WO2003060014A1 - Particules de resine - Google Patents

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    • C08K3/20Oxides; Hydroxides
    • C08K3/22Oxides; Hydroxides of metals

Description

樹脂粒子
技術分野 本発明は、 化粧料、 繊維処理剤等に有用な、 U V防御能、 抗菌能、 消臭能等を 有する金属酸化物を含有する樹脂粒子、 その製造法及びそれを含有する化粧料に 関する。 従来の技術
U V防御能を有する金属酸化物は微粒子化 (数 n m〜数十 n m) することで透 明性と U V防御能の両立をはかっている。 しかし、 微粒子化すると粒子間の凝集 力が強く働き微粒子状体で安定に存在できず、 分散状態を保持できる技術が必要 とされた。 この課題を克服すべく、 金属酸化物の表面をシリコーン物質や脂肪酸 塩等で疎水化処理を行ったり、 または日本特許 3 2 0 5 2 4 9号公報 (JP A 9— 2 0 8 4 3 7 ) では、 金属酸化物を、 分散剤を用い疎水性モノマーに微分散した のち、 その疎水性モノマーが溶解しない水中で懸濁重合等を行い、 金属酸化物を 内包した疎水性微粒子を得ている。 しかし、 このような粒子を配合した化粧料で は皮膚等への定着性が低く、 衣服や皮膚同士の物理的な刺激等により簡単に脱落 し目的とする機能を充分に発揮できない。
また、 洗浄料等のリンスオフ系に金属酸化物内包粒子を配合した場合は、 一般 的に行われている金属酸化物を疎水性球状粒子に内包した場合は、 皮膚残留性が 極めて低いために目的の性能を得ることは不可能であった。
さらに、 金属酸化物は、 酸性物質により金属イオンが溶解するために一般的に 化粧品で使用されているポリカルボン酸系増粘剤での増粘系を達成しにくいとい う問題がある。 前記の疎水性粒子は、 金属酸化物を完全に被覆することは非常に 困難であり、 金属酸化物を、 酸性増粘剤から保護した満足のいく増粘系は得られ ない。そのため、 粒子を酸洗浄等の煩雑な操作を行い使用して用いることが多い。
本発明の開示 本発明の課題は、 保存安定性が良好で、 使用感も良く、 皮膚、 毛髪及び繊維等 に効果的に吸着残留し、 微粒子金属酸化物の持っている U V防御能、 抗菌能、 消 臭能等を効果的に発現する、 金属酸化物含有樹脂粒子、 その製造法及びそれを含 有する化粧料を提供することである。
本発明は、金属酸化物を含有した樹脂粒子であって、下記式で表される Δ Τ ( % ) が 2 0以上である樹脂粒子を提供する。
Δ Τ ( ) =透過率 (%) ( 5 5 0 n m) 一透過率 (%) ( 3 5 0 n m) (式中、 透過率は金属酸化物濃度が 0 . 0 1質量%となるように前記樹脂粒子を 水に分散させた水分散液で測定した値である。 )
また、 本発明は、 金属酸化物を含有した、 親水性合成高分子架橋体からなる樹 脂粒子を提供する。
更に本発明は、 上記樹脂粒子の製造法、 並びに上記樹脂粒子を含有する化粧料 を提供する。 本発明は金属酸化物と樹脂を含有する樹脂粒子であって、 上記式で表される
ΔΤ (%) が 20以上である。 金属酸化物は樹脂に内包されていることが好ま しい。 樹脂は親水性であることが好ましい。 また樹脂は親水性合成高分子架 橋体であってもよい。 また上記樹脂粒子と他の化粧料成分を含む化粧料である。 あるいは上記樹脂粒子の化粧料用途である。 発明の詳細な説明
[樹脂粒子]
本発明の樹脂粒子は、 金属酸化物濃度が 0. 0 1質量%となるように水に分散 させた水分散液の ΔΤ ( ) が 20以上、 好ましくは 30以上である。 ΔΤ (%) を 20以上とすることにより、 可視光領域の透明性と UV領域の遮蔽性を同時に 達成することが可能となる。 ΔΤ (%) が 20未満では、 可視光領域の透明性と UV領域の遮蔽性を同時に達成することは困難であり、 充分な UV遮蔽能を得よ うとすると不透明となり、 白く見える原因となる。
本発明の樹脂粒子の平均粒径は、 金属酸化物の含有し易さ及び製造し易さの観 点から、 0. 1 ~ 1 00 mが好ましく、 特に 0. 3 m〜40 mが好ましレ^ 尚、 樹脂粒子の平均粒径は、 樹脂粒子のへキサン分散液を室温 (20°C) で粒径 分布測定装置 (L S— 23 0、 ベックマンコール夕一社製) を用いて測定した重 量平均粒径である。
本発明の樹脂粒子の形状は、 特に限定されないが、 球状体が皮膚上の感触が良 好であることから好ましい。
本発明の樹脂粒子は、 水溶液中で膨潤性を有することが好ましく、 樹脂粒子の 水分散液 (イオン交換水 pH約 6) 粘度が 1 Om · P a/s以上となる、 水分散 液中の樹脂粒子濃度が 1 0質量%以下であることが好ましく、 5質量%以下がさ らに好ましく、 1質量%以下が特に好ましい。 また、 0. 0 1質量%以上である ことが好ましく、 0. 1質量%以上であることがさらに好ましい。 ここで、 粘度 は、 1 0 m · P a/ s以上となる粘度であればよく、 1 0m * P a/sであって もよい。 樹脂粒子が、 膨潤性を有するために、 本発明の樹脂粒子を含む水溶性化 粧料は、 特に他の増粘剤を用いることなく使用することもできる。
粘度の測定は、 B型粘度計で、 25°Cの条件下、 測定範囲内になる各種ロータ 一を用い、 6 r pmZ 1分で測定したものである。
見水性合成高分子架橋体]
本発明において、 親水性合成高分子架橋体とは、 高分子の少なくとも一部が、 モノマーを重合して得られる重合体を含むものである。
また、 親水性は、 有機概念図一基礎と応用一 (甲田善生著、 三共出版株式会社、 昭和 59年 5月 1 0日発行) において、 高分子の合成部を形成する基となるモノ マーの無機性 ( I ) と有機性 (0) の [ I /O] 値は、 2種類以上のモノマーを 用いる場合も平均値として、 好ましくは 0. 70以上であり、 更に好ましくは 1. 00以上、 特に好ましくは 1. 3 0以上である (但し、 小数点 3位を四捨五入し た。 また、 軽金属塩 (ナトリウム塩等) の無機性を 5 00、 アンモニゥム塩の無 機性を 400とする。 ) 。
さらに、 架橋体とは、 (a) 重合時の自己架橋、 (b) 架橋性モノマーとの共 重合、 (c) ポリマー同士の架橋反応、 (d) 放射線の照射等の方法により架橋 した共有結合性架橋、 (e) 金属イオン等を介したイオン結合性架橋、 ( f ) 水 素結合を介した架橋、 (g ) 部分的な結晶構造に由来した架橋、 (h ) ヘリック ス構造に由来した架橋等、 何れであっても良い。 これらの中では、 後述する架橋 性モノマーとの共重合により得られる架橋体が好ましい。
また、 親水性合成高分子架橋体は、 金属酸化物の安定性からノニオン性、 両性 又はカチオン性であることが好ましく、 カチオン性であることが更に好ましい。 カチオン性とは、 親水性合成高分子架橋体全体が、 カチオン性であればよく、 ァ 二オン性基を有するモノマー (以下、 ァニオン性基含有モノマーという) 及び力 チオン性基を有するモノマ一 (以下、 カチオン性基含有モノマーという) の混合 重合物であっても、 カチオン性基含有モノマーの全力チオン当量が、 ァニオン性 基含有モノマーの全ァニオン当量より、 大であればよい。
[金属酸化物]
本発明に用いられる金属酸化物は、 化粧料用途に使用できるものなら限定され ないが、 酸化亜鉛、 酸化チタン及び酸化セリウムからなる群から選ばれる少なく とも 1種が好ましい。 樹脂粒子中に含有される金属酸化物の平均粒径は、 結晶化 度や U V防御能の低下を防止し、 膨潤した樹脂からの脱落を防止する観点から、 0 . 0 0 5 m以上が好ましく、 0 . 0 1 x m以上がさらに好ましい。 また、 透 明性を極端に低下させない観点から、 l ^ m以下が好ましく、 0 . 3 z m以下が さらに好ましい。
尚、 樹脂粒子中に含有される金属酸化物の平均粒径は、 金属酸化物の水分散液 を室温 (2 0 °C ) で粒径分布測定装置 (マイクロトラック粒度分析計 U P A 2 5 0、 日機装 (株) 製) で測定した重量平均粒径である。
樹脂粒子中の金属酸化物の含有量は、 金属酸化物を含有した樹脂粒子を化粧品 に、配合設計上適度に配合しても充分に金属酸化物の性能を発揮させる観点から、
1質量%以上が好ましく、 1 0質量%以上がさらに好ましい。 また、 モノマーに 分散する段階で、 多量の水を添加して希釈する必要がなく、 膨潤時の金属酸化物 の脱落を防止する観点から、 9 0質量%以下が好ましく、 5 0質量%以下がさら に好ましい。
[樹脂粒子の製法]
本発明の樹脂粒子の製造法は、 分散剤存在: f、 金属酸化物を、 水及び/又はモ ノマー溶液中に分散させる工程 1、 並びに工程 1で得られた分散液及び重合開始 剤存在下、 モノマー (工程 1で得られた分散液、 重合開始剤、 及びモノマーの混 合液を、 以下単にモノマー混合液という) を、 非水系溶媒中、 逆相懸濁又は乳化 重合を行う工程 2を含む。
工程 1において、 金属酸化物の分散は、 分散剤存在下、 水及び/又はモノマー 溶液中、 ポールミル、 超音波分散機、 サンドミルまたはホモジナイザー等、 分散 系に充分なエネルギーを与えられるもので分散を行う。 水及び/又はモノマー溶 液中に、 重合開始剤が存在していてもよい。 分散時間としては、 一般的には、 3 分〜 2時間程度が好ましいが、 分散状態と分散方法の兼ね合いで適切な時間を選 ベば良い。 得られた分散液は、 金属酸化物の平均粒径が 0 . 0 0 5〜 l mであ ることが好ましく、 0 . 0 1〜0 . 3 mがさらに好ましい。
工程 1で用いられる分散剤は、 工程 2で、 モノマーを重合する際に、 金属酸化 物の粒子が、 非水系溶媒に移行することなく、 モノマ一混合液中に存在するよう にさせ、 樹脂粒子中に取り込まれるのを助けるものである。 このような分散剤は、 水溶性であることが好ましく、重合に影響を与えないものなら特に限定されない。 ここで水溶性とは、 2 5 °Cの水に対して、 1質量%以上の溶解性をもつ化合物を 指す。 この溶解性は 1質量%の分散剤水溶液を光路長 1 0 mmの石英セルに入れ、 2 5 °Cで測定した時の、 5 0 0 n mの透過率が 8 0 %以上であることによって確 認できる。
分散剤の具体例としては、 グリセリン、 ジエチレングリコール、 プロピレング リコール等の多価アルコール;ポリォキシエチレンアルキルェ一テル、 ポリェチ レングリコール脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンソルビ夕ン脂肪酸エステル、 アルキルジメチルァミノ酢酸べタイン、 ポリォキシエチレンアルキルテーテル硫 酸塩等の界面活性剤; ポリビニルアルコール、 ポリビエルピロリ ドン、 ポリェチ レンダリコール等のノニオン系ポリマー;ポリアクリル酸塩の部分中和物、 カル ポキシメチルセルロースナトリウム等のァニオン系ポリマー ; カチオン化セル口 ース、 カチオン化デンプン等のカチオン系ポリマー等が挙げられる。
分散剤の使用量は、 金属酸化物の表面を充分に覆い、 十分な分散状態を得る観 点から、 金属酸化物に対して、 0 . 1質量%以上が好ましく、 0 . 5質量%以上 が更に好ましい。 また、 分散剤を無駄にせず、 重合時の安定性に悪影響を与えな い観点から、 5 0質量%以下が好ましく、 2 0質量%以下が更に好ましい。
工程 2においては、 非水系溶媒中、 工程 1で得られた分散液、 及び重合開始剤 存在下、 モノマーを、 逆相懸濁又は乳化重合を行う。 モノマー及び重合開始剤は、 あらかじめ工程 1で得られた分散液中に存在していてもよいし、 重合開始剤、 モ ノマーを、 工程 2で添加してもよい。 重合はラジカル重合開始剤を用いたラジカ ル重合が好ましい。
モノマー混合液と非水系溶媒を混合した後、 攪拌しながら、 重合を開始させる。 重合温度は、 1 0 ~ 9 0 °C程度とするのが好ましく、 反応時間は、 1〜 1 0時間 程度が好ましい。 重合終了後、 溶媒除去、 ろ過等により、 樹脂粒子を非水系溶媒 から分離し、 乾燥させることで金属酸化物を含有した、 樹脂粒子を得ることが出 来る。
ここで用いられる非水系溶媒としては、 へキサン、 ヘプタン、 オクタン、 ドデ カン、 シクロへキサン、 メチルシクロへキサン、 イソオクタン、 水添トリイソブ チレン等の脂肪族炭化水素、 ベンゼン、 トルエン、 キシレン、 ェチルベンゼン等 の芳香族炭化水素、 四塩化炭素、 ジクロルェ夕ン等のハロゲン化炭化水素、 アイ ソバ一等の鉱油、 ォクタメチルシクロテトラシロキサン、 デカメチルシクロペン 夕シロキサン、 へキサメチルジシロキサン、 ォクタメチル卜リシロキサン等のシ リコ一ン系溶剤を用いることができる。
非水系溶媒の使用量は、 全モノマー 1質量部に対して、 1〜2 0質量部が好ま しく、 1〜 1 0質量部が更に好ましい。
また、 モノマー混合液を非水系溶媒中、 安定化させるために、 重合分散剤とし ガーエステル (三菱化成 (株) 製、 商品名) 等の界面活性剤、 ポリビニルアルコ ール、 メチルセルロース、 ェチルセルロース、 ヒドロキシメチルセルロース、 ヒ ドロキシェチルセルロース、 カルボキシメチルセルロース、 カルポキシェチルセ ルロース、 アミノ変性シリコーン等のポリマーを加えることも好ましい。
重合分散剤の使用量は、 全モノマー 1 0 0質量部に対して、 0 . 1〜2 0質量 部が好ましく、 1〜 1 0質量部が更に好ましい。
重合開始剤としては、 水溶性、 非水溶性どちらでも使用することが可能である が、 モノマ一混合液への溶解性から水溶性の開始剤が好ましい。 そのような重合 開始剤としては、 2 , 2 ' ーァゾビス (2—アミジノプロパン) 二塩酸塩、 2, 2 ' —ァゾビス [ 2— ( 5 —メチルー 2—イミダゾリン一 2—ィル) プロパン] 二塩酸塩、 2 , 2 ' —ァゾビス [ 2— ( 2 _イミダゾリン— 2—ィル) プロパン] 二塩酸塩等のァゾ系開始剤、 過硫酸ナトリウム、 過硫酸カリウム、 過硫酸アンモ 二ゥム、 過酸化水素等の過酸化物、 および過硫酸塩と第 3級ァミン、 亜硫酸塩と 酸素、 過硫酸塩と重亜硫酸塩等の組み合わせによるレドックス系開始剤等が挙げ られる。 重合開始剤の使用量は、 全モノマ一に対して、 0 . 0 1〜5モル%が好 ましく、 0 . 0 1〜 3モル%が更に好ましい。
[モノマー]
本発明の重合に使用されるモノマーは、 重合して得られる親水性合成高分子架 橋体が、 水に対して膨潤性を示すようなモノマーを使用することが好ましく、 特 に限定されないが、 水 1 0 0 gに対する溶解度が 1 0 0 g以上の親水性モノマー を使用するのが好ましい。 本発明の重合に使用されるモノマーは、 (ィ) ァミノ 基、 アンモニゥム基、 ピリジル基、 ィミノ基等のカチオン性基含有モノマー、 (口) ヒドロキシ基、 アミ ド基、 エステル基等の親水性ノニオン性基を有するモノマー
(以下、 親水性ノニオン性基含有モノマーという) からなる群から選ばれる 1種 類以上のモノマーを含むことが好ましく、 カチオン性基含有モノマーから選ばれ る 1種類以上を含むことが、 皮膚、 毛髪及び繊維等に積極的に吸着 z残留させる ためには、 さらに好ましい。 アンモニゥム基は、 ポリマーを合成後、 例えばジァ ルキルアミノ基等を、 酸で中和した酸中和物、 又は 4級化剤で 4級化した 4級ァ ンモニゥム塩であってもよい。 これらの官能基はポリマー主鎖又は側鎖どちらに あっても良い。 また本発明の重合には、 (ハ) 架橋性モノマ一を用いることが好 ましい。 また、 上記 (ィ) 〜 (ハ) 以外の他のモノマー (二) も用いることがで きる。
以下各モノマーについて説明するが、 (メタ) ァクリレート、 (メタ) ァクリ ルとは、 それぞれァクリレー卜及び/又はメ夕クリレート、 メタクリル及び 又 はアクリルのことを示す。
(ィ) カチオン性基含有モノマー
本発明に使用されるカチオン性基含有モノマ一は、 ジメチルアミノエチル (メ 夕) ァクリレート、 ジェチルアミノエチル (メタ) ァクリレート、 ジプロピルァ ミノェチル (メタ) ァクリレート、 ジイソプロピルアミノエチル (メタ) ァクリ レート、 ジブチルアミノエチル (メタ) ァクリレート、 ジイソブチルアミノエチ ル (メタ) ァクリレート、 ジ 一ブチルアミノエチル (メタ) ァクリレート、 ジ メチルァミノプロピル (メタ) アクリルアミ ド、 ジェチルァミノプロピル (メタ) アクリルアミ ド、 ジプロピルアミノプロピル (メタ) アクリルアミド、 ジイソプ 口ピルアミノプロピル (メタ) アクリルアミ ド、 ジブチルァミノプロピル (メタ) アクリルアミド、 ジィソブチルアミノプロピル (メタ) アクリルアミド、 ジ t 一 プチルァミノプロピル (メタ) アクリルアミ ド等のジアルキル (好ましくは、 総 炭素数 2〜2 2の) アミノ基を有する (メタ) アクリル酸エステル又は (メタ) アクリルアミド類; ジメチルアミノスチレン、 ジメチルアミノメチルスチレン等 のジアルキルアミノ基を有するスチレン類; 4 _ビニルピリジン、 2—ビニルピ リジン等のビニルピリジン類; N—ビニルイミダゾール等の N—ビニル複素環化 合物類; アミスェチルビ二ルェ一テル、 ジメチルアミノエチルビ二ルェ一テル等 のビニルエーテル類等のアミノ基を有するモノマーの酸中和物あるいは 4級アン モニゥム塩; :ニゥムクロライド、 ジェチルジァリルアン モニゥムクロライド等のジァリル型 4級アンモニゥム塩等が挙げられる。
これらのカチオン性基含有モノマーとして好ましいものは、 一般式 ( I ) 又は (II)で表されるカチオン性基含有ビニルモノマーから選ばれる少なくとも 1種で ある。
Figure imgf000013_0001
[式中、 R1は水素原子又はメチル基を示し、 R2及び R3は同一又は異なって、 炭 素数 1〜 4のアルキル基又はアルケニル基を示し、 R4は水素原子又は炭素数 1〜 4のアルキル基を示し、 Yは一〇一、 一 NH—又は— 0— CH2CH (OH)—基を 示し、 Zは炭素数 1〜4の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基を示し、 X—は酸の共役 塩基、 ハロゲン原子又は炭素数 1〜4のアルキルサルフェート基を示す。 ]
(Π)
Figure imgf000013_0002
[式中、 R5及び R ま同一又は異なって水素原子又はメチル基を示し、 R7及び R8 は同一又は異なって水素原子又は炭素数 1〜4のアルキル基を示し、 X は前記の 意味を示す。 ]
上記一般式 ( I ) で表される化合物の具体例としては、 上記で例示したジアル キルアミノ基を有する (メタ) アクリル酸エステル又は (メタ) アクリルアミド 類を酸で中和した酸中和物あるいは 4級化剤で 4級化した 4級アンモニゥム塩が 挙げられ、 上記一般式(I I)で表される化合物の具体例としては、 上記で例示した ジァリル型 4級アンモニゥム塩が挙げられる。
上記の酸中和物を得るための好ましい酸としては、 塩酸、 硫酸、 硝酸、 酢酸、 ギ酸、 マレイン酸、 フマル酸、 クェン酸、 酒石酸、 アジピン酸、 スルファミン酸、 トルエンスルホン酸、 乳酸、 ピロリ ドン— 2—力ルボン酸、 コハク酸等が挙げら れ、 上記 4級アンモニゥム塩を得るための好ましい 4級化剤としては、 塩化メチ ル、 塩化工チル、 臭化メチル、 ヨウ化メチル等のハロゲン化アルキル、 硫酸ジメ チル、 硫酸ジェチル、 硫酸ジ— n—プロピル等の一般的なアルキル化剤が挙げら れる。
上記一般式( I ) 又は(I I)で表される化合物の中でより好ましいものとしては、 ジメチルアミノエチル (メタ) ァクリレート、 ジェチルアミノエチル (メタ) 7 クリレート、 ジメチルァミノプロピル (メタ) アクリルアミド、 ジェチルァミノ プロピル (メタ) アクリルアミドを前記の 4級化剤で 4級化した 4級アンモニゥ ム塩、 あるいはジメチルジァリルアンモニゥムクロライドが挙げられる。 ここで 酸中和物モノマーは、 系の p H等により中和した酸の解離が起こり、 ポリマ一構 造が変化するため、 粘度の安定性が低いという欠点を有する。 この点からも 4級 アンモニゥム塩型モノマ一がより好ましい。 (口) 親水性ノニオン性基含有モノマ一
本発明で使用される親水性ノニオン性基含有モノマーは、一般式(III)又は(IV) で表される親水性ノニオン性基含有ビニルモノマーが好ましい。
Figure imgf000015_0001
[式中、 R'は前記の意味を示し、 R9及び R1Qは同一又は異なって、 水素原子又は 炭素数 1〜 4の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示す。 ]
Figure imgf000015_0002
[式中、 R'は前記の意味を示し、 A1及び A2は同一又は異なって、 式 _ (CH2)n - (nは 2〜6の整数を示す) で表される基を示し、 Bは _0_又は一 CH2—基 を示す。 ]
一般式(III)で表される親水性ノニオン性基含有ビニルモノマーとしては、 (メ 夕) アクリルアミ ド、 N—メチル (メタ) アクリルアミ ド、 N, N—ジメチル (メ 夕) アクリルアミ ド、 N, N—ジェチル (メタ) アクリルアミ ド、 N— n—プロ ピル (メタ) アクリルアミ ド、 N—イソプロピル (メタ) アクリルアミド、 N— ヒドロキシプロピル (メタ) アクリルアミ ド、 N— t—ブチル (メタ) アクリル アミ ド、 N _イソブチル (メタ) アクリルアミ ド等が挙げられる。 一般式(IV)で 表される親水性ノニオン性基含有ビニルモノマーとしては、 N— (メタ) ァクロ ィルモルホリン等が挙げられるが、 本発明はかかる例示のみに限定されるもので はなく、 またこれらの親水性ノニオン性基含有ビニルモノマーは、 、単独または 2 種以上を混合して用いることができる。
これらの親水性ノニオン性基含有ビニルモノマーの中では、 N, N—ジ置換ァ クリルアミ ドを用いた場合に使用感的に特に好ましく、 更には N, N—ジメチル (メタ) アクリルアミ ド、 N , N—ジェチル (メタ) アクリルアミ ドが、 ェタノ ール水溶液ゃァニオン活性剤水溶液をも増粘安定化できるため、 応用範囲は広く 好ましい。
他の親水性ノニオン性基含有モノマ一として、 N—ヒドロキシェチル (メタ) ァクリレート等のヒドロキシアルキル (炭素数 1〜8 ) 基を有する (メタ) ァク リル酸エステル; ポリエチレングリコール (メタ) ァクリレート (エチレンダリ コールの重合度 1〜3 0 ) 等の多価アルコールの (メタ) アクリル酸エステル等 が挙げられる。
(ハ) 架橋性モノマー
本発明で使用される架橋性モノマーは、 少なくとも 2個の重合性不飽和基を分 子中に有する架橋性ビニルモノマーであり、 重合性不飽和基として、 ビニル基、
(メタ) ァクリロイル基及びァリル基からなる群から選ばれる少なくとも 1種以 上の基を、 好ましく挙げられる。 そのようなモノマーは、 例えばエチレングリコ —ルジ (メタ) ァクリレ一ト、 ジエチレングリコールジ (メタ) ァクリレート、 ポリエチレングリコールジ (メタ) ァクリレート、 プロピレングリコールジ (メ 夕) ァクリレート、 ジプロピレングリコ一ルジ (メタ) ァクリレート、 ポリプロ ピレングリコールジ (メタ) ァクリレート、 1 , 2—ブチレングリコールジ (メ タ) ァクリレート、 1 , 3—ブチレングリコ一ルジ (メタ) ァクリレート、 ネオ ペンチルダリコールジ (メタ) ァクリレート、 グリセリンジ (メタ) ァクリレー ト、 グリセリントリ (メタ) ァクリレート、 トリメチロールプロパントリ (メタ) ァクリレート、 ペン夕エリスリ トールテトラ (メタ) ァクリレート等の多価アル コールの (メタ) アクリル酸エステル化合物; N—メチルァリルアクリルアミ ド、 N—ビニルアクリルアミ ド、 N, N ' —メチレンビス (メタ) アクリルアミ ド、 ビスアクリルアミ ド酢酸等のアクリルアミ ド化合物; ジビニルベンゼン、 ジビニ ルエーテル、 ジビニルエチレン尿素等のジビニル化合物 ; ジァリルフタレート、 ジァリルマレート、 ジァリルアミン、 トリアリルアミン、 トリァリルアンモニゥ ム塩、 ペンタエリスリ トールのァリルエーテル化体、 分子中に少なくとも 2個の ァリルエーテル単位を有するスクローゼのァリルエーテル化体等のポリァリル化 合物; ビニル (メタ) ァクリレート、 ァリル (メタ) ァクリレート、 2 -ヒドロ キシー 3 _ァクリロイルォキシプロピル (メタ) ァクリレート等の不飽和アルコ ールの (メタ) アクリル酸エステル等が挙げられる。
これらの架橋性モノマーの中では、 エチレングリコールジ (メタ) ァクリレー ト、 ポリエチレングリコ一ルジ (メタ) ァクリレート、 ジビニルベンゼン、 ペン タエリスリ トールトリァリルエーテル、 ペン夕エリスリ トールテトラァリルエー テルが好ましい。
本発明に使用しうる架橋性モノマーの量は、 樹脂粒子の溶解を防止し、 金属酸 化物の樹脂粒子からの脱落を防止する観点から、 モノマー全質量に対して、 0 . 0 0 2質量%以上が好ましく、 0 . 0 1質量%以上が更に好ましい。 また、 水膨 潤性がなく固い粒子となって、 変形等による皮膚、 毛髪及び繊維等への吸着性を 著しく低下させることを防止する観点から、 1 0質量%以下が好ましく、 5質量% 以下が特に好ましい。
(二) 他のモノマー
本発明に用いられる他のモノマーとしては、 たとえばメチル (メタ) ァクリレ ート、 ェチル (メタ) ァクリレート、 n—プロピル (メタ) ァクリレート、 イソ プロピル (メタ) ァクリレート、 n—プチル (メタ) ァクリレート、 イソブチル (メタ) ァクリレート、 t 一ブチル (メタ) ァクリレート.、 n—ペンチル (メタ) ァクリレート、 ネオペンチル (メタ) ァクリレート、 シクロペンチル (メタ) ァ クリレート、 n—へキシル (メタ) ァクリレート、 シクロへキシル (メタ) ァク リレート、 n—才クチル (メタ) ァクリレート、 イソォクチル (メタ) ァクリレ —ト、 2—ェチルへキシル (メタ) ァクリレート、 n—デシル (メタ) ァクリレ ート、 イソデシル (メタ) ァクリレート、 ラウリル (メタ) ァクリレート、 トリ デシル (メタ) ァクリレート、 ステアリル (メタ) ァクリレート、 イソステアリ ル (メタ) ァクリレート、 ベへニル (メタ) ァクリレート、 フエニル (メタ) ァ クリレート、 トルィル (メタ) ァクリレート、 キシリル (メタ) ァクリレート、 ベンジル (メタ) ァクリレート、 2—エトキシェチル (メタ) ァクリレート、 2 一ブトキシェチル (メタ) ァクリレート、 2—フエノキシ (メタ) ァクリレート、 2—メ トキシプロピル (メタ) ァクリレ一ト、 3—メ トキシプロピル (メタ) ァ クリレート、 2 —エトキシプロピル (メタ) ァクリレート、 3 _エトキシプロピ ル (メタ) ァクリレート等の (メタ) アクリル酸エステル; 2 _アクリルアミド 一 2—メチルプロパンスルホン酸、 スチレンスルホン酸ナトリウム、 2—スルホ ェチルメタクリレート、 マレイン酸、 ィタコン酸、 (メタ) アクリル酸、 ビニル ホスホン酸、 (メタ) ァクリロイロキシアルキルリン酸等のァニオン性基含有モ ノマー ; N— (3—スルホプロピル) 一 N—ァクリロイルォキシェチルー N , N 一ジメチルアンモニゥムべタイン、 N— ( 3—スルホプロピル) — N—メタクリ ロイルアミ ドプロピル一 N, N—ジメチルアンモニゥムべ夕イン、 N— ( 3—力 ルポキシメチル) —N—メタクリロイルアミ ドプロピル— N , N—ジメチルアン モニゥムべ夕イン、 N— ( 3 _スルホプロピル) —N—メ夕クリロイルォキシェ チルー N , N—ジメチルアンモニゥムベタイン、 N—カルボキシメチル一 N—メ 夕クリロイルォキシェチルー N, N—ジメチルアンモニゥムベタイン等のベタイ ン類が挙げられ、 混合モノマーの親水性や得られる高分子の水膨潤性を阻害しな い程度に任意に用いることができる。
上記の中で、 親水性合成高分子架橋体が、 上記一般式 ( I ) 又は(I I)で表され るカチオン性基含有ビニルモノマーの少なくとも 1種と、 上記一般式(Π Ι)又は (IV)で表されるノニオン性基含有ビニルモノマ一の少なくとも 1種と、 少なくと も 2個の重合性不飽和基を分子中に有する架橋性ビニルモノマーの少なくとも 1 種とを必須構成モノマーとし、 ラジカル重合することにより得られるものが、 更 に好ましい。
[化粧料]
本発明の化粧料は、本発明に係わる樹脂粒子を、好ましくは 0 . 1〜5 0質量%. 更に好ましくは 0 . 5〜3 0質量%、 特に好ましくは 1〜 2 0質量%含有する。 本発明の化粧料は、 通常の方法に従って製造でき、 例えばへアシャンプ一、 へ ァリンス、 ヘアトリートメント、 ヘアコンディショナ一、 ヘアパック、 ヘアロー シヨン等の毛髪化粧料;洗顔料、 全身洗浄料、 皮膚用ローション、 ファンデーシ ヨン、 スキンミルク、 スキンクリーム、 乳液等の皮膚化粧料等とすることができ る。 好ましい剤形としては、 洗顔料、 全身洗浄料、 ヘアシャンプー、 ヘアリンス 等のリンスオフ剤、 ヘアローション、 皮膚用ローション、 スキンミルク、 スキン クリーム等のリーブオン剤である。
本発明の化粧料には、 前記の成分の他、 通常化粧料に用いられる成分、 例えば、 界面活性剤、 起泡性向上剤、 ポリオール類、 低級アルコール、 油分、 増粘剤、 シ リコーン類、 保湿剤、 湿潤剤、 感触向上剤、 消炎剤、 紫外線吸収剤、 酸化防止剤、 防腐剤、 殺菌剤、 抗菌剤、 粉体、 香料、 色素、 着色顔料、 スクラブ剤、 パール化 剤、 温感剤、 薬効成分、 p H調整剤等を、 本発明の効果を損なわない範囲で配合 することができる。
界面活性剤のうち、 ァニオン性界面活性剤としては、 脂肪酸塩、 アルキルエー テル硫酸塩、 ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、 ポリオキシエチレン アルキルエーテルアミ ドカルボン酸塩、 ポリオキシエチレンアルキルエーテルァ ミ ドスルホン酸塩、 ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、 アルキルリン 酸塩、 アルキルイセチオン酸塩、 アルキルスルホン酸塩、 アルキル硫酸塩、 アル キルベンゼンスルホン酸塩、 ァシル化アミノ酸塩、 N—ァシルー N—メチルタウ リン塩、 α—才レフインスルホン酸塩等、 非イオン性界面活性剤としては、 ポリ ォキシエチレン脂肪酸エステル、 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、 ポリオキシ エチレンソルビタン脂肪酸エステル、 グリセリン脂肪酸エステル、 ポリオキシェ チレンアルキルエーテル、ポリォキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、 アルキルダルコシド、 アルキルサッカライド系界面活性剤等、 両性界面活性剤と しては、 カルポベタイン系、 アミ ドべタイン系、 スルホベタイン系、 ホスホベタ イン系、 イミダゾリウムべタイン系界面活性剤が挙げられる。 塩としては、 アル カリ金属塩、 アルカノールァミン塩等が挙げられる。 界面活性剤は、 洗顔料、 全 身洗浄料、 ヘアシャンプー等の洗浄剤には、 全組成中、 1〜2 0質量%配合する ことが好ましい。
増粘剤としては、 例えばキサンタンガム、 力ルポキシビ二ルポリマ一、 カチォ ン化セルロース、 ヒアルロン酸ナトリウム、 アルギン酸キチン、 キトサン、 カル ポキシメチルセル口一ス、 メチルヒドロキシプロピルセルロース、 ィオタ一カラ ギーナン、 ラムダ一力ラギ一ナン、 プルラン、 キクラゲ、 ガティガム、 トレハロ —ス、 寒天等が挙げられる。 本発明の化粧料は、 前述した測定法により、 リンス オフ剤では、 3 0 0〜 3 , 0 0 0 m - P a / s , リーブオン剤では、 3 0〜 3 0 , 0 0 O m · P a / sの粘度 (2 5 °C ) を有することが好ましい。
油分としては、 例えば固体状若しくは液体状パラフィン、 ワセリン、 クリスタ ルオイル、 セレシン、 ォゾケライ ト、 モンタンロウ、 スクヮラン、 スクワレン等 の炭化水素類;ユーカリ油、 硬化パ一ム油、 ココヤシ油、 ハツ力油、 月見草油、 ミツロウ、 ツバキ油、 アーモンド油、 カカオ油、 ヒマシ油、 ゴマ油、 マカデミア ナッツ油、 ヒマヮリ油、 ピーナッツ油、 アポガド油、 牛脂、 豚脂、 馬脂、 卵黄脂、 ォリーブ油、 カルナゥバロウ、 ラノリン、 水添ラノリン、 ホホバ油; グリセリン モノステアリン酸エステル、 グリセリンジステアリン酸エステル、 グリセリンモ ノォレイン酸エステル、 パルミチン酸ミリスチル、 パルミチン酸セチル等が挙げ られる。 シリコーン類としては、 例えばォク夕メチルポリシロキサン、 テトラデカメチ ルポリシロキサン、 メチルポリシロキサン、 高重合メチルポリシロキサン、 メチ ルフエ二ルポリシロキサンの他、 ォクタメチルシクロテトラシロキサン、 デカメ チルシクロペン夕シロキサン等のメチルポリシクロシロキサン、 トリメチルシ口 キシケィ酸、 さらには、 ポリエーテル変性シリコーン、 ポリエーテル · アルキル 変性シリコーン、 ォキサゾリン変性シリコーン、 アルキルグリセリルエーテル変 性シリコーン等を挙げることができる。
p H調整剤としては、 例えば水酸化ナトリウム、 水酸化カリウム、 水酸化リチ ゥム等の金属水酸化物、 トリエタノールァミン、 イソプロパノールァミン、 ジィ ソプロパノールァミン、 尿素、 ε —アミノカプロン酸、 ピロリ ドン力ルポン酸ナ トリウム、 リン酸水素ナトリウム、 クェン酸ナトリウム、 クェン酸、 乳酸、 コハ ク酸、 酒石酸等の有機酸類、 グリシンべタイン、 リジンべ夕イン等のベ夕イン類 等が挙げられる。 本発明の化粧料は、 ρ Η 3〜 1 0が好ましい。
また、 本発明の化粧料には、 汎用の紫外線吸収剤を加えてもよい。 かかる紫外 線吸収剤としては、 ォクチルメトキシシンナメート、 ベンゾフエノン、 ベンゾフ ェノン誘導体、 パラアミノ安息香酸類、 ベンゾィルメタン類等が挙げられる。 こ れらの市販品としては、 ォクチルメ トキシシンナメートとしてパーソール M C X (ジポダン社製) ;ベンゾフエノン誘導体のうち、 2—ヒドロキシー 4—メトキ シベンゾフエノンとしてュビナール Μ— 4 0 ( B A S F社製) 、 ベンゾフエノ ンスルホン酸としてュビナール M S— 4 0 ( B A S F社製) 、 ベンゾフエノン スルホン酸ナトリゥムとしてュビナール M S— 4 0のナトリウム塩;パラアミ ノ安息香酸類のうち、パラジメチルァミノ安息香酸としてエス力ロール 5 0 7 (D a n Dy k社製) 、 ォクチルトリァゾンとしてュビナール T— 1 50 (B A S F社製) ;ベンゾィルメタン類としては、 プチルメトキシジベンゾィルメタン としてパ一ソ一ル 1 7 8 9 (ジポダン社製) 等を使用することができる。 これら の紫外線吸収剤は、 全組成中に 0. 2〜1 0質量%配合するのが好ましい。
金属酸化物を内包した疎水性粒子は、 洗浄系で、 皮膚残留性が低く、 極めて低 い UV防御能しか得られない。 しかし、 本発明の樹脂粒子を含有する洗浄料等の リンスオフ系の化粧料では、 界面活性剤のイオン性と反対イオンの親水性合成高 分子架橋体を用いた場合に、 すすぎ時に活性剤濃度が減少するため粒子表面の電 荷不足等により分散状態が不安定化し、 金属酸化物を含んだ親水性合成高分子架 橋体を、 皮膚上に効率よく残留させることが可能となる。
また、本発明の樹脂粒子を含有するローション等のリーブオン系の化粧料では、 塗り広げるときに膨潤した親水性合成高分子架橋体が変形し、 内包した金属酸化 物が肌上に均一に広がるために少ない使用量で効率的に肌を被覆することが可能 であり、 しかも塗り広げた時の感触を損ねることもない。
本発明の樹脂粒子を含有する化粧料は、 皮膚、 毛髪および繊維等への高い吸着 性を有し、 化粧料中の配合安定性も高く、 微粒子金属酸化物の持っている UV防 御能、 抗菌能、 消臭能を効果的に発現することができる。
実施例
実施例 1
酸化亜鉛 (堺化学 (製) 、 F I NEX— 7 5) 20 g、 イオン交換水 80 g、 カチオン化セルロース (M— 80、 花王 (製) ) 0. 2 gをビーズミルにて 2時 間分散処理を行い、 平均粒径 0. 6 zmの酸化亜鉛分散液を得た。 この分散液に ジメチルアクリルアミ ド ( I /O値 : 1. 3 7 ) 40 g、 ジメチルァミノプロピ ルメ夕アクリルアミ ドの塩化メチル付加物 (MAPTAC : 日東化学工業 (株) 製、 I /〇値 ·· 3. 1 7) 20 g、 ポリエチレングリコールジメ夕クリレート (N K一 9 G :新中村化学 (株) 製、 I ZO値: 1. 56) 0. 02 g、 2 , 2 ' 一 ァゾビス (2—アミジノプロパン) 二塩酸塩 0. 1 5 gを混合溶解し、 酸化亜鉛 モノマ一分散液を調製した。 別に、 シュガーエステル (三菱化学フ一ズ (製) 、 S - 5 7 0 ) 3 gを n—へキサン 500 gに溶解分散した溶液を調製し、 先に調 製した酸化亜鉛モノマー分散液を加え、 ホモミキサーで 5分間の分散処理 (1 0 000回転) を行い、 酸化亜鉛モノマー分散滴が 1 0 /im以下になっているのを 光学顕微鏡で確認した。 次に、 この分散体を窒素導入管、 攪拌翼、 温度計、 冷却 管付き 2 Lの反応装置に移し、 昇温して 50〜55°Cで 1時間反応した後、 脱水 管を装着し、 昇温して脱水率 90 %まで脱水させた。 冷却後、 吸引ろ過して粉体 を回収し、 50での減圧乾燥機で乾燥して白色の樹脂粒子 ( IZO値: 1. 9 7) を得た。
実施例 2
酸化亜鉛 (堺化学 (製) 、 F I NEX— 7 5) 20 g、 イオン交換水 80 g、 ポリビニルピロリ ドン (平均分子量 1 5万) l g、 ジメチルアクリルアミド ( I ZO値: 1. 3 7 ) 40 g、 ジメチルァミノプロピルメタアクリルアミ ドの塩化 メチル付加物 (MAPTAC : 日東化学工業 (株) 製、 I /O値: 3. 17) 2 0 g、 ポリエチレングリコールジメタクリレート (NK- 9 G:新中村化学 (株) 製、 I /O値: 1. 56 ) 0. 0 5 gをビーズミルで 2時間分散処理を行い、 平 均粒径 0. 4 μπιの酸化亜鉛分散液を得た。 さらに分散液に、 2, 2 ' —ァゾビ ス (2—アミジノプロパン) 二塩酸塩 0. 1 5 gを混合溶解しモノマー分散液を 調製した。 別に、 シュガーエステル (三菱化学フ一ズ (製) 、 S— 5 70 ) 3 g を n—へキサン 500 gに溶解分散した溶液を調製し、 先に調製した酸化亜鉛モ ノマ一分散液を加え、 ホモミキサーで 5分間の分散処理 (1 0000回転) を行 い、 酸化亜鉛モノマ一分散滴が 1 0 m以下になっているのを光学顕微鏡で確認 した。 次に、 この分散体を窒素導入管、 攪拌翼、 温度計、 冷却管付き、 2 Lの反 応装置に移し、 昇温して 50〜5 5°Cで 1時間反応した後、 脱水管を装着し、 昇 温して脱水率 90 %まで脱水させた。冷却後、吸引ろ過して粉体を回収し、 50°C の減圧乾燥機で乾燥して白色の樹脂粒子 ( I /O値: 1. 97) を得た。
実施例 3
酸化亜鉛 (堺化学 (製) 、 F I NEX— 7 5) 3 0 g、 イオン交換水 80 g、 ポリアクリル酸ソ一ダ (平均分子量 8000、 中和度 9 5 %) 3 gをビーズミル にて 2時間分散処理を行い、 平均粒径 0. 1 mの酸化亜鉛分散液を得た。 この 分散液にジメチルアクリルアミド ( 1 /0値: 1. 37 ) 20 g、 N, N—ジメ チルアミノエチルメタクリル酸ジェチル硫酸塩 ( I Z〇値: 2. 1 2 ) の 8 0 % 水溶液 (MRCュニテック (株) 製) 50 g、 ポリエチレングリコ一ルジメタク リレート (NK— 14 G :新中村化学 (株) 製、 I /O値: 1. 67) 0. 0 2 g、 2, 2 ' ーァゾビス (2—アミジノプロパン) 二塩酸塩 0. 1 5 gを混合分 散し、 酸化亜鉛モノマー分散液を調製した。 別に、 ァミノ変性シリコーン (信越 化学工業 (株) 製: KF 8 6 1) 3 gを n—へキサン 500 gに溶解分散した溶 液を調製し、 先に調製した酸化亜鉛モノマー分散液を加え、 ホモミキサーで 5分 間の分散処理 ( 1 0000回転) を行い、 酸化亜鉛モノマー分散滴が 1 0 /im以 下になつているのを光学顕微鏡で確認した。 次に、 この分散体を窒素導入管、 攪 拌翼、 温度計、 冷却管付き、 2 Lの反応装置に移し、 昇温して 5 0〜 5 5°Cで 1 時間反応した後、 脱水管を装着し、 昇温して脱水率 9 0 %まで脱水させた。 冷却 後、 吸引ろ過して粉体を回収し、 5 0°Cの減圧乾燥機で乾燥して白色の樹脂粒子 ( I /〇値: 1. 8 7) を得た。
比較例 1
実施例 1において、 酸化亜鉛を分散させるときに使用した分散剤 (カチオン化 セルロース) を使用しないこと以外は、 実施例 1と同様の操作を行い、 白色の樹 脂粒子を得た。
比較例 2
実施例 1において、 架橋剤 (ポリエチレングリコ一ルジメタクリレート) を使 用しないこと以外は、 実施例 1と同様の操作を行い、 白色の樹脂粒子を得た。 比較例 3
酸化亜鉛 (堺化学 (製) 、 F I NEX— 5 0 L P) 2 0 g、 シリコーンオイル (信越化学工業 (株) 製、 KF 9 6 A— 1 0 0 0 c s ) 1 g、 ラウリルメタクリ レート ( I ZO値: 0. 2 8 ) 5 0 g、 エチレングリコールジメタクリレート ( I /〇値: 0. 9 7) 1 0 gの混合物をビーズミルにて 2時間分散処理を行い、 平 均粒径 0. 3 zmの酸化亜鉛分散液を得た。 この分散液に過酸化ラウロイル 1. 2 gを混合溶解し、 酸化亜鉛モノマー分散液を調製した。 別に、 ポリビニルアル コール (日本合成 (株) 、 GH— 1 7) 1 g、 をイオン交換水 500 gに溶解分 散した溶液を調製し、 先に調製した酸化亜鉛モノマー分散液を加え、 ホモミキサ 一で 5分間の分散処理 (1 0 0 0 0回転) を行い、 酸化亜鉛モノマ一分散滴が 1 0 m以下になっているのを光学顕微鏡で確認した。 次に、 この分散体を窒素導 入管、 攪拌翼、 温度計、 冷却管付き、 2 Lの反応装置に移し、 昇温して 70°Cで 1 2時間反応した。 冷却後、 吸引ろ過して粉体を回収し、 50での減圧乾燥機で 乾燥して白色の樹脂粒子 ( I /O値: 0. 3 9) を得た。
実施例 1〜 3及び比較例 1〜 3で得られた樹脂粒子中の酸化亜鉛の平均粒径、 樹脂粒子の平均粒径、 ΔΤ (%) 及び水分散液粘度を下記方法で測定した。 結果 を表 1に示す。
<樹脂粒子中の酸化亜鉛の平均粒径 >
酸化亜鉛の水分散液を室温 (20°C) で粒径分布測定装置 (マイクロトラック 粒度分析計 UPA 25 0、 日機装 (株) 製) で測定して得た重量平均粒径を、 酸 化亜鉛の平均粒径とした。
ぐ樹脂粒子の平均粒径 >
酸化亜鉛内包樹脂粒子のへキサン分散液を室温 (20で) で粒径分布測定装置 (L S— 230、 ベックマンコール夕一社製) で測定して得た重量平均粒径を、 樹脂粒子の平均粒径とした。
<ΔΤ ( ) >
酸化亜鉛内包樹脂粒子を、 酸化亜鉛 0. 0 1質量%になるようにイオン交換水 で希釈分散後に厚さ 1 0mmの石英セルに入れて、 分光光度計 (日立 U— 400 0型) にて、 20°Cで透過率 (%) を測定し、 波長 550 nmの透過率 (%) か ら 3 5 0 nmの透過率 (%) を引いた値を Δ T (%) とした。
<水分散液粘度 >
表 1に示す樹脂粒子濃度の水分散液の粘度を、 B型粘度計で、 25°Cの条件下、 測定範囲内になる各種口一ターを用い、 6 r pm/ 1分で測定した,
Figure imgf000029_0001
処方例 1及び比較処方例 1〜 2
表 2に示す組成の O ZW型乳液を常法により製造し、 得られた乳液の保存安定 性及び使用感について、 下記方法で評価した。 結果を表 2に示す。
ぐ保存安定性 >
ガラス製容器に、 乳液を室温 (2 0 °C ) で 1力月密閉保存したときの安定状態 を、 下記の 2段階で判定した。
〇:沈降分離なし
X :沈降分離あり
<使用感>
乳液の使用感を、 専門パネラー 1人によって判断し、 下記基準で評価した。 〇: 良好
Δ:やや良好
処方例 比較処方例
1 1 2 ステアリン酸 3 3 3 ポリオキシエチレン (10モル)モノォレート 2 2 2 油 流動パラフィン 10 10 10 ワセリン 3 3 3 乳
相 ジカプリン酸ネオペンチルグリコール 2 2 2 パラメトキシ桂皮酸ォクチル 2 2 9 組 比較例 3の樹脂粒子 5 成 実施例 3の樹脂粒子 5
比較例 1の樹脂粒子 5 ぺムレン TR- 1 (goodrich社製) 0.1 水
炭酸ナトリウム 0.01
% ポリエチレングリコ一ル 400 3 3 3 相
防 腐 斉 « 微量 微量 微 香 料 微量 微量 1i¾m 精 製 水 / ランス / ランス バランス 口 ST 100 100 100 評 保 存 安 定 性 〇 X X 価
糸口
使 用 感 〇 Δ 〇 果 処方例 2〜 4及び比較処方例 3
表 3に示す組成の皮膚洗浄料を常法により製造し、 得られた洗浄料の保存安定 性及び使用感について、 下記方法で評価した。 結果を表 3に示す。
ぐ保存安定性 >
ガラス製容器に、 皮膚洗浄料を室温 (2 0 °C ) で 1力月密閉保存したときの安 定状態を、 下記の 2段階で判定した。
〇:沈降分離なし
X :沈降分離あり
ぐ使用感>
専門パネラー 1人によって、 皮膚洗浄料で洗浄後の肌感触について以下の評価 基準で評価した。
5点:非常にすベすベする
4点:すべすベする
3点:ふつう
2点:つっぱる
1点:非常につつばる
窗'
処方例 比較処方例
2 3 4 3 モノアルキル (平均炭素数: 12)リ
1 2 12 ン酸カリウム
脂肪酸(平均灰素数: 12)カリウム 15 ノ又 ポリオキシエチレン(平均 EO付加モ
ル数 3)アルキル(平均炭素数:12) 15
エー亍ル硫酸ナ卜リウム
アルキル(平均炭素数: 12)グルコ
洗 Ό 6 シド
浄 モノ脂肪酸 (平均炭素数 : 12)グリ
リル 2 2 料
アルキル(平均炭素数: 12)ヒドロ ς
キシスルホベタイン
脂肪酸 (平均炭素数: 12)アミドプ'
成 5
口ピルべタイン
実施例 1の樹脂粒子 1
実施例 3の樹脂粒子 1 1
里 比較例 1の樹脂粒子 1
%
パール化剤 4 4 4 4 pH調整剤、香料、防腐剤 適星 適量 適里 適 d 精 製 水 /くランス バランス バランス バランス ム H+ 100 100 100 100 保 存 安 定 性 〇 o 〇 X 結
使 用 感 (洗浄後の肌感触) 4 4〜5 4〜5 2〜3 果

Claims

請求の範囲
1. 金属酸化物を含有した樹脂粒子であって、 下記式で表される ΔΤ ( ) が 20以上である樹脂粒子。
ΔΤ (%) =透過率 (%) ( 550 nm) —透過率 (%) ( 350 nm) (式中、 透過率は、 金属酸化物濃度が 0. 01質量%となるように前記樹脂粒子 を水に分散させた水分散液で測定した値である。 )
2. 金属酸化物を含有した、 親水性合成高分子架橋体からなる樹脂粒子。
3. 金属酸化物の平均粒径が、 0. 00 5〜 1 mである請求項 1又は 2記載 の樹脂粒子。
4. 樹脂粒子の水分散液粘度が 10m · P aZs以上となる、 水分散液中の樹 脂粒子濃度が 10質量%以下である請求項 1又は 2記載の樹脂粒子。
5. 金属酸化物が、 酸化亜鉛、 酸化チタン及び酸化セリウムからなる群から選 ばれる少なくとも 1種である請求項 1又は 2記載の樹脂粒子。
6. 親水性合成高分子架橋体が、 カチオン性である請求項 2記載の樹脂粒子。
7. 親水性合成高分子架橋体が、 一般式 (I) 又は(II)で表されるカチオン性 基含有ビニルモノマーの少なくとも 1種と、一般式(III)又は(IV)で表される親水 性ノニオン性基含有ビニルモノマーの少なくとも 1種と、 少なくとも 2個の重合 性不飽和基を分子中に有する架橋性ビニルモノマーの少なくとも 1種とを必須構 成モノマーとし、 ラジカル重合することにより得られるものである請求項 2記載 の樹脂粒子。 X (I)
Figure imgf000035_0001
[式中、 R1は水素原子又はメチル基を示し、 R2及び R3は同一又は異なって、 炭 素数 1〜 4のアルキル基又はアルケニル基を示し、 R4は水素原子又は炭素数 1〜 4のアルキル基を示し、 Yは— O—、 一 NH—又は一〇一 CH2CH (〇H)—基を 示し、 Zは炭素数 1〜4の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基を示し、 X-は酸の共役 塩基、 ハロゲン原子又は炭素数 1〜4のアルキルサルフェート基を示す。 ]
(Π)
Figure imgf000035_0002
[式中、 R5及び R6は同一又は異なって水素原子又はメチル基を示し、 R7及び R8 は同一又は異なって水素原子又は炭素数 1〜4のアルキル基を示し、 X—は前記の 意味を示す。 ] O R
CH2二 C— C一 N— R10 ( III )
[式中、 R1は前記の意味を示し、 R9及び R1Dは同一又は異なって、 水素原子又は 炭素数 1〜 4の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示す。 ]'
R1 O
CH2=C— C-N B (IV)
- A
[式中、 R1は前記の意味を示し、 及び A2は同一又は異なって、 式一(CH2)n - (nは 2〜6の'整数を示す) で表される基を示し、 Bは—〇一又は _CH2—基 を示す。 ]
8. 請求項 1又は 2記載の樹脂粒子を含有する化粧料。
9. 分散剤存在下、 金属酸化物を、 水及び/又はモノマー溶液中に分散させる 工程 1、 並びに工程 1で得られた分散液及び重合開始剤存在下、 モノマーを、 非 水系溶媒中、 逆相懸濁又は乳化重合を行う工程 2を含む、 請求項 1又は 2記載の 樹脂粒子の製造法。
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