WO2003092006A1

WO2003092006A1 - Support d'enregistrement et programme

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Publication number: WO2003092006A1
Application number: PCT/JP2003/004827
Authority: WO
Inventors: Yutaka Ueda
Original assignee: Konica Minolta Holdings, Inc.
Priority date: 2002-04-24
Filing date: 2003-04-16
Publication date: 2003-11-06
Also published as: EP1498899A4; EP1498899A1; US20050185949A1; JP2003316524A

Description

明細書記録媒体及びプログラム技術分野

本発明は、画像情報と楽曲音声情報とを用いたスライドショーを実現する記録媒体及びプログラムに関する。背景技術

近年、カメラで撮影した写真をデジタル画像情報として取り扱う顧客が増えている。例えば、デジタルカメラでは、情報記録媒体に記憶された画像情報をパソコンなどのコンピュータ端末で読み込み、パソコンにインストールされた画像表示ソフ卜で再生することにより気軽に写真を閲覧することができる。

また、フィルムカメラで撮影した写真をデジタル画像情報に変換するサ一ビスも行われており、例えば、ラボなどのフォトサ一ビス店舗やコンビニエンスストァ（以下、コンビニと略す。）などの注文店舗に撮影したネガフィルムを持ち込むと、フオトサービス店舗では、ネガフィルムを現像した後、スキャナなどでデジタルデ一夕として読み取り、読み取つた画像情報を C D _ Rなどの情報記録媒体に書き込むといったサ一ビスが行われている。

そして、画像情報が書き込まれた C D— Rなどの情報記録媒体を受け取つた顧客は、自宅のパソコンなどのコンピュータ端末を用いて再生することによりネガフィルムに記録された写真から読み取った画像情報をパソコン上で閲覧することができ、デジタルカメラを所有していない顧客であっても、写真をデジタル画像情報として取り扱うことができる。

しかしながら、上述した従来のデータ変換サービスは、ネガフィルムに記録された写真から読み取った画像情報を情報記録媒体に書き込むものであり、この情報記録媒体を受け取つた顧客は、情報記録媒体に記録された画像情報を手動でコンビュ —夕の H Dなどに複製したり、各画像にファイル名を付けて管理しなければならず、作業が煩雑であった。特に、複数の C D— R等の情報記録媒体に記録された画像情報を扱う場合には、顧客は大量の画像情報の複製してファイル名をつける作業を手動で行わなければならないため、手間と時間がかかり、更に煩雑であった。

また、近年、楽曲音声情報もデジタルデ一夕として取り扱われるようになつてきており、パソコンにも楽曲音声情報を再生できる機能が付加され、音楽が楽しめるようになつてきており、スライドショーの B GMとして楽曲音声情報を再生するソフトも提供されているが、上記のような画像情報の複製作業を行った上で楽曲音声情報の画像情報との対応付けを行う必要があることから、手間がかかり、気軽にスライドショーを利用することができなかった。発明の開示

本発明の課題は、ネガフィルムから読み取られた画像情報を自動的にコンビユー夕に複製して複製作業の手間を省き、スライドショ一を気軽に楽しむことを可能にすることである。

本発明は、上記課題を解決するため、以下のような特徴を備えている。

本発明の一実施例は、画像情報と、コンピュータに該画像情報に基づく画像を出力させる情報出力プログラムと、該画像情報及び該情報出力プログラムの複製情報をコンピュータの所定位置に自動的に保存させる自動複製プログラムとが記録されていることを特徴としている。

本発明の一実施例は、画像情報、及び該画像情報に基づく画像を出力させる情報出力プログラムの複製情報を、コンピュータの所定位置に自動的に保存させる機能をコンピュータに実現させることを特徴としている。

本発明の一実施例によれば、ネガフィルムに記録された写真から読み取った画像情報をコンピュータに自動的に複製することができる。これにより、煩雑な複製作業の手間を省き、例えばスライドショ一を簡単に楽しむことが可能となる。

本発明の記録媒体において、前記自動複製プログラムは、前記コンピュータに、前記画像情報の一部と前記情報出力プログラムとを前記所定位置に自動的に保存させるものであることを特徴としている。

本発明の一実施例によれば、記録媒体に記録された画像情報の一部をコンピュー夕の所定位置に自動的に保存し、自動的に保存されない画像情報については、必要に応じて任意に記録媒体から読み出して保存できるため、コンピュータにおけるメモリ使用量を抑えることができる。

本発明において、前記所定位置は、前記コンピュータの内部ディスク、または前記コンピュータがネットワークを介して接続する他のコンピュータの内部ディスク、または該他のコンピュ一夕に接続可能な記録装置によって情報の記録が可能な記録媒体の何れかであることを特徴としている。

本発明の一実施例によれば、任意のコンピュータだけでなく、該コンピュータがネットワークを介して接続した他のコンビュ一夕や、他の記録媒体にも画像情報や情報出力プログラムを自動的に保存することが可能である。

本発明において、楽曲音声情報が更に記録され、前記情報出力プログラムは、前記楽曲音声情報の格納場所を選択可能に明示し、前記コンピュータに、前記画像情報に基づく画像と選択された前記楽曲音声情報を元にした楽曲音声とを同時に出力させるものであり、

前記自動複製プログラムは、前記コンピュータの所定位置に、前記画像情報及び選択された前記楽曲音声情報並びに前記情報出力プログラムの複製情報を自動的に保存させるものであることを特徴としている。

本発明の一実施例によれば、コンピュータに、画像情報及び楽曲音声情報を元にした画像及び楽曲音声を同時に出力させることができるため、スライドショーを容易に楽しむことができる。

本発明において、固有の識別情報が更に記録され、前記自動複製プログラムは、前記コンピュータに、前記所定位置に前記情報出力プログラムの複製情報を自動的に保存させるとともに、前記所定位置に前記識別情報に対応する情報保存領域を確保させ、該情報保存領域に前記画像情報の複製情報を自動的に保存させるものであることを特徴としている。

本発明の一実施例によれば、画像情報や楽曲音声情報を、コンピュータ内に識別可能な状態で保存することにより、一括して管理できる。これにより、コンピュー夕における画像情報や楽曲音声情報の選択や検索の作業を簡便化でき、スライドショーを容易に楽しむことができる。

本発明において、前記画像情報は、異なる解像度を有する複数の加工画像情報を含むことを特徴としている。

本発明の一実施例によれば、 1画像情報を加工して解像度違いの複数の画像情報を生成してコンピュータに保存するため、コンピュータにおいて、用途に応じて画像情報または加工画像情報を選択して利用することができる。また、例えば、元の画像情報の解像度が高い場合に、コンピュータのディスプレイ表示に適した解像度に画像情報を処理してコンピュータに出力し、メモリ使用量を節約することができる。図面の簡単な説明

第 1図は、画像音声記録システムの全体構成を示す図である。

第 2図は、情報記録端末 4 0の機能的構成を示すブロック図である。

第 3図は、画像音声記録システムにおける画像音声記録方法の手順を示すフローチヤー卜である。

第 4図は、コンピュータ端末 2 aで表示される画面構成例（画像一覧表示画面）を示す図である。

第 5図は、コンピュータ端末 2 aで表示される画面構成例（スライドショー編集画面）を示す図である。

第 6図は、自動複製プログラムによる情報の自動複製処理を示すフローチャートである。

第 7図は、情報記録媒体 5に記録されたデータ構成例を示す図である。

第 8図は、自動複製処理によりコンピュータ 2 a内に保存されるデータ構成例を示す図である。

第 9図は、図 2の C P U 4 1による情報記録処理を示すフローチャートである。発明を実施するための最良の形態

以下、図を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の実施の形態における画像情報は、本画像データ、サムネイルデータ、スクリーンデー夕を含み、サムネイルデータ及びスクリーンデータは、以上の請求項における加工画像情報に相当する。

まず、構成を説明する。

図 1は、本実施の形態における画像音声記録システムの全体構成を示す図である。図 1に示すように、本実施の形態による画像音声記録システムは、ネガフィルム 6 を提供する顧客 2と、未現像ネガフィルムから画像情報を読み取り、画像情報と専用アプリケーションプログラムとが記録された情報記録媒体 5を作成するラボ 4 と、顧客 2とラボ 4とを仲介するコンビニ 3などの注文店舗と、サーバー 8と、顧客 9とからなる。

なお、図 1においては、顧客 2、コンビニ 3、ラボ 4、サ一バー 8、他の顧客 9 が各々 1つずつ接続された例を示しているが、これらの数は特に限定されない。また、本実施の形態では、コンピュータ端末 2 a、コンピュータ端末 9 a、情報記録端末 4 0がネットワーク Nを介してサーバー 8と接続し、サーバー 8から楽曲音声情報や画像情報などの各種情報をダウンロード可能であり、コンピュータ端末 2 a 及びコンピュータ端末 9 aが互いにデータの送受信が可能な構成について説明するが、これは必須の構成ではなく、各端末はネットワーク Nに接続されていなくてもよい。

顧客 2は、ネガフィルム 6をコンビニ 3に持ち込み、コンビニ 3から情報記録媒体 5及び現像済みネガフィルム 7を受け取る。顧客 2は、情報記録媒体 5に記録された専用アプリケーションを実行するコンピュータ端末 2 aを有し、このコンピュ一夕端末 2 aはネットワーク Nを介して楽曲音声情報を配信するサーバー 8に接続され、コンピュータ端末 2 aで新たに作成された再生専用情報記録媒体 5 aが他の顧客 9に提供される。また、コンピュータ端末 2 aは、ネットワーク Nを介して他の顧客 9のコンピュータ端末 9 aに接続される。コンピュータ端末 2 aは、端末の各部を制御する制御手段、及び情報を記憶する記憶手段、並びにネットワーク N に接続するための通信制御部と、画像を出力するディスプレイと、楽曲音声を出力するスピーカー（いずれも図示省略）を備える。

コンビニ 3は、顧客 2からネガフィルム 6を顧客 2から受け取ると、ラボ 4に送る。また、ラボ 4から情報記録媒体 5及び現像済みネガフィルム 7を受け取って顧客 2に提供する。

ラボ 4は、情報記録端末 4 0を備えており、この情報記録端末 4 0は、コンビニ 3を介して顧客 2から受け取つたネガフィルム 6を現像して現像済みネガフィルム 7を作成し、現像済みネガフィルム 7から得られる画像情報、楽曲音声情報、専用アプリケーションプログラムを情報記録媒体 5に記録する。そして、情報記録媒体 5及び現像済みネガフィルム 7をコンビニ 3経由で顧客 2に提供する。また、情報記録端末 4 0は、ネットワーク Nを介してサ一バー 8に接続される。

サーバ一 8は、ネットワーク Nを介してコンピュータ端末 2 a、情報記録端末 4 0、及びコンピュータ端末 9 aに接続され、楽曲音声情報を配信する。

顧客 9は、情報記録媒体に情報を記録可能なコンピュータ端末 9 aを有し、このコンピュータ端末 9 aはネットワーク Nを介して楽曲音声情報を配信するサ一バ —8に接続されるとともに、顧客 2のコンピュータ端末 2 aに接続される。コンビユー夕端末 9 aは、端末の各部を制御する制御手段、及び情報を記憶する記憶手段、並びにネットワーク Nに接続するための通信制御部と、画像を出力するディスプレィと、楽曲音声を出力するスピーカ一（いずれも図示省略）を備える。

ネットワーク Nは、専用線や既存の一般公衆回線を利用して構築された通信ネットワークであり、 L ANや WANなどの様々な回線形態を適用することが可能である。ネットワーク Nには、例えば、電話回線網、 I S D N回線網、専用線、移動体通信網、通信衛星回線、 CATV回線網などの各種通信回線網と、それらを接続するインターネットサービスプロバイダなどが含まれる。また、図 1においては各装置、端末間は有線接続されている例を示しているが、無線接続であってもよい。但し、情報管理の信頼性の観点から、特定のュ一ザのみがアクセス可能なセキユリティを確保しているネットワークであることが望ましい。

ここで、図 1の情報記録端末 4 0の構成を説明する。図 2は、情報記録端末 4 0 の機能的構成を示す図である。図 2に示すように、情報記録端末 4 0は、 C P U 4 1、入力部 4 2、表示部 4 3、通信制御部 4 4、 RAM 4 5、記憶部 4 6、現像部 4 7、画像読取部 4 8、画像処理部 4 9、画像記録部 5 0、音声出力部 5 1により構成され、各部はデータの送受信が可能なようにバス 5 2により接続されている。

C P U (Central Processing Unit) 4 1は、記憶部 4 6に格納されているシステムプログラムや各種制御プログラムを読み出して RAM 4 5に展開し、該制御プログラムに従って各部の動作を集中制御する。また、 C P U 1 1は、 RAM 4 5に展開したプログラムに従って各種処理を実行し、その処理結果を RAM 4 5に格納するとともに、表示部 4 3に表示させる。そして、 RAM 4 5に格納した処理結果を記憶部 4 6の所定の保存先に保存させる。具体的には、 C P U 4 1は、記憶部 4 6から情報記録処理プログラムを読み出して、後述する情報記録処理を実行する。

C P U 4 1は、情報記録処理において、コンビニ 3を介して顧客 2から受け取つたネガフィルム 6を元に得られる画像情報と、記憶部 4 6に記憶された自動複製プログラム及び情報出力プログラムと、情報記録媒体毎に固有の識別情報 (Di sc ID) とを情報記録媒体 5に記録する。なお、ネットワーク Nを介してサーバ一 8からダウンロードした楽曲音声情報や、記憶部 4 6に記憶された楽曲音声情報を情報記録媒体 5に記録してもよい。入力部 4 2は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キーなどを備えたキ一ポードを含み、このキーポードで押下されたキーに対応する押下信号を C P U 4 1に出力する。なお、入力部 4 2は、必要に応じてマウス、夕ツチパネルなどのポインティングディバイスや、その他の入力装置を備えることとしてもよい。

表示部 4 3は、 L C D (Liquid Crystal Display) や C R T (Cathode Ray Tube) などにより構成され、 C P U 4 1から入力される表示信号の指示に従って、通信制御部 4 4から入力された画像情報などの各種情報、画像読取部 4 8により現像済みネガフィルム 7から読み取られた画像情報、画像処理部 4 9により画像情報が処理されて生成された加工画像などを表示する。

通信制御部 4 4は、 L ANや WAN、或いはインタ一ネットなどのネットワークに接続された伝送媒体に接続可能なィンターフェイスであり、モデムまたは夕一ミナルアダプタなどによって構成される。通信制御部 1 4は、電話回線、 I S D N回線、無線通信回線、専用線、 C A T V回線などの通信回線を介してフィルム出力装置、表示装置、診療端末、フアイリング装置、ホストサーバなどの外部機器との通信を行うための制御を行う。また、通信制御部 4 4は、ネットワーク Nを介してサーバ一 8から画像情報や楽曲音声情報を受信すると、 C P U 4 1からの入力指示に従って情報記録端末 4 0の各部に出力する。

R AM (Random Access Memory) 4 5は、 C P U 4 1によって実行される各種プログラムやこれら各種プログラムによって処理されたデ一夕などを一時的に記憶するワークエリアを形成する。

記憶部 4 6は、プログラムやデータなどがあらかじめ記憶されている記録媒体 (図示省略）を有しており、この記録媒体は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリで構成されている。この記録媒体は記憶部 4 6に固定的に設けられるもの、若しくは着脱自在に装着するものであり、この記録媒体には、システムプログラム、当該システムに対応する各種処理プログラム、及び各種処理プログラムで処理されたデ一夕などを記憶する。なお、プログラムは、コンピュータが読取可能なプログラムコードの形態で格納され、 C P U 4 1は、当該プログラムコードに従つた動作を逐次実行する。

具体的には、記憶部 4 6は、専用アプリケーションプログラム（情報出力プログラム及び自動複製プログラム）、及び情報記録処理において C P U 4 1により使用される情報記録処理プログラムとを記憶する。また、記憶部 4 6は、ネットワーク Nを介して通信制御部 4 4から入力されたサーバー 8からの画像情報及び楽曲音声情報、画像読取部 4 8により読み取られた画像情報、制御部 4 1により発行される識別情報などを記憶している。

情報出力プログラムは、画像情報に基づく画像と楽曲音声情報に基づく楽曲音声とを同時に出力させるためのプログラムである。情報出力プログラム内には、コンピュータ端末 2 aにおいて画像情報と楽曲音声情報とを関連付けて再生するためのスライドショープログラムの他に、スライドショ一で演奏される楽曲音声情報の取得を可能とする楽曲取得プログラムと、画像情報及び楽曲音声情報及びスライドショープログラムとこれらの関連付けファイルとをセットにしてハードディスクなどの記憶手段や他の情報記録媒体に保存したり電子メールに添付して送信するセット掃き出しプログラムとが含まれており、これらのプログラムは単体で動作させてもよく、電子アルバムプログラムとして一体となって動作させてもよい。また、自動複製プログラムは、画像情報、楽曲音声情報、情報出力プログラムを自動的にコンピュータ端末 2 aの所定位置に保存するプログラムである。

現像部 4 7は、ネガフィルム 6を現像して現像済みネガフィルム 7を作成し、画像読取部 4 8は、現像済みネガフィルム 7を読み取ってデジタルデータ（画像情報）に変換する。このとき，画像読取部 4 8によって読み取られる解像度を基本解像度とする. また，ここで解像度はデジタルカメラ等で慣用的に使用されている画素数で以下表す.

画像処理部 4 9は、 C P U 4 1による指示に従い、画像読取部 4 8から入力された画像情報に、画像の鮮鋭度を調整する周波数処理、適切なコントラストに画像変換する階調処理、ダイナミックレンジの広い画像を被写体の細部のコントラストを低下させることなく見やすい濃度範囲に納めるためのダイナミックレンジ圧縮処理、画像データを所定の圧縮化方式で圧縮する圧縮処理などの各種画像データ処理を施す。

また，画像処理部 4 9は，前述の基本解像度を持った画像情報（以下本画像とする）の縮小処理を行って，本画像よりも解像度が低い加工画像情報を生成する. 例えば、 2048 X 1536 pixe lの高解像度の本画像デ一夕の画像情報を元に、ディスプレイ表示に適した 1024X 768 pixelの中程度の解像度を有する画像情報（以下、スクリーンデータとする。）や、一覧表示に適した 160 X 120 pixelの低い解像度の画像情報（以下、サムネイルデ一夕とする。）が画像処理部 4 9によって生成される。画像記録部 5 0には、情報記録媒体 5が着脱可能に装着される。画像記録部 5 0 は、画像読取部 4 8及び画像処理部 4 9から入力される画像情報、及び制御部 4 1 により記憶部 4 6から読み出される専用アプリケーションプログラムを、情報記録媒体 5に書き込む。

画像記録部 5 0により情報を書き込む情報記録媒体 5としては、コンピュータ端末で読取可能な C D— R、 D VD - R, M〇などの任意の媒体を用いることができるが、多くのコンピュータ端末で読取可能で価格が安いことを考慮すると C D— R が好適である。なお、本実施の形態では、画像記録部 5 0によってブランクの情報記録媒体 5に画像情報、加工画像情報、情報出力プログラム、自動複製プログラムを記録する例を説明するが、この他に楽曲音声情報を記録させることも、また、予めデフオル卜の楽曲音声情報や画像情報が記録されている情報記録媒体を使用することも可能である。

音声出力部 5 1は、楽曲音声情報に基づく楽曲音声を出力するスピーカ一である。音声出力部 5 1は、制御部 4 1の指示に従い、選択された楽曲音声を出力する。なお、情報記録端末 4 0を構成する上記の各機能的構成部は、別々の装置として構成されていてもよく、複数の構成部の組合せ、例えば、 C P U 4 1と画像読取部 4 8と画像処理部 4 9と画像記録部 5 0、 C P U 4 1と現像部 4 7と画像読取部 4 8、などが一体的に構成されていてもよい。更に、ラボ 4において、情報記録端末 4 0と接続可能なプリンタを設け、このプリンタを使用して画像読取部 4 8により読み取った画像情報を出力してもよい。プリンタとしては、特に種類を問わず、ィンクジェットタイプ、電子写真タイプ、銀塩タイプなど種々のものを用いることができる。

以下、上記構成の画像音声記録システムを用いて、顧客 2がコンビニ 3にネガフイルム 6を持ち込んでから、画像情報と専用アプリケーションプログラムとが書き込まれた情報記録媒体 5を入手し、楽曲音声情報の取得、スライドショーに必要なデータ及びプログラムをセッ卜で出力するまでの手順について、図 3のフ口一チヤートを参照して説明する。

なお、以下では、コンビニ 3で情報記録媒体 5の注文を行う場合を例として説明するが、注文店舗はコンビニ 3に限らず、顧客 2からのフィルムの現像、プリントの依頼を発注する任意の店舗でよい。また、コンビニ 3などの注文店舗を介さずに顧客 2が直接ラボ 4に情報記録媒体 5の注文を行う構成としてもよい。また、顧客 2は、画像情報をネガフィルム 6として提供する場合を主に説明するが、現像済みのネガフィルムやポジフィルム（現像済みでも未現像でも可）として提供してもよく、デジタルカメラで撮影した画像情報が記録されたコンパクトフラッシュ（登録商標）、やスマートメディア、メモリースティック（登録商標）、マルチメディア力一ド、 S Dメモリ一カードなどのメモリ一カードゃ C D— Rなどの情報記録媒体を提供してもよい。なお、顧客 2が情報記録媒体を提供する場合には、情報記録端末 4 0の C P U 4 1は、後述する情報記録処理において、この顧客 2により提供された情報記録媒体から画像情報を読み出して処理する。

図 3に示すように、画像音声記録システムにおいて、顧客 2は、フィルムカメラで撮影したネガフィルム 6をコンビニ 3などの店舗に持ち込み（図 1の①）、コンピニ 3はネガフィルム 6をラボ 4に送る（図 1の②）（ステップ S 1 0 1 ) 。このネガフィルム 6に記録されている写真画像は顧客自らが撮影したものであってもよく、他の任意の顧客が撮影したものでもよい。

次に、ラボ 4では、情報記録端末 4 0を用いて、ネガフィルム 6を現像して現像済みネガフィルム 7を作成し、現像済みネガフィルム 7から画像情報を読み取り (ネガフィルム 6が既に現像済みであった場合は現像工程を省略）、読み取った画像情報を加工して、この画像情報よりも解像度が低い 2種類の画像情報（サムネィルデータ及びスクリーンデ一夕) を生成し、 3種類の解像度の画像情報と専用アブリケーシヨンプログラムとを情報記録媒体 5に書き込む（ステップ S 1 0 2 ) 。なお、情報記録媒体 5への書込みの順番は任意であり、画像情報を先に、または専用アプリケーションプログラムを先に書き込んでもよく、ラボ 4でネガフィルムをスキャンして画像情報を得る場合は、スキャン工程が終わるのを待たずに先に専用アプリケシヨーンプログラムの書込みを開始したほうが、生産性の観点から好ましい。また、必要に応じて、情報記録媒体 5に楽曲音声情報を書き込んでもよレ^ その後、ラボ 4は、画像情報と専用アプリケーションプログラムとを記録した情報記録媒体 5及び現像済みネガフィルム 7をコンビニ 3に送付し（図 1の③）、コンピニ 3から顧客 2に提供する（図 1の④）（ステップ S 1 0 3 ) 。

次に、コンビニ 3から情報記録媒体 5を入手した顧客 2は、顧客 2 aが保有するコンビュ一夕端末 2 aに情報記録媒体 5を挿入すると（ステップ S 1 0 4 ) 、情報記録媒体 5に記録された自動複製プログラムが起動し、コンピュータ端末 2 aに専用アプリケーションプログラムが複製されるとともに、情報記録媒体 5の識別 1青報に対応するディレクトリがコンピュータ端末 2 a内に作成されて画像情報が自動的に複製される（ステップ S 1 0 5 ) 。なお、情報記録媒体 5の情報の自動複製先はコンピュータ端末 2 aに限らない。例えば、ネットワーク Nを介してコンピュー夕 2 aと接続されたコンピュータ端末 9 aや、コンピュータ端末 9 aにセットされたブランクの情報記録媒体 1 0でもよい。

続いて、コンピュータ端末 2 aに保存された情報出力プログラムを動作させると、コンピュータ端末 2 aには図 4に示すような画像一覧表示画面 1 2が表示される。この画像一覧表示画面には、例えば、サムネイルデータ 1 3 aが集合した複数の画像データ群 1 3と、選択した画像データ群 1 3やサムネイルデータ 1 3 aに対して施す処理を明示したスィッチ 1 4 a〜l 4 f とが表示される。そして、顧客 2が画像データ群 1 3の中から処理を希望する画像データ群 1 3を選択すると、選択した画像データ群 1 3を構成するサムネイルデータ 1 3 aが配列されたアルバムが表示される。

そして、顧客 2がスィッチ 1 4 a〜l 4 f を選択することにより各スィッチに対応するスライドショー、電子メール、画像加工、保存、呼び出し、プリントなどの処理を選択すると、各処理に対応した画面（図示省略）が表示されて処理を実行することができる。例えば、スィッチ 1 4 bを押して「電子メール」を選択すると、電子メールに添付する画像情報のサイズの指定や電子メールの入力画面が表示されて選択した画像情報が添付された電子メールを所望の送信先に送信することができ、スィッチ 1 4 cを押して「画像加工」を選択すると、明るさ調整や色調整などを行うことができ、スィッチ 1 4 dを押して「保存」を選択すると、指定されたディレクトリ一に指定した画像情報を保存する事ができる。また、スィッチ 1 4 e を押して「呼び出し」を選択すると、保存した画像情報を呼び出すことができ、スイッチ 1 4 f を押して「プリント」を選択すると、指定されたプリン夕に選択した画像情報を印刷することができる。なお、これらの処理は、情報出力プログラムによりコンピュータで実行される処理の一例である。

また、スィッチ 1 4 aを押して「スライドショー」を選択すると、コンピュータ端末 2 aにおいて、図 5に示すようなスライドショ一編集画面 1 5が表示される。このスライドショー編集画面 1 5には、選択した画像データ群 1 3のサムネイルデ一夕 1 3 aに加えて、スライドショーにおけるスライド間隔ゃスライド効果などを設置するスライドショー設定領域 1 5 aと、スライドショーに際して演奏される楽曲音声情報を設定する楽曲音声情報設定領域 1 5 bと、スライドショーで再生される画像のサムネイルデ一夕 1 3 aを表示する選択画像表示領域 1 5 cと、画像情報と楽曲音声情報と情報出力プログラムと関連付けファイルとをセットで保存するスライドショー保存スィッチ 1 5 dと、選択した画像情報と楽曲音声情報とを用いたスライドショーを開始するスライドショー開始スィッチ 1 5 eとが表示される。スライドショーを実行する場合、上記の様に、顧客 2はスライド表示する画像のサムネイルデータ 1 3 aを選択する（ステップ S 1 0 6 ) 。但し、スライドショ一でコンピュータ端末 2 aに実際に出力されるのは、サムネイルデータ 1 3 aと同一の本画像デー夕から生成されたスクリーンデ一夕である。

次に、顧客 2はスライドショ一の各種設定を行う。例えば、スライドショー設定領域 1 5 aを操作して、各々のサムネイルデータ 1 3 aを表示する間隔（スライド間隔）や、画像情報の切替え効果（スライド効果）を入力またはプルダウンメニュ一から選択したり、また、画像情報を繰り返して表示するか 1回のみ表示するかを選択する。（ステップ S 1 0 7 ) 。なお、スライドショーの設定項目は上記構成に限らず、表示するサムネイルデータ 1 3 aに装飾を施す設定をしたり、サムネイルデータ 1 3 aとともに表示する画像やテキストを設定する構成を追加してもよい。次いで、顧客 2は楽曲音声情報設定領域 1 5 bを操作して、スライドショーで画像情報とともに再生する楽曲音声情報の取得方法を選択する（ステップ S 1 0 8 )。この楽曲音声情報の取得は、コンピュータを、取得可能な楽曲音声情報の格納場所を選択可能に明示する手段と、ハ一ドディスクなどの記憶手段や C D— Rなどの情報記録媒体から楽曲音声情報を抽出する手段と、サーバー 8から楽曲音声情報をダゥンロードする手段として機能させる楽曲取得プログラムにより実行される。

具体的には、楽曲音声情報の取得方法としては、楽曲音声情報が記録された C D を用いる方法と、ハードディスクなどの記憶手段内の楽曲音声情報を用いる方法と、サーバー 8からダウンロードした楽曲音声情報を用いる方法とがあり、例えば、楽曲音声情報設定領域 1 5わの「C Dの B GMを使う」タブを選択すると、 C D内に記録されている楽曲音声情報がプルダウンメニューに表示され、その中から所望の楽曲音声情報を選択し（ステップ S 1 1 1 ) 、ステップ S 1 1 2に移行する。

一方、ステップ S 1 0 8において、ネットワーク Nを介してサーバ一 8から楽曲音声情報を取得する場合には、コンピュータ 2 aは楽曲取得プログラムにより予め設定された U R Lあるいは顧客 2により指定された U R Lにインタ一ネット接続され（ステップ S 1 0 9 ) 、顧客 2は好みの楽曲音声情報をサ一バー 8からダウンロードして（図 1の⑤）、コンピュータ端末 2 aの記憶手段に記憶させ（ステップ S 1 1 0 ) 、ステップ S 1 1 2に移行する。

なお、ステップ S 1 0 6のサムネイルデータ 1 3 aの選択と、ステップ S 1 0 7 のスライドショーの設定と、ステップ S 1 0 8〜S 1 1 0の楽曲音声情報の設定は必ずしもこの順で行う必要はなく、任意の順番で行うことができる。また、例えば、スライドショーの設定に関してはデフォルトとして設定された条件でよい場合は、ステップ S 1 0 7のスライド効果の設定ステップを省略することもできる。

上記の手順で画像情報及び楽曲音声情報の選択とスライド効果の設定とが終了した後、スライドショー開始スィッチ 1 5 eを押すと、選択した画像情報と楽曲音声情報を用いたスライドショーが開始される（ステップ S 1 1 2 ) 。スライドショ一においては、選択された画像情報のスクリーンデータがディスプレイに表示され、選択された楽曲音声がスピ一カーから出力される。

図 5に示すスライドショー編集画面には、スライドショーをセットで保存するスライドショ一保存スィツチ 1 5 dが設けられており、このスィツチを押すとセット掃き出しプログラムが動作する。このセット掃き出しプログラムは、コンピュータをスライドショーの関連付けファイルを作成する手段と、保存先に保存フォルダを作成して画像情報と楽曲音声情報とスライドショープログラムと関連付けフアイルとをセットとして出力する手段として機能させるものである。また、上記手段に加えて、これらのセットデータをリサイズ、圧縮して電子メールに添付して送信する手段として機能させてもよい。この関連付けファイルとは、スライドショーで再生する画像情報及び楽曲音声情報のパス情報、スライド表示順、スライド間隔、スライド効果などのスライドショ —の設定情報などが記録されたファイルであり、関連付けファイルを作成することにより、一旦コンピュータ端末 2 aで再生したときと同じ設定でスライドショーを再生することが可能となる。

スライドショーの実行後、スライドショーをセットで保存するか否かを選択し (ステップ S 1 1 3 ) 、保存しない場合は（ステップ S 1 1 3 ; N O) 、メニュー画面が表示され、スライドショ一保存スィッチ 1 5 dを押してスライドショーをセットで保存する場合は（ステップ S 1 1 3 ； Y E S ) 、セット掃き出しプログラムが、関連付けファイルを生成してスライドショーで実行された情報をセットデ一夕として記憶する（ステップ S 1 1 4 ) 。

なお、上記ステップ S 1 1 3において、セットデ一夕の保存先をブランクの C D 一 Rや D VD— Rなどの他の情報記録媒体に設定すると、コンピュータ端末 2 aで再生したときと同じ設定でスライドショーを再生することができる再生専用情報記録媒体 5 aを作成することができ、この再生専用情報記録媒体 5 aを知人、友人などの他の顧客 9にプレゼントすることができる（図 1 (D) 。また、情報記録媒体 5のコンピュータ端末 2 aへの挿入時に、ネットワーク Nを介してコンピュータ端末 2 a及びコンピュータ端末 9 aが接続している場合に、コンピュータ端末 9 aにも自動的に情報記録媒体 5の情報を複製してもよいし、このときコンピュータ端末 9 aにブランクの情報記録媒体 1 0が挿入されている場合に、情報記録媒体 1 0にも情報を複製することとしてもよい。

また、上記ステップ S 1 0 8〜S 1 1 0において、ネットワーク Nを介して楽曲音声情報をサーバー 8からダウンロードする例について説明したが、コンピュータ端末 2 aは必ずしもネットワーク Nに接続されている必要はなく、この工程は必須ではない。

ここで、自動複製プログラムによる情報複製手順と、情報記録媒体 5に記憶された情報のデータ構造と、コンピュータ端末 2 a、またはコンピュータ端末 9 a、またはコンピュータ端末 9 aにセットされた情報記録媒体 1 0に自動保存される情報のデ一タ構造について、図 6〜図 8を参照して説明する。

図 6は、自動複製プログラムによる情報の自動複製処理を示すフローチャートである。図 6に示すように、情報記録媒体 5がコンピュータ端末 2 aにセットされると（ステップ S 2 0 1 ； Y E S ) 、自動複製プログラム力 S起動し、コンピュータ端末 2 a内の制御手段（図示省略）は、自動複製プログラムに従って情報記録媒体 5 内の情報の自動複製処理を実行する。まず、制御手段は、コンピュータ端末 2 aの記憶手段に情報出力プログラムが記憶されているか否かを判別し（ステップ S 2 0 2 ) 、既に記憶されていれば（ステップ S 2 0 2 ； Y E S ) 、ステップ S 2 0 4に移行し、記憶されていない場合は（ステップ S 2 0 2 ; N O) 、記憶手段である H D内のデ一夕バックアップパス内に、情報記録媒体 5に記録されている情報出力プログラムを複製し（ステップ S 2 0 3 ) 、ステップ S 2 0 6に移行する。

ステップ S 2 0 4において、制御手段は既に記憶手段に記憶されている情報出力プログラムと情報記録媒体 5に記憶された同プログラムのバージョンを比較し、プログラムの更新が必要か否かを判別し (ステップ S 2 0 4 ) 、更新が必要な場合には（ステップ S 2 0 4； Y E S )、情報出力プログラムをバージョンアップして（ステツプ S 2 0 5 ) 、ステップ S 2 0 6に移行し、更新が不要な場合には（ステップ S 2 0 4 ； NO) 、そのままステップ S 2 0 6に移行する。

2 0 6において、制御手段は HDのデータバックアップパス内の情報を参照する。次いで、情報記録媒体 5に記憶された識別情報 (Disc ID)と同一の識別情報を有するディレクトリが存在するか否かを判別し（ステップ S 207) 、同一の識別情報を有するディレクトリが存在すれば（ステップ S 207 ； YE S) 、ステップ S 210に移行する。一方、同一の識別情報を有するディレクトリが存在しない場合は（ステップ S 207 ; NO) 、情報記録媒体 5に記録された識別情報を有するディレクトリをデ一夕バックアップパス内に作成し（ステップ S 208)、この作成したディレクトリ内に、情報記録媒体 5に記録された画像情報（本画像デ —夕、スクリーンデータ、サムネイルデータを含む）を複製し、ステップ S 210 に進む。

ステップ S 210において、制御手段は、通信制御部を介してネットワーク Nを介して顧客 9のコンピュータ端末 9 aに接続しているか否かを判別し、接続していない場合は（ステップ S 210 ; NO) 、ステップ S 216に移行し、接続している場合には、コンピュータ端末 9 aにブランクの情報記録媒体 10がセットされているか否かを問い合わせる（ステップ S 211) 。コンピュータ端末 9 aに情報記録媒体 10がセッ卜されている場合は（ステップ S 211 ； YES) 、情報記録媒体 5の情報出力プログラムのデータを、ネットワーク Nを介して通信制御部からコンピュー夕端末 9 aに送信し、情報記録媒体 10に複製する。

一方、ブランクの情報記録媒体 10がセットされていない場合は（ステップ S 2 11 ； NO) 、コンピュータ 9 aの HDに情報出力プログラムが記憶されているか否かを判別し（ステップ S 213) 、既に情報出力プログラムが記憶されていれば (ステップ S 213 ； YES) , ステップ S 204〜S 209と同様の手順によつてコンピュータ端末 9 aの HDに情報出力プログラム及び画像情報を複製する（ステツプ S214) 。一方、 HDに情報出力プログラムが記憶されていなければ（ステツプ S 2 1 3 ; NO) 、ステップ S 2 0 3〜S 2 0 9と同様の手順によってコンピュー夕端末 9 aの HDに情報出力プログラム及び画像情報を複製する（ステップ S 2 1 5 ) 。

次いで、ステップ S 2 1 6において、コンピュータ端末 2 aまたはコンピュータ端末 9 aの制御手段は、コンピュータ端末 2 a、またはコンピュータ端末 9 a、またはコンピュータ端末 9 aにセットされた情報記録媒体に複製された情報出力プログラム内のスライドショ一プログラムを起動して、スライドショープログラムのメニュー画面をディスプレイに表示し (ステップ S 2 1 6 ) 、自動複製処理が終了する。

次に、図を参照して情報記録媒体 5のデータ構造、及び複製後のデータ構造を各々説明する。

図 7は、情報記録媒体 5におけるデータ構造を示す図である。図 7に示すように、情報記録媒体 5には、コンピュータに挿入される際に自動複製プログラムを起動する起動ファイル（Autrun. inf) 、情報記録媒体毎に固有の識別情報（Disc ID) を格納する V o 1 i d (Volume ID) テキス卜ファイル、画像情報を格納する D C I Mフォルダ、アプリケ一ションフォルダ、楽曲音声情報を格納する B GMフォルダ、が格納されている。なお、 D C I Mフォルダには、画像情報がネガフィルム単位のフォルダに分けて格納されており、更にネガフィルム毎に本画像データが格納され、サムネィルデータを格納する T H Mファイル、及びスクリーンデータを格納する S THMファイルが設けられている。例えば、本画像データ R1000001. jpgに対応するサムネイルデータ T1000001. jpgが T H Mファイルに、またスクリーンデータ S1000001. jpgが S THMに記録されている。

アプリケ一ションフォルダには、自動複製プログラム及び情報出力プログラムが格納され、情報出力プログラムにはスライドショープログラム、楽曲取得プロダラム、セット掃き出しプログラムが含まれている。また、 B GMフォルダは楽曲音声情報を格納する。なお、図 7のデータ構成例では B GMフォルダを示した画像データ、 B GMフォルダは任意で格納されるものであり、必ずしも情報記録媒体 5に記録する必要はない。

次に、図 8を参照して、自動複製処理による複製後のデ一夕構造を説明する。図 8に示すように、自動複製プログラムにより、コンピュータ端末 2 aまたはコンビユー夕端末 9 aの HDのバックアップバスにおいて、あるいはコンピュータ端末 9 aに挿入されたブランクの情報記録媒体 1 0において、情報出力プログラムが保存され、情報記録媒体 5に固有の識別情報（Disc ID) のディレクトリが作成され、作成されたディレクトリ内にネガフィルム毎のフォルダ及び画像情報が複製される。また、コンピュータ端末 2 aまたはコンピュータ端末 9 aにおいてスライドショ一が実行されて保存されると、情報出力プログラムに含まれるセット掃き出しプログラムは、スライドショーに使用された画像情報及び楽曲音声情報の対応関係やスライドショーの設定を記憶する関連付けファイル（Relat ion, sho) を作成して記 ¾ る。

次に、動作を説明する。

動作説明の前提として、図 9のフローチャートに記述されている各処理を実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形態で記憶部 4 6に格納されており、 C P U 4 1は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。

図 9は、情報記録端末 4 0の C P U 4 1により実行される情報記録処理を示すフローチャートである。情報記録処理において、 C P U 4 1は、情報記録媒体 5がセットされたか否かを判別し（ステップ S 301) 、セットされると（ステップ S 3 01 ； YES) 、ネガフィルム 6が現像済みであるか否かを判別し（ステップ S 3 02) 、現像済みであれば（ステップ S 302 ； YES) 、ステップ S 304に移行し、未現像であれば（ステップ S 302 ; NO) 、現像部 46によりネガフィルム 6を現像して現像済みフィルム 7を作成し（ステップ S 303) 、ステップ S 3 04に進む。

ステップ S 304において、 CPU41は、画像読取部 48によって現像済みネガフィルム 7から読み取った情報をデジタルデータに変換して画像情報（本画像デ一夕）を得る。次いで、画像処理部 49により、本画像データの画素を縮小処理することにより、本画像データよりも解像度が低くディスプレイ表示に適した画素数で構成されるスクリーンデータ、更に解像度が低い一覧表示用のサムネイルデータを生成する (ステップ S 305)

続いて、 CPU41は、記憶部 46から情報出力プログラムと自動複製プロダラムとを読み出し（ステップ S 306)、情報記録媒体 5に固有の識別情報を発行し、識別情報を記憶部 46に記憶する。そして、画像記録部 50によって、本画像デー夕、スクリーンデータ、サムネイルデータ、識別情報を情報記録媒体 5に書き込み (ステップ S 308) 、情報記録処理を終了する。

以上のように、情報記録端末 40の CPU41は、情報記録処理において、顧客 2から受け取ったネガフィルム 6を元に得られる画像情報と、記憶部 46に記憶された情報出力プログラム及び自動複製プログラムを情報記録媒体 5に記録する。情報記録媒体 5を顧客 2の保有するコンピュータ端末 2 aに装着すると、自動複製プログラムが自動的に起動して、コンピュータ端末 2 aの HD、及びコンピュータ端末 2 aとネットワーク Nを介して接続されるコンピュータ端末 9 aの HD、並びにコンピュータ端末 9 aに装着されたブランクの情報記録媒体 1 0に情報出力プログラムを複製するとともに、情報記録媒体 5内に記録された識別情報に対応するディレクトリを作成し、このディレクトリに画像情報を保存する。また、コンビユー夕端末 2 a及びコンピュータ端末 9 aにおいてスライドショーが実行されてスラィドショー保存スィッチ 1 5 eが押下されると、実行されたスライドショーの情報を上記ディレクトリに保存する。

したがって、画像情報が保存されたディレクトリの識別情報を参照することによつてコンピュータ端末 2 aやコンピュータ端末 9おける画像情報の一元管理が可能となり、画像情報の検索、選択、スライドショーの編集などを容易にすることができる。

また、画像情報には、異なる解像度を有する本画像データ、スクリーンデータ、サムネイルデータが含まれているため、画像情報の用途に応じてデータを使い分けることができる。

なお、上記実施の形態においては、ラボ 4の書き込み装置 4 cにより情報記録媒体 5に楽曲音声情報、画像情報、情報出力プログラムを書き込むこととしたが、例えば、予め楽曲音声情報が書き込まれた情報記録媒体 5を使用し、画像情報及び情報出力プログラムをラボ 4において書き込むこととしてもよい。

また、上記実施の形態では、情報記録媒体 5に 3種類の解像度の画像情報を記録することとしたが、解像度及びデータ数はこれに限定されず、例えば、使用頻度が高くディスプレイ表示に適したスクリーンデータと一覧表示に適したサムネイルデータのみを記録してもよいし、本画像データの解像度が高くない場合には、本画像データとサムネイルデータのみを記録してもよい。更に、本画像データのみを記録し、本画像データを元にスクリーンデータやサムネイルデータを生成するプログラムを情報記録媒体 5に記録してもよい。

更に、上記実施の形態において、画像音声記録システムの細部構成、及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。産業上の利用可能性

本発明の一実施例によれば、ネガフィルムに記録された写真から読み取った画像情報をコンピュータに自動的に複製することができる。これにより、煩雑な複製作業の手間を省き、例えばスライドショーを簡単に楽しむことが可能となる。

本発明の一実施例によれば、記録媒体に記録された画像情報の一部をコンビユー夕の所定位置に自動的に保存し、自動的に保存されない画像情報については、必要に応じて任意に記録媒体から読み出して保存できるため、コンピュータにおけるメモリ使用量を抑えることができる。

本発明の一実施例によれば、任意のコンピュータだけでなく、該コンピュータがネットワークを介して接続した他のコンピュータや、他の記録媒体にも画像情報や情報出力プログラムを自動的に保存することが可能である。

本発明の一実施例によれば、画像情報や楽曲音声情報を、コンピュータ内に識別可能な状態で保存することにより、一括して管理できる。これにより、コンビユー夕における画像情報や楽曲音声情報の選択や検索の作業を簡便化でき、スライドショ一を容易に楽しむことができる。

本発明の一実施例によれば、 1画像情報を加工して解像度違いの複数の画像情報を生成してコンピュータに保存するため、コンピュータにおいて、用途に応じて画像情報または加工画像情報を選択して利用することができる。また、例えば、元の画像情報の解像度が高い場合に、コンピュータのディスプレイ表示に適した解像度に画像情報を処理してコンピュータに出力し、メモリ使用量を節約することができる。

Claims

請求の範囲

1 . 画像情報と、コンピュータに該画像情報に基づく画像を出力させる情報出力プログラムと、該画像情報及び該情報出力プログラムの複製情報をコンピュータの所定位置に自動的に保存させる自動複製プログラムとが記録されていることを特徴とする記録媒体。

2 . 前記自動複製プログラムは、前記コンピュータに、前記画像情報の一部と前記情報出力プログラムとを前記所定位置に自動的に保存させるものであることを特徴とする請求の範囲第 1項記載の記録媒体。

3 . 前記所定位置は、前記コンピュータの内部ディスク、または前記コンピュータがネットヮ一クを介して接続する他のコンピュータの内部ディスク、または該他のコンピュータに接続可能な記録装置によって情報の記録が可能な記録媒体の何れかであることを特徴とする請求の範囲第 1項記載の記録媒体。

4. 楽曲音声情報が更に記録され、

前記情報出力プログラムは、前記楽曲音声情報の格納場所を選択可能に明示し、前記コンピュータに、前記画像情報に基づく画像と選択された前記楽曲音声情報を元にした楽曲音声とを同時に出力させるものであり、

前記自動複製プログラムは、前記コンピュータの所定位置に、前記画像情報及び選択された前記楽曲音声情報並びに前記情報出力プログラムの複製情報を自動的に保存するものであることを特徴とする請求の範囲第 1項記載の記録媒体。

5 . 固有の識別情報が更に記録され、

前記自動複製プログラムは、前記コンピュータに、前記所定位置に前記情報出力プログラムの複製情報を自動的に保存させるとともに、前記所定位置に前記識別情報に対応する情報保存領域を確保させ、該情報保存領域に前記画像情報の複製情報を自動的に保存させるものであることを特徴とする請求の範囲第 1項記載の記録媒体。

6 . 画像情報と、コンピュータに該画像情報に基づく画像を出力させる情報出力プログラムと、該画像情報及び該情報出力プログラムの複製情報をコンピュータの所定位置に自動的に保存させる自動複製プログラムとが記録されており、前記画像情報は、異なる解像度を有する複数の加工画像情報を含むことを特徴とする記録媒体。

7 . 前記複数の加工画像情報は、少なくともディスプレイ表示用のスクリーンデー夕であることを特徴とする請求の範囲第 6項記載の記録媒体。

8 . 画像情報、及び該画像情報に基づく画像を出力させる情報出力プログラムの複製情報を、コンピュータの所定位置に自動的に保存させる機能をコンピュータに実現させるためのプログラム。