JP4893076B2 - データ再生装置、データ再生方法、ならびに、プログラム - Google Patents

データ再生装置、データ再生方法、ならびに、プログラム Download PDF

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本発明は、データ配信側の意図通りにデータを再生するために好適なデータ再生装置、データ再生方法、ならびに、プログラムに関する。
現在、カーナビゲーションシステムのように、動画、静止画、音声、文字情報など様々な種類のコンテンツを配信するサービスが普及している。コンテンツを提供するデータ配信側は、これらの異なる種類のコンテンツを組み合わせて、データ受信側(カーナビゲーション車載装置側)であるユーザのニーズに合った情報を提供している。例えば、特許文献1のようなカーナビゲーションシステムでは、地図の静止画に加えて、ナビゲーション音声、アニメーション、簡易図形などを組み合わせて、より分かり易く使いやすい画面やインタフェースを提供している。特に、ユーザが情報を引き出す(プル)のではなくユーザが操作しなくてもコンテンツ提供側から自動的に情報をクライアントに送る、いわゆるプッシュ配信では、コンテンツ提供側は、目的に応じて地図の静止画、文字、音声の3つを1つのセットとして同時に再生させたり、このようなセットを複数用意して意図した順に再生させたりして、ユーザに所望の情報を提供する必要がある。
特開2005-345325公報
しかしながら、従来のカーナビゲーションシステムでは、カーナビゲーション車載装置側は、受信した情報をコンテンツ提供側の意図した通りに正しく表示できているのかを知ることはできない。また、同時に再生されることを前提としてコンテンツ提供側が作成した画像情報と音声情報とを受信しても、例えば画像情報の再生だけを先に開始し、遅れて音声情報の再生を開始してしまうなどの問題があった。
本発明は、このような課題を解決するものであり、データ配信側の意図通りにデータを再生するために好適なデータ再生装置、データ再生方法、ならびに、プログラムを提供することを目的とする。
以上の目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るデータ再生装置は
ンテンツデータを管理する管理装置から配信された、並行して再生すべき他のコンテンツデータに関するヘッダ情報を有する一のコンテンツデータを含む複数のコンテンツデータを取得する取得部と、
前記取得部により取得された前記ヘッダ情報に基づいて、前記取得部により取得された前記複数のコンテンツデータのうちの前記一のコンテンツデータと並行して再生すべき前記他のコンテンツデータがあるか否かを判別する判別部と、
前記判別部により前記一のコンテンツデータと並行して再生すべき前記他のコンテンツデータがあると判別された場合に、前記一のコンテンツデータと前記他のコンテンツデータの再生を並行して開始する再生部と、
を備え、
前記取得部が取得する前記複数のコンテンツデータのうち少なくとも前記一のコンテンツデータは、前記一のコンテンツデータより時系列的に後に配信される後方コンテンツデータに所定のコマンドが含まれるか否かを示すフラグを含み、
前記再生部は、前記後方コンテンツデータに前記所定のコマンドが含まれることを示す値が前記フラグに設定されている場合は、前記後方コンテンツデータを再生するための表示領域を確保するように表示を切り替えて前記一のコンテンツデータの再生を行う
ことを特徴とする。
前記一のコンテンツデータは画像データ又は文字データを含み、前記後方コンテンツデータは画像データ又は文字データを含んでいてもよい。
そして、前記取得部が前記後方コンテンツデータを取得すると、前記再生部は、前記後方コンテンツデータを再生するための表示領域を確保するように表示を切り替えて前記一のコンテンツデータの再生を行い、前記表示領域に前記所定のコマンドに対応する画像が表示されるように前記後方コンテンツデータの再生を行ってもよい。
また、前記ヘッダ情報は、前記一のコンテンツデータに対応づけられたデータ番号と、前記一のコンテンツデータと並行して再生すべき前記他のコンテンツデータのデータ数と、前記一のコンテンツデータと並行して再生すべき前記他のコンテンツデータの組み合わせにおける配信された先頭のコンテンツデータのデータ番号と、を含んでいてもよい。
さらに前記判別部は、前記取得部により取得された前記ヘッダ情報に含まれる前記データ数に基づいて、前記一のコンテンツデータと並行して再生すべき前記他のコンテンツデータがあるか否かを判別してもよい。
そして、前記再生部は、前記先頭のコンテンツデータから、前記データ数分の連続するコンテンツデータまでを、並行して再生してもよい
前記取得部により取得された前記一のコンテンツデータに対応づけて、前記取得部により取得された順に連続したデータ番号を設定する設定部を更に備え、
前記ヘッダ情報は、前記一のコンテンツデータと並行して再生すべき前記他のコンテンツデータのデータ数と、前記一のコンテンツデータと並行して再生すべき前記他のコンテンツデータの組み合わせにおける配信された先頭のコンテンツデータのデータ番号と、を含み、
前記再生部は、前記設定部により設定された前記データ番号のうち、前記先頭のコンテンツデータから、前記データ数分の連続するコンテンツデータまでを、並行して再生してもよい
前記ヘッダ情報は、前記一のコンテンツデータと並行して再生すべき前記他のコンテンツデータを識別する識別番号を含んでいてもよい。
また、前記判別部は、前記取得部により取得された前記ヘッダ情報に含まれる前記識別番号に基づいて、前記一のコンテンツデータと並行して再生すべき前記他のコンテンツデータがあるか否かを判別してもよい。
そして、前記判別部が前記一のコンテンツデータと並行して再生すべき前記他のコンテンツデータがあると判別した場合、前記再生部は、前記取得部が取得したコンテンツデータのうち、前記識別番号が同じコンテンツデータを、前記一のコンテンツデータと並行して再生してもよい
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係るデータ再生方法は
理装置から配信された、並行して再生すべき他のコンテンツデータに関するヘッダ情報を有する一のコンテンツデータを含む複数のコンテンツデータを取得する取得ステップと、
前記取得ステップにより取得された前記ヘッダ情報に基づいて、前記取得ステップにより取得された前記複数のコンテンツデータのうちの前記一のコンテンツデータと並行して再生すべき前記他のコンテンツデータがあるか否かを判別する判別ステップと、
記判別ステップにより前記一のコンテンツデータと並行して再生すべき前記他のコンテンツデータがあると判別された場合に、前記一のコンテンツデータと前記他のコンテンツデータの再生を並行して開始する再生ステップと、
を備え、
前記取得ステップで取得する前記複数のコンテンツデータのうち少なくとも前記一のコンテンツデータは、前記一のコンテンツデータより時系列的に後に配信される後方コンテンツデータに所定のコマンドが含まれるか否かを示すフラグを含み、
前記再生ステップでは、前記後方コンテンツデータに前記所定のコマンドが含まれることを示す値が前記フラグに設定されている場合は、前記後方コンテンツデータを再生するための表示領域を確保するように表示を切り替えて前記一のコンテンツデータの再生を行う、
ことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係るプログラムは
ンテンツデータを管理する管理装置から配信された、並行して再生すべき他のコンテンツデータに関するヘッダ情報を有する一のコンテンツデータを含む複数のコンテンツデータを取得する取得ステップと、
前記取得ステップにより取得された前記ヘッダ情報に基づいて、前記取得ステップにより取得された前記複数のコンテンツデータのうちの前記一のコンテンツデータと並行して再生すべき前記他のコンテンツデータがあるか否かを判別する判別ステップと、
前記判別ステップにより前記一のコンテンツデータと並行して再生すべき前記他のコンテンツデータがあると判別された場合に、前記一のコンテンツデータと前記他のコンテンツデータの再生を並行して開始する再生ステップと、
をコンピュータに実行させるとともに、
前記取得ステップで取得する前記複数のコンテンツデータのうち少なくとも前記一のコンテンツデータは、前記一のコンテンツデータより時系列的に後に配信される後方コンテンツデータに所定のコマンドが含まれるか否かを示すフラグを含み、
前記再生ステップでは、前記後方コンテンツデータに前記所定のコマンドが含まれることを示す値が前記フラグに設定されている場合は、前記後方コンテンツデータを再生するための表示領域を確保するように表示を切り替えて前記一のコンテンツデータの再生を行う、
ことを特徴とする。
また、本発明のプログラムは、コンパクトディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、ディジタルビデオディスク、磁気テープ、半導体メモリ等のコンピュータ読取可能な情報記憶媒体に記録することができる。
上記プログラムは、プログラムが実行されるコンピュータとは独立して、コンピュータ通信網を介して配布・販売することができる。また、上記情報記憶媒体は、コンピュータとは独立して配布・販売することができる。
本発明によれば、データ配信側の意図通りにデータを再生するために好適なデータ再生装置、データ再生方法、ならびに、プログラムを提供することができる。
(実施形態1)
以下、本実施形態に係るデータ再生装置100の構成を説明する。本実施形態では、データ再生装置100としてカーナビゲーション車載装置を例に説明する。データ再生装置100は、道路脇に設置されたデータ送受信機(以下、「路側機」と呼ぶ)から配信されるコンテンツデータを取得して再生する。なお、データ再生装置100はこれに限られず、画像・音声などを再生できるコンピュータ、再生装置、携帯端末などであってもよい。以下詳述する。
図1は、データ再生装置100の構成を説明するブロック図である。データ再生装置100は、通信部101、音声処理部102、出力部103、操作部104、I/O(Input/Output)装置105、記憶装置106、制御部107、ROM(Read Only Memory)108、RAM(Random Access Memory)109、及び、システムバス110を含む。
通信部101は、GPS(Global Positioning System)モジュール、VICS(Vehicle Information and Communication System)モジュール、テレビジョン放送(TV)チューナ、及び、移動体通信装置を含む。GPSモジュールは、GPS衛星からの電波に基づき自車位置を検出する。VICSモジュールは、FM多重放送等から道路渋滞情報を受信する。TVチューナは、VHFやUHFのテレビジョン放送電波に係るビデオ及びオーディオ信号を受信する。移動体通信装置は、例えばユーザにより分離・携帯可能な表示器付き携帯電話機である。なお、通信部101は、通信部101に接続されるアンテナ121を用いて電波を受信するが、このアンテナ121は、GPS、VICS、TV、及び、移動体通信装置で共用してもよいし、それぞれ別の専用アンテナであってもよい。また、DSRC(Dedicated Short Range Communication)方式によるデータ送受信を行ってもよい。
音声処理部102は、制御部107から入力されたディジタルオーディオ信号をD/Aコンバータ(図示せず)でアナログオーディオ信号に変換して、スピーカ122に出力する。また、音声処理部102は、マイクロフォン123から入力された音声をA/Dコンバータ(図示せず)でディジタルオーディオ信号に変換して、制御部107に入力する。これにより、ユーザはナビゲーション音声やCD(Compact Disc)再生音を聞いたり、音声を入力したりすることができる。
出力部103は、制御部107から入力されるデータに基づいて画像表示信号を生成して、モニタ124に出力する。典型的には、モニタ124としてLCD(Liquid Crystal Display)が用いられる。出力部103は、通信部101により取得されたナビゲーション画像やTV画像、あるいは記憶装置106等に予め記憶されたマップ画像などをモニタ124に表示する。これにより、ユーザは所望の画像を見ることができる。
操作部104は、タッチパネル125から入力される指示入力に基づいて指示入力信号を生成して、制御部107に入力する。典型的には、タッチパネル125はモニタ124の表示画面の上に重ねて設置され、モニタ124上の座標とタッチパネル125上の座標とがユーザから見て一致するように対応づけられている。これにより、ユーザはモニタ124に表示された操作ボタンやアイコンを押下して、所望の操作指示を行うことができる。なお、タッチパネル125のほかに、操作キーや操作スイッチなど他の入力装置を備えていてもよい。
I/O装置105は、DVD−ROM(Digital Versatile Disk-Read Only Memory)ドライブを含み、所定の地図情報などを納めたDVD−ROMやCD−ROMからデータを読み出して制御部107に入力する。これにより、ユーザは記憶装置106に記憶されたマップデータを最新のものに更新したり音楽CDや映画DVDを再生して視聴したりすることができる。なお、I/O装置105は、他のデータ入出力インタフェースを備えていてもよい。
記憶装置106は、ハードディスクドライブ(HDD)を含み、所定の地図情報(マップデータ)や各種設定情報などを記憶する。記憶装置106に記憶される地図情報等は、ユーザや制御部107の指示により適宜書き換え可能である。なお、記憶装置106は、メモリカードなどの他のメモリを備えていてもよい。制御部107は、地図情報を記憶したDVD−ROM等の記憶媒体から随時この地図情報を読み出してもよいし、記録媒体から予めこの地図情報を読み出して記憶装置106に書き込んでおく(インストールしておく)ようにしてもよい。
制御部107は、CPU(Central Processing Unit)から構成され、データ再生装置100全体の動作を制御し、各構成要素と接続され制御信号やデータをやりとりする。また、制御部107は、レジスタ(図示せず)という高速アクセスが可能な記憶域に対してALU(Arithmetic Logic Unit)(図示せず)を用いて加減乗除等の算術演算や、論理和、論理積、論理否定等の論理演算、ビット和、ビット積、ビット反転、ビットシフト、ビット回転等のビット演算などを行うことができる。さらに、制御部107は、マルチメディア処理対応のための加減乗除等の飽和演算や、三角関数等、ベクトル演算などを高速に行えるように構成されている。あるいはコプロセッサを備えて実現されてもよい。
ROM108は、データ再生装置100全体の動作制御に必要なオペレーティングシステム(OS)のプログラムや各種のデータが記録される。
RAM109は、データやプログラムを一時的に記憶するためのもので、通信部101により取得されたデータ、DVD−ROMから読み出したデータが保持される。また、制御部107は、RAM109に変数領域を設け、この変数に格納された値に対してALUを用いて演算を行ったり、RAM109に格納された値を一旦レジスタに格納してからレジスタに対して演算を行い、演算結果をRAM109に書き戻す、などの処理を行う。
システムバス110は、通信部101、音声処理部102、出力部103、操作部104、I/O装置105、記憶装置106、制御部107、RAM108、及び、ROM109との間で命令やデータを転送するための伝送経路である。
路側機は、コンテンツデータを記憶するメモリと、データ再生装置100とのデータ送受信を無線通信により行う無線通信部と、路側機全体を制御する制御部とを備える。路側機の制御部は、メモリに記憶された画像・音声・文字などのコンテンツデータをデータ再生装置100に送信する制御を行う。また、路側機の制御部は、無線通信部を制御して、データ再生装置100からコンテンツデータを配信する旨の要求を受け付けて、要求されたコンテンツデータをメモリから取得して配信する制御も行う。
次に、本実施形態のデータ再生装置100の制御部107等により実行されるデータ再生処理について、図2乃至図4を用いて説明する。データ再生装置100は、取得部201と判別部202と再生部203とを備える。
取得部201は、再生すべき1つ又は複数のコンテンツデータを路側機から取得する。例えば、コンテンツデータには、MPEG(Moving Picture Experts Group)形式などの動画像データ、JPEG(Joint Photographic Experts Group)形式などの静止画データ、TTS(Text-to-Speech)形式の音声データ、文字情報などのテキストデータが含まれる。取得部201は、これらの動画像データ、静止画データ、音声データ、テキストデータなどを、通信部101により受信されるデータをデコードして、あるいは、記憶装置106に記憶されたデータを所定のタイミングで読み出して取得する。取得部201は、再生すべきコンテンツデータが1つの場合にはその1つのコンテンツデータのみを制御部107に入力するか、あるいは記憶装置106に記憶する。一方、再生すべきコンテンツデータが複数の場合にはそれらのすべてのコンテンツデータを制御部107に入力するか、あるいは記憶装置106に記憶する。なお、取得部201は、取得したデータをキャッシュデータとして記憶装置106あるいはRAM109の所定領域に一時記憶する。キャッシュしておく時間は任意に設定できる。
なお、制御部107と通信部101と記憶装置106とが協働して動作することにより、取得部201として機能する。
再生すべきコンテンツデータには、同時に再生を開始すべきデータの組み合わせも含まれる。例えば、ある表示地域のマップ画像データと、その表示地域の観光情報を説明する音声データとの組み合わせなどである。ここで言う同時とは、時間が完全に一致する場合のほか、人間が同じタイミングであると認識できる程度に微少に時間がずれている場合も含む。一般にはコンテンツ提供側は、これらの画像データと音声データとの組み合わせが同時に再生されることを前提として制作している。しかし、記憶装置106に予め記憶されたデータを読み出してコンテンツデータを取得するのではなく、コンテンツ提供側から自動的にデータ再生装置100に送られるプッシュ配信等によりコンテンツデータを取得する場合には、同時に再生すべきデータを取得するタイミングにずれが生じることがある。本発明によれば、コンテンツデータに所定のヘッダ領域を設けて後述するようなデータ再生処理を行うことにより、このような場合でもコンテンツ提供側の意図した通りにデータを再生することができる。
詳細には、コンテンツデータは図3に示すようなヘッダ情報を含む。本図では、ヘッダ情報は、START PUSH ID、セットID数、言語ID、PRIORITY、DISPLAY TIME、及び、提供者IDを含む。これらのヘッダ情報の後に、コンテンツ提供側から送信されるコンテンツデータの静止画像データ部分、動画像データ部分、音声データ部分、テキストデータ部分等が記録される。
ここで、PUSH IDは、それぞれのコンテンツデータに付与される番号であり、本実施形態では1バイトで表現できる数値範囲(例えば0から255までの整数)が用いられる。また、同時に再生すべきコンテンツデータの組み合わせは、動画像データ、静止画像データ、音声データ、テキストデータ等の数種類程度の組み合わせであり、通常、同時に再生すべきデータ数は数個〜数十個程度であるため、固有番号をサイクリックに使用することでPUSH IDを1バイトで表現することができる。本実施形態では、PUSH IDはデータのファイル名の一部として用いられ、ファイル名を取得することでそのデータのPUSH IDを特定することができる。なお、用いるPUSH IDの数値範囲やPUSH IDの特定方法はこれに限られず任意に決めることができる。例えば、PUSH IDをヘッダ情報の中やコンテンツデータの先頭バイトの中に記憶するようにしてもよい。
また、同時に再生すべきコンテンツデータの組み合わせがある場合、PUSH IDは、コンテンツ提供側から配信されるコンテンツデータ順に連続した番号が付与される。例えば、同時に再生すべき1つ組み合わせとして、配信される順に画像データD1、音声データD2、テキストデータD3の3つのデータの組み合わせがあるとする。このとき、D1にはPUSH IDとして”1”、D2には”2”、D3には”3”のように連続した整数で示される番号が付与される。
START PUSH IDは、同時に再生すべき1つの組み合わせであるデータ群の先頭のコンテンツデータに付与されたPUSH IDである。本実施形態では、START PUSH IDのデータサイズは1バイトである。例えば、同時に再生すべき1つ組み合わせとして、配信される順に画像データD1(PUSH ID=1)、音声データD2(PUSH ID=2)、テキストデータD3(PUSH ID=3)の3つのデータの組み合わせがあるとする。このとき、D1、D2、D3のヘッダ情報に記憶されるSTART PUSH IDは”1”である。
セットID数は、同時に再生すべき1つの組み合わせに含まれるコンテンツデータ数である。本実施形態では、セットID数のデータサイズは1バイトである。すなわち、最大で255個までのコンテンツデータを、同時に再生すべき1つの組み合わせとして設定することができる。セットID数が”1”である場合、そのコンテンツデータは単独で再生されるべきデータであることを示す。また、本実施形態では、セットID数として”0”を将来の使用の予約用として確保しており、セットID数は1から255までの整数が設定される。例えば、コンテンツ提供側から送信されたコンテンツデータがHTML(HyperText Markup Language)形式の場合、最大で255個の画像等へのリンクを張ることができる。
言語IDは、コンテンツ提供側から配信されるコンテンツデータの言語種別を示す情報であり、本実施形態ではデータサイズは2バイトである。例えば、日本語であれば”ja”(16進表記では”0x6A, 0x61”)である。
PRIORITYは、コンテンツ提供側からプッシュ配信されるデータをデータ再生装置100が再生する優先順位を示す情報であり、本実施形態ではデータサイズは2ビットである。すなわち、本実施形態ではPRIORITYには0〜3の整数が設定される。具体的には、PRIORITY=”3”は、データ再生装置100が現在行っているナビゲーション処理に割り込んで、プッシュ配信されたコンテンツデータの再生を行う最も高い優先度である。PRIORITY=”2”の場合、データ再生装置100が現在行っているナビゲーション処理の終了後に、プッシュ配信されたコンテンツデータの再生を行う。PRIORITY=”1”は、将来の使用の予約用として確保される。PRIORITY=”0”は、一般的なプッシュ配信であり、データ再生装置100のユーザにより任意に設定されるユーザ設定によって再生されない場合もある。
DISPLAY TIMEは、出力部103に接続されたモニタにコンテンツデータの再生画面を表示させる表示時間を示す情報であり、本実施形態ではデータサイズは6ビットである。すなわち、本実施形態ではDISPLAY TIMEには0〜63の整数が設定され、単位は「秒」である。DISPLAY TIME=”0”は将来の使用の予約用として確保される。DISPLAY TIME=”63”は次にプッシュ配信されるまで、あるいはユーザから操作部104に操作指示が入力されるまで表示を続けることを示す。
提供者IDは、コンテンツデータの提供元を示す情報であり、本実施形態ではデータサイズは3バイトである。例えば、データ再生装置100の制御部107は、提供者IDに基づいて特定の提供元から提供されるコンテンツデータの受信を許可/不許可することができる。制御部107は、プッシュ配信で取得したコンテンツデータの提供者IDと、予め記憶装置106に記憶された提供者IDリスト(図示せず)とに基づいて、そのコンテンツデータが正規のデータであるか否かを判別することができる。
なお、上述したヘッダ情報に含まれる各項目、各項目のデータサイズ、各項目のデータ内容等は1つの例に過ぎず、任意に変更した変形例を採用することも可能であり、これらの変形例も本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
判別部202は、取得部201により取得されたコンテンツデータのうちの1つのコンテンツデータと並行して再生すべき他のコンテンツデータがあるか否かを判別する。具体的には、判別部202は、取得されたコンテンツデータのヘッダ情報に含まれるセットID数に基づいて、同時に再生すべき他のコンテンツデータがあるか否かを判別する。上述のように、セットID数は同時に再生すべき1つの組み合わせに含まれるコンテンツデータ数であるため、コンテンツデータのヘッダ情報のセットID数が1であればそのコンテンツデータを単独で再生すると判別し、セットID数が2以上であればそのコンテンツデータと並行して同時に再生すべき他のコンテンツデータが存在すると判別する。判別部202はこの判別結果を再生部203に入力する。
なお、制御部107が、判別部202として機能する。
再生部203は、判別部202によりコンテンツデータと並行して再生すべき他のコンテンツデータがあると判別された場合に、このコンテンツデータと同時に再生すべき他のコンテンツデータの再生を並行して開始する。
なお、制御部107と音声処理部102と出力部103とが協働して動作することにより、再生部203として機能する。
詳細には、再生部203は、コンテンツデータに含まれる、再生を開始する先頭データのPUSH IDが示すコンテンツデータから、セットID数が示す個数分の連続するPUSH IDをもつコンテンツデータまでを、並行して再生開始する。例えば、コンテンツ提供側から配信されたデータが、図4に示すようなデータ群であるとする。この例では、配信順に画像データD1と音声データD2とテキストデータD3のヘッダ情報には共に「START PUSH ID=N」(ただしNは1以上255以下の整数)及び「セットID数=3」が設定されている。このとき、取得部201が画像データD1を取得すると、判別部202はセットID数が2以上の数値を示しているため画像データD1と同時に再生すべき他のデータが存在すると判別する。再生部203は、取得した画像データD1の再生を開始しないで、画像データD1と同時に再生すべき他のデータを取得するまで待機する。具体的には、再生部203は、START PUSH IDがNのデータからセットID数分のデータまで、すなわち、PUSH IDがN、N+1、N+2の3つのデータを取得するまで待機する。そして、これらの3つのデータを取得すると、PUSH IDがN、N+1、N+2に対応する、画像データD1、音声データD2、テキストデータD3の再生を並行して開始する。
これにより、再生部203は、コンテンツ提供側が同時に再生されるように意図して制作した通りにコンテンツデータを再生することができる。例えば、画像データD1がナビゲーションをするキャラクタオブジェクト画像(人物の絵など)のアニメーションとセリフの吹き出し絵、音声データD2がキャラクタオブジェクトによるナビゲーション音声、テキストデータD3がキャラクタオブジェクトによるナビゲーション文字列であったとすると、コンテンツ提供側の意図した通りに、キャラクタオブジェクトが口を開くアニメーションのタイミングでセリフを話し、意図したタイミングで吹き出し絵の部分に文字列を表示することができる。
次に、本実施形態のデータ再生装置100がコンテンツデータを再生する具体例について図5乃至図7を用いて説明する。
図5(a)〜(e)は、データ再生装置100の出力部103に接続されるモニタ124に表示される画面と、音声処理部102により再生される音声の、再生タイミングの例を示す図である。
図5(a)では、取得部201は、同時に再生すべきデータとして音声データS1、静止画データP1、テキストデータT1の3つを取得する。再生部203は、モニタ124にマップデータの他に静止画データP1とテキストデータT1とを、スピーカ122に音声S1を、それぞれ並行して再生開始する。
次のタイミングの図5(b)では、取得部201は、同時に再生すべきデータとして音声データS2、テキストデータT2の2つを取得する。再生部203は、モニタ124にテキストデータT1の代わりにテキストデータT2を、スピーカ122に音声データS2を、それぞれ並行して再生開始する。なお、このように静止画データP1に代わる画像データを取得しないときには、静止画データP1が再び並行して再生開始される。あるいは、再生部203は、継続して静止画データP1を再生し続けてもよい。
次のタイミングの図5(c)では、取得部201は、同時に再生すべきデータとして音声データS3、静止画データP2の2つを取得する。再生部203は、モニタ124に静止画データP1の代わりに静止画P2を、スピーカ122に音声データS3を、それぞれ並行して再生開始する。なお、このようにテキストデータT2に代わるテキストデータを取得しないときには、再生部203は、テキストデータT2を再び並行して再生開始する。あるいは、再生部203は、継続してテキストデータT2を再生し続けてもよい。
次のタイミングの図5(d)では、取得部201は、同時に再生すべきデータとして動画データM1、テキストデータT3の2つを取得する。再生部203は、モニタ124に静止画データP2の代わりに動画データM1を、スピーカ122に動画データM1の動画音声を、それぞれ並行して再生開始する。なお、このように動画データを取得したときには、再生部203は、再生中の静止画に代えて動画を再生する。再生部203は、動画像を再生し終わると、動画像の表示画像を残さずに消去する。なお、再生部203は、静止画データP2と動画データM1の両方を再生してもよい。
次のタイミングの図5(e)では、取得部201は、同時に再生すべきデータとして音声データS4、静止画データP3、テキストデータT4の3つを取得する。再生部203は、モニタ124に静止画データP3とテキストデータT4とを、スピーカ122に音声データS4を、それぞれ並行して再生開始する。
図6(a)〜(e)は、データ再生装置100の出力部103に接続されるモニタに表示される画面と、音声処理部102により再生される音声の、再生タイミングを示す他の例の図である。
図6(a)では、取得部201は、同時に再生すべきデータとして音声データS1、静止画データP1、テキストデータT1の3つを取得する。再生部203は、モニタ124にマップデータの他に静止画データP1とテキストデータT1とを、スピーカ122に音声データS1を、それぞれ並行して再生開始する。
次のタイミングの図6(b)では、取得部201は、同時に再生すべきデータとして動画データM1、テキストデータT2の2つを取得する。再生部203は、モニタ124に静止画データP1の代わりに動画データM1、テキストデータT1の代わりにテキストデータT2を、スピーカ122に動画データM1の動画音声を、それぞれ並行して再生開始する。
次のタイミングの図6(c)では、取得部201は、前回取得したコンテンツデータと同じデータを再び配信する旨のコマンド(再配信コマンド)を取得している。この場合、取得部201は記憶装置106の所定領域等にキャッシュされた音声データS1、静止画データP1、テキストデータT1の3つを取得する。そして、再生部203はモニタ124にマップデータの他に静止画データP1とテキストデータT1とを、スピーカ122から音声データS1を、それぞれ並行して再生開始する。このように再配信コマンドでキャッシュデータを再び再生した場合、図6(d)のように、取得部201はキャッシュデータをクリアする。また、再配信コマンドの場合には、再生部203は、再配信コマンドで指定されたPUSH IDのコンテンツデータと同時に再生すべき組み合わせの他のコンテンツデータも1つのセットとして一緒に再生する。なお、再配信コマンドを受信したときに再配信対象のキャッシュデータがない(キャッシュが消去されていた、あるいは、キャッシュを用いない)場合、取得部201が再生開始すべきデータを再び取得して再生部203が再生するようにしてもよい。データ配信側は、再配信コマンドと一緒にコンテンツデータを配信してもよいし、再配信コマンドのみを配信して要求に応じてコンテンツデータを配信してもよい。データ配信側は、再配信コマンドのみの配信と、再配信コマンドとコンテンツデータの一緒の配信との両方を行ってもよい。
次のタイミングの図6(e)では、取得部201は、同時に再生すべきデータとして音声データS2、静止画データP2、テキストデータT3の3つを取得する。再生部203は、モニタ124に静止画データP2とテキストデータT3とを、スピーカ122に音声データS2を、それぞれ並行して再生開始する。
図7(a)〜(d)は、データ再生装置100の出力部103に接続されるモニタ124に表示される画面と、音声処理部102により再生される音声の、再生タイミングを示す他の例の図である。
図7(a)では、取得部201は、同時に再生すべきデータとして音声データS1、静止画データP1、テキストデータT1の3つを取得する。再生部203は、モニタ124にマップデータの他に静止画データP1とテキストデータT1とを、スピーカ122に音声データS1を、それぞれ並行して再生開始する。
次のタイミングの図7(b)では、取得部201は、再生すべきデータとしてテキストデータT2の1つを取得しているが、テキストデータT2が空データあるいは長さがゼロの空文字列(いわゆるNULL)である。この場合、再生部203は例外処理としてテキストデータT1の再生を停止し、テキストデータT2の再生は行わない。また、図7(a)で再生されていた音声データS1と静止画データP1はテキストデータT1と同時に再生すべきデータであるので、再生部203は音声データS1と静止画データP1を再生しない。なお、本図の例と異なり、NULLのテキストデータT2と同時に再生すべき他のコンテンツデータがある場合には、再生部203はこれらすべてのコンテンツデータを再生しないようにしてもよいし、NULLのテキストデータT2のみ再生しないでその他のコンテンツデータを再生するようにしてもよい。
次のタイミングの図7(c)では、取得部201は、同時に再生すべきデータとして音声データS2、静止画データP2、テキストデータT3の3つを取得する。再生部203は、モニタ124にマップデータの他に静止画データP2とテキストデータT3とを、スピーカ122に音声データS2を、それぞれ並行して再生開始する。
次のタイミングの図7(d)では、取得部201は、再生すべきデータとして動画データM1とテキストデータT4の2つを取得しているが、このうちテキストデータT4がエラーデータである。この場合、再生部203は例外処理としてテキストデータT3の再生を停止し、テキストデータT4の再生は行わない。なお、本図の例では、再生部203は、同時に再生すべきデータのうち動画データM1のみを再生しているが、テキストデータT4と共に動画データM1も再生しないようにしてもよい。
なお、図5乃至図7に示した動作は1つの例に過ぎず、他の応用例を採用することもできる。例えば、データ再生装置100はコンテンツ提供側からプッシュ配信されて一時記憶しているキャッシュデータをクリアするコマンド(破棄コマンド)を取得すると、データがNULLの場合と同様にキャッシュデータをクリアするように構成することもできる。
応用例として、例えば、PUSH IDが”0”のデータを取得した場合、再生部203は、現在再生しているコンテンツデータと、キャッシュデータとして一時記憶しているコンテンツデータをすべてクリアするように構成することもできる。
応用例として、例えば、DISPLAY TIMEが”63”(6ビットで表現できる最大整数)の場合、再生部203は、取得部201が次のプッシュ配信で新たにコンテンツデータを取得するまで、現在再生中のコンテンツデータの再生を継続して行うように構成することもできる。
次に、本実施形態の取得部201、判別部202及び再生部203が行うデータ再生処理について図8のフローチャートを用いて説明する。以下の説明では、データ再生装置100がセンター(コンテンツ提供側の配信サーバ)からコンテンツデータをプッシュ配信により取得する場合を例に説明する。
まず、取得部201は、コンテンツ提供側のセンターから、再生すべきコンテンツデータを取得する(ステップS801)。上述したように、センターから配信されるコンテンツデータには図3に示すようなヘッダ情報が含まれている。
判別部202は、取得部201により取得されたコンテンツデータと同時に再生すべき他のデータがあるか否かを判別する(ステップS802)。具体的には、判別部202は、取得したコンテンツデータのヘッダ情報に含まれるセットID数が2以上であれば同時に再生すべき他のデータがあると判別し、その他の場合には同時に再生すべき他のデータはないと判別する。
同時に再生すべき他のデータがあると判別された場合(ステップS802;YES)、取得部201はステップS801に戻り他のコンテンツデータを取得する。すなわち、同時に再生すべきコンテンツデータのすべてが取得されるまでステップS801の処理を繰り返す。
同時に再生すべき他のデータはないと判別された場合(ステップS802;NO)、再生部203は同時に再生すべきデータは複数か否かを判定する(ステップS803)。
同時に再生すべきデータが複数ではない(すなわち1つだけである)場合(ステップS803;NO)、再生部203は取得した1つのコンテンツデータの再生を開始する(ステップS804)。
一方、同時に再生すべきデータが複数である場合(ステップS803;YES)、再生部203は同時に再生すべきデータセットを決定する(ステップS805)。具体的には、まず、再生部203は、ステップS801で取得した複数のコンテンツデータのPUSH IDを、コンテンツデータのヘッダ情報、コンテンツデータのファイル名、あるいはコンテンツデータの先頭部分などから取得する。次に、再生部203は、ステップS801で取得した複数のコンテンツデータのヘッダ情報のSTART PUSH ID及びセットID数を取得する。そして、再生部203は、START PUSH IDが示すコンテンツデータを先頭データとして、この先頭データからセットID数が示す個数分のPUSH IDが連続するデータ群を、同時に再生すべき1つのデータセットと決定する。このように、本実施形態ではセンターから配信される同時に再生されるべきコンテンツデータには配信順に連続したPUSH IDが付与されているので、セットID数が示す個数分の連続するデータ群を1つのデータセットであると容易に判定することができる。
そして、再生部203は、ステップS805で決定したコンテンツデータ群を並行して再生開始する(ステップS806)。これにより、再生部203は、コンテンツ提供側が同時に再生されるように意図して制作した通りにコンテンツデータを再生することができる。
再生部203は、ヘッダ情報のDISPLAY TIMEが示す再生時間が経過したか否か、すなわち再生終了か否かを判定する(ステップS807)。
再生終了でない場合(ステップS807;NO)、再生部203は再生中のコンテンツデータの再生を続行する。
再生終了の場合(ステップS807;YES)、再生部203はコンテンツデータの再生を終了する。
このように、本実施形態によれば、データ配信側の意図通りに容易にデータを再生することができる。
(実施形態2)
次に、本発明の他の実施形態について図9を用いて説明する。本実施形態では、データ再生装置100は設定部901を更に備え、コンテンツデータのPUSH IDがデータ再生装置100側で判別される点が異なる。なお、データ再生装置100のその他の構成については上述の実施形態と同様であるため説明を省略する。以下詳述する。
本実施形態では、コンテンツデータのPUSH IDは、プッシュ配信の開始時に所定値(例えば「1」など)に固定して、コンテンツデータの配信順にPUSH IDをインクリメントしていくように取り決めておく。
設定部901は、プッシュ配信の開始時の先頭データのPUSH IDを所定値(例えば「1」など)に設定する。そして、取得部201により取得されたコンテンツデータに、取得した順に連続したPUSH IDを設定する。
なお、制御部107と操作部104と記憶装置106とが協働して動作することにより、設定部901として機能する。
例えば、プッシュ配信を開始する旨のコマンドを受け取ると、設定部901は最初に取得部201により取得されたコンテンツデータにPUSH ID=1を設定する。続いて2番目に取得されたコンテンツデータにPUSH ID=2を設定する。同様に3番目に取得されたコンテンツデータにPUSH ID=3を設定する。PUSH IDが最大値(本実施形態では255)まで達すると、設定部901は次に取得されたコンテンツデータにPUSH ID=1を設定し、PUSH IDをサイクリックに付与する。
これにより、コンテンツ提供側は配信するコンテンツデータに付与すべきPUSH IDを考慮する必要はなく、更に容易にデータ配信側の意図通りにデータを再生することができる。
なお、本実施形態ではPUSH IDの付与の仕方及びPUSH IDの設定の仕方のみが異なり、データ再生処理の各ステップにおける処理内容は上述の実施形態と同様であるため、フローチャートの詳細については説明を省略する。
(実施形態3)
次に、本発明の他の実施形態について説明する。本実施形態では、コンテンツデータのヘッダ部分には、その次に配信されるコンテンツデータに予めコンテンツ提供側からデータ再生装置100への所定のコマンドが付加されることを示すフラグを記憶する領域が設けられている。そして、データ再生装置100は、このフラグに基づいて、所定のコマンドに対応するための動作準備を前もって行うことができる。以下詳述する。
図10は、本実施形態でコンテンツ提供側から配信されるコンテンツデータのヘッダ部分を示す図である。上述の実施形態と異なる点は、フラグ「WITH RESPONSE FLAG」を記憶する領域を更に含む点である。
WITH RESPONSE FLAGは、次に配信されるコンテンツデータが所定のコマンドを含むことを示すフラグである。所定のコマンドとは、例えば、データ再生装置100にユーザからの操作指示を受け付けるインタフェース画面を出力する旨の要求を行うコマンドである。「次に」とは、WITH RESPONSE FLAGが設定されたコンテンツデータの直後であってもよいし、予め決められた設定時間以内(例えば5秒以内など)や予め決められた設定回数以内(例えばコンテンツデータ配信10回分など)であってもよい。すなわち、コンテンツデータが時系列的に連続する場合に限られない。
具体的には、データ再生装置100に、自動決済用端末やICカードへの書き込み等を行う装置などの他の情報処理装置を接続して、これらの他の情報処理装置の映像出力や音声出力を兼ねるように構成する。データ再生装置100は、これらの他の情報処理装置に関するコンテンツデータ(例えば、自動決済やICカードへのクーポンの書き込み等に関するデータ)も受信する。コンテンツデータの中には、決済確認画面などユーザからの操作指示を受け付ける所定のインタフェース画面を必要とするものも存在する。コンテンツ提供側は、ユーザからの操作指示を受け付ける所定のインタフェース画面を出力する旨の要求を行う前に、予めWITH RESPONSE FLAGにフラグ値を設定したヘッダ情報を含むコンテンツデータを配信する。例えば、WITH RESPONSE FLAGには、所定のインタフェース画面が必要な場合には「1」、それ以外の場合には「0」が設定される。これにより、データ再生装置100は、このフラグに基づいて、所定のインタフェース画面の読み出しや初期化などの起動準備を予め行うことができる。また、より使い勝手の良いデータ再生装置100を提供することができる。
データ再生装置100は、他の情報処理装置が接続された構成に限らず、これらが接続されていない構成でもよい。例えば、コンテンツ提供側が動画配信などを行うときに、データ再生装置100が動画を再生するための所定の再生プログラムを立ち上げて再生準備が完了するまでに時間がかかるような場合にも用いることができる。
図11(a)〜(e)は、データ再生装置100の出力部103に接続されるモニタ124に表示される画面と、音声処理部102により再生される音声の、再生タイミングの例を示す図である。
図11(a)では、取得部201は、同時に再生すべきデータとして音声データS1、静止画データP1、テキストデータT1の3つを取得する。再生部203は、モニタ124にマップデータの他に静止画データP1とテキストデータT1とを、スピーカ122に音声データS1を、それぞれ並行して再生開始する。
次のタイミングの図11(b)では、取得部201は、同時に再生すべきデータとして音声データS2、テキストデータT2の2つを取得する。再生部203は、モニタ124にテキストデータT1の代わりにテキストデータT2を、スピーカ122に音声データS2を、それぞれ並行して再生開始する。なお、このように静止画データP1に代わる画像データを取得しないときには、再生部203は静止画データP1を再び並行して再生開始する。あるいは、再生部203は継続して静止画データP1を再生し続けてもよい。
次のタイミングの図11(c)では、取得部201は、同時に再生すべきデータとして音声データS3、静止画データP2、テキストデータT3の3つを取得する。再生部203は、モニタ124にテキストデータT2の代わりにテキストデータT3、静止画データP1の代わりに静止画データP2を、スピーカ122に音声データS3を、それぞれ並行して再生開始する。ここで、静止画データP2とテキストデータT3のヘッダ部分には、次に配信されるコンテンツデータが所定のコマンド(図中では確認要求コマンド)を含むこと示すフラグ値がWITH RESPONSE FLAGに設定されている。再生部203は、次に確認要求コマンドが来ると判定し、ユーザへの確認要求画面を表示するための準備処理をする。具体的には、例えば「はい」「いいえ」ボタンなど、ユーザからの指示入力を受け付ける画面を違和感なく表示できるように、画面のレイアウトを変更する。なお、この準備処理は、画面のレイアウトを変更するだけに限られず、所定の再生プログラムの起動処理、メモリ領域の確保など他の処理であってもよい。なお、WITH RESPONSE FLAGは、同時に再生すべきコンテンツデータのすべてに対応するヘッダ部分に設定されても良いし、同時に再生すべきコンテンツデータのうち任意のものに設定されてもよい。
次のタイミングの図11(d)では、取得部201は、確認要求コマンドを含むコンテンツデータを取得する。再生部203は、確認要求コマンドに対応する画面などを再生する。例えば、再生部203は、モニタ124に決済やICカード等へのデータ書き込みを実行するか否かの指示入力を受け付けるための「はい」「いいえ」ボタンを出力し、確認用の音声をスピーカ122から出力する。このとき、図11(c)のように、確認要求画面を表示するためのレイアウト変更などの準備処理を予め行っているので、再生部203は簡単に確認要求画面を出力することができる。確認用の音声は出力されても良いし、されなくても良い。
次のタイミングの図11(e)では、取得部201は、同時に再生すべきデータとして音声データS4、静止画データP3、テキストデータT4の3つを取得する。再生部203は、モニタ124にテキストデータT3の代わりにテキストデータT4、静止画データP2の代わりに静止画データP3を、スピーカ122に音声データS3の代わりに音声データS4を、それぞれ並行して再生開始する。ここで、音声データS4、静止画データP3、テキストデータT4のヘッダ部分のWITH RESPONSE FLAGには次のコンテンツデータが確認要求コマンドを含むことを示すフラグ値が設定されていないので、再生部203は図11(a)のような通常の再生を行う。
このように、本実施形態によれば、データ再生装置100は、次に所定のコマンドを受け取ることを判別して予めその所定のコマンドを実行するための準備処理を行うことができる。これにより、データ再生装置100で行う処理の高速化を図ることができる。また、より使い勝手の良いデータ再生装置100を提供することができる。
(実施形態4)
次に、本発明の他の実施形態について説明する。本実施形態では、データ再生装置100は、路側機(コンテンツ提供側のコンテンツデータを送信する装置)にコンテンツデータの配信を要求することができる。以下詳述する。
図12は、本実施形態のデータ再生装置100の構成を示す図である。上述の実施形態と異なる点は、送信部1201を更に備える点である。
送信部1201は、コンテンツ提供側の路側機にコンテンツデータの配信を要求する。送信部1201は、取得部201、判別部202、再生部203のいずれかからコンテンツデータの配信を要求する旨の通知を受け取ると、通信部101を制御して、該当するコンテンツデータの配信を要求する信号を送信する。例えば、取得部201が正常にコンテンツデータを取得できなかった場合や、判別部202が同時に再生すべきコンテンツデータのセットのいずれかが受信されていないと判別した場合や、再生部203が再生するコンテンツデータにエラーデータやNULLデータが含まれていた場合などに、コンテンツデータの再配信を要求する。また、送信部1201は、ユーザによる操作によって操作部104からコンテンツデータの再配信や再再生を行う旨の要求を受け付けると、コンテンツデータの再配信を要求する。
なお、制御部107と通信部101と操作部104とが協働して動作することにより、送信部1201として機能する。
例えば、再生部203は、記憶装置106などにキャッシュされているコンテンツデータを、操作部104を用いたユーザからの指示入力に基づいて再再生することができる。典型的には、再再生できるコンテンツデータは時系列的に最も近い過去に受信したコンテンツデータであるが、任意に変更した実施形態を採用してもよい。例えば、コンテンツデータのヘッダ部分に再再生を許可するか否かを示すフラグを記憶し、このフラグに再再生を許可する旨の所定値が設定されたコンテンツデータのみを再再生可能としてもよい。あるいは、受信した順番に関わらずコンテンツデータの再再生を可能としてもよい。
図13(a)〜(f)は、データ再生装置100の出力部103に接続されるモニタ124に表示される画面と、音声処理部102により再生される音声の、再生タイミングの例を示す図である。
図13(a)では、取得部201は、同時に再生すべきデータとして音声データS1、静止画データP1、テキストデータT1の3つを取得する。再生部203は、モニタ124にマップデータの他に静止画データP1とテキストデータT1とを、スピーカ122に音声データS1を、それぞれ並行して再生開始する。
次のタイミングの図13(b)では、取得部201は、同時に再生すべきデータとして音声データS2、テキストデータT2の2つを取得する。再生部203は、モニタ124にテキストデータT1の代わりにテキストデータT2を、スピーカ122に音声データS2を、それぞれ並行して再生開始する。なお、このように静止画データP1に代わる画像データを取得しないときには、再生部203は静止画データP1を再び並行して再生開始する。あるいは、再生部203は継続して静止画データP1を再生し続けてもよい。
次のタイミングの図13(c)では、送信部1201は、図13(b)の再生終了後に、再生終了したコンテンツデータの再配信の要求を行う。例えば、操作部104がユーザから再再生する旨の指示入力を受け付けると、制御部107は通信部101を制御して再再生の対象のコンテンツデータを再配信する旨の要求信号を路側機に送信する。路側機は、コンテンツデータの再配信の要求を受け付けて、要求されたコンテンツデータをデータ再生装置100に配信する。
次のタイミングの図13(d)では、取得部201は、再配信されたコンテンツデータを取得する。ここで再配信されて取得するコンテンツデータは、時系列的に最も近い過去に受信した音声データS2とテキストデータT2の2つである。再生部203は、モニタ124にテキストデータT2を、スピーカ122に音声データS2を、それぞれ並行して再生開始する。
次のタイミングの図13(e)では、送信部1201は、図13(d)の再生中に、コンテンツデータの再配信の要求を行う。例えば、操作部104がユーザから再再生する旨の指示入力を受け付けると、制御部107は通信部101を制御して再再生の対象のコンテンツデータを再配信する旨の要求を路側機に送信する。路側機は、コンテンツデータの再配信の要求を受け付けて、要求されたコンテンツデータをデータ再生装置100に配信する。
次のタイミングの図13(f)では、取得部201は、再配信されたコンテンツデータを取得する。ここで再配信されて取得するコンテンツデータは、時系列的に2番目に近い過去に受信した音声データS1と静止画データP1とテキストデータT1である。再生部203は、モニタ124にテキストデータT1と静止画データP1を、スピーカ122から音声データS1を、それぞれ並行して再生開始する。
本実施形態では、再生部203は、コンテンツデータを再生終了後に再再生する場合には直前に再生終了したコンテンツデータを、コンテンツデータを再生中に再再生する場合には最も近い過去に再生終了したコンテンツデータを、それぞれ再再生しているが、これに限られず他の実施形態を採用することもできる。
コンテンツデータの再生終了後か、再生中か、あるいは再生開始前か、を判定するためには、例えば、コンテンツデータの再生位置(データのアドレス)を示すポインタが、コンテンツデータの終端まで達したか否かで判定すればよい。この場合、再生部203は、コンテンツデータを再生するときに、コンテンツデータ中の再生している位置を示すポインタをRAM109の所定の記憶領域に記憶するようにすればよい。
送信部1201は、コンテンツデータを再再生する旨の要求を受け付けると、再再生するコンテンツデータが記憶部106にキャッシュされている場合にはこのキャッシュされたデータを取得部201に入力して、路側機には再配信の要求を行わないように構成することもできる。これにより、送受信するデータ量を抑え、再再生の処理を高速化することができる。
このように、本実施形態によれば、データ再生装置100は、コンテンツ提供側にコンテンツデータを送信する旨の要求を行って、所望のコンテンツデータを再生することができる。例えば、ユーザは、再再生したいコンテンツがあるときに、所定の指示入力を行ってコンテンツを再再生して視聴することができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されず、種々の変形及び応用が可能である。
応用例として、例えば、同時再生するコンテンツデータの種類は、オーディオコンテンツ(音声、音楽)の1種類と、静止画コンテンツ(テキスト、静止画、簡易図形)の1種類とし、動画像コンテンツと他のコンテンツとの同時再生を行わないようにしてもよい。
または、同時再生するコンテンツデータの種類は、オーディオコンテンツ(音声、音楽)の1種類と、静止画コンテンツ(テキスト、静止画、簡易図形)の複数種類とし、動画像コンテンツオーディオコンテンツとの同時再生や、複数の動画像コンテンツの同時再生を行わないようにしてもよい。
これにより、複数の音声データが同時再生されてユーザが聞き取りにくくなることを防ぐことができる。
他の応用例として、例えば、プッシュ配信されるコンテンツデータをHTML形式にして、モニタ124に表示される画面に所定の最大個数(例えば255個)のファイルへのリンクを可能にするように構成してもよい。
他の応用例として、上述の実施形態ではモニタ124に表示させる表示時間をヘッダ情報のDISPLAY TIMEに基づいて決定しているが、次にコンテンツデータが配信されるまで、あるいは、次にユーザからの要求により異なる画面を表示させるまで、モニタ124に表示し続けるように構成してもよい。また、再生時間を取り決めた情報を予め記憶しておき、データ再生装置100はこの予め記憶された情報に基づいて対応する再生時間で表示するように構成してもよい。これにより、頻繁に設定されるような使用頻度の高い値を表示時間の初期値に用いるなど、データ再生処理を更に簡単にすることができる。
モニタ124としてWVQA(800×640ドット)サイズの表示装置を用いる場合、例えば1つの静止画(あるいは動画)コンテンツのサイズは720×400ドット程度にすることが望ましい。また、自動車運転中には文字の表示サイズは全角1文字あたり32×32ドット程度、駐車中には20×20ドット程度にすることが望ましい。これにより、より文字を見やすく、かつ、運転者にとって見やすく操作しやすいインタフェースを実現することができる。
他の応用例として、上述の実施形態ではコンテンツデータのヘッダ情報の言語IDに基づいて使用言語を判別しているが、ヘッダ情報ではなくコンテンツデータのデータ部分の所定領域に言語を示すフラグを格納して、再生部203による再生時に使用言語を判断して再生するように構成してもよい。これにより、データ再生装置100側は多国語に対応したコンテンツデータを受け取って、再生部203による再生時に、例えばユーザが所望の言語を選択するなどして任意の対応言語で再生することができる。また、ヘッダ情報のサイズを更に小さくすることができる。
他の応用例として、上述の実施形態では再生の優先順位をヘッダ情報のPRIORITYで判断しているが、例えば予め優先度が対応づけられたプッシュ配信用のコマンドを複数種類用意して、これらを使い分けることによって再生の優先順位を決めるように構成してもよい。これにより、データ再生装置100側で再生の優先順位を決める処理を簡略化することができ、ヘッダ情報のサイズも小さくすることができる。
他の応用例として、データ再生装置100に他の情報処理装置(例えば、自動決済用端末やICカードへの書き込み等を行う装置)を接続して、これらの他の情報処理装置の映像出力や音声出力を兼ねるように構成してもよい。そして、データ再生装置100はこれらの他の情報処理装置に関するコンテンツデータもセンターから受信し、ユーザからの指示を受け付けるインタフェース画面を必要とするコンテンツデータのヘッダ情報には所定のフラグを設定しておくようにしてもよい。これにより、プッシュ配信の開始時などにインタフェース画面を予め表示させ、より使い勝手を向上させることができる。
他の応用例として、本実施形態では、ヘッダ部分などに記憶されたPUSH ID、START PUSH ID、セットID数に基づいて同時に再生すべきコンテンツデータを判別しているが、これらの代わりに、コンテンツデータごとにセットIDを対応づけて、セットIDに基づいて同時に再生すべきコンテンツデータを判別するように構成することもできる。この場合、コンテンツデータのヘッダ部分には、図14に示すように、コンテンツデータごとに予め設定されるセットIDが記憶される。セットIDは、そのコンテンツデータと同時に再生すべき他のコンテンツデータを識別するための識別番号である。また、上述の実施形態と異なり、START PUSH IDとセットID数を省略することができる。
具体的には、取得部201は、本図に示すようなヘッダ部分を含むコンテンツデータを取得する。判別部202は、取得部201が取得したコンテンツデータのヘッダ部分を参照して、同じセットIDをもつコンテンツデータがあるか否かを判別する。同じセットIDをもつ他のコンテンツデータがある場合、再生部203は同じセットIDをもつすべてのコンテンツデータを並行して再生開始する。一方、同じセットIDをもつ他のコンテンツデータがない場合、再生部203は取得部201が取得したコンテンツデータを単独で再生開始する。これにより、データ再生装置100は、同時に再生すべきコンテンツデータを更に簡単に判別して再生することができる。
なお、所定のタイムアウト値を設定しておき、この設定時間内に同じセットIDをもつ他のコンテンツデータを取得部201が取得しない場合、判別部202は、同時に再生すべき他のコンテンツデータがないと判別することができる。
例えば、データ再生装置100を装置の全部又は一部として動作させるためのプログラムを、メモリカード、CD−ROM、DVD、MO(Magneto Optical disk)などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、これを別のコンピュータにインストールし、上述の手段として動作させ、あるいは、上述の工程を実行させてもよい。
さらに、インターネット上のサーバ装置が有するディスク装置等にプログラムを格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、コンピュータにダウンロード等するものとしてもよい。
以上説明したように、本発明によれば、データ配信側の意図通りにデータを再生するために好適なデータ再生装置、データ再生方法、ならびに、プログラムを提供することができる。
データ再生装置の構成を説明するための図である。 データ再生装置により実行されるデータ再生処理を説明するための図である。 コンテンツデータのヘッダ部分に記憶されるデータの構成例を示す図である。 コンテンツ提供側から配信されたデータ群の例を示す図である。 (a)〜(e)は、取得したコンテンツデータと、モニタとスピーカから再生される画像及び音声との対応関係の例を示す図である。 (a)〜(e)は、取得したコンテンツデータと、モニタとスピーカから再生される画像及び音声との対応関係の、その他の例を示す図である。 (a)〜(d)は、取得したコンテンツデータと、モニタとスピーカから再生される画像及び音声との対応関係の、その他の例を示す図である。 データ再生処理を説明するためのフローチャートである。 実施形態2のデータ再生装置の構成を説明するための図である。 コンテンツデータのヘッダ部分に記憶されるデータの構成例を示す図である。 (a)〜(e)は、取得したコンテンツデータと、モニタとスピーカから再生される画像及び音声との対応関係の、その他の例を示す図である。 実施形態4のデータ再生装置の構成を説明するための図である。 (a)〜(f)は、取得したコンテンツデータと、モニタとスピーカから再生される画像及び音声との対応関係の、その他の例を示す図である。 コンテンツデータのヘッダ部分に記憶されるデータの構成例を示す図である。
符号の説明
100 データ再生装置
101 通信部
102 音声処理部
103 出力部
104 操作部
105 I/O装置
106 記憶装置
107 制御部
108 ROM
109 RAM
110 システムバス
121 アンテナ
122 スピーカ
123 マイクロフォン
124 モニタ
125 タッチパネル
201 取得部
202 判別部
203 再生部
901 設定部
1201 送信部

Claims (8)

  1. コンテンツデータを管理する管理装置から配信された、並行して再生すべき他のコンテンツデータに関するヘッダ情報を有する一のコンテンツデータを含む複数のコンテンツデータを取得する取得部と、
    記取得部により取得された前記ヘッダ情報に基づいて、前記取得部により取得された前記複数のコンテンツデータのうちの前記一のコンテンツデータと並行して再生すべき前記他のコンテンツデータがあるか否かを判別する判別部と、
    前記判別部により前記一のコンテンツデータと並行して再生すべき前記他のコンテンツデータがあると判別された場合に、前記一のコンテンツデータと前記他のコンテンツデータの再生を並行して開始する再生部と
    を備え
    前記取得部が取得する前記複数のコンテンツデータのうち少なくとも前記一のコンテンツデータは、前記一のコンテンツデータより時系列的に後に配信される後方コンテンツデータに所定のコマンドが含まれるか否かを示すフラグを含み、
    前記再生部は、前記後方コンテンツデータに前記所定のコマンドが含まれることを示す値が前記フラグに設定されている場合は、前記後方コンテンツデータを再生するための表示領域を確保するように表示を切り替えて前記一のコンテンツデータの再生を行う
    ことを特徴とするデータ再生装置。
  2. 前記一のコンテンツデータ画像データ又は文字データを含、前記後方コンテンツデータ画像データ又は文字データを含む
    ことを特徴とする請求項に記載のデータ再生装置。
  3. 記取得部が前記後方コンテンツデータを取得すると、前記再生部は、前記後方コンテンツデータを再生するための表示領域を確保するように表示を切り替えて前記一のコンテンツデータの再生を行い、前記表示領域に前記所定のコマンドに対応する画像が表示されるように前記後方コンテンツデータの再生を行う、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ再生装置。
  4. 前記ヘッダ情報は、前記一のコンテンツデータに対応づけられたデータ番号と、前記一のコンテンツデータと並行して再生すべき前記他のコンテンツデータのデータ数と、前記一のコンテンツデータと並行して再生すべき前記他のコンテンツデータの組み合わせにおける配信された先頭のコンテンツデータのデータ番号と、を含み、
    前記判別部は、前記取得部により取得された前記ヘッダ情報に含まれる前記データ数に基づいて、前記一のコンテンツデータと並行して再生すべき前記他のコンテンツデータがあるか否かを判別し、
    前記再生部は、前記先頭のコンテンツデータから、前記データ数分の連続するコンテンツデータまでを、並行して再生する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ再生装置。
  5. 記取得部により取得された前記一のコンテンツデータに対応づけて、前記取得部により取得された順に連続したデータ番号を設定する設定部を更に備え、
    前記ヘッダ情報は、前記一のコンテンツデータと並行して再生すべき前記他のコンテンツデータのデータ数と、前記一のコンテンツデータと並行して再生すべき前記他のコンテンツデータの組み合わせにおける配信された先頭のコンテンツデータのデータ番号と、を含み、
    前記再生部は、前記設定部により設定された前記データ番号のうち、前記先頭のコンテンツデータから、前記データ数分の連続するコンテンツデータまでを、並行して再生する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載のデータ再生装置。
  6. 前記ヘッダ情報は、前記一のコンテンツデータと並行して再生すべき前記他のコンテンツデータを識別する識別番号を含み、
    前記判別部は、前記取得部により取得された前記ヘッダ情報に含まれる前記識別番号に基づいて、前記一のコンテンツデータと並行して再生すべき前記他のコンテンツデータがあるか否かを判別し、
    前記判別部が前記一のコンテンツデータと並行して再生すべき前記他のコンテンツデータがあると判別した場合、前記再生部は、前記取得部が取得したコンテンツデータのうち、前記識別番号が同じコンテンツデータを、前記一のコンテンツデータと並行して再生する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載のデータ再生装置。
  7. 理装置から配信された、並行して再生すべき他のコンテンツデータに関するヘッダ情報を有する一のコンテンツデータを含む複数のコンテンツデータを取得する取得ステップと、
    記取得ステップにより取得された前記ヘッダ情報に基づいて、前記取得ステップにより取得された前記複数のコンテンツデータのうちの前記一のコンテンツデータと並行して再生すべき前記他のコンテンツデータがあるか否かを判別する判別ステップと、
    記判別ステップにより前記一のコンテンツデータと並行して再生すべき前記他のコンテンツデータがあると判別された場合に、前記一のコンテンツデータと前記他のコンテンツデータの再生を並行して開始する再生ステップと
    を備え
    前記取得ステップで取得する前記複数のコンテンツデータのうち少なくとも前記一のコンテンツデータは、前記一のコンテンツデータより時系列的に後に配信される後方コンテンツデータに所定のコマンドが含まれるか否かを示すフラグを含み、
    前記再生ステップでは、前記後方コンテンツデータに前記所定のコマンドが含まれることを示す値が前記フラグに設定されている場合は、前記後方コンテンツデータを再生するための表示領域を確保するように表示を切り替えて前記一のコンテンツデータの再生を行う、
    ことを特徴とするデータ再生方法。
  8. ンテンツデータを管理する管理装置から配信された、並行して再生すべき他のコンテンツデータに関するヘッダ情報を有する一のコンテンツデータを含む複数のコンテンツデータを取得する取得ステップと
    前記取得ステップにより取得された前記ヘッダ情報に基づいて、前記取得ステップにより取得された前記複数のコンテンツデータのうちの前記一のコンテンツデータと並行して再生すべき前記他のコンテンツデータがあるか否かを判別する判別ステップと
    前記判別ステップにより前記一のコンテンツデータと並行して再生すべき前記他のコンテンツデータがあると判別された場合に、前記一のコンテンツデータと前記他のコンテンツデータの再生を並行して開始する再生ステップと、
    をコンピュータに実行させるとともに、
    前記取得ステップで取得する前記複数のコンテンツデータのうち少なくとも前記一のコンテンツデータは、前記一のコンテンツデータより時系列的に後に配信される後方コンテンツデータに所定のコマンドが含まれるか否かを示すフラグを含み、
    前記再生ステップでは、前記後方コンテンツデータに前記所定のコマンドが含まれることを示す値が前記フラグに設定されている場合は、前記後方コンテンツデータを再生するための表示領域を確保するように表示を切り替えて前記一のコンテンツデータの再生を行う、
    ことを特徴とするプログラム。
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