JP2001167086A - 文書のデジタル署名付き管理方法および文書管理装置 - Google Patents

文書のデジタル署名付き管理方法および文書管理装置

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JP2001167086A
JP2001167086A JP34707299A JP34707299A JP2001167086A JP 2001167086 A JP2001167086 A JP 2001167086A JP 34707299 A JP34707299 A JP 34707299A JP 34707299 A JP34707299 A JP 34707299A JP 2001167086 A JP2001167086 A JP 2001167086A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造化文書の各エンティティに対して署名を
付加して管理し、また、エンティティの内容を独立して
参照・編集可能な構造化文書として取出す。 【解決手段】 文書登録時に、文書部品の内容データと
対応する電子署名を読込み格納し、内容データと電子署
名との対応を示す電子署名対応関係データを格納し、こ
れら文書部品群を文書毎にまとめて管理し、文書の参照
時に、参照対象文書部品の内容データと対応する電子署
名を電子署名対応関係データを用いて読み出し、文書の
更新時に、更新対象文書部品ついて文書の参照時の処理
と同様の処理をし、編集・更新された文書部品の内容デ
ータを読み込み、格納されている内容データを置換し、
上記内容データに対応する電子署名を読み込み、格納さ
れている電子署名で置換し、更新された文書部品の内容
データと電子署名との電子署名対応関係データにより格
納されている電子署名対応関係データを置換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ装置
を用いた電子化文書データの管理システムに係わり、特
に、構造化文書にデジタル署名を付加して管理する方法
および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】情報化社会の本格的進展に伴い、ワード
プロセッサ、パーソナルコンピュータ等を用いて作成さ
れた電子化文書データが爆発的な勢いで増加しつつあ
る。文書の電子化に伴い、紙の文書に署名を記入する従
来の方法に代わって、電子署名と呼ばれる電子データを
電子ファイルに対して付与する、デジタル署名と呼ばれ
る技術が使われ始めている。
【0003】デジタル署名とは、文書の作成者が本人で
あること、およびその文書の内容が改ざんされていない
正当なものであることを証明する技術であり、主に非対
称暗号系を利用する。その一例として、図1を用いて、
電子署名照合方式によるデジタル署名の例を説明する。
この方式では、まず署名者が、署名を付与したいファイ
ル101に一方向ハッシュ関数を適用してファイルサイ
ズの圧縮を行ない、圧縮済みファイル102を生成す
る。さらに、その圧縮済みファイル102を公開鍵暗号
の秘密鍵を用いて暗号化し、電子署名(署名)103を
生成する。署名者は、署名が付与された署名文として、
元のファイル101と電子署名103をセットにして配
布する。
【0004】認証者は、ファイル101のコピーである
配布されたファイル104と、電子署名103のコピー
である配布された電子署名105を受け取る。次に認証
者は、署名者がファイル101の圧縮に用いたのと同じ
一方向ハッシュ関数をファイル104に適用してファイ
ルサイズの圧縮を行ない、圧縮済みファイル106を生
成する。また、電子署名105に対して、認証者の公開
鍵を用いて復号化を行ない、復号済みファイル107を
生成する。次に認証者は、ファイル106とファイル1
07の内容を比較する。両者の内容が一致している場
合、ファイル104は確かに署名者によって作成された
ものであり、その内容が署名時から変更されていないこ
とが証明される。
【0005】デジタル署名については、例えば「分散コ
ンピューティング環境−実現と戦略−」(Raman Khanna
編、1996年、プレンティスホール出版)の 4.6.7.2
で詳しく述べられている。また、デジタル署名に関する
従来技術としては、特開平9-311854号公報に示される発
明(以後、これを公知例1と呼ぶ)などがある。この発
明は、文書ファイルからデジタル署名を生成する機能、
文書ファイルとデジタル署名を分離して送信・受信する
機能、および署名の認証を行なう機能を備えている。こ
の発明によって、単一のファイルに関してはバイナリデ
ータとしての同一性を証明するための署名の生成、送受
信、認証を行なうことができる。
【0006】また、文書の電子化は、従来のような単な
る清書手段の段階を脱し、組織の業務上重要な役割を果
たす文書(ミッションクリティカル文書)を電子的に作
成し、それらの文書を取り扱う業務全体を電子化するこ
とによって、業務効率の大幅な向上を実現する方向に進
みつつある。このようなミッションクリティカル文書
は、SGML (Standard Generalized Markup Language)、X
ML (eXtensible Markup Language)等の文書記述言語を
用いて、容易に機械処理可能な構造化文書データとして
作成することで、文書内部からのデータの抽出、派生文
書の作成や表示体裁を変えての再利用など、さまざまな
処理が可能となる。これらのミッションクリティカルな
構造化文書を扱う文書管理システムは、構造化文書を格
納・管理し、構造情報の参照、文書内容の編集・改訂、
バージョン履歴の管理等を行う機能を備えている。構造
化文書を中心としたミッションクリティカル文書を扱う
文書管理システムでは、セキュリティ機能の一環とし
て、構造化文書にデジタル署名を付加して管理する機能
を備えていることが望ましい。
【0007】ここで、SGML文書について、図2を用いて
説明する。SGMLでは、文書を構成する物理的な個々のデ
ータ単位(通常のコンピュータシステムではファイルに
格納されるようなもの)をエンティティと呼ぶ。SGML文
書は、一個以上のテキストエンティティと任意個のバイ
ナリエンティティ(図データなど)から構成される複合
文書である。図2に示すSGML文書は、四つのテキストエ
ンティティと、一つのバイナリエンティティから構成さ
れている。SGMLでは、構文解析の出発点となるテキスト
エンティティを特にSGML文書エンティティと呼び、そこ
から他のテキストエンティティやバイナリエンティティ
が参照される。
【0008】図2の場合、エンティティ201(ファイ
ル"doc.sgm")がSGML文書エンティティ、エンティティ
202(ファイル"part1.sgm")、エンティティ203
(ファイル"note.sgm")、およびエンティティ205
(ファイル"doc.dtd")がテキストエンティティ、エン
ティティ204(ファイル"fig1.bmp")がバイナリエン
ティティである。この例では、SGML文書エンティティ2
01から他のエンティティ202、203、204、2
05が参照されている。また、テキストエンティティ2
03はエンティティ202からも参照されている。すな
わち、テキストエンティティ203はエンティティ20
1と202の両方から参照され、両者の間で共有されて
いる。また、個々のエンティティは、SGML文書を構成し
ている部品という意味で文書部品とも呼ばれる。またSG
ML文書は、文書全体で一つの階層的な論理構造を持って
おり、木構造のモデルで表現することができる。図2の
SGML文書の論理構造を、木構造で図式化したものを図3
に示す。SGMLでは、それぞれの論理的な構造の範囲を示
す目印として、タグと呼ぶマークを用いる。論理構造を
構成する要素の名前(要素型名)を、文字列 "<" と "
>" で囲ったものを開始タグ、文字列 "</" と ">" で囲
ったものを終了タグと呼び、開始タグと終了タグに囲ま
れた部分が、その要素の内容となる。また、図3のよう
な木構造をSGML文書の解析木と呼ぶ。図3において、楕
円形のノードが要素、矩形のノードが内容データ(解析
済み文字列データまたは非SGMLデータ)を表わしてい
る。また、図中で点線で囲った範囲は、それぞれノード
の集合を表わしている。ここで、ノード集合301は前
記SGML文書エンティティ201に対応しており、ノード
集合302はテキストエンティティ202、ノード集合
303および304はテキストエンティティ203、ノ
ード集合305はデータエンティティ204に対応して
いる。エンティティとノード集合との対応関係が示すと
おり、エンティティ参照によって呼び出されたエンティ
ティの内容をその呼び出し位置に展開し、結果として得
られる展開済みテキストを構文解析することにより、SG
ML文書の論理構造が得られる。
【0009】構造化文書の管理機能を備えた文書管理装
置では、単なるファイルの管理とは異なり、登録された
文書の論理的な構造を解析し、上記で示した解析木のよ
うなかたちで要素を分割して管理することによって、論
理構造単位の木目細かなアクセスを提供できるようにし
ている。このように、構造化文書は、テキストとバイナ
リデータの混在した複数のエンティティから構成するこ
とができる。さらに、論理構造を表現することも可能で
ある。
【0010】また、SGMLは、文書の論理構造を定義した
文書型定義(DTD:Document Type Definition)と呼ばれ
るメタ情報を持つ。図2における206および207に
示す領域が、この文書の文書型定義である。この文書型
定義によって、文書全体の論理構造の整合性を維持しな
がら構造化文書を作成することができる。また、文書型
定義に適合している文書は、SGMLブラウザやSGMLエディ
タといった専用のSGML処理系を用いて参照・編集するこ
とができる。例えば、図3において、ノード集合303
および304の内容文字列を編集したい場合に、単にノ
ード集合303に相当する情報をテキストエンティティ
203としてデータベースからファイルに取出したとし
ても、このテキストエンティティのファイルは文書型宣
言を含んでいないため、SGMLブラウザで閲覧することは
できない。
【0011】この問題を回避する方法として、対象とす
るエンティティだけでなく、そのエンティティを部品と
して含むSGML文書全体をデータベースから取り出す方法
が考えられる。しかしながら、この方法では、対象のエ
ンティティだけでなく、全てのエンティティをデータベ
ースから取り出すことになるため、対象とする文書がマ
ニュアルや書籍といった大規模な文書の場合、取り出
し、および取り出し後の構文解析に要する時間が膨大に
なり、構文解析時に使用するメモリも大量に必要とす
る。従って、性能面、メモリ容量面への影響が大きいた
め、実用的ではない。上記問題のもう一つの回避策とし
て、対象とする部分を部分文書として、SGML文書として
閉じた形式で取り出す方法がある。
【0012】SGML文書の一部分を抽出して取り扱う発明
としては、特開平10-143507号公報に示される発明(以
後、これを公知例2と呼ぶ)などがある。公知例2に示
す発明は、以下の機構を備えることを特徴とする。 (1)SGML文書を要素単位で格納し、要素それぞれに、
文書型定義中のメタ情報を対応付けて管理する機構 (2)SGML文書中の編集対象部分に対応する部分編集用
文書型定義を一時的に生成することにより、該当部分の
み独立に構文解析を可能とする機構 (3)上位要素および前後の要素を編集可能にしたま
ま、部分編集用文書型定義に違反しない範囲において、
編集中の最上位要素の削除、タグ(総称識別子)の変更
およびその前後への新たな要素の追加を可能にする機構 上記の機構により、編集対象とする部分範囲に対応する
文書型定義を生成し、その範囲の部分文書を編集可能な
形式で出力することを可能としている。ただし、デジタ
ル署名を有効にするには、署名対象となる文書を登録時
と全く同じ内容で取り出す必要があるが、前記公知例2
で取得する部分文書は登録時の内容とは異なっているた
め、前記公知例1のデジタル署名の技術を適用すること
はできない。
【0013】構造化文書を構成する各エンティティを原
データのまま保持し、かつ論理構造の参照を可能にする
発明として、特願平10-360110号に示される発明(以
後、これを公知例3と呼ぶ)がある。公知例3の発明
は、文書登録時に、解析済み論理構造データと物理構造
データの両方をデータベース中に格納し、これらの対応
関係を管理することによって、文書の解析済み論理構造
データへのアクセス、および原データのままのエンティ
ティの取り出し、編集を可能としている。前記公知例3
で取得するエンティティは、原データのままであるた
め、公知例1のデジタル署名が適用できる。ただし、前
記公知例3で取得するエンティティは、SGML文書として
扱う場合に必須となるSGML文書エンティティを含んでい
ないため、SGML文書として利用できない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例1の従来技
術によって、文書の改ざん防止、真正性の証明のため
に、単一のファイルに署名を付加して管理する方法は示
されているが、構造化文書に対する署名の管理方法が示
されているわけではない。本発明の目的は、構造化文書
に対して電子署名を関連付けて管理することにある。次
に、前記公知例2に示された発明により、SGML文書の論
理構造の一部分から部分文書を生成して取り出し、編集
することはできるが、本公知例ではSGML文書のエンティ
ティ構成および各エンティティのテキストとしての内容
を維持することには配慮されておらず、特定のエンティ
ティを登録時の内容のまま取り出すことはできない。ま
た、前記公知例3に示す発明は、構造化文書の論理構造
とエンティティ構成の両方のデータを保持・管理してい
るが、エンティティの内容を独立して参照・編集可能な
SGML文書として取り出す機能は備えていない。従って、
公知例2、公知例3のいずれによっても、またこれらの
組み合わせによっても、登録されたSGML文書を構成する
エンティティの一つを、その内容を変更せずに独立した
SGML文書の形で外部に取り出し、また取り出したSGML文
書の編集後に、変更されたエンティティの内容と、その
内容に対する署名とを対応付けてデータベースを更新す
ることはできない。また、デジタル署名はファイルに対
して電子署名を付与するものであり、ファイルの内容が
一文字でも変更された場合には、改ざんされたとしてこ
れを検出する。従って、複合文書の各エンティティに署
名を付加して管理している場合、これらのエンティティ
を個別に取り出して参照・編集・更新するためには、指
定されたエンティティを一文字も変更せずに外部に取り
出して参照・編集し、また他のエンティティに影響を与
えることなく、そのエンティティの編集後の内容(およ
び更新された内容に付加された署名)を再登録できなけ
ればならない。本発明の他の目的は、個別に指定された
エンティティを一文字も変更せずに外部に取り出して参
照・編集し、また他のエンティティに影響を与えること
なく、そのエンティティの編集後の内容(および更新さ
れた内容に付加された署名)を再登録可能することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、処理装置と、記憶装置と、入出力装置を
備える文書管理システムにおける文書のデジタル署名付
き管理方法であり、前記処理装置における文書の登録を
行なう処理が、該文書を構成する文書部品それぞれにつ
いて、指定文書部品の内容データを読み込み記憶手段中
に格納するステップと、指定文書部品に対応する電子署
名を読み込み記憶手段中に格納するステップと、前記格
納した前記文書部品の内容データと前記電子署名との対
応関係を示す電子署名対応関係データを記憶手段中に格
納するステップと、これらの文書部品群を文書ごとにま
とめて記憶手段中に管理する文書部品群管理ステップを
有し、前記処理装置における文書の参照を行なう処理
が、参照対象となる文書部品の内容データを記憶手段か
ら読み出して出力するステップと、前記電子署名対応関
係データを用いて、参照対象となる文書部品に対応する
電子署名を記憶手段から読み出して出力するステップを
有し、前記処理装置における文書の更新を行なう処理
が、前記文書の参照を行う処理と同様の処理により更新
対象文書部品の内容データおよび該文書部品の電子署名
の参照をするステップと、編集・更新された文書部品の
内容データを読み込むステップと、読み込んだ内容デー
タによって記憶手段中に格納された前記文書部品の内容
データを置換するステップと、該編集・更新された文書
部品の内容データに対応する電子署名を読み込むステッ
プと、記憶手段中に格納された前記電子署名を読み込ん
だ電子署名で置換するステップと、前記更新された文書
部品の内容データと前記更新された電子署名との対応関
係を示す電子署名対応関係データによって記憶手段中に
格納された前記電子署名対応関係データを置換するステ
ップを有するようにしている。
【0016】また、処理装置と、記憶装置と、入出力装
置を備える文書管理システムにおける文書のデジタル署
名付き管理方法であり、前記処理装置における文書の登
録を行なう処理が、該文書を構成する文書部品それぞれ
について、指定文書部品の内容データを読み込み記憶手
段中に格納するステップと、署名者の秘密鍵を用いて、
前記読み込んだ内容データから電子署名を生成するステ
ップと、生成した電子署名を記憶手段中に格納するステ
ップと、前記格納した文書部品の内容データと前記電子
署名との対応関係を示す電子署名対応関係データを記憶
手段中に格納するステップと、これらの文書部品群を文
書ごとにまとめて記憶手段中に管理する文書部品群管理
ステップを有し、前記処理装置における文書の参照を行
なう処理が、参照対象となる文書部品の内容データを記
憶手段から読み出して出力するステップと、署名者の公
開鍵と、前記電子署名対応関係データを用いて記憶手段
から読み出した文書部品の内容データと、記憶手段から
読み出した電子署名に対して、署名の認証を行なうステ
ップを有し、前記処理装置における文書の更新を行なう
処理が、前記文書の参照を行う処理と同様の処理により
更新対象文書部品の内容データの読み出しと署名の認証
を行うステップと、編集・更新された文書部品の内容デ
ータを読み込むステップと、読み込んだ内容データによ
って、記憶手段中に格納された前記文書部品の内容デー
タを置換するステップと、署名者の秘密鍵を用いて、前
記読み込んだ内容データから電子署名を生成する電子署
名生成ステップと、記憶手段中に格納された前記電子署
名を、前記生成した電子署名で置換するステップと、前
記更新された文書部品の内容データと更新された電子署
名との対応関係を示す電子署名対応関係データによっ
て、記憶手段中に格納された前記電子署名対応関係デー
タを置換するステップを有するようにしている。
【0017】また、処理装置と、記憶装置と、入出力装
置を備える文書管理システムにおける文書のデジタル署
名付き管理方法であり、前記処理装置における文書の登
録を行なう処理が、該文書を構成する文書部品それぞれ
について、指定文書部品の内容データを読み込み記憶手
段中に格納するステップと、指定文書部品に対応する電
子署名を読み込み記憶手段中に格納するステップと、前
記格納した文書部品の内容データと前記電子署名との対
応関係を示す電子署名対応関係データを記憶手段中に格
納するステップと、これらの文書部品群を文書ごとにま
とめて記憶手段中に管理する文書部品群管理ステップ
と、登録対象文書の構文解析を行ない、該構文解析の結
果を参照して該文書の持つ論理構造を抽出し、解析済み
論理構造データを記憶手段中に格納するステップと、前
記解析済み論理構造データを参照して登録対象文書の持
つ論理構造と物理構造との対応関係を抽出し、該文書を
構成する各エンティティ(文書部品)と前記論理構造デ
ータ中の部分範囲との物理論理対応関係データを記憶手
段中に格納するステップを有し、前記処理装置における
文書の参照を行なう処理が、参照対象となる文書部品の
内容データを記憶手段から読み出して出力するステップ
と、前記電子署名対応関係データを用いて、参照対象と
なる文書部品に対応する電子署名を記憶手段から読み出
して出力するステップと、前記解析済み論理構造データ
を参照して、出力対象となるエンティティ(文書部品)
を内容として持つ文書構造定義を生成するステップと、
該生成された文書構造定義と、前記解析済み論理構造デ
ータを参照して、前記出力対象となるエンティティ(文
書部品)を文書内容として参照する文書エンティティを
生成、出力するステップと、前記解析済み論理構造デー
タを参照して、出力対象となるエンティティ(文書部
品)から直接または間接に参照されるエンティティ(文
書部品)群の内容データを記憶手段から読み出して出力
するステップを有し、前記処理装置における文書の更新
を行なう処理が、更新対象文書部品について、前記文書
の参照を行う処理と同様の処理を行うステップと、前記
物理論理対応関係データを参照して前記更新されたエン
ティティ(文書部品)に対応する全ての論理構造部分範
囲の集合を求める対応部分範囲集合決定ステップと、編
集・更新された文書部品の内容データを読み込み、該内
容データによって記憶手段中に格納された前記文書部品
の内容データを置換するステップと、該編集・更新され
た文書部品の内容データに対応する電子署名を読み込
み、該電子署名によって記憶手段中に格納された前記電
子署名を置換するステップと、前記更新された文書部品
の内容データと更新された電子署名との対応関係を示す
電子署名対応関係データによって、記憶手段中に格納さ
れた前記電子署名対応関係データを置換するステップ
と、前記更新されたエンティティ(文書部品)内容デー
タの構文解析を行うステップと、該構文解析の結果を参
照して前記更新されたエンティティ(文書部品)中に含
まれる論理構造データを抽出し、該抽出した論理構造デ
ータによって記憶手段中に格納された前記対応部分範囲
決定ステップにおいて求めたすべての論理構造部分範囲
に対応する論理構造データを置換するステップと、前記
構文解析の結果を参照して、更新対象エンティティ(文
書部品)の論理構造と物理構造との対応関係を抽出し、
更新対象エンティティ(文書部品)と前記論理構造デー
タ中の部分範囲との対応関係データを記憶手段中に格納
するステップを有するようにしている。
【0018】また、処理装置と、記憶装置と、入出力装
置を備える文書管理システムにおける文書のデジタル署
名付き管理方法であり、前記処理装置における文書の登
録を行なう処理が、該文書を構成する文書部品それぞれ
について、指定文書部品の内容データを読み込み記憶手
段中に格納するステップと、指定文書部品に対応する電
子署名を読み込み記憶手段中に格納するステップと、前
記格納した前記文書部品の内容データと前記電子署名と
の対応関係を示す電子署名対応関係データを記憶手段中
に格納するステップと、これらの文書部品群を文書ごと
にまとめて記憶手段中に管理する文書部品群管理ステッ
プと、登録対象文書の構文解析を行ない、該構文解析の
結果を参照して該文書の持つ論理構造を抽出し、該文書
中に含まれる内容文字列、構造情報に加えて、前記文書
記述言語による文書記述言語による文書記述を再現する
のに必要となる全ての構文情報を含んだ解析済み論理構
造データを記憶手段中に格納するステップと、該構文解
析の結果を参照して登録対象文書の持つ論理構造と物理
構造との対応関係を抽出し、該文書を構成する各エンテ
ィティ(文書部品)と前記論理構造データ中の部分範囲
との物理論理対応関係データを記憶手段中に格納するス
テップを有し、前記処理装置における文書の参照を行な
う処理が、参照対象となる文書部品について、記憶手段
から前記解析済み論理構造データを読み出し、該解析済
み論理構造データを参照して、原文通りのエンティティ
(文書部品)の内容データを生成し出力するステップ
と、前記電子署名対応関係データを用いて、参照対象と
なる文書部品に対応する電子署名を記憶手段から読み出
して出力するステップを有し、前記処理装置における文
書の更新を行なう処理が、更新対象となる文書部品につ
いて、記憶手段から前記解析済み論理構造データを読み
出し、該解析済み論理構造データを参照して、原文通り
のエンティティ(文書部品)の内容データを生成し出力
するステップと、前記電子署名対応関係データを用い
て、参照対象となる文書部品に対応する電子署名を記憶
手段から読み出して出力するステップと、前記物理論理
対応関係データを参照して前記更新されたエンティティ
(文書部品)に対応する全ての論理構造部分範囲の集合
を求める対応部分範囲集合決定ステップと、前記更新さ
れたエンティティ(文書部品)の内容データの構文解析
を行うステップと、該構文解析の結果を参照して前記更
新されたエンティティ(文書部品)中に含まれる論理構
造データを抽出し、抽出した該エンティティ(文書部
品)に含まれる内容文字列、構造情報、および構文情報
を含んだ解析済み論理構造データによって、前記対応部
分範囲決定ステップにおいて求めたすべての論理構造部
分範囲に対応する論理構造データを置換するステップ
と、前記構文解析の結果を参照して、更新対象エンティ
ティ(文書部品)論理構造と物理構造との対応関係を抽
出し、更新対象エンティティ(文書部品)と前記論理構
造データ中の部分範囲との対応関係データによって、記
憶手段に格納された前記物理論理対応関係データを置換
するステップと、該編集・更新された文書部品の内容デ
ータに対応する電子署名を読み込み、該電子署名により
記憶手段中に格納された前記電子署名を置換するステッ
プと、前記更新された文書部品の内容データと更新され
た電子署名との対応関係を示す電子署名対応関係データ
によって、記憶手段中に格納された前記電子署名対応関
係データを置換するステップを有するようにしている。
【0019】また、更に、処理装置における文書の参照
を行なう処理が、前記解析済み論理構造データを参照し
て、出力対象となるエンティティ(文書部品)を内容と
して持つ構造化文書の構造を規定する文書構造定義を生
成するステップと、該文書構造定義と、前記解析済み論
理構造データを参照して、前記出力対象となるエンティ
ティ(文書部品)を文書内容として参照する文書エンテ
ィティを生成し、出力するステップと、参照対象となる
エンティティ(文書部品)から直接または間接に参照さ
れるエンティティ(文書部品)群について、前記解析済
み論理構造データを参照して、原文書通りのエンティテ
ィ(文書部品)の内容データを生成し、出力するステッ
プを有し、処理装置における文書の更新を行なう処理
が、前記解析済み論理構造データを参照して、更新対象
となるエンティティ(文書部品)を内容として持つ構造
化文書の構造を規定する文書構造定義を生成するステッ
プと、該文書構造定義と、前記解析済み論理構造データ
を参照して、前記更新対象となるエンティティ(文書部
品)を文書内容として参照する文書エンティティを生成
し、出力するステップと、参照対象となるエンティティ
(文書部品)から直接または間接に参照されるエンティ
ティ(文書部品)群について、前記解析済み論理構造デ
ータを参照して、原文書通りのエンティティ(文書部
品)の内容データを生成し、出力するステップを有する
ようにしている。
【0020】また、処理装置と、記憶装置と、入出力装
置を備え、複数の文書部品から構成される文書の格納・
管理を行なう文書管理装置であり、文書の登録を行なう
前記処理装置が、該文書を構成する文書部品それぞれに
ついて、指定文書部品の内容データを読み込み記憶手段
中に格納する手段と、指定文書部品に対応する電子署名
を読み込み記憶手段中に格納する手段と、前記格納した
前記文書部品の内容データと前記電子署名との対応関係
を示す電子署名対応関係データを記憶手段中に格納する
手段と、これらの文書部品群を文書ごとにまとめて記憶
手段中に管理する文書部品群管理手段を備え、文書の参
照を行なう前記処理装置が、参照対象となる文書部品の
内容データを記憶手段から読み出して出力する手段と、
前記電子署名対応関係データを用いて、参照対象となる
文書部品に対応する電子署名を記憶手段から読み出して
出力する手段を備え、文書更新を行なう前記処理装置
が、前記文書の参照を行う処理と同様の処理により更新
対象文書部品の内容データおよび該文書部品の電子署名
の参照をする手段と、編集・更新された文書部品の内容
データを読み込む手段と、読み込んだ内容データによっ
て記憶手段中に格納された前記文書部品の内容データを
置換する手段と、該編集・更新された文書部品の内容デ
ータに対応する電子署名を読み込む手段と、記憶手段中
に格納された前記電子署名を読み込んだ電子署名で置換
する手段と、前記更新された文書部品の内容データと前
記更新された電子署名との対応関係を示す電子署名対応
関係データによって記憶手段中に格納された前記電子署
名対応関係データを置換する手段を備えるようにしてい
る。
【0021】また、処理装置と、記憶装置と、入出力装
置を備える、複数の文書部品から構成される文書の格納
・管理を行なう文書管理装置であり、文書の登録を行な
う前記処理装置が、該文書を構成する文書部品それぞれ
について、指定文書部品の内容データを読み込み記憶手
段中に格納する手段と、署名者の秘密鍵を用いて、前記
読み込んだ内容データから電子署名を生成する手段と、
生成した電子署名を記憶手段中に格納する手段と、前記
格納した文書部品の内容データと前記電子署名との対応
関係を示す電子署名対応関係データを記憶手段中に格納
する手段と、これらの文書部品群を文書ごとにまとめて
記憶手段中に管理する文書部品群管理手段を備え、文書
の参照を行なう前記処理装置が、参照対象となる文書部
品の内容データを記憶手段から読み出して出力する手段
と、署名者の公開鍵と、前記電子署名対応関係データを
用いて記憶手段から読み出した文書部品の内容データ
と、記憶手段から読み出した電子署名に対して、署名の
認証を行なう手段を備え、文書の更新を行なう前記処理
装置が、前記文書の参照を行う処理と同様の処理により
更新対象文書部品の内容データの読み出しと署名の認証
を行う手段と、編集・更新された文書部品の内容データ
を読み込む手段と、読み込んだ内容データによって、記
憶手段中に格納された前記文書部品の内容データを置換
する手段と、署名者の秘密鍵を用いて、前記読み込んだ
内容データから電子署名を生成する電子署名生成手段
と、記憶手段中に格納された前記電子署名を、前記生成
した電子署名で置換する手段と、前記更新された文書部
品の内容データと更新された電子署名との対応関係を示
す電子署名対応関係データによって、記憶手段中に格納
された前記電子署名対応関係データを置換する手段を備
えるようにしている。
【0022】また、文書管理プログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体であり、該文書管理プ
ログラムは、文書の登録処理として該文書を構成する文
書部品それぞれについて、指定文書部品の内容データを
読み込み記憶手段中に格納する手順と、指定文書部品に
対応する電子署名を読み込み記憶手段中に格納する手順
と、前記格納した前記文書部品の内容データと前記電子
署名との対応関係を示す電子署名対応関係データを記憶
手段中に格納する手順と、これらの文書部品群を文書ご
とにまとめて記憶手段中に管理する文書部品群管理手順
を有し、文書の参照処理として、参照対象となる文書部
品の内容データを記憶手段から読み出して出力する手順
と、前記電子署名対応関係データを用いて、参照対象と
なる文書部品に対応する電子署名を記憶手段から読み出
して出力する手順を有し、文書の更新処理として、前記
文書の参照を行う処理と同様の処理により更新対象文書
部品の内容データおよび該文書部品の電子署名の参照を
する手順と、編集・更新された文書部品の内容データを
読み込む手順と、読み込んだ内容データによって記憶手
段中に格納された前記文書部品の内容データを置換する
手順と、該編集・更新された文書部品の内容データに対
応する電子署名を読み込む手順と、記憶手段中に格納さ
れた前記電子署名を読み込んだ電子署名で置換する手順
と、前記更新された文書部品の内容データと前記更新さ
れた電子署名との対応関係を示す電子署名対応関係デー
タによって記憶手段中に格納された前記電子署名対応関
係データを置換する手順を有するようにしている。
【0023】また、文書管理プログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体であり、該文書管理プ
ログラムは、文書の登録処理として該文書を構成する文
書部品それぞれについて、指定文書部品の内容データを
読み込み記憶手段中に格納する手順と、署名者の秘密鍵
を用いて、前記読み込んだ内容データから電子署名を生
成する手順と、生成した電子署名を記憶手段中に格納す
る手順と、前記格納した文書部品の内容データと前記電
子署名との対応関係を示す電子署名対応関係データを記
憶手段中に格納する手順と、これらの文書部品群を文書
ごとにまとめて記憶手段中に管理する文書部品群管理手
順を有し、文書の参照処理として、参照対象となる文書
部品の内容データを記憶手段から読み出して出力する手
順と、署名者の公開鍵と、前記電子署名対応関係データ
を用いて記憶手段から読み出した文書部品の内容データ
と、記憶手段から読み出した電子署名に対して、署名の
認証を行なう手順を有し、文書の更新処理として、前記
文書の参照を行う処理と同様の処理により更新対象文書
部品の内容データの読み出しと署名の認証を行う手順
と、編集・更新された文書部品の内容データを読み込む
手順と、読み込んだ内容データによって、記憶手段中に
格納された前記文書部品の内容データを置換する手順
と、署名者の秘密鍵を用いて、前記読み込んだ内容デー
タから電子署名を生成する電子署名生成手順と、記憶手
段中に格納された前記電子署名を、前記生成した電子署
名で置換する手順と、前記更新された文書部品の内容デ
ータと更新された電子署名との対応関係を示す電子署名
対応関係データによって、記憶手段中に格納された前記
電子署名対応関係データを置換する手順を有するように
している。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した第1の実
施例について、図面を用いて説明する。はじめに、本実
施例のシステム構成について説明する。図4は、第1の
実施例における文書管理システムの全体構成を示す図で
ある。図4に示すとおり、文書管理システムは、文書管
理サーバ401、文書管理クライアント402、業務処
理システム403、およびネットワーク404から構成
される。
【0025】文書管理サーバ401は、管理対象文書お
よび対応する電子署名の登録・格納、登録済み文書の構
造および内容データに対する参照および更新、特定の属
性または内容文字列を持つ文書の検索、登録済み文書の
削除など、文書管理に関する主要な処理を実行する。文
書管理クライアント402は、文書管理サーバ401が
管理する文書群を操作するためのGUI (Graphical User
Interface)を提供し、ユーザからの指示に従って、文書
の登録、参照、更新、署名の認証等の処理を行うための
指令およびデータをネットワーク404を介して文書管
理サーバ401に転送し、前記指令を実行させる。業務
処理システム403は、前記文書管理クライアント40
2と同様にユーザからの指示に従って指令およびデータ
を文書管理サーバに転送して該指令を実行させるが、一
般的な文書管理用GUIではなく、特定の業務を実行する
ための専用GUIをユーザに提供する。ネットワーク40
4は、局所ネットワーク(LAN: Local Area Network)
または広域ネットワーク(WAN: Wide Area Network)であ
って、複数のコンピュータ装置を接続し、相互に指令お
よびデータを転送する手段を提供する。
【0026】なお、図4には文書管理クライアント40
2および業務処理システム403の2台のコンピュータ
を文書管理サーバ401に対するクライアントとして使
用する構成例を示したが、クライアントは1台のみの構
成とすることも、3台以上とする構成をとってもよい。
また、クライアントは文書管理クライアントだけであっ
てもよく、業務処理システムだけであってもよい。ま
た、図4では文書管理クライアント402および業務処
理システム403から文書管理サーバ401に指令およ
びデータを転送する手段としてネットワーク404を使
用するものとしたが、代わりにフロッピーディスク、光
磁気ディスク、追記型光ディスク等の可搬型媒体を使用
する構成をとってもよく、可搬型媒体とネットワークを
併用する構成をとってもよい。あるいは、クライアント
を文書管理サーバ401と同一のコンピュータ上で実行
し、データ転送を行わない構成をとってもよい。
【0027】以下、本発明による構造化文書の管理方法
の適用対象であり、本実施例の主要な構成要素である文
書管理サーバ、すなわち図4の401について説明す
る。図5は、本実施例における文書管理サーバ401の
構成を示す図である。図5に示す文書管理サーバ401
は、ディスプレイ501、キーボード502、中央処理
装置(CPU)503、フロッピーディスクドライブ5
04、フロッピーディスク505、通信制御装置50
6、主メモリ507、磁気ディスク装置508、システ
ムバス509から構成される。
【0028】ディスプレイ501は、本サーバにおける
処理の実行状況等を表示する。キーボード502は、文
書管理サーバの起動・終了等を指示するコマンドの入力
を受け付ける。中央処理装置503は、主メモリ507
に格納された本サーバを構成する各種プログラムを読み
出し、実行する。フロッピーディスクドライブ504
は、フロッピーディスク505に対するデータの読み書
きのために使用する。フロッピーディスク505は、登
録対象文書など、他のシステムとの間でデータ交換を行
うために使用する。通信制御装置506は、ネットワー
ク404を介して前記文書管理クライアント402およ
び業務処理システム403と通信し、指令およびデータ
の交換を行うために使用する。主メモリ507は、本サ
ーバにおける処理を実行するための各種プログラムおよ
び一時的なデータを保持する。磁気ディスク装置508
は、登録された文書データおよび本サーバが文書管理用
に使用する各種データを記憶する手段として使用する。
システムバス509は、これらの各種装置を相互に接続
する。
【0029】主メモリ507中には、文書登録制御プロ
グラム510、文書参照制御プログラム511、文書更
新制御プログラム512、文書空間管理プログラム51
3、データベース管理システム514およびオペレーテ
ィングシステム515が保持される。磁気ディスク装置
508中には、文書空間データベース格納領域516、
プログラム格納領域517およびデータファイル格納領
域518が確保される。主メモリ507に保持されるプ
ログラム(510〜513)は、オペレーティングシス
テム515により、プログラム格納領域517から転送
される。
【0030】文書登録制御プログラム510は、文書記
述言語SGMLを用いて記述された登録対象文書と電子署名
を、フロッピーディスク505、データファイル格納領
域518、またはネットワーク404から読み込み、そ
の構文解析を行い、登録対象文書の持つエンティティデ
ータ、論理構造データおよび両者の対応関係、登録対象
文書の持つエンティティデータに対応する電子署名およ
び両者の対応関係を、文書空間データベース格納領域5
16に格納する。文書参照制御プログラム511は、文
書空間データベース格納領域516に格納された登録済
み文書のエンティティデータ、電子署名またはその両方
を読み出し、それらのデータを構成する情報の一部また
は全部を抽出して、フロッピーディスク505またはデ
ータファイル格納領域518に出力するか、あるいはネ
ットワーク404を介して要求元クライアント(文書管
理クライアント402または業務処理プログラム40
3)に転送する。文書更新制御プログラム512は、文
書空間データベース格納領域516に格納された登録済
み文書のエンティティデータ、電子署名またはその両方
に対して、そのデータ内容を更新する処理を行う。
【0031】文書空間管理プログラム513は、ネット
ワーク404を介してクライアント(文書管理クライア
ント402または業務処理プログラム403)からの指
令を受信し、該指令の種別に対応して文書登録プログラ
ム510、文書参照制御プログラム511、または文書
更新制御プログラム512を起動し、該指令の内容に従
った処理を実行させる。また、登録済み文書群を分類整
理するためのフォルダオブジェクトを生成して文書空間
データベース格納領域516に格納する処理や、登録済
み文書の一部を文書空間データベース格納領域516か
ら削除する処理など、一部の処理については文書空間管
理プログラム513自身が実行する。
【0032】データベース管理システム514は、文書
空間データベース格納領域516に対するデータの格
納、更新、削除、検索に関するすべての処理を制御す
る。文書空間データベース格納領域516にアクセスす
るすべてのプログラムは、そのすべての処理をデータベ
ース管理システム514を介して行う。オペレーティン
グシステム515は、システムの起動・初期化、各種周
辺装置との間のデータ転送など、コンピュータ上で本サ
ーバを構成する各プログラムを実行するための基本機能
を提供する。
【0033】文書空間データベース格納領域516は、
本サーバに登録されたすべての文書に関するデータ、お
よび本サーバが文書管理を行うために必要とするすべて
の関連データを格納するデータベースである。プログラ
ム格納領域517は、本サーバを構成するすべてのプロ
グラムを格納する。データファイル格納領域518は、
オペレーティングシステム515または本サーバ上で実
行される各種ユーティリティプログラムが使用するデー
タファイルを格納する。なお、本実施例ではデータ交換
のための可搬型媒体としてフロッピーディスク505を
使用する構成としたが、光磁気ディスク、追記型光ディ
スク等、他種の可搬型媒体を利用する構成としてもよ
い。また、本実施例では文書データおよび文書管理用デ
ータをデータベース中に格納する構成としたが、データ
ベース管理システムを使用せず、これらのデータをファ
イルとしてデータファイル格納領域518に格納する構
成としてもよい。
【0034】次に、本実施例における文書管理システム
の基本処理手順について説明する。図6は、文書管理シ
ステム全体の動作を制御する文書空間管理プログラム5
13の概略処理手順を示すPAD(Problem Analysis Diag
ram)図である。キーボード502からのサーバ起動コ
マンド等により、まず文書空間管理プログラム513が
起動される。本プログラムはサーバとしてクライアント
(文書管理クライアント402または業務処理システム
403)から指令を受信してはその処理を行うループに
入る(ステップ601)。このループは、キーボード5
02からサーバの停止を指示するコマンドが入力される
まで継続する。ステップ601のループは、クライアン
トからの指令を受信する処理(ステップ602)と、受
信した指令の種別を判定し、該種別に対応する処理に分
岐する処理(ステップ603)を繰り返す。
【0035】ステップ603では、受信した指令の種別
を判定し、該指令の種別に応じてステップ604からス
テップ606までのいずれかの処理を選択して実行す
る。ここで、前記指令が、新たな文書の登録を求める指
令であった場合、文書登録制御プログラム510を実行
して指定された文書を文書空間データベース格納領域5
16に格納する(ステップ604)。また、前記指令が、
特定の登録済み文書の持つ内容データへの参照を求める
指令であった場合、文書参照制御プログラム511を実
行して要求されたデータを文書空間データベース格納領
域516から読み出し、該データをフロッピーディスク
505またはデータファイル格納領域518に出力する
か、あるいはネットワーク404を介して要求元クライ
アントに返信する(ステップ605)。また、前記指令
が、特定の登録済み文書の持つ内容データの更新を求め
る指令であった場合、文書更新制御プログラム512を
実行して、文書空間データベース格納領域516に格納
された登録済み文書の内容データを更新する(ステップ
606)。
【0036】次に、本実施例における文書登録制御プロ
グラム510の動作手順を説明する。 図7は、文書登
録制御プログラム510の概略処理手順を示すPAD図で
ある。本プログラムは、文書の登録を求めるクライアン
トからの指令に対応して、文書空間管理プログラム51
3から呼び出される。本プログラムは、呼び出される
と、まず登録対象文書を構成するエンティティの一覧を
呼び出しパラメタとして入手する(ステップ701)。こ
こで、該一覧には、登録対象文書を構成する各エンティ
ティの内容データを保持しているリソースのリソース名
と、各エンティティに対応する電子署名のリソース名、
および登録対象文書が複数のエンティティから構成され
る場合に、そのいずれがSGML文書エンティティであるか
を識別する情報を含んでいる。エンティティの内容デー
タおよび電子署名の入手元となるリソースは、フロッピ
ーディスク505またはデータファイル格納領域518
上に格納されたデータファイル、またはネットワーク4
04を介してアクセスできるネットワークリソース、ま
たは文書空間データベース格納領域516中に格納され
ている登録済みエンティティおよび登録済み電子署名が
使用できる。リソース名としては、リソースがデータフ
ァイルである場合にはそのパス名、ネットワーク上のリ
ソースである場合にはその位置情報(URL等)、登録
済みエンティティまたは登録済み電子署名である場合に
は該エンティティを他の登録済みエンティティから区別
して一意に識別するエンティティ識別子または電子署名
識別子を指定する。
【0037】図8に、該一覧の例として、文書部品リス
トファイル801を示す。文書部品リストファイル80
1には、DOCUMENTエントリと、SYSTEMエントリの二種類
のエントリがある。DOCUMENTエントリとは、SGML文書エ
ンティティに対応するエントリであり、"DOCUMENT"とい
うキーワードで始まり、ダブルクォーテーションで括ら
れた二つのパラメタを持つ。一番目のパラメタは、その
内容が登録文書中のSGML文書エンティティのリソース名
(位置情報)を示し、二番目のパラメタは、SGML文書エ
ンティティに対応する電子署名のリソース名(位置情
報)を示している。図2のSGML文書エンティティ201
に対応するものが、DOCUMENTエントリ802である。ま
た、SGML文書エンティティ以外のエンティティに対応す
るエントリがSYSTEMエントリであり、"SYSTEM"というキ
ーワードで始まり、ダブルクォーテーションで括られた
三つのパラメタを持つ。一番目のパラメタは、そのエン
ティティのシステム識別子を示し、二番目のパラメタ
は、該エンティティのリソース名(位置情報)を示し、
三番目のパラメタは、該エンティティに対応する電子署
名のリソース名(位置情報)を示している。図2のエン
ティティ202、203、204、205に対応するSY
STEMエントリが、それぞれSYSTEMエントリ803、80
4、805、806である。
【0038】次に、登録対象文書に対して、該文書を一
意に識別する文書識別子を割り当てる(ステップ70
2)。次に、登録対象文書のSGML文書エンティティから
出発してその構文解析を行う(ステップ703)。なお、
この構文解析の過程で、登録対象文書を構成するエンテ
ィティのうち、登録済みエンティティを除くすべてのエ
ンティティに対して、該エンティティを一意に識別する
エンティティ識別子を割り当てる。また、この構文解析
において、図3に示す論理構造情報に加えて、各エンテ
ィティの範囲を示す情報を含んだデータを生成する。
【0039】次に、前記ステップ701で入手したエン
ティティの一覧の情報と、前記ステップ703の構文解
析処理にて生成したデータを参照して、登録対象文書を
構成する全てのエンティティについて、ステップ705
からステップ711までの処理を繰り返し実行する(ス
テップ704)。ここで、ステップ705では、処理対
象となるエンティティの内容データが、既に登録されて
いるかどうかを判定する。登録されていない場合、ステ
ップ706およびステップ707を実行する。ここで、
ステップ706では、処理対象となるエンティティの内
容データを対応するリソースから読み出す。ステップ7
07では、処理対象となるエンティティのエンティティ
識別子とその内容データへの参照の組となるエンティテ
ィ識別子対応表901、および内容データそのものを、
文書空間データベース格納領域516に格納してエンテ
ィティの登録を行なう。図2のSGML文書の各文書部品を
格納した例を図9に示す。
【0040】また、ステップ708では、処理対象とな
るエンティティに対応する電子署名が、既に登録されて
いるかどうかを判定する。登録されていない場合、ステ
ップ709およびステップ710を実行する。ここで、
ステップ709では、処理対象となるエンティティに対
応する電子署名を、対応するリソースから読み出す。ス
テップ710では、処理対象となるエンティティに対応
する電子署名を一意に識別する電子署名識別子を割り当
て、図10に示すように、該電子署名識別子と電子署名
への参照の組となる電子署名識別子対応表1001、お
よび電子署名そのものを、文書空間データベース格納領
域516に格納して電子署名の登録を行なう。図10
は、図2のSGML文書の各文書部品に対応する電子署名を
格納した例である。
【0041】ステップ711では、図11に示す、登録
対象エンティティの一覧を表わすエンティティ構成表1
105の各レコードを生成し、これを文書空間データベ
ース格納領域516に格納する。ここで、図11は、登
録文書と、該文書を構成するエンティティの一覧、およ
び解析済み論理構造データとの対応関係を示す図であ
る。エンティティ構成表に関する説明は後述する。次
に、ステップ712では、前記ステップ703の構文解
析処理の結果を参照して、図11に示す登録対象文書の
解析済み論理構造データ1111を生成する。なお、本
実施例では、ステップ703で行なった構文解析処理の
結果をステップ712で参照して解析済み論理構造デー
タを生成しているが、ステップ703中において、構文
解析処理と並行して解析済み論理構造データを生成する
処理手順としてもよい。次に、ステップ713におい
て、図11に示す、登録対象文書に割り当てた文書識別
子1102と、前記エンティティ構成表への参照110
3、前記解析済み論理構造データへの参照1104の組
からなる登録文書一覧表1101を文書空間データベー
ス格納領域516に格納して文書の登録を行い、処理を
終了する。
【0042】次に、図11におけるエンティティ構成表
1105について説明する。エンティティ構成表110
5は、登録対象文書を構成するすべてのエンティティに
ついて、そのエンティティ種別1106、エンティティ
名1107、エンティティ識別子1108、リソース名
1109および電子署名識別子1110を表形式でまと
めたデータである。ここで、項目「エンティティ種別」
は、そのエンティティが文書エンティティ(DOC)、テキ
ストエンティティ(TEXT)、非SGMLデータエンティティ(N
DATA)、および文書型定義(DTD)のいずれであるかを記号
によって示す。項目「エンティティ名」は、登録対象文
書中でそのエンティティを参照するために用いられてい
るエンティティ名を、文字列として示す。ただし、その
エンティティがSGML文書エンティティであった場合、ま
たはDOCTYPE宣言から参照される外部DTDであった場合、
本項目は空欄となる。項目「エンティティ識別子」は、
そのエンティティに割り当てられたエンティティ識別子
を示す。項目「リソース名」は、そのエンティティの内
容データを保持するリソースのリソース名を、文字列と
して示す。ただし、そのエンティティが登録済みエンテ
ィティであった場合、本項目は空欄となる。項目「電子
署名識別子」は、そのエンティティに対応する電子署名
に割り当てられた電子署名識別子を示す。
【0043】図12は、図11における1105、すな
わちエンティティ構成表の具体例を示した図である。図
12は、図2に示すSGML文書を構文解析した結果として
生成されるエンティティ構成表の状態を示している。図
12における行1201、1202、1203、120
4、1205が、それぞれ図2に示すエンティティ20
1、202、203、204、205に対応する。
【0044】図13は、文書登録制御プログラム510
の前記ステップ712において、構文解析処理の結果を
参照して生成する解析済み論理構造データのデータ構造
を示す図である。この図では、図2に示すSGML文書を登
録対象文書として処理した場合に生成される解析済み論
理構造データを例として示している。図13に示すとお
り、解析済み論理構造データ1301は木構造として表
現される。図13において、楕円形のノードは要素を表
しており、ノード中の文字列はその要素の要素型を示し
ている。矩形のノードは内容データを表しており、ノー
ド中の文字列は内容データの種別(解析済み文字列デー
タPCDATA、または非SGMLデータNDATA)を示している。
また、菱形のノードはエンティティ遷移を表しており、
ノード中の文字列はエンティティ識別子を示している。
ここで、あるエンティティ遷移ノードを根とする部分木
から、下位のエンティティ遷移ノードを根とするすべて
の部分木を除いた部分が、そのエンティティ遷移ノード
に対応するエンティティに内容として含まれる部分にな
る。すなわち、本実施例の文書登録制御プログラム51
0が生成する解析済み論理構造データは、論理構造と物
理構造(エンティティ構成)との対応関係を、エンティ
ティ遷移ノードという形でその内部に含んでいる。図1
3の例では、E0002のエンティティ遷移ノードを根とす
る部分木から、下位のE0003のエンティティ遷移ノード
を根とするすべての部分木を除いた部分が、そのエンテ
ィティ遷移ノードに対応するエンティティに内容として
含まれる部分になる。すなわち、鎖線で囲った部分範囲
1302が、エンティティE0002(図12に示すテキス
トエンティティ1202)の内容に対応することにな
る。
【0045】次に、本実施例における文書参照制御プロ
グラム511の動作手順を説明する。図14は、文書参
照制御プログラム511の概略処理手順を示すPAD図で
ある。本プログラムは、文書の参照を求めるクライアン
トからの指令に対応して、文書空間管理プログラム51
3から呼び出される。
【0046】本プログラムは、まず、参照対象となるエ
ンティティの情報を入手する(ステップ1401)。こ
こで、該情報には、参照対象エンティティを特定するた
めの文書識別子とエンティティ識別子、参照対象エンテ
ィティの出力先となるリソースのリソース名と、対応す
る電子署名の出力先となるリソースのリソース名を含ん
でいる。また、エンティティの内容データおよび電子署
名の出力先となるリソースとしては、フロッピーディス
ク505またはデータファイル格納領域518上に格納
されたデータファイルまたはネットワーク404を介し
てアクセスできるネットワークリソースが使用できる。
リソース名としては、リソースがデータファイルである
場合にはそのパス名、ネットワーク上のリソースである
場合にはその位置情報(URL等)を指定する。ステッ
プ1402では、参照対象として指定されたエンティテ
ィの内容データを、登録文書一覧表1101、エンティ
ティ構成表1105、およびエンティティ識別子対応表
901を参照して、文書空間データベース格納領域51
6から読み出し、読み出したデータをステップ1401
で入手した参照対象エンティティの出力先リソースに出
力する。上記の、参照対象として指定されたエンティテ
ィの内容データは、例えば、図2に示すSGML文書エンテ
ィティ201や、テキストエンティティ202である。
ステップ1403では、エンティティ構成表1105、
および電子署名識別子対応表1001を参照して、参照
対象として指定されたエンティティに対応する電子署名
を取得して、文書空間データベース格納領域516から
読み出し、読み出した電子署名をステップ1401で入
手した電子署名の出力先リソースに出力する。
【0047】ステップ1404では、エンティティ構成
表1105のエンティティ種別1106を参照して、参
照対象エンティティのエンティティ種別を判定し、この
種別に応じてステップ1405、ステップ1407のい
ずれかの処理を実行するか、あるいは何も実行しないか
を選択する。ここで、SGML文書エンティティが指定され
ている場合、ステップ1405を実行する。テキストエ
ンティティが指定されている場合、ステップ1408お
よびステップ1409を実行する。非SGMLデータエンテ
ィティが指定されている場合は、何も実行しない。
【0048】ステップ1405では、エンティティ構成
表1105を参照して、該構成表に登録された全ての文
書部品に対して、ステップ1406を実行する。ステッ
プ1406では、対象とするエンティティの内容データ
を文書空間データベース格納領域516から読み出し、
読み出したデータを、ステップ1401で入手した参照
対象エンティティの出力先リソースと同一ディレクトリ
に出力する。ただし、ファイル名は、エンティティ構成
表1105のリソース名1109の値とする。
【0049】上記のステップ1406で出力されるエン
ティティの内容データとは、例えば、SGML文書エンティ
ティとして図2のSGML文書エンティティ201が指定さ
れている場合、SGML文書エンティティ201から矢印で
指し示されている各テキストエンティティ202、20
3、204、205の内容データである。
【0050】ステップ1408では、解析済み論理構造
データを参照して、参照対象として指定されたエンティ
ティを参照する一時的なSGML文書エンティティを生成
し、これをステップ1401で入手した参照対象エンテ
ィティの出力先リソースと同一ディレクトリに出力す
る。ここで生成する一時的なSGML文書エンティティの生
成手順は、図15を用いて後述する。また、ファイル名
は、エンティティ構成表1105のリソース名1109
のリストに存在するファイル名とマッチングしないよう
なファイル名を生成し、これを一時的なSGML文書エンテ
ィティのファイル名とする。ステップ1408では、エ
ンティティ構成表1105および解析済み論理構造デー
タを参照して、参照対象エンティティから直接または間
接に参照される文書部品について、ステップ1409を
繰り返し実行する。ここでは、解析済み論理構造データ
の参照対象エンティティに対応する木構造のノードを辿
りながら、エンティティ参照のノードを探していくこと
で、対象エンティティから参照される文書部品を見つけ
ていく。ステップ1409では、ステップ1408で指
定されたエンティティの内容データを文書空間データベ
ース格納領域516から読み出し、読み出したデータ
を、ステップ1401で入手した参照対象エンティティ
の出力先リソースと同一ディレクトリに出力する。ただ
し、ファイル名は、エンティティ構成表1105のリソ
ース名1109の値とする。上記のステップ1409で
出力されるエンティティの内容データとは、例えば、テ
キストエンティティとして図2のテキストエンティティ
202が指定されている場合、テキストエンティティ2
02から矢印で指し示されているテキストエンティティ
203の内容データである。ステップ1404が終了し
た時点で処理を終了する。なお、ステップ1402とス
テップ1403で外部領域に出力したエンティティの内
容データと電子署名について、出力先の外部プログラム
によってデジタル署名の認証をおこなってもよい。これ
により、本処理で出力したエンティティの真正性を検証
することが可能である。
【0051】次に、図14におけるステップ1408、
すなわち、解析済み論理構造を参照して、一時的なSGML
文書エンティティを生成し、外部領域に出力する処理に
ついて、その詳細を説明する。図15は、この処理の手
順を示すPAD図である。ここでは、図2のテキストエン
ティティ202を参照対象エンティティとした場合を例
とし、生成するSGML文書エンティティを図16の160
1に示す。ステップ1501では、解析済み論理構造デ
ータと、エンティティ構成表1105を参照して、DOCT
YPE宣言の先頭部分(領域1602が示す部分)を生成
する。ここで、最上位要素の要素型名は、本来の文書中
に含まれる要素型名としては存在しない要素型名(本来
の文書中に含まれる要素型名と一致しないような要素型
名)を一時的に生成して用いる。ステップ1502で
は、前記のダミー要素の要素型宣言を生成する。これ
は、解析済み論理構造データ1302を用いて、参照対
象エンティティに対応する論理構造に含まれている最上
位ノードの要素型名を、"," で区切って並べたものを
内容モデルとして生成する。テキストエンティティ20
2に対応する論理構造1302に含まれる最上位ノード
は、要素型名secの要素2つである。そのため、この
要素型secを "," で区切って二つ並べた"(sec
,sec)" が生成される内容モデルとなり、生成さ
れる要素型宣言は、図16における領域1603に示さ
れる要素型宣言となる。
【0052】ステップ1503では、原文書のSGML文書
エンティティ中の内部DTDサブセットの内容をコピーす
る。(このステップによって生成されるデータが図16
の領域1604となる。) ステップ1504では、DOCTYPE宣言の終了部分(領域
1605が示す部分)を生成する。ステップ1505で
は、前記のダミー要素の開始タグ(領域1606が示す
部分)を生成する。ステップ1506では、参照対象エ
ンティティへのエンティティ参照(領域1607が示す
部分)を生成する。ステップ1507では、前記のダミ
ー要素の終了タグ(領域1608が示す部分)を生成す
る。ステップ1508では、ステップ1501からステ
ップ1507までの処理で生成したSGML文書エンティテ
ィのデータを出力する。出力先および出力ファイル名に
ついては、前記ステップ1407で示したとおり。ステ
ップ1508が終了した時点で処理を終了する。
【0053】次に、本実施例における文書更新制御プロ
グラム512の動作手順を説明する。図17は、文書更
新制御プログラム512の概略処理手順を示すPAD図で
ある。本プログラムは、文書の更新を求めるクライアン
トからの指令に対応して、文書空間管理プログラム51
3から呼び出される。図17に示す、被選択エンティテ
ィに対応する解析済み論理構造データの更新処理では、
複数のユーザによって同じ解析済み論理構造データが同
時に更新されることを防ぐため、まず更新対象エンティ
ティに対してロックを設定する(ステップ1701)。次
に、ロックの設定に成功したかどうかをチェックし(ス
テップ1702)、成功した場合にはステップ1703
からステップ1715までの更新処理を実行する。失敗
した場合には、既にロックが設定されていて更新ができ
ない旨のエラーコードを返却して処理を終了する(ステ
ップ1716)。
【0054】ステップ1703では、更新処理に必要な
文書部品群と電子署名を、外部プログラムを用いて編集
可能な領域に出力する。このステップは、前記図14に
示したPAD図に示す文書参照時の処理と同様の手順で実
現できる。ただし、図14中の「参照対象エンティテ
ィ」は、「更新対象エンティティ」の意味となる。ステ
ップ1704では、出力した内容データの外部プログラ
ム(例えばSGMLエディタ)による編集および電子署名の
生成の終了を待つ。外部プログラムによる編集および電
子署名の生成処理が終了した旨の通知を受けると、ステ
ップ1705に進む。ステップ1705では、編集後の
内容データをステップ1703で出力した領域から読み
込み、該読み込んだデータによって、更新対象エンティ
ティの内容データを置換して文書空間データベース格納
領域516に格納する。ステップ1706では、更新対
象エンティティに対応する電子署名を外部領域から読み
込み、該読み込んだ電子署名によって、更新対象の電子
署名を置換して文書空間データベース格納領域516に
格納する。ステップ1707では、更新対象エンティテ
ィのエンティティ識別子とエンティティの内容データ、
および電子署名と電子署名識別子との組を、文書空間デ
ータベース格納領域516に格納してエンティティおよ
び電子署名の更新を行なう。
【0055】ステップ1708では、更新対象エンティ
ティの種別を判定する。更新対象エンティティが文書エ
ンティティまたはテキストエンティティだった場合に
は、ステップ1709からステップ1711までの処理
を実行し、非SGMLデータエンティティだった場合にはス
テップ1712を実行する。ここで、ステップ1709
では、更新対象エンティティの更新された内容データを
含めた、文書全体の構文解析を行なう。このとき、更新
対象エンティティ以外のエンティティに関しては、文書
空間データベース格納領域516から内容データを読み
出す。ステップ1710では、構文解析処理の結果を参
照して、更新対象エンティティの更新された内容データ
に対応する、部分的な解析済み論理構造データを生成す
る。なお、本実施例では、構文解析の結果を一時的に生
成しているが、該構文解析処理の中で、構文解析処理と
並行して解析済み論理構造データを生成するようにして
もよい。ステップ1711では、更新対象エンティティ
に割り当てたエンティティ識別子と前記部分的な解析済
み論理構造データとの組を文書空間データベース格納領
域516に格納して文書の登録を行なう。ステップ17
12では、更新された内容データそのものを、前記の部
分的な解析済み論理構造データの部分要素として設定す
る。
【0056】次に、ステップ1713では、すべての登
録済み文書の論理構造データに対する検索を行い、更新
対象エンティティに対応する(更新対象エンティティの
エンティティ識別子を保持する)すべてのエンティティ
遷移ノードを検出する。そして、検出されたすべてのエ
ンティティ遷移ノードに関して、ステップ1714を繰
り返し実行する。ここで、ステップ1714では、選択
されたエンティティ遷移ノードの下位にある部分的な論
理構造データを、ステップ1710またはステップ17
12で設定された部分的な解析済み論理構造データによ
って置換し、これを文書空間データベース格納領域中に
格納することによって、更新されたエンティティに対応
する、登録済み文書の論理構造データを更新する。最後
に、ステップ1715において、更新対象エンティティ
に設定したロックを解除し、処理を終了する。
【0057】なお、本実施例ではSGMLを用いて記述され
た構造化文書を登録対象文書として処理する構成をとっ
たが、XML、HTMLなど、他の文書記述言語を用いて記述
された構造化文書を管理対象とするように構成してもよ
い。また、本実施例は、構造定義として文書型定義(DT
D)を用いることを前提として記述したが、文書型定義
だけでなく、XSchema、DCD(Document Content Descript
ion)等、他の形式の文書構造定義を用いる構成としても
よい。
【0058】本実施例により、複数のエンティティから
構成される構造化文書について、参照・更新対象エンテ
ィティを文書管理サーバから取り出す際に、対応する電
子署名も同時に取り出すことができる。取り出し先でデ
ジタル署名の認証を行なうことにより、取り出したエン
ティティの真正性を証明することができるようになる。
さらに、テキストエンティティを参照・更新する場合に
は、取り出したエンティティを参照する一時的なSGML文
書エンティティが生成され、関連する文書部品も同時に
取り出される。これにより、取り出し先のSGML処理系
で、参照・更新対象エンティティの内容を独立したSGML
文書として扱い、参照・編集することが可能となる。
【0059】以下、本発明を適用した第2の実施例につ
いて、図面を用いて説明する。本実施例は、システムの
構成およびデータ構造のいずれも前記第1の実施例と同
一であるが、プログラムの処理手順が前記第1の実施例
と異なっている。本実施例が前記第1の実施例と異なっ
ている点を示す。前記第1の実施例では、各エンティテ
ィの電子署名は、作成時にシステムの外部で既に生成さ
れており、また参照・更新時の認証や電子署名の生成は
当該システムの外部で行なわれることを前提としてい
る。これに対し、本実施例では、外部から与えられたユ
ーザ情報や秘密鍵などのパラメータによって、当該シス
テムの中で登録文書に対する電子署名の生成・認証を行
なう。これにより、認証用の鍵を持つ利用者だけが登録
文書を参照できる。
【0060】図18に、本実施例における文書の登録処
理制御プログラム510の処理手順を示すPAD図を示
す。図18の処理手順は、前記第1の実施例における図
7の処理に相当する。ここでは、前記第1の実施例にお
ける文書登録制御プログラム(図7)との差異だけを述
べる。ステップ1801は、ステップ701に相当する
処理である。ただし、ステップ701では、各エンティ
ティに対応する電子署名のリソース名を入手していたの
に対して、ステップ1801では、電子署名を生成する
際に用いる署名者の秘密鍵を呼び出しパラメータとして
入手する。エンティティの内容データの読み込み等、他
の処理はステップ701と同様である。ステップ180
2からステップ1807までの処理は、ステップ702
からステップ707までの処理と同様である。ステップ
1808では、処理対象エンティティの内容データと、
ステップ1801で取得した署名者の秘密鍵を用いて、
電子署名を生成する。ステップ1809の処理は、ステ
ップ710の処理と同様である。ステップ1810、ス
テップ1811、ステップ1812の処理は、ステップ
711、ステップ712、ステップ713の処理と同様
である。
【0061】次に、本実施例における文書参照制御プロ
グラム511の処理手順を示すPAD図を図34と図19
に示す。図34は、文書参照制御プログラム511の概
略処理手順を示すPAD図である。本プログラムは、文書
の参照を求めるクライアントからの指令に対応して、文
書空間管理プログラム513から呼び出される。ステッ
プ3401では、まず参照対象となるエンティティを識
別するための文書識別子とエンティティ識別子を入手す
る。ステップ3402では、エンティティ構成表110
5のエンティティ種別1106を参照して、参照対象エ
ンティティのエンティティ種別を判定し、この種別に応
じて、ステップ3403、ステップ3404のいずれか
の処理を実行するか、あるいは何も実行しないかを選択
する。ここで、SGML文書エンティティが指定されている
場合、ステップ3403を実行する。テキストエンティ
ティが指定されている場合、ステップ3404を実行す
る。非SGMLデータエンティティが指定されている場合
は、何も実行しない。ステップ3403では、エンティ
ティ構成表1105を参照して、SGML文書エンティティ
以外の全ての文書部品のエンティティ識別子のリストを
返却する。ステップ3404では、エンティティ構成表
1105および解析済み論理構造データを参照して、解
析済み論理構造データの参照対象エンティティに対応す
る木構造のノードを辿りながらエンティティ参照のノー
ドを探すことで、参照対象エンティティから直接または
間接に参照される文書部品を探し出し、これらの文書部
品のエンティティ識別子のリストを返却する。
【0062】図19の処理手順は、前記第1の実施例に
おける図14の処理に相当する。このでは、前記第1の
実施例における文書参照制御プログラム(図14)との
差異だけを述べる。ステップ1901は、ステップ14
01に相当する処理である。ただし、ステップ1901
では呼び出しパラメータとして、以下の情報を入手す
る。・参照対象エンティティの文書識別子とエンティテ
ィ識別子、署名者の公開鍵、出力先となるリソースのリ
ソース名・参照対象エンティティの文書部品となるエン
ティティ群の、エンティティ識別子と署名者の公開鍵の
対応関係のリストここで、参照対象エンティティの文書
部品となるエンティティ群と、各エンティティのエンテ
ィティ識別子は、ステップ3403(またはステップ3
404)で得た情報を用いる。ステップ1902では、
参照対象として指定されたエンティティの内容データを
文書空間データベース格納領域516から読み出す。ス
テップ1903では、参照対象エンティティに対応する
電子署名を、文書空間データベース格納領域516から
読み出す。ステップ1904では、読み出した参照対象
エンティティの内容データと、該読み出した電子署名、
および該公開鍵を用いてデジタル署名の認証を行なう。
認証が失敗した場合は、認証が失敗した旨のエラーコー
ドを返却して処理を終了する(ステップ1905)。ス
テップ1906では、ステップ1902で文書空間デー
タベース格納領域から読み出した参照対象エンティティ
の内容データを、ステップ1901で入手した参照対象
エンティティの出力先リソースに出力する。ステップ1
907の処理は、ステップ1404の処理と同様であ
る。ステップ1908は、ステップ1901のパラメー
タによって指定された全ての文書部品のエンティティに
ついて、ステップ1909を実行する。ステップ190
9は、対象とする文書部品の認証、および取り出しを行
なう処理である。本処理の手順は、図33を用いて後述
する。ステップ1910の処理は、ステップ1408の
処理と同様である。ステップ1911は、ステップ19
01のパラメータによって指定された全ての文書部品の
エンティティについて、ステップ1912を実行する。
ステップ1912は、対象とする文書部品の認証、およ
び取り出しを行なう処理である。本処理の手順は、図3
3を用いて後述する。
【0063】次に、図19におけるステップ1909お
よびステップ1912、すなわち、対象エンティティの
認証・取り出し処理について、その詳細を説明する。図
33は、この処理の手順を示すPAD図である。ステップ
3301では、対象エンティティの内容データを文書空
間データベース格納領域516から読み出す。ステップ
3302では、対象エンティティに対応する電子署名
を、文書空間データベース格納領域516から読み出
す。ステップ3303では、読み出した対象エンティテ
ィの内容データと、該読み出した電子署名、およびステ
ップ1901で得た公開鍵を用いてデジタル署名の認証
を行なう。認証が失敗した場合は、認証が失敗した旨の
エラーコードを返却して処理を終了する(ステップ33
04)。ステップ3305では、ステップ3301で文
書空間データベース格納領域から読み出した参照対象エ
ンティティの内容データを、ステップ1901で入手し
た参照対象エンティティの出力先リソースと同一のディ
レクトリに出力する。ただし、ファイル名は、エンティ
ティ構成表1105のリソース名1109の値とする。
【0064】次に、本実施例における文書更新制御プロ
グラム512の概要処理手順を示すPAD図を図20に示
す。図20の処理手順は、前記第1の実施例における図
17の処理に相当する。ここでは、前記第1の実施例に
おける文書更新制御プログラム(図17)との差異だけ
を述べる。ステップ2001とステップ2002の処理
は、それぞれステップ1701とステップ1702の処
理と同様である。ステップ2003では、更新処理に必
要な文書部品群を、外部プログラムを用いて編集可能な
領域に出力する。このステップは、前記図19に示した
PAD図に示す文書参照時の処理と同様の手順で実現でき
る。ただし、図19中の「参照対象エンティティ」は、
「更新対象エンティティ」の意味となる。ステップ20
04とステップ2005の処理は、それぞれステップ1
704とステップ1705の処理と同様である。ステッ
プ2006では、更新対象エンティティの内容データ
と、署名者の秘密鍵を用いて、電子署名を生成する。そ
して、該生成した電子署名によって、更新対象の電子署
名を置換して文書空間データベース格納領域516に格
納する。なお、電子署名を生成する際に用いる署名者の
秘密鍵は、呼び出しパラメータとして入手する。ステッ
プ2007からステップ2016までの処理は、ステッ
プ1707からステップ1716までの処理と同様であ
る。
【0065】本実施例により、複数のエンティティから
構成される構造化文書について、参照・更新対象エンテ
ィティを文書管理サーバから取り出す際に署名者の公開
鍵を与えると、文書管理サーバ内部でデジタル署名の認
証を行なうことができる。これにより、エンティティの
真正性が証明(保証)された状態で、参照・更新対象エ
ンティティを取り出せるようになる。SGML文書エンティ
ティの生成に関しては、前記第1の実施例の構成を取っ
た場合との間で、機能的な差異は生じない。
【0066】以下、本発明を適用した第3の実施例につ
いて、図面を用いて説明する。本実施例は、システムの
構成は前記第1の実施例と同一であるが、データ構造及
びプログラムの処理手順が前記第1の実施例と異なって
いる。本実施例が前記第1の実施例と異なっている点を
以下に示す。前記第1の実施例では、登録済みの文書デ
ータとしては、各エンティティの内容データと、解析済
み論理構造データの両方を保持していた。これに対し、
本実施例では、解析済み論理構造データのみを保持し、
エンティティの内容データは保持しない。その代わり、
前記解析済み論理構造データは、取り出し時に、原文書
を構成していた任意のエンティティを指定して、該エン
ティティが登録時に保持していた内容データと全く同じ
ものが取り出せるように、該文書中に含まれる内容文字
列および構造情報に加えて、復元に必要となる構文情報
(原文書通りの要素型名、エンティティ参照(エンティ
ティ開始情報およびエンティティ終了情報)、構文情報
としての空白文字(空白類文字)、文字参照、属性の省
略時値、文字参照、マーク済みセクション、処理命令、
コメント宣言、リテラル区切り子の種類、属性名・表記
法名・短縮参照表名・固有識別子(ID)・エンティティ
名の原文書通りの名前、省略されていたタグの情報、短
縮形のタグの情報、開始タグ中で要素型名と属性指定と
の間、および属性指定同士の間を区切っている空白文字
列、省略されていたエンティティ参照の末尾のREF
C(;)に相当する省略データの情報、短縮参照)を識
別して解析済み論理構造データ中に保持する。
【0067】図21に、本実施例における文書の登録処
理制御プログラム510の処理手順を示すPAD図を示
す。図21の処理手順は、前記第1の実施例における図
7の処理に相当する。ここでは、前記第1の実施例にお
ける文書登録制御プログラム(図7)との差異だけを述
べる。ステップ2101からステップ2104までの処
理は、ステップ701からステップ704までの処理と
同様である。ステップ2105からステップ2108ま
での処理は、ステップ708からステップ711までの
処理と同様である。ステップ2109は、ステップ71
2に相当する処理である。ただし、ステップ2109で
は、取り出し時に原文書通りの内容に復元できるよう
に、登録対象文書中に含まれる内容文字列、構造情報に
加えて、復元に必要な構文情報も解析済み論理構造デー
タとして保持する。ステップ2110の処理は、ステッ
プ713の処理と同様である。
【0068】次に、本実施例における文書参照制御プロ
グラム511の処理手順を示すPAD図を図22に示す。
図22の処理手順は、前記第1の実施例における図14
の処理に相当する。ここでは、前記第1の実施例におけ
る文書参照制御プログラム(図14)との差異だけを述
べる。ステップ2201の処理は、ステップ1401の
処理と同様である。ステップ2202では、参照対象と
して指定されたエンティティの内容データを、解析済み
論理構造データから生成して、この復元した内容データ
をステップ2201で入手した参照対象エンティティの
出力先リソースに出力する。ここで生成する参照対象エ
ンティティの生成、出力の手順は、図27を用いて後述
する。ステップ2203からステップ2205までの処
理は、ステップ1403からステップ1405までの処
理と同様である。ステップ2206では、対象とするエ
ンティティの内容データを、解析済み論理構造データか
ら生成して、この復元した内容データをステップ220
1で入手した参照対象エンティティの出力先リソースと
同一ディレクトリに出力する。ただし、ファイル名は、
エンティティ構成表1105のリソース名1109の値
とする。ここで生成する参照対象エンティティの生成、
出力の手順は、図27を用いて後述する。ステップ22
07とステップ2208の処理は、ステップ1407と
ステップ1408の処理と同様である。ステップ220
9は、ステップ2206の処理と同様である。
【0069】次に、本実施例における文書更新制御プロ
グラム512の概要処理手順を示すPAD図を図23に示
す。図23の処理手順は、前記第1の実施例における図
17の処理に相当する。ここでは、前記第1の実施例に
おける文書更新制御プログラム(図17)との差異だけ
を述べる。ステップ2301とステップ2302の処理
は、それぞれステップ1701とステップ1702の処
理と同様である。ステップ2303では、更新処理に必
要な文書部品群を、外部プログラムを用いて編集可能な
領域に出力する。このステップは、前記図22のPAD図
に示す文書参照時の処理と同様の手順で実現できる。た
だし、図22中の「参照対象エンティティ」は、「更新
対象エンティティ」の意味となる。ステップ2304
は、ステップ1704の処理と同様である。ステップ2
305からステップ2315までの処理は、ステップ1
706からステップ1716までの処理と同様である。
ただし、ステップ2309で生成する解析済み論理構造
データは、文書登録時と同様、取り出し時に原文書通り
の内容に復元できるように、登録対象文書中に含まれる
内容文字列、構造情報に加えて、復元に必要な構文情報
も解析済み論理構造データとして保持する。
【0070】図24は、本実施例における文書登録制御
プログラム510が、前記ステップ2103の構文解析
処理の結果を参照して生成する解析済み論理構造データ
のデータ構造を示す図である。この図では、図2に示す
SGML文書を登録対象文書として処理した場合に生成され
る解析済み論理構造データを例として示している。本実
施例における解析済み論理構造データ中の各ノードのデ
ータ構造を、図25、図26に示す。なお、ノードは六
種類あり、それぞれ、要素ノード2501、文字列ノー
ド2601、改行文字ノード2604、非SGMLデータノ
ード2607、エンティティ参照ノード2610、文字
参照ノード2616のいずれかである。
【0071】以下に、指定されたエンティティの内容デ
ータを、本実施例における解析済み論理構造データを参
照して生成、出力する処理を説明する。この処理は、前
記図22のPAD図におけるステップ2202、ステップ
2206、ステップ2209の内容データを生成し、出
力する処理である。図27は、指定エンティティの内容
データを外部に出力する処理手順を示したPAD図であ
る。ステップ2701は、指定エンティティの解析済み
論理構造データ中の各最上位ノードに対して、ステップ
2702を繰り返し実行する処理である。ステップ27
02は、対象ノードの内容を生成する処理である。本処
理の手順は、図28を用いて後述する。ステップ270
3では、ステップ2701、ステップ2702で生成し
た内容データを、指定されたリソースに出力する。
【0072】次に、図27におけるステップ2702、
すなわちノードの内容の生成処理について、その詳細を
説明する。図28は、この処理の手順を示すPAD図であ
る。ステップ2801では、対象ノードが持つノード種
別(図25、図26におけるノード種別2502、26
02、2605、2608、2611、2617)を判
別し、該ノード種別に応じてステップ2802からステ
ップ2807までのいずれかの処理を選択して実行す
る。ここで、前記ノード種別が要素であった場合、その
要素の内容を生成する(ステップ2802)。本処理の
手順は、図29を用いて後述する。また、前記ノード種
別が文字列であった場合、内容文字列2603を用いて
その文字列の内容を生成する(ステップ2803)。ま
た、前記ノード種別が改行文字であった場合、改行文字
コード2606を用いて改行文字を出力する(ステップ
2804)。また、前記ノード種別が非SGMLデータであ
った場合、内容データ2609を用いて改行文字を出力
する(ステップ2805)。また、前記ノード種別がエ
ンティティ参照であった場合、エンティティ参照を生成
する(ステップ2806)。ここで、エンティティ参照
の生成は、"&"文字に続けて、エンティティ名261
2、そして、(省略されていなければ)参照終了文字
";" を生成する。また、前記ノード種別が文字参照で
あった場合、文字参照を生成して出力する(ステップ2
807)。ここで、文字参照の生成は、"&#" 文字列に
続けて、機能名2619もしくは文字番号2620を生
成する。機能名と文字番号の判別には、種別2618を
用いる。その後、(省略されていなければ)参照終了文
字 ";" を生成する。
【0073】次に、図28におけるステップ2802、
すなわち要素の内容の生成処理について、その詳細を説
明する。図29は、この処理の手順を示すPAD図であ
る。ステップ2901は、対象要素の開始タグを生成す
る。本処理の手順は、図30を用いて後述する。ステッ
プ2902では、対象要素の下位ノードへの参照251
0を参照して、対象要素の各下位ノードに対して、ステ
ップ2903を実行する。ここで、ステップ2903
は、前述した図28に示すPAD図の処理を実行する。す
なわち、再帰的に図28のPAD図を実行する。ステップ
2904は、対象要素の終了タグを生成する。本処理の
手順は、図32を用いて後述する。
【0074】次に、図29におけるステップ2901、
すなわち、対象要素の開始タグの生成処理について、そ
の詳細を説明する。図30は、この処理の手順を示すPA
D図である。ステップ3001では、原文書において、
指定要素の開始タグが省略されていたかどうかを、開始
タグの省略2504のデータを参照することによって判
別し、省略されていなければ(値が NO であれば)、ス
テップ3002からステップ3010までの処理を実行
する。ステップ3002では、開始タグの "<" 文字を
出力する。ステップ3003では、開始タグの総称識別
子2505を参照して、対象要素の要素型名を出力す
る。ステップ3004では、対象要素が持つ属性のリス
ト2511を参照し、対象要素が属性を持つ場合、対象
要素の各属性について、ステップ3005を実行する。
本処理の手順は、図31を用いて後述する。ステップ3
006では、空白類文字2506を参照して、原文書の
該当位置に存在した空白類文字を生成する。ステップ3
007では、開始タグの ">" 文字を生成する。
【0075】次に、図30におけるステップ3005、
すなわち、対象要素の各属性の生成処理について、その
詳細を説明する。図31は、この処理の手順を示すPAD
図である。ステップ3101では、属性の省略2512
の値を参照し、対象属性が原文書において省略されてい
たかどうか判別する。省略されていなければ、ステップ
3102からステップ3109までの処理を実行する。
ステップ3102では、空白類文字2513を参照し
て、原文書の該当位置に存在した空白類文字を生成す
る。ステップ3103では、属性名2514を参照し
て、対象属性の属性名を生成する。ステップ3104で
は、空白類文字2515を参照して、原文書の該当位置
に存在した空白類文字を生成する。ステップ3105で
は、"=" 文字を出力する。ステップ3106では、空白
類文字2517を参照して、原文書の該当位置に存在し
た空白類文字を生成する。ステップ3107では、リテ
ラル種別2518を参照して、原文書と同じリテラル区
切り子(LIT、LITA、または省略のいずれか)を生成す
る。ステップ3108では、属性値2519を参照し
て、対象属性の属性値(リストを含む)を生成する。ス
テップ3109では、リテラル種別2518を参照し
て、原文書と同じリテラル区切り子(LIT、LITA、また
は省略のいずれか)を生成する。
【0076】次に、図29におけるステップ2904、
すなわち、対象要素の終了タグの生成処理について、そ
の詳細を説明する。図32は、この処理の手順を示すPA
D図である。ステップ3201では、原文書において、
指定要素の開始タグが省略されていたかどうかを、終了
タグの省略2507のデータを参照することによって判
別し、省略されていなければ(値が NO であれば)、ス
テップ3202からステップ3205までの処理を実行
する。ステップ3202では、終了タグの "</" 文字を
生成する。ステップ3203では、終了タグの総称識別
子2508を参照して、対象要素の要素型名を生成す
る。ステップ3204では、空白類文字2509を参照
して、原文書の該当位置に存在した空白類文字を生成す
る。ステップ3205では、終了タグの ">" 文字を出
力する。
【0077】本実施例の場合、解析済み論理構造データ
中に、登録文書中に含まれる内容文字列および構造情報
に加えて、復元に必要となる構文情報も保持するため、
前記第1の実施例および第2の実施例の場合に比べて解
析済み論理構造データのデータ量は大きくなる。その代
わり、エンティティの内容データは解析済み論理構造デ
ータとして一元管理されており、前記第1の実施例のよ
うな内容データと解析済み論理構造データの二重管理は
行なっていないため、両データの不整合の問題は発生し
なくなるという利点がある。本実施例の構成を取った場
合と、前記第1の実施例および第2の実施例の構成を取
った場合との間で、機能的な差異は生じない。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による構造
化文書のデジタル署名付き管理方法によれば、文書を構
成する各エンティティに対して、電子署名とエンティテ
ィを対応付けて管理することによって、個々のエンティ
ティ単位に署名を付与して、エンティティ単位での文書
の改ざん防止、真正性の証明の機能を実現することがで
きる。また、一時的なSGML文書エンティティを生成する
機能を備えることによって、エンティティの内容を独立
して参照・編集可能なSGML文書として取り出すことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタル署名の認証方法の仕組を示す図であ
る。
【図2】文書記述言語SGMLによって記述された構造化文
書の一例を示す図である。
【図3】SGML文書を解析して得られる論理構造の一例を
示す図である。
【図4】第1の実施例の全体構成を示す図である。
【図5】第1の実施例における文書管理サーバの構成を
示す図である。
【図6】第1の実施例における文書空間管理プログラム
の概略処理手順を示すPAD図である。
【図7】第1の実施例における文書登録制御プログラム
の概略処理手順を示すPAD図である。
【図8】第1の実施例における文書登録制御プログラム
において、文書登録時に登録対象文書を構成するエンテ
ィティの一覧を受け渡すために用いるリスト形式の一例
を示す図である。
【図9】第1の実施例における文書登録制御プログラム
が生成するエンティティ識別子対応表と登録されるエン
ティティの内容データとの対応関係を示す図である。
【図10】第1の実施例における文書登録制御プログラ
ムが生成する電子署名識別子対応表と登録される電子署
名との対応関係を示す図である。
【図11】第1の実施例における文書登録制御プログラ
ムが生成する登録文書一覧表のデータ構造を示す図であ
る。
【図12】第1の実施例における文書登録制御プログラ
ムが生成する構文解析結果データの一部であるエンティ
ティ構成表の具体例を示した図である。
【図13】第1の実施例における文書登録制御プログラ
ムが生成する解析済み論理構造データのデータ構造を示
す図である。
【図14】第1の実施例における文書参照制御プログラ
ムの概略処理手順を示すPAD図である。
【図15】第1の実施例における文書参照制御プログラ
ムにおいて、参照時に一時的に生成するSGML文書エンテ
ィティの生成、出力を行なう処理の手順を示すPAD図で
ある。
【図16】第1の実施例における文書参照制御プログラ
ムにおいて、参照時に一時的に生成するSGML文書エンテ
ィティの一例を示す図である。
【図17】第1の実施例における文書更新制御プログラ
ムの概略処理手順を示すPAD図である。
【図18】第2の実施例における文書登録制御プログラ
ムの概略処理手順を示すPAD図である。
【図19】第2の実施例における文書参照制御プログラ
ムの概略処理手順を示すPAD図である。
【図20】第2の実施例における文書更新制御プログラ
ムの概略処理手順を示すPAD図である。
【図21】第3の実施例における文書登録制御プログラ
ムの概略処理手順を示すPAD図である。
【図22】第3の実施例における文書参照制御プログラ
ムの概略処理手順を示すPAD図である。
【図23】第3の実施例における文書更新制御プログラ
ムの概略処理手順を示すPAD図である。
【図24】第3の実施例における文書登録制御プログラ
ムが生成する解析済み論理構造データのデータ構造を示
す図である。
【図25】第3の実施例における文書登録制御プログラ
ムが生成する解析済み論理構造データの要素ノードのデ
ータ構造を示す図である。
【図26】第3の実施例における文書登録制御プログラ
ムが生成する解析済み論理構造データの文字列ノード、
改行文字ノード、非SGMLデータノード、エンティティ参
照ノード、および文字参照ノードのデータ構造を示す図
である。
【図27】第3の実施例における文書参照制御プログラ
ムの解析済み論理構造データから内容データを生成、出
力する処理手順を示すPAD図である。
【図28】第3の実施例における文書参照制御プログラ
ムの解析済み論理構造データ中の各ノードのノード種別
に応じて内容データを生成する処理手順を示すPAD図で
ある。
【図29】第3の実施例における文書参照制御プログラ
ムの解析済み論理構造データ中の要素ノードから内容を
生成する処理手順を示すPAD図である。
【図30】第3の実施例における文書参照制御プログラ
ムの解析済み論理構造データ中の要素ノードから開始タ
グを生成する処理手順を示すPAD図である。
【図31】第3の実施例における文書参照制御プログラ
ムの解析済み論理構造データ中の要素ノードから属性情
報を生成する処理手順を示すPAD図である。
【図32】第3の実施例における文書参照制御プログラ
ムの解析済み論理構造データ中の要素ノードから終了タ
グを生成する処理手順を示すPAD図である。
【図33】第2の実施例における文書参照制御プログラ
ムの対象エンティティの認証、および取り出し処理手順
を示すPAD図である。
【図34】第2の実施例における文書参照制御プログラ
ムの対象エンティティの文書部品群の取得処理手順を示
すPAD図である。
【符号の説明】 401 文書管理サーバ 402 文書管理クライアント 403 業務処理システム 510 文書登録制御プログラム 511 文書登録制御プログラム 512 文書更新制御プログラム 513 文書空間管理プログラム 516 文書空間データベース格納領域 1101 登録文書一覧表 1105 エンティティ構成表 1301 解析済み論理構造データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 卓哉 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所システム開発本部内 (72)発明者 高橋 亨 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所システム開発本部内 (72)発明者 伊藤 泰樹 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア事業部内 Fターム(参考) 5B009 SA08 SA11 5B082 EA11 GA11 5J104 AA08 JA21 NA02 NA12 NA27 NA30 9A001 BZ03 BZ04 CZ08 DZ06 EE04 JZ01 LL03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理装置と、記憶装置と、入出力装置を備
    える文書管理システムにおける文書のデジタル署名付き
    管理方法であって、 前記処理装置における文書の登録を行なう処理が、該文
    書を構成する文書部品それぞれについて、 指定文書部品の内容データを読み込み記憶手段中に格納
    するステップと、 指定文書部品に対応する電子署名を読み込み記憶手段中
    に格納するステップと、 前記格納した前記文書部品の内容データと前記電子署名
    との対応関係を示す電子署名対応関係データを記憶手段
    中に格納するステップと、 これらの文書部品群を文書ごとにまとめて記憶手段中に
    管理する文書部品群管理ステップを有し、 前記処理装置における文書の参照を行なう処理が、 参照対象となる文書部品の内容データを記憶手段から読
    み出して出力するステップと、 前記電子署名対応関係データを用いて、参照対象となる
    文書部品に対応する電子署名を記憶手段から読み出して
    出力するステップを有し、 前記処理装置における文書の更新を行なう処理が、 前記文書の参照を行う処理と同様の処理により更新対象
    文書部品の内容データおよび該文書部品の電子署名の参
    照をするステップと、 編集・更新された文書部品の内容データを読み込むステ
    ップと、 読み込んだ内容データによって記憶手段中に格納された
    前記文書部品の内容データを置換するステップと、 該編集・更新された文書部品の内容データに対応する電
    子署名を読み込むステップと、 記憶手段中に格納された前記電子署名を読み込んだ電子
    署名で置換するステップと、 前記更新された文書部品の内容データと前記更新された
    電子署名との対応関係を示す電子署名対応関係データに
    よって記憶手段中に格納された前記電子署名対応関係デ
    ータを置換するステップを有する、ことを特徴とした文
    書のデジタル署名付き管理方法。
  2. 【請求項2】処理装置と、記憶装置と、入出力装置を備
    える文書管理システムにおける文書のデジタル署名付き
    管理方法であって、 前記処理装置における文書の登録を行なう処理が、該文
    書を構成する文書部品それぞれについて、 指定文書部品の内容データを読み込み記憶手段中に格納
    するステップと、 署名者の秘密鍵を用いて、前記読み込んだ内容データか
    ら電子署名を生成するステップと、 生成した電子署名を記憶手段中に格納するステップと、 前記格納した文書部品の内容データと前記電子署名との
    対応関係を示す電子署名対応関係データを記憶手段中に
    格納するステップと、 これらの文書部品群を文書ごとにまとめて記憶手段中に
    管理する文書部品群管理ステップを有し、 前記処理装置における文書の参照を行なう処理が、 参照対象となる文書部品の内容データを記憶手段から読
    み出して出力するステップと、 署名者の公開鍵と、前記電子署名対応関係データを用い
    て記憶手段から読み出した文書部品の内容データと、記
    憶手段から読み出した電子署名に対して、署名の認証を
    行なうステップを有し、 前記処理装置における文書の更新を行なう処理が、 前記文書の参照を行う処理と同様の処理により更新対象
    文書部品の内容データの読み出しと署名の認証を行うス
    テップと、 編集・更新された文書部品の内容データを読み込むステ
    ップと、 読み込んだ内容データによって、記憶手段中に格納され
    た前記文書部品の内容データを置換するステップと、 署名者の秘密鍵を用いて、前記読み込んだ内容データか
    ら電子署名を生成する電子署名生成ステップと、 記憶手段中に格納された前記電子署名を、前記生成した
    電子署名で置換するステップと、 前記更新された文書部品の内容データと更新された電子
    署名との対応関係を示す電子署名対応関係データによっ
    て、記憶手段中に格納された前記電子署名対応関係デー
    タを置換するステップ、を有することを特徴とした文書
    のデジタル署名付き管理方法。
  3. 【請求項3】処理装置と、記憶装置と、入出力装置を備
    える文書管理システムにおける文書のデジタル署名付き
    管理方法であって、 前記処理装置における文書の登録を行なう処理が、該文
    書を構成する文書部品それぞれについて、 指定文書部品の内容データを読み込み記憶手段中に格納
    するステップと、 指定文書部品に対応する電子署名を読み込み記憶手段中
    に格納するステップと、 前記格納した文書部品の内容データと前記電子署名との
    対応関係を示す電子署名対応関係データを記憶手段中に
    格納するステップと、 これらの文書部品群を文書ごとにまとめて記憶手段中に
    管理する文書部品群管理ステップと、 登録対象文書の構文解析を行ない、該構文解析の結果を
    参照して該文書の持つ論理構造を抽出し、解析済み論理
    構造データを記憶手段中に格納するステップと、 前記解析済み論理構造データを参照して登録対象文書の
    持つ論理構造と物理構造との対応関係を抽出し、該文書
    を構成する各エンティティ(文書部品)と前記論理構造
    データ中の部分範囲との物理論理対応関係データを記憶
    手段中に格納するステップを有し、 前記処理装置における文書の参照を行なう処理が、 参照対象となる文書部品の内容データを記憶手段から読
    み出して出力するステップと、 前記電子署名対応関係データを用いて、参照対象となる
    文書部品に対応する電子署名を記憶手段から読み出して
    出力するステップと、 前記解析済み論理構造データを参照して、出力対象とな
    るエンティティ(文書部品)を内容として持つ文書構造
    定義を生成するステップと、 該生成された文書構造定義と、前記解析済み論理構造デ
    ータを参照して、前記出力対象となるエンティティ(文
    書部品)を文書内容として参照する文書エンティティを
    生成、出力するステップと、 前記解析済み論理構造データを参照して、出力対象とな
    るエンティティ(文書部品)から直接または間接に参照
    されるエンティティ(文書部品)群の内容データを記憶
    手段から読み出して出力するステップを有し、 前記処理装置における文書の更新を行なう処理が、 更新対象文書部品について、前記文書の参照を行う処理
    と同様の処理を行うステップと、 前記物理論理対応関係を参照して前記更新されたエンテ
    ィティ(文書部品)に対応する全ての論理構造部分範囲
    の集合を求める対応部分範囲集合決定ステップと、 編集・更新された文書部品の内容データを読み込み、該
    内容データによって記憶手段中に格納された前記文書部
    品の内容データを置換するステップと、 該編集・更新された文書部品の内容データに対応する電
    子署名を読み込み、該電子署名によって記憶手段中に格
    納された前記電子署名を置換するステップと、 前記更新された文書部品の内容データと更新された電子
    署名との対応関係を示す電子署名対応関係データによっ
    て、記憶手段中に格納された前記電子署名対応関係デー
    タを置換するステップと、 前記更新されたエンティティ(文書部品)内容データの
    構文解析を行うステップと、 該構文解析の結果を参照して前記更新されたエンティテ
    ィ(文書部品)中に含まれる論理構造データを抽出し、
    該抽出した論理構造データによって記憶手段中に格納さ
    れた前記対応部分範囲決定ステップにおいて求めたすべ
    ての論理構造部分範囲に対応する論理構造データを置換
    するステップと、 前記構文解析の結果を参照して、更新対象エンティティ
    (文書部品)の論理構造と物理構造との対応関係を抽出
    し、更新対象エンティティ(文書部品)と前記論理構造
    データ中の部分範囲との対応関係データを記憶手段中に
    格納するステップ、を有することを特徴とした文書のデ
    ジタル署名付き管理方法。
  4. 【請求項4】処理装置と、記憶装置と、入出力装置を備
    える文書管理システムにおける文書のデジタル署名付き
    管理方法であって、 前記処理装置における文書の登録を行なう処理が、該文
    書を構成する文書部品それぞれについて、 指定文書部品の内容データを読み込み記憶手段中に格納
    するステップと、 指定文書部品に対応する電子署名を読み込み記憶手段中
    に格納するステップと、 前記格納した前記文書部品の
    内容データと前記電子署名との対応関係を示す電子署名
    対応関係データを記憶手段中に格納するステップと、 これらの文書部品群を文書ごとにまとめて記憶手段中に
    管理する文書部品群管理ステップと、 登録対象文書の構文解析を行ない、該構文解析の結果を
    参照して該文書の持つ論理構造を抽出し、該文書中に含
    まれる内容文字列、構造情報に加えて、前記文書記述言
    語による文書記述を再現するのに必要となる全ての構文
    情報を含んだ解析済み論理構造データを記憶手段中に格
    納するステップと、 該構文解析の結果を参照して登録対象文書の持つ論理構
    造と物理構造との対応関係を抽出し、該文書を構成する
    各エンティティ(文書部品)と前記論理構造データ中の
    部分範囲との物理論理対応関係データを記憶手段中に格
    納するステップを有し、 前記処理装置における文書の参照を行なう処理が、 参照対象となる文書部品について、記憶手段から前記解
    析済み論理構造データを読み出し、該解析済み論理構造
    データを参照して、原文通りのエンティティ(文書部
    品)の内容データを生成し出力するステップと、 前記電子署名対応関係データを用いて、参照対象となる
    文書部品に対応する電子署名を記憶手段から読み出して
    出力するステップを有し、 前記処理装置における文書の更新を行なう処理が、 更新対象となる文書部品について、記憶手段から前記解
    析済み論理構造データを読み出し、該解析済み論理構造
    データを参照して、原文通りのエンティティ(文書部
    品)の内容データを生成し出力するステップと、 前記電子署名対応関係データを用いて、参照対象となる
    文書部品に対応する電子署名を記憶手段から読み出して
    出力するステップと、 前記物理論理対応関係データを参照して前記更新された
    エンティティ(文書部品)に対応する全ての論理構造部
    分範囲の集合を求める対応部分範囲集合決定ステップ
    と、 前記更新されたエンティティ(文書部品)の内容データ
    の構文解析行うステップと、 該構文解析の結果を参照して前記更新されたエンティテ
    ィ(文書部品)中に含まれる論理構造データを抽出し、
    抽出した該エンティティ(文書部品)に含まれる内容文
    字列、構造情報、および構文情報を含んだ解析済み論理
    構造データによって、前記対応部分範囲決定ステップに
    おいて求めたすべての論理構造部分範囲に対応する論理
    構造データを置換するステップと、 前記構文解析の結果を参照して、更新対象エンティティ
    (文書部品)の論理構造と物理構造との対応関係を抽出
    し、更新対象エンティティ(文書部品)と前記論理構造
    データ中の部分範囲との対応関係データによって、記憶
    手段に格納された前記物理論理構造対応関係データを置
    換するステップと、 該編集・更新された文書部品の内容データに対応する電
    子署名を読み込み、該電子署名により記憶手段中に格納
    された前記電子署名を置換するステップと、 前記更新された文書部品の内容データと更新された電子
    署名との対応関係を示す電子署名対応関係データによっ
    て、記憶手段中に格納された前記電子署名対応関係デー
    タを置換するステップ、を有することを特徴とした文書
    のデジタル署名付き管理方法。
  5. 【請求項5】請求項4記載の文書のデジタル署名付き管
    理方法において、 更に、処理装置における文書の参照を行なう処理が、 前記解析済み論理構造データを参照して、出力対象とな
    るエンティティ(文書部品)を内容として持つ構造化文
    書の構造を規定する文書構造定義を生成するステップ
    と、 該文書構造定義と、前記解析済み論理構造データを参照
    して、前記出力対象となるエンティティ(文書部品)を
    文書内容として参照する文書エンティティを生成し、出
    力するステップと、 参照対象となるエンティティ(文書部品)から直接また
    は間接に参照されるエンティティ(文書部品)群につい
    て、前記解析済み論理構造データを参照して、原文書通
    りのエンティティ(文書部品)の内容データを生成し、
    出力するステップを有し、 処理装置における文書の更新を行なう処理が、 前記解析済み論理構造データを参照して、更新対象とな
    るエンティティ(文書部品)を内容として持つ構造化文
    書の構造を規定する文書構造定義を生成するステップ
    と、 該文書構造定義と、前記解析済み論理構造データを参照
    して、前記更新対象となるエンティティ(文書部品)を
    文書内容として参照する文書エンティティを生成し、出
    力するステップと、 参照対象となるエンティティ(文書部品)から直接また
    は間接に参照されるエンティティ(文書部品)群につい
    て、前記解析済み論理構造データを参照して、原文書通
    りのエンティティ(文書部品)の内容データを生成し、
    出力するステップ、を有することを特徴とした文書のデ
    ジタル署名付き管理方法。
  6. 【請求項6】処理装置と、記憶装置と、入出力装置を備
    え、複数の文書部品から構成される文書の格納・管理を
    行なう文書管理装置であって、 文書の登録を行なう前記処理装置が、該文書を構成する
    文書部品それぞれについて、 指定文書部品の内容データを読み込み記憶手段中に格納
    する手段と、 指定文書部品に対応する電子署名を読み込み記憶手段中
    に格納する手段と、 前記格納した前記文書部品の内容データと前記電子署名
    との対応関係を示す電子署名対応関係データを記憶手段
    中に格納する手段と、 これらの文書部品群を文書ごとにまとめて記憶手段中に
    管理する文書部品群管理手段を備え、 文書の参照を行なう前記処理装置が、 参照対象となる文書部品の内容データを記憶手段から読
    み出して出力する手段と、 前記電子署名対応関係データを用いて、参照対象となる
    文書部品に対応する電子署名を記憶手段から読み出して
    出力する手段を備え、 文書の更新を行なう前記処理装置が、 前記文書の参照を行う処理と同様の処理により更新対象
    文書部品の内容データおよび該文書部品の電子署名の参
    照をする手段と、 編集・更新された文書部品の内容データを読み込む手段
    と、 読み込んだ内容データによって記憶手段中に格納された
    前記文書部品の内容データを置換する手段と、 該編集・更新された文書部品の内容データに対応する電
    子署名を読み込む手段と、 記憶手段中に格納された前記電子署名を読み込んだ電子
    署名で置換する手段と、 前記更新された文書部品の内容データと前記更新された
    電子署名との対応関係を示す電子署名対応関係データに
    よって記憶手段中に格納された前記電子署名対応関係デ
    ータを置換する手段、を備えた文書管理装置。
  7. 【請求項7】処理装置と、記憶装置と、入出力装置を備
    える、複数の文書部品から構成される文書の格納・管理
    を行なう文書管理装置であって、 文書の登録を行なう前記処理装置が、該文書を構成する
    文書部品それぞれについて、 指定文書部品の内容データを読み込み記憶手段中に格納
    する手段と、 署名者の秘密鍵を用いて、前記読み込んだ内容データか
    ら電子署名を生成する手段と、 生成した電子署名を記憶手段中に格納する手段と、 前記格納した文書部品の内容データと前記電子署名との
    対応関係を示す電子署名対応関係データを記憶手段中に
    格納する手段と、 これらの文書部品群を文書ごとにまとめて記憶手段中に
    管理する文書部品群管理手段を備え、 文書の参照を行なう前記処理装置が、 参照対象となる文書部品の内容データを記憶手段から読
    み出して出力する手段と、 署名者の公開鍵と、前記電子署名対応関係データを用い
    て記憶手段から読み出した文書部品の内容データと、記
    憶手段から読み出した電子署名に対して、署名の認証を
    行なう手段を備え、 文書の更新を行なう前記処理装置が、 前記文書の参照を行う処理と同様の処理により更新対象
    文書部品の内容データの読み出しと署名の認証を行う手
    段と、 編集・更新された文書部品の内容データを読み込む手段
    と、 読み込んだ内容データによって、記憶手段中に格納され
    た前記文書部品の内容データを置換する手段と、 署名者の秘密鍵を用いて、前記読み込んだ内容データか
    ら電子署名を生成する電子署名生成手段と、 記憶手段中に格納された前記電子署名を、前記生成した
    電子署名で置換する手段と、 前記更新された文書部品の内容データと更新された電子
    署名との対応関係を示す電子署名対応関係データによっ
    て、記憶手段中に格納された前記電子署名対応関係デー
    タを置換する手段、を備えた文書管理装置。
  8. 【請求項8】文書の登録処理として該文書を構成する文
    書部品それぞれについて、 指定文書部品の内容データを読み込み記憶手段中に格納
    する手順と、 指定文書部品に対応する電子署名を読み込み記憶手段中
    に格納する手順と、 前記格納した前記文書部品の内容データと前記電子署名
    との対応関係を示す電子署名対応関係データを記憶手段
    中に格納する手順と、 これらの文書部品群を文書ごとにまとめて記憶手段中に
    管理する文書部品群管理手順を有し、 文書の参照処理として、 参照対象となる文書部品の内容データを記憶手段から読
    み出して出力する手順と、 前記電子署名対応関係データを用いて、参照対象となる
    文書部品に対応する電子署名を記憶手段から読み出して
    出力する手順を有し、 文書の更新処理として、 前記文書の参照を行う処理と同様の処理により更新対象
    文書部品の内容データおよび該文書部品の電子署名の参
    照をする手順と、 編集・更新された文書部品の内容データを読み込む手順
    と、 読み込んだ内容データによって記憶手段中に格納された
    前記文書部品の内容データを置換する手順と、 該編集・更新された文書部品の内容データに対応する電
    子署名を読み込む手順と、 記憶手段中に格納された前記電子署名を読み込んだ電子
    署名で置換する手順と、 前記更新された文書部品の内容データと前記更新された
    電子署名との対応関係を示す電子署名対応関係データに
    よって記憶手段中に格納された前記電子署名対応関係デ
    ータを置換する手順を有する文書管理プログラムを記録
    したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  9. 【請求項9】文書の登録処理として該文書を構成する文
    書部品それぞれについて、 指定文書部品の内容データを読み込み記憶手段中に格納
    する手順と、 署名者の秘密鍵を用いて、前記読み込んだ内容データか
    ら電子署名を生成する手順と、 生成した電子署名を記憶手段中に格納する手順と、 前記格納した文書部品の内容データと前記電子署名との
    対応関係を示す電子署名対応関係データを記憶手段中に
    格納する手順と、 これらの文書部品群を文書ごとにまとめて記憶手段中に
    管理する文書部品群管理手順を有し、 文書の参照処理として、 参照対象となる文書部品の内容データを記憶手段から読
    み出して出力する手順と、 署名者の公開鍵と、前記電子署名対応関係データを用い
    て記憶手段から読み出した文書部品の内容データと、記
    憶手段から読み出した電子署名に対して、署名の認証を
    行なう手順を有し、 文書の更新処理として、 前記文書の参照を行う処理と同様の処理により更新対象
    文書部品の内容データの読み出しと署名の認証を行う手
    順と、 編集・更新された文書部品の内容データを読み込む手順
    と、 読み込んだ内容データによって、記憶手段中に格納され
    た前記文書部品の内容データを置換する手順と、 署名者の秘密鍵を用いて、前記読み込んだ内容データか
    ら電子署名を生成する電子署名生成手順と、 記憶手段中に格納された前記電子署名を、前記生成した
    電子署名で置換する手順と、 前記更新された文書部品の内容データと更新された電子
    署名との対応関係を示す電子署名対応関係データによっ
    て、記憶手段中に格納された前記電子署名対応関係デー
    タを置換する手順を有する文書管理プログラムを記録し
    たコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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