JP2005109760A - 画像保存装置及び方法 - Google Patents

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聡 中西
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Abstract

【課題】写真館等でデジタル撮影された顧客の画像の画像ファイルのファイル名を顧客の特定が可能なファイル名にリネームし、リネームした画像ファイルを顧客の特定が可能なフォルダ名を有する顧客別フォルダに保存する。
【解決手段】顧客に渡されるDP袋からDP袋番号を読み込み、これを顧客IDにし、顧客IDをフォルダ名とする顧客別フォルダを作成する(ステップS20、S22)。デジタルカメラ40から画像ファイルが転送される監視フォルダを監視し(ステップS24)、監視フォルダ内に画像ファイルが保存されると、その画像ファイルのファイル名を、顧客ID+撮影日+撮影番号(連番)+拡張子による新たなファイル名にリネームし、リネームした画像ファイルを監視フォルダから顧客IDと同じフォルダ名を有する顧客別フォルダに移動させる(ステップS28、S30、S32)。
【選択図】 図3

Description

本発明は画像保存装置及び方法に係り、特に写真館や撮影スタジオ等でデジタル撮影された顧客別の複数の画像を整理して保存する画像保存装置及び方法に関する。
写真館や撮影スタジオ等においてデジタルカメラで撮影された顧客のデジタル画像は、一旦パーソナルコンピュータのハードディスク等の大容量の記録媒体に記録される。その後、記録媒体から顧客別に画像を読み出してディスプレイに表示させ、写真プリントする画像の選択等が行われる。
また、従来のファイル管理装置として特許文献1に記載のものがある。このファイル管理装置は、監視フォルダに原ファイル名を有するファイルが入ったか否かを監視し、ファイルが入ったことを感知すると、格納先識別子付きファイル名を作成し、原ファイル名を前記作成した格納先識別子付きファイル名に変更(リネーム)する。リネーム後、そのファイルをファイル振分け分配フォルダに移動させる。ファイル振分けフォルダにリネーム後のファイルが入ると、格納先識別子付きファイル名の格納先識別子と同じ名前の階層フォルダを順次作成し、格納先識別子付きファイル名の最後の格納先情報と同じ名前の階層フォルダの配下に格納先識別子付きファイルを格納するようにしている。
特開2001−188697号公報
ところで、デジタルカメラから得られる個々の画像ファイルには、顧客を特定するための情報がないため、画像ファイルと顧客との関係が分からなくなるという問題がある。即ち、デジタルカメラから得られる画像ファイルは、通常、DCF(Design rule for Camera File system: デジタルカメラの業界統一記録フォーマット) による命名規則にしたがってファイル名が自動的に付けらているが、DCF規定によりファイル名が付けられた画像ファイル(DCFファイル)のファイル名からは顧客を識別することができず、また、デジタルカメラ用のExif(Exchangeable image file format )ファイル規定により作成されたExifファイルのExifタグ情報からも顧客を識別することができない。
また、顧客別のフォルダを事前に作成しておき、デジタルカメラから取得した顧客別の画像ファイルを対応する顧客別フォルダに格納するようにすれば、その後の顧客別の画像の管理がしやすくなるが、顧客を一意に特定することができるフォルダ名を有する顧客別フォルダの作成は煩雑であり、また、一旦顧客別フォルダから取り出された画像ファイルは、いずれの顧客のものであるかが不明になるという問題がある。
尚、特許文献1に記載の発明は、原ファイル名をリネームする格納先識別子付きファイル名を、ソフト利用者が入力画面を用いて手作業で作成しなければならず、煩雑であるという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、写真館や撮影スタジオ等でデジタル撮影された顧客の画像の画像ファイルのファイル名を顧客の特定が可能なファイル名にリネームし、リネームした画像ファイルを顧客の特定が可能なフォルダ名を有する顧客別フォルダに保存することができる画像保存装置及び方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために請求項1に係る画像保存装置は、写真撮影を行う顧客ごとにユニークな識別情報を入力する識別情報入力手段と、前記識別情報入力手段によって入力された識別情報に基づいて前記識別情報を有するフォルダ名のフォルダを顧客別フォルダとして自動生成するフォルダ作成手段と、前記顧客の画像を撮影するデジタルカメラから撮影毎に出力される画像ファイルであって、前記デジタルカメラによって自動的にファイル名が生成された画像ファイルを取り込み、監視フォルダに保存させる画像入力手段と、前記監視フォルダに新たな画像ファイルが保存されたか否かを監視する監視手段と、前記監視手段によって前記監視フォルダに画像ファイルが保存されたことが検知されると、前記識別情報入力手段によって入力された識別情報と前記顧客の画像の画像番号を示す連番とを含むファイル名を自動生成するファイル名自動生成手段と、前記監視手段によって前記監視フォルダに画像ファイルが保存されたことが検知されると、その検知された画像ファイルのファイル名を前記ファイル名自動生成手段によって生成されたファイル名に変更するファイル名変更手段と、前記監視フォルダに保存された画像ファイルを前記監視フォルダから顧客別フォルダに移動させる際に、前記変更後のファイル名に含まれる識別情報と同一の識別情報を有するフォルダ名の顧客別フォルダに移動させるファイル転送手段と、を備えたことを特徴としている。
即ち、写真撮影を行う顧客ごとにユニークな識別情報を入力すると、その識別情報を有するフォルダ名のフォルダ(顧客別フォルダ)が自動生成される。顧客の画像を撮影するデジタルカメラから撮影毎に出力される画像ファイルは一旦、監視フォルダに保存される。尚、監視フォルダに保存されている時点の画像フォルダには、デジタルカメラによって自動的に生成されたファイル名が付けられている。
前記監視フォルダに新たな画像ファイルが保存されたか否かが常時監視され、監視フォルダに画像ファイルが保存されたことが検知されると、前記入力された識別情報と顧客の画像の画像番号を示す連番とを含むファイル名が自動生成される。そして、監視フォルダに保存された画像ファイルのファイル名は、前記自動生成されたファイル名に変更(リネーム)され、そのリネームされた画像ファイルは、監視フォルダからリネームされた画像ファイルのファイル名に含まれる識別情報と同一の識別情報を有するフォルダ名の顧客別フォルダに移動させられる。
請求項2に係る画像保存装置は、写真撮影を行う顧客ごとにユニークな識別情報を入力する識別情報入力手段と、前記識別情報入力手段によって入力された識別情報に基づいて前記識別情報を有するフォルダ名のフォルダを顧客別フォルダとして自動生成するフォルダ作成手段と、前記顧客の画像を撮影するデジタルカメラの記録メディアに記録され、該デジタルカメラによって自動的にファイル名が生成された画像ファイルを読み出すためドライブ内のフォルダを監視フォルダとし、該監視フォルダに画像ファイルが保存されたか否かを監視する監視手段と、前記監視手段によって前記監視フォルダに画像ファイルが保存されたことが検知されると、前記識別情報入力手段によって入力された識別情報と前記顧客の画像の画像番号を示す連番とを含むファイル名を自動生成するファイル名自動生成手段と、前記監視手段によって前記監視フォルダに画像ファイルが保存されたことが検知されると、その検知された画像ファイルのファイル名を前記ファイル名自動生成手段によって生成されたファイル名に変更するファイル名変更手段と、前記監視フォルダに保存された画像ファイルを前記監視フォルダから顧客別フォルダに移動させる際に、前記変更後のファイル名に含まれる識別情報と同一の識別情報を有するフォルダ名の顧客別フォルダに移動させるファイル転送手段と、を備えたことを特徴としている。
即ち、前記デジタルカメラの記録メディアに1顧客分の画像が記録された場合、この記録メディアが装填されるカードリーダ等のドライブのフォルダを監視フォルダとすることで、上記請求項1に係る発明と同様に顧客の画像ファイルのリネーム及び顧客別フォルダへの移動を可能にしている。
請求項3に示すように請求項1又は2に記載の画像保存装置において、前記識別情報は、DP袋に印刷されているDP袋情報である。尚、DP袋には、例えば13桁のDP袋番号が予め印刷されており、このDP袋番号を前記識別情報として利用する。
請求項4に示すように請求項3に記載の画像保存装置において、前記DP袋に印刷されているDP袋情報はバーコードからなり、前記識別情報入力手段はバーコードリーダであることを特徴としている。バーコードリーダでバーコードからなるDP袋番号を読み取ることで、前記識別情報を簡単にかつ正確に入力することができる。
請求項5に示すように請求項1又は2に記載の画像保存装置において、顧客を特定するための顧客情報を入力する顧客情報入力手段と、前記識別情報入力手段によって前記識別情報とともに、前記顧客情報入力手段によって顧客情報が入力されると、前記識別情報に関連付けて顧客情報が登録された顧客データベースを作成する顧客データベース作成手段とを有することを特徴としている。これにより、識別情報を基に顧客情報を管理することができる。
請求項6に示すように請求項1又は2に記載の画像保存装置において、前記監視フォルダに保存された画像ファイルにサムネイル画像が付属情報として付加されているか否かを判別する判別手段と、前記判別手段によってサムネイル画像が付加されていないと判別されると、前記画像ファイル内の主画像からサムネイル画像を作成して前記ファイル名が変更される画像ファイルの付属情報として付加する手段と、を有することを特徴としている。即ち、デジタルカメラから出力される画像ファイルには、サムネイル画像が付属情報として付加されていないものがあるが、請求項6に係る発明によれば、リネームして保存する画像ファイルには、サムネイル画像を付属情報として付加することができる。
請求項7に係る画像保存方法は、写真撮影を行う顧客ごとにユニークな識別情報を入力するステップと、前記入力された識別情報に基づいて前記識別情報を有するフォルダ名のフォルダを顧客別フォルダとして自動生成するステップと、前記顧客の画像を撮影するデジタルカメラから撮影毎に出力される画像ファイルであって、前記デジタルカメラによって自動的にファイル名が生成された画像ファイルを取り込み、監視フォルダに保存させるステップと、前記監視フォルダに新たな画像ファイルが保存されたか否かを監視するステップと、前記監視フォルダに画像ファイルが保存されたことが検知されると、前記入力された識別情報と前記顧客の画像の画像番号を示す連番とを含むファイル名を自動生成するステップと、前記監視フォルダに画像ファイルが保存されたことが検知されると、その検知された画像ファイルのファイル名を前記ファイル名自動生成手段によって生成されたファイル名に変更するステップと、前記監視フォルダに保存された画像ファイルを前記監視フォルダから顧客別フォルダに移動させる際に、前記変更後のファイル名に含まれる識別情報と同一の識別情報を有するフォルダ名の顧客別フォルダに移動させるファイル転送手段と、を含むことを特徴としている。
請求項8に係る画像保存方法は、写真撮影を行う顧客ごとにユニークな識別情報を入力するステップと、前記入力された識別情報に基づいて前記識別情報を有するフォルダ名のフォルダを顧客別フォルダとして自動生成するステップと、前記顧客の画像を撮影するデジタルカメラの記録メディアに記録され、該デジタルカメラによって自動的にファイル名が生成された画像ファイルを読み出すためドライブ内のフォルダを監視フォルダとし、該監視フォルダに画像ファイルが保存されたか否かを監視するステップと、前記監視フォルダに画像ファイルが保存されたことが検知されると、前記入力された識別情報と前記顧客の画像の画像番号を示す連番とを含むファイル名を自動生成するステップと、前記監視フォルダに画像ファイルが保存されたことが検知されると、その検知された画像ファイルのファイル名を前記ファイル名自動生成手段によって生成されたファイル名に変更するステップと、前記監視フォルダに保存された画像ファイルを前記監視フォルダから顧客別フォルダに移動させる際に、前記変更後のファイル名に含まれる識別情報と同一の識別情報を有するフォルダ名の顧客別フォルダに移動させるファイル転送手段と、を含むことを特徴としている。
本発明によれば、顧客ごとにユニークな識別情報を入力するだけで、デジタルカメラから取得される画像ファイルのファイル名を、前記識別情報を含むファイル名にリネームすることができ、また、前記識別情報を有するフォルダ名のフォルダ(顧客別フォルダ)を自動生成して前記リネームされた画像ファイルを対応する顧客フォルダに振り分けて保存することができ、これにより顧客別の複数の画像ファイルを利用しやすくなる。
以下添付図面に従って本発明に係る画像保存装置及び方法の好ましい実施の形態について説明する。
図1は本発明に係る画像保存装置の実施の形態を示すブロック図であり、この画像保存装置はパソコン1によって構成することができる。
パソコン1は、主として各構成要素の動作を制御する中央処理装置(CPU)10と、装置の制御プログラムが格納されたり、プログラム実行時の作業領域となる主メモリ12と、パソコン1のオペレーティングシステム(OS)、パソコン1に接続された周辺機器のデバイスドライバ、本発明に係る画像保存用のプログラムを含む各種のアプリケーションソフト、顧客の画像等が格納されるハードディスク装置14と、CD−ROMドライブ16と、液晶ディスプレイ、CRTディスプレイ等の表示器30の表示を制御するグラフィックボード18と、キーボード32のキー操作を検出して指示入力としてCPU10に出力するキーボードコントローラ20と、位置入力装置としてのマウス34の状態を検出して表示器30上のマウスポインタの位置やマウス34の状態等の信号をCPU10に出力するマウスコントローラ22と、バーコードリーダ36と接続してバーコード情報の入力が可能なUSB等のインターフェース24と、デジタルカメラ40と接続して画像データ等の入力が可能なIEEE1394等のインターフェース26と、上記各構成要素を接続するバス28とから構成されている。
尚、上記構成のパソコン1は、ハードディスク装置14に格納されている、本発明に係る画像保存用のプログラムを除いて周知のものであるため、各構成要素の詳細な説明については省略する。
バーコードリーダ36は、写真プリントを入れるためのDP(Developing and Printing)袋に印刷されているバーコードを読み取るために設けられており、パソコン1のUSBコネクタに接続できるようになっている。
即ち、DP袋には、ユニークなDP袋情報(この実施の形態では、7桁の取引先コードと、5桁の受付ナンバーと、1桁のチェックデジットを示す13桁の数字を示すバーコード)が印刷されており、バーコードリーダ36は、後述するように顧客ごとに渡されるDP袋のバーコードを読み取り、このバーコードを顧客識別情報(顧客ID)としてパソコン1に入力する。
デジタルカメラ40は、写真館、撮影スタジオ、イベント会場等に設置されるもので、写真撮影を希望する顧客は、デジタルカメラ40によってデジタル撮影される。デジタルカメラ40は、パソコン1に接続されており、顧客を撮影する毎にIEEE1394インターフェース26を介してパソコン1に画像ファイルを転送する。
このデジタルカメラ40から出力される画像ファイルは、DCF規定によりデジタルカメラ40によりファイル名が自動的に付けられたDCFファイルであり、ファイル名は、次表のように作成される

Figure 2005109760
尚、新たに作成されるDCFファイルのファイル番号は、最大番号+1の連番が推奨されており、デジタルカメラ40は、撮影ごとに連番のファイル番号を含むファイル名のDCFファイルを出力する。
次に、デジタルカメラ40で撮影した顧客別の画像のDCFファイルのファイル名をリネームし、顧客別フォルダに振り分けて保存する画像保存方法について説明する。
図2及び図3はそれぞれ本発明に係る画像保存方法による処理内容を示すフローチャートである。
図2において、まずパソコン1の画像保存用プログラムを起動させたのち、これから撮影を行う顧客の受付入力をパソコン1を用いて行う(ステップS10)。受付入力時のパソコン1の表示器30には、図4に示す顧客情報の登録画面が表示される。
この受付入力では、図4に示すように顧客ID、撮影日、顧客名、顧客住所、電話番号、及び衣装の種類等が入力される。顧客IDの入力は、顧客に渡されるDP袋のDP袋情報(13桁のバーコード)を、バーコードリーダ36で読み取ることによって行う。撮影日はデフォルトで受付日が入力され、衣装の種類はコンボボックスから顧客の好みに応じたものが選択されて入力される。その他の顧客情報は、キーボード等によって適宜入力される。
ステップ10で入力された顧客情報は、表示器30の「登録」ボタンを押すことによって顧客IDに関連付けて顧客データベースに登録され管理される(ステップS12)。
次に、受付入力が終了した顧客の撮影を行う場合には、図3に示すように、まず撮影を行う顧客のDP袋からバーコードリーダ36によりDP袋情報(顧客ID)を再び読み込む(ステップS20)。
これにより、パソコン1は、顧客の画像ファイルを格納するための顧客別フォルダを自動生成する(ステップS22)。このとき、顧客別フォルダのフォルダ名として、ステップ20で読み込んだDP袋情報(顧客ID)を使用する。また、顧客IDにより顧客データベースに登録されている顧客情報の検索と表示を行う。
図5は顧客を撮影する際の表示器30に表示される表示内容の一部を示しており、表示器30には、顧客IDにより検索した顧客情報やデジタルカメラ40から取得される画像ファイルの転送先の情報等が表示されている。
デジタルカメラ40による顧客別の撮影開始時には、図5上の「ファイル監視監視/終了」ボタンを押し、後述する監視フォルダに画像ファイルが入ったか否かを監視する監視状態にし、顧客別の撮影が終了すると、「ファイル監視開始/終了」ボタンを再び押して未監視状態にする。
デジタルカメラ40は、シューティングソフトにより顧客を撮影するごとに、撮影した画像の画像ファイルをIEEE1394ケーブルで接続されたパソコン1に画像ファイルを転送する(ステップS40、S42)。そして、顧客の所要の撮影が終了するまで、撮影と画像ファイルの転送を繰り返す(ステップS40〜S44)。
前記デジタルカメラ40から転送される画像ファイルは、パソコン1の監視フォルダに保存される。この監視フォルダは、デジタルカメラ40からの画像ファイルの転送先のフォルダとして割り当てられた固定のフォルダであり、この実施の形態では、「マイドキュメント」のフォルダが監視フォルダとして割り当てられている。
パソコン1は、監視フォルダに画像ファイルが保存されているか否かを、デジタルカメラ40での撮影間隔よりも十分に短い間隔(例えば、0.2秒)で監視する(ステップS24、S26)。そして、監視フォルダに画像ファイルが格納されていることが検知されると、監視フォルダに格納されている画像ファイルのファイル名(DCF規則によるファイル名)を変更(リネーム)するための新たなファイル名を自動生成する(ステップS28)。
ここで、新たなファイル名は、顧客ID+撮影日+撮影番号(連番)+拡張子のリネーム規則に基づいて自動生成される。この実施の形態では、新たなファイル名は、7788888999999-20030626-0001.JPG 、7788888999999-20030626-0002.JPG 、…となる。尚、撮影番号は、元のDCFファイルの4桁のファイル番号を使用する。
続いて、監視フォルダに格納されたDCFファイルのファイル名を、ステップ28で自動生成した新たなファイル名にリネームし(ステップS30)、このリネームした画像ファイルを監視フォルダから顧客別フォルダに移動させる(ステップS32)。ここで、リネームした画像ファイルの移動先の顧客別フォルダは、ステップS22で自動生成した同じ顧客IDを有するフォルダ名(この実施の形態では、7788888999999 のフォルダ名) の顧客別フォルダである。
画像ファイルのリネーム及び顧客別フォルダへの移動が終了すると、顧客の撮影が終了したか否か(ファイル監視が終了したか否か)を判別し(ステップS34)、ファイル監視が終了していない場合にはステップS24に戻り、図5に示した「ファイル監視開始/終了」ボタンが押されてファイル監視が終了すると、その顧客の画像ファイルの保存処理が終了する。
その後、プリント注文する画像を選択する場合には、顧客別のDP袋からバーコードリーダ36によりDP袋情報(顧客ID)を読み込み、この顧客IDに基づいて顧客データベースから顧客情報を検索し、顧客情報を表示器30に表示するとともに、顧客IDに対応する顧客別フォルダから画像ファイルを読み出して表示器30に画像を表示し、プリントする画像を選択するためのプレゼンテーションを行う。そして、プリント注文する画像の画像ファイルが選択されると、その選択された画像ファイルは、プリントスプール先にコピーされて保存される。また、顧客別フォルダ内の画像ファイルもファイル名先頭に識別情報「M」を付けてリネーム保存される。
尚、この実施の形態では、顧客ID+撮影日+撮影番号(連番)+拡張子のリネーム規則によりファイル名を自動生成するようにしたが、顧客ID+撮影番号(連番)+拡張子のリネーム規則によりファイル名を自動生成してもよい。
また、デジタルカメラの種類によって、又はデジタルカメラから出力されるファイル形式によっては、デジタルカメラから出力される画像ファイルに主画像を縮小した縮小画像(サムネイル画像)が付属情報として付加されていないものがある。この場合、監視フォルダに一時保存された画像ファイルにサムネイル画像が付属情報として付加されているか否かを判別し、サムネイル画像が付属していない場合には、その画像ファイル内の主画像からサムネイル画像を作成し、これをリネームして顧客別フォルダに保存する画像ファイルの付属情報として付加する。
上記実施の形態では、パソコン1に接続されたデジタルカメラ40から画像ファイルを撮影毎に直接転送する場合について説明したが、これに限らず、スマートメディア、マイクロドライブ、コンパクトフラッシュ等のデジタルカメラの記録メディア内に1顧客分の撮影で取得した画像ファイルを記録し、この記録メディアに記録された画像ファイルをパソコン1のドライブで読み込ませる際に、一度にリネームして顧客別フォルダに転送するようにしてもよい。
この場合、記録メディアのカードリーダ等のドライブ内のフォルダを監視フォルダとして設定する。パソコン1は、この監視フォルダに画像ファイルが保存されているか否か(即ち、カードリーダに画像ファイルが記録された記録メディアが装填されたか否か)を監視し、監視フォルダに画像ファイルが格納されていることが検知されると、その画像ファイルのデジタルカメラによって付けられたファイル名を、前述したリネーム規則と同様にして自動生成された新たなファイル名にリネームする。そして、このリネームした画像ファイルを監視フォルダから顧客別フォルダに移動させる。
これにより、1顧客分の複数の画像ファイルを一括してリネームして顧客別フォルダに保存することができる。尚、この場合、新たな顧客を撮影する際に使用する記録メディアは、全コマ消去又はフォーマットしておく必要がある。
本発明に係る画像保存装置の実施の形態を示すブロック図 本発明に係る画像保存方法における受付入力等の処理内容を示すフローチャート 本発明に係る画像保存方法における画像ファイルのリネーム及び顧客別フォルダへの転送処理等を示すフローチャート 受付入力時の表示器の画面を示す図 画像の撮影保存時の表示器の画面の一部を示す図
符号の説明
1…パソコン、10…中央処理装置(CPU)、12…主メモリ、14…ハードディスク装置、18…グラフィックボード、20…キーボードコントローラ、22…マウスコントローラ、24、26…インターフェース、30…表示器、32…キーボード、34…マウス、36…バーコードリーダ、40…デジタルカメラ

Claims (8)

  1. 写真撮影を行う顧客ごとにユニークな識別情報を入力する識別情報入力手段と、
    前記識別情報入力手段によって入力された識別情報に基づいて前記識別情報を有するフォルダ名のフォルダを顧客別フォルダとして自動生成するフォルダ作成手段と、
    前記顧客の画像を撮影するデジタルカメラから撮影毎に出力される画像ファイルであって、前記デジタルカメラによって自動的にファイル名が生成された画像ファイルを取り込み、監視フォルダに保存させる画像入力手段と、
    前記監視フォルダに新たな画像ファイルが保存されたか否かを監視する監視手段と、
    前記監視手段によって前記監視フォルダに画像ファイルが保存されたことが検知されると、前記識別情報入力手段によって入力された識別情報と前記顧客の画像の画像番号を示す連番とを含むファイル名を自動生成するファイル名自動生成手段と、
    前記監視手段によって前記監視フォルダに画像ファイルが保存されたことが検知されると、その検知された画像ファイルのファイル名を前記ファイル名自動生成手段によって生成されたファイル名に変更するファイル名変更手段と、
    前記監視フォルダに保存された画像ファイルを前記監視フォルダから顧客別フォルダに移動させる際に、前記変更後のファイル名に含まれる識別情報と同一の識別情報を有するフォルダ名の顧客別フォルダに移動させるファイル転送手段と、
    を備えたことを特徴とする画像保存装置。
  2. 写真撮影を行う顧客ごとにユニークな識別情報を入力する識別情報入力手段と、
    前記識別情報入力手段によって入力された識別情報に基づいて前記識別情報を有するフォルダ名のフォルダを顧客別フォルダとして自動生成するフォルダ作成手段と、
    前記顧客の画像を撮影するデジタルカメラの記録メディアに記録され、該デジタルカメラによって自動的にファイル名が生成された画像ファイルを読み出すためドライブ内のフォルダを監視フォルダとし、該監視フォルダに画像ファイルが保存されたか否かを監視する監視手段と、
    前記監視手段によって前記監視フォルダに画像ファイルが保存されたことが検知されると、前記識別情報入力手段によって入力された識別情報と前記顧客の画像の画像番号を示す連番とを含むファイル名を自動生成するファイル名自動生成手段と、
    前記監視手段によって前記監視フォルダに画像ファイルが保存されたことが検知されると、その検知された画像ファイルのファイル名を前記ファイル名自動生成手段によって生成されたファイル名に変更するファイル名変更手段と、
    前記監視フォルダに保存された画像ファイルを前記監視フォルダから顧客別フォルダに移動させる際に、前記変更後のファイル名に含まれる識別情報と同一の識別情報を有するフォルダ名の顧客別フォルダに移動させるファイル転送手段と、
    を備えたことを特徴とする画像保存装置。
  3. 前記識別情報は、DP袋に印刷されているDP袋情報である請求項1又は2に記載の画像保存装置。
  4. 前記DP袋に印刷されているDP袋情報はバーコードからなり、前記識別情報入力手段はバーコードリーダであることを特徴とする請求項3に記載の画像保存装置。
  5. 顧客を特定するための顧客情報を入力する顧客情報入力手段と、前記識別情報入力手段によって前記識別情報とともに、前記顧客情報入力手段によって顧客情報が入力されると、前記識別情報に関連付けて顧客情報が登録された顧客データベースを作成する顧客データベース作成手段とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像保存装置。
  6. 前記監視フォルダに保存された画像ファイルにサムネイル画像が付属情報として付加されているか否かを判別する判別手段と、前記判別手段によってサムネイル画像が付加されていないと判別されると、前記画像ファイル内の主画像からサムネイル画像を作成して前記ファイル名が変更される画像ファイルの付属情報として付加する手段と、を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像保存装置。
  7. 写真撮影を行う顧客ごとにユニークな識別情報を入力するステップと、
    前記入力された識別情報に基づいて前記識別情報を有するフォルダ名のフォルダを顧客別フォルダとして自動生成するステップと、
    前記顧客の画像を撮影するデジタルカメラから撮影毎に出力される画像ファイルであって、前記デジタルカメラによって自動的にファイル名が生成された画像ファイルを取り込み、監視フォルダに保存させるステップと、
    前記監視フォルダに新たな画像ファイルが保存されたか否かを監視するステップと、
    前記監視フォルダに画像ファイルが保存されたことが検知されると、前記入力された識別情報と前記顧客の画像の画像番号を示す連番とを含むファイル名を自動生成するステップと、
    前記監視フォルダに画像ファイルが保存されたことが検知されると、その検知された画像ファイルのファイル名を前記ファイル名自動生成手段によって生成されたファイル名に変更するステップと、
    前記監視フォルダに保存された画像ファイルを前記監視フォルダから顧客別フォルダに移動させる際に、前記変更後のファイル名に含まれる識別情報と同一の識別情報を有するフォルダ名の顧客別フォルダに移動させるファイル転送手段と、
    を含むことを特徴とする画像保存方法。
  8. 写真撮影を行う顧客ごとにユニークな識別情報を入力するステップと、
    前記入力された識別情報に基づいて前記識別情報を有するフォルダ名のフォルダを顧客別フォルダとして自動生成するステップと、
    前記顧客の画像を撮影するデジタルカメラの記録メディアに記録され、該デジタルカメラによって自動的にファイル名が生成された画像ファイルを読み出すためドライブ内のフォルダを監視フォルダとし、該監視フォルダに画像ファイルが保存されたか否かを監視するステップと、
    前記監視フォルダに画像ファイルが保存されたことが検知されると、前記入力された識別情報と前記顧客の画像の画像番号を示す連番とを含むファイル名を自動生成するステップと、
    前記監視フォルダに画像ファイルが保存されたことが検知されると、その検知された画像ファイルのファイル名を前記ファイル名自動生成手段によって生成されたファイル名に変更するステップと、
    前記監視フォルダに保存された画像ファイルを前記監視フォルダから顧客別フォルダに移動させる際に、前記変更後のファイル名に含まれる識別情報と同一の識別情報を有するフォルダ名の顧客別フォルダに移動させるファイル転送手段と、
    を含むことを特徴とする画像保存方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008219091A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Canon Inc 画像処理システム、情報処理装置及びその制御方法、記憶媒体、プログラム
JP2010219805A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Kawada Industries Inc 画像データのファイル名変換方法及び画像データのファイル名変換プログラム
JP2012141882A (ja) * 2011-01-05 2012-07-26 Fuji Xerox Co Ltd 情報処理装置及びプログラム
JP2014092805A (ja) * 2012-10-31 2014-05-19 Canon Marketing Japan Inc 情報処理装置、情報処理方法、プログラム
US8996592B2 (en) 2006-06-26 2015-03-31 Scenera Technologies, Llc Methods, systems, and computer program products for identifying a container associated with a plurality of files

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