WO2002058392A1

WO2002058392A1 - Appareil de radiodiffusion numerique a memoire et recepteur de radiodiffusion numerique a memoire

Info

Publication number: WO2002058392A1
Application number: PCT/JP2001/010447
Authority: WO
Inventors: Kazuhiro Matsuzaki; Yoshiaki Kato
Original assignee: Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha
Priority date: 2001-01-18
Filing date: 2001-11-29
Publication date: 2002-07-25
Also published as: CN100484235C; EP1274244A1; US20030070172A1; EP1274244A4; JP2002218427A; CN1418434A; JP4134516B2

Description

明細書蓄積型ディジ夕ル放送送信装置、及び蓄積型ディジ夕ル放送受信装置技術分野 '

この発明は、人工衛星や地上波、 C A T V網、ィン夕ーネットなどで提供されるディジ夕ル放送サービスに関するもので、特に蓄積 · 再生機能を有する蓄積型ディジ夕ル放送受信装置を対象とする蓄積型ディジ夕ル放送送信装置、及び蓄積型ディジ夕ル放送受信装置に関するものである。背景技術

第 2図は、例えば、（社）電波産業会「BS デジタル放送限定受信方式」標準規格（AR IB STD-B25 1. 0版） , p . 160 , 図卜 2 ( 1999年 10 月 26 日策定）に示された従来の蓄積型ディジ夕ル放送受信装置の構成を示すプロック図で、第 1図は、それに対応する蓄積型ディジタル放送送信装置の構成を示すプロック図である。

第 1図において、 40t は映像符号化ビット列、音声符号化ビット列などを多重化して多重化ビット列を生成するメディァ多重化部、 41t は放送コンテンツにスクランブルをかけるスクランプル部、 42t は有料放送に係る情報を多重化する C A ( conditional access ; 限定受信）関連情報多重化部、 43t は伝送路符号化部、 44t は C A ( condit ional access ；限定受信）関連情報を管理し、スクランブル処理のための鍵データ（スクランブル鍵）及び C A関連情報を生成する C A関連情報管理部、 45p は蓄積型ディジ夕ル放送送信装置全体の動作を管理 · 制御する送信システム管理部である。尚、図においては、メディア多重化部、スクランプル部など「…部」の「部」は、説明の便宜上、省略している。これは、他の図でも同様である。

第 2図において、 43r は伝送路復号部、 42r は有料放送に係る情報を分離する C A (conditional access ; 限定受信）関連情報分離部、 41r は受信した放送コンテンヅに施されたスクランブルを解除するデスクランプル部、 40r は多重化ビット列を映像符号化ビット列、音声符号化ビット列などに分離するメディア分離部、 44r は C A関連情報に基づきスクランブルを解除するための鍵データ（スクランブル鍵）を生成する C A処理モジュール、 45q は蓄積型ディジタル放送受信装置の動作を管理 • 制御する受信システム管理部である。

次に、第 1図を用いて、従来の蓄積型ディジタル放送送信装置における処理について説明する。第 1図において、ビデオ、オーディオなどの各種メディァの符号化ビット列（100)はメディァ多重化部（40t)で多重化され多重化ビット列（101)が生成される。多重化ビット列（101)はスクランブル部（41t)においてスクランブル鍵（104a)を用いてスクランブル処理がなされ、スクランブルビット列（102)が生成される。 CA関連情報多重化部（42t)では、スクランブルビット列（102)に E C M (entitlement control message) ( 109)と E M M (entitlement management message (110)を多重化し、 C A関連情報多重化ビット列（103)を生成する。 E C M( 109)はスクランブル鍵などの放送コンテンヅに係る C A関連情報や C A制御パラメ一夕を含んでおり、通常は E CMの全てまたは一部分が暗号化されている。一方、 E MM(110)は視聴契約者毎の情報や E C M 中の暗号化された部分を復号する鍵データ（ワーク鍵）を含んでおり、通常は E MMの全てまたは一部分がマス夕一鍵によって暗号化されている。スクランブル鍵（104a)や E CM(109)、 E M M ( 110 )は C A関連情報管理部（44t)で生成される。 CA関連情報多重化ビット列（103)は伝送路符号化部（43t)において F E C (forward error correction) 処理や、ェネルギー拡散処理、畳み込み符号化処理、伝送フレームの構成、変調処理などが行われ、伝送ビット列（112)として伝送路に送出される。視聴者との間でのィ.ン夕ラクティブサ一ビス機能を有する蓄積型ディジタル放送送信装置では回線イン夕フェース（46)を備えており、例えば、電話線やイン夕一ネットなどを介して視聴者との間で情報のやり取りを行う。送信システム管理部（45p)では回線ィン夕フェース（46)を介してやり取りする情報を管理するとともに、蓄積型ディジタル放送送信装置全体の動作を管理 · 制御する。

次に、第 3図を用いて、メディア多重化部（40t)の処理について説明する。第 3図はメディア多重化部（40t)の構成を示すブロック図である。第 3図において、 60t は可変長パケット化部、 61t は固定長パケット化部、 62t は多重化ビット列生成部である。各種メディアの符号化ビット列（100)がメディア多重化部（40t)に入力されると、まず、可変長パケット化部（60t)においてメディア毎に可変長パケヅト化処理が行われ、可変長バケツト列（100c)に変換される。次に、固定長パケット化部 (61t)においてメディア毎の可変長パケット列（100c)は固定長パケットによって分割され、固定長パケット列（100d)に変換される。最後に、多重化ビヅト列生成部（62t)においてメディァ毎の固定長バケツト列 (100d)は固定長パケット単位に多重化され、多重化ビット列（101)が生成される。

第 4図は、可変長バケツト化部（60t)で生成される可変長バケツトの 1つであり、 MP E G— 2システム標準（IS0/IEC 13818-1) に規定されている P E Sパケットの構成を示す説明図である。第 4図において、 alO は P E Sパケット、 all は P E Sパケットへヅダ、 al2 は符号化ビヅト列（100)が格納される P E Sバケツトデ一夕バイトである。 P E S パケットへヅダ（all)には、ォプショナル P E Sへヅダ（al3)という領域があり、デ一夕 ' ァライメント ' インディケ一夕（al4)、 P T S · D.T Sフラグ（al5)、 P E S ■ CR Cフラグ（al6)、 P T S (al7)、プリ一ビァス： P E Sパケヅト C R C (al8)などのビットフィールドから構成される。 P T S (al7)のビヅトフィールドの有無が P T S · D T Sフラグ (al5)で通知され、プリ一ピアス · PE Sパケット CR C(al8)のビヅトフィ一ルドの有無が P E S · C R Cフラグ 16)で通知される。プリ一ビアス · P E Sパケット C R C (al8)は 16 ビットのフィ一ルドで、一つ前の P E Sバケツト中の P E Sパケヅトデ一夕バイトに対する CR C値を格納する。

第 5図は、可変長バケツト化部（60t)で生成される可変長パケツトの 1つであり、 MP E G— 2システム標準（IS0/IEC 13818-1 )に規定されているセクションの構成を示す説明図である。第 5図において、 M0 はセクション、 bll はセクション · シンタックス · インディケ一夕、 l2 は符号化ビット列（100)が格納されるプライべ一ト · デ一夕 · バイト、 bl3はセクションに対する C R C値を格納する C R C 32である。セクシヨン .' シンタックス · インディケ一夕 (bll)が ( 1，のとき、 C R C 32(bl3)のビットフィールドが存在する。

次に、第 6図を用いて、可変長パケット化部（60t)における符号化ビヅト列（100)を P E Sパケヅト（alO)に格納する場合のやり方について説明する。第 6図は MP E G— 2ビデオ標準（ IS0/IEC 13818-2) に基づき符号化されたビデオ符号化ビット列を P E Sパケット化する場合の説明図である。 MP E G— 2ビデオ標準に基づくビデオ符号化ビット列は、ユニークなコ一ドが割り当てられたスタート · コ一ド（100a)と符号化デ一夕（100b)から構成される。 P E Sパケヅトヘッダ（all)内のデータ ' ァライメント ' インディケ一夕（al4)が ' 1 ' の場合は、スタート · コード（100a)が P E Sパケットヘッダ（all)の直後、すなわち、 P E S パケヅトデ一夕バイト（al2)の先頭に置かれることになる。

第 7図は、固定長バケツト化部（61t)によって生成される MP E G— 2システム標準（IS0/IEC 13818- 1)に規定されているパケット長が固定長（188 ノイト）のトランスポートパケヅト（「TSP」ということもある）の構成を示す説明図である。第 7図において、 clO はトランスポ一トパケヅト、 cllはトランスポートパケヅトヘッダ (TSPへッダ）、 cl2 は可変長パケヅト列（100c)が格納されるトランスポートパケットペイ口ード（ TSP ペイロード）である。トランスポートパケットヘッダ（ cll ) は、トランスポート ' エラー ' インディケ一夕（cl3)、ペイロード ' ュニット ' スタート ' インディケ一夕（cl4)、 P I D (cl5)、ァダプテ一シヨン · フィ一ルド · コントロール（cl6)、コンティニユイティ ' カウン夕（cl7)、ァダプテ一シ 3ン · フィ—ルド (cl8)などのビヅトフィールドで構成される。 P I D (cl5)は個々の符号化ビット列を識別するためのもので、符号化ビット列毎に異なる値が割り当てられる。トランスポ一ト . エラー . インディケ一夕（cl3)は、訂正不可能な誤りがトランスポートパケット内に存在することを通知するために使用される。 P E Sパケヅトの先頭バイトがトランスポートパケヅトペイロード（cl2)の先頭に位置する場合、ペイ口一ド ' ユニット ' スタート ' インディケ一夕 (cl4)が ' 1，となる。また、トランスポートパケットペイ口一ド（cl2) にセクションの先頭バイトから格納する場合、ペイロード · ュニヅト · スタート ' インディケ一夕（cl4)が ' 1，となる。ァダプテーシヨン · フィールド（cl8)の有無はァダプテーシヨン · フィールド · コントロール（cl7)で通知される。ァダプテーシヨン ' フィールド（cl8)は P C R ( program clock reference) フラグ (cl9)、 P C R (c20) スタッフイング - バイト（c21)などのビットフィールドで構成される。 P C R (c20)は送信側と受信側のシステムタイムクロックを同期させるために使用される。 P CR値は 24 時間強で一巡する。 MP E G— 2システム標準の規定では 100ms 以下の間隔で P C R (c20)が送信されるようになっている。 P C Rフラグ（cl9)によって P C R (c20)のビットフィ一ルドの有無が示される。スタッフイング . バイト（c21)は固定長（188 バイト）のトランスポートパケットを生成するためのダミーバイトとして挿入される次に、第 8図を用いて、固定長バケツト化部（61t)における P E Sパケヅトまたはセクシヨンをトランスポ一トパケヅト（clO)への格納について説明する。第 8図は、 P E Sパケットまたはセクションのトランスポートパケヅト化についての説明図である。第 8図中の左端のトランスポートパケヅトには 1 P E Sパケヅト（alO)または 1セクション（M0)分のデータの先頭バイトからトランスポートパケヅトペイロード（ cl2 )に格納される。このとき、ペイロード ' ュニヅト ' ス夕一ト · インディケ —夕（cl4)が ' 1，に設定される。一方、図中の右端のトランスポートパケットには 1 P E Sパケット（alO)または 1セクション（blO)分のデー夕の末尾バイトが格納され、パケット長の調整のためス夕ッフイング · バイト（c21)が挿入される。

次に、スクランブル部（41t)で行ぅスクランブル処理について説明する。 C A関連情報管理部（44t)から与えられるスクランブル鍵（104a)を用いて多重化ビット列（101)を構成するトランスポートバケツト（clO)のペイロード部分（cl2)に対してスクランブル処理を施し、スクランブルビヅト列（102)を生成する。トランスポートパケヅトヘッダ（cll)の部分はスクランブル処理を施さない。

次に、第 9図を用いて、 C A関連情報管理部（44t)の処理について説明する。第 9図は、 C A闋連情報管理部（44t)の構成を示すブロック図である。第 9図において、 51t はスクランブル鍵を管理するスクランプル鍵管理部、 52t は E CMに係る情報を管理する番組情報 · 制御情報管理部、 53t は E CMに含まれるデ一夕の暗号化に使用するワーク鍵を管理するワーク鍵管理部、 54t は EMMに係る情報を管理する契約情報管理部、 55t は EMMに含まれるデ一夕の暗号化に使用するマスター鍵を管理するマスター鍵管理部、 56t は E CMに含まれるデ一夕を暗号化する第 1の暗号化部、 57tは EMMに含まれるデータを暗号化する第の暗号化部である。

C A関連情報管理部（44t)では、スクランプル鍵（104a)と E CM(109) 、 E MM(llO)を生成する。スクランブル鍵管理部（51t)では、例えば、初期値デ一夕と乱数を用いて所定の時間間隔でスクランブル鍵（104a)を生成してスクランブル部（41t)に出力する。さらに、スクランブル処理に使用するスクランブル鍵（104b)を第 1 の暗号化部（56t)に転送する。第 1の暗号化部（56t) は、スクランブル鍵（104b)と番組情報 · 制御情報管理部（52t)から与えられた暗号化前 E CM要素（105)とから暗号化前 E CMを構成し、ワーク鍵管理部（53t)で生成したワーク鍵（106a)を用いて暗号化前 E C Mの一部または全てのビヅトフィールドを暗号化して E CM(109)を生成する。第 2の暗号化部（57t)では、ワーク鍵（106b)と契約情報管理部（54t)から与えられた暗号化前 E MM要素とから暗号化前 E MMを構成し、マスター鍵管理部（55t)で生成したマスター鍵（108) を用いて暗号化前: EMMの一部または全てのビットフィールドを暗号化して E MM(110)を生成する。 C A関連情報管理部（44t)を構成する各部の状態は送信システム制御信号（120te)で送信システム管理部（45 に通知される。一方、送信システム管理部（45p)からの送信システム制御信号（120te)によって C A関連情報管理部（44t)を構成する各部の動作が制御される。さらに、送信システム管理部（45p)からは、回線データ列 (130)から抽出された契約者からの情報が送信システム制御信号（120te) の中に格納されて C A関連情報管理部（44p)に転送されてくる。こうして受け取った契約者からの情報ほ契約情報管理部（54t)で管理され、随時更新される。

次に、伝送路符号化部（43t)における F E C ( forward error correction) 処理について説明する。第 1 0図は、誤り訂正フレームの構成例を示す説明図である。 CA関連情報多重化ビット列（103)に対し、リードソロモン符号（RS 符号）を用いた F E C処理を行う。 F E C処理は、第 1 0図に示すように C A関連情報多重化ビット列（103)の構成要素であるトランスポートパケット単位に行う。すなわち、トランスポ —トパケット（clO)が F E Cフレーム（dlO)のデ一夕領域（dll)に格納され、誤り訂正符号（dl2)が付与され誤り訂正フレームが生成される。

次に、伝送路符号化部（43t)で構成される伝送フレームについて説明する。第 1 1図は、伝送時に構成するフレームの構成を示す説明図である。 FE C処理や、エネルギー拡散処理、畳み込み符号化処理などが施されたビット列を、第 1 1図に示すような伝送フレーム（elOa)のデータ領域（el2)に格納する。伝送フレームには伝送フレームの先頭を識別するための同期情報（ell)が付与されている。

次に、第 2図を用いて、従来の蓄積型ディジタル放送受信装置における処理について説明する。従来の蓄積型ディジ夕ル放送受信装置における処理は、基本的には従来の蓄積型ディジ夕ル放送送信装置の逆処理である。つまり、第 2図において、受信した伝送ビット列（112)に対して伝送路復号部（43r)において復調処理や、伝送フレームの再構成、ビ夕ビ復号処理、エネルギー逆拡散処理、誤り訂正処理などが行われ、 CA 関連情報多重化ビット列（103) が再生される。 C A関連情報分離部 (42r)では、 E CM ( entitlement control message) (109)と EMM ( entitlement management message) ( 110)を分離したスクランプ、ゾレビット列（102)を再生する。 C A関連情報分離部（42r)において分離された E C M(109)と E MM(llO)は C A処理モジュール（44r)に入力され、暗号化された情報が復号され、スクランブル鍵（104a)が再生される。デスクランブル部（41r)では、再生したスクランブル鍵（104a)を用いてスクランブルビヅト列（ 102 )に施されたスクランブルを解除し、多重化ビヅト列（101)を再生する。メディア分離部（40r)では、多重化ビット列（101) を分離して、ビデオ、オーディオなどのメディァ単位の符号化ビヅト列

(100)を再生する。

さらに、ィンタラクティブ機能を有する蓄積型ディジ夕ル放送受信装置では、回線インタフェース（46)を備えており、例えば、電話線やイン夕ーネットなどを介して放送事業者側に情報をアツプロ一ドする。受信システム管理部（45q)では回線ィン夕フェース（46)を介してやり取りする情報を管理するとともに、蓄積型ディジ夕ル放送受信装置全体の動作を管理 ·制御する。

次に、第 1 2図を用いて、メテ'ィァ分離部（40r)の処理について説明する。第 1 2図は、メディァ分離部（40r)の構成を示すプロヅク図である。第 1 2図において、 60r は可変長パケット分解部、 61r は固定長パケット分解部、 62r は多重化ビット列分離部である。多重化ビット列

(101)は多重化ビット列分離部（62r)においてメディァ毎の固定長パケヅト列（100d)に分離される。固定長パケット分解部（61r)では、固定長パケヅト列（100d)を構成する固定長パケットのそれそれをヘッダ部分とぺィロード部分とに分離し、さらに分離したペイロード部分をつなぎ合わせて可変長パケット列（100c)を再生する。可変長バケツト分解部（60r) では、固定長パケット分解部（61r)から可変長パケヅト列（100c)を受け取り、可変長パケット列（100c)を構成する可変長バケツトのそれぞれをヘッダ部分とペイロード部分とに分離し、さらに分離したペイロード部分をつなぎ合わせてメディァ毎の符号化ビット列（100)を再生する。

次に、第 1 3図を用いて、 C A処理モジュール（44r)の処理について説明する。第 1 3図は、 C A処理モジュール U4r)の構成を示すプロヅク図である。第 1 3図において、 51r はデスクランブル処理に使用するスクランブル鍵を管理するスクランブル鍵管理部、 52r は視聴の可否を判定する視聴判定部、 53r は E CMに含まれる暗号化データの復号に使用するワーク鍵を管理するワーク鍵管理部、 54r は契約情報を管理する契約情報管理部、 55r は E MMに含まれる暗号化データの復号に使用するマス夕一鍵を管理するマス夕一鍵管理部、 56r は E CMに含まれる喑号化データを復号する第 1の復号部、 57r は E MMに含まれる暗号化デ —夕を復号する第 2の復号部である。

C A処理モジュール（44r)では、 E C M(109)と E MM(llO)を入力してスクランブル鍵（104a)を再生する。第 1の復号部（56r)では、 E C M (109)を受け取り、ワーク鍵管理部（53r)から与えられたワーク鍵（106a) を用いて E C Mに含まれる暗号化データを復号し、スクランブル鍵 (104b)と暗号化前 E C M要素（105)を再生する。一方、第 2の復号部 (57r)では、 E MM(110)を受け取り、マスタ一鍵管理部（55r)から与えられたマスター鍵（108)を用いて E MMに含まれる暗号化デ一夕を復号し、ワーク鍵（106 b)と暗号化前 E MM要素（107)を再生する。契約情報管理部（54r)では、暗号化前: E MM要素（107)から得た契約情報を管理する。視聴判定部（52r)では、契約情報管理部（54r)で管理されている契約情報（113)と再生された暗号化前 E CM要素（105)を参照して視聴可否の判定を行い、視聴判定結果（111)をスクランブル鍵管理部（51r)に通知する。スクランブル鍵管理部（51r)では、視聴判定部（52r)で視聴可能と判定された場合にスクランブル鍵（104a)を出力する。 C A処理モジュール (44r )を構成する各部の状態は受信システム制御信号（120re )によって受信システム管理部（45q )に通知される。一方、受信システム管理部（45q ) からの受信システム制御信号（120re )によって C A処理モジュール（44r ) を構成する各部の動作が制御される。

従来の蓄積型ディジ夕ル放送送信装置、及び蓄積型ディジ夕ル放送受信装置は、以上のような処理をしていたため、受信不良となった放送コンテンヅに対する補償情報が送信側からは提供されず、受信側で受信不良部分の誤り訂正処理やエラーコンシ一ルメント処理を行って対応するしかなく、伝送路誤りが頻繁に発生する場合には、受信側でコンテンツを再生した際に劣化が観測されるという課題があった。

また、受信側に記録媒体を接続して放送コンテンヅを記録する場合には、伝送路誤りによる受信不良部分が、そのまま記録されることになり、放送コンテンヅを伝送路の状態に左右されずに高品質に記録 · 再生することが困難であるという課題があった。

この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、受信不良部分の補完が可能な蓄積型ディジ夕ル放送送信装置、及び蓄積型ディジ夕ル放送受信装置を実現することを目的とする。発明の開示

この発明に係る蓄積型デイジ夕ル放送送信装置は、視聴者側からのコンテンヅ再送信要求を受信する手段と、コンテンヅ再送信要求を行った視聴者を識別する手段と、所定の視聴者に対して再送信要求のあつた放送コンテンツを送信する手段とを備えたものである。

このことによって、伝送路の状態に関わらず常に劣化のない放送コンテンヅを蓄積型ディジ夕ル放送受信装置に記録 · 再生させることができ、有料放送サービスにおいて、天候の良し悪し等で有料視聴契約者に不利益を与えることがなくなるという効果が得られる。

この発明に係る蓄積型ディジ夕ル放送受信装置は、伝送路誤りのため正しく受信できなかった放送コンテンヅの箇所を検出する手段と、ディジ夕ル放送サービスプロバイダに受信不良となった放送コンテンヅの再送信を要求する手段とを有し、送られてきた補完放送コンテンヅを受信して蓄積することにより、伝送路誤りの影響を除去した一連の放送コンテンヅを再生するものである。

このことによって、伝送路の状態に関わらず常に劣化のない放送コンテンヅを記録 · 再生することができ、有料放送サービスにおいて、天候の良し悪し等で有料視聴契約者が不利益を受けることがなくなるという効果が得られる。図面の簡単な説明

第 1図は、従来の蓄積型ディジ夕ル放送送信装置の構成を示すプロック図である。

第 2図は、従来の蓄積型ディジタル放送受信装置の構成を示すプロック図である。

第 3図は、この発明の蓄積型ディジ夕ル放送送信装置及び従来の蓄積型ディジ夕ル放送送信装置におけるメディァ多重化部の構成を示すプロヅク図である。

第 4図は、 M P E G— 2システム標準に規定される P E Sパケットの説明図である。

第 5図は、 M P E G— 2システム標準に規定されるセクションの説明図である。

第 6図は、符号化ビット列の P E Sバケツト化についての説明図である。第 7図は、 M P E G— 2 システム標準に規定されるトランスポ一トパケヅトの説明図である。

第 8図は、 P E Sパケヅトまたはセクションのトランスポートパケット化についての説明図である。

第 9図は、この発明の蓄積型ディジ夕ル放送送信装置及び従来の蓄積型ディジ夕ル放送送信装置における C A関連情報管理部の構成を示すブロック図である。

第 1 0図は、従来の蓄積型ディジタル放送送信装置、及び蓄積型ディジ夕ル放送受信装置における誤り訂正フレームの構成を示す説明図である。

第 1 1図は、従来の蓄積型ディジタル放送送信装置、及び蓄積型ディジ夕ル放送受信装置における伝送時に構成するフレームの構成を示す説明図である。

第 1 2図は、この発明の蓄積型ディジ夕ル放送受信装置及び従来の蓄積型ディジ夕ル放送受信装置におけるメディァ分離部の構成を示すプロック図である。

第 1 3図は、この発明の蓄積型ディジ夕ル放送受信装置及び従来の蓄積型ディジ夕ル放送受信装置における C A処理モジュールの構成を示すブロック図である。

第 1 4図は、この発明の実施の形態 1 による蓄積型ディジタル放送送信装置の構成を示すプロック図である。

第 1 5図は、この発明の実施の形態 1 による蓄積型ディジ夕ル放送送信装置、及び蓄積型ディジ夕ル放送受信装置における誤り訂正フレームの構成を示す説明図である。

第 1 6図は、この発明の実施の形態 1 による蓄積型ディジタル放送送信装置、及び蓄積型ディジ夕ル放送受信装置における伝送時に構成するフレームを示す説明図である。

第 1 7図は、この発明の実施の形態 1 による蓄積型ディジ夕ル放送送信装置、及び蓄積型ディジ夕ル放送受信装置における放送コンテンツを蓄積するデータアーカイブの構成を示す説明図である。

第 1 8図は、この発明による実施の形態 2による蓄積型ディジ夕ル放送送信装置の構成を示すプロック図である。

第 1 9図は、この発明の実施の形態 3 による蓄積型ディジタル放送送信装置の構成を示すプロック図である。

第 2 0図は、この発明の実施の形態 4による蓄積型ディジタル放送送信装置の構成を示すプロック図である。

第 2 1図は、この発明の実施の形態 5 による蓄積型ディジ夕ル放送受信装置の構成を示すプロック図である。

第 2 2図は、この発明の実施の形態 6 による蓄積型ディジタル放送受信装置の構成を示すプロック図である。

第 2 3図は、この発明の実施の形態 7 による蓄積型ディジタル放送受信装置の構成を示すプロック図である。

第 2 4図は、この発明の実施の形態 8 による蓄積型ディジタル放送受信装置の構成を示すプロック図である。発明を実施するための最良の形態

以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための最良の形態について、添付の図面にしたがって説明する。

実施の形態 1 .

第 1 4図は、この発明の実施の形態 1 による蓄積型ディジ夕ル放送送信装置の構成を示すプロック図である。第 1 4図において、 40t は映像符号化ビット列、音声符号化ビット列などを多重化して多重化ビット列を生成するメディア多重化部である。 41t は放送コンテンヅにスクランブルをかけるスクランブル部、 42t は有料放送に係る情報を多重化する C A (conditional access；限定受信）関連情報多重化部、 43t は伝送路符号化部である。 44t は CA関連情報を管理し、スクランブル処理のための鍵デ一夕（スクランブル鍵）及び C A関連情報を生成する C A関連情報管理部である。 45t は蓄積型ディジタル放送送信装置全体の動作を管理 ' 制御する送信システム管理部、 30td は送信した放送コンテンヅを一時蓄積する送信ビット列管理部である。送信ビット列管理部 (30td)以外の部分は、第 1図に示す従来の蓄積型ディジ夕ル放送送信装置とほぼ同様の構成で、その詳細説明を省略する。

次に、この実施の形態 1による蓄積型ディジ夕ル放送送信装置特有の動作を説明する。尚、下記に示す動作以外の動作は、上述した従来の蓄積型ディジタル放送送信装置の動作と同じである。これは、他の実施の形態でも同様である。

実施の形態 1の送信ビット列管理部（30td)は、第 1 4図に示すように、放送コンテンヅが伝送路符号化部（43t)内での処理途中の信号形式である伝送路符号化中間ビット列（114)の形式で蓄積される。伝送路符号化中間ビット列（114)の形式として、例えば、 F E C (forward error correction) フレーム、すなわち誤り訂正フレーム、 C R C ( cyclic redundancy check) フレーム、すなわち誤り検出フレーム、伝送フレ一ムなどの形式を用いる。

第 1 5図は、この発明の実施の形態 1 による蓄積型ディジ夕ル放送送信装置で用いられる誤り訂正フレーム（ F E Cフレーム）の構成を示す説明図である。伝送路符号化中間ビット列（114)の形式として F E Cフレームを使用する場合には、各 F E Cフレームに対して個々の F E C.フレーム（ d 10)を識別するための識別情報（ d 13)を付与する。識別情報（ d 13)としては、 F E Cフレーム毎に 1 つずつ値をカウントァヅプするものや、イン夕一ネットにみられる N T P (Network Time Protocol) を利用した時刻関連情報を使用してもよい。

なお、第 1 5図では F E Cフレーム（dlO)に識別情報（dl3)を付与した構成であるが、 F E Cフレーム（dlO)の中に識別情報（dl3)を入れた構成でもよい。

第 1 6図は、この発明の実施の形態 1 による蓄積型ディジ夕ル放送送信装置における伝送フレーム（elOb)の構成を示す説明図である。伝送路符号化中間ビット列（114)の形式として伝送フレームを使用する場合には、各伝送フレームに対して個々の伝送フレーム（elOb)を識別するための伝送フレーム識別情報（el3)を付与する。伝送フレーム識別情報（el3) としては、伝送フレーム毎に 1つずつ値をカウントアップするものや、インターネットにみられる N T P (Network Time Protocol) を利用した時刻関連情報を使用してもよい。

第 1 7図は、送信ビット列管理部（30td)において放送コンテンツを蓄積するデータァーカイプの構成を示す説明図である。ファイルへのァクセスを容易にするため「放送日」、「放送時間帯」、「番組名（番組 ID)」、「番組イベント（例えば、番組内の各コーナ）」のような階層構成にし、個々のファイルを識別情報（dl3)や伝送フレーム識別情報 (el3)に対応させて作成し、伝送路符号化中間ビット列（114)の形式で放送コンテンツを蓄積しておく。.

視聴者側から通知される放送コンテンヅの再送信要求は、視聴者識別情報と、再送信すべき放送コンテンヅの識別情報（dl3)または伝送フレーム識別情報（el3)を使って行われ、回線インタフヱース部（46)を経由して送信システム管理部（45t)で受信される。送信システム管理部（45t) では、視聴者識別情報を参照して再送信要求を行った視聴者を識別すると共に、識別情報（dl3)または送られてきた伝送フレーム識別情報（el3) を参照することにより、再送信が要求されている放送コンテンヅを認識する。送信システム管理部（45t)から送信ビット列管理部（30td)へは送信システム制御信号（120tf)を使って再送信すべき放送コンテンヅが通知され、再送信要求を受け取った送信ビット列管理部（30td)では、蓄積してある放送コンテンヅフアイルの中から再送信要求のあつた放送コンテンヅを読み出し、送信システム管理部（45t)に転送する。

次に、再送信する放送コンテンツを、送信システム管理部（45t)から送信システム制御信号（120td)を使って伝送路符号化部（43t)に転送し、データ放送チャンネルを使用して送信する。

また、再送信する放送コンテンヅを、送信システム制御信号（120te) を使って送信システム管理部（45t)から C A関連情報管理部（44t)に転送し、 C A関連情報管理部（44t)において再送信する放送コンテンヅを E MM(UO)に格納し、 CA関連情報多重化ビット列（103)に多重化して番組伝送チヤンネルの中で送信するようにしてもよい。

また、再送信する放送コンテンヅを、送信システム管理部（45t)から回線インタフェース部（46)を経由し、公衆電話網や CATV網、インターネットなどの有線伝送路や無線伝送路を介して、再送信要求を行った視聴者宛てに送信するようにしてもよい。

以上のように、この実施の形態 1 によれば、送信ビット列管理部 (30td)が放送したコンテンヅを伝送路符号化中間ビツト列（114)の形式で一時蓄積しておき、視聴者側から放送コンテンヅの再送信要求を受け取ると、蓄積しておいた放送コンテンヅの中から再送信要求のあつた放送コンテンヅを読み出して送信するようにしたので、受信不良部分の補完を行うことができるという効果が得られる。実施の形態 2.

第 1 8図は、この発明の実施の形態 2による蓄積型ディジ夕ル放送送信装置の構成を示すプロック図である。第 1 8図と第 1 4図とを比較すると、送信ビット列管理部以外は同じ構成で、ここでは同じ部分に同一符号を付し、その説明を省略する。

本実施の形態 2の送信ビット列管理部（30tc)は、放送コンテンツを C A関連情報多重化部（42T)から出力される C A関連情報多重化ビット列 (103)の形式で蓄積しておくことを特徴とする。放送コンテンヅを蓄積するデ一夕ァ一カイブ構成は、ファイルへのアクセスを容易にするため「放送日」、「放送時間帯」、「番組名（番組 ID)」、「番組イベント (例えば、番組内の各コーナ）」のような階層構成にし、 P E Sパケヅトで適時送信される P T Sや D T Sのタイムス夕ンプに対応させて個々のフアイルを作成する。すなわち、ある P T Sを運ぶ P E Sパケットから次の P T Sを運ぶ P E Sパケットの直前の P E Sパケットまでに対応するトランスポートパケヅトを 1つのファイルに格納して、各ファイルとタイムスタンプ値が対応するようにしておく。これにより、再送信する放送コンテンツの先頭と末尾のタイムス夕ンプが指定されれば、送信ビヅト列管理部（30tc)に蓄積してある放送コンテンヅファイルの中から再送信要求のあった部分を読み出し、再送信することができる。

なお、本実施の形態 2では、 P E Sパケットで送信される P T Sや D T Sのタイムスタンプに対応させて個々のファイルを送信ビット列管理部（30tc)に蓄積するようにしたが、トランスポートパケヅトで適時送信される P C R (c20)に対応させて個々のフアイルを作成してもよい。すなわち、ある P C Rを運ぶトランスポートパケットから次の P C Rを運ぶトランスポートバケツトまでを 1つのファイルに格納して、各フアイルと P C R値が対応するようにしておく。これにより、再送信する放送コンテンヅの先頭と末尾の P C R値が指定されれば、送信ビット列管理部（30tc)に蓄積してある放送コンテンヅフアイルの中から再送信要求のあった部分を読み出し、再送信することができる。

また、本実施の形態 2では、番組を構成する各メディアが多重化された形で送信ビット列管理部（30tc)に蓄積していたが、 P I D(cl5)別に別フアイルで蓄積しておくようにしてもよい。このとき、再送信する放送コンテンッの先頭と末尾の P CR値及び P I D値が指定されれば、送信ビット列管理部（30tc)に蓄積してある放送コンテンヅファイルの中から再送信要求のあった部分を読み出し、再送信することができる。

また、本実施の形態 2では、ある P T Sを運ぶ P E Sパケヅトから次の P T Sを運ぶ P E Sパケットの直前の P E Sパケヅトまでに対応するトランスポ一トパケヅトを 1つのフアイルに格納していたが、ある P T Sを運ぶ P E Sバケツトから次の P T Sを運ぶ P E Sパケットの直前の P E Sパケットまでを P E Sパケットの形式で蓄積しておくようにしてもよい。

以上のように、この実施の形態 2によれば、放送したコンテンツを送信ビット列管理部（30tc)が CA関連情報多重化ビット列（103)の形式で一時蓄積しておき、視聴者側から放送コンテンヅの再送信要求を受け取ると、蓄積しておいた放送コンテンヅの中から再送信要求のあった放送コンテンツを読み出して送信するようにしたので、受信不良部分の補完を行うことができるという効果が得られる。

また、送信ビット列管理部（30tc)に、放送コンテンヅを P I D (cl5) 別に蓄積するようにしたので、再送信する放送コンテンヅの先頭と末尾の P CR値及び P I D値が指定されれば、再送信要求のあった部分を再送信することができ、送信するデータ量を小さくできるという効果が得られる。実施の形態 3 .

第 1 9図は、この発明の実施の形態 3による蓄積型ディジ夕ル放送送信装置の構成を示すブロック図である。第 1 9図は、第 1 4図と、あるいは第 1 8図と比較すると、送信ビット列管理部以外は同じ構成で、同一部分には同じ符合を付し、その説明を省略する。

本実施の形態 3の送信ビヅト列管理部（30tb )は、放送コンテンッをメディア多重化部 4 0 tから出力される多重化ビヅト列（101 )の形式で蓄積しておくことが特徴で、放送コンテンツを蓄積するデータァ一カイブ構成は、実施の形態 2で説明したものと同様でよい。

以上のように、この実施の形態 3によれば、放送したコンテンツを送信ビット列管理部（30tb)が多重化ビット列（101 )の形式で、一時蓄積しておき、視聴者側から放送コンテンツの再送信要求を受け取ると、蓄積しておいた放送コンテンヅの中から、再送信要求のあつた放送コンテンヅを読み出して送信するようにしたので、受信不良部分の補完を行うことができるという効果が得られる。実施の形態 4 .

第 2 0図は、この発明の実施の形態 4による蓄積型ディジ夕ル放送送信装置の構成を示すプロック図である。第 2 0図は、第 1 4図、第 1 8 図、あるいは第 1 9図と比較すると、送信ビット列管理部以外は同じ構成で、同一部分には同じ符合を付し、その説明を省略する。

本実施の形態 4の送信ビット列管理部（30ta)は、放送コンテンツをメディァ多重化部（40t )へ入力する符号化ビット列（100 )の形式で蓄積しておくことを特徴とする。このとき、符号化ビット列（100 )は所定の単位に区切られ、各単位を区別するため、単位毎に識別情報が付与される。これにより、再送信する放送コンテンツの符号化ビット列の指定と、単位毎の識別情報による範囲の指定がされれば、送信ビット列管理部 ( 30ta)に蓄積してある放送コンテンヅフアイルの中から再送信要求のあつた部分を読み出し、再送信することができる。

以上のように、この実施の形態 4によれば、放送したコンテンヅを送信ビット列管理部（30ta)が符号化ビット列（100 )の形式で一時蓄積しておき、視聴者側から放送コンテンツの再送信要求を受け取ると、蓄積しておいた放送コンテンヅの中から、再送信要求のあった放送コンテンヅを読み出して送信するようにしたので、受信不良部分の補完を行うことができるという効果が得られる。実施の形態 5 .

第 2 1図は、この発明の実施の形態 5 による蓄積型ディジ夕ル放送受信装置の構成を示すブロック図である。第 2 1図において、 40r は多重化ビット列を映像符号化ビット列、音声符号化ビット列などに分離するメディア分離部である。 41r は放送コンテンツのスクランブルを解除するデスクランブル部、 42r は E C M ( 109 )と E M M ( l l O )を分離する C A 関連情報分離部である。 43r は復調処理や伝送フレームの再構成、ビ夕ビ復号処理、エネルギー逆拡散処理、誤り訂正処理などを行う伝送路復号部である。 44r は暗号化された情報が復号してスクランブル鍵（104a ) を再生する C A関連情報分離部、 45r は蓄積型ディジタル放送受信装置全体の動作を管理 · 制御する受信システム管理部、 30rd は受信した放送コンテンツを蓄積 · 再生する受信ビット列蓄積 · 再生部である。受信ビット列蓄積 · 再生部（30rd )以外の部分は、第 2図に示した従来の蓄積型ディジ夕ル放送受信装置とほぼ同様の構成で、同様な部分には同じ符合を付し、その説明を省略する。次に、本実施の形態 5特有の動作について説明する。

受信ビット列蓄積 ·再生部（30rd)は、受信した放送コンテンヅを伝送路復号部（43r)内での処理途中の信号形式である伝送路符号化中間ビット列（114)の形式で蓄積する。この伝送路符号化中間ビット列（114)の形式として、例えば、 F E Cフレーム（すなわち、誤り訂正フレーム）、 CR Cフレーム（すなわち、誤り検出フレーム）、伝送フレームなどの形式を用いる。

その際、伝送路復号部（43r)では、ビタビ復号処理や誤り訂正処理の結果に基づき、受信した放送コンテンツ中から、伝送路誤りのために正しく受信できなかった放送コンテンツの箇所を検出する。このとき、訂正不可能な伝送路誤りを検出した： FE Cフレーム（dlO)の識別情報（dl3) 、または伝送フレーム（elOb)の伝送フレーム識別情報（el3)は、受信システム制御信号（120rd)によつて受信システム管理部（45r)に運ばれ、視聴者識別情報が付与された後、受信システム管理部（45r)から回線イン夕フエース部 (46)を経由してディジ夕ル放送サービスプロバイダに送られ、補完放送コンテンツの再送信を要求する。

識別情報（dl3)や伝送フレーム識別情報（el3)として使用する識別情報は、例えば、 FE Cフレーム毎に 1つずつ値をカウントアップするものや、インターネットにみられる NT P (Network Time Protocol) を利用した時刻関連情報を使用してもよい。また、視聴者識別情報としては、 E MMで運ばれる視聴契約毎の識別情報を使用してもよい。

受信'ビット列蓄積 · 再生部（30rd)において放送コンテンヅを蓄積 ·再生するデ一夕ァーカイブの構成例は、上述した第 1 7図に示すものと同様である。つまり、ファイルへアクセスを容易にするため「放送日」、「放送時間帯」、「番組名（番組 ID)」、「番組イベント（例えば、番組内の各コーナ）」のような階層構成にし、個々のファイルを識別情報 ( dl3 )や伝送フレーム識別情報（el3 )に対応させて作成しておく。

要求した補完放送コンテンヅをディジ夕ル放送サービスプロバイダから受け取った際は、補完放送コンテンヅに付与された F E Cフレーム (dlO )の識別情報（dl3 )、または伝送フレーム（elOb )の伝送フレーム識別情報（el3 )を参照して、補完放送コンテンヅを受信ビット列蓄積 ' 再生部（30rd)の記録媒体上の対応するフアイルに上書きまたは新規ファイルを作成して蓄積するようにする。

このため、伝送路誤りが生じて放送コンテンヅを正常に受信できなかつた場合でも、補完放送コンテンツが、受信ビット列蓄積 ' 再生部 ( 30rd)の記録媒体上の対応するファイルに蓄積されるので、受信不良部分を補完した放送コンテンツの再生が可能となる。

ここで、デ一夕放送チャンネルで再送信されてきた放送コンテンヅを伝送路復号部（43r )で受信し、受信システム制御信号（12'0rd)を使って受信システム管理部（45r )に転送し、更に、受信システム制御信号（120rf ) を使って受信ビット列蓄積 ·再生部（30rd)に転送して、記録媒体上の対応するフアイルに上書きまたは新規フアイルを作成して蓄積する。

また、公衆電話網や C A T V回線、インターネットなどの有線伝送路を介して再送信されてきた放送コンテンヅを、回線イン夕フエ一ス部 (46 )を経由して受信システム管理部（45r )で受信し、更に、受信システム制御信号（120rf )を使って受信ビット列蓄積 · 再生部（30rd)に転送して、記録媒体上の対応するファイルに上書き、または新規ファイルを作成して蓄積するようにしてもよい。

以上のように、この実施の形態 5 によれば、受信した放送コンテンヅを伝送路復号する際、伝送路誤りによって正常に受信できなかった部分を検出すると、放送サービスプロバイダ側に放送コンテンヅの再送信を要求して、再送信要求に応じて再送信された放送コンテンヅを受信し、受信ビット列蓄積 ·再生部（30rd)に蓄積するようにしたので、受信不良部分の補完が可能になるという効果が得られる。実施の形態 6.

第 2 2図は、この発明の実施の形態 6による蓄積型ディジ夕ル放送受信装置の構成を示すプロック図である。第 2 2図は、第 2 1図と比較すると、受信ビット列蓄積 ·再生部（30rc)以外は同じ構成で、同一部分には同じ符合を付し、その説明を省略する。

本実施の形態 6の受信ビット列蓄積 ·再生部（30rc)は、第 2 2図に示すように、放送コンテンヅを伝送路復号部（43r)から出力された CA関連情報多重化ビット列（103)の形式で蓄積する。放送コンテンヅを蓄積するデ一夕ァーカイブ構成は、ファイルへのアクセスを容易にするため、「放送曰」、「放送時間帯」、「番組名（番組 ID)」、「番組ィベント（例えば、番組内の各コーナ）」のような階層構成にし、 PE Sパケットで適時送信される P T Sや D T Sのタイムスタンプに対応させて個々のファイルを作成する。すなわち、ある P T Sを運ぶ P E Sパケットから次の P T Sを運ぶ P E Sパケヅトの直前の P E Sパケヅトまでに対応するトランスポートパケットを 1つのファイルに格納して、各フアイルとタイムスタンプ値が対応するよう'にしておく。

その際、メディア分離部（40r)では、 P E Sパケット内のプリ一ビアス · P E Sパケット C R C (al8)を参照して、受信した放送コンテンヅ中から伝送路誤りのために正しく受信できなかった放送コンテンヅの箇所を検出する。誤りを含んだ P E Sバケツトを検出した場合には、誤りを含んだ； P E Sパケヅトの前後に位置する P T S (al7)が検出され、視聴者識別情報及び検出したタイムス夕ンプ情報をディジ夕ル放送サービスプロバイダに通知して、補完放送コンテンヅの再送信を要求する。そして、要求した補完放送コンテンヅをディジ夕ル放送サービスプロバイダから受け取った際は、補完放送コンテンヅに付与されたタイムス夕ンプ情報を参照して、補完放送コンテンヅを受信ビット列蓄積 · 再生部（30rc)の記録媒体上の対応するファイルに上書きまたは新規ファイルを作成して蓄積する。

なお、本実施の形態 6では、受信ビット列蓄積 · 再生部（30rc)において P E Sパケヅトから次の P T Sを運ぶ P E Sバケツトの直前の P E S パケットまでに対応するトランスポートパケヅトを個々のファイルとして蓄積していたが、トランスポート 'パケットで適時送信される P C R (c20)に対応させて個々のファイルを作成してもよい。すなわち、ある P CRを運ぶトランスポートパケットから次の P CRを運ぶトランスポートパケヅ卜までを 1つのファイルに格納して、各ファイルと P CR値が対応するようにしておき、誤りを検出した部分の前後に位置する P C ： R値を視聴者識別情報と共にディジタル放送サービスプロバイダに通知して、補完放送コンテンツの再送信を要求する。

また、本実施の形態 6では、番組を構成する各メディアが多重化された形で受信ビット列蓄積 · 再生部（30rc)に蓄積していたが、 P I D (cl5)の値毎に異なるファイルで蓄積しておくようにしてもよい。この場合は、誤りを検出した部分の前後に位置する P C R値及び P I D値を指定して、補完放送コンテンツの再送信を要求することになる。

また、本実施の形態 6では、ある P T Sを運ぶ P E Sパケットから次の P T Sを運ぶ P E Sパケットの直前の P E Sパケヅトまでに対応するトランスポートパケヅトを 1つのファイルに格納していたが、ある P T Sを運ぶ P E Sパケヅトから次の P T Sを運ぶ P E Sパケヅトの直前の P E Sパケヅトまでを P E Sパケットの形式で蓄積しておくようにしてもよい。以上のように、この実施の形態 6 によれば、受信した放送コンテンツを復号して表示する際、伝送路誤りによって正常に受信できなかった部分を検出すると、放送サービスプロバイダ側に放送コンテンヅの再送信を要求して、再送信要求に応じて再送信された放送コンテンッを受信し、受信ビット列蓄積 · 再生部（30rc )の記録媒体中に蓄積するようにしたので、受信不良部分の補完が可能になるという効果が得られる。実施の形態 7 .

第 2 3図は、この発明の実施の形態 7 による蓄積型ディジ夕ル放送受信装置の構成を示すプロック図である。第 2 3図は、第 2 1図あるいは第 2 2図と比較すると、受信ビット列蓄積 · 再生部（30rb )以外は同じ構成で、同様な部分には同じ符合を付し、その説明を省略する。

本実施の形態 7の受信ビット列蓄積 · 再生部（30rb )は、放送コンテンヅをデスクランブル部（41r )から出力された多重化ビット列（101 )の形式で蓄積する。放送コンテンッを蓄積するデータァ一カイプ構成は実施の形態 5などと同様でよい。

その際、メディア分離部（40r )では、 P E Sパケット（alO )内のプリ一ピアス · P E Sパケット C R C ( al8 )またはセクション（M0 )内の C R C 32 (bl3 )をチヱックして、受信した放送コンテンヅ中から伝送路誤りのために正しく受信できなかった放送コンテンヅの箇所を検出する。誤り検出した場合には、誤りを含む P E Sパケットまたはセクションを運ぶトランスポートパケットの前後に位置する P C R値を検出して、デイジタル放送サービスプロバイダに視聴者識別情報と共に検出した P C R値を通知して、補完放送コンテンヅの再送信を要求する。

そして、要求した補完放送コンテンツをディジ夕ル放送サービスプロバイダから受け取った際は、補完放送コンテンヅに付与されたタイムス夕ンプ情報を参照して、補完放送コンテンヅを受信ビット列蓄積 ■ 再生部（30rb )の記録媒体上の対応するフアイルに上書きまたは新規ファイルを作成して蓄積する。

以上のように、この実施の形態 7によれば、受信した放送コンテンツをメディァ分離する際、伝送路誤りによって正常に受信できなかった部分を検出すると、放送サービスプロバイダ側に放送コンテンヅの再送信を要求して、再送信要求に応じて再送信された放送コンテンヅを受信し、受信ビット列蓄積 · 再生部（30rb )の記録媒体中に蓄積するようにしたので、受信不良部分の補完が可能になるという効果が得られる。実施の形態 8 .

第 2 4図は、この発明の実施の形態 8による蓄積型ディジ夕ル放送受信装置の構成を示すブロック図である。第 2 4図は、第 2 1図、第 2 2 図、あるいは第 2 3図と比較すると、受信ビヅト列蓄積 · 再生部（30ra) 以外は同じ構成で、同一部分には同じ符合を付し、その説明を省略する本実施の形態 8の受信ビット列蓄積 · 再生部（30ra)は、放送コンテンヅをメディァ分離部（40ra)から出力された符号化ビット列（100 )の形式で蓄積する。このとき、符号化ビット列（100 )は所定の単位に区切られ、各単位を区別するため単位毎に識別情報が付与される。

そして、上記実施の形態 7等と同様に、メディア分離部（40r )が、 P E Sパケヅト（alO )内のプリ一ピアス · P E Sバケツト C R C ( al8)またはセクション（blO )内の C R C 32 (bl3 )をチェヅクして、受信した放送コンテンヅ中から伝送路誤りのために正しく受信できなかつた放送コンテンヅの箇所を検出した場合に、誤りを含む P E Sパケットまたはセクションを運ぶトランスポートパケットの前後に位置する P C I 直を検出して、ディジ夕ル放送サービスプロバイダに視聴者識別情報と共に検出した P C R値を通知して、補完放送コンテンツの再送信を要求すると、再送信が必要な符号化ビット列の識別情報と、単位毎に付与した識別情報を用いた再送信範囲の指定がディジ夕ル放送サービスプロバイダに通知される。このため、受信ビット列蓄積 ·再生部（30ra )では、符号化ビヅト列毎に所定の単位で放送コンテンツを蓄積することになる。

以上のように、この実施の形態 8によれば、受信した放送コンテンツをメディア分離する際、伝送路誤りによって正常に受信できなかった部分を検出すると、放送サービスプロバイダ側に放送コンテンヅの再送信を要求して、再送信要求に応じて再送信された放送コンテンヅを受信し、受信ビット列蓄積 ·再生部（30ra )の記録媒体中に蓄積するようにしたので、受信不良部分の補完が可能になるという効果が得られる。産業上の利用可能性

以上のように、この発明に係る蓄積型ディジタル放送送信装置、及び蓄積型ディジ夕ル放送受信装置は、伝送路の状態に関わらず劣化の少ない放送を行い、有料視聴契約者が不利益を蒙らない有料放送サービスを実施するのに適している。

Claims

請求の範囲

1 . 蓄積しておいた放送コンテンヅを送信する蓄積型ディジ夕ル放送送信装置であって、

視聴者側からのコンテンツ再送信要求を受信する手段と、

コンテンヅ再送信要求を行った視聴者を識別する手段と、

所定の視聴者に対して再送信要求のあつた放送コンテンヅを送信する手段とを'有することを特徴とする蓄積型ディジ夕ル放送送信装置。

2 . 視聴者側からの再送信要求のあった放送コンテンヅを、データ放送チャンネルを使用して送信することを特徴とする請求の範囲第 1項記載の蓄積型ディジ夕ル放送送信装置。

3 . 視聴者側からの再送信要求のあった放送コンテンツを、 E M M ( entitl ement management message) に格納して再送信要求を行った視聴者側に送信することを特徴とする請求の範囲第 1項記載の蓄積型ディジタル放送送信装置。

4 . 視聴者側からの再送信要求のあった放送コンテンツを、有線伝送路を介して再送信要求を行った視聴者側に送信することを特徴とする請求の範囲第 1項記載の蓄積型ディジ夕ル放送送信装置。

5 . 視聴者側から視聴者識別情報と共に放送コンテンツの再送信要求を受け取り、それに応じて所定の視聴者に対して再送信要求のあつた放送コンテンヅを送信することを特徴とする請求の範囲第 1項記載の蓄積型ディジ夕ル放送送信装置。

6 . 放送コンテンヅを伝送する際に個々の誤り訂正フレームまたは個々の誤り検出フレームまたは伝送時に構成する個々のフレームにそれそれを識別するための識別情報をつけることを特徴とする請求の範囲第 1 項記載の蓄積型ディジ夕ル放送送信装置。

7 . 時刻情報を付与した放送コンテンツを放送し、視聴者側から時刻情報により指定された放送コンテンッの再送信要求を受け取り、所定の視聴者に対して指定された放送コンテンヅの箇所を再送信することを特徴とする請求の ¾囲第 1項記載の蓄積型ディジ夕ル放送送信装置。

8 . ディジタル放送コンテンヅを M P E G— 2システム標準に規定される P E Sパケットに格納し、 P E Sパケットをトランスポートストリームに多重化して伝送し、視聴者側からの放送コンテンヅの再送信要求にしたがって所定の P E Sバケツトを再送信することを特徴とする請求の範囲第 1項記載の蓄積型ディジ夕ル放送送信装置。

9 . M P E G— 2システム標準に規定されるトランスポートストリームを用いてディジ夕ル放送コンテンヅを多重化伝送し、視聴者側からの放送コンテンツの再送信要求にしたがって P C ( program c lock reference ) の値で指定される区間のトランスポートバケツトを再送信することを特徴とする請求の範囲第 1項記載の蓄積型ディジ夕ル放送送信装置。

1 0 . 放送番組を蓄積して再生する蓄積型ディジ夕ル放送受信装置であって、伝送路誤りのため正しく受信できなかった放送コンテンヅの箇所を検出する手段と、

ディジ夕ル放送サービスプロバイダに受信不良となった放送コンテンヅの再送信を要求する手段とを有し、

送られてきた補完放送コンテンヅを受信して蓄積することにより、伝送路誤りの影響を除去した一連の放送コンテンツを再生することを特徴とする蓄積型ディジ夕ル放送受信装置。

1 1 . 受信した放送コンテンツについて、伝送路復号時の誤り訂正結果または誤り検出結果に基づきデータ不正箇所を自動検出して、デ一夕不正箇所を含む F E C ( forward error correct ion) フレームまたは C R C ( cyc l ic redundancy check ) フレームまたは伝送時に構成するフレームをディジ夕ル放送サービスプロバイダに通知して補完放送コンテンッの再送信を要求することを特徴とする請求の範囲第 1 0項記載の蓄積型ディジ夕ル放送受信装置。

1 2 . メディァ分離時の誤り訂正または誤り検出結果に基づき受信した放送コンテンヅの中からデ一夕不正箇所を自動検出することを特徴とする請求の範囲第 1 0項記載の蓄積型ディジ夕ル放送受信装置。

1 3 . データ放送チャンネルを介して補完放送コンテンヅを受信することを特徴とする請求の範囲第 1 0項記載の蓄積型ディジ夕ル放送受信

1 4 . 公衆網との回線ィン夕フエースを介して補完放送コンテンヅを受信することを特徴とする請求の範囲第 1 0項記載の蓄積型ディジ夕ル放送受信装置。

1 5 . 受信した放送コンテンツの中からデ一夕不正箇所を検出した際に視聴者識別情報をつけてディジ夕ル放送サービスプロバイダに対して欠落部分の放送コンテンッの再送信を要求することを特徴とする請求の範囲第 1 0項記載の蓄積型ディジ夕ル放送受信装置。

1 6 . 時刻情報が付与された放送コンテンツを受信し、受信した放送コンテンツの中からデ一夕不正箇所を検出した際に、誤り検出区間の時刻情報をディジ夕ル放送サービスプロバイダに通知して欠落部分の放送コンテンヅの再送信を要求することを特徴とする請求の範囲第 1 0項記載の蓄積型ディジタル放送受信装置。 '

1 7 . M P E G— 2 システム標準に規定されるトランスポートストリ —ムを用いてディジタル放送コンテンッが多重化伝送される蓄積型ディジ夕ル放送サービスにおいて、受信した放送コンテンツに伝送路誤りを検出した際に、 P E S ノケヅトイ匕時に P T S ( presentation time stamp) が付与されるメディアストリームについては誤り検出位置の直前の P T Sから誤り検出位置の直後の P T Sまでの区間の再送信を要求することを特徴とする請求の範囲第 1 0項記載の蓄積型ディジ夕ル放送

1 8 . M P E G— 2 システム標準に規定されるトランスポートストリ —ムを用いてディジ夕ル放送コンテンヅが多重化伝送される蓄積型ディジタル放送サービスにおいて、受信した放送コンテンヅに伝送路誤りを検出した際に、誤り検出位置の直前の P C R ( program clock reference) を運ぶトランスポートパケットから誤り検出位置の直後の P CRを運ぶトランスポートパケットまでの区間の再送信を要求することを特徴とする請求の範囲第 1 0項記載の蓄積型ディジ夕ル放送受信装