JP2005005886A - 画像記録装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の記録媒体に分割して記録された、一括管理すべき複数の画像データの中から目的とする画像データを容易に検索できるようにする。
【解決手段】本発明に係る画像記録装置1によれば、原稿メディアから取り込まれた複数の取込画像データの総データ量Sが、書込メディアの記録可能容量Yを越えていると判断した場合には、取込画像データを画像データ群に分割して、各画像データ群の記録先となる書込メディアを決定し、ディスクドライブ16又はメモリ接続部17を介して、メディア毎に、対応する画像データ群及び全ての取込画像データの記録先に関する情報を含むインデックス情報を記録する。
【選択図】 図2
【解決手段】本発明に係る画像記録装置1によれば、原稿メディアから取り込まれた複数の取込画像データの総データ量Sが、書込メディアの記録可能容量Yを越えていると判断した場合には、取込画像データを画像データ群に分割して、各画像データ群の記録先となる書込メディアを決定し、ディスクドライブ16又はメモリ接続部17を介して、メディア毎に、対応する画像データ群及び全ての取込画像データの記録先に関する情報を含むインデックス情報を記録する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像データを記録媒体に記録する画像記録装置及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルカメラの普及等により、画像データを記録媒体に記録して保存する機会が増えているが、記録媒体には記録容量に制限があり、記録容量を越えた記録は不可能である。
【0003】
そこで、例えば、特許文献1には、複数の記録媒体の未記録領域に順次連続して電子スチルカメラにより撮影された画像データを記録可能な画像記録装置が開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−276393号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば撮影日が同一の撮像画像データ等、本来一枚の記録媒体に関連付けて記録して一括管理したい複数の画像データを複数の記録媒体に記録すると、どの記録媒体にどの画像データが記録されているかがわからなくなり、目的の画像データを容易に検索することができないという問題があった。
【0006】
本発明の課題は、複数の記録媒体に分割して記録された、一括管理すべき複数の画像データの中から目的とする画像データを容易に検索できるようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
入力された画像データを記録媒体に記録する画像記録装置において、
関連付けて記録すべき複数の入力画像データのデータ量が記録媒体の記録可能容量を越えているか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により前記複数の入力画像データのデータ量が前記記録媒体の記録可能容量を越えていると判断された際に、前記入力画像データを複数の記録媒体に分けて記録するために複数の画像データ群に分割する分割手段と、
前記分割された複数の画像データ群のそれぞれに記録媒体を対応付け、前記各画像データ群の記録先を決定する記録先決定手段と、
前記各入力画像データの記録先に関するインデックス情報を作成するインデックス情報作成手段と、
前記各画像データ群を記録先として決定された記録媒体に記録するとともに、少なくとも一つの記録媒体に、前記作成されたインデックス情報を記録する記録手段と、
を備えたことを特徴としている。
【0008】
請求項3に記載の発明のプログラムは、
入力された画像データを記録媒体に記録する画像記録装置を制御するためのコンピュータに、
関連付けて記録すべき複数の入力画像データのデータ量が記録媒体の記録可能容量を越えているか否かを判断する機能と、
前記複数の入力画像データのデータ量が前記記録媒体の記録可能容量を越えていると判断された際に、前記入力画像データを複数の記録媒体に分けて記録するために複数の画像データ群に分割する機能と、
前記分割された複数の画像データ群のそれぞれに記録媒体を対応付け、前記各画像データ群の記録先を決定する機能と、
前記各入力画像データの記録先に関するインデックス情報を作成する機能と、
前記各画像データ群を記録先として決定された記録媒体に記録するとともに、少なくとも一つの記録媒体に、前記作成されたインデックス情報を記録する機能と、
を実現させることを特徴としている。
【0009】
請求項1、3に記載の発明によれば、関連付けて記録すべき複数の入力画像データのデータ量が記録媒体の記録可能容量を越えているか否かを判断し、複数の入力画像データのデータ量が記録媒体の記録可能容量を越えている場合、入力画像データを複数の記録媒体に分けて記録するために複数の画像データ群に分割し、分割された複数の画像データ群のそれぞれに記録媒体を対応付けて各画像データ群の記録先を決定し、各入力画像データの記録先に関するインデックス情報を作成し、各画像データ群を記録先として決定された記録媒体に記録するとともに、少なくとも一つの記録媒体に、作成されたインデックス情報を記録する。
【0010】
従って、関連性のある複数の画像データが複数の記録媒体に記録されても、各画像データの記録先に関するインデックス情報を記録するので、目的の画像データを容易に検索することができる。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記インデックス情報は、前記各入力画像データのサムネイル画像を含むことを特徴としている。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、
前記インデックス情報は、前記各入力画像データのサムネイル画像を含むことを特徴としている。
【0013】
請求項2、4に記載の発明によれば、インデックス情報には各入力画像データのサムネイル画像が含まれるので、サムネイル画像により画像データの内容をユーザが容易に知ることができ、目的の画像データをより容易に検索することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
図1に、本発明に係る画像記録装置1の外観を示す。図1に示すように、画像記録装置1には、表示パネル15a、ディスク装填部16a、メモリカードスロット17a、金銭投入口20a、メディア取り出し口22等が設けられている。画像記録装置1は、写真店やコンビニエンスストア、街角等に設置されており、有料にて、画像データを記録した記録メディアを作成する装置である。記録メディアは、データを記録しておくための記録媒体である。
【0015】
図2に、画像記録装置1の機能的構成を示す。
図2に示すように、画像記録装置1は、CPU11、RAM12、記憶部13、入力部14、表示部15、ディスクドライブ16、メモリ接続部17、一時記憶領域18、通信部19、金銭管理部20等により構成され、各部はバス21により接続されている。
【0016】
CPU(Central Processing Unit)11は、入力部14からの入力信号により、記憶部13に格納されているシステムプログラムや各種処理プログラムを読み出し、RAM12内のプログラム格納領域に展開し、展開したプログラムに従って画像記録装置1の各部の動作を集中制御する。また、読み出したプログラムに従って、後述する書込メディア作成処理、記録処理を始めとする各種処理を実行する。
【0017】
RAM(Random Access Memory)12は、CPU11により実行制御される各種処理において、記憶部13から読み出された画像記録装置1で実行可能なシステムプログラム、各種処理プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等の一時的な格納領域となる。
【0018】
記憶部13は、HDD(Hard Disc Drive)や不揮発性の半導体メモリ等により構成され、画像記録装置1に対応するシステムプログラム、及び該システムプログラム上で実行可能な書込メディア作成処理プログラム131、記録処理プログラム132を始めとする各種処理プログラム、及びこれらのプログラムで処理されたデータ等を記憶する。これらの各プログラムは、コンピュータで読み取り可能なプログラムコードの形態で記憶され、CPU11は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
【0019】
入力部14は、カーソルキー、EJECTキー等の各種機能キーを備えて構成され、押下操作されたキーの押下信号を入力信号としてCPU11へ出力する。また、入力部14は、表示部15の表示画面を覆う透明なシートパネルに、指又は専用のスタイラスペンで触れることにより入力される位置情報を入力信号としてCPU11に出力する、タッチパネルにより構成される。
【0020】
表示部15は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)等により構成される表示パネル15aであり、CPU11から入力される表示信号の指示に従って、表示画面上に画像データや各種情報等の表示を行う。
【0021】
ディスクドライブ16は、ディスク装填部16a、図示しない光ピックアップ、DSP、スピンドルモータ、送りモータ、ヘッドドライバ、記録ヘッド等により構成され、CPU11から入力される制御信号により、記録メディア2に記録されたデータを読み出してCPU11に出力したり、CPU11から入力される制御信号に応じた磁場を記録メディア2に印加して、記録メディア2へのデータの書き込み(記録)を行ったりする。ディスクドライブ16は、例えば、ディスク装填部16aに装填されたDVD、DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM、CD、CD−R、CD−RW等の記録メディア2に対してデータの読み出し、書き込みを行う。
【0022】
なお、ディスクドライブ16としては、読み出し専用のドライブと書き込み(記録)専用のドライブを独立して1つずつ以上設けてもよいし、読み出し、書き込みの兼用ドライブを1つ又は複数設けてもよい。また、読み出し専用のドライブと、読み書き兼用のドライブを組み合わせることも可能である。また、記録メディアの種類毎にドライブを設けるようにしてもよい。
【0023】
メモリ接続部17は、メモリカードスロット17aに挿入されたフラッシュメモリ、スマートメディア、メモリースティック、SDメモリカード(Secure Digital memory card)等の記録メディア3とデータの入出力を行うためのインターフェースである。なお、メモリ接続部17の数は、特に限定されない。
【0024】
一時記憶領域18は、HDD、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等により構成され、記録メディア2又は3から読み出されたデータを一時的に記憶する。
【0025】
通信部19は、モデム、LANアダプタやルータやTA(Terminal Adapter)等によって構成され、専用線、或いはISDN回線等の通信回線を介してLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等のネットワークに接続された装置との間でデータの送受信を行う。
【0026】
金銭管理部20は、金銭投入部20a、図示しない金銭識別部、金銭収納部、金銭出力部等を備えており、投入された硬貨や紙幣を識別して管理し、識別信号をCPU11に出力する。
【0027】
次に、動作について説明する。
図3に、CPU11と記憶部13に記憶されている書込メディア作成処理プログラム131との協働により実行される書込メディア作成処理を示す。以下、図3を参照して、書込メディア作成処理について説明する。
【0028】
原稿メディア(他の記録メディアに記録すべき画像データが記録されている記録メディア)がディスクドライブ16又はメモリ接続部17の対応する装填位置にセットされると(ステップS1)、原稿メディアに記録された画像データの情報が読み出され、原稿メディアの内容(ここでは、ファイル名とする)が表示パネル15aに一覧表示される(ステップS2)。
【0029】
入力部14により、表示パネル15aに表示された画像データの一覧の中から、他の記録メディアに記録する対象としての取込画像データ(入力画像データ)が選択され(ステップS3)、取込画像データのファイルの確認が指示されると、選択された取込画像データの画像が表示パネル15aに表示される(ステップS4)。取込画像データの確認が行われ、入力部14によりコメントが入力されると、入力されたコメントが、当該取込画像データに対応付けてRAM12に格納される(ステップS5)。入力部14により取込画像データの確定が指示されるまで、ステップS3〜S5が繰り返し実行され、取込画像データの確定が指示されると(ステップS6;YES)、選択された取込画像データ及びコメントが一時記憶領域18に蓄積される(ステップS7)。入力部14により、他の原稿メディアから画像データを取り込む指示が入力された場合は(ステップS8;YES)、ステップS1に戻り、ステップS1〜S7が繰り返し実行され、他の原稿メディアからの画像データの取り込みを行わない指示が入力された場合は(ステップS8;NO)、ステップS9に移行する。このように、ステップS1〜S8が実行されることにより、一括管理すべき、関連性のある複数の取込画像データが画像記録装置1に取り込まれる。
【0030】
ステップS9において、入力部14から、一時記憶領域18に記憶された取込画像データ全体に対するタイトルが入力され(ステップS9)、書込メディア(取込画像データを記録するための記録メディア)が選択され(ステップS10)、書込メディアがディスクドライブ16又はメモリ接続部17の対応する装填位置にセットされると(ステップS11)、記録処理(図4参照)が行われ(ステップS12)、本処理は終了する。
【0031】
図4に、ステップS12において、CPU11と記憶部13に記憶されている記録処理プログラム132との協働により実行される記録処理を示す。以下、図4を参照して記録処理について説明する。
【0032】
まず、取込画像データの総データ量Sが取得される(ステップS101)。次いで、判断手段としてのステップS102において、装填位置にセットされている書込メディアの記録可能容量Yと総データ量Sが比較され、比較の結果、総データ量Sが記録可能容量Yを越えないと判断された場合は(ステップS102;NO)、書込メディアが装填されているディスクドライブ16又はメモリ接続部17を介して1つの書込メディアに全ての取込画像データが記録され(ステップS103)、本処理は終了する。
【0033】
一方、装填位置にセットされている書込メディアの記録可能容量Yと総データ量Sが比較され、比較の結果、総データ量Sが記録可能容量Yを越えていると判断された場合は(ステップS102;YES)、分割手段としてのステップS104において、総データ量S及び記録可能容量Yに基づいて、取込画像データを複数の書込メディアに分けて記録するために、取込画像データが複数の画像データ群に分割される(ステップS104)。次いで、記録先決定手段としてのステップS105において、分割された各画像データ群のそれぞれに記録先となる書込メディアが対応付けられ、各画像データ群の記録先が決定される(ステップS105)。取込画像データを複数の画像データ群へ分割する際には、総データ量Sに基づいて、後述するインデックス情報分のデータ量が考慮される。また、1つの画像を形成する画像データのファイルが複数の書込メディアに跨って記録されることのないように考慮される。
【0034】
各画像データ群の記録先が決定されると、インデックス情報作成手段としてのステップS106において、全ての取込画像データの記録先に関する情報を含むインデックス情報が作成される(ステップS106)。記録先に関する情報は、例えば、書込メディア毎に、各書込メディアを識別するためのメディア番号を付し、このメディア番号を記録先に関する情報として用いることができる。次いで、記録手段としてのステップS107において、ディスクドライブ16又はメモリ接続部を介して、装填されている書込メディアに、対応する画像データ群とステップS106で作成されたインデックス情報が記録される(ステップS107)。全ての画像データ群の記録が終了していない場合(ステップS108;NO)、書込メディアが交換され(ステップS109)、ステップS107〜S108が繰り返し実行される。全ての画像データ群の記録が終了すると(ステップS108;YES)、本処理は終了する。
【0035】
図5に、ステップS106で作成される取込画像データのインデックス情報の一例を示す。インデックス情報は、例えば、HTML(HyperText Markup Language)形式で記述され、ブラウザで表示可能となっている。上述した書込メディア作成処理で画像データ群及びインデックス情報が記録された記録メディアを、ブラウザが搭載されたPC等の装置により再生すると、図5に示すインデックス表示画面を表示することができる。このインデックス表示画面には、全ての取込画像データのサムネイル画像がファイル名とともに表示されている。取込画像データの数が多い場合には、前ページ、次ページの表示をマウス等でクリックすることによりページを移行させることができる。インデックス表示画面の各ページには、ステップS9で入力されたタイトル、現在再生中の記録メディアのメディア番号、表示されているサムネイル画像の画像データが保管されている記録メディアのメディア番号が記録される。これにより、取込画像データのうち、どの画像データがどの記録メディアに記録されているかを容易に知ることが可能となり、画像データの検索が容易になる。
【0036】
また、図6に示すように、サムネイル画像上をマウス等でクリックすると、当該サムネイル画像に対応する画像データが保管されている記録メディアがセットされている場合には、画像データ及びインデックス情報の詳細が読み出され、画像とともに、ステップS5で入力されたこの画像に対するコメント及びこの画像データが記録されている記録メディアのメディア番号、ファイル名等のインデックス情報の詳細が表示される。すなわち、インデックス表示画面からサムネイル画像を選択することで、容易に目的とする画像データを検索、閲覧することが可能となる。
【0037】
一方、クリックされたサムネイル画像に対応する画像データが保管されている記録メディアがセットされていない場合には、クリックされた画像のインデックス情報の詳細のみが読み出され、画像は表示されずに「保管されている記録メディア2003001−2をセットして下さい」等の記録先を示す通知が表示され、ステップS5で入力されたこの画像に対するコメント及びこの画像データが記録されている記録メディアのメディア番号、ファイル名等のインデックス情報の詳細が表示される。ユーザは、インデックス表示画面に表示されるインデックス情報から目的とする画像データの保管場所を容易に知ることができる。
【0038】
以上説明したように、画像記録装置1によれば、原稿メディアから取り込まれた取込画像データの総データ量Sが、書込メディアの記録可能容量Yを越えていると判断した場合には、取込画像データを画像データ群に分割して、各画像データ群の記録先となる書込メディアを決定し、書込メディア毎に、対応する画像データ群及び全ての取込画像データの記録先に関する情報を含むインデックス情報を記録する。
【0039】
従って、複数の記録メディアに分割して記録された、一括管理すべき関連性のある複数の画像データの中から目的とする画像データを容易に検索することができる。
【0040】
なお、上記実施の形態における記述内容は、本発明に係る画像記録装置1の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
【0041】
例えば、上記実施の形態においては、取込画像データは原稿メディアを介して入力することとしたが、これに限定されず、例えば、USB等の通信ケーブル接続、コネクタ接続、微弱無線や赤外線等を利用した無線通信により入力を行う構成としてもよい。また、携帯電話機やPC等から通信部19を介して入力する構成としてもよい。また、画像記録装置1がスキャナと接続するI/Fを備える構成とし、写真プリントやネガフィルム等をスキャナで読み取って得られた画像データを記録メディアに記録する際にも、本発明を適用することができる。
【0042】
また、上記実施の形態においては、インデックス情報の好適な一例として、サムネイル画像を用いることとしたが、これに限定されるものではない。また、インデックス情報は、全ての記録メディアに記録されることが好ましいが、少なくとも一つの記録メディアに記録されていれば、本発明の効果を奏することができる。
【0043】
また、上記実施の形態においては、インデックス情報をHTML形式で記述することとしたが、単一もしくは複数の画像データとして記述してもよい。また、特定の再生プログラムで再生できる専用の形式で記述してもよい。さらに、インデックス情報とともに、そのインデックス情報を再生するプログラムを同時に記録するようにしてもよい。
【0044】
また、上記実施の形態においては、再生中の記録メディアのメディア番号をインデックス情報内に記録したが、メディア番号は、インデックス情報とは別に記録メディア内に記録してもよいし、記録メディアのレーベル面にプリントしたり、シール等にプリントして記録メディア上に貼りつけたりしてもよい。
【0045】
また、上述した書込メディア作成処理プログラム131、記録処理プログラム132は、記録媒体に読み込むことによって、画像記録装置1と独立したソフトウェア製品単体としての販売、配布も容易になる。また、本発明の技術を他のハードウェア上で利用することができる。
【0046】
その他、画像記録装置1を構成する各装置の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【0047】
【発明の効果】
請求項1、3に記載の発明によれば、関連付けて記録すべき複数の入力画像データのデータ量が記録媒体の記録可能容量を越えているか否かを判断し、複数の入力画像データのデータ量が記録媒体の記録可能容量を越えている場合、入力画像データを複数の記録媒体に分けて記録するために複数の画像データ群に分割し、分割された複数の画像データ群のそれぞれに記録媒体を対応付けて各画像データ群の記録先を決定し、各入力画像データの記録先に関するインデックス情報を作成し、各画像データ群を記録先として決定された記録媒体に記録するとともに、少なくとも一つの記録媒体に、作成されたインデックス情報を記録する。
【0048】
従って、関連性のある複数の画像データが複数の記録媒体に記録されても、各画像データの記録先に関するインデックス情報を記録するので、目的の画像データを容易に検索することができる。
【0049】
請求項2、4に記載の発明によれば、インデックス情報には各入力画像データのサムネイル画像が含まれるので、サムネイル画像により画像データの内容をユーザが容易に知ることができ、目的の画像データをより容易に検索することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像記録装置1の外観を示す図である。
【図2】図1の画像記録装置1の機能的構成を示すブロック図である。
【図3】図2のCPU11により実行される書込メディア作成処理を示すフローチャートである。
【図4】図2のCPU11により実行される記録処理を示すフローチャートである。
【図5】図4のステップS106において作成されるインデックス情報の一例を示す図である。
【図6】図5のインデックス情報の利用方法を示す図である。
【符号の説明】
1 画像記録装置
11 CPU
12 RAM
13 記憶部
131 書込メディア作成処理プログラム
132 記録処理プログラム
14 入力部
15 表示部
16 ディスクドライブ
17 メモリ接続部
18 一時記憶領域
19 通信部
20 金銭管理部
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像データを記録媒体に記録する画像記録装置及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルカメラの普及等により、画像データを記録媒体に記録して保存する機会が増えているが、記録媒体には記録容量に制限があり、記録容量を越えた記録は不可能である。
【0003】
そこで、例えば、特許文献1には、複数の記録媒体の未記録領域に順次連続して電子スチルカメラにより撮影された画像データを記録可能な画像記録装置が開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−276393号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば撮影日が同一の撮像画像データ等、本来一枚の記録媒体に関連付けて記録して一括管理したい複数の画像データを複数の記録媒体に記録すると、どの記録媒体にどの画像データが記録されているかがわからなくなり、目的の画像データを容易に検索することができないという問題があった。
【0006】
本発明の課題は、複数の記録媒体に分割して記録された、一括管理すべき複数の画像データの中から目的とする画像データを容易に検索できるようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
入力された画像データを記録媒体に記録する画像記録装置において、
関連付けて記録すべき複数の入力画像データのデータ量が記録媒体の記録可能容量を越えているか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により前記複数の入力画像データのデータ量が前記記録媒体の記録可能容量を越えていると判断された際に、前記入力画像データを複数の記録媒体に分けて記録するために複数の画像データ群に分割する分割手段と、
前記分割された複数の画像データ群のそれぞれに記録媒体を対応付け、前記各画像データ群の記録先を決定する記録先決定手段と、
前記各入力画像データの記録先に関するインデックス情報を作成するインデックス情報作成手段と、
前記各画像データ群を記録先として決定された記録媒体に記録するとともに、少なくとも一つの記録媒体に、前記作成されたインデックス情報を記録する記録手段と、
を備えたことを特徴としている。
【0008】
請求項3に記載の発明のプログラムは、
入力された画像データを記録媒体に記録する画像記録装置を制御するためのコンピュータに、
関連付けて記録すべき複数の入力画像データのデータ量が記録媒体の記録可能容量を越えているか否かを判断する機能と、
前記複数の入力画像データのデータ量が前記記録媒体の記録可能容量を越えていると判断された際に、前記入力画像データを複数の記録媒体に分けて記録するために複数の画像データ群に分割する機能と、
前記分割された複数の画像データ群のそれぞれに記録媒体を対応付け、前記各画像データ群の記録先を決定する機能と、
前記各入力画像データの記録先に関するインデックス情報を作成する機能と、
前記各画像データ群を記録先として決定された記録媒体に記録するとともに、少なくとも一つの記録媒体に、前記作成されたインデックス情報を記録する機能と、
を実現させることを特徴としている。
【0009】
請求項1、3に記載の発明によれば、関連付けて記録すべき複数の入力画像データのデータ量が記録媒体の記録可能容量を越えているか否かを判断し、複数の入力画像データのデータ量が記録媒体の記録可能容量を越えている場合、入力画像データを複数の記録媒体に分けて記録するために複数の画像データ群に分割し、分割された複数の画像データ群のそれぞれに記録媒体を対応付けて各画像データ群の記録先を決定し、各入力画像データの記録先に関するインデックス情報を作成し、各画像データ群を記録先として決定された記録媒体に記録するとともに、少なくとも一つの記録媒体に、作成されたインデックス情報を記録する。
【0010】
従って、関連性のある複数の画像データが複数の記録媒体に記録されても、各画像データの記録先に関するインデックス情報を記録するので、目的の画像データを容易に検索することができる。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記インデックス情報は、前記各入力画像データのサムネイル画像を含むことを特徴としている。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、
前記インデックス情報は、前記各入力画像データのサムネイル画像を含むことを特徴としている。
【0013】
請求項2、4に記載の発明によれば、インデックス情報には各入力画像データのサムネイル画像が含まれるので、サムネイル画像により画像データの内容をユーザが容易に知ることができ、目的の画像データをより容易に検索することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
図1に、本発明に係る画像記録装置1の外観を示す。図1に示すように、画像記録装置1には、表示パネル15a、ディスク装填部16a、メモリカードスロット17a、金銭投入口20a、メディア取り出し口22等が設けられている。画像記録装置1は、写真店やコンビニエンスストア、街角等に設置されており、有料にて、画像データを記録した記録メディアを作成する装置である。記録メディアは、データを記録しておくための記録媒体である。
【0015】
図2に、画像記録装置1の機能的構成を示す。
図2に示すように、画像記録装置1は、CPU11、RAM12、記憶部13、入力部14、表示部15、ディスクドライブ16、メモリ接続部17、一時記憶領域18、通信部19、金銭管理部20等により構成され、各部はバス21により接続されている。
【0016】
CPU(Central Processing Unit)11は、入力部14からの入力信号により、記憶部13に格納されているシステムプログラムや各種処理プログラムを読み出し、RAM12内のプログラム格納領域に展開し、展開したプログラムに従って画像記録装置1の各部の動作を集中制御する。また、読み出したプログラムに従って、後述する書込メディア作成処理、記録処理を始めとする各種処理を実行する。
【0017】
RAM(Random Access Memory)12は、CPU11により実行制御される各種処理において、記憶部13から読み出された画像記録装置1で実行可能なシステムプログラム、各種処理プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等の一時的な格納領域となる。
【0018】
記憶部13は、HDD(Hard Disc Drive)や不揮発性の半導体メモリ等により構成され、画像記録装置1に対応するシステムプログラム、及び該システムプログラム上で実行可能な書込メディア作成処理プログラム131、記録処理プログラム132を始めとする各種処理プログラム、及びこれらのプログラムで処理されたデータ等を記憶する。これらの各プログラムは、コンピュータで読み取り可能なプログラムコードの形態で記憶され、CPU11は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
【0019】
入力部14は、カーソルキー、EJECTキー等の各種機能キーを備えて構成され、押下操作されたキーの押下信号を入力信号としてCPU11へ出力する。また、入力部14は、表示部15の表示画面を覆う透明なシートパネルに、指又は専用のスタイラスペンで触れることにより入力される位置情報を入力信号としてCPU11に出力する、タッチパネルにより構成される。
【0020】
表示部15は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)等により構成される表示パネル15aであり、CPU11から入力される表示信号の指示に従って、表示画面上に画像データや各種情報等の表示を行う。
【0021】
ディスクドライブ16は、ディスク装填部16a、図示しない光ピックアップ、DSP、スピンドルモータ、送りモータ、ヘッドドライバ、記録ヘッド等により構成され、CPU11から入力される制御信号により、記録メディア2に記録されたデータを読み出してCPU11に出力したり、CPU11から入力される制御信号に応じた磁場を記録メディア2に印加して、記録メディア2へのデータの書き込み(記録)を行ったりする。ディスクドライブ16は、例えば、ディスク装填部16aに装填されたDVD、DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM、CD、CD−R、CD−RW等の記録メディア2に対してデータの読み出し、書き込みを行う。
【0022】
なお、ディスクドライブ16としては、読み出し専用のドライブと書き込み(記録)専用のドライブを独立して1つずつ以上設けてもよいし、読み出し、書き込みの兼用ドライブを1つ又は複数設けてもよい。また、読み出し専用のドライブと、読み書き兼用のドライブを組み合わせることも可能である。また、記録メディアの種類毎にドライブを設けるようにしてもよい。
【0023】
メモリ接続部17は、メモリカードスロット17aに挿入されたフラッシュメモリ、スマートメディア、メモリースティック、SDメモリカード(Secure Digital memory card)等の記録メディア3とデータの入出力を行うためのインターフェースである。なお、メモリ接続部17の数は、特に限定されない。
【0024】
一時記憶領域18は、HDD、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等により構成され、記録メディア2又は3から読み出されたデータを一時的に記憶する。
【0025】
通信部19は、モデム、LANアダプタやルータやTA(Terminal Adapter)等によって構成され、専用線、或いはISDN回線等の通信回線を介してLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等のネットワークに接続された装置との間でデータの送受信を行う。
【0026】
金銭管理部20は、金銭投入部20a、図示しない金銭識別部、金銭収納部、金銭出力部等を備えており、投入された硬貨や紙幣を識別して管理し、識別信号をCPU11に出力する。
【0027】
次に、動作について説明する。
図3に、CPU11と記憶部13に記憶されている書込メディア作成処理プログラム131との協働により実行される書込メディア作成処理を示す。以下、図3を参照して、書込メディア作成処理について説明する。
【0028】
原稿メディア(他の記録メディアに記録すべき画像データが記録されている記録メディア)がディスクドライブ16又はメモリ接続部17の対応する装填位置にセットされると(ステップS1)、原稿メディアに記録された画像データの情報が読み出され、原稿メディアの内容(ここでは、ファイル名とする)が表示パネル15aに一覧表示される(ステップS2)。
【0029】
入力部14により、表示パネル15aに表示された画像データの一覧の中から、他の記録メディアに記録する対象としての取込画像データ(入力画像データ)が選択され(ステップS3)、取込画像データのファイルの確認が指示されると、選択された取込画像データの画像が表示パネル15aに表示される(ステップS4)。取込画像データの確認が行われ、入力部14によりコメントが入力されると、入力されたコメントが、当該取込画像データに対応付けてRAM12に格納される(ステップS5)。入力部14により取込画像データの確定が指示されるまで、ステップS3〜S5が繰り返し実行され、取込画像データの確定が指示されると(ステップS6;YES)、選択された取込画像データ及びコメントが一時記憶領域18に蓄積される(ステップS7)。入力部14により、他の原稿メディアから画像データを取り込む指示が入力された場合は(ステップS8;YES)、ステップS1に戻り、ステップS1〜S7が繰り返し実行され、他の原稿メディアからの画像データの取り込みを行わない指示が入力された場合は(ステップS8;NO)、ステップS9に移行する。このように、ステップS1〜S8が実行されることにより、一括管理すべき、関連性のある複数の取込画像データが画像記録装置1に取り込まれる。
【0030】
ステップS9において、入力部14から、一時記憶領域18に記憶された取込画像データ全体に対するタイトルが入力され(ステップS9)、書込メディア(取込画像データを記録するための記録メディア)が選択され(ステップS10)、書込メディアがディスクドライブ16又はメモリ接続部17の対応する装填位置にセットされると(ステップS11)、記録処理(図4参照)が行われ(ステップS12)、本処理は終了する。
【0031】
図4に、ステップS12において、CPU11と記憶部13に記憶されている記録処理プログラム132との協働により実行される記録処理を示す。以下、図4を参照して記録処理について説明する。
【0032】
まず、取込画像データの総データ量Sが取得される(ステップS101)。次いで、判断手段としてのステップS102において、装填位置にセットされている書込メディアの記録可能容量Yと総データ量Sが比較され、比較の結果、総データ量Sが記録可能容量Yを越えないと判断された場合は(ステップS102;NO)、書込メディアが装填されているディスクドライブ16又はメモリ接続部17を介して1つの書込メディアに全ての取込画像データが記録され(ステップS103)、本処理は終了する。
【0033】
一方、装填位置にセットされている書込メディアの記録可能容量Yと総データ量Sが比較され、比較の結果、総データ量Sが記録可能容量Yを越えていると判断された場合は(ステップS102;YES)、分割手段としてのステップS104において、総データ量S及び記録可能容量Yに基づいて、取込画像データを複数の書込メディアに分けて記録するために、取込画像データが複数の画像データ群に分割される(ステップS104)。次いで、記録先決定手段としてのステップS105において、分割された各画像データ群のそれぞれに記録先となる書込メディアが対応付けられ、各画像データ群の記録先が決定される(ステップS105)。取込画像データを複数の画像データ群へ分割する際には、総データ量Sに基づいて、後述するインデックス情報分のデータ量が考慮される。また、1つの画像を形成する画像データのファイルが複数の書込メディアに跨って記録されることのないように考慮される。
【0034】
各画像データ群の記録先が決定されると、インデックス情報作成手段としてのステップS106において、全ての取込画像データの記録先に関する情報を含むインデックス情報が作成される(ステップS106)。記録先に関する情報は、例えば、書込メディア毎に、各書込メディアを識別するためのメディア番号を付し、このメディア番号を記録先に関する情報として用いることができる。次いで、記録手段としてのステップS107において、ディスクドライブ16又はメモリ接続部を介して、装填されている書込メディアに、対応する画像データ群とステップS106で作成されたインデックス情報が記録される(ステップS107)。全ての画像データ群の記録が終了していない場合(ステップS108;NO)、書込メディアが交換され(ステップS109)、ステップS107〜S108が繰り返し実行される。全ての画像データ群の記録が終了すると(ステップS108;YES)、本処理は終了する。
【0035】
図5に、ステップS106で作成される取込画像データのインデックス情報の一例を示す。インデックス情報は、例えば、HTML(HyperText Markup Language)形式で記述され、ブラウザで表示可能となっている。上述した書込メディア作成処理で画像データ群及びインデックス情報が記録された記録メディアを、ブラウザが搭載されたPC等の装置により再生すると、図5に示すインデックス表示画面を表示することができる。このインデックス表示画面には、全ての取込画像データのサムネイル画像がファイル名とともに表示されている。取込画像データの数が多い場合には、前ページ、次ページの表示をマウス等でクリックすることによりページを移行させることができる。インデックス表示画面の各ページには、ステップS9で入力されたタイトル、現在再生中の記録メディアのメディア番号、表示されているサムネイル画像の画像データが保管されている記録メディアのメディア番号が記録される。これにより、取込画像データのうち、どの画像データがどの記録メディアに記録されているかを容易に知ることが可能となり、画像データの検索が容易になる。
【0036】
また、図6に示すように、サムネイル画像上をマウス等でクリックすると、当該サムネイル画像に対応する画像データが保管されている記録メディアがセットされている場合には、画像データ及びインデックス情報の詳細が読み出され、画像とともに、ステップS5で入力されたこの画像に対するコメント及びこの画像データが記録されている記録メディアのメディア番号、ファイル名等のインデックス情報の詳細が表示される。すなわち、インデックス表示画面からサムネイル画像を選択することで、容易に目的とする画像データを検索、閲覧することが可能となる。
【0037】
一方、クリックされたサムネイル画像に対応する画像データが保管されている記録メディアがセットされていない場合には、クリックされた画像のインデックス情報の詳細のみが読み出され、画像は表示されずに「保管されている記録メディア2003001−2をセットして下さい」等の記録先を示す通知が表示され、ステップS5で入力されたこの画像に対するコメント及びこの画像データが記録されている記録メディアのメディア番号、ファイル名等のインデックス情報の詳細が表示される。ユーザは、インデックス表示画面に表示されるインデックス情報から目的とする画像データの保管場所を容易に知ることができる。
【0038】
以上説明したように、画像記録装置1によれば、原稿メディアから取り込まれた取込画像データの総データ量Sが、書込メディアの記録可能容量Yを越えていると判断した場合には、取込画像データを画像データ群に分割して、各画像データ群の記録先となる書込メディアを決定し、書込メディア毎に、対応する画像データ群及び全ての取込画像データの記録先に関する情報を含むインデックス情報を記録する。
【0039】
従って、複数の記録メディアに分割して記録された、一括管理すべき関連性のある複数の画像データの中から目的とする画像データを容易に検索することができる。
【0040】
なお、上記実施の形態における記述内容は、本発明に係る画像記録装置1の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
【0041】
例えば、上記実施の形態においては、取込画像データは原稿メディアを介して入力することとしたが、これに限定されず、例えば、USB等の通信ケーブル接続、コネクタ接続、微弱無線や赤外線等を利用した無線通信により入力を行う構成としてもよい。また、携帯電話機やPC等から通信部19を介して入力する構成としてもよい。また、画像記録装置1がスキャナと接続するI/Fを備える構成とし、写真プリントやネガフィルム等をスキャナで読み取って得られた画像データを記録メディアに記録する際にも、本発明を適用することができる。
【0042】
また、上記実施の形態においては、インデックス情報の好適な一例として、サムネイル画像を用いることとしたが、これに限定されるものではない。また、インデックス情報は、全ての記録メディアに記録されることが好ましいが、少なくとも一つの記録メディアに記録されていれば、本発明の効果を奏することができる。
【0043】
また、上記実施の形態においては、インデックス情報をHTML形式で記述することとしたが、単一もしくは複数の画像データとして記述してもよい。また、特定の再生プログラムで再生できる専用の形式で記述してもよい。さらに、インデックス情報とともに、そのインデックス情報を再生するプログラムを同時に記録するようにしてもよい。
【0044】
また、上記実施の形態においては、再生中の記録メディアのメディア番号をインデックス情報内に記録したが、メディア番号は、インデックス情報とは別に記録メディア内に記録してもよいし、記録メディアのレーベル面にプリントしたり、シール等にプリントして記録メディア上に貼りつけたりしてもよい。
【0045】
また、上述した書込メディア作成処理プログラム131、記録処理プログラム132は、記録媒体に読み込むことによって、画像記録装置1と独立したソフトウェア製品単体としての販売、配布も容易になる。また、本発明の技術を他のハードウェア上で利用することができる。
【0046】
その他、画像記録装置1を構成する各装置の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【0047】
【発明の効果】
請求項1、3に記載の発明によれば、関連付けて記録すべき複数の入力画像データのデータ量が記録媒体の記録可能容量を越えているか否かを判断し、複数の入力画像データのデータ量が記録媒体の記録可能容量を越えている場合、入力画像データを複数の記録媒体に分けて記録するために複数の画像データ群に分割し、分割された複数の画像データ群のそれぞれに記録媒体を対応付けて各画像データ群の記録先を決定し、各入力画像データの記録先に関するインデックス情報を作成し、各画像データ群を記録先として決定された記録媒体に記録するとともに、少なくとも一つの記録媒体に、作成されたインデックス情報を記録する。
【0048】
従って、関連性のある複数の画像データが複数の記録媒体に記録されても、各画像データの記録先に関するインデックス情報を記録するので、目的の画像データを容易に検索することができる。
【0049】
請求項2、4に記載の発明によれば、インデックス情報には各入力画像データのサムネイル画像が含まれるので、サムネイル画像により画像データの内容をユーザが容易に知ることができ、目的の画像データをより容易に検索することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像記録装置1の外観を示す図である。
【図2】図1の画像記録装置1の機能的構成を示すブロック図である。
【図3】図2のCPU11により実行される書込メディア作成処理を示すフローチャートである。
【図4】図2のCPU11により実行される記録処理を示すフローチャートである。
【図5】図4のステップS106において作成されるインデックス情報の一例を示す図である。
【図6】図5のインデックス情報の利用方法を示す図である。
【符号の説明】
1 画像記録装置
11 CPU
12 RAM
13 記憶部
131 書込メディア作成処理プログラム
132 記録処理プログラム
14 入力部
15 表示部
16 ディスクドライブ
17 メモリ接続部
18 一時記憶領域
19 通信部
20 金銭管理部
Claims (4)
- 入力された画像データを記録媒体に記録する画像記録装置において、
関連付けて記録すべき複数の入力画像データのデータ量が記録媒体の記録可能容量を越えているか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により前記複数の入力画像データのデータ量が前記記録媒体の記録可能容量を越えていると判断された際に、前記入力画像データを複数の記録媒体に分けて記録するために複数の画像データ群に分割する分割手段と、
前記分割された複数の画像データ群のそれぞれに記録媒体を対応付け、前記各画像データ群の記録先を決定する記録先決定手段と、
前記各入力画像データの記録先に関するインデックス情報を作成するインデックス情報作成手段と、
前記各画像データ群を記録先として決定された記録媒体に記録するとともに、少なくとも一つの記録媒体に、前記作成されたインデックス情報を記録する記録手段と、
を備えたことを特徴とする画像記録装置。 - 前記インデックス情報は、前記各入力画像データのサムネイル画像を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
- 入力された画像データを記録媒体に記録する画像記録装置を制御するためのコンピュータに、
関連付けて記録すべき複数の入力画像データのデータ量が記録媒体の記録可能容量を越えているか否かを判断する機能と、
前記複数の入力画像データのデータ量が前記記録媒体の記録可能容量を越えていると判断された際に、前記入力画像データを複数の記録媒体に分けて記録するために複数の画像データ群に分割する機能と、
前記分割された複数の画像データ群のそれぞれに記録媒体を対応付け、前記各画像データ群の記録先を決定する機能と、
前記各入力画像データの記録先に関するインデックス情報を作成する機能と、
前記各画像データ群を記録先として決定された記録媒体に記録するとともに、少なくとも一つの記録媒体に、前記作成されたインデックス情報を記録する機能と、
を実現させるためのプログラム。 - 前記インデックス情報は、前記各入力画像データのサムネイル画像を含むことを特徴とする請求項3に記載のプログラム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003165460A JP2005005886A (ja) | 2003-06-10 | 2003-06-10 | 画像記録装置及びプログラム |
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Publications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009224006A (ja) * | 2008-03-18 | 2009-10-01 | Canon Inc | 情報処理装置及び情報処理方法、記憶媒体、プログラム |
JP2012150881A (ja) * | 2012-05-18 | 2012-08-09 | Casio Comput Co Ltd | 記録装置、記録方法およびプログラム |
-
2003
- 2003-06-10 JP JP2003165460A patent/JP2005005886A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009224006A (ja) * | 2008-03-18 | 2009-10-01 | Canon Inc | 情報処理装置及び情報処理方法、記憶媒体、プログラム |
US8451509B2 (en) | 2008-03-18 | 2013-05-28 | Canon Kabushiki Kaisha | Information processing apparatus, information processing method, and computer-readable storage medium |
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