除草剤組成物 技術分野
本発明は除草剤組成物、 特に果樹園、 ダイズ畑、 非農耕地における雑草を防除する のに適した除草剤組成物に関するものである。 背景技術
現在、 数多くの除草剤が市販され、使用されているが、 防除の対象となる雑草は種 類も多く、 発生も長期間にわたる。 より除草効果が高く、 幅広い殺草スぺク トラムを 有し、 作物に対し薬害の問題を生じない除草剤が求められている。 発明の開示
本発明者は優れた除草剤を見出すべく鋭意検討した結果、 下記式 (I)
4
[式中、 Zはハロゲン原子またはシァノ基を表し、 Aは酸素原子、 硫黄原子または N H基を表し、 R1 は、 ヒ ドロキシル基、 C 1〜C7アルコキシ基、 C3〜C7ァルケ ニルォキシ基、 C 3〜C 7アルキニルォキシ基、 C 5〜C 7シクロアルコキシ基、 {(C 1一 C 7アルコキシ) カルボ二ル} CI— C3アルコキシ基、 (C 1〜C 7ァノレキノレ ァミノ) ォキシ基、 {ジ (C1〜C7アルキル) ァミノ) ォキシ基、 (C3〜C7ァノレ キリデンァミノ) ォキシ基、 C 1〜C 7アルキルアミノ基、 ジ (C 1〜C 7アルキル) アミノ基、 C 3〜C 7アルケニルァミノ基、 C 3〜C 7アルキニルァミノ基、 C5〜 C 7シクロアルキルアミノ基、 C 1— C 7アルコキシ) カルボ二ル} C I— C3ァ ルキルアミノ基または (CI— C7アルコキシ) アミノ基を表し、 R2 は水素原子ま たはメチル基を表す。]
で示される化合物 (以下、 本ゥラシル化合物と記す) と、 5—ェチノレ— 2— ( 4—ィ ソプロピル一 4—メチノレ一 5—ォクソ一 2—ィミダゾリン一 2—ィル) ニコチニック アシッド (一般名:イマゼタピル、 以下、 イマゼタピルと記す) 及び 2— ( 4—イソ プロピル一 4—メチルー 5—ォクソ一 2—イミダゾリン一 2—ィル) 一 5— (メ トキ シメチル) ニコチニックアシッド (一般名:イマザモックス、 以下、 イマザモックス と記す) からなる群より選ばれる 1種以上のィミダゾリノン化合物とを併用すること により雑草を効果的に除草でき、 しかもその除草効力は、 それらを単独で用いる場合 に比較して相乗的に増大することを見出し、 本発明に至った。 本ゥラシル化合物と、 イマゼタピル及びイマザモックスからなる群より選ばれる 1種以上のィミダゾリノ ン化合物とを含有する組成物を除草剤として使用すると、 低薬量で施用でき、 更に殺 草スぺク トルが拡大し、特に果樹園、ダイズ畑においては広範囲の雑草を除草できる。 即ち、 本発明は、
1 . 本ゥラシル化合物と、 イマゼタピル及びィマザモックスからなる群より選ば れる 1種以上のィミダゾリノン化合物(以下、本ィミダゾリノン化合物と記す)とを、 有効成分として含有する除草剤組成物 (以下、 本発明組成物と記す)、
2 . 本ゥラシル化合物における Aが酸素原子であり、 R 1 が C 1 〜C 7アルコキ シ基である上記 1に記載の除草剤組成物、
[式中、 R 1 、 R 2 及び Aは前述と同じ意味を表す。 ]
で示される置換基が、 式 (I ) で規定された 2位に置換している上記 1に記載の除草 剤組成物、
4 . 本ゥラシル化合物における下記式
R2
、 O
[式中、 R1 、 R2 及び Aは前述と同じ意味を表す。 ]
で示される置換基が、 式 (I) で規定された 3位または 4位に置換している上記 1に 記載の除草剤組成物、
5. 本ゥラシル化合物における Zがハロゲン原子であり、 R2 が水素原子である 上記 1に記載の除草剤組成物、
6. 本ゥラシル化合物における Zがシァノ基である上記 1に記載の除草剤組成物、
7. 本ゥラシル化合物と本ィミダゾリノン化合物との混合割合が、 重量比で 1 : 0. 2〜 1 : 300である上記 1に記載の除草剤組成物、
8. 本ゥラシル化合物と本イミダゾリノン化合物との有効量を、 雑草に処理する 除草方法 (以下、 本発明方法と記す)、
9. 雑草が、 果樹園における雑草である上記 8に記載の除草方法、
10. 雑草が、 ダイズ畑における雑草である上記 8に記載の除草方法、
11. 雑草が、 非農耕地における雑草である上記 8に記載の除草方法、
12. 本ゥラシル化合物と本イミダゾリノン化合物とを含有する組成物の、 除草剤 としての使用、
13. 除草剤が、 果樹園における除草剤である上記 12に記載の使用、
14. 除草剤が、 ダイズ畑における除草剤である上記 12に記載の使用、
15. 除草剤が、 非農耕地における除草剤である上記 12に記載の使用
を提供する。
本発明において、 式 (I) における Zで示されるハロゲン原子は、 フッ素原子、 塩 素原子、 臭素原子、 沃素原子を意味し、 R1 で示される C 1〜C 7アルコキシ基とし ては、 メ トキシ基、 エトキシ基、 プロポキシ基、 イソプロポキシ基、 ブトキシ基、 1 一メチルプロポキシ基、 2—メチルプロポキシ基、 ペンチルォキシ基、 1—メチルブ トキシ基、 2—メチルブトキシ基、 3—メチルブトキシ基、 2, 2—ジメチノレプロボ キシ基、 へキシルォキシ基、 1ーメチルペンチルォキシ基、 2—メチルペンチルォキ
シ基、 3—メチルペンチルォキシ基、 4ーメチルペンチルォキシ基、 1, 2_ジメチ ルブトキシ基、 1, 3—ジメチルブトキシ基、 2, 3—ジメチルブトキシ基、 3, 3 ージメチルブトキシ基、 ヘプチルォキシ基等が挙げられ、 R1 で示される C3〜C7 アルケニルォキシ基としては、 2—プロピニルォキシ基、 3—ブテニルォキシ基、 4 一ペンテュルォキシ基、 3—メチル— 3—ブテュルォキシ基、 3—メチノレ—2—ブテ ニルォキシ基等が挙げられ、 R1 で示される C 3〜C 7アルキニルォキシ基としては、 2 _プロビュルォキシ基等が挙げられ、 R1 で示される C 5〜C 7シクロアルコキシ 基としては、 シクロペンチルォキシ基、 シクロへキシルォキシ基等が挙げられ、 R1 で示される {(C 1— C 7アルコキシ) カルボ二ル} C 1—C 3アルコキシ基として は、 メ トキシカルボニルメ トキシ基、 エトキシカルボニルメ トキシ基、 1— (メ トキ シカルボニル) 一 1—メチルエトキシ基等が挙げられ、 R1 で示される (C1〜C7 アルキルァミノ) ォキシ基としては、 (メチノレアミノ) ォキシ基、 (ェチルァミノ) ォ キシ基等が挙げられ、 R1 で示される {ジ (C 1〜C7アルキル) アミノ} ォキシ基 としては、 (ジメチルァミノ) ォキシ基、 (メチル一ェチルァミノ) ォキシ基等が挙げ られ、 R1 で示される (C 3〜C 7アルキリデンァミノ) ォキシ基としては、 (イソ プロピリデンァミノ) ォキシ基等が挙げられ、 R1 で示される C 1〜C 7アルキルァ ミノ基としては、 メチルァミノ基、 ェチルァミノ基、 プロピルアミノ基、 イソプロピ ノレアミノ基、 ブチルァミノ基、 1—メチルプロピルアミノ基、 2 _メチルプロピルァ ミノ基、ぺンチノレアミノ基、 1—メチルブチルァミノ基、 2—メチルブチルァミノ基、 3—メチルブチルァミノ基、 2, 2—ジメチルプロピルアミノ基、 へキシルァミノ基 等が挙げられ、 R1 で示されるジ (C1〜C7アルキル) アミノ基としては、 ジメチ ノレアミノ基、 ジェチルァミノ基等が挙げられ、 R1 で示される C 3〜C 7アルケニル アミノ基としては、 2—プロぺニルァミノ基等が挙げられ、 R1 で示される C3〜C 7アルキニルァミノ基としては、 2—プロピエルアミノ基等が挙げられ、 R1 で示さ れる C 5〜C 7シクロアルキルアミノ基としては、 シクロペンチルァミノ基、 シクロ へキシルァミノ基等が挙げられ、 R1 で示される {(C 1— C 7アルコキシ) カルボ 二ル} C 1—C 3アルキルアミノ基としては、 メ トキシカルボニルメチルァミノ基等 が挙げられ、 R1 で示される (C I— C7アルコキシ) アミノ基としては、 メ トキシ
アミノ基、 エトキシァミノ基、 イソプロボキシァミノ基等が挙げられる。 イマゼタピルおよびイマザモッタスはそれぞれ FARM CHEM I CAL S HANDBOOK 2001 (ME I STER PUBL I SH I NG COMP ANY発行、 2001年) の C224頁、 C 345頁に記載の化合物であり、 公知の 方法により製造することができ、 該化合物またはその製剤が市販されている。 本発明組成物は、 広範囲の雑草に対し除草活性を有し、 通常の耕起栽培が行われる 作物畑、 不耕起栽培が行われる畑、 果樹園等の農耕地、 及び運動場、 空き地、 林地、 線路端、 道路端等の非農耕地に於いても優れた除草活性を発揮することから、 除草剤 として優れている。本発明組成物は殊に果樹園に発生する広範囲の雑草を防除する上 で効果的であり、 かつ、 果樹に対して問題となるような薬害を生じさせなレ、。 また、 本発明組成物は殊に冬期から春期にかけてダイズ畑に発生する広範囲の雑草をダイ ズの播種前に防除する上でも効果的であり、処理後播種されたダイズに対して問題と なるような薬害を生じない。
本発明組成物は果樹園、 ダイズ畑、 非農耕地等において問題となる下記の種々の雑 草に対して殊に除草効力を有する。
タデ科雑草: ソノ カズラ (P o l y g o num c o n v o l v u l u s )、 サナェ タデ (P 0 1 y g 0 n um 1 a p a t h i f o 1 i u m)、 ァメリカサナエタデ (P o 1 y g o n um p e n s y l v a n i c um),ノヽノレタァ (P o l y g o num p e r s i c a r i a)、 ナガノ ギシキン (Rume x c r i s p u s)、 ェゾノギシ ギシ (Rume x o b t u s i f o l i u s八 イタドリ (P o l i g o num c u s p i d a t um)
スベリヒュ科雑草: スベリ ヒュ (P o r t u l a c a o l e r a c e a) ナデシコ科雑草:ノヽコベ (S t e l l a r i a me d i a)
ァカザ科雑草:シロザ (Ch e n o p o d i um a 1 b um), ホウキギ (Ko c h i a s c o p a r i a )
ヒュ科雑草:ァォゲイ トゥ (Am a r a n t h u s r e t r o f l e x u s), ホナ
ガァォゲイトゥ (Am a r a n t h u s h y b r i d u s)
ァブラナ科雑草: ワイルドラディッシュ (Ra p h a n u s r a p h a n i s t r um 、 ノノヽラカラシ (S i n a p i s a r v e n s i s)、 ナスナ (し a p s e 1 l a b u r s a— p a s t o r i s)
マメ科雑草:アメ リカッノクサネム (S e s b a n i a e x a l t a t a)、 ェビス グサ (C a s s i a o b t u s i f o 1 i a)、 フロリダベガ一ウィード (D e s m o d i um t o r t u o s um)、 シロッメクサ (T r i f o l i um r e p e n s)
ァオイ科雑草:ィチビ (Ab u t i I o n t h e o p h r a s t i )、 アメリカキン ゴジカ ( S i d a s p i n o s a)
スミレ科雑草:フィ一ルドパンジー (V i o l a a r v e n s i s), ワイルドパン ジー (V i o l a t r i c o l o r)
ァカネ科雑草:ヤエムダラ (Ga l i urn a p a r i n e)
ヒノレガオ科雑草:ァメリ力アサガオ (I p omo e a h e d e r a c e a), マノレノ アサガオ (I p omo e a p u r p u r e a)、 マノレノ ァメリ力アサガオ ( I p o m o e a h e d e r a c e a v a r i n t e g r i u s c u l a マメアサ刀ォ (I p omo e a l a c u n o s a)、 セィョゥヒノレガオ (C o n v o 1 v u 1 u s a r v e n s i s )
シソ科雑草:ヒメォドリコソゥ (L am i urn p u r p u r e um)、ホトケノザ(L a m i u m amp 1 e x i c a u l e)
ナス科雑草: シロパナチョゥセンアサガオ (Da t u r a s t r amo n i um), ィヌホ才ズキ (S o l a n um n i g r um)
ゴマノハグサ科雑草:ォオイヌノフグリ (Ve r o n i c a p e r s i c a)、 フラ サノ ソゥ (Ve r o n i c a h e d e r a e f o l i a)
キク科雑草:ォナモミ (Xa n t h i um p e n s y l v a n i c um)、 野生ヒマ ヮリ (He l i a n t h u s a n n uu s)、 ィヌカミツレ (Ma t r i c a r i a p e r f o r a t a o r i n o d o r a)、 コ—ンマリ ―ゴ一ノレド (C h r y s a n t h e m u m s e g e t um)、 ォロシャキク (M a t r ι c a r ι a m a t r
i c a r i o i d e s)、 ブタクサ (Am b r o s i a a r t em i s i i f o l i a)、 ォォブタクサ (Amb r o s i a t r i f i d a)、 ヒメムカショモギ (E r i g e r o n c a n a d e n s i s)¾ ョモギ (A r t em i s i a p r i n c e P s )、 セィタカァヮダチソゥ (S o l i d a g o a 1 t i s s i m a)
ムラサキ科雑草: ヮスレナグサ (My o s o t i s a r v e n s i s)
ガガィモ科雑草:ォォトウヮタ (A s c l e p i a s s y r i a c a)
トゥダイダサ科雑草: トウダイグサ(Eu p h o r b i a h e l i o s c o p i a)、 ォォニシキソゥ (Eu p h o r b i a ma c u l a t a)
ィネ科雑草:ィヌビエ (E c h i n o c h l o a c r u s— g a l 1 i)、 エノコロ グサ (S e t a r i a v i r i d i s)、 アキノエノコ口グサ ( S e t a r i a f a b e r i )、 メヒシノ (D i g i t a r i a s a n g u i n a 1 i s)、 ォヒシノ
(E l e u s i n e i n d i c a)、 スズメノカタビラ (P o a a nn u a)、 ブラ ックグラス (A l o p e c u r u s my o s u r o i d e s)、 カフスムャ (Av e n a f a t u a )、 セィノ ンモロ コシ (S o r g h um h a l e p e n s e八 シバ ムギ (Ag r o p y r o n r e p e n s)、 ゥマノチヤヒキ (B r omu s t e c t o r um)、 ギヨウギシパ、 (Cy n o d o n e d a c t y l o n)、 ォォクサキビ
(P a n i c um d i c h o t om i f l o r um)、 テキサスノ 二カム (P a n i c um t e x a n um)、 シャターケ一ン (S o r g h um v u l g a r e メリ ケンニクキビ (B r a c h i a r i a 1 a t y p h y 1 l a)
ツユクサ科雑草: ツユクサ (C o mm e 1 i n a c o mmu n i s)
トクサ科雑草:スギナ (E q u i s e t um a r v e n s e)
力ャッリダサ科雑草: コゴメガャッリ (Cy p e r u s i r i a)、 ハマスゲ (Cy p e r u s r o t u n d u s), キノヽマスゲ (Cy p e r u s e s c u l e n t u s) 本発明組成物において、本ゥラシル化合物と本ィミダゾリノン化合物との混合割合 は対象とする雑草種、 施用場面、 施用条件等により変わり得るが、 通常相乗的な効果 を示す量、具体的には重量比で 1 : 0. 1〜 1 : 500、 好ましくは 1 : 0. 2〜1 :
3 0 0であり、 より好ましくは 1 : 0 . 5〜1 : 5 0である。
本発明組成物は、 本ゥラシル化合物と本イミダゾリノン化合物とに、 他の成分を含 有していてもよく、 通常、 有効成分である本ゥラシル化合物と本イミダゾリノン化合 物とを、 固体担体、 液体担体等に混合し、 必要により界面活性剤、 その他の製剤用補 助剤等を添加して得られる、 乳剤、 水和剤、 懸濁剤、 粒剤等の製剤の形態である。 こ れらの製剤中には本ゥラシル化合物と本ィミダゾリノン化合物が一般に合計で 0 . 5 〜9 0重量%、 好ましくは 1〜8 0重量%含有される。 製剤化するに際し、 用いられる固体担体としては、 例えば粘土類 (カオリナイ ト、 珪藻土、 合成含水酸化珪素、 フバサミクレー、 ベントナイ ト、 酸性白土等)、 タノレク、 その他の無機鉱物 (セリサイ ト、 石英粉末、 硫黄粉末、 活性炭、 炭酸カルシウム等) 化学肥料 (硫安、 燐安、 硝安、 塩安、 尿素等) などの微粉末や粒状物が挙げられ、 液 体担体としては、 例えば水、 アルコール類 (メタノール、 エタノール等)、 ケトン類 (アセトン、 メチルェチルケトン、 シクロへキサノン等)、 芳香族炭化水素類 (トル ェン、 キシレン、 ェチルベンゼン、 メチルナフタレン等)、 非芳香族炭化水素類 (へ キサン、 シクロへキサン、 ケロシン等)、 エステル類 (酢酸ェチル、 酢酸ブチル等)、 二トリル類 (ァセトニトリル、 イソブチロニトリル等)、 エーテル類 (ジォキサン、 ジイソプロピルエーテル等)、 酸アミ ド類 (ジメチルホルムアミ ド、 ジメチルァセト アミ ド等)、 ハロゲン化炭化水素類 (ジクロロェタン、 トリクロロエチレン等) など が挙げられる。
界面活性剤としては、 例えばアルキル硫酸エステル類、 アルキルスルホン酸塩、 ァ ノレキルァリ—ルスルホン酸塩、 アルキルァリールエーテル類およびそのポリオキシェ チレン化物、 ポリエチレングリコールエーテル類、 多価アルコールエステル類、 糖ァ ルコール誘導体などが挙げられる。
その他の製剤用補助剤としては、 例えばカゼイン、 ゼラチン、 多糖類 (澱粉、 ァラ ビアガム、 セルロース誘導体、 アルギン酸等)、 リグニン誘導体、 ベントナイ ト、 合 成水溶性高分子(ポリビュルアルコール、ポリビニノレピロリ ドン、ポリアクリル酸等) などの固着剤や分散剤、 P A P (酸性リン酸イソプロピル)、 B H T ( 2、 6 - t e
r t —ブチル一 4—メチノレフエノール)、 B H A ( 2—/ — t e r t—ブチノレ一 4 ーメ トキシフエノール)、 植物油、 鉱物油、 脂肪酸、 脂肪酸エステルなどの安定剤が 挙げられる。 本発明組成物は、有効成分である本ゥラシル化合物と本ィミダゾリノン化合物を上 述の製剤手法により、 別途それぞれ製剤化した後、 これらを混合することにより調製 することもできる。
本発明組成物は、 そのまま、 または必要に応じて希釈して、 雑草の茎葉部に散布す る。 本発明組成物は、 他の除草剤と混合して用いることにより除草効力の増強を期待 できる場合がある。 さらに殺虫剤、 殺菌剤、 植物生長調節剤、 薬害軽減剤 (セーフナ ―) 等と併用することもできる。
本発明組成物の施用量は、有効成分化合物である本ゥラシル化合物と本ィミダゾリ ノン化合物との混合比、 気象条件、 製剤形態、 施用時期、 施用方法、 施用場所、 防除 対象雑草、 対象作物により変わり得るが、 1ヘクタール当り有効成分化合物の合計量 は、 通常 5 gから 5 0 0 g、 好ましくは 1 0 gから 3 0 0 gである。 本発明組成物の 乳剤、 水和剤、 懸濁剤等は、 その所定量を 1ヘクタール当り通常 1 0 0〜 1 0 0 0リ ットルの水で希釈して施用する。 希釈水にアジュパントを加え、 雑草に対する効力の 増強を期待することができる。 本発明方法は通常、有効量の本発明組成物を雑草に処理することにより行われるが、 上述の本発明組成物の使用量、 使用形態等に従って、 有効量の本ゥラシル化合物と本 ィミダゾリノン化合物とを独立して同時期に雑草に処理することによつても行うこ とができる。 次に本ゥラシル化合物のいくつかを、 具体的に例示する。
式 (I 一 a ) で示される化合物
CF3
式 (I一 b) で示される化合物
表 2
表 3
本ゥラシル化合物は、例えば EP 1106607に記載の方法により製造すること ができる。 例えば化合物 A_ 3は、 以下の方法により製造することができる。
2, 4, 5 _トリフノレオロニトロベンゼン 1. 77 gと 3_メチル一 2, 6—ジォ キソ一 4— (トリフルォロメチル) 一1, 2, 3, 6—テトラヒ ドロピリ ミジン 1. 94 gをジメチルスルホキシド 1 Om 1に溶解し、 室温で無水炭酸力リウム 1. 52 gを加えた後、 80°Cで 1時間攪拌した。 反応液を室温に冷却した後、 該反応液を氷 水に注加し、 酢酸ェチルで抽出した。 該有機層を飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸マグ ネシゥムで乾燥、濃縮した。残渣をシリカゲノレ力ラムクロマトグラフィーに付し、 2,
5—ジフルォロ _4一 [3—メチノレ一 2, 6—ジォキソ一 4— (トリフルォロメチル) — 1, 2, 3, 6—テトラヒ ドロピリ ミジン一 1一ィル] ニトロベンゼン 1. 51 g を得た。
融点: 150 °C
2—ペンジノレオキシフエノーノレ 4. 058と1^, N—ジメチノレホノレムアミ ド 9. 5 m 1の混合物を、 氷冷下、 水素化ナトリウム 0. 808と1^1, N—ジメチルホルムァ ミ ド 20m 1の混合物に滴下し、 30分攪拌した。 2, 5—ジフルオロー 4— [3— メチル一2, 6—ジォキソ一 4— (トリフルォロメチル) _1, 2, 3, 6—テトラ ヒ ドロピリ ミジン一 1一^ fル] ニ ト ロベンゼン 7. l gと N, N—ジメチルホルムァ ミ ド 17m 1の混合物を同温度にて滴下し、 1時間攪拌した。 該反応液を氷水に注加 し、 酢酸ェチルで抽出した。 該有機層を 1 N塩酸で 1回、 飽和食塩水で 1回、 順次洗 浄し、 無水硫酸マグネシゥムで乾燥、 濃縮した。 残渣をシリカゲル力ラムクロマトグ ラフィ一に付し、 2—(2—ベンジルォキシフエノキシ)ー5—フルオロー 4— [3— メチル一2, 6—ジォキソ一 4— (トリフルォロメチル) 一1, 2, 3, 6—テトラ ヒ ドロピリ ミジン一 1—ィル] ニトロベンゼン 8. 6 gを得た。
1 H-NMR (CDC 13/25 ΟΜΗζ) δ (p pm) : 3. 52 (q, 3H, J = 1. 1 H z ), 5. 01 (s, 2H), 6. 31 (s, 1H), 6. 81 (d, 1 H, J =6. OH z), 6. 9-7. 1 (m, 2H), 7 -7. 4 (m, 7H), 7 78 (d, :
鉄粉 8. 6 g、 酢酸 27m 1および水 2. 7m lの混合物に、 2— (2—ベンジノレ ォキシフエノキシ)一 5—フルォロ一 4— [3—メチル一2, 6—ジォキソ一 4— (ト リフルォロメチル) 一 1, 2, 3, 6—テトラヒ ドロピリミジン一 1—ィル] ニトロ ベンゼン 8. 6 gの酢酸 23m 1溶液を、 反応液の温度を 35 °C以下に保ちつつ滴下 した。 滴下終了後、 2時間攪拌を続けた後、 反応液をセライ ト濾過し、 酢酸ェチルで 希釈した。 混合物を飽和重曹水で中和し、 有機層を飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸マ グネシゥムで乾燥、 濃縮後、 得られた残査をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、 2—( 2—ベンジルォキシフエノキシ)一 5—フルォロ一 4— [3—メチノレー 2, 6— ジォキソ一 4— (トリフルォロメチル) 一1, 2, 3, 6—テトラヒ ドロピリミジン — 1 fル] ァニリン 6. 46 gを得た。
^-NMR (CDC 13/25 ΟΜΗ ζ) δ ( p p m) : 3. 50 (q, 3H, J = 1. 2 H z), 5. 06 (s, 2H), 6. 29 ( s , 1 H), 6. 57 (d d, 1 H, J = 8. 5, 1. 6H z), 6. 9— 7. 0 (m, 1 H), 7. 0— 7. 1 (m,
亜硝酸ィソアミノレ 4. 46 gを 2— (2—べンジルォキシフエノキシ)_5—フルォ 口一 4— [3—メチル一2, 6—ジォキソ一 4— (トリフルォロメチル) 一1, 2, 3, 6—テトラヒ ドロピリミジン一 1一ィル] ァニリン 6. 46 g、塩化銅(I) 2. 45 g、塩化銅(II) 5. 04 g、 ァセトニトリル 90m lの混合物に室温で滴下し、 1時間攪拌した。 該反応液を 2%塩酸に注加し、 酢酸ェチルで抽出した。 該有機層を 飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥、 濃縮した。 残渣をシリカゲル力 ラムクロマトグラフィーに付し、 (〔2— {2—クロ口一 4—フルオロー 5— [3—メ チル _2, 6—ジォキソー 4— (トリフルォロメチル) 一 1, 2, 3, 6—テトラヒ ドロピリミジン一 1 fル] フエノキシ } フエノキシ〕 メチル) ベンゼン 4. 6 gを
得た。
融点: 50. 8 °C
(〔2— { 2—クロ口一 4—フルォロ一 5— [3—メチル一2, 6—ジォキソ一 4 - (トリフルォロメチル) 一1, 2, 3, 6—テトラヒ ドロピリミジン一 1一ィル] フエノキシ } フエノキシ〕 メチル) ベンゼン 4. 5 gに、 酢酸ェチル 23 Oml及び 10%パラジウム 炭素 0. 46 gを加え、 水素雰囲気下に室温で 5時間攪拌した。 反応系を窒素置換した後、 反応液をセライト上で濾過し、 ろ液を濃縮して、 2_ {2 —クロ口一 4ーフノレオ口 _ 5— [3—メチノレー 2, 6—ジォキソ一4— (トリフノレオ ロメチル) 一 1, 2, 3, 6—テトラヒ ドロピリミジン一 1 Tル] フエノキシ } フ ェノ一ル 3. 57 gを得た。 '
融点: 55. 4°C
2— {2—クロ口一 4—フルォ口一 5— [ 3—メチル一 2, 6—ジォキソ一 4— (ト リフルォロメチル) 一1, 2, 3, 6—テトラヒ ドロピリミジン一 1—ィル] フエノ キシ } フエノール 0. 238を1^, N—ジメチルホルムアミ ド 6 m 1に溶解し、 無水 炭酸カリウム 0. 22 gを加え、 室温攪拌下、 2—ブロモプロピオン酸メチル 0. 1 3 gを加えた後、 80°Cで 3時間攪拌した。 反応液を室温に冷却した後、 該反応液を 氷水に注加し、 酢酸ェチルで抽出した。 該有機層を飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸マ グネシゥムで乾燥、 濃縮した。 残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、 2- [2- { 2—クロ口一 4—フルォロ一 5— [3—メチル一2, 6—ジォキソ一 4
一 (トリフルォロメチル) 一1, 2, 3, 6—テトラヒ ドロピリミジン一 1—ィル] フ: ノキシ } フエノキシ] プロピオン酸メチル 〔化合物 A— 3〕 0. 23 gを得た。
— NMR (CDC 13/250MH ζ) δ (p m) : 1. 47 (d, 3H, J =6. 8Hz ), 3. 50 (q, 3H, J = 0. 7Hz), 3. 6-3. 8 (m, 3
H), 4. 6-4. 8 (m, 1H), 6. 28 (s, 1 H), 6. 7— 6. 8 (m, 1 H), 6. 8— 6. 9 (m, 1H), 6. 9— 7. 1 (m, 1 H), 7. 1— 7. 2 (m, 2H), 7. 3— 7. 4 (m, 1 H) 以下、 製剤例を示す。 以下の製剤例及び試験例において化合物番号により示された 化合物は表 1〜 3の化合物を表し、 部は重量部を表す。
製剤例 1
化合物 A— 1、 A— 2、 A— 3、 A— 4、 A— 5、 A— 6、 A— 7、 B— 1、 B— 2、 B— 3、 B— 4、 C— 1、 C— 2、 C— 3または C一 4 42. 5部、 イマゼタピル 42. 5部、 リグニンスルホン酸カルシウム 3部、 ラウリノレ硫酸ナトリウム 2部およ び合成含水酸化珪素 10部をよく粉砕混合して各々水和剤を得る。
製剤例 2
化合物 A— 1、 A— 2、 A— 3、 A— 4、 A— 5、 A— 6、 A— 7、 B— 1、 B— 2、 B— 3、 B— 4、 C— 1、 C— 2、 C— 3または C一 4 0. 4部、 イマゼタピル 8 0部、 リグニンスルホン酸カルシウム 3部、 ラウリル硫酸ナトリウム 2部および合成 含水酸化珪素 14. 6部をよく粉砕混合して各々水和剤を得る。
製剤例 3
化合物 A— 1、 A—2、 A— 3、 A— 4、 A— 5、 A— 6、 A— 7、 B— 1、 B_2、 B_3、 B— 4、 C— 1、 C— 2、 C— 3または C一 4 10部、 イマゼタピル 20 部、 リグニンスルホン酸カルシウム 3部、 ラウリル硫酸ナトリウム 2部および合成含 水酸化珪素 65部をよく粉砕混合して各々水和剤を得る。
製剤例 4
化合物 A— 1、 A— 2、 A— 3、 A— 4、 A— 5、 A— 6、 A— 7、 B— 1、 B— 2、 B— 3、 B— 4、 C一 1、 C— 2、 C—3 42. 5部、 ィマザモックス 42. 5部、
リグニンスルホン酸カルシウム 3部、 ラウリル硫酸ナトリゥム 2部および合成含水酸 化珪素 10部をよく粉砕混合して各々水和剤を得る。
製剤例 5
化合物 A— 1、 A— 2、 A— 3、 A— 4、 A— 5、 A— 6、 A— 7、 B— 1、 B— 2、 B— 3、 B— 4、 C— l、 C—2、 C— 3または C一 4 0. 5部、 イマザモッタス 50部、 リグニンスルホン酸カルシウム 3部、 ラウリル硫酸ナトリウム 2部および合 成含水酸化珪素 44. 5部をよく粉砕混合して各々水和剤を得る。
製剤例 6
化合物 A— l、 A— 2、 A— 3、 A— 4、 A— 5、 A— 6、 A— 7、 B— 1、 B— 2、 B— 3、 B— 4、 C— 1、 C— 2、 C— 3または C一 4 10部、 イマザモッタス 3 0部、 リグニンスルホン酸カルシウム 3部、 ラウリル硫酸ナトリウム 2部および合成 含水酸化珪素 55部をよく粉砕混合して各々水和剤を得る。
製剤例 7
化合物 A— 1、 A— 2、 A— 3、 A— 4、 A— 5、 A— 6、 A— 7、 B— 1、 B— 2、 8_3、 8— 4、 じ一 1、 0—2、 じ—3またはじー4 24部、 イマゼタピル 24 部、 ポリオキシエチレンソルビタンモノォレエート 3部、 CMC (カルボキシメチル セルロース) 3部および水 46部を混合し、 粒度が 5ミクロン以下になるまで湿式粉 砕して各々懸濁剤を得る。
製剤例 8
化合物 A— 1、 A— 2、 A— 3、 A— 4、 A— 5、 A— 6、 A— 7、 B— 1、 B— 2、 B— 3、 B— 4、 C一 1、 C— 2、 C— 3または C— 4 0. 3部、 イマゼタピル 6 0部、 ポリオキシエチレンソルビタンモノォレエート 3部、 CMC (カルボキシメチ ルセルロース) 3部および水 33. 7部を混合し、 粒度が 5ミクロン以下になるまで 湿式粉砕して各々懸濁剤を得る。
製剤例 9
化合物 A—l、 A— 2、 A— 3、 A— 4、 A— 5、 A— 6、 A— 7、 B— 1、 B— 2、 B— 3、 B— 4、 C— 1、 C— 2、 C— 3または C— 4 10部、イマゼタピル 5部、 ポリオキシエチレンソルビタンモノォレエート 3部、 CMC (カルボキシメチルセル
ロース) 3部および水 7 9部を混合し、 粒度が 5 ミクロン以下になるまで湿式粉砕し て各々懸濁剤を得る。
製剤例 1 0
化合物 A— 1、 A— 2、 A— 3、 A— 4、 A— 5、 A— 6、 A— 7、 B— 1、 B— 2、 B— 3、 B— 4、 C一 1、 C一 2、 C— 3または C— 4 2 4部、 イマザモッタス 2 4部、 ポリオキシエチレンソルビタンモノォレエ一ト 3部、 CMC (カルボキシメチ ルセルロース) 3部および水 4 6部を混合し、 粒度が 5 ミクロン以下になるまで湿式 粉砕して各々懸濁剤を得る。
製剤例 1 1
化合物 A— 1、 A— 2、 A— 3、 A— 4、 A— 5、 A— 6、 A— 7、 B— 1、 B—2、 B— 3、 B— 4、 C— 1、 C一 2、 C—3または C— 4 0 . 4部、 イマザモッタス 4 0部、 ポリオキシエチレンソルビタンモノォレエ一ト 3部、 CMC (カルボキシメ チルセルロース) 3部および水 5 3 . 6部を混合し、 粒度が 5ミクロン以下になるま で湿式粉砕して各々懸濁剤を得る。
製剤例 1 2
化合物 A— 1、 A— 2、 A— 3、 A— 4、 A— 5、 A— 6、 A— 7、 B— 1、 B— 2、 B— 3、 B— 4、 C— 1、 C一 2、 C— 3または C一 4 5部、 イマザモックス 2 0 部、 ポリオキシエチレンソルビタンモノォレエート 3部、 CMC (カルボキシメチル セルロース) 3部および水 6 9部を混合し、 粒度が 5ミクロン以下になるまで湿式粉 砕して各々懸濁剤を得る。
以下に試験例を示す。
評価基準
除草効力の評価は、調査時の供試雑草の生育の状態が無処理のそれと比較して全く ないしほとんど違いがないものを 「0」 とし、 供試雑草が完全枯死または生育が完全 に抑制されているものを 「1 0」 として、 0〜1 0の 1 1段階に区分し、 0、 1、 2、 3、 4、 5、 6、 7、 8、 9または 1 0で示す。 作物に対する薬害の評価は、 薬害が ほとんど認められない場合は 「無」、 軽度の薬害が認められる場合は 「小」、 中程度の 薬害が認められる場合は 「中」、 強度の薬害が認められる場合は 「大」 で示す。
試験例 1
1 c m、深さ 8 c mのプラスチックポッ卜に畑地土壌を詰めキハマスゲ塊茎 を植付け、 温室内で 2 1日間育成させた。
化合物 A— 1 5部、 ソルポール 3 0 0 5 X (界面活性剤、 東邦化学工業株式会社 製) 6部及びキシレン 8 9部をよく混合して、 化合物 A— 1の乳剤を調製した。
化合物 A— 1の乳剤の単独、 イマゼタピルの製剤 (商品名パス一ト :アメリカンサ ィアナミツド社製、 イマゼタピル 2 4 %含有) の単独、 イマザモッタスの製剤 (商品 名 : ラブター、 アメリカンサイアナミツド社製、 イマザモッタスを 1 2 . 1 %含有) の単独、該化合物 A— 1乳剤とイマゼタピル製剤との混合組成物及び該化合物 A— 1 の乳剤とイマザモックスの製剤との混合組成物のそれぞれを、 1 %のァグリデックス (A G R I— D E X、 H e 1 e n a社製) を含有する水で希釈した。 該希釈液を、表 4に記載の有効成分施用量になるように小型噴霧器で前述のようにして育成させた キハマスゲの植物体上方より均一に散布した。供試化合物処理後直ちにダイズの種子 を播種した。供試化合物処理後 2 5日間温室内で育成し雑草に対する効果を判定した。 また処理後 1 4日後にダイズに対する薬害を判定した。 結果を表 4に示す。
表 4
本発明によれば、 雑草を低薬量で効果的に除草できる。 殊に果樹園、 ダイズ畑にお ける雑草を選択的に除草できる。