JP2005051444A - コマ画像データ記録方法及び装置並びにコマ画像表示方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ストレージメディアに記録された複数のコマ画像を表示する際に、各コマの時間的な関連性を明確に示す。
【解決手段】複数のフイルムピースに分断されたネガフイルムからコマ画像を読み取り、これをデジタルデータ化して、ストレージメディアに記録する。コマ画像を読み取る際に、フイルム対応情報ファイル51を作成し、これを各コマの画像データとともにストレージメディアに記録する。フイルム対応情報ファイルには、各コマ画像のファイル名と関連付けて、ネガフイルムNo,フイルムピースNo,フイルムピース内のコマNoが格納される。コマ画像データを再生する際に、フイルム対応情報ファイルを参照し、この情報に基づいて複数のコマをフイルムピース単位で区画してディスプレイに表示する。
【選択図】 図4
【解決手段】複数のフイルムピースに分断されたネガフイルムからコマ画像を読み取り、これをデジタルデータ化して、ストレージメディアに記録する。コマ画像を読み取る際に、フイルム対応情報ファイル51を作成し、これを各コマの画像データとともにストレージメディアに記録する。フイルム対応情報ファイルには、各コマ画像のファイル名と関連付けて、ネガフイルムNo,フイルムピースNo,フイルムピース内のコマNoが格納される。コマ画像データを再生する際に、フイルム対応情報ファイルを参照し、この情報に基づいて複数のコマをフイルムピース単位で区画してディスプレイに表示する。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、写真フイルムから読み取ったコマ画像データをストレージメディアに記録する装置及び方法並びに前記コマ画像データをディスプレイに再生表示する方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ネガフイルムなどの写真フイルムに記録されたコマ画像をデジタルデータ化して、これをCD(Compact Disk)メディアやDVD(Digital Versatile Disk)メディアなどのストレージメディアに記録して、このストレージメディアを顧客に提供するフォトデジタイズサービスが知られている。写真をデジタルデータ化すると、画質の経年劣化を防止できること、また、メディアの大容量化に伴い、1枚のメディアに大量のコマを記録できるようになってきているため、写真プリントを直接観賞する場合と比較して、大量の枚数の写真観賞を手軽に楽しめることができることなどのメリットがあるため、フォトデジタイズサービスは近年普及しつつある。
【0003】
フォトデジタイズは、フォトデジタイズ装置(例えば、特許文献1参照)を使用して行われる。フォトデジタイズ装置は、ネガフイルムに記録されたコマ画像を光電的に読み取るフイルムスキャナと、このフイルムスキャナから取り込まれたデジタルデータをストレージメディアに書き込むメディアドライブを備えている。読み取られたコマ画像データには、例えば、読み取り順にファイル名が付与される。
【0004】
ストレージメディアに記録されたコマ画像データは、画像表示ソフトウエアを用いて再生される。画像表示ソフトウエアは、例えば、ストレージメディアに記録された複数のコマ画像をマトリックス状に配列してインデックス表示したり、選択されたコマを拡大表示したり、複数のコマを所定時間間隔で切り替え表示してスライドショーを実行する。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−354385号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、フォトデジタイズをした場合には、各コマ画像データは、それぞれ独立して存在することになるので、各コマの時間的な関連性を明確に示すことができなかった。すなわち、ネガフイルム上に記録されている複数のコマは、1本のネガフイルムや1片のフイルムピースというまとまりの中に位置づけられており、それらのコマは同時期に撮影されたものであるから、それぞれが時間的に関連するものであるということが明確に示される。他方、デジタイズされた各コマには、それぞれのコマが1つのデータファイルとして独立して存在することになるので、そうした時間的な関連性が失われてしまう。
【0007】
写真観賞の楽しみ方としては、ある1コマをじっくり観賞するといった楽しみ方だけでなく、あるコマを、それと同時期に撮影された他のコマと対照しながら観賞するといった楽しみ方もある。複数のコマの時間的な関連性が明確に分かると、それらのコマにまつわる思い出や撮影当時の記憶がよりいっそう喚起されることも多く、写真観賞の楽しみも広がる。
【0008】
本発明は、ストレージメディアに記録された複数のコマ画像を表示する際に、時間的な関連性を明確に示すことができるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明のコマ画像データ記録方法は、複数のピースに分断された写真フイルムからスキャナにより読み取られたコマ画像データをストレージメディアへ記録するコマ画像データ記録方法において、前記各ピースを識別するピース識別情報を対応するコマ画像データと関連付けて前記ストレージメディアに記録することを特徴とする。
【0010】
本発明のコマ画像データ記録装置は、複数のピースに分断された写真フイルムからスキャナにより読み取られたコマ画像データをストレージメディアへ記録するコマ画像データ記録装置において、前記各ピースを識別するピース識別データを対応するコマ画像データと関連付けて前記ストレージメディアへ記録する記録手段を備えたことを特徴とする。
【0011】
本発明のコマ画像表示方法は、複数のピースに分断された写真フイルムに記録された各コマ画像をデジタルデータとして蓄積したストレージメディアから、コマ画像データを読み取ってディスプレイに再生表示するコマ画像表示方法において、前記コマ画像データと関連付けてストレージメディアに記録されたピース識別情報に基づいて、前記コマ画像をピース単位で区画してディスプレイに表示することを特徴とする。
【0012】
本発明のコマ画像表示装置は、複数のピースに分断された写真フイルムに記録された各コマ画像をデジタルデータとして蓄積したストレージメディアから、コマ画像データを読み取ってディスプレイに再生表示するコマ画像表示装置において、前記コマ画像データと関連付けてストレージメディアに記録されたピース識別情報に基づいて、前記コマ画像をピース単位で区画してディスプレイに表示する制御手段を備えたことを特徴とするコマ画像表示装置。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、フォトデジタイズサービスの概要を示す。図1(A)に示すように、サービスを受け付ける業者は、顧客からネガフイルム10を預かり、フォトデジタイズ装置11によって、ネガフイルム10に記録された各コマ画像をスキャンしてコマ画像をデジタルデータ化し、デジタル化されたコマ画像データをストレージメディア、例えば、DVDメディア12に記録する。フォトデジタイズ装置11は、コマ画像データを記録するとともに、各コマ画像データが帰属するネガフイルムNo等が格納されるフイルム対応情報ファイルを記録する。後述するように、フイルム対応情報ファイルを作成することで、例えば、あるコマを再生表示したときに、それと同一フイルムに属するコマはどのコマかといったことをディスプレイ上で表すことができる。
【0014】
コマ画像データ及びフイルム対応情報ファイルが記録されたDVDメディア12は顧客に提供される。DVDメディア12を受け取った顧客は、自己のパーソナルコンピュータ13等でコマ画像データを再生して写真を観賞する。パーソナルコンピュータ13の本体14には、DVDメディア12に対応したメディアドライブ14aが搭載されている。また、本体14には、ディスプレイ16及びキーボードやマウスからなる操作部17が接続されている。本体14内のCPU14bは、操作部17からの操作信号に基づいて、後述する画像表示ソフトウエアを実行して、コマ画像データを再生してディスプレイ16に画像を表示する。
【0015】
ネガフイルム10は、複数のフイルムピース21に分断され、分断されたフイルムピース21が、ネガホルダー22に収納された状態で顧客の下で保管されている。1つのネガホルダー22には、通常、フイルム1本分のフイルムピース21が収納される。各フイルムピース21には、最大6コマのコマ画像が記録される。
【0016】
図2に示すように、ネガフイルム10のフォトデジタイズを行う場合には、業者は、ネガホルダー22からフイルムピース21を取り出し、それらをスプライステープ23でつなぎ合わせて、例えば、注文1件分のネガシート24を作成する。1件の注文の中に、複数本のネガフイルム10が含まれている場合には、各ネガフイルム10の区切りを示すためのリーダーテープ26が貼り付けられる。すなわち、1本分のネガフイルム10の先頭のフイルムピース21の先端には、リーダーテープ26が貼り付けられ、その最後のフイルムピース21の後端が、次のネガフイルム10のリーダーテープ26とつなぎ合わされる。こうして注文1件分の複数のフイルムピース21をつなぎ合わせたネガシート24が作成される。このネガシート24がフォトデジタイズ装置11のフイルムキャリアにセットされ、注文1件分のフイルムピース21のスキャニングが連続的に行われる。
【0017】
リーダーテープ26には、顧客コードなどの顧客情報,注文受付日付,注文受付番号及びフイルム識別情報などの受付情報が記録される。これら受付情報は、例えば、バーコード方式で記録され、フォトデジタイズ装置11によって読み取られる。フイルム識別情報は、1つの注文で受け付けた複数本のネガフイルムを識別するための情報であり、各ネガフイルム毎に「1」から順にネガフイルムNoが付与される。例えば、1件の注文の中に10本のネガフイルム10がある場合には、各リーダーテープ26には、「1」〜「10」の番号がそれぞれ割り当てられる。
【0018】
なお、本例では、リーダーテープ26にバーコード方式で情報を記録しているが、記録方式はバーコード方式でなくてもよく、例えば、リーダーテープ26に、無線タグなどの小型ICメモリチップを埋め込み、このICメモリチップに顧客情報等を記憶させるようにしてもよい。
【0019】
また、本例では、1オーダー分のネガフイルム10をつなぎ合わせてネガシート24を作成しているが、複数オーダー分のネガフイルム10をつなぎ合わせて1本のネガシート24を作成し、複数オーダー分をまとめてスキャニングするようにしてもよい。この場合には、各オーダーは、受付情報に含まれる注文受付番号に基づいて識別される。また、1つのネガシート24の中に、複数の顧客のネガフイルム10が混在している場合には、受付情報に含まれる顧客情報に基づいて、顧客毎に読み取られたデータが振り分けられる。
【0020】
図3は、フォトデジタイズ装置11の概略構成を示す。フォトデジタイズ装置11は、装置本体31,この装置本体31と接続された、フイルムスキャナ32,モニタ35及び操作部40からなる。装置本体31と、フイルムスキャナ32とは、例えば、SCSIインタフェースによって接続されており、このSCSIインタフェースを介して、フイルムスキャナ32から出力される画像データなどのデータが装置本体31に送信されるとともに、装置本体31から出力される制御信号がフイルムスキャナ32に送られる。
【0021】
フイルムスキャナ32には、エリアCCDカメラ33が設けられている。このエリアCCDカメラ33は、光源34から発光されてネガフイルム10を透過した透過光を受光して、ネガシート24の各コマ画像を読み取る。エリアCCDカメラ33から出力されるアナログの撮像信号は、A/Dコンバータ36によってデジタル変換され、変換された画像データが装置本体31に送られる。ネガシート24は、搬送ローラ37によって搬送される。ネガシート24の各コマがエリアCCDカメラ33の読み取り位置に到達すると、搬送が一時停止されてコマの読み取りが行われる。1コマの読み取りが終了すると1コマ送りされて、次のコマが読み取られる。搬送ローラ37は、送りモータ38によって駆動される。コントローラ39は、送りモータ38,エリアCCDカメラ33の他、フイルムスキャナ32の各部を制御する。
【0022】
エリアCCDカメラ33の上流側には、バーコードリーダ41及びエッジ検出センサ42が配置されている。バーコードリーダ41は、リーダーテープ26に記録された受付情報を読み取る。この受付情報は、A/Dコンバータ43によってデジタルデータに変換されて、装置本体31に送られる。エッジ検出センサ42は、フイルムピース21のエッジを検出して、その検出信号をコントローラ39に送る。エッジ検出センサ42は、例えば、フォトセンサが使用される。符号44は、エッジ検出信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータである。コントローラ39は、エッジ検出信号に基づいてフイルムピース21の区切りを識別し、送りモータ38を介してネガシート24の送り量を制御する。
【0023】
すなわち、フイルムピース21内の各コマの間隔は、所定間隔で配列されており、コントローラ39は、1片のフイルムピース21内の各コマを読み取る場合には、1コマの読み取り後、前記所定間隔に対応する送り量だけネガシート24を送ることで、次のコマをエリアCCDカメラ33の読み取り位置に合わせることができる。しかし、1片のフイルムピース21の最終コマ(6コマ目)と、次のフイルムピース21の先頭コマ(1コマ目)の間隔は、前記所定間隔とは異なる。このため、エッジ検出センサ42によってフイルムピース21の前後端を検出することにより、ネガシート24の送り量が制御される。
【0024】
また、エッジ検出信号は、コントローラ39を介して、装置本体31にも送られる。装置本体31内のCPU45は、このエッジ検出信号に基づいて、フイルムピース21のカウントを行って、読み取り中のフイルムピース21が1本のネガフイルム10中の何ピース目かを識別する。
【0025】
装置本体31は、ワークステーションやパーソナルコンピュータなどのコンピュータ本体をベースに構成されており、CPU45,RAM46,画像処理部47,ストレージデバイス48,記録型DVDドライブ49からなる。ストレージデバイス48としては、例えば、ハードディスクドライブが使用される。ストレージデバイス48には、オペレーティングシステムの他、フイルムスキャナ32をコントロールするデバイスドライバプログラム,画像データをDVDメディア12に書き込むためのライティングソフトウエアなど各種のプログラムがインストールされている。
【0026】
CPU45は、ストレージデバイス48内の各種プログラムを実行して、装置の各部を制御する。RAM46は、CPU45がプログラムを実行する際の作業用メモリとして使用されるとともに、フイルムスキャナ32から送信されるデータを一時的に記憶する。コマ画像データは、RAM46に一時的に記憶される。そして、画像処理部47で各種の画像処理が実行された後、処理済みのコマ画像データがストレージデバイス48に蓄積される。画像処理部47は、コマ画像データに対してガンマ補正等の各種の補正処理を施すとともに、データ圧縮処理を行う。コマ画像データは、例えば、JPG形式で圧縮されてJPGファイルに変換される。
【0027】
また、リーダーテープ26から読み取られた受付情報は、RAM46にいったん書き込まれる。CPU45は、この受付情報及びエッジ検出信号に基づいて、フイルム対応情報ファイルを生成する。このフイルム対応情報ファイルは、例えば、1オーダー毎に1つ作成される。CPU45は、バーコードリーダ41によって、ネガシート24の1つ目のリーダーテープ26の受付情報が読み取られたときに、フイルム対応情報ファイルを新規に作成する。
【0028】
そして、1つのコマ画像データが読み取られる毎に、そのコマ画像データのファイル名に関連付けて、ネガフイルムNo,ピースNo及びコマNoを、作成済みのフイルム対応情報ファイルに格納する。図4は、こうして生成されるフイルム対応情報ファイル51の内容を示す。画像ファイル名は、「0001」からネガシート24内のコマの読み取り順に付与される。ネガフイルムNoは、各ネガフイルム10を識別するための番号であるので、リーダーテープ26が検出される毎にカウントアップされる。そして、1オーダー分の読み取りが完了すると、ネガフイルムNoがリセットされる。次のオーダーのネガシート24を読み取る際には、ネガフイルムNoが「1」から順にカウントされる。
【0029】
ピースNoは、1本のネガフイルム10内の各フイルムピースを識別するための番号であるので、1本のネガフイルム10内の先頭のフイルムピース21には、「1」が付与され、フイルムピース21がエッジ検出される毎にカウントアップされる。1本のネガフイルム10の読み取りが完了すると、ピースNoがリセットされる。コマNoは、1片のフイルムピース21内の6コマを識別する番号であるので、各フイルムピース21の各コマには、読み取られる順に「1」〜「6」までの番号が付与される。
【0030】
なお、ネガシート24を構成するフイルムピース21の中には、隣接するフイルムピース21とは時間的な関連性の無いフイルムピース21が混在している場合もあり得る。例えば、1つのフイルムホルダー22に収納された複数のフイルムピース21は、1本のネガフイルム10を構成するものと推定されるが、誤って1つのフイルムホルダー22に複数のネガフイルム10のフイルムピース21が収納されている場合もあり得る。この場合には、異なるネガフイルム10であるにも関わらず、他のフイルムピース21と同じネガフイルムNoを付与してしまうことになってしまう。
【0031】
こうした誤認識を防止するために、ネガフイルム10に記録されたDXコードを読み取り、隣接するフイルムピース21が同一のネガフイルム10を構成するものかどうかを調べるようにするとよい。DXコードは、周知のように、ネガフイルムの種類や感度等の情報を記録したものであり、各メーカーの製品毎に個別のDXコードが付与されている。このコード体系は、ANSI(アメリカ工業規格協会)によって策定されている。このDXコードの同一性を調べることにより、他のネガフイルム10のフイルムピース21が混在したような場合でも、それを識別することができる。こうしたフイルムピース21が混在した場合には、そのフイルムピース21から読み取ったコマ画像データには、ネガフイルムNo,ピースNo,コマNoを付与せずに、時間的な関連性エラーなどの混在情報を記録しておき、後で検索できる状態にしておくとよい。
【0032】
記録型DVDドライブ49は、読み取ったコマ画像データと、このコマ画像データに対応するフイルム対応情報ファイル51とを、1枚のDVDメディア12内へ書き込む。図5は、DVDメディア12へのデータの格納例を示す。ルートディレクトリ52の配下には、フイルム対応情報ファイル51が格納されるとともに、画像フォルダ53が作成される。この画像フォルダ53にはコマ画像データが格納される。フイルム対応情報ファイル51は、例えば、「C0021−20030510」というファイル名が付与される。前半の「C0021」は、顧客コードを示し、後半の「20030510」は、注文日付を示す。また、DVDメディア12には、コマ画像データを再生表示する画像表示ソフトウエア54も書き込まれる。
【0033】
こうして作成されたDVDメディア12は、ネガフイルム10とともに、顧客へ返却される。顧客は、例えば、パーソナルコンピュータで画像表示ソフトウエア54を起動して、DVDメディア12に記録されたコマ画像データをディスプレイに再生表示することができる。
【0034】
図6及び図7は、画像表示ソフトウエア54の表示画面を示す。画像表示ソフトウエア54を起動すると、パーソナルコンピュータ13のディスプレイ16にはインデックス画面61が表示される。このインデックス画面61では、画像フォルダ53に格納された各コマのサムネイル画像がマトリックス状に配列されて表示される。画像表示ソフトウエア54は、DVDメディア12内にフイルム対応情報ファイル51が無い場合には、各コマをファイル名順に配列する。フイルム対応情報ファイル51が有る場合には、フイルム対応情報ファイル51に基づいて、各コマを、ネガフイルムNo,ピースNo及びコマNoに従って配列する。そして、同じフイルムピース21に属する6コマを単位として、これらを区画して表示する。すなわち、同じフイルムピース21に属する6コマの画像(No1〜No6)は、フイルムピース21を表す枠62によって区画される。この枠62内には、サムネイル画像が表示される他、ネガフイルムNoと、ピースNoとが表示される。
【0035】
このインデックス画面61で所望のコマをカーソル63で選択し、拡大表示指示を行うと、図7に示す拡大表示画面64に切り替わり、選択したコマが拡大表示される。拡大表示画面64は、メイン領域64aと、サブ領域64bとに区画されている。メイン領域64aには、選択されたコマの拡大画像66が表示される。この拡大画像66の近傍には、ファイル名やコマNoが表示される。サブ領域64bには、拡大画像66が属するフイルムピース21内の6コマのサムネイル画像67a〜67fが表示される。各サムネイル画像67a〜67fは、フイルムピース21を模した背景画像68と合成されて表示される。この背景画像68の近傍には、ネガシートNoやピースNoが表示される。
【0036】
また、メイン領域64a内の拡大画像66に対応するサブ領域64b内のサムネイル画像には、カーソル63が表示されている。このカーソル63を他のサムネイル画像に合わせると、そのサムネイル画像に対応する拡大画像66がメイン領域64aに表示される。
【0037】
以下、上記構成による作用について図8及び図9のフローチャートを参照しながら説明する。図8に示すように、フォトデジタイズ装置11のオペレータは、顧客から預かったネガフイルム10がつなぎ合わされたネガシート24をフイルムキャリアにセットする。読み取り開始指示をすると、プレスキャンが実行されて読み取り条件が設定される。この後、本スキャンが開始される。リーダーテープ26が検出されると、バーコードリーダ41によって受付情報が読み取られる。CPU45は、リーダーテープ26が1つ目の場合には、フイルム対応情報ファイルを新規に作成する。
【0038】
エッジ検出センサ42でフイルムピース21のエッジが検出されると、コマ画像の読み取りが開始される。コマ画像が1コマ読み取られると、そのコマ画像データは、RAM46にいったん書き込まれた後、ストレージデバイス48に蓄積される。また、読み取ったコマ画像のコマNoを、ネガフイルムNo及びピースNoと関連付けてフイルム対応情報ファイルに格納する。1コマの読み取りが完了すると、所定間隔だけネガシート24が送られて、同様の手順で次のコマの読み取りが行われる。6コマの読み取りが完了すると、次のフイルムピース21の読み取りが開始される。次のフイルムピース21が検出されると、ピースNoがカウントアップされるとともに、コマNoがリセットされる。このフイルムピース21についても、同様の手順で6コマの読み取りが行われて、コマ画像データがストレージデバイス48に蓄積されるとともに、各コマのコマNoとピースNoとが、既に作成済みのフイルム対応情報ファイルに順次格納される。
【0039】
CPU45は、次のリーダーテープ26を検出すると、1本のネガフイルム10の読み取りが完了したと判定して、ピースNoをリセットする。そして、上記と同様の手順でコマの読み取りと、フイルム対応情報ファイルへの追記が行われる。1つのネガシート24の読み取りが完了すると、読み取ったコマ画像データと、作成したフイルム対応情報ファイルとをDVDメディア12に書き込む。この際に画像表示ソフトウエア54もDVDメディア12に書き込まれる。
【0040】
こうして作成されたDVDメディア12は、顧客に提供される。顧客は、自分のパーソナルコンピュータ13で画像表示ソフトウエア54を起動して、DVDメディア12内のコマ画像データを再生する。図9に示すように、画像表示ソフトウエア54は、DVDメディア12内にフイルム対応情報ファイルがあるかどうかを調べ、無い場合には、コマ画像をファイル名順に配列したインデックス画面を表示する。選択されたコマの拡大指示がされると、拡大表示画面に切り替えて選択されたコマを拡大表示する。
【0041】
他方、フイルム対応情報ファイルが有る場合には、コマ画像データとともにフイルム対応情報ファイルを読み込む。そして、コマ画像をファイル名順に配列するとともに、フイルム対応情報ファイルに基づいて、コマ画像をピース単位で区画したインデックス画面61を表示する。所望のコマの拡大指示がされると、拡大表示画面に切り替えて、メイン領域64aに選択されたコマの拡大画像66を表示するとともに、サブ領域64bに拡大されたコマと同じフイルムピースに属する他のコマを背景画像68とともにサムネイル表示する。
【0042】
このように、ディスプレイ16上で各コマをピース単位で区画して表示することにより、あたかもフイルムピース21そのものを見ているかのように、複数のコマの時間的な関連性が明確に示されるので、写真観賞の楽しみが広がる。印画紙に画像をプリントして写真プリントとして残しておく場合には、例え、アルバムに整理している場合でも、隣接する写真プリントが時間的に前後したものであったり、まったく時間的な関連性の無い写真プリントが隣り合って存在してしまうことも多い。しかし、ネガフイルムの場合には、撮影した順番でコマが並べられているので、時間的な関連性が保証されている。本発明のように、フイルム対応情報ファイルを使用すれば、デジタル化したコマ画像データについても、ネガフイルムの時間的な関連性を維持することができる。
【0043】
また、写真プリントの場合には、撮影当時に印象深いものだけを残す傾向も強く、その当時印象が薄いコマについてはプリントすらされていない場合も多い。ネガフイルムの各コマをすべてデジタイズし、前記フイルム対応情報ファイルに基づいて表示することにより、当時印象が薄かったコマを上述した時間的な関連性の中で改めて観賞することができる。これにより、撮影当時は見過ごされたコマを再発見あるいは再評価することにもつながる。
【0044】
なお、上記実施形態では、ネガフイルムからコマ画像を読み取るだけであるが、コマ画像に写し込まれている撮影日付情報を文字データとして抽出して、これをフイルム対応情報ファイルに格納してもよい。こうすれば、コマの再生を行う際に、各コマをその撮影日付に基づいてソートして表示させることができ、ユーザーにとって便利である。また、撮影日付情報をフイルム対応情報ファイルに格納しておくことは、デジタイズした各コマの時間的な関連性の維持という観点からも有用であると考えられる。
【0045】
この場合、図10に示すように、フイルム対応情報ファイル71には、撮影日付の項目が追加され、この項目に、各コマの写し込み日付が文字認識された撮影日付データが格納される。
【0046】
しかし、写し込み日付の色が背景の色と重なり合っているような場合には、写し込み日付を読み取ることができないため、撮影日付を取得できない場合もある。こうした場合には、前後のコマの撮影日付データに基づいて、写し込み日付が読み取り不能なコマの撮影日付を推定するとよい。ネガフイルム内のコマは、時間的な流れに沿って撮影が行われるから、例えば、コマNoが「2」のコマが読み取り不能なコマである場合、その前のコマの撮影日付が「88.12.12」であり、後のコマの撮影日付が「89.01.01」であった場合には、読み取り不能なコマは、それら前後のコマの間に撮影されているはずである。そうした場合には、その前後のコマの撮影期間「88.12.12−89.01.01」を、読み取り不能なコマの撮影日付として付与する。また、前後のコマの撮影日付が同じ日である場合には、読み取り不能なコマも同じ日に撮影されたと考えられるので、その撮影日付を付与する。
【0047】
このように、写し込み日付がコマに写し込まれている場合には、各コマの撮影日付を特定することができるが、写し込み日付が無い場合には、当然ながら撮影日付の特定は不可能である。しかし、せめて各コマの撮影年代だけでもわかれば、ユーザーがコマ画像データを整理する際に有用な場合もあると考えられる。
【0048】
撮影年代の特定方法としては、上記DXコードを使用する方法が考えられる。DXコードはプリントを行う場合に必要となるので、プリントサービスを行う現像所では、従来から、各DXコードとそのメーカー名や製品名の対応関係を示す情報を把握している。こうした情報をデジタイズセンターで利用すれば、DXコードからその製品名を容易に知りうることができる。
【0049】
図11に示すように、こうしたDXコードと製品名との対応を示す対応情報はDXコードテーブル72として作成される。他方、製品名毎に、予め製造期間を調査して、製品名と製造期間との対応を示す情報を製造期間テーブル73として作成する。これにより、DXコードテーブル72から製品名を抽出し、この製品名をキーとして、製造期間テーブル73から製造期間を抽出することができる。フイルムには有効期限があり、多くのユーザーは、その有効期限内にフイルムを使用すると考えられる。フイルムの有効期限は、製造年月に所定の年数を加算して求められるので、製造開始年月から、製造終了年月にフイルムの有効期限を加算した年月までの期間をおおよその撮影年代として推定することができる。
【0050】
例えば、製造期間が、1988年11月から1990年11月までで、フイルムの有効期間が2年である場合には、撮影年代は、1988年11月〜1992年11月と推定される。こうして推定された撮影年代が、各コマに付与される。上記各テーブル72,73は、デジタイズ装置11のストレージサーバー48に格納しておき、各コマの画像ファイルを生成する際に、CPU45が撮影年代特定プログラムを実行して、撮影年代を特定できるようにしておくとよい。
【0051】
しかし、この方法で、DXコードから撮影年代を特定するためには、製造期間テーブルを作成する必要があるが、すべてのメーカーの製造期間を調査するのは実際上、困難である場合が多く、特に、外国の製品の調査は非常に難しい。
【0052】
このような場合の対策としては、DXコードと写し込み日付の対応関係の蓄積から、あるDXコードを持つネガフイルムがいつ頃使用されていたのかを割り出し、これを撮影年代とする方法が考えられる。この方法では、予め、写し込み日付が記録されたコマから写し込み日付を読み出すとともに、そのネガフイルムのDXコードを読み取り、これらDXコードと撮影日付の対応関係を蓄積していく。このデータの蓄積から、図12に示すように、各DXコードと、このDXコードが付与されたネガフイルムが実際に使用された使用期間との対応表76が作成される。写し込み日付が記録されていなネガフイルムがあった場合には、そのDXコードをキーとして、対応表76から使用期間を抽出し、これを撮影年代として特定する。これにより、製造期間情報も写し込み日付も無いネガフイルムであっても、撮影年代の特定が可能となる。この対応表76も上記製造期間テーブル73と同様に、デジタイズ装置11のストレージデバイス48に格納して、CPU45によって撮影年代の特定処理が実行されるようにしておくとよい。
【0053】
図13は、あるDXコードを持つネガフイルムの使用期間の全期間内における使用頻度の分布状況を表すグラフである。このグラフからわかるように、全使用期間が、1989年12月〜1993年8月であっても、大多数の人が使用した期間は、全使用期間のうちの特定の期間、例えば、1989年12月〜1992年3月に集中している。分布状況から、こうした特定期間を割り出して、これを撮影年代としてもよい。このように特定期間に絞り込むことにより、撮影年代の幅を狭めることができる。撮影年代の幅があまりに広いと、撮影年代を特定する意味が失われるので、こうした絞り込み方法は有効と考えられる。
【0054】
なお、DXコードと撮影日付の対応関係を蓄積することにより撮影年代を特定する方法は、DXコードが製品期間テーブルに含まれていない場合の対策として説明したが、DXコードが製品期間テーブルに含まれているネガフイルムの撮影年代特定方法として、この方法を用いてもよい。
【0055】
図14は、DXコードに基づいて撮影年代を特定する手順を示すフローチャートである。コマに写し込み日付の記録が無い場合には、ネガフイルムのDXコードに基づいて、そのネガフイルムの撮影年代を特定する。まず、製造期間テーブル73に、対応するDXコードの有無を調べる。DXコードが有る場合には、それに対応した製造期間を抽出し、その製造期間から撮影年代を特定する。他方、DXコードが無い場合には、予め作成しておいたDXコードと使用期間の対応表76から、キーとなるDXコードに対応する使用期間を抽出し、これを撮影年代と特定する。特定された撮影年代は、フイルム対応情報ファイル71の撮影日付の項目に格納される。
【0056】
上記実施形態では、写真フイルムとして、ネガフイルムを例に説明したが、フイルム上にコマ画像がポジ像で記録されるリバーサルフイルムでもよい。
【0057】
また、DVDメディアに画像表示ソフトウエアを記録した例で説明したが、もちろん、DVDメディアに画像表示ソフトウエアを記録しなくてもよい。この場合には、パーソナルコンピュータのストレージデバイスにインストールされた画像表示ソフトウエアが使用される。また、画像表示装置として、パーソナルコンピュータを例に説明したが、専用の画像表示装置を使用してもよい。
【0058】
DVDメディアは、1回記録型のDVDメディア(DVD−R,DVD+Rなど)でもよいし、書き換え可能なDVDメディア(DVD−RW,DVD+RW,DVD−RAMなど)を使用してもよい。もちろん、ストレージメディアとしては、DVDメディアの他、CDメディア,MOメディア,マイクロドライブ(商品名),ブルーレイディスクなど各種のメディアを使用することができる。
【0059】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明は、複数のピースに分断された写真フイルムに記録された各コマ画像をデジタルデータ化する際に、読み取った各コマ画像データに関連付けて、各コマのピース識別情報をストレージメディアに記録するようにしたから、ストレージメディアからコマ画像データを読み出してディスプレイに表示する際に、各コマをピース単位で区画して表示できるようになるので、ディスプレイ上においても各コマの時間的な関連性を明確に示すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フォトデジタイズサービスの概略説明図である。
【図2】ネガシートの説明図である。
【図3】フォトデジタイズ装置の構成図である。
【図4】フイルム対応情報ファイルの説明図である。
【図5】DVDメディア内のデータ格納構造を示す説明図である。
【図6】インデックス画面の説明図である。
【図7】拡大表示画面の説明図である。
【図8】フォトデジタイズ手順を示すフローチャートである。
【図9】コマ画像データ再生手順を示すフローチャートである。
【図10】撮影日付を格納するエリアを設けたフイルム対応情報ファイルの説明図である。
【図11】DXコードテーブル及び製造期間テーブルの説明図である。
【図12】DXコードと使用期間の対応表の説明図である。
【図13】あるDXコードを持つネガフイルムの使用頻度の分布状況を示すグラフである。
【図14】撮影年代特定手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 ネガフイルム
11 フォトデジタイズ装置
12 DVDメディア
13 パーソナルコンピュータ
14b CPU
16 ディスプレイ
21 フイルムピース
24 ネガシート
26 リーダーテープ
32 フイルムスキャナ
31 装置本体
45 CPU
49 記録型DVDドライブ
51 フイルム対応情報ファイル
61 インデックス画面
62 枠
64 拡大表示画面
68 背景画像
【発明の属する技術分野】
本発明は、写真フイルムから読み取ったコマ画像データをストレージメディアに記録する装置及び方法並びに前記コマ画像データをディスプレイに再生表示する方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ネガフイルムなどの写真フイルムに記録されたコマ画像をデジタルデータ化して、これをCD(Compact Disk)メディアやDVD(Digital Versatile Disk)メディアなどのストレージメディアに記録して、このストレージメディアを顧客に提供するフォトデジタイズサービスが知られている。写真をデジタルデータ化すると、画質の経年劣化を防止できること、また、メディアの大容量化に伴い、1枚のメディアに大量のコマを記録できるようになってきているため、写真プリントを直接観賞する場合と比較して、大量の枚数の写真観賞を手軽に楽しめることができることなどのメリットがあるため、フォトデジタイズサービスは近年普及しつつある。
【0003】
フォトデジタイズは、フォトデジタイズ装置(例えば、特許文献1参照)を使用して行われる。フォトデジタイズ装置は、ネガフイルムに記録されたコマ画像を光電的に読み取るフイルムスキャナと、このフイルムスキャナから取り込まれたデジタルデータをストレージメディアに書き込むメディアドライブを備えている。読み取られたコマ画像データには、例えば、読み取り順にファイル名が付与される。
【0004】
ストレージメディアに記録されたコマ画像データは、画像表示ソフトウエアを用いて再生される。画像表示ソフトウエアは、例えば、ストレージメディアに記録された複数のコマ画像をマトリックス状に配列してインデックス表示したり、選択されたコマを拡大表示したり、複数のコマを所定時間間隔で切り替え表示してスライドショーを実行する。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−354385号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、フォトデジタイズをした場合には、各コマ画像データは、それぞれ独立して存在することになるので、各コマの時間的な関連性を明確に示すことができなかった。すなわち、ネガフイルム上に記録されている複数のコマは、1本のネガフイルムや1片のフイルムピースというまとまりの中に位置づけられており、それらのコマは同時期に撮影されたものであるから、それぞれが時間的に関連するものであるということが明確に示される。他方、デジタイズされた各コマには、それぞれのコマが1つのデータファイルとして独立して存在することになるので、そうした時間的な関連性が失われてしまう。
【0007】
写真観賞の楽しみ方としては、ある1コマをじっくり観賞するといった楽しみ方だけでなく、あるコマを、それと同時期に撮影された他のコマと対照しながら観賞するといった楽しみ方もある。複数のコマの時間的な関連性が明確に分かると、それらのコマにまつわる思い出や撮影当時の記憶がよりいっそう喚起されることも多く、写真観賞の楽しみも広がる。
【0008】
本発明は、ストレージメディアに記録された複数のコマ画像を表示する際に、時間的な関連性を明確に示すことができるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明のコマ画像データ記録方法は、複数のピースに分断された写真フイルムからスキャナにより読み取られたコマ画像データをストレージメディアへ記録するコマ画像データ記録方法において、前記各ピースを識別するピース識別情報を対応するコマ画像データと関連付けて前記ストレージメディアに記録することを特徴とする。
【0010】
本発明のコマ画像データ記録装置は、複数のピースに分断された写真フイルムからスキャナにより読み取られたコマ画像データをストレージメディアへ記録するコマ画像データ記録装置において、前記各ピースを識別するピース識別データを対応するコマ画像データと関連付けて前記ストレージメディアへ記録する記録手段を備えたことを特徴とする。
【0011】
本発明のコマ画像表示方法は、複数のピースに分断された写真フイルムに記録された各コマ画像をデジタルデータとして蓄積したストレージメディアから、コマ画像データを読み取ってディスプレイに再生表示するコマ画像表示方法において、前記コマ画像データと関連付けてストレージメディアに記録されたピース識別情報に基づいて、前記コマ画像をピース単位で区画してディスプレイに表示することを特徴とする。
【0012】
本発明のコマ画像表示装置は、複数のピースに分断された写真フイルムに記録された各コマ画像をデジタルデータとして蓄積したストレージメディアから、コマ画像データを読み取ってディスプレイに再生表示するコマ画像表示装置において、前記コマ画像データと関連付けてストレージメディアに記録されたピース識別情報に基づいて、前記コマ画像をピース単位で区画してディスプレイに表示する制御手段を備えたことを特徴とするコマ画像表示装置。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、フォトデジタイズサービスの概要を示す。図1(A)に示すように、サービスを受け付ける業者は、顧客からネガフイルム10を預かり、フォトデジタイズ装置11によって、ネガフイルム10に記録された各コマ画像をスキャンしてコマ画像をデジタルデータ化し、デジタル化されたコマ画像データをストレージメディア、例えば、DVDメディア12に記録する。フォトデジタイズ装置11は、コマ画像データを記録するとともに、各コマ画像データが帰属するネガフイルムNo等が格納されるフイルム対応情報ファイルを記録する。後述するように、フイルム対応情報ファイルを作成することで、例えば、あるコマを再生表示したときに、それと同一フイルムに属するコマはどのコマかといったことをディスプレイ上で表すことができる。
【0014】
コマ画像データ及びフイルム対応情報ファイルが記録されたDVDメディア12は顧客に提供される。DVDメディア12を受け取った顧客は、自己のパーソナルコンピュータ13等でコマ画像データを再生して写真を観賞する。パーソナルコンピュータ13の本体14には、DVDメディア12に対応したメディアドライブ14aが搭載されている。また、本体14には、ディスプレイ16及びキーボードやマウスからなる操作部17が接続されている。本体14内のCPU14bは、操作部17からの操作信号に基づいて、後述する画像表示ソフトウエアを実行して、コマ画像データを再生してディスプレイ16に画像を表示する。
【0015】
ネガフイルム10は、複数のフイルムピース21に分断され、分断されたフイルムピース21が、ネガホルダー22に収納された状態で顧客の下で保管されている。1つのネガホルダー22には、通常、フイルム1本分のフイルムピース21が収納される。各フイルムピース21には、最大6コマのコマ画像が記録される。
【0016】
図2に示すように、ネガフイルム10のフォトデジタイズを行う場合には、業者は、ネガホルダー22からフイルムピース21を取り出し、それらをスプライステープ23でつなぎ合わせて、例えば、注文1件分のネガシート24を作成する。1件の注文の中に、複数本のネガフイルム10が含まれている場合には、各ネガフイルム10の区切りを示すためのリーダーテープ26が貼り付けられる。すなわち、1本分のネガフイルム10の先頭のフイルムピース21の先端には、リーダーテープ26が貼り付けられ、その最後のフイルムピース21の後端が、次のネガフイルム10のリーダーテープ26とつなぎ合わされる。こうして注文1件分の複数のフイルムピース21をつなぎ合わせたネガシート24が作成される。このネガシート24がフォトデジタイズ装置11のフイルムキャリアにセットされ、注文1件分のフイルムピース21のスキャニングが連続的に行われる。
【0017】
リーダーテープ26には、顧客コードなどの顧客情報,注文受付日付,注文受付番号及びフイルム識別情報などの受付情報が記録される。これら受付情報は、例えば、バーコード方式で記録され、フォトデジタイズ装置11によって読み取られる。フイルム識別情報は、1つの注文で受け付けた複数本のネガフイルムを識別するための情報であり、各ネガフイルム毎に「1」から順にネガフイルムNoが付与される。例えば、1件の注文の中に10本のネガフイルム10がある場合には、各リーダーテープ26には、「1」〜「10」の番号がそれぞれ割り当てられる。
【0018】
なお、本例では、リーダーテープ26にバーコード方式で情報を記録しているが、記録方式はバーコード方式でなくてもよく、例えば、リーダーテープ26に、無線タグなどの小型ICメモリチップを埋め込み、このICメモリチップに顧客情報等を記憶させるようにしてもよい。
【0019】
また、本例では、1オーダー分のネガフイルム10をつなぎ合わせてネガシート24を作成しているが、複数オーダー分のネガフイルム10をつなぎ合わせて1本のネガシート24を作成し、複数オーダー分をまとめてスキャニングするようにしてもよい。この場合には、各オーダーは、受付情報に含まれる注文受付番号に基づいて識別される。また、1つのネガシート24の中に、複数の顧客のネガフイルム10が混在している場合には、受付情報に含まれる顧客情報に基づいて、顧客毎に読み取られたデータが振り分けられる。
【0020】
図3は、フォトデジタイズ装置11の概略構成を示す。フォトデジタイズ装置11は、装置本体31,この装置本体31と接続された、フイルムスキャナ32,モニタ35及び操作部40からなる。装置本体31と、フイルムスキャナ32とは、例えば、SCSIインタフェースによって接続されており、このSCSIインタフェースを介して、フイルムスキャナ32から出力される画像データなどのデータが装置本体31に送信されるとともに、装置本体31から出力される制御信号がフイルムスキャナ32に送られる。
【0021】
フイルムスキャナ32には、エリアCCDカメラ33が設けられている。このエリアCCDカメラ33は、光源34から発光されてネガフイルム10を透過した透過光を受光して、ネガシート24の各コマ画像を読み取る。エリアCCDカメラ33から出力されるアナログの撮像信号は、A/Dコンバータ36によってデジタル変換され、変換された画像データが装置本体31に送られる。ネガシート24は、搬送ローラ37によって搬送される。ネガシート24の各コマがエリアCCDカメラ33の読み取り位置に到達すると、搬送が一時停止されてコマの読み取りが行われる。1コマの読み取りが終了すると1コマ送りされて、次のコマが読み取られる。搬送ローラ37は、送りモータ38によって駆動される。コントローラ39は、送りモータ38,エリアCCDカメラ33の他、フイルムスキャナ32の各部を制御する。
【0022】
エリアCCDカメラ33の上流側には、バーコードリーダ41及びエッジ検出センサ42が配置されている。バーコードリーダ41は、リーダーテープ26に記録された受付情報を読み取る。この受付情報は、A/Dコンバータ43によってデジタルデータに変換されて、装置本体31に送られる。エッジ検出センサ42は、フイルムピース21のエッジを検出して、その検出信号をコントローラ39に送る。エッジ検出センサ42は、例えば、フォトセンサが使用される。符号44は、エッジ検出信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータである。コントローラ39は、エッジ検出信号に基づいてフイルムピース21の区切りを識別し、送りモータ38を介してネガシート24の送り量を制御する。
【0023】
すなわち、フイルムピース21内の各コマの間隔は、所定間隔で配列されており、コントローラ39は、1片のフイルムピース21内の各コマを読み取る場合には、1コマの読み取り後、前記所定間隔に対応する送り量だけネガシート24を送ることで、次のコマをエリアCCDカメラ33の読み取り位置に合わせることができる。しかし、1片のフイルムピース21の最終コマ(6コマ目)と、次のフイルムピース21の先頭コマ(1コマ目)の間隔は、前記所定間隔とは異なる。このため、エッジ検出センサ42によってフイルムピース21の前後端を検出することにより、ネガシート24の送り量が制御される。
【0024】
また、エッジ検出信号は、コントローラ39を介して、装置本体31にも送られる。装置本体31内のCPU45は、このエッジ検出信号に基づいて、フイルムピース21のカウントを行って、読み取り中のフイルムピース21が1本のネガフイルム10中の何ピース目かを識別する。
【0025】
装置本体31は、ワークステーションやパーソナルコンピュータなどのコンピュータ本体をベースに構成されており、CPU45,RAM46,画像処理部47,ストレージデバイス48,記録型DVDドライブ49からなる。ストレージデバイス48としては、例えば、ハードディスクドライブが使用される。ストレージデバイス48には、オペレーティングシステムの他、フイルムスキャナ32をコントロールするデバイスドライバプログラム,画像データをDVDメディア12に書き込むためのライティングソフトウエアなど各種のプログラムがインストールされている。
【0026】
CPU45は、ストレージデバイス48内の各種プログラムを実行して、装置の各部を制御する。RAM46は、CPU45がプログラムを実行する際の作業用メモリとして使用されるとともに、フイルムスキャナ32から送信されるデータを一時的に記憶する。コマ画像データは、RAM46に一時的に記憶される。そして、画像処理部47で各種の画像処理が実行された後、処理済みのコマ画像データがストレージデバイス48に蓄積される。画像処理部47は、コマ画像データに対してガンマ補正等の各種の補正処理を施すとともに、データ圧縮処理を行う。コマ画像データは、例えば、JPG形式で圧縮されてJPGファイルに変換される。
【0027】
また、リーダーテープ26から読み取られた受付情報は、RAM46にいったん書き込まれる。CPU45は、この受付情報及びエッジ検出信号に基づいて、フイルム対応情報ファイルを生成する。このフイルム対応情報ファイルは、例えば、1オーダー毎に1つ作成される。CPU45は、バーコードリーダ41によって、ネガシート24の1つ目のリーダーテープ26の受付情報が読み取られたときに、フイルム対応情報ファイルを新規に作成する。
【0028】
そして、1つのコマ画像データが読み取られる毎に、そのコマ画像データのファイル名に関連付けて、ネガフイルムNo,ピースNo及びコマNoを、作成済みのフイルム対応情報ファイルに格納する。図4は、こうして生成されるフイルム対応情報ファイル51の内容を示す。画像ファイル名は、「0001」からネガシート24内のコマの読み取り順に付与される。ネガフイルムNoは、各ネガフイルム10を識別するための番号であるので、リーダーテープ26が検出される毎にカウントアップされる。そして、1オーダー分の読み取りが完了すると、ネガフイルムNoがリセットされる。次のオーダーのネガシート24を読み取る際には、ネガフイルムNoが「1」から順にカウントされる。
【0029】
ピースNoは、1本のネガフイルム10内の各フイルムピースを識別するための番号であるので、1本のネガフイルム10内の先頭のフイルムピース21には、「1」が付与され、フイルムピース21がエッジ検出される毎にカウントアップされる。1本のネガフイルム10の読み取りが完了すると、ピースNoがリセットされる。コマNoは、1片のフイルムピース21内の6コマを識別する番号であるので、各フイルムピース21の各コマには、読み取られる順に「1」〜「6」までの番号が付与される。
【0030】
なお、ネガシート24を構成するフイルムピース21の中には、隣接するフイルムピース21とは時間的な関連性の無いフイルムピース21が混在している場合もあり得る。例えば、1つのフイルムホルダー22に収納された複数のフイルムピース21は、1本のネガフイルム10を構成するものと推定されるが、誤って1つのフイルムホルダー22に複数のネガフイルム10のフイルムピース21が収納されている場合もあり得る。この場合には、異なるネガフイルム10であるにも関わらず、他のフイルムピース21と同じネガフイルムNoを付与してしまうことになってしまう。
【0031】
こうした誤認識を防止するために、ネガフイルム10に記録されたDXコードを読み取り、隣接するフイルムピース21が同一のネガフイルム10を構成するものかどうかを調べるようにするとよい。DXコードは、周知のように、ネガフイルムの種類や感度等の情報を記録したものであり、各メーカーの製品毎に個別のDXコードが付与されている。このコード体系は、ANSI(アメリカ工業規格協会)によって策定されている。このDXコードの同一性を調べることにより、他のネガフイルム10のフイルムピース21が混在したような場合でも、それを識別することができる。こうしたフイルムピース21が混在した場合には、そのフイルムピース21から読み取ったコマ画像データには、ネガフイルムNo,ピースNo,コマNoを付与せずに、時間的な関連性エラーなどの混在情報を記録しておき、後で検索できる状態にしておくとよい。
【0032】
記録型DVDドライブ49は、読み取ったコマ画像データと、このコマ画像データに対応するフイルム対応情報ファイル51とを、1枚のDVDメディア12内へ書き込む。図5は、DVDメディア12へのデータの格納例を示す。ルートディレクトリ52の配下には、フイルム対応情報ファイル51が格納されるとともに、画像フォルダ53が作成される。この画像フォルダ53にはコマ画像データが格納される。フイルム対応情報ファイル51は、例えば、「C0021−20030510」というファイル名が付与される。前半の「C0021」は、顧客コードを示し、後半の「20030510」は、注文日付を示す。また、DVDメディア12には、コマ画像データを再生表示する画像表示ソフトウエア54も書き込まれる。
【0033】
こうして作成されたDVDメディア12は、ネガフイルム10とともに、顧客へ返却される。顧客は、例えば、パーソナルコンピュータで画像表示ソフトウエア54を起動して、DVDメディア12に記録されたコマ画像データをディスプレイに再生表示することができる。
【0034】
図6及び図7は、画像表示ソフトウエア54の表示画面を示す。画像表示ソフトウエア54を起動すると、パーソナルコンピュータ13のディスプレイ16にはインデックス画面61が表示される。このインデックス画面61では、画像フォルダ53に格納された各コマのサムネイル画像がマトリックス状に配列されて表示される。画像表示ソフトウエア54は、DVDメディア12内にフイルム対応情報ファイル51が無い場合には、各コマをファイル名順に配列する。フイルム対応情報ファイル51が有る場合には、フイルム対応情報ファイル51に基づいて、各コマを、ネガフイルムNo,ピースNo及びコマNoに従って配列する。そして、同じフイルムピース21に属する6コマを単位として、これらを区画して表示する。すなわち、同じフイルムピース21に属する6コマの画像(No1〜No6)は、フイルムピース21を表す枠62によって区画される。この枠62内には、サムネイル画像が表示される他、ネガフイルムNoと、ピースNoとが表示される。
【0035】
このインデックス画面61で所望のコマをカーソル63で選択し、拡大表示指示を行うと、図7に示す拡大表示画面64に切り替わり、選択したコマが拡大表示される。拡大表示画面64は、メイン領域64aと、サブ領域64bとに区画されている。メイン領域64aには、選択されたコマの拡大画像66が表示される。この拡大画像66の近傍には、ファイル名やコマNoが表示される。サブ領域64bには、拡大画像66が属するフイルムピース21内の6コマのサムネイル画像67a〜67fが表示される。各サムネイル画像67a〜67fは、フイルムピース21を模した背景画像68と合成されて表示される。この背景画像68の近傍には、ネガシートNoやピースNoが表示される。
【0036】
また、メイン領域64a内の拡大画像66に対応するサブ領域64b内のサムネイル画像には、カーソル63が表示されている。このカーソル63を他のサムネイル画像に合わせると、そのサムネイル画像に対応する拡大画像66がメイン領域64aに表示される。
【0037】
以下、上記構成による作用について図8及び図9のフローチャートを参照しながら説明する。図8に示すように、フォトデジタイズ装置11のオペレータは、顧客から預かったネガフイルム10がつなぎ合わされたネガシート24をフイルムキャリアにセットする。読み取り開始指示をすると、プレスキャンが実行されて読み取り条件が設定される。この後、本スキャンが開始される。リーダーテープ26が検出されると、バーコードリーダ41によって受付情報が読み取られる。CPU45は、リーダーテープ26が1つ目の場合には、フイルム対応情報ファイルを新規に作成する。
【0038】
エッジ検出センサ42でフイルムピース21のエッジが検出されると、コマ画像の読み取りが開始される。コマ画像が1コマ読み取られると、そのコマ画像データは、RAM46にいったん書き込まれた後、ストレージデバイス48に蓄積される。また、読み取ったコマ画像のコマNoを、ネガフイルムNo及びピースNoと関連付けてフイルム対応情報ファイルに格納する。1コマの読み取りが完了すると、所定間隔だけネガシート24が送られて、同様の手順で次のコマの読み取りが行われる。6コマの読み取りが完了すると、次のフイルムピース21の読み取りが開始される。次のフイルムピース21が検出されると、ピースNoがカウントアップされるとともに、コマNoがリセットされる。このフイルムピース21についても、同様の手順で6コマの読み取りが行われて、コマ画像データがストレージデバイス48に蓄積されるとともに、各コマのコマNoとピースNoとが、既に作成済みのフイルム対応情報ファイルに順次格納される。
【0039】
CPU45は、次のリーダーテープ26を検出すると、1本のネガフイルム10の読み取りが完了したと判定して、ピースNoをリセットする。そして、上記と同様の手順でコマの読み取りと、フイルム対応情報ファイルへの追記が行われる。1つのネガシート24の読み取りが完了すると、読み取ったコマ画像データと、作成したフイルム対応情報ファイルとをDVDメディア12に書き込む。この際に画像表示ソフトウエア54もDVDメディア12に書き込まれる。
【0040】
こうして作成されたDVDメディア12は、顧客に提供される。顧客は、自分のパーソナルコンピュータ13で画像表示ソフトウエア54を起動して、DVDメディア12内のコマ画像データを再生する。図9に示すように、画像表示ソフトウエア54は、DVDメディア12内にフイルム対応情報ファイルがあるかどうかを調べ、無い場合には、コマ画像をファイル名順に配列したインデックス画面を表示する。選択されたコマの拡大指示がされると、拡大表示画面に切り替えて選択されたコマを拡大表示する。
【0041】
他方、フイルム対応情報ファイルが有る場合には、コマ画像データとともにフイルム対応情報ファイルを読み込む。そして、コマ画像をファイル名順に配列するとともに、フイルム対応情報ファイルに基づいて、コマ画像をピース単位で区画したインデックス画面61を表示する。所望のコマの拡大指示がされると、拡大表示画面に切り替えて、メイン領域64aに選択されたコマの拡大画像66を表示するとともに、サブ領域64bに拡大されたコマと同じフイルムピースに属する他のコマを背景画像68とともにサムネイル表示する。
【0042】
このように、ディスプレイ16上で各コマをピース単位で区画して表示することにより、あたかもフイルムピース21そのものを見ているかのように、複数のコマの時間的な関連性が明確に示されるので、写真観賞の楽しみが広がる。印画紙に画像をプリントして写真プリントとして残しておく場合には、例え、アルバムに整理している場合でも、隣接する写真プリントが時間的に前後したものであったり、まったく時間的な関連性の無い写真プリントが隣り合って存在してしまうことも多い。しかし、ネガフイルムの場合には、撮影した順番でコマが並べられているので、時間的な関連性が保証されている。本発明のように、フイルム対応情報ファイルを使用すれば、デジタル化したコマ画像データについても、ネガフイルムの時間的な関連性を維持することができる。
【0043】
また、写真プリントの場合には、撮影当時に印象深いものだけを残す傾向も強く、その当時印象が薄いコマについてはプリントすらされていない場合も多い。ネガフイルムの各コマをすべてデジタイズし、前記フイルム対応情報ファイルに基づいて表示することにより、当時印象が薄かったコマを上述した時間的な関連性の中で改めて観賞することができる。これにより、撮影当時は見過ごされたコマを再発見あるいは再評価することにもつながる。
【0044】
なお、上記実施形態では、ネガフイルムからコマ画像を読み取るだけであるが、コマ画像に写し込まれている撮影日付情報を文字データとして抽出して、これをフイルム対応情報ファイルに格納してもよい。こうすれば、コマの再生を行う際に、各コマをその撮影日付に基づいてソートして表示させることができ、ユーザーにとって便利である。また、撮影日付情報をフイルム対応情報ファイルに格納しておくことは、デジタイズした各コマの時間的な関連性の維持という観点からも有用であると考えられる。
【0045】
この場合、図10に示すように、フイルム対応情報ファイル71には、撮影日付の項目が追加され、この項目に、各コマの写し込み日付が文字認識された撮影日付データが格納される。
【0046】
しかし、写し込み日付の色が背景の色と重なり合っているような場合には、写し込み日付を読み取ることができないため、撮影日付を取得できない場合もある。こうした場合には、前後のコマの撮影日付データに基づいて、写し込み日付が読み取り不能なコマの撮影日付を推定するとよい。ネガフイルム内のコマは、時間的な流れに沿って撮影が行われるから、例えば、コマNoが「2」のコマが読み取り不能なコマである場合、その前のコマの撮影日付が「88.12.12」であり、後のコマの撮影日付が「89.01.01」であった場合には、読み取り不能なコマは、それら前後のコマの間に撮影されているはずである。そうした場合には、その前後のコマの撮影期間「88.12.12−89.01.01」を、読み取り不能なコマの撮影日付として付与する。また、前後のコマの撮影日付が同じ日である場合には、読み取り不能なコマも同じ日に撮影されたと考えられるので、その撮影日付を付与する。
【0047】
このように、写し込み日付がコマに写し込まれている場合には、各コマの撮影日付を特定することができるが、写し込み日付が無い場合には、当然ながら撮影日付の特定は不可能である。しかし、せめて各コマの撮影年代だけでもわかれば、ユーザーがコマ画像データを整理する際に有用な場合もあると考えられる。
【0048】
撮影年代の特定方法としては、上記DXコードを使用する方法が考えられる。DXコードはプリントを行う場合に必要となるので、プリントサービスを行う現像所では、従来から、各DXコードとそのメーカー名や製品名の対応関係を示す情報を把握している。こうした情報をデジタイズセンターで利用すれば、DXコードからその製品名を容易に知りうることができる。
【0049】
図11に示すように、こうしたDXコードと製品名との対応を示す対応情報はDXコードテーブル72として作成される。他方、製品名毎に、予め製造期間を調査して、製品名と製造期間との対応を示す情報を製造期間テーブル73として作成する。これにより、DXコードテーブル72から製品名を抽出し、この製品名をキーとして、製造期間テーブル73から製造期間を抽出することができる。フイルムには有効期限があり、多くのユーザーは、その有効期限内にフイルムを使用すると考えられる。フイルムの有効期限は、製造年月に所定の年数を加算して求められるので、製造開始年月から、製造終了年月にフイルムの有効期限を加算した年月までの期間をおおよその撮影年代として推定することができる。
【0050】
例えば、製造期間が、1988年11月から1990年11月までで、フイルムの有効期間が2年である場合には、撮影年代は、1988年11月〜1992年11月と推定される。こうして推定された撮影年代が、各コマに付与される。上記各テーブル72,73は、デジタイズ装置11のストレージサーバー48に格納しておき、各コマの画像ファイルを生成する際に、CPU45が撮影年代特定プログラムを実行して、撮影年代を特定できるようにしておくとよい。
【0051】
しかし、この方法で、DXコードから撮影年代を特定するためには、製造期間テーブルを作成する必要があるが、すべてのメーカーの製造期間を調査するのは実際上、困難である場合が多く、特に、外国の製品の調査は非常に難しい。
【0052】
このような場合の対策としては、DXコードと写し込み日付の対応関係の蓄積から、あるDXコードを持つネガフイルムがいつ頃使用されていたのかを割り出し、これを撮影年代とする方法が考えられる。この方法では、予め、写し込み日付が記録されたコマから写し込み日付を読み出すとともに、そのネガフイルムのDXコードを読み取り、これらDXコードと撮影日付の対応関係を蓄積していく。このデータの蓄積から、図12に示すように、各DXコードと、このDXコードが付与されたネガフイルムが実際に使用された使用期間との対応表76が作成される。写し込み日付が記録されていなネガフイルムがあった場合には、そのDXコードをキーとして、対応表76から使用期間を抽出し、これを撮影年代として特定する。これにより、製造期間情報も写し込み日付も無いネガフイルムであっても、撮影年代の特定が可能となる。この対応表76も上記製造期間テーブル73と同様に、デジタイズ装置11のストレージデバイス48に格納して、CPU45によって撮影年代の特定処理が実行されるようにしておくとよい。
【0053】
図13は、あるDXコードを持つネガフイルムの使用期間の全期間内における使用頻度の分布状況を表すグラフである。このグラフからわかるように、全使用期間が、1989年12月〜1993年8月であっても、大多数の人が使用した期間は、全使用期間のうちの特定の期間、例えば、1989年12月〜1992年3月に集中している。分布状況から、こうした特定期間を割り出して、これを撮影年代としてもよい。このように特定期間に絞り込むことにより、撮影年代の幅を狭めることができる。撮影年代の幅があまりに広いと、撮影年代を特定する意味が失われるので、こうした絞り込み方法は有効と考えられる。
【0054】
なお、DXコードと撮影日付の対応関係を蓄積することにより撮影年代を特定する方法は、DXコードが製品期間テーブルに含まれていない場合の対策として説明したが、DXコードが製品期間テーブルに含まれているネガフイルムの撮影年代特定方法として、この方法を用いてもよい。
【0055】
図14は、DXコードに基づいて撮影年代を特定する手順を示すフローチャートである。コマに写し込み日付の記録が無い場合には、ネガフイルムのDXコードに基づいて、そのネガフイルムの撮影年代を特定する。まず、製造期間テーブル73に、対応するDXコードの有無を調べる。DXコードが有る場合には、それに対応した製造期間を抽出し、その製造期間から撮影年代を特定する。他方、DXコードが無い場合には、予め作成しておいたDXコードと使用期間の対応表76から、キーとなるDXコードに対応する使用期間を抽出し、これを撮影年代と特定する。特定された撮影年代は、フイルム対応情報ファイル71の撮影日付の項目に格納される。
【0056】
上記実施形態では、写真フイルムとして、ネガフイルムを例に説明したが、フイルム上にコマ画像がポジ像で記録されるリバーサルフイルムでもよい。
【0057】
また、DVDメディアに画像表示ソフトウエアを記録した例で説明したが、もちろん、DVDメディアに画像表示ソフトウエアを記録しなくてもよい。この場合には、パーソナルコンピュータのストレージデバイスにインストールされた画像表示ソフトウエアが使用される。また、画像表示装置として、パーソナルコンピュータを例に説明したが、専用の画像表示装置を使用してもよい。
【0058】
DVDメディアは、1回記録型のDVDメディア(DVD−R,DVD+Rなど)でもよいし、書き換え可能なDVDメディア(DVD−RW,DVD+RW,DVD−RAMなど)を使用してもよい。もちろん、ストレージメディアとしては、DVDメディアの他、CDメディア,MOメディア,マイクロドライブ(商品名),ブルーレイディスクなど各種のメディアを使用することができる。
【0059】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明は、複数のピースに分断された写真フイルムに記録された各コマ画像をデジタルデータ化する際に、読み取った各コマ画像データに関連付けて、各コマのピース識別情報をストレージメディアに記録するようにしたから、ストレージメディアからコマ画像データを読み出してディスプレイに表示する際に、各コマをピース単位で区画して表示できるようになるので、ディスプレイ上においても各コマの時間的な関連性を明確に示すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フォトデジタイズサービスの概略説明図である。
【図2】ネガシートの説明図である。
【図3】フォトデジタイズ装置の構成図である。
【図4】フイルム対応情報ファイルの説明図である。
【図5】DVDメディア内のデータ格納構造を示す説明図である。
【図6】インデックス画面の説明図である。
【図7】拡大表示画面の説明図である。
【図8】フォトデジタイズ手順を示すフローチャートである。
【図9】コマ画像データ再生手順を示すフローチャートである。
【図10】撮影日付を格納するエリアを設けたフイルム対応情報ファイルの説明図である。
【図11】DXコードテーブル及び製造期間テーブルの説明図である。
【図12】DXコードと使用期間の対応表の説明図である。
【図13】あるDXコードを持つネガフイルムの使用頻度の分布状況を示すグラフである。
【図14】撮影年代特定手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 ネガフイルム
11 フォトデジタイズ装置
12 DVDメディア
13 パーソナルコンピュータ
14b CPU
16 ディスプレイ
21 フイルムピース
24 ネガシート
26 リーダーテープ
32 フイルムスキャナ
31 装置本体
45 CPU
49 記録型DVDドライブ
51 フイルム対応情報ファイル
61 インデックス画面
62 枠
64 拡大表示画面
68 背景画像
Claims (4)
- 複数のピースに分断された写真フイルムからスキャナにより読み取られたコマ画像データをストレージメディアへ記録するコマ画像データ記録方法において、
前記各ピースを識別するピース識別情報を対応するコマ画像データと関連付けて前記ストレージメディアに記録することを特徴とするコマ画像データ記録方法。 - 複数のピースに分断された写真フイルムからスキャナにより読み取られたコマ画像データをストレージメディアへ記録するコマ画像データ記録装置において、
前記各ピースを識別するピース識別データを対応するコマ画像データと関連付けて前記ストレージメディアへ記録する記録手段を備えたことを特徴とするコマ画像データ記録装置。 - 複数のピースに分断された写真フイルムに記録された各コマ画像をデジタルデータとして蓄積したストレージメディアから、コマ画像データを読み取ってディスプレイに再生表示するコマ画像表示方法において、
前記コマ画像データと関連付けてストレージメディアに記録されたピース識別情報に基づいて、前記コマ画像をピース単位で区画してディスプレイに表示する制御手段を備えたことを特徴とするコマ画像表示方法。 - 複数のピースに分断された写真フイルムに記録された各コマ画像をデジタルデータとして蓄積したストレージメディアから、コマ画像データを読み取ってディスプレイに再生表示するコマ画像表示装置において、
前記コマ画像データと関連付けてストレージメディアに記録されたピース識別情報に基づいて、前記コマ画像をピース単位で区画してディスプレイに表示する制御手段を備えたことを特徴とするコマ画像表示装置。
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