WO2003003739A1

WO2003003739A1 - Information providing system, information providing apparatus, and method

Info

Publication number: WO2003003739A1
Application number: PCT/JP2002/006387
Authority: WO
Inventors: Hideki Asazu; Tomoyuki Yamamoto; Katsuro Matsuzaki; Kensuke Ohnuma
Original assignee: Sony Corporation
Priority date: 2001-06-28
Filing date: 2002-06-26
Publication date: 2003-01-09
Also published as: EP1401204A1; KR100920279B1; JP2003018518A; KR20040015279A; US7949604B2; US20040249966A1; CN1294754C; EP1401204A4; CN1529985A; JP3932476B2

Description

明細書

情報提供システム、並びに情報処理装置および方法技術分野

本発明は、情報提供システム、並びに情報処理装置および方法に関し、特に、放送コンテンツの著作権を保護しつつ、放送コンテンツの 2次的利用を図ることができるようにした情報提供システム、並びに情報処理装置および方法に関する。背景技術

本出願人は、特願 2 0 0 0— 2 3 7 6 7 1として、放送コンテンツを 2次的に利用することを先に提案した。先の提案においては、放送されたコンテンツが、受信装置において、一旦蓄積される。この放送コンテンツを 2次的に利用するための情報を記述したメタデータが、受信装置に対して、別途配信される。受信装置は、そのメタデータに基づいて、放送コンテンツのダイジェストや所定の部分だけを抽出して再生する。従って、視聴者は、見たい部分だけを、限られた時間内に視聴することが可能となる。

ところで、放送コンテンツには多くの場合、広告映像（コマーシャルフィルムの映像）が含まれている。この広告映像の部分を除いて放送コンテンツが 2次的に利用されるようなメタデータを配信すると、広告映像が視聴されることを前提として、放送コンテンツを提供している広告主の利益が損なわれる恐れがある。発明の開示

本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、コンテンツの著作権等の権利を保護しつつ、コンテンッの 2次的利用を図ることができるようにするものである。

本発明の情報提供システムは、コンテンツの再生する部分と再生の順序が規定されている再生データを第 1の情報処理装置からネットワークを介して第 2の情報処理装置に送信し、第 2の情報処理装置は、第 1の情報処理装置から送信されてきた再生データを登録するとともに、再生データに、コンテンツの利用に関する利用情報を付加し、第 3の情報処理装置は、第 2の情報処理装置からネットヮークを介して、利用情報が付加された再生データの配信を受け、配信を受けた再生データに基づいてコンテンツを利用することを特徴とする。

本発明の第 1の情報処理装置は、コンテンツの再生する部分と再生の順序が規定されている再生データを取得する取得手段と、取得手段により取得された再生データにより規定されるコンテンツを特定する特定手段と、特定手段により特定されたコンテンツの利用に関する条件を判定する判定手段と、判定手段による判定の結果に基づいて、再生データに、コンテンツの利用に関する利用情報を付加する付加手段と、付加手段により利用情報が付加された再生データを出力する出力手段とを備えることを特徴とする。

ネットワークを介して第 1の他の情報処理装置から送信されてきた再生データを受信する受信手段と、受信手段により受信された再生データを登録する登録手段と、ネットワークを介して第 2の他の情報処理装置から再生データの送信の要求を受け付ける受け付け手段とをさらに備えるようにすることができる。

前記付加手段は、登録手段が第 1の他の情報処理装置から送信されてきた再生データを登録するとき、再生データに利用情報を付加することができる。

前記付加手段は、受け付け手段により受け付けられた要求に基づいて、取得手段が、登録手段により登録された再生データの中から所定のものを取得し、出力手段が、ネットワークを介して第 2の他の情報処理装置に再生データを出力するとき、再生データに利用情報を付加することができる。

前記再生データに付加する電子署名を作成する作成手段をさらに備え、出力手段は、電子署名を付加して再生データを出力することができる。

前記電子署名を復号するのに必要な公開鍵を第 2の他の情報処理装置に配布する配布手段をさらに備えるようにすることができる。 '

前記コンテンツは、放送コンテンツであり、再生データは、放送コンテンツを利用するメタデータとすることができる。

本発明の第 1の情報処理方法、記録媒体のプログラムおよびプログラムは、コンテンッの再生する部分と再生の順序が規定されている再生データを取得する取得ステップと、取得ステップの処理により取得された再生データにより規定されるコンテンツを特定する特定ステップと、特定ステップの処理により特定されたコンテンツの利用に関する条件を判定する判定ステップと、判定ステップの処理による判定の結果に基づいて、再生データに、コンテンツの利用に関する利用情報を付加する付加ステップと、付加ステツプの処理により利用情報が付加された再生データを出力する出力ステップとを含むことを特徴とする。

本発明の第 2の情報処理装置は、コンテンツの再生する部分と再生の順序が規定されている再生データを取得する取得手段と、取得手段により取得された再生データに含まれる、対応するコンテンツの利用に関する利用情報を判定する判定手段と、判定手段による判定の結果に基づいて、再生データに従って、コンテンッを利用する利用手段とを備えることを特徴とする。

ネットワークを介して他の情報処理装置から再生データを受信する第 1の受信手段と、第 1の受信手段により受信した再生データを記憶する記憶手段とをさらに備え、取得手段は、記憶手段に記憶されている再生データを取得することがでぎる。

前記再生データに付加されている電子署名を検証する第 1の検証手段をさらに備え、記憶手段は、第 1の検証手段による検証結果に基づいて、再生データを記憶することができる。

電子署名を復号するのに必要な第 1の公開鍵を他の情報処理装置から受信する第 2の受信手段をさらに備えるようにすることができる。

前記第 1の公開鍵に添付されている証明書を復号するのに必要な第 2の公開鍵を保持する保持手段と、保持手段に保持されている第 2の公開鍵を利用して、証明書を検証する第 2の検証手段とをさらに備えるようにすることができる。前記コンテンツは、放送コンテンツであり、再生データは、放送コンテンツを利用するメタデータとすることができる。

本発明の第 2の情報処理方法、記録媒体のプログラムおよびプログラムは、コンテンッの再生する部分と再生の順序が規定されている再生データを取得する取得ステップと、取得ステップの処理により取得された再生データに含まれる、対応するコンテンツの利用に関する利用情報を判定する判定ステップと、判定ステップの処理による判定の結果に基づいて、再生データに従って、コンテンツを利用する利用ステップとを含むことを特徴とする。

本発明の情報提供システムにおいては、第 1の情報処理装置から送信された再生データが、第 2の情報処理装置において登録され、第 3の情報処理装置は、第 2の情報処理装置から再生データの配信を受け、配信を受けた再生データに基づいて、コンテンツを利用する。

本発明の第 1情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムにおいては、取得された再生データにより規定されるコンテンツが特定され、特定されたコンテンツの利用に関する利用情報が、再生データに付加され、出力される。本発明の第 2の情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムにおいては、再生データが取得され、取得された再生データに含まれる、利用情報の判定結果に基づいて、再生データに従って、コンテンツが利用される。図面の簡単な説明

図 1は、本発明を適用した情報提供システムの構成例を示すブロック図である _c 図 2は、図 1のメタデータ配信サーバの構成を示す図である。

図 3は、図 1の放送受信録画装置の構成を示すプロック図である。

図 4は、図 1の端末の構成を示すブロック図である。

図 5は、図 1の端末のメタデータ登録処理を説明するフローチャートである。図 6は、図 1のメタデータ配信サーバのメタデータ登録処理を説明するフローチャートである。

図 7は、メタデータの例を示す図である。図 8は、コンテンツ管理テーブルの例を示す図である。

図 9は、利用可否情報を読み込んだメタデータの例を示す図である。

図 1 0は、図 1の端末のメタデータ受信処理を説明するフローチヤ一トである _c 図 1 1は、図 1のメタデータ配信サーバのメタデータ送信処理を説明するフロ一チャートである。

図 1 2は、図 1の放送受信録画装置のコンテンツ視聴処理を説明するフローチヤートである。

図 1 3は、図 1の端末の公開鍵取得処理を説明するフローチャートである。図 1 4は、図 1のメタデータ配信サーバの公開鍵送信処理を説明するフローチヤートである。発明を実施するための最良の形態

図 1は、本発明を適用した情報提供システムの構成例を表している。この情報提供システムにおいては、インターネット 1に、メタデータ配信サーバ 2が接続されている。このメタデータ配信サーバ 2には、ォーサリングシステム 3が接続されている。

インターネット 1にはさらに、放送受信録画装置 5— 1乃至 5— 3、並びに端末 6— 1乃至 6— 3が接続されている。放送受信録画装置 5— 1乃至 5— 3 (以下、これらを個々に区別する必要がない場合、単に放送受信録画装置 5と称する）は、放送装置 4が、放送した電波を受信し、放送コンテンツを録画する。端末 6— 1乃至 6— 3は、それぞれ、必要に応じて、放送受信録画装置 5— 1乃至 5— 3と一体的に構成される。端末 6— 1乃至 6— 3 (以下、これらを個々に区別する必要がない場合、単に端末 6と称する）は、対応する放送受信録画装置 5 に録画された放送コンテンツのメタデータを生成し、インターネット 1を介してメタデータ配信サーバ 2に送信する。

メタデータ配信サーバ 2のォーサリングシステム 3も、放送装置 4の電波を受信し、放送コンテンツに基づいたメタデータを生成し、メタデータ配信サーバ 2 に登録する。

メタデータ配信サーバ ₂には、このようにして、各端末 6から配信されてきたメタデータ、並びにォーサリングシステム 3により生成されたメタデータが登録される。メタデータ配信サーバ 2は、端末 6からの要求に基づいて、登録されているメタデータのうち所定のものを、インターネット 1を介して端末 6に配信する。

なお、図 1においては、放送受信録画装置 5と端末 6が、それぞれ、 3台ずつインターネット 1に接続されるようにしたが、接続される台数は任意である。また、放送装置 4の台数も任意である。

図 2は、メタデータ配信サーバ 2の構成例を表している。 EPG取得装置 1 1は、各放送装置が放送している放送コンテンツに関する EPG (Electrical Program Guide) を取得する。 EPG登録用アプリケーションサーバ 1 2は、 EPG取得装置 1 1が取得した EPGデータをデータベースサーバ 1 3に供給し、記録させる。メタデータ配信/アップロード用アプリケーシヨンサーバ 1 5は、ィンターネット 1を介して端末 6から送信されてくる（アップロードされてくる）メタデータを、データベースサーバ 1 3に供給し、登録させるとともに、逆にデータべ一スサーバ 1 3に登録されているメタデータを読み出し、インターネット 1を介して端末 6に配信する処理を行う。 HTTP (Hyper Text Transfer Protocol) サーノ 1 4は、メタデータ配信/アップロード用アプリケーションサーバ 1 5と、ィンタ一ネット 1 との間のィンタフェース処理を実行する。

放送受信装置 1 6は、放送装置 4が放送した電波を受信し、放送コンテンツをコンテンツサーバ 1 7に供給し、登録させる。ォーサリングシステム 3は、コンテンッサーバ 1 7に登録されたコンテンツに基づいてメタデータを生成する。メタデータ登録用アプリケーションサーバ 1 8は、ォーサリングシステム 3により生成されたメタデータを、データベースサーバ 1 3に供給し、登録させる。

このようにして、データベースサーバ 1 3には、 EPG取得装置 1 1により取得された EPG情報の他、ィンターネット 1を介して各端末 6から送信されてきたメタデータ、並びにォーサリングシステム 3により生成されたメタデータが登録される。

データベースサーバ 1 3には、この他、端末 6の端末情報、そのユーザのユーザ情報、および、放送コンテンツ毎の利用可否情報（コンテンツ管理テーブル）なども登録される。

放送受信録画装置 5は、例えば、図 3に示されるように構成される。チューナ 4 1は、放送装置 4が出力した電波を受信し、放送コンテンツを含むベースバンド信号を復調器 4 2に出力する。復調器 4 2は、チューナ 4 1より供給されたべースバンド信号を復調し、デコーダ 4 3に出力する。デコーダ 4 3は、復調器 4 2により供給された復調信号、またはハードディスクドライブ（HDD) コント口ーラ 5 4を介して、ハードディスクドライブ（HDD) 5 5から読み出された信号をデコードし、映像データと音声データを生成する。

ミキサ 4 4は、デコーダ 4 3より供給された音声データに、バス 4 9を介して供給された他の音声データを合成し、スピーカ 4 5に出力する。コンポ一ザ 4 6 は、デコーダ 4 3より供給された映像データと、グラフィックコントローラ 4 8 により生成され、バス 4 9を介して供給された映像データとを合成し、モニタ 4 7に出力する。

CPU (Central Proces s ing Uni t) 5 0は、 ROM (Read On ly Memory) 5 1に記憶されているプログラムに従って、各種の処理を実行する。 R0M 5 1には、この他、 CPU 5 0が各種の処理を実行する上において必要なパラメータなども記憶されている。 RAM (Random Access Memory) 5 2には、 CPU 5 0が処理する上において必要なプログラムやデータなどが適宜記憶される。入力部 5 6は、ユーザにより操作されたとき、対応する指令を CPU 5 0に出力する。

ネットワークインタフェース（I/F) 5 3は、インターネット 1の他、各種の公衆回線や LAN (Loca l Area Network) との通信処理を行う。ハードディスクドライブコントローラ 5 4は、ハードディスクドライブ 5 5を制御し、チューナ 4 1により受信された放送コンテンツを録画させる。また、ネットワークインタフェース 5 3を介して取得されたメタデータも、ハードディスクドライブ 5 5に供給され、記録される。

図 4は、端末 6の構成例を表している。図 4において、 CPU 1 2 1は、 R0M 1 2 2に記憶されているプログラム、または記憶部 1 2 8から RAM 1 2 3にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。 RAM I 2 3にはまた、 CPU 1 2 1が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。

CPU 1 2 1 、 ROM 1 2 2、および RAM 1 2 3は、バス 1 2 4を介して相互に接続されている。このバス 1 2 4にはまた、入出力ィンタフェース 1 2 5も接続されている。

入出力インタフェース 1 2 5には、キーボード、マウスなどよりなる入力部 1 2 6 、 CRT (Cathode Ray Tube) 、 LCD (Li qu i d Cryst a l D i sp l ay) などよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部 1 2 7、ハードディスクなどより構成される記憶部 1 2 8、モデム、ターミナルアダプタなどより構成される通信部 1 2 9が接続されている。通信部 1 2 9は、ィンターネット 1を含むネットワークを介しての通信処理と、対応する放送受信録画装置 5との通信処理を行う。

入出力ィンタフェース 1 2 5にはまた、必要に応じてドライブ 1 3 0が接続され、磁気ディスク 1 4 1、光ディスク 1 4 2、光磁気ディスク 1 4 3、或いは半導体メモリ 1 4 4などが適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部 1 2 8にインストールされる。

次に、図 1のシステムの動作について説明する。放送受信録画装置 5のユーザは、放送装置 4が放送するコンテンツを受信するとき、入力部 5 6を操作して、所定のチャンネルのコンテンツの受信を指令する。 CPU 5 0は、入力部 5 6から、この指令の入力を受けると、チューナ 4 1を制御し、指定されたチャンネルのコンテンッの電波を受信させる。

チューナ 4 1は、指定されたチャンネルの電波を受信すると、その受信信号を復調器 4 2に出力する。復調器 4 2は、受信信号を復調し、デコーダ 4 3に出力する。デコーダ 4 3は、復調信号をデコードし、映像信号をコンポ一ザ 4 6を介してモニタ 4 7に出力し、表示させる。また、デコーダ 4 3は、音声信号をミキサ 4 4を介してスピーカ 4 5に出力し、放音させる。

このようにして、放送受信録画装置 3のユーザは、所望のチャンネルのコンテンッを視聴することができる。

また、ユーザが受信したコンテンツの記録を指令した場合には、デコーダ 4 3 より出力された信号が、ハードディスクドライブコントローラ 5 4を介して、ハードディスクドライブ 5 5に供給され、内蔵するハードディスクに記録される。この記録動作は、映像信号と音声信号を、モニタ 4 7またはスピーカ 4 5から出力しない状態でも実行可能とされる。

ハードディスクに記録されているコンテンツの再生が、入力部 5 6の操作に基づいて指令されたとき、 CPU 5 0は、ハードディスクドライブコントローラ 5 4 を制御し、ハードディスクドライブ 5 5のハードディスクに記録されている、指定されたコンテンツを再生させる。再生された信号は、デコーダ 4 3でデコードされ、映像信号はコンポ一ザ 4 6を介してモニタ 4 7に出力され、表示される。また、音声信号は、ミキサ 4 4を介してスピーカ 4 5に出力される。

ユーザは、このようにして、ハードディスクに記録したコンテンツを、任意のタイミングにおいて視聴することができる。

また、ユーザは、ハードディスクに記録した放送コンテンツを、端末 6で読み出し、記憶部 1 2 8に記憶させることができる。

次に、図 5と図 6のフローチャートを参照して、端末 6が生成したメタデータを、メタデータ配信サーバ 2に登録する処理について説明する。図 5は、この場合における端末 6の処理を表し、図 6は、メタデータ配信サーバ 2の処理を表している。

最初に、図 5のフローチャートを参照して、端末 6のメタデータ登録処理について説明する。なお、いまの場合、端末 6— 1のユーザがメタデータを生成し、メタデータ配信サーバ 2に登録するものとする。ステップ S I 1において、端末 6— 1のユーザは、記憶部 1 2 8に記憶されている放送コンテンツを読み出し、出力部 1 2 7を構成する表示部に表示させ、入力部 1 2 6を操作して、適宜、所定のシーンを選択するなどして、編集処理を行う。 CPU 1 2 1は、この編集処理に対応して、編集内容を表すメタデータを生成する。入力部 1 2 6が操作され、記録が指令されると、 CPU 1 2 1は、生成されたメタデータを記憶部 1 2 8に供給し、記憶させる。なお、メタデータの例については、図 7を参照して後述する。

記憶部 1 2 8に、このようにして任意の数のメタデータが記憶される。そこで、端末 6— 1のユーザは、入力部 1 2 6を操作して、メタデータ配信サーバ 2に登録するメタデータの一覧の表示を指令する。このとき、 CPU 1 2 1は、記憶部 1 2 8に記憶されているメタデータの一覧を再生し、出力部 1 2 7の表示部に出力し、表示させる。端末 6— 1のユーザは、この表示を見て、メタデータ配信サーバ 2に登録するメタデータを、入力部 1 2 6を操作することで選択する。ステツプ S 1 2において、 CPU 1 2 1は、入力部 1 2 6からの入力に基づいて、メタデータを選択すると、ステップ S 1 3において、記憶部 1 2 8に記憶されている、そのメタデータを再生し、通信部 1 2 9からインターネット 1を介してメタデータ配信サーバ 2に送信させる。

送信処理が完了すると、後述するように、メタデータ配信サーバ 2が、登録完了または登録拒否を通知してくる（図 6のステップ S 2 6， S 2 7 ) 。そこで、ステップ S 1 4において、端末 6— 1の CPU 1 2 1は、メタデータ配信サーバ 2 から送信されてきた登録結果を、通信部 1 2 9を介して受信すると、出力部 1 2 7の表示部に出力し、表示させる。この表示から、ユーザは、メタデータが正しく登録されたか否かを知ることができる。正しく登録できなかった場合には、登録処理が再び繰り返されることになる。

次に、図 6のフローチャートを参照して、端末 6— 1のこのような登録処理に対応して行われるメタデータ配信サーバ 2の登録処理について説明する。

ステップ S 2 1において、端末 6— 1から送信されてきた（図 5のステップ S 1 3の処理で送信されてきた）メタデータを受信する処理が、メタデータ配信サーバ 2において実行される。即ち、インターネット 1を介して端末 6— 1からメタデータが送信されてくると、これが HTTPサーバ 1 4を介してメタデータ配信 Zアップロード用アプリケーションサーバ 1 5に供給される。

アプリケーションサーバ 1 5は、ステップ S 2 2において、受信したメタデータを解析し、そのメタデータの記述対象となっているコンテンツを特定する。即ち、メタデータは、例えば、図 7に示されるように構成されている。その先頭の Target から/ Target までの範囲（第 3行目から第 9行目までの範囲）に、このメタデータが対象とするコンテンツに関する記述がなされている。

第 4行目のく Area id=' Tokyo'〉は、この放送コンテンツが放送された地域が「東京」であること表す。第 5行目のく Channel

network Terrestrial'〉8〈/Channel〉は、この放送コンテンツが「地上波の第 8チャンネル」で放送された放送コンテンツであることを表している。さらに、第 6行目のく StartTime〉は、その放送の開始時刻が「2 0 0 1年 3月 2 4日 1 9 時 0 0分」であることを表し、第 7行目のく EndTime>は、終了時刻が「2 0 0 1 年 3月 2 4日 2 1時 0 0分」であることを表す。また、第 8行目のく title〉は、その放送コンテンツのタイトルが、「ナイター：巨人 v. s.阪神」であることを表す。

ステップ S 2 2においては、この地域、チャンネル、放送開始時刻と終了時刻、およびタイトルに基づいて、放送コンテンツが特定される。

図 7のメタデータの例においては、く Story title〉が「得点シーン」であるストーリと、「今 3の見所」というストーリの 2つにより構成されている。

図 7には、「得点シーン」のストーリとして、最初の 2つのセグメントが例示されている。最初のセグメントは、その開始位置が、「0 0時 2 0分 2 2秒」の位置とされ、その終了位置が、「0 0時 2 1分 1 4秒」の位置とされている。その内容を識別するための情報（description) として、「 3回表〇〇の犠牲フライで厶がホームイン」のコメントが記述されている。 2番目のセグメントは、「0 0時 4 2分 0 0秒」から「0 0時 4 5分 1 2秒」までの部分であり、「5回裏逆転 2ラン」のコメントが付加されている。

「今日の見所」のストーリにおいては、最初の 1つのセグメントが例示されている。このセグメントは、「0 0時 3 1分 4 1秒」から、「0 0時 3 2分 0 3 秒」までの期間の部分とされる。識別のための情報としては、「口口のファインプレー j のコメントが付加されている。

次に、ステップ S 2 3に進み、アプリケーションサーバ 1 5は、データベースサーバ 1 3に記録されているコンテンツ管理テーブルからコンテンツの利用可否情報を読み取る。

即ち、データベースサーバ 1 3には、例えば、図 8に示されるような、コンテンッ管理テーブルが予め登録されている。このコンテンツ管理テーブルには、コンテンッに割り当てられている ID、そのコンテンツを放送した放送局（放送装置）、放送 0、開始時刻、終了時刻、および利用可否のフラグが登録されている。例えば、図 8の例においては、 IDが「0」のコンテンツは、放送局が「NHHj であり、放送日が「2 0 0 2年 3月 4日」であり、開始時刻が「 1 0時 0 0分」であり、終了時刻が「 1 0時 3 0分」である放送コンテンツは、利用することが可能（「可」）であることが記述されている。これに対して、 IDが「 1」の放送局「TBBJ で、「2 0 0 2年 4月 2 」に「2 0時 0 0分」力、ら「2 1時 0 0 分」まで放送されたコンテンツは、利用することができないこと（「不可」であること）が記述されている。

ステップ S 2 4において、アプリケーションサーバ 1 5は、ステップ S 2 3で読み取られた利用可否情報（図 8における利用可否フラグ）が利用可能であることを表しているか否かを判定する。このコンテンツが利用可能である場合には (例えば、図 8の IDが「0」のコンテンツである場合には）、ステップ S 2 5 に進み、アプリケーションサーバ 1 5は、メタデータに利用可否情報を挿入し、データベースサーバ 1 3に供給し、登録させる。

図 9は、このようにして、図 7のメタデータに、利用可否情報が付加された状態を表している。即ち、この例においては、図 7に示されるメタデータに対して、第 3行目乃至第 6行目に、〈Li cense〉が追加されている。その内容としては、このライセンスを与えたのは、「 X Xメタデータサービスセンタ」であること、並びに、その Θ付が「2 0 0 1年 3月 2 7日 2 3時 5 8分 4 3秒」であることが記述されている。

データベースサーバ 1 ₃は、アプリケーションサーバ i 5から転送されてきた利用可否情報が埋め込まれたメタデータを登録すると、登録が完了したことをァプリケーシヨンサーバ 1 5に通知する。アプリケーションサーバ 1 5は、ステツプ S 2 6において、データベースサーバ 1 3から、この通知を受け取ると、登録完了通知を端末 6 _ 1に送信する。即ち、この登録完了通知は、 HTTPサーバ 1 4からインターネット 1を介して、端末 6 _ 1に送信される。

一方、ステップ S 2 4において、利用可否情報が利用可となっていないと判定された場合 (利用不可とされている場合）、ステップ S 2 7に進み、アプリケーシヨンサーバ 1 5は、端末 6— 1から送信されてきたメタデータを破棄し、端末 6— 1に対して登録拒否通知を送信する。例えば、図 8の IDが「1」のコンテンッに関するメタデータである場合には、その利用は許可されていない。従って、この場合には、データベースサーバ 1 3への、そのメタデータの登録が拒否される。

これにより、コンテンツの利用を管理する管理者が許諾していないコンテンツの 2次的利用が不正に行われてしまうことが防止される。

なお、以上においては、ライセンスの条件として、利用の可否だけを記述するようにしたが、コンテンツを利用することが可能な有効期限、コンテンツを利用することが可能なユーザ、あるいは端末などを記述することも可能である。

あるいはまた、ユーザが、そのメタデータに基づいて、コンテンツを視聴する時点において、その利用の可否を問い合わせるべきサーバのアドレスを、ライセンスの内容として記述しておき、利用時に、その都度、利用の可否をサーバに問い合わさせるようにすることも可能である。また、ライセンスの中に、メタデータ作成者を特定する情報（例えば、メタデータ作成者の氏名、作成者の ID、端末の IDなど）を付随する情報として記述するようにすることもできる。

さらに、以上においては、利用の可否のフラグだけに基づいて視聴可否を決定するようにしたが、コンテンツの中を細分し、その中の所定の部分（例えば、広告映像部分、提供のアナウンス部分等）は、必ず再生されるべき部分として設定したり、その他の所定の部分は、利用できない部分として設定しておくこともできる。この場合、利用が禁止されている区間がメタデータに記述されている場合には、その登録が拒否される。同様に、必ず視聴されるべき区間がメタデータに含まれていない場合にも、そのメタデータの登録は拒否される。

さらに、以上の例においては、メタデータを登録する際に、利用可否情報をメタデータに付加するようにしたが、登録されているメタデータをユーザに配布する際に付加するようにすることも可能である。

以上のようにして、メタデータ配信サーバ 2のデータベースサーバ 1 3には、多くの端末 6のユーザから放送コンテンツの編集結果としてメタデータが送信され、登録される。なお、このメタデータは、メタデータ配信サーバ 2においても独自に生成され、登録される。

この場合、放送受信装置 1 6により、放送装置 4の放送電波が受信され、放送コンテンツがコンテンツサーバ 1 7に登録される。ォーサリングシステム 3は、コンテンツサーバ 1 7に登録されたコンテンツをォーサリングし、メタデータを生成する。メタデータ登録用アプリケーションサーバ 1 8は、ォーサリングシステム 3により生成されたメタデータをデータベースサーバ 1 3に供給し、登録させる。

以上のようにして、メタデータ配信サーバ 2に登録されたメタデータは、各ュ —ザが配信を受け、利用することができる。次に、図 1 0と図 1 1のフローチヤートを参照して、この場合の処理について説明する。

図 1 0は、端末 6の処理を表し、図 1 1は、これに対応する配信サーバ 2の処理を表している。

最初に、図 1 0を参照して、端末 6の処理について説明する。なお、いまの場合、例えば、端末 6— 2がメタデータの配信を受けるものとする。

最初にステップ S 4 1において、端末 6 _ 2の CPU 1 2 1は、入力部 1 2 6の操作に基づいて、ユーザによりメタデータ配信サーバ 2へのアクセスが指令されると、通信部 1 2 9を制御し、メタデータ配信サーバ 2にアクセスさせる。このとき、 CPU 1 2 1は、入力部 1 2 6からの入力に基づいてユーザにより指定された配信を受けるべきメタデータを指定する指定情報を同時に送信する。

メタデータ配信サーバ 2は、この指定情報に基づいて、メタデータを送信してくる（図 1 1のステップ S 6 5 ) 。そこで、ステップ S 4 2において、 CPU 1 2 1は、通信部 1 2 9を介してメタデータ配信サーバ 2から送信されてきたメタデータを受信する。このメタデータには電子署名が付加されている。そこで、ステップ S 4 3において、 CPU 1 2 1は、ステップ S 4 2の処理で受信したメタデータに付加されている電子署名を、記憶部 1 2 8に記憶されている公開鍵（この公開鍵を取得する方法については、図 1 3のフローチャートを参照して後述する）で復号し、メッセージダイジェストを得る。

さらに、 CPU 1 2 1は、ステップ S 4 4において、ステップ S 4 2で受信したメタデータに基づいて、メッセージダイジェストを生成する。このメッセージダイジエストは、メタデータに対して所定のアルゴリズムを適用することで生成された固定長（例えば、 1 2 8ビット程度）のビットパターンで構成される。このアルゴリズムとしては、例えば、 B. Kal i ski , R. Ri ves t らによる MD 5を用いることが可能である。このようなメッセージダイジェストは、異なるデータから同じメッセージダイジエストが生成される確率は極めて低く、かつメッセージダイジエストが変わらないようにもとのデータを改変することは、事実上不可能といった性質を有している。従って、メッセージダイジェストは、しばしば指紋に例えられる。

次に、ステップ S 4 5において、 CPU 1 2 1は、ステップ S 4 3の処理で、電子署名を復号して得たメッセージダイジエストと、ステップ S 4 4の処理でメタデータに基づいて自ら生成したメッセージダイジエストを比較する。受信されたメタデータが不正に改竄されたものでなければ、 2つのメッセージダイジエストは一致する。これに対して、改竄されたものである場合、 2つのメッセージダイジエストは一致しない。

そこで、ステップ S 4 6において、 CPU 1 2 1は、 2つのメッセージダイジェストが一致するか否かを判定し、一致する場合には、受信したメタデータは改竄されていないので、ステップ S 4 7に進み、そのメタデータを記憶部 1 2 8に供給し、記憶させる。

これに対して、ステップ S 4 6において、 2つのメッセージダイジェストがー致しないと判定された場合、そのメタデータは改竄されている恐れがあるので、ステップ S 4 8に進み、 CPU 1 2 1は、受信したメタデータを破棄する。

次に、図 1 1のフローチャートを参照して、以上の端末 6— 2の処理に対応して実行されるメタデータ配信サーバ 2のメタデータ送信処理について説明する。ステップ S 6 1において、アプリケーションサーバ 1 5は、端末 6 _ 2からのアクセスを受け付けると、ステップ S 6 2において、端末 6— 2から指定されたメタデータを、データベースサーバ 1 3から読み出させる。アプリケーションサーバ 1 5は、ステップ S 6 3において、ステップ S 6 2の処理で読み出されたメタデータのメッセージダイジエストを生成する。このメッセージダイジエストを生成するアルゴリズムは、上述した、図 1 0のステップ S 4 4の処理で、端末 6 一 2において実行されたアルゴリズムと同一のアルゴリズムとされる。

次に、ステップ S 6 4に進み、アプリケーションサーバ 1 5は、ステップ S 6 3の処理で生成したメッセージダイジエストに対する電子署名を作成する。即ち、アプリケーションサーバ 1 5は、自分自身が有する秘密鍵で、メッセージダイジストを暗号化することで電子署名を作成する。このとき用いられる秘密鍵としては、 R. Ri vest , A. Shamir, L. Ade lmanによる RSAに基づく公開鍵暗号系で用いられる秘密鍵を利用することができる。なお、図 7のメタデータは、 XML形式で記述されているので、 W3Cで規格化が進められている XML Si gnatureを用いて電子署名を作成するようにすることも可能である。

次に、ステップ S 6 5に進み、アプリケーションサーバ 1 5は、ステップ S 6 4の処理で生成した電子署名をメタデータに付加し、端末 6— 2に送信する。ユーザは、以上のようにしてメタデータの配信を受けたとき、その端末 6の記憶部 1 2 8に記憶されているメタデータを、放送受信録画装置 5のハードデイスクドライブ 5 5に転送し、記憶させることができる。そして、ユーザは、そのメタデータ基づいて、ハードディスクドライブ 5 5に受信し、記憶されている放送コンテンツを視聴することができる。次に、図 1 2のフローチャートを参照して, この場合の処理について説明する。

ユーザは、入力部 5 6を操作して、視聴に用いるメタデータを選択するために、その一覧の表示を指令する。 CPU 5 0は、ステップ S 8 1において、このとき、ハードディスクドライブコントローラ 5 4を介してハードディスクドライブ 5 5 を制御し、そこに記録されているメタデータを検索し、その一覧のデータを生成する。そして、この生成された一覧のデータは、グラフィックコントローラ 4 8 に供給され、画像データに変換され、コンポ一ザ 4 6を介してモニタ 4 7に出力され、表示される。ユーザは、入力部 5 6を操作することで、その一覧の中から, 所定のメタデータを指定する。 CPU 5 0は、ステップ S 8 1において、ユーザからの指令に基づいて、ハードディスクドライブ 5 5に記憶されているメタデータを選択的に読み出す。

ステップ S 8 2において、 CPU 5 0は、選択して読み出されたメタデータから視聴可否情報部分を取得する。即ち、図 9の例においては、 Licenseの部分（第 3行目乃至第 6行目の部分） 1 ここで取得される。

ステップ S 8 3において、 CPU 5 0は、視聴可否情報が取得できたか否かを判定する。図 9に示されるメタデータの場合、その第 3行目乃至第 6行目に、 Licenseが記述されている。即ち、視聴可否情報がメタデータに登録されている _c 従って、この場合、ステップ S 8 4に進み、 CPU 5 0は、メタデータの第 3行目乃至第 6行目に記述されている視聴可否情報を読み出す。そして、ステップ 8 5において、 CPU 5 0は、読み出された視聴可否情報は視聴可能であることを表しているか否かを判定する。視聴可能である場合には、ステップ S 8 6に進み、 CPU 5 0は、そのメタデータに基づいて、ハードディスクドライブ 5 5に記録されている放送コンテンツを再生し、出力させる。

例えば、図 9に示されるメタデータの例の場合、く Story t i t l e〉で規定れている「得点シーン」や「今日の見所」といったストーリが再生され、モニタ 4 7に表示される。また、対応する音声が、スピーカ 4 5から出力される。

一方ステップ S 8 3において、視聴可否情報が取得できないと判定された場合、あるいは、取得できたとしてもステップ S 8 5において、視聴不可とされていると判定された場合、ステップ S 8 7に進み、 CPU 5 0は、グラフィックコント口ーラ 4 8を制御し、エラーメッセージを生成させる。そして、このエラーメッセージは、コンポ一ザ 4 6を介してモニタ 4 7に出力され、表示される。例えば、図 7に示されるメタデータの例の場合、ライセンス情報が付加されていない。従つて、このようなメタデータに基づく放送コンテンツの再生は禁止される。また、仮に、ライセンス情報が登録されていたとしても、利用の禁止が記述されている場合には、同様に、放送コンテンツの利用が禁止される。

このようにして、放送コンテンツが不正に利用されることが防止される。

上述したように、メタデータ配信サーバ 2が各端末 6にメタデータを配信するとき、電子署名が付加されているので、この電子署名を復号するのに公開鍵が必要となるが、この公開鍵は、各端末 6が、メタデータ配信サーバ 2 (もちろん、他のサーバでもよい）から事前に取得しておく。次に、この場合の処理について. 図 1 3のフローチヤ一トを参照して説明する。

ステップ S 1 0 1において、端末 6の CPU 1 2 1は、通信部 1 2 9を制御し、メタデータ配信サーバ 2にアクセスさせる。そして、 CPU 1 2 1は、入力部 1 2 6からのユーザの入力に基づいて公開鍵の送信を要求する。この要求に基づいて、メタデータ配信サーバ 2から公開鍵が送信されてくる (図 1 4のステップ S 1 2 2 ) 。 CPU 1 2 1は、ステップ S 1 0 2において、メタデータ配信サーバ 2から送信されてきた公開鍵を受信する。この公開鍵には証明書が付加されている。この証明書を復号するための証明書用公開鍵は、端末 6 の ROM 1 2 2に、予め登録されている。

そこで、ステップ S 1 0 3において、 CPU 1 2 1は、証明書用公開鍵を ROM 1 2 2から読み出し、ステップ S 1 0 4において、その証明書用公開鍵を用いて、ステップ S 1 0 2で受信した証明書を復号する。

CPU 1 2 1は、証明書用公開鍵で証明書を復号して得た公開鍵を、暗号化されていない公開鍵と比較し、両者が一致すれば改竄されていない公開鍵であるとして、これを記憶部 1 2 8に供給し、記憶させる。両者が一致しない場合には、改竄された公開鍵であるとして、その公開鍵は記憶されない。

これにより、メタデータに付加されている電子署名を復号するための公開鍵を得ることができる。そして、 CPU 1 2 1は、以後、この公開鍵を用いて、上述したように、電子署名を復号する（図 1 0のステップ S 4 3 ) 。

図 1 4は、図 1 3の端末 6の公開鍵取得処理に対応して実行されるメタデータ配信サーバ 2の処理を表している。

ステップ S 1 2 1において、アプリケーションサーバ 1 5は、端末 6からァクセスを受け、公開鍵の送信の要求を受信すると、ステップ S 1 2 2において、公開鍵を秘密鍵で暗号化し（電子署名を行い）、証明書とともに送信する。

なお、メタデータは、電子署名を付加せずに、単に公開鍵暗号化方式に基づいて暗号化して配信するようにすることも可能である。この場合、メタデータ配信サーバ 2は、メタデータの送信時に秘密鍵によって暗号化を行い、端末 6は、メタデータの受信時に、公開鍵によって、そのメタデータを復号する。

上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウエアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードゥエァに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からィンストーノレされる。

この記録媒体は、図 4に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク 1 4 1 (フロッピディスクを含む）、光ディスク 1 4 2 (CD-ROM (Compact Di sk- Read On ly Memory) , DVD (D igi tal Versat i le Di sk)を含む）、光磁気ディスク 1 4 3 (M D (Mi ni-Di sk) (商標）を含む）、もしくは半導体メモリ 1 4 4などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されている R0M 1 2 2 や、記憶部 1 2 8に含まれるハードディスクなどで構成される。

なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステツプは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。

また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。産業上の利用可能性

以上のごとく第 1の本発明によれば、第 1の情報処理装置から送信されてきた再生データに、コンテンツの利用に関する利用情報を付加し、配信するようにしたので、コンテンツの権利を保護しつつ、コンテンツの利用を図ることが可能なシステムを実現することが可能となる。

第 2の本発明によれば、コンテンツの利用に関する条件を判定し、その判定結果に基づいて、再生データにコンテンツの利用に関する情報を付加し、出力するようにしたので、コンテンツの権利者の利益を保護しつつ、再生データを配信することが可能となる。第 3の本発明によれば、取得された再生データに含まれる利用情報を判定し、その判定結果に基づいて、再生データに従って、コンテンツを利用するようにしたので、コンテンツの権利者の利益を保護しつつ、コンテンツを利用することが可能となる。

Claims

請求の範囲

1 . コンテンツの再生する部分と再生の順序が規定されている再生データを第 1の情報処理装置からネットワークを介して第 2の情報処理装置に送信し、前記第 2の情報処理装置は、前記第 1の情報処理装置から送信されてきた前記再生データを登録するとともに、前記再生データに、前記コンテンツの利用に関する利用情報を付加し、

第 3の情報処理装置は、前記第 2の情報処理装置から前記ネットワークを介して、前記利用情報が付加された前記再生データの配信を受け、配信を受けた前記再生データに基づいて前記コンテンツを利用する

ことを特徴とする情報提供システム。

2 . コンテンッの再生する部分と再生の順序が規定されている再生データを取得する取得手段と、

前記取得手段により取得された前記再生データにより規定される前記コンテンッを特定する特定手段と、

前記特定手段により特定された前記コンテンツの利用に関する条件を判定する判定手段と、

前記判定手段による判定の結果に基づいて、前記再生データに、前記コンテンッの利用に関する利用情報を付加する付加手段と、

前記付加手段により前記利用情報が付加された前記再生データを出力する出力手段と

を備えることを特徴とする情報処理装置。

3 . ネットワークを介して第 1の他の情報処理装置から送信されてきた前記再生データを受信する受信手段と、

前記受信手段により受信された前記再生データを登録する登録手段と、前記ネットワークを介して第 2の他の情報処理装置から前記再生データの送信の要求を受け付ける受け付け手段と

をさらに備えることを特徴とする請求の範囲第 2項に記載の情報処理装置。

4 . 前記付加手段は、前記登録手段が前記第 1の他の情報処理装置から送信されてきた前記再生データを登録するとき、前記再生データに前記利用情報を付加する

ことを特徴とする請求の範囲第 3項に記載の情報処理装置。

5 . 前記付加手段は、前記受け付け手段により受け付けられた要求に基づいて、前記取得手段が、前記登録手段により登録された前記再生データの中から所定のものを取得し、前記出力手段が、前記ネットワークを介して前記第 2の他の情報処理装置に前記再生データを出力するとき、前記再生データに前記利用情報を付加する

6 . 前記再生データに付加する電子署名を作成する作成手段をさらに備え、前記出力手段は、前記電子署名を付加して前記再生データを出力する

7 . 前記電子署名を復号するのに必要な公開鍵を前記第 2の他の情報処理装置に配布する配布手段をさらに備える

ことを特徴とする請求の範囲第 6項に記載の情報処理装置。

8 . 前記コンテンツは、放送コンテンツであり、

前記再生データは、前記放送コンテンツを利用するメタデータである

ことを特徴とする請求の範囲第 2項に記載の情報処理装置。

9 . コンテンツの再生する部分と再生の順序が規定されている再生データを取得する取得ステップと、

前記取得ステツプの処理により取得された前記再生データにより規定される前記コンテンツを特定する特定ステップと、

前記特定ステップの処理により特定された前記コンテンツの利用に関する条件を判定する判定ステップと、

前記判定ステップの処理による判定の結果に基づいて、前記再生データに、前記コンテンツの利用に関する利用情報を付加する付加ステップと、前記付加ステップの処理により前記利用情報が付加された前記再生データを出力する出力ステップと

を含むことを特徴とする情報処理方法。

1 0 . コンテンツの再生する部分と再生の順序が規定されている再生データを取得する取得ステップと、

前記取得ステップの処理により取得された前記再生データにより規定される前記コンテンツを特定する特定ステップと、

前記判定ステップの処理による判定の結果に基づいて、前記再生データに、前記コンテンッの利用に関する利用情報を付加する付加ステップと、

前記付加ステップの処理により前記利用情報が付加された前記再生データを出力する出力ステップと

を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。

1 1 . コンテンツの再生する部分と再生の順序が規定されている再生データを取得する取得ステップと、

前記判定ステップの処理による判定の結果に基づいて、前記再生データに、前記コンテンツの利用に関する利用情報を付加する付加ステップと、

をコンピュータに実行させるプログラム。

1 2 . コンテンツの再生する部分と再生の順序が規定されている再生データを取得する取得手段と、

前記取得手段により取得された前記再生データに含まれる、対応する前記コンテンッの利用に関する利用情報を判定する判定手段と、

前記判定手段による判定の結果に基づいて、前記再生データに従って、前記コンテンッを利用する利用手段と

を備えることを特徴とする情報処理装置。

1 3 . ネットワークを介して他の情報処理装置から前記再生データを受信する第 1の受信手段と、

前記第 1の受信手段により受信した前記再生データを記憶する記憶手段とをさらに備え、

前記取得手段は、前記記憶手段に記憶されている前記再生データを取得することを特徴とする請求の範囲第 1 2項に記載の情報処理装置。

1 4 . 前記再生データに付加されている電子署名を検証する第 1の検証手段をさらに備え、

前記記憶手段は、前記第 1の検証手段による検証結果に基づいて、前記再生データを記憶する

ことを特徴とする請求の範囲第 1 3項に記載の情報処理装置。

1 5 . 前記電子署名を復号するのに必要な第 1の公開鍵を前記他の情報処理装置から受信する第 2の受信手段をさらに備える

ことを特徴とする請求の範囲第 1 4項に記載の情報処理装置。

1 6 . 前記第 1の公開鍵に添付されている証明書を復号するのに必要な第 2の公開鍵を保持する保持手段と、

前記保持手段に保持されている前記第 2の公開鍵を利用して、前記証明書を検証する第 2の検証手段と

をさらに備えることを特徴とする請求の範囲第 1 5項に記載の情報処理装置。

1 7 . 前記コンテンツは、放送コンテンツであり、

前記再生データは、前記放送コンテンツを利用するメタデータであることを特徴とする請求の範囲第 1 2項に記載の情報処理装置。

1 8 . コンテンツの再生する部分と再生の順序が規定されている再生データを取得する取得ステップと、

前記取得ステップの処理により取得された前記再生データに含まれる、対応する前記コンテンツの利用に関する利用情報を判定する判定ステップと、

前記判定ステツプの処理による判定の結果に基づいて、前記再生データに従つて、前記コンテンツを利用する利用ステップと

を含むことを特徴とする情報処理方法。

1 9 . コンテンツの再生する部分と再生の順序が規定されている再生データを取得する取得ステップと、

前記判定ステップの処理による判定の結果に基づいて、前記再生データに従つて、前記コンテンツを利用する利用ステップと

2 0 . コンテンツの再生する部分と再生の順序が規定されている再生データを取得する取得ステップと、

をコンピュータに実行させるプログラム。