明 細 書 スライ ドスク リーン 技術分野
本発明は、 カーテン生地を平板状に引き延ばした状態でハンガーレー ルに沿って移動可能に吊下支持するスライ ドスク リ ーンに関するもので める。 背景技術
スライ ドスク リーンは、 ハンガーレール内を移動する複数のランナー にそれぞれキヤ リアがハンガーレールの幅方向に所定間隔を隔てて吊下 支持され、 そのキヤ リ ァからそれぞれ平板状のカーテン生地が吊下支持 される。
このよ うな構成によ り、 複数枚のカーテン生地が平板状に吊下支持さ れた状態で、 ハンガーレールに沿って引き違い操作可能となっている。 このよ うなスライ ドスク リーンは、 特開 2 0 0 1 — 3 1 4 3 1 2あるい は実公平 1 — 3 1 7 5 8に開示されている。
上記のよ うなスライ ドスク リーンでは、 カーテン生地をハンガーレー ルに沿って引き出すとき、 先頭のカーテン生地の端縁を把持して引き出 すと、 後続のカーテン生地が順次引き出される。
また、 カーテン生地をハンガーレ一ルの一側に収納する場合には、 先 頭のカーテン生地の端縁を把持して移動させると、 後続のカーテン生地 と と もに収納される。
上記のよ うなスライ ドスク リーンにおいて、 カーテン生地をキヤ リ ァ (カーテン取り付け台) に取着するには、 まずハンガーレールに移動可
能に支持されたランナーに対しキャ リ アを取着し、 そのキャ リ アに力一 テン生地の上端部を面ファスナー等で取着する。
このよ うな取り付け操作時にキヤ リ ァがハンガ一レールの幅方向に近 接して支持されていると、 最前部のキャ リ ア以外の後方のキャ リ アへの カーテン生地の取り付けが煩雑となる。
また、 各キャ リ アへのカーテン生地の取り付けを容易に行い得るよ う に、 各キャ リ アの間隔を十分に確保すると、 各カーテン生地の間隔が増 大して、 その隙間から光洩れが生じ易くなると と もに、 ハンガーレール が大型化するという問題点がある。
この発明の目的は、 カーテン生地の間隔を増大させることなく 、 カー テン生地をキャ リ アに容易に取付け得るスライ ドスク リーンを提供する ことにある。 発明の開示
本発明では、 ハンガーレールにランナーを介して複数のキャ リ アを移 動可能に支持し、 各キヤ リ ァからそれぞれ平板状のカーテン生地を吊下 支持し、 先頭のカーテン生地をハンガーレールに沿って移動させるこ と によ り、 カーテン生地をハンガーレールに沿って順次引き出し、 あるい はハンガーレールの一側に収納可能と したスライ ドスク リーンにおいて 、 キャ リ アをランナーに対しハンガーレールの幅方向に回動可能に支持 した。
また、 別の本発明では、 ランナーは、 本体に対し吊下げ部材を回動可 能に支持し、 吊下げ部材にキャ リ アを取着した。
また、 別の本発明では、 キャ リ アは、 一対のランナーで支持し、 2個 のキヤ リ ァを共通のハンガーレールに沿って追随可能に支持した。
また、 別の本発明では、 カーテン生地は、 各キャ リ アの前面に取着し
た。
また、 別の本発明では、 カーテン生地は、 キャ リ アに対し面ファスナ 一で取着した。
また、 別の本発明では、 カーテン生地は两開き構造にて構成される と と もに、 全閉時にはハンガーレールの中央にてハンガーレールの幅方向 に重合するよ うに構成され、 ハンガーレールの中央にて重合するカーテ ン生地をそれぞれ吊下支持するキャ リ アの少なく と も一方には、 キヤ リ ァと他方のキャ リアとがと もに垂直方向に吊下支持されるよ うに案内す るキヤ リ ァガイ ドを設けた。
また、 別の本発明では、 キャ リ アガイ ドはキャ リ アの移動方向に対し て^!斜し、 ノヽンガーレールの中央にて対向する両キャ リ アをハンガーレ 一ルの幅方向に離間させるガイ ド面を備えた。 図面の簡単な説明
第 1 図は、 第一の実施の形態のスライ ドスク リーンを示す正面図であ る。
第 2図は、 スライ ドスク リーンを示す側面図である。
第 3図は、 ランナーとキャ リ アとの取付位置を示す説明図である。 第 4図は、 ランナーを示す斜視図である。
第 5図は、 カーテン生地の取付操作を示す説明図である。
第 6図は、 第二の実施の形態のスライ ドスク リーンを示す正面図であ る。
第 7図は、 第二の実施の形態のランナーとキャ リ アとの取付位置を示 す説明図である。
第 8図の ( a ) 〜 ( c ) は、 キャ リ アガイ ドを示す説明図である。 第 9図の ( a ) , ( b ) は、 スライ ドスク リーンの作用を示す説明図
である。
第 1 0 図の ( a ) , ( b ) は、 スライ ドスク リ ーンの作用を示す説明 図である。 発明を実施するための最良の形態
以下、 本発明を実施するための最良の形態について説明する。
(第一の実施の形態)
以下、 この発明を具体化した第一の実施の形態を図面に従って説明す る。
図 1 に示すスライ ドスク リーンは、 4枚のカーテン生地 l a 〜 I dが ハンガーレール 2に沿って移動可能に吊下支持されている。
図 2及び図 3に示すよ うに、 ハンガーレール 2は前レール 3 a と後レ ール 3 b とから構成され、 前レール 3 a 内にはカーテン生地 1 a を吊下 支持するための 2個のランナー 4 a , 4 b と、 カーテン生地 1 b を吊下 支持するための 2個のランナー 4 c , 4 d とが配設される。
後レール 3 b内には、 カーテン生地 1 c を吊下支持するための 2個の ランナー 4 e , 4 f と、 カーテン生地 1 d を吊下支持するための 2個の ランナー 4 g , 4 h とが配設される。 ランナー 4 a 〜 4 hは、 本体 8の 両側に車輪 7 を備えた両持型ランナ一である。
ランナー 4 a 〜 4 hの本体 8は、 ノヽンガーレール 2の下方に露出され ている。 図 4に示すよ うに、 前記本体 8の下部の左右両側には軸受部 9 が設けられ、 その軸受部 9間に支持された支軸 1 0に吊下げ部材 1 1 が 前後方向、 すなわちハンガーレール 2の幅方向に回動可能に支持されて いる。
吊下げ部材 1 1 の中央部には取付孔 1 2が形成されている。 そして、 ラ ンナ一 4 a , 4 b の本体 8に支持される吊下げ部材 1 1 の取付孔 1 2
にキャ リ ア 5 aが取着され、 ランナー 4 c , 4 dの本体 8に支持される 吊下げ部材 1 1 の取付孔 1 2にキャ リ ア 5 bが取着される。
ランナー 4 e , 4 f の本体 8に支持される吊下げ部材 1 1 の取付孔 1 2にキャ リ ア 5 c が取着され、 ランナー 4 g, 4 hの本体 8に支持され る吊下げ部材 1 1 の取付孔 1 2にキャ リ ア 5 dが取着される。 キャ リ ア 5 a〜5 dは、 同一幅で形成される。
そして、 各キャ リア 5 a〜5 dの前面には、 カーテン生地 l a〜 l d の上端部が面ファスナー 1 3で貼着されている。
図 3に示すよ う に、 ランナー 4 bは、 キャ リ ア 5 a に対しランナー 1 個分内側に取着され、 ランナー 4 c はキャ リ ア 5 bに対しランナー 1個 分内側に取着される。 また、 ランナー 4 f はキャ リ ア 5 cに対しランナ 一 1個分内側に取着され、 ランナー 4 gはキャ リ ア 5 dに対しランナー 1個分内側に取着される。
前レール 3 a 内において、 ランナー 4 cはランナー 4 a , 4 b間に配 設される。 また、 後レール 3 b内において、 ランナー 4 gはランナー 4 e , 4 f 間に配設される。
キャ リ ア 5 bの後端 (図 3において左端) には、 キャ リ ア 5 c に向か つて突出するス ト ツパ 6 a がほぼランナーと同じ幅で設けられる。 ス ト ッパ 6 a は、 キヤ リ 了 5 b に対しランナー 1個分内側に形成されている 0
キャ リ ア 5 c の先端部及び後端には、 キャ リ ア 5 bに向かって突出し て、 ス ト ッ ノ、° 6 a に係合するス トッ ノ 6 b , 6 c がほぼランナーと同じ 幅で設けられる。 このス ト ッ ノ 6 b , 6 c間に、 ス ト ッパ 6 aが突出さ れている。 従って、 ス トッ ノ 6 aは、 ス トッ ノ、° 6 b , 6 c間でのみ同ス ト ツパ 6 b , 6 c に対し相対移動する。
次に、 上記のよ うに構成されたスライ ドスク リ ーンの動作について説
明する。
図 1 は、 各カーテン生地 1 a〜 1 dをハンガーレール 2に沿って全閉 状態まで引き出した状態を示す。
この状態では、 図 3に示すよ うに、 ランナー 4 b , 4 cが当接し、 ス ト ツノ、° 6 a, 6 bが当接し、 ランナー 4 f , 4 gが当接している。
この状態から、 カーテン生地 1 a を収納方向、 すなわち図 1左方に移 動させると、 キャ リ ア 5 aが同方向へ移動して、 やがてハンガーレール 2内においてランナー 4 aがランナー 4 c に当接する。
この状態から、 カーテン生地 1 a をさ らに同方向に移動させると、 キ ャ リ ア 5 a , 5 bが一体に移動し、 カーテン生地 l a と ともにカーテン 生地 1 bが同方向に移動する。
カーテン生地 l a をさ らに同方向へ移動させる と、 やがてス ト ッパ 6 a がス トツパ 6 c に当接する。
この状態から、 カーテン生地 1 b をさ らに同方向へ移動させる と、 キ ャ リ ア 5 a〜 5 cがー体に移動し、 カーテン生地 1 a と ともに力一テン 生地 1 b, 1 c が同方向に移動する。 そして、 キャ リ ア 5 a〜 5 dがハ ンガーレール 2 の一端部において重なり合う状態となり、 カーテン生地 1 a〜 1 dがハンガーレール 2 の一端部に収納され、 全開状態となる。 また、 カーテン生地 1 a 〜 l dを引き出す場合には、 カーテン生地 1 a を右方へ引き出すと、 キャ リ ア 5 aが移動して、 まずランナー 4 bが ランナー 4 c に当接して同ランナー 4 b , 4 cがー体に移動し、 キャ リ ア 5 bが同方向へ移動する。
カーテン生地 1 a をさ らに同方向へ移動させると、 ス ト ツバ 6 a がス ト ツパ 6 bに当接して、 キャ リ ア 5 b と と もにキャ リ ア 5 cが移動する カーテン生地 1 a をさらに同方向へ移動させると、 図 3に示すよ う に
、 ランナー 4 f がランナー 4 gに当接する状態となり、 この状態で全閉 状態となる。
上記のよ うなスライ ドスク リーンを組み立てる場合には、 吊下げ部材 1 1 を介してキャ リ ア 5 a〜 5 dを取着したランナー 4 a〜4 hを前レ ール 3 a及び後レール 3 b に挿入する。
そして、 各キャ リ ア 5 a〜 5 dに面ファスナー 1 3でカーテン生地 1 a〜 1 dを取着する。
このとき、 最初にキャ リ ア 5 dにカーテン生地 I dを取着し、 次いで キャ リ ア 5 c , 5 b , 5 a の順でカーテン生地 l c〜: l a を取着すると よい。 例えば、 キャ リ ア 5 bにカーテン生地 1 bを取着する場合には、 図 5に示すよ うに、 キャ リ ア 5 a を前方へ回動させると、 キャ リ ア 5 b へのカーテン生地 l bの取付が容易となる。
キャ リ ア 5 c, 5 dにカーテン生地 l c , I dを取着する場合にも、 その前方に位置するキャ リ アを前方へ回動させればよレ、。
上記のよ うに構成されたスライ ドスク リーンでは、 次に示す作用効果 を得ることができる。
( 1 ) キヤ リア 5 a〜5 dがランナー 4 a〜4 dに前後方向に回動可能 に支持されている。 従って、 後方に位置するキャ リ ア 5 b〜 5 dにカー テン生地 1 b〜 l dを取着するとき、 その前方に位置するキャ リ ア 5 a 〜5 c を前方へ回動させることによ り、 カーテン生地 1 b〜 l dのキヤ リア 5 b〜5 dへの取付を容易に行う ことができる。
( 2 ) キャ リ ア 5 a〜5 dの間隔を増大させる必要がないので、 ハンガ 一レール 2の大型化を防止することができる。
(第二の実施の形態)
以下、 この発明を具体化した第二の実施の形態を図面に従って説明す る。
尚、 第二の実施の形態は、 第一の実施の形態におけるスライ ドスク リ —ンをハンガーレールの両端に収納或いは、 ハンガーレーノレの両端から 中央に向かって引き出し可能に吊下支持したものである。 従って、 第一 の実施の形態と同様の箇所はその詳細な説明を省略する。
図 6は、 第二の実施の形態におけるスライ ドスク リーンの全閉状態を 示す概略図である。 スライ ドスク リーンは、 6枚のカーテン生地 2 1 a 〜 2 1 f を備えており、 カーテン生地 2 1 a〜2 1 f は、 操作ポール 1 9 , 2 0を操作することでハンガーレール 2 2に沿って移動可能に吊下 支持されている。
図 7 に示すよ う に、 ハンガーレール 2 2 は、 前レール 2 3 a と後レー ル 2 3 b とから構成されている。 前レール 2 3 a 内にはカーテン生地 2 l a を吊下支持するための 2個のランナー 2 4 a, 2 4 b と、 カーテン 生地 2 1 dを吊下支持するための 2個のランナー 2 5 a , 2 5 b と、 力 一テン生地 2 1 e を吊下支持するための 2個のランナー 2 6 a , 2 6 b とが配設される。
後レール 2 3 b内には、 カーテン生地 2 1 b を吊下支持するための 2 個のランナー 2 7 a , 2 7 b と、 カーテン生地 2 1 c を吊下支持するた めの 2個のランナー 2 8 a , 2 8 b と、 カーテン生地 2 1 f を吊下支持 するための 2個のランナー 2 9 a , 2 9 b とが配設される。 これら各ラ ンナー 2 4 a , 2 4 b〜 2 9 a , 2 9 b はハンガーレール 2 2 に沿って 移動可能に支持されている。
ランナー 2 4 a , 2 4 b にはキャ リア 3 0が取着され、 ランナー 2 5 a , 2 5 bにはキャ リ ア 3 1が取着され、 ランナー 2 6 a, 2 6 bには キャ リ ア 3 2が取着されている。 また、 ランナー 2 7 a , 2 7 bにはキ ャ リ ア 3 3が取着され、 ランナー 2 8 a , 2 8 bにはキャ リ ア 3 4が取 着され、 ランナー 2 9 a , 2 9 bには、 キャ リア 3 5が取着されている
キャ リ ア 3 0〜 3 5は、 各ランナー 2 4 a , 2 4 b〜 2 9 a , 2 9 b に取着されることで、 第一の実施の形態と同様にハンガーレール 2 2の 幅方向に回動可能に支持されている。
キャ リア 3 0及びキャ リ ア 3 1 には操作ポール 1 9 , 2 0 と係合する ポールフック 1 9 a , 2 0 aがー体に取着されている。 キャ リ ア 3 0及 びキャ リ ア 3 1 は操作ポール 1 9 , 2 0 の操作がポールフック 1 9 a , 2 0 a を介して伝達されることで、 開方向或いは閉方向に移動される。 各キャ リ ア 3 0〜 3 5 の前面にはカーテン生地 2 1 a〜 2 1 f の上端 部が面ファスナーにて貼着されている。
ランナー 2 5 a, 2 5 bは、 キャ リア 3 1 に对しランナー 1個分内側 に取着され、 ランナ一 2 6 a はキャ リア 3 2に対しランナー 1個分内側 に取着される。 また、 ランナー 2 7 aはキャ リ ア 3 3に対しランナー 1 個分内側に取着され、 ランナー 2 8 bは、 キャ リ ア 3 4に対しランナー 1個分内側に取着される。
前レール 2 3 a内において、 ランナー 2 6 a はランナー 2 5 a , 2 5 b間に配設される。 また、 後レール 2 3 b内において、 ランナー 2 7 a はランナー 2 8 a, 2 8 b間に配設される。
キャ リ ア 3 0の先端 (図 7において右端) には、 スライ ドスク リ ーン を閉操作する際に、 ハンガーレールの両端から中央に向かって近付く 両 キャ リ ア 3 0, 3 1 に貼着された両カーテン生地 2 l a , 2 I dが衝突 しないよ うに、 両キャ リ ア 3 0 , 3 1 の相対位置を調整するキャ リ アガ イ ド 3 6が取着されている。
図 8 ( a ) 〜図 8 ( c ) は、 それぞれキャ リ アガイ ドの正面図、 側面 図、 平断面図を示す。
キヤ リ アガイ ド 3 6は、 ガイ ド面 3 7及び取付孔 3 8を備えている。
ガイ ド面 3 7はテーパ状の斜面にて形成されており、 キャ リ ア 3 0への 取着時にキヤ リ ア 3 0〜 3 5の移動方向に対して傾斜するよ うに設定さ れている。 ガイ ド面 3 7 の端部には頂部 3 6 aが形成されており 、 頂部 3 6 a はキャ リ アガイ ド 3 6の取着時においてキャ リ ア 3 1側に突出す る。
ガイ ド面 3 7は、 先端 (図 8 ( a ) 及び図 8 ( c ) において右端) に 近付く につれて徐々にキャ リ アガイ ド 3 6の高さ方向 (図 8 ( c ) にお いて上下方向) の厚さが薄く なるよ うに形成されている。 また、 頂部 3 6 a よ り も後方側は後端に近付く につれて徐々に厚さが薄く なるよ う に 形成されている。
ガイ ド面 3 7の略中央には、 キャ リ アガイ ド 3 6の後面と平行に延び る取付孔 3 8が形成されている。 キヤ リ ァガイ ド 3 6は取付孔 3 8にネ ジを貫挿することでキャ リ ア 3 0の先端に取着される。
キャ リ ア 3 0の後端 (図 7において左端) には、 キャ リ ア 3 3 に向か つて突出するス ト ッパ 3 9がほぼランナーと同じ幅で設けられる。 ス ト ッ ノ、° 3 9は、 キヤ リ ア 3 0に対しランナー 1個分内側に形成されている 。 また、 キャ リア 3 2の後端 (図 7において右端) には、 キャ リ ア 3 5 に向かって突出するス トッパ 4 0が、 ほぼ、 ランナーと同じ幅で設けら れる。 ス ト ツバ 4 0は、 キャ リ ア 3 2に対しランナー 1個分内側に形成 されている。
キャ リ ア 3 3の先端部及び後端には、 キャ リ ア 3 0に向かって突出し て、 ス ト ッ ノヽ ° 3 9に係合するス トッ ノヽ ° 4 1 a , 4 1 b力 Sほぼランナーと 同じ幅で設けられる。 このス ト ッ ノ 4 1 a, 4 1 b間に、 ス ト ッ ノ、° 3 9 が突出されている。 従って、 ス ト ッ ノ 3 9は、 ス ト ッ ノ 4 l a , 4 1 b 間でのみ同ス ト ッ ノ 4 1 a , 4 1 bに対し相対移動する。
また、 キャ リア 3 5の先端部及び後端には、 キャ リ ア 3 2に向かって
突出して、 ス トッパ 4 0に係合するス ト ッ ノ 4 2 a, 4 2 b力 Sほぼラン ナ一と同じ幅で設けられる。 このス ト ッパ 4 2 a , 4 2 b間に、 ス ト ツ ノ、° 4 0が突出されている。 従って、 ス ト ッ ノ 4 0は、 ス ト ッ ノ 4 2 a , 4 2 b間でのみ同ス ト ツパ 4 2 a , 4 2 bに対し相対移動する。
次に、 上記のよ うに構成されたスライ ドスク リ ーンの開閉動作を、 図 6、 図 7、 図 9 ( a ) 、 図 9 ( b ) 、 図 1 0 ( a ) 及び図 1 0 ( b ) に 基づいて説明する。
スライ ドスク リ ーンの全閉状態では、 図 7に示すよ う に、 ランナー 2 7 a , 2 8 bが当接し、 ス ト ッ ノ 3 9, 4 1 bが当接し、 ランナー 2 4 b , 2 5 a が当接し、 ランナー 2 5 b , 2 6 aが当接し、 ス ト ッ ノ 4 0 , 4 2 aが当接している。
スライ ドスク リーンを開動作する時には、 スライ ドスク リ ーンの全閉 状態からカーテン生地 2 1 a , 2 1 dを収納方向に、 即ちカーテン生地 2 l aが貼着されたキャ リ ア 3 0は、 図 6において左方向に、 カーテン 生地 2 1 dが貼着されたキャ リ ア 3 1 は、 図 6 において右方向に移動さ せる。
キャ リ ア 3 0は、 図 6及び図 7において左方向へ移動すると、 ハンガ 一レーノレ 2 2内においてス ト ツノ 3 9がス ト ツパ 4 1 a に当接する。
この状態から、 キャ リ ア 3 0 をさ らに同方向へ移動させると、 キヤ リ ァ 3 0及びキャ リ ア 3 3がー体に移動し、 カーテン生地 2 1 a と と もに 力一テン生地 2 1 bが同方向に移動する。 そして、 キャ リ ア 3 0, 3 3 , 3 4がハンガーレール 2 2の左端部においてハンガーレール 2 2の幅 方向に重なり合う状態となり 、 カーテン生地 2 1 a〜 2 1 c がハンガー レール 2 2 の左端部に収納される。
一方、 キャ リ ア 3 1 においては、 図 6及び図 7において右側に移動す ると、 ハンガーレール 2 2内においてランナー 2 5 bがランナー 2 6 b
に当接する。
この状態から、 キャリ ア 3 1 をさ らに同方向へ移動させると、 キヤ リ ァ 3 1及びキャ リア 3 2が一体に移動し、 カーテン生地 2 1 d と と もに カーテン生地 2 1 e が同方向に移動する。 そして、 キャ リア 3 1 , 3 2 , 3 5がハンガーレール 2 2の右端部においてハンガーレーノレ 2 2の幅 方向に重なり合う状態となり、 カーテン生地 2 1 d〜 2 1 f がハンガー レール 2 2 の右端部に収納される。
また、 カーテン生地 2 1 a〜 2 1 f を引き出し、 スライ ドスク リーン を全閉状態とする場合には、 操作ポール 1 9 を右方に、 操作ポール 2 0 を左方に、 即ち両操作ポール 1 9, 2 0をハンガーレール 2 2 の中央部 に向かって操作すればよい。
詳述すると、 キャ リア 3 0及びカーテン生地 2 1 a を右方に引き出す ことで、 ス ト ッ ノ 3 9がス ト ッ パ 4 1 bに当接して、 キャ リア 3 0 と と もにキヤ リ ァ 3 3が右方へ移動する。
この状態からキャ リア 3 0をさ らに同方向へ移動させると、 図 7に示 すよ うに、 ランナー 2 7 a がランナー 2 8 b に当接する状態となり、 こ の状態で全閉状態となる。
一方、 キャ リ ア 3 1 においては、 キャ リ ア 3 1及びカーテン生地 2 1 dを左方に引き出すことで、 ランナー 2 5 bがランナー 2 6 a に当接し て、 キャ リ ア 3 1 と ともにキャ リア 3 5が左方へ移動する。
この状態からキャ リア 3 1 をさ らに同方向へ移動させると、 図 7に示 すよ うに、 ランナー 2 5 a がランナー 2 4 b に当接すると と もに、 ス ト ツバ 4 0 がス トツノ 4 2 a に当接する状態となり、 この状態でスライ ド スク リーンの全閉状態となる。
ここで、 全閉状態となる直前のキャ リ ア 3 0に貼着されたカーテン生 地 2 1 a と、 キャ リ ア 3 1 に貼着されたカーテン生地 2 1 d との動作を
説明する。
前述したよ うに、 キャ リ ア 3 1 は支軸 1 0 (図 4参照) にて回動可能 に取着されているため、 図 9 ( a ) に示すよ うに、 キャ リア 3 0 とキヤ リア 3 1 とが離間している際、 スライ ドスク リーンを閉動作させると該 動作に伴ってキャ リ ア 3 1 は支軸 1 0を中心に揺動する。 図 1 0 ( a ) は、 キャ リ ア 3 1 の下端がキャ リ ア 3 0側に揺動した状態を示す図であ る。 この時、 キャ リ ア 3 0及びキャ リ ア 3 1 は、 下端がそれぞれハンガ 一レール 2 2 の幅方向に近接しており、 両キャ リ ア 3 0, 3 1 に貼着さ れたカーテン生地 2 1 a , 2 1 b も互いにハンガーレール 2 2の幅方向 に近接する。
図 9 ( a ) に示す状態からさ らにスライ ドスク リ ーンの閉動作を行う と、 キャ リ アガイ ド 3 6の頂部 3 6 aがキャ リ ア 3 1側に突出している ため、 キャ リ ア 3 1 の先端はキャ リ アガイ ド 3 6のガイ ド面 3 7に当接 する。 その後、 キャ リ ア 3 1の先端は、 ガイ ド面 3 7に沿ってハンガー レール 2 2 の幅方向においてキャ リ ア 3 0から離間するよ うに頂部 3 6 a を える。
図 1 0 ( b ) は、 キャ リ ア 3 1の先端がガイ ド面 3 7に沿って移動す る態様を示す説明図である。 上端が支軸 1 0に取着されているため、 キ ャ リ ア 3 1 は、 ガイ ド面 3 7からハンガーレール 2 2の幅方向において キヤ リ ア 3 0 と離間する方向への力を受ける と下端のみがハンガーレー ノレ 2 2の幅方向に移動される。 両キャ リ ア 3 0, 3 1 は下端が互いに離 間されることで、 キャ リ ア 3 0 , 3 1及びキャ リ ア 3 0, 3 1 に貼着さ れたカーテン生地 2 1 a , 2 1 dがともに垂直方向に吊下支持される。 以後、 キャ リ ア 3 1 の先端が頂部 3 6 a を越えると、 ランナー 2 4 b とランナー 2 5 a とが当接する位置 (図 7及び図 9 ( b ) 参照) まで閉 動作が行われ、 スライ ドスク リ ーンが全閉状態となる。
上記のよ うに構成されたスライ ドスク リ ーンでは、 第一の実施の形態 に記載の作用効果に加え、 次に示す作用効果を得ることができる。
( 1 ) スライ ドスク リーンを閉動作する際に、 キャ リ ア 3 1 をキャ リ ア ガイ ド 3 6のガイ ド面 3 7にそって移動させることで、 両キャ リ ア 3 0 , 3 1及び両キャ リ ア 3 0, 3 1 に貼着されたカーテン生地 2 1 a , 2 1 dはと もに垂直方向に吊下支持される。 従って、 カーテン生地 2 l a , 2 1 bが互いに離間し、 スライ ドスク リ ーンの閉動作の際にカーテン 生地 2 1 a , 2 1 bの端部が互いに衝突するのを抑制することができ、 スライ ドスク リーンをスムーズに閉動作することができる。
( 2 ) スライ ドスク リ ーンの閉動作の際にカーテン生地 2 l a , 2 1 b の下方においてカーテン生地 2 1 a , 2 1 b の端部が衝突したと しても 両キャ リ ア 3 0 , 3 1 の近傍に位置するカーテン生地 2 1 a, 2 1 bは ハンガーレール 2 2の幅方向において離間されている。 そのため、 両キ ャ リ ア 3 0, 3 1 の近傍に位置するカーテン生地 2 1 a, 2 1 b の端部 が衝突するこ とがなく 、 カーテン生地 2 1 a , 2 1 bをハンガーレール 2 2の幅方向において確実に重ね合わせることができる。 従って、 カー テン生地 2 1 a, 2 l b の下方において、 両カーテン生地 2 l a , 2 1 bの端部が衝突したと しても、 両キャ リ ア 3 0, 3 1 の近傍に位置する 両カーテン生地 2 1 a , 2 1 bに追随させて下方に位置する両カーテン 生地 2 1 a , 2 1 b を容易に重ね合わせることができる。 その結果、 ス ライ ドスク リ ーンをスムーズに閉動作するこ とができる。
上記実施の形態は、 次に示すよ うに変更するこ ともできる。
例えば、 吊下げ部材とキヤ リ アとを一体化させてもよい。
また、 ハンガーレールは任意の本数でもよレ、。
さ らに、 キャ リ アガイ ドは両開き構造のスライ ドスク リーンのう ちの 片側にのみ取着したが、 ハンガーレールの中央にて重合するカーテン生
地を貼着するキャ リ アの両側に取着してもよい。
また、 キャ リ アは電動でスライ ドするものでもよい。
以上詳述したよ うに、 この発明はカーテン生地の間隔を増大させるこ となく 、 カーテン生地を容易に取付け得るスライ ドスタ リーンを提供す ることができる。 産業上の利用可能性
本発明は、 カーテン生地を平板状に引き延ばした状態でハンガーレー ルに沿って移動可能に吊下支持するスライ ドスク リーンに利用可能であ る。