公知化合物) (17.8g, 50.1mmol) をジメチ ルホルムアミド (250mU に溶かし、 この 液に、 0°Cで水素化ナトリウム
(4.05g, 60%油性, lOlmtnol) を加えて 1 5分間撹拌した。 この溶液に、
( R) — 3—メ卜キシデシル p—トルエンスルホナ一卜 (米国特許第 5 9 3 5 9 3 8号、 公知化合物) (18.9g, 55.2mmol) を加えて、 室温で 5時間撹拌し た。 水を加えて反応を止め、 酢酸ェチルで 3回抽出し、 有機層を水及び飽和食塩 水で順次洗浄したのち、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下溶媒を留去して、 シリカゲルカラムクロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェチル、 4 : 1 ) にて精 製を行い、 標記化合物 (20.2g, 収率 77%) を得た。
IR V max (KBr) 3304, 3114, 2995, 2930, 2877, 2858, 2825, 1705, 1674 cm"1.
Ή-N R (500 MHz, CDCI3) δ 0.88 (3H, t, J = 6.8 Hz) , 1.27-1.47 (12H, in) , 1.41 (3H, s), 1.50 (3H, s), 1.63-1.67 (2H, m) , ' 3.25 (1H, m), 3.28 (3H, s), 3.32 (1H, td, J = 9.8, 4.9 Hz) , 3.43 (1H, tn) , 3.58- 3.64 (2H, m), 3.77-3.87 (3H, m) , 3.93 (1H, dd, J=4.9, 10.7 Hz) , 4.06 (1H, dd, J = 5.9, 12.7 Hz) , 4.31 (1H, dd, J=4.9, 12.7 Hz), 4.88
(1H, d, J=7.8 Hz), 5.19-5.28 (2H, m) , 5.83 (1H, m) , 6.56 (1H, d, J=7.8 Hz, NH) .
MS (FAB, positive) m/z, 548 (M+Na)+, 526 ( +H)+.
HRMS (ESI, positive), cal cd. for C25H42F3N07Na : 548.2808; found:
548.2815.
(2) ァリル 2—デ才キシー 3— O— [ (R) — 3—メ卜キシデシル]— 2—卜リフル才ロアセチルアミノー β一 D—グル 3ビラノシド
(1 ) で得られたァリル 2—デ才キシー 4, 6—0—イソプロピリデンー 3 — 0— [ (R) — 3—メ卜キシデシル]— 2 -卜リフル才ロアセチルァミノ— j8 —D—ダルコビラノシド (19.4g, 36.9mmol) をメタノール (150mlJ に溶解し, p—トルエンスルホン酸 (389mg, 2.04mmol) を加えて室温で 2時間撹拌した < 反応液を減圧下濃縮して、 シリカゲルカラムクロマトグラフィー (へキサン:酢 酸ェチル、 3 : 7) にて精製を行い、 標記化合物 (16.5g, 収率 9,2« を得た。 IR V max (KBr) 3548, 3375, 3265, 3116, 2927, 2874, 2858, 〗 702, 1672 cm—'.
Ή-NMR (400 MHz, CDCI3) δ 0.88 (3H, t, J = 6.6 Hz), 1.27-1.77 (14H, m) , 3.01 (2H, brs, OH), 3.29 (3H, s), 3,34-3.53 (3H, m), 3.59 (1H, t, J = 9.5, 8,8 Hz), 3.67 (1H, m) , 3.75-3.85 (3H, m), 3.92 (1H, dd, J = 3.7, Π.7 Hz) , 4.07 (1H, m) , 4.31 (1H, m) , 4.84 (1H, d, J=8.8 Hz), 5.19-5.29 (2H, m) .
MS (FAB, positive) m/z, 508 (M+Na)+, 486 (M+H)+.
HRMS (ESI , positive), cal cd. for C22H38F3N07Na : 508.2494; found:
508.2503.
(3) ( 1 —プロべニル) 2—デ才キシー 3— O— [ (R) — 3—メトキ シデシル]— 2— (2, 2, 2—卜リクロロエトキシカルボニルァミノ) 一 β — D—ダルコビラノシド
( 2 ) で得られたァリル 2—デ才キシー 3— 0— [ ( R) — 3—メ卜キシデ シル]— 2—トリフルォロアセチルァミノ一 β 一 D—ダルコビラノシド (5.34g, 11. Ommol) をジメチルスルホキシド (30mい に溶解し、 カリウム t e r tーブ 卜キシド (3.10g, 27.6mmo I ) を加えて窒素雰囲気下 8 5 °Cで 2時間撹拌した。 この反応液に水 (10ml_) を加えて、 8 5 °Cでさらに 6時間撹拌したのち、 室温 まで冷却し、 塩化メチレンで 3回抽出操作を行った。 有機層を水及び飽和食塩水 で順次洗浄し、 硫酸マグネシウムで乾燥し、 減圧下溶媒を留去して得られた残さ をテトラヒドラフラン (40mい に溶解し、 飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
(20mL) 、 クロロギ酸 2, 2, 2—卜リクロロェチルエステル (2.58g,
12.2mmol) を加えて、 0 °Cで 3 0分間撹拌した。 この溶液に、 飽和炭酸水素ナ 卜リウ厶水溶液を加えて、 塩化メチレンで抽出操作を行い、 有機層を飽和食塩水 で洗浄し、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下溶媒を留去し、 シリカゲルカラ 厶クロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェチル、 2 : 3 ) にて精製を行い、 標記 化合物 (4.70g, 収率 76%) を得た。
IR リ nax (KBr) 3323, 3054, 2927, 2873, 2857, 1716, 1672, 1642 cm— '· Ή-NMR (500 MHz, CDCI3) δ 0.89 (3H, t, J=6.8 Hz) , 1.28-1.62 (15H, m), 1.74-1.79 (2H, m) , 2.36 (1H, s, OH), 3.30 (3H, s), 3.36-3.46 (3H, m), 3.58— 3.71 (3H, m), 3.81 (1H, m), 3.90-3.94 (2H, m), 4.06 (1H, s, OH) , 4.57 1H, m) , 4.74 (2H, s), 4.86 (1H, d, J=6.8 Hz) , 5.37 (1H, brs, NH) , 6.15 (1H, m) .
MS (FAB, pos i tive) m/z, 586 (M+Na)+, 564 (M+H)+.
HR S (ESI , pos i t i ve) , cal cd. for C23H40C 13N08Na : 586.1726; found:
586.1703. (4 ) ( 1 —プロぺニル) 6— 0—ァリル才キシカルボ二ルー 2—デ才キ シー 3 — 0— [ ( R) — 3—メ卜キシデシル]一 2— ( 2, 2, 2—卜リクロロ ェ卜キシカルボニルァミノ) 一 β— D—ダルコビラノシド
( 3 ) で得られた ( 1 一プロぺニル) 2—デ才キシー 3— 0— [ ( R) — 3 —メトキシデシル]一 2 — ( 2, 2, 2—卜リクロロェ卜キシカルボニルアミ
ノ) 一 j8— D—ダルコビラノシド (4.60g, 8.14關 ol) を塩化メチレン
(30mL) に溶かし、 この溶液に、 ピリジン (1.4mし 17.3mmol) 、 クロロギ酸 ァリルエステル (1.1mL, 10.4 01) を加えて、 0°Cで 1時間撹拌した。 この 溶液に炭酸水素ナ卜リウ厶水溶液を加え、 塩化メチレンで 3回抽出し、 有機層を 水、 飽和食塩水で順次洗浄して、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下溶媒を留 去し、 シリカゲルカラムクロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェチル、 3 : 2) で精製を行い、 標記化合物 (4.95g, 収率 94%) を得た。
I R V max (KBr) 3518, 3310, 3086, 3059, 2932, 2885, 2857, 1728, 1709, 1674, 1652 cm"'.
Ή-NMR (500 MHz, CDCI3) δ 0.89 (3H, t, J = 6.8 Hz) , 1.25-1.62 (15H, m), 1.70-1.79 (2H, m) , 3.30 (3H, s), 3.36-3.44 (2H, m), 3.50-3.71 (4H, m), 3.91-3.94 (2H, m, containing OH), 4.38 (1H, dd, J=4.9, 11.7 Hz), 4.50 (1H, dd, J = 2.0, 11.7 Hz), 4.56 (1H, m), 4.63 (2H, d,
J = 5.9 Hz) , 4,74 (2H, s), 4, 85 (1H, m), 5.26-5.38 (3H, m,
containing NH), 5, 93 (1H, m) , 6.16 (IH, dd, J=2.0, 5.9 Hz).
MS (FAB, positive) m/z, 670 ( +Na)+, 648 ( +H)+.
HRMS (ESI , positive), calcd. for C27H44C 13N010Na : 670.1914; found:
670.1959. (5) (1 —プロべニル) 6—O—ァリルォキシカルボ二ルー 2—デ才キ シー 4— O—ジァリルホスホノ一 3— 0— [ (R) — 3—メ卜キシデシル]一 2 一 (2, 2, 2—卜リクロロエトキシカルボニルァミノ) 一)8 _D—ダルコビラ ノシド
(4) で得られた (1一プロべニル) 6—0—ァリル才キシカルボ二ルー 2 ーデ才キシー 3— O— [ (R) — 3—メ卜キシデシル]— 2 _ ( 2, 2, 2—卜 リクロロエトキシカルボニルァミノ) 一 ) 8— D—ダルコビラノシド (4.80g, 7.40tnmol) をテトラヒドロフラン (30mい に溶かし、 この溶液に、 1 H—テ卜 ラゾール (830mg, 1l.8mmol) 、 ビス (ァリル才キシ) (ジイソプロピルアミ ノ) ホスフィン (2.50g, 10.2mmol) を加えて、 窒素雰囲気下、 室温で 2時間
13.8 撹拌した。 この反応液を 0°Cに冷却し、 3 0 %過酸化水素水 (10mい を加えて 1時間撹拌したのち、 飽和チ才硫酸ナトリウム水溶液を加えて、 酢酸ェチルで 3 回抽出操作を行った。 有機層を飽和炭酸水素ナトリウム、 飽和食塩水で順次洗浄 し、 硫酸マグネシウムで乾燥し、 減圧下溶媒を留去して、 シリカゲルカラムクロ 5 マ卜グラフィー (へキサン:酢酸ェチル、 3 : 2 ) で精製を行い、 標記化合物 (5, 17g, 収率 86%) を得た。
IR i raax (CHCI3) 3450, 3089, 2955, 2873, 2859, 2829, 1746, 1674, 1650 cnT'.
Ή-NMR (500 MHz, CDCI3) δ 0.88 (3H, t, J = 6.8 Hz), 1.27-1.56 (15H,0 m), 1.68-1.81 (2H, m) , 3.29 (3H, s) , 3.31 (1H, m), 3.47 (1H, m),
3.72-3.82 (3H, m) , 3.90 (1H, m), 4.32-4.38 (2H, m), 4.52-4.63 (8H, m), 4.73 (2H, s), 4.99 (1H, m) , 5.19-5.38 (6H, m), 5.56 (1H, m,
NH), 5.89-5.99 (3H, m), 6.13 (1H, m) .
* MS (FAB, posi tive) m/z, 830 ( +Na)+, 808 (M+H)+.
5 HR S (ESI , posi tive) , cal cd. for C33H53C 13N0,3PNa : 830.2215; found:
830.2231.
( 6 ) 6— O—ァリル才キシカルボニル— 2—デ才キシ— 4— 0—ジァリル ホスホノー 3— 0 _ [ ( R) — 3—メ卜キシデシル]一 2— (2, 2, 2—トリ0 クロ口エトキシカルボニルァミノ) 一D—ダルコビラノース
( 5 ) で得られた ( 1 —プロぺニル) 6 —O—ァリル才キシカルボ二ルー 2 —デ才キシ— 4— 0—ジァリルホスホノ— 3 — O— [ ( R) 一 3—メ卜キシデシ ル]— 2— ( 2, 2, 2—卜リクロロェ卜キシカルボニルァミノ) 一 β— Όーグ ルコビラノシド (4.80g, 5.93mmol) をテ卜ラヒドロフラン (30mL) に溶かし、5 この溶液に、 ヨウ素 (3.08g, 12. Immol) 、 水 (6mL) を加えて室温で 3 0分間 撹拌した。 この溶液に飽和チォ硫酸ナトリウム水溶液を加え、 酢酸ェチルで 3回 抽出操作を行った。 有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、 飽和食塩水で順次 洗浄し、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下溶媒を留去し、 シリカゲルカラム
クロマ卜グラフィー (へキサン :酢酸ェチル、 1 : 1 ) で精製を行い、 標記化合 物 (4, 30g, 収率 94%) を得た。
IR リ max (CHCI3) 3598, 3435, 3317, 3089, 2955, 2931 , 2873, 2858, 1746, 1651 cm"1.
Ή-NMR (500 MHz, CDCI3) <5 0.88 (3H, t, J = 6.8 Hz), 1.26-1.50 (12H, m) , 1.67-1.78 (2H, m), 3.26 (3H, s), 3.32 (1H, m), 3, 63-3.73 (2H, m), 3.86-3.94 (2H, m), 4.18 (1H, m) , 4.30-4.38 (3H, m) , 4.51-4.63 (7H, m) , 4.67, 4.74 (2H, AB-q, J =11.7 Hz), 5.24-5.40 (7H, m) , 5.81 (1H, d, J=8.8 Hz, NH), 5.89— 5.98 (3H, m) .
MS (FAB, posi t ive) m/z, 790 (M+Na)+, 768 (M+H)+.
HRMS (ESI , posi tive) , cal cd. for C30H50C 13N013P : 768.2085; found: 768.2089.
( 7 ) 2— (ジァリルホスホノ才キシ) ェチル 6— 0— { 6— 0—ァリル 才キシカルボニル— 2—デ才キシー 4— 0—ジァリルホスホノ一 3—0—
[ (R) — 3—メ卜キシデシル]— 2— (2, 2, 2—卜リクロロエトキシカル ボニルァミノ) 一 — D—ダルコビラノシル }— 2, 3—ジ一 O—ドデシルー α 一 D—ダルコビラノシド (第 C b l工程)
( 6 ) で得られた 6— O—ァリル才キシカルボ二ルー 2—デ才キシー 4— 0— ジァリルホスホノー 3 — 0— [ ( R) — 3—メ卜キシデシル]— 2— (2, 2, 2—トリクロ口エトキシカルボニルァミノ) 一 D—ダルコビラノース (164mg, 0.213mmol) 及び実施例 1 0 ( 5 ) で得られた 2— (ジァリルホスホノ才キシ)ェ チル 2, 3—ジ— 0—ドデシルー α— D—ダルコビラノシド (117mg,
0.162mmol) を用いて、 後述の実施例 1 6 ( 6 ) に記載した方法と同様の操作を 行い、 標記化合物 (125mg, 収率 52¾) を得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDCI3) δ 0.88 (9Η, t, J = 6.6 Hz) , 1.26-1.44 (39H, m) , 1.53-1.60 (6H, m) , 1.64-1.79 (3H, m) , 2.50 (1H, br. s), 3.23- 3.36 (8H, m, containing 3H, s, at 3.28 ppm) , 3.45-3.92 (15H, m) , 4. 10 (1H, br. d, J=8.1 Hz), 4.19-4.36 (5H, m), 4.53-4.59 (10H, m),
4.63 (2H, d, J = 5.9 Hz), 4.68 (1H, br.d, J = ll.7 Hz), 4.78 (1H, d,
J = 11.7 Hz), 4.88-4.91 (2H, m), 5.23-5.40 (10H, m), 5,88-5.98 (5H, m), 6.54 (1H, m) .
MS (FAB, positive) m/z, 1492 (M+Na)+.
(8) 2— (ジァリルホスホノォキシ) ェチル 6—0— {6—0—ァリル 才キシカルボニル— 2—デ才キシ— 4—0—ジァリルホスホノ— 3—0—
[ (R) — 3—メトキシデシル] - 2 - [ (Z) - Ί 1 - (才クタデセノィル) ァ ミノ]— ) 8— D—ダルコビラノシル }一 2, 3—ジ— O—ドデシルー α— D—グ ルコビラノシド (第 C b 2工程)
(7) で得られた化合物 (125mg, 0.0849mmol) を用いて、 後述の実施例 1 6 (7) と同様に反応させることにより標記化合物 (61.8mg, 収率 47%) を得 た。
IR i raax (f i lm) 3300, 3085, 2925, 2855, 1752, 1652 cm"1.
Ή-NMR (500 MHz, CDCI3) δ 0.88 (12H, t, J = 6.8 Hz), 1.25-1.79 (77H, m) , 1.99-2.01 (3H, m) , 2.16-2.24 (2H, m), 2.87 (1H, d, J = 3.9 Hz),
3.12-3.17 (1H, m) , 3.24 (1H, dd, J = 9.8, 2.9 Hz), 3.26-3.38 (5H, m, containing 3H, s, at 3.28 ppm) , 3.45-3.55 (3H, m) , 3.57-3.85 (8H, m), 4.02-4.06 (1H, m) , 4.10 (1H, d, J = 10.7 Hz), 4.16-4.33 (3H, m),
4.51-4.64 (12H, (Π), 4.88 (1H, d, J = 3.9 Hz) , 5.19 (1H, d, J=7.8 Hz) ,
5.23-5.40 (12H, m), 5.89-5.98 (5H, m) , 6.74 (1H, d, J=6.8 Hz).
MS (FAB, positive) m/z, 1422 (M+Na)+, 1400 ( +H)+.
■ S (FAB, positive), calcd. for C83H15,02,NP2Na : 158.0161; found:
1583.0179.
(9) 2— (ホスホノォキシ) ェチル 6—0— {2—デ才キシ— 3 _0— [ (R) _ 3—メトキシデシル] - 2 - [ (Z) - 1 1 - (才クタデセノィル) ァ ミノ]一 4一 O—ホスホノ一 β一 D—ダルコビラノシル }一 2 , 3—ジー 0—ド デシルー α— D—ダルコビラノシド (第 C b 3工程)
(8) で得られた化合物 (136mg, 0.0871mmol) を用いて、 後述の実施例 1 6 (8) に記載した方法と同様の操作を行い、 標記化合物 (87.2mg, 収率
76¾) を得た。
IR V fflax (KBr) 3285, 3064, 3005, 2955, 2923, 2853, 2327, 1716, 1657, 1632 cm—1.
Ή-NMR (500 MHz, CD30D + CDCI3) d 0.90 (12H, t, J = 6.8 Hz), 1.29- 1.46 (70H, tn), 1.56-1.74 (8H, m) , 2.01-2.04 (4H, m), 2.24-2.28 (2H, m) , 3.20 (1H, dd, J = 3,9, 9.8 Hz), 3.30 (3H, s), 3.31-3.40 (2H, m), 3.45-3,49 (2H, m) , 3.53-3.56 (1 H, m) , 3.62-3.88 (12H, m), 4.07- 4.17 (4H, m), 4.49 (1H, d, J=8.8 Hz), 4.92 (1H, d, J = 3.9 Hz) , 5.33-5.35 (2H, m) .
MS (ESI , negative) m/z, 1314 ( -H)'.
HR S (ESI , negative), calcd. for C67H13。II0,9P2 : 1314.8708; found:
1314.8694.
[実施例 Ί 5] '
2—ホスホノ才キシェチル 6— 0— {2—デ才キシ一 3— 0— [ (R) - 3 一ヒドロキシデシル]一 2— [ (Z) — 1 1 一才クタデセノィルァミノ]一 4一 O 一ホスホノ一 )8— D—ダルコビラノシル }一 2, 3—ジ— O—ドデシル— α— D —ダルコビラノシド
( 1 ) 2— (4—メトキシフエ二ル) ― (R) — 4—ヘプチル— [1, 3] ジ才キサン
(R) — 3—ヒドロキシー 1 ーデカノール (米国特許第 5 9359 38号、 公 知化合物) (I7.4g, 99.8mmol) をトルエン (250mL) に溶かし、 この溶液に、 p—ァニスアルデヒドジメチルァセタール (20.0g, llOmmol) 及び p—トルェ ンスルホン酸 (1.80g, 9.46mmol) を加えて室温で 2時間撹拌した。 反応液を 減圧下濃縮し、 酢酸ェチルで希釈して、 水、 飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び 飽和食塩水で順次洗浄し、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下溶媒を留去し、
シリカゲルカラムクロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェチル、 9 : 1 ) で精製 を行い、 標記化合物 (25.8g, 収率 88« を得た。
IR リ raax (CHCI3) 3450, 2927, 2855, 1748, 1650 cm—1,
Ή-N R (500 MHz, CDCI3) δ : 0.88 (3H, t, J=6.8 Hz), 1.27-1.54 (12H, m) , 1.64-1.82 (2H, m), 3.76-3.84 (4H, m, containing 3H, s, at 3.80 ppm) , 3.93 (1H, td,. J = 2.0, 11.7 Hz), 4.24 (1H, dd, J=4.9, 11.7 Hz), 5.46 (1H, s), 6.88 (2H, d, J=8.8 Hz) , 7.42 (2H, d, J=8.8 Hz).
MS (El , positive) m/z, 292 (M+ ·) .
HRMS (El , positive), calcd. for C18H2803 : 292.2028; found: 292.2043.
(2) (R) — 3— (4—メ卜キシベンジルォキシ) 一 1 —デカノール ( 1 ) で得られた 2— (4ーメ卜キシフエニル) _ (R) — 4一へプチル—
[1, 3]ジ才キサン (25.£ig, 87.5mmol) をトルエン (200mL) に溶かし、 この 溶液に、 1. Otnol/L水素化ジイソブチルアルミニウム トルエン溶液 (135mL, 135mmol) を 0°Cで加え、 室温で 5時間撹拌した。 反応液を 0°0に冷却し、 飽和 塩化アンモニゥ厶水溶液をゆつくリ加えて反応を止め、 0· 5mol/L口ッシェル塩 水溶液を加えて室温で 30分間撹拌した。 この溶液を酢酸ェチルで 3回抽出し、 有機層を水及び飽和食塩水で洗浄し、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下溶媒 を留去し、 シリカゲルカラムクロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェチル、 7 : 3) で精製を行い、 標記化合物 (23.8g, 収率 92« を得た。
IR i/max (CHCI3) 3625, 3500, 2956, 2931, 2858, 1613 cm-'.
Ή-NMR (400 MHz, CDCI3) δ : 0.89 (3H, t, J = 6.6 Hz) , 1.28-1.35 (10H, m), 1.48-1.85 (4H, m) , 2.46 (1H, t, J = 5.8 Hz, OH), 3.62 (1H, m), 3.68-3.83 (5H, m, containing 3H, s, at 3.80 ppm), 4.41, 4.53 (2H, AB-q, J =11.0 Hz) , 6.86-6.90 (2H, m), 7.24-7.28 (2H, m) .
MS (FAB, positive) m/z, 317 (M+Na)+, 295 (M+H)+.
HRMS (ESI , positive), calcd. for C18H3003Na: 317.2098; found:
317.2090.
( 3 ) ( R) — 3 — (4—メトキシベンジル才キシ) デシル メタンスルホ ナー卜
( 2 ) で得られた (R) — 3— (4ーメトキシベンジル才キシ) ― 1 —デカノ ール (23.5g, 79.8mmol) を塩化メチレン (300mL) に溶かし、 この溶液に、 卜 リエチルァミン (16.7mL, 120mmo I ) 及びメタンスルホニルクロリ ド (7.4mL, 96匪 ol) を 0°Cで加えて、 Ί時間撹拌した。 この反応液に飽和炭酸水累ナ卜リ ゥ厶水溶液を加え、 塩化メチレンで抽出して、 有機層を水及び飽和食塩水で洗浄 し、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下溶媒を留去し、 シリカゲルカラムクロ マ卜グラフィー (へキサン :酢酸ェチル、 7 : 3 ) で精製を行い、 標記化合物 (27.8g, 収率 94%) を得た。
IR υ fflax (CHCI3) 2957, 2931, 2858, 1613 cm-'.
Ή-N R (400 MHz, CDCI3) δ 0.89 (3H, t, J=6.9 Hz), 1.24-1.37 (10H, m) , 1.47-1.66 (2H, m) , 1.83-1.99 (2H, 'm), 2.95 (3H, s), 3.55 (1H, m) , 3.80 (3H, s), 4.27-4.36 (2H, m) , 4.38, 4.51 (2H, AB-q, J=11.0 Hz) , 6.86-6.90 (2H, m) , 7.24-7.28 (2H, m) .
MS (FAB, posi tive) tn/z, 395 ( +Na)+.
HR S (ESI , pos i t i ve) , cal cd. for C,9H3205SNa: 395.1852; found :
395.1878. (4 ) ァリル 2 —デ才キシー 4, 6— O—イソプロピリデン— 3— O—
[ ( R) — 3— ( 4—メ卜キシベンジルォキシ) デシル]— 2—トリフルォロア セチルアミノー a— D—ダルコビラノシド
ァリル 2—デ才キシー 4, 6— O—イソプロピリデン— 2—トリフル才ロア セチルァミノ一 a— D—ダルコビラノシド (C a r b o h y d r . R e s . , 2 2 2 , 5 7— 6 8 ( 1 9 9 1 ) 、 公知化合物) (17· 2g, 48.4關 ol) をジメチ ルホル厶アミド (150mい に溶解し、 0°Cで水素化ナトリウム (3.88g, 60¾油 性, 97mmol) を加えて 1 5分間撹拌した。 この溶液に、 (3 ) で得られた
( R) 一 3— (4ーメトキシベンジル才キシ) デシル メタンスルホナー卜 (15.1g, 40.5mmol) を加えて、 室温で 5時間撹拌した。 水を加えて反応を止
め、 酢酸ェチルで 3回抽出し、 有機層を水及び飽和食塩水で順次洗浄したのち、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下溶媒を留去して、 シリカゲルカラ厶クロマ 卜グラフィー (へキサン:酢酸ェチル、 4 : 1 ) にて精製を行い、 標記化合物 (21.3g, 収率 83%) を得た。
IR vraax (CHCI3) 3430, 2931, 2859, 1734, 1612 cm"'.
Ή-N R (400 MHz, CDCI3) δ 0.88 (3H, t, J=6.6 Hz), 1.24-1.52 (18H, m, containing 3H, s, at 1.40 ppm, 3H, s, at 1.49 ppm) , 1.64-1.76 (2H, m), 3.42-3.49 (2H, m), 3.58 (1H, m), 3.66-3,78 (3H, m), 3.80 (3H, s), 3.84-3.89 (2H, m), 3.99 (1H, dd, J=6.6, 12.5 Hz), 4.14- 4.20 (2H, m), 4.36, 4.42 (2H, AB-q, J =11.7 Hz) , 4.87 (1H, d, J = 3.7 Hz) , 5.24-5.30 (2H, m), 5.86 (1H, m), 6.42 (1H, d, J = 9.5 Hz, NH), 6.85-6.89 (2H, m), 7.23-7.27 (m, 2H).
MS (FAB, positive) m/z, 654 (M+Na)+, 632 (訓 "■
HR S (ESI , pos i t i ve) , ca I cd. f or C32H48F3N08Na : 654.3229; found :
654.3232.
(5) ァリル 2—デ才キシ— 3—O— [ (R) — 3— (4—メトキシベン ジルォキシ) デシル]— 2—卜リフル才ロアセチルァミノ— α— D—ダルコビラ ノシド
(4) で得られたァリル 2—デ才キシ— 4, 6— 0—イソプロピリデン— 3 一 0— [ ( R) — 3— (4—メ卜キシベンジル才キシ) デシル]— 2—トリフル 才ロアセチルアミノー α— D—ダルコビラノシド (21.0g, 33.2mmol) を用い て、 実施例 1 4 (2) に記載した方法と同様の操作を行い、 標記化合物 (17.9g, 収率 91%) を得た。
IR V raax (KBr) 3425, 3315, 3095, 2961, 2928, 2858, 1699, 1666, 1647 cm"'.
Ή-N R (400 MHz, CDCI3) <5 0.88 (3H, t, J = 6.6 Hz) , 1.26-1.82 (14H, m) , 2.32 (2H, brs, OH) , 3.47-3.58 (3H, m) , 3.64-3.70 (2H, m) ,
3.73-3.79 (3H, m), 3.81 (3H, s) , 4.00 (1H, m) , 4.12-4.21 (2H, m),
4.38, 4.43 (2H, AB-q, J=ll.7 Hz), 4.85 (1H, d, J=3.7 Hz) , 5.24- 5.31 (2H, m) , 5.87 (1H, m) , 6.42 (1H, d, J = 9.5 Hz), 6.86-6.90 (2H, m), 7.25 (2H, d, J=8.8 Hz) .
MS (FAB, posi tive) m/z, 614 ( +Na)+, 592 ( +H)+.
HR S (ESI , posi t ive) , calcd. for C29H44F3N08Na : 614.2901; found: 614.2943.
( 6 ) ァリル 2—デ才キシー 3— 0— [ (R ) — 3— (4—メ卜キシベン ジル才キシ) デシル]— 2— ( 2, 2, 2—卜リクロロェ卜キシカルボニルアミ ノ) 一 a— D—ダルコビラノシド
( 5 ) で得られたァリル 2—デォキシ— 3— 0— [ ( R) — 3— (4—メ卜 キシベンジル才キシ) デシル]一 2 -トリフルォロアセチルアミノー α— D—グ ルコビラノシド (5.61g, 9.48mmol) をエタノール (40mL) に溶かし、 この溶 液に、 1 mo I/L水酸化ナトリウム水溶液 (40tn を加えて 8 0 °Cで 5時間撹拌 した。 反応液を減圧下濃縮し、 酢酸ェチルで希釈して、 水及び飽和食塩水で洗浄 し、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下溶媒を留去して得られた粗アミンをテ 卜ラヒドロフラン (25mU に溶解し、 飽和炭酸水素ナトリウム水溶液 (25mL) 及びクロロギ酸 2, 2, 2—卜リクロロェチルエステル (2.20g, 10.4關 ol) を 0°Cで加えて 3 0分間撹拌した。 この反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液 を加えて、 酢酸ェチルで 3回抽出を行い、 有機層を水及び飽和食塩水で洗浄し、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下溶媒を留去し、 シリカゲルカラムクロマ卜 グラフィー (へキサン:酢酸ェチル、 2 : 3 ) で精製を行い、 標記化合物
(6.01g, 収率 955 を得た。
IR リ max (KBr) 3349, 3065, 2955, 2927, 2856, 1713, 1646, 1614 cm"'. Ή-N R (400 MHz, CDCI3) <5 0.88 (3H, t, J=6.6 Hz) , 1.26-1.80 (14H, m), 2.04 (1H, t, OH) , 3.42-3.90 (13H, m, contai ni ng 3H, s, at 3.80 pptn) , 3.99 (1H, d.d, J = 6.6, 12.4 Hz), 4.19 (1H, m), 4.39, 4.44 (2H, AB-q, J = 11.0 Hz) , 4.69, 4.74 (2H, AB-q, J = 12.1 Hz), 4, 85 (1H, d,
J=3.7 Hz) , 5.19-5.32 (3H, m, containing NH) , 5.84-5.94 (1H, m), 6.86-6.89 (2H, m) , 7.24-7.27 (2H, m) .
MS (FAB, positive) m/z, 692 (M+Na)+.
HRMS (ESI , positive), calcd. for C3。H46C 13N09Na : 692.2141; found: 692.2123.
(7) (1 —プロべニル) 6 - O—ァリル才キシカルボ二ルー 2—デ才キ シ— 3— 0— [ (R) — 3— (4—メ卜キシベンジル才キシ) デシル]— 2— (2, 2, 2—卜リクロロエトキシカルボニルァミノ) 一 O!— D—ダルコピラノ シド
市販の (1, 5—シク口才クタジェン) ビス (メチルジフエニルホスフィン) イリジウム へキサフル才ロホスフェート (365mg, 0.432mmol) をテ卜ラヒド 口フラン (40mい に溶解し、 水素置換を行いイリジウム錯体を活性化して、 赤 色溶液が透明になったのち、 反応系を完全に窒素置換した。 この溶液に (6) で 得られたァリル 2—デ才キシ _ 3— 0— [ (R) — 3— (4ーメ卜キシベンジ ル才キシ) デシル]— 2— (2, 2, 2—卜リクロロエトキシカルボニルアミ ノ) 一 α— D—ダルコビラノシド (5.78g, 8.61mmol) を加えて、 室温で 2時 間撹拌した。 この溶液を減圧下濃縮し、 得られた混合物を塩化メチレン
(45mい に溶解し、 0°Cでピリジン (1· 2mL, 14· 8mmo I ) 及びクロロギ酸ァリ ルエステル (1.4mL, 13.2mmol) を加えて、 1時間撹拌した。 飽和炭酸水素ナ トリウム水溶液を加えて、 塩化メチレンで抽出を行い、 有機層を水及び飽和食塩 水で洗浄し、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下溶媒を留去し、 シリカゲル力 ラムクロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェチル、 7 : 3) で精製を行い、 標記 化合物 (5.85g, 収率 90%) を得た。
IR i/fflax (CHCI3) 3605, 3436, 2956, 2930, 2859, 1745, 1678 cm"'.
Ή-NMR (400· MHz, CDCI3) δ 0.88 (3H, t, J = 6.6 Hz), 1.26-1.64 (15H, m), 1.78-1.81 (2H, m) , 3.34 (1H, d, J = 2.2 Hz, OH) , 3.42-3.56 (3H, m), 3.72-3.98 (7H, m, containing 3H, s, at 3.80 ppm) , 4.33-4.46 (4H, m), 4.63-4.77 (4H, m), 5.03 (1H, d, J = 3.7 Hz), 5.12-5.21 (2H,
m, containing NH), 5.26-5.40 (2H, m), 5.95 (1H, m), 6.14 (1H, dd, J = l.5, 12.5 Hz) , 6.88 (2H, d, J=8.1 Hz), 7.25-7.27 (2H, m) .
MS (FAB, positive) m/z, 776 (M+Na)+, 754 (M+H)+.
■ S (ESI , positive), cal cd. for C34H50C 13N0,,Ma : 776.2355; found: 776.2318.
(8) ( 1 —プロべニル) 6—O—ァリルォキシ力ルポニル— 2—デォキ シ— 4—0—ジァリルホスホノー 3— 0— [ (R) — 3— (4—メ卜キシベンジ ル才キシ) デシル]— 2— ( 2, 2, 2—卜リクロロェ卜キシカルボニルアミ ノ) 一 α— D—ダルコビラノシド
(7) で得られた ( 1 一プロべニル) 6—O—ァリル才キシカルボ二ルー 2 ーデ才キシ一 3— 0— [ (R) — 3— (4ーメ卜キシベンジル才キシ) デシル] — 2— (2, 2, 2—卜リクロロエトキシカルボニルァミノ) — α— D—ダルコ ビラノシド (5.70g, 7.55mmol) を用いて、 実施例 1 4 (5) に記載した方法 と同様の操作を行い、 標記化合物 (5.60g, 収率 81%) を得た。
IR V max (CHCI3) 3435, 2956, 2931 , 2859, 1746, 1678, 1661, 1651, 1613 cm"'.
1H-N R (400 MHz, CDCI3) δ 0.88 (3H, t, J=6.6 Hz) , 1.22-1.64 (15H, m), 1.77-1.84 (2H, m), 3.46 (1H, m) , 3.58-3.75 (2H, m) , 3.79 (3H, s), 3.87-4.01 (3H, m) , 4.34-4.50 (5H, m), 4.55-4.74 (8H, m) , 5.05 (1H, d, J=3.7 Hz), 5.14-5.38 (8H, m, containing NH) , 5.87-5.98 (3H, m) , 6.13 (1H, dd, J = 2.2, 12.5 Hz) , 6.86 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.25 (2H, d, J=8.8 Hz) .
MS (FAB, positive) m/z, 936 (M+Na)+, 914 (M+H)+.
HR S (ESI , pos i t i ve) , cal cd. for C40H59C 13N014PNa : 936.2636; found: 936.2639.
( 9 ) 6— O—ァリル才キシカルボ二ルー 2—デ才キシ一 4— 0—ジァリル ホスホノー 3— 0— [ (R) — 3— (4—メトキシベンジル才キシ) デシル]—
2— (2, 2, 2—卜リクロロエトキシカルボニルァミノ) 一 D—ダルコピラノ ース
(8) で得られた (1一プロべニル) 6—0—ァリル才キシカルボ二ルー 2 ーデ才キシー 4一 0—ジァリルホスホノ— 3— 0— [ (R) — 3— (4—メトキ シベンジル才キシ) デシル]— 2— ( 2, 2, 2—卜リクロロエトキシカルボ二 ルァミノ) 一 a— D—ダルコビラノシド (5.55g, 5, 71nimol) について、 実施 例 Ί 4 (6) に記載した方法と同様の操作を行い、 標記化合物 (4.60g, 収率 92%) を得た。
IR V fflax (CHCI3) 3691, 3600, 3435, 2955, 2932, 2858, 1747, 1611 cm"'. Ή-N R (500 MHz, CDCI3) δ 0.88 (3H, t, J=6.8 Hz), 1.26-1.55 (12H, m), 1.77-1.81 (2H, m), 3.45 (1H, m) , 3.53 (1H, brs, OH), 3.62-3.71 (2H, m), 3.79 (3H, s), 3.86-3.91 (2H, m), 4.16 (1H, m), 4.29-4.43 (4H, m), 4.51-4.63 (8H, m) , 4.72 (1H, AB-q, J=l 1.7 Hz), 5.22-5.38 (8H, m, containing NH), 5.88-5.97 (3H, m), 6.86 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.25 (2H, d, J=8.8 Hz) .
MS (FAB, posi tive) m/z, 896 (M+Na)+, 874 ( +H)+.
HR S (ESI , positive), cal cd. for C37H55C 13N0I4PNa : 896.2320; found:
896.2349. ( 1 0) 2—(ジァリルホスホノ才キシ)ェチル 6— 0— {6—0—ァリル ォキシカルボニル— 2—デ才キシ— 4一 0—ジァリルホスホノー 3— O—
[ (R) — 3— (4—メトキシベンジル才キシ) デシル]— 2— (2, 2, 2— 卜リクロロエトキシカルボニルァミノ) 一) 8— D—ダルコビラノシル }— 2, 3 —ジ— 0—ドデシルー α— D—ダルコビラノシド (第 C b l工程)
(9) で得られた 6—0—ァリル才キシカルボ二ルー 2—デォキシ— 4— O— ジァリルホスホノー 3— 0— [ (R) — 3— (4—メトキシベンジルォキシ) デ シル ]ー 2— (2, 2, 2—卜リクロロエトキシカルポニルァミノ) — D—ダル コピラノース (710mg, 0.812mmol) 及び実施例 1 0 (5) で得られた 2— (ジ ァリルホスホノ才キシ)ェチル 2, 3—ジー O—ドデシルー a— D—ダルコピ
ラノシド (400tng, 0.555mmol) を用いて、 後述の実施例 Ί 6 (6) に記載した 方法と同様の操作を行い、 標記化合物 (589mg, 収率 67%) を得た。
IR i/max (CHCI3) 2928, 2856, 1745, 1612 cm"'.
Ή-NMR (500 MHz, CDCI3) δ 0.88 (9H, t, J = 6.8 Hz), 1.25-1.58 (52H, m), 1.74-1.85 (2H, m), 2.48 (1H, d, J = 2.9 Hz, OH), 3.24 (1H, dd, J = 2.9, 9.8 Hz) , 3.28 (1H, m), 3.33 (1H, td, J = 9.8, 2.9 Hz) , 3.45- 3.53 (3H, m), 3.57-3.66 (4H, m) , 3.71-3.77 (2H, m) , 3.79 (3H, s), 3.84-3.93 (5H, m), 4.10 (1H, d, J=8.8 Hz) , 4.19-4.36 (4H, m), 4.41 (2H, s), 4.51-4.60 (10H, m) , 4.63 (2H, d, J = 5.9 Hz), 4.74 (1H, ABq, J=12.7 Hz) , 4.81 (1H, d, J= 7.8 Hz), 4.90 (1H, d, J= 2.9 Hz) ,
5.21-5.39 (10H, m), 5.87-5.97 (5H, m), 6.41 (1H, d, J = 6.8 Hz, NH) ,
6.86 (2H, d, J= 8.8 Hz) , 7.26 (2H, d, J= 7.8 Hz) .
MS (FAB, positive) m/z 1614 (M+K)+, 1598 (M+Na)+.
HRMS (ESI , positive), calcd. for C75H,26C 13N023P2Na : 1598.7150; found: 1598.7133.
( 1 1 ) 2— (ジァリルホスホノ才キシ)ェチル 6—0— {6— 0—ァリル ォキシカルボ二ルー 2—デォキシー 4一 0—ジァリルホス木ノ— 3— O—
[ (R) — 3— (4—メ卜キシベンジル才キシ) デシル]— 2 - [ (Z) — 1 1 — 才クタデセノィルァミノ]— i8— D—ダルコビラノシル }— 2, 3—ジ一 0—ド デシルー α— D—ダルコビラノシド (第 C b 2工程)
(1 0) で得られた化合物 (570mg, 0.361mniol) を、 後述の実施例 1 6 (7) に記載した方法と同様に反応させ、 標記化合物 (380mg, 収率 63%) を得 た。
IR V max (CHCI3) 3588, 3453, 3311 , 3089, 2928, 2856, 1748, 1664 cm"1. Ή-N R (500 MHz, CDCI3) <5 0.88 (12H, t, J = 6.8 Hz), 1.18-1.60 (74H, m), 1.74-1.84 (2H, m), 1.99-2.02 (4H, m), 2.05-2.15 (2H, m) , 2.82 (1H, s, OH) , 3.12 (1H, m), 3.23 (1H, dd, J = 3.9, 9.8 Hz) , 3.34 (1H, t, J = 9.8 Hz), 3.44-3.52 (3H, m) , 3.57 (1H, m) , 3.63-3.74 (5H, m),
3.76-3.85 (6H, m, containing 3H, s, at 3.79 ppm) , 4.05-4.10 (2H, m) , 4.15-4.34 (4H, m) , 4.41 (2H, s), 4.51-4.57 (10H, m), 4.62 (2H, d, J = 5.9 Hz), 4.88 (1H, d, J = 3.9 Hz), 5.13 (1H, d, J=7.8 Hz), 5.20-5.40 (12H, m), 5.86-5.98 (5H, m), 6.60 (1H, d, J = 7.8 Hz, NH), 6.86 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.24 (2H, d, J=7.8 Hz).
MS (FAB, positive) m/z 〗 704 (M+K)+, 1688 (M+Na)+.
■ S (ESI , positive), cal cd. for C90H,57N022P2Na : 1689.0565; found: 1689.0557. ( 1 2) 2— (ジァリルホスホノ才キシ)ェチル 6— O— {6— O—ァリル ォキシカルボ二ルー 2—デ才キシー 4一 0—ジァリルホスホノ— 3—0—
[ (R) — 3—ヒドロキシデシル]一 2— [ (Z) - Ί 1 —ォクタデセノィルアミ ノ]— 3— D—ダルコビラノシル }— 2, 3—ジー O—ドデシルー a— D—グル コピラノシド (第 C b 4工程)
(1 1 ) で得られた化合物 (362mg, 0.217mmo I ) を塩化メチレン (5mL) に 溶かし、 Cの溶液に、 水 (0.5ml_) 及び 2, 3—ジクロロ— 5, 6—ジシアン一 1 , 4一べンゾキノン (D DQ, 61mg, 0.268mmol) を加えて室温で 1時間撹 拌した。 反応液を塩化メチレンで希釈して、 飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び 飽和食塩水で洗浄し、 硫酸マグネシウムで乾燥レた。 減圧下溶媒を留去し、 シリ 力ゲルカラムクロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェチル、 3 : 7) で精製を行 い、 標記化合物 (266mg, 収率 79¾!) を得た。
IR V raax (CHCI3) 3452, 3323, 3089, 2928, 2856, 1748, 1663 cm-1.
Ή-N R (500 MHz, CDCI3) <5 0.88 (12H, t, J = 6.8 Hz), 1.25-1.73 (76H, m) , 1.99-2.01 (4H, m), 2.20 (2H, t, J=7.8, 6.8 Hz), 3.23 (1H, dd, J = 3.9, 9.8 Hz) , 3,26 (1H, brs, OH), 3.31 (1H, t, J = 9.8, 8.8 Hz) ,
3.45 (1H, t, J = 9.8, 8.8 Hz), 3.49-3.87 (13H, m) , 4.12-4.19 (3H, m) , 4.23-4.37 (3H, m), 4.51-4.58 (10H, m), 4.62 (2H, d, J = 5.9 Hz), 4.86 (1H, d, J = 3.9 Hz) , 5.10 (1H, d, J=8.8 Hz) , 5.24-5.41 (12H, m) , 5.89-5.99 (5H, m), 7.09 (1H, brs, NH) .
MS (FAB, positive) m/z 1584 (M+K)+, 1568 (M+Na)+.
HRMS (ESI , positive), calcd. for C82H149N021P2Na : 1568.9993; found:
1568.9991. (1 3) 2—ホスホノ才キシェチル 6—0— {2—デ才キシ— 3— O—
[ (R) — 3—ヒドロキシデシル]— 2— [ (Z) - Ί 1 —才クタデセノィルアミ ノ]— 4—0—ホスホノ一)3— D—ダルコビラノシル }— 2, 3—ジー O—ドデ シル— α— D—ダルコビラノシド (第 C b 3工程)
(1 2) で得られた化合物 (240mg 0.155mmol) を、 後 iiの実施例 1 6 (8) に記載した方法と同様に反応させ、 標記化合物 (174ing, 収率 86%) を得 た。
IR V (KBr) 3232 3006, 2955 2924 2853 2326 cm"1.
Ή-NMR (500 MHz, CDCI3) δ 0.90 (12H t J=6.8 Hz) , 1.29-1.75 (76H, m), 2.01-2.04 (4H m) 2.26 (2H, t J = 7.8 Hz), 3.20 (1H dd J = 3.9, 9.8 Hz) , 3.34-3.40 (2H m) , 3.47 (1H t J = 9.8, 8.8 Hz), 3.51-3.57 (2H m), 3.64-3.87 (12H m) 3.93 (1H m) 4.06-4.16 (4H m) 4.49 (1H d J=8.8 Hz) , 4.92 (1H d, J = 3.9 Hz) 5.31-5.37 (2H m) .
MS (ESI, negative) m/z 1300 ( -H)-.
HRMS (ESI , negative), calcd. for C66H,28N019P2: 1300.8560; found: 1300.8572.
[実施例 1 6]
(6— 0_{2—デ才キシ— 3— 0— [ (R) — 3—メ卜キシデシル]— 2 - [ (Z) — 1 1 一才クタデセノィルァミノ]一 4一 0—ホスホノー )8— D—ダル コピラノシル }ー 2, 3—ジー 0—ドデシルー a— D—ダルコピラノシル) ェチ ルジヒドロゲンホスフエ一卜
(1 ) 3— (4 6—0—イソプロピリデンー α— D—ダルコピラノシル) - 1 一プロペン (第 E a 1工程)
3— (テトラー O—ァセチル— α— D—ダルコピラノシル) — 1 一プロペン (C a r b o h y d r. R e s. , 1 84, 22 1 - 229 (1 988) 、 公知 化合物) (4.75g, 12.8tnmol) をエタノール (lOOmL) に溶かし、 この溶液に、 水酸化カリウム (53mg, 0.946mmol) を加えて、 室温で 2時間撹拌した後、 反 応液を減圧下濃縮して乾燥した。 得られた残さをジメチルホルムアミド
(50mL) に溶解し、 2—メトキシプロペン (2.5mL, 26.1關01) 及び p—トル エンスルホン酸 (485mg, 2.55mtnol) を加えて、 室温で 2時間撹拌した。 減圧 下溶媒を留去し、 シリカゲルカラムクロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェチル、 2 : 3) にて精製を行い、 標記化合物 (2.34g, 収率 75¾) を得た。
IR レ max (CHCI3) 3675, 3602, 3469, 3081, 2945, 2909, 1732, 1672, 1643 cm-'.
Ή-NMR (500 MHz, CDCI3) <5 1.44 (3H, s), 1.50 (3H, s), 2.42-2.56 (2H, m) , 2.85 (1H, brs, OH), 3.02 (1H, brs, OH), 3.43-3.50 (2H, m), 3.68 (1H, t, J = 9.8 Hz) , 3.73 (1H, t, J=8.8 Hz) , 3.82 (1H, dd, J = 5.9, 9,8 Hz), 3.87 (1H, m), 4.12 (1H, m), 5,09-5.17 (2H, m), 5.80 (1H, m).
MS (FAB, positive) m/z, 267 ( +Na)+, 245 ( +H)+.
(2) 3— (2, 3—ジー O—ドデシル— 4, 6—O—イソプロピリデン— α— D—ダルコピラノシル) — 1 一プロペン (第 E a 2工程)
(1 ) で得られた化合物 (2.30g, 9.42mmol) をジメチルホルムアミド
(30mい に溶かし、 この溶液に、 氷冷下で水素化ナトリウム (60¾!油性, 963mg, 24. Immol) を加えて 1 5分間撹拌した後、 ドデシルブロミド (5.15g,
20.7mmol) を加えて室温で 3時間撹拌した。 水を加えて反応を止め、 酢酸ェチ ルで抽出操作を行い、 有機層を水及び飽和食塩水で洗浄し、 硫酸マグネシウムで 乾燥した。 減圧下溶媒を留去し、 シリカゲルカラムクロマトグラフィー (へキサ ン:酢酸ェチル、 95 : 5) にて精製を行い、 標記化合物 (3.40g, 収率 62%) を得た。
IR リ max (CHCI3) 2927, 2855, 1642 cm"1.
Ή-NMR (500 MHz, CDCI3) δ 0.88 (6H, t, J=6.8 Hz), 1.26-1.56 (46H, m, containing 3H, s, at 1.40, 3H, s, 1. 8 ppm) , 2.39-2.50 (2H, m), 3.37 (1H, t, J=8.8 Hz), 3.41-3.46 (2H, m) , 3.49-3.56 (2H, m), 3.59-3.65 (3H, m), 3.71 (1H, m) , 3.81 (1H, dd, J=4.9, 10.7 Hz) , 4.06 (1H, m), 5.06-5.14 (2H, m) , 5.78 (1H, m) .
MS (FAB, positive) m/z, 619 (M+K)+, 603 ( +Na)+, 579 ( -H)+.
HR S (ES I , pos i t i ve) , cal cd. for C36H6805Na: 603.4972; found:
603.4953. (3) 2— (2, 3—ジー O—ドデシル一 4, 6— O—イソプロピリデンー α— D—ダルコピラノシル) エタノール (第 E a 3工程)
(2) で得られた化合物 (3.25g, 5.59mmol) をアセトン (40mい に溶かし, この溶液に水 (lOmL) 、 過ヨウ素酸ナトリウム (3,52g, 16.5mmol) 及び四酸 化オスミウム (2. 5 % t—ブタノール溶液, 2.0mL, 0.160mmol) を加えて、 室温で 2時間撹拌した。 飽和チ才硫酸ナトリウム水溶液を加え、 酢酸ェチルで抽 出操作を 5回行い、 飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄し、 硫 酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下溶媒を留去し、 得られた残さをエタノール (40mい に溶解し、 氷冷下で水素化ホウ素ナトリウム (255mg, 6.74mmol) を 加えて、 室温で 3 0分間撹扦した。 反応液に飽和塩化アンモニゥ厶水溶液を加え て反応を止め、 酢酸ェチルで抽出操作を 3回行い、 有機層を飽和食塩水で洗浄し, 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下溶媒を留去し、 シリカゲルカラムクロマ卜 グラフィー (へキサン:酢酸ェチル、 7 : 3) で精製を行い、 標記化合物
(1.61g, 収率 49¾) を得た。
IR V max (KBr) 3522, 2998, 2954, 2919, 2851 cnf'.
Ή-NMR (500 MHz, CDCI3) δ 0.88 (6H, t, J = 6.8 Hz), 1,26-1.33 (36H, m), 1.40 (3H, s), 1.48 (3H, s), 1.52-1.58 (4H, m), 1.93-1.97 (2H, m), 2.21 (1H, t, J = 5.9-4.9 Hz, OH) , 3.38 (1H, t, J=8.8 Hz), 3,42- 3.49 (2H, m), 3.52-3.57 (2H, m) , 3.60-3.82 (7H, m) , 4.20 (1H, m) . MS (FAB, positive) m/z, 623 ( +K)+, 607 ( +Na)+, 585 (M+H)+.
HRMS (ESI, positive), calcd. for C35H6806Na: 607.4932; found:
607.4885.
(4) ( 2, 3—ジ— O—ドデシル— 4, 6— O—イソプロピリデンー α— D—ダルコピラノシル) ェチルジァリルホスフェート (第 E a 4工程)
(3) で得られた化合物 (530mg, 0.906mmol) ^テ卜ラヒドロフラン
(5mL) に溶かし、 この溶液に、 1 H—テ卜ラゾール (83mg, 1.18mmol) 及び ビス (ァリル才キシ) (ジイソプロピルァミノ) ホスフィン (250mg,
1. Olmitiol) を加えて、 窒素雰囲気下、 室温で 2時間撹拌した。 この反応液を 0°Cに冷却し、 30%過酸化水素水 (0.5mい を加えて 1時間撹拌したのち、 飽 和チ才硫酸ナトリウム水溶液を加えて、 酢酸ェチルで 3回抽出操作を行った。 有 機層を飽和炭酸水素ナ卜リウ厶及び飽和食塩水で順次洗浄し、 硫酸マグネシウム で乾燥し、 減圧下溶媒を留去して、 シリカゲルカラムクロマトグラフィー (へキ サン:酢酸ェチル、 7 : 3) で精製を行い、 標記化合物 (619mg, 収率 92%) を 得た。
IR V max (CHCI3) 2927, 2855 cm"'.
'H -關 R (400 MHz, CDCI3) δ 0.88 (6H, t, J=6.6-7.3 Hz), 1.22-1.26 (36H, m), 1.39 (3H, s), 1.47 (3H, s), 1.51-1.54 (4H, m) , 2.03-2.08 (2Ή, m) , 3.31-3.73 (9H, m), 3.81 (1H, dd, J=5.1, 11.0 Hz), 4.08- 4.20 (3H, m), 4.52-4.56 (4H, m), 5.19-5.39 (4H, m), 5.90-5.99 (2H, m).
MS (FAB, positive) m/z, 783 ( +K)+, 767 (M+Na)+, 745 (M+H)+.
HRMS (ESI , pos i t i ve) , calcd. for C4,H7709Na: 767.5208; found:
767.5189.
(5 ) ( 2, 3—ジ— O—ドデシルー a— D—ダルコピラノシル) ェチルジ ァリルホスフェート (第 E a 5工程)
(4) で得られた化合物. (605mg, 0.813mmol) を 80 %酢酸水溶液 (10mL) に溶解し、 60°Cで 1時間撹拌した。 反応液を減圧下濃縮し、 酢酸ェチルで希釈
して飽和炭酸水素ナ卜リウ厶水溶液及び飽和食塩水で洗浄し、 硫酸マグネシウム で乾燥した。 減圧下溶媒を留去し、 シリカゲルカラムクロマトグラフィー (へキ サン:酢酸ェチル、 1 : 9 ) で精製を行い、 瘭記化合物 (462mg, 収率 81%) を 得た。
IR V max (CHCI3) 3594, 3446, 2928, 2856 cm—'.
Ή-NMR (500 MHz, CDCI3) δ 0.88 (6H, t, J=6.8 Hz) , 1.26-1.31 (36H, m), 1.52-1.58 (4H, m), 1.87 (1H, m), 2.06 (1H, m) , 3.17 (1H, d, OH) , 3.28 (1H, in) , 3.44-3.68 (8H, m, containing OH) , 3.79 (1H, m), 3.98 (1H, m) , 4.12 (1H, m) , 4, 18 (1H, m), 4.38 (1H, m), 4.54-4.57 (4H, m) , 5.25-5.39 (4H, m), 5.91-5.98 (2H, m) .
MS (FAB, posi tive) m/z, 743 (M+K)+, 727 (M+Na)+, 705 (M+H)+.
■ S (ES I , posi tive) , ca I cd. f or C38H7409P: 705.5070; found :
705.5072. ( 6 ) ( 6— 0— { 2—デ才キシ— 4— 0—ジァリルホスホノ— 3— 0—
[ ( R ) — 3—メ卜キシデシル]一 6— 0—メチル— 2— [ ( 2, 2, 2—卜リク ロロエトキシカルボニル) ァミノ]— ;8— D—ダルコビラノシル }— 2, 3—ジ — 0—ドデシル— α— D—ダルコピラノシル) ェチルジァリルホスフエ一卜 (第 E b 1工程)
2—デ才キシ— 4— 0—ジァリルホスホノ _ 3— 0— { ( R) — 3—メ卜キシ デシル } — 6 —0—メチル— 2— ( 2, 2, 2—卜リクロロェ卜キシカルボニル ァミノ) 一 D—ダルコビラノース (米国特許第 5 9 3 5 9 3 8号、 公知化合物) (560mg, 0.801mmol) を塩化メチレン (5mL) に溶かし、 この溶液に、 卜リク 口ロアセ卜ニ卜リル (0.4mL, 3.99mmol) 及び炭酸セシウム (53mg,
0.161mmol) を加えて室温で 1時間撹拌した。 この溶液を塩化メチレンで希釈し て、 飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄し、 硫酸マグネシウム で乾燥後、 減圧下溶媒を留去した。 得られた粗イミデート体を塩化メチレン
(5mL) に溶解し、 (5 ) で得られた化合物 (283mg, 0.401mmol) 及びモレキ ユラーシ一ブス 4 A (420mg) を加えて、 窒素雰囲気下室温で 3 0分間撹拌した。
反応液を 0°Cに冷却し、 卜リフル才ロメタンスルホナー卜 (5μΙ_,
0.028mmol) を加えて、 1時間撹拌した。 飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え て反応を止め、 塩化メチレンで抽出操作を行った。 有機層を水及び飽和食塩水で 洗浄し、 減圧下溶媒を留去し、 シリカゲルカラムクロマトグラフィー (へキサ ン:酢酸ェチル、 1 : 4) で精製を行い、 標記化合物 (312mg, 収率 56S!) を得 た。
1, R V max (CHCI3) 3268, 3088, 2928, 2856, 1738 cm—'.
Ή-NMR (500 MHz, CDCI3) <5 0.88 (9H, t, J = 6.8 Hz), 1.14-1.79 (54H, m), 1.88 (1H, m), 1.98 (1H, m) , 2,90 (1H, d, J = 2.9 Hz, OH), 3.22- 3.38 (7H, m, containing 3H, s, at 3.27 ppm), 3.39 (3H, s), 3. 4- 3.58 (5H, m), 3.63 (1H, dd, J=4.9, 10.7 Hz) , 3.69-3.79 (7H, m) , 3.97 (1H, d, 《1 = 11.7 Hz), 4.12-4.19 (2H, m) , 4.28 (1H, q, J = 9.8, 8.8 Hz) , 4.35 (1H, m), 4.52-4.60 (8H, m), 4.71 (1H, d, J=8.8 Hz), 4.66, 4.82 (2H, ABq, J=11.7 Hz), 5.24-5.39 (8H, m), 5.90-5.98 (4H, m), 7.17 (1H, d, J=7.8 Hz, NH) .
MS (FAB, positive) m/z, 1422 ( +K)+, 1406 (M+Na)+.
HR S (ESI , positive), calcd. for C65Hn8C 13N019P2Na : 1406.6727; found:
1406.6704. (7 ) ( 6— O— { 2—デ才キシ— 4一 O—ジァリルホスホノー 3—0—
[ (R) 一 3—メトキシデシル]— 6 -0—メチルー 2 - [ (Z) — 1 1 —才クタ デセノィルァミノ]— ) 8— D—ダルコビラノシル } 一 2 , 3—ジ一 0—ドデシル — α— D—ダルコピラノシル) ェチルジァリルホスフェート (第 E b 2工程) (6) で得られた化合物 (290mg, 0.210mmol) をテトラヒドロフラン
(5mL) に溶かし、 この溶液に、 亜鉛粉末 (270mg, 4.13mmol) 及び酢酸
(0.5IIIL) を加えて、 室温で 2時間撹拌した。 亜鉛粉末を濾別後、 減圧下濃縮し て得られた残さを酢酸ェチルで希釈し、 飽和炭酸水素ナ卜リゥ厶水溶液及び飽和 食塩水で洗浄し、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 ろ過したのち、 減圧下溶媒を留 去して得られた粗ァミンを塩化メチレン (5ml_) に溶解し、 (Z) — 1 1 —才ク
タデセン酸 (71mg, 0.251mmol) 及び 1 —ェチルー 3— (3—ジメチルーアミ ノプロピル) カルポジイミド塩酸塩 (65mg, 0.341mmol) を加えて室温で 24 時間撹拌した。 反応液を塩化メチレンで希釈し、 水及び飽和食塩水で洗浄し、 硫 酸マグネシウムで乾燥して、 減圧下溶媒を留去し、 シリカゲルカラムクロマ卜グ ラフィー (へキサン:酢酸ェチル、 1 : 4) で精製を行い、 標記化合物 (158mg, 収率 51%) を得た。
I R V max (CHCI3) 3454, 3310, 2928, 2856, 1664 cm"1.
Ή-NMR (500 MHz, CDCI3) <5 0.88 (12H, t, J = 6.8 Hz), 1.26-1.79 (76H, m), 1.90-1.94 (2H, m) , 2.00-2.01 (4H, m) , 2.14-2.25 (2H, m), 3.06 (1H, d, J=4.9 Hz, OH) , 3.25—3.40 (11H, m, containing 3H, s, 3.28 ppm, 3H, s, 3.38 ppm) , 3. 5-3.56 (3H, m) , 3.60-3.63 (3H, m) , 3.67- 3.77 (5H, m), 3.98 (1H, t, J = 9.8 Hz) , 4.03 (1H, d, J = 10.7 Hz), 4.11-4.21 (3H, m), 4.25 (1H, q, J=7.8 Hz), 4.54-4.59 (8H, m), 4.99 (1H, d, J=7.8 Hz) , 5.23-5.38 (10H, m) , 5.90-5.99 (4H, m), 7.00 (1H, d, J=7.8 Hz, NH) .
MS (FAB, positive) m/z, 1512 (M+K)+, 1496 ( +Na)+.
HR S (ESI , pos i t i ve) , calcd.for C80H149N0,8P2Na : 1497.0126; found:
1497.0081. (8) (6— O— {2—デォキシー 3— O— [ (R) — 3—メ卜キシデシル] 一 2— [ ( Z) — 1 1 一才クタデセノィルァミノ]— 4—0—ホスホノー j8— D 一ダルコビラノシル }一 2, 3—ジ一 0—ドデシル一 α— D—ダルコビラノシ ル) ェチルジヒドロゲンホスフェート (第 E b 3工程)
(7) で得られた化合物 (145ing, 0.098mmol) をテ卜ラヒドロフラン
(5mL) に溶かし、 この溶液に卜リフエニルホスフィン (13mg, 0.051mmol) 、 卜リエチルァミン (70μし, 0.502mmol) 、 ギ酸 (38 し 1. Olmtnol) 及びテ卜 ラキス卜リフエニルホスフィンパラジウム (6mg, 0.005mmol) を加え、 窒素雰 囲気下 50°Cで 3時間撹拌した。 この反応液を減圧下濃縮し、 得られた反応混合 物を D E A E-セルロールを用いたイオン交換カラムクロマ卜グラフィ一にて精
製し、 クロ口ホルム-メタノール (2 : 1 ) 及び 0. 0 5 m o I /L 酢酸アン モニゥ厶 (クロ口木ル厶-メタノール-水 (2 : 3 : 1 ) 溶液) で順次溶出した c 目的物を含むフラクションを分液ロートに集め、 ここに 0 · 5 m o l /L 塩酸 水溶液を p H 3程度になるまで加えた。 この溶液にクロ口ホルム (10mい を加 えて分液操作を行い、 クロ口ホルム層を集めて減圧下溶媒を留去して、 標記化合 物 (95mg) 収率 73%) を得た。
IR V max (KBr) 3340, 3288, 3066, 3004, 2955, 2924, 2853, 1656, 1632 cm"1.
Ή-NMR (500 MHz, CD30D+CDCI3) δ 0.89 (12H, t, J = 6.8 Hz) , 1.28- 1.65 (74H, m), 1.75 (2H, q, J = 6.8 Hz), 1.95-2.03 (6H, m) , 2.26 (2H, t, J=8.8-6.8 Hz) , 3.26-3.30 (3H, m), 3.31 (3H, s), 3.41 (3H, s),
3.51-3.76 (12H, m), 3.80—3.83 (2H, iti) , 4.02-4.09 (4H, m), 4.18 (1H, m) , 4.58 (1H, d, J=7.8 Hz) , 5.31-5.37 (2H, m) .
MS (ESI , negat ive) m/z, 1312 (M-H)— .
HRMS (ESI , negative) , cal cd. for C68Hn2N0,8P2 : 1312.8916 ; found:
1312.8906.
[実施例 1 7]
(6— O— { 2—デ才キシ— 3— O— [ ( R) — 3—メ卜キシデシル]一 6— 0 —メチルー 2— [ (Z) - 1 Ί 一才クタデセノィルァミノ]一 4— 0—ホスホノ 一 j8— D—ダルコビラノシル }一 2, 3—ジー 0—ドデシルー α— D—ダルコピ ラノシル)メチルヒドロゲンホスフェート
( 1 ) 2— ( 2, 3—ジ— 0—ドデシルー 4, 6—Ο—イソプロピリデンー α— D—ダルコピラノシル) フラン (第 F a 1工程及び第 F a 2 (a)工程)
2— (2, 3, 4 , 6—テ卜ラー O—ベンジル一 α— D—ダルコピラノシル) フラン (T e t r a h e d r o n L e t t . , 3 4, 7 3 2 3 - 7 3 2 6 ( 1 9 9 3 ) 、 公知化合物) (4.00g, 6.77mmol) をテ卜ラヒドロフラン (40mL) に溶かし、 この溶液に、 1 0 %パラジウム—炭素触媒 (203mg) を加えて、 水素 雰囲気下、 室温にて 3時間撹拌した。 触媒を濾別した後、 濾液を濃縮した。 得ら
れた残渣を N, N—ジメチルホルムアミド (14mlJ に溶かした後に、 氷冷下 2 —メ卜キシプロペン (I. OmL, 10.4關 ol) 及び p—トルエンスルホン酸一水和 物 (133mg, 0.699mmol) を加えて、 室温で 2時間撹拌した。 反応液を減圧下濃 縮して、 シリカゲルカラムクロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェチル、 1 : 4 ) にて精製を行い、 油状化合物を得た。
得られた油状物の N, N—ジメチルホルムアミド (14mL) 溶液に、 氷冷下水 素化ナトリウム (621mg, 55%油性, 14.2mol) を加え、 そのまま 2 0分間攪拌 した。その後、 1 —臭化ドデシル (2.75mL, 11.5mmol) を加え、 徐々に 5 0°C まで昇温し、 このままの温度で 1時間攪拌した。この溶液を 0 °Cまで冷却し、 飽 和塩化アンモニゥ厶水溶液を加え、 酢酸ェチル 1? 3回抽出し、 有機層を水及び飽 和食塩水で順次洗浄して、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下溶媒を留去し、 シリカゲルカラムクロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェチル、 2 0 : 1 ) で精 製を行い、 標記化合物 (1.79g, 収率 44» を得た。
'H-關 R (400 MHz, CDCI3) δ 0.88 (6H, t, J = 6.6 Hz) , 1.22-1.38 (36H, m), 1.526 (3H, s), 1.528 (3H, s), 1.56-1.59 (4H, m), 3.37 (1H, dt, J = 9.9, 2.6 Hz), 3.47-3.82 (9H, m), 5.14 (1H, d, J = 6.4 Hz), 6.36 (1H, dd, J = 3.3, 1.8 Hz) , 6.52 (1H, d, J = 3.3 Hz), 7.44 (1H, d, J=1.8 Hz) .
MS (FAB, posi tive) m/z, 605 ( +H)+.
( 2 ) (2, 3—ジ— O—ドデシル— 4, 6— O—イソプロピリデン— a— D—ダルコピラノシル)メタノール(第 F a 2 (b)工程、 第 F a 2 (c)工程及び第 F a 3工程)
( Ί ) で得られた化合物 (1.32g, 2.17mmol) を四塩化炭素一ァセ卜二トリ ル—水混合溶媒 (2:2:3, 35mL) に溶解し、 この溶液に過ヨウ素酸ナトリウム (2.97g, 13.9mmol) を加えた後、 氷冷下塩化ルテニウム水禾 []物 (47.8mg, 0.230mmol) を加え、 そのまま 2. 5時間撹拌した。 この反応液に 1 0 %チ才硫 酸ナ卜リウ厶水溶液を加えて、 酢酸ェチルで 3回抽出操作を行った。 有機層を水 及び飽和食塩水で順次洗浄し、 硫酸マグネシウムで乾燥し、 減圧下溶媒を留去し
て得られた残さをジェチルエーテル (35mい に溶解し、 氷冷下卜リメチルシリ ルジァゾメタン一へキサン溶液 (8.23mL, 10重量! ¾, 4.77mmol) を加え 45分 間攪拌した。 この溶液を減圧下溶媒を留去し、 シリカゲルカラムクロマトグラフ ィ一 (へキサン:酢酸エヂル、 1 0 : 1 ) にて精製を行い、 油状化合物を得た。 得られた化合物を乾燥テ卜ラヒドロフラン (10mい に溶解し、 この溶液に氷 冷下水素化リチウムアルミニウム (254mg, 6.69mmol) を少しずつ加え、 氷冷 下卜時間攪拌した後、 酢酸ェチルを加えた。 得られた混合溶液を飽和塩化アンモ ニゥ厶水溶液、 水及び飽和食塩水で順次洗浄し、 硫酸ナトリウムで乾燥し、 減圧 下溶媒を留去し、 シリカゲルカラムクロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェチル、 4 : 1 ) にて精製を行い、 標記化合物 (533mg, 0.934mmol) を得た。
Ή-N R (400 MHz, CDCI3) δ 0.88 (3H, t, J = 6.6 Hz), 1.26-1.32 (36H, m) , 1.40 (3H, s), 1.48 (3H, s), 1.53-1.56 (4H, m), 2, 15 (1H, t, J = 5.7 Hz, OH) , 3.40-3.74 (9H, m) , 3.85-3.89 (3H, m), 4.10-4.15 (1H, m).
MS (FAB, positive) m/z, 593 (M+Na)+, 571 (M+H)+.
HR S (ES I , positive), ca I cd. for C34H6606Na: 593.4757; found:
593.4782.
(3) ジァリル (2, 3—ジ— O—ドデシル— 4, 6—0—イソプロピリ デン— at— D—ダルコピラノシル)メチルホスフエ一卜 (第 F a 4工程)
(2) で得られた化合物 (533mg, 0.934mmol) を実施例 1 6 (4) と同様に 反応させることにより、 標記化合物 (653mg, 収率 96« を得た。
Ή-NMR (400 MHz, CDCI3) 6 0.88 (6H, t, J = 6.6 Hz), 1.22-1.26 (36H, m) , 1.39 (3H, s), 1.47 (3H, s), 1.48-1.58 (4H, m) , 3.29-3.33 (1 H, m) , 3.42-3.72 (8H, m) , 3.84-3.87 (1H, m), 4.21-4.28 (2H, m) , 4.35- 4.40 (1H, m) , 4.53-4.58 (4H,. m), 5.25-5.40 (4H, m) , 5.90-6.00 (2H, m).
MS (FAB, positive) m/z, 753 ( +Na)+, 731 ( +H)+.
(4) ジァリル (2, 3—ジー O—ドデシルー α— D—ダルコビラノシ ル)メチルホスフェート (第 F a 5工程)
(3) で得られた化合物 (617mg, 0.844mmol) を実施例 1 6 (5) と同様に 反応させることにより、 標記化合物 (346mg, 収率 59« を得た。
Ή-NMR (500 MHz, CDCI3) δ 0.88 (3H, t, J=6.8 Hz), 1.26-1.29 (36H, m) , 1.53-1.61 (6H, m), 3.02-3.03 (1 H, m) , 3.42-3.70 (9H, m), 3.91- 3.93 (2H, m), 4.17 (1H, dt, J = 11.7, 2.9 Hz), 4.29-4.31 (1H, m), 4.38-4.44 (1H, m) , 4.55-4.60 (4H, tn), 5.25-5.40 (4H, m) , 5.92-5.98 (2H, m) .
MS (FAB, positive) m/z, 713 (M+Na)+, 691 ( +H)+.
(5) ジァリル (6— 0— { 2—デ才キシー 4一 O—ジァリルホスホノー 3— 0— [ (R) — 3—メ卜キシデシル]— 6— O—メチル一 2— [ (2, 2 , 2 一卜リクロロエトキシカルボニル) ァミノ]— _ D—ダルコビラノシル }— 2 3—ジ一 0—ドデシル— α— D—ダルコピラノシル)メチルホスフエ一卜 (第 F b 1工程)
(4) で得られた化合物 (280mg, 0.405mmol) を、 実施例 1 6 (6) と同様 に反応させることにより標記化合物 (206mg, 収率 37« を得た。
IR リ max (f i lm) 3284, 3084, 2926, 2856, 1749, 1650, 1545 cm—'.
Ή-N R (500 Hz,, CDCI3) δ 0.88 (9H, t, J = 6.8 Hz) , 1.26-1.30 (42H, m), 1.40-1.61 (9H, m), 1.68-1.76 (2H, m), 3.09 (1H, d, J=6.8 Hz) , 3.23-3.28 (4H, m, containing 3H, s, at 3.28 ppm) , 3.35-3.66 (13H, m, containing 3H, s, at 3.39 ppm) , 3.73-3.79 (4H, m) , 3.88-3.98 (3H, m) , 4.14-4.21 (2H, m), 4.27-4.39 (2H, m) , 4.55-4.59 (8H, m), 4.70-4.81 (3H, m) , 5.23-5.28 (4H, m) , 5.35-5.40 (4H, m) , 5.90-5.99 (4H, tn) , 6.19 (1H, br. s).
MS (FAB, positive) m/z, 1392 ( +Na)+.
■ S (ESI , positive), cal cd. for C64H,,6C 13N019PNa : 1392.6582; found: 1392.6602.
(6) ジァリル (6—O— {2—デ才キシ— 4—0—ジァリルホスホノ— 3— 0— [ (R) — 3—メ卜キシデシル]— 6—0—メチルー 2— [ (Z) — Ί 1 —才クタデセノィルァミノ]— J8— D—ダルコビラノシル }一 2, 3—ジ一 0— ドデシルー α— D—ダルコピラノシル)メチルホスフェート (第 F b 2工程)
(5) で得られた化合物 (nimg, 0.0809mmol) を、 実施例 1 6 (7) と同 様に反応させることにより標記化合物 (60.3ing, 収率 51%) を得た。
IR V max (f i lm) 3307, 3085, 2925, 2855, 1739, 1658, 1636, 1548 cm-1.
Ή-N R (500 MHz, CDCI3) δ 0.88 (12H, t, J = 6.6 Hz), 1.28-1.76 (81 H, m), 1.99-2.01 (4H, m), 2.17-2.24 (2H, m) , 3.28-3.96 (20H, m, containing 3H, s, at 3.28 ppm, 3H, s, at 3.38 ppm) , 4.13-4.39 (5H, m) , 4.56 (8H, m), 5,03 (1H, d, J = 8.2 Hz) , 5.23-5.39 (8H, m), 5.90-
5,99 (4H, m), 6.44 (1H, d, J=7.4 Hz).
MS (FAB, positive) m/z, 1482 (M+Na)+.
HRMS (ESI , positive), ca I cd. f or C79H147N018P2Na : 1482.9991; found:
11482.9991.
(7 ) (6— O— {2—デォキシ— 3— O— [ (R) — 3—メ卜キシデシル] - 6— 0—メチルー 2— [ (Z) — 1 1 —才クタデセノィルァミノ]— 4 -0- ホスホノー;8— D—ダルコビラノシル }— 2, 3—ジ— 0—ドデシル _ a— D— ダルコピラノシル)メチルヒドロゲンホスフエ一卜 (第 F b 3工程)
(6) で得られた化合物 (60.3mg, 0.0413mmol) を実施例 1 6 (8) と同様 に反応させることにより標記化合物 (39.4mg, 収率 73%) を得た。
IR i/max (KBr) 2955, 2924, 2854, 2345, 1654, 1631 cnf1.
'H-關 R (400 MHz, CD30D + CDCI3) <5 0.90 (12H, t, J = 6.2 Hz), 1.15-
1.76 (78H, m), 2.01-2.04 (4H, m), 2.23-2.32 (2H, m), 3.25-3.42 (8H, m, containing 3H, s, at 3.29 ppm, 3H, s, at 3.39 ppm) , 3.52-3.84 (12H, m), 3.98 (1H, d, J = 10.3 Hz) , 4.04-4.31 (5H, m) , 4.62 (1H, d, J=10.3 Hz), 5.33-5.35 (2H, m) .
MS (ES I , negative) m/z, 1298 (M-H)".
HRMS (ESI , negat ive) , cal cd. for C67H N0,8P2: 1298.8754; found: 1298.8761. [実施例 1 8 ]
3—ホスホノォキシプロピル 6— 0— { 2—デ才キシ— 3 — O— [ ( R) - 3—メ卜キシデシル]ー 6— 0—メチル一 2 _ [ (2) - Ί 1 —ォクタデセノィ ルァミノ]— 4一 0—ホスホノー i8— D—ダルコビラノシル }— 2, 3—ジ一 O ードデシルー α— D—ダルコビラノシド
( 1 ) 3—ヒドロキシプロピル 2, 3—ジ— 0—ドデシルー 4, 6 -0- イソプロピリデンー α— D—ダルコビラノシド (第 G a 1工程)
実施例 1 3 ( 2 ) で得られたァリル 2, 3—ジー 0—ドデシルー 4, 6 - 0 —イソプロピリデン一 α— D—ダルコビラノシド (3.30g, 5.53mmol) をテト ラヒドロフラン (25mU に溶かし、 この溶液に、 氷冷下で 9—ボラビシクロ [3. 3. 1 ]ノナン (9— B B N) の 0. 5 mo I /Lテトラヒドロフラン溶液 (28mし, 14.0mmol) を加えて、 室温で 1 8時間撹拌した。 反応液を 0°Cに冷却し、 3 mol/L水酸化ナトリウム水溶液 (50mlJ 、 3 0 %過酸化水素水 (18mL) を加え て室温で 3時間撹拌した後、 酢酸ェチルにて 3回抽出操作を行い、 有機層を飽和 塩化アンモニゥ厶水溶液、 飽和食塩水で洗浄し、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下溶媒を留去し、 シリカゲルカラムクロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェ チル、 7 : 3 ) で精製を行い、 標記化合物 (3.03g, 収率 89%) を得た。
IR i max (CHCI3) 3506, 2927, 2855 cm一
Ή-NMR (500 MHz, CDCI3) δ 0.88 (6Η, t, J = 6.8 Hz), 1.25-1.94 (48H, m, contai ning 3H, s, at 1.48 ppm, 3H, s, at 1.40 ppm) , 2.88 (1H, t, J = 6.8, 4.9 Hz, OH), 3.28 (1H, dd, J = 3.9, 7, 8 Hz), 3.49-3.85 (12H, m) , 3.96 (1H, m), 4.87 (1H, d, J = 3.9 Hz) .
MS (FAB, posi tive) m/z, 653 (M+K)+, 637 (M+Na)+, 615 ( +H)+.
HRMS (ESI , pos i t i ve) , ca I cd. for C36H7007Na: 637.5011; found:
637.5034.
( 2 ) 3 — (ジァリルホスホノ才キシ) プロピル 2 , 3—ジー 0—ドデシ ルー α— D—ダルコ ラノシド (第 G a 2工程及び第 G a 3工程)
( 1 ) で得られた化合物 (981mg, 1.59mmol) を用いて、 実施例 1 6 (4 ) 及び (5 ) に記載した方法と同様の操作を行い、 標記化合物 (828mg, 収率
71¾) を得た。
IR vnax (CHCI3) 3600, 3393, 2927, 2855 cm—'.
Ή-N R (500 MHz, CDCI3) δ 0.88 (6H, t, J=6.8 Hz), 1.25-1.33 (36H, m), 1.53-1.59 (4H, m), 1.71 (1H, brs, OH), 1.97-2.09 (3H, m, contai ning OH) , 3.26 (1H, dd, J = 3.9, 9.8 Hz) , 3.43 (1H, t, J = 8.8 Hz) , 3.51-3.75 (7H, m), 3.83-3.91 (3H, m), 4.13 (1H, m) , 4.27 (1H, m), 4.53-4.57 (4H, m) , 4.89 (1H, d, J = 3.9 Hz) , 5.25-5.39 (4H, m) , 5.90-5.98 (2H, m) .
MS (FAB, posi tive) m/z, 773 ( +K)+, 757 (M+Na)+, 735 (M+H)+.
HR S (ESI , posi t ive) , cal cd. for C39HT6010P: 735.5175; found:
735.5180.
( 3 ) 3 — (ジァリルホスホノ才キシ)プロピル 6— 0— { 2—デォキシ— 4— 0—ジァリルホスホノ— 3— 0— [ ( R) — 3—メ卜キシデシル]一 6— O 一メチル— 2— (2 , 2, 2—卜リクロロェ卜キシカルボニルァミノ) - β— D —ダルコビラノシル }— 2, 3—ジ— Ο—ドデシルー 0:— D—ダルコビラノシド (第 G tM工程)
( 2 ) で得られた化合物 (603mg, 0.821mmol) を用いて、 実施例〗 6 ( 6 ) に記載した方法と同様の操作を行い、 標記化合物 (616mg, 収率 53%) を得た。 IR V nax (CHCI3) 3450, 3088, 2928, 2873, 2856, 1737 cm"'.
Ή-NMR (500 MHz, CDCI3) δ 0.88 (9H, t, J=6.8 Hz), 1.25-1.79 (54H, m), 1.95-2.06 (2H, m) , 2.78 (1H, d, J = 2.9 Hz, OH) , 3.24 (1H, dd, J = 3.9, 9.8 Hz) , 3.28 (3H, s), 3.30 (1H, m) , 3.39 (3H, s), 3.41- 3.86 (17H, m), 4.08 (1H, d, J=8.8 Hz) , 4.12-4.24 (2H, m) , 4.29 (1H,
q, J=8.8, 9.8 Hz), 4.52-4.60 (8H, m), 4.72, 4.76 (2H, ABq, J = 11.7 Hz) , 4.84 (1H, d, J = 3.9 Hz) , 4.87 (1H, d, J=7.8 Hz) , 5.24-5.39 (8H, m), 5.90-5.98 (4H, m), 6.03 (1H, brs, NH) .
MS (FAB, positive) m/z, 1452 ( +K)+, 1436 (M+Na)+.
HRMS (ESI , positive), cal cd. for C66H120C 13N02OP2Na : 1436.6844; found: 1436.6847.
(4) 3—(ジァリルホスホノォキシ)プロピル 6—0— {2—デ才キシー 4—0—ジァリルホスホノ— 3— 0— [ (R) — 3—メトキシデシル]— 6— O —メチル— 2— [ (Z) — 1 1 —才クタデセノィルァミノ]一 i8— D—ダルコピ ラノシル }一 2, 3—ジ— 0—ドデシルー a一 D—ダルコビラノシド (第 G b 2 工程)
(3) で得られた化合物 (380mg, 0.269mmol) を用いて、 実施例 1 6 (7) に記載した方法と同様の操作を行い、 標記化合物 (217mg, 収率 54%) を得た。 IR V raax (CHCI3) 3454, 3319, 3089, 2928, 2856, 1665 cm"1.
Ή-NMR (500 MHz, CDCI3) δ 0.88 (12H, t, J = 6.8 Hz), 1 - 25-1.80 (76H, m), 1.95-2.05 (6H, m) , 2.14-2.27 (2H, m), 3.17 (1H, d, J=3.9 Hz, OH) , 3.21-3.24 (2H, m), 3.28 (3H, s), 3.30 (1H, m), 3.38 (3H, s), 3.41-3.82 (15H, m) , 3.94 (1H, t, J = 9.8, 8.8 Hz) , 4.07 (1H, d, J = 8.8 Hz) , 4.11-4.20 (2H, m) , 4.25 (1H, q, J = 8.8, 9.8 Hz), 4.52-
4.58 (8H, m), 4.84 (1H, d, J = 3.9 Hz) , 5.16 (1H, d, J=7.8 Hz),
5.23-5.39 (10H, m), 5.90-5.98 (4H, m) , 6.36 (1H, d, J = 6.8 Hz, NH) . MS (FAB, posi tive) m/z, 1542 (M+K)+, 1526 (M+Na)+.
HRMS (ESI , positive), calcd. for C81H15IN019P2Na : 1527.0261; found: 1527.0277.
(5 ) 3—ホスホノ才キシプロピル 6— 0— {2—デ才キシ— 3— 0—
[ (R) — 3—メ卜キシデシル]— 6— 0—メチル— 2— [ (Z) — 1 Ί 一才クタ
デセノィルァミノ]一 4—O—ホスホノー j8— D—ダルコビラノシル }一 2, 3 ージ— 0—ドデシルー a— D—ダルコビラノシド (第 G b 3工程)
(4) で得られた化合物 (200mg, 0.133itimol) を用いて、 実施例 1 6 (8) に記載した方法と同様の操作を行い、 標記化合物 (150tng, 収率 84%) を得た。 IR i fflax (KBr) 3285, 3228, 3069, 3004, 2955, 2924, 2853, 2318 cnT'. ,Η-關 R (500 MHz, CD3OD + CDCI3) δ 0.89 (12H, t, J = 6.8 Hz), 1.30- 1.67 (74H, m), 1.72-1.75 (2H, m), 1, 93-1.99 (2H, m) , 2.01-2.04 (4H, m), 2.20-2.30 (2H, m), '3.17 (1H, dd, J = 3.9, 9.8 Hz) , 3.29 (3H, s), 3.33 (1H, m), 3.39 (3H, s), 3. 4 (1H, t, J = 9.8, 8.8 Hz), 3.48-3.67 (10H, m), 3.73-3.85 (6H, m) , 4.04-4.12 (4H, m), 4.48 (1H, d, J=8.8 Hz), 4.85 (1H, d, J = 2.9 Hz) , 5.31-5.38 (2H, m) .
MS (ESI , negative) m/z, 1342 ( -H)".
國 S (ESI , negative), calcd. for C69H134N019P2 : 1342.9031; found:
1342.9047.
[実施例 1 9] .
2—ホスホノエチル 6— 0— {2—デ才キシ— 3— 0— [ (R) — 3—メ卜 キシデシル]一 6— O—メチル— 2— [ (Z) — 1 1 —才クタデセノィルァミノ] 一 4— 0—ホスホノ一)8— D—ダルコビラノシル }一 2, 3一 0—ジドデシルー j8— D—ダルコビラノシド
( 1 ) ァリリレ 4, 6 _0—イソプロピリデン一 )8— D—ダルコビラノシド (第 A c 3工程)
ァリル 2, 3, 4, 6— 0—テ卜ラァセチル— j8— D—ダルコビラノシド (C a r b o h y d r . R e s . , 2 0 3, 3 4 1 - 3 4 2 ( 1 9 9 1 ) 、 公知 化合物) (8.00g, 20.6mmol) を用いて、 実施例 1 6 ( 1 ) に記載した方法と 同様の操作を行い、 標記化合物 (4.52g, 収率 84¾) を得た。
IR i/max (KBr) 3493, 3285, 3082, 2993, 2921, 2882 cm-'.
Ή-NMR (500 MHz, CDCI3) <5 1.44 (3H, s), 1.51 (3H, s), 2.82 (1H, d, J = 2.9 Hz, OH) , 2.94 (1H, d, J=2.0 Hz, OH), 3.27 (1H, td, J = 5.9,
9.8 Hz) , 3.48 (1H, m), 3.59 (1H, t, J = 8.8, 9.8 Hz) , 3.65 (1H, m), 3.80 (1H, t, J = 9.8, 10.7 Hz), 3,93 (1H, dd, J = 5.9, 10.7 Hz), 4.13 (1H, dd, J = 5.9, 12.7 Hz) , 4.36 (1H, dd, J = 5.9, 12.7 Hz), 4.40 (1H, d, J=7.8 Hz) , 5.22-5.34 (2Ή, m) , 5.93 (1H, m) .
MS (FAB, positive) m/z, 299 ( +K)+, 283 (M+Na)+, 261 (M+H)+.
隱 S (ESI , positive), cal cd. for C12H2006Na: 283.1169; found:
283.1153.
(2) ァリル 2, 3—ジ— O—ドデシルー 4, 6— O—イソプロピリデン — j8— D—ダルコビラノシド (第 A c 2工程)
(1 ) で得られた化合物 (4.25g, 16.3mmol) を用いて、 実施例 1 6. (2) に記載した方法と同様の操作を行い、 標記化合物 (5.33g, 収率 55%) を得た。 IR i/max (CHCI3) 2927, 2855 cm"'.
Ή-N R (500 MHz, CDCI3) δ 0.88 (6H, t, J=6.9 Hz), 1.26-1.33 (36H, m) , 1.40 (3H, s), 1.47 (3H, s), 1,52-1.59 (4H, m), 3.12 (1H, t,
J = 7.8, 8.0 Hz), 3.16 (1H, td, J=4.9, 9.8 Hz) , 3.62-3.68 (2H, m) ,
3.71-3.82 (3H, m), 3.90 (1H, dd, J=4.9, 10.7 Hz), 4.11 (1H, dd,
J = 5.9, 12.7 Hz) , 4.34 (1H, dd, J = 5.9, 12,7 Hz), 4.37 (1H, d, J=7.8
Hz), 5.18-5.34 (2H, m), 5.90 (1H, m) .
MS (FAB, positive) m/z, 635 (M+K)+, 619 ( +Na)+, 595 (M- H)+.
画 S (ESI , positive), cal cd. for C36H6806Na: 619.4911 ; found:
619.4919.
(3 ) 2—ヒドロキシェチル 2 , 3—ジ— 0—ドデシル— 4, 6 _0—ィ ソプロピリデン一 )8— D—ダルコビラノシド (第 A b 1工程)
(2) で得られた化合物 (3.81g, 6.38mmol) を用いて、 実施例 1 6 (3) に記載した方法と同様の操作を行い、 標記化合物 (3.25g, 収率 85%) を得た。 IR V max (KBr) 3484, 2996, 2919, 2851 cm"'.
Ή-NMR (500 MHz, CDCI3) δ 0.88 (6H, t, J=6.8 Hz) , 1.26-1.33 (36H, m), 1.40 (3H, s), 1.48 (3H, s), 1.52-1.60 (4H, m), 2.72 (1H, t, J = 5.9-6.8 Hz, OH) , 3.14 (1H, t, J=7.8, 8.8 Hz), 3.20 (1H, td', J = 9.8, 4,9 Hz), 3.29 (1H, t, J=8.8, 9.8 Hz), 3.55 (1H, t, J = 9.8 Hz), 3.62 (1H, m) , 3.71-3.78 (6H, m), 3.80-3.92 (3H, m), 4.40 (1H, d, J=7.8 Hz).
MS (FAB, positive) tn/z, 639 ( +K)+, 623 (M+Na)+, 601 (M+H)+.
HRMS (ESI , positive), calcd. for C35H6807Na: 623.4859; found:
623.4869.
(4) 2—ブロモェチル 2, 3—ジ— O—ドデシル— 4, 6—0—イソプ 口ピリデン一 )8— D—ダルコビラノシド (第 D a 1工程)
(3) で得られた化合物 (1.95g, 3.25mmol) を塩化メチレン (15mい に溶 かし、 この溶液に、 四臭化炭素 (1.40g, 4.22mmol) 及び卜リフエニルホスフ イン (1.29g, 4.92mmol)を加えて、 室温で 1時間撹拌した。 この反応液を塩化 メチレンで希釈し、 水、 飽和食塩水で洗浄し、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減 圧下溶媒を留去し、 シリカゲルカラムクロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェチ ル、 9 : 1 ) で精製を行い、 標記化合物 (2.01g, 収率 93¾!)を得た。
IR V raax (CHCI3) 2927, 2855 cm'1.
Ή-N R (500 MHz, CDCI3) δ 0.88 (6H, t, J=6.8 Hz) , 1.26-1.34 (36H, m), 1.40 (3H, s), 1.47 (3H, s), 1.52-1.59 (4H, m), 3.10 (1H, t, J = 7.8, 8.8 Hz), 3.17 (1H, td, J=4.9, 9.8 Hz) , 3.26 (1H, t, J=8.8 Hz), 3.48 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.54 (1H, t, J=8.8, 9.8 Hz), 3.61-
3.66 (2H, m), 3.71-3.76 (2H, m) , 3.81-3.90 (3H, m) , 4.13 (1H, m) ,
4.37 (1H, d, J = 6.8 Hz) ·
MS (FAB, positive) tn/z, 685 ( +Na)+, 661 (M - H .
HRMS (ESI , positive), calcd. for C35H67B r06Na : 685.4030; found:
685.3994.
(5) 2—(ジァリルホスホノ)ェチル 2, 3—ジ— 0—ドデシルー /3— D—ダルコビラノシド (第 D a 2工程及び第 D a 3工程)
(4) で得られた化合物 (1.78g, 2.68mtnol) に、 卜リアリルホスファイト (10mい を加えて、 窒素雰囲気下、 1 80°Cで 2時間加熱撹拌したのち、 減圧 下濃縮し、 シリカゲルカラムクロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェチル、 2 : 3) にて精製すると混合物 (2.28g) が得られた。 この混合物を 80 %酢酸水溶 液 (1.5mL) に溶解して 60°Cで 2時間撹拌したのち、 減圧下濃縮して、 酢酸ェ チルで希釈した。 この溶液を水、 飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水 で洗浄し、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下溶媒を留去し、 シリカゲルカラ 厶クロマトグラフィー (酢酸ェチル:エタノール、 20 : 1 ) で精製を行い、 標 記化合物 (834mg, 収率 44 ) を得た。
IR リ max (film) 3394, 3085, 2925, 2855 cm"'.
Ή-NMR (500 MHz, CDCI3) δ 0.88 (6H, t, J = 6.9 Hz) , 1.26-1.31 (36H, m) , 1.51-1.61 (4H, m), 1.71 (1H, brs, OH) , 2.21 (2H, dt, J=7.8, 19.5 Hz), 2.57 (1H, brs, OH), 3.06 (1H, t, J=7.8, 8.8 Hz), 3.19
(1H, t, J=8.8, 9.8 Hz) , 3.45 (1H, m) , 3.55 (1H, m) , 3.63 (1H, m),
.3.71-3.91 (5H, m), 4.10 (1H, m) , 4.33 (1H, d, J=6.8 Hz), 4.52-4.56
(4H, m), 5.24-5.38 (4H, m) , 5.91-5.97 (2H, m) .
MS (FAB, positive) in/z, 743 (M+K)+, 727 (M+Na)+.
HR S (ESI, pos i t i ve) , cal cd. for C38H7309PNa: 727.4880; found:
727.4916.
(6) 2— (ジァリルホスホノ)ェチル 6— 0— {2—デ才キシー 4ー0— ジァリルホスホノ— 3— 0— [ ( R) — 3—メ卜キシデシル] - 6ー0—メチル - 2 - [ ( 2 , 2, 2—卜リクロロエトキシカルボニル) ァミノ]— j8— D—グ ルコピラノシル}— 2 , 3—ジ一0—ドデシルー /3— D—ダルコビラノシド (第 D b 1工程)
(5) で得られた化合物 (390mg, 0.541mmol) を用いて、 実施例 ] 6 (6) に記載した方法と同様の操作を行い、 標記化合物 (486mg, 収率 64%) を得た。
IR リ max (CHCI3) 3257, 3088, 2928, 2873, 2856, 1740 cm''.
Ή-N R (500 MHz, CDCI3) <5 0.88 (9H, t, J=6.8 Hz), 1.26-1.78 (54H, m), 2.16-2.27 (2H, m) , 2.48 (1H, s, 0H), 3.01 (1H, t, J=7.8, 8.8 Hz), 3.12 (1H, t, J=8.8 Hz), 3.23-3.29 ' (5H, m, containing 3H, s, at 3.27 ppm) , 3.36-3.41 (4H, m, containing 3H, s, at 3.40 ppm) ,
3.45-3.56 (3H, m) , 3.60-3.70 (3H, m), 3.74-3.91 (7H, m) , 4.14-4.16 (2H, m), 4.23 (1H, d, J = 6.8 Hz), 4.28 (1H, q, J = 9.8 Hz), 4.51-4.60 (8H, m), 4.63 (1H, ABq, J = 11.7 Hz), 4.74 (1H, d, J = 7.8 Hz) , 4.86 (1H, ABq, J=11.7 Hz), 5.24-5.39 (8H, m), 5.89-5.98 (4H, m), 7.00 (1H, brs, NH) .
MS (FAB, posi tive) tn/z, 1422 (M+K)+, 1406 (M+Na , 1384 (M+H)+.
HRMS (ESI , posi tive), cal cd. for C65Hn8C 13N019P2Na : 1406.6747; found:' 1406.6772. ( 7 ) 2—(ジァリルホスホノ)ェチル 6— O— {2—デ才キシ一 4— O— ジァリルホスホノ一 3— O— [ (R) — 3—メ卜キシデシル]一 6— 0—メチル 一 2— [ (Z) — 1 1 —ォクタデセノィルァミノ ]— ]8— D—ダルコビラノシル } — 2 , 3—ジー O—ドデシル一 /3— D—ダルコビラノシド (第 D b 2工程)
( 6 ) で得られた化合物 (429mg, 0.309mmol) を用いて、 実施例 1 6 (7 ) に記載した方法と同様の操作を行い、 標記化合物 (203mg, 収率 45%) を得た。 IR umax (CHCI3) 3452, 3302, 3088, 2928, 2856, 1664 cm—'.
Ή-NMR (500 MHz, CDCI3) δ 0.88 (12H, t, J = 6.8 Hz), 1.25-1.78 (76H, m), 1.99-2.01 (4H, m), 2.14-2.32 (4H, m) , 3.02 (1H, t, J=7.8, 8.8 Hz), 3.08 (1H, d, J = 3.9 Hz, OH), 3.14 (1H, t, J=7.8, 8.8 Hz) , 3.22-3.33 (5H, m, containing 3H, s, at 3.28 ppm) , 3.36 (1H, m), 3.38 (3H, s), 3.52-3.58 (2H, m), 3.60— 3.86 (10H, m) , 3.93 (1H, t, J=8.8, 9.8 Hz), 4.03 (1H, m) , 4.10 (1H, d, J = 9.8 Hz), 4.23 (1H, d, J=7.8 Hz) , 4, 26 (1H, q, J = 9.8 Hz), 4.51-4.61 (8H, m), 5.13 (1H, d, J = 8.8 Hz) , 5.23-5.38 (10H, m), 5.90-5.97 (4H, m) , 6.65 (1H, m, NH) .
MS (FAB, positive) m/z, 1512 ( +K)+, 1496 (M他) +·
HR S (ESI , positive), cal cd. for C80H149N0I8P2Na : 1497.0127; found:
1497.0092. (8) 2—ホスホノエチル 6— O— {2—デ才キシ— 3—0— [ (R) _
3—メトキシデシル]— 6— O—メチルー 2— [ (Z) - 1 1 一才クタデセノィ ルァミノ]— 4— 0—ホスホノ一 β— D—ダルコビラノシル }一 2, 3—ジ一 Ο -ドデシルー β— D—ダルコビラノシド (第 D b 3工程)
(7) で得られた化合物 (188mg, 0.128mmol) を用いて、 実施例 1 6 (8) に記載した方法と同様の操作を行い、 標記化合物 (141mg, 収率 84%) を得た。 IR V max (KBr) 3413, 3287, 3071 , 3005, 2955, 2924, 2853, 2345, 1630 cm"1.
Ή-NMR (500 MHz, CD30D+CDCI3) δ 0.90 (12H, t, J=6.8 Hz), 1.29-
1.65 (74H, m), 1.73-1.77 (2H, m), 2.01-2.03 (4H, m) , 2.12-2.18 (2H, m) , 2.25 (2H, t, J=7.8 Hz) , 2.99 (1H, t, J=7.8, 8.8 Hz), 3.15 (1H, t, J=8.8 Hz), 3.29-3.37 (4H, m, containing 3H, s, at 3.31 ppm) , 3.41 (3H, s), 3.57-3.87 (15H, m), 4.03-4.12 (3H, m), 4.28 (1H, d, J = 6.8 Hz) , 4.62 (1H, d, J=7.8 Hz) , 5.31-5.37 (2H, m) .
MS (ESI , negative) m/z, 1312 (M-H)".
HRMS (ESI , negative), cal cd. f or C6SH,32N0,8P2 : 1312.8923; found :
1312.8931.
[実施例 2 0]
2— (ホスホノォキシ) ェチル 3—0—デシルー 6— 0— {2—デ才キシー 3— 0 一 [ (R) —3—メ卜キシデシル] 一 6— 0—メチルー 2_ [ (Z) —11一 (才クタ デセノィル) ァミノ] —4— 0—ホスホノ一 /3— D—ダルコビラノシル }一 2—0— (3—才キソテ卜ラデカノィル) 一 a— D—ダルコビラノシド
( 1 ) 2—ヒドロキシェチル 3— 0—デシル— 4, 6—0—イソプロピリ デンー α— D—ダルコビラノシド (第 H a 1工程)
実施例 1 (3) で得られたァリル 3— 0—デシルー 4, 6— 0—イソプロピ リデン一 a—D—ダルコビラノシド (2.20g, 5.491mmol) をァセ卜二卜リル一 四塩化炭素—水 (2:2:3, 280mL) に溶かし、 この溶液に過ヨウ素酸ナトリウム (30g, 0.140 mol) 及び触媒量の酸化ルテニウム (100mg, 0.751mmol) を加 え、 1.5時間激しく撹拌した。 反応液を減圧下濃縮し、 酢酸ェチルで希釈して、 水及び飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥し、 ろ過濃縮した。 これを D F (50mL) に溶解し、 この溶液に卜リエチルァミン (2.00g, 19.762mmol) 及び臭化ァリル (2.45g, 20.251 mmol) を加え、 50 °Cで 1 .5時間撹拌した。 反応物を酢酸ェチルで希釈し、 希塩酸、 水及び重曹水で洗い、 硫酸マグネシウム で乾燥した。 ろ過濃縮したあと、 シリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製 した。 シクロへキサン一酢酸ェチル (3 : 1, 更に 1 : 1 ) で溶出すると、 ァリ ルエステル、 ラク卜ン及びアルデヒドの混合物が、 1.734g得られた。 この混合 物をエタノール (25mU に溶解し、 水素化ホウ素ナトリウム (300mg,
7.93mmol) を加え、 室温で 3時間撹拌した。 酢酸で残留水素化ホウ素ナ卜リウ 厶を分解し、 酢酸ェチルで希釈する。 希塩酸、 水及び重曹水で洗い、 硫酸マグネ シゥ厶で乾燥した。 ろ過濃縮し、 残った混合物をシリカゲルカラムクロマトダラ フィ一にて精製した。 シクロへキサン—酢酸ェチル (3 : Ί ) で溶出すると、 標 記化合物 (1.197g, 収率 54%) が得られた。
IR V fflax (fi lm) 3396 (br) , 2994, 2926, 2856 cm—
400 MHz Ή 關 R (CDCI3) δ 0.88 (3H, t, J=6.8 Hz) , 1.26 (14H, bs), 1.41 (3H, s), 1. 9 (3H, s), 1.54-1.59 (2H, m), 2.75 (1H, d, J = 5.9 Hz, OH) , 2.90 (1H, bs, OH), 3.50-3.86 (12H, m) , 4.93 (1H, d, J = 3.7 Hz).
FABMS (positive-ion) m/z, 405 [M+H]+, 427 [ +Na]+.
(2) 2— (ジァリルホスホノ才キシ)ェチル 3—0—デシル— 4, 6 -0 —イソプロピリデン— a—D—ダルコビラノシド (第 H a 2工程)
(1 ) で得られた化合物 (393mg, 0.972mmol) を塩化メチレン (10mい に溶 かし、 この溶液に 1H-テ卜ラゾール (102mg, 1.457mmol , 1.5当量) 及びジァ
リル ジイソプロピルホスホルアミダイ卜 (262mg, 1.069mmol, 1.1 当量) を 加え、 室温で 20分間撹拌した。 その後、 テ卜ラヒドロフラン (10mL) を加え、 更に 30%過酸化水素水 (200mg) を加え、 室温で 15分間撹拌した。 その後、 反 応液を酢酸ェチルで希釈し、 10%チ才硫酸ナトリウム水、 重曹水及び食塩水で洗 浄し、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 ろ過濃縮して、 残った混合物をシリカゲル カラ厶クロマトグラフィーにて精製した。 シクロへキサン一酢酸ェチル (3 : 1 ) で溶出すると標記化合物 (440mg、 収率 80%) が得られた。
IR vmax (f i lm) 3409 (br), 2994, 2926, 2857 cm"'.
400 MHz Ή N R (CDCI3) δ 0.88 (3H, t, J=6.6 Hz) , 1.26 (14H, bs), 1.40 (3H, s), 1,49 (3H, s), 1.55-1.59 (2H, m) , 3,09 (1H, d, J=8.1 Hz, OH) , 3.44-3.94 (10H, m) , 4.23-4.28 (2H, m), 4.55-4.60 (4H, m), 4.88 (1H, d, J = 3.7 Hz) , 5.25-5.30 (2H, m), 5.36-5.43 (2H, m) , 5.91-6.02 (2H, m) . (3) 2— (ジァリルホスホノ才キシ)ェチル 3—0—デシル— 4, 6—0 一イソプロピリデン一 2— 0— (3—才キソテトラデカノィル) — α— D—グル コピラノシド (第 H a 3工程)
(2) で得られた化合物 (440mg, 0.779mmol) を塩化メチレン (30inL) に溶 かし、 この溶液に、 3—ォキソテトラデカン酸 (280mg;, 0,858mmol) 及び 1 — ェチル— 3— (3—ジメチルァミノプロピル) —カルポジイミド塩酸塩 (179mg, 0.935mmol) を加え、 室温で 40分間撹拌後濃縮し、 酢酸ェチルにて希釈した。 この溶液を重曹水及び食塩水で洗浄し、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 ろ過濃縮 して、 残る混合物をシリカゲルカラムクロマ卜にて精製した。 シクロへキサン— 酢酸ェチル (1 : 1) で溶出すると、 標記化合物 (464mg, 収率 75%) が得られた. < IR i/max (f i lm) 2926, 2856, 1750, 1719, 1650 (w) , 1627 ( ) cm"1.
400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.88 (3H, t, J=6.8 Hz) , 1.26 (22H, bs), 1.39 (3H, s), 1.40-1.63 (9H, m, containing 3H, s, at δ 1.49 ppm) , 2.53 (2H, t, J=7.3 Hz), 3. 0-3.54 (3H, m) , 3.61-3.75 (6H, m) , 3.82-3.88 (2H, m) , 4.19-4.23 (2H, m) , 4.56-4.59 (4H, m) , 4.77 (1H,
dd, J-3.7, 9.5 Hz) , 5.03 (1H, d, J=4.4 Hz), 5.26-5.41 (4H, m) , 5.93-6.00 (2H, m) .
FAB S (positive-ion) m/z, 789 [ +H]+, 811 [M+Na]+.
HRFABMS, Calcd. for C4,H73012PNa : 811.4737. Found: 811.4724.
(4) 2— (ジァリルホスホノ才キシ)ェチル 3— 0—デシルー 2—0— (3—才キソテ卜ラデカノィル) — α— D—ダルコビラノシド (第 A b 3工程)
(3) で得られた化合物 (460mg, 0.583mmol) を 80%酢酸水 (46mL) に溶か し、 この溶液を 85°Cで 1 .5時間撹拌した。 反応終了後、 反応液を濃縮し、 残 つた混合物をシリカゲルカラムクロマ卜にて精製した。 メタノール—酢酸ェチル ( 1 : 1 9) で溶出すると、 標記化合物 (374mg, 収率 86%) が、 油状化合物と して得られた。
IR V max (f i lm) 3407 (br), 2925, 2855, 1747, 1718, 1650 (w) , 1465 cm"1.
400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.88 (3H, t, J=6.6 Hz), 1.26 (30H, bs), 1.53-1.60 (4H, m) , 2.51-2.55 (3H, m, containing OH) , 2.66 (1H, d, J = 2.9 Hz, OH) , 3.46-3.90 (11H, m, containing 2H, s, at δ 3.50 ppm) , 4.20-4.25 (2H, m), 4.55-4.59 (4H, m), 4.72 (1H, dd, J = 3.7, 9.5 Hz) , 5.08 (1H, d, J=3.7 Hz) , 5.26-5.41 (4H, m), 5.91-5.99 (2H, m) .
FABMS (positive-ion) m/z, 749 [M+H]+, 771 [ +Na]+.
HRFABMS, Calcd. for C38H69012PNa : 771.4425. Found: 771.4418.
(5) 2—(ジァリルホスホノ才キシ)ェチル 3— 0—デシル— 6— 0— {2— デ才キシー 4一 0—ジァリルホスホノ— 3— 0— [ (R) 一 3—メトキシデシル] _6 一 0—メチル—2— [ (2, 2, 2—卜リクロロェ卜キシカルボニル) ァミノ] 一^一 D—ダルコビラノシル }— 2— 0— (3—才キソテ卜ラデカノィル) — α_ D—ダルコビラノシド (第 C b l工程)
(4) で得られた化合物 (374mg, 0.499mtnol) 及び実施例〗 ( 1 0) で用い たものと同一のイミデート (422mg, 0.499mmol) を用いて、 実施例 1 ( 1 0) と同様に反応させることによリ、 標記化合物 (486mg, 収率 68%) を得た。
IR レ max (f ilm) 3292 (br) , 3085 (w), 2927, 2856, 1748, 1721, 1650 (w) , 1545, 1460 cm -1.
400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.88 (9H, t, J=6.6 Hz) , 1.26 (42H, bs), 1.40-1.80 (8H, m), 2.52 (2H, t, J=7.7 Hz), 2.80 (1H, bs, OH) , 3.24-3.84 (24H, m, containing two 3H, s, at δ 3.29 and 3.39 ppm) , 4.09-4.32 (4H, m) , 4.53-4.59 (8H, m) , 4.69-4.71 (3H, m), 4.87 (1H, m), 5.03 (1H, d, J = 3.7 Hz) , 5.24-5.41 (8H, m) , 5.90-5, 99 (4H, m), 6.62 (4H, tn) , 6.36 (1H, bs, NH) .
FABMS (positive-ion) m/z, 1450 [M+Na, 3SCI]+, 1452.
HRFAB S Calcd. for C65H1HC 13N022P2Na : 1450.6298. Found: 1450.6301. (6) 2— (ジァリルホスホノォキシ)ェチル 3—0—デシルー 6— 0— {2— デ才キシー 4— 0—ジァリルホスホノー 3— 0— [ (R) —3—メ卜キシデシル] —6 —0—メチル—2— [ (Z) -11- (才クタデセノィル) ァミノ] — j8— D—ダル コピラノシル }ー 2— 0— (3—才キソテ卜ラデカノィル) 一 a— D—ダルコビラ ノシド (第 C b 2工程)
(5) で得られた化合物 (477mg, 0.334itimol) を用いて、 実施例 1 (1 1 ) と同様に反応させると、 油状の標記化合物 (412mg, 収率 81%) が得られた。
IR V max (f ilm) 3302, 3086 (w) ,. 2926, 2855, 1746, 1719, 1654, 1553, 1465 cm"'.
400 MHz Ή NMR (CDCI3) <5 0.88 (12H, t, J = 6.6 Hz), 1.26 (60H, bs), 1.40-1.80 (10H, m), 1.99—2.02 (4H, m), 2.17-2.27 (2H, m), 2.52 (2H, m), 3.20-3.91 (26H, m, containing two 3H, s, at δ 3.29 and 3.38 ppm) , 4.07-4.27 (6H, m), 4.54-4.57 (8H, m) , 4.70 (1H, dd, J = 3.7, 9.5 Hz), 5.02 (1H, d, J = 3.7 Hz) , 5.19 (1H, d, J=8.1 Hz), 5.23-5.40 (10H, m), 5.88-5.99 (4H, m) , 6.51 (1H, d, J=6.6 Hz, NH) .
FABMS (positive-ion) m/z, 1518 [M+H]+, 1540 [ +Na]+.
HRFABMS Calcd. for C80H,45N02IP2Na : 1540.9682. Found: 1540.9653.
(7) 2— (ホスホノ才キシ) ェチル 3— 0—デシルー 6— 0— {2—デォキ シ— 3— 0— [ (R) —3—メ卜キシデシル] 一 6— 0—メチル—2— [ (Z) 一 11— (ォクタデセノィル) ァミノ] 一 4— 0—ホスホノー /8—D—ダルコビラノシル }
— 2—0— (3—才キソテ卜ラデカノィル) 一a—D—ダルコビラノシド (第 C b 3工程)
(6) で得られた化合物 (200mg, 0.132mmol) を用いて、 実施例 1 ( 1 4) と同様に反応させると、 粉状の標記化合物 (150mg, 収率 84%) が得られた。 IR V nax (KBr) 3286 (br) , 2925, 2854, 1742, 1716, 1629, 1552, 1466 cm—'.
400 MHz Ή N R (CDC 13-CD30D, 5:1) δ 0.88 (12H, t, J = 6.6 Hz) , 1.26 (60H, bs), 1.40-1.63 (8H, m), 1.72-1.77 (2H, m) , 1.99-2.04 (4H, m) 2.18-2.22 (2H, m), 2.53-2.57 (2H, m) , 3,30-3.83 (24H, m,
containing two 3H, s, at δ 3.30 and 3.41 ppm) , 4.01-4.14 (4H, m) , 4.65-4.72 (2H, m), 4,98 (1H, d, J=3.7 Hz) , 5,30-5.36 (2H, m) .
FABMS (negative-ion) m/z, 1356 [M-H]-.
HRFABMS Calcd, for CBOHH5N021P2Na : 1540.9682. Found: 1540.9653.
Anal . Calcd for C68H129N021P2 : C, 60.11; H, 9.57; N, 1.03; P, 4.56. Found: C, 59.83; H, 9.75; N, 1.21; P, 4.38.
[実施例 2 1 ]
ホスホノ 3— 0—デシル— 6— 0— {2—デ才キシ— 3— 0— [ (R) —3—メ卜キ シデシル] — 6— 0—メチル _2— [ (Z) —11— (才クタデセノィル) ァミノ]
— 4— 0—ホスホノ一 一 D—ダルコビラノシル }一 2—0— (3—才キソテ卜ラデ カノィル) 一 a—D—ダルコビラノシド
( 1 ) ァリル 3— 0—デシルー 4, 6—0—イソプロピリデン— 2— 0— (3—才キソテ卜ラデカノィル) — —D—ダルコビラノシド (第 A a 4工程)
実施例 1 (3) で得られたァリル 3—0—デシルー 4, 6— 0—イソプロピ リデン—)8— D—ダルコビラノシド (401mg, 1. OOmmol) を塩化メチレン
(4mL) に溶かし、 この溶液に、 卜リエチルァミン (150mg, 1.48mmol) 及び 3 —ォキソテトラデカノイルク口ライド (313mg, 1.20mmol) の塩化メチレン (2mL) 溶液を加え、 室温で 2時間反応させた後、 塩化メチレンで希釈した。 塩 化メチレン溶液を重曹水洗及び飽和食塩水洗し、 硫酸マグネシゥ厶で乾燥してろ 過した。 濾液を減圧濃縮して残った混合物を、 シリカゲルカラ厶クロマ卜グラフ ィーを行なった。 シクロへキサン—酢酸ェチル (6 : 1 ) で溶出すると、 標記化 合物 (400mg, 収率 64%) が得られた。
IR i max (f i lm) 2923, 2853, 1752, 1722, 1636, 1568' cm—'.
400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.88 (6H, t, J=6.6 Hz), 1.26 (30H, bs), 1.40 (3H, s), 1.41-1.68 (7H, m, containing 3H, s, at 6 1,49 ppm), 2.56 (2H, t, J = 6.3 Hz) , 3.23 (1H, m) , 3.38-3.50 (4H, tn, containing 2H, s, at δ 3.41 ppm), 3.66-3.82 (3H, m), 3.92 (1H, m) , 4.05 (1H, m), 4.30 (1H, m), 4.47 (1H, d, J=8.1 Hz), 4.95 (1H, m), 5.14-5.27 (2H, m), 5.84 (1H, m) .
FABMS (posi tive - ion) m/z, 623 [M-H]+, 647 [M+Na]+.
(2) ァリル 3—0—デシルー 2—0— (3—才キソテ卜ラデカノィル) — /3— D—ダルコビラノシド (第 A a 5工程)
( 1 ) で得られた化合物 (2.37g;, 3.79mtnol) を用いて、 実施例 1 (5) と 同様に反応させることにより、 標記化合物 (1, 27g, 収率 59%) を得た。
IR V max (f i lm) 3284 (br), 2921, 2852, 1752, 1720, 1649, 1632 cm—'. 400 MHz 'H NMR (CDCI3) δ 0.88 (6H, t, J = 6.6 Hz), 1.26 (30H, bs) , 1.51-1.63 (4H, m), 2.07 (1H, bs, OH) , 2.52-2.57 (2H, m), 3.20 (1H, d, J = 2.9 Hz), 3.45 (1H, s), 3.35-3.41 (2H, m) , 3.58-3.68 (3H, tn) , 3.80 (1H, m), 3.91 (1H, m) , 4.07 (1H, m) , 4.31 (1H, m), 4.46 (1H, d, J=8.1 Hz) , 4.94 (1H, tn) , 5.16-5.28 (2H, tn) , 5.86 (1H, m) .
FABMS (posi ti ve-ion) m/z, 583 [M-H]+, 607 [ +Na]+.
(3 ) (E)- 1 -プロぺニル 3— 0—デシルー 2—0— (3—才キソテ卜ラデ カノィル) 一 i8—D—ダルコビラノシド (第 A a 6工程)
(2) で得られた化合物 (llOmg) を、 実施例 ] (6) と同様に反応させるこ とにより、 標記化合物 (110mg, 収率 100¾) を得た。
IR V max (f i lm) 3500-3200, 2922, 2853, 1745, 1720, 1682 (w), 1648 (w), 1630 (w) cm"1.
400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.88 (6H, t, J=6.6 Hz), 1.26 (30H, bs) , 1.51-1.62 (7H, m, containing 3H, d, J = 5.9 Hz, at δ 1.54 ppm) , 2.02 (1H, bs, OH), 2.52-2.58 (2H, m) , 3.19 (1H, d, J = 10.3 Hz) ,
3.36-3. 8 (3H, m, containing 2H, s, at δ 1.45 ppm) , 3.57-3.70 (3H, m), 3.81 (1H, m), 3.93 (1H, m), 4.62 (1H, d, J=8.1 Hz), 4.99 (1H, m), 5.10 (1H, m), 6.16 (1H, dd, J = 1.5, 12.5 Hz) .
FABMS (positive-ion) m/z, 607 [M+Na]+.
(4) (E)- 1 -プロぺニル 6— 0— ( t—プチルジメチルシリル) — 3—0 一デシルー 2—0— (3—才キソテトラデカノィル) — ;8— D—ダルコビラノシ ド (第 A a 7工程)
(3) で得られた化合物 (117mg, 0.188mmol) を、 実施例 1 (7) と同様に 反応させることにより、 標記化合物 (115tng, 収率 87%) を得た。
IR max (film) 3507 (br), 2927, 2856, 1754, 1682 (w) , 1663 (w) , 1621 (w) , 1465 cm-'.
400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.08 (6H, s), 0.86-0.91 (15H, m,
containing 9H, s, at δ 0.90 ppm) , 1.25 (30H, bs) , 1.50-1.61 (5H, m), 2.55-2.58 (2H, m) , 3.12-3.20 (1H, m), 3.36-3.46 (3H, m), 3.54— 3.73 (3H, m), 3.83-3.93 (2H, m) , 4.57 (1H, d, J=8.8 Hz) , 4.98 (1H, m), 5.08 (1H, m) , 6.14 (1H, d, J = 10.7 Hz).
FABMS (posi ti ve-ion) m/z, 697 [M-H]+, 721 [M+Na]+ (on addition of Nal) .
(5) (E)- 1 -プロぺニル 4—O—ァリル才キシカルボ二ルー 6—0—
( t—プチルジメチルシリル) — 3— 0—デシル— 2— 0— (3—才キソテ卜ラ デカノィル) 一 )8— D—ダルコビラノシド (第 A a 8工程)
(4) で得られた化合物 (950mg, 1.360關 ol) を、 実施例 1 (8) と同様に 反応させることにより、 標記化合物 (720tng, 収率 68%) を油状物質として得た < IR vmax (f i lm) 2927, 2856, 1758, 1682 (w), 1664 (w) , 1628 (w),
1464 cm—1.
400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.04 (6H, s), 0.86-0.90 (15H, m,
containing 9H, s, at δ 0.88 ppm), 1.26 (30H, bs), 1.42-1.60 (7H, m, containing 3H, d, J=7.3 Hz, at δ 1.52 ppm) , 2.54 (2H, t, J = 7.3 Hz) , 3.19 (1H, d, J = 8.8 Hz), 3.43 (1H, s), 3.47-3.57 (4H, m),
3.72-3.73 (2H, m), 4.57 (1H, d, J=8.1 Hz), 4.61-4.65 (2H, m) , 4.78 (1H, t, J = 9.5 Hz) , 4.97-5.14 (2H, m) , 5.27-5, 39 (2H, m), 5.92 (1H, m), 6.16 (1H, dd, J = 1.5, 12.5 Hz).
FAB S (posi tive-ion) m/z, 805 [M+Na]+.
(6) 4一 O—ァリルォキシカルボ二ルー 3—0—デシル— 2—0— (3 - 才キソテ卜ラデカノィル) —D—ダルコビラノース (第 A a l 0工程)
(5) で得られた化合物 (2.98g, 3.95mmol) を、 実施例 1 0 (6) と同様 に反応させることにより、 標記化合物 (2.16g, 収率 58%) を得た。
IR x (f i lm) 2430 (br), 2925, 2855, 1754, 1719, 1650 (w) , 1466 cm-',
400 MHz Ή NMR (CDCI3) d 0.88 (6H, t, J=6.6 Hz), 1.26 (30H, bs), 1.45-1.70 (4H, m), 2.50-2.57 (2H, m), 3.47-3.80 (7H, m) , 3.90 (1H, d, J = 9.5 Hz), 4.02 (1H, m) , 4.66 (2H, d, J = 5.9 Hz) , 4.76-4.88 (1.5H, m), 5.29-5.40 (2H, tn), 5.49 (0.5H, bs) , 5.93 (1H, m) .
FABMS (posi tive-ion) m/z, 369, 611, 651 [M+Na]+.
HRFABMS Cal cd. for C34H60010Na: 651.4085. Found: 651.4052.
( 7 ) 4—0—ァリル才キシカルボ二ルー 3— 0—デシルー 6— 0— {2—デ才 キシ— 4一 0—ジァリルホスホノー 3— 0— [ (R) —3—メ卜キシデシル] — 6— 0 一メチル一2— [ ( 2, 2, 2—卜リクロロェ卜キシカルボニル) ァミノ] — β 一 D—ダルコビラノシル }— 2— 0— (3—才キソテトラデカノィル) — D—ダル コビラノース (第 C c 1工程)
( 6 ) で得られた化合物 (641 mg, 1.019mmol) 及び実施例 Ί ( 1 0 ) で用い たイミデート (877mg, 1· 04ι«οΙ) を、 実施例 1 ( 1 0 ) と同様に反応させる ことにより、 標記化合物 (1.30g;, 収率 97%) を得た。
IR vraax (f i lm) 3500-3200, 2927, 2856, 1753, 1737, 1721 (shoulder) cm"1.
400 MHz Ή NMR (CDCI3) 6 0.88 (9H, t, J=6.6 Hz), 1.26 (40H, bs), 1, 40-1.50 (4H, m) , 1.57-1.63 (2H, m), 1.70-1.78 (2H, m), 2.51-2.55 (2H, m) , 3.35-3.88 (24H, m, contai ni ng two 3H, s, at δ 3.27 and 3.39 ppm) , 4.18-4.30 (2H, m), 4.55 (0.5H, m), 5.25-5. 3 (6.5H, m), 5.89-5.99 (3H, m) , 6.65 (1H, br) .
FABMS (pos i tive-ion) m/z, 1330 [M+Na, 35CI]+, 1332.
HRFABMS Calcd. for C61H 105 35 C 13N020PNa : 1330.5931. Found: 1330.5928. (8 ) 4 _0—ァリル才キシカルボ二ルー 3— 0_デシル— 6— 0— {2—デ才 キシ一 4— 0—ジァリルホスホノ一 3— 0— [ (R) —3—メ卜キシデシル] —6— 0 —メチル— 2— [ (Z) —11一 (才クタデセノィル) ァミノ] — j8— D—ダルコ ビラノシル }— 2 —0— (3—才キソテ卜ラデカノィル) 一D—ダルコビラノース (第 C c 2工程)
( 7 ) で得られた化合物 (1.290g, 0.985mmol) を、 実施例 1 (〗 1 ) と同 様に反応させると、 油状の標記化合物 (756tng, 収率 55%) が得られた。
IR リ max (f i lm) 3305 (br), 2926, 2856, 1755, 1652, 1543, 1465 cm-'. 400 MHz Ή NMR (CDCI3) <5 0.88 (12H, m), 1.26 (60H, bs), 1.40-1.80 (10H, m), 2.01-2.02 (4H, m) , 2.16-2.22 (2H, m) , 2.52-2.59 (2H, m),
3.04-4.37 (25H, m, containing two 3H, s, at <5 3.27 and 3.39 ppm) ; 4.54-4.78 (7H, m), 5.00m (0.5 H, s), 5.23-5.52 (8.5H, m) , 5.86- 5.98 (3H, m), 6.09 (1H, d, J = 7.3 Hz, NH) .
FAB S (positive-ion) m/z, 1420 [ +Na]+.
HRFAB S, Calcd. for C76H136N0t9PNa : 1420.9342. Found: 1420.9347.
(9) ジァリルホスホノ 4—0—ァリル才キシ力ルポ二ルー 3—0—デシ ルー 6— 0— {2—デ才キシー 4一 0—ジァリルホスホノー 3— 0— [ (R) 一 3—メ卜 キシデシル] —6— 0—メチル—2— [ (Z) -11- (ォクタデセノィル) アミ ノ] 一 j8— D—ダルコビラノシル }一 2— 0— (3—才キソテ卜ラデカノィル) 一 α—D—ダルコビラノシド (a体) 及びジァリルホスホノ 4—0—ァリル才キ シカルボニル— 3 -0—デシル— 6— 0— {2—デ才キシ— 4一 0—ジァリルホスホノ -3-0- [ (R) 一 3—メ卜キシデシル] —6— 0—メチル—2— [ (Z) -11-
(才クタデセノィル) ァミノ] — )8— D—ダルコビラノシル }ー 2— 0— (3—才 キソテトラデカノィル) — )8— D—ダル ピラノシド (/3体) (第 C a 4工程)
(8) で得られた化合物 (743mg, 0.531關 ol) を、 実施例 1 (1 3) と同様 に反応させることにより、 標記化合物 α体 (166mg, 収率 20%) 及び j8体
(185mg, 収率 22%) を油状物として得た。
0LW.
IR リ max (f ilm) 3306, 3086 (w), 2926, 2856, 1759, 1721, 1666, 1548 cm
400 MHz Ή NMR (CDCI3) δ 0.88 (12H, t, J=6.6 Hz), 1.26 (60H, bs), 1.46-1.73 (10H, m) ' 2.00-2.05 (4H, m) , 2.21-2.24 (2H, m) , 2.53 (2H, t, J=7.7 Hz) , 3.24-3.79 (19H, m, containing two 3H, s, at 3.28 and 3.38 ppm) , 3.88-3.98 (2H, m), 4.08 (1H, m), 4.27 (1H, m), 4.54- 4.65 (11H, m), 4.75-4.83 (2H, m) , 5.24-5.42 (12H, m), 5.80 (1H, dd, J = 3.7, 6.6 Hz), 5.89-5.99 (5H, m) , 6.54 (1H, d, J=7.3 Hz, NH) .
FABMS (positive-ion) m/z, 1558 [M+H]+, 1580 [M+Na]+.
HRFABMS, Calcd. for C82H,45N022P2Na : 1580.9632. Found: 1580.9617.
iS体:
IR y fflax (f i lm) 3309, 3086 ( ) , 2926, 2856, 〗759, 1722, 1669, 1550 cm"' .
400 MHz 'H MR (CDCI3) <5 0.88 (12H, t, J = 6.6 Hz) , 1.26 (60H, bs), 1.38-1.70 (10H, m), 2.00-2.04 (4H, m) , 2.21-2.23 (2H, m), 2.53 (2H, t, J=7. Hz) , 3.21-3.79 (21H, m, containing two 3H, s, at 3.27 and 3.38 ppm) , 3.98 (1H, tn) , 4.27 (1H, m), 4.46-4.72 (12H, m) , 5.00- 5.09 (2H, m), 5.23-5.42 (12H, m), 5.85-5.98 (5H, m), 7.35 (1H, d, J = 9.5 Hz, NH) .
FABMS (positive-ion) m/z, 1580 [M+Na]+.
HRFABMS, Calcd. for C82H145N022P2Na : 1580.9632, Found: 1580.9650.
(1 O) ホスホノ 3— 0—デシルー 6— 0— {2—デ才キシー 3— 0— [ (R) 一 3—メ卜キシデシル] —6— 0—メチル一2— [ (Z) -11- (ォクタデセノィ ル) ァミノ] 一 4— 0—ホスホノー i8—D—ダルコビラノシル }一 2—0— (3—才 キソテ卜ラデカノィル) 一 α— D—ダルコビラノシド (第 C a 5工程)
(9) で得られた化合物 α体 (178mg;, 0.114mmol) を、 実施例 1 (1 4) と 同様に反応させると、 粉状の標記化合物 (89mg, 収率 59 ) が得られた。
IR リ (KBr) 3286 (br), 2925, 2854, 1747, 1717, 1630, 1551, 1466 cm-'.
400 MHz Ή 關 R (CDCI3-CD3OD, 5:1) δ 0.88 (12Η, t, J = 6.6 Hz) , 1.27 (60H, bs), 1.40-1.75 (10H, m), 2.00-2.04 (4H, m) , 2.22-2.35 (2.5H, m), 2.58 (1.5H, t, J=7.3 Hz), 3.24-4.10 (24H, m) , 4.69 (1H, m), 4.76 (1H, d, J=8.1 Hz), 5.33-5.36 (2H, m), 5.67 (1H, m) .
FABMS (negat i ve-ion) m/z, 1312 [M - H - Anal. Calcd for C66H,25N020P2 : C, 60.30; H, 9.58; N, 1.07; P, 4.71· Found: C, 59.87; H, 9.64; N, 1.41 ; P, 4.65.
[実施例 22 ]
ホスホノ 3—0—デシル— 6— 0— {2—デ才キシー 3— 0— [ (R) —3—メ卜キ シデシル] 一 6— 0—メチル—2— [ (Z) 一 11一 (才クタデセノィル) ァミノ] 一 4一 0—ホスホノ— 一D—ダルコビラノシル }— 2 -0- (3—才キソテ卜ラデ カノィル) 一 )8—D—ダルコビラノシド (第 C a 5工程)
実施例 2 1 (9 ) で得られた化合物 )8体 (160mg, 0.103mmol) を、 実施例 1 ( 1 4) と同様に反応させると、 粉状の標記化合物 (97mg, 収率 72%) が得ら れた。
IR i max (KBr) 3287 (br), 2925, 2854, 1746, 1717, 1629, 1554, 1466 cm"1.
400 MHz Ή NMR (CDC 13-CD30D, 5:1) <5 0.88 (12H, t, J=6.6 Hz) , 1.26 (60H, bs), 1.40-1.73 (10H, m), 2.01-2.02 (4H, m), 2.20-2.37 (2.5H, m), 2.58 (1.5H, t, J=7.3 Hz), 3.30-3.82 (21H, m, containing two 3H, s at 3.30 and 3.41 ppm), 4.01-4.05 (3H, m), 4.88-4.94 (2H, m),
5.05 (1H, m), 5.33-5.36 (2H, m) .
FABMS (negative-ion) m/z, 1312 [ -H]".
Anal. Calcd for C66H)25N020P2 : C, 60.30; H, 9.58; N, 1.07; P, 4.71. Found: C, 59.93; H, 9.75; N, 1.29; P, 4.58.
[試験例 Ί ]
ヒ卜全血 T N F a産生に対する抑制試験 ( i n v i t r o)
本試験は、 H a r t m a nらの方法 (D. A. Hartman, S. J. Ochal ski and R. P.Carlson; The effects of anti inf lammatory and a n t i a I I e r g i c drugs on cytokine re I ease after stimulation of human whole blood by I i popo I ysacchar i de and zymosan A: I nf I amm. Res . , 44, 269
(1995)) に準じて行なった。 '
健常人のボランティァよりへパリン存在下末梢血を採取した。 全血 3 6 0 L を、 被検化合物のジメチルスルホキシド溶液 2 0 IX Lを予め添加した 9 6— w e
1 I ブロックに加え、 更に刺激剤としてリポ多糖 (L P S) (E. c o l i O
2 6 : B 6由来、 D i f c o社) (終濃度 Ί 0 η g/m L) 2 0 Μしを添加後よ
く混和し、 3 7°C、 5 %C02の条件下で 6時間培養を行なった。 培養終了後、 4 °Cに冷却して反応を止め、 直ちに 2000 r pmの条件で 1 5分間遠心し、 上 清の血漿を分離回収した。 血漿中に産生、 放出された T N F α は酵素免疫測定
(E L I S A) キット (B i o s o u r c e社) で測定した。'被検化合物存在下 及び非存在下のサイ卜力イン産生量より抑制率を求めた。 これら平均抑制率に基 づいて、 最小二乗法により I C5。値を求めた。 その結果を表 1 に示す。
[表 1 ] 試験化合物 C5o(n ) 化合物 Ί 0.16
化合物 2 1.5
化合物 3 0.31
化合物 4 0.37
化合物 5 0.019
化合物 6 0.20
化合物 7 12.2
化合物 8 0.63
化合物 1 5 3.2
化合物 1 6 0.6
化合物 1 7 1.3
化合物 1 9 1.1
[試験例 2 ]
ヒト全血 T N F α産生に対する抑制試験 ( i n v i r o)
試験例 1 と同様にして、 試験化合物についての I C5。値を求めた。 なお、 比較 として、 米国特許 5 9 3 5 9 3 8号公報に記載の化合物を比較化合物として用い, 試験化合物と同様に I C5fl値を求めた。 比較化合物の構造式を示す。
また、 本試験例の結果を表 2に示す。
[表 2] 試験化合物 C50(nM) 化合物 1 2 0.1
化合物 1 3 0.3
化合物 1 6 0.5
化合物 1 7 0.9
化合物 1 8 1.4
化合物 1 9 0.3 比較化合物 2.0
[試験例 3]
ヒ卜全血 T N F α産生に対する抑制試験 ( i n v i t r o)
試験例 2と同様にして、 試験化合物についての I C5fl値を求めた。 また、 試験 例 2と同じ比較化合物を用いた。 本試験例の結果を表 3に示す。
[表 3] 試験化合物 C50(nM) 化合物 1 3 0.19
化合物 1 4 0.14
化合物 1 5 0.18
化合物 2 1 0.20 比較化合物 0.30
[試験例 4 ]
マウス T N F α産生に対する抑制活性試験 ( i n v i v o )
本試験は、 Y. E n d oらの方法 (Bri t ish Journal of Pharmacology 128, 5-12 (1999)) に準じて行った。
リポポリサッカライド(LPS)に対して感受性が強いことが知られている
C3H/HeNマウス (雄、 7週齢) を 1群 5匹で使用した。 ガラク卜サミン(Ga I N, 1g/5ml)及び LPS (0.05mg/5ml) は生理食塩水でそれぞれ溶解した後、 等量で 混和して GalN'LPS溶液を調製した。 調製した GalM'LPS溶液は 10ml /kgの割合 で尾静脈内注射した。 試験化合物は 0.1 卜リエチルァミン水溶液に溶解し、 GalN-LPS溶液注射とほぼ同時に 10ml /kgの割合で尾静脈内注射した。 GalN- LPS溶液注射 1時間後にエーテル麻酔下、 マウス下行大静脈よリ血液を採取し、 血漿を分離した。 血漿中の TNFa産生量は市販の TNFaEUSAキッ卜を用いて測 定した。 試験化合物の TNFa産生抑制活性は、 GalN'LPS注射により産生された TNFaに対する抑制率として算出した。 試験結果を表 4に示す。
[表 4 ] 試験化合物 GalN-LPS注射により産生された TNF aに対する抑制率(!¾) 化合物 1 4 91.8
化合物 1 5 85.3
化合物 1 7 88.8
化合物 1 8 90.1
化合物 2 1 84.8 比較化合物 75.4
[試験例 5 ]
マウス致死に対する救命試験 ( i n v i v o)
本試験は、 H . T a k a d a (The Journal of Infectious
Di seases 162, 428-434 (1990)) に準じて行なった。
GalN-LPS溶液注射 72時間後のマウスの生死を観察し、 生存率を算出した。 使用したマウスの系統、 週齢、 性別、 GalN'LPSおよび化合物投与液の調製法、 投与経路とタイミング等は試験例 4に準じて行なった。 なお、 本試験は 1群 10 匹のマウスを使用した。 試験結果を表 5に示す。
[表 5 ]
72時間後のマウスの生存率(¾:) 投与量(mg/kg) 試験化合物: 化合物 1 3 化合物 1 4
0 1 0 1 0
0. 3 20 20
1 50 50
3 60 50
1 0 80 70
産業上の利用可能性
本発明の右糖グルコースリピド A類縁体は、 優れたマクロファージ活性抑制作 用を示し、 抗炎症剤、 抗自己免疫疾患剤、 免疫抑制剤、 冠動脈バイパス形成術後 の予後改善剤又は抗敗血症剤として有用である。