WO2004047513A1 - 電子回路組立方法および部品装着プログラム作成プログラム - Google Patents

電子回路組立方法および部品装着プログラム作成プログラム Download PDF

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Mitsuaki Kato
Mitsuo Imai
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Fuji Machine Mfg. Co., Ltd.
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/04Mounting of components, e.g. of leadless components

Abstract

段取替え時間が短くて済む電子回路組立方法,部品装着プログラム作成プログラム,電子回路部品装着システムを提供する。段取替え時に、段取替え前配線板と段取替え後配線板とに共通の電子回路部品,共用フィーダ,段取替え前固有フィーダの各搭載位置,段取替え後配線板に固有の電子回路部品を表示画面に表示し、オペレータは共用フィーダはフィーダ支持台に搭載したままとし、段取替え後配線板に固有の電子回路部品を供給するフィーダをフィーダ支持台に搭載する。搭載時における搭載位置の入力,フィーダのバーコードの読取りにより、フィーダ支持台に実際に搭載されている電子回路部品,それを供給するフィーダの搭載位置の情報を取得し、それに合わせて、ホストコンピュータ112において作成した既存の部品装着プログラム中のフィーダ搭載位置を変更する。段取替え後に固有の部品の搭載位置は自動で決めてもよい。

Description

電子回路組立方法および部品装着プログラム作成プログラム 技術分野
本発明は、 電子回路部品装着機により電子回路部品を回路基板に自動で装着し て電子回路を組み立てる方法およびその方法を実行するための部品装着プログラ 明
ムの作成に関するものであり、 特に、 段取替えに要する時間の短縮に関するもの である。 背景技術
電子回路部品は部品供給具により保持されて害供給される。 部品供給具は供給具 保持部材に搭載されるのであるが、 従来は、 部品供給具の供給具保持部材に対す る配置が最適化されていた。 例えば、 装着ヘッドが回路基板の部品装着面に平行 な平面内の任意の位置へ移動させられて電子回路部品を部品供給装置から受け取 り、 回路基板に装着する電子回路部品装着機においては、 各装着位置と各部品供 給具との間の距離ができる限り短くなり、 装着へッ ドの移動時間の総和が短くて 済むように部品供給具の配置が決定されていたのである (例えば、 特開平 1 0— 2 0 9 6 8 1号公報参照)。 発明の開示
したがって、 回路基板の種類が変われば段取替えが行われ、 回路基板の種類に 応じた電子回路部品を保持する部品供給具が供給具保持部材に搭載されるのであ るが、 その段取替えに時間を要し、 かえって回路基板の生産能率が低下すること があった。 回路基板の種類が異なれば、 部品供給具の最適な配置も異なるのが普 通であり、 部品供給具の配置を最適化するためには、 段取替え前に電子回路部品 を供給していた部品供給具の全てを一且供給具保持部材から取り外し、 その後、 段取替え後に電子回路部品を供給すべき部品供給具を供給具保持部材に搭載する ことが必要となる場合が多く、 段取替えに相当の時間がかかるにもかかわらず、 最適化は不可欠であると考えられ、 段取替えの実行により全体として生産能率が 低下してしまうことがあつたのである。 特に、 枚数が少ない回路基板に電子回路 部品を装着する少量生産時には、 1枚の回路基板への装着に要する時間の合計に 対して段取替えに要する時間の比が大きく、 生産能率の低下が著しい。
本発明は、 以上の事情を背景とし、 段取替えを短時間で行うことができる電子 回路組立方法およびその方法を実行するための部品装着プログラムを作成するプ ログラムの提供を課題としてなされたものであり、 本発明によって、 下記各態様 の電子回路組立方法, 部品装着プログラム作成プログラムおよび電子回路部品装 着システムが得られる。 各態様は請求項と同様に、 項に区分し、 各項に番号を付 し、 必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。 これは、 あくまでも 本発明の理解を容易にするためであり、 本明細書に記載の技術的特徴およびそれ らの組合わせが以下の各項に記載のものに限定されると解釈されるべきではな レ、。 また、 一つの項に複数の事項が記載されている場合、 それら複数の事項を常 に一緒に採用しなければならないわけではない。 一部の事項のみを選択して採用 することも可能なのである。
( 1 ) 電子回路部品装着機により電子回路部品を回路基板に自動で装着して電子 回路を組み立てる方法であって、
組み立てるべき電子回路に必要な複数種類の電子回路部品の一種類ずつをそれぞ れ供給する複数の部品供給具の少なく とも一部の供給具保持部材への搭載位置を 取得する部品供給具搭載位置取得工程と、
取得した部品供給具の搭載位置の情報と、 組み立てるべき電子回路の情報とに 基づいて部品装着プログラムを作成するプログラム作成工程と、
作成した部品装着プログラムを前記電子回路部品装着機に実行させて目的とす る電子回路を組み立てる組立工程と
を含む電子回路組立方法。
部品供給具には、 例えば、 フィーダゃトレイがある。 フィーダには、 テープフ ィーダ, バルクフィーダ等がある。 テープフィーダは、 電子回路部品を部品保持 テープに保持させてテープ化電子回路部品とした状態で供給する部品供給具であ り、 テープ送り装置によって部品保持テープが送られることにより、 多数の電子 回路部品が順次、 部品供給部へ送られる。 バルクフィーダは、 バルタ状に保持さ れた多数の電子回路部品を、 ベルト, 空気流, 傾斜, それらの組み合わせ等によ り構成される部品送り装置によって 1個ずつ部品供給部へ送り、 供給する部品供 給具である。 トレイは電子回路部品を 1個ずつ収納する複数の部品収納部が平面 に配列されたものであり、 例えば、 複数のトレィ収容器に 1枚以上ずつ収容され るととともに、 それら トレィ収容器が昇降させられて、 複数のトレィ収容器のう ちの一つが部品供給位置に位置決めされ、 それに収容されたトレイから電子回路 部品が供給される。
部品供給具搭载位置取得工程は、 例えば、 既に供給具保持部材に搭載されてい る部品供給具の位置を取得する工程としたり、 未だ搭載はされていないがォペレ ータ等により任意に決定される部品供給具の搭載位置を取得する工程としたりす ることができる。 例えば、 ある電子回路の組立に必要な部品供給具は全部揃って いるが、 順序は不同となっている場合に、 最適化された順序で供給具保持部材に 搭載するより任意の順序で搭載する方が早い。 したがって、 オペ I ^一タが部品供 給具を任意の順序で搭載することを許容し、 搭載後に、 各部品供給具に設けられ たバーコ一ド, 2次元コ一ド等の識別コードを読取装置に自動で読み取らせて、 各部品供給具の搭載位置を取得し、 あるいは、 オペレータが部品供給具やテープ 化電子回路部品に設けられた識別コードを読取装置に読み取らせつつ部品供給具 を搭載することによって、 各部品供給具の搭載位置を取得し、 段取替えに要する 時間を短縮し得るのである。
部品供給具が供給する電子回路部品の種類は 1種類であって決まっており、 部 品供給具の搭載位置の取得は、 いずれの搭載位置においてどの種類の電子回路部 品が供給されるかの情報の取得でもある。
部品供給具の搭載位置は、 電子回路の組立に必要な全部の部品供給具について 決まっていてもよく、 一部について決まっていてもよい。 また、 部品装着プログ ラムは、 既存の部品装着プログラムの変更により作成されてもよく、 部品装着プ 口グラムがない状態から新たに作成されてもよい。
組み立てるべき電子回路の情報は、少なく とも、回路基板の複数の装着位置と、 それら装着位置の各々に装着されるべき電子回路部品の種類とを対応付けるデ一 タを含む。 この電子回路の情報は、 部品装着プログラムが既存の部品装着プログ ラムの変更により作成される場合には、 例えば、 その既存の部品装着プログラム から得られ、 部品装着プログラムが新たに作成される場合には、 例えば、 電子回 路設計装置等から得られる。
取得した部品供給具搭載位置情報と、 組み立てるべき電子回路の情報とに基づ いて部品装着プログラムが新たに作成される場合、 全部の部品供給具について搭 載位置が決まっているのであれば、 装着位置と、 装着位置に装着される電子回路 部品の種類と、 電子回路部品を供給する部品供給具の搭載位置とを対応付けるデ ータが作成されるとともに、電子回路部品の回路基板への装着順序が決定される。 一部の部品供給具について搭載位置が決まっているのであれば、 少なく とも、 残 りの部品供給具について搭載位置が決められ、 装着位置と、 装着位置に装着され るべき電子回路部品の種類と、 電子回路部品を供給する部品供給具の搭載位置と を対応付けるデータが作成されるとともに、 電子回路部品の回路基板への装着順 序が決定される。
これら搭載位笸の決定および装着順序の決定は、 未だそれらが決定されていな いものについては、 部品装着作業の能率が可及的に高くなるように行われること が望ましい。 しカゝし、 その他の方法、 例えば、 電子回路部品の高さが低い順序や、 順搭载位置の順序等に決定されてもよい。
既存の部品装着プログラムが変更される場合、 全部の部品供給具について搭載 位置が決まっているのであれば、 例えば、 既存の部品装着プログラムにおいて設 定された電子回路部品を受け取るべき部品供給具の搭載位置のデータが、 全部の 部品供給具について、 部品供給具搭载位置取得工程で取得した供給具搭載位置に 変更される。 装着順序も変更されるようにしてもよレ、。 一部の部品供給具につい て搭載位置が決まっているのであれば、 少なく とも、 既存の部品装着プログラム において一部の部品供給具の搭載位置のデータが、 部品供給具搭載位置取得工程 で取得した搭載位置に変更される。
このように、 部品供給具搭載位置情報により得られる搭載位置であって、 既に 決定された搭載位置は、 そのまま部品装着プログラムにおける電子回路部品を受 け取るべき搭載位置とされる。 したがって、 例えば、 複数種類の回路基板に共通 に装着される電子回路部品がある場合、 その電子回路部品を供給すベき部品供給 具を共用することにより、 回路基板の種類が変わって段取替えが行われるとき、 共用の部品供給具は供給具保持部材に搭載したままとすることができ、 供給具保 持部材に対して取付け, 取外しすべき部品供給具の数を減らし、 段取替えに要す る時間を短縮することができる。
共用の部品供給具以外の部品供給具であって、 段取替え前の回路基板に固有の 電子回路部品を供給する固有の部品供給具は、 回路基板の種類が変わるとき、 次 の回路基板に電子回路部品を供給すべき部品供給具の搭載に必要であれば、 供給 具保持部材から取り外し、 取外しが不要であれば取り付けたままでもよい。 段取 替え前の回路基板に固有の電子回路部品を供給する固有部品供給具の供給具保持 部材からの取外しを行うか否かは、 実施形態の項において説明するように、 段取 替えに要する時間と部品装着作業に要する時間との比較、 部品供給装置の構成等 に基づいて決められる。
( 2 ) 前記部品供給具搭載位置取得工程において複数の部品供給具の全部の供給 具保持部材への搭载位置が取得されるとともに、 前記プログラム作成工程が、 既 存の部品装着プログラムを前記取得した部品供給具搭載位置に合わせて変更する プログラム変更工程を含む (1 )項に記載の電子回路組立方法。
既存の部品装着プログラムの変更は、 既存のプログラムにおける各電子回路部 品を受け取るべき部品供給具の搭載位置のデータを、 部品供給具搭載位置取得ェ 程で取得した部品供給具搭載位置に変更するのみでもよい。 しかし、 部品供給具 搭載位置を変更しない範囲で、 部品装着作業自体 (段取替え作業を含まない) の 能率が可及的に高くなるように、 電子回路部品の装着順序も変更することが望ま しい。 ここにおいて、 「可及的に」 とは、 必ずしも 「理論的に最良の状態」 を意 味しない。 例えば、 プログラム変更工程の実施許容時間等の工程終了条件が予め 定められており、 その工程終了条件が満たされるまでの間に達成可能である限り において、 部品装着作業自体の能率が最高となるようにされる場合や、 装着作業 自体の能率以外に満たすべき他の条件が存在する場合に、 他の条件を満たし得る 限りにおいて能率が最高となるようにされる場合等も包含されるものとする。 本 明細書全体における 「可及的に」 はいずれも同様に解釈されるべきものとする。 既存の部品装着プログラムが、 部品供給具の供給具保持部材への搭載を部品装 着作業の能率が可及的に高くなるように行うことを前提として作成されている場 合には、 その既存の部品装着プログラムを変更するか否かを、 組み立てるべき電 子回路の量に応じて決めることが望ましい。 多量生産を行う場合には、 その既存 の装着プログラムにより指定されている搭载位置に全ての部品供給具を搭載し て、 能率よく組立作業を行い、 少量生産を行う場合には、 プログラム変更工程に より変更後の部品装着プログラムにより組立作業を行うことによって、 段取替え 作業に要する時間を節減するのである。
ただし、 本発明において、 既存の部品装着プログラムが部品装着作業自体の能 率が可及的に高くなるように作成されているものであることは不可欠ではない。 例えば、 電子回路内における電子回路部品の位置の順に装着されるように、 ある レ、は、 寸法や質量の小さい電子回路から順に装着されるように作成された部品装 着プログラム等であってもよいのである。
( 3 ) 電子回路部品装着機により電子回路部品を回路基板に自動で装着して電子 回路を組み立てる方法であって、
組み立てるべき電子回路に必要な複数種類の電子回路部品の一種類ずつをそれ ぞれ供給する部品供給具の全てのうちの少なく とも一部が既に供給具保持部材に 搭載されている場合に、 その部品供給具の搭載位置を変更することなく、 既存の 部品装着プログラムをそれら部品供給具の搭載位置に合わせて変更し、 その変更 した部品装着プログラムを前記電子回路部品装着機に実行させて、 目的とする電 子回路を組み立てる電子回路組立方法。
組み立てるべき電子回路に必要な複数種類の電子回路部品の一種類ずつをそれ ぞれ供給する部品供給具の全てが既に供給具保持部材に搭載されている場合に は、 部品装着作業自体の能率が上記 (2)項の電子回路組立方法と同じになるが、 必要な部品供給具の一部が供給具保持部材に搭載されているに過ぎない場合に は、 (2)項の電子回路組立方法とは異なることがある。 例えば、 未だ搭載されて いない部品供給具をオペレータが任意の位置へ搭載し、 その後既存の部品装着プ ログラムの変更を行うようにすることが可能であり、 その場合には、 実質的に (2)項の方法と同じになるが、 未だ搭載されていない部品供給具の搭載位置を、 部品装着作業の能率が可及的に高くなるように変更しつつ部品装着プログラムを 変更し、 その変更後のプログラムにより指定されている搭載位置に未搭載の部品 供給具をオペレータが搭載するようにすることも可能であり、 その場合には、 (2)項の方法より部品装着作業自体の能率を向上させることができる。
( 4 ) 電子回路部品を回路基板に自動で装着して電子回路を組み立てる電子回路 部品装着機を制御する部品装着プログラムを作成するために、 コンピュータによ り実行されるプログラムであって、
組み立てるべき電子回路における各電子回路部品の種類と装着位置との情報を 含む電子回路情報を取得する回路情報取得工程と、
前記各電子回路部品を供給すべき全ての部品供給具のうちの少なく とも一部の ものの供給具保持部材への予め決定されている搭載位置の情報を取得する既定部 品供給具搭載位置情報取得工程と、
それら回路情報取得工程と既定部品供給具搭載位置情報取得工程とにおいて取 得した電子回路情報と既定部品供給具搭載位置情報とに基づいて、 前記部品装着 プログラムを作成する装着プログラム作成工程と
を含む部品装着プログラム作成プログラム。
本項のプログラムは、 (1 )項に記載の方法の実施に好適である。
( 5 ) 電子回路部品を回路基板に自動で装着して電子回路を組み立てる電子回路 部品装着機を制御する部品装着プログラムを作成するために、 コンピュータによ り実行されるプログラムであって、
前記部品装着プログラムの既存のものを取得する既存プログラム取得工程と、 前記各電子回路部品を供給すべき全ての部品供給具のうちの少なく とも一部の ものの供給具保持部材への予め決定されている搭載位置の情報を取得する既定部 品供給具搭載位置情報取得工程と、
その既定部品供給具搭載位置情報取得工程において取得した既定部品供給具搭 載位情報に基づいて、 前記既存プログラム取得工程において取得した既存装着プ 口グラムを変更する既存プログラム変更工程と
を含む部品装着プログラム作成プログラム。
本項のプログラムは、 (2)項あるいは (3)項に記載の方法の実施に好適である。 ( 6 ) 回路基板を保持する回路基板保持装置と、
複数種類の電子回路部品の各々を供給する複数の部品供給具が供給具保持部材 に搭載されて成る部品供給装置と、
その部品供給装置から電子回路部品を受け取って前記回路基板保持装置に保持 された回路基板に装着する部品装着装置と、
部品装着プログラムに従って少なく とも前記部品装着装置を制御する制御装置 と
を含む電子回路部品装着システムであって、
組み立てるべき電子回路における各電子回路部品の種類と装着位置との情報を 含む電子回路情報と、 前記各電子回路部品を供給すべき全ての部品供給具のうち の少なく とも一部のものの供給具保持部材への予め決定されている搭載位置の情 報とに基づいて、 前記部品装着プログラムを作成する装着プログラム作成部を含 む電子回路部品装着システム。
回路基板には、 例えば、 絶縁基板に設けられたプリント配線の全部に電子回路 部品が搭載されていないプリン ト配線板、 プリン ト配線の一部に既に電子回路部 品が搭載されたプリント配線板、 両面の一方についてプリント配線に電子回路部 品が搭載されるとともに、 半田付け接合が行われているプリント回路板、 少数の 電子回路部品が装着される小形の回路板等がある。
部品装着装置は、 例えば、 (a)複数の装着へ:/ドを備え、 それら装着ヘン ドを、 装着へッド移動装置の一種である装着へッ ド旋回装置により、 共通の旋回軸線の まわりに旋回させるとともに、 その旋回軌跡上の複数の停止位置に順次停止させ て、 部品供給装置からの電子回路部品の受取りおよび回路基板への装着を行わせ る装置としてもよく、 (b)装着ヘッ ドを備え、 装着ヘッド移動装置により、 回路 基板の表面に平行な移動平面内において互いに直交する 2方向の成分を有する方 向に装着へッ ドを移動させ、 移動平面内の任意の位置へ移動させて電子回路部品 の受取りおよび装着を行わせる装置としてもよく、 (c)装着ヘッ ドを備え、 装着 へッ ド移動装置により、 回路基板の表面に平行な移動平面内において互いに直交 する 2方向の一方に装着へッドを直線移動させる装置としてもよい。
部品装着装置を (a)のタイプとする場合、 装着ヘッ ド旋回装置は、 一軸線のま わりに回転可能な回転体と、 回転体を正逆両方向に任意の角度回転させる回転体 回転装置とを含み、 複数の装着ヘッ ドを回転体に保持させ、 回転体の回転により 順次、 部品受取位置, 部品装着位置等の停止位置に停止させる装置でもよく、 一 軸線のまわりに間欠回転可能な回転体たる間欠回転盤と、 間欠回転盤を間欠回転 させる間欠回転装置とを含み、 複数の装着ヘッ ドを間欠回転盤に等角度間隔に保 持させ、 間欠回転盤の間欠回転により順次、 部品受取位置, 部品装着位置等の停 止位置に停止させる装置でもよく、 あるいは、 共通の回動軸線のまわりにそれぞ れ回動可能に設けられた複数の回動部材と、 それら複数の回動部材を、 カム装置 により予め定められた速度パターンに従って回動させ、 互に異なる時期に所定の 停止位置 (複数) に順次停止させる回動運動付与装置とを含み、 複数の回動部材 にそれぞれ装着へッ ドが 1つずつ、 回転および軸方向の移動可能に保持させて共 通の旋回軸線のまわりに旋回させる装置でもよい。
部品装着装置を (a)のタイプとする場合、 回路基板保持装置は、 回路基板保持 装置移動装置により、 回路基板の表面に平行な平面である移動平面内の任意の位 置へ移動させられ、 部品供給装置は、 例えば、 部品供給具がフィーダにより構成 され、 複数のフィーダが部品送り方向と交差する方向に沿つて並ぶ状態でフィー ダ支持台により保持されるとともに、 フィーダ支持台移動装置を備え、 フィーダ 支持台が複数のフィーダが並ぶ方向に沿って移動させられ、 複数のフィーダの任 意の 1つが予め定められた部品供給位置に位置決めされるものとされる。 (b)の タイプとする場合、回路基板保持装置および部品供給装置は静止して設けられる。
(c)のタイプとする場合、 回路基板保持装置は、 回路基板保持装置移動装置によ り回路基板の表面に平行な平面である移動平面内において互いに直交する 2方向 のうち、 装着ヘッ ドの移動方向とは異なる方向に直線移動させられる。 部品供給 装置は、 部品供給具がフィーダにより構成される場合、 その部品供給部が装着へ ッ ドの移動軌跡內に位置する状態で静止して設けてもよく、 フィーダの部品供給 部が並ぶ方向に移動させてもよい。部品供給具がフィーダにより構成される場合、 複数のフィーダは、 直線に沿って並べてもよく、 曲線 (円弧を含む) に沿って並 ベてもよく、 直線と曲線との組合わせによる線に沿って並べてもよい。
部品装着装置を、 移動平面あるいは直線に沿って移動させる場合、 その移動と は別の移動を付加的に行わせてもよい。 例えば、 複数の装着ヘッ ドを保持して回 転させられる回転体 (例えば、 間欠回転盤) をさらに、 移動平面内において互い に直交する 2方向の成分を有する方向へ平行移動させ、 回転体の回転と平行移動 との複合運動により装着へッ ドを回路基板の表面の電子回路部品が装着される被 装着位置へ移動させてもよい。 この場合、 回転体の回転軸線は、 移動平面に直角 でもよく、 傾斜していてもよい。 また、 回転体上において、 装着ヘッ ドが電子回 路部品供給装置から電子回路部品を受け取る部品受取位置と、 電子回路部品を回 路基板に装着する部品装着位置とは、 同じでもよく、 異なっていてもよい。 装着へッ ド移動装置および回路基板保持装置移動装置は、 装着へッ ドと回路基 板ないし回路基板保持装置とを相対移動させる相対移動装置を構成する。
本項のシステムは、 (1 )項に記載の方法の実施に好適である。
( 7 ) 回路基板を保持する回路基板保持装置と、
複数種類の電子回路部品の各々を供給する複数の部品供給具が供給具保持部材 に搭載されて成る部品供給装置と、
その部品供給装置から電子回路部品を受け取って前記回路基板保持装置に保持 された回路基板に装着する部品装着装置と、
部品装着プログラムに従って少なく とも前記部品装着装置を制御する制御装置 と
を含む電子回路部品装着システムであって、
前記部品装着プログラムの既存のものを、 前記各電子回路部品を供給すべき全 ての部品供給具のうちの少なく とも一部のものの前記供給具保持部材への予め決 定されている搭載位置の情報に基づいて変更することにより、 前記制御装置が実 行すべき部品装着プログラムを作成する装着プログラム作成部を含む電子回路部 品装着システム。
本項のシステムは、 (2)項あるいは (3)項に記載の方法の実施に好適である。
( 8 ) 前記供給具保持部材が、 当該電子回路部品装着システムが少なく とも部品 装着作業を行っている間は静止状態に保たれる (6)項または (7)項に記載の電子 回路部品装着システム。
部品供給装置が、 供給具保持部材静止型のものである場合には、 次項に記載の 供給具保持部材移動型である場合に比較して、 供給具保持部材への部品供給具搭 載位置のいかんが部品装着作業自体の能率に与える影響が少ないため、 部品装着 作業と段取替え作業とを含む組立作業全体の能率向上効果を特に有効に享受する ことができる。
( 9 ) 前記複数の部品供給具のうち前記電子回路部品を供給すべきものが変わる 毎に前記供給具保持部材が移動する (6)項または (7)項に記載の電子回路部品装 着システム。
( 1 0 ) 前記装着プログラム作成部が、 前記供給具保持部材の移動が可及的に少 なくて済むように前記部品装着プログラムを作成するものである (9)項に記載の 電子回路部品装着システム。
装着プログラム作成部は、 部品供給具の少なく とも一部のものの供給具保持部 材への搭載位置が決まっている場合には、 そのことを前提として、 電子回路部品 の少なく とも一部のものの装着順序を供給具保持部材の移動が可及的に少なくて 済むよ うに決定することとなる。 ここにおいて、 「供給具保持部材の移動が可及 的に少なくて済む」 とは、 1つの部品供給具が電子回路部品を供給してから次の 部品供給具が電子回路部品を供給するまでの移動距離が可及的に小さくて済む」 ことと、 1枚の回路基板に装着されるべき全ての電子回路部品を供給するための 供給具保持部材の移動距離の総和が可及的に小さくて済む」 こととの少なく とも 一方を含むものとする。 両者を含む場合には、 両者を共に最小にすることはでき ないのが普通であるため、 両者が可及的に満たされるように電子回路部品の少な く とも一部のものの装着順序が決定されることとなる。
なお、 部品装着プログラムが既存の場合には、 装着プログラム作成部は、 搭載 位置データの変更は行う力 装着順序は必ずしも変更しないので、上記の説明は、 部品装着プログラムを新たに作成する場合、 および既存の部品装着プログラムが あり、 それの装着順序の変更が望ましい場合についてのものである。
( 1 1 ) 前記回路基板保持装置を、 それが保持した回路基板の表面に平行な平面 内で移動させることにより、 その回路基板保持装置に保持された回路基板の任意 の部分を所定の位置に位置决めする回路基板移動装置を含む (6)項ないし(10)項 のいずれかに記載の電子回路部品装着システム。 ( 1 2 ) 前記装着プログラム作成部が、 前記回路基板移動装置による前記回路基 板の移動が可及的に少なくて済むように前記装着プログラムを作成するものであ る(11〉項に記載の電子回路部品装着システム。
ここにおいて、 「回路基板の移動が可及的に少なくて済む」 とは、 相前後して 装着される 2つの電子回路部品の装着の間に回路基板が移動させられる距離が可 及的に小さくて済む」 ことと、 「 1枚の回路基板に装着されるべき全ての電子回 路部品の装着のために必要な回路基板の総移動距離が可及的に小さくて済む」 こ ととの少なく とも一方を含むものとする。 両者を含む場合には、 両者を共に最小 にすることはできないのが普通であるため、 両者が可及的に満たされるように電 子回路部品の少なく とも一部のものの装着順序が決定されることとなる。 また、 本項が前記(10)項に従属する態様においては、 「供給具保持部材の移動が可及的 に少なくて済む」 ことと、 「回路基板の移動が可及的に少なくて済む」 こととが 可及的に満たされるように電子回路部品の少なく とも一部のものの装着順序が決 定されることとなる。 あるいは、 両者が共に満たされ得ない場合には、 部品装着 作業自体の能率が可及的に高くなるように、 装着順序が決定されるようにするこ とも可能である。 図面の簡単な説明
図 1は本発明の実施形態である電子回路部品装着システムを構成する電子回路 部品装着機を示す平面図である。
図 2は上記電子回路部品装着機を制御する制御装置を示すブロック図である。 図 3は上記電子回路部品装着システムの構成を概略的に示すプロック図であ る。
図 4は上記電子回路部品装着システムのホス トコンピュータの R O Mに記憶さ れた既存部品装着プログラム変更プログラムを示すフローチヤ一トである。 図 5は上記電子回路部品装着システムにおける多量生産と少量生産とのそれぞ れに応じた部品供給装置の段取替えを説明する図である。
図 6は本発明の別の実施形態である電子回路部品装着システムを構成する電子 回路部品装着機を示す平面図である。 図 7は図 6に示す電子回路部品装着機を制御する制御装置を示すブロック図で ある。
図 8は図 6に示す電子回路部品装着機を備えた電子回路部品装着システムのホ ストコンピュータの R O Mに記憶された既存部品装着プログラム変更プログラム を示すフローチャートである。 発明を実施するための最良の形態
以下、 本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図 1には、 本発明の実施形態である電子回路部品装着システムの電子回路部品 装着機 8が図示されている。 この電子回路部品装着機 8は、 装着ヘッ ドが回路基 板としてのプリント配線板に平行な平面内の任意の位置へ移動させられて電子回 路部品の部品供給装置からの受取りおよびプリント配線板への装着を行う所謂 X γロボッ ト型電子回路部品装着機であり、 その基本的な構成は、 特許第 2 8 2 4
3 7 8号公報に記載の電子回路部品装着機と同様に構成されており、 ここでは簡 単な説明にとどめる。
本電子回路部品装着機 8は、 本体としてのベッ ド 1 0, ベッド 1 0上に設けら れた配線板搬送装置 1 2 , プリント配線板保持装置 1 4 , 部品装着装置 1 6 , 部 品供給装置 1 8 , 配線板撮像システム 2 2 , これら装置等を制御する制御装置 2
4 (図 2参照) 等を備えている。
本実施形態において回路基板と してのプリント配線板 3 0は、 配線板搬送装置 1 2により水平な姿勢で搬送され、 図示を省略する停止装置によって予め定めら れた装着作業位置において停止させられるとともに、 プリ ント配線板保持装置 1 4により、 その上面ないし表面により構成される装着面が水平な姿勢で保持され る。 プリント配線板保持装置 1 4は、 プリ ン ト配線板 3 0を下方から支持する配 線板支持装置およびプリント配線板 3 0をクランプするクランプ装置(図示省略) を備え、 位置を固定して設けられており、 プリント配線板 3 0は静止した状態で 電子回路部品が装着される。
部品供給装置 1 8は、 供給具保持部材としてのフィーダ支持台 4 0上に、 部品 供給具としての複数のフィーダ 4 2が X軸方向 (図 1においては左右方向) に並 んで搭載されたものである。 複数のフィーダ 4 2はそれぞれ、 組み立てるべき電 子回路に必要な複数種類の電子回路部品の各々を一種類ずつ供給する。 これらフ ィ一ダ 4 2は、 本実施形態においてはテープフィーダとされている。 フィーダ 4 2は、 電子回路部品を部品保持テープに保持させてテープ化電子回路部品とした 状態で供給するのであり、 テープ化電子回路部品は、 本実施形態では、 テープ保 持具としてのリールに巻き付けられている。 フィーダ 4 2には、 部品保持部とし てのリール保持部が設けられ、 リールが着脱可能に保持される。 リールから引き 出された部品保持テープがテープ送り装置によって送られることにより、 電子回 路部品が送られ、 部品供給部から 1個ずつ供給される。 フィーダ支持台 4 0は位 置を固定して設けられており、 本実施形態においては、 当該電子回路部品装着シ ステムが部品装着作業を行っている間を含めて常時、 静止状態に保たれる。 部品 供給装置 1 8は、 供給具保持部材静止型の部品供給装置なのである。
フィーダ支持台 4 0には、フィーダ 4 2を取り付けるための複数のスロッ ト(図 示省略) が水平な X軸方向に並んで設けられ、 搭載部を構成している。 これらス ロッ トにはそれぞれ番号が付され、 フィーダ 4 2のフィーダ支持台 4 0への搭載 位置を特定し得るようにされている。 スロッ ト番号は、 搭載位啬を表す情報であ り、 搭載位置識別子の一種であり、 本実施形態においては、 フィーダ支持台 4 0 にオペレータにわかるように印されている。 スロッ ト番号が得られれば、 部品装 着装置 1 6の装着へッ ドが電子回路部品を取り出す部品取出し位置が得られる。 部品装着装置 1 6は、 主に、 装着ヘッ ド 4 6 . 装着ヘッ ド 4 6をプリント配線 板 3 0の装着面に平行な一平面である水平面内の任意の位置へ移動させるへッ ド 移動装置ないし部品保持具移動装置としての X Yロボッ ト 4 8 , 装着へッ ド 4 6 を昇降させるヘッ ド昇降装置 5 0 (図 2参照), 装着ヘッ ド 4 6を軸線まわりに 回転させるヘッ ド回転装置 5 2 (図 2参照) 等を備えている。
X Yロボッ ト 4 8は、図 1に示すように、移動部材としての X軸スライ ド 5 4 ,
X軸スライ ド移動装置 5 6 , 移動部材としての Y軸スライ ド 5 8 . Y軸スライ ド 移動装置 6 0を備えている。 X軸スライ ド移動装置 5 6は、 X軸スライ ド駆動用 モータ 6 2, ボールねじ 6 4およびナッ ト (図示省略) を備え、 X軸スライ ド 5 4を X軸方向に移動させ、 X軸スライ ド 5 4 と共に X軸移動装置 6 6を構成して いる。 Y軸スライ ド 5 8および Y軸スライ ド移動装置 6 0は、 X軸スライ ド 5 4 上に設けられている。 Υ軸スライ ド移動装置 6 0は、 Υ軸スライ ド駆動用モータ 7 0 , ボールねじおよびナッ ト (図示省略) を備え、 Υ軸スライ ド 5 8を Υ軸方 向に移動させ、 Υ軸スライ ド 5 4と共に Υ軸移動装置 7 2を構成している。 Υ軸 方向は、 本実施形態においては、 水平面内において X軸方向と直交する方向であ る。
装着へッ ド 4 6は、 へッド昇降装置 5 0およびへッ ド回転装置 5 2と共に Υ軸 スライ ド 5 8上に設けられている。 装着ヘッ ド 4 6は、 本実施形態においては、 部品保持具の一種である吸着ノズル (図示省略) を着脱可能に保持し、 Χ Υロボ ッ ト 4 8により移動させられて、 部品供給装置 1 8から電子回路部品を受け取つ て配線板保持装置 1 4に保持されたプリント配線板 3 0に装着する。
Υ軸スライ ド 5 8にはまた、 前記配線板撮像システム 2 2が設けられている。 配線板撮像システム 2 2は、 Χ Υロボット 4 8により移動させられ、 プリント配 線板 3 0の装着面の任意の位置の撮像が可能とされている。 また、 X軸スライ ド 5 4には、 図 1に一部を示すように、 部品撮像システム 8 0が設けられており、 吸着ノズルに保持された電子回路部品を撮像する。
前記制御装置 2 4は、 図 2に示すように、 P U (プロセッシングユニッ ト) 9 0, R OM 9 2 , R AM 9 4およびそれらを接続するバス 9 6を有するコンビュ ータ 1 0 0 (以後、 装着制御コンビュ一タ 1 0 0と称する) を主体とするもので ある。 バス 9 6には入出力インタフヱ一ス 1 0 2が接続され、 前記配線板撮像シ ステム 2 2および部品撮像システム 8 0の撮像により得られた画像データを処理 する画像処理コンピュータ 1 1 0 , ホス トコンピュータ 1 1 2等の各種コンビュ —タ、 図示を省略するエンコーダ等の各種センサ. 入力装置 1 1 6等が接続され るとともに、 読取装置ないし識別装置としてのバーコ一ドリーダ 1 1 8が接続さ れるようにされている。
ホストコンピュータ 1 1 2は、 本電子回路部品装着機 8を含む複数の作業機を 備えた電子回路組立システムを統括する統括制御装置を構成している。 複数の作 業機は、 電子回路部品装着機 8の他、 例えば、 接着剤塗布機, クリーム状半田塗 布機, 別の電子回路部品装着機等を含む。 ホス トコンピュータ 1 1 2は、 装着制 御コンピュータ 1 0 0と同様に PU等を備えて構成されており、 電子回路組立シ ステムにおいて電子回路が組み立てられるプリント配線板 30の種類, 枚数等の データ等を有している。 本実施形態においては、 ホストコンピュータ 1 1 2の電 子回路部品装着機 8を制御する部分および電子回路部品装着機 8が電子回路部品 装着システムを構成している。
ホス トコンピュータ 1 1 2には、 図 3に示すように、 CAD (Computer Aided Design) システム 1 20, パーツデータジェネレータ (以後、 PDGと称する) 1 2 2およびデータベース 1 2 6が接続されており、 ホス トコンピュータ 1 1 2 の ROMおよび RAMには、 少量生産用制御プログラム, 少量生産用部品搭載支 援プログラム, 部品装着プログラム作成プログラムの一種である既存部品装着プ 口グラム変更プログラムおよび部品装着プログラム作成プログラム等のプログラ ムおよびデータ等が記憶させられている。
CADシステム 1 20では、 回路設計および配線板設計が行われ、 複数種類の プリント回路板の各々について CADデータが作成される。 プリント回路板は、 プリント配線板のブリント配線に電子回路部品が装着されるとともに、 半田付け 接合が行われて電子回路が形成されたものである。 配線板設計の C A Dデータで は、 電子回路部品が装着される装着位置の座標が設定され、 各装着位置に装着さ れる電子回路部品が指定されるとともに、 装着時における電子回路部品の姿勢等 が指定される。 本実施形態においては、 CADデータにより電子回路情報が得ら れる。 電子回路部品は、 本実施形態では、 例えば、 部品識別子である部品識別コ —ドにより規定される。 ここでは、 部品識別コードには、 電子回路部品を他の電 子回路部品とは区別して特定できる情報、 例えば、 種類が含まれる。 種類は、 本 実施形態においては、 3 2 1 6 C, 2 1 25 R, 3 3 1 7丁等の部品名称, 形状, 寸法, 電気的特性値および製造メーカにより識別される。
PDG 1 22は記憶装置により構成されており、 多種類の電子回路部品の各々 の各種データ (部品情報と略称する) が格納されている。 部品情報には、 例えば、 部品名称, 型, 寸法および荷姿等が含まれる。 荷姿は、 例えば、 紙テープタイプ, エンボステープタイプ等のテープ化部品あるいはバルタ状部品であって、 フィ一 ダに収容されるべきものであるか、 あるいは、 トレイに収容されるべきものであ るかや、 収容されている向き等である。 部品情報は、 電子回路部品を特定するこ とができるデータ、 例えば、 部品識別コードと対応付けて記憶されている。 P D G 1 2 2は、 本実施形態では、 外部記憶装置とされているが、 ホス トコンビユー タ 1 1. 2内に設けられた内部記憶装置としてもよレ、。
データベース 1 2 6は、 本実施形態では、 ホス ドコンピュータ 1 1 2とは別に 設けられた外部記憶装置により構成されている。 データベース 1 2 6は、 ホス ト コンピュータ 1 1 2内に設けられた内部記憶装置としてもよい。 また、 ホス トコ ンピュータ 1 1 2に別のコンピュータを接続し、 そのコンピュータのメモリをデ ータベースとしてもよレ、。 ホス トコンピュータ 1 1 2にはまた、 バーコ一ドリ一 ダ 1 1 8が接続されるようにされている。
バーコ一ドリーダ 1 1 8により、 フィーダ 4 2に設けられたバーコ一ドおよび 電子回路部品について設けられたバーコ一ド等が読み取られる。 バーコ一ドは、 それが設けられた部材を他の部材とは区別し、 識別する識別子ないし識別コード たる一次元コードの一種であり、 情報記憶部である。 識別コードとして二次元コ —ドを設けてもよレヽ。
電子回路部品について設けられたバーコ一ドには、前記部品名称, 形状, 寸法, 電気的特性値, 製造メーカ, 荷姿, 製造年月 日, ロッ ト番号等の情報が含まれて いる。 これら情報も電子回路部品に関する情報であって、 部品情報であり、 バー コードに記憶された部品情報には、 部品識別コードを構成するデータが含まれて いる。部品識別コードが含まれていると考えてもよい。電子回路部品については、 バーコードは、 例えば、 リール, テープ収容ケース, 部品収容ケース等の部品保 持具に設けられる。 これらリール等にはまた、 それらが保持する電子回路部品の 部品識別コード等がオペレータにわかるように表示されている。
フィーダ 4 2に設けられたバーコ一ドには、 フィーダ 4 2に関するデータ (フ ィーダ情報と称する) が記憶されている。 フィーダ情報には、 例えば、 フィーダ 4 2の種類, 番号, 寸法, 部品保持形態等を含む。 フィーダ 4 2の種類は、 例え ば、 テープ化部品を収容するものであるか、 バルク状部品を収容するものである か等で規定され、 番号は各フィーダ 4 2に固有の番号である。 寸法は、 例えば、 テープ化部品を収容するものにおいては、 キヤリャテープの幅, 送りピッチ等で 規定され、 部品保持形態は、 例えば、 紙テープタイプであるかエンボステープタ イブであるか等で規定される。 本実施形態では、 フィーダ 4 2について付けられ た番号がフィーダ I D (Identification)とされており、 番号によりフィーダ 4 2が 特定され、 識別される。 フィーダ 4 2にはまた、 フィーダ I D等がオペレータに わかるように表示されている。
前記入力装置 1 1 6は、 例えば、 キーボードやポインティングデバイスの一種 であるマウスにより構成され、 データや指令等の入力等に用いられる。 入出力ィ ンタフェース 1 0 2にはまた、 駆動回路 1 3 0を介して配線板搬送装置 1 2等を 構成する各種ァクチユエータが接続されるとともに、 制御回路 1 3 2を介して表 示画面 1 4 0が接続されている。 X軸スライ ド駆動用モータ 6 2等は駆動源を構 成し、 本実施形態においては、 サーボモータにより構成されているものが多い。 サーボモータは、 回転角度の精度の良い制御が可能な回転電動モータであり、 サ ーボモータに代えてステップモータを用いてもよレ、。 表示画面 1 4 0は、 制御回 路 1 3 2等と共に出力装置ないし報知装置としての表示装置を構成している。 また、 R O M 9 2には、 電子回路部品装着機 8の基本動作プログラム等が記憶 されており、 R AM 9 4には、 作業対象となるプリント配線板に応じた部品装着 プログラムを始め、 各種プログラムおよびデータ等が記憶されている。 部品装着 プログラムには、 例えば、 基板情報, シーケンスデータ, フィーダデータ, 部品 リ ンクデータおよび部品データ等が含まれる。 シーケンスデータには、 例えば、 多数の部品装着位置の座標および各装着位置にそれぞれ装着される電子回路部品 を保持するフィ一ダ 4 2のフィーダ支持台 4 0への搭載位置が互いに対応付けら れて装着順序に並べられたデータを含む。 フィーダデータおよび部品リ ンクデー タにより、 互いに対応付けられた搭載位置および部品識別コードの情報 (既存フ ィーダ搭載位置情報と称する) が得られる。 フィーダ 4 2の搭載位置により、 装 着ヘッ ド 4 6の部品受取り位置が得られる。 部品データは、 部品名称, 形状, 寸 法, 電気的特性値, 製造メーカ名等を含む。 部品装着プログラムにより設定され たデータが基本動作プログラムにより実行されて電子回路部品がプリン卜配線板 3 0に装着される。 したがって、 上記シーケンスデータ等を含む部品装着プログ ラムは部品装着用データであり、 基本動作プログラムと併せて部品装着プログラ ムが構成されると考えることもできる。 いずれにしても、 シーケンスデータ等の 作成, 変更により、 部品装着プログラムの作成, 変更が行われる。
部品供給装置 1 8においてフィーダ支持台 4 0に搭載されるフィーダ 4 2に は、 テープ化電子回路部品が巻き付けられたリールが予めセッ トされ、 電子回路 部品を保持させられている。 必要に応じてフィーダ支持台 4 0に搭載することが できるようにフィーダ 4 2が予め準備されているのである。 リ一ルおよびフィー ダ 4 2にはそれぞれ、 前述のように、 部品識別コード, フィーダ I D等がオペレ ータにわかるように表示されており、 オペレータはそれらを見てリールを選び、 リールに合ったフィーダ 4 2に載せる。 この準備は、 本実施形態においては、 1 種類のプリント配線板 3 0のみならず、 複数種類のプリント配線板 3 0の各々に ついて電子回路の組立に使用される複数種類のフィーダ 4 2について行われる。 オペレータはリールをフィーダ 4 2に保持させ、 電子回路部品をフィーダ 4 2 に保持させるのであるが、 その際、 リールおよびフィーダ 4 2にそれぞれ設けら れたバーコードをバーコードリーダ 1 1 8により読み取る。 この際、 バーコード リーダ 1 1 8はホス トコンピュータ 1 1 2に接続され、 フィーダ 4 2のバーコ一 ドの読取りによって得られるフィーダ情報と、 リールのバーコ一ドの読取りによ つて得られる部品情報とは、 互いに対応付けてホス トコンピュータ 1 1 2の R A Mに記憶される。 これら互いに対応付けられたフィーダ情報および部品情報をフ ィーダ準備情報と称する。 フィーダ準備情報は、 保存の必要があれば、 例えば、 書き換え可能な R O Mに記憶されたり、 R AMのバックァップ部に記憶されたり、 外部記憶装 Sや記録媒体に記憶されたりする。
電子回路部品装着機 8においては、 電子回路部品が装着されるプリン ト配線板 3 0の種類が変わるとき、 段取替えが行われる。 段取替え時には、 例えば、 配線 板搬送装置 1 2におけるプリント配線板 3 0の搬送幅の変更, プリント配線板保 持装置 1 4の配線板支持装置を構成する支持部材の配線板支持位置の変更等が行 われるとともに、 オペレータは電子回路の組立に必要な電子回路部品を保持する フィーダ 4 2をフィーダ支持台 4 0に搭載する。
本電子回路部品装着システムは、 1種類ごとの数が少ないプリント配線板 3 0 について電子回路を組み立てる少量生産用の制御プログラムを備えており、 この 制御プログラムを使用すれば、 段取替え時にオペレータがフィーダ 4 2の搭載位 置を任意に決めてフィーダ支持台 4 0に搭载することができる。 この際、 ォペレ ータは、 段取替え前に電子回路の組立が行われたプリ ント配線板 3 0 (以後、 段 取替え前配線板 3 0と称する) と、 段取替え後に電子回路の組立が行われるプリ ント配線板 3 0 (以後、 段取替え後配線板 3◦と称する) とに装着される電子回 路部品の中に共通のものがあれば、その共通電子回路部品を保持するフィーダ(以 後、 共用フィーダと称する) 4 2はフィーダ支持台 4 0に搭載したままとし、 段 取替え後配線板 3 0に装着される電子回路部品のうち、 共通ではない固有の電子 回路部品を保持するフィーダ (以後、 段取替え後固有フィーダと称する) 4 2を フィーダ支持台 4 0に、 搭载位置を任意に決めて搭載する。 一般的には、 段取替 え前配線板 3 0に装着された電子回路部品のうち、 共通ではない固有の電子回路 部品を保持するフィーダ (以後、 段取替え前固有フィーダと称する) 4 2はフィ ーダ支持台 4 0から取り外すのであるが、 段取替え後固有フィーダ 4 2を搭載す るために十分な搭載スペースが残っている場合等、 取り外しの必要がない場合に は、 搭載したままにしておいてもよい。 なお、 少量生産の場合、 装着される電子 回路部品の数は多くなく、 1種類の電子回路部品は 1つのフィ一ダにより供給さ れる。 以下、 段取替え前に行われた電子回路の組立も、 段取替え後に行われる電 子回路の組立も、 少量生産である場合について説明する。
装着制御コンピュータ 1 0 0は、 例えば、 オペレータにより次に電子回路部品 が装着されるプリ ント配線板 3 0の種類が入力され、 少量生産が実行されるので あれば、 共通電子回路部品の部品識別コード, 共用フィーダ 4 2の搭載位置, 段 取替え後配線板 3 0に固有の電子回路部品(以後、段取替え後固有部品と称する) の部品識別コード, 段取替え前固有フィーダ 4 2の搭載位置を表示画面 1 4 0に 表示する。 これら搭載支援情報は、 段取替え前配線板 3 0の種類, 段取替え後配 線板 3 0の種類, 段取替え前配線板 3 0についての電子回路の組立時におけるフ ィーダ 4 2のフィーダ支持台 4 0への搭載位置情報および段取替え後配線板 3 0 についての電子回路情報に基づいて、 本実施形態においては、 ホス トコンビユー タ 1 1 2において少量生産用部品搭載支援プログラムの実行により取得され、 装 着制御コンピュータ 1 0◦に送られて表示される。 段取替え前配線板 3 0につい ての電子回路部品の装着時におけるフィーダ 4 2のフィーダ支持台 4 0への実際 の搭載位置が得られる情報と、 段取替え後配線板 3 0に装着される電子回路部品 が得られる情報とに基づいて搭載支援情報が作成されるのである。 オペレータは 電子回路部品装着機 8において次に電子回路部品が装着されるプリント配線板 3 0の種類をホス トコンピュータ 1 1 2に入力してもよレ、。 あるいはホストコンビ ユータ 1 1 2において、 複数種類のプリント配線板 3 0について電子回路組立の 順番が予め設定されていて、 その順番に従って搭載支援情報が作成されて装着制 御コンピュータ ]. 0 0に供給され、 表示されてもよレ、。
段取替え前のフィーダ搭載位置情報は、 互いに対応付けられた部品識別コード およびフィーダ搭載位置のデータを含む。 搭載位置は、 前記スロッ ト番号により 特定され、 フィーダ搭載位置情報により、 現にフィーダ支持台 4 0のいずれの搭 載位置にどの電子回路部品が搭載されているかがわかる。 このフィ一ダ搭載位置 情報は、 後述する既定フィーダ搭載位置情報であり、 プリント配線板 3 0の種類 と対応付けてデータベース 1 2 6に記憶させられている。 また、 段取替え後配線 板 3 0についての電子回路情報は、 C A Dシステム 1 2 0の C A Dデータから得 られる。 段取替え前のフィーダ搭載位置情報は、 段取替え前の電子回路部品の装 着に用いられた部品装着プログラムから得てもよく、 また、 フィーダ 4 2のフィ ーダ支持台 4 0への搭載時に、 段取替え後配線板 3 0について、 後述する既存部 品装着プログラムが作成されていれば、 そのプログラムから段取替え後配線板 3 0についての電子回路情報を取得してもよく、 既存部品装着プログラムから段取 替え後プリント配線板 3 0に装着される電子回路部品を取得して搭載支援情報を 作成してもよレ、。
オペレータは、 表示画面 1 4 0を見て、 共用フィーダ 4 2はそのままフィーダ 支持台 4 0に残し、 段取替え後固有フィーダ 4 2をフィーダ支持台 4 0に搭載す る。 前述のように予め準備されたフィーダ 4 2から、 段取替え後配線板 3 0に固 有の電子回路部品を保持するフィーダ 4 2を選んでフィーダ支持台 4 0に搭載す るのである。 この際、 段取替え前固有フィーダ 4 2は全部をフィーダ支持台 4 0 から取り外してもよく、 段取替え後固有フィーダ 4 2の搭載に必要な数だけ、 取 り外してもよい。 フィーダ支持台 4 0に空いたスロッ トがあれば、 そこに段取替 え後固有フィーダ 4 2を取り付け、 空いたスロットがない場合に、 段取替え前固 有フィーダ 4 2をフィーダ支持台 4 0から取り外して、 段取替え後固有フィーダ 4 2を搭載するようにしてもよいのである。 プリント配線板 3 0に電子回路部品 を供給する複数のフィーダ 4 2は、 プリント配線板保持装置 1 4により保持され たプリント配線板 3 0との距離が短いことが望ましい。 したがって、 段取替え前 固有フィーダ 4 2を取り外す場合には、 オペレータは、 段取替え後固有フィーダ 4 2と段取替え後配線板 3 0との距離ができるだけ短くなる搭載位置から段取替 え前固有フィーダ 4 2を取り外すようにすることが望ましい。
フィーダ支持台 4 0に空きがあっても、 段取替え前固有フィーダ 4 2を取り外 して、 空いた位置にフィーダ 4 2を取り付けてもよレ、。 例えば、 フィーダ支持台 4 0の空いている位置に段取替え後固有フィーダ 4 2を取り付けるのであれば、 段取替え後固有フィーダ 4 2と段取替え後配線板 3 0との距離が長くなる場合に は、 段取替え後配線板 3 0との距離が短い位置に搭載された段取替え前固有フィ ーダ 4 2を外して、 段取替え後固有フィーダ 4 2を搭載する。 ただし、 段取替え 前固有フィーダ 4 2の取外し作業が余分な作業になるため、 この作業を行うこと による段取替え作業時間の延長と、 装着へッ ド 4 6の移動距離の短縮による装着 時間の短縮とを比較して、 段取替え作業時間と装着作業自体の時間の総和との和 が短くなるとオペレータが判断すれば、 行うようにする。
オペレータは、 準備されたフィーダ 4 2のうち、 段取替え後配線板 3 0に固有 の電子回路部品を保持するフィーダ 4 2を選んでフィーダ支持台 4 0に搭載す る。 リールおよびフィーダ 4 2にはそれぞれ、 部品識別コード等およびフィーダ I D等がオペレータにわかるように表示されており、 オペレータはそれらを見て フィーダ 4 2を選び、 フィーダ支持台 4 0に搭載する。 この際、 オペレータは、 フィーダ支持台 4 0の段取替え後固有フィーダ 4 2を搭载するスロ ン ト番号を入 力装置 1 1 6を用いて装着制御コンピュータ 1 0 0に入力する。 また、 装着制御 コンピュータ 1 0 0に接続したバーコ一ドリーダ 1 1 8に、 フィーダ 4 2に設け られたバーコードを読み取らせる。 その結果、 装着制御コンピュータ 1 0 0にお いて、 入力されたスロッ ト番号と、 読み取られたバーコードにより得られるフィ ーダ情報 (フィーダ I Dを含む) とが互いに対応付けられて記憶され、 段取替え 後固有フィーダ 4 2の搭載位置が取得される。 この対応付けられた情報を実搭載 フィーダ情報と称する。
このようにフィーダ 4 2がフィーダ支持台 4 0に搭載されるとき、 電子回路部 品の種類の確認、, 搭載作業が完了したか否かの判定および既定フィーダ搭載位置 情報の作成が行われる。 フィーダ 4 2の搭載時に得られた実搭載フィーダ情報、 すなわちフィーダ情報 (フィーダ I Dを含む) およびスロッ ト番号と、 フィーダ 準備情報により得られるフィーダ情報(フィーダ I Dを含む)および部品情報(部 品識別コードを含む) とから、 スロッ ト番号と部品識別コードとを対応付ける情 報であって、 現にフィーダ支持台 4 0のいずれの搭載位置においてどの電子回路 部品が供給されるかを設定する情報が作成されるのである。 本実施形態では、 こ れら既定フィーダ搭載位置情報の作成等は、 ホス トコンピュータ 1 1 2において 少量生産用制御プログラムに従って行われる。 そのため、 装着制御コンピュータ 1 0 0に入力された情報はホストコンピュータ 1 1 2に送られる。
電子回路部品の種類の確認、 すなわち搭載されたフィーダ 4 2に収容された電 子回路部品が、 段取替え後の部品装着時に部品供給装置 1 8により供給されるべ き電子回路部品であるか否かの判定は、 本実施形態においては電子回路情報を用 いて行われ、 フィーダ 4 2に保持された電子回路部品を規定する部品識別コード が電子回路情報に含まれるか否かにより行われる。 電子回路部品の種類が電子回 路情報に含まれる種類であるか否かにより行われるのである。 搭載されたフィー ダ 4 2に収容された電子回路部品の種類は、 実搭載フィーダ情報およびフィーダ 準備情報から得られる。 部品識別コードが電子回路情報に含まれるのであれば、 その部品識別コードにより規定される電子回路部品は部品供給装置 1 8によって 供給されるべき電子回路部品であり、 電子回路情報に含まれないのであれば、 そ の電子回路部品は間違いであり、 間違った電子回路部品を保持するフィーダ 4 2 の搭載位置等のデータが装着制御コンピュータ 1 0 0に送られて表示画面 1 4 0 に表示され、 作業者に報知される。 作業者は、 それに従って、 間違った電子回路 部品を保持したフィーダ 4 2をフィーダ支持台 4 0から外し、 正しい電子回路部 品を保持したフィーダ 4 2をフィーダ支持台 4 0に搭載する。 この搭載時にも電 子回路部品の種類を確認する。 フィーダ 4 2がフィーダ支持台 4◦に搭載される毎に、 実搭载フィーダ情報が 得られ、 既定フィーダ搭載位置情報が作成される。 また、 搭載作業が完了したか 否かが判定される。 この判定は、 例えば、 電子回路情報に含まれる全部の部品識 別コー ドの電子回路部品が既定フィーダ搭載位置情報に含まれるようになつたか 否かにより行われる。 ただし、 共用フィーダ 4 2はフィーダ支持台 4 0に搭載さ れたままであり、 スロ ッ ト番号の入力およびフィーダ 4 2のバーコ一ドの読取り は行われない。 そのため、例えば、電子回路情報に含まれる部品識別コードから、 共用フィーダ 4 2が保持する電子回路部品である共通電子回路部品の部品識別コ 一ドを除いた部品識別コー ドの全部が既定フィーダ搭載位置情報に含まれる状態 になれば、 搭載作業が完了したと判定される。 共通電子回路部品の情報は、 例え ば、 搭載支援情報から得られる。
搭載作業が完了すれば、 共通電子回路部品の部品識別コードおよび共用フィ一 ダ 4 2の搭載位置を加えて既定フィーダ搭載位置情報が完成され、 データベース 1 2 6に送られて、 プリ ント配線板 3 0の種類と対応付けて記憶される。 共通電 子回路部品の部品識別コードおよび共用フィーダ 4 2の搭載位置は、 例えば、 搭 載支援情報から得られる。 フィーダ 4 2により電子回路部品が保持された状態で は、 電子回路部品と、 それを保持するフィーダ 4 2とは 1対 1に対応しており、 既定フィーダ搭載位置情報は、 段取替え後配線板 3 0のために電子回路部品を供 給すべき全てのフィーダ 4 2のうちの全部のもののフィーダ支持台 4 0への予め 決定されている搭載位置の情報であり、 既定フィーダ搭載位置情報の一種である 実搭載フィーダ搭載位置情報であり、 既定電子回路部品搭載位置情報である。 ま た、 搭載作業完了情報が装着制御コンピュータ 1 0 0へ送られ、 表示画面 1 4 0 に表示されて報知される。
フィーダ 4 2のフィーダ支持台 4 0への搭載作業が完了すれば、 ホス トコンピ ユータ 1 1 2においては、既存部品装着プログラム変更プログラムの実行により、 既存の部品装着プログラムの変更が行われる。 段取替え後配線板 3 0のために既 存の部品装着プログラムを、 上記のように作成された既定フィーダ搭載位置情報 に合わせて変更するのである。
既存の部品装着プログラムは、 その変更が行われるまでの任意の時期に作成さ れる。 ホストコンピュータ 1 1 2においては部品装着プログラム作成プログラム が実行され、装着プログラムが作成され、既存の部品装着プログラムが得られる。 ホストコンピュータ 1 1 2においては、 段取替え後プリント配線板 3 0について 作成された C A Dデータを C A Dシステム 1 2 0から読み込むとともに、 段取替 え後配線板 3 0に装着される電子回路部品に関する情報を P D G 1 2 2から読み 込み、 電子回路部品の装着順序および電子回路部品を保持するフィーダ 4 2のフ ィーダ支持台 4 0への搭載位置等を決定し、 部品装着プログラムを作成する。 前 記シーケンスデータ, フィーダデータ等が作成されるのである。
装着順序および搭載位置は、 例えば、 高さが小さい電子回路部品から先にプリ ント配線板 3 0に装着されるとともに、 装着ヘッ ド 4 6の移動距離が可及的に小 さくて済むように決定される。 装着ヘッ ド 4 6は、 部品供給装置 1 8と配線板保 持装置 1 4との間を移動し、 部品供給装置 1 8から電子回路部品を受け取ってプ リント配線板 3 0に装着するのであるが、 装着順序はまず、 電子回路部品の高さ によって決まるため、 高さが同じ電子回路部品が複数あれば、 それらを装着する 際に、装着ヘッ ド 4 6の移動距離が可及的に小さくて済むように決定される。 「装 着ヘッ ド 4 6の移動が可及的に少なくて済む」 とは、 「装着ヘッド 4 6が電子回 路部品をプリント配線板 3 0に装着してから、 複数のフィーダ 4 2のうちの 1つ へ移動して電子回路部品を受け取り、 その電子回路部品をプリント配線板 3 0に 装着するまでの移動距離が可及的に小さくて済む」 ことと、 「複数の電子回路部 品 (場合によっては、 1枚の回路基板に装着されるべき全ての電子回路部品) を 装着するための装着ヘン ド 4 6の移動距離の総和が可及的に小さくて済む」 こと との少なく とも一方を含むが、 ここでは両方を含むこととする。 その場合には、 両者を共に最小にすることはできないのが普通であるため、 両者が可及的に満た されるようにフィーダ 4 2の搭載位置および装着順序が決定されることとなる。 なお、 部品装着プログラムにおいては、 実際には、 電子回路部品のプリント配線 板 3 0に装着される際の方向 (姿勢) に応じた吸着ノズルの回転角度, 回転方向、 電子回路部品の高さ等に応じた吸着ノズルの下降距離等の設定が行われるが、 簡 単化のため、 これらについては説明を省略する。
ホス トコンピュータ 1 1 2では、 図 4に示す既存部品装着プログラム変更プロ グラムが実行され、 既存の部品装着プログラムが変更される。 本実施形態では、 段取替え後配線板 3 0に電子回路部品を供給する全部のフィーダ 4 2が既にフィ —ダ支持台 4 0に搭載され、 プリント配線板 3 0について組み立てられる電子回 路を構成する全部の電子回路部品をそれぞれ保持するフィ一ダ 4 2のフィーダ支 持台 4 0への搭載位置が予め決定されているため、 それらフィーダ 4 2の搭載位 置を変更することなく、 それら搭載位置に合わせて既存の部品装着プログラムが 変更される。 既存部品装着プログラム変更プログラムのステップ 1 (以下、 s i と略記する。 他のステップについても同じ。) においては、 段取替え後配線板 3 0について作成された既存の部品装着プログラムが、 ホス トコンピュータ 1 1 2 の R A Mの不揮発性記憶部である部品装着プログラム記憶部から作業用記憶領域 へ読み出される。 次いで S 2が実行され、 段取替え後配線板 3 0について作成さ れた既定フィーダ搭載位置情報がデータべ一ス 1 2 6から読み込まれる。
続いて S 3が実行され、 S 2において読み込まれた既定フィーダ搭載位置情報 に基づいて、 S 1において読み出された既存部品装着プログラムが変更される。 本実施形態においては、 変更時には既存部品装着プログラムから得られる既存フ ィ一ダ搭載位置情報と、 S 2において読み込まれた既定フィーダ搭載位置情報と が比較され、 電子回路部品を供給するフィーダ 4 2の搭載位置が異なるのであれ ば、 搭載位置を変更する。 既存フィーダ搭載位置情報中、 電子回路部品に対応付 けられたスロ ッ ト番号が、 既定フィーダ搭載位置情報において同じ電子回路部品 に対応付けられたスロ ッ ト番号と異なる場合には、 シーケンスデータ中、 既存フ ィーダ搭載位置情報のスロン 卜番号と同じスロッ ト番号を、 既定フィーダ搭載位 置情報のス口ッ ト番号に置き換えるのである。
変更された部品装着プログラムは、 ホス トコンピュータ 1 1 2から装着制御コ ンピュータ 1 0◦へ送られ、 電子回路部品装着機 8において実行されて、 目的と する電子回路がプリント配線板 3 0に組み立てられる。
本電子回路部品装着システムにおいては、 電子回路が組み立てられるプリン卜 配線板 3 0の種類が異なっても、 共通の電子回路部品があれば、 それを保持する フィーダ 4 2はフィーダ支持台 4 0に取り付けられたままとされるため、 段取替 えに要する時間が短くて済む。 1種類ごとのプリント配線板 3 0の数が少ない少 量生産が行われるが、 電子回路部品の装着作業に要する時間が短いわりに、 段取 替えに要する時間が長くなることが回避され、 生産能率が向上する。 本電子回路 部品装着システムを含む電子回路組立システムの生産能率も向上する。 また、 例 えば、 電子回路組立システムに含まれる複数の電子回路部品装着機において同時 に段取替えが行われる場合、 オペレータが少なくても (例えば、一人であっても) 段取替えに要する時間が短くて済み、 生産能率を向上させ得る。
なお、 ホストコンピュータ 1 1 2は、多量生産用の制御プログラム (図示省略) も備えているため、少量生産と多量生産とを選択的に行うことができる。例えば、 段取替え後に電子回路の組立が行われるプリント配線板 3 0の数が多く、 段取替 えに要する時間が長くても、 装着に要する時間が短い方が組立作業に要する時間 (段取替えに要する時間と、 1枚のプリント配線板 3 0への電子回路部品の装着 に要する時間にプリント配線板 3 0の枚数を掛けることにより得られる時間との 和) が短く、 生産能率が高くなる場合には、 ホス トコンピュータ 1 1 2は、 多量 生産用の部品搭載支援プログラム (図示省略) の実行により、 段取替え後のプリ ント配線板用に作成された既存の部品装着プログラムから搭載位置情報なレ、し部 品搭載情報であって多量生産用の搭載支援情報、 すなわち電子回路部品と搭載位 置とを対応付けるデータを作成し、 装着制御コンピュータ 1 0 0に送って表示画 面 1 4 0に表示させ、 それに従ってオペレータに部品供給装置 1 8の段取替えを 行わせる。 この場合、 既存の部品装着プログラムの変更は行われない。 プリント 配線板 3 0の数が少なく、 段取替えに要する時間を短く した方がよい場合には、 上記のように少量生産に対応した部品供給装置 1 8の段取替えが行われるように される。 また、 部品装着プログラムが変更される。 多量生産であるか少量生産で あるかは、 オペレータにより判断され、 決定されるようにしてもよく、 プリント 配線板の枚数や、 電子回路部品の装着数等に基づいて、 装着制御コンピュータ 1 0 0またはホス トコンピュータ 1 1 2により、 自動で決定されるようにしてもよ い。 ホス トコンピュータ 1 1 2により決定される場合、 装着制御コンピュータ 1 0 0に生産モードを指示するとともに表示させ、 それぞれに従った部品供給装置 1 8の段取替えが行われるようにする。
多量生産が行われる場合でも、 装着に必要な電子回路部品を保持するフィーダ 4 2の全部がフィーダ支持台 4 0に搭載されたか否かの確認が行われるととも に、 搭載作業の完了が判定されることは、 少量生産の場合と同様である。 多量生 産時に行われる部品供給装置 1 8の段取替えの手順を少量生産の場合と比較しつ つ、 図 5に基づいて簡単に説明する。
次に電子回路部品が装着されるプリン ト配線板 3 0である次生産配線板の決定 および少量生産であるか多量生産であるかの選択, 決定をオペレータが行うとす れば、 それらの決定に基づいて部品供給装置 1 8の段取替えがオペレータに指示 される。 多量生産であれば、 部品装着プログラムから電子回路部品の搭載支援情 報が作成されてホストコンピュータ 1 1 2から装着制御コンピュータ 1. 0 0へ送 られ、 表示画面 1 4 0に表示される。 それにより、 必要な電子回路部品の部品識 別コードおよび電子回路部品を保持するフィーダ 4 2の搭載位置が指示され、 ォ ペレータはフィーダ 4 2のフィーダ支持台 4 0への搭載作業を行う。 この場合、 部品装着プログラムにおいて決定された電子回路部品の配置(フィーダ搭載位置) は変更されず、 固定されたままである。 それに対し、 少量生産であれば、 前述の ように、 少量生産用の搭載支援情報が作成されるとともに表示され、 電子回路部 品の搭載が指示される。
少量生産の場合には、 前述のように、 電子回路部品の種類の確認, 既定フィー ダ搭載位置情報の作成および作業完了の判定が行われ、 作業が完了すれば、 部品 装着プログラムが変更されて装着制御コンピュータ 1 0 0に送られる。 また、 作 業完了が表示され、 報知される。
多量生産の場合には、 電子回路部品の搭載位置情報の表示に従ってオペレータ がフィーダ 4 2をフィーダ支持台 4 0に搭載するとき、 搭載されたフィーダ 4 2 が保持する電子回路部品が次生産配線板用の電子回路部品であるか否かの確認お よび作業完了の判定が行われる。 これらは、 本実施形態においては、 ホス トコン ピュータ 1 1 2において多量生産用制御プログラム (図示省略) にしたがって行 われる。 部品確認は、 本実施形態においては、 フィーダ 4 2をフィーダ支持台 4 0に搭載する際に、 フィーダ 4 2の搭载位置を入力するとともに、 フィーダ 4 2 に設けられたバーコ一ドをバ一コードリーダ 1 1 8により読み取ってフィーダ情 報を取得し、 それら搭載位置およびフィーダ情報 (実搭載フィーダ情報) と、 ホ ス トコンピュータ 1 1 2に記憶されている部品情報およびフィーダ情報 (フィ一 ダ準備情報) と、 搭載支援用に作成された搭載位置情報とに基づいて行われる。 搭載支援用の搭載位置情報は、 部品装着プログラムに基づいて作成される。 搭載 されたフィーダ 4 2に保持された電子回路部品の部品識別コードが、 搭载支援情 報において、 そのフィーダ 4 2の搭載位置について対応付けられている電子回路 部品の識別コードと一致すれば、 搭載されるべき電子回路部品が搭載されたので あり、 一致しなければ、 間違った電子回路部品が搭載されたことが表示画面 1 4 0に表示され、 オペレータに報知される。 その報知に従ってオペレータはフィー ダ 4 2の搭載をやり直す。 また、 上記実搭載フィーダ情報等から、 必要な電子回 路部品を保持する全部のフィーダ 4 2がフィーダ支持台 4 0に搭載されたか否か が判定される。 搭載支援情報において予定された全部の搭載位置にフィーダ 4 2 が搭載されれば、 作業完了が表示され、 報知される。 多量生産の場合、 部品装着 プログラムの変更は行われず、 そのまま装着制御コンピュータ 1 0 0へ送られ、 搭載作業が完了すれば、 電子回路部品装着機 8においてプリント配線板 3 0への 電子回路部品の装着作業を開始することが可能となる。 なお、 少量生産の場合に も、 多量生産の場合にも、 電子回路部品の種類の確認および搭載作業の完了判定 は、 装着制御コンピュータ 1 0 0において行ってもよい。
段取替え前に行われた電子回路の組立が多量生産であり、 段取替え後に行われ る電子回路の組立が少量生産である場合を簡単に説明する。
多量生産の場合、 同じ種類の電子回路部品を保持する複数のフィーダがそれぞ れ、 異なる部品装着位置に装着される電子回路部品の供給に用いられることがあ る。 そのため、 搭載支援情報には、 共通フィーダとして、 保持する電子回路部品 が同じであるフィーダが複数、 含まれ、 表示されることがある。 この場合、 搭載 支援情報は、 例えば、 段取替え前の多量生産の電子回路組立時に作成された搭載 支援情報と、 段取替え後の少量生産である電子回路組立のための電子回路情報と に基づいて作成される。少量生産の場合、電子回路部品の供給に使用されるのは、 上記複数の共通フィーダのうちの 1つであり、 例えば、 表示画面 1 4 0に為され た指示に従ってオペレータが使用するフィーダ (このフィーダが共用フィーダで ある) を決定し、 その搭載位置を入力し、 あるいは予め設定された規則に従って コンピュータが自動で共用フィーダを決定する。 例えば、 搭載位置が最も小さい (搭載位置に付された番号が最も小さい) 共通フィーダを電子回路部品を供給す る共用フィーダに決定する。 それにより、 既定フィーダ搭載位置情報は、 上記の ように決定された共用フィーダの搭載位置および共通電子回路部品の部品識別コ ードが加えられて完成される。
以上の説明から明らかなように、 本実施形態においては、 ホス トコンピュータ 1 1 2の S 3を実行する部分が装着プログラム作成部を構成している。 また、 ホ ス トコンピュータ 1 1 2の表示画面 1 4 0に表示させる共通電子回路部品等の搭 載支援情報を少量生産用部品搭載支援プログラムに従って作成する部分が搭載支 援情報作成部を構成し、 装着制御コンピュータ ] 0 0に表示を行わせる部分と共 に、 オペレータによるフィーダ 4 2のフィーダ支持台 4 0への搭載を支援する供 給具搭載支援部を構成している。 さらに、 入力装置 1 1 6あるいは制御装置 2 4 の少量生産か多量生産かを決定する部分が生産モード選択部を構成している。 ま た、 ホス トコンピュータ 1 1 2の、 フィーダ準備情報および実搭載フィーダ情報 に基づいて、 スロッ ト番号と部品情報とを対応付ける部分が、 既定フィーダ搭載 位置情報作成部を構成している。 また、 既存部品装着プログラムを読み出すこと により電子回路情報が取得され、 既定フィーダ搭載位置情報に基づいて既存部品 装着プログラムが変更されることにより、 電子回路情報および既定フィーダ搭載 位置情報に基づいて部品装着プログラムが作成される。 既存部品装着プログラム にはシ ケンスデータおよびフィーダデータ等が含まれ、 それらから電子回路情 報が得られ、 既存部品装着プログラムの読出しにより、 電子回路情報が取得され るのであり、 実際に電子回路部品の装着に用いられる部品装着プログラムは取得 した電子回路情報に基づいて作成されることとなる。 また、 ホス トコンピュータ 1 1 2の搭載された部品の種類の確認を行う部分が搭載部品種類確認手段を構成 し、 誤って搭載された場合にそれを表示画面 1 4 0に表示させ、 報知する部分が 誤搭載報知手段を構成し、 搭載作業の完了を判定する部分が搭載作業完了判定手 段を構成し、 搭載作業完了を表示画面 1 4 0に表示させ、 報知する部分が作業完 了報知手段を構成している。
本発明は、 複数の装着へッドが共通の旋回軸線まわりに旋回させられて複数の 停止位置に順次停止させられ、 電子回路部品の受取りおよび装着を行う所謂へッ ド旋回型の電子回路部品装着機を含む電子回路部品装着システムにも適用するこ とができる。 また、 段取替え後に固有の電子回路部品を保持するフィーダの搭載 位置は、 コンピュータが自動で決定してもよい。 それらの実施形態を図 6ないし 図 8に基づいて説明する。
本電子回路部品装着機 2 0 0は、 特開平 6 - 3 4 2 9 9 8号公報, 特開 2 0 0 1 - 3 4 5 5 9 9公報およびまだ公開されていないが、 本出願人による特願 2 0 0 1— 1 7 2 9 1 5の各明細書にそれぞれ記載の電子回路部品装着機とほぼ同様 に構成されており、 ここでは簡単な説明にとどめる。
電子回路部品装着機 2 0 0は、図 6に示すように、本体としてのべッ ド 2 0 2 , ベッ ド 2 0 2上に設けられた部品供給装置 2 0 4 , 部品装着装置 2 0 6 , プリ ン ト配線板保持装置 2 0 8, 回路基板移動装置としての X Y移動装置 2 1 0, 配線 板撮像システム 2 1 2および制御装置 2 1 4 (図 7参照) を備えている。
部品供給装置 2 0 4は、 少なく とも 1台、 本実施形態においては 2台の部品供 給テーブル 2 2 0, 2 2 2を含んでいる。 これら部品供給テーブル 2 2 0, 2 2 2はそれぞれ、 フィーダ支持台 2 2 4と、 フィーダ支持台 2 2 4上に搭載された 複数のフィーダ 2 2 6とを有する。 複数のフィーダ 2 2 6は、 本実施形態ではテ —プフィーダとされており、 水平な X軸方向 (図 6においては左右方向) に並ん で設けられている。
部品供給テーブル 2 2. 0, 2 2 2の各フィーダ支持台 2 2 4はそれぞれ、 支持 台移動装置 2 2 8により互いに独立して X軸方向へ移動させられ、 複数のフィー ダ 2 2 6の各部品供給部が電子回路部品の装着順序に従って部品供給位笸に選択 的に位置決めされる。 2つの支持台移動装置 2 2 8はそれぞれ、 駆動源たる支持 台移動用モータ 2 3 0 , ボールねじ 2 3 2およびナッ ト 2 3 4を含み、 フィーダ 支持台 2 2 4を正逆両方向に、 X軸方向において任意の位置へ移動させる。 フィ —ダ支持台 2 2 4は、 複数のフィーダ 2 2 6のうち電子回路部品を供給すべきも のが変わる毎に移動させられて、 部品供給位置に位置決めされたフィーダ 2 2 6 が部品供給部から電子回路部品を供給する。 部品供給装置 2 0 4は、 フィーダ支 持台移動型なのである。 X Y移動装置 2 1 0は、 プリ ント配線板保持装置 2 0 8を、 それが保持したプ リント配線板 2 4 0の表面ないし上面である装着面に平行な平面であって、 水平 な平面内で移動させることにより、 プリ ント配線板保持装置 2 0 8に保持された プリント配線板 2 4 0の任意の部分を所定の位置に位置決めする。 ブリント配線 板保持装置 2 0 8は、 前記プリ ント配線板保持装置 1 4と同様に、 配線板支持装 置およびクランプ装置を備えており、 プリント配線板 2 4 0を水平な姿勢で保持 する。
Χ Υ移動装置 2 1 0は、 X軸スライ ド駆動用モータ 2 4 8および送りねじとし てのボールねじ 2 5 0等により、 案内装置 2 5 2により案內されて X軸方向に移 動させられる移動部材としての X軸スライ ド 2 5 4と、 その X軸スライ ド 2 5 4 上において Υ軸スライ ド駆動用モータ 2 5 6および送りねじとしてのボールねじ 2 5 8等により、 案内装置 2 6 0により案内されて Υ軸方向に移動させられる移 動部材としての Υ軸スライ ド 2 6 2とを備えている。 Υ軸方向は、 水平面内にお いて X軸方向と直交する方向である。 上記 X軸スライ ド駆動用モータ 2 4 8およ びボールねじ 2 5 0等が X軸スライ ド移動装置 2 6 6を構成し、 X軸スライ ド 2
5 4と共に X軸移動装置 2 6 8を構成し、 Υ軸スライ ド駆動用モータ 2 5 6およ びボールねじ 2 5 8等が Υ軸スライ ド移動装置 2 7 0を構成し、 Υ軸スライ ド 2
6 2と共に Υ軸移動装置 2 7 2を構成している。
部品装着装置 2 0 6は、 複数、 本実施形態においては 1 6組の装着へッ ド 2 8 0、 装着ヘッド 2 8 0を一軸線、 本実施形態においては垂直軸線まわりに旋回さ せるへッ ド移動装置ないし部品保持具移動装置としてのへッ ド旋回装置 2 8 2、 装着へッ ド 2 8 0を昇降させるへッ ド昇降装置 2 8 4 , 2 8 6、 装着へッ ド 2 8 0をその軸線まわりに回転させるヘッド回転装置 2 8 8, 2 9 0 , 2 9 2 (図 7 参照) および部品撮像システム 2 9 4 (図 6参照) 等を備えている。
ヘッ ド旋回装置 2 8 2は、 本実施形態においては、 回転体の一種である間欠回 転盤 3 0 0および回転体回転装置の一種である間欠回転装置を備えている。 間欠 回転盤 3 0 0の回転軸線を中心とする一円周上に 1 6組の装着へッ ド 2 8 0が等 角度間隔に保持されており、 間欠回転装置は、 間欠回転用モータ 3 0 2 (図 7参 照) を駆動源とする。 間欠回転盤 3 0 0が間欠回転装置によって間欠回転させら れることにより、 複数の装着ヘッ ド 2 8 0が共通の旋回軸線、 すなわち間欠回転 盤 3 0 0の回転軸線であって、 垂直な軸線まわりに旋回させられ、 その旋回軌跡 上に設定された部品保持位置ないし部品吸着位置たる部品受取位置, 部品姿勢変 更位置, 撮像位置ないし部品保持姿勢検出位置, 部品姿勢修正位置, 部品装着位 置, 装着ヘッ ド姿勢復帰位置等、 1 6個の停止位置に順次停止させられる。 装着 ヘッ ド 2 8 0は、 吸着ノズルを着脱可能に保持し、 部品受取位置において部品供 給装置 2 0 4から電子回路部品を受け取り、 部品装着位置において電子回路部品 をプリント配線板 2 4 0に装着する。
前記制御装置 2 1 4は、 図 7に示すように、 P U 3 1 0 , R O M 3 1 2 , R A M 3 1 4およびそれらを接続するバス 3 1 6を有するコンピュータ (以下、 装着 制御コンピュータと称する) 3 1 8を主体とするものである。 バス 3 1 6には入 出力インタフェース 3 2 0が接続され、 画像処理コンピュータ 3 2 2 , ホス トコ ンピュータ 3 2 4等の各種コンピュータ、 入力装置 3 2 8等が接続されるととも に、 バーコードリーダ 3 3 0が接続されるようにされている。 これらホス トコン ピュータ 3 2 4等は、前記ホストコンピュータ 1 1 2等と同様に構成されており、 更なる図示および説明を省略する。
入出力ィンタフェース 3 2 0にはまた、 駆動回路 3 4 0を介して支持台移動用 モータ 2 3 0等、 各種ァクチユエータが接続されるとともに、 制御回路 3 4 2を 介して表示画面 3 4 4が接続されている。 R OM 3 1 2には、 本電子回路部品装 着機 2 0 0の基本動作プログラム等が記憶されており、また、 R AM 3 1 4には、 作業対象となるプリント配線板 2 4 0に応じた部品装着プログラム等が記憶され ている。
本電子回路部品装着システムにおいても、 ホス トコンピュータ 3 2 4において C A Dデータ等に基づいて部品装着プログラムが作成され、 少量生産であれば、 この既存の部品装着プログラムが既定フィーダ搭載位置情報に基づいて変更され る。 ホス トコンピュータ 3 2 4では、 前記実施形態と同様に、 C A Dデータによ り得られる電子回路情報および P D Gから得られる電子回路部品に関する情報等 に基づいて部品装着プログラムが作成される。 部品装着プログラムは、 大きな加 •減速度で移動させても差し支えない電子回路部品、 すなわちその電子回路部品 が装着されたプリント配線板 2 4 0が X Y移動装置 2 1 0により大きな加 '減速 度で移動させられても位置がずれたり、 倒れたり しない電子回路部品からなるベ く先にブリント配線板 2 4 0に装着されるとともに、 フィーダ支持台 2 2 4およ びプリント配線板保持装置 2 0 8の各移動距離がいずれも可及的に少なくて済む ように作成され、 電子回路部品を供給するフィーダ 2 2 6の搭載位置および電子 回路部品の装着順序が決定される。 フィーダ 2 2 6の搭載位置は、 電子回路部品 の装着位置および電子回路部品と対応付けて記憶される。
本電子回路部品装着システムにおいては、 既存部品装着プログラムの変更は、 部品供給装置 2 0 4の段取替えに先立って行われ、 変更により得られるフィ一ダ 搭載位置情報が表示画面 3 4 4に表示され、 それに従ってオペレータがフィーダ 2 2 6をフィーダ支持台 2 2 4に搭載する。 段取替え前も段取替え後も少量生産 が行われる場合を説明する。
ホス トコンピュータ 3 2 6の R O Mには、 図 8に示す既存部品装着プログラム 変更プログラムが記憶されており、 S 1 1において、 段取替え後配線板 2 4 0に ついて作成された部品装着プログラムである段取替え後プログラムが R AMの不 揮発性記憶部である部品装着プロダラム記憶部から作業用記憶領域へ読み出され る。 この段取替え後プログラムは、 変更前のプログラムであって、 既存部品装着 プログラムである。
次いで S 1 2が実行され、 既定フィーダ搭載位置情報が取得される。 本実施形 態においては、 段取替え前配線板 2 4 0について作成されたフィーダ搭載位置情 報であって、 電子回路部品を保持したフィーダ 2 2 6の搭載位置と電子回路部品 の部品識別コ一ドとを対応付けたデータと、 段取替え後配線板 2 4 0について C A Dデータから得られる電子回路情報とに基づいて既定フィーダ搭載位置情報等 が得られる。 共通電子回路部品、 共用フィーダ 2 2 6の搭載位置、 段取替え前固 有フィーダ 2 2 6の搭載位置および段取替え後プリント配線板 2 4 0に装着され る固有の電子回路部品が取得されるのである。 共用フィーダ 2 2 6はフィ一ダ支 持台 2 2 4に既に搭載されており、 共用フィーダ 2 2 6の搭載位置情報が既定フ ィーダ搭载位置情報である。
そして、 S 1 3が実行され、 段取替え後配線板 2 4 0について作成された既存 部品装着プログラムが変更される。 この変更は、 少なく とも、 既存部品装着プロ グラムのうち、 共通電子回路部品を受け取るべきフィーダ 2 2 6の搭載位置のデ ータを、 共用フィーダ 2 2 6の搭載位置に変更することにより行われる。 それに 伴って、段取替え後固有フィーダ 2 2 6についても搭載位置が変更され、 さらに、 共用フィーダ 2 2 6により供給される電子回路部品も含めて、 装着順序が変更さ れる。 本電子回路部品装着機 2 0 0においては、 フィーダ支持台 2 2 4が移動さ せられるとともに、 プリント配線板保持装置 2 0 8が移動させられるため、 段取 替え後固有フィーダ 2 2 6の搭載位置の変更および電子回路部品の装着順序の変 更は、 フィーダ支持台 2 2 4の移動が可及的に小さくて済むことと、 プリ ント配 線板保持装置 2 0 8の移動が可及的に小さくて済むこととが可及的に満たされる ように行われる。 両者が共に満たされない場合には、 部品装着作業自体の能率が 可及的に高くなるように変更が行われる。 ただし、 ここにおいても、 既存部品装 着プログラムの作成時と同様に、 大きな加 ·減速度で移動させても差し支えない 電子回路部品から先に装着することが装着順序の設定条件の一^ 3となる。 一般的 には、 この条件が最も重要な条件とされ、 プリ ント配線板保持装置 2 0 8の移動 が可及的に小さくて済むことが 2番目に重要な要件とされ、 これらの条件を満た しつつフィーダ支持台 2 2 4の移動が可及的に小さくて済むようにフィーダの搭 載位置が決定されることが多い。
上記のようにフィーダ 2 2 6のフィーダ支持台 2 2 4への実際の搭載位置がコ ンピュータにより決定される場合でも、 前記実施形態においてオペレータにより 搭載位置が決定された場合と同様に、 段取替え前固有フィーダ 2 2 6をフィーダ 支持台 2 2 4からフィーダ 2 2 6を取り外すか否か、 外すのであれば、 いずれの 搭載位置から取り外すか等が決められる。 本電子回路部品装着システムにおいて はフィーダ支持台 2 2 4が移動させられるため、 フィーダ支持合 2 2 4の移動距 離が可及的に小さいことが望ましい上、 フィーダ支持台 2 2 4が軽いことが望ま しい。 フィーダ 2 2 6は、 フィーダ支持台 2 2 4の互いにできる限り近い位置に 搭載してフィーダ間の距離が短くなるようにすることや、 フィーダ支持台 2 2 4 上のフィーダ 2 2 6の数をできる限り少なくすることが望ましく、 そのために段 取替え前固有フィーダ 2 2 6はできる限りフィーダ支持台 2 2 4から外し、 段取 替え後固有フィーダ 2 2 6を搭載することが望ましいのである。これらを考慮し、 段取替え前固有フィーダ 2 2 6の取外しを行うことによる段取替えに要する時間 の延長と、 フィーダ支持台 2 2 4の移動距離が短く されることによる装着作業に 要する時間の短縮とを比較し、 高い生産能率が得られるように段取替え前固有フ ィーダ 2 2 6の取外しの有無等の決定おょぴ段取替え後固有フィーダ 2 2 6の搭 載位置の変更等を行う。
変更された部品装着プログラムは装着制御コンピュータ 3 1 8へ送られる。 ホ ス トコンピュータ 3 2 4ではまた、 この部品装着プログラムに基づいて、 電子回 路部品の部品識別コードと、 電子回路部品を保持したフィーダの搭載位置とを対 応付けた情報であるフィーダの搭載位置情報であって、搭載支援情報が作成され、 プリント配線板 2 4 0の種類と対応付けて記憶されるとともに、 装着制御コンビ ユータ 3 1 8 へ送られて表示画面 3 4 4に表示され、 オペレータはその表示に従 つてフィーダ 2 2 6のフィーダ支持台 2 2 4への搭載を行う。 この際、 電子回路 部品の種類の確認および搭载作業完了の判定が行われるが、 これらは前記実施形 態の多量生産の場合と同様に行われる。 そのため、 本実施形態においても、 フィ ーダ準備情報および実搭載フィーダ情報が取得される。 そして、 段取替えが終了 すれば、 変更された部品装着プログラムに従って電子回路部品装着機 2 0 0が制 御され、 電子回路部品がプリント配線板 2 4 0に装着されて電子回路が組み立て られる。 本実施形態においても、 少量生産時の段取替え時に共用フィーダ 2 2 6 はフィーダ支持台 2 2 4に取り付けられたままであり、 段取替えに要する時間が 短くて済み、 生産能率が向上する。
このように段取後固有フィーダの搭載位置をコンピュータが自動で決定する場 合、 多量生産の次に少量生産が行われる際には、 複数の共通フィーダのうち、 電 子回路部品の供給に使用される共用フィーダは、 予め設定された規則に従ってコ ンピュータにより自動で決定される。
なお、 少量生産の場合、 共通の電子回路部品の有無に関係なく、 段取替え前配 線板に装着される電子回路部品を供給するためにフィーダ支持台に搭載されてい た全部のフィーダをフィーダ支持台から外し、 段取替え後配線板に装着される電 子回路部品の供給に必要な電子回路部品を保持したフィーダを、 オペレータがフ ィーダ支持台の任意の搭載位置に搭載するようにしてもよい。 この場合、 搭载支 援情報として、装着に必要な電子回路部品の種類が表示される。搭載支援情報は、 例えば、段取替え後配線板について作成された電子回路情報から得られる。また、 フィーダのフィーダ支持台への搭載時にスロッ ト番号の入力およびフィーダのバ 一コードの読取りを行って、 電子回路部品の種類の確認, 搭載作業完了の判定お よび既定フィーダ搭載位置情報の作成を行う。 作業者はフィーダを任意に搭載す ればよく、 部品装着プログラムに基づいて設定された部品の搭載位置情報から、 フィーダの搭載位置を探し、 あるいは搭載位置に対応付けられた電子回路部品を 保持するフィーダを探して搭載する場合に比較して迅速に搭載作業を行うことが でき、 段取替えに要する時間を短縮し、 生産能率を向上させることができる。 そ して、既定フィーダ搭載位置情報に従って既存部品装着プログラムが変更される。 また、 既定フィーダ搭載位置情報は、 必要な電子回路部品を保持する全部のフ ィ一ダのフィーダ支持台への搭載後にまとめて作成されてもよい。
さらに、 少量生産の場合でも、 異なる装着位置に装着される同じ種類の電子回 路部品を複数の異なるフィーダが供給することがあれば、 例えば、 搭載支援情報 を、 フィーダの数を指示する情報を含むものとし、 必要な種類の電子回路部品を 保持するフィーダがフィーダ支持台に搭載されたか否かに加えて、 必要数のフィ ーダがフィーダ支持台に搭載されたかを確認するようにする。 搭載支援情報は、 例えば、 段取替え後のプリント配線板への電子回路部品の装着について既に部品 装着プログラムが作成されているのであれば、 その既存部品装着プログラムと、 段取替え前に作成された規定フィーダ搭載位置情報とに基づいて作成される。 また、 上記各実施形態において部品供給装置の複数のフィーダはいずれもテー ブフィーダとされていたが、 全部をバルクフィーダとしてもよく、 テープフィ一 ダとバルクフィーダとの両方としてもよレ、。
以上、 本発明のいくつかの実施形態を詳細に説明したが、 これらは例示に過ぎ ず、 本発明は、 前記 〔発明の開示〕 の項に記載された態様を始めとして、 当業者 の知識に基づいて種々の変更、 改良を施した形態で実施することができる。

Claims

請 求 の 範 囲
1 . 電子回路部品装着機により電子回路部品を回路基板に自動で装着して電子回 路を組み立てる方法であって、
組み立てるべき電子回路に必要な複数種類の電子回路部品の一種類ずつをそれぞ れ供給する複数の部品供給具の少なく とも一部の供給具保持部材への搭載位置を 取得する部品供給具搭載位置取得工程と、
取得した部品供給具の搭載位置の情報と、 組み立てるべき電子回路の情報とに 基づいて部品装着プログラムを作成するプログラム作成工程と、
作成した部品装着プログラムを前記電子回路部品装着機に実行させて目的とす る電子回路を組み立てる組立工程と
を含むことを特徴とする電子回路組立方法。
2 . 前記部品供給具搭載位置取得工程において複数の部品供給具の全部の供給具 保持部材への搭載位置が取得されるとともに、 前記プログラム作成工程が、 既存 の部品装着プログラムを前記取得した部品供給具搭載位置に合わせて変更するプ 口グラム変更工程を含むことを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の電子回路組 立方法。
3 . 電子回路部品装着機により電子回路部品を回路基板に自動で装着して電子回 路を組み立てる方法であって、
組み立てるべき電子回路に必要な複数種類の電子回路部品の一種類ずつをそれ ぞれ供給する部品供給具の全てのうちの少なく とも一部が既に供給具保持部材に 搭載されている場合に、 その部品供給具の搭載位置を変更することなく、 既存の 部品装着プログラムをそれら部品供給具の搭載位置に合わせて変更し、 その変更 した部品装着プログラムを前記電子回路部品装着機に実行させて、 目的とする電 子回路を組み立てることを特徵とする電子回路組立方法。
4 . 電子回路部品を回路基板に自動で装着して電子回路を組み立てる電子回路部 品装着機を制御する部品装着プログラムを作成するために、 コンピュータにより 実行されるプログラムであって、
組み立てるべき電子回路における各電子回路部品の種類と装着位置との情報を 含む電子回路情報を取得する回路情報取得工程と、
前記各電子回路部品を供給すべき全ての部品供給具のうちの少なく とも一部の ものの供給具保持部材への予め決定されている搭載位置の情報を取得する既定部 品供給具搭載位置情報取得工程と、
それら回路情報取得工程と既定部品供給具搭載位置情報取得工程とにおいて取 得した電子回路情報と既定部品供給具搭載位置情報とに基づいて、 前記部品装着 プログラムを作成する装着プログラム作成工程と
を含むことを特徴とする部品装着プログラム作成プログラム。
5 . 電子回路部品を回路基板に自動で装着して電子回路を組み立てる電子回路部 品装着機を制御する部品装着プログラムを作成するために、 コンピュータにより 実行されるプログラムであって、
前記部品装着プログラムの既存のものを取得する既存プログラム取得工程と、 前記各電子回路部品を供給すべき全ての部品供給具のうちの少なく とも一部の ものの供給具保持部材への予め決定されている搭載位置の情報を取得する既定部 品供給具搭載位置情報取得工程と、
その既定部品供給具搭載位置情報取得工程において取得した既定部品供給具搭 載位情報に基づいて、 前記既存プログラム取得工程において取得した既存装着プ ログラムを変更する既存プログラム変更工程と
を含むことを特徴とする部品装着プログラム作成プログラム。
6 . 回路基板を保持する回路基板保持装置と、
複数種類の電子回路部品の各々を供給する複数の部品供給具が供給具保持部材 に搭載されて成る部品供給装置と、
その部品供給装置から電子回路部品を受け取って前記回路基板保持装置に保持 された回路基板に装着する部品装着装置と、
部品装着プログラムに従って少なく とも前記部品装着装置を制御する制御装置 と
を含む電子回路部品装着システムであって、
組み立てるべき電子回路における各電子回路部品の種類と装着位置との情報を 含む電子回路情報と、 前記各電子回路部品を供給すべき全ての部品供給具のうち の少なくとも一部のものの供給具保持部材への予め決定されている搭載位置の情 報とに基づいて、 前記部品装着プログラムを作成する装着プログラム作成部を含 む電子回路部品装着システム。
7 . 回路基板を保持する回路基板保持装置と、
複数種類の電子回路部品の各々を供給する複数の部品供給具が供給具保持部材 に搭載されて成る部品供給装置と、
その部品供給装置から電子回路部品を受け取って前記回路基板保持装置に保持 された回路基板に装着する部品装着装置と、
部品装着プログラムに従って少なく とも前記部品装着装置を制御する制御装置 と.
を含む電子回路部品装着システムであって、
前記部品装着プログラムの既存のものを、 前記各電子回路部品を供給すべき全 ての部品供給具のうちの少なく とも一部のものの前記供給具保持部材への予め決 定されている搭載位置の情報に基づいて変更することにより、 前記制御装置が実 行すべき部品装着プログラムを作成する装着プログラム作成部を含む電子回路部 品装着システム。
8 . 前記供給具保持部材が、 当該電子回路部品装着システムが少なく とも部品装 着作業を行っている間は静止状態に保たれる請求の範囲第 6項または第 7項に記 載の電子回路部品装着システム。
9 . 前記複数の部品供給具のうち前記電子回路部品を供給すべきものが変わる毎 に前記供給具保持部材が移動する請求の範囲第 6項または第 7項に記載の電子回 路部品装着システム。
1 0 . 前記装着プログラム作成部が、 前記供給具保持部材の移動が可及的に少な くて済むように前記部品装着プログラムを作成するものである請求の範囲第 9項 に記載の電子回路部品装着システム。
1 1 . 前記回路基板保持装置を、 それが保持した回路基板の表面に平行な平面内 で移動させることにより、 その回路基板保持装置に保持された回路基板の任意の 部分を所定の位置に位置決めする回路基板移動装置を含む請求の範囲第 6項ない し第 1 0項のいずれかに記載の電子回路部品装着システム。
1 2 . 前記装着プログラム作成部が、 前記回路基板移動装置による前記回路基板 の移動が可及的に少なくて済むように前記装着プログラムを作成するものである 請求の範囲第 1 1項に記載の電子回路部品装着システム。
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