WO2004019612A1

WO2004019612A1 - 再生装置

Info

Publication number: WO2004019612A1
Application number: PCT/JP2003/008891
Authority: WO
Inventors: Masanori Ito
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
Priority date: 2002-07-12
Filing date: 2003-07-11
Publication date: 2004-03-04
Also published as: JP4425138B2; US8660404B2; US20120121233A1; KR20090128572A; US7660214B2; US20050265166A1; US20060227683A1; CN100452856C; CN1666512A; US20100092153A1; JPWO2004019612A1; US8090238B2; KR100977919B1; EP1523184A4; EP1523184A1; US7574106B2

Description

明細技術分野

本発明は、光ディスク等の記録媒体を使って動画像を記録 Z再生する再生装置に関する。背景技術

映像を低いビットレートで圧縮する方法として、 MP EG 2規格（ I S O/ I E C 1 3 8 1 8 - 1 ) で規定されているシステムストリームがある。このシステムストリームには、プログラムストリーム（P S) 、トランスポートストリーム（T S) 、及ぴ P E Sストリームの 3種類が規定されている。

また、さらに低いビットレートで圧縮する方法として、 MP EG 4規格（ I S OZ I E C 1 44 9 6 - 1 ) で規定されているシステムストリームもある。このシステムストリームには、プログラムストリーム（ P S) 、トランスポートストリーム（T S) 、 H. 2 2 3ストリーム、 RT Pストリーム、および MP 4ストリームの 5種類が規定されている _c 一方、磁気テープに代わる映像記録媒体として DVD— RAMや MO 等の光ディスクが注目を浴びてきている。図 1 6に、従来の DVD— R AMディスクを使った映像の A Vデータ記録再生装置 3 0 0の構成図を示す。図 1 6において、映像信号入力部 1 0 0及び音声信号入力部 1 0 2から入力した信号から各々圧縮部 3 0 1でプログラムストリームが作成され、作成されたプログラムストリームは記録部 3 20及びピックァップ 1 3 0を経由して D V D— R AMディスク 1 3 1へ書き込まれる。再生時は、ピックアップ 1 3 0及び再生部 3 2 1を経由して取り出されたプログラムストリームは復号部 3 1 1で映像信号と音声信号に復号され、復号された映像信号と音声信号は映像信号出力部 1 1 0及ぴ音声信号出力部 1 1 2へ出力される。圧縮部 3 0 1は、 M P E G 2および M P E G 2よりも低ビットレートで圧縮することができ、復号部 3 1 1は、 M P E G 2で圧縮された信号または M P E G 2よりも低いビットレートで圧縮された信号を復号することができる。

記録時には、記録制御部 3 1が記録部 3 2 0の制御を行なう。また、連続データ領域検出部 3 4 0は、記録制御部 3 4 1の指示によって、論理プロック管理部 1 4 3で管理されるセクタの使用状況を調べて、物理的に連続する空き領域を検出する。記録された映像信号ファイルを削除する際には、記録制御部 3 4 1が記録部 3 2 0及び再生部 3 2 1を制御して削除処理を実施する。

このように、従来は、ユーザーは、例えば M P E G 2で圧縮された信号を A Vデータ記録再生装置 3 0 0において再生し、テレビ等の表示装置に接続して映像および音声を視聴していた。

また近年、さらに低ビットレートで映像を視聴することができるポータブルビデオプレーヤが登場してきている。このようなポータブルビデォプレーヤ 4 0 0の構成も図 1 6に示す A Vデータ記録再生装置 3 0 0 の構成と同様であるが、ポータブルプレーヤ 4 0 0は、携帯して視聴できるように電源としてバッテリー（図示せず）が使用されている。

従って、例えば放送番組を録画するとき、ユーザーは、その番組をテレビ画面を介して視聴する場合は、その番組を M P E G 2で映像信号および音声信号を圧縮して記録媒体に記録（以下、 M P E G 2で録画、という。）していた。また、その番組をポータブノレビデオプレーヤ 4 0 0 で視聴する場合には、 M P E G 2よりも低ビットレートで映像信号およぴ音声信号を圧縮して記録（低ビットレートで録画、という。 ) していた。また、 A Vデータ記録再生装置 3 0 0においても、ポータブルビデォプレーヤ 4 0 0においても、その再生を中断したときは、再生を中断した装置において、中断した続きを視聴することができるレジューム機能が備えられていた（例えば、特開 2 0 0 1— 3 4 4 8 7 4号公報参照。

)。

しかし、ユーザが、最初は番組をポータブルビデオプレーヤ 4 0 0で視聴するつもりで、低ビットレートで番組を録画し、屋外でポーダブルビデオプレーヤ 4. 0 0を用いて録画された番組を途中まで視聴したが、続きを自宅で視聴する場合が考えられる。このような場合、番組は低ビットレートでしか記録媒体には録画されていないので、ポータブルビデオプレーャ 4 0 0の画面よるはるかに大きな画面を有する自宅のテレビ画面を介して番組を視聴しようとしても、高精彩な画質で視聴することができないという問題があった。

また、逆に番組を自宅のテレビで視聴するつもりで、 M P E G 2で記録媒体に録画していても、自宅で途中まで視聴したが、続きを屋外でポータプルビデオプレーヤ 4 0 0を用いて視聴する場合が考えられる。このような場合、番組は M P E G 2でしか記録媒体に録画されていないので、ポータブルプレーヤ 4 0 0において M P E G 2で録画された信号を復号することになる。 M P E G 2で録画された信号は、低ビットレートで録画された信号に比べて、記録媒体からの読み出しのための電力、およぴ復号するときの消費電力がはるかに大きい。従って、ポータブルビデォプレーヤ 4 0 0のパッテリ一が消耗しやすい、という問題があった c このように、番組を記録するときに視聴形態を特定していたので、想定していた視聴形態が変更されたとき、それぞれの視聴形態に適した条件（画質、ビットレート、消費電力等）で視聴することが困難であった c 発明の開示

上記の課題を考慮し、本発明は、想定した視聴形態が変化した場合でも、それぞれの視聴形態に適した条件で映像および zまたは音声を視聴することができる、再生装置を提供することを目的とする。

上記課題を解決するために、第 1の本発明は、複数の異なる圧縮方式で圧縮された信号、およぴ前記複数の異なる圧縮方式で圧縮された信号の互いの対応関係を示す記録管理情報がそれぞれ記録されている記録媒体から前記いずれかの信号を取り出すための再生部と、

前記記録媒体から取り出された信号を復号化する復号部と、

前記再生部における再生中断情報を含む再生管理情報を前記記録管理情報に対応させて前記記録媒体に記録する記録部とを備える再生装置である。

第 2の本発明は、前記再生中断情報は、前記信号の再生が開始されてからの経過時間である、第 1の本発明の再生装置である。

第 3の本発明は、その駆動がバッテリーによりなされる、第 1の本発明の再生装置である。 '

第 4の本発明は、 M P E G 2で圧縮された信号を復号した信号を表示するのに適合している、第 1の本発明の再生装置である。

第 5の本発明は、複数の異なる圧縮方式で圧縮された信号、および前記複数の異なる圧縮方式で圧縮された信号の互いの対応関係を示す記録管理情報、第 1の本発明の再生装置によって記録されている前記再生管理情報がそれぞれ記録されている記録媒体から前記いずれかの信号、前記記録管理情報、および前記再生管理情報を取り出すための再生部と、前記記録媒体から取り出されたいずれかの信号を復号化する復号部とを備え、 .

前記記録媒体から取り出されたいずれかの信号は、前記再生部および Zまたは前記復号部に適合しており、

前記再生部は、前記記録管理情報および前記再生管理情報に基づいて、前記再生管理情報に含まれる前記再生中断情報に対応する信号以降の信号を前記記録媒体から取り出す再生装置である。

第 6の本発明は、前記複数の圧縮方式は、 MP EG 2および MP EG 4であり、

前記記録管理情報は、前記 MP EG 2で圧縮された信号および前記 M PEG4で圧縮された信号を対応づける情報であり、

前記再生中断情報に対応する信号以降の信号の圧縮方式は、第 1の本発明の再生装置において再生されていた信号の圧縮方式とは異なる圧縮方式である、第 5の本発明の再生装置である。

第 7の本発明は、複数の異なる圧縮方式で圧縮された信号、および前記複数の異なる圧縮方式で圧縮された信号の互いの対応関係を示す記録管理情報を記録媒体に記録する記録装置である。

第 8の本発明は、前記記録部は、前記 MP EG 2で圧縮された信号および前記 MP EG4で圧縮された信号を、交互に配列されたストリームとして前記記録媒体に記録する、第 7の本発明の記録装置である。

第 9の本発明は、前記 MP EG 2で圧縮された信号ストリームは、少なくとも第 1の所定の連続データ領域を有して前記記録媒体に記録され、前記 MP EG 4で圧縮された信号ストリームは、少なくとも第 2の所定の連続データ領域を有して前記記録媒体に記録される、第 8の本発明の記録装置である。

第 1 0の本発明は、前記記録媒体は、光ディスクまたは磁気ディスクであり、前記記録媒体に記録されこ信号を取り出すための、第 1または 5の本発明の再生装置の再生部は、前記記録媒体から信号を読み出すためのへッドを有しており、

前記第 1または第 2の所定の連続データ領域は、

(数 1)

V o X T j XV rZ (V r - V o) 、 (V o ：前記へッドからの前記各信号の送り出し速度（Mb p s ) 、 T j ：前記ヘッドの最大シーク時間（秒）、 V r ：前記ヘッドへの前記記録媒体から前記各信号のデータ読み出し速度（Mb p s ) ) で表される、第 9の本発明の記録装置である。

第 1 1の本発明は、前記再生部において前記 MP EG 2で圧縮された信号ストリームを再生する時間、および前記 MP EG 4で圧縮された信号ストリームを再生する時間が等しくなるように、前記記録部は、前記 MP EG 2で圧縮された信号ストリームおょぴ前記 MP EG 4で圧縮された信号ストリームを前記記録媒体に記録する、第 1 0の本発明の記録装置である。

第 1 2の本発明は、複数の異なる圧縮方式で圧縮された信号、および前記複数の異なる圧縮方式で圧縮された信号の互いの対応関係を示す記録管理情報を記録媒体に記録する工程と、

前記記録媒体から前記いずれかの信号を取り出す工程と、

再生中断情報を含む再生管理情報を前記記録管理情報に対応させて前記記録媒体に記録する工程と、

前記再生管理情報が記録された前記記録媒体から前記記録管理情報おょぴ前記再生管理情報を取り出す工程と、

前記記録管理情報および前記再生管理情報に基づいて、前記再生管理情報に含まれる前記再生中断情報に対応する信号以降の信号を、前記再生管理情報が記録された前記記録媒体から取り出す工程と、

前記再生中断情報に対応する信号以降の信号を復号する工程と、前記再生中断情報に対応する信号以降の信号は、前記再生工程および

Zまたは前記復号工程に適合している、記録再生方法である。

第 1 3の本発明は、第 1の本発明の再生装置の、前記記録媒体から前記いずれかの信号を取り出すための再生部と、前記記録媒体から取り出された信号を復号化する復号部としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。

第 1 4の本発明は、第 5の本発明の再生装置の、前記記録媒体から前記いずれかの信号、前記記録管理情報、および前記再生管理情報を取り出すための再生部と、前記記録媒体から取り出された信号を復号する復号部としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。

第 1 5の本発明は、第 1 3または 1 4の本発明のプログラムを担持させた記録媒体であって、コンピュータにより処理可能な記録媒体である第 1 6の本発明は、信号が複数の異なる圧縮方式で圧縮されて記録媒体に別々に記録されており、前記複数の異なる圧縮方式で圧縮された信号のそれぞれの対応関係を示す管理情報、およびその再生に際して再生中断情報を前記管理情報に対応させて記録することができるデータ構造である。

本発明によれば、想定した視聴形態が変化した場合でも、それぞれの視聴形態に適した条件で映像およびまたは音声を視聴することができる、再生装置を提供することができる。図面の簡単な説明

図 1は、本発明の実施の形態の A Vデータ記録再生装置の構成図である。

図 2は、本発明の実施の形態の A Vデータ記録再生装置の使用例示す概略図である。

図 3は、本発明の実施の形態の A Vデータ記録再生装置の使用状況の概略説明図である。

図 4は、本発明の実施の形態の A Vデータ記録再生装置による記録形態の説明図である。 .

図 5は、本発明の実施の形態の A Vデータ f己録再生装置による記録形態の説明図である。

図 6は、本発明の実施の形態の A Vデータ記録再生装置で作成されるフル動画ストリームの構成図である。

図 7は、本発明の実施の形態の A Vデータ記録再生装置で作成される時間情報ファィルの構成図である。

図 8は、本発明の実施の形態の A Vデータ記録再生装置で作成されるミ二動画ファイルの構成図である。

図 9は、本発明の実施の形態の A Vデータ記録再生装置で作成されるミ二動画ファイルの時間情報ファイルの構成図である。

図 1 0は、本発明の実施の形態の A Vデータ記録再生装置で作成される各動画ストリームの構成図である。

図 1 1は、本発明の実施の形態の A Vデータ記録再生装置で作成される動画ストリームの連続データ領域の説明図である。

図 1 2は、本発明の実施の形態の A Vデータ記録再生装置で作成される動画ストリームの連続データの説明図である。

図 1 3は、本発明の実施の形態の A Vデータ記録再生装置で作成される動画ストリームの連続データの説明図である。

図 1 4は、本発明の実施の形態の A Vデータ記録再生装置で作成される動画ストリームの連続データの説明図である。

図 15は、本発明の記録再生システムの使用状況を説明する概略図である。

図 1 6は、従来の AVデータ記録再生装置の構成図である。

(符号の説明）

100 映像信号入力部

101 MP EG 2圧縮部

102 音声信号入力部

103 MP E G 4圧縮部

1 10 映像信号出力部

1 1 1 MPEG 2復号部

112 音声信号出力部

1 13 MP E G 4復号部

130 ピックアップ '

131 DVD— RAMディスク

143 論理ブロック管理部

320 記録部

321 再生部

340 連続データ領域検出部

341 記録制御部

342 再生制御部発明を実施するための最良の形態

以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図 1は、本発明の再生装置の一例である AVデータ記録再生装置 1のプロック構成図である。図 1において、映像信号入力部 1 00及ぴ音声信号入力部 1 0 2から入力した信号は、 MP EG 2圧縮部 1 0 1で圧縮されて MP EG 2ビデオストリームを含むプログラムストリームが作成される。また同じ信号が MP EG 4圧縮部 1 0 3で圧縮されて MP EG4ビデォストリームを含む MP 4ストリームが作成される。これらの圧縮された信号は、記録部 1 20及びピックアップ 1 3 0を経由して本発明の記録媒体の一例である DVD— RAMディスク 1 3 1へそれぞれ別々に書き込まれる。 MP EG4圧縮部 1 03においては、映像信号の画素数が 1 Z 4へ縮小された後で圧縮処理が実施される。ここで MP EG 2圧縮部 1 0 1が出力するプログラムストリームのビットレートは一例として約 9Mb p s、 MP EG 4圧縮部 1 0 3が出力する MP 4ストリームのビットレートは一例として約 0. 5Mb p sである。

再生時は、ユーザの選択により MP EG 2ビデオストリームを含むプ口グラムストリームまたは MP E G 4ビデオストリームを含む MP 4ストリームのいずれかが再生される。具体的にはピックアップ 1 3 0及ぴ本発明の再生部の一例である再生部 1 2 1を経由してプログラムストリームが取り出された場合は MP EG 2復号部 1 1 1で映像信号と音声信号に復号され、復号された信号は映像信号出力部 1 1 0及び音声信号出力部 1 1 2へ出力される。また、 MP 4ストリームが取り出された場合は MP EG4復号部 1 1 3で映像信号と音声信号に復号され、復号された信号は映像信号出力部 1 1 0および音声信号出力部 1 1 2へ出力される。

図 2は、本実施の形態の AVデータ記録再生装置 1の使用例の概略を説明する図である。ポータブルビデオプレーヤ 2は、本発明の再生装置の別の一例であり、その構成は、 AVデータ記録再生装置 1の構成と同様であるのでその説明を省略する。ポータブルビデオプレーヤ 2は、ノッテリー（図示せず）を搭載しており、その駆動をバッテリーによってもすることができる。上記のプログラムストリームおよび MP 4ストリームが記録された DVD— RAMディスク 1 3 1を、 A Vデータ記録再生装置 1およびポータブル機器 2のいずれか一方で再生を中断した場合、残りの映像を他方の装置において、その装置に最もふさわしい様式で視聴することができる。

具体的には、図 3 (a) に示すように、ユーザーが屋内で A Vデータ記録再生装置 1を使用して D V D— R AMデイスクに録画された放送番組の視聴を途中で中断した場合でも、中断した番組の続きを、ポータブルプレーャ 2において、そのバッテリーの消耗を抑制しながら、視聴することができる。

また、これとは逆に、図 3 (b) に示すように、ユーザが屋外でポータプルビデオプレーヤ 2を使用して DVD— RAMディスク 1 3 1に録画された放送番組の視聴を、途中で中断した場合でも、中断した番組の続きを、 A Vデータ記録再生装置 1において、高精細な画質で視聴することができる。

次に、本実施の形態の A Vデータ記録再生装置 1の具体的な動作を説明する。図 4 (a) に示す様に、 MP EG 2ビデオストリームを含むプログラムストリーム（以下、フル動画ストリームという。）は、フル動画ファイル MO V 00 1. MP Gとして D VD— RAMディスク 1 3 1 に記録される。このとき、フル動画ファイルに対応して時間情報フアイルも記録される。また、 MPEG4ビデオストリームを含む MP 4ストリーム（以下、ミニ動画ストリームという。）は、ミニ動画ファイル M O V 0 0 1. MP 4として DVD— RAMディスクに記録される。ここで、ミニ動画ストリームに対応する時間情報はミニ動画ファイルのへッダ部分 (ζ⁷!己録される。

こ 0ように同じ映像信号およぴ音声信号を相異なるビットレートおよぴ画素数で別々のファイルとして記録し、図 4 (c) に示すような記録

,管理ファイル内に、両方のファイル名を含んだ記録管理情報として同時録画識別情報を格納する。また、番組を識別するための識別子（図 4の例では S IML# 1) も記録する。これにより、どの番組がどの 2つの動画ファイルに格納されたかを識別することができる。このようにして記録された放送番組を視聴する際に、例えば、屋外でポータブルビデオプレーヤ 2を使用する場合は、ミニ動画ファイルを選択することにより、または自動的に選択がなされ、再生、復号がされる。そして、ユーザ一は、例えば比較的小さな 3インチ程度の液晶画面（映像信号出力部 1 1 0の一部に相当）およびへッドホン（音声信号出力部 1 1 2の一部に相当）を使い記録された放送番組を視聴する。また、例えば AVデータ記録再生装置 1に大画面 TV 3を接続して視聴する場合は、フル動画フアイルを選択することにより、または自動的に選択がなされ、再生、復号がされる。

次に、 DVD— RAMディスク 1 31に記録ざれた番組を、屋内で大画面 TV 3で視聴しており、途中から屋外でポータブルビデオプレーヤ 2を用いて続きを視聴する場合の動作について説明する。

A Vデータ記録再生装置 1を用いて、 DVD— RAMディスク 13 1 に記録された放送番組を視聴中に一且視聰を中止する場合は、再生部 1 21から記録制御部 141を介して記録部 1 20に再生の中断が伝達され、記録部 120は、番組の先頭からの視聴経過時間を再生中断情報として DVD— RAMディスク 1 31に記録する。例えば番組の先頭から 10分経過した時に視聴を中断した場合は、記録部 1 20は、 10分という数値および視聴中の放送番組の識別子を再生中断情報として図 4 ( b) に示す再生管理ファイルに記録する。

その後、ユーザが屋外に出かけ屋外でポータブルビデオプレーヤ 2で番組の続きを視聴再開する場合は、 AVデータ記録再生装置 1から取り出した DVD— RAMディスク 1 3 1をポータブルビデオプレーヤ 2にセットする。そしてユーザーは、ポータブルビデオプレーヤ 2においてミ二動画ファイルを使用した視聴を選択する、または自動的にミニ動画ファイルが選択される。そして、再生部 1 2 1は、再生中断情報を DV D— RAMディスク 1 3 1上から読み出す。読み出された再生中断情報は、再生制御部 1 42に渡され、再生制御部 1 42は、再生中.断情報に含まれている放送番組の識別子をキーとして、ミニ動画ファイルのファィル名をいちはやく割り出し、さらに再生中断情報に含まれる経過時間およぴミ二動画フアイルのへッダ一に含まれる時間情報を参照して、該当するミニ動画ファイルの再生中断個所を検出する。そして、再生制御部 1 42は、再生部 1 2 1に該当ミニ動画ファイルの再生中断箇所から再生を再開するよう指示を出す。

以上の動作により、ユーザが屋内で A Vデータ記録再生装置 1を使用して DVD— RAMディスク 1 3 1に録画された放送番組の視聴を、途中で中断した場合でも、中断した番組の続きをポータブルビデオプレー 'ャ 2においてその消費電力を著しく低減して視聴することができる。例えば、 24Mb p sの転送速度を有する DVD— RAM上に記録された 9M sのフル動画ファイルを再生する場合と、 1 Mb p sのミ二動画ファイルを再生する場合を比較すると、ミ二動画ファイルを再生して復号する場合はフル動画ファイルを再生して復号する場合に比べて消費電力を 1/4に下げることができる。すなわち、記録媒体から取り出された MP EG 4で圧縮された信号は、再生部 1 2 1および Zまたは復号部 1 1 1、 1 1 3において消費電力を削減することができるという点で適合しているといえる。すなわち、 MPEG 4で圧縮された信号は、ポ. 一ダル機器で再生するのに適している。，また、これとは逆に、 DVD— RAMディスク 1 3 1に記録された番組を、屋外でポータブルビデオプレーヤ 2で視聴しており、途中から屋内で A Vデータ記録再生装置 1を用いて大画面で続きを視聴する場合の動作について説明する。

ポータブルビデオプレーヤ 2を用いて、 DVD— RAMディスク 1 3 1に記録された放送番組を視聴中に一旦視聴を中止する場合は、再生部 1 2 1から記録制御部 1 4 1を介して記録部 1 20に再生の中断が伝達され、記録部 1 20は、番組の先頭からの視聴経過時間を再生中断情報として DVD— RAMディスク 1 3 1に記録する。例えば番組の先頭から 1 0分経過した時に視聴を中断した場合は、記録部 1 20は、 1 0分という数値および視聴中の放送番組の識別子を再生中断情報として図 4 (b) に示す再生管理ファイルに記録する。

その後、ユーザが屋内に戻り屋内の TVで番組の続きを視聴再開する場合は、ポータブルビデオプレーヤ 2から DVD— RAMディスク 1 3 1を取り出し、 AVデータ記録再生装置 1にセットする。そしてユーザ一は、 AVデータ記録再生装置 1においてフル動画ファイルを使用した視聴を選択する、または自動的にフル動画ファイルが選択される。そして、再生部 1 2 1は、再生中断情報を DVD— RAMディスク 1 3 1上から読み出す。読み出された再生中断情報は、再生制御部 1 42に渡され、再生制御部 1 42は、再生中断情報に含まれている放送番組の識別子をキーとして、フル動画ファイルのファイル名をいちはやく割り出し、さらに再生中断情報に含まれる経過時間おょぴ時間情報ファイル MO V 00 1. I FOを参照して、該当するフル動画ファイルの再生中断個所を検出する。そして、再生制御部 1 42は、再生部 1 2 1に該当フル動画ファイルの再生中断箇所から再生を再開するよう指示を出す。

以上の動作により、ユーザが屋外でポータブルビデオプレーヤ 2を使用して DVD— RAMディスク 1 3 1に録画された放送番組の視聴を、途中で中断した場合でも、中断した番組の続きを、 AVデータ記録再生装置 1において視聴することができる。この場合、 MP EG 2で圧縮した信号は、復号したときに大画面で表示するために適合しているため、高精細な画質で視聴することができる。

さらにユーザーがいずれかの装置において番組の続きの視聴を再開する場合には、ユーザがフル動画（またはミニ動画）ファイルのファイル名を指定し、かつ、再生を中断した該当個所までスキップするといつたわずらわしい動作をしなくとも、容易に続きの動画を視聴することがでさる。

図 5は、以上の説明におけるフル動画ファイル、ミニ動画ファイル、時間情報ファイル、記録管理フィル、再生管理フィルのディレクトリの構成の一例を示す。 ·

図 6は、 DVD— RAMディスク 1 3 1に記録されるフル動画フアイル（MOV 00 1. MPG) の構成の一例を示す。 DVD— RAMディスク 1 3 1は 2 Kバイトのセクタから構成され、 1 6個のセクタを 1つの論理プロックとして取り扱い、この論理ブロックごとに誤り訂正符号を付与して DVD— RAMディスク 1 3 1へ記録する。さらに最大記録レート換算で 1 1秒分以上の物理的に連続する論理プロックを 1つの連続データ領域として確保し、この領域へ 0. 4〜 1秒分の MP EGストリームからなる単位ビデオバケツト（V i d e o OB j e c t UN I T ：以下、「VOBU」という。）を順に記録する。 1つの VOBU は 2 Kパイト単位の MP EGプログラムストリームの下位階層であるパックから構成される。パックは、ビデオ圧縮データが格納されたビデオパック（V— P CK) と、オーディオ圧縮データが格納されたオーディォパック（A— P CK) の 2種類から構成される。また、 1つの VOB Uには、対応する時間の V—P CKが全て含まれている。さらに、 1つの VOBUには、タイミング的に必要となる音声フレームを含む A—T S Pが全て含まれている。すなわち、 VOBU内において映像フレーム及ぴ音声フレームは完結している。

A Vデータ記録再生装置 1の連続データ領域検出部 340は、 1つの連続データ領域の残りが最大記録レート換算で 3秒分を切った時点で、次の連続データ領域の再検出を行なう。そして、 1つの連続データ領域がー杯になると、記録部 1 20は次の連続データ領域に書き込みを行な

5 o

図 7に、時間情報ファイル MO V 00 1. I FOの構成例を示す。フル動画ストリームの再生時におけるファイル先頭からの経過時間とファィル先頭からのデータアドレス（パック数）との対応を示す時間情報がフル動画ファイルとは別に時間情報ファイル MOV◦ 0 1. I FOとして記録媒体 1 3 1に格納される。

一方、ミニ動画ストリームは、ミニ動画ファイル MOV 001. MP 4として DVD— RAMディスク 1 3 1に記録される。このミニ動画フアイルの構成例を図 8に示す。ミニ動画ファイルにおいては、再生時におけるフアイル先頭からの経過時間とフアイル先頭からのデータァドレスとを示す時間情報は、ファイルのヘッダ部分に格納されている。 MP 4ファイルのヘッダは、アトム構造と呼ばれるデータ構造からなり、その中に種々の属性が格納されている。時間情報は、図 9に示すように、 S amp l e T a b l e A t o mに格納されている。

これらの時間情報を参照することにより、例えば 1 0分後の映像に対応するそれぞれの動画ファイルの格納アドレスを再生制御部 14 2は、簡単に知ることができる。例えば、図 7に示す例では、一例として経過時間に対応する VOBU再生時間（フィールド数）が求められ、その積算値に対応する VOBUデータサイズが決定される。また、図 9に示す例においては、経過時間に対応する V i d e o f r a m e周期（時間 ) が求められ、これに対応する v i d e o f r a me s i z e (パイト数）が決定される。このような動作により、再生が中断された以降の信号のアドレスが決定される。ここで、時間情報ファイル MO V 0 0 1. I FOに格納される時間情報、およびミニ動画ファイルのヘッダに格納される時間情報は、本発明の記録管理情報に一例として対応する。また、各動画ファイルにおけるファイル先頭は、映像信号および音声信号が開始される位置である。

図 1 0は、 D VD— R AMディスク 1 3 1上の記録内容が UD F (U n i v e r s a l D i s k F o r ma t ) ファイノレシステムもしくは I S O/ I E C 1 3 3 4 6 (V o l um e a n d f i l e s t r u c t u r e o f w r i t e— o n c e a n d r e w r i t a b l e m e d i a u s i n g n o n— s e q u e n t i a l r e c o r d i n g f o r i n f o r m a t i o n i n t e r c h a n g e) ファイルシステムによって管理されている状態を示す図である。図 1 0では、連続して記録された 1つの MP EGプログラムストリームがファイル VR—MOV I E. VROとして記録されている。このファイルは、ファイル名及びファイルエントリの位置が、 F I D (F i 1 e I d e n t i f i e r D e s c r i p t o r ) で管理されている。そして、ファイル名はファイル 'アイデンティファイァ欄に VR —MOV I E. VROとして設定され、ファイルエントリの位置は、 I CB欄にファイルェントリの先頭セクタ番号として設定される。

なお、 UDF規格は I S / I E C 1 3 3 4 6規格の実装規約に相当する。また、 DVD— RAMドライブを 1 3 94インタフェース及び S B P- 2 (S e r i a l B u s P r o t o c o l ) プロトコノレを介してバソコンへ接続することにより、 UDFに準拠した形態で書きこんだファイルをパソコンからも 1つのファイルとして扱うことが可能である。

また、ファイルエントリは、アロケーションディスクリプタを使ってデータが格納されている連続データ領域（CDA : C o n t i g u o u s D a t a Ar e a) a、 b、 cを管理する。具体的には、記録制御部 34 1が連続データ領域 aへの記録中に不良論理プロックを見つけると、当該論理プロックをスキップして、連続データ領域 bの先頭から書き込みを継続する。次に、記録制御部 34 1が連続データ領域わへの記録中に P Cフアイルの記録領域とぶっかることを検出した場合には、連続データ領域 cの先頭から書き込みを継続する。この結果、ファイル VR— MOV I E. VROは連続データ領域 a、 b、 cから構成されることになる。

また、アロケーションディスクリプタの記述規則として、図 1 0のァロケーションディスクリプタ a、 b、 cが参照するデータの開始位置はセクタの先頭に一致し、かつ最後尾のァロケーションディスクリプタ c 以外のァロケーションディスクリプタ _a、 bが参照するデータのデータサイズは 1セクタの整数倍である必要がある。

また、 1つの VO BUのデータサイズは、映像が可変ビットレートであれば最大記録レート以下の範囲で変動する。映像が固定ビットレートであれば V O B Uのデータサイズはほぼ一定である。

また、記録内容の再生時は、 DVD— RAMディスク 1 3 1等の相変化光ディスクからのデータの読み出しと読み出したデータの MP E G 2 復号部への出力を同時に実施する。このとき、データの出力速度よりもデータの読出速度の方が高速となるように設定し、再生すべきデータが無くなることのないように制御を行う。したがって、連続したデータ読み出し及ぴ連続したデータ出力を続けると、データ読み出し速度とデータ出力速度との速度差分だけ出力すべきデータを余分に確保できることになる。すなわち、ピックアップ 1 30のジャンプによりデータ読み出しが途絶える間の出力データとして、このような余分に確保できるデータを使うことにより、連続再生を実現することができる。

具体的には、 DVD— RAMディスク 1 3 1·からのデータ読み出し速度が 1 IMb p s、 MPEG 2復号部へのデータ出力速度が最大 8 Mb p s、ピックアップ 130の最大移動時間が 3秒の場合、ピックアップ 1 30が移動中の 24Mビットのデータが余分な出力データとして必要になる。かかる余分なデータ.を確保するためには、 8秒間の連続読み出しが必要になる。すなわち 24Mビットをデータ読み出し速度 1 1Mb p sとデータ出力速度 8Mb p sの差で割った時間だけ連続読み出しする必要がある。

したがって、 8秒間の連続読み出しの間に 88Mビット分、すなわち 1 1秒分の出力データを読み出すことになるので、 1 1秒分以上の連続データ領域を確保することで、連続データ再生を保証することが可能となる。

なお、連続データ領域の途中には、数個の不良論理ブロックがあっても良い。ただし、この場合には、再生時にかかる不良論理ブロックを読み込むのに必要な読み出し時間を見越して、連続データ領域を 1 1秒分よりも少し多めに確保する必要が有る。 .

上記の説明を一般化すると、ピックアップ 1 30の最大シーク時間を T j (秒）、ピックアップ 1 30のデータ出力速度を V o (Mb p s ) 、ピックアップ 1 30のデータ読み出し速度を V r (Mb p s ) とすると、連続データ領域の最小サイズは、以下、

(数 2)

連続データ領域の最小サイズ = V o XT j XV τ / (V r -V o) で表すことができる。ここで、 V o、 V rは、 MP EG 2の場合と MP EG 4の場合とで異なり、それぞれ圧縮方式に対して、適切な連続データ領域の最小サイズである、本発明の第 1の所定の連続データ領域、および本発明の第 2の所定の連続データ領域が決定される。また、図 1 1 は上式の関係を図示したものである。このように連続データ領域が決定されることにより、図 1 2に示すように、 2つの動画ストリームが交互に記録されている場合でも、データがフリーズすることなく各データを取り出すことができる。

ここで、連続データ再生が保障される連続データ領域は、 MP EG 4 に比べて MP E G 2の方が大きくなる。そこで、例えば、 MP EG 2において連続再生が保障される 1 1〜 1 2秒分のフル動画データと、同じく 1 1〜 1 2秒分のミ二動画データを交互に記録することにより、両方の動画データの連続再生が可能となる。またこのとき、ミュ動画は、 1

1〜 1 2秒分のより長い単位で記録されるので、ミ二動画の各フレームの出画遅延時間は、ピックアップのシーク処理が不要となるケースが増えることにより、短くて済む。ミニ動画は、データサイズが小さいことからも、全データをメモり上に配置でき、これにより記録済みの全フレームを使った滑らかな高速再生（例えば 2倍速再生等）の実現が可能になる。フル動画の同様のケースでは、データサイズが大きいのでフレームデータをメモリ上に置くのは困難であり、高速再生時は、例えばディスク上の特定フレーム（例えば Iフレームのみ）の再生により実現されるので、ミュ動画の場合と比較すると滑らかさに劣る。また、ミニ動画はデータサイズが小さいので逆方向の 1倍速再生や 2倍速再生等も可能になる。また、コマ送りやコマ戻し等特殊再生の処理もメモリ上にデータがあれば高速かつ容易に実現できる。

ただし、この場合、動画データとミニ動画データは 2つの連続データ領域を 1つの組として、その組内では物理的に分離しないようにした方がよい。また、ミニ動画データの連続データ領域の方がフル動画の連続データよりも物理的にプロック番号のオーダーで前の方に位置していたほうが良い。同時再生時において、両者の再生すべきデータがより早く読み出し可能となるからである。これにより、同時再生時の最初の出面時間をより短縮化できる。

各連続データ領域は、それぞれのデータサイズが上式の関係を満たせば、図 1 3に示すように、物理的に連続していなくてもよい。ただし、映像および音声がフリーズすることなく連続的に再生可能である様に、 MP EG 2の場合は、第 1の所定の連続データ領域（CDA) を有して、 MP EG 2の場合は、第 2の所定の連続:データ領域を有して、これらの連続データ領域においては物理的に連続してそれぞれのファイルを記録する必要がある。これにより、 2つのファイルを同時に記録する際のピックアップ 1 30のシーク動作を減らすことができる。

なお、それぞれのデータの再生時間が同じになるよう.に、それぞれのデータ領域が記録されている場合は、フル動画とミニ動画を同時に再生することができる。すなわち、例えば、図 1、 2における再生部 1 2 1 が D VD— RAMディスク 1 3 1からフル動画ファイルおよびミニ動画ファイルの両方を取り出し、 MP EG 2復号部 1 1 1および MP EG 4 復号部 1 1 3がそれぞれの動画ファイルを復号し、復号されたそれぞれの映像信号および音声信号をポータブルビデオプレーヤ 2の表示部およぴ A Vデータ記録再生装置 1に接続された表示装置 3に出力することができれば、フル動画ファイルおよびミニ動画ファイルを同時に（すなわち同じ再生の進行で）視聴することができる。

このとき、フル動画ファイルとミニ動画ファイルは圧縮時に同じクロックを基準として各フレームが生成されるので、フル動画とミニ動画の各フレームの再生タイミングは、最初の 1フレームの再生開始タイミングを合わせることにより、以降に再生されるフレームにおいては一致する。フル動画と.ミニ動画の最初の 1フレームの再生タイミングは、それぞれ時間情報ファイル内の時間情報おょぴミニ動画ファイル内の時間情報を参照して、同じ時刻に対応する動画データから再生開始するようにすれば一致する。

また、図 1 4に示す様に、各連続データ領域の間に P Cファイル等のデータが挟まれ（インターリーブされ）ても良い。 '

また、以上までの説明において、ポータブルビデオプレーヤ 2は屋外で使用され、 A Vデータ記録再生装置 1は屋内で使用される、としたが、これに限られることがないことは言うまでもない。さらに、図 1 5に示すように、ポータブルビデオプレーヤ 2と A Vデータ記録再生装置 1 が接続されて使用されてもよい。 '

その場合、いずれか一方の装置から地方の装置が遠隔操作できる構成であれば、 D V D— R AMディスク 1 3 1を各装-置の間において挿入し直す必要がない。例えば、 A Vデータ記録再生装置 1の再生部 1 2 1がフル動面ファイルおよびミニ動画ファイルの両方を取り出して、ミ二動画ファイルがポータブルビデオプレーヤ 2に送られれば、ポータプノレビデォプレーヤ 2では、ミニ動画ファイルを復号するだけでよいので、さらにポーダブルビデオプレーヤ 2におけるパッテリ一の消耗を抑制する。ことができる。例えば、居間において、 A Vデータ記録再生装置で視聴していたが、 D V D— R AMディスクを取り出すことなく、寝室にあるポータブルビデオプレーヤ 2から遠隔操作することにより、寝室において続きを視聴することができる、という使用形態等が考えられる。

また本実施の形態において、記憶媒体は DVD— RAMディスクであるものとしたが、特にこれに限定するものではなく、例えば MO、 D V D— R、 DVD— RW、 D VD + RW, CD-R, CD— RW等の光デイスクゃハードディスク等のディスク形状を有する記録媒体であれば何でも良い。また、半導体メモリであっても良い。そのような場合も上記と同様の効果を得ることができる。

また本実施の形態において、読み書きへッドはピックアップ 1 3 0としているが、 MOの場合はピックアップ及び磁気ヘッドとなり、またハ一ドディスクの場合は磁気へッドとなる。

また本実施の形態において、放送番組は A Vデータ記録再生装置内で MP EG 2および MP EG4で圧縮するものとしたが、デジタル放送波の場合は、放送波に含まれる MP EG 2圧縮ストリームおよび MP EG 4圧縮ストリームをトランスポートストリームのまま、別々のフアイノレに記録しても良い。また一方、 1つのファイルに記録しても良い。だたし後者の場合、図 4の同時録画識別情報には同一のファイル名が登録される。

また本実施の形態において、 3の再生中断情報は DVD— RAMディスク 1 3 1等の記録媒体に記録されるものとしたが、 A Vデータ記録再生装置に内蔵されたフラッシュメモリに記録されても良い。ただしこの場合、識別子と一緒にどの記録媒体の再生を中断したのかを識別するためにメディァ識別子を一緒にフラッシュメモリに記録する必要がある。また本実施の形態において、図 4に示す同時録画識別情報は DVD— RAMディスク 1 3 1等の記録媒体上に記録されるものとしたが、 AV データ記録再生装置に内蔵されたフラッシュメモリに記録ざれても良いただし、この場合識別子と一緒にどの DVD— RAMディスク上の動画フアイル名かを識別するためにメディァ識別子を一緒にフラッシュメモリに記録する必要がある。

また本実施の形態において、ミ二動画を再生する場合はミニ動画のビットレートに応じて DVD— RAMドライブの回転数を落して小電力化を図っても良い。

また本実施の形態において、ミ二動画を MP E G 4ビデオストリームを含む MP 4ストリームへ圧縮したが、 MP E G— T Sストリーム等であっても良い。また、連続した J P EGストリームをストリーム（Mo t i o n J P EGストリーム）を含む Q u i c k T i meフアイノレ、または Mo t i o n J P EG 2000規格準拠のストリームを含むフアイノレを生成しても良レ、。

さらに、本発明の圧縮方式は、 2種類の圧縮方式に限らず、互いに異なる 3種類以上の圧縮方式であってもよい。その場合は、それぞれの圧縮方式に適合した復号部を有する装置で復号されれば、上記と同様の効果が得られる。

また本実施の形態において、 AVデータ記録再生装置 1は本発明の再生装置の一例であるとしたが、複数の異なる圧縮方式で圧縮された信号、および複数の異なる圧縮方式で圧縮された信号の互いの対応関係を示す記録管理情報を記録媒体に記録する場合においては、本発明の記録装置の一例でもある。この場合、本発明の記録装置は、上記の機能を有していればよいので、再生機能が無い場合も考えられる。

また、以上までの説明において、ポータブルビデオプレーヤ 2は、信号を複数の異なる圧縮方式で圧縮する機能、および圧縮した信号を記録する記録機能が無くてもよい。すなわち、ポータブルビデオプレーヤ 2 は、再生専用機であってもよい。ただし、上述したように、再生中断信号を記録媒体に記録するための記録機能を有することが必要である。さらに、本発明の再生装置は、 A Vデータ記録再生装置 1の機能およぴポータブルビデオ再生装置 2の機能が合体された単一の装置である構成も考えられる。すなわち、屋内で視聴する場合は、電源ライン、およぴ大画面 T V 3に接続して A Vデータ記録再生装置 1として使用され、屋外に持ち出した時には、バッテリーで駆動してポータブルビデオプレーャ 2として動作する構成も考えられる。そのような場合でも上記と同様の効果を得ることができる。

また、各圧縮データは A Vデータ記録再生装置 1に内蔵されたフラッシュメモリに記録されても良い。

また、以上までの説明では、本発明の記録媒体に記録されるのは放送番組を例として挙げたがこれに限定されるものでないことは言うまでもない。

尚、本発明のプログラムは、上述した本発明の再生装置または記録装置の全部又は一部の手段（又は、装置、素子等）の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムである。

又、本発明の記録媒体は、上述した本発明の再生装置または記録装置の全部又は一部の手段（又は、装置、素子等）の全部又は一部の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムを担持した記録媒体であり、コンピュータにより読み取り可能且つ、読み取られた前記プログラムが前記コンピュータと協動して前記機能を実行する記録媒体である尚、本発明の上記「一部の手段（又は、装置、素子等）」とは、それらの複数の手段の内の、一つ又は幾つかの手段を意味する。

又、本発明の上記「手段（又は、装置、素子等）の機能」とは、前記手段の全部又は一部の機能を意味する。

又、本発明のプログラムの一利用形態は、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。

又、' 本発明のプログラムの一利用形態は、伝送媒体中を伝送し、コンピュータにより読みとられ、コンピュータと協働して動作する様であつても良レ、。

又、記録媒体としては、 R O M等が含まれ、伝送媒体としては、インターネット等の伝送媒体、光，電波 ·音波等が含まれる。

又、上述した本発明のコンピュータは、 C P U等の純然たるハードウエアに限らず、ファームウェアや、 O S、更に周辺機器を含むものであつても良い。

尚、以上説明した様に、本発明の構成は、ソフトウェア的に実現しても良いし、ハードウェア的に実現しても良い。

また、以上までの説明における D V D— R AM等の記録媒体に記録されたデータ構造も本発明の章囲に含まれる。この場合データ構造としては、データベース、データフォーマット、データテーブル、データリスト、データの種類などを含む。

以上のように本発明の再生装置、記録装置によれば、放送番組を屋外と屋内の両方で効率的に視聴できる。すなわち、屋外の視聴時においては、記録再生装置のバッテリーの消耗を抑え、かつ、屋内においては同じ番組の続きを大画面 T Vで容易に切り替えて視聴できる。産業上の利用可能性

本発明の記録再生システムは、想定した視聴形態が変化した場合でも

、それぞれの視聴形態に適した条件で映像および Zまたは音声を視聴することができるという効果を有し、再生装置等として有用である。

Claims

請求の範囲

1 . 複数の異なる圧縮方式で圧縮された信号、および前記複数の異なる圧縮方式で圧縮された信号の互いの対応関係を示す記録管理情報がそれぞれ記録されている記録媒体から前記いずれかの信号を取り出すための再生部と、

前記記録媒体から取り出された信号を復号化する復号部と、前記再生部における再生中断情報を含む再生管理情報を前記記録管理情報に対応させて前記記録媒体に記録する記録部とを備える再生装置。

2 . 前記再生中断情報は、前記信号の再生が開始されてからの経過時間である、請求項 1に記載の再生装置。