WO2002045429A1

WO2002045429A1 - Procede de distribution de sequences video prises sous differents angles

Info

Publication number: WO2002045429A1
Application number: PCT/JP2000/008429
Authority: WO
Inventors: Masaki Kawasumi
Original assignee: Kabushiki Kaisha Toshiba
Priority date: 2000-11-29
Filing date: 2000-11-29
Publication date: 2002-06-06

Description

明細書

多角映像の配信方法

技術分野

この発明は、複数の角度から撮影した映像（以下、多角映像と称す）を配信する技術に関する。

背景技術

これまでのテレビ放送などの映像配信では、その映像を放映している側の映像のみが扱われていた。

しかしながら、コンサート会場、野球場などに設置してある撮影機からの映像は見る角度によって視聴者の受ける雰囲気が異なり、また視聴者がその時の進行状況に合せて見たいと感じる最適な角度の映像が存在する。

従って、このような個人によってニーズの異なる多様な映像情報を送信する側の選択にまかせるのではなく、情報を受け入れる側において選択できるようにすれば、その個人が必要とする時点で必要な情報を獲得できる点から望ましいと考えられる。

しかしながら、このように情報を受け入れる側で適宜映像を選択することを主眼として構成された映像配信サービス等は未だ存在していない。

本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、視聴者側で任意に映像が選択でき、視聴者個人毎のニーズにあった映像を提供することのできる多角映像の配信方法を提供することにある。

発明の開示この発明の多角映像の配信方法では、利用者が選択した情報に基づいて、異なる角度で撮影した複数の映像の内から 1 以上の映像を選択して利用者に対して配信する。

そしてこの多角映像の配信方法では現在中継放送を行っている映像を配信することができる。

また、この多角映像の配信方法では既に放送が終了した番組の映像を配信することができる。

図面の簡単な説明

図 1 はこの発明の一実施形態に係る多角映像の配信方法が適用されるネットワークシステムの構成を示す説明図。

図 2 はサーバ 2 の概略構成を示すプロック図。

図 3 は多角映像配信システムに新しく会員登録する場合の利用者端末 5 とサーバ 2 との情報授受手順を示す概略のシ一ケンス図。

図 4 は多角映像配信システムのホームページ 2 0 を示す図。

図 5 は申込画面を示す図。

図 6 は登録通知画面を示す図。

図 7 は多角映像配信のための事前準備内容を示すフロー図。

図 8 は多角画面を構成するための指定内容を説明する図図 9 は中継映像の送受信機能に関して映像中継端末 3 とサーバ 2 との情報授受手順を示す概略のシーケンス図。

図 1 0 は多角映像配信サービスの内容に関して利用者端末 5 とサーバ 2 との情報授受手順を示す概略のシーケンス図図 1 1 ·は映像選択画面を示す図。

図 1 2 は番組選択画面を示す図。

図 1 3 は利用者端末 5 に配信された中継映像の映像切替え方法に関して利用者端末 5 とサーバ 2 との情報授受手順を示す概略のシーケンス図。

図 1 4 は中継画面を示す図。

図 1 5 は撮影機を切替えた中継画面 5 0 の構成を示す図図 1 6 は中継画面を示す図。

" 図 1 7 は録画映像配信サービスの内容に関して利用者端末 5 とサーバ 2 との情報授受手順を示す概略のシーケンス図図 1 8 は分野選択画面を示す図。

図 1 9 は番組選択画面を示す図。

図 2 0 は利用者端末 5 に配信された録画映像の操作方法に関して利用者端末 5 とサーバ 2 との情報授受手順を示す概略のシーケンス図。

図 2 1 は録画画面を示す図。

図 2 2 は多角映像配信サービスの利用時間を管理する手順を示すフロー図。

発明を実施するための最良の形態

以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図 1 は、この発明の一実施形態に係る多角映像の配信方法が適用されるネットワークシステムの構成を示す図である。図 1 に示すように本ネットワークシステムは、通信回線 1 に対して接続されている、サービス提供サーバ 2 (以下、サーバ 2 と称す）、複数の映像中継端末 3 、この映像中継端末 3 に接続された複数の撮影機 4及び複数の利用者端末 5 とで構成されている。

ここで、通信回線とは広く情報の送受信に用いられる経路のことで、導電線、光ファイバなどの有線を用いた通信に限られず、光、音波、電波などを用いた無線通信も含まれる。

また、サーバ 2 は多角映像を提供するサービス提供業者の所有するコンピュータなどの情報処理端末、映像中継端末 3 は撮影された多角映像信号をサーバ 2 に送信するための端末撮影機 4 は映像中継端末 3 に撮影した映像信号を入力するように構成された映像撮影装置、利用者端末 5 は多角映像の配信サービスを受ける利用者が所有する情報処理端末である。

尚、映像中継端末 3 は撮影現場に設けられて実況中継された多角映像を送信するだけでなく、フィルムスタジオに設置されて編集された多角映像を送信する場合にも用いられる。また、この映像中継端末 3 は通信回線 1 と接続可能であれば世界中のあらゆる場所に設置することができることはレ、うまでもない。

次に、この多角映像の配信サービスである多角映像配信システムに用いられるサーバ 2 の具体的構成及ぴ具体的動作を順次説明する。

図 2 は、サーバ 2 の概略構成を示すブロック図である。このサーバ 2 内には、通信回線 1 上に自己が作成した各ホームページを公開するとともに、各端末上で操作入力された各情報を受信し、且つ各種情報交換を実施する通信インターフェース 1 0 が設けられてレヽる。さらに、このサーバ 2 には、この多角映像配信システムの受付などの処理を行うホームページ表示部 1 1 、多角映像配信システムに新たに加入する利用者の登録サービスを行う会員登録部 1 2 、多角映像システムの利用者に対して映像を配信する多角映像配信部 1 3 、多角映像を配信するための準備を行う多角映像準備部 1 4 、撮影された多角映像を内部メモリに保存するための多角映像格納部 1 5 、多角映像配信サービス状況を管理するサービス管理部 1 6及ぴこれらのサービスを行うための各種データを記憶してあるメモリ部 1 7 が設けられてレヽる。

そして、多角映像配信部 1 3 には、多角映像の放送予定に従って現在中継されている映像を配信する中継映像配信部 1 3 a と、利用者からの要求に応えて既に放送が終了した映像を配信する録画映像配信部 1 3 b が備えられている。

そして、メモリ部 1 7 には、多角映像配信サービスを利用することのできる会員の個人情報データを記憶した会員データメモリ 1 7 a 、多角映像の放送予定および当該映像の格納アドレスを記憶したスケジュールデータメモリ 1 7 b 及ぴ多角映像等を記憶した多角映像データメモリ 1 7 c が設けられている。

図 3 は、多角映像配信システムに新しく会員登録する場合の利用者端末 5 とサーバ 2 との情報授受手順を示す概略のシ一ケンス図である。

先ず、サーバ 2 ではホームページ表示部 1 1 が起動して、多角映像配信システムのホームページを作成して、ィンターネット上に公開する（ S 1 ) 。

図 4 は、多角映像配信システムのホームページ 2 0 を示す図である。

ホームページ ₂ 0 には、既に会員となっている利用者が I D とノスワードを入力するパスワード入力欄 2 1 と未加入の利用者が操作する新規加入釦 2 2 が設けられている。

尚、英語による表示を希望する場合は、 E n g 1 i s h釦 2 1 d をクリックすれば、本ホームページ 2 0 を含む全ての表示が英語表記となる。

利用者が新規加入釦 2 2 をクリックする（ S 2 ) と、サーパ 2 では会員登録部 1 2が起動して図 5 に示す申込画面 2 3 を表示する（ S 3 ) 。

利用者が申込欄 2 4 に名前、住所、電話番号、メールアドレス及びパスヮードなどを入力して実行釦 2 5 をクリックすると、申込内容がサーバ 2 に送られる（ S 4 ) 。サーバ 2 では会員登録部 1 2 が起動して申込内容をチックし、記載不備の有無と重複登録の有無を確認する。チェック結果が正常の場合は、図 6 に示す登録通知画面 2 6 を利用者端末 5 に表示する（ S 5 ) 。

この登録通知画面 2 6 には、入力された項目と共に I D 、パスワード等が表示されている。利用者はこれ以降、この I D 、パスヮードを用いて本多角映像配信システムを利用することができる。

利用者は個人情報欄 2 7 に表示された内容を確認した後、実行釦 2 8 をクリックすると、この指令がサーバ 2 に送られサーバ 2 の会員登録部 1 2 は、前記個人情報欄 2 7 に表示した内容に基づいて、利用者の個人情報データを作成しメモリ部 1 7 の会員データメモリ 1 7 a に格納する。

サーバ 2 は続いてサービス提供業者に対して、新しく会員となった利用者に対して、会費支払方法等を記載した契約書類、多角放送番組表等を送付せしめるように指示出力を行う，サービス提供業者はこの指示に従って必要書類を利用者に送付する（ S 1 7 ) 。

以上で、会員登録の手続きが完了する。

図 7 は多角映像配信のための事前準備内容を示すフロー図である。

多角映像を配信するに先立ち、サービス提供業者が予めサーバ 2 に対して入力装置（図示していない）から準備内容を入力する。サーバ 2 では多角映像準備部 1 4 が起動されてこの準備処理を行う。

多角映像準備部 1 4 は予約情報として、放送時間帯、放送チャネル、使用カメラ台数、番組識別コードなどを受取ると ( S 1 0 ) 、スケジュールデータメモリ 1 7 b の該当した時間帯に予約した旨の情報を書込み（ S 1 1 ) 、多角映像データメモリ 1 7 c に当該データを格納するためのエリアを確保しそのエリアのアドレスをスケジュールデータメモリ 1 7 b に記録する（ S 1 2 ) 。

多角映像準備部 1 4 は、続いて画面を構成するための指定情報を受取け取り（ S 1 3 ) 、それに基づいて画面に表示する撮影機との対応関係など関連したデータを作成する（ S 1 4 ) 。

図 8 は多角画面を構成するための指定内容を説明する図でめる。

本図は野球中継の場合の画面構成を指定する場合の例を示すもので、この多角構成画面 3 0 は、カメラ配置画面 3 1 、テレビ画面 3 2 、カウント画面 3 3及ぴスコアボード画面 3 4 の 4 つの画面で構成されている。多角映像準備部 1 4 は先ず多角構成画面 3 0 の各画面の大きさ、配置などに関する指定入力に基づいてこの画面を構成する。

ここで、カメラ配置画面 3 1 には野球場の平面図 3 1 a と複数の撮影機 3 1 b 〜 3 1 g の位置がグラフィカルなマークで示されている。このカメラ配置図 3 1 は野球中継にあわせて予め作成されたものである。

テレビ画面 3 2 は前記複数の撮影機のうちいずれかの映像が表示されるもので、本構成では例えば撮影機 3 1 b の映像が表示されるように指定する。

カウント画面 3 3 には、打者のカウント等（ストライク、ポール、アウト）と走者の出塁状況を示すダイヤモンドが表示されている。この表示は現地で作成した映像信号の一つとして入力されるため、どの映像信号がこの画面領域に表示されるかの指定を行う。

スコアボード画面 3 4 も同様に現地で作成した映像信号の一つが入力されるため、どの映像信号をこの画面領域に表示するかを指定する。

以上のように画面構成を行った情報は、多角映像データメモリ 1 7 c に格納する（ S I 5 ) 。

図 9 は、中継映像の送受信機能に関して映像中継端末 3 とサーバ 2 との情報授受手順を示す概略のシーケンス図である（複数の撮影機からの信号は映像中継端末 3 に所定の順序で接続されている。

準備が完了したときに、映像中継端末 3 の操作者は番組識別コードなどを入力して映像送信可能の旨を知らせる（ S 2 0 ) 。サーバ 2 では多角映像格納部 1 5 が起動され、受取つた番組識別コードをもつ放送予定番組に関するデータをスケジュールデータメモリ 1 7 b から抽出して、撮影機からの映像データを格納するべき多角映像データメモリ 1 7 c のエリァのァドレスを取り出す。

格納準備が完了して、映像中継端末 3 に対して受入準備が完了した旨の信号を送信する（ S 2 1 ) と、映像中継端末 3 では各撮影機から入力される複数の映像データを撮影機の識別番号と共にサーバ 2 に対して送信を開始する（ S 2 2 ) 。

サーバ 2 では、多角映像格納部 1 5 が起動し、送信される映像信号を多角映像データメモリ 1 7 c 中の撮影機毎に割り当てられた領域に格納する。

図 1 0 は、多角映像配信サービスの内容に関して利用者端末 5 とサーバ 2 との情報授受手順を示す概略のシーケンス図である。

利用者が多角映像配信システムにアクセスすると、サーバ 2 のホームページ表示部 1 1 が起動して、. 利用者端末 5 の画面に図 4 に示すホームページ 2 0 を表示する（ S 3 0 ) 。このホームページ 2 0 の I D入力欄 2 1 a とパスワード入力欄 2 1 b に会員登録時に取得した I D とパスワードを入力して実行釦 2 1 c をクリックするとその I D とノスワードがサーノ 2 に送られる（ S 3 1 ) 。

サーバ 2 のサービス管理部 1 6 は受取った I D とパスヮードから会員データメモリ 1 7 a をチェックし、登録されている正しい I D とパスヮードであれば、利用者端末 5 に対して図 1 1 に示す映像選択画面 3 5 を表示する（ S 3 2 ) 。

映像選択画面 3 5 には、多角映像配信システムのサービス内容である、中継映像配信釦 3 6 、録画映像配信釦 3 7が表示されている。

利用者が映像選択画面 3 5 上で中継映像配信釦 3 6 をクリックする（ S 3 3 ) と、サービス管理部 1 6 が起動してスケジュールデータメモリ 1 7 b を検索し、図 1 2 に示す番組選択画面 4 0 を表示する（ S 3 4 ) 。

番組選択画面 4 0 では、番組表示欄 4 1 に各.チャネル毎の番組が表示されている。この表示では現在中継が行われている番組が色を変えて強調して表示されているため、一目で確認することができる。尚、ここに表示される番組は、国内の番組だけではなく海外から中継される番組も含んでいる。また、専門チャンネルも用意されているため利用者は好きな内容を選択することができる。

利用者はこの番組の中から見たい番組を選択するが、その際に映像表示モードを指定することができる。

映像表示モードは画面下部に設けた釦で選択する。現在から見る釦 4 2 を選択した場合は、現在流れている番組の映像を直ちに見ることができる。始めから見る釦 4 3 を選択した場合は、その番組の開始時点からの映像を見ることができる（利用者が番組表の見たい番組をクリックするとその番組の色が変化して選択されたことが差別して表示される。続いて . 釦 4 2 または 4 3 をクリックすると選択された番組と表示モードに関する情報がサーバ 2 に送られる（ S 3 5 ) 。

サーバ 2 ではサービス管理部 1 6 が中継映像配信部 1 3 a に対して表示すべき多角映像データメモリ 1 7 c のアドレスを指定して当該利用者端末 5 に映像を配信するように指示する。そして、課金処理を行うため、配信を開始した時刻を会員データメモリ 1 7 a に格納する。

中継映像配信部 1 3 a は指定された多角映像データメモリ 1 7 c のアドレスを参照して、画面構成情報と映像データを取出して編集し利用者端末 5 に配信を開始する（ S 3 6 ) 。

図 1 3 は、利用者端末 5 に配信された中継映像の映像切替え方法に関して利用者端末 5 とサーバ 2 との情報授受手順を示す概略のシーケンス図である。

サーバ 2 は利用者端末 5 に向けて図 1 4 に示す中継画面 4 5 を送信する（ S 4 0 ) 。 .

中継画面 4 5 の上欄 4 6 にはサービス内容である [中継映像] の表示がされ、下欄 4 7 には画面の種類である [シングル画面] の表示がされている。尚、この下欄 4 7 には [シングル画面] の他に [マルチ画面] を選択するためのタブが設けられている。そして画面表示欄 4 8 には選択された番組である野球中継の映像が予め定められた構成に従い多角画面 3 0 で表示される。，

尚、この多角画面 3 0 は前述の図 8 と同一構成であるため . 図 8 と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明を省略する。

多角画面 3 0 の主たる映像表示部分であるテレビ画面 3 2 には撮影機 3 1 b で撮影した映像が表示されているが、これはカメラ配置画面 3 1 において撮影機 3 1 b のマークが色を変えて表示されていること力ら直ちに確認することができる , 利用者が撮影機 3 1 c の映像をテレビ画面に表示したい場合は、撮影機 3 1 c のマーク上にカーソルを移動してクリックするとその情報がサーバ 2 に送信される（ S 4 1 ) 。

サーバ 2 では、中継映像配信部 1 3 a が多角映像データメモリを検索し、これまで送信していた撮影機 3 l b の映像に替えて撮影機 3 1 c の映像データを抽出して、テレビ画面 3 2 に表示する（ S 4 2 ) 。

図 1 5 は、撮影機を切替えた中継画面 5 0 の構成を示す図である。

本図の多角画面 3 0 においては、テレビ画面 3 2 には撮影機 3 1 c の映像が表示されると共に、カメラ配置画面 3 1 では撮影機 3 1 c のマークの色が替えて表示される。

このようにして、利用者は異なった角度からの中継映像を簡単に切替えて楽しむことができる。

次に、利用者が中継画面 5 0 の下欄 4 7 で [マルチ画面] を選択するとその情報がサーバ 2 に送られ（ S 4 3 ) ，サーパ 2 はこれに対して利用者端末 5 に向け図 1 6 に示す中継画面 5 5 を送信する（ S 4 4 ). 。

利用者がマルチ表示を希望する複数の撮影機のマークをクリックすればその撮影機のマークの色が替えられ、選択されたことが示される。選択を取り消すときには当該マークを再度クリックすれば良く、そのときはマークの色が元に戻ることで確認することができる。

複数の撮影機を選択した後、実行釦 5 6 をクリックすると選択情報がサーバ 2 に送られる（ S 4 5 ) 。サーバ 2 では中継映像配信部 1 3 a が起動して、多角映像データメモリ 1 7 c から選択された複数撮影機の映像を抽出し、テレビ画面 3 2 に複数画面を分割表示して利用者端末 5 に送信する（ S 4 6 ) 。

このようにして、利用者は異なった角度からの中:継映像をマルチ画面で同時に見ることができる。：

図 1 7 は、録画映像配信サービスの内容に関して利用者端末 5 とサーバ 2 との情報授受手順を示す概略のシーケンス図である。

利用者が映像選択画面 3 5 上で録画映像配信釦 3 7 をクリックする（ S 5 0 ) と、サービス管理部 1 6 が起動してスケジュールデータメモリ 1 7 b を検索し、図 1 8 に示す分野選択画面 6 0 を表示する（ S 5 1 ) 。

利用者が分野表示欄 6 1 の分野を選択してクリックするとその情報がサーバ 2 に送られ（ S 5 2 ) 、サービス管理部 1 6 はスケジュールデータメモリ 1 7 b を検索して該当分野に属する番組の一覧を表示した図 1 9 に示す番組選択画面 6 5 を表示する（ S 5 3 ) 。

番組選択画面 6 5 の番組欄 6 6 には、当該分野に属する番組のタイトル、録画時間等の情報が記載されて表示されている。利用者が見たい番組をクリックするとその番組の色が変化して選択されたことが差別して表示される。続いて実行釦 6 7 をクリックすると、選択した番組の情報がサーバ 2 に送信される（ S 5 4 ) 。

サーバ 2 ではサービス管理部 1 6 が録画映像配信部 1 3 b に対して多角映像データメモリ 1 7 c のアドレスを指定して当該利用者端末 5 に映像を配信するように指示する。そして課金処理を行うため、配信を開始した時刻を会員データメモリ 1 7 a に格納する。

録画映像配信部 1 3 b は指定された多角映像データメモリ 1 7 c のァドレスを参照して、画面構成情報と映像データを取出して編集し利用者端末 5 に配信を開始する（ S 5 5 ) 。

図 2 0 は、利用者端末 5 に配信された録画映像の操作方法に関して利用者端末 5 とサーバ 2 との情報授受手順を示す概略のシーケンス図である。

この録画映像においても、前述の中継映像と同様にシングル画面及びマルチ画面を切替えて表示することができるため利用者端末 5 からマルチ画面の表示要求がなされた場合はサーバ 2 は図 2 1 に示す録画画面 6 0 を利用者端末 5 に送信する（ S 6 0 ) 。

この録画画面 6 0 は前述の中継画面 5 5 と比べて映像操作欄 6 1 が設けられている点のみが異なった構成であって、この映像操作檷 6 1 には、再生釦 6 1 a 、一時停止釦 6 1 b、所定時間戻し釦 6 1 c 及び所定時間送り釦 6 1 d が備えられている。

これらの釦はいずれか一つのみが操作できるようになっており、一つの釦による動作が進行中に別の釦が押された場合は前の釦の動作は無効になり、新しい釦の動作が開始される , 再生釦 6 1 a は映像の配信を開始または再開する指令（ S 6 1 ) 、一時停止釦 6 1 b は映像の配信を中止する指令（ S 6 2 ) 、所定時間戻し釦 6 1 c は所定時間前の映像から再生する指令（ S 6 3 ) 、所定時間送り釦 6 1 d は所定時間後の映像から再生する指令（ S 6 4 ) をそれぞれサーバ 2 に送信する。

従って、この操作信号を用いれば、同じ場面を種々の異なつた角度からの映像を組み合わせて何度でも見ることができる。

図 2 2 は多角映像配信サービスの利用時間を管理する手順を示すフロー図である。

利用時間の管理はサーバ 2 のサービス管理部 1 6 が担当する。利用者端末 5 からの要求に基づいて配信を開始した時点で会員データメモリ 1 7 a の当該会員のデータエリアに開始時刻を格納する（ S 7 0 ) 。そして、利用者端末 5 への配信を中止した時点でその時刻を把握し（ S 7 1 ) 、前記開始時刻との差を算出して会員データメモリ 1 7 a の当該会員のデ一タエリアに加算する（ S 7 2 ) 。このようにして、映像配信サービスを行った実績時間が累積されるが、多角映像を配信した時のみ有料とする場合には例えば、多角映像を配信した時間のみを選択して加算することもできる。

そして毎月の所定日には、サービス管理部 1 6 が各会員毎に多角映像配信システムを使用した時間を会員データメモリ 1 7 a の実績値から抽出し（ S 7 5 ) 、この時間に応じて請求金額を算定する。月間の使用時間が所定の値よりも少ない場合は基本料金であるが、所定の値よりも多い場合は超過した時間に対して、これまで利用した累計時間別に定めたランク毎に設定した料金を算出する（ S 7 6 ) 。

そして、このようにして算出した料金は、サービス提供業者に対して利用者に請求するよう指示出力する（ S 7 7 ) 。

尚、本実施の形態ではサーバ 2側で画面を構成して利用者端末 5 に配信しているが、本発明はこの形態に限定されるものではない。例えば、ストリーミング技術を適用してサーバ 2 にその技術に対応した仕組みを構成し、利用者端末に必要となるプラグインソフトを組込んで構成しても良い。

さらに利用者端末 5 に複数の撮影機からの映像データと画面構成情報を配信し、利用者端末 5側でカメラ配置画面を用いて映像を多角に切替えて表示するように構成することもでさる。

また、本発明はコンピュータを用いた多角映像配信に限定されるものではない。

例えば、衛星放送を含むテレビ放送において、放送局から複数チャネルの映像信号と画面構成情報を送信し、利用者の所有するテレビ受像機側で本実施の形態で説明した操作によつて多角映像を表示させることも可能である。

更に、映像配信の他の形態として、 C D 、 D V Dなどの記録媒体に多角映像を記憶させ、その信号を用いて本実施の形態で説明した操作によって多角映像を表示させることも可能である。

産業上の利用可能性

以上説明したようにこの発明は、通信回線を利用したサービス事業を実現するビジネスの分野、このサービス事業に用いられる情報記憶媒体を製造、使用する分野、この情報記憶媒体を記憶再生可能な装置の技術分野に有効である。

Claims

請求の範囲

( 1 ) 通信回線を介して利用者端末に接続され、この利用者端末に対して利用者が操作入力した情報に基づいて、異なる角度で撮影した複数の映像の内から 1 以上の映像を選択して前記利用者端末に対して配信する映像配信段階を備えたこと

を特徴とする多角映像の配信方法。

( 2 ) 請求項 1 記載の多角映像の配信方法において、前記利用者端末に対して、前記異なる角度から撮影する複数の撮影機の配置を示した撮影機配置画面を表示させる段階と、

前記撮影機配置画面上で特定された撮影機を示す情報を受取る撮影機特定段階とを備え、

前記映像配信段階は、前記特定された撮影機が撮影した映像を配信すること

を特徴とする多角映像の配信方法。

( 3 ) 請求項 2記載の多角映像の配信方法において、前記映像配信段階は、現在中継放送を行っている映像を配信する中継映像配信段階を備えたことを特徴とする多角映像の配信方法。

( 4 ) 請求項 2記載の多角映像の配信方法において、前記映像配信段階は、利用者端末からの要求に応じて現在中継放送を行っている番組の映像を、その番組の放送開始時点からの映像を配信するオンデマンド映像配信段階を備えたことを特徴とする多角映像の配信方法。

( 5 ) 請求項 2記載の多角映像の配信方法において、前記映像配信段階は、既に放送が終了した番組の映像を配信する録画映像配信段階を備えたことを特徴とする多角映像の配信方法。

( 6 ) 請求項 2記載の多角映像の配信方法において、前記利用者端末に対して、放送時刻と番組内容が記載された番組表を表示する番組表表示段階と、

前記番組表表示画面上で特定された番組を示す情報を受取る番組情報受取り段階と、

前記特定された番組の多角映像を配信する特定映像配信段階と

を備えたことを特徴とする多角映像の配信方法。

( 7 ) 通信回線を介して利用者端末に接続され、この利用者端末に対して異なる角度で撮影した複数の映像を配信する段階と、

異なる角度から撮影する複数の撮影機の配置を示した撮影機配置画面を配信する段階と

を備えたことを特徴とする多角映像の配信方法。