JPH11169283A - 電動式カーテン開閉装置 - Google Patents

電動式カーテン開閉装置

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JPH11169283A
JPH11169283A JP36288197A JP36288197A JPH11169283A JP H11169283 A JPH11169283 A JP H11169283A JP 36288197 A JP36288197 A JP 36288197A JP 36288197 A JP36288197 A JP 36288197A JP H11169283 A JPH11169283 A JP H11169283A
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JP
Japan
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curtain
rail
arm
leading
closing device
Prior art date
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Application number
JP36288197A
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English (en)
Inventor
Shinji Yamai
慎治 山居
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Hinaka Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Hinaka Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】両開きかつ中央重ね式の電動式カーテン開閉装
置で、組立て作業を容易・迅速化と、カーテンを開いた
際の引き紐の一部がレール底にはみ出すことを防止する
こと。 【解決手段】カーテンレール1に両側方への各々先頭車
4bを設けるとともに、一方の先頭車に他方の先頭車7
b側へ突出した交叉用アーム5を取り付けた、両開きか
つ中央重ね式の電動式カーテン開閉装置において、上記
カーテンレール1の他方のアーム無し先頭車4b側の側
端部寄りで、その側のエンドフック金具6bと最後尾の
カーテンランナ7bとの間の位置に、上記アーム5の突
出する長さとほぼ等しい長さtのスペーサ8を、レール
1の開溝9に係合させ係止させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は電動式カーテン開閉
装置に関するものであり、特に両開きかつ中央重ね式の
もので、組立て作業を容易・迅速に行えるとともに、カ
ーテンをいっぱいに開いた際にもカーテン引き紐の一部
がレールの開溝からはみ出すことの無いようにしたもの
である。
【0002】
【従来の技術】電動式カーテン開閉装置には、カーテン
レールに吊り下げた左右両側の各カーテンが両側方へ開
かれる両開き式で、かつカーテンを閉じた際に中央部寄
りで少し重なり合う中央重ね式のものが多い。この場
合、各カーテンの内側端部を掛止した各先頭車の左右へ
の移動量は同じであるから、カーテンを閉じた際にレー
ルの中央寄りでカーテンが重なり合うようにするため、
一方の先頭車に他方へ向け突出した交叉用アームを取り
付け、その先端部にその側のカーテンの内側端部を掛止
させている(例えば特開平4−84910号公報の第1
図と第6図、特開平4−96284号公報の図2参
照))。
【0003】これで、各先頭車を同じ移動量だけ中央寄
りへ移動させて両側のカーテンを閉じると、両先頭車は
レールのほぼ中央寄りで当接するが、上記先頭車に設け
た交叉用アームにより、その先端部に内側端部を掛止さ
せたカーテンが余分に引かれることになり、他方のカー
テンと少し重なり合う。
【0004】上記の場合、アーム付き先頭車側のカーテ
ンが他方のカーテンより横幅の長い特注品なら、カーテ
ンを閉じた際に両側のカーテンの張り具合が均一になる
が、一般的な既製品(標準品)のカーテンでは両側のも
のの横幅が同寸である。そのため、カーテンを閉じる際
に両先頭車をレールの両側から同じ条件で中央部寄りへ
移動させると、アーム付き先頭車側でカーテンの外側端
部と窓枠との間に隙間が生じたり、両側のカーテンの張
り具合が不均一になったりして、体裁が悪くなる。
【0005】そこで、両開きかつ中央重ね式の電動式カ
ーテン開閉装置では、カーテンをいっぱいに開いた状態
でアーム無し先頭車のレール上の位置を、アーム付き先
頭車に対して少し中央寄りにあるようにしておき、カー
テンを閉じた際に両先頭車がレール上のややアーム付き
先頭車側の中央寄りで当接させて、アームの突出した長
さ分でカーテンが重なり合うようにしてある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の如く
カーテンをいっぱいに開いた状態のアーム無し先頭車の
位置を、アーム付き先頭車に比べて少し中央寄り位置に
設けることは、アーム無し先頭車がその側のレール側端
部から少し離れていることになる。即ち、アーム無し先
頭車の側で、レール側端部のエンドフック金具と最後部
のカーテンランナとの間に、常に一定間隔(例えば7c
m程度)の隙間を空けておくことになる。
【0007】その結果、従来の電動式カーテン開閉装置
で、両開きかつ中央重ね式のものでは、カーテンを開く
ために両先頭車を両側方へ移動させる際に、アーム無し
先頭車側でレールの側端部に一定間隔の隙間が形成され
るように、隙間の寸法を計りながら位置決めして組み立
てる必要が生じ、組み立て作業に手間と時間を要してい
た。
【0008】また、電動モータによりカーテンをいっぱ
いに開いた際、レール側端部に生じている隙間のため
に、アーム無し先頭車が停止すべき位置からオーバーラ
ンしてしまう。これで引き紐が余分に引っ張られるか
ら、その後電源スイッチをOFFにして引っ張り力が無
くなると引き紐が弛んでしまい、その弛み量が多いと引
き紐の一部がレールの開溝からはみ出すことになり、体
裁が悪かった。
【0009】上記はカーテンを手で引っ張って開ける場
合も同様であり、手で引っ張ってカーテンをいっぱいに
開いた際に、レールの側端部に形成される隙間のために
アーム無し先頭車がオーバーランして引き紐が引っ張ら
れ、その後引っ張りを止めた際の反動で引き紐が弛むこ
とか多い。手で引っ張ってカーテンを開ける際の引っ張
り力は、電動式モータによる場合よりも強いから弛む量
も多くなり、レールの開溝から引き紐の一部がはみ出す
量も多くなり、一層体裁が悪くなった。
【0010】本発明は、上記従来の電動式カーテン開閉
装置がもつ問題点を、できるだけシンプルな構成で解消
することを課題としたものである。即ち本発明の目的
は、両開きかつ中央重ね式のもので、その組立て作業を
容易・迅速化するとともに、またカーテンをいっぱいに
開いた際に引き紐の一部がレールの開溝からはみ出すこ
とを無くし、体裁良く作動する電動式カーテン開閉装置
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電動式カー
テン開閉装置は、カーテンレール1に両側方への各先頭
車4a,4bを設けるとともに、その一方の先頭車4a
に他方の先頭車4b側へ突出した交叉用アーム5を取り
付けた、両開きかつ中央重ね式の電動式カーテン開閉装
置において、上記カーテンレール1の他方のアーム無し
先頭車4b側の側端部寄りで、その側のエンドフック金
具6bと最後尾のカーテンランナ7bとの間の位置に、
上記アーム5の突出する長さsとほぼ等しい長さtのス
ペーサ8を、レール1の開溝9に係合させ係止させてな
るものである。
【0012】
【発明の実施の形態】上記構成の電動式カーテン開閉装
置において、ここで用いるカーテンは、左右両側のカー
テン3a,3bの横幅が同一の既製品(標準品)のもの
である場合が殆どである。またカーテンレール1の片側
の駆動機構部内には、電動モータ(図示略)と原動側プ
ーリ(図示略)を設けてあるが、両者間には減速機構を
介在させてあるのが一般的である。
【0013】カーテン引き紐2は、レール1内に通挿さ
せて原動側プーリと従動側プーリ間に平行掛けしてある
が、レール1上に設けた一対の先頭車4a,4bを、該
引き紐2の移動で同時に両側方へ離れ、また中央寄りへ
近づき当接するように掛止させてある。
【0014】上記先頭車4a,4bには、各側のカーテ
ン3a,3bの内側端部の上端部を掛止させるが、左右
両側のカーテン3a,3bがレール1中央寄りで重なり
合うように、一方の先頭車4aには他方の先頭車4b側
の前方へ突出した交叉用アーム5が取り付けてある。
【0015】該アーム5が他方へ突出する長さsは、カ
ーテンを閉じた際にレール1の中央部寄りで少し重なり
合う横幅wより少し大きめとしておく。一般家庭用の電
動式カーテン開閉装置では、重なり合う横幅wは例えば
5〜6cm程度でよいから、該アーム5の突出する長さ
sも例えば7〜8cm程度にしておく。
【0016】そして、上記カーテンレール1上のアーム
無し先頭車4b側の側端部寄りで、その側のエンドフッ
ク金具6bと最後尾のカーテンランナー7bとの間の位
置には、上記アーム5の突出する長さsとほぼ等しい長
さtのスペーサ8を、レール1の開溝9に係合させ係止
させてある。上記の如く、一般家庭用の電動式カーテン
開閉装置で、上記カーテンが重なり合う横幅wを例えば
5〜6cm程度とし、アーム5の長さsを例えば7〜8
cm程度とするなら、その際には該スペーサ8の長さt
も7〜8cm程度にしておけばよい。
【0017】また該スペーサ8は、材質を合成樹脂製、
金属製、またはゴム製等とすることが望ましく、通常は
レール1の開溝9に係止させた後に取り外すことはない
が、必要に応じて取り外し可能としておいてもよい。取
り外さないなら、例えば中央部にレール1の開溝9の両
側縁を係合可能な係合凹状部10をもつ上下対称形状に
しておけばよい(図4参照)。取り外し可能とするな
ら、例えば上部にレール1の開講9の幅に対応する嵌合
凸部11をもつ断面凸状部材とすればよいが(図5参
照)、これらの形状に限る必要はない。
【0018】上記本発明に係る電動式カーテン開閉装置
の組立て状態時における作用は、次のようになる。この
種の電動式カーテン開閉装置を組み立てる際には、両先
頭車4a,4bを両側方へいっぱいに移動させた状態
で、アーム無し先頭車4bがレール1のその側の側端部
から一定間隔離れた位置にくるように、その側のエンド
フック金具6bと最後尾のカーテンランナ7bとの間に
一定間隔の隙間を形成し、その状態で両側の各先頭車4
a,4bに引き紐2を掛止させる必要がある。従来はそ
の位置を決めるのに、隙間の間隔を計りながら行ってい
たため、組立てに手間と時間がかかった。
【0019】本電動式カーテン開閉装置では、アーム無
し先頭車4bの側のレール1の側端部寄りに、一定長さ
即ち交叉用アーム5の突出する長さsにほぼ等しい長さ
tのスペーサ8を、予め開溝9に係合して係止させてお
く。これにより、アーム無し先頭車4bをレール1の側
端部寄りへ移動させれば、その側の最後尾のカーテンラ
ンナ7bがスペーサ8に当接し、順に各カーテンランナ
7bが停止していくので、該アーム無し先頭車4bも停
止位置が決まることになり、位置決めが完了する。後は
両先頭車4a,4bに引き紐2を掛止させればよく、組
み立て作業を容易・迅速に行えるようになる。
【0020】上記本電動式カーテン開閉装置を窓枠15
の上部にブラケット16により取り付けた後は、横幅が
同寸の左右両側のカーテン3a,3bの各上端部を、フ
ック等を介して各側の各先頭車4a,4b、各カーテン
ランナ7a,7b、各エンドフック金具6a 6bに掛
止して吊り下げればよい。この際に、アーム付き先頭車
4a側でのカーテン3aの内側端部は、そのアーム5の
先端部に掛止させておく。
【0021】次に、本電動式カーテン開閉装置の使用状
態時の作用は、次のようになる。カーテンを閉じる場合
には、電動モータを回転させ、カーテンレール1両側の
原・従側プーリを介してカーテン引き紐2を移動させ、
レール1の各側方にあった両先頭車4a,4bを、各々
の位置から中央部寄りへ移動させる。これで、各側のカ
ーテン3a,3bが中央部寄りへ移動し、各側のカーテ
ンランナ7a,7bもつられて移動するが、両先頭車4
a,4bがレール1の中央寄りで当接して停止すること
で、カーテンが閉じられることになる。
【0022】この際、上記の如くアーム付き先頭車4a
側のカーテン3aは、内側端部をアーム5の先端部に掛
止されているので、レール1の中央寄り部分で他方のア
ーム無し先頭車4b側のカーテン3bへ重なり合い、中
央重ね式のカーテンとなっている。
【0023】また上記で、両先頭車4a,4bが中央寄
りへ移動する際に、アーム無し先頭車4bの方がアーム
付き先頭車4aと比べ少し中央寄り位置からスタートす
るので、レール1の中央寄り(厳密にはややアーム付き
先頭車側寄り)で両先頭車4a,4bが当接してカーテ
ンが閉じられた際、両側の各カーテン3a,3bの張り
具合は均一になっている。
【0024】閉じられたカーテンを開く場合は、上記電
動モータを逆向きに回転させ、両側のプーリ・引き紐2
を介して両先頭車4a,4bを、各々両側方へ移動させ
ればよい。これで、各側の先頭車4a,4bがレール1
上の各カーテンランナ7a,7bを各側方へ押すことに
なり、各側のカーテン3a,3bが開かれていく。
【0025】その際カーテンがいっぱいに開いた状態で
は、アーム無し先頭車4bの側で、その側の最後尾のラ
ンナ7bがレール1の側端部寄りに設けたスペーサ8に
当接して停止し、順次その側のランナ7bが停止してい
き、該アーム無し先頭車4bも停止する。即ち、アーム
無し先頭車4bは、予めレール1側端部の開溝9に設け
た一定長さ、即ちアーム5の突出する長さsと等しい長
さtのスペーサ8によって位置決めされ、停止すること
になる。
【0026】そのため、カーテンをいっぱいに開いた状
態でも、該アーム無し先頭車4bは所定の停止位置から
オーバーランすることが無く、オーバーランで引き紐2
が余分に引っ張られることも無い。これで、電源スイッ
チをOFFにし引き紐2への引っ張り力が無くなって
も、該引き紐2に弛みが生じない。これは手で引っ張っ
てカーテンを開ける場合も全く同様である。これによ
り、カーテンをいっぱいに開けた際に引き紐2の一部が
レールの開溝9からはみ出すことが無くなり、常に体裁
よく作動する。
【0027】
【実施例】図1ないし図5は、本発明に係る電動式カー
テン開閉装置の実施例を示し、両開きかつ中央重ね式の
ものである。
【0028】カーテンレール1の片側には駆動機構部と
して、駆動機構部ケース12内に、図示は省略するが従
来のこの種の装置の駆動機構部と同様に、電動モータ
と、その回転軸上に軸装した小径ギヤと、別に軸支した
減速用の大径ギヤと、両ギヤ間に巻き掛けた歯付きベル
トと、大径ギヤと同軸上に軸装した原動側プーリとを内
蔵してある。またここでは、電源スイッチのON・OF
Fをワイヤ式の遠隔操作で可能としてあり、駆動機構部
ケース12内に制御基板も内蔵させてある。
【0029】また上記レール1の他側には、従動側プー
リをプーリケース13内に軸支して設けてあり、上記原
動側プーリと従動側プーリ間に、カーテン引き紐2を平
行掛けで巻き掛けてある。そして該レール1は、底に開
溝9をもつC形状のもので、内部両側に引き紐2を通挿
用の溝部14が形成されている。
【0030】上記レール1には、左右両側のカーテン3
a,3bの各内側端部を掛止する両先頭車4a,4b
と、各外側端部を掛止するエンドフック金具6a,6b
と、各側にここでは5個のカーテンランナ7a,7bと
が設けてある。各先頭車4a,4bは、両先頭車7a,
7bが同時にレール1上を中央部寄りへ移動し、また同
時に側方へ移動可能に、上記引き紐2に掛止させてあ
る。
【0031】上記先頭車4a,4bの内で駆動機構部側
の先頭車4aには、他方の先頭車4bのやや前方へ向け
て交叉用アーム5を突設してある。該交叉用アーム5の
先部には、その側のカーテン3aの内側端部の上部を掛
止可能な掛止孔を形成してある。
【0032】上記交叉用アーム5が他方へ突出する長さ
sは、カーテン3a,3bの横幅の大小により少しの差
はあるが、両側の各カーテン3a,3bがレール1の中
央部寄りで重なり合う横幅wより少し大きめとしてお
く。上記の如く一般家庭用の電動式カーテン開閉装置で
は、カーテンの重なり合う横幅wが5〜6cm程度でよ
いから、該アーム5の突出する長さsも、7ないし8c
m程度とするのが望ましく、ここでは約7cmの長さと
してある。
【0033】上記カーテンレール1上で他方のアーム無
し先頭車4b側の側部寄りには、その側の側端部に隙間
が生じている。これは、上記の如く本カーテン開閉装置
をカーテン中央重ね式とするため、一方の先頭車4aに
交叉用アーム5を設けたこととの関係で、カーテンをい
っぱいに開いた際のアーム無し先頭車4bの位置を、ア
ーム付き先頭車4aに比べて少しレール1の中央寄りと
し、カーテンを閉じる際のスタート位置を少し中央寄り
位置としたからである。
【0034】そして本発明の電動式カーテン開閉装置で
は、上記カーテンレール1のアーム無し先頭車4b側の
側端部寄りで、その側のエンドフック金具6bと最後尾
のカーテンランナ7bとの間の位置に、上記アーム5の
突出する長さsとほぼ等しい長さtのスペーサ8を、レ
ール1の開溝9に係合させ係止させてある。
【0035】該スペーサ8は、ここでは材質が合成樹脂
製で、レール1の開溝9へ係止後は取り外さないものと
して、その形状をレール1の開溝9の両側縁を係合可能
な係合凹状部10を間にした上下対称形状のものとして
ある(図4参照)。
【0036】該スペーサ8の長さは、上記の如くアーム
5が他方へ突出する長さsとほぼ等しくすればよく、こ
こではカーテンの重なり合う横幅を5〜6cmとし、ア
ーム5の突出する長さtを約7cmとしてあるので、該
スペーサ8の長さも約7cmとしてある。
【0037】
【発明の効果】以上で明かな如く、本発明に係る電動式
カーテン開閉装置は、両開きかつ中央重ね式のものであ
るが、きわめてシンプルな構成を追加することにより、
その組立て作業を容易・迅速化することができ、またカ
ーテンをいっぱいに開いた際に引き紐の一部がレール底
の開溝からはみ出したりせず、体裁良く作動させること
ができる。
【0038】即ち、電動式カーテン開閉装置で両開きか
つ中央重ね式のものでは、一方の先頭車に交叉用アーム
を設けた関係で、他方のアーム無し先頭車側でレールの
側端部に一定間隔の隙間を形成する必要がある。従来の
この種の電動式カーテン開閉装置の組み立てでは、上記
隙間が一定間隔になるように寸法を計り、アーム無し先
頭車の側方での位置を決めて組み立てていたので、組み
立て作業に手間と時間を要した。
【0039】また、アーム無し先頭車の側でレール側端
部に隙間が有ると、電動モータまたは手で引っ張ってカ
ーテンをいっぱいに開いた際、この隙間のためにアーム
無し先頭車がオーバーランし、引き紐が余分に引っ張ら
れるので、その後に電源スイッチをOFFまたは手で引
くのを止めて引っ張り力が無くなると、引き紐が弛んで
レール開溝から一部がはみ出てしまい、体裁が悪かっ
た。
【0040】これに対して本発明に係る電動式カーテン
開閉装置では、アーム無し先頭車側のレールの側端部寄
りの開溝に、予めアームの突出長さににほぼ等しいスペ
ーサを係合・係止させてある。そのため、アーム無し先
頭車をレールの側端部寄りへ移動されば、その側の最後
尾のカーテンランナがスペーサに当接して停止し、それ
により該アーム無し先頭車も停止して位置が決まること
になる。これで位置決めが完了するから、従来と異なり
この種の電動式カーテン開閉装置の組み立て作業を、容
易・迅速に行うことができる。
【0041】また、本発明に係る電動式カーテン開閉装
置では、電動式モータまたは手で引いてカーテンを開け
た場合にも、アーム無し先頭車はその側の最後尾のカー
テンランナがレールの側端部寄りのスペーサに当接して
停止し、それにより該アーム無し先頭車ランナは必ず所
定の位置で停止でき、オーバーランすることが無い。そ
のため、引き紐が余分に引っ張られることが無くなり、
電源スイッチをOFFまたは手で引くのを止めて引き紐
への引っ張り力が無くなっても、引き紐に弛みは生じ無
い。これで、従来と異なり引き紐の一部がレールの開溝
からはみ出すことが防止でき、常に体裁良く作動するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動式カーテン開閉装置の実施例
を示す要部の斜視図である。
【図2】図1で示した電動式カーテン開閉装置の実施例
の全体図で、カーテンを閉じた状態の正面図である。
【図3】図2で示したもので、カーテンをいっぱいに開
いた状態の正面図である。
【図4】図1で示した実施例で用いたスペーサの斜視図
である。
【図5】スペーサの他の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1−カーテンレール 6a−エンドフック 1
1−嵌合凸部 2−カーテン引き紐 6b−エンドフック 1
2−駆動機構部ケース 3a−カーテン 7a−カーテンランナ 1
3−プーリケース 3b−カーテン 7b−カーテンランナ 1
4−溝部 4a−アーム付き先頭車 8−スペーサ 1
5−窓枠 4a−アーム無し先頭車 9−開溝 1
6−ブラケット 5−交叉用アーム 10−係合凹状部
s−長さ t−長さ y−重なり合う横幅

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カーテンレール1に両側方への各先頭車4
    a,4bを設けるとともに、その一方の先頭車4aに他
    方の先頭車4b側へ突出した交叉用アーム5を取り付け
    た、両開きかつ中央重ね式の電動式カーテン開閉装置に
    おいて、 上記カーテンレール1の他方のアーム無し先頭車4b側
    の側端部寄りで、その側のエンドフック金具6bと最後
    尾のカーテンランナ7bとの間の位置に、上記アーム5
    の突出する長さsとほぼ等しい長さtのスペーサ8を、
    レール1の開溝9に係合させ係止させたことを特徴とす
    る、電動式カーテン開閉装置
  2. 【請求項2】カーテンレール1の片側に設けた電動モー
    タで回転する原動側プーリと、レール1他側の従動側プ
    ーリとの間にカーテン引き紐2を掛け渡し、上記レール
    1上に両側の各カーテン3a,3bの各内側端部を掛止
    する各先頭車4a,4bを設け、該各先頭車4a,4b
    に上記引き紐2を掛止させてカーテンの両開きを可能と
    し、かつ一方の先頭車4aに他方の先頭車4b側へ突出
    した交叉用アーム5を取り付けて、カーテンの中央重ね
    を可能とした電動式カーテン開閉装置において、 上記カーテンレール1のアーム無し先頭車4b側の側端
    部寄りで、その側のエンドフック金具6bと最後尾のカ
    ーテンランナ7bとの間の位置に、上記アーム5の突出
    する長さsとほぼ等しい長さtのスペーサ8を、レール
    1の開溝9に係合させ係止させたことを特徴とする、電
    動式カーテン開閉装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004054412A1 (ja) * 2002-12-16 2004-07-01 Tachikawa Corporation スライドスクリーン
JP2007260367A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Miyoshi Sato カーテンウェーブ形成器具
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CN105231786A (zh) * 2015-11-18 2016-01-13 苏州景阳德五金机械有限公司 一种多功能窗帘杆

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