WO2003053670A1

WO2003053670A1 - Toile et rideau utilisant une telle toile

Info

Publication number: WO2003053670A1
Application number: PCT/JP2002/006099
Authority: WO
Inventors: Masanobu Takeda; Masao Seki; Kaoru Tatsumi
Original assignee: Toray Industries, Inc.
Priority date: 2001-12-21
Filing date: 2002-06-19
Publication date: 2003-07-03
Also published as: CN1606497A; EP1457311A1

Description

明細書シート、およびそれを用いたカーテン技術分野

本発明は、防炎性、光線制御性、制電性に優れたシート、およびそれを用いたカーテンに関する。背景技術

従来、機能性シートとして、空間仕切膜、農業用シート、パーテーシヨン、力一テン、ロールブラインド等が例示されるが、それらに付与されている性能として、例えば、空間仕切膜では、防炎性、遮光性、農業用シートでは結露防止性、紫外光線遮蔽性、パーテーシヨンでは、防炎性、遮光性、また、遮光カーテン、ロールブラインドでは防炎性、遮光性等であった。しかしながら、防炎性、制電性に可視光線透過性、紫外光線遮蔽性、赤外光線遮蔽性の光線制御性を高度にかねそなえたものは提案されていなかった。

なかでもカーテン、ロールブラインドについては、特に店舗等において省エネ性と内部の保護等の観点から、ガラス面を透過して入射する紫外光線、赤外光線を遮蔽できるものが求められているが、従来の厚手布を使用したものでは上記目的は達成できるものの可視光線まで遮蔽してしまい、その結果、内部、外部からの視認性が無くなつてしまう問題があつた。

それに対し、「赤外光線遮蔽層がコーティングされている透明フィルムと、布地とが積層されてなる赤外光線遮蔽布」（特開平 5— 2 7 2 2 7 9号公報）の積層体も提案されているが、難燃性を考慮したものではなく店舗等には不適であり , 現状、防炎性に優れ、かつ光線制御性、制電性、機械特性に優れた機能性シートは提案されていない。発明の開示

本発明は、かかる従来の欠点に鑑み、防炎性、制電性に優れ、透光性、紫外光線遮蔽性、赤外光線遮蔽性なる光線制御性をかねそなえたシートについて、鋭意検討した結果、熱可塑性樹脂からなるフィルムの少なくとも片面に、防炎性化合物を含有する繊維布帛を積層することで、かかる課題を解決できることを究明した。発明を実施するための最良の形態

本発明は、次のような構成を有する。熱可塑性樹脂からなるフィルムの少なくとも片面に、防炎性化合物を含有する繊維布帛が積層されており、かつ、該繊維布帛が該フィルムと同種の熱可塑性樹脂からなることを特徴とする。

本発明のシートは、フィルムと繊維布帛の積層体であり、このような積層体に防炎性を付与するためには、それぞれが異種素材の組み合わせであればその溶融開始温度、分解温度、発火点等の燃焼挙動の差により燃えやすくなるため、構成する熱可塑性樹脂を同種のものに統一することが重要である。また、該構成において後述する繊維布帛に防炎化合物を添加する場合においても、上述の通り燃焼挙動に差が生じないため防炎化合物の添加効果が非常に高いことを見出した。ここで同種とは、添加物以外の主たる構成成分の熱可塑性樹脂が同じであることをいう。

本発明においてフィルム、繊維布帛を構成する熱可塑性樹脂としては、たとえばナイロン 6、ナイロン 6 6等のポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタレート，ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフイン樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリウレタン樹脂を使用することができる。なかでもナイロン 6およびポリエチレンテレフタレ一卜が好ましく、さらにはフィルムの可視光線透過性、繊維の機械強度等の点からポリェチレンテレフタレートは好ましく使用することができる。

本発明に使用するフィルムは、紫外光線遮蔽および Zまたは赤外光線遮蔽機能を有する。該機能をフィルムに付与する方法としては、フィルムに該機能性化合物を練り込むか、コーティング、蒸着またはスパッタリング方式等でフィルム表面に該機能性化合物の層を形成させてもよい。また、これらを併用してもよい。本発明シートの可視光線透過率をできるだけ高くするために、前記機能性を付与する場合にフィルムの可視光線透過性を損なわないようにすることが重要である。

本発明の紫外光線遮蔽性を付与するための化合物としては、有機系または無機系の紫外光線吸収剤や紫外光線反射剤を使用する。有機系化合物として、トリァゾール系化合物では、例えば、 2— ( 2 ' —ヒドロキシー 3 ' , 5 ' —ジ— t — ブチルフエニル）一 5—クロ口べンゾトリアプール、 2— ( 5—メチルー 2 —ヒドロキシフエニル）ベンゾトリアゾール、 2— ( 2 ' —ヒドロキシ— 3 ' — t — ァミノ一 5 ' —イソブチルフエニル）一 5—クロ口べンゾトリァゾール、 2— ( 3 , 5 —ジ一 t 一ブチル一 2 —ヒドロキシフエニル）ベンゾトリアゾール、 2 一（2 ' —ヒドロキシ— 5 ' — 1 , 1 , 3， 3 —テトラメチルブチルフエニル）ベンゾトリアゾ一ルなどを使用でき、ベンゾフエノン系化合物としては、 2—ヒドロキシ一 4— n —ォクトキシベンゾフエノン、 2 —ヒドロキシ一 4 —メトキシ - 2 ' —カルポキシベンゾフエノン、 2 , 2 ' ージヒドロキシ一 4 , 4 ' ジメトキシベンゾフエノン、 2 —ヒドロキシ一 4—ベンゾィルォキシベンゾフエノン、 2， 2 ' , 4， 4 ' ―テトラヒドロキシベンゾフエノンなどを使用することができる。また、ハイドロキノン系化合物ではハイドロキノン、ヒドロキシノンジサリチレート、ァクリレート系化合物では 2—ェチルへキシル— 2 —シァノ— 3 , 3 ' —ジフエニルァクリレート、ェチル一 2—シァノー 3， 3 ' —ジフエニルァクリレートなどを使用することができる。また、サリチル酸系化合物としては、フエ二ルサリチレ一ト、パラオクチルフエ二ルサリチレ一トなどを使用することができる。これらの紫外光線吸収剤を単独あるいは混合したものをフィルム 1 0 0重量部に対して 0 . 1重量部以上、好ましくは 0 . 3 ~ 2重量部の範囲でフィルム樹脂中に添加するか、バインダー樹脂に混合してフィルム表面に塗工して使用する。該バインダー樹脂としては、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ァクリル系樹脂等を使用することができるが、防炎性を阻害しにくい点からポリエステル系樹脂を好ましく使用することができる。無機系化合物としては、酸化チタン、酸化亜鉛または酸化ゲイ素の微粒子をフィルム 1 0 0重量部に対して 0 . 5〜5重量部、好ましくは 1 ~ 3重量部になるように、紫外光線吸収剤の例と同様に処理すればよい。有機系化合物と無機系化合物を併用して使用することもでさる。

本発明の赤外光線遮蔽化合物としては、有機系化合物としてはシァニン系化合物、スクヮリリウム系化合物、チオールニッケル錯塩系化合物、フタロシアニン系化合物、トリアリルメタン系化合物、ナフトキノン系化合物、アンスラキノン系化合物、ァミノ化合物などを使用することができる。無機系化合物としては酸化亜鉛、酸化錫、酸化アンチモンまたは酸化インジウムをドープした酸化錫、および周期表 4 A、 5 Aまたは 6 A族に属する金属の金属の酸化物、炭化物またはホウ化物などがあげられる。これらの有機系、無機系化合物を 1種または 2種以上の混合物としてフィルム 1 0 0重量部に対して、 0 . 1 〜 1 0重量部、好ましくは 0 . 3〜 4重量部になるように、フィルム内に練り込むか、バインダー樹脂に混合してフィルム表面に塗工して使用する。該バインダー樹脂としては、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂等を使用することができるが、防炎性を阻害しにくい点からポリエステル系樹脂を好ましく使用することができる。また、前記無機系化合物、例えば酸化インジウムドープ酸化錫を物理蒸着、化学蒸着またはスパッタリングによってフィルム表面に薄膜を形成してもよい。また、該フィルムには、本発明の効果を阻害しない範囲で着色剤、防炎剤、制電剤、導電剤、防カビ剤、光安定剤、熱安定剤、防汚剤、抗菌剤、防臭剤、可塑剤、無機充填剤、結露防止剤等などを含有させてもよい。

本発明のフィルムは、前記紫外光線吸収剤、赤外光線遮蔽材の種類、使用量を調整して目的とする光線特性を得る。紫外光線吸収剤をフィルム中に練り込んで，赤外光線遮蔽材をフィルム表面に塗工するのが安定した性能を得やすい。

本発明のフィルムの光線特性は、波長が 0 . 4 m未満の領域における紫外光線遮蔽率が 3 0 %以上、かつ、波長が 0 . 4 / 1!1以上0 . 8 m未満の領域における可視光線透過率が 7 0 %以上、かつ、波長が 0 . 8 / 11以上1 . 2 ^ m以下の領域における赤外光線遮蔽率が 2 0 %以上が好ましい。

本発明のフィルムはフィルム表面の可視光線の反射を防ぐ目的で、マツト加工をすることもできる。マット加工の方法は、特に限定されるものではなく公知の方法を採用することができ、例えば、サンドプラスト法や酸化ケィ素等の無機物やポリエチレン、アクリル等の有機物の微粒子をフィルムに練り込んだり、バインダ一樹脂に分散させてフィルム表面に塗工する等の方法が例示される。本発明のマツト加工によるヘイズ値は好ましくは 5 %以上、さらに好ましくは 1 0 %以上である。本発明に使用されるフィルムのフィルムの厚さは樹脂の種類、光線透過率、強度、使用の形態、柔軟性等の目的に応じて決められるが、好ましくは 5 〜 5 0 0 ΠΊ、さらに好ましくは 1 0〜 1 0 0 の範囲であり、紫外光線および赤外光線を特定量遮蔽し、しかも可視光線は、できるだけ透過するという性能を有するのに適した厚みのフィルムが使用される。

本発明の繊維布帛を構成する繊維としては、本発明のシートを構成するフィルムと同種の熱可塑性樹脂を使用する。かかる繊維は長繊維でも短繊維でもよい。かかる繊維布帛を構成する糸の総繊度は、口一ルカ一テン等の場合においては、ロールカセット部への収納、あるいはプリーツ方式での収納において、コンパク卜に収納させるために、細繊度の糸が好ましく、具体的には、 1 1〜 3 3 0デシテックスの範囲内の繊度の糸が好ましく使用される。また、かかる繊度以上の太繊度の糸であっても、目開きの組織からなる繊維布帛であれば、可視光線の透過性を犠牲にせず、使用することができる。本発明の繊維布帛としては、織物、編物、不織布等を使用することができ、本発明の光線特性、なかでも可視光線透過率を高くするためには、開口率の高い繊維布帛、または薄い繊維布帛、例えばメッシュ織物、レース編物、紗織物等が好ましく使用される。かかる繊維布帛の目付としては、引裂強力を損なわず、かつ、ロール力一テン越しの可視光線透過性を得るために 2 0〜2 0 0 g Zm ²の範囲のものが好ましく使用される。本発明の繊維布帛をフィルムに積層することで引裂強力の向上と意匠性を高めることができる。かかる引裂強力は、繰り返しの開閉動作を必要とする用途ではシートの破れを防止し、耐久性のあるものにするためには 1 O N以上、好ましくは 1 5 N以上であることが好ましい。

本発明の繊維布帛は、防炎性化合物を含有するものである。その含有方法としては、防炎性化合物が繊維分子中に共重合したもの、繊維中に練り込まれたもの、繊維中に吸じんされたもの、繊維表面に付着させたものの少なくとも 1種が好ましい。ポリエステル系繊維の場合で例示すると、共重合の例としては、繰り返し単位の少なくとも 8 5モル％以上がポリエチレンテレフ夕レート、ポリプチレンテレフタレート、ポリエチレン一 2， 6 —ナフタレート、ポリプロピレンテレフ夕レート等のポリエステルであり、かつ、その繰り返し単位のなかに、リン元素に換算して好ましくは 0 . 2〜1 . 5重量％の範囲で 2官能性リン化合物が存在するものが好ましく、 2官能リン化合物としては、フエニルホスホン酸ジメチル, フエニルホスホン酸ジフエニル等のホスホネ一ト、（2—カルポオキシェチル）メチルホスフィン酸、（2—メトキシカルポニルェチル）メチルホスフィン酸メチル等のホスフィネート、（ 1 , 2—ジカルポオキシェチル）メチルホスフィンォキシド、（2 , 3—ジカルポオキシプロピル）ジメチルホスフィンォキシド等のホスフィンォキシド等が例示される。繊維への後加工による防炎性化合物の吸じんとしてはへキサブ口モシクロドデカン、環式ホスホン酸エステル等の水性液を用いて、染色浴に添加して 1 3 0〜 1 4 0での温度で 4 0〜6 0分処理して染料とともに吸じんさせるか、染色の前または後に該水性液に浸漬してマングルで絞って、乾燥し、 1 8 0〜 2 0 O t:の温度で 0 . 5〜 5分間熱処理する等の方法を採用できる。繊維表面に付着させる方法としては、一般に繊維加工用として使用されている臭素系化合物、塩素系化合物、リン系化合物、リン ·臭素系化合物，窒素系化合物、メラミン系化合物、硫黄系化合物、無機塩化合物等の少なくとも 1種を、必要に応じてバインダー樹脂を用い、デイツピング法、コーティング法等で繊維布帛に付与し、乾燥、熱処理を行う方法が好ましく例示される。使用する難燃化方法、難燃性化合物の種類、難燃化合物の量は使用するシート状物の形態、目的等によって決定することができる。

本発明の繊維布帛は、制電性化合物を含有させるのが好ましい。繊維布帛に制電性化合物を含有することでロールカーテンに制電性を付与することができ、口一ルカ一テンの、特に開閉時の、摩擦や剥離によって発生する静電気を防止し、ホコリ付着などの汚れを防ぎ、静電気によりカーテンが窓や壁方向に引き寄せられたり、反発したりする不具合を防止することができる。制電性は、 J I S L

1 0 9 4 B法に基づく方法で 2 5でで 4 0 % R Hの雰囲気で測定した摩擦耐電圧が 2 . 0 k V以下であることが好ましく、 1 . 0 k V以下であることがより好ましい。制電性化合物としては、繊維加工で一般に使用されるノニオン系、力チオン系、ァニオン系および両性系帯電防止剤を使用することができ、繊維布帛の繊維表面に付着することで上記の効果を得ることができる。

また、本発明の繊維布帛には紫外光線吸収剤を含有させることもでき、その含有方法としては、紫外光線吸収剤を繊維に練り込むか、後加工で繊維中に吸じんさせる等の公知の方法を採用することができ、紫外光線吸収剤としては、特に限定されるものではなく、ベンゾトリアゾ一ル系、ベンゾフエノン系、サリチル酸誘導体系、トリアジン系等が例示されるが、なかでも 2— ( 2 ' —ヒドロキシ— 4 ' ーメトキシフエ二ル）一 4， 6—ジフエ二ルー s —トリアジンゃ 2— ( 2 ' —ヒドロキシ一 4，一エトキシフエニル）一 4， 6—ジフエ二ルー s —トリアジンなどのトリアジン環に 3つのフエニル基が置換された熱昇華性の低いトリアジン系紫外光線吸収剤が特に好ましい。

また、本発明の繊維布帛には上記以外に、本発明の効果を阻害しない範囲で、撥水、抗菌、防カビ、消臭の少なくとも 1種の機能を付与することができる。本発明は上記のフィルムと繊維布帛を接着剤を介して積層するものであり、接着剤としてはポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、アクリル系樹脂からなる公知の接着剤を使用することができるが、なかでも接着力、耐久性からポリウレ夕ン系樹脂接着剤が好ましく使用される。

本発明に使用するポリウレタン系樹脂接着剤としては、 2液硬化型、 1液湿気硬化型等のポリウレタン樹脂が使用されるが、なかでも、 2液硬化型ポリウレタン系樹脂接着剤が接着強力等の点から好ましく使用される。かかる 2液硬化型ポリウレタン樹脂は、ポリオールを主剤とし、それにイソシァネートを架橋剤（硬化剤）として反応させて得られる。かかるポリオールとしては、分子中に 2個以上の水酸基を有するもので、例えばポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、アクリルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオ —ル、ポリ力一ポネートポリオール等が使用される。また、イソシァネートとしては、分子中に 2個以上のィソシァネ一ト基を有する多価ィソシァネー卜が用いられ、例えば、 2 , 4—トリレンジイソシァネート、キシリレンジイソシァネート、 4， 4 ' —ジフエニルメタンジイソシァネート等の芳香族イソシァネート、或いはへキサメチレンジイソシァネート、イソホロンジイソシァネート、水素添加ジフエニルメタンジイソシァネート等の脂肪族（乃至は脂環族）イソシァネ一トなどを好ましく使用することができる。

かかるポリウレタン樹脂としては、ポリエーテル系ポリウレタン樹脂、ポリエステル系ポリウレタン樹脂、ポリカーポネ一ト系ポリウレタン樹脂などが好ましく使用されるが、なかでもポリエステル系ポリウレタン樹脂が接着性の上から、特に好ましく使用される。これらのポリウレタン系樹脂接着剤は、溶剤系または水系のいずれの系でも好ましく使用される。

かかるポリウレタン系樹脂接着剤の中でも、本発明では、 J I S K- 630 1に基づいて測定される 1 0 0 %モジュラスが 1 0〜2 00 k g/cm² の範囲内にあるポリウレタン系樹脂接着剤が好ましく使用される。 1 0 0 %モジュラスが 1 0 k gZ cm² 未満では、接着剤による応力緩和が不足するので、繊維布帛とフィルムとの間の剥離強力が低下する。 1 00 %モジュラスが 200 k g/ c m² を越えると、シートとしての風合いが粗硬になる。かかるポリウレタン系樹脂接着剤は、好ましくは塗工量として 5〜 5 0 gZm² の範囲内で塗工されるが、塗工量が 5 gZm² 未満では、繊維布帛が目開きであるために必要な剥離強力が得られにくく、また、塗工量が 5 0 g/m² を越えると、口一ルカ一テン越しの可視光線透過性を損なう傾向があり、かつ難燃性にも影響を及ぼすことが懸念される。なお、該接着剤は、力一テンの可視光線透過性を高めるために無色透明の接着剤を使用することが望ましい。

該フィルムと該繊維布帛の接合方法は、フィルム側に塗布すると、接着剤により力一テン越しの可視光線透過性を損なうため、繊維布帛に接着剤を塗布または点在させ、両者を重ねる方法を採用するのがよい。また繊維布帛に接着剤を塗布する方法としては、アプリケ一夕一、ディスペンサー、ロールコ一ター、グラビアコ一夕一、ナイフコ一ターなどを用いる方法が使用されるが、これらの中でも，グラビアコータ一にて、接着剤を繊維布帛上に塗付する方法が、繊維布帛の目開き部分の余分な接着剤をなくし、接着剤を均一に塗布し、かつ、接着力を高めることができるので、好ましく採用される。

該フィルムと該繊維布帛の接着力は、繰り返しの開閉、折り畳み、風雨等による剥離を防止する上で、好ましくは 2 NZ3 cm以上、さらに好ましくは 3 NZ 3 c m以上である。該接着剤には、前記のフィルムと同様に、本発明の効果を阻害しない範囲で、紫外光線を遮蔽する性能を付与してもよい。構成するフィルムおよび接着剤に紫外光線吸収剤を入れることで、繊維布帛の繊維に含まれる紫外光線吸収剤との相乗効果にて、優れた紫外光線遮蔽性を得ることができる。

該フィルムと該繊維布帛とを接合する構成は、フィルムの片面だけでなく両面に繊維布帛を接合しても構わない。このようにすることによりフィルム表面の光の乱反射を抑えることができる。

本発明のシートの厚みは、特に限定されるものではないが、ロール力一テンのようにコンパクト性を要求される用途では 1 . 0 mm以下にすることが好ましい。また、かかるシート引裂強力は、 J I S L 1 0 9 6 6 . 1 5 . 1 に基づいて測定される強力が 1 0 N以上であるものが好ましい。すなわち、引裂強力が 1 0 N未満であると、ロール力一テン等の用途において繰り返しの開閉動作でフィルムの破れなどが生じ、耐久性の悪いものとなる。

本発明に使用される繊維布帛は、意匠性、宣伝効果を出すために染色されたものを使用するのが好ましい。染色方法については、公知の先染め、後染め、捺染など、方法は問わない。また、染色する色については、白色を含む淡色から黒色を含む濃色まで、使用してもよい。

本発明のシート状物の組成は、製品として使用した後のリサイクル性を高めるために、 7 0重量％以上、好ましくは 8 0重量％以上、さらに好ましくは 9 0重量％以上が同一組成の有機高分子からなる。

なかでも、リサイクル性の上からナイロン 6およびポリエチレンテレフタレ一卜が特に好ましく使用される。かかるナイロン 6は、素材原料（モノマー）まで容易に分解でき、しかも高純度に精製できるほとんど唯一の大量生産型の重合体である。ナイロン 6は解重合触媒の存在下で加熱すると、重合前の原料である ε 一力プロラクタムまで分解される。更にこの ε—力プロラクタムは減圧下（約 1 O mm H g ) の沸点が約 1 4 0でであるので、蒸留によって容易に分離精製できる。従って、分解して得られた ε —力プロラクタムは精密蒸留あるいは結晶化精製法によって新品のものと同程度の純度まで精製でき、重合原料として再利用が可能になる。かかる回収 ε—力プロラクタムは精製、重合されて再びナイロン 6 に再生され溶融紡糸や成型に使用される。このナイロン 6ポリマーに分解工程で支障を生じない範囲で他のナイロンを含んでいてもよい。

一方、ポリエチレンテレフタレ一トは解重合でその構成成分であるエチレングリコールとテレフタル酸に分離することが可能であるが、かかる二成分を高純度で分離することが現状やや難しく、ペットボトルの再利用のように再溶融して繊維やフィルムに再利用するのが効率的である。

本発明のシートは防炎性を有するものであり、その防炎性能は J I S A 1 32 2で規定される方法で、前処理法 A法により評価し、防炎 2級以上であり、また、 J I S L 1 09 1で規定される方法で、洗濯無しの条件で A— 1法区分 3により残炎、残じん、炭化長、炭化面積、 D法区分 2により接炎回数の評価を行い、両方とも合格であるといったいずれかの性能を有するものであり、力一テン、空間仕切膜、幌、荷物保管用カバー、軒出しテント、鞫、防水布、テント、農業ハウス、保温 '保冷カバー、または、パーテーシヨン用に好適に使用することができ、特に反対面が透視でき、かつ紫外光線、赤外光線または静電気によるダメージを防止する用途に最適である。

次に、本発明のロール力一テンの製造方法の一例を示す。

まず、フィルムとして、紫外光線吸収剤を 1. 5重量％練り込んだ厚み 5 0 mの一軸延伸ポリエステルフィルムに、赤外光線遮蔽層として、錫ド一プ酸化ィンジゥムと溶剤可溶型ポリエステル榭脂の混合重量比を 1 ： 1とし、固形分 40 %とした溶剤型塗料をマイクログラビアコ一ターで塗布したフィルムを用意する。また、繊維布帛として、 1 65デシテックスポリエステル糸使い、ゥエール 3 6本 /2. 54 cm, コース 32本/ ^2. 54 cm, 目付 1 1 5 g ²のレ一ス編物を、浴比 1ノ2 0で 1 3 5での温度で 6 0分染色し、その際、防炎化合物として、へキサブ口モシクロドデカン 5 0 %水溶液（大京化学性 SD F— FR (改））を 3 5 %濃度になるように染色液に添加し、防炎化合物を含有する繊維布帛を得た。

次に、上記繊維布帛表面に、 1 00 %モジュラス 2 5 k gZc m²のポリエステル系ポリウレタン樹脂溶液（大日本ィンキ工業（株）製 "タイフオース" 8 6 5 HV) 1 0 0重量％、 2官能イソシァネート溶液（大日本インキ工業（株）製 " バ一ノック" DN 9 50 ) 2 0重量％、触媒（大日本ィンキ工業（株）製 "クリスボン" アクセル T) 6重量％の組成の接着剤を、グラビアコーターで、乾燥時 1 0 gZm²になるように塗付し、該接着剤が粘着性を帯びるまで、乾燥した後、上記赤外光線遮蔽性フィルムと重ね合わせ、 80°Cのホットロールで 2 k g/c m²の圧力で押さえて得られた接合体を巻き取り、 5 0での雰囲気で 48時間エージングして、ロールカーテンを得る。

以下、実施例により更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施例及び比較例に示す性能値は次の方法で測定した。

光線特性：自記分光光度計（㈱日立製作所 U— 3400型）を用いて 0. 3〜 1. 2 zmの波長領域の透過率曲線をとり、 0. 3〜 0. の波長領域の紫外光線遮蔽率、 0. 4〜0. 8 imの波長領域の可視光線透過率、 0. 8〜 1. 2 mの波長領域の赤外光線遮蔽率を面積比で計算した。

ヘイズ値：ヘイズメーター（スガ試験器㈱ HGM— 2 K型）カラーコンビュ ^ ター（スガ試験器㈱ SM— 4— 2型）を用いて測定した

難燃性：

( 1 ) J I S A 1 322で規定される方法で、前処理法 A法で処理後、残炎，残じん、炭化面積を評価。防炎 2級以上を〇、 2級に満たないものを Xとした。

(2) J I S L 1 09 1で規定される方法で、洗濯無しの条件で A— 1法区分 3により残炎、残じん、炭化長、炭化面積、 D法区分 2により接炎回数の評価を行い、両方とも合格であるものについて〇、不合格であるものについて X で表示した。

剥離強力： J I S K 6 7 7 2に準じて夕テ方向の値を測定した。

摩擦帯電圧： J I S L 1 094 B法に準じ、 2 5で、 40 % RHの雰囲気で，フィルム面と綿布を接触させて測定し、 k Vで表示した。

耐光性：スガ試験機社製 UVテスタ一を使用し、ブラックパネル温度 6 3でで 12時間フィルム面に紫外光線を照射し、照射前後の引張強力を J I S L 1 09 6 6. 1 2 A法（ 1 99 0 ) に準じて測定し、強力保持率を求めた。

引裂強力： J I S L 1 09 6 6. 1 5. 1 A— I法に準じて夕テ方向の値を測定した。接着剤の 1 0 0 %モジュラス： J I S K— 6 30 1に規定される方法で 1 0 0 %モジュラスを測定した。

繊維布帛の目付： J I S L— 1 096 6. 4に規定される方法で目付を測定した。

実施例 1 ~ 1 0、比較例 1 ~4

以下に示す材料を用いて機能性フィルムと機能性繊維布帛を作成して両者を積層し性能を評価した。

(フィルム）

A：押し出し方向に 3. 5倍で延伸した固有粘度 0. 66の透明ポリエステルー軸延伸フィルム。厚み 5 0 / m。

B :紫外光線吸収剤 2, 2， —ジヒドロキシ一 4ーメトキシベンゾフエノンを 1.

5重量％練り込んで押し出し方向に 3. 5倍で延伸した固有粘度 0. 64の透明ポリエステル一軸延伸フィルム。厚み 50 ΠΙ。

C :押し出し方向に 3. 5倍、幅方向に 3. 5倍で延伸した固有粘度 0. 66の透明ポリエステル二軸延伸フィルム。厚み 50 /m。

(赤外光線遮蔽塗料コーティング）

以下に示す塗料で、ポリエステルフィルムの片面に固形分付着量を変更してマイクログラビアでコーティングした。

a ：錫ドープ酸化インジウム（ I TO) と溶剤可溶性ポリエステル樹脂の混合重量比を 1対 1とし固形分 40 %とした溶剤系塗料。 I TOの平均一次粒子径は 0. 0 5 mである。該塗料をマイクログラピアで塗工した後、 1 20 で乾燥した。

b ：前記 a塗料の固形分に対し平均一次粒子径 0. 2 mのポリエチレン粒子を

1. 2重量％添加した塗料を塗料 aと同様に塗工した。

c ：アンチモンドープ酸化錫（ATO) と紫外光線硬化型アクリル樹脂の混合重量比を 1対 1として固形分 40 %とした溶剤系塗料。 ATOの平均一次粒子径 0. 0 5 / mである。該塗料をマイクログラビアで塗工し、紫外光線ランプで紫外光線を照射して硬化した。

(繊維布帛） (1) 1 6 5デシテックスのポリエステル繊維を使用してゥエル/コース密度を 3 6 / 3 2本 / 2. 5 4 c mとしたラッセル編地（目付は 1 1 5 g/m)

(2) 1 6 5デシテックスのナイロン 6繊維を使用してゥエル Zコース密度を 3 6 / 3 2本 / 2. 5 4 c mとしたラッセル編地（目付は 9 5 g/m)

(繊維布帛の染色同時防炎処理）

ァ：難燃剤を添加しないで浴比 1 / 2 0で 1 3 5での温度で 6 0分染色し黄色の繊維布帛とした。

ィ：へキサブ口モシク口ドデカン 5 0 %水溶液（大京化学性 S D F— F R (改））を繊維布帛重量に対し 3 5 %濃度になるように染色液に添加し、前記ァと同様に処理した。

(染色繊維布帛の後加工防炎処理）

染色した繊維布帛を次に示す条件で防炎剤処理し、 1 3 0 で乾燥、 1 60での温度でピンテン夕一セッ卜した。なお、該繊維布帛のゥエツトピックアップは 1 0 0 %であった。

①：処理しない。

②：リン一臭素化合物水溶液（フラン T一 1 4 2 大和化学工業株式会社製固形分 4 5 %) 2 5重量％と環式ホスホン酸エステル（K— 1 9 A 明成化学株式会社製固形分 9 9 %以上） 4重量％で調整した水性浴に繊維布帛を浸漬し、マングルで絞った。

③臭化アンモニゥムリン酸塩水溶液（ピゴール B— 1 1 4 3 大京化学株式会社製固形分 4 3 %) 2 5重量％と環式ホスホン酸エステル（K— 1 9 A 明成化学株式会社製固形分 9 9 %以上） 4重量％で調整した水性浴に繊維布帛を浸漬し、マングルで絞った。

④：芳香族臭化水素と金属塩化合物水溶液（フラン T一 4 大和化学株式会社製固形分 6 0 %) 3 0重量％、ウレタン系樹脂（U— 3 0 大和化学株式会社製固形分 3 0 %) 1 0重量％、架橋剤（パナガード NX 大和化学株式会社製固形分 2 5 %) 1重量％、帯電防止剤（A S A ミヨシ油脂株式会社製固形分 2 0 %) 2重量％で調整した水性浴に繊維布帛を浸漬し、マンダルで絞った。 (フィルムと繊維布帛の積層）繊維布帛の片面に、次に示す接着剤をグラビアコ一夕一で塗工し、赤外光線遮蔽塗料を塗工していないフィルム面に圧着し、 50でで 50時間エージングした。接着剤組成：ポリエステル系ポリウレタン（固形分 50 % 酢酸ェチル溶解液大日本ィンキ工業（株）製 "タイフオース" 8 6 5 HV) 1 0 0部、 2官能ィソシァネート（固形分 7 5 % 酢酸ェチル溶解溶液大日本インキ工業（株）製 "バーノック" DN 9 50 ) 1 5部、鎖伸張剤（固形分 7 5 % 酢酸ェチル溶解溶液大日本インキ工業（株）製 "クリスボン" アクセル T) 4部からなる接着剤溶液。

結果を第 1表、第 2表に示す。

第 1表フィルム赤外光線遮蔽ティンフィルムの光学特性繊維布繊維布帛の後カロェ ste 接着剤の ^¾ グ帛種処理処理の種類塗布量の固形分付着量紫外光線可視光線赤外光線ヘイズ値 g/m g/rri 遮蔽率 ¾m 遮蔽率

% % % %

実施例 1 B a 4 85 83 50 1. 0 (1) ィ ② 9 2 B a 6 83 79 61 1. 3 (1) ィ ② 9

" 3 B a 4 85 83 50 1. 0 (1) ィ ③ 9

" 4 B a 4 85 83 50 1. 0 (1) ィ ④ 9 5 B b 4 81 80 54 13. 6 (1) Λ ③ 9

" 6 B a 4 85 83 50 1. 0 (1) ィ ② 30

" 7 C a 4 35 82 43 1. 0 (1) Λ ② 9

" 8 A 30 90 9 0. 8 (1) ィ ③ 9 9 B c 4 85 78 48 1. 9 (1) ィ ② 9

" 10 B a 4 85 83 50 1. 0 (1) ィ ② 60 比較例 1 A 30 90 9 0. 8 (2) ィ ① 9

" 2 B a 4 85 83 50 1. 0 (2) ィ ③ 9

" 3 A 30 90 9 0. 8 (1) ァ ① 9

" 4 B a 4 85 83 50 1. 0 (1) ァ ① 9

第 2表フィルム繊維布帛積層シートの性能

難燃性摩擦帯電圧剥離強力耐光性引裂強力 j I S A J I S L k V N / 3 c m N 1 3 22 1 0 9 1

実施例 1 o o 0. 9 2 3 3 0 8 9 1. 9 2 〇 0. 8 0 348 9 1 2. 7

" 3 o o 0. 6 5 3 1 2 8 6 2. 2 4 o 1. 1 6 3 6 9 88 2. 5

" 5 o 0. 55 335 94 1. 8 6 o o 0. 5 5 5 1 0 94 2. 7

" 7 〇〇 0. 5 5 344 90 2. 8

" 8 〇〇 0. 8 7 3 7 0 2 5 2. 0

" 9 X 〇 1. 42 4 1 0 8 5 2. 8 1 0 〇 X 1. 2 5 1 022 94 3. 0 比較例 1 X X 4. 0 1 3 7 0 2 0 2. 4 2 X X 0. 43 324 80 2. 2

" 3 X X 4. 5 8 3 1 8 22 2. 2

" 4 X X 5. 1 3 3 2 5 8 5 2. 6

第 1表、第 2表から本発明によるものは、防炎性に優れ、紫外光線遮蔽、赤外光線遮蔽、可視光線透過の光学特性と制電性、髙耐久性の機能が満足された高機能シートであることがわかる。産業上の利用可能性

本発明によれば、本発明のシートは、幅広い場所での利用が可能であり、カーテン、空間仕切膜、幌、荷物保管用カバ一、軒出しテント、鞠、防水布、テント，農業ハウス、保温 · 保冷カバー、または、パ一テーシヨン用に使用され、特に力一テン、ロールブラインドとして、一般家庭の他、コンビニエンスストア等の店舗、美術館、事務所等に好ましく使用することができる。

Claims

請求の範囲

1. 熱可塑性樹脂からなるフィルムの少なくとも片面に、防炎性化合物を含有する繊維布帛が積層されており、かつ、該繊維布帛が該フィルムと同種の熱可塑性樹脂からなる繊維布帛であることを特徴とするシート。

2. 上記フィルムが紫外光線遮蔽フィルムおよび Zまたは赤外光線遮蔽フィルムである請求の範囲第 1記載のシート。

3. 上記繊維布帛が制電性化合物を含有する請求の範囲第 1項記載のシ一ト。

4. 上記繊維布帛の目付が 20〜2 00 gZm² の範囲内にある請求の範囲第 1 項記載のシート。

5. 上記フィルムと上記繊維布帛とが接着剤を介して接合されている請求の範囲第 1項記載のシート。

6. 上記接着剤が、上記繊維布帛に塗工されている請求の範囲第 5項記載のシー卜。

7. 上記接着剤の目付が 5〜50 gZm² の範囲内にある請求の範囲第 5項記載のシ一卜。

8. 上記接着剤が、ポリウレタン系樹脂接着剤である請求の範囲第 5項記載のシート。

9. 上記接着剤の、 J I S K— 630 1に基づいて測定される 1 00 %モジュラスが 1 0~20 0 g/c m²の範囲内にある請求の範囲第 5項記載のシート。

1 0. 上記フィルムが、波長が 0. 4 m未満の領域における紫外光線遮蔽率が 30 %以上、かつ、波長が 0. 4 /zm以上 0. 8 m未満の領域における可視光線透過率が 7 0 %以上、かつ、波長が 0. 8 ^m以上 1. 2 ; m以下の領域における赤外光線遮蔽率が 2 0 %以上である請求の範囲第 1項記載のシート。

1 1. 上記フィルムが、マット加工処理された請求の範囲第 1項記載のシート。

1 2. 上記フィルムのヘイズ値が 5 %以上である請求の範囲第 1項記載のシ一ト。

1 3. 上記熱可塑性樹脂が、ポリエステル系樹脂、ポリオレフイン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアクリル系樹脂から選ばれる少なくとも 1つである請求の範囲第 1項記載のシート。

14. J I S L 1 094 B法に規定される方法で 2 5で、 40%RHの雰囲気で測定した摩擦帯電圧が 2 k V以下である請求の範囲第 1項記載のシ一ト

1 5. J I S K 6 7 72に規定される方法で測定したフィルムと繊維布帛の剥離強力が 2 N/3 cm以上である請求の範囲第 1項記載のシート。

1 6. J I S A 1 322に規定される防炎性能が防炎 2級以上である請求の範囲第 1項記載のシート。

1 7. J I S L 1 09 1に規定される防炎性能に合格する請求の範囲第 1項霄己載のシー卜。

1 8. J I S L 1 096 6. 1 5. 1 A— I法に規定される方法で測定した引裂強力が 1 0 N以上である請求の範囲第 1項記載のシート。

1 9. 上記繊維布帛が着色されている請求の範囲第 1項記載のシート。

2 0 . 該シートが、 7 0 %以上が同一組成の有機高分子で形成されている請求の範囲 1記載のシート。

2 1 . カーテン、空間仕切膜、幌、荷物保管用カバー、軒出しテント、飽、防水布、テント、農業ハウス、保温 ·保冷カバー、または、パ一テ一シヨン用のいずれかに使用される請求の範囲第 1項記載のシート。

2 2 . 請求の範囲第 2 1記載のシートを用いたカーテン。

2 3 . 1 mm以下の厚みを有する請求の範囲第 2 2項記載のカーテン。

2 4 . 請求の範囲第 2 2項記載のカーテンを用いたロール力一テン。