WO2002050401A1

WO2002050401A1 - Tete de coupe et excavatrice de roche

Info

Publication number: WO2002050401A1
Application number: PCT/JP2001/011043
Authority: WO
Inventors: Kazuyoshi Oishi
Original assignee: Oishi International Syscom Co., Ltd.
Priority date: 2000-12-19
Filing date: 2001-12-17
Publication date: 2002-06-27
Also published as: US20030230925A1; JP2002188394A; EP1344894A1; AU2002222662A1

Description

明細書カツタへッド及び岩盤掘削機技術分野

本発明は、岩盤を自由断面掘削して坑道、トンネル、立坑等を掘進するのに好適な力ッタへッド及びそれを装着した岩盤掘削機に関する。背景技術

岩盤を自由断面掘削して坑道、トンネル等を掘進する岩盤掘削機として、従来、複数のビットを配置したッタへッドゃ、複数のローラカツタを配置したカツタへッドを掘削ブーム先端部に装着した岩盤掘削機が知られている。

上記ビットを配置したカツタへッドを装着した岩盤掘削機 2 0 1は、図 1 9 に示すように、カツタヘッド 2 0 2を岩盤に押圧しつつ回転させ、ビットにより岩石の圧縮強度に対抗して岩盤を圧縮破碎することによつて掘削するので、岩石の圧縮強度が大きくなると、岩盤を掘削するのが困難となり、また、ビットの磨耗が激しく、不経済となる。

一方、上記ローラカツタを配置したカツタへッドを装着した岩盤掘削機 3 0 1， 4 0 1は、カツタヘッド 3 0 2， 4 0 2を岩盤に押圧":しつつ回転させ、図 2 0、図 2 1に示すように、ディスクローラカツタ、ボタンローラカツタ等により岩石の圧縮強度に対抗して岩盤を圧縮破碎することによって、又は、図 2 2、図 2 3に示すように、ディスクローラカツタにより岩石の引張強度に対抗して岩盤を剥離切削 (アンダーカツト) することによって掘削する。

し力、し、ディスクローラカツタ、ボタンローラカツタ等により岩盤を圧縮破砕する場合には、カツタヘッドの岩盤への押圧力を強大にする必要があり、大型大重量の機械とする必要があるが、掘削能力はそれに見合う程には十分に大きくならず、効率が悪いという問題がある。

また、ディスクローラカツタにより岩盤を剥離切削する場合には、比較的小さな押圧力で、ローラカツタの磨耗も少なく、大量の切削が可能であり、岩石の圧縮強度の大きな岩盤を掘削することができるが、図 2 3に示すように、デイスクローラカツタの接岩点付近では岩盤が深く切り込まれ難く、力の作用線に沿って曲線状に切り残し Lが発生し易い。

そのため、続いて接岩するディスクローラカツタが岩盤に十分に切り込めず、切り残し曲線 Lに沿ってディスクローラカツタが岩盤から浮き上がったり、岩盤がディスクローラカツタによつて擦過されて粉塵が発生したりする。

また、カツタへッド 4 0 2のディスクローラカツタの刃先以外の部分が岩盤に接触し、ディスクローラカツタの岩盤への切り込みを妨げるとともに、カツタヘッド 4 0 2全体が岩盤から反力を受けて押し戻され、大きく振動し、剥離切削が困難となる場合もあつた。発明の開示

本発明の目的は、岩石の圧縮強度が大きくても容易に岩盤を掘削することができ、ローラカツタの磨耗も比較的少なく、ローラカツタが岩盤から浮き上がることがなく、岩盤が擦過されて粉塵が発生することも少なく、また、ローラカツタの岩盤への切り込みを妨げることがなく、カツタへッド全体が岩盤から押し戻されることもないカツタへッド及びそれを装着した岩盤掘削機を提供することにある。

本発明によるカツタヘッドは、カツタヘッドドラムに支持軸の方向、デイスク刃先の位置を相違させた異なつた切削ラィンを有する 2種のディスクローラカツタを配置し、一方を岩盤を剥離切削するアンダーカツト用ディスクローラカツタとし、他方を岩盤を圧縮破碎するスクレーパ用ディスクローラカツタとしたことを構成上の特徴とする。

好ましい実施形態では、岩盤の切り込み深さを大きくするために、また、同時に複数のディスクローラカツタを接岩させて岩盤への切り込みや切残し岩石切削を有効に行なうために、前記 2種のディスクローラカツタを前後、上下方向に多数列配置して構成される。また、ディスクローラカツタの配置に場所を取らないよう、ディスクを両側に配設した両側式ディスクロ一ラカツタを含むようにしてもよい。また、スクレーパ用ディスクローラカツタに代えて、スクレーパ用ボタンローラカツタ、回転式ラウンドピック、固定ビット、切削用埋込チップ等を装着してもよい。切削ズリを効率的に除去するため、カツタへッドにはズリ排出用べーンを装備してもよい。

本発明による岩盤掘削機は、掘削ブームに前述の如く構成されたカツタへッドを装着したことを構成上の特徴とする。

好ましい実施形態では、掘削ブームの軸に略並行となるように前述の如く構成されたカツタヘッドの軸を装着して構成される。また、掘削ブームの軸に略直角に前述の如く構成されたカツタへッドの軸を装着してロードへッド形式の岩盤掘削機が構成される。さらに前述の如く構成されたカツタへッドをァタッチメントとして装着してパワーシャベル形式の岩盤掘削機が構成される。また、前述の如く構成ざれた力ッタへッドを装着してサーフェスマイナー形式の岩盤掘削機が構成される。図面の簡単な説明

図 1は、本発明によるカツタへッドの側断面図である。

図 2は、図 1のカツタヘッドの正面図である。

図 3は、図 1のカツタへッドを回転させた状態における各ディスクローラ力ッタの位置関係を示す説明図である。

図 4は、アンダーカツト用ディスクローラカツタとスクレーパ用ディスク口ーラカツタの機能を示す説明図である。

図 5は、アンダーカツト用ディスクローラカツタ及びスクレーパ用ディスクローラカツタを、特に切り込み深さを大きくするために、多段に配置した場合を示す説明図である。

図 6は、岩盤の切り羽に自由断面がない場合において、カツタヘッドをその回転軸がブームに略平行になるように取り付け、特に背面切削用にディスク口ーラカツタを多段配置したカツタへッドを、岩盤に突っ込んで切削する場合を示す説明図である。

図 7は、図 6に示す場合において、岩盤に描かれる各ローラカツタによる切削軌道を示す説明図である。

図 8は、 2基のカツタへッドをその回転軸がブームに略直角になるように取り付け、岩盤にカツタへッドを突っ込んで切削する場合を示す説明図である。図 9は、岩盤の切り羽に略平行にカツタへッドを配置して切削するカツタへッドの一実施例であり、（A) はカツタヘッドの正面図、（B ) はローラカツタの位置関係を示す側断面図である。

図 1 0は、岩盤の切り羽に略平行にカツタへッドを配置して切削するカツタヘッドの他実施例であり、（A) はカツタヘッドの正面図、（B ) はローラカツタの位置関係を示す側断面図である。

図 1 1は、岩盤の切り羽に略垂直にカツタヘッドを配置して切削するカツタヘッドの一実施例であり、（A) はカツタヘッドの正面図、（B ) はローラカツタの位置関係を示す側断面図である。

図 1 2は、岩盤の切り羽に略垂直にカツタへッドを配置して切削するカツタへッドの他実施例の正面図である。

図 1 3は、図 9に示すカツタヘッドを装着したロードへッダ形式の岩盤掘削機の側面図である。

図 1 4は、図 1 3の岩盤掘削機の平面図である。

図 1 5は、図 1 1のカツタヘッドを装着したロードヘッダ形式の岩盤掘削機の側面図である。

図 1 6は、図 1 5の岩盤掘削機の平面図である。

図 1 7は、図 9のカツタへッドをアタッチメントとして装着したパワーシャベル形式の岩盤掘削機の外観図である。

図 1 8は、図 9のカツタヘッドを装着したサーフェスマイナー形式の岩盤掘削機の側面図である。

図 1 9は、ビットを配置したカツタへッドを装着した岩盤掘削機の側面図でめる。図 2 0は、ローラカツタを配置した図 2 1に示されたカツタへッドを装着した岩盤掘削機の側面図である。

図 2 1は、ディスクローラカツタにより岩盤を圧縮破砕する場合を示す説明図である。

図 2 2は、ローラカツタを配置した図 2 3に示されたカツタへッドを装着した岩盤掘削機の側面図である。

図 2 3は、ディスクローラカツタにより岩盤を剥離切削する場合を示す説明図である。発明を実施するための最良の形態

図 1は本発明によるカツタヘッドの側断面図、図 2はその正面図、図 3は力ッタへッドを回転させた状態における各ディスクローラカツタの位置関係を示す説明図であり、これら図から分かるように、カツタヘッドドラムには支持軸の方向、ディスク刃先の位置を相違させた異なった切削ラインを有する 2種のディスクローラカツタが配置されている。

カツタヘッド 1は、図 1及び図 2に示すように、駆動軸を介して掘削ブームに取り付けられたカツタへッドドラム 2に 2種のディスクローラカツタ 3， 4 を円周方向に所定間隔で配置してあり、同種のディスクローラカツタ 3 , 3 , 3及び 4 , 4 , 4も円周方向に所定間隔で配置してある。

2種のディスクローラカツタ 3， 4は、支持軸の方向、ディスク刃先の位置を相違させて配置してあり、カツタヘッド 1の移動方向、すなわち、主要切削方向に対応して、一方がアンダーカット用ディスクローラカツタ、他方がスクレーパ用ディスクローラカツタとなる。

ディスクローラカツタ 3 , 4の支持軸は、一方をカツタヘッド 1の回転軸に対しておよそ略平行、他方をおよそ略直角としてあるが、ディスクローラカツタ 3 , 4の支持軸とカツタヘッド 1の回転軸との為す角 α 3， α 4は、デイスクローラカツタの円形平面部が接岩し難いよう、また、岩盤の性状やヘッドの岩盤押付け力等に合わせてディスクローラカツタの岩盤への切り込み角度が選ベるよう、適宜設定することができる。

図 3において、カツタへッド 1が岩盤 Iの切り羽に沿って X方向に移動し、自由断面 5を切削する場合には、ディスクローラカツタ 3がアンダーカツト用ディスクローラカツタに、ディスクローラカツタ 4がスクレーパ用ディスクローラカツタとなり、 X 3が岩盤主要切削ライン、 X 4がスクレーパ切削ラインとなる。 '

一方、カツタヘッド 1が岩盤 Iの切り羽に沿って Y方向に移動し、自由断面 6を切削する場合には、ディスクローラカツタ 4がアンダーカツト用ディスクローラカツタに、ディスクローラカツタ 3がスクレーパ用ディスクローラカツタとなり、 Y 4が岩盤主要切削ライン、 Y 3がスクレーバ切削ラインとなる。ディスクローラカツタ 3， 4の刃先の前後上下位置関係や、切削ライン X 3 /X 4 , Y 3 /Y 4の間隔については、岩盤の性状、並びに、カツタヘッド 1 の回転数、掘削ブームの旋回速度、及びディスクローラカツタ 3 , 4の支持軸とカツタへッド 1の回転軸との為す角度ひ 3， a 4等を考慮して適宜設定することができる。

図 4はアンダーカツト用ディスクローラカツタとスクレ一パ用ディスクローラカツタの機能を示す説明図であり、同図において、カツタヘッド 1が回転しながら X方向に移動すると、先ず、アンダーカット用ディスクローラカツタ 3 Aが岩盤 Iに形成された自由断面 5に切り込み、岩盤主要切削ライン X 3に沿つて切削するが、アンダーカツトされた自由断面 5はカツタ刃先付近から出発する破碎曲線 7を描く。この時、後続のスクレーパ用ディスクローラカツタは X方向で 4 A 0の位置にある。

次に、カツタヘッド 1が回転しながら X方向にさらに移動すると、前記後続のスクレーパ用ディスクローラカツタは X方向で 4 Aの位置に来て、スクレーパ切削ライン X 4に沿って岩盤を破碎し、当初の自由断面 5に似た形状の自由断面 8を形成する。

よって、後続のアンダーカツト用ディスクローラカツタ 3 Bは先行のアンダ一カツト用ディスクローラカツタ 3 Aと同様に自由断面 8に深く切り込み、岩盤主要切削ライン X 3に沿って切削することができる。以下同様にして、スクレーパ用ディスクローラカツタ 4 B , 4 C , 4 D , ■ ■ ■、及ぴ、アンダーカツト用ディスクローラカツタ 3 C , 3 D , - · 'によって岩盤 Iが切削されていく。図 5は、岩盤 Iへの切り込み深さを大きくするために、アンダーカット用デイスクローラカッタ及びスクレーパ用ディスクローラカツタを多段に配置した場合の一例を示す説明図であり、同図において、カツタヘッド 1 1が X方向に移動すると、アンダーカット用ディスクローラカツタ 3， 1 3が岩盤 Iに 2段の自由断面 5 , 1 5を形成しつつ、岩盤主要切削ライン X 3 , X 1 3に沿って切削する。又、スクレーパ用ディスクローラカツタ 4， 1 4がスクレーパ切削ライン X 4， X 1 4に沿って岩盤 Iを破砕し、当初の自由断面 5， 1 5に似た形状の自由断面を形成する。

図 6は、岩盤 Iの切り'羽に自由断面がない場合において、アンダーカット用ディスクローラカツタ及びスクレーパ用ディスクローラカツタを多段に配置し、岩盤 Iに力ッタへッドを突っ込んで切削する場合を示す説明図であり、同図において、先ず、ブームを伸長するか、岩盤掘削機を岩盤 I方向に移動するかして、カツタヘッド 2 1を回転させつつ岩盤に押圧する。次に、ブームを警方向へ旋回して、カツタへッド 2 1を岩盤 Iに食い込ますようにして切削する。この時、切削方向前側に配置したアンダーカツト用ディスクローラカツタ 2 3は岩盤主要切削ライン X 2 3に沿って岩盤 Iを切削し、スクレーバ用ディスクローラカツタ 2 4はスクレーパ切削ライン X 2 4に沿つて岩盤 Iを破碎し、切り羽前部岩盤 2 5を切り落とす。又、切削方向後側に配置したァンダ一力ット用ディスクローラカツタ 3 3は岩盤主要切削ライン X 3 3に沿って岩盤 Iを切削し、スクレーパ用ディスクローラカツタ 3 4はスクレーパ切削ライン X 3 4に沿って岩盤 Iを破碎し、スクレーパ切削ライン X 2 4， X 3 3に挟まれた岩盤部分を切り落とす。

'また、ディスクローラカツタ 3 3， 3 4がカツタヘッド 2 1の回転によって切削方向前側に来た時には、特にディスクローラカツタ 3 4 0が切削ライン X 3 4 0に沿って岩盤 Iを切削する。このとき、図 7に示すように、カツタヘッド 2 1が回転しつつブームが岩盤 I方向へ押圧されながら X方向へ旋回しているので、ディスクローラカツタ 2 3 , 2 4及び 3 3， 3 4は、カツタへッド 2 1の回転数、ブームの旋回速度及び押圧の度合によって、接岩する岩盤 Iに複数の一定間隔の略立体的サイクロィド曲線の切削軌道を描きながら切削する。

ここで、後側のディスクローラカツタ 3 3， 3 4が存在しないと、切削ライン X 2 4より後部の岩盤 Iにディスクローラカツタ 2 3， 2 4の刃先以外の部分やカッターポディー或いはカツタヘッドのドラム部分 2 1力 S接触し、押し戻される虞れがあり、それを避けるために、岩盤掘削機やブームの旋回中心をずらす等してカツタへッド 2 1を横向きに岩盤 Iに突っ込まなければならず、掘削作業上において非常に不利なものとなる。

また、切り羽に自由断面が形成されている場合でも、機械振動等によって岩盤 Iの切り残しが発生することがあるが、これを後側のディスクローラカツタ 3 3， 3 4で切り落とすことができる（背面切削)。

図 8は、 2基のカツタヘッド 5 1， 5 2をその回転軸が掘削ブームの軸に略直角になるように取り付け、岩盤 Iにカツタヘッド 5 1， 5 2を突っ込んで切削する場合を示す説明図であり、同図において、カツタヘッド 5 1， 5 2の掘削ブーム側にあるディスクローラカツタ 5 6 , 5 7及び 5 8， 5 9は、前述の機能と同様の機能を果たす。

また、図 8において、カツタヘッド 5 1 , 5 2が X方向に突っ込み切削を行ない、逆に Y方向に切削をしょうとすると、カッタ^ ッド 5 1， 5 2間に形成された岩盤 Iの段差部 5 3を切削しなければならない。この際、カツタヘッド 5 1のブーム側にあるアンダー力ット用ディスクローラカツタ 5 6及ぴスクレーパ用ディスクローラカツタ 5 7がこの段差部 5 3及び切り残しを切り落としていく。力ッタへッド 5 2の掘削ブーム側にあるアンダー力ット用ディスク口ーラカツタ 5 8及ぴスクレーパ用ディスクローラカツタ 5 9も同様の機能を果たす。

図 9は、岩盤の切り羽に略平行にカツタへッドを配置して切削するカツタへッド 61の一実施例を示し、同図において、カツタへッド 6 1は回転しつつ Y 方向又はその反対方向に移動して岩盤 Iを切削する。

G 1, G2, G 3は、カツタヘッド 61の回転軸に対して略同一位置に配置された切削方向前列のアンダーカツト用ディスクローラカツタであり、 Nl， N 2, N3は、カツタヘッド 61の回転軸に対して略同一位置に配置された後続のスクレーパ用ディスクローラカツタである。又、 R l， R 2, R3は、力ッタへッド 61の回転軸に対して略同一位置に配置された切削方向後列のアンダーカット用ディスクローラカツタであり、 S I, S 2, S 3は、カツタへッド 61の回転軸に対して略同一位置に配置された後続のスクレーパ用ディスクローラカツタである。これらディスクローラカツタの機能は、前述の通りである。

各ディスクローラカツタの位置関係、支持軸と回転軸との為す角の実施例を下表に示す。 '

ローラカツタ記号配設角度半径方向位置軸方向位置回転軸との為す角度

ψ (°) (mm) (mm)

S 1 30 508 1090 a S ： 90°≤ 93°≤ 96°

R 1 60 628 1198 a R： 06°≤ 09°≤ 12°

N1 90 790 1054 a N： 83 °≤ 86 °≤ 89 °

G 1 120 670 1186 a G： 01。≤02°≤05°

S 2 150 508 1090 a S ： 90°≤ 93°≤ 96°

R2 180 628 1198 a R： 06°≤09°≤ 1 2°

N2 210 790 1054 Ν： 8 86°≤ 89°

G 2 240 670 1186 a G： 01°≤ 0 05°

S 3 270 508 1090 a S： 90°≤ 93°≤ 96°

R3 300 628 1198 a S ： 90°≤ 9 97°

N3 330 790 1054 a S ： 90°≤ 9 98°

G 3 360 670 1186 a S ： 90°≤ 93°≤ 99° 図 10は、岩盤の切り羽に略平行にカツタへッドを配置して切削するカツタへッド 71の他実施例を示し、同図においても、カツタへッド 71は回転しつつ Y方向又はその反対方向に移動して岩盤 Iを切削する。

G 1, G 2, G 3は、カツタヘッド 71の回転軸に対して略同一位置に配置された切削方向前列のアンダーカツト用ディスクローラカツタであり、 N 1， N2, N3は、カツタヘッド 71の回転軸に対して略同一位置に配置された後続のスクレーバ用ディスクローラカツタである。 E l, E 2, ■ · ' , E 9は、カツタヘッド 71の半径方向及び回転軸方向に順次ずらして配置されたスクレーパ用ディスクローラカツタである。これらディスクローラカツタの機能も、前述の通りである。

Pは、 G l， G2， G 3よりも岩盤から離反して位置させ、 G l, G 2, G 3による切り残しがあった場合に、 Nl， N 2, N 3の皿面がその切り残しに極力当接しないように、その切り残しを切削する岩盤に対し後列のアンダー力ット用ディスクローラカツタである。

尚、 E l + 5, E 2 + 6は、両側式ディスクローラカツタであり、場所をとらないカツタ配置としてある。その他は、片側式ディスクローラカツタである。図 1 1は、岩盤の切り羽に略垂直にカツタヘッドを配置して切削するカツタへッド 81の一実施例を示し、同図においては、カツタへッド 81は回転しつつ X方向に移動して岩盤 Iを切削する。

GV1， GV 2, GV3は、カツタヘッド 81の回転軸に対して略同一位置に配置された切削方向前列のアンダー力ット用ディスクローラカツタであり、 PD 1, PD2, PD 3は、カツタヘッド 81の回転軸に対して略同一位置に配置された後続のスクレーバ用ディスクローラカツタである。また、 GN1, GN2, GN3は、カツタヘッド 81の回転軸に対して略同一位置に配置された切削方向後列のアンダーカット用ディスクローラカツタであり、 PD4， P D 5, PD6は、カツタヘッド 81の回転軸に対して略同一位置に配置された後続のスクレーパ用ディスクローラ力ッタである。これらディスクローラカツタの機肯も、前述の通りである。尚、 P D 1 + 4 , P D 2 + 5 , P D 3 + 6は、両側式ディスクローラカツタであり、場所をとらないカツタ配置としてある。その他は、片側式ディスク口ーラカツタである。 '

各ディスクローラカツタの位置関係、支持軸と回転軸との為す角の実施例を下表に示す。

図 1 2は、岩盤の切り羽に略垂直にカツタへッドを配置して切削するカツタへッド 9 1の他実施例を示し、同図においても、カツタへッド 9 1は回転しつつ X方向に移動して岩盤 Iを切削する。

この実施例では、切削前方向に多段により多くのディスクローラカツタを配置しており、その配置を、場所をとらない両側式ディスクローラカツタで実現しょうとしている。

次に、本発明による、カツタヘッドを装着した岩盤掘削機の好適な実施形態について説明する。

図 1 3は、図 9に示す力ッタへッドを^着したロードへッダ形式の岩盤掘削機を示している。

岩盤掘削機 1 0 1は、図 1 3及ぴ図 1 4に示すように、クローラ 1 0 2の上方に基台 1 0 3を配設し、基台 1 0 3の前方に掘削ブーム 1 0 4を配設してあり、掘削ブーム 1 0 4は、伸縮用シリンダ 1 0 5によって前後に伸縮し、揺動用シリンダ 1 0 6によって上下に摇動し、また、左右に旋回するようになっている。

そして、掘削ブーム 1 0 4の先端部には前記カツタへッドを装着してあり、カツタへッドを図示しない駆動機構により回転軸を中心として、正逆両方向、所望回転数、回転トルクで回転できるようになつている。

よって、伸縮用シリンダ 1 0 5、揺動用シリンダ 1 0 6によって掘削ブーム 1 0 4を前後に伸縮、上下に揺動させて、カツタヘッドを岩盤の切羽面に直径方向で押圧させ、又、掘削ブーム 1 0 4を左右に旋回させて、カツタヘッドを岩盤の切羽面に回転軸方向で押圧させれば、カツタへッドのディスクローラ力ッタが岩盤に当接し、掘削することができる。

図 1 5は、図 1 1に示すカツタヘッドを装着したロードヘッダ形式の岩盤掘削機 1 1 1を示している。

図 1 7は、図 9に示すカツタヘッドをアタッチメントとして装着したパワーシャベル形式の岩盤掘削機 1 2 1を示している。尚、図 9に示す力ッタへッドに代えて、図 1 1のカツタヘッドを装着してもよい。

図 1 8は、図 9に示すカツタへッドを装着したサーブエスマイナー形式の岩盤掘削機 1 3 1を示している。

本発明のカツタへッドを装着した岩盤掘削機によれば、岩石の圧縮強度が大きくても容易に岩盤を掘削することができ、ローラカツタの磨耗も比較的少なく、ローラカツタが岩盤から浮き上がることがなく、岩盤が擦過されて粉塵が発生することも少なく、又、ローラカツタの岩盤への切り込みを妨げることがなく、カツタへッド全体が岩盤から押し戻されることもない。

Claims

請求の範囲

1 . カツタヘッドドラムに支持軸の方向、ディスク刃先の位置を相違させた異なった切削ラインを有する 2種のディスクローラカツタを配置し、一方を岩盤を剥離切削するアンダーカツト用ディスクローラカツタとし、他方を岩盤を圧縮破砕するスクレーパ用ディスクローラカツタとしたことを特徴とするカツタへ、ド。

2 . 2種のディスクローラカツタを前後、上下方向に多数列配置したことを特徴とする、請求の範囲 1に記載のカツタへッド。

3 . ディスクローラカツタにはディスクを両側に配設した両側式ディスクローラカツタを含むことを特徴とする、請求の範囲 1又は 2に記載のカツタへッド。

4 . スクレーパ用ディスクローラカツタに代えて、スクレ^ "パ用ボタンローラカツタ、回転式ラウンドピック、固定ビット、切削用埋込チップ等を装着したことを特徴とする、請求の範囲 1乃至 3の何れかに記載のカツタへッド。

5 . ズリ排出用べーンを装備したことを特徴とする、請求の範囲 1乃至 4の何れかに記載のカツタヘッド。

6 . 掘削ブームに請求の範囲 1乃至 5の何れかに記載のカツタへッドを装着したことを特徴とする岩盤掘削機。

7. 掘削ブームの軸に略並行に請求の範囲 1乃至 5の何れかに記載の力ッタへッドの軸を装着したことを特徴とする口一ドへッダ形式の岩盤掘削機。

8 . 掘削ブームの軸に略直角に請求の範囲 1乃至 5の何れかに記載の力ッタへッドの軸を装着したことを特徴とするロードヘッダ形式の岩盤掘削機。

9 . 請求の範囲 1乃至 5の何れかに記載のカツタへッドをアタッチメントとして装着したことを特徴とするパワーシャベル形式の岩盤掘削機。

1 0 . 請求の範囲 1乃至 5の何れかに記載のカツタへッドを装着したことを特徴とするサーフェスマイナー形式の岩盤掘削機。