WO2003037640A1

WO2003037640A1 - Tampon

Info

Publication number: WO2003037640A1
Application number: PCT/JP2002/011448
Authority: WO
Inventors: Masanori Naritomi
Original assignee: Taisei Plas Co., Ltd.
Priority date: 2001-11-02
Filing date: 2002-11-01
Publication date: 2003-05-08
Also published as: US6935231B2; KR100552220B1; HK1064644A1; JP4202921B2; TWI247689B; TW200300115A; US20040045456A1; EP1440811A4; CN1248866C; EP1440811B1; EP1440811A1; DE60235030D1; CN1487887A; JPWO2003037640A1; KR20040028706A

Description

曰月糸田 » スタンプ技術分野

本発明は、メールアドレス、日付、電話番号などを捺印するためのスタンプに関し、特に印面が有端状ベルトに装着されているスタンプに関する。

皆景抟術

日付などを捺印するためのデート印としては、無端状ベルトを用いたものが一般的である。たとえば、実公平 6— 2 7 4 2 8号公報には、支持台に並列状態でかつ摺動自在に無端状ベルトを巻き付け、ベルトの外周面に設けられた摘みを操作することで所望の印面を選択できる回転式スタンプが提案されている。その他にも、実開平 3— 6 2 8 6 3号公報や実公平 7— 5 3 9 8 1号公報に無端状ベルトを有する回転式スタンプが提案されている。

ところで、こうした無端状ベルトを有する回転式スタンプは、各ベルトを引っ張りながら支持台に装着することで組み立てられるが、こうした作業はきわめて煩雑である。特に、ベルトを引っ張りながら支持台に填め込む場合、ベルトを引っ張つておくための専用治具が必要となる。

また、無端状ベルトを有する回転式スタンプでは、無端状ベルトと支持台との製造誤差如何でベルトが緩く装着されたり、逆にきつく装着されたりする。このため、所望の印面を選択する際の操作性にバラツキが生じる。

発明の開示

本発明は、組立作業性および操作性に優れたス夕ンプを提供することを目的とする。

上記目的を達成するために、本発明によれば、スタンプ筐体と、前記スタンプ筐体内に設けられ、スタンプの捺印面を U夕一ンする軌跡を有するレールと、前記レ一ルに係合して当該レールに沿って摺動し、複数の印面が所定間隔で装着されるとともに前記スタンプ筐体の外面に突出する摘みが設けられた有端状ベルトと、を有するスタンプが提供される。

上記発明において、特に限定されないが、前記レールは、複数に分割されたサブレールを重ね合わせて組み付けられる。

また、上記発明において、特に限定されないが、前記有端状ベルトは、前記それそれのサブレールに係合する複数のサブベルトで構成される。

本発明のスタンプは、スタンプ筐体に複数に分割されたサブレ一ルを重ね合わせて組み付けたのち、それそれのサブレールの開放端から有端状ベルトを差し込むことで組み立てられる。したがって、無端状ベルトを用いた場合のようにベルトを引つ張りながら組み立てる必要がなくなり、簡単な差し込み作業のみであることから、組立作業性が格段に向上する。

また、ベルトを引っ張ることがなくなるためベルトの耐久性（寿命）が向上するとともに、ベルトとレールとの係合状態のみにより印面の選択操作性が依存するので、製造バラヅキが小さくなって操作性が向上する。

図面の簡単な説明

図 1は、本発明のスタンプの実施形態を示す三面図、

図 2は、図 1の ΙΙ-Π線に沿う断面図、

図 3は、図 1の II I- IIIに沿う断面図、

図 4は、図 3の IV部の拡大断面図、

図 5は、本発明に係るベルトとレールを示す分解斜視図、

図 6は、本発明に係るスタンプ筐体を示す断面図、

図 7は、本発明に係るレールを示す断面図、

図 8は、本発明に係るペルトを示す平面図、側面図及び側面拡大図である

発日 fl»幸施するめの最の形態

以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。

なお、本例のスタンプ 1は 4列のベルト 4 1〜4 4のそれそれに複数の印面 5 1 〜5 4を装着し、 4桁の数字などを捺印するものを例に挙げて説明するが、桁数は何ら限定されるものではなく、 5列以上のベルト 4を以下に説明する手法と同様の手法で設け、 5桁以上の数字などを捺印するスタンプ 1を構成することもできる。また、捺印は数字に限らず、文字や図形であってもよい。

まず、本実施形態のスタンプ 1はスタンプ筐体 2を有し、このスタンプ筐体 2は把持部 2 1と捺印部 2 2と頭部キヤヅプ 2 3とから構成されている。把持部 2 1は図 1 (B ) 及び図 6に示されるように縦に二つ割り 2 1 a， 2 1 bに形成され、これらが嵌合されて組み立てられる。図 6において一方の把持部 2 l bに形成された突起 2 5が他方の把持部 2 1 aの凹部（図示せず）に嵌合することにより両者が組み立てられる。

さらにスタンプ筐体 2の内部には、図 4、図 5、図 7及び図 8に示される 5つのサブレ一ル 3 1〜3 5からなるレール 3と、このレール 3に係合する 4つのサブべルト 4 1〜4 4からなるベルト 4が設けられている。図 4は 5つのサブレ一ル 3 1 〜3 5と 4つのベルト 4 1〜4 4が組み付けられた状態を示し、図 5はそのうちの一つのペルト 4 1と 2つのレール 3 1 , 3 2のみを示し、また図 7は 5つのサブレール 3 1〜 3 5の断面図を示し、図 8は一つのベルトの詳細を示す。

図 2の全体断面図、図 4の要部断面図、図 5の分解斜視図、図 7のレール断面図及び図 8のペルト詳細図を参照して、本発明に係るレール 3およびベルト 4の細部構成とスタンプ筐体 2との関係を説明する。

図 5及び図 8に示すように、本例に係るサブベルト 4 1は、両端が接続されて（閉じて）いない有端状ベルトであって、ポリエステルエラストマ一又はゴムなどの弾性を有する材料で形成されている。後述するように、このサブベルト 4 1はレール 3に沿って差し込まれ、図 2に示すように捺印部 2 2において U夕一ンできるように、可撓性を付与する溝 4 5が定ピッチで形成されている。また、図 5及び図 8に示すように、サブベルト 4 1の一主面には印面ホルダ 6 1を装着するための爪部 4 6が定ピッチで形成されている。この爪部 4 6と印面ホルダ 6 1の爪部 6 2とが係合することで、印面ホルダ 6 1に装着された印面 5 1が定ピヅチでサブベルト 4 1 に固定されることになる。なお、印面 5 1は印面ホルダ 6 1に差し込まれ、接着剤などを用いて固定される。

さらに、サブベルト 4 1の印面 5 1を装着する主面と同一の主面の一端には、摘み 4 7が形成され、この摘み 4 7は図 1 (A) ( B ) および図 2に示すように、ス夕ンプ筐体 2の把持部 2 1に縦方向に形成されたスリット部 2 4から外部へ突出し、ユーザはこの摘み 2 4に指を当ててスライドさせることで、捺印部 2 2に位置する印面 5を選択するようになっている。

—方、サブベルト 4 1の反対側の主面には、断面が T字状の突起 4 8が、長手方向に沿って断続的に設けられており、この突起 4 8が後述するサブレ一ル 3 1および 3 2の間に形成された隙間 Sに係合する。これにより、サブベルト 4 1がレール 3 1 , 3 2に沿って案内され、スライドすることができる。

レール 3は、 5つのサブレ一ル 3 1〜3 5を重ね合わせることにより構成され、図 5にはそのうちの 2つのサブレ一ル 3 1， 3 2のみを示し、図 7に 5つのサブレール 3 1〜3 5を示すが、同図に示すような形状のサブレ一ル 3 1， 3 2のそれぞれには、その両端近傍に、一方の主面には突起 3 6が形成され、他方の主面には突起 3 6を受容するボス 3 7が形成されている。これら突起 3 6およびボス 3 7により 5つのサブレ一ル 3 1 ~ 3 5は、図 8に示すように重ね合わされて組み付けられる。ちなみに、 5つのサブレールのうち両端に位置するサブレ一ル 3 1 , 3 5には、把持部 2 1の壁面に形成された孔に嵌合する突起 3 9が形成されている。

また、図 5及び図 8に示すように各サブレ一ル 3 1〜3 5には、切り欠き部 3 8 が形成され、隣接するサブレ一ル 3 1， 3 2を重ね合わせるとこの切り欠き部 3 8 が隙間 S (図 4参照）を形成することになつて、この隙間に前述したサブベルト 4 1の突起 4 8が係合することになる。なお、切り欠き部 3 8の範囲は、本例では図 5に示すように Rの範囲とされているが、このように終端を設けることで、ベルト 4のスライド動作のストヅパの役目も司る。ただし、ベルト 4のスライド動作のストヅパ機能は、摘み 4 7と把持部 2 1のスリット部 2 4にもたせてもよい。

このように構成されたスタンプ 1を組み立てるには、以下の手順で行う。

まず、図 5に示すように両端に位置するサブレ一ルの一方（本例ではサブレール 3 1 ) の切り欠き部 3 8に、当該サブレ一ル 3 1に対応するサブベルト（本例ではサブベルト 4 1 ) の突起 4 8が係合するように当該サブベルト 4 1を U字状に折り曲げてセヅトする。次いで、サブベルト 4 1の突起 4 8が半分だけ係合したサブべ —ル 3 1に、隣接するサブレ一ル 3 2を嵌合させる。これにより、サブベルト 4 1 は、 2つのサブレール 3 1 , 3 2に狭持されるとともに、 2つのサブレール 3 1， 3 2の間に形成された切り欠き部 3 8による隙間 Sにサブベルト 4 1の突起が係合してスライド可能となる。

さらに、サブレール 3 2の反対側の主面に形成された切り欠き部 3 8に、次のサブベルト 4 2を折り曲げてセヅトし、隣接するサプレール 3 3を嵌合させる。そして、サブベルト 4 3， 4 4とサブレール 3 4， 3 5についても同様の手順で組み付ける。これにより、 5つのサブレ一ル 3 1〜3 5の間に 4つのサブベルト 4 ；!〜 4 4が狭持された組み付け品が完成する。

このサブレールとサブベルトとの組み付け品を、図 6に示す二つ割りにしたス夕ンプ筐体 2の把持部 2 1 a , 2 1 'bにセヅトし、二つの把持部 2 1 a , 2 1 bを嵌合させる。この把持部 2 1を捺印部 2 2に差し込み、また頭部キヤヅプを装着することで本例のスタンプ 1が完成する。

なお、捺印部 2 2は本発明のスタンプ 1に必須のものではなく、把持部 2 1のみでも捺印に供することはできる。

目的とする数字などの印面は、捺印部 2 2に臨む印面を見ながら、把持部 2 1から突出した摘み 4 7をスライドさせることで選択することができる。

なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。

本発明のス夕ンプによれば、有端状ベルトをレールに差し込むだけで簡単に組み立てることができ、ベルトを引っ張った状態で支持台に填め込むといった従来の無端状ベルトに比べ、格段に組立作業性が向上する。

また、ベルトに余分なテンションが作用しないのでベルトが劣化することがなくなり延命することになる。

さらに、ベルトのスライド操作はベルトとレールとの摩擦力のみによって定まるので、軽くスライドさせることができ所望の印面を選択する際の操作性が格段に向上する。

Claims

言青求の範囲

1 . スタンプ筐体と、

前記スタンプ筐体内に設けられ、スタンプの捺印面を Uターンする軌跡を有するレールと、

前記レールに係合して当該レールに沿って摺動し、複数の印面が所定間隔で装着されるとともに前記ス夕ンプ筐体の外面に突出する摘みが設けられた有端状ベルトと、を有するスタンプ。

2 . 前記レールは、複数に分割されたサブレールを重ね合わせて組み付けられる請求項 1記載のスタンプ。

3 . 前記有端状ベルトは、前記それそれのサブレールに係合する複数のサブベルトで構成される請求項 2記載のスタンプ。