JPH09214654A - ファイリング・システムおよび方法ならびに画像データ再生装置および方法 - Google Patents

ファイリング・システムおよび方法ならびに画像データ再生装置および方法

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JPH09214654A
JPH09214654A JP8034283A JP3428396A JPH09214654A JP H09214654 A JPH09214654 A JP H09214654A JP 8034283 A JP8034283 A JP 8034283A JP 3428396 A JP3428396 A JP 3428396A JP H09214654 A JPH09214654 A JP H09214654A
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Norihisa Haneda
羽田  典久
Kenji Kojima
健嗣 小島
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多数の画像があり,花の画像,動物の画像,
旅行の画像などタイトルを付けて分けることができる場
合に,タイトルに応じたバーチャル・アルバムを作成す
る。 【構成】 フイルムに花の画像,動物の画像,旅行の画
像など多数の画像が記録されている。これらの画像のう
ち共通性のある画像に対してタイトルを選ぶ。選ばれた
タイトルに対応した台紙の画像,装飾画像およびBGM
のデータとともに画像データを光ディスク等の大容量記
憶媒体に記憶する。再生時には同一のタイトルをもつ画
像を,そのタイトルによって特定される台紙A70に貼り
付ける。共通のタイトルをもつ画像のアルバムが作成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】この発明は,写真フイルム,印刷物,メモ
リ・カード等の入力媒体から得られるディジタル画像デ
ータをフロッピー・ディスク,光ディスク等の出力記録
媒体に記録するファイリング・システムおよび方法,な
らびにこのファイリング・システムによって作成された
記録媒体に記憶されているディジタル画像データによっ
て表わされる画像を再生する再生装置および方法に関す
る。
【0002】
【背景技術】コンピュータおよびその利用機器が普及す
るにつれて様々な情報がディジタル化され,各種の記録
媒体に記録されて保存されるようになりつつある。画像
情報もその例に洩れない。写真フイルム,写真,印刷物
等に現われている画像をスキャナによって読取り,ディ
ジタル画像データに変換し,そして光ディスク等の記録
媒体に記録するシステムの実現が望まれている。
【0003】このようなシステムを仮定したときに,最
も単純には,画像データの再生は,記録媒体に記録され
た画像データによって表わされる画像を単に表示し,ま
たはプリントするものとなろう。
【0004】一方,光ディスク等の大容量記録媒体には
多数の画像の画像データを記録することができるから,
正月に撮影した写真の画像,入学式に撮影した画像,旅
行のときに撮影した画像などさまざまな種類の画像が混
在することが起こりうる。整理の観点からは同じ種類の
画像をまとめて表示またはプリントすることが望まれ
る。
【0005】
【発明の開示】この発明は,写真フイルム,写真,印刷
物等に現われる画像を表わす画像データを光ディスク等
の記録媒体に記録し,必要に応じて再生するファイリン
グ・システムにおいて,同じ種類の画像をまとめて記憶
しておく,または関連づけて表示もしくはプリントでき
るようにすることを目的とする。
【0006】この発明によるファイリング・システム
は,画像を表わす画像データを入力する画像データ入力
手段,上記画像データ入力手段によって入力された画像
データにより表わされる画像を貼り付けるべき複数種類
の台紙の画像を表わす台紙画像データをあらかじめ記憶
した台紙画像データ記憶手段,上記台紙画像データ記憶
手段に記憶されている台紙画像データによって表わされ
る台紙画像のうち所望の台紙画像を選択する台紙画像選
択手段,ならびに上記画像データ入力手段から入力した
画像データおよび上記台紙画像選択手段により選択され
た台紙の画像を表わす台紙画像データを関連付けて,可
搬型記憶媒体に記憶する記憶制御手段を備えていること
を特徴とする。
【0007】この発明はファイリング方法も提供してい
る。すなわちこの発明によるファイリング方法は,画像
を表わす画像データを入力し,入力した画像データによ
り表わされる画像を貼り付けるべき複数種類の台紙の画
像を表わす台紙画像データをあらかじめ記憶しておき,
あらかじめ記憶されている台紙画像データによって表わ
される複数種類の台紙画像のうち所望の台紙画像を選択
し,入力した上記画像データおよび選択された上記台紙
の画像を表わす台紙画像データを互いに関連付けて,可
搬型記憶媒体に記憶することを特徴とする。
【0008】この発明によると,上記画像データと上記
台紙画像データとが関連付けられて上記可搬型記憶媒体
に記憶される。相互に関連付けられかつ可搬型記憶媒体
に記憶された画像データと台紙画像データとは次の再生
装置または再生方法によって再生される。
【0009】再生装置は,上記可搬型記憶媒体に記憶さ
れた上記画像データおよび上記台紙画像データを読出す
読出手段,ならびに上記読出手段によって読出された上
記台紙画像データによって表わされる台紙画像に,上記
読出手段によって読出された上記画像データによって表
わされる画像を貼り付けてなるバーチャル・アルルバム
画像を表わすデータを合成して出力する手段を備える。
【0010】再生方法は,上記可搬型記憶媒体に記憶さ
れた上記画像データおよび上記台紙画像データを読出
し,読出された上記台紙画像データにより表わされる台
紙画像に,読出された上記画像データにより表わされる
画像を貼り付けてなるバーチャル・アルバム画像を表わ
すデータを合成する。
【0011】複数の画像の画像データが一つの台紙画像
の台紙画像データに関連付けられている場合に,複数の
画像を一つの台紙画像に貼り付けてなるバーチャル・ア
ルバム画像を表わすデータを合成する。
【0012】上記バーチャル・アルバム画像は,表示装
置に表示することにより,またはプリンタを用いてプリ
ントすることにより最終的に出力される。
【0013】ここでバーチャル・アルバムは一つの台紙
画像とこれに合成された一または複数の画像とから構成
されるもの,および複数の台紙画像(同一台紙画像でも
異なるものでもよい)と各台紙画像に合成された一また
は複数の画像とから構成されるものの両方を含む概念で
ある。
【0014】上記の再生装置は単独で構成してもよい
し,ファイリング・システムの一部を構成するものでも
よい。
【0015】この発明によると,可搬型記憶媒体に画像
データと台紙画像データとが関連付けて記憶される。複
数の画像データが台紙画像を中心にまとめられ整理され
ることになる。上記画像データによって表わされる画像
が,上記台紙画像データによって表わされる台紙画像に
貼り付けられた状態で表示され,またはプリントされ
る。いわば,これはアルバムを作成することに擬制する
ことができる。
【0016】画像を貼り付ける台紙画像の選択は,画像
の種類に応じて自動的に行うこともできるし,ユーザま
たはオペレータが選択し,選択した台紙画像の種類を入
力するようにしてもよい。いずれにしても,画像に適し
た台紙画像が選択され,観賞に耐えうるバーチャル・ア
ルバムの生成が可能である。
【0017】現像後のフイルムなどの可視画像媒体を撮
像する場合には,可視画像媒体を読取る可視画像媒体読
取手段により画像データが入力され,画像データが記憶
されたメモリ・カード,光ディスクなどのディジタル媒
体から画像データを読取る場合にはその画像データ読取
手段により画像データが入力される。
【0018】コンピュータ利用機器での取扱いを考慮し
た新しいタイプの写真フイルムも検討されている。この
写真フイルムはフイルムの両側にそってデータを磁気的
に記録できる情報記録部が設けられているものである。
この情報記録部には写真撮影に関するフイルムおよびフ
レーム(駒)の情報が記録される。このようなフイルム
に現われている駒の画像を読取ってその画像データをフ
ァイリング・システムに入力してもよい。この場合に
は,情報記録部に記録された情報にもとづいて台紙画像
が自動的に選択され,選択された台紙画像を表わす台紙
画像データが上記画像データに関連付けられて上記可搬
型記憶媒体に記憶される。
【0019】上記可搬型記憶媒体に,画像データおよび
台紙画像データを記憶する容量があるかどうかを判定
し,記憶容量があると判定されたときに,上記入力した
画像データおよび選択された台紙画像を表わす台紙画像
データを,上記可搬型記憶媒体に記憶してもよい。
【0020】これにより,上記画像データおよび上記装
飾画像データを上記可搬型記憶媒体に記憶させる際に,
上記可搬型記憶媒体の残容量不足により記憶することが
できないといったトラブルを回避することができる。
【0021】上記可搬型記憶媒体が大容量記憶媒体かど
うかを判定し,大容量記憶媒体であると判定されたとき
に,上記入力した画像データおよび上記選択された台紙
画像を表わす台紙画像データを,上記大容量の可搬型記
憶媒体に記憶してもよい。
【0022】フロッピー・ディスクのような可搬型記憶
媒体は容量が比較的少ない。このため多数の画像を表わ
す画像データを記憶することはできない。そこで,可搬
型記憶媒体が大容量の記憶媒体かどうかをあらかじめ判
定し,大容量の記憶媒体であるときのみ上記画像データ
および上記装飾画像データを可搬型記憶媒体に記憶す
る。これにより,より多量の画像データの保存が可能と
なる。
【0023】多数の画像がある場合には,これらの画像
のうちの所望の画像を表わす画像データのみを上記可搬
型記憶媒体に記憶できることが好ましい。入力した画像
データによって表わされるすべての画像の縮小画像の一
覧を表示し,表示された縮小画像のうち所望の画像をユ
ーザに指定させ,指定された画像を表わす画像データを
上記台紙画像データと関連づけて上記可搬型記憶媒体に
記憶する。これにより可搬型記憶媒体の残容量が少ない
場合であっても,選択された所望の上記画像データを上
記可搬型記憶媒体に記憶することができる。
【0024】また画像データをデータ圧縮し,圧縮され
た画像データを上記可搬型記憶媒体に記憶してもよい。
この場合には再生時には圧縮画像データをデータ伸張す
ることとなろう。
【0025】上記画像データ入力手段によって入力され
た画像データによって表わされる画像を装飾する装飾画
像を表わす装飾画像データをあらかじめ設定しておく。
入力された上記画像データおよび選択された上記台紙の
画像を表わす台紙画像データに,所定の装飾画像を表わ
す上記装飾画像データを関連付けて上記可搬型記憶媒体
に記憶してもよい。装飾画像の選択は自動的に行うこと
もできるし,ユーザまたはオペレータによる指定にした
がってもよい。いずれにしても,画像に適した装飾画像
が選択されるであろう。
【0026】音データをあらかじめ設定しておく。設定
されている音データの中から適切なものを選択し,上記
画像データおよび装飾画像データに,上記選択した音を
表わす音データを関連付けて,上記可搬型記憶媒体に記
憶してもよい。音データとはBGM(バック・グランド
・ミュージック)およびナレーションのような音声を表
わすデータを含む。音データを自動的に選択するように
構成してもよいし,ユーザのまたはオペレータに選択さ
せてもよい。いずれにしても画像にマッチした音が選ば
れるであろう。
【0027】これらの場合には,再生装置に装飾画像デ
ータまたは音データの再生手段が設けられることとなろ
う。
【0028】上記においては,所望の台紙画像を選択
し,選択された台紙画像を表わす装飾画像データを画像
データとともに上記可搬型記憶媒体に記憶しているが,
選択せずにあらかじめ定められた台紙画像データを上記
可搬型記憶媒体に記憶してもよい。
【0029】第1の可搬型記憶媒体に画像を表わす画像
データを記憶し,上記第1の可搬型記憶媒体に記憶され
ている上記画像データによって表わされる画像を貼り付
けるべき台紙画像を表わす台紙画像データを,第2の記
憶媒体に記憶してもよい。この場合には,上記第1の可
搬型記憶媒体に記憶されている上記画像データおよび上
記第2の記憶媒体に記憶されている上記台紙画像データ
をそれぞれ読出し,読出された上記台紙画像データによ
り表わされる台紙画像に,読取られた上記画像データに
より表わされる画像を貼り付けてなるバーチャル・アル
バム画像を表わすデータを合成することとなろう。
【0030】上記のファイリング・システムまたは方法
においては台紙画像データを選択し,選択した台紙画像
データと入力した画像データと関連付けて可搬型記憶媒
体に記憶しているが,あらかじめ定められた台紙画像デ
ータを入力した画像データと関連付けて可搬型記憶媒体
に記憶してもよい。
【0031】さらに画像と台紙画像または装飾画像との
関連付けを変更してもよい。その場合には変更した関連
付けを記憶手段に記憶しておくこととなろう。
【0032】
【実施例の説明】
(1) 情報記録部付写真フイルム 従来タイプの写真フイルム(いわゆる35mmフイルム)は
12駒,24駒または36駒撮りのロール・フイルムである。
この写真フイルムは現像後は6駒の長さに切断され,一
般にシースに格納されて保存される。従来タイプの写真
フイルムには撮影した被写体の画像およびその駒番号が
記録されるだけである。被写体の画像に関する情報(た
とえば画像を端的に表わす情報,撮影日,シャッタ・ス
ピードなど)は駒番号を除いては記録されない。このた
め駒番号以外の,被写体の画像に関する情報はシースに
書込むか,別の紙などにメモしておかなければならな
い。従来の写真フイルムには記録できない画像を端的に
表わす情報,撮影日,シャッタ・スピード等の被写体の
画像に関する情報を記録することのできる新しいタイプ
の写真フイルムが開発されている。この実施例によるフ
ァイリング・システムでは好ましくはこの新しいタイプ
の写真フイルムが用いられる。もちろん従来のタイプの
写真フイルムを用いることができるのはいうまでもな
い。
【0033】図1は新しいタイプの写真フイルム,すな
わち情報記録部付写真フイルムを示している。
【0034】写真フイルム1は,パトローネ5内に回転
自在に設けられたスプール(図示略)にその端末が固定
されている。図1は写真フイルム1がパトローネ5から
引出された状態を示している。
【0035】写真フイルム1の先端部にはカメラの写真
フイルム巻取軸の一部に係合させるためのいくつかのパ
ーフォレーション2aが形成されている。
【0036】先端部の適当な長さの部分を除いて,写真
フイルム1の全体には画像を記録する領域4がある(こ
の領域は写真撮影によって形成されるもので,図1では
説明の便宜のために鎖線で示されている)。また画像記
録領域4の下側に細長い帯状の光学情報記録部6が設け
られている(この領域6も露光されることによって形成
されるもので,図1では説明の便宜のために鎖線で示さ
れている)。
【0037】画像記録領域4の両側に細長い帯状の情報
記録部3b,3dが設けられている。一方の情報記録部
3dは光学情報記録部6と重なっている。また,他方の
情報記録部3bの間に,各画像記録領域4に対応して1
つずつパーフォレーション2bが形成されている。この
パーフォレーション2bは主に画像記録領域4をカメラ
における結像位置に位置決めするために用いられる。
【0038】写真フイルム1の先端部分にもまた情報記
録部3a,3cがその両側に設けられている。
【0039】情報記録部3a,3b,3cおよび3dは
一般には透明磁性体を塗布することにより形成される磁
気記録層である。写真フイルム1の一側に設けられた情
報記録部3aおよび3bは一般にラボラトリィにおいて
使用される。写真フイルム1の他側に設けられた情報記
録部3cおよび3dは一般にユーザの入力に応じてまた
はカメラが自動的に情報(データ)を記録するために用
いられる。光学情報記録部6も一般にユーザまたはカメ
ラが情報を記録するために用いられる。
【0040】先端部分の情報記録部(リーダ情報記録
部)3aおよび3cは1本のフイルム1に関する情報
(フイルム情報)の記録のために用いられる。各画像記
録領域4に対応して設けられた情報記録部(フレーム情
報記録部)3bおよび3dは各領域4に記録された画像
に関する情報(フレーム情報)の記録のために用いられ
る。光学情報記録部6はメーカ・コード等の情報を記録
するものである。
【0041】一例を挙げると,ユーザが利用するリーダ
情報記録部3cには,その写真フイルムを用いて撮影さ
れた画像全体が関係する包括的な情報が記録される。こ
の情報をIX1と呼ぶ。この実施例では情報IX1は必
ずしも記録する必要はない。
【0042】ユーザが利用するフレーム情報記録部3d
に記録される情報には,ユーザがカメラに入力するタイ
トル情報(タイトルとは,画像を端的に表わすものであ
り,たとえば「花の写真」,「動物の写真」,「子供達
の写真」,「旅行」などである)と,カメラが自動的に
記録する情報(たとえばその駒の画像を撮影するときに
用いたシャッタ速度など)とが含まれる。これらの情報
を情報IX2と呼ぶ。ユーザが入力する情報のみを情報
IX2としてもよい。
【0043】図2は写真フイルムの情報記録部3a,3
b,3cおよび3dにおけるデータ配置(フォーマッ
ト)を示している。このデータ・フォーマットは情報I
X1およびIX2の両方に適用され,SS,VER,I
D,LNG,DATA,LCRおよびESが含まれる。
【0044】SSはStart Sentinalの略で,データ列の
開始を表わすコードである。VERは記録フォーマット
(規格)のバージョンを示す。IDは記録される情報の
種類(IX1,IX2など)を表わす。LNGは次に続
くデータの長さを示す。DATAは記録したい,または
記録すべき情報を表わすデータである。LCRはCRC
チェック・コードである。ESはEnd Sentinalの略で,
データ列の終了を表わすコードである。
【0045】このようなフォーマットのデータ列が一つ
の情報記録部3a,3b,3cまたは3dに1または複
数個設けられる。たとえば,フレーム情報記録部3dに
はユーザが入力したデータを表わすデータ列と,カメラ
が書込むべきデータを表わすデータ列とが記録される。
必要に応じて,信頼性を高めるために,情報記録部には
同一のデータ列が並列に複数個記録される。
【0046】(2) 情報記録部付写真フイルム用カメラ このような情報記録部付写真フイルムを取扱うことが可
能なカメラの構成の一部が図3に示されている。この図
では写真フイルムの情報記録部3a,3b,3cおよび
3dへの記録に関する構成が主に示され,撮像光学系等
の構成については図示が省略されている。
【0047】パトローネ5はカメラ内のフォークに回転
自在に支持される。パトローネ5から引出された写真フ
イルム1の先端部は写真フイルム巻取軸16に巻付けれ
る。パーフォレーション2bを検出する光電センサ12が
設けられており,この検出信号は制御装置10に与えられ
る。制御装置10はモータ14を駆動して巻取軸16を回転さ
せて写真フイルム1を順次巻取らせるとともに,光電セ
ンサ12の検出信号に基づいて画像記録領域4が結像位置
にくるように写真フイルム1を撮影ごとに位置決めす
る。
【0048】ユーザ用の磁気情報記録部3c,3dに情
報を記録するために磁気ヘッド11が磁気情報記録部3
c,3dの走行路上に設けられている。写真フイルム1
が巻取られる(走行する)過程で,制御装置10の制御の
下に,ヘッド駆動回路13を介して,入力装置15から入力
された情報または制御装置10が生成した情報が,磁気情
報記録部3c,3dに磁気記録されることになる。
【0049】入力装置15は数字や文字を入力するもので
ある。たとえば,入力装置15は数値キー,アルファベッ
ト・キー等を含む。必要に応じて入力装置15は表示装置
を含み,キー入力された情報が表示装置に表示される。
キーの数を少なくするために,一つのキーを押すごとに
表示される文字が変化し,ユーザが表示された文字を選
択できる構成とすることもできる。
【0050】この実施例ではタイトル情報,すなわち情
報IX2の種類があらかじめ定められており,ユーザが
その中から所望のものを選択する。情報IX2には99種
類あり,これらに01〜99のコードが割当てられてい
る。たとえば,コード01は花の写真,コード02は動
物の写真等である。したがって,フレーム情報記録部3
dにはユーザが選択したコードが記録されれば足りる。
もちろん,入力装置45から入力された文字コードまたは
数字コードをフレーム情報記録部3dに記録してもよ
い。
【0051】(3) フイルム・スキャナ 図4は情報記録部付写真フイルム1に記録された画像お
よび情報を読取るフイルム・スキャナの概略構成を示し
ている。
【0052】写真フイルム1はパトローネ5から引出さ
れ,写真フイルム巻取軸24に巻取られる。写真フイルム
1はフイルム給送機構(図示略)によって所定速度で搬
送される。
【0053】光源21からの光が搬送されるフイルム1に
照射される。フイルム1の画像記録領域に表わされた画
像を表わす光はレンズ系22によってCCDライン・セン
サ23上に結像する。CCDライン・センサ23は写真フイ
ルム1の長手方向と直交する方向に配列された多数の
(たとえば2048個)の光電変換素子を含む。フイルム1
が送られる過程でCCDライン・センサ23から一ライン
分ずつの映像信号が画像処理装置26に与えられる。フイ
ルム1が一画像記録領域の長さ送られると,一駒分の画
像データが得られることになる(たとえば最も細かいピ
ッチで送られたときに画像記録領域4について2048×30
72画素の解像度の画像データが得られる)。
【0054】画像処理装置26はCCDライン・センサ23
から得られる映像信号(またはA/D変換後のディジタ
ル画像データ)を処理する信号処理回路(ホワイト・バ
ランス回路,ガンマ補正回路,ネガ/ポジ反転回路等の
うちの必要なものを含む),A/D変換回路等から構成
される。写真フイルム1が最も細かいピッチで送られた
ときに得られるディジタル画像データを原ディジタル画
像データという。原画像データは後述のコンピュータ・
システム30に与えられる。
【0055】原画像データはプリント用のものである。
この原画像データを縦 1/2 ,横 1/2 に縮小すること
によりいわゆるハイビジョン用の画像データが得られ
る。このハイビジョン用画像データをさらに縦 1/2 ,
横 1/2 に縮小することにより標準画像データが得られ
る。この標準画像データをさらに縦 1/8 ,横 1/8 に
縮小することにより縮小画像データが得られる。画像の
縮小は間引き処理または複数の隣接画素ごとに平均化処
理することにより行なわれる。この縮小処理はコンピュ
ータ・システム30により行なわれる。これらの原(プリ
ント用)ディジタル画像データ,ハイビジョン用画像デ
ータ,標準画像データおよび縮小ディジタル画像データ
は,必要に応じて,データ圧縮された後にユーザ用ディ
スクに記録される。フイルム・スキャナにおいてフイル
ム1の送りピッチを変えることにより解像度の異なる画
像データを得ることもできる。
【0056】図4に示す読取装置において,写真フイル
ム1の搬送路にはその情報記録部3c,3dが通過する
位置に磁気ヘッド25が設けられている。磁気ヘッド25は
フイルム1が送られる過程で,情報記録部3c,3dに
磁気記録されている情報を読取り,その読取信号を磁気
読取回路27に送る。磁気読取回路27は読取信号に必要な
処理(復調,エンコード等)を加えて後述のコンピュー
タ・システム30に与える。
【0057】(4) ファイリング・システム 図5はファイリング・システムの電気的構成を示してい
る。
【0058】このファイリング・システムは種々の場所
に設置される。たとえば,フイルム現像所(店),写真
店,デパート,コンビニエンス・ストア,その他の店舗
等である。このファイリング・システムは一般的には顧
客(ユーザ)によって操作される。フイルム現像所等の
オペレータが常駐している場所ではファイリング・シス
テムをすべてオペレータが操作してもよい。
【0059】このファイリング・システムが取扱う媒体
には大別して2種類ある。その一は,写真フイルム,印
画紙にプリントされた写真,印刷物(ポスター,カレン
ダ等の写真)などの画像を可視的に表わすものである。
これらを可視画像媒体という。その二は光ディスク,光
磁気ディスク,磁気ディスク,メモリ・カード等の画像
を表わすディジタル・データを記録(また記憶)するも
のである。これらをディジタル媒体という。
【0060】このファイリング・システムは大別して2
つの機能をもつ。それはファイリング処理(サービス)
とプリント処理(サービス)である。
【0061】ファイリング処理では入力媒体として可視
画像媒体およびメモリ・カードが用いられる。出力媒体
として光ディスク,光磁気ディスクまたは磁気ディスク
が用いられる。
【0062】ファイリング処理は,少なくとも被写体画
像データおよびこの被写体画像データによって表わされ
る被写体画像を貼り付けるための台紙を表わす台紙画像
データを出力媒体に記録する処理である。被写体画像デ
ータおよび台紙画像データが記録された出力媒体が,後
述する再生装置において再生されることにより台紙画像
上に被写体画像が貼り付けられた1ページまたは複数ペ
ージのバーチャル・アルバムが表示(またはプリント)
される。このように台紙画像上に被写体画像が貼り付け
られた画像を,この実施例ではバーチャル・アルバムと
いう。台紙画像上に貼り付けられる画像の枚数は1枚で
もよいし,複数枚でもよい。
【0063】ファイリング処理においては,入力媒体と
しての可視画像媒体に現われている可視画像がスキャナ
によって読取られる。スキャナから出力される画像信号
はディジタル画像データに変換され,必要に応じてデー
タ圧縮処理などが施されたのち所定のフォーマットで出
力媒体としての光ディスク,光磁気ディスクまたは磁気
ディスクに記録される。入力媒体としてのメモリ・カー
ドに記憶されている画像データはメモリ・カード・リー
ダによって読出され,所定のフォーマットで出力媒体と
しての光ディスク,光磁気ディスクまたは磁気ディスク
に記録される。
【0064】さらにこの実施例のファイリング処理にお
いては,被写体画像データおよび記録される被写体画像
データによって表わされる被写体画像に合った台紙を表
わす台紙画像データに加えて被写体画像を装飾する装飾
画像データおよびBGM(またはナレーション)を表わ
すBGMデータが出力媒体に記録される。もっとも,被
写体画像データおよび台紙画像データが出力媒体に記録
されればバーチャル・アルバムを作成できるので,装飾
画像データおよびBGMデータを必ずしも出力媒体に記
録する必要はない。
【0065】プリント処理では入力媒体として光ディス
ク,光磁気ディスク,磁気ディスクを含むディジタル媒
体および可視画像媒体が用いられる。出力媒体はプリン
トされた写真である。入力媒体としてのディジタル媒体
からプリントすべき駒の画像データが読出される。この
画像データは写真プリンタに与えられ,画像データによ
って表わされる画像が記録紙にプリントされる。入力媒
体として写真フイルムが用いられた場合には,このフイ
ルム上に現われている画像(ネガまたはポジ)が焼付装
置によって印画紙上に焼付けられる。またはフイルム上
の画像がフイルム・スキャナによって読取られる。フイ
ルム・スキャナから出力される画像信号が(必要に応じ
てディジタル画像データに変換されたのち)写真プリン
タに与えられ,プリントされた写真が得られる。入力媒
体が印刷物の場合にも同じように,印刷物上に表わされ
た画像がスキャナによって読取られる。スキャナの出力
画像信号が写真プリンタに与えられる。
【0066】この実施例では主にファイリング処理につ
いて詳述する。
【0067】ファイリング・システムはコンピュータ・
システム30を含んでいる。コンピュータ・システム30は
コンピュータ31,操作装置32,ディスク・ドライバ33,
再生および表示制御回路34ならびに表示装置35を備えて
いる。コンピュータ31はコンピュータ・システム30のみ
ならずファイリング・システム全体の動作を制御するも
のである。コンピュータ31にはメモリ(半導体メモリ,
フロッピィ・ディスク,ハード・ディスク等),その他
の周辺装置が含まれる。
【0068】操作装置32はこのファイリング・システム
をオペレータまたはユーザが使用するときに各種の指
令,データ等を入力するものである。
【0069】ディスク・ドライバ33はハード・ディス
ク,光ディスクまたは光磁気ディスクにデータを書込む
またはこれらのディスクからデータを読出すものであ
る。ディスクにはファイリング・システムを動作させる
ためのプログラムがあらかじめ記録されている。ディス
ク・ドライバ33はディスクからプログラムを読取りコン
ピュータ31に与える。ディスク・ドライバ33はまた後述
するフイルム・スキャナ41,42等が読取った画像データ
をディスクに一時記憶する。ハード・ディスクと光ディ
スクとが用いられる場合には,これらの専用のディスク
・ドライバが2台設けられることになる。さらにハード
・ディスクには,ファイリング処理において出力媒体に
記録する各種台紙画像データ,装飾画像データおよびB
GMデータが記憶されている。
【0070】表示装置35は再生および表示制御回路34に
よって制御される。表示装置35の表示面上にはタッチパ
ネルが形成されている。表示装置35の表示面上に,操作
を誘導するガイダンス(イラスト,文などよりなる)
と,タッチすべき一または複数の区画とが表示される。
各区画内にはキーの機能(数値を含む)が表示される。
これにより,機能キーおよび数値キーが実現される。オ
ペレータまたはユーザが指でタッチした区画の位置を表
わす入力信号がコンピュータ31に与えられる。このタッ
チパネルを利用してユーザは処理(サービス)の種類の
選択(ファイリング処理かプリント処理か),入力媒体
の指定,出力媒体に記録すべきまたはプリントすべき駒
の指定等を行う。
【0071】ファイリング・システムにはさらに,フイ
ルム・スキャナ41,42,フラット・ベッド・スキャナ4
3,メモリ・カード・リーダ44,フロッピー・ディスク
装置45,光ディスク装置46および写真プリンタ47が設け
られ,コンピュータ・システム31とSCSI(Small Co
mputer System Interface )バスを介して接続されてい
る。
【0072】フイルム・スキャナ41は上述した図4に示
す構成をもつ。フイルム・スキャナ41により,新写真フ
イルムの画像記録領域4上に現われている画像(ネガま
たはポジ画像)が読取られ,その画像を表わす画像信号
(画像データ)が出力されるとともに,新フイルムの情
報記録部3a,3b,3cおよび3dならびに6に記録
されている情報が読取られ,その情報を表わすデータが
出力される。ディジタル画像データおよび情報記録部か
ら読取られた情報を表わすデータはコンピュータ・シス
テム30に与えられ,そのメモリに一旦記憶される。
【0073】フイルム・スキャナ42は従来の写真フイル
ム上に現われている画像(ネガまたはポジ画像)を読取
り,この画像を表わす画像信号(画像データ)を出力す
るものであり,光源,撮像光学系,ライン・センサ(ま
たは二次元撮像素子),フイルムまたはライン・センサ
の移送機構,信号処理回路,A/D変換回路等を含む。
従来の写真フイルムから得られる画像データも新写真フ
イルムから得られる画像データと同程度の画素数,階調
数をもつ。
【0074】フラット・ベッド・スキャナ43はカタロ
グ,写真,印刷物など(これらを反射原稿という)に表
わされた絵,写真,図形,文字等(以下,これらを総称
して画像という)を読取り,読取った画像を表わす画像
信号(画像データ)を出力するものである。このスキャ
ナ43はフラット・ベッドを備え,このフラット・ベッド
上に読取るべき反射原稿が置かれる。光源からの光が反
射原稿に投射され,反射原稿からの反射光がライン・セ
ンサまたは二次元撮像素子に入力する。ライン・センサ
または撮像素子から出力される映像信号は所定の処理の
のちディジタル画像データとして出力される。
【0075】メモリ・カード・リーダ44はファイリング
処理において入力媒体としてのメモリ・カードから画像
データを読出すものである。
【0076】フロッピー・ディスク装置45は,ファイリ
ング処理において出力媒体としてのフロッピー・ディス
ク(磁気ディスク)に画像データ,その他のデータを書
込むとともに,プリント処理においてフロッピー・ディ
スクから画像データ,その他のデータを読出すものであ
る。用いられるフロッピー・ディスクに通常のフロッピ
ー・ディスクと高密度のフロッピー・ディスクがある場
合には,これらのフロッピー・ディスクの種類に合わせ
て2台のフロッピー・ディクス装置が設けられる。
【0077】光ディスク装置46は出力媒体としての光デ
ィスク(光磁気ディスクを含む)に画像データを含むデ
ータの書込み,または光ディスクからの読出し,データ
の書換え等を行うものである。
【0078】ファイリング・システムにはフロッピー・
ディスク装置45は必ずしも必要ではない。
【0079】写真プリンタ47はプリント処理において用
いられ,与えられる画像データによって表わされる画像
をプリントする。
【0080】(5) ハード・ディスクのファイル構造 図6から図12は,ファイリング・システムに含まれるハ
ード・ディスクのファイル構造(データ構造)を示して
いる。このファイル構造は論理的に示すものであり,物
理的な構造を示しているものではない。図6から図12に
示す各種データはひとかたまりの連続した状態になくと
も,分散した状態にあってもよい。またファイリング・
システムに複数枚のハード・ディスクがある場合には1
枚のハード・ディスク上に図6から図12に示すすべての
データが存在しなくとも,複数枚のハード・ディスク上
に分散して記録されていてもよい。
【0081】図6を参照して,ハード・ディスクにはこ
のハード・ディスクに記録されたすべてのデータを管理
するディレクトリ管理領域,タイトル・コード,台紙画
像データ名,装飾画像データのディレクトリ名およびB
GMデータ名との対応関係を一覧表として記録している
部品情報テーブル・ファイル,台紙画像データを記録し
ている台紙画像データ記録領域,装飾画像データを記録
している装飾画像データ記録領域,BGMデータを記録
しているBGMデータ記録領域および未使用領域があ
る。
【0082】図7および図8にディレクトリ管理領域の
詳細が示されている。図7および図8においてはこの実
施例のファイリング・システムに関連したデータのみが
示されている。
【0083】この実施例のファイリング・システムでは
「00」〜「99」までの100 種類のタイトル・コード
に対応した台紙画像データ,装飾画像データおよびBG
Mデータがハード・ディスクに記録されている。
【0084】ディレクトリ管理領域においては,ルート
・ディレクトリ「ROOT」に複数のサブ・ディレクト
リがある。この複数のサブ・ディレクトリのうちの1つ
のサブ・ディレクトリがサブ・ディレクトリ「RES」
であり,このサブ・ディレクトリ「RES」がこの実施
例におけるファイリング・システムに特有のデータを格
納するものである(図7においては複数のサブ・ディレ
クトリのうちサブ・ディレクトリ「RES」が示されて
いる)。
【0085】サブ・ディレクトリ「RES」には部品情
報テーブル・ファイル(VA TABLE.DAT)へのパス(パス
は各データが格納されている記憶場所をコンピュータが
アクセスするのに必要な情報である),台紙画像データ
へのパスが格納されているディレクトリ「WPF」,装
飾画像データ群が格納されているディレクトリ「DEC
O」およびBGMデータへのパスが格納されているディ
レクトリ「BGM」が含まれている。
【0086】ディレクトリ「WPF」には,タイトル・
コード「00」〜「99」に対応する台紙画像データ
(WPF00.BMP〜WPF99.BMP)へのパス
が格納されている。ディレクトリ「DECO」には,装
飾データ群が格納されているディレクトリ「DECO0
0」〜「DECO99」がある。図8に示すように,デ
ィレクトリ「DECO00」〜「DECO99」にはタ
イトル・コード「00」〜「99」に対応する装飾画像
データへのパスが格納されている。装飾画像データは,
各タイトル・コードに対応してnn個ある。このため,
各装飾画像データに対応して,nn個の装飾画像データ
へのパスがディレクトリ管理領域に記憶されている。た
とえばタイトル・コード「00」に対応する装飾画像デ
ータについては第1の装飾画像データ(DECO000
1.BMP)へのパスから第nnの装飾画像データ(D
ECO00nn.BMP)へのパスが記憶されている。
ディレクトリ「BGM」には,タイトル・コード「0
0」〜「99」に対応するBGMデータ(BGM00.
MID〜BGM99.MID)へのパスが格納されてい
る。
【0087】図9に部品情報テーブル・ファイルの詳細
が示されている。
【0088】部品情報テーブル・ファイルには「00」
〜「99」まで100 種類のタイトル・コードが記録され
ている。このタイトル・コード「00」〜「99」に対
応して,台紙画像データ名,装飾画像ディレクトリ名お
よびBGMデータ名が記録されている。必要であれは,
タイトル・コードによって特定されるタイトル情報も記
憶してもよい。したがって,タイトル・コードによって
台紙画像データ,装飾画像データ,およびBGMが特定
される。
【0089】図10に台紙画像データ記録領域の詳細が示
されている。
【0090】台紙画像データ記録領域には,タイトル・
コード「00」〜「99」に対応した100 種類のデータ
名「WPF00.BMP」の台紙画像データ〜データ名
「WPF99.BMP」の台紙画像データが記録されて
いる。
【0091】図11に装飾画像データ記録領域の詳細が示
されている。
【0092】装飾画像データ記録領域には,タイトル・
コード「00」〜「99」に対応した100 組の装飾画像
データが記録されている。各タイトル・コードに対応し
た装飾画像データには,nn個の種類の装飾画像データ
がある。たとえばタイトル・コード「00」に対応して
データ名「DECO0001.BMP」の装飾画像デー
タ〜データ名「DECO00nn.BMP」の装飾画像
データのnn種類の装飾画像データが記録されている。
【0093】図12にBGMデータ記録領域の詳細が示さ
れている。
【0094】BGMデータ記録領域には,タイトル・コ
ードが「00」〜「99」に対応した100 種類の,デー
タ名「BGM00.MID」のBGMデータ〜データ名
「BGM99.MID」のBGMデータが記録されてい
る。
【0095】ファイリング・システムに含まれるハード
・ディスクが図6〜図12に示すファイル構造を有してい
ることにより,タイトル・コードに対応した台紙画像デ
ータ,装飾画像データおよびBGMデータを読取ること
ができる。たとえば,新写真フイルムの情報記録部3d
にタイトル・コードが記録されていると,そのタイトル
・コードが読取られる。タイトル・コードが読取られる
と,ハード・ディスクのディレクトリ管理領域が参照さ
れ,部品情報テーブル・ファイルへのパスが読取られ
る。この部品情報テーブル・ファイルへのパスにより部
品情報テーブル・ファイルの記憶場所が分かり,部品情
報テーブル・ファイルの参照ができる。部品情報テーブ
ル・ファイルを参照するとタイトル・コードに対応した
台紙画像データのデータ名,装飾画像データのディレク
トリ名およびBGMデータのデータ名が分る。これらの
データ名およびディレクトリ名が分ると,再びディレク
トリ管理領域が参照され,タイトル・コードに対応した
台紙画像データ,装飾画像データおよびBGMデータの
パスが読取られる。読取られたパスから台紙画像デー
タ,装飾画像データおよびBGMデータの記録場所が分
かり,タイトル・コードに対応した台紙画像データ,装
飾画像データおよびBGMデータがハード・ディスクか
ら読取られる(図13参照)。
【0096】(6) ファイリング・システムにおける各種
処理 図14から図17はファイリング・システムにおけるファイ
リング処理等を含む各種処理の処理手順を示すフローチ
ャートである。図18から図31はファイリング・システム
の表示装置35に表示される画面の一例を示している。
【0097】暗証番号の設定 この実施例によるファイリング・システムにおいては暗
証番号をメモリにあらかじめ記憶しておくことにより,
メンテナンス・マンに暗証番号を入力させ入力した暗証
番号が,メモリに記憶されている暗証番号と一致した場
合にファイリング・システムにおける各種処理を中止
し,各種処理の変更などを行なう所定の原画面を表示装
置35に表示させることができる。暗証番号の設定はメン
テナンス・マンによって行なわれる。暗証番号の設定に
ついては,正確を期するために1回目の暗証番号入力と
2回目の暗証入力と2回行なわれる。この暗証番号の設
定について述べる。
【0098】初期状態においては,図18に示すようなス
タート画面が表示装置35に表示される(ステップ121
)。スタート画面には区画AS1〜AS5が含まれてい
る。メンテナンス・マンの指が区画AS1にタッチする
と,後述する各種サービス処理(ファイリング・サービ
ス,プリント・サービスなど)に移行する。メンテナン
ス・マンの指が区画AS2にタッチすると,表示装置35に
表示される画像の色の調整などの各種メンテナンス処理
に移行する。メンテナンス・マンの指が区画AS3にタッ
チすると,暗証番号設定処理に移行する。メンテナンス
・マンの指が区画AS4にタッチすると,OSメニュー表
示画面に移行する。メンテナンス・マンの指が区画AS5
にタッチすると,ファイリング・サービスの使用に対す
る料金徴収などのサービス管理処理に移行する。
【0099】暗証番号の設定のためにメンテナンス・マ
ンの指が区画AS3をタッチする(ステップ122 ,123 で
YES )。メンテナンス・マンの指によって区画AS3がタ
ッチされると表示装置35には図19に示す環境設定画面が
表示される(ステップ124 )。
【0100】環境設定画面には区画A01〜A04が含まれ
ている。ファイリング・システムは同一種類の周辺機器
であっても異なるメーカの周辺機器を接続することがで
きる。たとえばA社製のフイルム・スキャナを接続する
こともできるし,B社製のフイルム・スキャナを接続す
ることもできる。異なるメーカの周辺機器を接続する場
合には,その周辺機器のメーカに応じた設定を行なう必
要がある。このように周辺機器の設定を行なうためにメ
ンテナンス・マンの指によってタッチされる区画がA01
である。メンテナンス・マンの指が区画A02にタッチす
ることにより,ファイリング・システムにおける各種処
理を制限または設定する処理に移行する。メンテナンス
・マンの指が区画A03にタッチすることにより,暗証番
号設定処理に移行する。メンテナンス・マンの指が区画
04にタッチすることにより,図10に示すスタート画面
に戻る。
【0101】暗証番号の設定のためにメンテナンス・マ
ンの指によって区画A03がタッチされる(ステップ125
でYES )。メンテナンス・マンの指によって区画A03
タッチされると,表示装置35には図20に示す暗証番号設
定画面が表示される(ステップ126 )。
【0102】暗証番号設定画面には区画A05,A06およ
びA07に加えて0〜1までの数値キー,暗証番号入力を
促すメッセージが表示される。数値キーを用いて,メン
テナンス・マンによって暗証番号が入力される(ステッ
プ127 )。暗証番号が入力されることに対応して区画A
05にアスタリスクが表示されていく。区画A05にはアス
タリスクが表示されるので,区画A05を他人が見ること
により暗証番号が他人に知られることを防止できる。メ
ンテナンス・マンの指が区画A06にタッチするこにとよ
り,入力した暗証番号を訂正することができる。メンテ
ナンス・マンの指が区画A07にタッチすることにより,
メンテナンス・マンが入力した暗証番号が確定する。
【0103】数値キーを用いて,メンテナンス・マンに
よって暗証番号が入力され,かつメンテナンス・マンの
指によって区画A07がタッチされ暗証番号が確定する
と,図21に示すように暗証番号再表示画面が表示される
(ステップ128 )。メンテナンス・マンにより,数値キ
ーを用いて暗証番号が再入力される(ステップ129 )。
再入力された暗証番号が,すでに入力された暗証番号と
同じ番号かどうかが判断される(ステップ130 )。すで
に入力された暗証番号と再入力された暗証番号とが同じ
番号であると判断されると(ステップ130 でYES ),正
当な暗証番号としてコンピュータ11のメモリに記憶され
る(ステップ132 )。これにより,表示装置35の表示画
面は図18に示すスタート画面に戻る。すでに入力された
暗証番号と再入力された暗証番号とが異なっていると
(ステップ130 でNO),表示装置35の表示画面は図22に
示すように暗証番号の再入力を促す画面になる(ステッ
プ131)。このメッセージにしたがってメンテナンス・
マンにより,暗証番号の再設定が行なわれる(ステップ
127 〜130 )。
【0104】ファイリング処理 図18に示すようなスタート画面が表示されている場合に
(ステップ121 ),メンテナンス・マン(またはファイ
リング・システムが置かれる店のオペレータ)の指によ
って区画AS1がタッチされることにより,ファイリング
処理に進む(ステップ123 でNO,143でYES )。
【0105】ファイリング処理においては再生用のアプ
リケーション・ソフトウェアが記録されている出力媒体
が用いられる。もちろんファイリング処理において出力
媒体にアプリケーション・ソフトウェアを記録するよう
にしてもよい。
【0106】ファイリング処理においては,入力媒体に
記録されている画像のプリ・スキャニングと本スキャニ
ングが行なわれる。プリ・スキャニングにより画像のラ
フな読取りが行なわれ表示装置35に縮小画像が表示され
る。この縮小画像を見て出力媒体に記録する画像が選択
される。選択された画像について本スキャニングが行な
われることにより,詳細な読取りが行なわれ,出力媒体
に画像データが記録される。
【0107】ファイリング・システムの表示装置35の表
示画面がスタート画面(図18)にあるときにメンテナン
ス・マン(またはファイリング・システムが置かれる店
のオペレータ)の指により区画AS1がタッチされると
(ステップ123 でNO,143 でYES ),表示装置35の表示
画面は図23に示す一般サービス画面が表示される(ステ
ップ144 )。
【0108】一般サービス画面には,処理を開始させる
ときにメンテナンス・マン(またはオペレータ)の指に
よってタッチされる区画A08と処理を終了させるときに
メンテナンス・マン(またはオペレータ)の指によって
タッチされる区画A09とが含まれている。メンテナンス
・マン(またはオペレータ)の指によって区画A08がタ
ッチされることにより図24に示すようなサービス選択画
面が表示される(ステップ145 でYES ,147 )。
【0109】このサービス選択画面には枠で囲まれた3
つの区画A11,A12およびA13が表示される。これらの
区画A11,A12およびA13のうち区画A11上をユーザが
タッスすることによりファイリング処理が開始され,表
示装置35の画面は図25に示すように入力媒体選択画面に
切換わる(ステップ128 ,図15ステップ51)。
【0110】図24において区画A12は図5に示すファイ
リング・システムにおいてプリント処理を実行する場合
にユーザによってタッチされる。区画A13はたとえば図
5に示すファイリング・システムのメンテナンスを行な
う場合にメンテナンス・マンによってタッチされる。区
画A12または区画A13がタッチされることによりそれぞ
れの処理に適した画面に切換わるが,ファイリング処理
とは関係ないのでこれ以上の説明を避ける。
【0111】図25を参照して入力媒体選択画面には枠で
囲まれた区画A21,A22,A23,A 24およびA25が表示
される。区画A21は入力媒体が従来のタイプの35mm写真
フイルムのときにユーザによってタッチされる区画であ
り,区画A22は入力媒体が反射原稿のときにユーザによ
ってタッチされる区画であり,区画A23は入力媒体が新
写真フイルムのときにユーザによってタッチされる区画
であり,区画A24は入力媒体がメモリ・カードのときに
ユーザによってタッチされる区画であり,区画A25はそ
のほかの入力媒体のときにユーザによってタッチされる
区画である。区画A21〜A25のうち入力媒体に合った区
画がユーザによってタッチされる(ステップ52)。フイ
ルム・スキャナ41もしくは42,フラット・ベッド・スキ
ャナ43またはメモリ・カード・リーダ44のうち入力媒体
に適したものがユーザによって選択され,入力媒体が装
着される。
【0112】入力媒体選択画面による選択が終ると,表
示装置35の表示画面は図26に示す出力媒体選択画面に切
換わる(ステップ53)。出力媒体選択画面では枠で囲ま
れた5つの区画A31,A32,A33,A34およびA35が表
示される。区画A31は出力媒体がフロッピー・ディスク
のきにユーザによってタッチされる区画であり,区画A
32は出力媒体が光磁気ディスクのときにユーザによって
タッチされる区画であり,区画A33は出力媒体が光ディ
スクのときにユーザによってタッチされる区画であり,
区画A34は出力媒体が高密度磁気ディスクのときにユー
ザによってタッチされる区画であり,区画A25はそのほ
かの出力媒体のときにユーザによってタッチされる区画
である。区画A31〜A35のうちユーザが持参した出力媒
体に合った区画がユーザによってタッチされる(ステッ
プ54)。フロッピー・ディスク装置45または光ディスク
装置46のうち出力媒体に適したものがユーザによって選
択され,出力媒体が装着される。
【0113】出力媒体選択画面による選択が終ると,表
示装置35の表示画面は図27に示す駒数入力画面に切換わ
る(ステップ55)。駒数入力画面には区画A41およびA
42その他のメッセージが表示される。区画A41には数値
キー,駒数の入力が終了したことにより押される矢印キ
ー,駒数の指定を最初からやり直すためのキーが含まれ
ている。区画A42には入力された駒数が表示される。
【0114】区画A41に含まれている数値キーの画面上
をユーザがタッチすることにより,出力媒体に記録され
る被写体画像データによって表わされる画像の駒数が入
力される(ステップ56)。入力された駒数が区画A42
表示される。またファイリング・システムにセットされ
た出力媒体の残容量が算出され,選択された駒数の画像
を表わす被写体画像データに必要とするデータ量(およ
び後述する台紙の画像の一般的なデータ量)が残ってい
るかどうか判断される(ステップ57)。駒数選択画面に
おいて入力された駒数の画像を表わす画像データおよび
台紙の画像の一般的なデータ量を記憶できる容量が,フ
ァイリング・システムにセットされた出力媒体に残って
いなければユーザに駒数入力のやり直しを命じる指令が
表示装置35に表示される(ステップ57でNO)。この出力
媒体に残容量があると(ステップ57でYES ),入力媒体
として選択された媒体に記録されているすべての画像が
プリ・スキャニングされその画像の縮小画像を表わす縮
小画像データが得られる。縮小画像データが表示装置35
に与えられ,図28に示すように縮小画像が一覧表示され
る(ステップ58)。
【0115】図28において縮小画像の一覧表示画面に
は,ユーザにタッチされることにより前ページに戻る区
画A46および次ページに戻る区画A47が含まれている。
これらの領域A46またはA47が押されることにより所望
の縮小画像が探し出される。
【0116】つづいて入力媒体が新写真フイルムかどう
かが判断される(ステップ59)。入力媒体が新写真フイ
ルムであれば(ステップ59でYES ),新写真フイルムの
情報記録部3a,3b,3cおよび3dに記録されてい
るIX情報が読取られる(図16ステップ60)。IX情報
の読取中にはその旨を表わす画面が表示装置35に表示さ
れる。IX情報の読取中はユーザに待時間を与えること
になるため,表示装置35の表示画面には簡単なアニメー
ションなどを表示していもよい。さらに,読取られたI
X情報中にタイトル情報が含まれているかどうかが判断
される(ステップ62)。読取られたIX情報中にタイト
ル情報が含まれていると(ステップ62でYES ),そのタ
イトル情報がコンピュータ11のメモリに一旦記録される
(ステップ63)。読取られたIX情報中にタイトル情報
が含まれていないと(ステップ62でNO),ステップ63の
処理はスキップされる。
【0117】つづいて,図28に示されている縮小画像の
一覧表示を見ながら出力媒体に記録する被写体画像がユ
ーザによって選択される(ステップ64)。この選択は表
示装置35の表示画面に表示されている縮小画像上をユー
ザがタッチすことにより行なわれる。入力媒体が本スキ
ャニングされ,ユーザによってタッチされた縮小画像に
対応する画像が読取られる(ステップ65)。この画像の
読取処理中においては,図29に示すように画像を取込中
である旨が表示装置35の表示画面に表示される。もちろ
んこのときも簡単なアニメーション表示をしてもよい。
被写体画像データ(この画像データはプリント用の原デ
ィジタル画像データ)はコンピュータ31のメモリに一旦
記憶される(ステップ67)。被写体画像データはコンピ
ュータ11においてデータ圧縮が施される(ステップ68)
(またプリント用の原ディジタル画像データの縮小処理
が行なわれ,ハイビジョン用画像データおよび縮小画像
データも生成される)。生成されたこれらの画像データ
が出力媒体に記録される。
【0118】さらに出力媒体が,光ディスクまたは光磁
気ディスクの大容量媒体かどうかが判断される(テップ
69)。大容量媒体でなければ容量が少ないために,画像
データに加えて台紙画像データ,装飾画像データ,BG
Mデータなどのデータを記録することができない。この
ため出力媒体が大容量媒体でなければ(ステップ69でN
O),選択された被写体画像を表わす被写体画像データ
のみが出力媒体に記録される。選択された被写体画像の
すべてについて出力媒体への被写体画像データの記録処
理が終了すると,図30に示すようにその旨が表示装置35
の表示画面に表示される(ステップ73)。出力媒体への
画像データの記録処理が終了し,図30に示す終了を知ら
せる画面の画面上をユーザがタッチすると図23に示す一
般サービス開始画面に戻る。
【0119】出力媒体が光磁気ディスクまたは光ディス
クの大容量記録媒体である場合には(ステップ70でYES
),入力媒体が新写真フイルムであったかどうかが再
び判断される(ステップ70)。入力媒体が新写真フイル
ムであれば(ステップ70でYES),コンピュータ31のメ
モリにタイトル情報が記憶されているので(ステップ6
3)そのタイトル情報がメモリから読出される。読出さ
れたタイトル情報に対応した台紙画像データ,装飾画像
データおよびBGMデータがコンピュータ・システム30
のハード・ディスクから読出され,選択された被写体画
像を表わす被写体画像データとともに出力媒体に記録さ
れる(ステップ71)。選択された被写体画像ならびに選
択された被写体画像のタイトル情報に対応した台紙画像
データ,装飾画像データおよびBGMデータのすべてに
ついて出力媒体への記録処理が終了すると,図30に示す
ようにその旨が表示装置35の表示画面に表示される(ス
テップ73)。入力媒体が新写真フイルムでなければ(ス
テップ69でNO),タイトル情報が無いのでどの台紙画像
データ,装飾画像データおよびBGMデータを出力媒体
に記憶すればいいか判断できない。このため所定の台紙
画像データ,装飾画像データおよびBGMデータが出力
媒体に記録される(ステップ72)。この場合に出力媒体
に記録される台紙画像データによって表わされる台紙の
画像,装飾画像データによって表わされる装飾画像およ
びBGMデータによって表わされるBGMはどのような
被写体画像にも適応する一般的なものとなろう。
【0120】暗証番号を用いたサービスの終了 暗証番号を用いたサービスの終了はメンテナンス・マン
によって実行される。
【0121】図23に示す一般サービス画面が,表示装置
35の表示画面に表示されている場合に,メンテナンス・
マンの指によって区画A09がタッチされると暗証番号を
用いたサービスの終了処理に移行する。メンテナンス・
マンの指によって区画A09がタッチされると(図14ステ
ップ146 でYES ),図31に示す暗証番号入力画面が表示
装置35の表示画面に表示される(図17ステップ153 )。
【0122】図31を参照して暗証番号入力画面には区画
05,A06,A07およびA10に加えて0〜1までの数値
キー,暗証番号入力を促すメッセージが表示される。暗
証番号が入力されることに対応して区画A05にアスタリ
スクが表示されていく。区画A06がメンテナンス・マン
の指によってタッチされることにより,入力された暗証
番号を訂正することができる。区画A07がメンテナンス
・マンの指によってタッチされることにより入力された
暗証番号が確定する。区画A10がメンテナンス・マンの
指によってタッチされることによりサービスの終了処理
は中止する。
【0123】メンテナンス・マンによって入力された暗
証番号が,コンピュータ11のメモリに記憶されている暗
証番号と一致すると(ステップ155 でYES ),サービス
は終了し,表示装置35の表示画面には原画面が表示され
る(ステップ157 )。メンテナンス・マンによって入力
された暗証番号が,コンピュータ11のメモリに記憶され
ている暗証番号と一致しなければ(ステップ155 でN
O),表示装置35の表示画面には図22に示すように暗証
番号が誤っている旨が表示される(ステップ156 )。メ
ンテナンス・マンによって入力された暗証番号が複数回
連続して誤りとなると暗証番号の入力は禁止されること
となろう。
【0124】ファイリング処理変形例 図32はファイリング・システムにおけるファイリング処
理の変形例の一部を示すフローチャートである。図32に
おいて図14から図17に示す処理と同一の処理には同一符
号を付し説明を省略する。
【0125】図14から図17に示す処理においては入力媒
体が新写真フイルムでなかった場合にはあらかじめ定め
られたタイトル情報に応じた台紙画像データ,装飾画像
データおよびBGMデータが出力媒体に記録される。こ
れに対して,図32に示す処理においては入力媒体が新写
真フイルムでなかった場合にはユーザによってタイトル
情報が指定され,指定されたタイトル情報に応じた台紙
画像データ,装飾画像データ,およびBGMデータが出
力媒体に記録される。
【0126】図32のステップ70において入力媒体が新写
真フイルムかどうかが判断され,新写真フイルムでなけ
れば図32に示すようなタイトル選択画面が表示装置35の
表示画面上に表示される(ステップ74)。タイトル選択
画面には区画A51およびA52そのほかのメッセージが表
示される。区画A51には数値キー,駒数の入力が終了し
たことにより押される矢印キー,駒数の指定を最初から
やり直すためのキーが含まれている。区画A52には入力
されたタイトル番号が表示される。ファイリング・シス
テムが置かれている店頭には数字(コード)とタイトル
情報とが対応した一覧表があり,ユーザはこの一覧表を
見ながらタイトル選択画面上でタイトルを選択する(ス
テップ75)。すなわち,出力媒体に記録される画像のそ
れぞれについて端的に表わすタイトル(例えば花の画像
ならば「花」というタイトル)が一覧表から探し出さ
れ,このタイトルに対応したコードが見つけ出される。
見つけ出されたコードが区画A51に含まれる数値キーを
用いてユーザによって入力される。
【0127】入力されたコードによって表わされるタイ
トルに対応した台紙画像のデータ,装飾画像のデータお
よびBGMデータがコンピュータ・システムのハード・
ディスクから読み出され,被写体画像データとともに出
力媒体に記録される。ユーザの好みに応じた台紙画像等
を出力媒体に記録することができる。
【0128】図34はファイリング・システムにおけるフ
ァイリング処理の変形例の一部を示すフローチャートで
ある。図34において図14から図17および図32に示す処理
と同一の処理には同一符号を付し説明を省略する。
【0129】図32に示す処理においては入力媒体が新写
真フイルムでなかった場合にはユーザによってタイトル
情報が指定され指定されたタイトル情報に応じた台紙画
像データ,装飾画像データおよびBGMデータが出力媒
体に記録される。これに対して図34に示す処理において
は入力媒体が新写真フイルムであった場合にも新写真フ
イルムに応じたタイトル情報の指定が可能なものであ
る。
【0130】図34のステップ70において,入力媒体が新
写真フイルムであれば(ステップ70でYES ),所定のタ
イトル選択画面が表示される(ステップ77)。このタイ
トル選択画面は例えば,新写真フイルムに記録されてい
るタイトル情報があればそのタイトル情報以外のタイト
ル情報の指定が可能な画面であろう。入力媒体が新写真
フイルムでなければ(ステップ70でNO),図33に示すタ
イトル選択画面が表示される(ステップ74)。いずれに
しても表示装置35の表示画面に表示されたタイトル選択
画面を用いてタイトル情報の選択が行なわれる(ステッ
プ75)。もっとも入力媒体が新写真フイルムか否かにか
かわらず常に所定のタイトル選択画面を表示させるよう
にしてもよい。
【0131】図35はファイリング・システムにおけるフ
ァイリング処理の他の変形例の一部を示すフローチャー
トである。図35においても図14から図17に示す処理と同
一の処理には同一符号を付し説明を省略する。
【0132】図16のステップ70〜72に示す処理において
は入力媒体が新写真フイルムであり,かつ磁気情報記録
部34にタイトル情報が記録されていればそのタイトル情
報にしたがった台紙画像データ,装飾画像データおよび
音声データが出力媒体に記録される。これに対し図35に
示す処理においては入力媒体が新写真フイルムであるか
否かにかかわらず,出力媒体が光磁気ディスクまたは光
ディスクの大容量記録媒体であれば常に所定のタイトル
情報に対応した台紙画像データ,装飾画像データおよび
音声画像データが記録される。
【0133】(7) 出力媒体のファイル構造 図36から図41は出力媒体のファイル構造(データ構造)
を示している。このファイル構造も論理的に示すもので
あり,物理的な構造を示しているものではない。したが
って出力媒体に記録される各種データはひとかたまりの
連続した状態になくとも,分散した状態にあってもよ
い。
【0134】図36を参照して出力媒体には,出力媒体に
記録されたすべてのデータを管理するディレクトリ管理
領域,再生用のアプリケーション・ソフトウェアが記録
されたソフト記録領域,被写体画像を表わす被写体画像
データ(原ディジタル画像データ,ハイビジョン用画像
データおよび標準画像データ)が記録された画像記録領
域,ICCプロファイル,台紙画像データ,装飾画像デ
ータおよびBGMデータが記録されたアルバム部品記録
領域および未使用領域がある。
【0135】図37から図40にディレクトリ管理領域の詳
細が示されている。図37から図40においてはこの実施例
のファイリング・システムに関連したデータのみが示さ
れている。
【0136】図37を参照してディレクトリ管理領域にお
いては,ルート・ディレクトリ「ROOT」に複数のサ
ブ・ディレクトリがある。この複数のサブ・ディレクト
リのうちの1つのサブ・ディレクトリがサブ・ディレク
トリ「DFS」であり,このサブ・ディレクトリ「DF
S」がこの実施例におけるファイリング・システムによ
って記録されたデータのパス等を格納するものである
(図37においては複数のサブ・ディレクトリのうちサブ
・ディレクトリ「DFS」が示されている)。
【0137】サブ・ディレクトリ「DFS」には標準画
像データのパスが格納されているディレクトリ「IMG
01B」,ハイビジョン用画像データへのパスが格納さ
れているディレクトリ「IMG04B」,プリント用画
像データへのパスが格納されているディレクトリ「IM
G16B」,ソフト記録領域へのパス(SOFTへのパ
ス)ならびに台紙画像データ,装飾画像データおよびB
GMデータの部品データへのパスが格納されているディ
レクトリが含まれている。図36から図41のファイル構造
をもつ出力媒体においてはタイトル・コード「00」,
「01」および「02」に対応する各種データが記録さ
れている。部品データへのパスが格納されているディレ
クトリ「RES」にはタイトル・コード「00」,「0
1」および「02」に対応する部品データへのパスが記
録されていることから,このディレクトリ構造をもつ出
力媒体から3種類のバーチャル・アルバムを作成できる
ことがわかる。
【0138】標準画像データ,ハイビジョン用画像デー
タおよびプリント用画像データについてはそれぞれタイ
トル・コード「00」,「01」および「02」に対応
する画像データのパスが格納されている。これらの各画
像データのパスは,そのタイトル・コードに対応して複
数個記録されている(もちろん画像データは複数個でな
く1個であってもよい)。このことは同一のタイトル・
コードをもつ画像が複数個あることを示し,たとえば花
というタイトルであればこの花の画像が複数個記録され
ていることを示す。
【0139】図41はアルバム部品記録領域の詳細を示し
ている。
【0140】アルバム部品記録領域には,タイトル・コ
ード「00」に対応する台紙画像データ,装飾画像デー
タおよびBGMデータ,タイトル・コード「01」に対
応する台紙画像データ,装飾画像データ,およびBGM
データならびにタイトル・コード「02」に対応する台
紙画像データ,装飾画像データおよびBGMデータが記
憶されている。装飾画像データについては,それぞれn
n個のデータが記憶されている。
【0141】出力媒体が,図36〜図41に示すファイル構
造を有していることにより,タイトル・コードに対応し
た標準画像データ,ハイビジョン用画像データ,および
プリント用画像データおよび台紙画像データ,装飾画像
データならびにBGMデータを読取ることができる。た
とえば,タイトル・コードが特定されると,出力媒体の
ディレクトリ管理領域が参照され,各データへのパスが
読取られる。このパスにより各データの記憶場所が分か
り,各データの読取りが可能となる。
【0142】このように,標準画像データ,ハイビジョ
ン用画像データ,およびプリント用画像データおよび台
紙画像データ,装飾画像データならびにBGMデータは
タイトル・コードによって互いに関連付けられている。
【0143】(8) 再生装置 図42は,図5に示すファイリング・システムにおいて画
像データが記録された出力媒体を再生する装置の電気的
構成を示すブロック図である。この再生装置によりバー
チャル・アルバムが作成される。
【0144】再生装置の全体の動作はCPU80によって
統括される。
【0145】再生装置には,再生用プログラムを格納し
たEPROM81および画像データ,その他のデータを一
旦格納するためのRAM82が含まれている。CPU80,
EPROM81およびRAM82はCPUバスによって外部
バス・コントローラ83に接続されている。またフロッピ
ー・ディスクに記録されたデータを読取る,およびフロ
ッピー・ディスクにデータを記録するフロッピー・ディ
スク・ドライブ84,フロッピー・ディスク・ドライブ84
を制御するフロッピー・ディスク・コントローラ85,入
力装置としてのマウス86,マウス86を再生装置に接続す
るためのインターフェイス87,ファイリング・システム
においてファイリングされた光ディスクおよび光磁気デ
ィスク(出力媒体)に記録されたデータを読取る,なら
びに光ディスクおよび光磁気ディスクにデータを記録す
る光ディスク装置88,ハード・ディスクに記録された初
期設定データ(1枚の台紙に何枚の画像を表示するかな
どのデータ)を読取る,およびハードディスクにデータ
を記録するハード・ディスク・ドライバ89およびSCS
I(Small Computer System Interface )90が再生装置
に含まれている。さらに再生装置には作成されたアルバ
ム,メッセージなどを表示する表示装置91,表示装置91
を駆動するディスプレイ・ドライバ92,音声入力装置と
してのマイクロフォン93,アナログ/ディジタルおよび
ディジタル/アナログ変換回路94,音声出力装置として
のスピーカ95,ミキサ96ならびにMIDI(Music Inst
rument Digital Interface)97が含まれている。表示装
置91,マイクロフォン93およびスピーカ95は再生装置と
着脱自在であってもよい。これらのフロッピー・ディス
ク・コントローラ85,インターフェイス87,SCSI9
0,ディスプレイ・ドライバ92ならびアナログ/ディジ
タルおよびディジタル/アナログ変換回路94は外部バス
によって外部バスコントローラ83に接続されている。
【0146】図42に示す再生装置においては,図5に示
すファイリング・システムにおいてファイリング処理さ
れた出力媒体が再生される(以下,このファイリング処
理された出力媒体をユーザ用記録媒体ということにす
る)。
【0147】(9) 再生処理 図43および図44は図42に示す再生装置の処理手順を示す
フローチャートである。また図45から図56は,再生処理
中に再生装置の表示装置に表示される表示画面を示して
いる。
【0148】フロッピー・ディスクは容量が少なく,図
5に示すファイリング・システムにおいて入力媒体とし
て用いられたときは台紙画像データ,装飾画像データお
よびBGMデータは記録されない。このために図42に示
す再生装置にフロッピー・ディスクをセットしてもアル
バムは作成されない(図42に示す再生装置にフロッピー
・ディスクをセットした場合には,フロッピー・ディス
クに記録された画像データのうちユーザによって選択さ
れた画像データによって表わされる画像が表示装置91に
表示されることとなろう)。したがって図42に示す再生
装置においてバーチャル・アルバムを作成する場合には
ユーザ用記録媒体として図5に示すファイリング処理さ
れた光ディスクまたは光磁気ディスクが,光ディスク装
置88にセットされる。
【0149】光ディスク等が光ディスク装置88にセット
されると図45に示すようなアルバム選択画面が表示装置
91上に表示される(ステップ101 )。ユーザ用記録媒体
を用いて作成可能な種類のバーチャル・アルバムが,ア
ルバム選択画面として表示装置91に表示される(ステッ
プ101 )。
【0150】このアルバム選択画面は,ユーザ用記録媒
体に記録されている標準用画像データのうち異なるタイ
トル・コードであって1駒めの画像を表わす画像データ
を読取ることにより作成できる。もちろん,部品データ
へのパスが格納されているディレクトリ「RES」を参
照することにより,何種類のタイトル・コードに対応し
て部品データがユーザ用記録媒体に記録されているか,
どのようなタイトル・コードに対応しているかがわかる
から,これらのタイトル・コードおよび部品データを参
照して図45に示すアルバム選択画面を作成してもよい。
【0151】アルバム選択画面においては区画A60が表
示され,この区画A60内に3つの小区画A61,A62およ
びA63が表示される。この小区画の数はユーザ用記録媒
体として光ディスク装置88にセットされた光ディスク等
に格納されているタイトル・コードに対応するデータ数
に対応している。図45に示す例ではユーザ用記録媒体に
は3種類のタイトル・コードに対応した各データ(花の
写真,動物の写真および子供達の写真)が記憶されてい
る。小区画A61は花の写真のアルバムを作成できること
を示し,小区画A62は動物の写真のアルバムを作成でき
ることを示し,小区画A63は子供達の写真のアルバムを
作成できることを示している。
【0152】いずれかの小区画A61,A62またはA63
をユーザがタッチすると表示装置91の表示画面は図46に
示すように初期設定データならびに台紙画像データ,装
飾画像データ,データの読込み中であることを知らせる
画面に切換わる(ステップ102 ,103 )。このときにも
アニメーションを表示するようにしてもよい。
【0153】作成すべきアルバムが選択されると,バー
チャル・アルバム1ページ分に表示すべき画像の駒数の
設定を含む初期設定が行なわれる。この初期設定に必要
な初期設定データは再生装置のハードディスクにあらか
じめ記憶されており,ハード・ディスクから初期設定デ
ータが読出される。バーチャル・アルバム1ページ分に
表示すべき画像の駒数の設定はあらかじめハード・ディ
スクに記憶しておかなくともユーザに入力させるように
してもよい。また後述のようにその枚数を変更すること
もできる。
【0154】つづいてユーザ用記録媒体から,選択され
たバーチャル・アルバムに対応するタイトル情報によっ
て特定される台紙画像データ,装飾画像データおよび音
声データが読出される(ステップ105 )。選択されたア
ルバムに対応するタイトル情報をもつすべての画像デー
タが検索されRAM82に一旦記憶される(ステップ106
)。検索された画像データのうち1駒目の画像を表わ
す画像データがRAM82から読み出される(ステップ10
7 )。読み出された画像データはCPU80に与えられ
る。この画像データはCPU80において縮小処理が行な
われる(ステップ108 )。これにより縮小画像を表わす
縮小画像データが得られる。もっとも光ディスク装置88
にセットされた光ディスク等には縮小画像データが記憶
されているので,その縮小画像データを光ディスク等か
ら読出してもよい。
【0155】縮小画像データが得られると,図47に示す
ように台紙画像データによって表わされる台紙A70
に,縮小画像データによって表わされる縮小画像が貼り
付けられる(ステップ109 )。初期設定により設定され
た駒数の画像が台紙A70に貼り付けられるまでステップ
107 から109 までの処理が繰返される(ステップ110
)。たとえば初期設定により1枚の台紙A70には6枚
の画像が貼り付けられるものとされていると表示装置91
の表示画面には図48に示すような画面が表示される(こ
の画面が,装飾画像データがユーザ用記録媒体に記録さ
れていないときのバーチャル・アルバムを表わしてい
る)。
【0156】図47に示すように表示装置91の表示画面に
は様々なアイコンも表示される。アイコンI1 は表示装
置91に現在表示されているアルバムから他の異なる種類
のアルバムに変更するときにマウス86でクリックされる
アイコンである。アイコンI2 は表示装置91に表示され
る画像の一部を抽出するときにクリックされるアイコン
である。アイコンI3 はアルバムの台紙,装飾画像およ
びBGMを変更するときにクリックされるアイコンであ
る。アイコンI4 は,台紙A70に表示される画像の表示
枚数を変更するときにクリックされるアイコンである。
アイコンI5 はインターネットに接続する場合にクリッ
クされるアイコンである。アイコンI6は再生装置の取
扱い説明が必要なときにクリックされるアイコンであ
る。アイコンI7 は次のページをめくるときにクリック
されるアイコンである。アイコンI8 (図49参照)は前
ページに戻るときにクリックされるアイコンである。ア
イコンI9 はアルバムの総ページ数と現在表示している
アルバムのページを表示する。
【0157】アイコンI1 〜I6 をクリックすることに
よりそれぞれのアイコンI1 〜I6に応じたウィンドウ
が現われ,それぞれの処理の実行が可能となる。たとえ
ば表示装置91の表示画面が図48に示す状態であった場合
にアイコンI7 がクリックされるとアルバムの次ページ
の画面が現われ,表示装置91の表示画面は図49に示す状
態となる。このときにアイコンI7 をクリックすると表
示装置91の表示画面は再び図48に示す状態に戻る。
【0158】アイコンI3 をクリックすることにより図
50に示すように台紙の画像,装飾画像およびBGMの変
更または追加を行なうウィンドウが現われる。ウィンド
ウには台紙を変更するときにクリックされる区画A91
装飾画像を変更するときにクリックされる区画A92およ
びBGMを変更するときにクリックされる区画A93が含
まれている。区画A91,A92またはA93がクリックされ
ることにより複数種類の台紙が表示されたウィンドウ,
複数種類の装飾画像が表示されたウィンドウまたは複数
のBGM名が表示されたウィンドウが現われる。これら
のウィンドウに表示された台紙等のうち所望の台紙等を
クリックすることにより,台紙等が変更される(一例と
して複数種類の台紙が表示されたウィンドウが図51に示
されている)。図49に示す表示画面に対して台紙を変え
た表示画面が図52および図53に示すものである。
【0159】さらに図54に示すように装飾画像D1 およ
びD2 をアルバムに追加して表示してもよい。装飾画像
1 およびD2 をアルバムに表示する場合には(ユーザ
用記録媒体に装飾画像データが記録されていない場合)
アイコンI3 をクリックし,図50に示すウィンドウを表
示し,さらに区画A92をクリックする。これにより複数
の装飾画像が表示装置91に表示される。表示された装飾
画像のうち所望の装飾画像がクリックされることによ
り,装飾画像が選択され,図54に示すようにアルバムに
装飾画像が表示される。もちろん,ユーザ用記録媒体に
装飾画像データが記憶されていれば,アルバムが表示さ
れた当初から装飾画像も表示される。装飾画像D1 およ
びD2 の表示位置はたとえばドラッグすることにより移
動することができる。
【0160】バーチャル・アルバムにおいて台紙画像,
装飾画像またはBGMを変更または追加するときにはユ
ーザ用記録媒体に記録されているデータの範囲で可能で
ある(もっとも他のユーザ用記録媒体を用いればそのユ
ーザ用記録媒体に記録されている範囲で台紙画像,装飾
画像またはBGMの変更または追加も可能である)。こ
れらの台紙画像,装飾画像またはBGMを変更,または
追加するときには変更または追加する台紙画像,装飾画
像またはBGMに対応するデータがユーザ用記録媒体か
ら読取られるのはいうまでもない。
【0161】これらの台紙画像,装飾画像またはBGM
を変更または追加した場合にはそれぞれのデータを表わ
す各データおよび表示位置データがユーザ用記録媒体ま
たはユーザ用記録媒体以外の記録媒体(たとえばフロッ
ピー・ディスク)に記録される。これにより,台紙画
像,装飾画像またはBGMを変更または追加したバーチ
ャル・アルバムを,あとで再び印刷することができる。
またこれらの媒体をラボラトリィにもっていくことによ
り高品質の印刷も可能となる。
【0162】図55および図56はアイコンI4 をクリック
して1枚の台紙A70上に表示される画像の枚数を表示し
た例を示している。このように台紙A70上に表示される
画像はユーザの所望の枚数に変更することができる。
【0163】再生装置にプリンタを接続し,表示装置に
表示されたバーチャル・アルバムをプリントしてもよ
い。
【0164】また上述の再生装置においては画像デー
タ,台紙画像データ,装飾画像データ,音声データおよ
び画像データによって表わされる画像を台紙に貼り付け
るソフトウェア,画像データによって表わされる画像を
装飾する装飾画像を台紙に貼り付けるソフトウェアは同
一のユーザ用記録媒体に格納されているが,別々の媒体
に格納されていてもよい。この場合には,それぞれの媒
体が再生装置にセットされ各記憶媒体に格納されたデー
タを再生装置に読み込ませ上述したアルバムが作成され
ることとなろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報記録部付写真フイルムを示す。
【図2】情報記録部に記録されるデータのフォーマット
を示す。
【図3】情報記録部付写真フイルムを取扱うことが可能
なカメラの一部を示す。
【図4】フイルム・スキャナの構成を示す。
【図5】ファイリング・システムの電気的構成を示すブ
ロック図である。
【図6】ファイリング・システムに含まれるハード・デ
ィスクのファイル構造を示す。
【図7】ディレクトリ管理領域の構成を示す。
【図8】ディレクトリ管理領域の構成を示す。
【図9】部品情報テーブル・ファイルの内容を示す。
【図10】台紙画像データ記録領域の内容を示す。
【図11】装飾画像データ記録領域の内容を示す。
【図12】BGMデータ記録領域の内容を示す。
【図13】タイトル情報,台紙,装飾画像およびBGM
の関係を示す。
【図14】ファイリング処理の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図15】ファイリング処理の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図16】ファイリング処理の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図17】ファイリング処理の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図18】ファイリング・システムの表示装置に表示さ
れる画面の一例を示している。
【図19】ファイリング・システムの表示装置に表示さ
れる画面の一例を示している。
【図20】ファイリング・システムの表示装置に表示さ
れる画面の一例を示している。
【図21】ファイリング・システムの表示装置に表示さ
れる画面の一例を示している。
【図22】ファイリング・システムの表示装置に表示さ
れる画面の一例を示している。
【図23】ファイリング・システムの表示装置に表示さ
れる画面の一例を示している。
【図24】ファイリング・システムの表示装置に表示さ
れる画面の一例を示している。
【図25】ファイリング・システムの表示装置に表示さ
れる画面の一例を示している。
【図26】ファイリング・システムの表示装置に表示さ
れる画面の一例を示している。
【図27】ファイリング・システムの表示装置に表示さ
れる画面の一例を示している。
【図28】ファイリング・システムの表示装置に表示さ
れる画面の一例を示している。
【図29】ファイリング・システムの表示装置に表示さ
れる画面の一例を示している。
【図30】ファイリング・システムの表示装置に表示さ
れる画面の一例を示している。
【図31】ファイリング・システムの表示装置に表示さ
れる画面の一例を示している。
【図32】ファイリング処理の他の処理手順の一部を示
すフローチャートである。
【図33】ファイリング・システムの表示装置に表示さ
れる画面の一例を示している。
【図34】ファイリング処理の他の処理手順の一部を示
すフローチャートである。
【図35】ファイリング処理の他の処理手順の一部を示
すフローチャートである。
【図36】出力媒体(ユーザ用記録媒体)のファイル構
造を示している。
【図37】出力媒体のディレクトリ構造を示している。
【図38】出力媒体のディレクトリ構造を示している。
【図39】出力媒体のディレクトリ構造を示している。
【図40】出力媒体のディレクトリ構造を示している。
【図41】アルバム部品記録領域の内容を示す。
【図42】再生装置の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図43】再生処理の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図44】再生処理の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図45】再生装置の表示装置に表示される表示画面の
一例を示す。
【図46】再生装置の表示装置に表示される表示画面の
一例を示す。
【図47】再生装置の表示装置に表示される表示画面の
一例を示す。
【図48】再生装置の表示装置に表示される表示画面の
一例を示す。
【図49】再生装置の表示装置に表示される表示画面の
一例を示す。
【図50】再生装置の表示装置に表示される表示画面の
一例を示す。
【図51】再生装置の表示装置に表示される表示画面の
一例を示す。
【図52】再生装置の表示装置に表示される表示画面の
一例を示す。
【図53】再生装置の表示装置に表示される表示画面の
一例を示す。
【図54】再生装置の表示装置に表示される表示画面の
一例を示す。
【図55】再生装置の表示装置に表示される表示画面の
一例を示す。
【図56】再生装置の表示装置に表示される表示画面の
一例を示す。
【符号の説明】
30 コンピュータ・システム 31 コンピュータ 32 ディク・ドライバ 35,91 表示装置 41,42 フイルム・スキャナ 43 フラット・ベッド・スキャナ 44 メモリ・カード・リーダ 45 フロッピー・ディスク 46,48 光ディスク装置 80 CPU 81 EPROM 89 ハード・ディスク・ドライバ 90 SCSI

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を表わす画像データを入力する画像
    データ入力手段,上記画像データ入力手段によって入力
    された画像データにより表わされる画像を貼り付けるべ
    き複数種類の台紙の画像を表わす台紙画像データをあら
    かじめ記憶した台紙画像データ記憶手段,上記台紙画像
    データ記憶手段に記憶されている台紙画像データによっ
    て表わされる複数種類の台紙画像のうち所望の台紙画像
    を選択する台紙画像選択手段,ならびに上記画像データ
    入力手段から入力した画像データおよび上記台紙画像選
    択手段により選択された台紙の画像を表わす台紙画像デ
    ータを互いに関連付けて,可搬型記憶媒体に記憶する記
    憶制御手段,を備えたファイリング・システム。
  2. 【請求項2】 上記画像データ入力手段が,現像後のフ
    イルムを含む可視画像媒体を読取り,可視画像媒体に表
    わされた画像の画像データを出力する可視画像媒体読取
    手段である,請求項1に記載のファイリング・システ
    ム。
  3. 【請求項3】 上記画像データ入力手段が,画像データ
    が記憶されたディジタル媒体から画像データを読取る画
    像データ読取手段である,請求項1に記載のファイリン
    グ・システム。
  4. 【請求項4】 上記画像データ入力手段が,少なくとも
    駒に関する情報を記録する情報記録部を備えた現像後の
    フイルムからそこに現われている駒の画像を読取り,そ
    の画像を表わす画像データを出力する読取手段であり,
    上記選択手段が,上記情報記録部に記録された情報を読
    取り,この読取った情報にもとづいて上記台紙画像デー
    タ記憶手段に記憶されている台紙画像データによって表
    わされる複数種類の台紙の画像のうちの一種類の台紙画
    像を選択するものである,請求項1に記載のファイリン
    グ・システム。
  5. 【請求項5】 上記可搬型記憶媒体に,画像データおよ
    び台紙画像データを記憶する容量があるかどうかを判定
    する残容量判定手段をさらに備え,上記記憶制御手段
    は,上記残容量判定手段により記憶容量がまだあると判
    定されたときに,上記画像データ入力手段から入力した
    画像データおよび上記台紙画像選択手段により選択され
    た台紙画像を表わす台紙画像データを,上記可搬型記憶
    媒体に記憶するものである,請求項1に記載のファイリ
    ング・システム。
  6. 【請求項6】 上記可搬型記憶媒体が大容量記憶媒体か
    どうかを判定する大容量記憶媒体判定手段をさらに備
    え,上記記憶制御手段は,上記大容量記憶媒体判定手段
    により大容量記憶媒体であると判定されたときに,上記
    画像データ入力手段から入力した画像データおよび上記
    台紙画像選択手段により選択された台紙画像を表わす台
    紙画像データを,上記可搬型記憶媒体に記憶するもので
    ある,請求項1に記載のファイリング・システム。
  7. 【請求項7】 上記画像データ入力手段によって入力さ
    れた画像データによって表わされる画像の縮小画像の一
    覧を表示する表示手段,ならびに上記表示手段に一覧表
    示された縮小画像のうち所望の画像を指定する指定手段
    をさらに備え,上記記憶制御手段は,上記画像データ入
    力手段によって入力された画像データのうち,上記指定
    手段によって指定された縮小画像に対応する画像を表わ
    す画像データを上記可搬型記憶媒体に記憶するものであ
    る,請求項1に記載のファイリング・システム。
  8. 【請求項8】 画像データをデータ圧縮する画像データ
    圧縮手段をさらに備え,上記記憶制御手段は,上記画像
    データ圧縮手段によってデータ圧縮された画像データを
    上記可搬型記憶媒体に記憶するものである,請求項1に
    記載のファイリング・システム。
  9. 【請求項9】 上記画像データ入力手段によって入力さ
    れた画像データによって表わされる画像を装飾する装飾
    画像を表わす装飾画像データをあらかじめ記憶した装飾
    画像データ記憶手段をさらに備え,上記記憶制御手段
    は,上記画像データ入力手段から入力された画像データ
    および上記台紙画像選択手段により選択された台紙画像
    を表わす台紙画像データに加え,上記装飾画像データ記
    憶手段に記憶されている装飾画像データを互いに関連付
    けて上記可搬型記憶媒体に記憶するものである,請求項
    1に記載のファイリング・システム。
  10. 【請求項10】 音データをあらかじめ記憶した音デー
    タ記憶手段を備え,上記記憶制御手段は,上記画像デー
    タ入力手段から入力された画像データおよび上記台紙画
    像選択手段により選択された台紙画像を表わす台紙画像
    データに加え,上記音データ記憶手段に記憶されている
    音データを互いに関連付けて上記可搬型記憶媒体に記憶
    するものである,請求項1に記載のファイリング・シス
    テム。
  11. 【請求項11】 上記可搬型記憶媒体に記憶された上記
    画像データおよび上記台紙画像データを読出す記憶画像
    データ読出手段,ならびに上記記憶画像データ読出手段
    によって読出された上記台紙画像データにより表わされ
    る台紙画像に,上記記憶画像データ読出手段によって読
    出された上記画像データにより表わされる画像を貼り付
    けてなるバーチャル・アルバム画像を表わすデータを合
    成する画像合成手段,をさらに備えた請求項1に記載の
    ファイリング・システム。
  12. 【請求項12】 上記画像合成手段によって作成された
    バーチャル・アルバム画像データによって表わされるバ
    ーチャル・アルバム画像を表示する手段をさらに備えた
    請求項11に記載のファイリング・システム。
  13. 【請求項13】 上記画像合成手段によって作成された
    バーチャル・アルバム画像データによって表わされるバ
    ーチャル・アルバム画像をプリントするプリンタを備え
    た請求項11に記載のファイリング・システム。
  14. 【請求項14】 画像を表わす画像データを入力する画
    像データ入力手段,上記画像データ入力手段によって入
    力された画像データによって表わされる画像を貼り付け
    るべき複数種類の台紙画像を表わす台紙画像データをあ
    らかじめ記憶した台紙画像データ記憶手段,ならびに上
    記画像データ入力手段から入力された画像データおよび
    上記台紙画像データ記憶手段に記憶されている台紙画像
    を表わす台紙画像データを互いに関連付けて可搬型記憶
    媒体に記憶する記憶制御手段,を備えたファイリング・
    システム。
  15. 【請求項15】 複数種類の画像を表わす画像データを
    入力する画像データ入力手段,上記画像データ入力手段
    によって入力された画像データによって表わされる複数
    の画像のうち所望の画像を選択する画像選択手段,およ
    び上記画像選択手段により選択された画像を表わす画像
    データを可搬型記憶媒体に記憶する記憶制御手段,を備
    えたファイリング・システム。
  16. 【請求項16】 画像を表わす画像データと画像を貼り
    付けるべき台紙画像を表わす台紙画像データとを関連付
    けて記憶している可搬型記憶媒体から上記画像データお
    よび上記台紙画像データを読出す読出手段,ならびに上
    記読出手段によって読出された上記台紙画像データによ
    り表わされる台紙画像に,上記読出手段によって読出さ
    れた上記画像データにより表わされる画像を貼り付けて
    なるバーチャル・アルバム画像を表わすデータを合成す
    る画像合成手段,を備えた画像データ再生装置。
  17. 【請求項17】 複数の画像の画像データが一つの台紙
    画像の台紙画像データに関連付けられている場合に,上
    記画像データ合成手段が,複数の画像を一つの台紙画像
    に貼り付けてなるバーチャル・アルバム画像を表わすデ
    ータを合成するものである,請求項16に記載の画像デー
    タ再生装置。
  18. 【請求項18】 画像を表わす画像データを記憶した第
    1の可搬型記憶媒体から上記画像データを読出す第1の
    画像データ読出手段,上記第1の可搬型記憶媒体に記憶
    されている上記画像データによって表わされる画像を貼
    り付けるべき台紙の画像を表わす台紙画像データを記憶
    した第2の記憶媒体から上記台紙画像データを読出す第
    2の画像データ読出手段,および上記第2の画像データ
    読出手段によって読出された上記台紙画像データによっ
    て表わされる台紙画像に,上記第1の画像データ読出手
    段によって読出された上記画像データによって表わされ
    る画像を貼り付けてなるバーチャル・アルバム画像を表
    わすデータを合成する画像合成手段,を備えた画像デー
    タ再生装置。
  19. 【請求項19】 上記画像データおよび台紙画像データ
    が上記可搬型記憶媒体にデータ圧縮して記憶されてお
    り,上記可搬型記憶媒体から読出された圧縮画像データ
    をデータ伸張する手段が設けられている請求項16に記載
    の画像データ再生装置。
  20. 【請求項20】 上記画像合成手段によって作成された
    バーチャル・アルバム画像データによって表わされるバ
    ーチャル・アルバム画像を表示する手段を備えた請求項
    16または18に記載の画像データ再生装置。
  21. 【請求項21】 上記画像合成手段によって作成された
    バーチャル・アルバム画像データによって表わされるバ
    ーチャル・アルバム画像をプリントするプリンタを備え
    た請求項16または18に記載の画像データ再生装置。
  22. 【請求項22】 上記可搬型記憶媒体には上記画像デー
    タと上記台紙画像データとを関連付けて,または上記画
    像データと上記画像を装飾する装飾画像を表わす装飾画
    像データとを関連付けて記憶しており,上記画像データ
    と上記台紙画像データとの関連付けまたは上記画像デー
    タと上記装飾画像データとの関連付けを変更する手段,
    をさらに備えた請求項16に記載の画像データ再生装置。
  23. 【請求項23】 上記変更手段により変更された上記画
    像データと上記台紙画像データとの関連付けまたは上記
    画像データと上記装飾画像データとの関連付けを記憶手
    段に記憶させる記憶制御手段,を備えた請求項22に記載
    の画像データ再生装置。
  24. 【請求項24】 画像を表わす画像データを入力し,入
    力した画像データにより表わされる画像を貼り付けるべ
    き複数種類の台紙の画像を表わす台紙画像データをあら
    かじめ記憶しておき,あらかじめ記憶されている台紙画
    像データによって表わされる複数種類の台紙画像のうち
    所望の台紙画像を選択し,入力した上記画像データおよ
    び選択された上記台紙の画像を表わす台紙画像データを
    互いに関連付けて,可搬型記憶媒体に記憶する,を備え
    たファイリング方法。
  25. 【請求項25】 上記画像データ入力手段によって入力
    された画像データによって表わされる画像を装飾する装
    飾画像を表わす装飾画像データをあらかじめ記憶してお
    き,入力した上記画像データおよび選択された上記台紙
    画像を表わす台紙画像データに加え,あらかじめ記憶さ
    れている上記装飾画像データを互いに関連付けて上記可
    搬型記憶媒体に記憶する,請求項24に記載のファイリン
    グ方法。
  26. 【請求項26】 音データをあらかじめ記憶しておき,
    入力した上記画像データおよび選択された上記台紙の画
    像を表わす台紙画像データに加え,あらかじめ記憶され
    ている上記音データを互いに関連付けて上記可搬型記憶
    媒体に記憶する,請求項24に記載のファイリング方法。
  27. 【請求項27】 上記可搬型記憶媒体に記憶された上記
    画像データおよび上記台紙画像データを読取り,読取ら
    れた上記台紙画像データにより表わされる台紙の画像
    に,読取られた上記画像データにより表わされる画像を
    貼り付けた貼付画像を表わすデータを合成する,請求項
    24に記載のファイリング方法。
  28. 【請求項28】 画像を表わす画像データを入力し,入
    力した画像データによって表わされる画像を貼り付ける
    べき複数種類の台紙画像を表わす台紙画像データをあら
    かじめ記憶しておき,入力した上記画像データおよびあ
    らかじめ記憶されている台紙画像を表わす台紙画像デー
    タを互いに関連付けて,可搬型記憶媒体に記憶する,フ
    ァイリング方法。
  29. 【請求項29】 複数種類の画像を表わす画像データを
    入力し,入力した画像データによって表わされる複数の
    画像のうち所望の画像を選択し,選択された上記画像を
    表わす画像データを可搬型記憶媒体に記憶する,ファイ
    リング方法。
  30. 【請求項30】 画像を表わす画像データと画像を貼り
    付けるべき台紙画像を表わす台紙画像データとを関連付
    けて記憶されている可搬型記憶媒体から上記画像データ
    および上記台紙画像データを読出し,読出された上記台
    紙画像データにより表わされる台紙画像に,読出された
    上記画像データにより表わされる画像を貼り付けてなる
    バーチャル・アルバム画像を表わすデータを合成する,
    画像データ再生方法。
  31. 【請求項31】 複数の画像の画像データが一つの台紙
    画像の台紙画像データに関連付けられている場合に,複
    数の画像を一つの台紙画像に貼り付けてなるバーチャル
    ・アルバム画像を表わすデータを合成するものである,
    請求項30に記載の画像データ再生方法。
  32. 【請求項32】 第1の可搬型記憶媒体に画像を表わす
    画像データが記憶されており,上記第1の可搬型記憶媒
    体に記憶されている上記画像データによって表わされる
    画像を貼り付けるべき台紙画像を表わす台紙画像データ
    が,第2の記憶媒体に記憶されており,上記第1の可搬
    型記憶媒体から上記画像データおよび上記第2の記憶媒
    体から上記台紙画像データをそれぞれ読取り,読取られ
    た上記台紙画像データによって表わされる台紙の画像
    に,読取られた上記画像データにより表わされる画像を
    貼り付けてなるバーチャル・アルバム画像を表わすデー
    タを合成する,画像データ再生方法。
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