WO2002081352A1 - Elevator control device - Google Patents

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Toshiba Elevator Kabushiki Kaisha
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Description

明 細 書 エ レ べ一夕制御装置 技 術 分 野
本発明は、 エレべ一夕制御装置に係り、 特に、 多卷線モ一夕で構成される卷上 機を複数の電力変換器で駆動する大容量エレべ一夕の制御システムにおいて、 1 つの系統の電力変換器が故障した場合に救出運転を行う機能を有するエレべ一夕 制御装置に関するものである。 従来 の 技術
近年、 建物の高層化が進み、 乗客の大量輸送を目的とした超々高速エレべ一夕 や、 上かごと下かごとが連結されて一度に 2台分の乗客を輸送できるダブルデッ キエレべ一夕が次第に利用されてきている。 そして、 この種のエレべ一夕を駆動 するモ一夕には、 容量が大きな多卷線モ一夕が用いられる。 このような多卷線モ —夕を用いたエレべ一夕制御装置では、 ィンバ一夕装置及びコンバータ装置から なる電力変換器を、 複数台接続してモ一タを駆動する構成が採用される。
図 9は、 このような従来のエレべ一夕制御装置の構成を示す図である。 この図 9の構成では、 電源 1にコンパ一夕 2 a , 2 bがコン夕クタ 1 0 c, 1 0 dを介 して並列に接続されている。 コンパ一夕 2 aにインバー夕 3 aが接続され、 コン バ一夕 2 aとィンバ一夕 3 aとの間にコンデンサ 4 aが接続されており (これら を A系統とする) 、 また、 コンバータ 2 bにインバ一夕 3 bが接続され、 コンパ —夕 2 bとィンバ一夕 3 bとの間にコンデンサ 4 bが接続されている (これらを B系統とする) 。 そして、 コンバータ 2 a及びインバ一夕 3 aにより第 1の電力 変換器が構成され、 コンバ一夕 2 b及びィンバ一夕 3 bにより第 2の電力変換器 が構成されている。
卷上機 6のモ一夕が、 例えば 2卷線モ一夕とすると、 第 1の卷線に対しインバ 一夕 3 aがコンタク夕 1 0 aを介して接続され、 第 2の巻線に対しィンバ一夕 3 bがコンタク夕 1 0 bを介して接続されている。 メインロープ 9は卷上機 6に掛けられており、 かご 8が昇降できるようになつ ている。 かご 8とカウン夕ウェイト 7とは、 コンペンロープ 1 3によりコンペン シーブ 1 4を介して接続されている。
コンバータ 2 a , 2 bの入力側には電流検出器 1 2 c , 1 2 dが設けられ、 ィ ンバ一夕 3 a, 3 bの出力側には電流検出器 1 2 a, 1 2 bが設けられている。 そして、 コンデンサ 4 a , 4 bの各一端側には電流検出器 1 2 e , 1 2 fが設け られている。 これら電流検出器 1 2 a〜l 2 fの検出信号は、 制御手段 5 a, 5 bに入力されるようになっている。
制御手段 5 aはインバ一夕 3 a, 3 bの制御を行い、 制御手段 5 bはコンパ一 夕 2 a, 2 bの制御を行うようになっている。 制御手段 5 aと制御手段 5 bとは 通信手段 1 1により接続されており、 相互に情報交換を行うことができる。
上記のような構成において、 例えば、 インバー夕 3 aが故障した場合、 エレべ —夕の運転は停止される。 そして、 コン夕クタ 1 0 c及びコン夕クタ 1◦ aをォ フすることにより第 1の電力変換器すなわちコンバータ 2 a及びインバ一夕 3 a を運転系統から切り離し、 第 2の電力変換器すなわちコンパ一夕 2 b及びィンバ 一夕 3 bで第 2の卷線に電力を供給することにより卷上機 6を駆動して乗客を救 出するための救出運転が行われる。
発明が解決しょうとする課題
ここで、 卷上機 6を構成している 2卷線モ一夕は、 図 1 0 (a) , (b) に示す ように、 2つの卷線 6 a , 6 bの中央にシーブ 6 cが配された構成となっている c そして、 これら両卷線 6 a , 6 bは、 それそれが独立したモ一夕と同様に駆動力 を発生して、 シ一ブ 6 cを駆動しかご 8およびカウン夕ウェイト 7に連結された メイン口一プ 9を移動させるものである。 したがって、 片側の卷線のみに通鼋し て卷上機 6を起動すると、 卷上機 6に偏振が発生してしまい、 各卷線 6 a , 6 b に設けられたベアリングが破損するなどの機械的故障を生じる場合がある。
このような場合には、 エレべ一夕装置は、 もはや救出運転を継続することがで きず、 かご内に乗客を閉じ込めてしまう結果となる。 また、 このようにエレべ一 夕機構を破損してしまうと、 その復旧に時間が掛かり運転を長時間に亘つて再開 できなくなり、 特に、 超高層ビルのエレべ一夕システムにおいては多大な影響を 及ぼすことになる。 発 明 の 目 的
本発明は、 上記事情に鑑みてなされたものであり、 卷上機を構成している多卷 線モ一夕に電力供給を行っている第 1及び第 2の電力変換器のうちのいずれかが 故障したとしても、 残りの電力変換器により安全且つ確実に救出運転を実行する ことができるエレべ一夕制御装置を提供することを目的としている。 課題を解決するための手段
上記課題を解決するための手段として、 請求項 1記載の発明は、 シーブの一方 側及び他方側にそれそれ第 1及び第 2の巻線が配設された多卷線モ一夕により構 成される巻上機と、 前記第 1及び第 2の巻線にそれそれ電力を供給する第 1及び 第 2の電力変換器と、 を備えたエレべ一夕制御装置において、 前記第 1及び第 2 の電力変換器の出力側を短絡する短絡手段と、 前記第 1及び第 2の電力変換器の いずれか一方の電力変換器の故障発生時に、 この一方の電力変換器の運転を停止 させると共に前記短絡手段に短絡動作を行わせ、 他方の電力変換器から前記第 1 及び第 2の巻線の双方に電力を供給させることにより前記卷上機に救出運転を行 わせる制御手段と、 を備えたことを特徴とする。
請求項 2記載の発明は、 請求項 1記載の発明において、 前記第 1及び第 2の電 力変換器の入力側及び出力側は、 入力側コンタク夕及び出力側コン夕ク夕を介し てそれそれ電源並びに前記第 1及び第 2の卷線に接続されており、 前記制御手段 は、 故障側の一方の電力変換器に接続された入力側コン夕クタ及び出力側コン夕 クタが確実にオフしたことを示すオフ動作アンサ一バック信号を入力し、 且つ健 全側の他方の電力変換器に接続された入力側コンタク夕及び出力側コン夕ク夕が 確実にオンになっていることを示すオン動作アンサ一バック信号を入力した場合 のみ、 前記短絡手段に短絡動作を行わせるものである、 ことを特徴とする請求項 1記載のエレべ一夕制御装置。
請求項 3記載の発明は、 請求項 1記載の発明において、 前記制御手段は、 他方 の電力変換器から前記第 1及び第 2の卷線の双方に電力を供給させることにより 前記卷上機に救出運転を行わせる場合に、 加速度及び減速度を通常運転時よりも 小さな所定値とするものである、 ことを特徴とする。
請求項 4記載の発明は、 請求項 3記載の発明において、 前記制御手段は、 かご 内荷重検出値を入力し、 荷重検出値が設定範囲内にあれば前記加速度及び減速度 を第 1の設定値とし、 荷重検出値が設定範囲外であれば第 1の設定値よりも更に 小さな値を有する第 2の設定値とするものである、 ことを特徴とする。
請求項 5記載の発明は、 請求項 4記載の発明において、 前記制御手段は、 前記 荷重検出値が設定範囲外である場合に、 前記加速度及び減速度を前記第 2の設定 値とすることに代えて、 前記救出運転の実行を中止するものである、 ことを特徴 とする。 図面の簡単な説明
図 1は、 本発明の第 1の実施例の構成を示す図。
図 2は、 図 1に示した実施例の動作を説明するためのフローチャート。
図 3は、 本発明の第 2の実施例の構成を示す図。
図 4は、 図 3に示した実施例の動作を説明するためのフローチャート。
図 5は、 本発明の各実施例における救出運転の際の運転パターンを示す特性図。 図 6は、 本発明の第 3の実施例の構成を示す図。
図 7は、 図 6に示した実施例の動作を説明するためのフローチャート。
図 8は、 本発明の第 4の実施例の動作を説明するためのフローチャート。
図 9は、 従来のエレべ一夕制御装置の構成図。
図 1 0は、 図 1 0 (a)および (b)は、 2卷線モー夕の構成およびこの 2卷線モー 夕により駆動される、 かごおよびカウン夕ウェイトを示す説明図。 実 施 例
以下、 本発明の実施例につき説明する。 但し、 図 9および図 1 0で示したもの と同一の構成要素には同一符号を付して重複した説明を省略する。
図 1は、 本発明の第 1の実施例の構成を示す図である。 図 1の構成が図 9の構 成と異なっている点は、 卷上機 6の入力側すなわちインバー夕 3 a , 3 bの出力 側に、 第 1及び第 2の卷線間を短絡させる短絡手段としてのコンタク夕 1 0 eが 設けられている点である。 このコンタク夕 1 0 eをオンすることにより、 いずれ か一方のィンバ一夕から両卷線に対して電力供給を行うことができる。
例えば、 第 1の電力変換器による A系統および第 2の電力変換器による B系統 からなる 2つの系統のうち、 B系統の主回路を卷上機 6のモ一夕に対し、 卷線短 絡して両卷線に接続する場合は、 コンタク夕 1 0 c , 1 0 aをオフにして、 A系 統の切り離しを行った後、 コンタク夕 1 0 eをオンにし、 更にコン夕クタ 1 0 d, 1 0 bをオンにすればよい。
逆に、 A系統の主回路を卷上機 6のモー夕に対し卷線短絡して両卷線に接続す る場合は、 コンタク夕 1 0 d , 1 0 bをオフにして B系統の切り離しを行った後、 コンタク夕 1 0 eをオンにし、 更にコンタク夕 1 0 c, 1 0 aをオンにすればよ い。
なお、 本実施例では、 基本的に、 制御手段 5 aがエレべ一夕全体の制御を行う ものとし、 制御手段 5 bは、 制御手段 5 aの指示に従ってコンパ一夕 2 a, 2 b の制御を行うようになっている。 また、 コンタク夕 1 0 a〜 1 0 d及ぴコンタク 夕 1 0 eのオンオフ動作は制御手段 5 aにより制御されるようになっている。 次に、 図 1に示した実施例の動作を、 図 2のフローチャートに基づき説明する c 但し、 以下の例では、 インバー夕 3 aが過電流により故障してエレべ一夕が停止 した場合の救出運転につき説明する。
まず、 スタートしてステップ 2 0 1に進み、 エレべ一夕の上昇又は下降の運転 制御を行う。 次いで、 ステップ 2 0 2に進み、 主回路の異常を確認する。 異常が 確認されない場合はステップ 2 0 1に戻り、 エレべ一夕の運転を継続する。 異常 が検出された場合はステップ 2 0 3に進む。 ステップ 2 0 3ではエレべ一夕の運 転を停止させる。 ステップ 2 0 4に進み、 異常が生じた主回路の確認を行う。 ここでは、 上記の通り、 インバー夕 3 aに過電流異常があったものとする。 ス テツプ 2 0 5に進み、 異常主回路であるインバー夕 3 aの切り離しを行う。 すな わち、 制御手段 5 aは、 コンタク夕 1 0 a , 1 0 cをオフすることにより、 A系 銃の主回路を電源 1及び卷上機 6から切り離す。
次いで、 ステップ 2 0 6に進み、 正常なインバー夕の接続を行う。 つまり、 制 御手段 5 aはコン夕クタ 1 0 b, 1 0 dをオンして、 電源 1にコンバータ 2 bを 接続すると共に、 卷上機 6のモー夕に正常ィンバ一夕であるインバー夕 3 bを接 続する。 そして、 ステップ 2 0 7に進み、 制御手段 5 aはコン夕クタ 1 0 eをォ ンにして卷上機 6の第 1及び第 2の卷線を短絡してィンバ一夕 2 bの出力を両卷 線に供給できるようにする。 この後、 ステップ 2 0 8に進み、 エレべ一夕を起動 して救出運転を行い、 救出階へかご 8を着床させてかご 8内の乗客を救出し、 全 ての動作を終了する。
このように、 第 1の実施例では、 正常なインバー夕の出力を多卷線モー夕の各 巻線に供給する構成しているので、 いずれかのィンバ一夕に故障が発生した場合 にも安定にモー夕を回転させることができる。 したがって、 卷上機 6の機構が故 障するのを防止することができ、 主回路故障時のエレべ一夕救出運転を安全且つ 正確に行うことができる。
図 3は、 本発明の第 2の実施例の構成を示す図である。 図 3の構成が図 1の構 成と異なる点は、 コンタク夕 1 0 a〜l 0 eから接点が確実にオン動作又はオフ 動作したことを示すアンサ一バック信号を制御手段 5 aが入力するようになって いる点である。
次に、 図 3に示した実施例の動作を、 図 4のフローチャートに基づき説明する c まず、 スタートしてステップ 4 0 1に進み、 エレべ一夕の上昇又は下降の運転制 御を行う。 次いで、 ステップ 4 0 2に進み、 主回路の異常を確認する。 異常が確 認されない場合はステップ 4 0 1に戻り、 エレべ一夕の運転を継続する。 異常が 検出された場合はステップ 4 0 3に進む。 ステップ 4 0 3ではエレべ一夕の運転 を停止させる。 ステップ 4 0 4に進み、 異常が生じた主回路の確認を行う。 ここ では、 上記の通り、 インバー夕 3 aに過電流異常があったものとする。
ステップ 4 0 5に進み、 異常主回路であるィンバ一夕 3 aの切り離しを行う。 すなわち、 制御手段 5 aは、 コン夕クタ 1 0 a, 1 0 cをオフすることにより A 系統の主回路を電源 1及び卷上機 6から切り離す。 ステップ 4 0 6ではコンタク 夕 1 0 a , 1 0 cが確実にオフしたことを示すオフ動作アンサーバック信号を入 力したか否かを確認し確認できた場合はステップ 4 0 7に進む。 また、 確認でき なかった場合は、 コンタク夕接点が溶着している虞があり、 制御を継続すると更 に装置を破損する可能性があるため救出運転を行うことなく動作を終了する。 ステップ 4 0 7では、 正常なインバー夕の接続を行う。 つまり、 制御手段 5 a はコンタク夕 1 O b , 1 O dをオンして、 電源 1にコンパ一夕 2 bを接続すると 共に、 卷上機 6のモ一夕に正常インバ一夕であるインバ一夕 3 bを接続する。 ス テヅプ 4 0 8ではコンタク夕 1 0 b , 1 0 dが確実にオンしたことを示すオン動 作アンサーバック信号を入力したか否かを確認し確認できた場合はステップ 4 0 9に進む。 また、 確認できなかった場合は、 巻上機 6の卷線に通電することがで きないため救出運転を行うことなく動作を終了する。
ステップ 4 0 9では、 制御手段 5 aがコンタク夕 1 0 eをオンにして卷上機 6 の第 1及び第 2の卷線を短絡してィンバ一夕 2 bの出力を両卷線に供給できるよ うにする。 ステップ 4 1 0では、 コンタク夕 1 0 eが確実にオンしたことを示す オン動作アンサーバック信号を入力したか否かを確認し確認できた場合はステツ プ 4 1 1に進む。 また、 確認できなかった場合は、 インバー夕 3 bから第 1の卷 線 Aに対して電力を供給することができないため救出運転を行うことなく動作を 終了する。
この後、 ステップ 4 1 1に進み、 エレべ一夕を起動して救出運転を行い、 救出 階へかご 8を着床させてかご 8内の乗客を救出し、 全ての動作を終了する。
このように、 第 2の実施例によれば、 各コンタク夕からのアンサーバック信号 を利用して、 コンタク夕に異常があり、 主回路の切り離しや接続を行うことがで きず、 モ一夕に電力を供給することができない場合ゃ通電すれば機器を破損して しまう虞がある場合に救出運転を中止するようになっている。 したがって、 この 第 2の実施例によれば、 第 1の実施例の効果に加えて、 2次的な機器破損の発生 を防止できるという効果が得られる。
ところで、 卷線短絡を行ってモータを駆動する場合は、 通常運転時と同様の制 御を行うと、 インバ一夕にかかる負荷は通常運転時に比べて大きくなる。 例えば、 通常運転時と同様に速度制御を行うと、 ィンバ一夕の出力電流は単純に考えても 2倍程度になる。 そして、 例えば、 エレべ一夕の上昇運転時において、 モ一タト ルクは一般に下式 ( 1 ) 〜 (4 ) で表される。 μ » 一 (接載黄量 +かご質量 +主 D—プ»量一カウンタウェイト —コンペン »量 シープ径 M 定常上昇トルク 2 X麵率 … 上昇加速トルク = , 1 n 9 . ¾ e¾r (シ -ブ G D2) +定常上昇トルク " 2 )
上昇滅速トルク = , n (ジープ G D2)一定常上昇トルク -..( 3 )
1 9 . 6 ンーゾ
¾流=、/9軸¾流 ト„ルク + 軸¾流 - 4 )
定格卜ルク
上記各式から明らかなように、 エレべ一夕の運転中においては、 加速度及ぴ減 速度を除いた他の値は、 全て固定値である。 したがって、 加速度及び減速度の少 なくとも一方を小さくしてやれば、 モータトルク及びモ一夕電流を抑制できるこ とになる。
図 5は、 救出運転を行う運転パターンの例である。 実線が通常運転時の運転パ ターンを示し、 破線が救出運転時の運転パターンを示している。 カ行モードと回 生モードとでは異なるが、 積載量が最大の場合について説明する。 そして、 救出 運転時の回生モードは、 カ行モードと同様に急激に減速するパターンと、 それよ り緩慢に減速するパターンとがあり、 その何れかを選択する。
上昇加速トルクの式 (2 ) に示すように、 上昇運転時はカ行モードであり、 定 常上昇トルクは正であるから、 加速度を小さくすれば第 1項の値を小さくするこ とができ、 必要トルクを小さくすることができる。
また、 上昇減速トルクは、 (3式) に示すように、 定常上昇トルクが負である から減速度を通常運転時と同様としても問題はない。 回生モードの場合は、 逆に、 加速度を通常運転時と同様の方向として減速度を通常運転時より小さくすれば、 必要トルクを抑えることができる。
このように、 救出運転を行う場合は、 加速度又は減速度を通常運転時よりも小 さくすることにより、 加減速時の電流を抑制してィンバ一夕の負荷を小さくする ことができ、 救出運転を確実に行うことができる。
図 6は、 本発明の第 3の実施例の構成を示す図である。 図 6が図 1と異なる点 は、 かご 8に荷重検出器 1 5が取り付けられており、 その荷重検出信号が制御手 段 5 aに入力されるようになっている点である。 一般に、 エレべ一夕が故障した ときのかご 8内の乗客数により、 ィンバ一夕にかかる負荷は異なってくる。
つるべ式エレべ一夕の場合、 カウンタウェイト 7の質量とかご 8内荷重の質量 とが近いほど必要なトルクが小さくなるため、 ィンバ一夕にかかる負荷は小さく なる。 一方、 満員状態で上昇運転を行う場合、 あるいは乗客がいない状態で下降 運転を行う場合に、 インバー夕は最大の出力を必要とする。 また、 カ行モードか 回生モ一ドかで状況は異なってくる。
次に、 図 6に示した実施例の動作を、 図 7のフローチャートに基づき説明する c まず、 スタートしてステヅプ 7 0 1に進み、 エレべ一夕の上昇又は下降の運転制 御を行う。 次いで、 ステップ 7 0 2に進み、 主回路の異常を確認する。 異常が確 認されない場合はステップ 7 0 1に戻り、 エレべ一夕の運転を継続する。 異常が 検出された場合は、 ステップ 7 0 3に進む。 ステップ 7 0 3では、 エレべ一夕の 運転を停止させる。 ステップ 7 0 4に進み、 異常が生じた主回路の確認を行う。 ここでは、 上記の通り、 インバー夕 3 aに過電流異常があったものとする。 ス テツプ 7 0 5に進み、 異常主回路であるインバ一夕 3 aの切り離しを行う。 すな わち、 制御手段 5 aは、 コン夕クタ 1 0 a, 1 0 cをオフすることにより、 A系 銃の主回路を電源 1及び卷上機 6から切り離す。
次いで; ステップ 7 0 6に進み、 正常なインバー夕の接続を行う。 つまり、 制 御手段 5 aはコンタク夕 1 0 b , 1 0 dをオンして、 電源 1にコンバータ 2 bを 接続すると共に、 卷上機 6のモ一夕に正常ィンバ一夕であるィンバ一夕 3 bを接 続する。 そして、 ステップ 7 0 7に進み、 制御手段 5 aはコンタク夕 1 0 eをォ ンにして巻上機 6の第 1及び第 2の巻線を短絡し、 ィンバ一夕 2 bの出力を両卷 線に供給できるようにする。
ステップ 7 0 8では、 荷重検出器 1 5によりかご 8内の荷重を検出し、 ステツ プ 7 0 9では検出値 Wが上限値 WHと下限値 WLとの範囲内にあるか、 あるいは範 囲外にあるかを判別する。 範囲内であれば、 ステップ 7 1 0に進み、 加速度ひを a 減速度/?を/? 1で運転し、 範囲外であれば、 ステップ 7 1 1に進み、 加速度 ひをひ 2、 減速度 ^を ? 2で運転する。 なお、 通常運転時の加速度及び減速度をひ n, ?nとすれば、
ひ n≥a l>ひ 2ヽ j3n≥j31> /32
の関係があるものとする。
この後、 ステップ 7 1 2に進み、 エレべ一夕を起動して救出運転を行い、 救出 階へかご 8を着床させてかご 8内の乗客を救出し、 全ての動作を終了する。 このように、 第 3の実施例では、 救出運転時の負荷状態に合わせて加減速度を 決定している。 したがって、 大きな加速度で運転できるときはより速く救出ボイ ントへ移動して乗客の不安を解消することができ、 一方、 負荷が大きく加減速度 を大きくとれないと判断したときは加減速時の電流を抑制し、 ィンバ一夕の負荷 を小さくすることで確実に救出運転を行うことができる。
次に、 本発明の第 4の実施例につき説明する。 この実施例の構成は、 図 6に示 した第 3の実施例と同様であるため、 図示を省略する。 第 3の実施例と異なる点 は、 かご内荷重の検出値が所定範囲外となった場合には、 インバー夕の最大出力 によっても卷上機 6を駆動できないものとみなして救出運転を中止するようにし ている点である。
この第 4の実施例の動作を表わすフローチャートを、 図 8に示す。但し、 ステ ップ 8 0 1〜 8 0 9までは、 図 7のステップ 7 0 1〜 7 0 9までと同様であるた め、 説明を省略する。 ステップ 8 0 9の判別において、 WL<W<WH の式が成 立すればステップ 8 1 0に進み、 エレべ一夕を起動して救出運転を行い、 救出階 へかご 8を着床させてかご 8内の乗客を救出し、 全ての動作を終了する。 一方、 WL<W<WH の式が成立しなければ、 救出運転を行うことなく全ての動作を終 了する。
このように、 第 4の実施例によれば、 かご内荷重がインバー夕の最大出力を以 つてしても駆動できないと判断した場合には救出運転を中止するようにしている ので、 機器の 2次的な破損の発生を防止することができる。
なお、 上記した各実施例では、 卷上機 6を構成する多卷線モー夕が 2卷線モー 夕であるものとして説明を行ったが (この場合は、 第 1及び第 2の卷線の数がそ れそれ 1となる) 、 一般に本発明は N卷線モ一夕に対して適用可能である (この 場合は、 N = 2, 4, 6…等の偶数であり、 第 1及び第 2の巻線の数はそれそれ N/ 2となる) 。
発 明 の 効 果
以上のように、 本発明によれば、 卷上機を構成している多卷線モー夕に電力供 給を行っている第 1及び第 2の電力変換器のうちのいずれかが故障したとしても、 残りの電力変換器により安全且つ確実に救出運転を実行することができる。

Claims

請 求 の 範 囲
1 . シーブの一方側及び他方側にそれそれ第 1及び第 2の卷線が配設された 多卷線モー夕により構成される卷上機と、 前記第 1及び第 2の巻線にそれそれ電 力を供給する第 1及び第 2の電力変換器と、 を備えたエレべ一夕制御装置におい て、
前記第 1及び第 2の電力変換器の出力側を短絡する短絡手段と、
前記第 1及び第 2の電力変換器のいずれか一方の電力変換器の故障発生時に、 この一方の電力変換器の運転を停止させると共に.前記短絡手段に短絡動作を行わ せ、 他方の電力変換器から前記第 1及び第 2の卷線の双方に電力を供給させるこ とにより前記卷上機に救出運転を行わせる制御手段と、
を備えたことを特徴とするエレべ一夕制御装置。
2 . 請求項 1記載のエレべ一夕制御装置において、
前記第 1及び第 2の電力変換器の入力側及び出力側は、 入力側コンタク夕及び 出力側コン夕ク夕を介してそれそれ電源並びに前記第 1及び第 2の卷線に接続さ れており、
前記制御手段は、 故障側の一方の電力変換器に接続された入力側コン夕ク夕及 び出力側コンタク夕が確実にオフしたことを示すオフ動作アンサーバック信号を 入力し、 且つ健全側の他方の電力変換器に接続された入力側コンタク夕及び出力 側コン夕ク夕が確実にオンになっていることを示すオン動作アンサーバック信号 を入力した場合のみ、 前記短絡手段に短絡動作を行わせるものである、
ことを特徴とするエレべ一夕制御装置。
3 . 請求項 1記載のエレべ一夕制御装置において、
前記制御手段は、 他方の電力変換器から前記第 1及び第 2の卷線の双方に電力 を供給させることにより前記巻上機に救出運転を行わせる場合に、 加速度及び減 速度を通常運転時よりも小さな所定値とするものである、
ことを特徴とするエレべ一夕制御装置。
4 . 請求項 3記載のエレべ一夕制御装置において、
前記制御手段は、 かご内荷重検出値を入力し、 荷重検出値が設定範囲内にあれ ば前記加速度及び必要に応じて減速度を第 1の設定値とし、 荷重検出値が設定範 囲外であれば第 1の設定値よりも更に小さな値を有する第 2の設定値とするもの である、
ことを特徴とするエレべ一夕制御装置。
5 . 請求項 4記載のエレべ一夕制御装置において、
前記制御手段は、 前記荷重検出値が設定範囲外である場合に、 前記加速度及び 必要に応じて減速度を前記第 2の設定値とすることに代えて、 前記救出運転の実 行を中止するものである、
ことを特徴とするエレべ一夕制御装置。
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