明細書 ダルコシルリピッド A 1位カルポキシメチル類縁体 技術分野
本発明は、優れたマク口ファージ活性抑制作用を有し、免疫抑制剤又は炎症性疾患、 自己免疫疾患若しくは敗血症の予防剤及び Z又は治療剤として有用な新規リピッド A類縁体、その薬理上許容される塩又はそのエステル及びそれらを有効成分として含 有する医薬に関する。 背景技術
腸内細菌から得られたグラム陰性菌の細胞壁の最表層には菌体外に分泌されない 毒成分 (内毒素) が含まれており、 この内毒素は、 内毒素活性以外にも、 生体の自己 防衛にかかわる免疫アジュバント活性作用、マクロファージ活性化作用、マイトジェ ン活性作用、 発熱作用、 腫瘍壊死作用、 抗体産生増強作用、 T N F誘導作用等の多様 な生物活性を示す。
かかる内毒素はリポ多糖よりなり、いわゆるリピッド Aと称される部分が内毒素活 性の活性中心であることが確認されている (井本等、 テトラへドロン ·レ夕—ズ, 26 巻, 1545 (1985年) ) 。
また、 リピッド A生合成前駆体として、モノサッカライドであるリピッド X及びリ ピッド Yが、 E. col i変異株より分離され、 これらもリピッド Aと同様の活性を示すこ とが明らかとなっている。
これらの結果から、 上記の多様な活性のうち、有用な活性を有するリピッド八、 X 又は Yの誘導体合成の試みが頻繁に行われるようになり、例えば、特開平 1 0— 3 2 4 6 9 4号、特開平 5— 1 9 4 4 7 0号又は特開 2 0 0 1— 3 4 8 3 9 6号に記載さ れた誘導体が知られている。 発明の開示 .
本発明者らは、マクロファージ活性抑制作用を有する新規リピッド A類縁体につい
て鋭意研究を行った結果、 1位に力ルポキシメチル基を有するグリコシルリピッド A 類縁体のある系統の化合物が、優れたマクロファージ活性抑制作用を有し、免疫抑制 剤又は炎症性疾患、自己免疫疾患若しくは敗血症の予防剤及び/又は治療剤として有 用であることを見出し、 本発明を完成した。 本発明は、
( 1 ) 一般式
[式中、
R1は、 水素原子、 下記置換基群 Αから選択された一種又は二種以上の基で置換さ れていてもよい C i—C 2。アルキル基、下記置換基群 Aから選択された一種又は二種以 上の基で置換されていてもよい C2— C2。アルケニル基、下記置換基群 Aから選択され た一種又は二種以上の基で置換されていてもよい C「CMアルキニル基を示し、 R2及び R4は、 同一又は異なって、 水素原子、 下記置換基群 Aから選択された一種 又は二種以上の基で置換されていてもよい C t一 C2。アルキル基、下記置換基群 Aから 選択された一種又は二種以上の基で置換されていてもよい C2— C2。アルケニル基、下 記置換基群 Aから選択された一種又は二種以上の基で置換されていてもよい C2— C Mアルキニル基を示し、
R3は、 下記置換基群 Aから選択された一種又は二種以上の基で置換されていても よい C ,— C2。アルカノィル基、下記置換基群 Aから選択された一種又は二種以上の基 で置換されていてもよい C3— C2。アルケノィル基又は下記置換基群 Aから選択され た一種又は二種以上の基で置換されていてもよい C3— C2Dアルキノィル基を示し、
R5は、 水素原子、 ハロゲン原子、 水酸基、 ォキソ基を有していてもよい 一 C6 アルコキシ基、 ォキソ基を有していてもよい C2— C6アルケニルォキシ基又はォキソ
基を有していてもよい C2—C6アルキニルォキシ基を示し、
置換基群 Aは、 ハロゲン原子、 水酸基、 ォキソ基、 ォキソ基を有していてもよい C 1—C2。アルコキシ基、 ォキソ基を有していてもよい C2—C2。アルケニルォキシ基、 ォ キソ基を有していてもよい C2_CMアルキニルォキシ基、 C2— C21アルキル力ルポ ニル基、 C -C Mアルキルスルホニル基及び C ,一 C 2ϋアルキルスルフィ二ル基からな る群である。 ]
を有する化合物、その薬理上許容される塩又はそのエステル及びそれらを有効成分と して含有する医薬組成物に関する。 上記において、 好適には、
(2) (1) において、
R1が、 無置換又は水酸基、 一 C2。アルコキシ基、 C2— C21アルキルカルボニル 基、 C i一 C 20アルキルスルホニル基若しくは C ,一 C Mアルキルスルフィ二ル基を置換 基として有する C2— C18アルキル基である化合物又はその薬理上許容される塩、 (3) (1) において、
R1が、無置換又は水酸基若しくは C^—Cz。アルコキシ基を置換基として有する C2 一 C18アルキル基である化合物又はその薬理上許容される塩、
(4) (1) において、
R1が、 無置換又は 3位に水酸基若しくはメトキシ基を置換基として有する、 ドデ シル基又はテトラデシル基である化合物又はその薬理上許容される塩、
(5) (1) において、
R1が、 ドデシル基又はテトラデシル基である化合物又はその薬理上許容される塩、
(6) (1) 乃至 (5) から選択されるいずれか一つにおいて、
R2が、 無置換又は水酸基、 ^— CMアルコキシ基、 C2— C21アルキルカルポニル 基、 — 。アルキルスルホニル基若しくは Cf ^アルキルスルフィエル基を置換 基として有する C 2— C18アルキル基である化合物又はその薬理上許容される塩、
(7) (1) 乃至 (5) から選択されるいずれか一つにおいて、
R2が、無置換又は水酸基若しくは 一 C2。アルコキシ基を置換基として有する C 2 — C18アルキル基である化合物又はその薬理上許容される塩、
(8) ( 1) 乃至 (5) から選択されるいずれか一つにおいて、
R2が、 無置換又は 3位に水酸基若しくはメトキシ基を置換基として有する、 デシ ル基、 ドデシル基又はテトラデシル基である化合物又はその薬理上許容される塩、
(9) (1) 乃至 (5) から選択されるいずれか一つにおいて、
R2が、 ドデシル基である化合物又はその薬理上許容される塩、
( 1 0) (1) 乃至 (9) から選択されるいずれか一つにおいて、
R3が、 一 C2。アルカノィル基、 C3—C2。アルケノィル基又は C3— C2。アルキノィ ル基である化合物又はその薬理上許容される塩、
( 1 1) (1) 乃至 (9) から選択されるいずれか一つにおいて、
R3が、 ホルミル基、 ァセチル基、 Cu— C2()アルケノィル基又は Cn— CMアルキノ ィル基である化合物又はその薬理上許容される塩、
(1 2) (1) 乃至 (9) から選択されるいずれか一つにおいて、
, R3が、 (Z) 一 9一才クタデセノィル基、 (Z) 一 1 1一才クタデセノィル基、 (E) 一 1 1ーォクタデセノィル基、 9—ォク夕デシノィル基、 ホルミル基又はァセ チル基である化合物又はその薬理上許容される塩、
( 1 3) (1) 乃至 (9) から選択されるいずれか一つにおいて、
R3が、 (Z) — 9ーォクタデセノィル基、 (Z) 一 1 1一才クタデセノィル基、 (E)— 1 1ーォクタデセノィル基又は 9—ォクタデシノィル基である化合物又はそ の薬理上許容される塩、
( 1 4) (1) 乃至 (1 3) から選択されるいずれか一つにおいて、
R4が、 無置換又は水酸基、 C,— C2Dアルコキシ基、 C3— C2。アルケニルォキシ基、 C2-C21アルキル力ルポニル基、 C -C 20アルキルスルホニル基若しくは C【— C20 アルキルスルフィニル基を置換基として有する 一 C2„アルキル基である化合物又 はその薬理上許容される塩、
( 1 5) (1) 乃至 (1 3) から選択されるいずれか一つにおいて、
R
4が、 無置換又は水酸基、 一 C
2。アルコキシ基若しくは C„一 C
2。アルケニルォ キシ基を置換基として有する
る化合 又はその薬理上許容 される塩、
( 1 6) (1) 乃至 (1 3) から選択されるいずれか一つにおいて、
R4が、 3位に水酸基、 メトキシ基又は Cn—Cz。アルケニルォキシ基を置換基とし て有する、デシル基、 ドデシル基又はテトラデシル基である化合物又はその薬理上許 容される塩、
(17) (1) 乃至 (13) から選択されるいずれか一つにおいて、
R4が、 3—ヒドロキシデシル基、 3—メトキシデシル基又は (R) — 3— { (Z) ーテ卜ラー 7—デセニルォキシ}テトラデシル基である化合物又はその薬理上許容さ れる塩、 ,
(18) (1) 乃至 (13) から選択されるいずれか一つにおいて、
R4が、 3—ヒドロキシデシル基又は 3—メトキシデシル基である化合物又はその 薬理上許容される塩、
(19) (1) 乃至 (18) から選択されるいずれか一つにおいて、
R5が、ハロゲン原子、水酸基又は Ct一 C4アルコキシ基である化合物又はその薬理 上許容される塩、
(20) (1) 乃至 (18) から選択されるいずれか一つにおいて、
R5が、 フッ素原子、 水酸基又はメトキシ基である化合物又はその薬理上許容され る塩、
(21) (1) 乃至 (18) から選択されるいずれか一つにおいて、
R5が、 7酸基又はメ卜キシ基である化合物又はその薬理上許容される塩、
(22) (1) において、
R1が、 無置換又は 3位に水酸基若しくはメトキシ基を置換基として有する、 ドデ シル基又はテトラデシル基であり、 R2が、 無置換又は 3位に水酸基若しくはメトキ シ基を置換基として有する、 デシル基、 ドデシル基又はテトラデシル基であり、 R3 が、 (Z) —9—ォク夕デセノィル基、 (Z) — 1 1—ォク夕デセノィル基、 (E) 一 1 1一才クタデセノィル基、 9 _ォク夕デシノィル基、ホルミル基又はァセチル基 であり、 R4が、 3—ヒドロキシデシル基、 3—メトキシデシル基又は (R) —3— { (Z) ーテトラー 7—デセニルォキシ} テトラデシル基であり、 R5が、 水酸基又 はメトキシ基である化合物又はその薬理上許容される塩、
(23) (1) において、 '
R1が、 ドデシル基又はテトラデシル基であり、 R2が、 ドデシル基であり、 R3が、
(Z) — 9一才クタデセノィル基、 (Z) _ 1 1—才クタデセノィル基、 (E) — 1 1一才クタデセノィル基又は 9一ォク夕デシノィル基であり、 R4が、 3—ヒドロキ シデシル基又は 3—メトキシデシル基であり、 R5が、 水酸基又はメトキシ基である 化合物又はその薬理上許容される塩、
(24) (1) において、
カルポキシメチル 6— O— [2—デォキシー 3— O— { (R) — 3—メトキシデ シル } — 6—0—メチルー 2— { (Z) — 1 1一 (ォクタデセノィルァミノ) } —4 一〇一ホスホノ一 |S— D—ダルコピラノシル]一 3— O—ドデシルー 2—〇一テトラ デシル— a— D—ダルコピラノシド、
カルポキシメチル 6— O— [2—デォキシ— 3—〇—[ (R) — 3—メトキシデシ ル]一 2— [ (Z) - 1 1ーォクタデセノィルァミノ ]一 4一 O—ホスホノ一 — グルコピラノシル]— 3— O—ドデシル一 2—〇—テトラデシル一ひ— D—ダルコピ ラノシド、
カルポキシメチル 6— O— [6—O—ァリルォキシ力ルポ二ルー 2—デォキシー 3—0— [ (R) — 3—ヒドロキシデシル ]ー2— [ (Z) — 1 1—ォクタデセノィル ァミノ]一 4一 O—ホスホノー /3— D—ダルコピラノシル ]_ 3—0—ドデシルー 2 一 0—テトラデシル一ひ一 D—ダルコピラノシド、
カルポキシメチル 6— O— [2—デォキシ— 3— O— [ (R) — 3—ヒドロキシデ シル]— 6—〇一メチル _ 2 _[ (Z) — 1 1—ォクタデセノィルァミノ ]ー4ー〇一 ホスホノー 一 D—ダルコピラノシル]— 3— O—ドデシルー 2—〇—テトラデシル 一 α— D—ダルコピラノシド、
カルポキシメチル 6— O— [2—デォキシ— 3— O— [ (R) — 3—メトキシデシ ル]— 6— O—メチル一 2— [ (Z) — 1 1—ォクタデセノィルァミノ ]ー4一 O—ホ スホノー jS— D—ダルコピラノシル] - 2, 3—〇ージドデシルーひ _ D—ダルコピ ラノシド、
カルボキシメチル 6—〇— [2—デォキシ一 3— O— [ (R) — 3—メトキシデシ ル ]一 6—〇一メチル一 2— [ (E) ― 1 1一才クタデセノィルァミノ]— 4一 O—ホ スホノ一i3—D—ダルコビラノシル ]— 2, 3— O—ジドデシルー Q!—D—ダルコピ ラノシド、
カルボキシメチル 6—Ο— [2—デォキシー 3—0— [ (R) — 3—メトキシデシ ル]— 6—0—メチルー 2— [ (Ζ) 一 9—ォクタデセノィルァミノ ]ー4—0—ホス ホノ— /3— D—ダルコピラノシル]一 2, 3—〇ージドデシルー α— D—ダルコピラ カルポキシメチル 6—Ο— [2—デォキシー 3—〇一 [ (R) — 3—メトキシデシ ル]— 6—Ο—メチル一 2— [9—ォクタデシノィルァミノ]一 4—〇一ホスホノー ]3 一 D—ダルコピラノシル]一 2, 3—〇ージドデシルーひ一D—ダルコピラノシド、 カルボキシメチル 6— O— [3—〇一デシルー 2—デォキシー 2— [ (Z) - 1 1 —ォクタデセノィルァミノ]— 4一 0—ホスホノー 6—〇一メチル一 3— D—ダルコ ピラノシル]一 3 _ O—ドデシルー 2—〇ーテ卜ラデシル- -Ό-ダルコピラノシ ド、
カルポキシメチル 6— Ο— [3—0—デシル— 2—デォキシー 2— [ (Ζ) — 1 1 一才クタデセノィルァミノ]一 4— Ο—ホスホノ一3— D—ダルコピラノシル ]_ 3 一〇—ドデシルー 2—Ο—テトラデシルー α— D—ダルコピラノシド、
カルポキシメチル 3—0—デシルー 6— Ο— [2—デォキシー 3—0— [ (R) — 3—メトキシデシル]— 2— [ (Ζ) - 1 1—ォク夕デセノィルァミノ]一 4—〇ーホ スホノー 6—〇ーメチルー β -Ό-ダルコピラノシル]— 2—〇ーテトラデシルー a 一 D—ダルコピラノシド、
カルポキシメチル 6— 0— [2—デォキシ _ 3— O— [ (R) — 3—メトキシデシ ル]— 2— [ (Z) — 1 1—ォクタデセノィルァミノ]一 4—〇一ホスホノー 6—0— メチルー /3— D—ダルコピラノシル] - 2, 3—〇—ジテトラデシルー α— D—ダル コピラノシド、
カルポキシメチル 6— Ο— [2—デォキシ— 3— O— [ (R) — 3—メトキシデシ ル]— 2— [ (Ε) ― 1 1—ォクタデセノィルァミノ]一 4一〇一ホスホノー 6— Ο— メチルー J3— D—ダルコピラノシル]— 3— O—ドデシル- 2—〇ーテトラデシルー ひ一D—ダルコピラノシド、
カルポキシメチル 6—O— [2—デ矛キシ— 3—〇— [ (R) — 3—メトキシデシ ル]一 2—才クタデカノィルァミノー 4ー〇一ホスホノー 6 _〇一メチル _/3—D— ダルコピラノシル]― 3 -0-ドデシルー 2—〇一テ卜ラデシルーひ一 D—ダルコピ
ラノシド、
カルポキシメチル 6—〇— [2—デォキシ—' 3— O— [ (R) — 3—メトキシデシ ル]— 2— [ (Z) ー 9—ォクタデセノィルァミノ]— 4ー〇一ホスホノ一 6— O—メ チル— β—Ό—ダルコピラノシル]— 3— Ο—ドデシルー 2—〇—テトラデシルーひ 一 D—ダルコピラノシド、
カルボキシメチル 6—〇ー[2—デォキシー 3— Ο— [ (R) — 3—メトキシデシ ル]一 2— [ (Ζ, Ζ) — 9, 1 2—ォクタデカジエニルァミノ]— 4— Ο—ホスホノ — 6— 0—メチル— 一 D—ダルコピラノシル] - 2, 3 _〇_ジドデシルーひ一 D 一ダルコピラノシド、
カルボキシメチル 6— Ο— [2—デォキシー 3—〇一 [ (R) — 3—メトキシデシ ル]— 2— [1 1—ォクタデシノィルァミノ ]一 4—0—ホスホノ一 6— Ο—メチルー ι8— D—ダルコピラノシル]— 2, 3— Ο—ジドデシルー α— D—ダルコピラノシド、 カルボキシメチル 6—Ο— [2—デォキシー 3— Ο— [ (R) — 3—メトキシドデ シル]— 2— [ (Ζ) ― 1 1一才クタデセノィルァミノ]一 4 _〇_ホスホノ一 6 _〇 —メチルー i3— D—ダルコビラノシル ]_ 2, 3— O—ジドデシル— α— D—ダルコ ピラノシド、
カルポキシメチル 6—〇— [2—デォキシ— 3 _〇一へプチルォキシェチルー 2 -[ (Ζ) - 1 1ーォクタデセノィルァミノ]— 4— Ο—ホスホノ一 6— Ο—メチル一 i3— D—ダルコピラノシル]一 2, 3— O—ジドデシルー α— D—ダルコピラノシド、 カルポキシメチル 6 _〇一 [2—デォキシ— 3—0—ノニルォキシェチルー 2— [ (Ζ) - 1 1ーォクタデセノィルァミノ]一 4 _0_ホスホノ _ 6 _0_メチル _/3 一 D—ダルコピラノシル ]_ 2, 3— 0—ジドデシルー α _ D—ダルコピラノシド、 カルボキシメチル 6—〇— [2—デォキシー 3— O— [ (R) — 3—メトキシデシ ル]— 2— [ (Ζ) - 1 1—ォクタデセノィルァミノ]— 4— Ο—ホスホノ一 6— Ο— メチルー 一 D—ダルコピラノシル]— 2, 3— Ο—ビス [ (R) — 3—メトキシドデ シル]一ひ一 D—ダルコピラノシド、
カルポキシメチル 6—〇— [2—デォキシ— 3—〇一 [ (R) 一 3—メトキシデシ ル]一 2 - [ (Ζ) 一 1 1—ォクタデセノィルァミノ]一 4—0—ホスホノー 6—〇一 メチル— J3— D—ダルコピラノシル]— 2—〇一ドデシルー 3—〇_[ (R) 一 3—メ
トキシドデシル]一ひ一 D—ダルコピラノシド、
カルポキシメチル 6—0— [2—デォキシ _3— O— [ (R) — 3—メトキシデシ ル]— 2— [ (Z) 一 1 1—ォク夕デセノィルァミノ]一 4— O—ホスホノー 6— O— メチルー j8_D—ダルコピラノシル]一 2, 3— O—ビス (ノニルォキシェチル) 一 α— D—ダルコピラノシド、
カルポキシメチル 6—0— [2—デォキシー 3— Ο— [ (R) — 3—メトキシデシ ル]一 2— [ (Ζ) — 1 1—ォクタデセノィルァミノ]一 4—〇_ホスホノー 6—Ο— メチル一i3—D—ダルコピラノシル]—2, 3—0—ビス [ (R) — 3—ヒドロキシド デシル]—ひ一 D—ダルコピラノシド、
カルポキシメチル 6 -0- [2—ァセタミドー 2—デォキシ— 3— O— { (R) — 3—ドデシルォキシテトラデシル}一 6— O—メチルー 4—〇_ホスホノ一j3— D —ダルコピラノシル] — 2— O— { (R) — 3—ヒドロキシテトラデシル} 一 3—〇 ― { (R) — 3—ヒドロキシテトラデシル} _ a— D—ダルコピラノシド、
カルポキシメチル 6— 0— [2—ァセタミド— 2—デォキシ _ 3— Ο— { (R) 一 3—ドデシルォキシテトラデシル}— 4— Ο—ホスホノ— ]3—D—ダルコピラノシ ル] -2-0- {. (R) —3—ヒドロキシテトラデシル} — 3—〇一 { (R) 一 3— ヒドロキシテトラデシル} - CE-D-ダルコピラノシド、
カルボキシメチル 6— Ο— [2—ァセ夕ミド— 2, 6—ジデォキシ— 3— Ο— { (R) — 3—ドデシルォキシテトラデシル} _ 6—フルォロ _ 4一〇—ホスホノ— i3— D—ダルコピラノシル] -2-0- { (R) - 3—ヒドロキシテトラデシル} 一 3-0- { (R) — 3—ヒドロキシテトラデシル} 一ひ一D—ダルコピラノシド、 カルポキシメチル 3— O—デシル— 6— O— [2—デォキシー 3—〇一 [ (R) 一 3—メトキシデシル] —2— [ (Ζ) _ 1 1—ォクタデセナミド] 一 4—〇一ホス ホノー ;8— D—ダルコピラノシル]一 2— O—テトラデシルーひ一 D—ダルコピラノ シド、
カルポキシメチル 6—〇— [2—デォキシ一 2—ホルムアミド—4一 O—ホスホ ノー 3—0— [ (R) — 3— [ (Z) —7—テトラデセニルォキシ] テトラデシル] — ]3— D—ダルコピラノシル] - 3-0-ドデシル— 2—〇ーテトラデシルー α— D 一ダルコピラノシド、
カルポキシメチル 6—0— [2—ァセタミドー 2—デォキシー 4一〇—ホスホノ -3-0- [ (R) 一 3— [ (Z) —7—テトラデセニルォキシ] テトラデシル] 一 /3— D—ダルコピラノシル]一 3—〇一ドデシルー 2—〇—(3—ヒドロキシテトラ デシル) 一 α—D—ダルコビラノシド及び
カルポキシメチル 6— 0— [2—ァセタミドー 2—デォキシー 6—〇ーメチル— 4一 O—ホスホノー 3—〇一 [ (R) -3- [ (Z) 一 7—テトラデセニルォキシ] テトラデシル] 一 )3— D—ダルコピラノシル] — 3— O—ドデシルー 2—0— (3— ヒドロキシテトラデシル) 一 a— D—ダルコビラノシド
からなる群から選択される化合物又はその薬理上許容される塩、
(25) (1) において、
カルポキシメチル 6—〇— [2—デォキシ— 3— O— { (R) 一 3—メトキシデ シル } — 6— O—メチルー 2— { (Z) - 1 1 - (ォクタデセノィルァミノ) } —4 —〇一ホスホノー ]3— D—ダルコピラノシル]― 3—〇ードデシル一 2—〇ーテトラ デシルー -Ό-ダルコビラノシド、
カルボキシメチル 6—〇一 [2—デォキシー 3— 0—[ (R) — 3—メトキシデシ ル]一 2— [ (Z) ― 1 1—ォク夕デセノィルァミノ]— 4一 O—ホスホノ一 j8— D— ダルコピラノシル]一 3— 0—ドデシルー 2— O—テトラデシルーひ一 D—ダルコピ ラノシド、
カルポキシメチル 6—〇ー[6— O—ァリルォキシカルボ二ルー 2ーデォキシー 3 - O - [ (R) 一 3—ヒドロキシデシル] _ 2— [ (Z) 一 1 1ーォクタデセノィル ァミノ]— 4一 O一ホスホノ -β-Ό-ダルコピラノシル] -3-0-ドデシルー 2 一 Ο—テトラデシルー a— D—ダルコピラノシド、
カルポキシメチル 6—〇一 [2—デォキシー3— O— [ (R) — 3—ヒドロキシデ シル]—6— Ο—メチルー 2— [ (Ζ) — 1 1一才クタデセノィルァミノ]— 4ー〇一 ホスホノー jS— D—ダルコピラノシル]一 3— O—ドデシル— 2— O—テトラデシル 一ひ一 D—ダルコピラノシド、
カルボキシメチル 6—〇— [2—デォキシ一 3— O— [ (R) 一 3—メトキシデシ ル]— 6—〇一メチル—2— [ (Z) — 1 1—ォクタデセノィルァミノ]— 4—〇ーホ スホノー /3— D—ダルコピラノシル]一 2, 3—〇ージドデシルー 一 D—ダルコピ
カルポキシメチル 6— O— [2—デォキシー 3— O— [ (R) —3—メトキシデシ ル ]一 6—O—メチルー 2— [ (E) - 11一才クタデセノィルァミノ ]ー4一 O—ホ スホノー i3— D—ダルコピラノシル]一 2, 3—〇—ジドデシルー a— D—ダルコピ ラノシド、
カルポキシメチル 6—〇— [2—デォキシー3— O— [ (R) — 3—メトキシデシ ル]一 6—〇ーメチルー 2— [ (Z) 一 9一才クタデセノィルァミノ]— 4一 O—ホス ホノー) 3— D—ダルコピラノシル] -2, 3—〇一ジドデシルー α— D—ダルコピラ ノシド及び
カルポキシメチル 6—〇一 [2—デォキシ— 3— 0—[ (R) — 3—メトキシデシ ル]— 6一 Ο—メチルー 2— [9一ォク夕デシノィルァミノ]一 4一 Ο—ホスホノー i3 一 D—ダルコピラノシル] -2, 3— O—ジドデシルー α— D—ダルコピラノシド からなる群から選択される化合物又はその薬理上許容される塩、
(26) (1) 乃至(25) から選択されるいずれか一つに記載された化合物、 そ の薬理上許容される塩又はそのエステルを有効成分として含有する医薬組成物、
(27) (1) 乃至 (25) から選択されるいずれか一つに記載された化合物、 そ の薬理上許容される塩又はそのエステルを有効成分として含有するマク口ファージ 活性を抑制する医薬組成物、
(28) (1) 乃至(25) から選択されるいずれか一つに記載された化合物、 そ の薬理上許容される塩又はそのエステルを有効成分として含有する免疫作用を抑制 する医薬組成物、
(29) (1) 乃至 (25) 力、ら選択されるいずれか一つに記載された化合物、 そ の薬理上許容される塩又はそのエステルを有効成分として含有する炎症性疾患、自己 免疫疾患又は敗血症の予防又は治療のための医薬組成物、
(30) 医薬組成物を製造するための、 (1) 乃至(25) から選択されるいずれ か一つに記載の化合物、 その薬理上許容される塩又はそのエステルの使用、
(31) 医薬組成物がマク口ファージ活性を抑制する医薬組成物である ( 30 ) に 記載の使用、
(32) 医薬組成物が免疫作用を抑制する医薬組成物である(30)に記載の使用、
(33) 医薬組成物が炎症性疾患、 自己免疫疾患又は敗血症の予防又は治療のため の医薬組成物である (30) に記載の使用、
(34) (1) 乃至(25) から選択されるいずれか一つに記載の化合物、 その薬 理上許容される塩又はそのエステルの薬理的な有効量を温血動物に投与する疾病の 予防又は治療方法、
(35) 疾病が炎症性疾患、自己免疫疾患又は敗血症である(34)に記載の方法、
(36) 温血動物がヒトである (34) 又は (35) に記載の方法
を挙げることができる。 上記式 (I) 中、 R3における 「下記置換基群 Aから選択された一種又は二種以上 の基で置換されていてもよい C i一 C 2。アル力ノィル基」の「 C!— C 2。アル力ノィル基」 としては、 例えば、 ホルミル (但し、 ォキソ基が置換基である場合は除く) 、 ァセチ ル、 プロピオニル、 イソプロピオニル、 プチリル、 イソブチリル、 sec—ブチリル、 tert—ブチリル、 バレリル、 イソバレリル、 ピバロィル、 へキサノィル、 イソへキサ ノィル、 ヘプタノィル、 イソヘプタノィル、 ォクタノィル、 イソォクタノィル、 ノナ ノィル、 イソノナノィル、 デカノィル、 イソデカノィル、 ゥンデカノィル、 イソゥン デカノィル、 ラウロイル、 イソラウロイル、 トリデカノィル、 イソトリデカノィル、 ミリストイ レ、ペン夕デカノィル、パルミトイル、ヘプタデカノイ レ、ステアロイル、 イソステアロイル、 ノナデカノィル、 ィコサノィル基のような直鎖又は分枝鎖の C, 一 C2。アルカノィル基があげられ、 好適には、 Ct一 CI8アルカノィル基であり、 より 好適には、 C「 C8アルカノィル基であり、 更に好適には、 C,一 C4アルカノィル基 であり、 特に好適には、 ホルミル基、 ァセチル基又はプロピオニル基であり、 最適に は、 ホルミル基又はァセチル基である。 上記式 (I) 中、 R3における 「下記置換基群 Aから選択された一種又は二種以上 の基で置換されていてもよい C 3— C 20ァルケノィル基」の「 C 3— C 2cアルケノィル基」 としては、上記であげた 一 C2。アルカノィル基のうち、炭素数 3乃至 20個のもの であって、 1乃至 3個の二重結合を有する基があげられ、 好適には、 C12— Ct8アル ケノィル基であり、更に好適には、 Cl8アルケノィル基であり、特に好適には、 (Z,
Z ) - 9 , 1 2—才クタデカジエニル基、 (Z ) — 9—才クタデセノィル基、 (Z ) 一 1 1一才クタデセノィル基又は(E) — 1 1一才クタデセノィル基であり、最適に は、 (Z ) —9—ォクタデセノィル基、 (Z ) — 1 1一ォク夕デセノィル基又は(E) 一 1 1一才クタデセノィル基である。 上記式 (I ) 中、 R3における 「下記置換基群 Aから選択された一種又は二種以上 の基で置換されていてもよい C 3— C 2()アルキノィル基」の「 C 3— C 20アルキノィル基」 としては、 上記であげた 一 C2。アルカノィル基のうち、炭素数 3乃至 2 0個のもの であって、 1乃至 3個の三重結合を有する基があげられ、 好適には、 C 12— C 18アル キノィル基であり、 更に好適には、 C 18アルキノィル基であり、 特に好適には、 1 1 一才クタデシノィル基又は 9一ォク夕デシノィル基であり、最適には、 9—ォクタデ シノィル基である。 上記式 (I ) 中、 R R2及び R4における 「下記置換基群 Aから選択された一種又 は二種以上の基で置換されていてもよい — C2。アルキル基」 の 「 — C2。アルキル 基」 としては、 例えば、 メチル、 ェチル、 プロピル、 イソプロピル、 ブチル、 イソブ チル、 s—ブチル、 tert—ブチル、 ペンチル、 イソペンチル、 2—メチルブチル、 ネ ォペンチル、 1一ェチルプロピル、 へキシル、 イソへキシル、 4ーメチルペンチル、 3ーメチルペンチル、 2ーメチルペンチル、 1—メチルペンチル、 3, 3—ジメチル ブチル、 2, 2—ジメチルブチル、 1, 1ージメチルブチル、 1, 2—ジメチルブチ ル、 1 , 3—ジメチルブチル、 2, 3—ジメチルブチル、 2—ェチルプチル、 へプチ ル、 1ーメチルへキシル、 2—メチルへキシル、 3ーメチルへキシル、 4一メチルへ キシル、 5ーメチルへキシル、 1一プロピルブチル、 4 , 4一ジメチルペンチル、 ォ クチル、 1—メチルヘプチル、 2—メチルヘプチル、 3—メチルヘプチル、 4ーメチ ルへプチル、 5—メチルヘプチル、 6—メチルヘプチル、 1一プロピルペンチル、 2 ーェチルへキシル、 5 , 5—ジメチルへキシル、 ノニル、 3—メチルォクチル、 4一 メチルォクチル、 5ーメチルォクチル、 6—メチルォクチル、 1一プロピルへキシル、 2—ェチルヘプチル、 6 , 6 _ジメチルヘプチル、 デシル、 1ーメチルノニル、 3― メチルノニル、 8—メチルノニル、 3ーェチルォクチル、 3 , 7—ジメチルォクチル、
7 , 7—ジメチルォクチル、 ゥンデシル、 4, 8—ジメチルノニル、 ドデシル、 トリ デシル、 テトラデシル、 ペン夕デシル、 3, 7 , 1 1—トリメチルドデシル、 へキサ デシル、 4, 8 , 1 2—トリメチルトリデシル、 1—メチルペン夕デシル、 1 4—メ チルペン夕デシル、 1 3 , 1 3—ジメチルテトラデシル、 ヘプ夕デシル、 1 5—メチ ルへキサデシル、 ォクタデシル、 1一メチルヘプタデシル、 ノナデシル、 ィコシル又 は 3, 7 , 1 1 , 1 5—テトラメチルへキサデシル基のような炭素数 1乃至 2 0個の 直鎖又は分枝鎖アルキル基があげられ、 好適には、 C2— C 18アルキル基であり、 より 好適には、 C2— C16アルキル基であり、 更に好適には、 。一 C 14アルキル基であり、 特に好適には、 デシル基、 ドデシル基又はテトラデシル基である。 上記式 (I ) 中、 R R2及び R4における 「下記置換基群 Aから選択された一種又 は二種以上の基で置換されていてもよい C2—C2。アルケニル基」 の 「C2— C2。アルケ ニル基」 としては、 上記であげた 一 C2。アルキル基のうち、 炭素数 2乃至 2 0個の ものであって、 1乃至 3個の二重結合を有する基があげられ、 好適には、 C4一 C 18 アルケニル基であり、 更に好適には、 C 12— C 14アルケニル基 (特に、 5—ドデセ二 ル基又は 7—テトラデセニル基) である。 上記式 (I ) 中、 R R2及び R4における 「下記置換基群 Aから選択された一種又 は二種以上の基で置換されていてもよい C2_ C2。アルキニル基」 の 「C2— C2。アルキ ニル基」 としては、 上記であげた (^—〇2。アルキル基のうち、 炭素数 2乃至 2 0個の ものであって、 1乃至 3個の三重結合を有する基があげられ、 好適には、 C4一 C 18 アルキニル基であり、 更に好適には、 C 12— CJ4アルキニル基 (特に、 5—ドデシ二 ル基又は 7—テトラデシニル基) である。 上記式 (I ) 中、 R5及び置換基群 Aにおける 「ハロゲン原子」 としては、 例えば、 フッ素、 塩素、 臭素又はヨウ素原子があげられ、 好適には、 フッ素、 塩素又は臭素原 子であり、 更に好適には、 フッ素原子である。
上記式(I ) 中、 R5における「ォキソ基を有していてもよい 一 C6アルコキシ基」
の 「C ,一 C6アルコキシ基」 としては、 例えば、 メトキシ、 エトキシ、 プロボキシ、 イソプロボキシ、 ブトキシ、 イソブトキシ、 s—ブトキシ、 tert—ブトキシ、 ペンチ ルォキシ、 イソペンチルォキシ、 2—メチルプチルォキシ、 ネオペンチルォキシ、 1 —ェチルプロピルォキシ、 へキシルォキシ、 イソへキシルォキシ、 4一メチルペンチ ルォキシ、 3—メチルペンチルォキシ、 2—メチルペンチルォキシ、 1—メチルペン チルォキシ、 3, 3ージメチルブチルォキシ、 2 , 2—ジメチルプチルォキシ、 1, 1ージメチルブチルォキシ、 1, 2ージメチルブチルォキシ、 1, 3—ジメチルブチ ルォキシ、 2 , 3—ジメチルブチルォキシ又は 2—ェチルブチルォキシ基のような炭 ,素数 1乃至 6個の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基があげられ、好適には、炭素数 1乃至 4個の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基であり、 更に好適には、 メトキシ基である。 上記式 (I ) 中、 R5における 「ォキソ基を有していてもよい C2—C67ルケニルォ キシ基」 の 「C2— C6アルケニルォキシ基」 としては、 上記であげた C! - C 6アルコ キシ基のうち、炭素数 2乃至 6個のものであって、 1乃至 3個の二重結合を有する基 があげられ、好適には、 C2— (34ァルケニルォキシ基(特に、 3—ブテニルォキシ基) である。
上記式 (I ) 中、 R5における 「ォキソ基を有していてもよい C2— C6アルキニルォ キシ基」 の 「C2— C6アルキニルォキシ基」 としては、 上記であげた —( 6アルコ キシ基のうち、炭素数 2乃至 6個のものであって、 1乃至 3個の三重結合を有する基 があげられ、好適には、 C2— C4アルキニルォキシ基(特に、 3—プチニルォキシ基) である。 上記式 (I ) 中、 置換基群 Aにおける 「ォキソ基を有していてもよい —〇2。アル コキシ基」 の r c ,— C 2。アルコキシ基」 としては、 上記であげた 「C ,一 C2()アルキル 基」 に酸素原子が結合している基があげられ、 例えば、 メトキシ、 エトキシ、 プロボ キシ、 イソプロポキシ、 ブトキシ、 イソブトキシ、 s—ブトキシ、 tert—ブトキシ、 ペンチルォキシ、 イソペンチルォキシ、 2—メチルプチルォキシ、 ネオペンチルォキ シ、 1一ェチルプロピルォキシ、 へキシルォキシ、 イソへキシルォキシ、 4一メチル
ペンチルォキシ、 3ーメチルペンチルォキシ、 2—メチルペンチルォキシ、 1—メチ ルペンチルォキシ、 3, 3—ジメチルブチルォキシ、 2, 2—ジメチルブチルォキシ、 1 , 1—ジメチルブチルォキシ、 1, 2—ジメチルブチルォキシ、 1 , 3—ジメチル プチルォキシ、 2 , 3—ジメチルブチルォキシ、 2—ェチルプチルォキシ、 ヘプチル 才キシ、 4ーメチルへキシルォキシ、 1一プロピルプチルォキシ、 4 , 4—ジメチル ペンチルォキシ、 ォクチルォキシ、 6—メチルヘプチルォキシ、 5, 5—ジメチルへ キシルォキシ、 ノニルォキシ、 デシルォキシ、 1ーメチルノニルォキシ、 3—メチル ノエルォキシ、 8—メチルノニルォキシ、 3ーェチルォクチルォキシ、 3, 7ージメ チルォクチルォキシ、 7 , 7ージメチルォクチルォキシ、 ゥンデシルォキシ、 4 , 8 ージメチルノニルォキシ、ドデシルォキシ、トリデシルォキシ、テトラデシルォキシ、 ペン夕デシルォキシ、 3, 7 , 1 1—トリメチルドデシルォキシ、 へキサデシルォキ シ、 4, 8, 1 2—トリメチルトリデシルォキシ、 1ーメチルペン夕デシルォキシ、 1 4—メチルペン夕デシルォキシ、 1 3 , 1 3—ジメチルテトラデシルォキシ、 ヘプ 夕デシルォキシ、 ォクタデシルォキシ、 1—メチルヘプ夕デシルォキシ、 ノナデシル ォキシ、 ィコシルォキシ又は 3, 7 , 1 1 , 1 5—テトラメチルへキサデシルォキシ 基のような炭素数 1乃至 2 0個の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基があげられ、好適には、 じ丄— C18アルコキシ基であり、 より好適には、 C i— C 14アルコキシ基であり、 更に 好適には、 メトキシ基、 ヘプチルォキシ基、 ノエルォキシ基又はドデシルォキシ基で ある。 上記式 (I ) 中、 置換基群 Aにおける 「ォキソ基を有していてもよい C2—C2。アル ケニルォキシ基」 の 「C2— C2。アルケニルォキシ基」 としては、 上記であげた 「C【 —C2。アルコキシ基」 のうち、 炭素数 2乃至 2 0個のものであって、 1乃至 3個の二 重結合を有する基があげられ、 好適には、 C4一 C 18アルケニルォキシ基であり、 更に 好適には、 C 12— C 14アルケニルォキシ基 (特に、 5—ドデセニルォキシ基又は 7— テトラデセニルォキシ基) である。 上記式 (I ) 中、 置換基群 Aにおける 「ォキソ基を有していてもよい C2— C2。アル キニルォキシ基」 の 「C-一 C2()アルキニルォキシ基」 としては、 上記であげた 「(^
一 C2„アルコキシ基」 のうち、 炭素数 2乃至 2 0個のものであって、 1乃至 3個の三 重結合を有する基があげられ、好適には、 C4一 C18アルキニルォキシ基であり、 更に 好適には、 C l2— C 14アルキニルォキシ基 (特に、 5—ドデシニルォキシ基又は 7— テトラデシニルォキシ基) である。 上記式 (I ) 中、 置換基群 Aにおける 「C 2<— C21アルキルカルポニル基」 として は、 上記であげた ー 。アルキル基にカルポニル基が結合している基があげられ、 例えば、 メチルカルポニル、 ェチルカルボニル、 プロピル力ルポニル、 イソプロピル 力ルポニル、ブチルカルポニル、イソプチルカルポニル、 s—プチルカルポニル、 tert 一プチルカルポニル、 ペンチルカルポニル、 イソペンチルカルポニル、 2—メチルブ チルカルポニル、 ネオペンチルカルポニル、 1一ェチルプロピル力ルポニル、 へキシ ルカルポニル、 イソへキシルカルポニル、 4一メチルペンチルカルポニル、 3—メチ ルペンチルカルポニル、 2—メチルペンチルカルボニル、 1—メチルペンチルカルボ ニル、 3 , 3—ジメチルブチルカルポニル、 2 , 2—ジメチルブチルカルポニル、 1 , 1一ジメチルブチルカルポニル、 1 , 2一ジメチルブチルカルポニル、 1, 3—ジメ チルブチルカルポニル、 2, 3—ジメチルプチルカルポニル、 2一ェチルブチルカル ポニル、 へプチルカルポニル、 1一メチルへキシルカルボニル、 2—メチルへキシル カルボニル、 3—メチルへキシルカルポニル、 4一メチルへキシルカルポニル、 5— メチルへキシルカルポニル、 1一プロピルブチルカルポニル、 4 , 4一ジメチルペン チルカルポニル、 ォクチルカルボニル、 1一メチルへプチルカルポニル、 2—メチル へプチルカルポニル、 3—メチルへプチルカルポニル、 4一メチルへプチルカルポ二 ル、 5—メチルへプチルカルポニル、 6—メチルへプチルカルポニル、 1一プロピル ペンチルカルポニル、 2一ェチルへキシルカルボニル、 5 , 5ージメチルへキシルカ ルポニル、 ノニルカルポニル、 3ーメチルォクチルカルポニル、 4ーメチルォクチル カルボニル、 5—メチルォクチルカルポニル、 6ーメチルォクチルカルポニル、 1 _ プロピルへキシルカルポニル、 2—ェチルへプチルカルポニル、 6, 6—ジメチルへ プチルカルポニル、デシルカルポニル、 1ーメチルノニルカルポニル、 3—メチルノ 二ルカルポニル、 8—メチルノニルカルポニル、 3ーェチルォクチルカルポニル、 3, 7—ジメチルォクチルカルポニル、 7 , 7—ジメチルォクチルカルポニル、 ゥンデシ
ルカルポニル、 4 , 8—ジメチルノニルカルポニル、 ドデシルカルポニル、 トリデシ ルカルポニル、 テトラデシルカルポニル、 ペン夕デシルカルポニル、 3 , 7 , 1 1一 卜リメチルドデシルカルポニル、 へキサデシルカルポニル、 4, 8 , 1 2—トリメチ ルトリデシルカルポニル、 1—メチルペン夕デシルカルポニル、 1 4ーメチルペン夕 デシルカルポニル、 1 3 , 1 3—ジメチルテトラデシルカルポニル、 ヘプタデシルカ ルポニル、 1 5—メチルへキサデシルカルポニル、 ォクタデシルカルポニル、 1ーメ チルヘプタデシルカルポニル、 ノナデシルカルポニル、 ィコシルカルポニル又は 3, 7 , 1 1, 1 5—テトラメチルべキサデシルカルポニル基のような炭素数 1乃至 2 0 個の直鎖又は分枝鎖アルキル基にカルポニル基が結合している基があげられ、好適に は、 C 6— C 1 7アルキルカルポニル基であり、 より好適には、 C8— C 1 2アルキル力 ルポニル基であり、更に好適には、 へプチルカルポニル基、 ノニルカルポニル基又は ゥンデカ二ルカルポニル基である。 上記式 (I ) 中、 置換基群 Aにおける 「(^— C2。アルキニルスルホニル基」 とし ては、 上記であげた 「(^—(^。ァルキル基」 にスルホニル基が結合している基があげ られ、 例えば、 メテルスルホニル、 ェチルスルホニル、 プロピルスルホニル、 イソプ 口ピルスルホニル、 ブチルスルホニル、イソブチルスルホニル、 sーブチルスルホニ ル、 tert—プチルスルホニル、 ペンチルスルホニル、 イソペンチルスルホニル、 2— メチルブチルスルホニル、ネオペンチルスルホニル、 1一ェチルプロピルスルホニル、 へキシルスルホニル、 イソへキシルスルホニル、 4一メチルペンチルスルホニル、 3 一メチルぺンチルスルホニル、 2—メチルペンチルスルホニル、 1ーメチルペンチル スルホニル、 3 , 3—ジメチルブチルスルホニル、 2, 2—ジメチルブチルスルホニ ル、 1 , 1ージメチルプチルスルホニル、 1, 2—ジメチルブチルスルホニル、 1, 3—ジメチルブチルスルホニル、 2 , 3一ジメチルブチルスルホニル、 2—ェチルブ チルスルホニル、 へプチルスルホニル、 1一メチルへキシルスルホニル、 2—メチル へキシルスルホニル、 3—メチルへキシルスルホニル、 4一メチルへキシルスルホニ ル、 5—メチルへキシルスルホニル、 1一プロピルブチルスルホニル、 4, 4—ジメ チルペンチルスルホニル、 ォクチルスルホニル、 1一メチルへプチルスルホニル、 2 一メチルへプチルスルホニル、 3—メチルへプチルスルホニル、 4一メチルヘプチル
スルホニル、 5—メチルへプチルスルホニル、 6—メチルへプチルスルホニル、 1一 プロピルペンチルスルホニル、 2一ェチルへキシルスルホニル、 5, 5ージメチルへ キシルスルホニル、 ノニルスルホニル、 3—メチルォクチルスルホニル、 4一メチル ォクチルスルホニル、 5—メチルォクチルスルホニル、 6—メチルォクチルスルホニ ル、 1—プロピルへキシルスルホニル、 2一ェチルへプチルスルホニル、 6, 6—ジ メチルへプチルスルホニル、 デシルスルホニル、 1ーメチルノニルスルホニル、 3一 メチルノニルスルホニル、 8ーメチルノニルスルホニル、 3ーェチルォクチルスルホ ニル、 3 , 7ージメチルォクチルスルホニル、 7 , 7ージメチルォクチルスルホニル、 ゥンデシルスルホニル、 4, 8—ジメチルノニルスルホニル、 ドデシルスルホニル、 トリデシルスルホニル、テトラデシルスルホニル、ペン夕デシルスルホニル、 3, 7 , 1 1—トリメチルドデシルスルホニル、 へキサデシルスルホニル、 4 , 8, 1 2—ト リメチルトリデシルスルホニル、 1ーメチルペン夕デシルスルホニル、 1 4一メチル ペン夕デシルスルホニル、 1 3 , 1 3—ジメチルテトラデシルスルホニル、 ヘプタデ シルスルホニル、 1 5—メチルへキサデシルスルホニル、 ォクタデシルスルホニル、 1一メチルヘプ夕デシルスルホニル、ノナデシルスルホニル、ィコシルスルホニル又 は 3, 7 , 1 1 , 1 5—テトラメチルへキサデシルスルホニル基のような炭素数 1乃 至 2 0個の直鎖又は分枝鎖アルキル基にスルホニル基が結合している基があげられ、 好適には、 C 5— C 1 6アルキルスルホニル基であり、 より好適には、 C 7— C 1 ;Lアル キルスルホニル基であり、更に好適には、 へプチルスルホニル基、 ノニルスルホニル 基又はゥンデ力ニルスルホニル基である。 上記式 (I ) 中、 置換基群 Aにおける 「(^—。2。アルキニルスルフィエル基」 と しては、 上記であげた 「(31—〇2„ァルキル基」 にスルフィニル基が結合している基が あげられ、 例えば、 メチルスルフィニル、 ェチルスルフィニル、 プロピルスルフィニ ル、 イソプロピルスルフィニル、 ブチルスルフィニル、 イソブチルスルフィニル、 s ーブチルスルフィニル、 ter t—ブチルスルフィニル、 ペンチルスルフィニル、 イソべ ンチルスルフィニル、 2 _メチルブチルスルフィエル、 ネオペンチルスルフィニル、 1一ェチルプロピルスルフィニル、へキシルスルフィニル、イソへキシルスルフィ二 ル、 4ーメチルペンチルスルフィニル、 3—メチルペンチルスルフィニル、 2—メチ
ルペンチルスルフィニル、 1一メチルペンチルスルフィエル、 3, 3—ジメチルブチ ルスルフィニル、 2, 2—ジメチルブチルスルフィニル、 1, 1—ジメチルブチルス ルフィニル、 1, 2—ジメチルブチルスルフィエル、 1 , 3—ジメチルブチルスルフ ィニル、 2, 3—ジメチルブチルスルフィエル、 2—ェチルブチルスルフィエル、 へ プチルスルフィニル、 1—メチルへキシルスルフィニル、 2—メチルへキシルスルフ ィニル、 3—メチルへキシルスルフィニル、 4 _メチルへキシルスルフィニル、 5― メチルへキシルスルフィニル、 1—プロピルブチルスルフィニル、 4 , 4—ジメチル ペンチルスルフィニル、 ォクチルスルフィエル、 1一メチルへプチルスルフィニル、 2—メチルへプチルスルフィニル、 3—メチルへプチルスルフィニル、 4一メチルへ プチルスルフィエル、 5—メチルへプチルスルフィニル、 6—メチルへプチルスルフ ィニル、 1一プロピルペンチルスルフィニル、 2—ェチルへキシルスルフィニル、 5, 5ージメチルへキシルスルフィニル、 ノニルスルフィニル、 3—メチルォクチルスル フィエル、 4—メチルォクチルスルフィニル、 5—メチルォクチルスルフィニル、 6 一メチルォクチルスルフィニル、 1一プロピルへキシルスルフィニル、 2—ェチルへ プチルスルフィニル、 6 , 6ージメチルへプチルスルフィニル、デシルスルフィニル、 1—メチルノニルスルフィニル、 3—メチルノニルスルフィニル、 8一メチルノニル スルフィニル、 3ーェチルォクチルスルフィニル、 3 , 7—ジメチルォクチルスルフ ィニル、 7 , 7—ジメチルォクチルスルフィニル、 ゥンデシルスルフィニル、 4 , 8 一ジメチルノニルスルフィニル、 ドデシルスルフィニル、 トリデシルスルフィニル、 テ卜ラデシルスルフィニル、 ペン夕デジルスルフィニル、 3 , 7 , 1 1 -トリメチル ドデシルスルフィニル、 へキサデシルスルフィニル、 4, 8 , 1 2—トリメチルトリ デシルスルフィニル、 1—メチルペン夕デシルスルフィニル、 1 4ーメチルペン夕デ シルスルフィエル、 1 3, 1 3—ジメチルテトラデシルスルフィニル、 ヘプ夕デシル スルフィニル、 1 5一メチルへキサデシルスルフィニル、ォク夕デシルスルフィニル、 1一メチルヘプ夕デシルスルフィニル、 ノナデシルスルフィエル、ィコシルスルフィ エル又は 3, 7 , 1 1, 1 5ーテトラメチルへキサデシルスルフィエル基のような炭 素数 1乃至 2 0個の直鎖又は分枝鎖アルキル基にスルフィニル基が結合している基 があげられ、 好適には、 C 5— C 1 6アルキルスルフィニル基であり、 より好適には、 C 7 - C X 1アルキルスルフィニル基であり、更に好適には、へプチルスルフィニル基、
ノニルスルフィエル基又はゥンデ力ニルスルフィニル基である。 上記式 (I ) 中、 「置換基群 A」 から選択される任意の基は、 好適には、 独立に 1 乃至 3個置換していてもよく、 より好適には、 1個置換していてもよい。 上記式 (I ) 中、 「置換基群 A」 から選択される任意の基は、 好適には、 水酸基、 ォキソ基、 C【一 C2Qアルコキシ基、 C2— C2。アルケニルォキシ基、 C2 - C2。アルキニ ルォキシ基、 C8_ C12アルキルカルボ二ル基、 C7— アルキルスルホニル基又は C 广 Cuアルキルスルフィエル基であり、 より好適には、 水酸基、 ォキソ基、 メトキシ 基、 C7— C14アルコキシ基又は C7— C14アルケニルォキシ基であり、 更に好適には、 水酸基、 ォキソ基、 メトキシ基又は (Z ) —テトラ— 7—デセニルォキシであり、 特 に好適には、 水酸基、 ォキソ基又はメトキシ基である。 上記式 (I ) 中、 「置換基群 A」 の置換位置は、 ォキソ基においては、 好適には、 1位であり、 他の基においては、 好適には、 3位である。 上記式 (I ) 中、 「ォキソ基で置換されていてもよい 一 C2flアルキル基」 には、 上記であげた 「C!一 C2Qアルカノィル基」 を含む。 上記式(I )中、 「ォキソ基で置換されていてもよい C3— C2。アルケニル基」には、 上記であげた 「c3— c2。アルケノィル基」 を含む。 上記式(I )中、 「ォキソ基で置換されていてもよい c3- cMアルキニル基」には、 上記であげた 「c3— c2。アルキノィル基」 を含む。 上記式 (I ) 中、 好適な R1は、 無置換又は水酸基、 一 C2。アルコキシ基、 C 2— C 2!アルキル力ルポニル基、 c,- c 2。アルキルスルホニル基若しくは C i一 C 2。アルキ ルスルフィ二ル基を置換基として有する c2— c18アルキル基であり、 より好適には、 無置換又は水酸基若しくは 一 C2flアルコキシ基を置換基として有する C 9— c18ァ
ルキル基であり、更に好適には、無置換又は 3位に水酸基若しくはメトキシ基を置換 基として有する、 ドデシル基又はテトラデシル基であり、特に好適には、 ドデシル基 又はテ卜ラデシル基である。 上記式 (I ) 中、 好適な R2は、 無置換又は水酸基、 一 C2。アルコキシ基、 C 2— C 21アルキルカルポニル基、 C ,- C 20アルキルスルホ二ル基若しくは C ^一 C 20アルキ ルスルフィ二ル基を置換基として有する C 2— C 18アルキル基であり、 より好適には、 無置換又は水酸基若しくは 一 c2。アルコキシ基を置換基として有する c2—〇18ァ ルキル基であり、更に好適には、無置換又は 3位に水酸基若しくはメトキシ基を置換, 基として有する、 デシル基、 ドデシル基又はテトラデシル基であり、 特に好適には、 ドデシル基である。 上記式 (I ) 中、 好適な R3は、 C「 C2。アルカノィル基、 C3— C2。アルケノィル基 又は C3— C2。アルキノィル基であり、 より好適には、 ホルミル基、 ァセチル基、 C rl 一 C2。アルケノィル基又は C u— C2。アルキノィル基であり、 更に好適には、 (Z ) - 9一才クタデセノィル基、 ( Z ) - 1 1一才クタデセノィル基、 (E) - 1 1—ォク タデセノィル基、 9—ォクタデシノィル基、 ホルミル基又はァセチル基であり、 特に 好適には、 ( Z ) 一 9ーォクタデセノィル基、 ( Z ) — 1 1 _ォク夕デセノィル基、 (E) ― 1 1一才クタデセノィル基又は 9—ォクタデシノィル基である。 上記式 (I ) 中、 好適な R4は、 無置換又は水酸基、 C ,一 C2。アルコキシ基、. C3— C20アルケニルォキシ基、 C 2— C21アルキルカルボ二ル基、 一 C2。アルキルスルホ ニル基若しくは C i一 C 2。アルキルスルフィエル基を置換基として有する C i _ C 2。ァ ルキル基であり、 より好適には、 無置換又は水酸基、 一 C2()アルコキシ基若しくは C u— C2。アルケニルォキシ基を置換基として有する 一 C2Qアルキル基であり、更に 好適には、 3位に水酸基、 メトキシ基又は Cu— C2。アルケニルォキシ基を置換基と して有する、 デシル基、 ドデシル基又はテトラデシル基であり、 特に好適には、 3— ヒドロキシデシル基、 3—メトキシデシル基又は (R) — 3— { ( Z ) ーテトラー 7 一デセニルォキシ}テトラデシル基であり、最も好適には、 3—ヒドロキシデシル基
又は 3—メトキシデシル基である。 上記式 (I) 中、 好適な R5は、 ハロゲン原子、 水酸基又は無置換の 一 C4アルコ キシ基であり、 より好適には、 フッ素原子、 水酸基又はメトキシ基であり、 特に好適 には、 水酸基又はメトキシ基である。 上記式(I) の化合物は、 塩にすることができるが、 そのような塩としては、 好適 には、 ナトリウム塩、 カリウム塩、 マグネシウム塩又はカルシウム塩のようなアル力 リ金属又はアルカリ土類金属の塩; トリェチルァミン塩、 トリメチルァミン塩のよう な有機塩基の塩を挙げることができる。 また、本発明の化合物( I )は、大気中に放置しておくことにより、水分を吸収し、 吸着水が付いたり、水和物となる場合があり、そのような水和物も本発明の塩に包含 される。 さらに、 本発明の化合物 (I) は、 他のある種の溶媒を吸収し、 溶媒和物となる場 合があるが、 そのような溶媒和物も本発明の塩に包含される。 上記式 (I) の化合物は、 エステルを形成することができるが、 そのエステルを形 成する置換基としては、 次の (a) 〜 (f) の式を有するものを挙げることができ、 「生体内で加水分解のような生物学的方法により開裂し得る保護基」や、加水素分解、 加水分解、電気分解、光分解のような化学的方法により開裂し得る 「反応における保 護基」 を示す。
(a) -CHRaRb
(b) — CHRcRd
(c) 一 (CHRe) n-OCORf
(d) 一 (CHRe) n-ORg
(e) —S i RgRhRi
(f ) 一 CH2— Ph— CO〇Rj
上記式中、
nは、 1又は 2を示し、
P hは、 フエ二ル基を示し、
Raは、 水素原子、 低級アルキル基、 ァリール置換された低級アルキル基、 ハロゲ ノ低級アルキル基、 低級アルケニル華、 低級アルキニル基、 脂肪族ァシル基、 又は、 ァリール置換された脂肪族ァシル基を示し、 好適には、 水素原子、 低級アルキル基、 ハロゲノ低級アルキル基、 低級アルケニル基、 又は、 低級アルキニル基であり、 更に 好適には、水素原子、 炭素数 1乃至 3個のアルキル基、 ハロゲノ炭素数 1乃至 3個の アルキル基、炭素数 2又は 3個の低級アルケニル基、炭素数 2又は 3個の低級アルキ ニル基である。
Rbは、 水素原子又は低級アルキル基を示し、 好適には、 水素原子である。
Reは、 ァリール基又は置換されたァリール基 (該置換基としては、 低級アルキル 基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子及びニトロ基を挙げることができる。)を示し、 好適には、低級アルコキシ化ァリール基、ハロゲン化ァリール基又はニトロ化ァリー ル基であり、更に好適には、低級アルコキシ化フエニル基、ハロゲン化フエ二ル基又 はニトロ化フエニル基である。
Rdは、 水素原子又は Reで定義した基を示す。
Reは、 水素原子又は低級アルキル基を示し、 好適には、 水素原子又は炭素数 1乃 至 3個のアルキル基である。
Rfは、低級アルキル基、低級アルコキシ基又は Reで定義した基を示し、好適には、 低級アルキル基又は低級アルコキシ基であり、更に好適には、炭素数 1乃至 3個のァ ルキル基又は炭素数 1乃至 3個のアルコキシ基である。
又、 Re及び R fは、 一緒になつて、 フタリジル基又はモノ若しくはジ置換のフ夕リ ジル基(該置換基としては、低級アルキル基又は低級アルコキシ基を挙げることがで きる。 ) を示してもよい。
Rg、 Rh及び R iは、 同一又は異なって、 低級アルキル基又は Reで定義した基を示 し、 好適には、 低級アルキル基であり、 更に好適には、 炭素数 1乃至 3個のアルキル 基である。
R jは、低級アルキル基を示し、好適には、炭素数 1乃至 3個のアルキル基である。
上記「生体内で加水分解のような生物学的方法により開裂し得る保護基」及び「反 応における保護基」 としては、 具体的には、 以下の基があげられる。 すなわち、 「生体内で加水分解のような生物学的方法により開裂し得る保護基」 と しては、 好適には、 メトキシメチル、 1一エトキシェチル、 1—メチルー 1ーメトキ シェチル、 tert—ブトキシメチル、 フエノキシメチル、 ァセトキシメチル、 ビバロイ ルォキシメチル、 シクロペンタノィルォキシメチル、 1ーシクロへキサノィルォキシ プチル、 ベンゾィルォキシメチル、 メトキシカルポニルォキシメチル、 2一プロポキ シカルポニルォキシェチルであり、
「反応における保護基」 としては、 好適には、 メチル、 ェチル、 n—プロピル、 イソ プロピル、 n—ブチル、 イソブチル、 s—ブチル、 tert—ブチル、 n—ペンチル、 ィ ソペンチル、 2—メチルブチル、ネオペンチル、 1一ェチルプロピル、 n—へキシル、 イソへキシル、 4ーメチルペンチル、 3—メチルペンチル、 2ーメチルペンチル、 1 ーメチルペンチル、 3, 3—ジメチルブチル、 2, 3ージメチルブチル、 2—ェチル ブチル;ェテニル、 1 _プロぺニル、 2—プロぺニル、 1—メチル— 2—プロぺニル、 2—メチル— 1一プロぺニル、 2—ェチル— 2—プロぺニル、 1—ブテニル、 3—メ チルー 2—ブテニル、 3—ブテニル、 1一メチル— 3—ブテニル、 2—ペンテニル、 1ーメチルー 3—ペンテニル、 2一へキセニル;ェチニル、 2—プロピニル、 2—メ チルー 2—プロピニル、 2一ブチェル、 1—メチル— 2—ブチニル、 1ーェチルー 2 ーブチニル、 2—ペンチニル、 3—ペンチニル、 4—ペンチニル、 2—へキシェル; ァセチルメチル;ベンジル、 フエネチル、 3 _フエニルプロピル、 α—ナフチルメチ ル、 β一ナフチルメチル、 ジフエニルメチル、 トリフエニルメチル、 6—フエニルへ キシル、 ひ一ナフチルジフエニルメチル、 9一アンスリルメチル、 4一メチルベンジ ル、 2 , 4, 6—トリメチルベンジル、 3 , 4 , 5—トリメチルベンジル、 4ーメト キシベンジル、 4—メトキシフエニルジフエニルメチル、 2一二トロベンジル、 4 - ニトロベンジル、 4一クロ口ベンジル、 4—ブロモベンジル、 4—シァノベンジル、 4一シァノベンジルジフエニルメチル、 ビス ( 2—ニトロフエニル) メチル、 4ーメ トキシカルポニルベンジル; トリメチルシリル、 トリェチルシリル、 イソプロピルジ
メチルシリル、 tert—プチルジメチルシリル、 メチルジイソプロピルシリル、 メチル ジ tert—プチルシリル、 トリイソプロピルシリル、 メチルジフエエルシリル、 イソプ 口ピルジフエエルシリル、プチルジフエニルシリル、 フエニルジイソプロピルシリル 基である。 上記式 (I) の化合物は、 分子中に不斉炭素を有し、 各々が S配位、 R配位である 立体異性体が存在するが、特に明示していない場合は、 その各々、 或いはそれらの混 合物のいずれも本発明に包含される。 上記式 (I) の化合物は、 分子中に二重結合を有し、 各々が Z配置、 E配置である 幾何異性体が存在するが、その各々、或いはそれらの混合物のいずれも本発明に包含 される。 本発明の一般式 (I) を有する化合物の具体例としては、 例えば、 下記表 1に記載 の化合物を挙げることができるが、本発明は、 これらの化合物に限定されるものでは ない。 なお、 表 1の化合物は、 式 (I) の構造式を有する。 更に表中の略号は下記の通りである。
Me :メチル基、 E t :ェチル基、 P r :プロピル基、 i P r :イソプロピル基、 A c :ァセチル基、 Fo r :ホルミル基、 Q 1 : 3—ヒドロキシデシル基、 Q 2 : 3— ヒドロキシドデシル基、 Q3: 3—ヒドロキシテトラデシル基、 Q4: 3—メトキシ デシル基、 Q5 : 3—メトキシドデシル基、 Q6 : (R) — 3— { (Z) —テトラ— 7—デセニルォキシ}テトラデシル基、 Q7 :ヘプチルォキシェチル基、 Q8 :ノニ ルォキシェチル基、 Q 9:へプチルカルポニルェチル基、 Q 10:ノニルカルポニル ェチル基、 Q 11 :ゥンデ力二ルカルポニルェチル基、 Q 12:へプチルスルホニル ェチル基、 Q 13 :ノニルスルホニルェチル基、 Q 14:ゥンデ力ニルスルホニルェ チル基、 Q 15 :へプチルスルフィニルェチル基、 Q 16:ノニルスルフィエルェチ ル基、 Q 17 :ゥンデ力ニルスルフィニルェチル基、 Q 18 :ォクタデカノィル基、 Q19 : 11一ドデセノィル基、 Q20 : (Z) — 1 1—テトラデセノィル基、 Q2
1 : (Z) - 11一へキサデセノィル基、 Q22: (Z) 一 9—ォクタデセノィル基、 Q23 : (Z) — 11一才クタデセノィル基、 Q24: (E) — 11—ォクタデセノ ィル基、 Q25 : (Z, Z) -9, 12—ォクタデカジエニル基、 Q26 : 9—ォク 夕デシノィル基、 Q27 : 11—ォク夕デシノィル基、 Q28 : (R) — 3— (ドデ シルォキシ)テトラデシル基、 (R)— Q1: (R)— 3—ヒドロキシデシル基、 (S) -Q2 : (S) —3—ヒドロキシドデシル基。
(表 1)
2 . Cl2 Cl2 5 Q26 (R)-Q4 OH
3 Cn Cl2 5 Q26 (R)-Ql OMe
9 Cl2 5 C12H25 Q22 (R)-Ql OMe
10 Cl2 C 12^25 Q22 (R)-Ql OH
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326 (R)-Q3 (R)-Q3 Ac Q28 OMe
327 (R)-Q3 (R)-Q3 Ac Q28 OH
328 (R)-Q3 (R)-Q3 Ac Q28 F
表 1において、 好適な化合物は、
例示化合物番号 1:カルポキシメチル 6— O— [2—デォキシー 3— O— [ (R) -3 —メトキシデシル]一 6— O—メチル一2— [9一才クタデシノィルァミノ]— 4一 O —ホスホノ— ]3— D—ダルコピラノシル] -2, 3— O—ジドデシルー 一 D—ダル コピラノシド、
例示化合物番号 7:カルポキシメチル 6— 0_[2—デォキシー 3— O— [ (R) — 3 —メトキシデシル] - 6— O—メチルー 2 - [ (Z) ― 9—ォク夕デセノィルァミノ] —4—〇—ホスホノ一jS—D—ダルコピラノシル]一 2, 3—〇一ジドデシル一 α_ D—ダルコピラノシド、
例示化合物番号 13:カルボキシメチル 6—〇— [2—デォキシー3—〇— [ (R) ― 3—メトキシデシル]— 6— Ο—メチルー 2— [ (Ζ) ― 1 1一才クタデセノィルアミ ノ]— 4—〇一ホスホノ _ 3—D—ダルコピラノシル]— 2, 3 _〇—ジドデシルー a 一 D—ダルコピラノシド、
例示化合物番号 19:カルボキシメチル 6—〇— [2—デォキシー 3— O— [ (R) - 3—メトキシデシル]— 6—〇ーメチルー 2— [ (E) - 1 1一才クタデセノィルアミ ノ ]ー4— O—ホスホノ一 j3— D—ダルコ—ピラノシル] -2, 3—〇一ジドデシルー a 一 D—ダルコピラノシド、
例示化合物番号 43:カルポキシメチル 6—〇_[2—デォキシー 3— 0 [ (R) — 3—メトキシデシル ]一 2— [ (Z) 一 9一才クタデセノィルァミノ]— 4—〇一ホス ホノ— 6—〇ーメチル一 β一 D—ダルコピラノシル]— 3—〇ードデシルー 2 -0- テトラデシルー α— D—ダルコピラノシド、
例示化合物番号 49:カルポキシメチル 6— Ο— [2—デォキシー 3—〇一 { (R) 一 3—メトキシデシル} - 6—〇一メチルー 2— { (Ζ) — 1 1— (ォクタデセノィ ルァミノ) }一 4一 Ο—ホスホノー) 3— D—ダルコピラノシル] —3—〇ードデシル
一 2— O—テトラデシルー α—D—ダルコピラノシド、
例示化合物番号 50:カルボキシメチル 6—〇一 [2—デォキシ— 3— 0— [ (R) ― 3—メトキシデシル]一 2— [ (Ζ) — 1 1—ォクタデセノィルァミノ ]一 4一〇一ホ スホノ— D—ダルコピラノシル]— 3— Ο—ドデシル— 2— Ο—テトラデシルー ひ一 D—ダルコピラノシド、
例示化合物番号 51:カルポキシメチル 6— Ο— [2—デォキシ— 3 - 0—[ (R) — 3—ヒドロキシデシル]一 6—〇—メチルー 2— [ (Ζ) - 1 1一才クタデセノィルァ ミノ]— 4—〇—ホスホノ— β— D—ダルコピラノシル]一 3— Ο—ドデシルー 2一 〇ーテトラデシルー α— D—ダルコピラノシド、
例示化合物番号 52:カルボキシメチル 6—〇—[ 6—〇—ァリルォキシカルボニル — 2—デォキシー 3—0— [ (R) — 3—ヒドロキシデシル]— 2— [ (Ζ) - 1 1 - ォクタデセノィルァミノ]一 4一〇一ホスホノー ]3— D—ダルコビラノシル ]— 3— 0—ドデシル— 2—〇ーテトラデシルー α—D—ダルコピラノシド、
例示化合物番号 55:カルポキシメチル 6—〇— [2—デォキシ— 3— 0— [ (R) 一 3—メトキシデシル]一 2— [ (E) - 1 1—ォクタデセノィルァミノ ]ー4一〇一ホ スホノ一 6—〇一メチルー; 3— D—ダルコピラノシル]— 3—〇一ドデシルー 2 -0 —テトラデシルーひ一D—ダルコピラノシド、
例示化合物番号 66:カルボキシメチル 6— 0— [2—デォキシー 2—ホルムアミド 一 4一 O—ホスホノ— 3—O— [ (R) — 3— [ (Z) — 7—テトラデセニルォキシ] テトラデシル] 一 β _D—ダルコピラノシル] 一 3— O—ドデシルー 2— O—テトラ デシルー 一 D—ダルコピラノシド、
例示化合物番号 107:カルポキシメチル 6— O— [2—ァセタミドー 2—デォキシー 6— 0—メチルー 4— O—ホスホノ一 3—〇一 [ (R) - 3 - C (Z) — 7—テトラ デセニルォキシ]テトラデシル] _/3_D—ダルコピラノシル] - 3 -0-ドデシル —2—〇一 (3—ヒドロキシテトラデシル) — a— D—ダルコピラノシド、例示化合 物番号 108:カルポキシメチル 6—0— [2—ァセタミド—2—デォキシ—4—〇一 ホスホノー 3— O— [ (R) — 3— [ (Z) 一 7—テトラデセニルォキシ] テトラデ シル] 一 ]3— D—ダルコピラノシル] — 3— O—ドデシルー 2—〇 _ (3—ヒドロキ シテトラデシル) 一 a— D—ダルコピラノシド、
例示化合物番号 161:カルボキシメチル 6—〇一 [2—デォキシ _ 3— O— [ (R) — 3—メトキシデシル]— 2—ォクタデカノィルァミノ一 4_〇一ホスホノー 6—〇一 メチルー )3— D—ダルコピラノシル]— 3— O—ドデシルー 2— O—テトラデシルー a— D—ダルコピラノシド、
例示化合物番号 165:カルボキシメチル 6— O— [2—デォキシ— 3—0— [ (R) —
3—メトキシデシル]— 2— [ (Z, Z) — 9, 1 2—才ク夕デカジエニルァミノ]一
4—〇一ホスホノ一 6— O—メチル一 j8— D—ダルコビラノシル ]— 2, 3— O—ジ ドデシルーひ一 D—ダルコピラノシド、
例示化合物番号 173:カルポキシメチル 6— O— [2—デォキシー3— O— [ (R) — 3—メトキシデシル]— 2— [1 1—才クタデシノィルァミノ]一 4— O—ホスホノ一 6—〇—メチルー )3— D—ダルコビラノシル ]— 2,. 3— O—ジドデシルー α— D— ダルコピラノシド、
例示化合物番号 292:カルポキシメチル 6—〇一 [3— Ο—デシル— 2—デォキシ— 2 -[ (Ζ) - 1 1ーォクタデセノィルァミノ]一 4—0—ホスホノー 6—〇_メチル 一 ]3— D—ダルコピラノシル] _ 3—〇一ドデシルー 2—〇ーテトラデシルー -Ώ 一ダルコピラノシド、
例示化合物番号 293:カルボキシメチル 6— Ο— [3—〇一デシル— 2—デォキシー 2 -[ (Ζ) - 1 1—ォクタデセノィルァミノ]— 4— Ο—ホスホノ一 jS—D—ダルコ ピラノシル] - 3 -0-ドデシルー 2—〇—テトラデシルー α— D _ダルコピラノシ ド、
例示化合物番号 294:カルポキシメチル 3— Ο—デシル— 6— Ο _ [ 2—デォキシ一 3-O-C (R) — 3—メトキシデシル]— 2— [ (Ζ) 一 1 1一才クタデセノィルァ ミノ]— 4一 Ο—ホスホノ _6— Ο—メチルー j8— D—ダルコピラノシル]— 2—〇 —テトラデシルー α— D—ダルコピラノシド、
例示化合物番号 295:カルポキシメチル 3—〇—デシルー 6—〇— [2—デォキシ— 3 -0- [ (R) — 3—メトキシデシル] — 2— [ (Ζ) — 1 1—ォクタデセナミド] — 4—〇一ホスホノー /3—D—ダルコピラノシル]一 2—〇ーテトラデシルー α— D 例示化合物番号 298:カルポキシメチル 6—〇一 [2—デォキシ— 3—〇一 [ (R)
3—メトキシデシル]— 2— [ (Z) - 1 1—ォク夕デセノィルァミノ]一 4一〇一ホ スホノ— 6—O—メチル—3— D—ダルコビラノシル ]— 2, 3—O—ジテトラデシ ル一 a— D—ダルコピラノシド、
例示化合物番号 302:カルポキシメチル 6—〇一 [2—デォキシー 3—〇_[ (R) - 3—メトキシデシル]— 2— [ (Ζ) ― 1 1—ォクタデセノィルァミノ]一 4—Ο—ホ スホノ一 6—〇一メチルー 3_D—ダルコビラノシル ]— 2, 3—〇一ビス [ (R) - 3—メトキシドデシル]一 一 D—ダルコビラノシド、
例示化合物番号 306:カルポキシメチル 6— O— [2—デォキシー 3—〇_[ (R) — 3—メトキシドデシル]— 2— [ (Z) — 1 1—ォクタデセノィルァミノ ]ー4—〇一 ホスホノー 6— O—メチルー jS— D—ダルコピラノシル]— 2, 3—〇—ジドデシル — α— D—ダルコピラノシド、
例示化合物番号 308:カルボキシメチル 6—〇一 [2—デォキシ— 3— Ο—ノニルォ キシェチルー 2 _[ (Ζ) — 1 1—ォクタデセノィルァミノ]一 4—〇一ホスホノー 6 _〇一メチルー β—D—ダルコピラノシル] - 2, 3—〇ージドデシルー 一 D—グ ルコピラノシド、
例示化合物番号 312:カルポキシメチル 6 _〇一 [2—デォキシー 3—〇一 [ (R) ― 3—メトキシデシル]一 2— [ (Ζ) 一 1 1一才クタデセノィルァミノ]一 4—〇ーホ スホノー 6—〇ーメチルー i3_D—ダルコピラノシル]— 2 -0-ドデシルー 3—〇 一, [ (R) — 3—メトキシドデシル]一 α—D—ダルコピラノシド、
例示化合物番号 317:カルポキシメチル 6— O— [2—デォキシ— 3—〇— [ (R) — 3—メトキシデシル ]ー 2— [ (Z) - 1 1ーォクタデセノィルァミノ ]一 4— O—ホ スホノ一 6—〇一メチルー 3— D—ダルコピラノシル ]_ 2, 3—〇一ビス (ノニル ォキシェチル) —ひ一D—ダルコピラノシド、
例示化合物番号 320:カルポキシメチル 6— O— [2—デォキシー 3—〇一へプチル ォキシェチルー 2— [ (Z) - 1 1ーォクタデセノィルァミノ ]一 4—〇一ホスホノー 6— O—メチル一 /3— D—ダルコビラノシル ]ー 2, 3_〇—ジドデシルー a— D— ダルコピラノシド、
例示化合物番号 322:カルポキシメチル 6— O— [2,デォキシー 3— O— [ (R) - 3—メトキシデシル]— 2— [ (Z) — 1 1—ォク夕デセノィルァミノ ]一 4— O—ホ
スホノー 6—〇一メチル— j3— D—ダルコビラノシル ]ー2, 3— O—ビス [ (R) — 3—ヒドロキシドデシル]一 α— D—ダルコピラノシド、
例示化合物番号 326:カルポキシメチル 6— 0_[2—ァセタミド—2—デォキシ— 3— Ο— { (R) — 3—ドデシルォキシテトラデシル} 一 6—〇_メチル—4一〇一 ホスホノ— 3— D—ダルコピラノシル] — 2— Ο— { (R) 一 3—ヒドロキシテトラ デシル} ー3—〇— { (R) 一 3—ヒドロキシテトラデシル} 一ひ一 D—ダルコビラ ノシド、
例示化合物番号 327:カルポキシメチル 6—〇— [2—ァセタミドー 2—デォキシ一 3—〇一 { (R) — 3—ドデシルォキシテトラデシル} — 4— Ο—ホスホノ一 /3— D —ダルコピラノシル ] 一 2— O— { (R) 一 3—ヒドロキシテトラデシル} — 3—〇 - { (R) 一 3—ヒドロキシテトラデシル} 一 一 D—ダルコピラノシド又は 例示化合物番号 328:カルボキシメチル 6—〇一 [2—ァセタミドー 2, 6—ジデォ キシー 3_〇ー { (R) 一 3—ドデシルォキシテトラデシル} —6—フルオロー 4一 〇_ホスホノー iS—D—ダルコピラノシル] — 2—〇一 { (R) —3—ヒドロキシテ トラデシル} — 3—〇一 { — 3—ヒドロキシテトラデシル} 一 α— D—ダルコ ピラノシド
であり、 最も好適な化合物は、
例示化合物番 1:カルポキシメチル 6—〇— [2—デォキシー 3— Ο— [ (R) - 3 ーメトキシデシル]一 6—〇—メチル—2— [9一才クタデシノィルァミノ ]一 4一〇 一ホスホノ一 /3—D—ダルコピラノシル]一 2, 3— Ο—ジドデシル— α— D—ダル コピラノシド、
例示化合物番号 7:カルポキシメチル 6— Ο— [2—デォキシー 3—0— [ (R) —3 —メトキシデシル]— 6—0—メチル—2— [ (Ζ) 一 9一才クタデセノィルァミノ] 一 4—〇一ホスホノー /3—D—ダルコピラノシル] -2, 3—〇一ジドデシルー ― D—ダルコピラノシド、
例示化合物番号 13:カルボキシメチル 6— O— [2—デォキシ— 3— 0_[ (R) ― 3—メトキシデシル]— 6—〇—メチルー 2— [ (Z) - 1 1—ォクタデセノィルアミ ノ]— 4一〇—ホスホノ一 ]3— D—ダルコピラノシル] -2, 3- O—ジドデシルー α 一 D_ダルコピラノシド、
例示化合物番号 19:カルポキシメチル 6—〇— [2—デォキシー 3—0— [ (R) 一 3—メトキシデシル]— 6—O—メチルー 2— [ (E) - 11—ォクタデセノィルアミ ノ]― 4一 O—ホスホノ一 β— D—ダルコピラノシル]— 2, 3— Ο—ジドデシル一ひ 一 D—ダルコピラノシド、
例示化合物番号 49:カルポキシメチル 6—〇— [2—デォキシ— 3—0— { (R) — 3—メトキシデシル} 一 6—Ο—メチルー 2— { (Ζ) — 11一 (ォクタデセノィ ルァミノ) } — 4—〇一ホスホノー j3— D—ダルコピラノシル] —3—〇ードデシル — 2— O—テトラデシルーひ一 D—ダルコピラノシド、
例示化合物番号 50:カルボキシメチル 6— 0— [2—デォキシー 3— O— [ (R) ― 3—メトキシデシル]— 2— [ (Z) 一 11—ォクタデセノィルァミノ]一 4一〇ーホ スホノ一 /3— D—ダルコピラノシル]— 3— O—ドデシルー 2 _〇一テトラデシルー ひ一D—ダルコピラノシド、
例示化合物番号 51:カルボキシメチル 6— 0_[2—デォキシー 3—〇— [ (R) 一 3—ヒドロキシデシル]— 6— O—メチル—2— [ (Z)― 11一才クタデセノィルァ ミノ]— 4— O—ホスホノ _/3— D—ダルコピラノシル]— 3— O—ドデシルー 2― 〇ーテトラデシルーひ一 D—ダルコピラノシド又は
例示化合物番号 52:カルボキシメチル 6_0_[6—〇ーァリルォキシカルボニル 一 2—デォキシー 3—0— [ (R) —3—ヒドロキシデシル]— 2— [ (Z) — 11— ォクタデセノィルァミノ]— 4一 0—ホスホノ一 |S— D—ダルコピラノシル]— 3— O—ドデシル一 2—〇—テトラデシルー α—D—ダルコピラノシド
である。 本発明の一般式(I) を有する化合物は、以下の方法により、公知化合物(II) (A 1 d r i c hより入手)又は(IV- 3) (カルボハイドレート ·リサーチ、第 254巻、 43頁 (1994年) に記載の方法に準じて合成) を出発原料として用いて、 製造す ることができる。
/ OsAV
B工程 a法… 6位 OH体
… 6位 H体 ·ハロゲン体
d法… 3位アルケニル ·アルキニル
(VI-2)
(VI-4)
(XXII)
(XXVIII)
(XXIX)
(I)
上記工程中、 R R R3、 R4及び R5は前述したものと同意義を示す。
R6及び R7は、同一又は異なって水素原子、 C - C6アルキル基又は Cf d。ァリ ル基を示す。
R1()は、 下記置換基群 Bから選択された一種又は二種以上の基で置換されていても よい、 C f Czoアルキル基、 C2_ C20アルケニル基又は C2— C20アルキニル基であり、 置換基群 Bは、 ハロゲン原子、 保護された水酸基 (該保護基としては、 好適には、 ト リクロロエトキシカルポニル基又はべンジル基である) 、 ォキソ基、 ォキソ基を有し ていてもよい C !— C2Dアルコキシ基、ォキソ基を有していてもよい C2— C2。アルケニ ルォキシ基、 ォキソ基を有していてもよい C2— C2()アルキニルォキシ基、 ォキソ基を 有していてもよい C !—Cz。アルカノィルォキシ基、 ォキソ基を有していてもよい C3 一 C2()アルケノィルォキシ S及びォキソ基を有していてもよい C3—C2。アルキノィル ォキシ基からなる群である。
R11は、 水酸基の保護基であり、 好適には、 ベンジルォキシカルポニル基又はァリ ルォキシカルポニル基である。
R12は、 1一プロぺニル基である。
R13は、 ァリル基、 置換基を有してもよい C6—C IDァリール基又は置換基を有して もよい C7— C„ァラルキル基を示し、 好適には、 ァリル基、 フエニル基又はべンジル 基である。
R14、 R15及び R16は、 同一又は異なって、 ( 4ァルキル基又は C6— C 1Qァリ一 ル基を示す。
R17は、 ォキソ基を有していてもよい 一 C6アルキル基を示す。
R18は、 水素原子又はハロゲン原子を示す。
R19は、 水素原子、 ハロゲン原子、 保護された水酸基 (該保護基としては、 好適に は、 ベンジルォキシカルポニル基又はァリルォキシカルボニル基である。 ) 、 ォキソ 基を有していてもよい 一 C6アルコキシ基、 ォキソ基を有していてもよい C2— C6 アルケニルォキシ基又はォキソ基を有していてもよい C 2— C6アルキニルォキシ基 を示す。 本願発明の化合物 (I ) を製造する工程は 3工程からなる。
( 1 ) A工程は、 中間体 (VI- 2) 又は (VI- 4) を製造する工程であり、 a法及び b法 の 2種類の方法を記載する。
( 2 ) B工程は、 中間体 (XI I I) 、 (XIX) 及び (XXI I) を製造する工程である。 R5
の種類に応じて、 a法、 b法及び c法の 3種類の方法を記載する。
(3) C工程は、 中間体(VI- 2) 又は(VI- 4) と中間体 (XIII) 、 (XIX)及び (XXII) を縮合し、 目的化合物 (I) を製造する工程である。 以下、 各工程につき、 説明する。
(1) A工程
(1— 1) a法
本方法は化合物 (II) を出発原料とし、 化合物 (VI- 2) を製造する方法である。
(第 A a 1工程)
本工程は、ジァセトン一 D—グルコース化合物(I I)の 3位水酸基がアルキル化(ァ ルケニル基、 アルキニル基を導入する場合も含む。 以下、 製造工程の説明において、 同様の定義とする。 ) 又はァシル化された化合物 (III) を製造する工程であり、 ァ ルキル化は下記①の方法、 ァシル化は下記②の方法により達成される。
①アルキル化
本工程は、 不活性溶剤中、 塩基の存在下、 化合物 (I I) にアルキル化剤を反応さ ることによって達成される。
使用される溶剤としては、例えば、 ジォキサン、 テトラヒドロフランなどのエーテ ル類;ホルムアミド、 ジメチルホルムアミドなどのアミド類;ジクロロメタンなどの ハロゲン化炭化水素類があげられるが、 好適には、 ジメチルホルムアミドである。 使用される塩基としては、例えば、 水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの水酸 化アルカリ金属; n-ブチルリチウム、 t-ブチルリチウムなどのアルキルリチウム類; 水素化カリウム、水素化ナトリウムなどの水素化アルカリ金属等があげられるが、好 適には、 水素化ナトリウムである。
使用されるアルキル化剤としては、例えば、 ハロゲン化炭化水素類、 スルホン酸ェ ステル類が挙げられるが、 好適には、 臭化物 (R2B r) 又はメタンスルホン酸エス テル (R2OS02Me) である。
反応温度は、通常 0°C乃至 100°Cで行われるが、好適には、 0°C乃至 60°Cであ る。
反応時間は、 反応温度、 原料、 試薬または使用される溶剤等によって異なるが、 通
常、 2 0分間乃至 4 8時間であり、 好適には、 2乃至 2 4時間である。
反応終了後、 本反応の目的化合物は常法に従って、 反応混合物から採取される。例 えば、 反応混合物を中和した後、濃縮し、酢酸ェチルのような水と混和しない有機溶 剤を加え、水洗後、 目的化合物を含む有機層を分離し、無水硫酸マグネシウム等で乾 燥後、 溶剤を留去することで得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマトダラ フィ一等により、 精製することもできる。
②ァシル化
本工程は、 不活性溶剤中、 縮合剤及び塩基の存在又は非存在下、 化合物 (I I) に、 ァシル化剤を処理することにより達成される。
使用される溶剤としては、例えば、 テトラヒドロフラン、 ジォキサンのようなエー テル類;メチレンクロリド、 クロ口ホルム、 四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素 類; N,N—ジメチルホルムアミドのようなアミド類をあげることができるが、 好適に は、 メチレンクロリドである。
使用される縮合剤としては、 1, 3 -ジシクロへキシルカルポジイミド、 1,3 -ジイソプ 口ピルカルポジィミドなどのカルポジィミド類をあげることができるが、 好適には、 1, 3-ジシクロへキシルカルポジイミドである。
使用される塩基としては、 ピリジン、 ジメチルァミノピリジン、 トリェチルァミン のような有機塩基類をあげることができるが、好適には、 4-ジメチルァミノピリジン である。
使用されるァシル化剤としては、式: R2'〇Hで表されるカルボン酸、または、式: R2' C 1 (式中、 R2'は、 R2の定義のうちアルカノィル基、 アルケノィル基又はアル キノィル基を示す。)で表される酸クロライドがあげられる。これらのァシル化剤が、 水酸基又はォキソ基を有する場合、 かかる基は'保護されていてもよく、例えば、 ォキ ソ基は、 ァセタール基として保護される。
反応温度は、 通常 0 °C乃至 1 0 0 °Cであり、 好適には、 1 5 乃至 2 5 °C (室温) である。
反応時間は、 通常 2 0分間乃至 2 4時間であり、 好適には 1乃至 5時間である。 反応終了後、本反応の目的化合物は常法に従って、 反応混合物から採取される。例
えば、 反応混合物をろ過し、 酢酸ェチルのような水と混和しない有機溶剤を加え、水 洗後、 目的化合物を含む有機層を分離し、無水硫酸マグネシウム等で乾燥後、溶剤を 留去することで得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマトダラ フィ一等により、 精製することもできる。
(第 A a 2工程)
本工程は、 化合物 (I I I) を、 ァリルアルコール溶媒中、 塩酸ガス存在下で加熱す ることにより化合物 (IV-1) を得る工程である。
反応温度は、通常 0 °C乃至溶媒の還流加熱温度で行われるが、好適には、室温乃至
8 0 °Cである。
反応時間は、 通常 2 0分間乃至 2 4時間であり、 好適には、 1乃至 5時間である。 (第 A a 3工程)
本工程は、化合物(IV- 1) の 4位及ぴ 6位アルコールにイソプロピリデンを架け化 合物 (IV- 2) を得る工程である。 本工程は、 化合物 (IV- 1) に、 不活性溶剤中、 酸触 媒存在下で 2, 2—ジメトキシプロパンを作用させることにより達成される。
使用される溶剤としては、例えば、ジメチルホルムアミドなどのアミド類があげら れる。
使用される酸触媒としては、 p—トルエンスルホン酸、カンファースルホン酸など があげられる。
反応温度は、 通常室温乃至 5 0 °Cである。
反応時間は、 通常 2 0分間乃至 2 4時間である。
反応終了後、 本反応の目的化合物(IV- 2) は常法に従って、 反応混合物から採取さ れる。例えば、 反応混合物を濃縮し、酢酸ェチルのような水と混和しない有機溶剤を 加え、水洗後、目的化合物を含む有機層を分離し、無水硫酸マグネシゥム等で乾燥後、 溶剤を留去することで得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマトダラ フィ一等により、 精製することもできる。
(第 A a 4工程)
本工程は、 化合物 (IV-2) の 2位のアルコールをアルキル化して化合物 (V) を得 る工程であり、 第 A a 1工程と同様の条件で処理することにより達成される。
(第 A a 5工程)
本工程は、 化合物 (V) の 1位ァリル基を段階的に酸化して、 力ルポキシメチル基 へと変換したのち、 エステル化して化合物(VI- 1) を製造する工程であり、 酸化剤お よびエステル化剤を処理することによって達成される。
①ァリル基からカルポキシメチル基への段階的な酸化
本工程は、 不活性溶剤中、 四酸化ルテニウムにより、 化合物 (V) のァリル基を力 ルポン酸へ変換する工程である。
使用される溶剤としては、 例えば、 水—四塩化炭素—シァノメタン (3 : 2 : 2 ) などがあげられる。
反応温度は、 通常 O t乃至 5 0 °Cであり、 好適には、 0 °C乃至室温である。
反応時間は、 通常 2 0分間乃至 2 4時間である。
②エステル化
本工程は、不活性溶剤中、塩基の存在下、 上記①で得られたカルボン酸に臭化ァリ ルを反応させて達成される。
使用される溶剤としては、例えば、 テトラヒドロフラン、 ジォキサンなどのエーテ ル類;メチレンクロリド、 クロ口ホルム、 四塩化炭素などのハロゲン化炭化水素類; ジメチルホルムアミドなどのアミド類;酢酸ェチルなどのエステル類があげられる。 反応温度は、 通常 0 °C乃至 5 0 °Cであり、 好適には、 0 乃至室温である。
反応時間は、 通常 2 0分間乃至 2 4時間である。
反応終了後、 本反応の目的化合物は常法に従って、 反応混合物から採取される。例 えば、反応混合物を濃縮し、 酢酸ェチルのような水と混和しない有機溶剤を加え、水 洗後、 目的化合物を含む有機脣を分離し、無水硫酸マグネシウム等で乾燥後、溶剤を 留去することで得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマトダラ
フィ一等により、 精製することもできる。 (第 A a 6工程)
本工程は、化合物(VI- 1) の 4位及び 6位の水酸基の保護基を酸処理により脱保護 することによって達成される。
使用される酸としては、 例えば、 塩酸、 硫酸のような無機酸;酢酸、 しゅう酸、 p 一トルエンスルホン酸のような有機酸があげられるが、好適には有機酸であり、更に 好適には、水で希釈(2 0〜9 0 %) した酢酸又はメタノール中の p—トルエンスル ホン酸である。
使用される溶媒は、 水又はメタノールである
反応温度は、 通常 0で乃至 1 0 0 °Cである。
反応時間は、 通常 2 0分間乃至 2 4時間である。 ,
反応終了後、本反応の目的化合物は常法に従って、 反応混合物から採取される。例 えば、反応混合物を中和した後、濃縮し、酢酸ェチルのような水と混和しない有機溶 剤を加え、水洗後、 目的化合物を含む有機層を分離し、 無水硫酸マグネシウム等で乾 燥後、 溶剤を留去することで得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマトダラ フィ一等により、 精製することもできる。 ( 1 _ 2 ) b法
本方法は、 R1と R2が同一である化合物 (I) の製造に用いる中間体 (VI- 4) の製法 である。 '
(第 A b 1工程)
本工程は、 化合物 (IV- 3) を出発原料とし、 その 2 , 3位水酸基がアルキル化され た化合物(V- 2) を製造する工程であり、第 A a 1工程①と同様の条件で処理すること によって達成される。
(第 A b 2工程)
本工程は、 化合物 (V-2) の 1位ァリル基を段階的に酸化して、 カルポキシメチル 基へと変換したのち、 エステル化して化合物 (VI-3) を製造する工程であり、 第 A a
5工程と同様の条件で処理することによつて達成される。 (第 Ab 3工程)
本工程は、化合物(VI- 3) の 4位及び 6位の水酸基の保護基を酸処理により脱保護 することにより化合物(VI-4) を製造する工程であり、第 A a 6工程と同様の条件で 処理することによって達成される。
(2) B工程
(2- 1) a法
本方法は、 R5が水酸基である化合物 (I) の製造に用いる中間体 (XIII) の製法 である。
(第 Ba 1工程)
本工程は、 化合物 (II一 1) (カルポ八ィドレ一ト ·リサーチ、 第 222巻、 57 頁 (1991年) ) の 3位水酸基がアルキル化された化合物 (VII) を製造する工程 であり、 第 Aa 1工程①と同様の条件で処理することによって達成される。
(第 B a 2工程)
本工程は、 化合物 (VII) の 2位を脱保護したのち、 再び 2位アミノ基を保護した 化合物 (VIII) を製造する工程である。
①脱保護反応
本工程は、 不活性溶剤中、 アルカリ条件下、 化合物 (VII) の 2位トリフルォロア セトアミドを脱保護する工程である。
使用される溶剤としては、例えば、メタノール、エタノールのようなアルコール類; ジェチルエーテル、テ卜ラヒドロフランのようなエーテル類;ァセトニトリルのよう な二トリル類があげられるが、 好適にはアルコール類 (エタノール) である。
使用されるアルカリとしては、例えば、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムの ようなアル力リ金属炭酸水素類;水酸化ナトリウム、水酸化力リウムのような水酸化 アル力リ金属;ナトリゥムメトキシド、ナトリゥムェトキシドのようなアル力リ金属 アルコキシドがあげられるが、 好適には、 水酸化アルカリ金属である。
反応温度は、通常 0 °C乃至 1 0 0 であるが、好適には、 2 5 °C乃至 8 0 °Cである。 反応時間は、 通常 3 0分間乃至 2 4時間であり、 好適には、 1乃至 5時間である。 ②保護化反応
本工程は、 不活性溶剤中、 塩基の存在下、 保護化剤を反応させて達成される。 使用される溶剤としては、 例えば、 メチレンクロリド、 クロ口ホルム、 四塩化炭素 のようなハロゲン系炭化水素類;エーテル、 ジォキサン、 テトラヒドロフランのよう なエーテル類;ァセトニトリルのような二トリル類があげられるが、好適にはハロゲ ン化炭化水素類であり、 特に好適にはメチレンクロリドである。
使用される塩基としては、例えば、 ピリジン、 ジメチルァミノピリジンのようなピ リジン類; トリェチルァミン、 トリプチルァミンのようなトリアルキルアミン類;炭 酸水素ナトリゥム、炭酸水素力リウムのようなアル力リ金属炭酸水素塩類などがあげ られるが、 好適には、 アルカリ金属炭酸水素塩類 (炭酸水素ナトリウム) である。 使用される保護化剤としては、後述する第 C 1工程のグリコシル化を妨げないもの であればよく、 好適には、 トリクロ口エトキシカルポニルクロリドである。
反応温度は、 通常一 2 0 °C乃至 6 0 であり、 好適には、 0 °C乃至 2 5 °Cである。 反応時間は、 通常 3 0分間乃至 2 4時間であり、 好適には、 1乃至 5時間である。 反応終了後、 本反応の目的化合物 (VI I I) は常法に従って、 反応混合物から採取さ れる。 例えば、 反応混合物を溶剤で希釈し、 水洗後、 目的化合物を含む有機層を分離 し、 無水硫酸マグネシウム等で乾燥後、 溶剤を留去することで得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマ卜ダラ フィ一等により、 精製することもできる。
(第 B a 3工程)
本工程は、化合物 (VI 11)の 4位及び 6位水酸基の保護基が脱保護された化合物(IX) を製造する工程であり、前記(第 A a 6工程) と同様の条件で処理することによって 達成される。
(第 B a 4工程)
本工程は、 所望により化合物(IX) の 1位ァリル基を異性化させた後、 6位水酸基
が選択的に保護された化合物 (X) を製造する工程である。
R1()に不飽和結合が存在する場合は、 以下の工程中で保護基を導入する場合は、 還 元反応を用いないで除去することのできるァリル基又はァリルォキシカルボニル基 を使用するため、それらのァリル基と 1位ァリル基とを差別化するために以下の①に 述べた異性化反応を行う必要があり、 R1Dに不飽和結合が存在しない場合は、 直ちに ②の保護化反応を行つてよい。 '
① 1位ァリル基の異性ィ匕反応 '
本工程は、 不活性溶剤中、 化合物 (IX) の 1位ァリル基を金属触媒によって異性化 させる反応である。
使用される溶剤は、 例えば、 メチレンクロリド、 クロ口ホルム、 四塩化炭素のよう なハロゲン化炭化水素類;エーテル、 ジォキサン、 テトラヒドロフランのようなエー テル類;酢酸ェチルのようなエステル類;ァセトニトリルのような二トリル類が挙げ られるが、 好適には、 エーテル類であり、 更に好適にはテトラヒドロフランである。 使用される金属触媒としては、 パラジウム、 ロジウム、イリジウムなどの錯体が用 いられるが、 好適には、 (1, 5—シクロォクタジェン) ビス (メチルジフエニルホ スフイン) イリジウム ( I ) へキサフルォロホスフェート ( Llr (COD) (PMePh2) 2] PF6) である。
反応温度 、 通常 0 °C乃至 5 0 °Cであり、 好適には、 5 °C乃至 3 0 °Cである。 反応時間は、通常 1 0分間乃至 2 4時間であり、好適には、 3 0分間乃至 8時間で ある。
② 6位水酸基の保護化反応
本反応は、不活性溶剤中、塩基存在下、 保護化剤を処理することによって達成され る。
使用される溶剤としては、 例えば、 メチレンクロリド、 クロ口ホルム、 四塩化炭素 のようなハロゲン化炭化水素類;ェ一テル、 ジォキサン、 テトラヒドロフランのよう なエーテル類;酢酸ェチルのようなエステル類があげられるが、好適には、 メチレン クロリドである。
使用される塩基としては、 例えば、 ピリジン、 ジメチルァミノピリジン、 トリェチ ルァミン、 N,N-ジメチルァニリンのような有機塩基類があげられるが、好適には、 ピ
リジンである。
使用される保護化剤としては、脱保護処理を行うことによって 6位水酸基が収率良 く回復できるものであればよく、 例えば、 tert-ブトキシカルポニルクロリドのよう なアルキルォキシ力ルポニルハライド、ベンジルォキシカルボニルクロリドのような ァラルキルォキシ力ルポニルハライド、ァリルォキシ力ルポエルクロリドのようなァ ルケニルォキシカルポニルハライドがあげられるが、 R 1(1に不飽和結合が存在しない 場合は、 好適には、 ベンジルォキシカルボニルクロリドであり、 R1()に不飽和結合が 存在する場合は、 好適には、 ァリルォキシカルボエルクロリドである。
反応温度は、通常— 5 0 乃至 5 0 °Cであり、好適には、 — 1 0 乃至 3 0 °Cであ る。
反応時間は、通常 1 0分間乃至 2 4時間であり、好適には、 3 0分間乃至 5時間で あ
反応終了後、 本反応の目的化合物 ω は常法に従って、 反応混合物から採取され る。 例えば、 反応混合物を中和した後、 濃縮し、 酢酸ェチルのような水と混和しない 有機溶剤を加え、水洗後、 目的化合物を含む有機層を分離し、 無水硫酸マグネシウム 等で乾燥後、 溶剤を留去することで得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマトダラ フィ一等により、 精製することもできる。 (第 B a 5工程)
本工程は、 化合物 (X) の 4位水酸基がリン酸化された化合物 (XI) を製造するェ 程であり、不活性溶剤中、塩基存在下、リン酸化剤で処理することにより達成される。 使用される溶剤は、 例えば、 メチレンクロリド、 クロ口ホルム、 四塩化炭素のよう なハロゲン系炭化水素類;エーテル、 テトラヒドロフラン、 ジォキサンのようなェ一 テル類又は含水エーテル類;酢酸ェチルのようなエステル類があげられるが、好適に はハロゲン化炭化水素類 (メチレンクロリド) である。
使用される塩基は、 例えば、 ピリジン、 ジメチルァミノピリジン、 トリェチルアミ ン、 N,N—ジメチルァニリン、 1 H—テトラゾ一ルのような有機塩基類があげられる が、 好適にはジメチルァミノピリジンである。
リン酸化剤は、 式: (RI30) 2P (= 0) X (式中、 R13は前記と同意義を示し、 Xは塩素、 臭素、 よう素のようなハロゲン原子を示し、 好適には塩素原子である。 ) で表されるリン酸ハラィドがーつの方法として使用される。リン酸ハラィドとしては、 後述する第 C 3工程においてリン酸エステル化合物(XXIX)を脱保護してリン酸化合 物 (I ) に変換する際、 保護基 R13が収率良く容易に除去できるようなものであれば よく、 R1()に不飽和結合が存在しない場合は、 好適には、 フエニルホスホリルクロリ ド又はべンジルホスホリルクロリドであり、 Rlflに不飽和結合が存在する場合は、 別 の方法として、 好適には、 ビス (ァリルォキシ) (ジイソプロピルァミノ) ホスフィ ンとテトラゾールのような塩基でジァリルホスファイトとし、それを更にメタクロル 過安息香酸又は過酸化水素水にて酸化するか、ォキソンのような無機酸化剤で酸化す ることにより、 ジァリルリン酸エステルとする。
反応温度は、通常一 2 0で乃至 5 0 °Cであり、好適には、 一 1 0 °C乃至 3 0 °Cであ る。
反応時間は、通常 1 0分間乃至 2 4時間であり、好適には、 3 0分間乃至 5時間で ある。
反応終了後、 本反応の目的化合物(XI) は常法に従って、 反応混合物から採取され る。例えば、 反応混合物を中和した後、 濃縮し、 酢酸ェチルのような水と混和しない 有機溶剤を加え、水洗後、 目的化合物を含む有機層を分離し、 無水硫酸マグネシウム 等で乾燥後、 溶剤を留去することで得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマトダラ フィ一等により、 精製することもできる。
(第 B a 6工程)
本工程は、 化合物 (XI) の 1位保護基が脱保護された化合物 (XI I) を製造するェ 程である。
R1Dに不飽和結合が存在しない場合は、 前記 (第 B a 4工程) の①と同様にして化 合物 (XI) の 1位ァリル基を金属触媒によって異性化させ、 その後加水分解を行う。
R 1()に不飽和結合が存在する場合は、 既に 1位ァリル基が異性化されているので、 加水分解反応のみ行う。
異性化したビニルエーテルの加水分解は、塩酸、硫酸、 フッ化水素酸のような無機 酸;ギ酸、 P-トルエンスルホン酸などの有機酸を作用させるか、 あるいは、 水中でョ ゥ素を作用させて行われるが、好適には、 ピリジン一水の混合溶媒中でヨウ素を作用 させて行われるか、 又は無機酸である。
反応温度は、 通常 0 °C乃至 1 0 0 °Cであり、 好適には、 2 5 乃至 4 5 °Cである。 反応時間は、通常 1 0分間乃至 2 4時間であり、好適には、 3 0分間乃至 5時間で ある。
反応終了後、 本反応の目的化合物 (XI I) は常法に従って、 反応混合物から採取さ れる。例えば、 ヨウ素を使用した場合は、 反応混合物に酢酸ェチルのような水と混和 しない有機溶剤を加え、チォ硫酸ナトリゥム水溶液、飽和炭酸水素ナトリゥム水溶液、 飽和食塩水で水洗後、 目的化合物を含む有機層を分離し、無水硫酸マグネシウム等で 乾燥後、 溶剤を留去することで得られる。 また、 無機酸を使用した場合は、 重曹水洗 し、 通常の操作で得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマトダラ フィ一等により、 精製することもできる。 (第 B a 7工程)
本工程は、 中間体であるトリクロロアセトイミデート体(XI I I) を製造する工程で あり、 化合物 (XI I) の 1位水酸基に、 不活性溶剤中、 塩基存在下、 トリクロロアセ トニトリルを作用させることにより達成される。
使用される溶剤は、 例えば、 メチレンクロリド、 クロ口ホルム、 四塩化炭素のよう なハロゲン化炭化水素類;エーテル、 ジォキサン、テトラヒドロフランのようなエー テル類;酢酸ェチルのようなエステル類;ァセトニトリルのような二トリル類が挙げ られるが、 好適には、 ハロゲン化炭化水素類 (メチレンクロリド) である。
使用される塩基としては、 例えば、 1, 8—ジァザビシクロ [5,4,0]— 7—ゥンデセン (DBU) などの有機塩基;又はナトリウムヒドリド、 炭酸カリウム、 炭酸セシウムな どの無機塩基があげられ、 好適には、 炭酸セシウムである。
反応温度は、 通常一 2 5 °C乃至 5 0でであり、 好適には、 0 °C乃至 2 5 °Cである。 反応時間は、通常 1 0分間乃至 2 4時間であり、好適には、 3 0分間乃至 2時間で
ある。
反応終了後、 本反応の目的化合物(XI I I) は常法に従って、 反応混合物から採取さ れる。 例えば、 反応混合物を中和した後、 濃縮し、 酢酸ェチルのような水と混和しな い有機溶剤を加え、 水洗後、 目的化合物を含む有機層を分離し、無水硫酸マグネシゥ ム等で乾燥後、 溶剤を留去することで得られる。
( 2 - 2 ) b法
本方法は、 R5がアルコキシ基である化合物 (I ) の製造に用いる中間体 (XIX)の製 法である。
(第 B b l工程)
本工程は、 所望により前記 (第 B a 1乃至 B a 3工程) で得られた化合物 (IX) の 1位ァリル基を異性化させた後、 6位水酸基が選択的に保護された化合物 (XIV) を 製造する工程である。
R1Dに不飽和結合が存在する場合は、 前記 (第 B a 4工程) の①と同様にして化合 物 (IX) の 1位ァリル基を異性化させる必要があり、 Rieに不飽和結合が存在しない 場合は、 直ちに保護化反応を行う。
保護化反応は、不活性溶剤中、塩基存在下、 シリル化剤を処理させることによって 達成される。
使用される溶剤としては、 例えば、 メチレンクロリド、 クロ口ホルム、 四塩化炭素 のようなハロゲン化炭化水素類;エーテル、 ジォキサン、 テトラヒドロフランのよう なエーテル類;ァセトニトリルのような二トリル類があげられるが、好適には、 メチ レンクロリドである。
使用される塩基としては、例えば、 ピリジン、 ジメチルァミノピリジンのようなピ リジン類; トリェチルァミン、 トリプチルァミンのようなトリアルキルアミン類;ァ ニリン、 N,N—ジメチルァニリンのようなァニリン類; 2, 6—ルチジンのようなルチジ ン類があげられるが、 好適には、 ジメチルァミノピリジンである。
使用されるシリル化剤は、 式: R14R15R16 S i Y (式中、 R14、 R15及び R16は前記 と同意義を示し、 Yはハロゲン原子又はトリフルォロメタンスルホ二ル基を示す。 ) で表されるトリアルキルシリル八ライド又はトリアルキルシリルトリフルォロメタ
ンスルホナートを用いるが、好適には、 tert—プチルジメチルシリルクロリドである。 反応温度は、 通常 0 °C乃至 5 0 ^であり、 好適には、 1 5 乃至 2 5でである。 反応時間は、 通常 1乃至 2 4時間であり、 好適には、 1乃至 8時間である。
反応終了後、 本反応の目的化合物 (XIV) は常法に従って、 反応混合物から採取さ れる。例えば、 反応混合物を中和した後、 濃縮し、 酢酸ェチルのような水と混和しな い有機溶剤を加え、水洗後、 目的化合物を含む有機層を分離し、 無水硫酸マグネシゥ ム等で乾燥後、 溶剤を留去することで得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマトダラ フィ一等により、 精製することもできる。
(第 B b 2工程)
本工程は、 化合物 (XIV) の 4位水酸基がリン酸化された化合物 (XV) を製造する 工程であり、前記(第 B a 5工程)と同様の条件で処理することによつて達成される。
(第 B b 3工程)
本工程は、 化合物 (XV) の 6位保護基を除去して化合物 (XVI) を製造する工程で あり、 不活性溶剤中、 酸性条件下で加水分解することによって達成される。
加水分解に使用される酸としては、塩酸、 硫酸のような無機酸、 酢酸、 しゅう酸の ような有機酸があげられるが、 好適には、 塩酸であり、 より好適には、 3 mol/L塩酸 水溶液である。
使用される溶剤は、ジォキサン、テトラヒドロフランのような水溶性のものであり、 好適には、 テトラヒドロフランである。
反応温度は、 通常 2 0 °C乃至 8 0 °Cであり、 好適には、 2 0 乃至 5 0 °Cである。 反応時間は、 通常 3 0分間乃至 2 4時間であり、 好適には、 1乃至 8時間である。 反応終了後、 本反応の目的化合物 (XVI) は常法に従って、 反応混合物から採取さ れる。例えば、 反応混合物を中和した後、 濃縮し、 酢酸ェチルのような水と混和しな い有機溶剤を加え、水洗後、 目的化合物を含む有機層を分離し、 無水硫酸マグネシゥ ム等で乾燥後、 溶剤を留去することで得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマトダラ
フィ一等により、 精製することもできる。 (第 B b 4工程)
本工程は、 化合物 (XVI) の 6位水酸基がアルキル化された化合物 (XVI I) を製造 する工程であり、 以下の①の方法で達成される。 特に、 R17がメチル基の場合には、 ②の方法を用いることができる。
① R1'7が、 ( アルキル基である場合
本工程は、 不活性溶剤中、 塩基又は酸化銀(Π) (AgO)の存在下、 化合物 (XVI) をァ ルキル化剤で処理することによって達成される。
使用される溶剤としては、反応を阻害せず、出発物質をある程度以上溶解するもの であれば特に限定はなく、 例えば、 へキサン、 ヘプタン、 リグ口インのような脂肪族 炭化水素類;ベンゼン、 トルエン、 キシレンのような芳香族炭化水素類;メチレンク 口リド、 クロ口ホルム、 四塩化炭素、 ジクロロェタン、 クロ口ベンゼンのようなハロ ゲン化炭化水素類;酢酸ェチル、 酢酸プロピル、 炭酸ジェチルのようなエステル類; ジェチルエーテル、 ジイソプロピルェ一テル、 テ卜ラヒドロフラン、 ジォキサンのよ うなエーテル類;ァセトニトリル、イソプチロニトリルのような二トリル類;ホルム アミド、 N,N -ジメチルホルムアミド、 N,N-ジメチルァセトアミドのようなアミド類を あげることができるが、 好適には、 エーテル類である。
使用される塩基としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのようなアルカリ金属炭 酸塩類;炭酸水素ナトリウム、 炭酸水素力リウムのようなアル力リ金属炭酸水素塩 類;水素化ナトリウム、水素化力リウムのようなアル力リ金属水素化物類; N—メチ ルモルホリン、トリェチルァミン、トリプチルァミン、ジィソプロピルェチルァミン、 ジシクロへキシルァミン、 N-メチルピペリジン、 ピリジン、 ピコリン、 4一 (N, N- . ジメチルァミノ) ピリジン、 2, 6—ジ (t—プチル) 一4—メチルピリジン、 N,N - ジメチルァニリン、 N,N_ジェチルァニリン、 1, 5 -ジァザビシクロ [4. 3. 0]ノナー 5— ェン (D B N) 、 1,4-ジァザピシクロ [2. 2. 2]オクタン (D A B C O)、 1,8—ジァザ ビシクロ [5. 4. 0]ゥンデカー 7—ェン (D B U) のような有機塩基類をあげることが できる。 好適には、 有機塩基類であり、 更に好適には、 D B N又は D B Uである。 使用されるアルキル化剤としては、式: R17 Z (式中、 R17は前記と同意義を示し、
Zはヨウ素原子、臭素原子、塩素原子、 パラトルエンスルホニルォキシ基又はメタン スルホニルォキシ基である。 ) をあげることができる。
反応温度は、 通常 0 °C乃至 1 0 0 で行われるが、好適には、 0で乃至 3 0 °Cであ る。
反応時間は、通常 1 0分間乃至 2 4時間であり、好適には、 1乃至 1 8時間である。
② R17が、 メチル基である場合
本工程は、 不活性溶剤中、 塩基存在下、 化合物 (XVI) をトリメチルォキソニゥム テトラフルォロポレートで処理することによって達成される。
使用される溶剤としては、 例えば、 エーテル、 ジォキサン、 テトラヒドロフランの ようなエーテル類;メチレンクロリド、 クルルホルム、 四塩化炭素のようなハロゲン 化炭化水素;ホルムアミド、 Ν, Ν-ジメチルホルムアミド、 Ν, Ν-ジメチルァセ卜アミド のようなアミド類をあげることができるが、 好適には、 メチレンクロリドである。 使用される塩基としては、 好適には、 2,6—ジ—tert—ブチル— 4一メチルピリジ ンをあげることができる。
反応温度は、通常一 5 0 乃至 1 0 0 °Cで行われるが、好適には、 0 °C乃至 3 0 X である。
反応時間は、 通常 1乃至 2 4時間であり、 好適には、 2乃至 5時間である。
反応終了後、 本反応の目的化合物 (XVI I) ほ常法に従って、 反応混合物から採取さ れる。例えば、 反応混合物を中和した後、 濃縮し、 酢酸ェチルのような水と混和しな い有機溶媒を加え、 水洗後、 目的化合物を含む有機層を分離し、無水硫酸マグネシゥ ム等で乾燥後、 溶剤を留去することで得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマトダラ フィ一等によって更に精製できる。 (第 B b 5工程)
本工程は、 化合物 (XVI I) の 1位保護基が脱保護された化合物 (XVI I I) を製造す る工程であり、 前記(第 B a 6工程) と同様の条件で処理することによって達成され る。
(第 B b 6工程)
本工程は中間体であるトリクロロアセトイミデート体 (XIX) を製造する工程であ り、 前記 (第 B a 7工程) と同様の条件で処理することによって達成される。 ( 2 - 3 ) c法
本方法は、 R5が水素原子又は八ロゲン原子である化合物 (I ) の製造に用いる中 間体 (XXI I)の製法である。
(第 B c 1工程)
本工程は、 前記 (第 B b 1乃至 B b 3工程) で得られた化合物 (XVI) の 6位水酸 基がハロゲン原子又は水素原子に変換された化合物 (XX) を製造する工程である。
(第 B e 1— 1工程)
本工程は、 化合物 (XX) の R18が、 ハロゲン原子である場合の製造方法であり、 以 下の①、 ②又は③の方法で行われる。
① R18が、 フッ素原子である場合
本工程は、 不活性溶剤中、 化合物 (XVI) をフッ素化剤で処理することによって達 成される。
使用される溶剤としては、例えば、 メチレンクロリド、 フルォロトリクロロメタン のようなハロゲン化炭化水素類;ェ一テル、 1,2—ジメトキシェタンのようなエーテ ル類をあげることができるが、 好適には、 メチレンクロリドである。
使用されるフッ素化剤としては、 例えば、 (2—クロロェチル) ジェチルァミン、 ジェチルァミノサルフアートリフルオリド (DAST)をあげることができるが、好適には、 DASTである。
反応温度は、 通常一 7 8 乃至 2 5 °Cで行われるが、好適には、 0で乃至 2 5 °Cで ある。
反応時間は、 通常 1乃至 1 8時間であるが、 好適には、 1乃至 5時間である。
② R18が、 塩素原子又は臭素原子である場合
本工程は、 不活性溶剤中、 化合物 (XVI) に三塩化リン、 三臭ィ匕リン、 三塩化ホス ホリル、三臭化ホスホリル、塩ィ匕チォニル又は臭化チォニルを反応させることによつ
て達成される。
使用される溶剤としては、 好適には、 メチレンクロリド、 クロ口ホルム、 四塩化炭 素のようなハロゲン化炭化水素類である。
反応温度は、通常一 5 0 °C乃至 5 0 °Cで行われるが、好適には、_ 1 0 °C乃至 3 0 °C である。
反応時間は、 通常 1乃至 1 8時間であるが、 好適には、 1乃至 5時間である。 ③ R18が、 ヨウ素原子である場合
本工程は、 不活性溶剤中、 化合物 (XVI) にヨウ素及びトリフエニルホスフィンを 反応させることによって達成される。
使用される溶剤としては、反応を阻害せず、 出発物質をある程度以上溶解するもの であれば特に限定はなく、 例えば、 へキサン、 ヘプタン、 リグ口インのような脂肪族 炭化水素類;ベンゼン、 トルエン、 キシレンのような芳香族炭化水素類;メチレンク 口リド、 クロ口ホルム、 四塩化炭素、 ジクロロェタン、 クロ口ベンゼンのようなハロ ゲン化炭化水素類;酢酸ェチル、 酢酸プロピル、 炭酸ジェチルのようなエステル類; ジェチルエーテル、 ジイソプロピルエーテル、 テトラヒドロフラン、 ジォキサンのよ うなェ一テル類;メタノ一ル、エタノールのようなアルコール類;ホルムアミド、 N, N—ジメチルホルムアミド、 N, N—ジメチルァセトアミドのようなアミド類をあげ ることができるが、 好適には、 エーテル類である。
反応温度は、 通常— 5 0乃至 1 0 0 で行われるが、好適には、 0 °C乃至 3 0 °Cで ある。
反応時間は、 通常 1乃至 1 8時間であるが、 好適には、 1乃至 5時間である。 反応終了後、 本反応の目的化合物 (XX) は常法に従って、 反応混合物から採取され る。例えば、 反応混合物を中和した後、 濃縮し、 酢酸ェチルのような水と混和しない 有機溶媒を加え、 水洗後、 目的化合物を含む有機層を分離し、 無水硫酸マグネシウム 等で乾燥後、 溶剤を留去することで得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマトダラ フィ一等により、 精製することもできる。
(第 B e 1— 2工程)
本工程は、 化合物 (XX) の R18が、 水素原子である場合に行われる工程であり、 前 記 (第 B e 1—1工程) の②で得られた R18が臭素原子である化合物に、 不活性溶剤 中、テトラブチル錫ハイドライド又はリチウムアルミニウムハイドライドを反応させ て われる。
使用される溶剤としては、 例えば、 へキサン、 ヘプタン、 リグ口インのような脂肪 族炭化水素類;ベンゼン、 トルエン、 キシレンのような芳香族炭化水素類;ジェチル エーテル、 ジイソプロピルエーテル、 テ ラヒドロフラン、 ジォキサンのようなエー テル類をあげることができるが、 好適には、 エーテル類である。
反応温度は、通常一 5 0 °C乃至 5 0 °Cで行われるが、好適には、― 1 0 °C乃至 3 0 °C である。 、
反応時間は、通常 1 0分間乃至 1 6時間であるが、好適には、 1乃至 8時間である。 反応終了後、 本反応の目的化合物 (XX) は常法に従って、 反応混合物から採取され る。 例えば、 反応混合物を中和した後、 濃縮し、酢酸ェチルのような水と混和しない 有機溶媒を加え、水洗後、 目的化合物を含む有機層を分離し、 無水硫酸マグネシウム 等で乾燥後、 溶剤を留去することで得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマトダラ フィ一等により、 精製することもできる。 '
(第 B c 2工程)
本工程は、 化合物 (XX) の 1位保護基が脱保護された化合物 (XXI) を製造するェ 程であり、 前記 (第 B a 6工程) と同様の条件で処理することによって達成される。
(第 B c 3工程)
本工程は中間体であるトリクロロアセトイミデ一ト体(XXI I) を製造する工程であ り、 前記 (第 B a 7工程) と同様の条件で処理することによって達成される。
( 2 - 4 ) d法
本方法は、 R1()が二重結合、 三重結合を含む中間体 (XI I I) 、 (XIX) 又は (XXI I) を、 別途、 製造する工程である。
(第 B d 1工程)
本工程は、化合物(XXI I I) の 1位のァリル基を異性化させる工程であり、前記(第 B a 4①工程) と同様の条件で処理することによって達成される。
(第 B d 2工程)
本工程は、 化合物 (XXIV) の 3位の水酸基をアルキル化する工程であり、 前記 (第 A a 1①工程) と同様の条件で処理する'ことによって達成される。 (第, B d 3工程)
本工程は、 化合物 (XXV) の 2位のアジドを還元してァミンに変換した後、 保護す る工程である。
①ァミン合成反応
本工程は、 不活性溶剤中、 還元剤を作用させることによって達成される。
使用される溶剤としては、例えば、 ジェチルェ一テル、 テトラヒドロフラン等のェ —テル類であり、 好適には、 テトラヒドロフランである。
使用される還元剤としては、例えば、水素化リチウムアルミニウム、水素化ホウ素 ナトリウム等の金属水素化物類等であり、好適には、水素化リチウムアルミニウムで ある。
反応 度は、通常一 5 0 °C乃至 1 0 0 °Cで行われるが、好適には、 0 乃至 5 0 °C である。
反応時間は、 通常 0 . 5乃至 2 4時間であり、 好適には、 1乃至 5時間である。 反応終了後、本反応の目的化合物は常法に従って、 反応混合物から採取される。例 えば、 反応混合物を中和した後、濃縮し、酢酸ェチルのような水と混和しない有機溶 媒を加え、水洗後、 目的化合物を含む有機層を分離し、 無水硫酸マグネシウム等で乾' 燥後、 溶剤を留去することで得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマトダラ フィ一等によって更に精製できる。
②保護化反応
本工程は、前記(第 B a 2②工程) と同様の条件で処理することによって達成され る。
(第 Bd4工程)
本工程は、化合物(XXVI) の 4位及び 6位の水酸基の保護基を酸処理により脱保護 する工程であり、 前記 (第 Aa 6工程) と同様の条件によって達成されるが、 好適に は、 酸として P—トルエンスルホン酸を用いて行われる。
(第 Bd 5工程)
本工程は、 化合物 (XXVII) の 6位の水酸基を保護する工程であり、 前記 (第 B a 4②工程) と同様の条件で処理することによって達成される。
本工程により得られた化合物(X)を用いて、第 B a 5 It程以降を行うことにより、 中間体 (XIII) を得ることができる。 (第 Bd 6工程)
本工程は、 化合物 (XXVII) の 6位の水酸基を保護する工程であり、 前記 (第 Bb 1工程) と同様の条件で処理することによって達成される。
本工程により得られた化合物 (XIV) を用いて、 第 Bb 2工程以降を行うことによ り、 中間体 (XIX) 又は (ΠΙΙ) を得ることができる。
(3) C工程
(第 C 1工程)
本工程は、 中間体イミデート (XIII) 、 (XIX) 、 又は (XXII) と中間体ジオール (VI- 2) 又は (VI- 4) との反応により、 リピッド A構造を有する化合物 (XXVIII) を 製造する工程であり、 化合物 (XIII) 、 (XIX) 又は (XXII) と化合物 (VI- 2) 又は (VI- 4)を不活性溶剤中、酸触媒存在下でグリコシル化させることによって達成され る。
使用される溶剤としては、例えば、 メチレンクロリド、 クロ口ホルムなどのハロゲ ン化炭化水素類;ジェチルエーテルなどのエーテル類;ァセトニトリルなどの二トリ
ル類; トルエン、 ベンゼンなどの芳香族炭化水素類; N,N—ジメチルホルムアミドな どのアミド類があげられるが、好適には、ハロゲン化炭化水素類であり、特に好適に は、 メチレンクロリドである。
使用される触媒としては、 四塩化スズ、 トリフルォロボロン/ェ一テラート、塩化 アルミニウム、塩化第二鉄、 トリメチルシリルトリフレート等のルイス酸があげられ るが、 好適には、 トリメチルシリルトリフレートである。
反応温度は、 通常一 7 8 °C乃至 3 0 °Cで行われるが、好適には、 一 4 0 °C乃至 0で である。
反応時間は、通常 1 0分間乃至 2 4時間であり、好適には、 3 0分間乃至 4時間で ある。
反応終了後、 本反応の目的化合物は常法に従って、 反応混合物から採取される。例 えば、反応混合物を中和した後、 濃縮し、酢酸ェチルのような水と混和しない有機溶 剤を加え、水洗後、 目的化合物を含む有機層を分離し、無水硫酸マグネシウム等で乾 燥後、 溶剤を留去することで得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマトダラ フィ一等により、 精製することもできる。
(第 C 2工程)
本工程は、 化合物 (XXVI I I) のトリクロ口エトキシカルポ二ル基を除去し、 ァシル 基 R3で変換した化合物 (ΧΧΠ)を製造する工程であり、不活性溶剤中、化合物 (XXVI I I) に脱保護剤を作用させた後、 ァシル化剤を処理することによつて達成される。
脱保護工程に使用される溶剤は、酢酸であり、 トリクロ口エトキシカルポニル基の 脱保護剤は亜鉛である。
反応温度は、通常 0 °C乃至 8 0 °Cで行われるが、好適には、 1 0 °C乃至 3 0 °Cであ る。
反応時間は、 通常 1乃至 2 4時間であり、 好適には、 1乃至 8時間である。
ァシル化剤としては、 式: R3OHで表されるカルボン酸、 又は、 式: (R3) 2〇で 表される酸無水物が使用され、前記第 A a 1工程②と同様の条件でァシル化を行うこ とができる。 式中、 R3は前記と同意義である。
(第 C 3工程)
本工程は、 目的化合物(I )を製造する工程であり、化合物(XXIX)の 1位保護基、 及び、 Rl°及び R19中の水酸基の保護基並びにリン酸基中の保護基 R13を脱保護するェ 程であり、 文南 (例えば、 T. W. Greene, Protect ive Groups in Organic Synthes is; に記載の方法に従って、又は、以下の方法を用いて達成される。 また、化合物(XXIX) に数種類の保護基が存在する場合は、保護基に応じた方法を組み合わせて順次行うこ とができる。
①保護基がァラルキル基である場合
保護基がァラルキル基である場合は、不活性溶剤中、触媒存在下、水素雰囲気下の 接触還元によつて脱保護することができる。
使用される溶剤としては、 例えば、 テトラヒドロフラン、 ジォキサン、 エーテルな どのエーテル類;酢酸ェチルのようなエステル類;メタノール、 エタノールのような アルコール類;ぎ酸、 酢酸のような有機酸類があげられるが、 好適には、 エタノール である。
使用される触媒としては、 例えば、 パラジウム Zカーボン、 水酸化パラジウム、 水 酸化パラジウムノカ一ボン、 パラジウムブラックがあげられるが、好適には、水酸化 パラジウム Zカーボンである。
反応温度は、 通常 0 乃至 5 0 °Cであり、 好適には、 1 5 t:乃至 2 5 である。 反応時間は、 通常 1乃至 4 8時間であり、 好適には、 3乃至 2 4時間である。 反応終了後、 本反応の目的化合物 (I ) は常法に従って、 反応混合物から採取され る。例えば、 反応混合物より触媒類を濾別し、得られた濾液を濃縮することによって 得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 シリカゲルクロマトダラ フィ一等により、 精製することもできる。
②保護基がジフエニルメチル基である場合
保護基がジフエニルメチル基である場合は、上記①と同様に水素雰囲気下の接触還 元を行うか、 または、 不活性溶剤中、 酸で処理することにより達成される。
酸で処理する場合の使用される溶剤としては、反応を阻害せず、出発物質をある程
度溶解するものであれば特に限定はないが、 例えば、 へキサン、 ヘプタン、 リグロイ ンのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、 トルエン、 キシレンのような芳香族炭化水 素類;メチレンクロリド、 クロ口ホルム、 四塩化炭素、 ジクロロェタン、 クロ口ベン ゼン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;酢酸ェチル、酢酸プロピル、 酢酸プチル、 炭酸ジェチルのようなエステル類;ジェチルェ一テル、 ジィソプロピル エーテル、 テトラヒドロフラン、 ジォキサンのようなエーテル類;メタノール、 エタ ノール、 プロパノール、 ブタノール、 イソアミルアルコールのようなアルコール類; アセトン、 メチルェチルケトン、 シクロへキサノンのようなケトン類;水、 又は、 こ れらの混合溶剤が好適であり、更に好適には、ハロゲン化炭化水素類、エステル類又 はエーテル類である。
使用される酸としては、通常、 ブレンステツド酸又はルイス酸として使用されるも のであれば特に限定はなく、好適には、塩酸、硫酸、硝酸のような無機酸;又は酢酸、 トリフルォロ酢酸、 メタンスルホン酸、 p—トルエンスルホン酸のような有機酸であ る。
反応温度及び反応時間は、 出発物質、溶剤及び使用される酸の種類、濃度等により 異なるが、 通常は、 —1 0 °C乃至 1 0 0 °C (好適には、 — 5 °C乃至 5 0 °C) で、 5分 間乃至 4 8時間 (好適には、 3 0分間乃至 1 0時間) である。
反応終了後、 本反応の目的化合物 (I ) は常法に従って、 反応混合物から採取され る。例えば、 反応混合物を中和した後、 濃縮し、 酢酸ェチルのような水と混和しない 有機溶剤を加え、水洗後、 目的化合物を含む有機層を分離し、 無水硫酸マグネシウム 等で乾燥後、 溶剤を留去することで得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 セルロースクロマトダラ フィ一等により、 精製することもで'きる。
③保護基がフェニル基である場合
保護基がフエニル基である場合は、不活性溶剤中、触媒存在下、 接触還元すること により、 脱保護することができる。
使用される溶剤としては、 例えば、 テトラヒドロフラン、 ジォキサン、 エーテルな どのエーテル類;酢酸ェチルのようなエステル類;メタノール、 エタノールのような アルコール類;ぎ酸、 酢酸のような有機酸類があげられるが、 好適には、 テトラヒド
口フランである。
使用される触媒は、 好適には、 酸化白金である。
反応温度は、 通常 0 °C乃至 5 0 であり、 好適には、 1 5 °C乃至 2 5 である。 反応時間は、 通常 1乃至 4 8時間であり、 好適には、 1乃至 2 4時間である。 反応終了後、 本反応の目的化合物 (I ) は常法に従って、 反応混合物から採取され る。例えば、 反応混合物より触媒類を濾別し、得られた濾液を濃縮することによって 得られる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 セルロースクロマトダラ フィ一等により、 精製することもできる。
④保護基がァリル基である場合
保護基がァリル基である場合は、不活性溶剤中、 パラジウム触媒下、 ギ酸ートリエ チルァミン混合物で加水素分解することにより、化合物(XXIX) のァリル基を脱保護 することができる。
得られた化合物は、 必要ならば、 常法、 例えば、 再結晶、 セルロースクロマトダラ フィ一等により、 精製することもできる。 本発明である、 化合物 (I ) のエステルは、 エステルを形成する基により、 通常の 方法により製造することができる。必要に応じて、水酸基の保護、脱保護をエステル 化の前後でおこなう。
例えば、 (1 )所望のエステルを形成する基に対応するアルキルハライドを使用す る方法、 (2 )所望のエステルを形成する基に対応するアルコールを使用する方法等 があげられる。
( 1 ) の方法において、 使用される溶媒としては、 反応を阻害せず、 出発物質をあ る程度溶解するものであれば特に限定はないが、好適には、へキサン、 ヘプタンのよ うな脂肪族炭化水素類;ベンゼン、 トルエン、 キシレンのような芳香族炭化水素類; メチレンクロリド、 クロ口ホルム、 四塩化炭素、 ジクロロェタン、 クロ口ベンゼン、 ジクロロべンゼ.ンのようなハロゲン化炭ィヒ水素類;ジェチルェ—テル、ジイソプロピ ルエーテル、 テトラヒドロフラン、 ジォキサン、 ジメトキシェタン、 ジエチレンダリ コールジメチルエーテルのようなエーテル類;アセトン、 メチルェチルケトン、 メチ
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ルイソブチルケトン、 イソホロン、 シクロへキサノンのようなケトン類;ァセトニト リル、 イソプチロニトリルのような二トリル類;ホルムアミド、 N, N—ジメチルホ ルムアミド、 N, N—ジメチルァセトアミド、 N—メチル—2—ピロリドン、 N—メ チルピロリジノン、へキサメチルホスホロトリアミドのようなアミド類を挙げること ができる。
(1) の方法では、 通常、 塩基触媒 ¾用い、 その塩基触媒としては、 通常の反応に おいて、 塩基として使用されるものであれば、 特に限定はないが、 好適には、 炭酸ナ トリウム、 炭酸カリウム、 炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナ トリウム、 炭酸水素カリウム、 炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属炭酸水素塩 類;水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウムのようなアルカリ金属水素 化物類;水酸化ナトリウム、 水酸化カリウム、 水酸化バリウム、 水酸化リチウムのよ うなアル力リ金属水酸化物類;弗化ナトリゥム、弗化力リウムのようなアル力リ金属 弗化物類等の無機塩基類;ナトリウムメトキシド、 ナトリウムエトキシド、 カリウム メトキシド、 カリウムエトキシド、 カリウム tert—ブトキシド、 リチウムメトキシ ドのようなアルカリ金属アルコキシド類;メチルメルカブタンナトリウム、ェチルメ ルカブタンナトリウムのようなメルカプ夕ンァルカリ金属類; N—メチルモルホリン、 トリェチルァミン、 トリプチルァミン、 ジイソプロピルェチルァミン、 ジシクロへキ シルァミン、 N—メチルピペリジン、ピリジン、 4—ピロリジノピリジン、ピコリン、 4一 (N, N—ジメチルァミノ) ピリジン、 2, 6—ジ (tert—ブチル) 一4—メチ レピリジン、キノリン、 N, N—ジメチルァニリン、 N, N—ジェチルァニリン、 1, 5—ジァザビシクロ [4. 3. 0] ノナー 5—ェン、 1, 4ージァザピシクロ [2. 2. 2] オクタン (DABCO) 、 1, 8—ジァザビシクロ [5. 4. 0] ゥンデ力 —7—ェン(DBU) のような有機塩基類又はブチルリチウム、 リチウムジイソプロ ピルアミド、 リチウム ビス (トリメチルシリル) アミドのような有機金属塩基類を 挙げることができる。
(1) の方法においては、 反応温度は、 通常一 20°C乃至 120°Cであり、 好適に は、 Ot乃至 80 であり、 反応時間は、 通常 0. 5乃至 10時間である。
(2) の方法では、 通常、 縮合剤を用い、 その 「縮合剤」 としては、
(a) ジェチルホスホリルシアニド、 ジフエニルホスホリルアジド、 シァノ燐酸ジェ チルのような燐酸エステル類と下記塩基の組合せ;
(b) 1, 3—ジシクロへキシルカルポジイミド、 1, 3—ジイソプロピルカルポジ イミド、 1一ェチル—3— (3—ジメチルァミノプロピル)カルポジイミド等のカル ポジィミド類;前記カルポジィミド類と下記塩基の組合せ;前記カルポジィミド類と N—ヒドロキシスクシンイミド、 1—ヒドロキシベンゾトリアゾール、 N—ヒドロキ シー 5—ノルポルネンー 2, 3ージカルボキシイミドのような N—ヒドロキシ類の組 合せ;
(c) 2, 2'—ジピリジル ジサルファイド、 2, 2'—ジベンゾチアゾリル ジサ ルファイドのようなジサルファイド類とトリフエニルホスフィン、トリプチルホスフ ィンのようなホスフィン類の組合せ;
(d) N, N'—ジスクシンィミジルカーボネート、 ジ一 2—ピリジル カーボネー ト、 S、 S'—ビス (1—フエニル— 1H—テトラゾールー 5—ィル) ジチォカーボ ネートのようなカーボネート類;.
(e) N, N'—ビス (2—ォキソ一 3—ォキサゾリジニル) ホスフィニッククロラ ィドのようなホスフィニッククロライド類;
( f ) N, N'—ジスクシンィミジルォキザレート、 N, N'—ジフタルイミドォキザ レート、 N, Ν'—ビス (5—ノルポルネンー 2, 3—ジカルポキシィミジル) ォキ ザレート、 1, 1 '一ビス (ベンゾトリアゾリル) ォキザレート、 1, 1'_ビス (6 一クロ口べンゾトリァゾリル) ォキザレート、 1, 1'一ビス (6—トリフルォロメ チルべンゾトリアゾリル) ォキザレートのようなォキザレート類;
(g) 前記ホスフィン類とァゾジカルボン酸ジェチル、 1, 1'— (ァゾジカルポ二 ル)ジピペリジンのようなァゾジカルボン酸エステル又はァゾジカルポキシアミド類 の組合せ;前記ホスフィン類と下記塩基の組合せ;
(h) N—ェチルー 5—フエニルイソォキサゾリゥム一 3'—スルホナートのような N—低級アルギル一 5—ァリ一ルイソォキサゾリゥムー 3 '—スルホナート類; ( i ) ジー 2—ピリジルジセレニドのようなジへテロアリ一ルジセレニド類; ( j ) p—二トロベンゼンスルホニルトリアゾリドのようなァリ一ルスルホニルトリ ァゾリド類;
( k ) 2—クロル— 1一メチルピリジニゥム ョ一ダイドのような 2—ハロー 1—低 級アルキルピリジニゥム ハライド類; '
( 1 ) 1, 1 '一ォキザリルジイミダゾール、 N, N'—力ルポニルジイミダゾールの ようなイミダゾール類;
(m) 3—ェチル— 2—クロローべンゾチアゾリゥム フルォロポレートのような 3 一低級アルキル一 2—ハロゲン—ベンゾチアゾリゥム フルォロポレート類;
(n ) 3ーメチルーベンゾチアゾールー 2—セロンのような 3—低級アルキルーベン ゾチアゾールー 2—セロン類;
( o ) フエニルジクロ口ホスフェート、ポリホスフェートエステルのようなホスフエ —ト類;
( p )クロロスルホニルイソシァネ一トのようなハロゲノスルホ二ルイソシァネート 類;
( q ) トリメチルシリルクロリド、 トリェチルシリルクロリドのようなハロゲノシラ ン類;
( r )メタンスルホニルクロリドのような低級アル力ンスルホニルハライドと下記塩 基の組合せ;
( s ) N, N, Ν' , N'—テトラメチルクロ口ホルマミジゥムクロリドのような Ν, Ν, Ν' , N'—テトラ低級アルキルハロゲノホルマミジゥムクロリド類を挙げること ができるが、好適には、 カルポジイミド類、 及び、 ホスフィン類とァゾジカルボン酸 エステル又はァゾジカルポキシアミド類の組合せである。
( 2 ) の方法において、 使用される溶剤としては、 反応を阻害せず、 出発物質をあ る程度溶解するものであれば特に限定はないが、好適には、 へキサン、 ヘプタンのよ うな脂肪族炭化水素類;ベンゼン、 トルエン、 キシレンのような芳香族炭化水素類; メチレンクロリド、 クロ口ホルム、 四塩化炭素、 ジクロロェタン、 クロ口ベンゼン、 ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;蟻酸ェチル、酢酸ェチル、酢酸プ 口ピル、 酢酸プチル、 炭酸ジェチルのようなエステル類;ジェチルエーテル、 ジイソ プロピルエーテル、 テトラヒドロフラン、 ジォキサン、 ジメトキシェタン、 ジェチレ ングリコ一ルジメチルエーテルのようなエーテル類;ァセトニトリル、イソブチ口二 トリルのような二トリル類;ホルムアミド、 Ν, Ν—ジメチルホルムアミド、 Ν, Ν
—ジメチルァセ卜アミド、 N—メチル一 2—ピロリドン、 N—メチルピロリジノン、 へキサメチルホスホロトリアミドのようなアミド類を挙げることができる。
( 2 ) の方法では、 塩基触媒を使用することもでき、 その塩基触媒としては、 通常 の反応において塩基として使用されるものであれば、 特に限定はないが、 好適には、 N—メチルモルホリン、 トリェチルァミン、 トリブチルァミン、 ジイソプロピルェチ ルァミン、 ジシクロへキシルァミン、 N—メチルビペリジン、 ピリジン、 4一ピロリ ジノピリジン、ピコリン、 4— (N, N—ジメチルァミノ)ピリジン、 2, 6—ジ(tert —プチル) 一 4ーメチレピリジン、 キノリン、 N, N—ジメチルァニリン、 N, N— ジェチルァニリンのような有機塩基類を挙げることができる。
尚、 4— (N, N—ジメチルァミノ) ピリジン、 4—ピロリジノピリジンは、 他の 塩基と組み合わせて、触媒量を用いることもでき、 又、 反応を効果的に行わせるため に、 モレキュラー ·シーブのような脱水剤、 ベンジルトリェチルアンモニゥムクロリ ド、テトラプチルアンモニゥムクロリドのような第 4級アンモニゥム塩類、ジベンゾ 一 1 8—クラウン一 6のようなクラウンェ一テル類、 3, 4—ジヒドロー 2 H—ピリ ド [ 1, 2— a ]ピリミジン— 2—オンのような酸補足剤等を添加することもできる。 反応温度は、 通常— 2 0 °C乃至 8 0 °Cであり、 好適には、 0 乃至室温である。 反応時間は、 主に反応温度、 原料化合物、 反応試薬又は使用される溶媒の種類によ つて異なるが、 通常 1 0分間乃至 3日間であり、好適には、 3 0分間乃至 1日間であ る。
特に、 エステルを形成する基が、 低級アルキル基の場合には、 溶媒中 (反応を阻害' せず、 出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好適には、試薬 と同一のアルコール;へキサン、 ヘプタンのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、 ト ルェン、 キシレンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、 クロ口ホルム、 四 塩化炭素、 ジクロロェタン、 クロ口ベンゼン、 ジクロロベンゼンのようなハロゲン化 炭化水素類;ジェチルエーテル、 ジイソプロピルエーテル、 テトラヒドロフラン、 ジ ォキサン、ジメトキシェタン、 ジエヂレングリコールジメチルェ一テルのようなエー テル類;アセトン、 メチルェチルケトン、 メチルイソブチルケトン、 イソホロン、 シ ク口へキサノンのようなケトン類;ァセトニトリル、ィソプチロニトリルのような二 トリル類;ホルムアミド、 N, N—ジメチルホルムアミド、 N, N—ジメチルァセト
アミド、 N—メチル一 2—ピロリドン、 N—メチルピロリジノン、 へキサメチルホス ホロトリアミドのようなアミド類を挙げることができ、好適には、試薬と同一のアル コールである。 ) 、 酸触媒の存在下(通常の反応において酸触媒として使用されるも のであれば特に限定はないが、 好適には、 塩化水素、 臭化水素酸、 硫酸、 過塩素酸、 燐酸のような無機酸又は酢酸、 蟻酸、蓚酸、 メタンスルホン酸、 パラトルエンスルホ ン酸、 トリフルォロ酢酸、 トリフルォロメタンスルホン酸のような有機酸等のプレン ステツド酸或いはボロントリクロリド、ボロントリフルオリド、ボロントリブロミド のようなルイス酸又は、酸性イオン交換樹脂を挙げることができる。 )、メタノール、 エタノール、 プロパノール、 ブ夕ノールのような対応するアルコールと、 0 °C乃至 1 0 0 (好適には、 2 0 °C乃至 6 0 °C) で、 1乃至 2 4時間反応させる方法である。 反応終了後、 本反応の化合物 (I ) は常法に従って、 反応混合物から採取される。 例えば、 反応混合物を適宜中和し、又、不溶物が存在する場合には濾過により除去し た後、水と酢酸ェチルのような混和しない有機溶媒を加え、水洗後、 目的化合物を含 む有機層を分離し、無水硫酸マグネシウム等で乾燥後、溶剤を留去することによって 得られる。
得られた目的化合物は必要ならば、 常法、 例えば再結晶、 再沈殿、 又は、 通常、 有 機化合物の分離精製に «用されている方法、 例えば、 シリカゲル、 アルミナ、 マグネ シゥム一シリカゲル系のフロリジルのような担体を用いた吸着力ラムクロマトダラ フィ一法;セフアデックス L H— 2 0 (フアルマシア社製) 、 アンバーライト XAD 一 1 1 (ローム ·アンド ·ハース社製) 、 ダイヤイオン H P— 2 0 (三菱化成社製) ような担体を用いた分配カラムクロマトグラフィー等の合成吸着剤を使用する方法、 又は、シリカゲル若しくはアルキルィ匕シリカゲルによる順相 ·逆 |@カラムクロマトグ ラフィ一法 (好適には、 高速液体クロマトグラフィ一である。 ) を適宜組合せ、 適切 な溶離剤で溶出することによって分離、 精製することができる。 本発明の前記一般式(I ) を有するリピッド A類縁体、 その薬理上許容される塩又 はそのエステルを投与する際には、経口投与のための固体組成物、液体組成物及びそ の他の組成物並びに非経口投与のための注射剤、外用剤又は坐剤等として用いられる。 経口投与のための固体組成物には、 錠剤、 丸剤、 カプセル剤、 顆粒剤又は散剤等が
含まれる。
カプセル剤には、 ハードカプセル及びソフトカプセルが含まれる。
このような固体組成物においては、ひとつまたはそれ以上の活性物質が、少なくと もひとつの不活性な希釈剤、 例えばラクトース、 マンニトール、 グルコース、 ヒドロ キシプロピルセルロース、 微結晶セルロース、 デンプン、 ポリビニルピロリドン又は メタケイ酸アルミン酸マグネシウムと混合される。組成物は、常法に従って、不活性 な希釈剤以外の添加剤、例えばステアリン酸マグネシウムのような潤滑剤、繊維素グ リコール酸カルシウムのような崩壊剤、 ラクトースのような安定化剤、 グルタミン酸 又はァスパラギン酸のような溶解補助剤を含有していてもよい。
錠剤又は丸剤は必要により白糖、ゼラチン、 ヒドロキシプロピルセルロース又はヒ ドロキシプロピルメチルセルロースフ夕レートなどの胃溶性あるいは腸溶性物質の フィルムで被覆していてもよいし、また 2以上の層で被覆していてもよい。 さらにゼ ラチンのような吸収されうる物質のカプセルも包含される。
経口投与のための液体組成物は、薬剤的に許容される乳濁剤、溶液剤、 シロップ剤 又はエリキシル剤等を含む。 このような液体組成物においては、ひとつまたはそれ以 上の活性物質が、 一般的に用いられる不活性な希釈剤 (例えば精製水、 エタノール) に含有される。この組成物は、不活性な希釈剤以外に湿潤剤、懸濁剤のような補助剤、 甘味剤、 風味剤、 芳香剤又は防腐剤を含有していてもよい。
経口投与のための の他の組成物としては、ひとつまたはそれ以上の活性物質を含 み、それ自体公知の方法により処方されるスプレー剤が含まれる。 この組成物は不活 性な希釈剤以外に亜硫酸水素ナトリウムのような安定剤と等張性を与えるような緩 衝剤、例えば塩化ナトリウム、クェン酸ナトリウムあるいはクェン酸のような等張剤 を含有していてもよい。
本発明による非経口投与のための注射剤としては、無菌の水性及び/又は非水性の 溶液剤、 懸濁剤、 乳濁剤を包含する。 水性の溶液剤、 懸濁剤としては、 例えば注射用 蒸留水及び生理食塩水が含まれる。非水性の溶液剤、懸濁剤としては、例えばプロピ レンダリコール、 ポリエチレングリコール、 オリ一ブ油のような植物油、 エタノール のようなアルコール類、 ポリソルベート 8 0 (登録商標) 等がある。 また、 無菌の水 性と非水性の溶液剤、懸濁剤及び乳濁剤を混合して使用してもよい。 このような組成
物は、 さらに、 防腐剤、湿潤剤、乳化剤、分散剤、安定化剤(例えば、 ラクトース)、 溶解補助剤 (例えば、 グルタミン酸、 ァスパラギン酸) のような補助剤を含んでいて もよい。 これらはバクテリア保留フィルターを通すろ過、殺菌剤の配合または照射に よって無菌化される。 これらはまた無菌の固体組成物を製造し、例えば凍結乾燥の使 用前に、無菌化又は無菌の注射用蒸留水又は他の溶媒に溶解して使用することもでき る。
非経口投与のためのその他の組成物としては、ひとつまたはそれ以上の活性物質を 含み、 常法により処方される外溶液剤、 軟膏、 塗布剤、 直腸内投与のための坐剤及び 膣内投与のためのペッサリー等が含まれる。 その使用量は、 症状、 年齢等により異なるが、 注射剤として用いられる場合、 1日 0. 01乃至 1 OmgZkg体重を、通常成人に対して、 1日 1回又は数回に分けて 投与することができる。 発明を実施するための最良の形態
以下、 実施例、 参考例及び試験例をあげて、 本発明を、 さらに詳細に説明するが、 本発明はこれに限定されるものではない。 実施例 1
カルポキシメチル 6-0- [2—デォキシ _4— O—ホスホノー 3—〇— (R) 一 3— { (Z) —テトラー 7—デセニルォキシ}テトラデシル] —2—フオルミルァ ミノ一 jS— D—ダルコピラノシル]—3— O—ドデシル一 2 _0— [ (R)— 3— (ヒ ドロキシ) テトラデシル] 一 一 D—ダルコピラノシド (例示化合物番号 102) 参考例 12で得られた (ァリルォキシカルボニル) メチル 6_〇一 [6—〇一ァ リルォキシカルポニル _ 2—デォキシ—4—〇ージァリルホスホノ— 3—〇—[(R) - 3 - { (Z) —テトラ— 7—デセニルォキシ}テトラデシル] 一 2—フオルミルァ ミノー i3— D—ダルコピラノシル]— 3— O—ドデシル一 2 _〇ー [ (R)—3— (ヒ ドロキシ)テトラデシル]— a— D—ダルコピラノシド(88mg, 0.059 mmol)の THF(5 ml) 溶液に PPh3(8 mg, 0.030 mmol), Et3N(30 mg, 0.297腿 ol), HC00H(28 mg, 0.609
mmol)及び (PPh3)4Pd(4 mg, 0.026 mmol)を順次加え、 4· 5時間、 50°Cで窒素気流中攪 拌した。反応物は減圧濃縮し、残さを DEAE—セルロース(イオン交換セルロース,湿重 量 9 g)でカラムクロマトグラムをおこなった。 2:1 CHCl3-MeOH, その後 0.05 mol/L AcONH4 (2:3:1 CHCl3-MeOH-H20溶液) それぞれ 5m lずつ溶出した。 目的物を含む部 分を集めここに CHC13(10 ml)及び 0.1 mol/L HC1(15 ml)を加え分液フラスコ中激しく 攪拌した。 下層のクロ口ホルム層を再度 0.1M濃度希塩酸と水で洗浄し減圧濃縮する と蠟状の目的化合物(65 mg, 86%)が得られた。
IR V mx (KBr) 3500-3000, 2924, 2853, 1750 (shoulder), 1673 cm"1.
400 MHz lR NMR (CDC13+D20) δ 0.88 (12H, t, J=6.6 Hz), 1.26 (70H, broad s), 1.39-1.75 (10H, m), 1.97-2.02 (4H, m), 3.32-4.70 (25H, m), 5.11 (1H, bs), 5.29-5.38 (2H, m), 7.95 (0.12H, s, NHCHO geometrical isomer), 8.15 (0.88H, s, NHCHO geometrical isomer) .
FABMS (positive-ion) i/z, 1316 [M+Na] +.
HRFABMS (positive-ion), Calcd. for C69H132N018PNa: 1316.9080. Found: 1316.9108. Anal. Calcd for C69H132N018P : C, 64.01; H, 10.28; N, 1.08; P, 2.39. Found: C, 63.98; H, 10.35; N, 1.20; P, 2.27. 実施例 2
カルポキシメチル 6—〇一 [2—ァセチルアミノー 2—デォキシ— 4一 O—ホス ホノ— 3— O— [ (R) - 3 - { (Z) ーテトラ— 7—デセニルォキシ}テトラデシ ル]一 一 D—ダルコピラノシル]— 3— O—ドデシル一 2— O— [ (R) — 3— (ヒ ドロキシ) テトラデシル] —α—D—ダルコピラノシド (例示化合物番号 108) 参考例 13で得られた (ァリルォキシカルボニル) メチル 6— O— [2—ァセチ ルァミノー 6 _0—ァリルォキシカルボ二ルー 2—デォキシ— 4— O—ジァリルホ スホノ— 3— O— [ (R) 一 3— ( (Z) ーテトラー 7—デセニルォキシ) テトラデ シル] — /3—D—ダルコピラノシル] — 3—0—ドデシルー 2— O— [ (R) —3— (ヒドロキシ) テトラデシル] 一 a— D—ダルコピラノシド(80 mg, 0.053 匪 ol)を 実施例 1と同様に処理し標記目的化合物 (47 mg, 68%)を蠟状物質として得た。
IR V mx (KBr) 3336 (broad), 2924, 2853, 1729, 1659, 1640 (shoulder) cm"1.
400 MHz 'Η NMR (CDC13+CD30D, 4:1) δ 0.86-0.90 (12H, m) , 1.20-1.75 (70H, bs), 1.40-1.80 (10H, m), 1.97-2.02 (7H, m, containing 3H, s, at 2.00 ppi), 3.27-4.27 (24H, m), 4.62 (1H, d, J=6.6 Hz), 5.08 (1H, d, J=2.9 Hz), 5.31-5.39 (2H, m). FABMS (negative- ion) m/z, 1306 [M-H]".
HRFABMS (positive-ion), Calcd. for C70H133N018PNa: 1306.9260. Found: 1306.9315. Anal. Calcd for C70H134N018P : C, 64.24; H, 10.32; N, 1.07; P, 2.37. Found: C, 63.72;
H, 10.04; N, 1.42; P, 2.12. 実施例 3
カルポキシメチル 6— O— [2—デォキシ一 4一〇一ホスホノー 3 _〇_ [ (R) - 3 - { (Z) ーテトラー 7—デセニルォキシ}テトラデシル] - 2—フオルミルァ ミノー jS— D—ダルコピラノシル] - 3—〇—ドデシルー 2— O—テトラデシルー a —D—ダルコピラノシド (例示化合物番号 66)
参考例 14で得られた (ァリルォキシ力ルポニル) メチル 6— O— [6 -〇ーァ リルォキシカルポニル - 2 -デォキシー 4— O—ジァリルホスホノー 3—〇一 [(R) _ 3 - { (Z) ーテトラ— 7—デセ二ルォキシ}テトラデシル] 一 2—フオルミルァ ミノ— ) 3— D—ダルコピラノシル]— 3— O—ドデシルー 2—〇一テトラデシルー a —D_ダルコピラノシド(90 mg, 0.061 mmol)を、 実施例 1と同様に処理し標記目的 化合物(67 mg, 86%)を蠟状物質として得た。
IR vMX(KBr) 3420-3290, 2923, 2853, 1735, 1666 cm—1.
400 MHz ¾ NMR (CDC13+D20) δ 0.88 (12H, t, J=6.6 Hz), 1.26 (74H, broad s),
I.40-1.64 (6H, m), 1.70-1.80 (2H, m), 1.96-2.06 (4H, m), 3.26-4.71 (24H, m), 4.94 (1H, m), 5.30-5.38 (2H, m),. 7.95 (0.3H, s), 8.17 (0.7H, s).
FABMS (positive-ion) m/z, 1300 (M+H)+.
HRFABMS (positive-ion), Calcd. for C69H132N017PNa: 1300.90231. Found: 1300.9092. Anal. Calcd for C69H132N017P : C, 64.81; H, 10.40; N, 1.10; P, 2.42. Found: C, 64.94; H, 10.00; N, 1.03; P, 2.16. 実施例 4
カルボキシメチル 6—〇ー [2—デォキシ _4— O—ホスホノー 3—〇— [ (R) - 3 - { (Z) —テトラー 7—デセニルォキシ}テトラデシル] — 2—ァセチルアミ ノー β— Ό—ダルコピラノシル]一 3— Ο—ドデシル一 2— Ο—テトラデシルーひ一 D—ダルコピラノシド (例示化合物番号 72)
参考例 1 5で得られた (ァリルォキシ力ルポニル) メチル 6—〇— [6—0—ァ リルォキシ力ルポ二ルー 2—デォキシ—4— 0—ジァリルホスホノ一 3— Ο— [(R) 一 3— { (Ζ) —テトラー 7—デセニルォキシ}テトラデシル] 一 2—ァセチルアミ ノー β— Ό—ダルコピラノシル]— 3— Ο—ドデシルー 2— Ο—テトラデシルー α— D—ダルコビラノシド Q20 mg, 0.080 mmol)を、 実施例 1と同様に処理して標記目的 化合物(96 mg, 93¾) を蠟状物質として得た。
IR レ隱(KBr) 3500-3100, 2924, 2853, 1736, 1635, 1553, 1466, 1377 cm"1.
400 MHz 'Η NMR (CDC13+CD30D, 3:2) δ 0.90 (12H, t, J=6.6 Hz), 1.28-1.45 (74H, m), 1.45-1.64 (6H, m), 1.71-1.77 (2H, m), 2.01-2.04 (7H, m, containing 3H, s, at 2.02 ppm), 3.24-4.28 (23H, m), 4.53 (1H, d, J-6.6 Hz), 5.06 (1H, d, J=2.9 Hz), 5.33-5.38 (2H, m).
FABMS (positive-ion) m/z, 1314 [M+Na]+.
HRFABMS (positive-ion), Calcd. for C70H134N017PNa: 1314.9284. Found: 1314.9274. Anal. Calcd for C70H134NOnP: C, 64.81; H, 10.40; N, 1.10; P, 2.42. Found: C, 64.77; H, 10.02; N, 1.31; P, 2.03. 実施例 5
カルポキシメチル 6— O— [2—デォキシ— 4一 0_ホスホノー 3—〇_ [ (R) 一 3—メトギシデシル] 一 6— O—メチルー 2— [ (Z) - 1 1一才クタデセノィル ァミノ] 一 — D—ダルコピラノシル] — 3—〇ードデシル一 2— O— [ (R) - 3 ーヒドロキシテトラデシル] 一 α—D—ダルコビラノシド (例示化合物番号 85) 参考例 1 8で得られた (ァリルォキシカルポニルメチル 6—〇— [2—デォキシ 一 4一〇ージァリルホスホノー 3— O— [ (R) — 3—メトキシテトラデシルー 6— 〇ーメチル] — 2 - [ (Z) - 1 1一才クタデセノィルァミノ] —i3—D_ダルコピ ラノシル] 一 3— O—ドデシル— 2— O— [ (R) — 3—
一ひ— D—ダルコビラノシド αΐθ mg, 0.077腿 ol)を実施例 1と同様に処理して、 蠟 状の標記目的化合物 (55 mg, 55%)を得た。
IR vmax(KBr) 3292 (broad), 2925, 2854, 1737, 1654, 1631, 1552, 1466 cm"1. 400 MHz Ή NMR (CDC13+D20) δ 0.89 (12H, t, J=6.6 Hz), 1.27 (70H, broad s), 1.40-1.80 (8H, m), 2.00-2.03 (4H, m), 2.15-2.23 (2H, m), 3.26-4.26 (28H, m, containing 3H, s, at 3.31 ppm and 3H, s, at 3.41 ppm ), 4.65 (1H, d, J=6.5 Hz), 5.08 (1H, d, J=2.9 Hz), 5.35 (2H, m).
FABMS (negative-ion) m/z, 1306 [M-H]", 1328(M-2H+Na)".
HRFABMS (negative-ion) Calcd. for C70H134NO17P: 1306.9260. Found: 1306.9288. Anal. Calcd for C70H134N018P : C, 64.24; H, 10.32; N, 1.07; P, 2.37. Found: C, 63.46;
H, 10.46 ; N, 1.27 ; P, 2.29. 実施例 6
カルボキシメチル 6_〇— [2—デォキシ— 3— O— { (R) —3—メトキシデ シル } 一 6—〇一メチル _2— { (Z) - 1 1― (ォク夕デセノィルァミノ) } -4 一 O—ホスホノー /3— D—ダルコピラノシル]一 3— O—ドデシルー 2 _ O—テトラ デシルー α— D—ダルコピラノシド (例示化合物番号 49)
参考例 19で得られた(ァリルォキシ力ルポニル) メチル 6— Ο— [2—デォキ シー 4—0—ジァリルホスホノー 3 -0- [ (R) 一 3—メトキシデシル— 6— Ο— メチル] — 2— [ (Ζ) 1 1一才クタデセノィルァミノ] — ]3— D—ダルコピラノ シル]一 3— Ο—ドデシルー 2— Ο—テトラデシル— α— D—ダルコピラノシド (104 mg, 0.074 mmol)を実施例 1と同様に処理して、 蠟状の標記目的化合物 (83 mg, 95¾) を得た。
IR vmax(KBr) 3000-3500, 2924, 2853, 1735, 1655, 1630, 1549, 1466 cm"1.
400 MHz 'Η NMR (CDC13+D20) δ 0.88 (12H, t, J=6.6 Hz), 1.26 (72H, broad s),
I.40-1.80 (8H, m), 1.99-2.02 (4H, m), 2.20-2.40 (2H, m), 3.10-5.10(29H, m, containing 3H, s, at 3.25 ppm and 3H, s, at 3.38 ppm ), 5.31-5.38 (2H, m). FABMS (negative-ion) m/z, 1291 [M-H]".
HRFABMS (negative-ion), Calcd. for C70H133N017P: 1290.9317. Found: 1290.9336.
Anal. Calcd for C70H134N017P: C, 65.03; H, 10.45; N, 1.08; P, 2.40. Found: C, 64.84; H, 10.49; N, 1.70; P, 2.16. 実施例 7
カルポキシメチル 6— 0_[2—デォキシー 3— O— [ (R) — 3—メトキシデシ ル]— 2 - [ (Z) — 1 1—ォクタデセノィルァミノ ]ー4一 O—ホスホノ _j3— D— ダルコピラノシル]— 3— O—ドデシルー 2— O—テトラデシルー -Ό-ダルコピ ラノシド (例示化合物番号 50)
参考例 2 7で得られた (ァリルォキシ力ルポニル) メチル 6—〇一 [6—〇一ァ リルォキシカルボニル一 2 _デォキシ— 4一〇—ジァリルホスホノ— 3— Ο— [(R) 一 3—メトキシデシル] _ 2— [ (Ζ) 一 1 1—ォクタデセノィルァミノ]— ) 3— D— ダルコピラノシル] _ 3— Ο—ドデシルー 2—〇—テトラデシルー 一 D—ダルコピ ラノシド (52mg、 0. 0 3 5 mm o l) のテトラヒドロフラン (3mL) 溶液に トリフエニルホスフィン (5mg、 0. 0 1 8mmo 1 ) 、 トリェチルァミン (2 5 L、 0. 1 7 9mmo 1) 、 ギ酸 (14 L、 0. 3 7 1 mm o 1 ) およびテト^ キストリフエニルホスフィンパラジウム (2mg、 0. 0 0 2 mm o 1 ) を加え、 窒 素雰囲気下 5 0°Cで 3時間撹拌した。 この反応液を減圧下濃縮し、得られた反応混合 物を DEAE-セルロールを用いたイオン交換カラムクロマトグラフィーにて精製し、 クロ口ホルム -メタノール (2 : 1) 、 0. 0 5mo 1/L 酢酸アンモニゥム (クロ 口ホルム-メタノール-水 (2 : 3 : 1) 溶液) で順次溶出した。 目的物を含むフラ クシヨンを分液ロートに集め、 ここに 0. 5mo l/L 塩酸水溶液を pH3程度に なるまで加えた。 この溶液にクロ口ホルム (1 0mL) を加えて分液操作を行い、 ク ロロホルム層を集めて減圧下溶媒を留去して、 標記目的化合物 (36mg、 収率 8 1 %) を得た。
.IR vmx (KBr) 3289, 3074, 3005, 2955, 2924, 2853, 1734, 1655, 1632 cm1. ¾-NMR (500 MHz, CD30D+CDC13) δ : 0.89 (12H, t, J=6.9 Hz), 1.29-1.74 (画, m), 2.00-2.03 (4H, m), 2.20-2.27 (2H, m), 3.22 (1H, dd, J=3.9, 9.8 Hz), 3.30 (3H, s), 3.35 (1H, m), 3.40 (1H, m), 3.49-3.57 (3H, m), 3.60-3.88 (11H, m), 4.05-4.26 (4H, m, containing 2H, AB-q, J=16.6 Hz, at 4.16, 4.23 ppm), 4.52 (1H, d, J=8.8
W 03
87
Hz), 5.04 (1H, d, J=3.9 Hz), 5.31-5.37 (2H, m).
MS (ESI, negative) m/z, 1276 (M- H)- ·
HRMS (ESI, negative), calcd. for C69H131N017P : 1276.9159; found: 1276.9178. 実施例 8
カルポキシメチル 6一 O— [6—〇ーァリルォキシカルボ二ルー 2ーデォキシー 3—〇ー[ (R) — 3—ヒドロキシデシル]一 2— [ (Z) — 1 1—ォク夕デセノィル ァミノ]一 4一 O—ホスホノ一j8— D—ダルコピラノシル]— 3—〇ードデシルー 2 一 O—テトラデシル— — D—ダルコピラノシド (例示化合物番号 52)
参考例 3 9で得られた (ァリルォキシ力ルポニル) メチル 6—〇一 [6— 0—ァ リルォキシカルポ二ルー 2—デォキシ— 4— O—ジァリルホスホノー 3—O— [(R) 一 3—ヒドロキシデシル]— 2— [ (Z) ― 1 1一才クタデセノィルァミノ]— /3—D 一ダルコピラノシル]一 3— O—ドデシルー 2—〇ーテトラデシルーひ— D—ダルコ ピラノシド (1 1 3mg、 0. 0 7 7 mm o 1 ) について、 実施例 7に記載した方法 と同様の操作を行い、 標記目的化合物 (8 6mg、 収率 8 9 %) を得た。
IR vmx (KBr) 3188, 3007, 2923, 2853, 1728, 1656, 1635 cm一1.
Ή-NMR (500 MHz, CD30D+CDC13) 6 : 0.90 (12H, t, J=6.9 Hz), 1.29-1.75 (80H, m), 2.00-2.03 (4H, m), 2.22-2.27 (2H, m), 3.23 (1H, dd, J=3.9, 9.8 Hz), 3.33-3.38 (2H, m), 3.49-3.53 (3H, m), 3.64-3.82 (9H, m), 3.94 (1H, dd, J=2.9, 12.7 Hz), 3.99 (1H, m), 4.04 (1H, d, J=10.7Hz), 4.15 (1H, m), 4.17, 4.24 (2H, AB-q, J=16.6 Hz), 4.49 (1H, d, J=8.8 Hz), 5.04 (1H, d, J=3.9 Hz), 5.31-5.37 (2H, m) . MS (ESI, negative) m/z, 1262 (M-H)".
HRMS (ESI, negative), calcd. for C68H129N017P: 1262.9005; found: 1262.9030. 実施例 9
カルボキシメチル 6—〇— [2—デォキシー 3— 0— [ (R) _ 3—ヒドロキシデ シル]一 6—〇一メチル一 2— [ (Z) 一 1 1一才クタデセノィルァミノ ]一 4一 O— ホスホノ一 /3— D—ダルコピラノシル] - 3 -0-ドデシルー 2— O—テトラデシル _ α— D—ダルコピラノシド (例示化合物番号 51)
参考例 48で得られた (ァリルォキシ力ルポニル) メチル 6— O— [2—デォキ シ一 4一〇一ジァリルホスホノ一 3— O— [ (R) — 3—ヒドロキシデシル]— 6—〇 一メチル一 2— [ (Z) — 1 1一才クタデセノィルァミノ]一 3— D—ダルコピラノシ ル]— 3—0—ドデシルー 2— O—テトラデシルー α— D—ダルコピラノシド (9 9 mg、 0. 0 7 Ommo 1 )について、実施例 7に記載した方法と同様の操作を行い、 標記目的化合物 (8 3mg、 収率 9 2%) を得た。
IR vmx (KBr) 3285, 3069, 3005, 2955, 2924, 2853, 1737, 1631 cm—1.
¾-NMR (500 MHz, CD30D+CDC13) δ : 0.90 (12H, t, J=6.9 Hz), 1.28-1.75 (80H, m), 2.01-2.05 (4H, m), 2.22-2.27 (2H, m), 3.24 (1H, dd, J=3.9, 9.8 Hz), 3.35-3.39 (2H, m), 3.40 (3H, s), 3.50-3.82 (13H, m), 3.88 (1H, m), 4.05 (1H, d, J=9.8 Hz), 4.14 (1H, m), 4.16, 4.23 (2H, d, J=16.6 Hz), 4.54 (1H, d, J=7.8 Hz), 5.04 (1H, d, J=2.9 Hz), 5.31-5.37 (2H, m) .
MS (ESI, negative) m/z, 1276 (M-H)".
HRMS (ESI, negative), calcd. for C69H131N017P : 1276.9153; found: 1276.9150. 実施例 1 0
カルボキシメチル 6—〇一 [2—デォキシー 3— O— [ (R) 一 3—メトキシデシ ル]一 6—〇ーメチルー 2— [ (Z) - 1 1一ォク夕デセノィルァミノ]— 4一〇一ホ スホノー^ー D—ダルコビラノシル ]— 2, 3—〇—ジドデシル— α _ D—ダルコピ ラノシド (例示化合物番号 13)
参考例 5 3で得られた (ァリルォキシカルボニル) メチル 6— Ο— [2—デォキ シー 4— Ο—ジァリルホスホノ _ 3—〇ー[ (R) — 3—メトキシデシル]— 6— 0— メチルー 2— [(Ζ)— 1 1一才クタデセノィルァミノ]— /3—D—ダルコピラノシル] - 2, 3— Ο—ジドデシルー α—D—ダルコビラノシド (1 6 Omg、 0. 1 1 5m mo 1)について、実施例 7に記載した方法と同様の操作を行い、標記目的化合物(8 4. lmg、 収率 58 ) を得た。
IR vnax (KBr) 3291, 1743, 1630, 1552, 1466, 1377, 1079, 1061 cm"1.
•H-NMR (500 MHz, CD30D+CDC13) δ : 0.90 (12H, t, J=6.8 Hz), 1.29 - 1.47 (68H, m),
1.59-1.66 (6H, m), 1.72-1.76 (2H, m), 2.01-2.05 (4H, m), 2.21-2.28 (2H, m), 3.23
(1H, dd, J=2.9, 9.8 Hz), 3.30 (3H, s), 3.30-3.36 (4H, m), 3.39 (3H, s), 3.48-3.61 (4H, m), 3.62-3.84 (8H, m), 4.04 (1H, d, J=9.8Hz), 4.09 (1H, q, J=9.8 Hz), 4.16, 4.23 (2H, d, J=17.1 Hz), 4.51 (1H, d, J=7.8 Hz), 5.04 (1H, d, J=3.9 Hz), 5.34 (2H, t, J=4.9 Hz).
MS (ESI, negative) m/z, 1262 (M_H)— .
HRMS (ESI, negative), calcd. for C68H129N017P: 1262.8998; found: 1262.8984. 実施例 11
カルボキシメチル 6一〇ー [2—デォキシ— 3— O— [ (R) —3—メトキシデシ ル]— 6— 0—メチルー 2— [ (E) — 1 1—ォクタデセノィルァミノ]— 4一〇一ホ スホノ一 j3— D—ダルコピラノシル] -2, 3— O—ジドデシルー α— D—ダルコピ ラノシド (例示化合物番号 19)
参考例 54で得られた (ァリルォキシ力ルポニル) メチル 6—〇ー[2—デォキ シ一 4一〇ージァリルホスホノ— 3—0— [ (R) — 3—メトキシデシル]— 6— Ο— メチル一2— [(E)— 1 1—ォク夕デセノィルァミノ]一 /3—D—ダルコピラノシル] -2, 3 _〇ージドデシルー α— D—ダルコピラノシド (39mg、 0. 028mm o 1) について、 実施例 7に記載した方法と同様の操作を行い、 標記目的化合物 (2 2. 2mg、 収率 62%) を得た。
IR vfflax (KBr) 3293, 1739, 1631, 1466, 1062 cm—
Ή-NMR (500 MHz, CD30D+CDC13) δ : 0.90 (12H, t, J=6.8 Hz), 1.29-1.48 (68H, m), 1.57-1.66 (6H. m), 1.74 (2H, q, J=6.8 Hz), 1.96—1.98 (4H, m), 2.20-2.30 (2H, m), 3.22 (1H, dd, J=3.4, 9.3 Hz), 3.30 (3H, s), 3.31-3.36 (4H, m), 3.39 (3H, s), 3.47-3.60 (4H, m), 3.64-3.84 (8H, m), 4.03 (1H, d, J=10.7 Hz), 4.08 (1H, q, J=8.8 Hz), 4.16, 4.23 (2H, AB-q, J-16.6 Hz), 4.51 (1H, d, J=7.8 Hz), 5.03 (1H, d, J=2.9 Hz), 5.38 (2H, t, J=3. Hz).
MS (ESI, negative) m/z, 1262 (M-H)".
HRMS (ESI, negative), calcd. for C68H129N017P : 1262.8998; found: 1262.9045. 実施例 12
カルボキシメチル 6— O— [2—デォキシ— 3 _〇_ [ (R) — 3—メトキシデシ ル]一 6—0—メチル一 2_[ (Z) 一 9—ォク夕デセノィルァミノ]一 4_〇一ホス ホノー /3— D—ダルコピラノシル] -2, 3— O—ジドデシルー 一 D—ダルコピラ ノシド (例示化合物番号 7)
参考例 55で得られた (ァリルォキシ力ルポニル) メチル 6— O— [2—デォキ シー 4一〇ージァリルホスホノ一 3—〇一[ (R) —3—メトキシデシル]— 6— O— メチル一2— [ (Z) 一 9一才クタデセノィルァミノ]一 /3— D—ダルコピラノシル] 一 2, 3—〇ージドデシル一 a— D—ダルコビラノシド (79. 7mg、 0. 057 5mmo 1) について、実施例 7に記載した方法と同様の操作を行い、標記目的化合 物 (48. 4mg、 収率 67%) を得た。
IR リ隱 (KBr) 3290, 1742, 1631, 1551, 1466, 1377, 1063 cm一1.
Ή一 NMR (500 MHz, CD30D+CDC13) δ : 0.90 (12H, t, J=6.8 Hz), 1.28-1.49 (68H, m), 1.58-1.65 (6H, m), 1.73-1.76 (2H, m), 2.00-2.05 (4H, m), 2.22-2.27 (2H, m), 3.23 (1H, dd, J=3.5, 9.8 Hz), 3.30 (3H, s), 3.31-3.37 (4H, m), 3.39 (3H, s), 3.48-3.61 (4H, m), 3.64-3.83 (8H, m), 4.04 (1H, d, J=10.7 Hz), 4.08 (1H, q, J=9.8 Hz), 4.16, 4.23 (2H, AB-q, J=16.6 Hz), 4.51 (1H, d, J=7.8 Hz), 5.04 (1H, d, J=2.9 Hz), 5.34 (2H, t, J=4.9 Hz).
MS (ESI, negative) m/z, 1262 (M-H)".
HRMS (ESI, negative), calcd. for C68H129N017P : 1262.8998; found: 1262.9019. 実施例 13
カルポキシメチル 6— O— [2—デォキシー 3— O - [ (R) —3—メトキシデシ ル ]一 6—〇一メチルー 2— [9一才クタデシノィルァミノ]一 4— O—ホスホノ一j3 一 D—グルコピラノシル]一 2, 3—〇一ジドデシル一 α— D—ダルコビラノシド(例 示化合物番号 1) .
参考例 56で得られた (ァリルォキシカルボニル) メチル 6— 0_[2—デォキ シー 4— Ο—ジァリルホスホノ一 3—〇—[ (R) — 3—メトキシデシル]— 6—〇— メチル一 2— [ 9—ォクタデシノィルァミノ]— 0— D—ダルコピラノシル] -2, 3 一 O—ジドデシル—ひ一 D—ダルコビラノシド (99. 9mg、 0. 0722 mm o
1) の 5%含水エタノール (5mL) 溶液に、 Wilkinson錯体 (RhCl (PPh3) 3、 13.
4mg、 0. 01 5mmo 1 ) 、 ジイソプロピルェチルァミン (1 5 L、 0. 08
8mmo 1) を加え、 窒素雰囲気下 90 加熱還流下 2時間撹拌した。 この反応液を 減圧下濃縮し、 得られた反応混合物を DEAE-セルロールを用いたイオン交換カラ ムクロマトグラフィーにて精製し、 クロ口ホルム-メタノール (2 : 1) 、 0. 03 mo 1/1 酢酸アンモニゥム (クロ口ホルム-メタノール -水 (2 : 3 : 1) 溶液) で順次溶出した。 目的物を含むフラクションを分液ロートに集め、 ここに 0. 5 mo
1/1 塩酸水溶液を pH 3程度になるまで加えた。 この溶液にクロ口ホルム (10 mL) を加えて分液操作を行い、 クロ口ホルム層を集めて減圧下溶媒を留去して、標 記目的化合物 (38mg、 収率 42%) を得た。
IR vMX (KBr) 3291, 1631, 1466, 1062 cm"1.
¾-NMR (500 MHz, CD30D+CDC13) δ : 0.90 (12H, t, J=6.3 Hz), 1.28-1.49 (68H, m), 1.57-1.66 (6H, m), 1.73-1.77 (2H, m), 2.11-2.13 (4H, m), 2.20-2.29 (2H, m), 3.24 (1H, dd, J=3.4, 9.3 Hz), 3.31 (3H, s), 3.32-3.35 (4H, m), 3.40 (3H, s), 3.48-3.84 (8H, m), 4.05 (1H, d, J=10.7 Hz), 4.09 (1H, q, J=8.8 Hz), 4.16, 4.23 (2H, d, J=16.6 Hz), 4.53 (1H, d, J=7.8 Hz), 5.04 (1H, d, J=2.9 Hz).
MS (ESI, negative) m/z, 1260 (M- H)一.
HRMS (ESI, negative), calcd. for C68H127N017P : 1260.8842; found: 1260.8834. 参考例 1
1, 2 : 5, 6—ジ一 O—イソプロピリデンー 3 _〇—ドデシルー《— D—ダルコ フラノース
1, 2 : 5, 6ージー〇一^ fソプロピリデン一 α— D—ダルコフラノ一ス (1 3. 0 g, 50ミリモル) とドデシルメタンスルホナ一ト(13.2 g, 50腿 ol)の DMF (50 ml) 溶液に水素化ナトリウム (55 %分散油, 2.28mg, 60腿 ol) を氷冷下加えた。 0 で 1 5分間攪拌した後、室温で一夜攪拌した。氷冷下メタノールを加え水素化ナトリウ ムを分解した後、酢酸ェチルを加えて希釈した。 この溶液を水と飽和食塩水で洗浄し 硫酸マグネシウムで乾燥させ、 ろ過し、 濃縮後、 シリカゲルクロマトグラムを行なつ た。 シクロへキサン一酢酸ェチル (9 : 1,更に 4 : 1) で溶出すると油状の標記目
的化合物(15.5 g, 75%)がえられた。
¾ NMR (400 MHz, CDC13) 6 0.88 (3H, t, J=6.6 Hz), 1.26 (18H, bs), 1.32 (3H, s), 1.35 (3H, s), 1.43 (3H, s), 1.50 (3H, s), 1.52-1.57 (2H, m), 3.51 (1H, m), 3.59 (IH, m), 3.85 (1H, d, J=2.9 Hz), 3.98 (IH, m), 4.06-4.14 (3H, m), 4.31 (IH, m), 4.52 (1H, d, J=3.7 Hz), 5.88 (IH, d, J-3.7 Hz). 参考例 2
ァリル 3—〇—ドデシルーひ一 D—ダルコビラノシド
上記参考例 1で得られた 1, 2 : 5, 6—ジ—O—イソプロピリデンー 3— O—ド デシルー a— D—ダルコフラノ一ス(900 mg, 2.160 mmol)に 2 %塩酸を含むァリルァ ルコール (2 ml)を加え 15分間還流加熱した。 反応液を濃縮し、 シリカゲルクロマト グラムを行った。 シクロへキサン—酢酸ェチル (1 : 1— 1 : 3) で溶出すると油状 の標記目的物化合物(674 mg, 80%)とこの 3—ァノマ一がえられた。
即 72-73.5 °C.
IR リ x(KBr) 3306, 2920, 2852 cm—1.
400 MHz 'HNMR (CDC13) <5 0.88 (3H, t, J=7.0 Hz), 1.26 (18H, bs), 1.59-1.64 (2H, m), 2.19 (IH, d, J=9.5 Hz, OH), 2.24 (IH, t, J=6.3 Hz, OH), 2.79 (IH, d, J=2.9 Hz, OH), 3.45 (IH, d, J=8.8Hz), 3.50-3.61 (2H, m), 3.64-3.71 (2H, m), 3.80-3.86 (2H, m), 3.93 (IH, m), 4.04 (IH, m), 4.23 (IH, m), 4.90 (1H, d, J=3.7Hz, anomeric), 5.22-5.34 (2H, m), 5.92 (IH, m).
Anal. Calcd for C21H4006: C, 64.92; H, 10.38. Found: C, 64.96; H, 10.17.
β了ノマー: 00 MHz 'Η NMR (CDC13 + D20) δ 0.88 (3H, t, J=7.0 Hz), 1.26 (18H, bs), 1.50-1.61 (2H, m), 3.46-4.53 (10H, m), 5.07 (1H, d, J=5.1 Hz, anomeric), 5.21-5.42 (2H, m), 5.93 (1H, m) . 参考例 3
ァリル 3 _〇一ドデシルー 4, 6—〇一イソプロピリデンー CK—D—ダルコピラ ノシド
上記参考例 2で得られたァリル 3— 0—ドデシルー α— D—ダルコビラノシド
(4.70 g, 12.1 mmol)を DMF(10 ml)と 2, 2 -ジメトキシプロパン(10 ml)溶液に溶解した 後、 p-TsOH-H20 (200 mg)を加え、 室温で 16時間攪拌した。 反応溶液は酢酸ェチル で希釈した後、 重曹水及び食塩水で洗浄し、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 ろ過し、 濃縮した後、 シリカゲルクロマトグラフィーにより、 シクロへキサン—酢酸ェチル
(4 : 1 -2 : 1) で溶出して、 油状の標記目的化合物 (4.20 g, 81%)を得た。
400 MHz ¾ NMR (CDC13) δ 0.88 (3Η, t, J=6.6 Hz), 1.26 (18H, bs), 1.41 (3H, s), 1.49 (3H, s), 1.53-1.60 (2H, m), 2.31 (1H, d, J=7.3 Hz, OH), 3.46-3.85 (8H, m), 4.04 (1H, m), 4.21 (1H, m), 4.92 (1H, d, J=3.7 Hz), 5.22-5.34 (2H, m), 5.93 (1H, m). 参考例 4
ァリル 2—〇一 [ (R) - 3 - (t一プチルジメチルシリルォキシ) テトラデシ ル]— 3—〇—ドデシル— 4, 6—〇一イソプロピリデン一 a— D—ダルコピラノシ ドヽ
上記参考例 3で得られたァリル 3— Ο—ドデシルー 4, 6— Ο—イソプロピリデ ンー a— D—ダルコビラノシド(358 mg, 0.835 腿 ol)と (R) — 3— (tーブチルジ メチルシリルォキシ)テトラデシルメタンスルホナート(392 mg, 0.927 mmol)の DMF (3 ml)溶液に水素化ナトリウム(55分散油, 66 mg, 1.513 mmol)を加える。 室温一夜攪 拌し氷冷下メタノールを加え水素化ナトリウムを分解した。 酢酸ェチルで希釈した。 この溶液を水と飽和食塩水で洗浄し硫酸マグネシウム乾燥した。ろ過し、濃縮した後、 シリカゲルクロマトグラムを行った。 シクロへキサン一酢酸ェチル(9: 1) で溶出 すると油状の標記目的化合物(510 mg, 81%)がえられた。
IR レ丽(film) 2925, 2856, 1464 cm"1.
400 MHz Ή NMR (CDC13) δ 0.04 (6H, s), 0.86—0.89 (15H, m, containing 9H, s, at 0.88 ppm), 1.26 (38H, broad s), 1.40 (3H, s), 1.48 (3H, s), 1.48-1.55 (2H, m), 1.70-1.77 (2H, m), 3.29 (1H, m), 3.47-3.78 (9H, m), 3.84 (1H, m), 4.04 (1H, m), 4.17 (lH, m), 4.91 (1H, d, J=3.7 Hz), 5.20-5.34 (2H, m), 5.92 (1H, m). FABMS (positive-ion) m/z, 755 [M+H]+.
HRFABMS (positive- ion) Calcd. for C44H8607SiNa: 777.6040. Found: 777.5994.
参考例 5
ァリル 3—0—ドデシルー 4, 6—〇一イソプロピリデンー 2— 0—テトラデシ ルー α _ D—ダルコピラノシド
参考例 3で得られたァリル 3—〇—ドデシルー 4, 6— Ο—イソプロピリデン— α— D—ダルコピラノシド(2.84 g, 6.63讓 ol)とテトラデシルメタンスルホナート (2.33 g, 7.95 mmol)の DMF (20 ml)溶液に水素化ナトリウム(55%分散油, 347 mg, 7.59 匪 ol)を加える。 室温一夜攪拌し氷冷下メタノールを加え水素化ナトリゥムを分解し た。 酢酸ェチルで希釈した。 この溶液を水,と飽和食塩水で洗浄し硫酸マグネシウム 乾燥した。 ろ過し、 濃縮した後、 シリカゲルクロマトグラムを行った。 シクロへキサ ン—酢酸ェチル (9 : 1) で溶出すると油状の標記目的化合物(3.10 g, 75%)がえら れた。
400 MHz ¾ NMR (CDC13) δ 0.88 (6Η, t, J=6.6 Hz), 1.26 (40H, broad s), 1.41 (3H, s), 1.48 (3H, s), 1.50-1.61 (4H, m), 3.30 (1H, m), 3.50-3.74 (8H, m), 3.84 (1H, m), 4.07 (1H, dd, J=6.6, 13.2 Hz), 4.18 (1H, dd, J=5.1, 13.2 Hz), 4.91 (1H, d, J=3.7 Hz), 5.22 (1H, m), 5.32 (1H, i), 5.92 (1H, m).
Anal. Calcd for C38H7206: C, 73.03; H, 11.61. Found: C, 73.02; H, 11.54. 参考例 6
(ァリルォキシカルボニル) メチル 2—〇— [ (R) -3- (t—ブチルジメチ ルシリルォキシ)テトラデシル] - 3-0-ドデシルー 4, 6— O—イソプロピリデ ンー α— D—ダルコピラノシド
上記参考例 4で得られたァリル 2— Ο— [ (R) — 3— (t—プチルジメチルシ リルォキシ) テトラデシル] _ 3—〇 _ドデシルー 4, 6—〇一イソプロピリデンー «— D—ダルコピラノシド(489 mg, 0.647 mmol)の MeCN- CC14- 0 (2:2:3, 42 ml) 溶 液に NaI04(5.0 g)と Ru02'x 0(20 mg)を加えた。 室温 3時間攪拌し、 酢酸ェチルで希 釈した。 この溶液を水と飽和食塩水で洗浄し硫酸マグネシウムで乾燥した後、 ろ過、 濃縮しカルボン酸を得た。 このカルボン酸を DMF(5 ml)に溶解し塩基として Et3N(0.50 ml, 3.59 mmol)を使用し臭化ァリル (0.60 ml, 6.93 mmol)と一夜室温で反応させ、 酢
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3— (t—プチルジメチルシリルォキシ) テトラデシル] — 3—0—ドデシルー 4, 6 -0 Γソプロピリデンー α— D—ダルコピラノシド(400 mg, 0.492 腿 ol)と p-TsOH-H20 (25 mg, 0.145 匪 ol) の MeOH (20ml) 溶液を室温 1時間攙拌した後、 1/4 に濃縮した。 この濃縮液を酢酸ェチルで希釈し、重曹水と飽和食塩水で洗浄し硫酸マ グネシゥムで乾燥した後、 ろ過、 濃縮し、 シリカゲルクロマトグラムを行なった。 シ クロへキサン一酢酸ェチル (1 : 1) で溶出すると標記目的化合物(231 mg, 71%)が 結晶としてえられた。
p 55-56 °C (from 1:4 EtOAc-hexane) .
IR v max (KBr) 3426, 2919, 2850, 1753, 1468 cm—
400 MHz Ή NMR (CDC13) δ 0.88 (6H, t, J=6.6 Hz), 1.26 (36H, broad s), 1.40-1.78 (8H, m), 2.05 (1H, broad, OH), 2.57 (1H, broad, OH), 2.86 (1H, broad, OH), 3.34 (1H, dd, J=3.7, 9.5 Hz), 3.49-4.00 (10H, m), 4.20, 4.34 (2H, AB - q, J=16.8 Hz), 4.62-4.66 (2H, m), 5.21 (1H, d, J=2.9 Hz), 5.25-5.36 (2H, m), 5.91 (1H, m) . Anal.Calcd for C37H7009: C, 67.44; H, 10.71. Found: C, 67.41; H, 10.70. 参考例 9
(ァリルォキシ力ルポニル)メチル 3—〇—ドデシルー 2—O—テトラデシルー ひ一 D—ダルコピラノシド
上記参考例 7で得られた化合物 (ァリルォキシ力ルポニル)メチル 3—〇—ドデ シル— 4, 6— O—イソプロピリデン— 2—〇ーテトラデシル— α— D—ダルコピラ ノシド(480 mg, 0.703 匪 ol)の 80%酢酸水溶液を 3時間 60 で攪拌した後、 濃縮し、 残さをシリカゲルクロマトグラムを行なった。シクロへキサン—酢酸ェチル(1: 1) で溶出すると標記目的化合物 (319 mg, 71%)が粉状としてえられた。
IR リ (KBr) 3410, 2923, 2852, 1758, 1466 cm—1.
400 MHz ¾ NMR (CDC13) δ 0.88 (6H, t, J=6.6 Hz), 1.26 (40H, broad s), 1.54-1.68 (4H, m), 3.19 (1H, m), 3.33 (1H, m), 3.47 (1H, m), 3.51-3.67 (2H, m), 3.72-3.88 (4H, in), 3.91-3.98 (2H, m), 4.21, 4.33 (2H, AB-q, J-16.8 Hz), 4.62-4.67 (2H, m), 5.12 (1H, m), 5.25-5.37 (2H, m), 5.91 (1H, m).
Anal. Calcd for C37H7。0s: C, 69.12; H, 10.97. Found: C, 69.01; H, 10.90.
参考例 10
(ァリルォキシ力ルポニル) メチル 6-0- [6—〇ーァリルォキシカルボニル 一 2—デォキシ—4—〇ージァリルホスホノ— 3—〇一 [ (R) 一 3— { (Z) ーテ トラー 7—デセニルォキシ}テトラデシル] 一 2_ [2, 2, 2- (トリクロ口エト キシカルボニル) ァミノ] 一 /3— D—ダルコピラノシル] 一 3— O—ドデシル— 2 _ O— [ (R) — 3— (ヒドロキシ) テトラデシル] 一 α—D—ダルコピラノシド
6—〇—ァリルォキシ力ルポニル— 2—デォキシー 4—〇—ジァリルホスホノ— 3-0- [ (R) 一 3— { (Z) —テトラ— 7 _デセニルォキシ} テトラデシル] ― 2- [2, 2, 2— (トリクロロエトキシカルポニル) ァミノ] —D—ダルコピラノ ース(640 mg, 0.637腿 ol)と C13CCN(0.64 ml, 6.38腿 ol)の塩化メチレン(10ml) 溶 液に Cs2C03(110 mg, 0.337 腿 ol)を加え室温 1時間攪拌した。 酢酸ェチルで希釈し、 重曹水及び飽和食塩水で洗浄し、 硫酸マグネシウム乾燥した。 ろ過し、 濃縮した後、 イミデートを得た。 このイミデートを塩化メチレンひ8 ml)に溶解し、 ここに上記参 考例 8で得られた (ァリルォキシカルボニル)メチル 3—〇—ドデシルー 2—0— [ (R) — 3— (ヒドロキシ) テトラデシル] - -Ό-ダルコピラノシド(350 mg, 0.531醒 ol) とモレキユラ一ラーシ一ブ 4 A (1 g)を加え,窒素気流中室温 1時間攪拌 した。 反応液を _40°Cに冷却し TMSOTf (30 mg, 0.1135 腿 ol) を加える。 2. 5時 間、一 40°Cで反応させた後、酢酸ェチルで希釈し、重曹水及び飽和食塩水で洗浄し、 硫酸マグネシウム乾燥した。 ろ過し、 濃縮した後、 シリカゲルクロマトグラムを行な つた。 シクロへキサン—酢酸ェチル (3 : 2、 その後 1 : 1) で溶出すると目的化合 物(292 mg, 51%)がガム状物質として得られた。
IR vnax(KBr) 3500-3250, 2926, 2855, 1751, 1650 (w) cm一1.
Ή腿 (400 MHz, CDC13+D20) δ 0.88 (12H, t, J=6.6 Hz), 1.26 (70H, broad s), 1.38-1.60 (6H, m), 1.70-1.80 (4H, m), 1.95-2.05 (4H, m), 3.27-4.35 (24H, m), 4.53-4.76 (12H, m), 5.15 (1H, d, J=3.7 Hz), 5.24-5.39 (9H, m), 5.86—5.98 (4H, m).
FABMS (positive-ion) m/z, 1668, 1666 [M+Na]+.
HRFABMS (positive-ion), Calcd. for C84H149 35Cl3N021PNa: 1666.9313. Found:
1666.9297.
(ァリルォキシ力ルポニル) メチル 6-0- [ 6— O—ァリルォキシカルポニル 一 2—デォキシー 4— O—ジァリルホスホノ— 3—0— [ (R) - 3 - { (Z) —テ トラ—7—デセニルォキシ} テトラデシル] -2- [2, 2, 2— (トリクロ口エト キシカルポニル) ァミノ] 一 /3— D—ダルコピラノシル] -3-0-ドデシル— 2— 〇一テトラデシルー α-Ό-ダルコビラノシド
6一 Ο—ァリルォキシ力ルポニル— 2—デォキシ— 4— 0—ジァリルホスホノー 3—〇— [ (R) - 3 - { (Ζ) ーテトラー 7—デセ二ルォキシ} テトラデシル] ― 2― [2, 2, 2― (トリクロ口エトキシカルボニル) ァミノ] 一 j3— D—ダルコピ ラノース(640mg, 0.637讓 ol)を上記参考例 10と同様にして、上記参考例 9で得られ た (ァリルォキシ力ルポニル)メチル 3-0-ドデシルー 2—〇—テトラデシルー -Ό-ダルコピラノシドと処理することにより標記目的化合物が 43 %の収率で 得られた。
IR vMX(film) 3456, 3304, 2925, 2855, 1747, 1465 cm—
¾ NMR (400 MHz, CDC13) 6 0.86—0.90 (12H, m), 1.21-1.62 (80H, m), 1.72-1.77 (2H, m), 1.97-2.02 (4H, m), 2.54 (1H, bs, OH), 3.14-3.94 (18H, m), 4.04-4.38 (4H, m), 4.54-4.88 (11H, m), 5.10 (1H, d, J=3.7 Hz), 5.24-5.40 (10H, m), 5.56 (1H, broad, NH), 5.87-5.98 (4H, m).
FABMS (positive-ion) m/z, 1652 [M+Na]+, 1650 [M+Na, 35C1]+, 1628 画 +·
HRFABMS (positive— ion) : Calcd. for C87H149 35Cl3N020PNa: 1650.9373. Found:
1650.9366. 参考例 12
(ァリルォキシ力ルポニル) メチル 6 -0- [6— O—ァリルォキシカルポニル 一 2—デォキシー 4一 O—ジァリルホスホノ— 3— O— [ (R) - 3 - { (Z) —テ トラー 7—デセ二ルォキシ}テトラデシル] —2—フオルミルアミノー /3—D—ダル コピラノシル] —3—〇一ドデシルー 2— O— [ (R) —3— (ヒドロキシ) テトラ
デシル] 一 Q!_D—ダルコピラノシド
上記参考例 10で得られた(ァリルォキシ力ルポニル) メチル 6— O— [6-0 —ァリルォキシ力ルポ二ルー 2—デォキシ— 4— O—ジァリルホスホノ _ 3—0— [ (R) — 3— { (Z) ーテトラ—7—デセニルォキシ}テトラデシル] 一 2— [2, 2, 2 - (トリクロロェトキシカルポニル) ァミノ] — 3— D—ダルコピラノシル] 一 3—O—ドデシルー 2—0— [ (R) —3— (ヒドロキシ) テトラデシル] 一 α— D—ダルコピラノシド(147 mg, 0.089 mmol)の AcOH- THF (1: 1, 6 ml) 溶液に Zn粉末 (220 mg, 3.37腿 ol)を加え 3.5時間 室温で激しく攪拌した。 混合物を酢酸ェチルで 希釈し、重曹水及び食塩水で洗浄、硫酸マグネシウム乾燥した。ろ過し、濃縮した後、 得られたアミンを塩化メチレン(4 ml)に溶解し、 蟻酸(20 mg, 0.434 mmol) と 1—ェ チル—3— (3—ジメチル―ァミノプロピル) カルポジイミド塩酸塩(100 mg, 0.522 mmol)を加え 24°C、 16時間反応させる。 酢酸ェチルで希釈し、 重曹水及び食塩水で洗 浄し、 硫酸マグネシウム乾燥した。 ろ過し、 濃縮した後、 シリカゲルクロマトグラム を行なった。シクロへキサン一酢酸ェチル(2: 3)で溶出すると標記目的化合物 (97 mg, 72%)がガム状物質として得られた。
IR vMX(KBr) 3511, 2925, 2854, 1752, 1667 cm—1.
400 MHz Ή NMR (CDC13) δ 0.88 (12H, t, J=6.6Hz), 1.26 (70H, broad s), 1.30-1.60 (6H, m), 1.70-1.80 (4H, m), 1.97-2.05 (4H, m), 2.85-2.93 (2H, m, OH x 2), 3.25-4.36 (22H, m), 4.53-4.64 (顧, m), 5.13 (1H, d, J=8.1 Hz), 5.17 (1H, d, J=3.7 Hz), 5.24-5.39 (8H, m), 5.85-5.98 (4H, m), 6.35 (1H, d, J=5.9 Hz, NH), 8.04 (0.3H, s, on addition of D20, NHCH0 geometrical isomer), 8.13 (0.7H, s). FABMS (positive-ion) m/z, 1520 [M+Na]+.
HRFABMS (positive-ion), Calcd. for C82H148N020P : 1521.0230; Found: 1521.023. 参考例 13
(ァリルォキシ力ルポニル) メチル 6—〇— [2—ァセチルアミノー 6—〇ーァ リルォキシカルポ二ルー 2ーデォキシー 4—〇一ジァリルホスホノ一 3— O— [ (R) 一 3— { (Z) ーテトラー 7—デセニルォキシ}テトラデシル] 一 3—D—ダルコピ ラノシル] 一 3— O—ドデシルー 2—〇一 [ (R) — 3— (ヒドロキシ) テトラデシ
ル] 一 α—D—ダルコピラノシド
上記参考例 1 0で得られた (ァリルォキシ力ルポニル) メチル 6— 0— [6 -0 —ァリルォキシ力ルポ二ルー 2—デォキシー 4— O—ジァリルホスホノー 3 -0- [ ( ) - 3 - { (Z) ーテトラー 7—デセニルォキシ}テトラデシル] -2 - [2, 2, 2— (トリクロ口エトキシカルボニル) ァミノ] — 3— D—ダルコピラノシル] 一 3— O—ドデシルー 2—〇一 [ (R) — 3— (ヒドロキシ) テトラデシル] 一 α— D—ダルコビラノシド(146 mg, 0.089 mmol)の AcOH- THF(1:1, 6 ml)溶液に亜鉛粉末 (220 mg, 3.37 mmol)を加え激しく 3. 5時間室温で攪拌した。 反応混合物をろ過し、 減圧濃縮した。 残るアミンを THF-H20(3:1, 8 ml)に溶解し、 ピリジン(100 mg)と無水 酢酸 (45 mg, 0.441 腿 ol)を加え激しく 50分間攪拌した。 酢酸ェチルで希釈し、 希 塩酸、 水、 重曹水及び食塩水で洗浄し、 硫酸マグネシウム乾燥した。 濾過し、 濃縮し た後、 シリカゲルクロマトグラムを行った。 シクロへキサン一酢酸ェチル (1 : 2) で溶出すると標記目的化合物(86 mg, 63%)がガム状物質として得られた。
IR vmax(KBr) 3600-3300, 3686 (w), 2925, 2855, 1753, 1650, 1629 cm"1.
400 MHz ¾ NMR (CDC13) 6 0.88 (12H, t, J=6.6 Hz), 1.20-1.75 (80H, m), 1.97-2.05 (7H, m, containing 3H, s, at 2.01 ppm), 2.95 (1H, bs, OH), 3.11 (1H, d, J=3.7 Hz, OH), 3.29-4.32 (22H, m), 4.55-4.64 (10H, m), 5.16 (1H, d, J=3.7 Hz), 5.19 (1H, d, J-7.3 Hz), 5.24-5.38 (10H, m), 5.86-5.96 (4H, m), 6.13 (1H, d, J=6.6 Hz, H).
FABMS (positive-ion) m/z, 153 随 a]+.
H FABMS (positive-ion) Calcd. for C83H150N020PN : 1535.0391; Found: 1535.0400. 参考例 14
(ァリルォキシ力ルポニル) メチル 6 -0- [6—O—ァリルォキシカルボニル — 2—デォキシー 4— 0—ジァリルホスホノ一 2—フオルミルアミノー 3— O—
[ (R) 一 3— { (Z) ーテトラ— 7—デセニルォキシ} テトラデシル] — β— D— ダルコピラノシル]— 3— Ο—ドデシルー 2—〇一テトラデシルー a-D-ダルコピ ラノシド
上記参考例 1 1で得られた(ァリルォキシ力ルポニル) メチル 6— 0— [6— O
ーァリルォキシ力ルポ二ルー 2—デォキシ一 4一〇—ジァリルホスホノ— 3—〇一 [ (R) — 3— { (Z) —テトラ— 7—デセニルォキシ}テトラデシル] 一 2— [2, 2, 2— (トリクロ口エトキシカルボニル) ァミノ] 一 j3— D—ダルコピラノシル] 一 3—〇一ドデシルー 2—〇ーテトラデシルー《— D—ダルコビラノシド(168 mg, 0.103 匪 ol)を、 参考例 12と同様に処理し、 標記目的化合物 (97 mg, 63 )をガム状 物質として得た。
IR レ nax(filni) 3306, 2925, 2854, 1746, 1695, 1660 (shoulder) cm—1.
400 MHz ¾ NMR (CDC13) δ 0.88 (12H, t, J=6.6 Hz), 1.20-1.78 (83H, m), 2.00-2.02 (4H, m), 2.81 (1H, bs, OH), 3.35-3.92 (18H, m), 4.07-4.40 (4H, m), 4.57-4.65 (9H, i), 5.10 (1H, m), 5.23-5.39 (10H, m), 5.89-5.98 (4H, m), 6.34 (1H, bs, NH), 8.05 (0.3H, m), 8.14 (0.7H, m).
FABMS (positive-ion) m/z, 1504 [M+Na]+.
HRFABMS (positive-ion): Calcd. for CS2H148N019PNa: 1505.0281. Found: 1505.0269. 参考例 1 5
(ァリルォキシ力ルポニル) メチル 6-0- [2—ァセチルァミノ _ 6—0—ァ リルォキシ力ルポ二ルー 2—デォキシー 4— O—ジァリルホスホノ _3— 0_[(R) -3- { (Z) ーテトラー 7—デセニルォキシ}テトラデシル] — )3—D—ダルコピ ラノシル]一 3 _〇一ドデシルー 2— O—テトラデシル一(¾— D—ダルコピラノシド 上記参考例 1 1で得られた(ァリルォキシ力ルポニル) メチル 6— O— [6-0 —ァリルォキシ力ルポニル— 2—デォキシ _4— O—ジァリルホスホノー 3— O— [ (R) - 3- { (Z) ーテトラー 7—デセニルォキシ}テトラデシル] ー2_ [2, 2, 2— (トリクロ口エトキシカルボニル) ァミノ] — )3— D—ダルコピラノシル] _ 3— O—ドデシルー 2— O—テトラデシル— — D—ダルコピラノシド(219 mg, 0.134ranol)を、 参考例 13と同様に処理し、 標記目的化合物(128 mg, 64%)を蠟状物 質として得た。
IR.レ (film) 3422, 3342, 3085 (w), 2925, 2854, 1746, 1682 1650 (w), 1631 (w, shoulder) cm"1.
400 MHz Ή NMR (CDC13) δ 0.88 (12H, t, 'J=6.6 Hz), 1.20-1.40 (72H, m), 1.40 - 1.60
(6H, m), 1.60-1.80 (4H, m), 2.01 (7H, bs, CH2x2, C C0), 2.97 (1H, d, J=3.7 Hz, OH), 3.27-4.37 (21H, m), 4.52-4.66 (9H, m), 5.10 (1H, d, J=3.7 Hz), 5.17 (1H, d, J=8.1 Hz), 5.24-5.38 (9H, m), 5.88-5.98 (4H, m), 6.08 (1H, d, J=6.6 Hz, NH). FABMS (positive-ion) m/z, 1518 [M+Na]+.
HRFABMS (positive- ion), Calcd. for C83H150N019PNa: 1519.0437. Found: 1519.0438. 参考例 16
(ァリルォキシカルボニル) メチル 6-0- [2—デォキシ _4一 O—ジァリル ホスホノー 3— O— [ (R) —3—メトキシデシルー 6— O—メチル] 一 2— [2, 2, 2— (トリクロ口エトキシカルポニル) ァミノ] — /3— D—ダルコピラノシル] — 3— O—ドデシル— 2— O— [ (R) - 3 - (ヒドロキシ) テトラデシル] —ひ— D—ダルコピラノシド
トリクロ口イミドイル 2—デォキシ— 4一〇ージァリルホスホノ— 3—0— [ (R) 一 3—メトキシデシル] — 6— 0—メチル— 2— [2, 2, 2— (トリクロ 口エトキシカルポニル) ァミノ] -D-ダルコビラノシド(250mg, 0.296mmol) (米国 特許第 5, 935, 938号公報記載の方法により合成) の塩ィヒメチレン(40ml)溶液 に、参考例 8で得られた (ァリルォキシカルボニル) メチル 3— O—ドデシル— 2 —0 - [(R)— 3— (ヒドロキシ)テトラデシル ]— a— D—ダルコピラノシド(129mg, 0.293mmol)とモレキュラーラ一シ一ブ 4 A (600 mg)を加え,窒素気流中室温 1時間攙 拌した。 その後一 40°Cに冷却し TMSOTf (30mg, 0.135mmol)を加える。 2時間、 —4 0 で反応させた後、塩化メチレンで希釈し、 重曹水及び飽和食塩水で洗浄し、 硫酸 マグネシウム乾燥した。 ろ過し、 濃縮した後、 シリカゲルクロマトグラムを行った。 シクロへキサン—酢酸ェチル(2 : 3) 、 更に酢酸ェチルで溶出して標記目的化合物 (178 mg, 45%)がガム状物質として得た。
IR V max (KBr) 3457 (broad), 3325, (broad) , 3085 (w), 2926, 2855, 1748, 1650 ( ), 1545 cnr1.
400 MHz Ή NMR (CDC13+D20) δ 0.88 (9H, t, J=6.6 Hz), 1.26 (權, broad s), 1.36-1.80 (匪, m), 3.22-3.90(37H, m, containing 3H, s, at 3.27 ppm and 3H, s, at 3.39 ppm), 4.05-4.19 (1H, m), 5.07-5.40 (7H, m), 5.87-5.99 (3H, m).
FABMS (positive-ion) m/z, 1360 [M+Na, 35C1]+.
HRFABMS (positive-ion) Calcd. for C64HU5 35Cl3N019PNa: 1360.6764. Found: 1360.6764. 参考例 17
(ァリルォキシ力ルポニル) メチル 6—〇— [2—デォキシー 4—〇一ジァリル ホスホノー 3—O— { (R) — 3—メトキシデシルー 6—〇—メチル } — 2— {2, 2, 2— (トリクロ口エトキシカルボニル) アミノ} — /3— D—ダルコピラノシル] - 3-0-ドデシルー 2— 0—テトラデシル一 α— D—ダルコビラノシド
トリクロ口イミドイル 2—デォキシ— 4— Ο—ジァリルホスホノー 3— Ο—
[ (R) 一 3—メトキシデシル] 一 6— Ο—メチル一2— [2, 2, 2— (トリクロ 口エトキシカルポニル) ァミノ] 一 D—ダルコピラノシド(240 mg, 0.296 mmol) (米 国特許第 5, 935, 938号公報記載の方法により合成) と 上記参考例 9で得ら れた(ァリルォキシカルボニル)メチル 3— O—ドデシルー 2—〇—テトラデシル 一 a— D—ダルコビラノシド(190 mg, 0.296 mmol)を、 上記参考例 16と同様に処理 することにより ガム状の標記目的化合物(169 mg, 43%)を得た。
IR vMX(KBr) 3448, 3291, 3084, 2925, 2855, 1751, 1650 ( ) cm"1.
400 MHz ¾ NMR (CDC13) δ 0.89 (9H, t, J=6.6 Hz), 1.26 (5 OH, broad s), 1.40-1.60 (8H, m), 3.25-3.91 (23H, m, containing 3H, s, at 3.28 ppm and 3H, s, at 3.39 ppm), 4.05-4.19 (IH, m), 4.28-4.35 (3H, m), 4.55-4.81 (8H, m), 5.09 (1H, d,\J=3.7Hz), 5.24-5.39 (6H, m), 5.90—5.99 (3H, m).
FABMS (positive-ion) m/z, 1344 (M+Na, 35C1)+.
HRFABMS (positive-ion) Calcd. for C64HU5 35ClN018PNa: 1344.6818. Found: 1344.6826. 参考例 18
(ァリルォキシカルポニルメチル 6—〇一 [2—デォキシー 4一 O—ジァリルホ スホノー 3—〇一 [ (R) —3—メトキシデシル] — 6— O—メチル一2— [ (Z) - 1 1ーォクタデセノィルァミノ] 一) 3— D—ダルコピラノシル] ― 3— O—ドデシ ルー 2— O— [ (R) 一 3—ヒドロキシテトラデシル] 一 α—D—ダルコビラノシド 上記参考例 1 6で得られた (ァリルォキシ力ルポニル) メチル 6-0- [2—デ
ォキシ—4一〇—ジァリルホスホノー 3—〇— [ (R) — 3—メトキシデシルー 6— O—メチル] 一 2— [2, 2, 2— (トリクロ口エトキシカルポ二ル) ァミノ] 一 β 一 D—ダルコピラノシル] — 3— Ο—ドデシル一 2—0— [ (R) -3- (ヒドロキ シ)テトラデシル]一 a— D—ダルコピラノシド(270 mg, 0.102匪 ol)の THF- AcOH(l: 1, 10 ml)溶液に Zn粉末(260 mg, 3.977 atom)を加え、 4時間室温で激しく攙拌した。 反 応液をろ過し、 ろ液を減圧下(12 mmHg)室温で濃縮した。 濃縮液を酢酸ェチルで希釈 し、 重曹水及び食塩水で洗浄レ、減圧濃縮してァミン化合物を得た。 このアミン化合 物を、 重曹(60mg, 0.714匪 ol)を含む THF(2.0ml) - 0(0.6ml)溶媒に加えて溶解し、 シス一 1 1ーォクタデセノィル クロライド [このシス一 11ーォクタデセノィル クロライドは、 シス一 11—ォクタデセニル酸(68 mg, 0.242顧 ol, 1.2当量)をベン ゼン(2 ml)に溶解し、 室温でォキサリルク口リド(120 mg, 0.945 mmol)と 3時間反応 させた後、 減圧濃縮させて得られた。 ] の THF(1 ml)溶液を加え室温で 30分間攪拌 した。反応混合物を酢酸ェチルで希釈し、重曹水及び食塩水で洗浄し、硫酸マグネシ ゥムで乾燥させた。乾燥後、 ろ過し、 ろ液を減圧下濃縮して得た残査をシリカゲルク 口マトグラフィー (溶出液 シクロへキサン:酢酸ェチル =1 : 2) で精製し、 標記 目的化合物を得た (192 mg, 67%)。
IR MX (KBr) 3500-3000 (broad), 2926, 2855, 1752, 1652, 1549, 1466 cm"1.
400 MHz Ή NMR (CDC13) δ 0.88 (12H, t, J=6.6 Hz), 1.26 (72H, broad s), 1.37-1.85 (6H, m), 1.97-2.02 (4H, m), 2.12-2.24 (2H, m), 2.97-4.32 (30H, m, containing 3H, s, at 3.28 ppm and 3H, s, at 3.38 ppm ), 4.53-4.66 (6H, m), 5.02-5.40 (10H, m), 5.85-5.98 (3H, m), 6.08-6.10 (1H, d, J=6.6 Hz).
FABMS (positive-ion) m/z, 1450 [M+Na]+.
HRFABMS (positive- ion) Calcd. for C79H146N0I8PNa: 1451.0174. Found: 1451.0171. 参考例 19
(ァリルォキシ力ルポニル) メチル 6— O— [2—デォキシ一 4一 O—ジァリル ホスホノー 3— O— [ (R) —3—メトキシデシルー 6—〇ーメチル] -2 - [ (Z) ― 1 1一ォク夕デセノィルァミノ] 一 ) 3— D—ダルコピラノシル] -3-0-ドデシ ルー 2— O—テトラデシルー 一 D—ダルコピラノシド
上記参考例 17で得られた (ァリルォキシ力ルポニル) メチル 6—0— [2—デ ォキシ一4—〇ージァリルホスホノ一 3—O— { (R) —3—メトキシデシル— 6— O—メチル } 一 2— {2, 2, 2 - (トリクロ口エトキシカルポニル) アミノ} 一 β — D—ダルコピラノシル]— 3—〇ードデシルー 2— 0—テトラデシル— α— D—グ ルコビラノシド(154 mg, 0.116mmol)を、 上記参考例 18と同じ方法で処理すること により、 ガム状の標記目的化合物(125 mg, 77%)を得た。
IR V mx (KBr) 3306, 3082, 2925, 2854, 1760, 1659, 1634, 1545 cm—1.
400 MHz 'Η NMR (CDC13+D20) δ 0.88 (12H, t, J=6.4 Hz), 1.25 (62H, broad s), 1.35-1.80 (1 H, m), 2.00-2.02 (6H, m), 2.10-2.25 (4H, m), 3.10-4.40 (29H, m, containing 3H, s, at 3.28 ppm and 3H, s, at 3.38 ppm ), 4.54-4.66 (6H, m), 5.09-5.39 (匪, i), 5.87—5.98 (3H, m) .
FABMS (positive-ion) m/z, 1434 [M+Na]+.
HRFABMS (positive-ion) Calcd. for C79H146N017PNa: 1435.0226. Found: 1435.0234.
参考例 20
ァリル 2—デォキシ— 4, 6— O—イソプロピリデン— 3_0— [ (R) —3— メトキシデシル]一 2—トリフルォロアセチルァミノー /3— D—ダルコピラノシド ァリル 2—デォキシー 4, 6—〇一イソプロピリデン一 2—トリフルォロアセチ ルァミノ一 iS—D—ダルコピラノシド (Ca r b ohyd r. Re s. , 222, 5 7 - 68 (1991) 、 公知化合物) (17. 8 g、 50. lmmo 1) のジメチル ホルムアミド (250mL) 溶液に、 0 で水素化ナトリウム (4. 05 g、 60% 油性、 10 lmmo 1) を加えて 15分間撹拌した。 この溶液に、 (R) — 3—メト キシデシル p—トルエンスルホナート (P a t e n t, US 5935938、 公知 化合物) (18. 9 g、 55. 2 mmo 1) を加えて、 室温で 5時間撹拌した。 水を 加えて反応を止め、酢酸ェチルで 3回抽出し、有機層を水および飽和食塩水で順次洗 浄したのち、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去して、 シリカゲルカラ ムクロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェチル、 4: 1) にて精製を行い、 標記目的 化合物 (20. 2 g、 収率 77%) を得た。
IR vm (KBr) 3304, 3114, 2995, 2930, 2877, 2858, 2825, 1705, 1674 cm"1. 'H-NMR (500 MHz, CDC13) δ : 0.88 (3H, t, J=6.8 Hz), 1.27-1.47 (12H, m), 1.41 (3H, s), 1.50 (3H, s), 1.63-1.67 (2H, m), 3.25 (1H, m), 3.28 (3H, s), 3.32 (1H, td, J=9.8, 4.9 Hz), 3.43 (1H, m), 3.58-3.64 (2H, m), 3.77-3.87 (3H, m), 3.93 (1H, dd, J=4.9, 10.7 Hz), 4.06 (1H, dd, J=5.9, 12.7 Hz), 4.31 (1H, dd, J=4.9, 12.7 Hz), 4.88 (1H, d, J=7.8 Hz), 5.19-5.28 (2H, m), 5.83 (1H, ), 6.56 (1H, d, J=7.8 Hz, NH).
MS (FAB, positive) m/z, 548 (M+Na)+, 526 (M+H)+.
HRMS (ESI, positive), calcd. for C25H42F3N07Na : 548.2808; found: 548.2815. 参考例 2 1
ァリル 2—デォキシー 3—〇一 [ (R) _3—メトキシデシル]一 2—トリフルォ 口ァセチルァミノー) 3— D—ダルコビラノシド
上記参考例 20で得られたァリル 2—デォキシー 4, 6—〇一イソプロピリデン — 3—〇一[ (R) — 3—メトキシデシル]— 2—トリフルォロアセチルァミノ— β— D—ダルコピラノシド (1 9. 4 g、 36. 9mmo 1 ) をメタノール(1 5 OmL) に溶解し、 p—トルエンスルホン酸 (3 8 9mg、 2. 04mmo 1 ) を加えて室温 で 2時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮して、 シリカゲルカラムクロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェチル、 3 : 7) にて精製を行い、 標記目的化合物 (1 6. 5 g、 収率 9 2%) を得た。
IR vmax (KBr) 3548, 3375, 3265, 3116, 2927, 2874, 2858, 1702, 1672 cm一1. Ή-NMR (400 MHz, CDC13) δ : 0.88 (3H, t, J=6.6 Hz), 1.27-1.77 (14H, m), 3.01 (2H, brs, OH), 3.29 (3H, s), 3.34-3.53 (3H, m), 3.59 (1H, t, J=9.5, 8.8 Hz) , 3.67 (1H, m), 3.75-3.85 (3H, m), 3.92 (1H, dd, J=3.7, 11.7 Hz), 4.07 (1H, m), 4.31 (m, m), 4.84 (1H, d, J=8.8 Hz), 5.19-5.29 (2H, m).
MS (FAB, positive) i/z, 508 (M+Na)+, 486 (M+H)+.
HRMS (ESI, positive), calcd. for C22H38F3N07Na : 508.2494; found: 508.2503.
参考例 22
(1一プロべ二ル) 2—デォキシ一 3—0— [ (R) —3—メトキシデシル]— 2 一 (2, 2, 2—トリクロ口エトキシカルポニルァミノ) 一 |8— D—ダルコピラノシ ドヽ
参考例 21で得られたァリル 2—デォキシ— 3—〇— [ (R) —3—メトキシデ シル]一 2—トリフルォロアセチルァミノー jQ— D—ダルコビラノシド( 5.34 g、 1 1. Ommo 1) をジメチルスルホキシド (30mL) に溶解し、 カリウム t e r t—ブトキシド (3. 10 g、 27. 6 mmo 1 ) を加えて窒素雰囲気下 85 で 2 時間撹拌しだ。 この反応液に水 (1 OmL) を加えて、 85 °Cでさらに 6時間撹拌し たのち、室温まで冷却し、塩化メチレンで 3回抽出操作を行った。有機層を水および 飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去して得られ た残さをテトラヒドラフラン(4 OmL) に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液 (2 OmL) 、 クロロギ酸 2、 2、 2—トリクロ口ェチルエステル ( 2. 58 g、 1 2. 2mmo 1) を加えて、 0°Cで 30分間撹拌した。 この溶液に、 飽和炭酸水素ナ トリウム水溶液を加えて、塩化メチレンで抽出操作を行い、有機層を飽和食塩水で洗 浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、 シリカゲルカラムクロマ トグラフィ一(へキサン:酢酸ェチル、 2 : 3)にて精製を行い、標記目的化合物(4. 70 g、 収率 76 %) を得た。
IR リ (KBr) 3323, 3054, 2927, 2873, 2857, 1716, 1672, 1642 cm"1.
'H-NMR (500 MHz, CDC13) δ : 0.89 (3H, t, J=6.8Hz), 1.28-1.62 (15H, m), 1.74-1.79 (2H, m), 2.36 (1H, s, OH), 3.30 (3H, s), 3.36-3.46 (3H, m), 3.58-3.71 (3H, m), 3.81 (1H, m), 3.90-3.94 (2H, m), 4.06 (1H, s, OH), 4.57 1H, m), 4.74 (2H, s), 4.86 (1H, d, J=6.8 Hz), 5.37 (1H, brs, NH), 6.15 (1H, m).
MS (FAB, positive) m/z, 586 (M+Na)+, 564 (M+H)+.
HRMS (ESI, positive), calcd. for C23H40Cl3N08Na: 586.1726; found: 586.1703. 参考例 23
(1—プロべニル) 6—〇ーァリルォキシ力ルポ二ルー 2—デォキシー 3 _〇— [ (R) 一 3—メトキシデシル]— 2— (2, 2, 2—トリクロ口エトキシカルボニル ァミノ) _/3— D—ダルコピラノシド
参考例 22で得られた (1—プロべニル) 2—デォキシー 3— 0— [ (R) —3 —メトキシデシル]一 2— (2, 2, 2—トリクロ口エトキシカルポニルァミノ) 一 ]3— D—ダルコピラノシド (4. 60 g、 8. 14mmo 1 ) の塩化メチレン (30 mL) 溶液に、 ピリジン (1.4mL、 17. 3mmo l) 、 クロ口ギ酸ァリルエス テル (1. lmL、 10. 4mmo 1 ) を加えて、 0°Cで 1時間撹拌した。 この溶液 に炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、塩化メチレンで 3回抽出し、有機層を水、飽和 食塩水で順次洗浄して、 硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、 シリカ ゲルカラムクロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェチル、 3 : 2) で精製を行い、 標 記目的化合物 (4. 95 g、 収率 94%) を得た。
IR リ (KBr) 3518, 3310, 3086, 3059, 2932, 2885, 2857, 1728, 1709, 1674, 1652 cm"1.
!H-NMR (500 MHz, CDC13) δ : 0.89 (3H, t, J=6.8Hz), 1.25-1.62 (15H, m), 1.70-1.79 (2H, m), 3.30 (3H, s), 3.36-3.44 (2H, m), 3.50-3.71 (4H, m), 3.91-3.94 (2H, m, containing OH), 4.38 (1H, dd, J=4.9, 11.7 Hz), 4.50 (1H, dd, J=2.0, 11.7 Hz), 4.56' (1H, m), 4.63 (2H, d, J=5.9 Hz), 4.74 (2H, s), 4,85 (1H, m), 5.26-5.38 (3H, m, containing NH), 5,93 (1H, m), 6.16 (1H, dd, J=2.0, 5.9 Hz).
MS (FAB, positive) m/z, 670 (M+Na)+, 648 (M+H)+.
HRMS (ESI, positive), calcd. for C27H44Cl3N0I0Na: 670.1914; found: 670.1959. 参考例 24
(1一プロぺニル) 6—〇ーァリルォキシ力ルポ二ルー 2ーデォキシ一 4—〇一 ジァリルホスホノ— 3—〇—[ (R) —3—メ.トキシデシル]— 2— (2, 2, 2—ト リクロロエトキシカルボニルァミノ) 一 j3— D—ダルコピラノシド
参考例 23で得られた (1—プロべニル) 6—〇ーァリルォキシカルポ二ルー 2 ーデォキシ— 3— O— [ (R) — 3—メトキシデシル]一 2— (2, 2, 2—トリクロ 口エトキシカルポニルァミノ) 一 /3— D—ダルコピラノシド (4. 80 g、 7. 40 mmo 1 ) のテトラヒドロフラン (3 OmL) 溶液に、 1H—テトラゾール (830 mg、 1 1. 8 mmo 1 ) 、 ビス (ァリルォキシ) (ジイソプロピルァミノ.) ホスフ イン (2. 50 g、 10. 2mmo 1) を加えて、 窒素雰囲気下、 室温で 2時間撹拌
し 。 この反応液を 0°Cに冷却し、 30%過酸化水素水 (1 OmL) を加えて 1時間 撹拌したのち、飽和チォ硫酸ナトリウム水溶液を加えて、酢酸ェチルで 3回抽出操作 を行った。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム、飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネ シゥムで乾燥し、減圧下溶媒を留去して、 シリカゲルカラムクロマトグラフィー(へ キサン:酢酸ェチル、 3 : 2) で精製を行い、 標記目的化合物 (5. 17 g、 収率 8 6%) を得た。
IR vmax (CHC13) 3450, 3089, 2955, 2873, 2859, 2829, 1746, 1674, 1650 cm一1. Ή-NMR (500 MHz, CDC13) δ : 0.88 (3Η, t, J=6.8Hz), 1.27-1.56 (15H, m), 1.68-1.81 (2H, m), 3.29 (3H, s), 3.31 (1H, m), 3.47 (1H, m), 3.72-3.82 (3H, m), 3.90 (1H, m), 4.32-4.38 (2H, m), 4.52-4.63 (8H, m), 4.73 (2H, s), 4.99 (1H, m), 5.19-5.38 (6H, m), 5.56 (1H, m, NH), 5.89-5.99 (3H, m), 6.13 (1H, m).
MS (FAB, positive) m/z, 830 (M+Na)+, 808 (M+H)+.
HRMS (ESI, positive), calcd. for C33H53Cl3N013PNa: 830.2215; found: 830.2231. 参考例 25
6一〇ーァリルォキシカルボ二ルー 2—デォキシ— 4— O—ジァリルホスホノー 3— 0—[ (R) —3—メトキシデシル]— 2— (2, 2, 2—トリクロ口エトキシカ ルポニルァミノ) 一D—ダルコピラノース
参考例 24で得られた (1一プロべニル) 6—〇ーァリルォキシカルポ二ルー 2 —デォキシ— 4— O—ジァリルホスホノー 3— 0—[ (R) —3—メトキシデシル] -2- (2, 2, 2—トリクロ口エトキシカルボニルァミノ) 一)3_D—ダルコピラ ノシド(4. 80 g、 5. 93mmo 1 )のテトラヒドロフラン(3 OmL)溶液に、 ヨウ素 (3. 08 g、 12. lmmo 1) 、 水 (6mL) を加えて室温で 30分間撹 拌した。 この溶液に飽和チォ硫酸ナトリウム水溶液を加え、酢酸ェチルで 3回抽出操 作を行った。有機層を飽和炭酸水素ナトリゥム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、 硫 酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、 シリカゲルカラムクロマトグラフ ィー(へキサン:酢酸ェチル、 1 : 1)で精製を行い、標記目的化合物(4. 30 g、 収率 94%) を得た。
IR リ MX (CHCL) 3598, 3435, 3317, 3089, 2955, 2931, 2873, 2858, 1746, 1651 cm—1.
'H-NMR (500 MHz, CDC13) δ : 0.88 (3H, t, J=6.8Hz), 1.26-1.50 (12H, m), 1.67-1.78 (2H, i), 3.26 (3H, s), 3.32 (1H, m), 3,63-3.73 (2H, m), 3.86-3.94 (2H, m), 4.18 (1H, m), 4.30-4.38 (3H, m), 4.51-4.63 (7H, m), 4.67, 4.74 (2H, AB-q, J=11.7Hz), 5.24-5.40 (7H, m), 5.81 (1H, d, J=8.8 Hz, NH), 5.89-5.98 (3H, m).
MS (FAB, positive) m/z, 790 (M+Na)+, 768 (M+H)+.
HRMS (ESI, positive), calcd. for C30H50C13N013P: 768.2085; found: 768.2089. 参考例 26
(ァリルォキシ力ルポニル) メチル 6—〇— [6— O—ァリルォキシカルボニル —2—デォキシー 4一〇—ジァリルホスホノー 3— O— [ (R) 一 3—メトキシデシ ル]一 2— (2, 2, 2 _トリクロ口エトキシカルポニルァミノ) 一 i3— D—ダルコ ピラノシル]― 3—〇—ドデシルー 2 _〇ーテトラデシルー a一 D—ダルコビラノシ 参考例 25で得られた 6— O—ァリルォキシカルポ二ルー 2—デォキシー 4一〇 ージァリルホスホノー 3—〇— [ (R) — 3—メトキシデシル]— 2— (2, 2, 2— トリクロロェトキシカルポニルァミノ) 一 D—ダルコピラノース (365mg、 0. 475mmo 1)の塩化メチレン( 5mL)溶液に、 トリクロロアセトニトリル( 0. 23mL、 2. 29mmo 1 ) 、 炭酸セシウム (21mg、 0. 063 mm o 1 ) を 加えて室温で 3時間撹拌した。 この溶液を塩化メチレンで希釈して、飽和炭酸水素ナ トリゥム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒 を留去した。得られた粗イミデート体を塩化メチレン (5mL) に溶解し、 参考例 9 で得られた (ァリルォキシ力ルポニル)メチル 3— O—ドデシルー 2—〇ーテトラ デシルー a— D—ダルコビラノシド (23 Omg、 0. 358mmo 1 ) 、 モレキュ ラーシーブス 4A (40 Omg) を加えて、 窒素雰囲気下室温で 3 0分間撹拌した。 反応液を 0 に冷却し、トリメチルシリルトリフルォロメタンスルホナート(9 L、 0. 05 Ommo 1) を加えて、 1時間撹拌した。 飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を 加えて反応を止め、塩化メチレンで抽出操作を行った。有機層を水および飽和食塩水 で洗浄し、 減圧下溶媒を留去し、 シリカゲルカラムクロマトグラフィ一 (へキサン: 酢酸ェチル、 5 : 4) で 2回精製を行い、標記目的化合物(15 Omg、収率 30%)
を得た。 ·
IR vmax (CHClg) 3595, 3450, 3089, 2928, 2856, 1748, 1650 cm"1.
'H-NMR (500 MHz, CDC13) δ : 0.88 (9H, t, J=6.8 Hz), 1.25-1.80 (58H, m), 2.57 (1H, d, J=2.9Hz, OH), 3.24-3.31 (6H, m, containing 3H, s, at 3.28ppm), 3.40-3.48 (2H, m), 3.53 (1H, t, J=9.8, 8.8 Hz), 3.60-3.93 (9H, m), 4.06 (1H, d, J=8.8 Hz), 4.17 (1H, AB-q, J=16.6 Hz), 4.26 (1H, m), 4.32 (1H, m), 4.33 (1H, AB-q, J=16.6 Hz), 4.53-4.78 (11H, m), 4.92 (1H, m), 5.10 (1H, d, J=2.9 Hz), 5.24-5.38 (8H, m), 5.69 (1H, brs, NH), 5.86-5.97 (4H, m).
MS (FAB, positive) m/z, 1414 (M+Na)+.
HRMS (ESI, positive), calcd. for C67H117Cl3NO20PNa: 1414.6873; found: 1414.6879. 参考例 27
(ァリルォキシ力ルポニル) メチル 6—〇— [6 _〇—ァリルォキシカルボニル 一 2ーデォキシ— 4一〇一ジァリルホスホノ _ 3—〇一 [ (R) —3—メトキシデシ ル]— 2— [ (Z) — 1 1—才クタデセノィルァミノ]— )3— D—ダルコピラノシル] 一 3— O—ドデシル _ 2— O—テトラデシル— 0;— D—ダルコピラノシド
参考例 26で得られた (ァリルォキシ力ルポニル) メチル 6— O— [6_0—ァ リルォキシカルボ二ルー 2—デォキシ—4—0—ジァリルホスホノー 3— 0_[(R) —3—メトキシデシル]— 2— (2, 2, 2—トリクロ口エトキシカルポニルァミノ) — /3—D—ダルコピラノシル]— 3—〇一ドデシル一 2一 O—テトラデシルー — D 一ダルコピラノシド (105mg、 0. 076mmo 1) のテトラヒドロフラン (3 mL) 溶液に、 亜鉛粉末 (10 lmg、 1. 54mmo 1 ) 、 酢酸 (0. 5mL) を 加えて、 室温で 3時間撹拌した。亜鉛粉末を濾別後、減圧下濃縮して得られた残さを 酢酸ェチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、硫 酸マグネシウムで乾燥した。ろ過したのち、減圧下溶媒を留去して得られた粗アミン を塩化メチレン(3mL)に溶解し、 (Z) — 1 1—才クタデセン酸(26mg、 0. 092mmo 1 ) 、 1ーェチルー 3— ( 3—ジメチルーアミノプロピル) カルポジィ ミド塩酸塩(23mg、 0. 12 Ommo 1) を加えて室温で 18時間撹拌した。 こ の溶液を塩化メチレンで希釈し、水および飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで
乾燥して、 減圧下溶媒を留去し、 シリカゲルカラムクロマトグラフィー (へキサン: 酢酸ェチル、 1 : 1) で精製を行い、 標記目的化合物 (55mg、 収率 49%) を得 た。
IR リ fflax (KBr) 3320, 3083, 2954, 2924, 2853, 1750, 1650, 1635 cm"1.
¾-NMR (500 MHz, CDC13) δ : 0.88 (12H, t, J=6.8 Hz), 1.25-1.81 (80H, m), 1.99-2.03 (4H, m), 2.14-2.27 (2H, m), 3.02 (1H, d, J=3.9 Hz, OH), 3.16 (1H, m), 3.24-3.34 (5H, m, containing 3H, s, at 3.28 ppm), 3.40-3.49 (2H, m), 3.53 (1H, t, J=8.8, 9.8 Hz), 3.64-3.81 (7H, m), 3.85 (1H, in), 3.96 (1H, t, J=9.8, 8.8 Hz), 4.05 (1H, d, J=10.7 Hz), 4.15 (1H, AB-q, J=16.6 Hz), 4.22 (1H, m), 4.31 (1H, AB-q, J=16.6 Hz), 4.32 (1H, m), 4.52-4.67 (9H, m), 5.10 (1H, d, J=3.9 Hz), 5.22 (1H, d, J=7.8 Hz), 5.24-5.39 (10H, i), 5.86-5.97 (4H, m), 6.12 (1H, d, J=6.8 Hz, NH). MS (FAB, positive) m/z, 1504 (M+Na)+.
HRMS (ESI, positive), calcd. for C82H148N019PNa: 1505.0281; found: 1505.0283. 参考例 2 8
2 - (4—メトキシフエニル) 一 (R) — 4一へプチルー [1, 3]ジォキサン (R) ― 3—ヒドロキシ— 1ーデカノール (P a t e n t, US 5 9 3 5 9 3 8、 公知化合物) (1 7. 4 g、 9 9. 8mmo 1 ) のトルエン (2 5 OmL) 溶液に、 p—ァニスアルデヒドジメチルァセタール (2 0. 0 g、 1 1 0 mm o 1 ) 、 p—ト ルエンスルホン酸(1. 80 g、 9. 46mmo l)を加えて室温で 2時間撹拌した。 反応液を減圧下濃縮し、酢酸ェチルで希釈して、水、飽和炭酸水素ナトリゥム水溶液、 飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、 シリ 力ゲルカラムクロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェチル、 9 : 1) で精製を行い、 標記目的化合物 (25. 8g、 収率 88%) を得た。
IR vmx (CHC13) 3450, 2927, 2855, 1748, 1650 cm"1.
Ή-NM (500 MHz, CDC13) δ 0.88 (3Η, t, J=6.8Hz), 1.27-1.54 (12H, ) , 1.64-1.82 (2H, m), 3.76-3.84 (4H, m, containing 3H, s, at 3.80 ppm), 3.93 (1H, td, J=2.0, 11.7 Hz), 4.24 (1H, dd, J=4.9, 11.7 Hz), 5.46 (1H, s), 6.88 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.42 (2H, d, J=8.8 Hz).
MS (EI, positive) /z, 292 (M".
HRMS (EI, positive), calcd. for C18H2803: 292.2028; found: 292.2043. 参考例 29
(R) - 3- (4—メトキシベンジルォキシ) 一 1ーデカノール
参考例 28で得られた 2—(4ーメトキシフエ二ル)一(R)— 4—へプチルー [ 1, 3]ジォキサン (25. 6 g、 87. 5mmo 1 ) のトルエン(20 OmL)溶液に、 1. 0M水素化ジイソブチルアルミニウムノトルエン溶液(1 35mL、 135mm o 1) を 0°Cで加え、 室温で 5時間撹拌した。 反応液を 0°Cに冷却し、 飽和塩化アン モニゥム水溶液をゆっくり加えて反応を止め、 0. 5 Mロッシエル塩水溶液を加えて 室温で 30分間撹拌した。 この溶液を酢酸ェチルで 3回抽出し、有機層を水および飽 和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、 シリカゲル カラムクロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェチル、 7 : 3) で精製を行い、 標記目 的化合物 (23. 8 g、 収率 92%) を得た。
IR vMX (CHC13) 3625, 3500, 2956, 2931, 2858, 1613 cm—1.
'H-NMR (400 MHz, CDC13) δ : 0.89 (3H, t, J=6.6Hz), 1.28-1.35 (10H, m), 1.48-1.85 (4H, m), 2.46 (1H, t, J=5.8 Hz, OH), 3.62 (1H, m), 3.68-3.83 (5H, m, containing 3H, s, at 3.80 ppm), 4.41, 4.53 (2H, AB-q, J=11.0 Hz), 6.86-6.90 (2H, m), 7.24-7.28 (2H, m).
MS (FAB, positive) m/z, 317 (M+Na)+, 295 (M+H)+.
HRMS (ESI, positive), calcd. for C18H3003Na: 317.2098; found: 317.2090. 参考例 30
(R) 一 3— (4ーメトキシベンジルォキシ) デシル メタンスルホナ一卜 参考例 29で得 れた (R) -3- (4—メトキシベンジルォキシ) 一 1—デカノ ール (23. 5 g、 79. 8mmo 1) の塩化メチレン (30 OmL) 溶液に、 トリ ェチルァミン (16. 7mL、 12 Ommo 1 ) 、 メタンスルホニルクロリド (7. 4mL、 96mmo 1) を 0°Cで加えて、 1時間撹拌した。 この反応液に飽和炭酸水 素ナトリゥム水溶液を加え、塩化メチレンで抽出して、有機層を水および飽和食塩水
で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、 シリカゲルカラムク 口マトグラフィー (へキサン:酢酸ェチル、 7 : 3) で精製を行い、 標記目的化合物 (27. 8 g、 収率 94%) を得た。
IR v X (CHC13) 2957, 2931, 2858, 1613 cm"1.
¾-NMR (400 MHz, CDC13) 50.89 (3H, t, J=6.9 Hz), 1.24-1.37 (10H, m) , 1.47—1.66 (2H, m), 1.83-1.99 (2H, m), 2.95 (3H, s), 3.55 (1H, m), 3.80 (3H, s), 4.27-4.36 (2H, m), 4.38, 4.51 (2H, AB-q, J-11.0 Hz), 6.86-6.90 (2H, m), 7.24-7.28 (2H, m).
MS (FAB, positive) m/z, 395 (M+Na)+.
HRMS (ESI, positive), calcd. for C19H3205SNa: 395.1852; found: 395.1878. 参考例 31
ァリル 2—デォキシ—4, 6—〇一イソプロピリデン— 3—〇ー[ (R) — 3— (4ーメトキシベンジルォキシ) デシル]一 2—トリフルォロアセチルアミノー α— D—ダルコピラノシド
ァリル 2—デォキシ— 4, 6—〇—イソプロピリデン— 2—トリフルォロアセチ ルァミノ一 a;— D—ダルコピラノシド (Ca r b ohyd r. Re s. , 222, 5 7— 68 (1 991) 、 公知化合物) (17. 2 g、 8. 4mmo 1) をジメチル ホルムアミド(15 OmL)に溶解し、 0 で水素化ナトリウム(3. 88 g、 60% 油性、 97mmo 1) を加えて 15分間撹拌した。 ζの溶液に、 参考例 30で得られ た(R)— 3— (4—メトキシベンジルォキシ)デシル メタンスルホナ一ト(15. 1 g、 40. 5mmo 1 )を加えて、室温で 5時間撹拌した。水を加えて反応を止め、 酢酸ェチルで 3回抽出し、有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄したのち、硫酸マ グネシゥムで乾燥した。減圧下溶媒を留去して、 シリカゲルカラムクロマトグラフィ ― (へキサン:酢酸ェチル、 4 : 1) にて精製を行い、標記目的化合物(2 1. 3 g、 収率 83%) を得た。
IR vmx (CHC13) 3430, 2931, 2859, 1734, 1612 cm—1.
¾-NMR (400 MHz, CDC13) δ : 0.88 (3H, t, J=6.6 Hz), 1.24-1.52 (18H, m, containing 3H, s, at 1.40 ppm, 3H, s, at 1.49 ppm), 1.64-1.76 (2H, m), 3.42-3.49 (2H, m),
3.58 (1H, m), 3.66-3.78 (3H, m), 3.80 (3H, s), 3.84-3.89 (2H, m), 3.99 (1H, dd, J=6.6, 12.5 Hz), 4.14-4.20 (2H, m), 4.36, 4.42 (2H, AB-q, J=11.7 Hz), 4.87 (1H, d, J=3.7 Hz), 5.24-5.30 (2H, m), 5.86 (1H, m), 6.42 (1H, d, J=9.5 Hz, NH),
6.85- 6.89 (2H, i), 7.23-7.27 (m, 2H).
MS (FAB, positive) m/z, 654 (M+Na)+, 632 (M+H)+.
HRMS (ESI, positive), calcd. for C32H48F3N08Na : 654.3229; found: 654.3232. 参考例 32
ァリル 2—デォキシー 3— O— [ (R) — 3— (4ーメトキシベンジルォキシ) デシル]— 2—トリフルォロアセチルァミノ -α-Ώ-ダルコビラノシド
参考例 3 1で得られたァリル 2—デォキシ— 4, 6—0—イソプロピリデンー 3 —〇一 [ (R) - 3 - (4—メトキシベンジルォキシ) デシル]— 2—トリフルォロア セチルァミノ一 α—D—ダルコビラノシド (2 1. 0 g、 3 3. 2mmo 1 ) につい て、 参考例 2 1に記載した方法と同様の操作を行い、 標記目的化合物 (1 7. 9 g、 収率 9 1 %) を得た。
IR レ (KBr) 3425, 3315, 3095, 2961, 2928, 2858, 1699, 1666, 1647 cm"1. Ή— NMR (400 MHz, CDC13) δ : 0.88 (3H, t, J=6.6 Hz), 1.26-1.82 (14H, m), 2.32 (2H, brs, OH), 3.47-3.58 (3H, m), 3.64-3.70 (2H, m), 3.73-3.79 (3H, m), 3.81 (3H, s), 4.00 (1H, m), 4.12-4.21 (2H, m), 4.38, 4.43 (2H, AB-q, J=11.7 Hz), 4.85 (1H, d, J=3.7 Hz), 5.24-5.31 (2H, m), 5.87 (1H, m), 6.42 (1H, d, J=9.5 Hz),
6.86— 6.90 (2H, m), 7.25 (2H, d, J-8.8 Hz).
MS (FAB, positive) m/z, 614 (M+Na)+, 592 (M+H)+.
HRMS (ESI, positive), calcd. for C29H44F3N08Na : 614.2901; found: 614.2943. 参考例 3 3
ァリル 2—デォキシ—3—〇— [ (R) — 3— (4—メトキシベンジルォキシ) デシル]— 2— (2, 2, 2—トリクロ口エトキシカルポニルァミノ) 一ひ一 D—グ ルコピラノシド
参考例 32で得られたァリル 2—デォキシ— 3—0— [ (R) 一 3— (4ーメト
キシベンジルォキシ) デシル] - ' 2—トリフルォロアセチルアミノ一 a— D—ダルコ ビラノシド (5. 6 1 g、 9. 48mmo 1 ) のエタノール (4 OmL) 溶液に、 1 M水酸化ナトリウム水溶液(4 OmL) を加えて 80°Cで 5時間撹拌した。反応液を 減圧下濃縮し、酢酸ェチルで希釈して、水および飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシ ゥムで乾燥した。減圧下溶媒を留去して得られた粗アミンをテトラヒドロフラン(2 5mL)に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(25.mL)、クロロギ酸 2, 2, 2—トリクロ口: E1チルエステル (2. 20 g、 10. 4mmo 1 ) を 0 で加えて 3 0分間撹拌した。 この反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて、酢酸ェチル で 3回抽出を行い、有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥 した。減圧下溶媒を留去し、 シリカゲルカラムクロマトグラフィー (へキサン:酢酸 ェチル、 2 : 3)で精製を行い、標記目的化合物(6. 0 1 g、収率 95%) を得た。 IR vMX (KBr) 3349, 3065, 2955, 2927, 2856, 1713, 1646, 1614 ci1.
Ή-NMR (400 MHz, CDC13) 6 : 0.'88 (3H, t, J=6.6 Hz), 1.26-1.80 (14H, m), 2.04 (1H, t, OH), 3.42-3.90 (13H, m, containing 3H, s, at 3.80 ppm), 3.99 (1H, dd, J=6.6, 12.4 Hz), 4.19 (1H, i), 4.39, 4.44 (2H, AB-q, J=11.0Hz), 4.69, 4.74 (2H, AB-q, J=12.1 Hz), 4.85 (1H, d, J=3.7 Hz), 5.19-5.32 (3H, m, containing NH), 5.84-5.94 (1H, m), 6.86-6.89 (2H, m), 7.24-7.27 (2H, m).
MS (FAB, positive) i/z, 692 (M+Na)+.
HRMS (ESI, positive), ca led. for C30H46Cl3N09Na: 692.2141; found: 692.2123. 参考例 34
(1一プロぺニル) 6—〇ーァリルォキシ力ルポ二ルー 2—デォキシ— 3— O— [ (R) -3- (4ーメトキシベンジルォキシ) デシル]一 2— (2, 2, 2—トリク ロロエトキシカルポニルァミノ) 一 a— D—ダルコピラノシド
(1, 5—シクロォク夕ジェン) ビス (メチルジフエニルホスフィン) イリジウム へキサフルォロホスフェート (365mg、 0. 432mmo 1 ) をテトラヒドロフ ラン (4 OmL) に溶解し、 水素置換を行いイリジウム錯体を活性化して、 赤色溶液 が透明になったのち、反応系を完全に窒素置換した。 この溶液に参考例 33で得られ たァリル 2—デォキシ _3—〇— [ (R) -3- (4—メトキシベンジルォキシ)
デシル]一 2— (2, 2, 2—トリクロ口エトキシカルポニルァミノ) — a— D—グ ルコピラノシド(5. 7 8 g、 8. 6 lmmo 1 )を加えて、室温で 2時間撹拌した。 この溶液を減圧下濃縮し、得られた混合物を塩化メチレン( 45 m L )に溶解し、 0 でピリジン (1. 2mL、 14. 8mmo l) 、 クロ口ギ酸ァリルエステル ( 1. 4 mL、 1 3. 2 mmo 1 ) を加えて、 1時間撹拌した。 飽和炭酸水素ナトリゥム水溶 液を加えて、塩化メチレンで抽出を行い、有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、硫 酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、 シリカゲルカラムクロマトグラフ ィー(へキサン:酢酸エヂル、 7 : 3)で精製を行い、標記目的化合物(5. 8 5 g、 収率 90%) を得た。
IR vmx (CHC13) 3605, 3436, 2956, 2930, 2859, 1745, 1678 cm"1.
Ή一 MR (400 MHz, CDC13) δ : 0.88 (3H, t, J=6.6 Hz), 1.26-1.64 (15H, m), 1.78-1.81 (2H, m), 3.34 (1H, d, J=2.2 Hz, OH), 3.42-3.56 (3H, m), 3.72-3.98 (7H, m, containing 3H, s, at 3.80 ppm) , 4.33-4.46 (4H, m), 4.63-4.77 (4H, m), 5.03 (1H, d, J=3.7 Hz), 5.12-5.21 (2H, m, containing NH), 5.26-5.40 (2H, m), 5.95 (1H, m), 6.14 (1H, dd, J=1.5, 12.5 Hz), 6.88 (2H, d, J=8.1 Hz), 7.25-7.27 (2H, m). MS (FAB, positive) m/z, 776 (M+Na)+, 754 (M+H)+.
HRMS (ESI, positive), calcd. for C34H50Cl3NOnNa: 776.2355; 'found: 776.2318. 参考例 3 5 (1—プロぺニル) 6—O—ァリルォキシ力ルポ二ルー 2—デォキシー 4— O— ジァリルホスホノ— 3—〇—[ (R) — 3— (4—メトキシベンジルォキシ) デシル] -2- (2, 2, 2—トリクロ口エトキシカルボニルァミノ) — a— D—ダルコピラ ノシド .
参考例 34で得られた( 1—プロべニル) 6— O—ァリルォキシカルポ二ルー 2 ーデォキシ— 3—0—[ (R) — 3— (4ーメトキシベンジルォキシ)デシル]— 2— (2, 2, 2—トリクロ口エトキシカルボニルァミノ) 一ひ一 D—ダルコビラノシド (5. 7 0 g、 7. 5 5 mmo 1 ) について、 参考例 24に記載した方法と同様の操 作を行い、 標記目的化合物 (5. 60 g、 収率 8 1 %) を得た。
IR yraax (CHCL) 3435, 2956, 2931, 2859, 1746, 1678, 1661, 1651, 1613 cm—1.
¾-NMR (400 MHz, CDC13) d : 0.88 (3H, t, J=6.6Hz), 1.22-1.64 (15H, m), 1.77-1.84 (2H, m), 3.46 (IH, m), 3.58-3.75 (2H, m), 3.79 (3H, s), 3.87-4.01 (3H, m), 4.34-4.50 (5H, m), 4.55-4.74 (8H, m), 5.05 (IH, d, J=3.7 Hz), 5.14-5.38 (8H, m, containing NH), 5.87-5.98 (3H, m), 6.13 (1H, dd, J=2.2, 12.5 Hz), 6.86 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.25 (2H, d, J=8.8 Hz).
MS (FAB, positive) m/z, 936 (M+Na)+, 914 (M+H)+.
HRMS (ESI, positive), calcd. for C40H59Cl3N014PNa: 936.2636; found: 936.2639.
参考例 36
6— O—ァリルォキシカルボニル一 2—デォキシ— 4— O—ジァリルホスホノ— 3-0-[ (R) —3— (4—メトキシベンジルォキシ) デシル] -2- (2, 2, 2 —トリクロ口エトキシカルポニルァミノ) 一D—ダルコピラノース
参考例 35で得られた(1一プロべニル) 6—〇—ァリルォキシ力ルポ二ルー 2 —デォキシー 4一 O—ジァリルホスホノー 3—〇—[ (R) -3- (4ーメトキシべ ンジルォキシ) デシル]— 2— (2, 2, 2_トリクロ口エトキシカルポニルァミノ) 一 α— D—ダルコビラノシド (5. 55 g、 5. 71 mmo 1 ) について、 参考例 2 5に記載した方法と同様の操作を行い、 標記目的化合物 (4. 60 g、 収率 92%) を得た。
IR vMX (CHC13) 3691, 3600, 3435, 2955, 2932, 2858, 1747, 1611 cm—1.
¾-NMR (500 MHz, CDC13) δ : 0.88 (3H, t, J=6.8Hz), 1.26-1.55 (12H, m), 1.77-1.81
(2H, m), 3.45 (IH, m), 3.53 (IH, brs, OH), 3.62-3.71 (2H, m), 3.79 (3H, s),
3.86-3.91 (2H, m), 4.16 (IH, m), 4.29-4.43 (4H, m), 4.51-4.63 (8H, i), .72 (IH,
AB-q, J=11.7Hz), 5.22-5.38 (8H, m, containing NH) , 5.88-5.97 (3H, m), 6.86 (2H, d, J=7.8 Hz), 7.25 (2H, d, J=8.8 Hz).
MS (FAB, positive) m/z, 896 (M+Na)+, 874 (M+H)+.
HRMS (ESI, positive), calcd. for C37H55Cl3N014PNa: 896.2320; found: 896.2349. 参考例 37
(ァリルォキシカルボニル) メチル 6—〇— [6— O—ァリルォキシカルボニル
一 2—デォキシー 4—〇ージァリルホスホノ— 3—〇ー[ (R) —3— (4—メトキ シベンジル) デシル]一 2— (2, 2, 2—トリクロ口エトキシカルボニルァミノ) -j3 -D-ダルコピラノシル]— 3—〇一ドデシルー 2— O—テトラデシルー α— D 一ダルコピラノシド
参考例 36で得られた 6—0—ァリルォキシカルボ二ルー 2—デォキシー 4— Ο ージァリルホスホノ— 3 _〇_[ (R) 一 3— (4—メトキシベンジルォキシ) デシ ル]— 2— (2, 2, 2—トリクロ口エトキシカルポニルァミノ) 一 D—ダルコビラ ノース (600mg、 0. 686mmo 1 ) について、 参考例 26に記載した方法と 同様の操作を行い、 標記目的化合物 (465mg、 収率 59%) を得た。
IR vmax (film) 3457, 3303, 3083, 3021, 2953, 2925, 2855, 1746, 1651 cm"1. ¾-NMR (500 MHz, CDC13) δ : 0.88 (9H, t, J=6.8Hz), 1.25-1.64 (56H, m), 1.74-1.82 (2H, m), 2.52 (1H, d, J=2.9 Hz, OH), 3.25 (1H, m), 3.30 (1H, dd, J=3.9, 9.8 Hz), 3.39-3.47 (3H, m), 3.53 (1H, t, J=9.8, 8.8 Hz), 3.60-3.78 (7H, m), 3.80 (3H, s), 3.83-3.93 (2H, m), 4.04 (1H, d, J=9.8 Hz), 4.25 (1H, m), 4.32 (1H, m), 4.17, 4.32 (2H, AB-q, J=16.6 Hz), 4.37, 4.43 (2H, AB-q, J=11.7 Hz), 4.54-4.66 (11H, m), 4.78 (1H, d, J=5.9 Hz), 5.10 (1H, d, J=2.9 Hz), 5.22-5.38 (9H, m, containing NH), 5.86-5.97 (4H, m), 6.88 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.26 (2H, d, J=7.8 Hz). MS (FAB, positive) m/z, 1520 (M+Na)+.
HRMS (ESI, positive), calcd. for C74H123Cl3N021PNa: 1520.7291; found: 1520.7297. 参考例 38
(ァリルォキシ力ルポニル) メチル 6—〇— [6— O—ァリルォキシカルボニル ― 2—デォキシー 4一 O—ジァリルホスホノ— 3—0_[ (R) - 3 - (4ーメ卜キ シベンジル) デシル]— 2— [ (Z) 一 1 1—ォクタデセノィルァミノ ]_/3— D—グ ルコピラノシル] -3-0-ドデシルー 2—〇—テ卜ラデシルー α-Ό-ダルコピラ ノシド
参考例 37で得られた (ァリルォキシ力ルポニル) メチル 6—〇一 [6—〇ーァ リルォキシ力ルポ二ルー 2—デォキシ— 4— 0—ジァリルホスホノ一 3— Ο— [(R) — 3— (4—メトキシベンジル) デシル]一 2— (2, 2, 2—トリクロ口エトキシ
力ルポニルァミノ) 一 ]3— D _ダルコピラノシル]— 3—〇ードデシル— 2—〇一テ トラデシル _ Q!—D—ダルコピラノシド (400mg、 0. 267mmo l) につい て、 参考例 27に記載した方法と同様の操作を行い、 標記目的化合物 (176mg、 収率 42%) を得た。
IR max (film) 3430, 3331, 3085, 3000, 2922, 2854, 1746, 1680, 1650 cm—1. 'H-NMR (500 MHz, CDC13) δ : 0.88 (12H, t, J=6.8Hz), 1.25-1.86 (80H, m), 1.99-2.12 (6H, m), 2.90 (1H, d, J=2.9 Hz, OH), 3.12 (1H, m), 3.28 (1H, dd, J=3.9, 9.8 Hz), 3.37-3.54 (4H, m), 3.64-3.88 (IIH, m, containing 3H, s, at 3.79 ppm), 3.94-4.03 (2H, m), 4.23 (1H, m), 4.15, 4.31 (2H, AB-q, J=16.6 Hz), 4.32 (1H, in), 4.39, 4.43 (2H, AB-q, J=11.7 Hz), 4.53-4.67 (9H, m), 5.10 (1H, d, J=3.9Hz), 5.16 (1H, d, J=7.8 Hz), 5.21-5.37 (匪, m), 5.86-5.97 (5H, m, containing NH), 6.87 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.24 (2H, d, J=8.8 Hz).
MS (FAB, positive) m/z, 1610 (M+Na)+.
匪 S (ESI, positive), calcd. for C89H154N020PNa: 1611.0718; found: 1611.0747. 参考例 39
(ァリルォキシカルボニル) メチル 6—〇— [6—〇ーァリルォキシカルボニル 一 2—デォキシー 4—0—ジァリルホスホノ— 3—〇—[ (R) 一 3—ヒドロキシデ シル]— 2— [ (Z) - 1 1—ォクタデセノィルァミノ] _i3—D_ダルコピラノシル] 一 3— O—ドデシルー 2— O—テトラデシルー -Ό-ダルコビラノシド
参考例 38で得られた (ァリルォキシ力ルポニル) メチル 6—〇— [6— Ο—ァ リルォキシカルボ二ルー 2ーデォキシ— 4一〇—ジァリルホスホノ一 3— Ο— [(R) - 3 - (4—メトキシベンジル) デシル]一 2— [ (Ζ) - 1 1ーォクタデセノィルァ ミノ]— ) 3— D—ダルコピラノシル]一 3— Ο—ドデシルー 2—〇—テトラデシルー o!—D—ダルコビラノシド (17 Omg、 0. 107mmo 1 ) の塩ィ匕メチレン ( 5 mL) 溶液に、 水 (0. 5mL) 、 2, 3—ジクロ口 _5, 6—ジシァノー 1, 4— ベンゾキノン (29mg、 0. 129mmo 1 ) を加えて、 室温で 2時間撹拌した。 この反応液を塩化メチレンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリゥム水溶液および飽和食塩 水で洗浄し、 硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、 シリカゲルカラム
クロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェチル、 5 : 4) で精製を行い、 標記目的化合 物 (12 lmg、 収率 77%) を得た。
IR max (film) 3473, 3354, 3085, 3006, 2955, 2922, 2852 cm"1.
Ή-NMR (500 MHz, CDC13) δ :0.88 (12H, t, J=6.8Hz), 1.25-1.74 (80H, m) , 1.99-2.03 (4H, m), 2.15-2.25 (2H, m), 2.85 (1H, d, J=3.9 Hz, OH), 2.96 (1H, d, J=2.9 Hz, OH), 3.29 (1H, dd, J=3.9, 9.8 Hz), 3.34-3.49 (3H, m), 3.53 (1H, t, J=8.8, 9.8 Hz), 3.63-3.89 (9H, m), 3.97-4.04 (2H, m), 4.26-4.32 (2H, m), 4.15, 4.31 (2H, AB-q, J=16.6 Hz), 4.51-4.67 (9H, m), 5.07 (1H, d, J=7.8 Hz), 5.09 (1H, d, J=3.9 Hz), 5.24-5.38 (10H, m), 5.86-5.97 (4H, m), 6.01 (1H, d, J=7.8 Hz, NH). MS (FAB, positive) m/z, 1490 (M+Na) +.
画 S (ESI, positive), calcd. for CglH146N019PNa: 1491.0111; found: 1491.0084. 参考例 40
ァリル 2—デォキシ— 3— O— [ (R) —3— (4—メトキシベンジルォキシ) デシル]— 6—〇一 (p—トルエンスルホニルォキシ) 一 2—トリフルォロアセチル アミノー α—D—ダルコビラノシド
参考例 32で得られたァリル 2—デォキシ _3— O— [ (R) — 3— (4ーメト キシベンジルォキシ) デシル]— 2 -卜りフルォロアセチルァミノー α— D—ダルコ ピラノシド (7. 10 g、 12. Ommo 1 ) をピリジン (6 OmL) に溶解し、 p —トルエンスルホニルクロリド (2. 75 g、 14. 4mmo 1) 、 4ージメチルァ ミノピリジン (150mg、 1. 2 ammo 1) を加えて、 室温で 5時間撹拌した。 この反応液に 1M塩酸水溶液を加えて、塩化メチレンで抽出操作を 5回行い、有機層 を飽和食塩水で洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、 シリ 力ゲルカラムクロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェチル、 7 : 3) で精製を行い、 標記目的化合物 (8. 41 g、 収率 94%) を得た。
IR リ max (KBr) 3559, 3334, 3097, 3056, 3009, 2958, 2931, 2860, 1704 cm—1. Ή-NMR (500 MHz, CDC13) δ 0.88 (3H, t, J=6.6 Hz), 1.26-1.79 (14H, m), 3.35 (1H, d, J=2.9 Hz, OH), 3.40 (3H, s), 3.46-3.55 (2H, m), 3.57-3.64 (3H, m), 3.71-3.76 (3H, m), 3.80 (3H, s), 4.00 (1H, dd, J=6.6, 13.2 Hz), 4.15-4.22 (2H,
m), 4.38, 4.43 (2H, AB-q, J=11.0 Hz), 4.87 (1H, d, J=4.4 Hz), 5.23-5.31 (2H, m), 5.87 (1H, m), 6.42 (1H, d, J=8.8 Hz, NH), 6.85-6.89 (2H, m), 7.23-7.26 (2H, m).
MS (FAB, positive) m/z, 768 (M+Na)+.
HR S (ESI, positive), calcd. for C36H50F3N010SNa: 768.3005; found: 768.3006. 参考例 41
ァリル 2—デォキシ _3— O— [ (R) —3— (4—メトキシベンジルォキシ) デシル]一 6— O—メチルー 2—トリフルォロアセチルァミノ— α— D—ダルコビラ ノシド
参考例 40で得られたァリル 2—デォキシー 3— 0—[ (R) -3- (4ーメト キシベンジルォキシ) デシル]— 6—〇一 (ρ—トルエンスルホニルォキシ) 一 2— トリフルォロアセチルアミノー O!—D—ダルコピラノシド (8. 35 g、 1 1. 2m mo 1 ) をジメチルホルムアミド (40mL) に溶解し、 25%ナトリウムメトキシ ド /メタノール溶液 (7, 5mL、 34. 7mmo 1) を加えて、 85 で 1時間撹 拌した。 この反応液を O まで冷却して、 1M塩酸水溶液を加えて 30分間撹拌した のち、酢酸ェチルで 3回抽出操作を行い、有機層を飽和食塩水で洗浄して、硫酸マグ ネシゥムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(へ キサン:酢酸ェチル、 3: 2)で精製を行い、標記目的化合物 5. 88 g、収率 87%) を得た。
IR リ (KBr) 3457, 3306, 3093, 3037, 2930, 2878, 2858, 1702, 1669, 1647 cm一1.
'H-NMR (500 MHz, CDC13) δ : 0.88 (3Η, t, J=6.6 Hz), 1.26-1.79 (14H, m), 3.35 (1H, d, J=2.9 Hz, OH), 3.40 (3H, s), 3.46-3.55 (2H, m), 3.57-3.64 (3H, m), 3.71-3.76 (3H, m), 3.80 (3H, s), 4.00 (1H, dd, J=6.6, 13.2 Hz), 4.15-4.22 (2H, m), 4.38, 4.43 (2H, AB-q, J=U.O Hz), 4.87 (1H, d, J=4.4 Hz), 5.23-5.31 (2H, m), 5.87 (1H, m), 6.42 (1H, d, J=8.8Hz, NH), 6.85-6.89 (2H, m), 7.23-7.26 (2H, m).
MS (FAB, positive) m/z, 628 (M+Na)+, 606 (M+H)+.
HRMS (ESI, positive), calcd. for C30H46F3N08Na : 628.3075; found: 628.3069.
参考例 42
ァリル 2—デォキシ一 3— O— [ (R) —3— (4—メトキシベンジルォキシ) デシル]— 6— O—メチル— 2— (2, 2, 2—トリクロ口エトキシカルボニルアミ ノ) 一 α— D—ダルコピラノシド
参考例 41で得られたァリル 2—デォキシー 3— 0— [ (R) — 3— (4ーメト キシベンジルォキシ) デシル] _ 6— 0—メチルー 2—トリフルォロアおチルァミノ 一 α—D—ダルコビラノシド (5. 80 g、 9. 58mmo 1 ) について、 参考例 3 3に記載した方法と同様の操作を行い、 標記目的化合物 (6. 1 5 g、 収率 94%) を得た。 '
IR vmax (CHC13) 3608, 3436, 2954, 2930, 2873, 2859, 1742, 1648, 1613 cm"1. Ή一 NMR (500 MHz, CDC13) δ : 0.88 (3H, t, J=6.8Hz), 1.26-1.60 (12H, 1) , 1.70-1.80 (2H, m), 3.23 (1H, d, J=2.0 Hz, OH), 3.40 (3H, s), 3.44 (1H, t, J=9.8, 8.8 Hz), 3.49-3.61 (4H, m), 3.70-3.74 (2H, m), 3.80 (3H, s), 3.82 (1H, m), 3.90 (1H, td, J=3.9, 9.8 Hz), 3.99 (1H, dd, J=6.8, 12.7 Hz), 4.19 (1H, dd, J=4.9, 12.7 Hz), 4.40, 4.44 (2H, AB-q, J=11.7 Hz), 4.68, 4.73 (2H, AB-q, J=11.7 Hz), 4.86 (1H, d, J=3.9 Hz), 5.18-5.31 (3H, m, containing NH) , 5.90 (1H, m), 6.87 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.26 (2H, d, J=8.8 Hz).
MS (ESI, positive) m/z, 706 (M+Na)+.
HRMS (ESI, positive), calcd. for C31H48Cl3N09Na: 706.2289; found: 706.2299. 参考例 43
(1一プロべ二ル) 2—デォキシ— 3—0— [ (R) 一 3— (4ーメトキシベン ジルォキシ) デシル]一 6— O—メチルー 2— (2, 2, 2—トリクロ口エトキシカ ルポニルァミノ) 一ひ一 D—ダルコピラノシド
(1, 5—シクロォクタジェン) ビス (メチルジフエニルホスフィン) イリジウム へキサフルォロホスフェート (381mg、 0. 45 Ommo 1 ) をテトラヒドロフ ラン (3 OmL) に溶解し、 水素置換を行いイリジウム錯体を活性化して、 赤色溶液 が透明になったのち、反応系を完全に窒素置換した。 この溶液に参考例 42で得られ
たァリル 2—デォキシー 3—〇ー[ (R) - 3 - (4ーメトキシベンジルォキシ) デシル]— 6— 0—メチル— 2— (2, 2, 2—トリクロ口エトキシカルポニルアミ ノ) 一 一 D—ダルコピラノシド (6. 1 2 g、 8. 9 3mmo l ) を加えて、 室温 で 2時間撹拌した。 この反応液を減圧下濃縮し、得られた粗製物をシリカゲルカラム クロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェチル、 3 : 2) で精製して、 標記目的化合物 (5. 7 0 g、 収率 9 3 %) を得た。
IR リ (CHC13) 3608, 3436, 2954, 2929, 2872, 2859, 1741, 1679, 1661 cm"1. ■H-N R (500 MHz, CDC13) δ : 0.89 (3H, t, J=6.8Hz), 1.24-1.64 (15H, m), 1.71-1.82 (2H, m), 3.28 (1H, d, J=2.0 Hz, OH), 3.39 (3H, s), 3.45 (1H, t, J=9.8 Hz), 3.49-3.65 (4H, m), 3.69-3.86 (6H, m, containing 3H, s, at 3.80 ppi), 3.91 (IH, td, J-3.9, 9.8 Hz), 4.40, 4.45 (2H, AB-q, J=11.7Hz), 4.65, 4.75 (2H, AB-q, J=12.7 Hz), 5.04 (IH, d, J=3.9 Hz), 5.14-5.20 (2H, m, containing NH), 6.16 (1H, dd, J=2.0, 12.7 Hz), 6.88 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.26 (2H, d, J=8.8 Hz).
MS (FAB, positive) m/z, 706 (M+Na)+.
HRMS (ESI, positive), calcd. for C31H48C13琴 a: 706.2287; found: 706.2307. 参考例 44
(1 _プロぺニル) 2—デォキシ _4— O—ジァリルホスホノ— 3—〇_[ (R) -3 - ( 4ーメトキシベンジルォキシ) デシル] - 6ー〇ーメチル— 2 - (2, 2, 2 - 卜リクロロェトキシカルポニルァミノ ) 一ひ一 D—ダルコピラノシド
参考例 43で得られた (1—プロべ二ル) 2—デォキシー 3— 0_[ (R) - 3 一 (4—メトキシベンジルォキシ) デシル]一 6— O—メチル _ 2— (2, 2, 2 - トリクロロェトキシカルポニルァミノ ) 一 α—D—ダルコピラノシド (5. 5 7 g、 8. 1 3mmo 1 ) について、 参考例 24に記載した方法と同様の操作を行い、 標記 目的化合物 ( 6. 1 0 g、 収率 8 9 %) を得た。
IR vmx (CHC13) 3435, 3088, 2954, 2931, 2873, 2859, 1744, 1678, 1661, 1613 cm—1. ¾-NMR (500 MHz, CDC13) δ : 0.88 (3H, t, J=6.8Hz), 1.23-1.64 (15H, m), 1.78-1.82 (2H, m), 3.40 (3H, s), 3.45 (IH, m), 3.59-3.74 (4H, m), 3.79 (3H, s), 3.81 (IH, m), 3.87 (IH, m), 3.97 (IH, td, J=9.8, 3.9 Hz), 4.38, 4.41 (2H, AB-q, J=10.7
Hz), 4.44 (IH, q, J=9.8Hz), 4.54-4.62 (5H, m), 4.69 (IH, AB-q, J=12.7 Hz), 5.08 (1H, d, J=3.9 Hz), 5.15-5.39 (6H, m, containing NH), 5.89-5.99 (2H, i), 6.16 (IH, d, J=10.7 Hz), 6.86 (2H, d, J=7.8 Hz), 7.25 (2H, d, J=8.8 Hz).
MS (FAB, positive) m/z, 866 (M+Na)+.
HRMS (ESI, positive), calcd. for C37H57Cl3N012PNa: 866.2585; found: 866.2563. 参考例 45
2—デォキシー 4—0—ジァリルホスホノ— 3— O— [ (R) — 3— (4—メトキ シベンジルォキシ) デシル]— 6—〇一メチル—2— (2, 2, 2—トリクロ口エト キシカルポニルァミノ) 一 D—ダルコビラノース ,
参考例 44で得られた(1一プロぺニル) 2—デォキシー 4一 O—ジァリルホス ホノ一 3— O— [ (R) — 3— (4ーメトキシベンジルォキシ) デシル]— 6— O—メ チル— 2— (2, 2, 2—トリクロロェトキシカルボニルァミノ) —ひ一 D—ダルコ ピラノシド (6. 05 g、 7. 16 mmo 1) について、 参考例 25に記載した方法 と同様の操作を行い、 標記目的化合物 (5. 28 g、 収率 92%) を得た。
IR レ瞧 (CHC13) 3599, 3435, 3088, 2954, 2932, 2873, 2858, 1743, 1651, 1613 cm—1. ¾-NMR (400 MHz, CDC13) δ : 0.88 (3H, t, J=6.6 Hz), 1.26-1.53 (12H, m), 1.76-1.81 (2H, m), 3.40 (3H, s), 3.44 (IH, m), 3.54-3.73 (5H, m), 3.80 (3H, s), 3.86-3.92 (2H, m), 4.10 (IH, m), 4.29 (IH, q, J=9.5 Hz), 4.37, 4.41 (2H, AB-q, J=11.0Hz), 4.54-4.59 (5H, m) , 4.71 (1Η,· AB-q, J=12.5Hz), 5.22-5.39 (6H, m, containing NH) , 5.88-5.98 (2H, m), 6.86 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.25 (2H, d, J=8.8 Hz).
MS (FAB, positive) m/z, 826 ( +Na)+, 804 (M+H)+.
HRMS (ESI, positive), calcd. for C34H53Cl3N012PNa: 826.2238; found: 826.2255. 参考例 46
(ァリルォキシカルボニル) メチル 6—〇一 [2—デォキシー 4— O—ジァリル ホスホノー 3— O— [ (R) 一 3— (4ーメトキシベンジル) デシル]— 6— O—メチ ルー 2— (2, 2, 2—トリクロ口エトキシカルポニルァミノ) 一 j3— D—ダルコピ ラノシル]一 3— O—ドデシルー 2 _ O—テトラデシルー α— D—ダルコビラノシド
参考例 45で得られた 2—デォキシ— 4一 O—ジァリルホスホノ— 3— O— [ (R) —3— (4—メトキシベンジルォキシ) デシル]一 6— O—メチル—2— (2, 2,
2—トリクロ口エトキシカルボニルァミノ) 一D—ダルコピラノース (560mg、 0. 696mmo 1) について、 参考例 26に記載した方法と同様の操作を行い、 標 記目的化合物 (376mg、 収率 58%) を得た。
IR vmx (CHC13) 3449, 2928, 2855, 1748, 1612 cm"1.
Ή-NMR (500 MHz, CDC13) δ : 0.88 (9H, t, J=6.8Hz), 1.25-1.63 (5紐, m), 1.76—1.81 (2H, m), 2.66 (1H, d, J=2.9 Hz, OH), 3.29 (1H, m), 3.30 (1H, dd, J=3.9, 9.8 Hz), 3.39 (3H, s), 3.40-3.48 (3H, m), 3.51-3.56 (2H, m), 3.61-3.66 (2H,. m) , 3.68-3.92 (9H, m, containing 3H, s, at 3.80 ppm), 4.04 (1H, d, J=9.8 Hz), 4.28 (1H, m), 4.17, 4.32 (2H, AB-q, J=16.6 Hz), 4.37, 4.43 (2H, AB— q, J=11.7 Hz), 4.54-4.67 (8H, m), 4.75 (1H, d, J=8.8 Hz), 5.09 (1H, d, J=2.9 Hz), 5.22-5.38 (7H, m, containing NH), 5.86-5.96 (3H, m), 6.87 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.26 (2H, d, J=8.8 Hz).
MS (FAB, positive) m/z, 1450 (M+Na)+.
HRMS (ESI, positive), calcd. for C71H121Cl3N019PNa: 1450.7248; found: 1450.7279. 参考例 47
(ァリルォキシ力ルポニル) メチル 6—O— [2—デォキシー 4—O—ジァリル ホスホノー 3—〇ー[ (R) 一 3— (4—メトキシベンジル) デシル]一 6—O—メチ ルー 2 - [ (Z) - 11—ォクタデセノィルァミノ ]— ]3—D—ダルコピラノシル]一
3—〇ードデシルー 2—〇一テトラデシルー a-D-ダルコピラノシド
参考例 46で得られた (ァリルォキシ力ルポニル) メチル 6— O— [2—デォキ シ一4— O—ジァリルホスホノー 3—0— [ (R) -3- (4ーメトキシベンジル) デシル]一 6— O—メチル—2— (2, 2, 2—トリクロ口エトキシカルポニルアミ ノ) 一 /3— D—ダルコピラノシル]— 3— O—ドデシルー 2—〇ーテトラデシル一 α —D—ダルコビラノシド (35 Omg、 0. 245mmo 1 ) について、 参考例 27 に記載した方法と同様の操作を行い、 標記目的化合物 (162mg、 収率 44%) を 得た。
6S'S - '(ZH 6"S=f 'Ρ 'ΗΙ) 60 "S '(ΖΗ 8 =ί 'Ρ 'HI) Ζ0 '3 '(πι 'Η9) 89 'f-fq
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W
128
(8H, m), 5.86-5.98 (4H, m, containing NH).
MS (FAB, positive) m/z, 1420 (M+Na)+.
HRMS (ESI, positive), calcd. for C78H144Cl3N017PNa: 1421.0072; found: 1421.0079. 参考例 49
ァリル 4, 6— O—べンジリデン— 2, 3— O—ジドデシル— α—D—ダルコピ 水素化ナトリウム (0. 39 g、 60%油性、 9. 75mmo 1) のジメチルホル ムアミド (10mL) 溶液に、 ァリル 4, 6—0—ベンジリデンー α— D—ダルコ ピラノシド (Ca r b ohyd r. Re s. , 254, 43- 60 (1994) 、 公 知化合物) (0. 99 g、 3. 21 mm o 1 ) のジメチルホルムアミド (10mL) 溶液を加えて 30分間撹拌した。 この溶液に、 プロモドデカン (1. 7mL、 7. 0 9mmo 1) を加えて、 50°Cで 4時間撹拌した。 水を加えて反応を止め、 ジェチル エーテルで 2回抽出し、有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄したのち、硫酸ナト リウムで乾燥させた。減圧下溶媒を留去して、 シリカゲルカラムクロマトグラフィ一
(へキサン:酢酸ェチル、 10 : 1) にて精製を行い、標記目的化合物(1. 14g、 収率 55%) を得た。
IR リ nax (KBr) 1467, 1368, 1096 cm"1.
Ή-NMR (400 MHz, CDC13) δ : 0.88 (6H, t, J=7.0Hz), 1.22-1.27 (36H, m), 1.52-1.62 (4H, m), 3.36 (1H, dd, J=3.7, 9.5 Hz), 3.50 (1H, t, J=9.2 Hz), 3.60-3.66 (2H, m), 3.68-3.89 (5H, m), 4.09 (1H, dd, J=7.0, 12.8 Hz), 4.21 (1H, dd, J=4.8, 12.8 Hz), 4.26 (1H, dd, J=5.1, 10.3 Hz), 4.96 (1H, d, J=3.7 Hz), 5.23 (1H, d, J=10.3 Hz), 5.33 (1H, dd, J=1.5, 16.8 Hz), 5.54 (1H, s), 5.90-5.95 (1H, m), 7.34-7.39 (3H, m), 7.48-7.50 (2H, m).
MS (FAB, positive) m/z, 645 (M+H)+, 683 (M+K)+.
HRMS (ESI, positive), calcd. for C40H6806Na: 667.4914; found: 667.4902.
Anal. Calcd for C40H6806 : C, 74.49; H, 10.63. Found: C, 74.28; H, 10.88. 参考例 50
W
129
ァリルォキシカルボニルメチル 4, 6—〇一べンジリデン— 2, 3—〇一ジドデ シル一 α— D—ダルコピラノシド.
上記参考例 49で得られたァリル 4 , 6— 0—ベンジリデン— 2, 3— Ο—ジド デシルー o!—D—ダルコピラノシド(1. 23 g、 1. 9 lmmo 1 )の MeCN- CC14- H20 (2:2:3, 35ml) 溶液に、 NaI04 (2. 0 g) と RuCl3 · xH20 (2 Omg) を加え た。室温で 18時間攪拌した後、 セライトでろ過した。 ろ液に、 1 0%亜硫酸ナトリ ゥム水溶液、 1M塩酸を順次加え攪拌し、 クロ口ホルムで抽出した。 飽和食塩水で洗 浄し硫酸ナトリウムで乾燥させた。ろ過し濃縮してカルボン酸を得た。 このカルボン 酸をジメチルホルムアミド(30ml)に溶解し、塩基としてトリェチルァミン(1. 3m 1、 9. 32mmol) を使用し臭化ァリル (0. 8m 1、 9. 46mmol) と 1 3時間室温で反応させた。 0°Cにして水を加えて反応を止め、ジェチルェ一テルで 2 回抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄したのち、硫酸ナトリウムで乾燥させた。減圧 下溶媒を留去して、 シリカゲルカラムクロマ小グラフィ一 (へキサン:酢酸ェチル、 5 : 1) にて精製を行い、 標記目的化合物 (753mg、 収率 56%) を得た。 IR vMX (KBr) 1736, 1097 cm—1.
¾-NMR (400 MHz, CDC13) δ : 0.88 (6H, t, J=7.0Hz), 1.20-1.40 (36H, m), 1.52-1.66
(4H, m), 3.39 (1H, dd, J=5.9, 9.5 Hz), 3.51 (1H, t, J=9.2 Hz), 3.56-3.62 (2H, m), 3.67-3.82 (5H, m), 3.86-3.92 (1H, i), 4.21, 4.35 (2H, AB-q, J=16.8Hz), 4.24
(1H, dd, J=5.1, 10.3 Hz), 4.63-4.67 (2H, m), 5.13 (1H, d, J=3.7 Hz), 5.26 (1H, dd, J=1.5, 10.3 Hz), 5.33 (1H, dd, J=1.5, 17.6 Hz), 5.53 (1H, s), 5.88-5.95 (1H, m), 7.33-7.39 (3H, m), 7.47-7.50 (2H, m).
MS (FAB, positive) m/z, 703 (M+H)+, 725 (M+Na)+, 741 (M+K)+.
HRMS (ESI, positive), calcd. for C42H7008Na: 725.4968; found: 725.4954.
Anal.Calcd for C42H7008: C, 71.76; H, 10.04. Found: C, 71.47; H, 9.88. 参考例 51
ァリルォキシカルポニルメチル 2, 3—〇一ジドデシルーひ一 D—ダルコピラノ シド
上記参考例 50で得られたァリルォキシカルポニルメチル 4, 6—O—ベンジリ
デン一 2, 3— O—ジドデシル一 a— D—ダルコピラノシド (746mg、 1. 06 mmo 1 ) の THF- MeOH (1:1, 30ml) 溶液に、 p—TsOH . H20 (2 Omg) を加え 50°Cで 1時間攪拌した。 pH7リン酸緩衝液で反応を停止し、 溶液を酢酸ェチルで 2 回抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄したのち、硫酸ナトリウムで卓勾噪させた。減 圧下溶媒を留去して、シリカゲル力ラムクロマトグラフィー(へキサン:酢酸ェチル、 2 : 1) にて精製を行い、 標記目的化合物 (544mg、 収率 83%) を得た。 IR vMX (KBr) 3447, 1752, 1467, 1086 cm"1.
Ή- NMR (400 MHz, CDC13) δ : 0.88 (6H, t, J=6.2Hz), 1.21-1.40 (36H, m), 1.54-1.77 (4H, m), 2.08 (1H, broad s, OH), 2.63 (1H, broad s, OH), 3.33 (1H, ddd, J=1.5, 3.7, 9.5 Hz), 3.45-3.54 (2H, m), 3.57-3.66 (2H, m), 3.72-3.85 (4H, m), 3.92-3.98 (1H, m), 4.21 (1H, dAB-q, Jd=1.5, JAB.q=16.8 Hz), 4.35 (1H, AB-q, J=16.8 Hz), 4. ,60-4.69 (2H, m), 5.14 (1H, d, J=3.7 Hz), 5.26 (1H, dd, J=1.5, 10.2 Hz), 5.33 (1H, dt, Jt=1.5, Jd=16.8 Hz), 5.86-5.96 (1H, m).
MS (FAB, positive) m/z, 637 (M+Na)+, 653 (M+K)+.
HRMS (ESI, positive), calcd. for C35H6608Na: 637.4655; found: 637.4642. 参考例 52
(ァリルォキシ力ルポニル) メチル 6— O— [ 2—デォキシ— 4一〇一ジァリル ホスホン— 3— 0—[(R)— 3—メトキシデシル]一 6— O—メチルー 2—(2, 2, 2一トリクロ口エトキシカルボニルァミノ) 一 j8— D—ダルコビラノシル ]一 2, 3 —〇一ジドデシルー α-Ό-ダルコビラノシド
トリクロ口イミドイル 2ーデォキシ— 4一 Ο—ジァリルホスホノー 3—〇一 [ (R) — 3—メトキシデシル]— 6—〇—メチルー 2— (2, 2, 2—トリクロロェ トキシカルボニルァミノ) 一D—ダルコビラノシド (363mg、 0. 519 mmo 1) (米国特許第 5, 935, 938号公報記載の方法により合成) の塩化メチレン(5ml) 溶液に、 参考例 5 1で得られたァリルォキシカルボニルメチル 2, 3—〇_ジドデ シルー a— D—ダルコピラノシド (223mg、 0. 363mmo 1 ) とモレキユラ —シ一ブ 4A (37 Omg) を加え、 0 に冷却した後 TMSOTf (10ul、 0. 005 53mmo 1) を加える。 1時間後、 pH 7リン酸緩衝液で反応を停止させ、 溶液を
セライトを用いてろ過した。 ろ液を塩化メチレンで抽出し、飽和食塩水で洗浄し、硫 酸ナトリウムで乾燥した。ろ過し濃縮した後、 シリカゲルカラムクロマトグラフィー (へキサン:酢酸ェチル、 3 : 2〜1 : 1) で精製を行い、 標記目的化合物 (2 68 mg、 収率 40 %) を得た。
IR (film) 1749, 1547, 1465, 1094, 1023 cm"1.
¾-NMR (400 MHz, CDC13) δ : 0.88 (9H, t, J=6.6Hz), 1.24-1.42 (46H, m), 1.52-1.62 (6H, m), 1.65-1.79 (2H, m), 2.69 (1H, d, J=2.9 Hz, OH), 3.28 (3H, s), 3.28-3.32 (3H, m), 3.39 (3H, s), 3.40-3.47 (2H, m), 3.48-3.67 (4H, m), 3.68-3.84 (7H, m), 3.87-3.93 (1H, m), 4.07 (1H, d, J=9.5 Hz), 4.17 (1H, AB-q, J=16.8 Hz), 4.29 (1H, q, J=9.5 Hz), 4.32 (1H, AB-q, J=16.8 Hz), 4.55-4.60 (4H, m), 4.61-4.66 (2H, m), 4.74 (1H, d, J=11.0 Hz), 4.77 (1H, d, J=11.0 Hz), 4.89 (1H, broad s), 5.09 (1H, d, J=2.9 Hz), 5.23-5.39 (6H, m), 5.64 (1H, broad s, NH), 5.87-5.98 (3H, m). MS (FAB, positive) m/z, 1316 (M+Na)+, 1332 鎮) +·
HRMS (ESI, positive), calcd. for C62HluCl3N018PNa: 1316.6502; found: 1316.6502. Anal. Calcd for C62HinCl3N018P: C, 57.46; H, 8.63; N, 1.08; P, 2.39; CI, 8.21. Found: C, 57.26; H, 8.22; N, 1.17; P, 2.16; CI, 8.35. 参考例 53
(ァリルォキシカルボニル) メチル 6—〇一 [2—デォキシ— 4—〇—ジァリル ホスホノ一 3— O— [ (R) — 3—メトキシデシル ]一 6—〇一メチル— 2— [ (Z) - 1 1—ォクタデセノィルァミノ]— ]3— D—ダルコピラノシル]一 2, 3—〇ージド デシルー -Ό-ダルコピラノシド
参考例 5 2で得られた (ァリルォキシ力ルポニル) メチル 6—〇— [2—デォキ シー 4— Ο—ジァリルホスホノー 3—〇一 [ (R) — 3—メトキシデシル]— 6— Ο— メチル— 2— (2, 2, 2—トリクロ口エトキシカルポニルァミノ) —i3—D—ダル コピラノシル ]ー2, 3— O—ジドデシルー 一D—ダルコビラノシド(248mg、 0. 1 9 2mmo 1 ) のテトラヒドロフラン (9mL) 溶液に、 亜鉛粉末 (2 52m g、 3. 8 5mmo 1 ) 、 酢酸 (lmL) を加えて、 室温で 1 8時間撹拌した。 亜鉛 粉末を濾別後、減圧下濃縮して得られた残さを酢酸ェチルで希釈し、飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過したの ち、減圧下溶媒を留去して得られた粗アミンを塩ィ匕メチレン(5 mL)に溶解し、 (Z) 一 11—ォクタデセン酸 (66. 0mg、 0. 234mmo l) 、 1—ェチル一3— (3—ジメチルーアミノプロピル) カルポジイミド塩酸塩(59. 0mg、 0. 30 8mmo 1) を加えて室温で 18時間撹拌した。 この溶液を塩化メチレンで希釈し、 水および飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥して、減圧下溶媒を留去し、 シ リカゲルカラムクロマトグラフィー(へキサン:酢酸ェチル、 1: 1)で精製を行い、 標記目的化合物 (163mg、 収率 61%) を得た。
IR リ (film) 1748, 1665, 1561, 1465, 1095, 1026 cm—1.
¾-NMR (500 MHz, CDC13) δ: 0.88 (12H, t, J=6.3Hz), 1.25-1.40 (68H, m), 1.47-1.70 (7H, m), 1.72-1.81 (1H, m), 1.99-2.02 (4H, m), 2.14-2.27 (2H, m), 2.30-2.34 (1H, m), 3.20-3.31 (6H, m, containing 3H, s, at 3.28 ppm), 3.38 (3H, s), 3.42-3.49 (2H, m), 3.53 (1H, t, J=8.8 Hz), 3.58-3.87 (顧, m), 3.93 (1H, t, J=9.3 Hz), 4.04 (1H, d, J=11.7 Hz), 4.15 (1H, AB-q, J=16.6 Hz), 4.26 (1H, q, J=8.8 Hz), 4.31 (1H, AB-q, J=16.6 Hz), 4.54-4.67 (6H, m), 5.09 (1H, d, J=3.9Hz), 5.16 (1H, d, J=7.8Hz), 5.24-5.27 (3H, m), 5.30-5.39 (5H, m), 5.86-5.98 (3H, m), 6.07 (1H, d, J=6.8 Hz, H).
MS (FAB, positive) m/z, 1406 (M+Na)+, 1422 (M+K)+.
画 S (ESI, positive), calcd. for C77H142N017PNa: 1406.9913; found: 1406.9938.
参考例 54
(ァリルォキシ力ルポニル) メチル 6— O— [2—デォキシ— 4— O—ジァリル ホスホノー 3— 0_[ (R) — 3—メトキシデシル]— 6— O—メチル—2— [ (E) ― 1 1—ォク夕デセノィルァミノ]— ) 3— D—ダルコビラノシル ]ー2, 3 - O—ジド デシル一 α— D—ダルコピラノシド
参考例 52で得られた (ァリルォキシカルボニル) メチル 6_〇_[2—デォキ シー 4一〇一ジァリルホスホノ _3— O— [ (R) —3—メトキシデシル]一 6— O— メチル—2— (2, 2, 2—トリクロ口エトキシカルポニルァミノ) —) 3— D—ダル コピラノシル]一 2, 3—〇ージドデシルーひ一 D—ダルコビラノシド(12 Omg、
0. 0929mmo 1 ) を、 上記参考例 53と同様に処理することによって、 粗アミ ンを調製した。 一方、 (E) — 1 1—才クタデセン酸 (40. 8mg、 0. 144m mo 1) を塩化メチレン (lmL) に溶解し、 オギザリルクロリド (16u l、 0. 183mmo 1) とジメチルホルムアミド (1滴) を力 fclえて、 室温で 30分間撹拌し た。溶媒を減圧下留去して酸クロリドを調製した。先に得た粗ァミンを THF (2ml) と飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(lml) の混合溶媒に溶解し、 これに調整した酸 クロリドの THF (lml)溶液を加えた。 4時間室温で攪拌後、 pH7リン酸緩衝液を 加え反応を停止した。得られた溶液を酢酸ェチルで 2回抽出し、飽和食塩水で洗浄し、 硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、 シリカゲルカラムクロマトグラフ ィー (へキサン:酢酸ェチル、 1 : 1〜1 : 2) で精製を行い、 標記目的化合物 (3 9. 0mg、 収率 30%) を得た。
IR νΜΧ (film) 3292, 1756, 1730, 1713, 1470, 1094, 1025 cm"1.
¾-NMR (500 MHz, CDC13) δ : 0.88 (12H, t, J=6.8Hz), 1.23-1.42 (68H, m), 1.47-1.80
(8H, in), 1.94-1.97 (4H, i), 2.14-2.27 (2H, m), 2.34 (1H, d, J=7.3 Hz), 3.21-3.30 (6H, m, containing 3H, s, at 3.28 ppm) , 3.38 (3H, m), 3.43-3.49 (2H, m), 3.54 (1H, t, J=9.8Hz), 3.58-3.87 (10H, m), 3.96 (1H, t, J=9.3Hz), 4.04 (1H, d, J=11.5 Hz), 4.15 (1H, AB-q, J=16.6 Hz), 4.23-4.30 (1H, m), 4.30 (1H, AB-q, J=16.6 Hz), 4.54-4.59 (4H, m), 4.61-4.65 (2H, m), 5.09 (1H, d, J=2.9 Hz), 5.14 (1H, d, J-7.8 Hz), 5.23-5.27 (3H, m), 5.30-5.35 (2H, m), 5.37-5.39 (3H, m), 5.89-5.95 (3H, m), 6.14 (1H, d, J=6.8 Hz, NH).
MS (FAB, positive) m/z, 1406 (M+Na)+, 1422 (M+K)+.
HRMS (ESI, positive), calcd. for C77H142N017PNa: 1406.9913; found: 1406.9935. 参考例 55
(ァリルォキシ力ルポニル) メチル 6— O— [2—デォキシ一 4一〇—ジァリル ホスホノー 3—〇ー[ (R) —3—メトキシデシル]一 6—0—メチル—2— [ (Z) 一 9—ォクタデセノィルァミノ]一) 3— D—ダルコピラノシル]一 2, 3— O—ジドデ シルー α— D—ダルコビラノシド
参考例 52で得られた (ァリルォキシ力ルポニル) メチル 6— O— [2—デォキ
シー 4—〇一ジァリルホスホノー 3— O— [ (R) —3—メトキシデシル]— 6—O— メチルー 2— (2, 2, 2—トリクロ口エトキシカルポニルァミノ) 一 /3— D—ダル コピラノシル ]— 2, 3—0—ジドデシルー α— D—ダルコピラノシド(20 lmg、 0. 155mmo 1) を、 上記参考例 53と同様に処理することによって、 粗ァミン を調製した。 一方、 (Z) — 9一才クタデセン酸 (66. 5mg、 0. 235mmo 1) を塩化メチレン (2mL) に溶解し、 オギザリルクロリド (27ul、 0. 3 1 Ommo l) とジメチルホルムアミド (1滴) を加えて、 室温で 30分間撹拌した。 溶媒を減圧下留去して酸クロリドを調製した。 先に得た粗ァミンを THF (3ml) と 飽和炭酸水素ナトリゥム水溶液 (lml)の混合溶媒に溶解し、 これに調整した酸ク 口リドの THF (lml) 溶液を加えた。 2時間室温で攪拌後、 溶液を酢酸ェチルで希 釈し、 水を加えた。 得られた溶液を酢酸ェチルで 2回抽出し、 飽和食塩水で洗浄し、 硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、 シリカゲルカラムクロマトグラフ ィー (へキサン:酢酸ェチル、 3 : 2〜1 : 1) で精製を行い、 標記目的化合物 (9 0. Omg、 収率 42%) を得た。
IR リ (film) 3297, 1748, 1665, 1558, 1465, 1095, 1024 cm—1.
¾-N R (500 MHz, CDC13) d :0.88 (1 H, t, J=6.8Hz), 1.25-1.41 (68H, m), 1.46-1.81 (8H, m), 1.98-2.02 (4H, m), 2.14-2.26 (2H, m), 3.21-3.30 (6H, m, containing 3H, s, at 3.28 ppm), 3.38 (3H, s), 3.43-3.48 (2H, m), 3.53 (IH, t, J=9.3 Hz), 3.58-3.86 (10H, m), 3.93 (IH, t, J=8.3 Hz), 4.04 (IH, d, J=9.8 Hz), 4.15 (IH, AB-q, J=16.6 Hz), 4.26 (IH, q, J=8.8 Hz), 4.30 (IH, AB-Q, J=16.6 Hz), 4.54-4.60 (4H, m), 4.61-4.64 (2H, m), 5.09 (1H, d, J=3.9 Hz), 5.15 (IH, d, J=7.8 Hz), 5.23-5.27 (3H, m), 5.30-5.38 (5H, m), 5.86-5.97 (3H, m), 6.06 (IH, d, J=6.8 Hz, NH).
MS (FAB, positive) m/z, 1384 (M+H)+, 1406 (M+Na)+, 1422 (M+K)+.
HRMS (ESI, positive), calcd. for C„H142N017PNa: 1406.9913; found: 1406.9926. 参考例 56
(ァリルォキシ力ルポニル) メチル 6— 0— [2—デォキシ— 4一 0—ジァリル ホスホノー 3— O— [ (R) 一 3—メトキシデシル ]一 6— O—メチルー 2— [9—ォ
クタデシノィルァミノ]— /3— D—ダルコピラノシル] _ 2, 3—〇一ジドデシルー α 一 D—ダルコピラノシド
参考例 5 2で得られた (ァリルォキシカルボニル) メチル 6—〇— [2—デォキ シー4ー0—ジァリルホスホノ— 3—〇一 [ (R) — 3—メトキシデシル] — 6—〇— メチル— 2— (2, 2, 2—トリクロ口エトキシカルポニルァミノ) — β— D -グル コピラノシル ]— 2, 3—〇一ジドデシル一 ひ一D—ダルコビラノシド(1 9 9mg、 0. 1 5 3mmo 1 ) を、 上記参考例 5 3と同様に処理することによって、 粗ァミン を調製した。 一方、 9一才クタデシン酸 (64. 3mg、 0. 2 2 9mmo l ) を塩 化メチレン (2mL) に溶解し、 オギザリルクロリド (2 7u l、 0. 3 1 Ommo 1 ) とジメチルホルムアミド (1滴) を加えて、 室温で 3 0分間撹拌した。 溶媒を減 圧下留去して酸クロリドを調製した。 先に得た粗ァミンを THF (3m l) と飽和炭酸 水素ナトリウム水溶液(1m l ) の混合溶媒に溶解し、 これに調整した酸クロリドの THF (lm l ) 溶液を加えた。 2時間室温で攪拌後、 溶液を酢酸ェチルで希釈し、 水 を加えた。得られた溶液を酢酸ェチルで 2回抽出し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナト リウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、 シリカゲルカラムクロマトグラフィー(へ キサン:酢酸ェチル、 1 : 1) で精製を行い、 標記目的化合物 (1 1 2mg、 収率 5 3 %) を得た。
IR レ (film) 3300, 1753, 1659, 1549, 1465, 1094, 1024 cm—1.
'H-NMR (500 MHz, CDC13) δ: 0.88 (12H, t, J=6.8 Hz), 1.25-1.36 (64H, m), 1.41-1.80 (12H, m), 2.10!-2.15 (4H, m), 2.17-2.26 (2H, m), 3.22-3.30 (6H, i, containing 3H, s, at 3.28 ppm), 3.38 (3H, s), 3.42-3.50 (2H, m), 3.53 (1H, t, J=9.3 Hz), 3.59-3.87 (10H, m), 3.94 (1H, t, J=8.8 Hz), 4.04 (1H, d, J=10.7 Hz), 4.15 (1H, AB-q, J=17.1 Hz), 4.26 (1H, q, J-8.8 Hz), 4.31 (1H, AB-q, J=17. l Hz), 4.55-4.60 (4H, m), 4.61-4.65 (2H, m), 5.09 (1H, d, J=3.9 Hz), 5.14 (1H, d, J=7.8 Hz), 5.25 (2H, d, J=10.7 Hz), 5.26 (2H, d, J=10.7 Hz), 5.32 (1H, d, J=18.6 Hz), 5.37 (2H, d, J-18.6 Hz), 5.86-5.98 (3H, m), 5.96 (1H, d, J=4.9 Hz, NH).
MS (FAB, positive) m/z, 1382 (M+H)+, 1404 (M+Na)+, 1420 (M+K)+.
HRMS (ESI, positive), calcd. for C77H140N017PNa: 1404.9757; found: 1404.9741.
試験例 1
ヒト全血 TNF 産生に対する抑制試験 (i n v i t r o)
本試験は、 Ha r t ma nらの方法(D.A.Hartman, S. J.Ochalski and R.P.Carlson; The effects of antiinf lamiatory and antiallergic drugs on cytokine release after stimulation of human whole blood by 1 ipopolysaccharide and zymosan A: Infla腿. Res., 44, 269 (1995)) に準じて行なった。
健常人のポランティアよりへパリン存在下末梢血を採取した。 全血 360 1を、 被検化合物のジメチルスルホキシド溶液 20 n 1を予め添加した 96 -we 1 1ブ ロックに加え、 更に刺激剤としてリポ多糖 (LPS) (E. c o l i 026 : B 6 由来、 D i f c o社) (終濃度 10ng/ml)20 n 1を添加後よく混和し、 37°C、 5 %C02の条件下で 6時間培養を行なった。 培養終了後、 4 に冷却して反応を止 め、直ちに 2000 r pmの条件で 15分間遠心し、 上清の血漿を分離回収した。血 漿中に産生、 放出された TNF αは酵素免疫測定 (EL I SA) キット (B i o s ο u r c e社)で測定した。被検化合物存在下および非存在下のサイ卜力イン産生量よ り抑制率を求めた。 これら平均抑制率に基づいて、 最小二乗法により I C5。値を求め た。 結果を表 2に示す。
(表 2) 試験化合物 I C50(nM) 実施例 4の化合物 23
実施例 5の化合物 24
実施例 6の化合物 4. 8
試験例 2
ヒト全血 TNF 産生に対する抑制試験 (i n v i t r o)
試験例 1と同様にして、試験化合物について I CM値を求めた。結果を表 3に示す c
(表 3) 試験化合物 I Csn(pM) 実施例 6の化合物 70
実施例 9の化合物 611
実施例 7の化合物 139
実施例 8の化合物 251
実施例 10の化合物 232
実施例 11の化合物 66
実施例 12の化合物 61
実施例 13の化合物 18
上記結果より、本発明の化合物は優れたヒト全血 TNF α産生に対する抑制作用を 有することが明らかである。 産業上の利用可能性
本発明の前記一般式 (I) を有するリピッド Α類縁体、 その薬理上許容される塩又 はそのエステルは、優れたマクロファージ活性抑制作用を有し、免疫抑制剤又は炎症 性疾患、 自己免疫疾患若しくは敗血症の予防剤及び Z又は治療剤として有用である。