JP2004023315A - 視聴映像課金方法及びシステム - Google Patents

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平澤 満
Yasuo Nakazawa
中澤 康夫
Yoshiko Tanaka
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Abstract

【課題】視聴者が特定の対象を撮影しているカメラ映像を選択可能で、その対象にフォーカスした映像コンテンツの視聴を別料金として課金し、視聴者の視聴情報を分析する視聴情報分析方法を提供することにある。
【解決手段】あるコンテンツを撮影する複数の映像カメラによって撮影された映像の中から視聴者が選択した映像を視聴者が選択した画面レイアウトで表示し、その表示された映像や画面レイアウトによるその映像の画面占有率をもとにそのコンテンツに対する課金処理を行う。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンテンツ課金に関する視聴情報参照分析方法及びシステムに関し、特に、複数の映像を提供している映像コンテンツに対して、視聴者が映像を選択可能で、その選択映像コンテンツに課金する視聴映像課金方法及びシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の放送局などの番組提供方法は、番組制作側でスポーツなどの対象映像に対して、複数の映像カメラを用いて撮影した映像データをモニタ画面上に映し出し、実際に放送する映像と放送しない映像をスイッチングによる映像切り替えによって番組を制作し、放送するものであった。例えば、サッカー、野球などのスポーツにおいては、競技場内に設置される複数の映像カメラにより撮影される映像データを切り替えして放送するが、基本的にはボールの動きに併せて切り替えられるものである。また、音楽ライブなど、特に複数人で構成されているグループの場合においては、番組制作側がステージに向けて複数の映像カメラにより撮影される映像データを切り替えして放送するが、基本的には歌を歌っている間はボーカル中心の映像が放送され、間奏にギタリストなどに映像を切り替えて放送されるものが多い。
【0003】
尚、視聴者が希望する視点からの映像を提供することのできる番組を提供する技術については、特開2001−309342号公報に記載されており、本公報には、ある被写対象に対して複数の異なる方向から撮影された映像データから番組を制作し、映像データ毎に異なるチャネルから視聴者所望の映像を配信するもの技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のスポーツ、音楽ライブなどコンテンツ配信は、視聴者の見たい映像およびアングルにより制作された番組を提供するものではなく、番組制作側のスイッチングによる切り替えによって、複数の映像カメラで撮影された映像を、編集機器を用いて制作された番組として提供するものであるため、必ずしも視聴者が見たい映像が配信されるわけではないという問題があった。例えば、サッカーの生中継番組の視聴者が、実際に放送されているボールを持った選手の映像ではなく、他の映像カメラで撮影されている守備体系の映像やベンチの映像を選択して視聴するということはできなかった。
【0005】
本発明の目的は、上記問題を解決し、撮影された複数の映像の中から、視聴者が要求する映像を含む複数の映像を同一画面上に表示し、要求する映像に応じた視聴情報に基づいて課金処理を行うことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、複数のカメラによって撮影された映像を配信し、配信される映像の中から視聴者によって選択された映像を、視聴者の要求に応じた画面レイアウトで表示し、選択表示された映像に対する課金を行うものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
【0008】
図1は、本実施形態の概略を示すシステム構成図である。本システムは、視聴者端末1、コンテンツ製作配信管理装置2、およびそれらを結ぶネットワーク112とからなる。視聴者端末1は、視聴者が要求する映像や視聴者の映像視聴に関する視聴情報を、コンテンツ制作配信管理装置2との間で送受信する送受信部101と、コンテンツ製作配信管理装置2から送信された映像コンテンツを表示するコンテンツ表示部102と、映像コンテンツを視聴者が要求する画面レイアウトに従って、コンテンツ表示部102に表示する画面を処理する画面表示処理部103、映像コンテンツの中から視聴する映像を選択する入力を行う入力部113とから構成される。コンテンツ制作配信管理装置2は、視聴者端末1に映像を送信したり、視聴者端末1との間で視聴情報を送受信したりする送受信部104と、視聴要求に基づき映像コンテンツの制作を行うコンテンツ制作部105と、コンテンツ制作部105によって制作された映像コンテンツを視聴者端末1に配信するコンテンツ配信部106と、視聴者端末1から送信される視聴情報を収集・分析する視聴情報分析処理部107と、有料コンテンツの課金処理を行う課金処理部108と、視聴者端末1に配信する映像コンテンツを保有する映像情報データベース109と、視聴処理分析処理部107が処理した視聴情報をもとに、視聴者がどの映像コンテンツにどのくらいアクセスしているかなどの視聴情報を保有する視聴情報データベース110と、視聴者に配信される映像を撮影するための映像カメラが、どの対象を撮影しているか等の情報を保有している撮影対象データベース111から構成される。そしてネットワーク112は、視聴者端末1とコンテンツ制作配信管理装置2とを結び、双方向通信可能な大容量、広帯域なデジタルネットワークである。また、ネットワーク112は、有線/無線を問わず、上り方向、下り方向のネットワークが別のネットワークとして構成されていてもよい。
【0009】
図2は、本実施形態で使用する映像カメラの設置位置を示す一例である。図2では、サッカー競技場において、サッカーの生中継模様をいくつかのアングルから撮影してその映像を視聴者に配信するために、競技場各所に映像カメラを設置している場合を表している。ここで、Aカメラは競技場全体を撮影し、Bカメラは左側の選手を撮影し、Cカメラは右側の選手を撮影し、Dカメラはゴールキーパー選手の撮影をしている一例を表している。これらの撮影対象情報は後述する図6に示すように、撮影対象データベース111に保有されている。
【0010】
図3は、図2におけるAカメラ〜Dカメラの各映像カメラそれぞれの撮影画面を示す一例である。
【0011】
図4は、視聴者端末1のコンテンツ表示部102に表示される視聴画面の操作及び画面遷移例を表している。画面401は、その番組制作者側が通常設定した映像を配信している「通常映像画面」を表している。画面402は、撮影対象に対して複数設置された映像カメラが、それぞれ何の映像をとらえているかを示す画面である。本実施の形態においては、どの映像カメラがどの選手を撮影しているかを示すことになる。さらに、画面402では、ある選手が映像カメラに撮影されていない場合は、選手に対し「映像無」と表示される。
【0012】
また、画面402には、複数の映像カメラが撮影している映像に対する視聴者の選択状況が表示される。具体的には、他視聴者が、ある映像カメラがとらえている選手をどれくらいの数の人が見ているのかというユーザ数の情報を数値で表示する。画面402では数値表記にしているが、棒グラフなどのグラフ形式で表示することも可能である。この選択状況に関する数値は、視聴者端末1から送信される視聴情報をもとに、コンテンツ制作配信管理装置2の視聴情報分析処理部107が計算し、その計算結果は視聴情報データベース110に格納される。
【0013】
視聴者は、希望の映像を選択するにあたり、事前に他視聴者の選択状況を参照できる。画面402では、視聴者が「I選手を撮影するCカメラ」による映像を■ボタンで選択したという画面例を表している。
【0014】
さらに、映像として撮影されていない選手の場合は、■ボタンは同時に投票機能を有しており、映像として撮影されていない選手に対して投票ができる。そして、投票数によってある映像カメラが撮影する選手を切り替えるという構成も可能である。例えば、どの映像カメラにも撮影されていない選手(V選手)の投票数が、ある映像カメラに撮影されている選手(II選手)の投票数の数値を上回ると、II選手に代わってV選手がDカメラで撮影対象となる。これにより、視聴者はV選手の映像が視聴可能となる。
【0015】
画面403は、画面402によって選択した選手を、どのようなレイアウトで画面に表示するかを選択する画面を示す。視聴者は、視聴者端末1の入力部113から、画面メニューに従って、視聴を要求する画面、画面数、画面レイアウトを選択する。画面403においては、視聴を要求する画面として「全体」の「無料」画面及び「I選手」の「有料」画面を■ボタンで選択し、同一画面上に表示する画面数として「2画面」を選択し、及び画面レイアウトとして、2番目の画面レイアウトを選択した画面の一例を表している。この際に、後述する図6の撮影対象データベース111を参照し、各画面が無料視聴画面か有料視聴画面かの区別も表示する。
【0016】
画面404は、画面403で選択した映像を視聴者端末1の画面表示処理部103で、画面403で選択した通りの全体の無料画面、及びI選手の有料画面の2画面、画面レイアウトは2番目を選択し、表示した一例を表している。ここで選択した複数の映像を、マルチチャンネル同時再生可能な機能を有している画面表示処理部103で同時に取り込み、コンテンツ表示部102に表示する。ここで、映像を配信するための画像圧縮技術、配信ソフトウェア、あるいは動画を再生するソフトウェアの種類を限定するものではない。
【0017】
図5は、視聴情報データベース110に格納された視聴情報のテーブル構成を示す図である。視聴情報データベース110は、視聴者のIDと氏名を登録し、その視聴者が、どの映像カメラによる映像を何時から何時まで何分間視聴しているか、それぞれの映像カメラによる映像の画面占有率がどの程度か、どの画面パターンで視聴しているかを表している。
【0018】
図5は、視聴者ID「ABC123」の視聴者「鈴木一郎」は、Aカメラが撮影した映像による無料視聴画面を「19:10」から「19:20」までの10分間は通常画面パターンで視聴し、「19:20」からCカメラが撮影した映像である有料視聴画面を追加・変更し、画面パターン2−2で視聴中ということを表している。その際の現在の画面占有率は、Aカメラが「75%」、Cカメラが「25%」となっている。画面パターンについては後述する。
【0019】
また、視聴者ID「XYZ456」の視聴者氏名「山田健二」は、Aカメラが撮影した映像である無料視聴画面を「19:00」から「19:20」までの20分間は通常画面パターンで視聴し、「19:20」からBカメラが撮影した映像である有料視聴画面を追加・変更し、「19:40」までの20分間は、画面パターン2−1で視聴し、さらに「19:40」からDカメラが撮影した映像である有料視聴画面を追加・変更し、「20:30」までの50分間は、画面パターン3−4で視聴したことの履歴情報を表している。尚、ここで表示している画面占有率は最終画面パターンの占有率を表示しているが、それぞれの画面を追加・変更した際の時間帯の画面占有率の履歴情報も保有しているものとする。画面パターンにおいては後述する図7で詳細を説明する。
【0020】
図6は、撮影対象データベース111の視聴情報のテーブル構成を示す図である。このデータテーブルに含まれる項目としては、それぞれの映像カメラがどの撮影対象を、どの設置場所から撮影し、その映像は課金される対象のものかどうか(有料で提供されるか無料で提供されるか)を示す情報がある。このうち、課金対象の項目が、図4の画面403の画面メニューにおいて「無」「有」(無料か有料か)として表示される。
【0021】
図7は、図5における画面パターンの詳細を示す図である。図5の画面パターンの番号に合致する画面レイアウトの種類を示しているもので、コンテンツ制作配信管理装置2の撮影対象データベース111に画面パターン番号と画面レイアウトを対応させて記憶している。この画面レイアウトの通りに表示するには、視聴者端末1は、コンテンツ制作配信管理装置2から送信された複数映像と画面レイアウトデータを一旦記憶部114に格納し、画面表示処理部103がそれらの映像を要求された画面レイアウトに編集し、コンテンツ表示部102に表示する。また、課金に必要な視聴者の視聴情報は、視聴者端末1の送受信部101からコンテンツ制作配信管理装置2の送受信部104に送信される。視聴情報分析処理部107の処理結果から、視聴者ニーズの高い画面レイアウト構成のパターンを分析し、新たな画面レイアウトの付加などに反映することもできる。
【0022】
図8は、視聴者が視聴者端末1により映像を選択して視聴する場合の、視聴者端末1とコンテンツ制作配信管理装置2の処理を示すフローチャートである。ここでは、視聴者はコンテンツ配信プロバイダとの視聴契約、視聴者の認識プロセスに関しては完了していることを前提にしている。
【0023】
まず、視聴者によって、視聴希望のコンテンツに関する情報が入力部113に入力されると、視聴者端末1の送受信部101は、その情報をコンテンツ制作配信管理装置2に送信し、コンテンツ制作配信管理装置2からそのコンテンツを受信するとともに、そのコンテンツに関する視聴情報を受信する。そして、コンテンツ表示部102にそのコンテンツの映像と視聴情報を表示する(ステップ801)。このとき、視聴者端末1が受信して表示するコンテンツの映像は、図4における画面401の「通常映像画面」にしてもよい。また、図4の画面402は、視聴情報が表示されている画面例である。この表示された視聴情報は、そのコンテンツに対する他視聴者の視聴状況を確認するために利用されてもよい。
【0024】
次に、コンテンツ表示部102に表示されたコンテンツに関して、どの映像カメラで撮影されているどの映像を選択するか、及びどの画面レイアウトでの表示を選択するかに関する情報を入力部113から選択入力する(ステップ802)。ここで選択される映像は複数であってもよい。ステップ802における選択画面例が、図4の画面403に示されている。
【0025】
その後、送受信部101は選択された情報をコンテンツ制作配信管理装置2に送信する(ステップ803)。コンテンツ制作配信管理装置2の送受信部104がその情報を受信すると、それをもとに、映像情報データベース109から対応する映像を抽出し、コンテンツ配信部106はその映像を視聴者端末1に配信する。また、撮影対象データベース111に蓄積されている画面レイアウトの中から、選択されたレイアウトパターンを抽出し、送受信部109がそれを視聴者端末1に送信すると、視聴者端末1の送受信部101が映像と画面レイアウト情報を受信する(ステップ804)。コンテンツ表示部102は、受信した映像を受信した画面レイアウトパターンで表示する(ステップ805)。このとき、表示された内容に関する視聴情報が、一旦記憶部114に格納され、その後送受信部101がコンテンツ制作配信管理装置2に送信する。
【0026】
次に、画面表示処理部103が、視聴途中で映像の追加・変更により画面レイアウトの変更を行うかどうかの入力が入力部113からされたか否かを判断する(ステップ806)。入力された場合は、それまで視聴されていた映像の視聴開始時刻・終了時刻、視聴時間、及びその際の画面パターンによる、それぞれの映像の画面占有率などの視聴情報を、送受信部101がコンテンツ制作配信管理装置2に送信する(ステップ807)。そして、ステップ801に戻り、追加・変更された映像に関する視聴情報を受信して、表示する。ステップ807で送信される視聴情報の例は、例えば図5におけるID「ABC123」の「鈴木一郎」のデータである。
【0027】
ステップ806で、映像や画面レイアウトの変更が入力されなかった場合は、画面表示処理部103は、入力部113から視聴者による視聴終了の入力が行われたか、またはコンテンツ制作配信管理装置2からコンテンツ配信が終了したか否かを判断を行い(ステップ808)、どちらも終了していない場合は、ステップ805に戻り、コンテンツ表示部が現在表示している映像を表示し、どちらかが終了した旨の情報を受信した場合は、表示を終了する。このとき、表示を終了したコンテンツに関する視聴開始時刻・終了時刻、視聴時間、及びその際の画面パターンによるそれぞれの映像の画面占有率などの視聴情報を、視聴者端末1からコンテンツ制作配信管理装置2に送信する(ステップ809)。ステップ809で送信される視聴情報の例は、図5におけるID「XYZ456」の視聴者「山田健二」のデータである。
【0028】
図9は、視聴者端末1の送受信部101から送信された視聴情報により、コンテンツ制作配信管理装置2が行う処理を示すフローチャートである。
【0029】
送受信部104は、視聴者端末1の送受信部101から送信される視聴者毎の視聴開始時刻・終了時刻、視聴時間、及びその際の画面パターンによるそれぞれの映像の画面占有率などの視聴情報を受信する(ステップ901)。この視聴情報は、図8におけるステップ805で表示された映像に関する視聴情報や、ステップステップ807、809で送信される視聴情報が相当する。
【0030】
次に、視聴情報分析処理部107は、ステップ901で受信した視聴情報を収集して、その結果を視聴情報データベース110に蓄積する(ステップ902)。視聴情報データベース110の情報蓄積内容は、図5に示す通りである。
【0031】
次に、課金処理部108は、ステップ902で収集・蓄積された視聴者毎の開始時刻、終了時刻、視聴時間、及びその際の画面パターンによる、それぞれの映像の画面占有率などの視聴情報をもとに課金処理を行い、視聴者毎に請求する料金を計算する(ステップ903)。詳細な処理は図10のフローチャートに示す。
【0032】
次に、視聴情報分析処理部107は、ステップ902で収集・蓄積された視聴者毎の開始時刻、終了時刻、視聴時間、及びその際の画面パターンによる、それぞれの映像の画面占有率などの視聴情報を基に分析処理を行う(ステップ904)。詳細な処理は図12のフローチャートに示す。
【0033】
図10は、図9のステップ903における課金処理の詳細を示すフローチャートである。また、図11は、コンテンツ制作配信管理装置2の課金処理部108の課金処理結果であるデータテーブルである。以下、図10のフローチャート及び図11のデータテーブルに基づいてその手順を説明する。
【0034】
まず、視聴者毎の視聴時間及び画面占有率に応じた課金処理を行うステップ(1001)。例えば図11に示すように、視聴者「ABC123」の「鈴木一郎」はAカメラの映像の全視聴時間は「60分」で、その画面占有率の内訳は「0%が0分」、「25%が0分」、「50%が30分」、「75%が0分」、「100%が30分」となり、それぞれ各視聴時間に画面占有率を乗じて視聴料金としている。この例では画面占有率50%で30分視聴したということで「0.5×30=15円」、及び画面占有率100%で30分視聴したということで「1.0×30=30円」の合計「45円」を視聴料金として、視聴者から回収する料金としている。それぞれBカメラ映像、Cカメラ映像についても同様な計算式により算出された総合計、ここでは「120円」を視聴料金として徴収する例を記している。同様に各視聴者について視聴料金を算出する。
【0035】
次に、ステップ1001で視聴者毎の映像カメラ毎に算出した視聴料金に関して、映像対象に対して一部利益を還元する処理を行うステップ(1002)。例えば図11に示すように、Aカメラ映像を視聴した各視聴者の視聴料金の総合計を「A:視聴料金合計:12,500百円」である場合、その一部を還元するとして、ここでは合計の9%「B:還元費用(A×9%):1,125百円」をAカメラ映像の対象となった被写体、あるいはその所属団体などに還元する処理を行う。
【0036】
図12は、コンテンツ制作配信管理装置2のコンテンツ制作部105と視聴情報分析処理部107に関わる処理を示すフローチャートである。図13は、図12のステップ1201における視聴者毎の嗜好情報分析結果のデータテーブルである。また、図14は、図12のステップ1202における映像毎の嗜好情報分析結果のデータテーブルである。以下、図12のフローチャート、及び図13、図14のデータテーブルに基づいてその手順を説明する。
【0037】
まず、視聴情報分析処理部107が、視聴者毎の開始時刻、終了時刻、視聴時間、及びその際の画面パターンによる、それぞれの映像の画面占有率などの視聴情報を基に視聴者毎の嗜好情報を分析するステップ(1201)。例えば図13に示すように、視聴者「XYZ456」の「山田健二」は、Aカメラの映像の全視聴時間は「90分」で、その画面占有率の内訳は「0%が0分」、「25%が20分」、「50%が50分」、「75%が0分」、「100%が20分」となり、同様にその他のカメラ映像の視聴時間及び画面占有率を示している。また「19:20−19:40」までの時間帯の画面レイアウトは、Aカメラ映像とBカメラ映像がそれぞれ50%、「19:40−20:30」までの時間帯は、Aカメラ映像とCカメラ映像がそれぞれ25%、Bカメラ映像が50%となっている。このように、視聴者が画面レイアウトを切り替えた時間毎にそれぞれの画面占有率が把握可能であり、これら視聴者が選択した映像情報から、サッカーであれば、どの選手をどのくらいの時間視聴して、どの画面レイアウトでどの程度の画面占有率で視聴しているかなどの視聴者毎の嗜好情報の分析が可能となる。
【0038】
次に、視聴情報分析処理部107は、映像毎の嗜好情報分析を行う(ステップ1202)。例えば図14に示すように、I選手を撮影しているBカメラ映像に関して、ある単位の「視聴映像時間帯」において、どれくらいの「ユーザ数」が、それぞれの映像をどれくらいの「画面占有率」で、どの「画面レイアウトパターン」で視聴しているかの分析結果を示している。ここでは、「19:00−19:30」の視聴映像時間帯に「1500〜2200」千人の範囲のユーザが、「50〜100」%の画面占有率の範囲で、「1位:2−1、「2位:2−2」の図7の画面レイアウトパターンで視聴されているなどの映像毎の嗜好情報分析が可能となる。
【0039】
次に、コンテンツ制作部105は、これらの視聴情報分析処理部107の分析結果情報をもとに、視聴者の嗜好に沿った新たなコンテンツ制作を行う(ステップ1203)。例えば、あるコンテンツにおいて、ある映像カメラによって撮影された映像が多く見られていることや、ある画面レイアウトパターンが多く選択されているという情報をもとに、映像カメラに撮影される映像を変更したり、画面レイアウトの選択種類を増減させたりするという処理を行う。
【0040】
このような分析を行うことで、従来は、番組制作者側から一方的に配信されているような通常の1チャンネルに1画面というような提供方法では得られなかった、視聴者それぞれが選択したサブ画面をいくつか配置できる操作を可能にし、視聴率に加えて画面占有率を加味した情報分析が可能になる。
【0041】
なお、以上の説明においては、コンテンツ制作配信管理装置2の中の処理機能として記述しているが、それぞれの処理が、それぞれ独立したプロバイダで処理することもできる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、視聴者が要求する映像を同一画面上に複数表示可能にし、さらに要求する映像が表示された時間や画面占有率といった要素を考慮した課金が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるシステム構成を示す図である。
【図2】本実施形態で使用する映像カメラの設置位置の一例を示す図である。
【図3】映像カメラそれぞれの撮影映像の一例を示す図である。
【図4】視聴者端末1のコンテンツ表示部102の視聴画面の操作及び画面遷移の一例を示す図である。
【図5】視聴情報データベース110の視聴情報データを示すデータテーブルである。
【図6】撮影対象データベース111の視聴情報データを示すデータテーブルである。
【図7】図5の視聴情報データベース110の画面パターンの詳細を示す図である。
【図8】視聴者端末1において映像を表示する処理を示すフローチャートである。
【図9】視聴者端末1の送受信部101から送信された視聴情報により、コンテンツ制作配信管理装置2が行う処理を示すフローチャートである。
【図10】図9のステップ903の課金処理の詳細を示すフローチャートである。
【図11】コンテンツ制作配信管理装置2の課金処理108に関わる課金処理結果のテーブル構成を示す図である。
【図12】コンテンツ制作配信管理装置2のコンテンツ制作部105と視聴情報分析処理107に関わる処理を示すフローチャートである。
【図13】図12のステップ1201の視聴者毎の嗜好情報分析処理結果のデータテーブルを示す図である。
【図14】図12のステップ1202の映像毎の嗜好情報分析処理結果のデータテーブルを示す図である。
【符号の説明】
101 送受信部
102 コンテンツ表示部
103 画面表示処理部
104 送受信部
105 コンテンツ制作部
106 コンテンツ配信部
107 視聴情報分析処理部
108 課金処理部
109 映像情報データベース
110 視聴情報データベース
111 撮影対象データベース
112 ネットワーク

Claims (5)

  1. 撮影された映像の視聴に対して課金を行う視聴映像課金方法であって、
    撮影対象の映像を複数の映像カメラによって撮影し、
    該撮影された映像の中から選択した映像を配信し、
    該配信された映像を表示する複数の画面レイアウトの中から所定の画面レイアウトを選択し、
    該選択された画面レイアウトに従って前記配信された映像を表示し、
    該表示された映像の視聴情報に応じて課金を行うことを特徴とする視聴映像課金方法。
  2. 前記撮影された映像に関して、その映像が既に選択されていることに関する視聴情報を表示することを特徴とする請求項1の視聴映像課金方法。
  3. 前記視聴情報は、前記表示された映像の画面占有率および表示時間であることを特徴とする請求項1の視聴映像課金方法。
  4. 視聴対象の映像コンテンツを配信する管理装置と、該管理装置とネットワーク経由で接続され、前記映像コンテンツを表示する視聴者端末とを備え、前記映像コンテンツの視聴に対する課金を行う視聴映像課金システムにおいて、
    前記視聴者端末は、
    映像コンテンツに対して撮影された複数の映像の中から視聴を要求する映像を選択する入力部と、
    該選択された映像に関する画面レイアウトに従って画面表示処理を行う画面表示処理部と、
    該画面表示処理部によって処理された映像を表示する表示部とを備え、
    前記管理装置は、
    映像コンテンツに対して撮影された複数の映像を蓄積する映像情報データベースと、
    該映像情報データベースに蓄積された映像コンテンツに対する複数の映像の中から選択された映像を前記視聴者端末に配信する配信部と、
    前記配信された映像が、前記視聴者端末において表示された視聴情報を処理する視聴情報処理部と、
    該処理された視聴情報を蓄積する視聴情報データベースと、
    前記視聴情報に基づいて、映像コンテンツに対する課金を行う課金処理部とを備えることを特徴とする視聴映像課金システム。
  5. 前記課金処理部は、前記視聴者端末に表示された映像の映像レイアウトによる画面占有率及び映像の表示時間からなる視聴情報に基づいて課金処理を行うことを特徴とする請求項4記載の視聴映像課金システム。
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