JP4596208B2 - 番組中継装置、番組中継方法、番組中継プログラム及び番組中継プログラム格納媒体 - Google Patents

番組中継装置、番組中継方法、番組中継プログラム及び番組中継プログラム格納媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は番組中継装置、番組中継方法、番組中継プログラム及び番組中継プログラム格納媒体に関し、例えば地上波のTV(Television)番組を電波の届かない地のクライアントへリアルタイムに中継する場合に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、TV局においては、その放送形態として一般的に地上波放送によって不特定多数へTV番組を提供するようになされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところでかかるTV局においては、地上波放送では電波の到達範囲に限界があり、例えば遠隔地の離れ島のクライアントに対してはTV番組を提供し得ないという問題があった。
【0004】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、電波の届き難い遠隔地のクライアントに対してもリアルタイムに番組を提供し得る番組中継装置、番組中継方法、番組中継プログラム及び番組中継プログラム格納媒体を提案しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、カメラを介して撮影したライブ映像を取得するライブ映像取得手段と、外部から番組データを受信する番組データ受信手段と、ライブ映像又は番組データを中継して不特定多数のクライアントへストリーミング配信するためのストリーミングサーバと専用回線を介して接続されたサーバ使用予約管理センタに対し、希望予約時間帯にストリーミングサーバとの伝送路を確保するための予約登録を行う予約登録手段と、不特定多数のクライアントのうち、パスワードの入力を条件として、番組データの中継先を特定する中継先特定手段と、希望予約時間帯になると、専用回線を介してストリーミングサーバとの通信接続を確立し、中継先特定手段により特定された中継先へライブ映像又は番組データを所定のフォーマットに変換してストリーミング配信する中継手段とを設けるようにしたことにより、希望予約時間帯に専用回線を介して特定の中継先へライブ映像又は番組データを確実に中継しストリーミング配信することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0007】
(1)コンテンツ配信システム
(1−1)コンテンツ配信システムの全体構成
図1において、1は全体としてコンテンツ配信システムを示し、当該コンテンツ配信システム1によって後述するパーソナルキャスティングサービスを実現するようになされている。
【0008】
このコンテンツ配信システム1は、図示しないISP(Internet Service Provider)及び電話回線網3を介してインターネット2と接続されたコンテンツ提供者のユーザPC(Personal Computer)4と、インターネット2に接続されたサーバ使用予約管理センタ5と、ユーザPC4からサーバ接続専用ネットワーク6を介して受信したコンテンツをインターネット2を介して複数のクライアントPC7A、7B及び7Cへストリーム配信するストリーミングサーバ8とによって構成されている。
【0009】
この場合ユーザPC4は、ストリーミングサーバ8へコンテンツを送信する際、電話回線網3を介してサーバ接続専用ネットワーク6のアクセスポートにPPP(Point to Point Protocol)接続を行うことにより、ストリーミングサーバ8との通信路を確立し、当該通信路を介してコンテンツをストリーミングサーバ8へ確実に送信し得るようになされている。
【0010】
またストリーミングサーバ8とユーザPC4とは、インターネット2を介しても相互に接続されており、ストリーミングサーバ8はユーザPC4からインターネット2を介して受信したコンテンツを、再度インターネット2を介して複数のクライアントPC7A、7B及び7Cへストリーム配信し得るようにもなされている。
【0011】
さらにストリーミングサーバ8は、専用回線9を介してサーバ使用予約管理センタ5とも接続されており、ユーザPC4やクライアントPC7A、7B及び7Cに対する認証処理の際に専用回線9を介して相互に認証データを授受するようになされている。
【0012】
実際上ユーザPC4は、ストリーミングサーバ8のストリーミング配信機能を使用する時間帯の予約をサーバ管理予約センタ5へ要求し、当該サーバ管理予約センタ5を介してストリーミングサーバ8に予約登録を行う。
【0013】
ストリーミングサーバ8は、ユーザPC4によって予約登録された予約時間帯になると、当該ユーザPC4から送信されたコンテンツをサーバ接続専用ネットワーク6を介して受信してバッファに記憶しながら当該コンテンツを読み出し、要求のあったクライアントPC7A、7B及び7Cへストリーム配信する。
【0014】
これによりコンテンツ配信システム1は、ユーザPC4から送信されたコンテンツを所定の予約時間帯でストリーミングサーバ8を介してクライアントPC7A、7B及び7Cへリアルタイムに提供するといった個人放送局すなわちパーソナルキャスティングサービスを実現し得るようになされている。
【0015】
なお、本実施の形態においては、ストリーミング配信機能を有するストリーミングサーバ8を用いる場合について以下説明するが、リアルタイムにコンテンツを提供し得れば、他の種々の機能を有するサーバを用いてコンテンツを提供するようにしても良い。
【0016】
(1−2)ユーザPCの構成
次に、放送者側となるコンテンツ提供者が撮影した音楽ライブ等のライブコンテンツをストリーミングサーバ8へ送信する場合、又はアンテナ20Aを介して受信した例えばNTSC(National Television System Committee)方式の映像信号でなるTV番組の番組データをストリーミングサーバ8へ送信する場合に用いられるユーザPC4の構成について説明する。
【0017】
図2に示すようにユーザPC4は、各種演算処理を実行すると共に各回路部を制御するCPU(Central Processing Unit)10、当該CPU10のワークエリアとして用いられるRAM(Random Access Memory)11、当該CPU10によって実行される一連のプログラム郡を格納したROM(Read Only Memory)12、当該CPU10によって実行されるオペレーティングシステム(例えば、「Windows95/98/2000」(マイクロソフト社))やアプリケーションプログラム等のプログラム郡を格納したハードディスク13、当該CPU10の処理結果をバス20及び表示用インターフェース15を介して受け取って表示する液晶ディスプレイ等でなる表示部14、コンテンツ提供者が命令を入力するためのキーボード、マウス、後述する回転、回動及び押圧自在なジョグダイヤル等の操作ボタンでなる操作部16、当該操作部16で入力された命令をバス20を介してCPU10へ送出する操作部インターフェース17、電話回線網3を介してインターネット2(図1)やサーバ接続専用ネットワーク6と接続された外部装置との間でデータを授受するためのネットワークインターフェース18、ユーザPC4と一体に取り付けられたディジタルビデオカメラ19、アンテナ20Aを介して受信した放送信号のうちNTSC方式の番組データを抽出するTVチューナ21及びライブコンテンツ及び番組データ等のコンテンツをMPEG(Moving Picture Experts Group)2規格に従って圧縮符号化するMPEG2コーデック22を備えた構成を有する。なおハードディスク13は、CPU10によって読み書きされ、ライブコンテンツ、番組データ及び各種制御用データの保管用にも使用される。
【0018】
ここでユーザPC4は、図3(A)に示すように液晶ディスプレイでなる表示部14が設けられた表示側筐体部31Aと、キーボード16Aが設けられたキーボード側筐体部31Bとを有し、ヒンジ部32を介して相互に回動可能な状態に連結されている。
【0019】
表示側筐体部31Aは、キーボード側筐体部31Bに対して矢印a方向に回動自在に取り付けられており、図3(B)に示すように当該表示側筐体部31Aが180度回転された状態で使用し得ると共に、当該表示側筐体部31Aの右端部上方に回転、回動及び押圧自在なジョグダイヤル16Bが取り付けられている。
【0020】
キーボード側筐体部31Bは、当該キーボード側筐体部31Bの右側端面に対して、複数(4種類)の操作ボタン16Cが配設された操作ボタン筐体部31Cが取付固定されていると共に、ディジタルビデオカメラ19が当該右側端面の一点で指示されており、これにより矢印b方向へ自在に回動し得るようになされている。
【0021】
なおユーザPC4は、図4(A)に示すような形態で使用することができ、この場合にはコンテンツ提供者が当該ユーザPC4を把持し、当該コンテンツ提供者自身をディジタルビデオカメラ19によって撮影することが可能となる。この際、コンテンツ提供者は表示部14が当該コンテンツ提供者に向けられていることにより、撮影内容を表示部14を介して目視確認しながら撮影することができる。
【0022】
しかしながら、このような形態で使用する場合、キーボード16Aが表示部14の裏側に位置するため、コンテンツ提供者はキーボード16Aを用いて正確に操作することは困難である。
【0023】
この点を考慮してユーザPC4は、ディジタルビデオカメラ19による撮影や当該撮影に関する命令(例えば、撮影開始、停止、ズーム、エフェクトの付加、コンテンツの保存、送信等の命令)を、ジョグダイヤル16B及び操作ボタン16Cを適宜操作することによって入力し得るようになされている。
【0024】
またユーザPC4は、図4(B)に示すような形態で使用することができ、この場合にはコンテンツ提供者に対して当該ユーザPC4を把持させ、正面の撮影対象を表示部14でコンテンツ提供者に目視確認させながらディジタルビデオカメラ19によって撮影することができる。
【0025】
実際上ユーザPC4(図2)は、電源の投入に応じてCPU10がROM12及びハードディスク13に格納されているプログラム郡を読み出して実行することにより、撮影処理、コンテンツの加工処理、ストリーミングサーバ8への当該コンテンツの送信処理及びWWW(World Wide Web)ブラウジング等の各種処理を実行する。
【0026】
以下、ユーザPC4のCPU10が上述の各種プログラム郡に従って所定の処理を実行することにより実現される様々な機能について具体的に説明する。まず、ユーザPC4においては、CPU10の制御により図5に示すような初期画面35を表示部14に表示する。
【0027】
この初期画面35には、ディジタルビデオカメラ19により撮影された画像を表示する大型サイズの主画像表示エリア40と、前回の撮影時において最後に撮影された画像のプレビューを表示する小型サイズの副画像表示エリア41とが設けられ、当該副画像表示エリア41の下部にモード(mode)、画像種類(camera)、設定(setting)及び命令内容(operation)といった上位項目をコンテンツ提供者に選択させるためのGUI(Graphical User Interface)42が設けられると共に、主画像表示エリア40の下部にユーザPC4の各種状態を示すステータスウィンドウ43が設けられている。
【0028】
GUI42の上位項目「mode」には、撮影モード(「撮る」が選択された場合のモード)、アップロードモード(「見る・送る」が選択された場合のモード)、Web確認モード(「Webを見る」が選択された場合のモード)、中継・ライブ予約/確認モード(「中継・ライブ予約/確認へ」が選択された場合のモード)及び中継・ライブ配信モード(「中継・ライブ配信へ」が選択された場合のモード)からなる5種類のモードが選択対象として表示されている。因みに、ユーザPC4の起動時には初期状態として撮影モードが選択されている。
【0029】
ここで撮影モードは、ユーザPC4のディジタルビデオカメラ19により撮影を行うためのモードであり、当該撮影モードが選択された場合若しくは初期状態において、CPU10は図6(A)に示すような撮影モード画面50を表示部14に表示する。
【0030】
この撮影モード画面50では、上述した初期画面35(図5)と同様に主画像表示エリア60及び副画像表示エリア61が設けられており、主画像表示エリア60に現在撮影中の画像が表示されると共に、副画像表示エリア61に前回撮影したときの最後の画像がプレビュー表示される。
【0031】
また撮影モード画面50では、初期画面35と同様のGUI62が設けられ、図6(B)に示すように当該GUI62にも「mode」、「camera」、「setting」及び「operation」といった上位項目が設けられている。
【0032】
これらの上位項目には、さらに複数の下位項目がそれぞれ設けられており、表示側筐体部31Aにおけるジョグダイヤル16Bの回転操作に応じて太線枠で示されたフォーカスFが所望の下位項目へ移動された後に当該ジョグダイヤル16Bが押圧操作されることにより、その下位項目が選択決定されるようになされている。
【0033】
また撮影モードでは、操作ボタン筐体部31Cに設けられた操作ボタン16C(図3及び図4)に対しても、所定のコマンド(例えば、撮影時の画像に特殊効果を施すためのエフェクト項目を選択決定するコマンド等)が予め割り当てられている。
【0034】
従ってコンテンツ提供者は、キーボード16Aを用いることなく、ジョグダイヤル16B又は操作ボタン16Cに対する操作だけで撮影モードにおける各種操作を実行し得、図4(A)及び(B)に示した場合のようなキーボード16Aが操作し難い環境下であっても容易に撮影操作を実行し得るようになされている。
【0035】
なお撮影モードにおいては、デフォルトとして操作ボタン16Cに対して撮影時の画像に特殊効果を施すためのエフェクト項目を選択決定するコマンドが予め割り当てられているが、操作ボタン16Cに対して任意にコマンドを割り当てたり、又は他のモードにおいて操作ボタン16Cに他の種々のコマンドを割り当てるようにしても良い。この場合ユーザPC4の操作性は、一段と向上することになる。
【0036】
さらに撮影モードでは、ステータスウィンドウ63に現時点におけるユーザPC4の状態(例えば、バッテリ残量やハードディスク13の残記憶容量等)、選択中のモードにおける処理状態(例えば撮影中の画像データサイズ、画像データの指定保存先及び操作ボタン16Cに対して割り当てられているコマンドの種類等)が表示される。
【0037】
次にアップロードモードは、上述した撮影モードで撮影したコンテンツを表示部14を介して参照したり、当該コンテンツの画像データをインターネット2と接続された所定のアップロード先のサーバ(図示せず)へ送信するためのモードであり、CPU10は図7(A)に示すようなアップロードモード画面51を表示部14に表示する。
【0038】
このアップロードモード画面51では、撮影モード画面50(図6)と同様のGUI72及びステータスウィンドウ73が設けられると共に、新にプレビューエリア74、撮影したコンテンツのうち代表的な静止画像を複数並べて表示する一覧表示エリア75及び送信カプセルアイコン77が設けられている。
【0039】
図7(B)に示すように、アップロードモード画面51におけるGUI72には、「mode」項目の他に「operation」項目及び「view」項目が設けられている。
【0040】
「operation」項目には、インターネット2との接続/切断を命令するための「ネット接続/切断」項目、コンテンツの送信開始/終了を命令するための「送信開始/終了」項目が下位項目として設けられ、また「view」項目には、一覧表示エリア75へフォーカスFの移動を命令するための「フォーカス移動」項目、送信カプセルアイコン77の中身を確認する、すなわち送信すべく選択したコンテンツの一覧をコンテンツ提供者が参照するための「送信カプセル参照」項目が下位項目として設けられている。
【0041】
このGUI72においても、撮影モード画面50(図6)の場合と同様に、表示側筐体部31Aにおけるジョグダイヤル16Bの回転操作に応じてフォーカスFが所望の下位項目へ移動された後に当該ジョグダイヤル16Bが押圧操作されることにより当該下位項目が選択決定されるようになされている。
【0042】
またアップロードモードにおいては、操作ボタン16C(図3及び図4)に対して、プレビューエリア74に表示したコンテンツの再生/停止や、静止画像の表示を命令するコマンドが予め割り当てられており、ステータスウィンドウ73には画像データのファイル名、ファイルサイズ、フォーマット(JPEG(Joint Photographic Experts Group)又はMPEG等)や、現在指定されている送信先を示す情報(アップロード先のサーバ名及びそのURL(Uniform Resource Locator))等が表示される。
【0043】
ここでCPU10は、コンテンツ提供者によるジョグダイヤル16Bの回転操作に応じてフォーカスFを「フォーカス移動」項目に移動した後、当該ジョグダイヤル16Bの押圧操作に応じて当該「フォーカス移動」項目が決定されたことを認識すると、フォーカスFを一覧表示エリア75上へ移動する。
【0044】
コンテンツ提供者は、フォーカスFが一覧表示エリア75上に移動された状態でジョグダイヤル16Bを回転操作することにより、当該フォーカスFを当該一覧表示エリア75の静止画像上で移動させることができる。続いてコンテンツ提供者は、所望の静止画像上にフォーカスFを移動させた状態でジョグダイヤル16Bを押圧操作することにより、当該所望の静止画像を容易に選択して送信すべきコンテンツを決定し得るようになされている。
【0045】
このときCPU10は、サブGUI76を一覧表示エリア75の隣に表示し、図7(C)に示すように当該サブGUI76の各項目上にフォーカスFを移動して表示する。
【0046】
サブGUI76には、「保存」項目、「削除」項目、「プレビュー」項目及び「送信カプセルに入れる」項目といった選択項目が設けられており、ジョグダイヤル16Bの回転操作及び押圧操作によりフォーカスFで「送信カプセルに入れる」項目が選択決定されると、CPU10は一覧表示エリア75の中から選択決定されたコンテンツを送信カプセルアイコン77の送信すべきコンテンツの一覧に加えるようになされている。
【0047】
その後コンテンツ提供者によってフォーカスFがGUI72に戻され、当該フォーカスFで「送信開始/終了」項目が選択決定されると、CPU10は先ほど送信カプセルアイコン77に加えたものを含む全てのコンテンツを所定のアップロード先のサーバへ送信するようになされている。
【0048】
次にWeb確認モードは、インターネット2と接続してブラウジングを行うモードであり、Web確認モードが選択されると、CPU10は図8(A)に示すようなWeb確認モード画面52を表示部14に表示する。
【0049】
このWeb確認モード画面52では、撮影モード画面50(図6)と同様のGUI82及びステータスウィンドウ83が設けられていると共に、新にWebブラウザを表示するためのブラウザ表示エリア80と、当該ブラウザ表示エリア80に表示したリソースのURLを表示するURL表示欄84とが設けられている。
【0050】
ここでWeb確認モードが選択された場合、CPU10はハードディスク13からブラウザソフトウェア(例えば、Internet Explorer(マイクロソフト社)又はNetscape Navigator(ネットスケープ社))を読み出して実行することにより、ブラウザ表示エリア80にブラウザソフトウェアによるブラウジング画像を表示する。
【0051】
また、図8(B)に示すようにWeb確認モード画面52のGUI82には、初期画面35における「setting」項目及び「camera」項目に代えて新に「browsing」項目が設けられている。
【0052】
この「browsing」項目には、所定のWebページにジャンプすることを命令するための「予約ジャンプ」項目、ブラウザを操作するための「次へ」項目及び「戻る」項目等の下位項目が設けられている。なお、このWeb確認モードでは、URLを入力してブラウジングを行うといった通常の一般的なブラウジング処理を実行することも可能である。
【0053】
このGUI82においても、撮影モード画面50の場合と同様に、表示側筐体部31Aにおけるジョグダイヤル16Bの回転操作に応じてフォーカスFが所望の下位項目へ移動された後に当該ジョグダイヤル16Bが押圧操作されることにより当該下位項目が選択決定されるようになされている
【0054】
次に中継・ライブ予約/確認モードは、ユーザPC4がアンテナ20A(図1)を介して受信したNTSC方式の映像信号でなるTV番組の番組データをストリーミングサーバ8のストリーム配信機能によりインターネット2を経由してクライアントPC7A、7B及び7CへインターネットTV中継するための時間帯を予約する中継予約モードと、ストリーミングサーバ8のストリーム配信機能によりライブコンテンツの個人放送を行うための時間帯を予約するライブ予約モードとを行うモードであり、中継・ライブ予約/確認モードが選択されると、CPU10は図9(A)に示すような中継・ライブ予約/確認モード画面53を表示部14に表示する。
【0055】
この中継・ライブ予約/確認モード画面53では、Web確認モード画面52(図8)と同様のブラウザ表示エリア90、GUI92、ステータスウィンドウ93及びURL表示欄94が設けられていると共に、新に予約一覧表示エリア95が設けられている。
【0056】
また図9(B)に示すように中継・ライブ予約/確認モード画面53のGUI92には、Web確認モード画面52(図8)のGUI82と同様に「mode」項目、「operation」項目及び「browsing」項目が設けられており、当該「browsing」項目には、ライブ予約又は中継予約を行うためのWebページにジャンプすることを命令する「予約ジャンプ」項目や、ブラウザを操作するための「次へ」項目及び「戻る」項目等が設けられている。
【0057】
またGUI92においても、Web確認モード画面52の場合と同様に、表示側筐体部31Aにおけるジョグダイヤル16Bの回転操作に応じてフォーカスFが所望の下位項目へ移動された後に当該ジョグダイヤル16Bが押圧操作されることにより当該下位項目が選択決定されるようになされている
【0058】
なお、ライブ予約又は中継予約を行うためのWebページとは、サーバ使用予約管理センタ5内の後述するライブキャスティングサーバがそのハードディスクに格納しているライブ予約又は中継予約のための予約用画面のWebページである。
【0059】
ここでユーザPC4のCPU10は、コンテンツ提供者により「予約ジャンプ」項目がフォーカスFで選択決定されると、サーバ使用予約管理センタ5内のライブキャスティングサーバへアクセスし、当該ライブキャスティングサーバへ予約要求情報を送信したり、ライブキャスティングサーバからライブ予約設定情報ファイル又は中継予約設定情報ファイルをダウンロードする等のライブ予約又は中継予約に関する各種データを授受し得るようになされている。
【0060】
中継・ライブ予約/確認モード画面53における予約一覧表示エリア95には、サーバ使用予約管理センタ5に対して行われたライブ予約又は中継予約の予約項目が一覧表示され、当該予約項目毎に設定された時間帯等の概要情報が表示されている。
【0061】
ユーザPC4のCPU10は、コンテンツ提供者のジョグダイヤル16Bに対する回転操作及び押圧操作によりフォーカスFを介して予約一覧表示エリア95の任意の予約項目が選択決定されると、サーバ使用予約管理センタ5内のライブキャスティングサーバに対して当該予約項目の予約内容を示す予約確認用画面のWebページへジャンプする制御を行う。この場合のユーザPC4のCPU10とサーバ使用予約管理センタ5との間のライブ予約又は中継予約に関する処理については後述する。
【0062】
次に、中継・ライブ配信モードは、ユーザPC4のディジタルビデオカメラ19によって撮影したライブコンテンツをストリーミングサーバ8のストリーム配信機能によりあたかも個人放送局のようにインターネット2を経由してクライアントPC7A、7B及び7Cへリアルタイムに配信するためのライブ配信モードと、ユーザPC4のアンテナ20A(図1)を介して受信した例えばTV番組の番組データをストリーミングサーバ8のストリーム配信機能によりインターネット2を介してクライアントPC7A、7B及び7CへインターネットTV中継するための中継モードとを行うモードである。
【0063】
実際上ユーザPC4のCPU10は、コンテンツ提供者によって中継・ライブ配信モードが選択されると、図10(A)に示すような中継・ライブ配信モード画面54を表示部14に表示する。
【0064】
この中継・ライブ配信モード画面54では、GUI102、ステータスウィンドウ103に加えて、ライブ配信の動画像データ又はインターネットTV中継の番組データ又に対して施す特殊効果の種類を選択するためのエフェクト項目表示欄105及びその特殊効果が施されたエフェクト画像を表示するプレビュー画像表示エリア104が設けられている。因みに、当該プレビュー画像表示エリア104に表示されたエフェクト画像が実際にストリーミングサーバ8へ送信されるべきコンテンツの画像となる。
【0065】
この場合のステータスウィンドウ103には、ライブ配信中又はインターネットTV中継中であることを示すオンエアー情報、ライブ配信開始時点からの経過時間を示すライブ配信経過時間情報やインターネットTV中継開始時点からの経過時間を示すインターネットTV中継経過時間情報、パーソナルキャスティングサービスにおけるサービス提供者側の時刻情報、ユーザPC4の時刻情報、ライブ配信又はインターネットTV中継に関する予約開始時刻や予約終了時刻を示す時間帯情報、画像サイズ情報、配信データの伝送速度(ビットレート)を示すビットレート情報、ライブコンテンツ又はTV番組のタイトル名情報、接続中のストリーミングサーバ8及びそのチャンネルを示す接続先情報、ストリーミングサーバ8によりストリーム配信されるライブコンテンツ又はTV番組を受信中のクライアントPC7A、7B及び7C等の数を示す視聴者数情報等が表示される。
【0066】
また図10(B)に示すように、中継・ライブ配信モード画面54のGUI102には、「mode」項目、「operation」項目及び「setting」項目が設けられており、当該「operation」項目にはインターネット2と接続/切断することを命令するための「ネット接続/切断」項目及びライブ配信又はインターネットTV中継の開始/終了を命令するための「配信開始/終了」項目が設けられている。
【0067】
また「setting」項目には、ライブコンテンツの動画像データ又はTV番組の番組データに対して施す特殊効果の種類を選択するための「エフェクト設定」項目及びエフェクト項目表示欄105へフォーカスFを移動するための「フォーカス移動」項目が下位項目として設けられている。
【0068】
なお、「エフェクト設定」項目は、ライブコンテンツの動画像データ又はTV番組の番組データに対して施すべくエフェクト項目を選択し、当該選択したエフェクト項目をエフェクト項目表示欄105に表示させるためのものである。
【0069】
また「フォーカス移動」項目は、エフェクト項目表示欄105にフォーカスFを移動した後、ジョグダイヤル16Bの回転操作に応じてフォーカスFをエフェクト項目表示欄105上の所望の下位項目へ移動した後に当該ジョグダイヤル16Bの押圧操作に応じて当該下位項目が選択決定されるようになされている。
【0070】
ここで、ジョグダイヤル16Bの回転操作及び押圧操作によりフォーカスFを介して「配信開始/終了」項目が選択決定されると、ユーザPC4のCPU10は上述した中継・ライブ予約/確認モードにおいてサーバ使用予約管理センタ5内のライブキャスティングサーバから供給されたライブ配信用の予約設定情報ファイル又はインターネットTV中継用の予約設定情報ファイルに従い、電話回線網3及びサーバ接続専用ネットワーク6を介してストリーミングサーバ8と接続する。
【0071】
続いてユーザPC4のCPU10は、予約設定情報ファイルに設定された内容(例えば、データ伝送速度等)に従って、ディジタルビデオカメラ19で撮影したライブコンテンツの動画像データ又はアンテナ20Aを介して受信したTV番組の番組データをリアルタイムにストリーミングサーバ8へ送信するようになされている。なお、ユーザPC4のCPU10と、ストリーミングサーバ8との通信接続処理や通信接続後のライブコンテンツ又はTV番組の送信処理等については後述する。
【0072】
図11に拡大して示すように、中継・ライブ配信モード画面54におけるエフェクト項目表示欄105には、操作ボタン筐体部31Cに設けられた操作ボタン16CのうちAボタン及びBボタンにそれぞれ対応したエフェクト項目が縦一列に並べられて表示される。
【0073】
このAボタン及びBボタンにそれぞれ対応して縦一列に並べられた各エフェクト項目は、ライブ配信予定のライブコンテンツ又はインターネットTV中継予定のTV番組の内容に合わせて予め設定されたものである。
【0074】
この場合、Aボタンには上から順に「ハート」、「なし」、「拍手音」……といったエフェクト項目が設定されており、ユーザPC4のCPU10はコンテンツ提供者によるジョグダイヤル16Bの回転操作に応じて、Aボタンに対応するエフェクト項目を円環状に回転移動させ、フォーカスFを介して選択決定されたエフェクト項目の特殊効果をディジタルビデオカメラ19で撮影されたライブコンテンツの動画像データ又はインターネットTV中継の番組データに対して施すようになされている。
【0075】
続いて、Bボタンにも上から順に「BGM1」、「白黒画像」、「タイトルインポーズ」……といったエフェクト項目が設定されており、ユーザPC4のCPU10はコンテンツ提供者によるジョグダイヤル16Bの回転操作に応じて、Bボタンに対応するエフェクト項目を円環状に回転移動させ、フォーカスFを介して選択決定された所望のエフェクト項目に応じた特殊効果をディジタルビデオカメラ19で撮影されたライブコンテンツの動画像データ又はインターネットTV中継の番組データに対して施すようになされている。
【0076】
例えば、フォーカスFによって「拍手音」項目及び「タイトルインポーズ」項目が選択された状態でAボタンが押圧操作された場合には、ディジタルビデオカメラ19で撮影されたライブコンテンツの動画像データ又はインターネットTV中継の番組データに対して「拍手音」の特殊効果が施される。
【0077】
同様にフォーカスFによって「拍手音」項目及び「タイトルインポーズ」項目が選択された状態でBボタンが押圧操作された場合には、ディジタルビデオカメラ19で撮影されたライブコンテンツの動画像データ又はインターネットTV中継の番組データに対して「タイトルインポーズ」項目に応じたタイトル名のインポーズ処理が施される。
【0078】
ここで、Aボタンに対応して施される特殊効果は、一時的に施されるエフェクト処理であるのに対し、Bボタンに対応して施される特殊効果は、継続的に施されるエフェクト処理である。
【0079】
従って、ユーザPC4の操作ボタン16CのうちBボタンに対してはトグルボタンが採用され、当該Bボタンが一旦押下操作された後、次に押下操作されるまでの間は「タイトルインポーズ」項目に応じたタイトル名のインポーズ処理が継続して施されるようになされている。
【0080】
また、Bボタンのエフェクト項目の右側には、予め設定されたプリセットのエフェクト項目が表示されている。ここに表示されるエフェクト項目としては、後述するエフェクト設定においてプリセットしたエフェクト項目を変更しない限り、Aボタン又はBボタンに対するボタン操作とは無関係に、プリセットのエフェクト項目に応じた特殊効果が継続して施されるようになされている。
【0081】
この場合には、プリセットのエフェクト項目として「日時」項目が設定されており、ディジタルビデオカメラ19で撮影されたライブコンテンツの動画像データ又はインターネットTV中継の番組データに対して常に日時表示がスーパーインポーズされることになる。
【0082】
上述のようにエフェクト項目表示欄105に予め設定された特殊効果をAボタン及びBボタンに対応させて施すようになされているのは、ディジタルビデオカメラ19で撮影されたライブコンテンツの動画像データ又はインターネットTV中継の番組データをリアルタイムにクライアントPC7A、7B及び7Cへ配信することを考慮したためである。
【0083】
すなわちユーザPC4のCPU10は、上述したようにAボタン又はBボタンに対する1回の押下操作だけでディジタルビデオカメラ19で撮影されたライブコンテンツの動画像データ又はインターネットTV中継の番組データに対してエフェクト項目に応じた特殊効果を容易に施すことができるようになされており、これによりディジタルビデオカメラ19で撮影されたライブコンテンツの動画像データ又はインターネットTV中継の番組データに特殊効果を施しながらリアルタイムにストリーミングサーバ8へ送信し得るようになされている。
【0084】
しかしながらユーザPC4のCPU10は、Aボタン又はBボタンに対する1回の押下操作だけで特殊効果を施すことができるものの、Aボタン又はBボタンが押下操作された場合、エフェクト項目表示欄105のフォーカスFに囲まれたエフェクト項目の特殊効果だけを施すことになる。
【0085】
従ってコンテンツ提供者は、エフェクト表示欄105に表示されたエフェクト項目やそのエフェクト項目の表示順序が自分の意図するものと合致しないときには、所望のエフェクト項目を選択するためにジョグダイヤル16Bの回転操作等に時間を要し、所望の特殊効果を所望のタイミングで施すことができなくなるおそれもある。
【0086】
そこでライブ配信モード又はインターネットTV中継モードでは、中継・ライブ配信モード画面54におけるGUI102(図9(B))において「エフェクト設定」項目が選択されたときに、予め用意されている多数種類のエフェクト項目の中から、エフェクト項目表示欄105にいずれのエフェクト項目をどのような順序で並べるかを事前に予め設定し得るようになされている。
【0087】
すなわちユーザPC4のCPU10は、コンテンツ提供者によってGUI102の「エフェクト設定」項目が選択された場合、図12、図13及び図14に示すようなエフェクト設定画面105A、105B又は105Pを中継・ライブ配信モード画面54に重ねて表示するようになされている。
【0088】
図12に示すように、Aボタン用のエフェクト設定画面105Aは、Aボタンに対応したエフェクト項目を設定するための画面であり、Aボタンに対応して予め用意された多数種類のエフェクト項目を表示したAボタン対応エフェクト項目リスト欄106Aが画面左側に設けられ、当該Aボタン対応エフェクト項目リスト欄106Aには、予め用意された多数種類のエフェクト項目を上下方向にスクロール表示可能な状態で配置されている。
【0089】
またAボタン用のエフェクト設定画面105Aには、その右隣に上述したエフェクト項目表示欄105と同一構成のAボタン用登録リスト欄107A、Bボタン用登録リスト欄107B及びプリセット登録欄107Pからなる登録リスト欄107が設けられている。
【0090】
ところでAボタン用のエフェクト設定画面105Aでは、Aボタン用登録リスト欄107Aを除くBボタン用登録リスト欄107B及びプリセット登録欄107Pに対して網掛け処理が施されており、これにより現在設定可能なAボタン用登録リスト欄107Aだけをコンテンツ提供者に対して容易に認識させ得るようになされている。
【0091】
このようなAボタン用のエフェクト設定画面105Aにおいて、コンテンツ提供者はAボタン対応エフェクト項目リスト欄106Aの中から所望のエフェクト項目を選択し、当該選択したエフェクト項目をAボタン用登録リスト欄107Aへ順次ドラッグアンドドロップすることにより、Aボタンに対応して特殊効果を施し得るべき所望のエフェクト項目を所望の順序で設定することができる。
【0092】
図13に示すように、Bボタン用のエフェクト設定画面105Bは、Bボタンに対応したエフェクト項目を設定するための画面であり、Bボタンに対応して予め用意された多数種類のエフェクト項目を表示したBボタン対応エフェクト項目リスト欄106Bが画面左側に設けられ、当該Bボタン対応エフェクト項目リスト欄106Bには、予め用意された多数種類のエフェクト項目を上下方向にスクロール表示可能な状態で配置されている。
【0093】
またBボタン用のエフェクト設定画面105Bにも、Aボタン用のエフェクト設定画面105Aと同様に、エフェクト項目表示欄105と同一構成の登録リスト欄108が設けられている。
【0094】
Bボタン用のエフェクト設定画面105Bにおいては、Bボタン用登録リスト欄108Bを除くAボタン用登録リスト欄108A及びプリセット登録欄108Pに対して網掛け処理が施されており、これにより現在設定可能なBボタン用登録リスト欄108Bだけをコンテンツ提供者に対して容易に認識させ得るようになされている。
【0095】
このようなBボタン用のエフェクト設定画面105Bにおいて、コンテンツ提供者はBボタン対応エフェクト項目リスト欄106Bの中から所望のエフェクト項目を選択し、当該選択したエフェクト項目をBボタン用登録リスト欄108Bへ順次ドラッグアンドドロップすることにより、Bボタンに対応して特殊効果を施し得るべき所望のエフェクト項目を所望の順序で設定することができる。
【0096】
図14に示すように、プリセット用のエフェクト設定画面105Pは、終始継続的に特殊効果を施すエフェクト項目を設定するための画面であり、終始継続的に特殊効果を施すべき多数種類のプリセットエフェクト項目を表示したプリセットエフェクト項目リスト欄106Pが設けられ、当該プリセットエフェクト項目リスト欄106Pには、予め用意された多数種類のプリセットエフェクト項目が上下方向にスクロール表示可能な状態で配置されている。
【0097】
またプリセット用のエフェクト設定画面105Pにも、Aボタン用のエフェクト設定画面105Aと同様に、エフェクト項目表示欄105に表示させるべき当該エフェクト項目表示欄105と同一構成の登録リスト欄109が設けられている。
【0098】
このプリセット用のエフェクト設定画面105Pにおいても、プリセット登録欄109Pを除くAボタン用登録リスト欄109A及びBボタン用登録リスト欄109Bに対して網掛け処理が施されており、これにより現在設定可能なプリセット登録欄109Pだけをコンテンツ提供者に対して容易に認識させ得るようになされている。
【0099】
このようなプリセット用のエフェクト設定画面105Pにおいて、コンテンツ提供者はプリセットエフェクト項目リスト欄106Pの中から所望のプリセットエフェクト項目を選択し、当該選択したプリセットエフェクト項目をプリセット登録欄109Pへドラッグアンドドロップすることにより、終始継続的に特殊効果を施し得るべきプリセットエフェクト項目を設定することができる。
【0100】
一般的にライブ配信又はインターネットTV中継を行う場合、特殊効果を施すべきエフェクト項目の種類、その特殊効果を施すタイミングや順序等は、コンテンツ提供者の構想としてある程度できあがっているものである。
【0101】
従ってコンテンツ提供者は、その構想に基づいてエフェクト項目の種類や順序等を考慮して予め特殊効果を施すべき設定を行っておくことにより、ライブ配信時又はインターネットTV中継時にジョグダイヤル16B、操作ボタン16CのAボタン及びBボタンに対する簡易な操作だけで構想をより忠実に再現したエフェクト処理をユーザPC4を介して施し得るようになされている。
【0102】
このようにユーザPC4は、上述のような撮影モード、アップロードモード、Web確認モード、中継・ライブ予約/確認モード、中継・ライブ配信モードといった5つの機能を備えたアプリケーションプログラムをハードディスク13に格納し、上記のような種々の処理機能を有しているが、他にもライブ配信のライブ予約時又はインターネットTV中継の中継予約時に後述する予約設定情報ファイルを自動的に取り込むためのアプリケーションプログラムや、ライブ配信時又はインターネットTV中継時にストリーミングサーバ8への通信接続処理を実行するためのアプリケーションプログラムを格納しているが、これらのアプリケーションプログラムの実行による機能についての詳細は後述する。
【0103】
(1−3)サーバ使用予約管理センタの構成
上述したようにユーザPC4がライブ配信者又はインターネットTV中継者としてライブコンテンツの動画像データ又はTV番組の映像データの配信を行う場合、コンテンツ配信システム1によるパーソナルキャスティングサービスでは、まず配信予定の時間帯にストリーミングサーバ8のストリーム配信機能を使用するための予約登録を行う必要がある。
【0104】
次に、このようなストリーミングサーバ8の予約登録を管理するサービス提供者側のサーバ使用予約管理センタ5について図15を参照しながら説明する。
【0105】
サーバ使用予約管理センタ5は、LAN(Local Area Network)を介して互いに接続されたライブキャスティングサーバ150、予約データベース151、ユーザデータベース152、NTP(Network Time Protocol )サーバ153、ネットワークインターフェース154及びデータベースサーバ155によって構成されている。
【0106】
ここでサーバ使用予約管理センタ5は、ネットワークインターフェース154を介してインターネット2と接続されたユーザPC4やクライアントPC7A、7B及び7C、さらに専用線9(図1)を介して接続されたストリーミングサーバ8との間で各種データの授受を行う。
【0107】
サーバ使用予約管理センタ5のライブキャスティングサーバ150は、パーソナルキャスティングサービスにおけるライブ配信又はインターネットTV中継の予約登録、課金処理、メンバー登録処理等の当該パーソナルキャスティングサービス全体を管理するための処理を行うようになされている。
【0108】
またライブキャスティングサーバ150は、コンテンツ提供者が当該パーソナルキャスティングサービスを受ける権利を得るための登録用のWebページ、コンテンツ提供者によるライブ配信のライブ予約又はインターネットTV中継の中継予約を受け付けるための予約受付用のWebページ、コンテンツ提供者が予約確認や変更を行うための予約確認用のWebページ、及びクライアントPC7A、7B及び7Cへライブ配信又はインターネットTV中継に関する番組表を参照させるための番組ガイド用のWebページをハードディスク内に格納しており、ユーザPC4やクライアントPC7A、7B及び7Cから要求があった場合に、当該要求に応じた各種WebページをユーザPC4やクライアントPC7A、7B及び7Cへ送信して閲覧させ得るようになされている。
【0109】
以下、ライブキャスティングサーバ150に予め用意されている各種Webページについて、当該Webページの閲覧を要求したユーザPC4又はクライアントPC7A、7B及び7Cのブラウザ画面を参照しながら説明する。
【0110】
例えばユーザPC4では、コンテンツ提供者によってライブキャスティンクサーバ150のWebページのトップページ(ホームページ)を示すURLが入力されて閲覧要求が行われると、図16に示すようなライブキャスティンクサービストップページ画面160を表示部14に表示する。
【0111】
なおコンテンツ提供者は、ライブキャスティングサーバ150におけるライブキャスティンクサービストップページ画面160の閲覧要求をする場合、上述のようにURLを入力する方法以外にも、他のホームページ上のリンクボタンをクリック操作することによりライブキャスティンクサービストップページ画面160へジャンプすることもできる。
【0112】
このライブキャスティンクサービストップページ画面160には、ログインするためにユーザID及びパスワードの入力欄に加え、「メンバー登録」、「パーソナルキャスティンクTVとは?」、「本日のライブ」、「本日のTV中継」、「番組ガイド」、「マイチャンネル」、「ライブ予約・中継予約」、「プログラムピックアップ」、「Image Station 」といったリンクボタンが設けられており、これらがクリックされると、各リンクボタンにハイパーリンクされたWebページがライブキャスティングサーバ150からユーザPC4やクライアントPC7A、7B及び7Cへ送信されて表示される。
【0113】
ライブキャスティンクサービストップページ画面160の「メンバー登録」がクリックされると、当該パーソナルキャスティングサービスを受けることが可能なメンバー登録を行うためのWebページがユーザPC4やクライアントPC7A、7B及び7Cへ送信されて表示されることになるが、これについての詳細は後述する。
【0114】
次に、パーソナルキャスティングサービストップページ画面160の「パーソナルキャスティングTVとは?」がクリックされた場合には、図17に示すようなパーソナルキャスティングTVの概要説明や処理手順等が記述された概要説明画面161がライブキャスティングサーバ150からユーザPC4やクライアントPC7A、7B及び7Cへ送信されて表示される。
【0115】
この概要説明画面161には、当該パーソナルキャスティングサービスのメンバー登録を促す記載や、「メンバー登録」のWebページにジャンプさせる「登録ページへ」のリンクボタンが設けられている。
【0116】
次に、パーソナルキャスティングサービストップページ画面160の「本日のライブ」がクリックされた場合には、図18に示すようなライブ内容提示画面162がライブキャスティングサーバ150からユーザPC4やクライアントPC7A、7B及び7Cへ送信されて表示される。
【0117】
このライブ内容提示画面162には、本日ライブ配信されるライブプログラムが表示されており、サービス提供者側の現在時刻(この時刻に基づいて予約が履行される)が上方に表示されると共に、その下方に本日ライブ配信されるスペシャルプログラム及びプライベートプログラムの配信時間、ライブタイトル、配信者、概要等に関する項目が一覧表示されている(図中の例では、表示する項目名が記述されているが、実際には上記項目の内容(配信者名や、タイトル名等)が表示される)。
【0118】
ここで、スペシャルプログラムとは、企業などが提供するコンテンツであり、プライベートプログラムはユーザPC4を所有する個人のコンテンツ提供者により提供されるコンテンツを意味する。
【0119】
また、「オンディマンド」と記述されたプログラムは、ライブ配信ではなく、予めコンテンツをライブキャスティングサーバ150で記憶しておき、クライアントPC7A、7B及び7Cからの要求に応じて配信するオンディマンド配信用のプログラムである。
【0120】
また、プライベートプログラムにおける「定員」は、当該プライベートプログラムのライブコンテンツのライブ配信を受けることが可能なクライアント数の定員を示す情報であり、「OPEN」又は「CLOSE 」は現時点で、上述の定員等の制限を考慮した上でクライアントPC7A、7B及び7Cからの要求に応じて配信することが可能か不可能かを示す情報である(「OPEN」は配信可能、「CLOSE 」は配信不可能)。
【0121】
ここで、ライブ内容提示画面162において一覧表示された項目のうち「ライブタイトル」はリンクボタンとなっており、これがクリックされると、図19に示すような「ライブタイトル」に対応したライブコンテンツ詳細情報画面163がライブキャスティングサーバ150からクライアントPC7A、7B及び7Cへ送信されて表示される。
【0122】
このライブコンテンツ詳細情報画面163において、当該ライブコンテンツの配信時間帯中に、正当なパスワードが入力されると共に、「再生」ボタン175がクリックされると、当該ライブコンテンツの配信要求がクライアントPC7A、7B及び7Cからインターネット2を介してストリーミングサーバ8へ送信される。
【0123】
これにより配信要求を行ったクライアントPC7A、7B及び7Cは、ストリーミングサーバ8から当該ライブコンテンツのストリーム配信を受信し、これをリアルタイムで再生してクライアントユーザへ視聴させ得るようになされている。
【0124】
なお、ストリーミングサーバ8によってストリーミング配信されたライブコンテンツをクライアントPC7A、7B及び7Cがリアルタイム再生するためには、当該リアルタイム再生処理を行うための再生ソフトウェア(例えば、「Real player 」(リアルネットワークス社)、「Windows Media Player」(マイクロソフト社)等)が必要となる。
【0125】
従って、配信要求を行うクライアントPC7A、7B及び7Cが上述の再生ソフトウェアを格納していない場合でも、「再生ソフト」ボタン176をクリックするだけで、ライブキャスティングサーバ150から再生ソフトウェアをダウンロードし、当該再生ソフトウェアを介してストリーミングサーバ8からストリーム配信されたライブコンテンツをリアルタイムに再生することができる。
【0126】
次に、パーソナルキャスティングサービストップページ画面160の「本日のTV中継」がクリックされた場合には、図20に示すようなTV番組内容提示画面164がライブキャスティングサーバ150からクライアントPC7A、7B及び7Cへ送信されて表示される。
【0127】
このTV番組内容提示画面164には、サービス提供者側の現在時刻(この時刻に基づいてインターネットTV中継が行われる)が上方に表示されると共に、その下方には、パーソナルキャスティングサービスの契約先である放送局名、インターネットTV中継が行われるインターネットTV中継時間帯及び番組名が表示される。
【0128】
このTV番組内容提示画面164においては、番組名「プロ野球放送」がリンクボタンとなっており、これがクリックされると、図21に示すような「プロ野球放送」に対応したTV番組詳細情報画面164Aがライブキャスティングサーバ150からクライアントPC7A、7B及び7Cへ送信されて表示される。
【0129】
このTV番組詳細情報画面164Aにおいて、当該インターネットTV中継時間帯中に、正当なパスワードが入力されると共に、「中継開始」ボタン177がクリックされると、当該TV番組「プロ野球放送」に対するインターネットTV中継の要求がクライアントPC7A、7B及び7Cからインターネット2を介してストリーミングサーバ8へ送信される。
【0130】
これにより中継要求を行ったクライアントPC7A、7B及び7Cは、ユーザPC4及びストリーミングサーバ8を介して中継されるTV番組のストリーム配信を受信し、これをリアルタイムで再生し得るようになされている。
【0131】
この場合も、ストリーミングサーバ8によってストリーム配信されたTV番組をリアルタイム再生するためには、当該リアルタイム再生処理を行うための再生ソフトウェアが必要であり、クライアントPC7A、7B及び7Cが当該再生ソフトウェアを格納していない場合にも、「再生ソフト」ボタン178をクリックするだけで、ライブキャスティングサーバ150から再生ソフトウェアをダウンロードし、当該再生ソフトウェアを介してストリーミングサーバ8からインターネットTV中継されたTV番組をリアルタイムに再生し得るようになされている。
【0132】
続いて、ライブキャスティンクサービストップページ画面160の「番組ガイド」がクリックされた場合には、図22に示すような番組ガイド表画面165がライブキャスティングサーバ150からクライアントPC7A、7B及び7Cに送信されて表示される。
【0133】
この番組ガイド表画面165には、今日現在を含む月間カレンダーが表示されており、当該月間カレンダーのうち白抜表示された日付(7月5日)に配信予定の各種コンテンツが一覧表示されている。
【0134】
また番組ガイド表画面165においては、月間カレンダーにおける所望の日付がクリックされたときに、その日付で配信予定のコンテンツの一覧が表示されるようになされている。
【0135】
なお番組ガイド表画面165は、ライブ内容提示画面162(図18)及びTV番組内容提示画面164(図20)の内容がまとめられたものであり、このような表示形態に係わらず、縦軸に時刻、横軸にチャンネルといったマトリクス状の表示欄を設け、当該マトリクス上の表示欄中にタイトル名、概要、配信者名等を表示するといった新聞のテレビ欄のような表示形態であってもよく、その表示形態としては任意で良い。
【0136】
次に、パーソナルキャスティングサービストップページ画面160(図16)の「マイチャンネル」は、ライブ配信又はインターネットTV中継の発信者となり得る権利を有するコンテンツ提供者(後述するプレミアムメンバー登録されているユーザ)毎に用意されるWebページであり、「マイチャンネル」がクリックされると、そのコンテンツ提供者の現時点におけるライブ配信又はインターネットTV中継の予約内容を確認するWebページ等が表示される。
【0137】
また、パーソナルキャスティングサービストップページ画面160(図16)の「ライブ予約・中継予約」がクリックされると、ライブ配信又はインターネットTV中継の予約を行なうためのWebページが表示されるようになされており、これについての詳細は後述する。
【0138】
なお、メンバー登録を行っていないユーザについては、ユーザIDやパスワードがないため、ユーザIDおよびパスワードを入力するといったログイン処理を行うことができない。
【0139】
このようなログイン処理を実行し得ないユーザのPCにおいては、「マイチャンネル」や「ライブ予約・中継予約」がクリックされた場合に、それぞれ対応するWebページにジャンプするのではなく、パーソナルキャスティングサービストップページ画面160(図16)の「パーソナルキャスティングTVとは?」に対応するWebページへジャンプし、新規のメンバー登録を促すようになされている。
【0140】
次に、パーソナルキャスティングサービストップページ画面160(図16)における「プログラムピックアップ」は、サービス提供者側が推奨するコンテンツ等を紹介するWebページであり、これがクリックされると、サービス提供者が推奨するライブコンテンツ詳細情報画面163(図19)又はTV番組詳細情報画面164A(図21)が表示されるようになされている。
【0141】
このようにライブキャスティングサーバ150は、そのハードディスク内に上述したような複数種類のWebページを格納しており、クリック操作に応じたWebページをユーザPC4やクライアントPC7A、7B及び7Cへ送信して提供するようになされている。
【0142】
図15に戻り、予約データベース151は、ライブ予約モードにおいて予約されたライブ配信に関する予約情況や当該予約によって発生する課金情報を記憶すると共に、中継予約モードにおいて予約されたインターネットTV中継に関する予約情況や当該予約によって発生する課金情報を記憶するものである。
【0143】
この場合予約データベース151は、図23に示すように、各予約項目毎に予約時間帯、使用チャンネル、伝送帯域(bps(bit per second))等を含む予約内容情報と、ユーザを識別するためのユーザIDと、その時点で予約が成立していて課金可能であるか否かを示す課金フラグ情報と、当該予約履行時の認証に用いられる予約IDとを対応付けた予約テーブル166を記憶している。
【0144】
この予約テーブル166における各種情報は、後述するライブキャスティングサーバ150による予約処理等の際に書き込まれ、後述するデータベースサーバ155による認証処理の際に参照されることになる。
【0145】
ユーザデータベース152は、パーソナルキャスティングサービスを受ける権利を有する登録ユーザ(ユーザPC4を介してライブコンテンツの提供又はインターネットTV中継を行うコンテンツ提供者や、クライアントPC7A、7B及び7Cを介してライブコンテンツのストリーム配信又はTV番組のインターネットTV中継を受けるクライアントユーザ)に関するユーザ情報を記憶するものであり、当該登録ユーザ毎に、氏名(名称)、ユーザID、パスワード、電子メールアドレス、住所、電話番号(携帯電話やファクシミリ番号)及び課金用のクレジットカード番号やクレジットカードの有効期限等を記憶している。
【0146】
ユーザデータベース152に格納された各ユーザ情報は、後述するライブキャスティングサーバ150によるメンバー登録処理の際に書き込まれ、当該ライブキャスティングサーバ150によるライブ予約又は中継予約の際に参照されることになる。
【0147】
NTPサーバ153は、サーバ使用予約管理センタ5やストリーミングサーバ8等のサービス提供者側における時刻情報を一括して管理するものである。従ってライブキャスティングサーバ150及びストリーミングサーバ8は、NTPサーバ153から時刻情報を取得し、当該取得した時刻情報に基づいてライブ配信又はインターネットTV中継における開始時刻や終了時刻を管理するようになされている。
【0148】
このことは、ライブ配信又はインターネットTV中継といった正確な時間制御下で動作しなくてはならないサービスを提供することを考慮したものであり、サービス提供者側の基準時刻を統一することにより、サービス提供者側のサーバ使用予約管理センタ5とストリーミングサーバ8とが同一の基準時刻に基づいて正確に同期した状態で動作するようになされている。
【0149】
またユーザPC4の時刻と、サービス提供者側の基準時刻との間には時刻ずれが生じていることが考えられ、この時刻ずれをユーザPC4が認識していないと、サービス提供者側が規定するライブ配信又はインターネットTV中継における開始時刻及び終了時刻と、ユーザPC4が認識しているライブ配信又はインターネットTV中継における開始時刻及び終了時刻との間でずれが生じてしまうことになる。
【0150】
従って、ライブキャスティングサーバ150においては、NTPサーバ153から取得した基準時刻に基づいて上述の時刻ずれを算出し、ユーザPC4によってライブ予約又は中継予約が行われる際に、この時刻のずれをユーザPC4へ通知するようになされている。
【0151】
データベースサーバ155は、ユーザPC4若しくは他の不正ユーザのPCからストリーミングサーバ8を利用するための接続要求がサーバ接続専用ネットワーク6のアクセスポートに対して行われた場合、当該サーバ接続専用ネットワーク6のアクセスサーバ(図示せず)からの要求に基づいて、アクセスしてきたPCがこの時間帯において正当な予約を有するユーザPC4であるか否かの認証処理を行うようになされている。
【0152】
この場合データベースサーバ155が、上述の認証処理において正当なユーザPC4であると認証したときには、ストリーミングサーバ8とユーザPC4との間の通信接続が確立され、ユーザPC4はストリーミングサーバ8に対してストリーム配信処理を要求することになる。
【0153】
この際、ストリーミングサーバ8は、配信要求元のユーザPC4が正当な予約を有するユーザPC4であるか否かを認証するために、データベースサーバ155に対して認証処理を要求する。
【0154】
データベースサーバ155は、ストリーミングサーバ8から要求があった場合にも、正当な予約を有するユーザPC4であるか否かの認証処理を行うようになされている。なおデータベースサーバ155は、予約データベース151を参照することにより認証処理を行うことになるが、これらの認証処理の詳細については後述する。
【0155】
(1−4)ストリーミングサーバの構成
ストリーミングサーバ8は、上述したように正当な予約を有するユーザPC4からサーバ接続専用ネットワーク6を介して送信されたライブコンテンツの動画像データやインターネットTV中継の番組データを受信し、これをインターネット2を介して配信要求のあったクライアントPC7A、7B及び7Cへストリーム配信するようになされている。
【0156】
またストリーミングサーバ8は、複数のチャンネル構成を有することにより、同一時間帯に複数のコンテンツ提供者がライブ配信者又はインターネットTV中継者としてアクセスしてきた場合にも、当該複数のコンテンツ提供者によるライブ配信処理及びインターネットTV中継処理を同時並列的に実行し得るようになされている。
【0157】
実際上ストリーミングサーバ8では、各チャンネル毎に異なる配信可能人数、伝送帯域(64[kbps]、28.8[kbps]等)及び利用料金等が予め設定されており、当該ストリーミングサーバ8を介してライブ配信又はインターネットTV中継を行うコンテンツ提供者が上述の設定内容を考慮してライブ予約又は中継予約すべきチャンネルを選択することになる。
【0158】
またストリーミングサーバ8は、上述したようにユーザPC4のコンテンツ提供者から送信されたライブコンテンツの動画像データ又はTV番組の番組データをストリーム配信処理すると共に、予約の空いている時間帯やコンテンツとコンテンツとの間の時間帯にコマーシャルコンテンツをハードディスク等から読み出して配信処理するようになされている。
【0159】
さらにストリーミングサーバ8は、サーバ使用予約管理センタ5によりユーザPC4に対して許可されたライブ予約又は中継予約の予約内容にそれぞれ応じて、配信予約時間帯の管理、配信先のクライアントPC7A、7B及び7Cの配信先数を制限するようになされており、これらの処理については後述する。
【0160】
(1−5)ライブ配信又はインターネットTV中継を行うためのストリーミングサーバとユーザPCとの通信接続
ストリーミングサーバ8(図1)は、サーバ接続専用ネットワーク6に接続されているので、上述したようにライブ配信又はインターネットTV中継を行う場合、電話回線網3及びサーバ接続専用ネットワーク6を介してユーザPC4と接続する。
【0161】
なおサーバ接続専用ネットワーク6は、当該コンテンツ配信システム1により提供されるパーソナルキャスティングサービスにおいてライブ配信又はインターネットTV中継を行うために設けられた専用のネットワークである。
【0162】
ここで、ストリーミングサーバ8とユーザPC4との通信接続は、インターネット2を介して行うことも可能であるが、このコンテンツ配信システム1では、ユーザPC4からストリーミングサーバ8への伝送路及び伝送帯域を確保するために、ストリーミングサーバ8と接続するためのサーバ接続専用ネットワーク6が設けられている。
【0163】
このように専用のサーバ接続専用ネットワーク6を用いることは、次のような理由によるものである。ユーザPC4がインターネット2と接続するためには、まず当該ユーザPC4が契約しているインターネットサービスプロバイダ(以下、ISPという)と電話回線網3を介して接続する必要がある。
【0164】
このISPは、このパーソナルキャスティングサービスの登録メンバーだけではなく、多数のインターネット利用者のPCからの接続をも受けることになるので、多数のインターネット利用者からのアクセスを受けてインターネット2と接続している場合、ユーザPC4がライブ配信又はインターネットTV中継を行うために必要な伝送帯域を確保することが困難になる。
【0165】
また、ユーザPC4の回線がビジーである等の理由によってISPに接続できなくなるという事態も起こり得る。このようにインターネット2を使用するデータ伝送では、上述のように接続環境の悪化といった事態が起こり得るが、ユーザPC4がライブ配信又はインターネットTV中継を行うときには、所定の時間帯にストリーミングサーバ8との間で所望のビットレートの伝送路を必ず確保しなくてはならず、上述のような事態が生じた場合にはパーソナルキャスティングサービスを正常に提供し得なくなる。
【0166】
従ってコンテンツ配信システム1では、インターネット2を用いることなく、サーバ接続専用ネットワーク6を介してユーザPC4とストリーミングサーバ8との伝送路を確保することにより、確実にライブ配信又はインターネットTV中継を実行し得るようになされている。
【0167】
実際上、サーバ接続専用ネットワーク6のアクセスサーバは、接続を要求してきた通常のインターネット利用者に対してデータベースサーバ155(図16)に認証処理を要求し、接続要求してきたインターネット利用者のPCが正当な予約を有するものであるか否かを認証する。
【0168】
そしてサーバ接続専用ネットワーク6のアクセスサーバは、データベースサーバ155による認証処理において正当な予約を有していないと判断した場合には、接続要求してきたPCからの呼を直ちに切断するようになされている。
【0169】
しかしながら、不正者のPCがサーバ接続専用ネットワーク6の回線を使用することはできないものの、認証処理を行っている間、1つの回線はビジーとなってしまう。
【0170】
このため、接続を許可する最大ユーザ数と予め用意した回線数とが同じであると、不正者がパーソナルキャスティングサービスの妨害等を目的として、サーバ接続専用ネットワーク6のアクセスポートに対して同時に多数発呼した場合には、正当な予約を有するユーザPC4による接続ができなくなってしまう。
【0171】
またコンテンツ配信システム1は、パーソナルキャスティングサービスを行う際、ライブ予約又は中継予約の予約内容に基づいて配信開始時刻よりも所定時間前にユーザPC4とストリーミングサーバ8との接続を許可し、これにより配信開始時刻前にユーザPC4に対する認証処理や接続処理を済ませ、配信開始時刻になった時点でユーザPC4を介してライブ配信又はインターネットTV中継を実行し得るようになされている。
【0172】
しかしながら、この場合にも、例えば互いに異なるユーザ間で予約の時間帯が連続していると、先の時間帯を予約して現在配信中のコンテンツ提供者の接続と、後の時間帯を予約した他のコンテンツ提供者による配信開始時刻の所定時間前を経過した後の接続とが重なり、配信可能な最大ユーザ数のみの回線数では対応し切れなくなる。
【0173】
そこでストリーミングサーバ8は、当該ストリーミングサーバ8に接続するための回線数を、同一時間帯にストリーミングサーバ8と接続許可された最大ユーザ数の約2倍以上(例えば、接続許可された最大ユーザ数が10人の場合、回線数は20本)に設定することにより、不正者の妨害によりサービスの提供が妨げられることを低減し得ると共に、先の時間帯と後の時間帯との接続が重なった場合にも十分に対応し得るようになされている。
【0174】
また、ストリーミングサーバ8に接続するためのサーバ接続専用ネットワーク6としては、1つの電気通信事業者(Carrier )のネットワーク(例えば、公衆電話網)に対するアクセスポートに限らず、複数の電気通信事業者の各ネットワーク(例えば、ISDN(Integrated Services Digital Network )、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)又は移動電話網)から接続可能なアクセスポートを用意するようにしても良い。
【0175】
この場合、ユーザPC4では、接続する電気通信事業者を選択し、当該電気通信事業者のネットワークに対応したアクセスポートへ発呼し、サーバ接続専用ネットワーク6を介してストリーミングサーバ8との間の通信接続を確立することになる。
【0176】
(1−6)クライアントPCの構成
上述したようにユーザPC4からストリーミングサーバ8へリアルタイムに送信されたライブコンテンツの動画像データやTV番組の番組データは、当該ストリーミングサーバ8を介してライブ配信又はインターネットTV中継され、配信要求を行ったクライアントPC7A、7B及び7Cへインターネット2を介してストリーム配信されることになる。
【0177】
クライアントPC7A、7B及び7Cは、上述したライブキャスティングサーバ150によるライブコンテンツ詳細情報画面163(図19)やTV番組詳細情報画面164A(図21)からストリーミングサーバ8へ配信要求を行うこともでき、またストリーミングサーバ8のURLを直接入力することにより当該ストリーミングサーバ8に対して直接配信要求を行うこともできる。
【0178】
本実施の形態では、ストリーミングサーバ8に対してライブコンテンツ詳細情報画面163(図19)やTV番組詳細情報画面164A(図21)から配信要求を行うクライアントPC7A、7B及び7Cを対象とし、当該クライアントPC7A、7B及び7Cは、ストリーミングサーバ8からのストリーム配信時に、所定のアプリケーションプログラム(例えば、「Real player」(リアルネットワークス社)、「Windows Media Player」(マイクロソフト社)等)を介してライブコンテンツ又はインターネットTV中継されたTV番組をリアルタイムに再生し得るようになされている。
【0179】
(2)コンテンツ配信システムの動作
次に、ライブキャスティングサービスを実現するためコンテンツ配信システム1における様々な処理について順番に説明する。
【0180】
(2−1)メンバー登録
まず、ユーザPC4のコンテンツ提供者がパーソナルキャスティングサービスを利用してライブ配信又はインターネットTV中継を行う場合には、当該パーソナルキャスティングサービスにおいてライブ配信又はインターネットTV中継を行う権利を手に入れるために、サーバ使用予約管理センタ5のライブキャスティングサーバ150に対してメンバー登録を行う必要がある。
【0181】
すなわちコンテンツ配信システム1では、図24に示すようにメンバー登録を行う場合、ステップSP1においてユーザPC4がインターネット2と接続し、ライブキャスティングサーバ150(図15)に対してWebページの閲覧要求を行い、次のステップSP2へ移る。
【0182】
ここで、ユーザPC4がインターネット2と接続する場合、まずユーザPC4は電源が投入されると、上述したアプリケーションプログラムに従って初期画面35を表示し、当該初期画面35のWeb確認モードがコンテンツ提供者によって選択されると、Web確認モード画面52(図8)を表示部14に表示する。
【0183】
これによりコンテンツ提供者は、このWeb確認モードにおけるWeb確認モード画面52を介してライブキャスティンクサーバ150のWebページに対応するURLを入力することにより閲覧要求を行う。
【0184】
ステップSP2においてライブキャスティングサーバ150は、閲覧要求に応じたWebページを読出し、これをインターネット2を介してユーザPC4へ送信し、次のステップSP3へ移る。
【0185】
ステップSP3においてユーザPC4は、ライブキャスティングサーバ150から送信されたWebページを受信し、当該受信したWebページをWeb確認モード画面52のブラウザ表示画面80に表示し、次のステップSP4へ移る。
【0186】
ところで、このような閲覧要求時及びWebページ送信時には、ユーザPC4及びライブキャスティングサーバ150間で実際に次のような操作や処理が行われている。
【0187】
まずユーザPC4は、Web確認モード画面52のURL表示欄84で直接入力されたURLに基づいてライブキャスティングサーバ150に対して閲覧要求を行うと、ブラウザ表示画面80には当該ライブキャスティングサーバ150から受信したライブキャスティングサービストップページ画面160(図16)を表示する。
【0188】
このライブキャスティングサービストップページ画面160において、コンテンツ提供者によって「メンバー登録」がクリックされると、ユーザPC4のCPU10は、当該クリック操作に応じてインターネット2を介してライブキャスティングサーバ150に対してメンバー登録を行うためのWebページの閲覧要求を行う。
【0189】
これによりライブキャスティングサーバ150からメンバー登録用Webページが送信され、これを受信したユーザPC4のCPU10は、図25に示すようなメンバー登録用入力画面167をWeb確認モード画面52のブラウザ表示画面80に表示する。
【0190】
メンバー登録用入力画面167には、メンバー登録を行うために入力すべき項目と、当該項目の入力欄とが設けられている。
【0191】
ここで、このパーソナルキャスティングサービスでは、上述したようなクライアントPC7A、7B及び7Cの機能、つまりストリーミングサーバ8によりライブ配信又はインターネットTV中継を受けるだけの一般メンバーと、当該サービスに加えライブ配信者やインターネットTV中継者となってパーソナルキャスティングサービスを利用するプレミアムメンバーといった2種類のメンバー登録が用意されており、メンバー登録用入力画面167には、一般・プレミアム共通用の入力欄210と、プレミアムメンバー専用の入力欄211とが設けられている。
【0192】
このメンバー登録用入力画面167において、クライアントPC7A、7B及び7Cを介して一般メンバーにのみ登録を行うクライアントユーザは、入力欄210の各項目を入力することになる。
【0193】
またメンバー登録用画面167には、入力した内容を無効にするキャンセルボタン212と、入力した内容で登録を指示する登録ボタン213とが設けられており、登録ボタン213がクリックされると、クライアントPC7A、7B及び7Cは入力欄210に入力された内容を登録情報としてインターネット2を介してライブキャスティングサーバ150へ送信するようになされている。
【0194】
一方、プレミアムメンバー登録を行う場合、コンテンツ提供者は「プレミアムメンバー登録」のチェックボックスにチェックし、入力欄210及び入力欄211の各項目に対する入力を行うことになる。
【0195】
コンテンツ提供者による入力欄210及び入力欄211における各項目の入力が終了し、登録ボタン213がクリックされると、ステップSP4においてユーザPC4のCPU10は、メンバー登録用入力画面167と同じ内容の登録情報ファイルを作成し、これをインターネット2を介してライブキャスティングサーバ150へ送信すると共に、当該登録情報ファイルをハードディスク13に書き込んで記憶し、次のステップSP5へ移る。
【0196】
ステップSP5においてライブキャスティングサーバ150は、ユーザPC4から送信された登録情報ファイルをインターネット2を介して受信した後、当該受信した登録情報ファイルの内容をチェックして登録を許可するか否かを判別し、次のステップSP6へ移る。
【0197】
この場合ライブキャスティングサーバ150は、チェックの内容として、まず所定項目についての入力が行われていない場合には、その旨をユーザPC4へ通知して再入力を促す。
【0198】
また、ライブキャスティングサーバ150は、インターネット2を介してクレジット会社の与信チェックサーバにアクセスし、登録情報ファイル中のクレジットカードが有効であるか否かのチェックを行い、当該クレジットカードが有効であった場合にのみ登録を許可する。
【0199】
ステップSP6においてライブキャスティングサーバ150は、登録を許可する場合、登録情報ファイルに記された各項目情報をユーザデータベース152に書き込むことにより登録処理を行い、次のステップSP7へ移る。因みにライブキャスティングサーバ150は、プレミアムメンバーの登録処理では、当該登録ユーザに対応する「マイチャンネル」のWebページを作成してハードディスク13に格納する。
【0200】
ステップSP7においてライブキャスティングサーバ150は、登録処理が終了したことをインターネット2を介してユーザPC4へ通知し、メンバー登録処理を終了する。
【0201】
(2−2)配信予約
上述のようなメンバー登録処理が終了すると、ユーザPC4のコンテンツ提供者は、パーソナルキャスティングサービスを利用してライブ配信又はインターネットTV中継を行う放送者側となることができ、実際にライブ配信又はインターネットTV中継を行うためのライブ予約又は中継予約をライブキャスティングサーバ150に対して行うことになる。
【0202】
このコンテンツ配信システム1では、パーソナルキャスティングサービスをコンテンツ提供者に利用させるに当って、当該コンテンツ提供者が一旦ライブキャスティングサーバ150に対してライブ予約又は中継予約の登録を行った後、そのライブ配信開始時刻又はインターネットTV中継開始時刻の所定時間前(例えば、6時間前)までにコンテンツ提供者がライブキャスティングサーバ150に対してリコンファーム(予約の再確認)を行うことにより予約が成立するようになされている。
【0203】
このようにコンテンツ配信システム1では、予約を行ったコンテンツ提供者に対してリコンファームを義務付けることにより、ライブ予約又は中継予約の履行確立を向上させ空予約を低減するようになされている。
【0204】
さらにコンテンツ配信システム1では、登録後のコンテンツ提供者が1ケ月間に予約可能な最大コマ数(例えば、1コマを10分)を予め設定しており、これにより少数のコンテンツ提供者によって当該パーソナルキャスティングサービスが寡占状態となることを抑止している。
【0205】
なおコンテンツ配信システム1では、登録後のコンテンツ提供者が1ケ月間に予約可能な最大コマ数を予め設定してはいるものの、コンテンツ提供者がインターネットTV中継を行う場合には、TV局自体がコンテンツ提供者となり得ることがあることを考慮して予約可能なコマ数の制限を外し、所定チャンネルを24時間連続して使用することを許可するようになされている。
【0206】
(2−3)予約登録
以下、上述のライブ予約又は中継予約における予約登録を行う際のユーザPC4及びライブキャスティングサーバ150間の予約登録処理シーケンスについて、図26のフローチャート用いて説明する。
【0207】
ステップSP11においてユーザPC4は、電源が投入されると所定のアプリケーションプログラムを起動して初期画面35(図5)を表示部14に表示し、当該初期画面35の中継・ライブ予約/確認モードがコンテンツ提供者によって選択されたとき、中継・ライブ予約/確認モード画面53(図9)を表示する。
【0208】
コンテンツ提供者は、この中継・ライブ予約/確認モード画面53において、ジョグダイヤル16Bを操作してフォーカスFを移動することによりGUI92のうち「予約ジャンプ」項目を選択決定する。
【0209】
これによりユーザPC4のCPU10は、ライブ予約又は中継予約を行うためのWebページ(パーソナルキャスティングサービストップページ画面160の「中継予約・ライブ予約」がクリックされた場合のWebページ)の閲覧要求をライブキャスティングサーバ150に対して行い、次のステップSP12へ移る。
【0210】
このようにユーザPC4では、アプリケーションプログラムにより実現される機能により「予約ジャンプ」項目が選択決定されたことに応じて、ライブ予約又は中継予約を行うためのWebページの閲覧要求を行うことができるが、URLを直接入力することにより当該Webページの閲覧要求を行うこともできる。
【0211】
具体的にはユーザPC4では、コンテンツ提供者により直接入力されたURLに応じてパーソナルキャスティングサービストップページ160(図16)の閲覧要求を行い、当該パーソナルキャスティングサービストップページ160のユーザID及びパスワードの入力によってログインし、「ライブ予約・中継予約」項目のクリック操作でライブ予約又は中継予約を行うためのWebページの閲覧要求を行うことができる。
【0212】
ステップSP12においてライブキャスティングサーバ150は、このようにしてユーザPC4からライブ予約又は中継予約のWebページの閲覧要求が行われると、インターネット2を介してユーザPC4へ当該Webページを送信し、次のステップSP13へ移る。
【0213】
ステップSP13においてユーザPC4は、ライブキャスティングサーバ150から当該Webページを受信し、当該Webページに基づいて図27に示すような予約用画面168を中継・ライブ予約/確認モード画面53のブラウザ表示画面90に表示し、次のステップSP14へ移る。
【0214】
ここで予約用画面168には、月間カレンダー欄220と、当該月間カレンダー欄220に白抜表示された日付(7月5日)の予約内容を示す予約状況表示欄221と、コンテンツ提供者が予約を行うための入力すべき項目及び入力欄が設けられた予約用入力欄222と、予約の申請を指示する予約ボタン223と、予約用入力欄222の入力内容を無効にするキャンセルボタン224とが設けられている。
【0215】
この予約用画面168において、コンテンツ提供者により月間カレンダー欄220中の予約を希望する日がクリックされると、ユーザPC4のCPU10は、当該クリックされた日付を白抜表示すると共に、当該日付の予約内容を表示するための予約内容データをインターネット2を介してライブキャスティングサーバ150へ要求する。
【0216】
この要求を受けたライブキャスティングサーバ150は、現時点でのその日付の予約状況を表示するための予約内容データを予約データベース151の予約情報を基に生成し、当該予約内容データをインターネット2を介してユーザPC4へ送信するようになされている。
【0217】
ユーザPC4のCPU10は、ライブキャスティングサーバ150から受信した予約内容データに基づいて当該日付の予約状況を予約状況表示欄221に表示する。
【0218】
この予約状況表示欄221には、チャンネル毎に配信可能な定員数、伝送帯域、使用料金、時間帯毎の予約状況(「空」又は「済」)が表示されており、コンテンツ提供者はこの予約状況表示欄221を参照しながら、チャンネルや時間帯等を決定して予約用入力欄222の各項目の入力を行う。
【0219】
ここで、配信可能な定員数、伝送帯域及び使用料金は、チャンネル毎に予め設定されているものであり、ユーザPC4のコンテンツ提供者は、予約状況表示欄221に表示されたチャンネル毎の内容を参照して確認し、希望に沿った使用料金や定員数等に合致したチャンネルを選択することができる。
【0220】
ここで、予約用入力欄222において入力すべき項目としては、チャンネルを選択するための「チャンネル」、予約する日時を指定するための「予約日時」、ライブ配信するライブコンテンツ又はインターネットTV中継するTV番組の「公開レベル」、ライブコンテンツ又はTV番組のタイトル名を入力するための「タイトル」、ライブコンテンツ又はTV番組の属するジャンルを入力するための「ジャンル」、コンテンツ提供者に関する電子メールアドレスの公開の有無を選択するための「電子メール公開」、コンテンツ提供者に関するWebページのURLの公開の有無を選択するための「Web公開」、パスワードを入力するための「パスワード」、ライブ配信先又はインターネットTV中継先となる友人の電子メールアドレスを入力するための「友達リスト」、ライブコンテンツ又はTV番組の概要を所定文字数(例えば、20字)以内で書き込むための「概要」、ライブコンテンツ又はTV番組の詳細を所定文字数(例えば、200字)以内で書き込むための「詳細」等の項目が設けられている。
【0221】
予約用入力欄222における「公開レベル」は、ライブ予約又は中継予約に基づいてライブ配信又はインターネットTV中継する際の公開レベル、つまりライブ配信先又はインターネットTV中継の中継先の制約をコンテンツ提供者が指定する項目であり、ここでは「Public」レベル、「Password」レベル及び「Secret」レベルのいずれかを指定し得るようになされている。
【0222】
「Public」レベルは、完全に公開することを指定するものであり、当該「Public」レベルが指定された場合には、上述した一般メンバー登録をしている者であれば、当該ライブ予約又は中継予約に基づくライブ配信又はインターネットTV中継によるライブコンテンツ又はTV番組のストリーム配信を受けることができる。但し、その定員数以内までである。
【0223】
「Password」レベルは、当該ライブ予約又は中継予約に基づくライブ配信又はインターネットTV中継によるライブコンテンツ又はTV番組のストリーム配信を受けることができる者を制限するものであり、正当なパスワード入力を行った者のみがストリーム配信を受けることが可能な公開レベルである。この場合「Password」レベルを選択した者は、その際に使用するパスワードを入力しておく必要がある。
【0224】
次に、「Secret」レベルも、「Password」レベルと同様に正当なパスワード入力を行った者だけにライブ予約又は中継予約に基づくライブ配信又はインターネットTV中継によるライブコンテンツ又はTV番組のストリーム配信を受けることを許可する公開レベルである。従って、この場合も「Secret」レベルを選択した者は、その際に使用するパスワードを入力しておく必要がある。
【0225】
ここで、「Password」レベル若しくは「Secret」レベルをコンテンツ提供者が選択した場合には、後述する「友達リスト」に指定された電子メールアドレス宛に、当該ライブコンテンツの配信時間帯又はTV番組の中継時間帯やパスワード等の情報が通知されるようになされている。
【0226】
また、「Password」レベルと「Secret」レベルとは、特定の者だけにライブコンテンツ又はTV番組のストリーム配信を許可する点では同じであるが、両者には大きな相違点がある。
【0227】
すなわち「Password」レベルが選択された場合には、上述した「本日のライブ」項目に対応したライブ内容提示画面162(図18)、「本日のTV中継」に対応したTV番組内容提示画面164(図20)及び「番組ガイド」に対応した番組ガイド表画面165(図22)に、これらのライブ予約又は中継予約に基づくライブコンテンツ又はTV番組が掲載されるのに対し、「Secret」レベルが選択された場合には、ライブ予約又は中継予約に基づくライブコンテンツ又はTV番組が掲載されず、当該ライブコンテンツ又はTV番組の配信が行われること自体も公開されないことである。
【0228】
従って「Secret」レベルが選択された場合には、後述する「友達リスト」に掲載された電子メールアドレスを有する者だけに、ライブ予約又は中継予約に基づくライブコンテンツ又はTV番組のストリーム配信が行われることが通知されることになる。
【0229】
コンテンツ提供者は、ライブ配信又はインターネットTV中継を行うライブコンテンツ又はTV番組の内容等を考慮し、上述した「Public」レベル、「Password」レベル、「Secret」レベルのうちから任意の公開レベルを選択することができる。
【0230】
例えば、特定の少人数にライブコンテンツ又はTV番組をストリーム配信したい場合には、定員数の少ないチャンネル(低料金)を選ぶことが経済的に好ましいが、これを完全公開の「Public」レベルとすると、特定者以外からの配信要求を受けたときに、当該特定者が定員数制限によりライブコンテンツ又はTV番組のストリーム配信を受けることができなくなる。
【0231】
従って、このような場合にはコンテンツ提供者は「Password」レベルや「Secret」レベルを選択することにより、ストリーミングサーバ8を介して特定者へライブコンテンツ又はTV番組を確実かつ経済的にストリーム配信し得るように設定することができる。
【0232】
また予約用入力欄222における「友達リスト」は、ユーザPC4のコンテンツ提供者が当該ライブ予約又は中継予約に応じた時間帯やチャンネルで、ライブコンテンツ又はTV番組のストリーム配信を行うことの通知を希望する友人の電子メールアドレスを入力する欄である。
【0233】
ライブキャスティングサーバ150は、「友達リスト」に入力された電子メールアドレス宛に当該ライブ予約又は中継予約に応じたライブコンテンツ又はTV番組のストリーム配信を受けるための各種情報を含んだ電子メールを送信することになるが、これについては後述する。
【0234】
ステップSP14においてユーザPC4は、以上のような予約用入力欄222の各項目の入力が終了し、予約ボタン223がクリックされると、予約用入力欄222の同一内容の予約希望情報ファイルを作成した後、当該予約希望情報ファイルをインターネット2を介してライブキャスティングサーバ150へ送信し、次のステップSP15に移る。
【0235】
なお予約用画面168においては、予約用入力欄222の各項目にコンテンツ提供者がキーボード等を操作して文字等を入力することにより、入力作業が行われるようになされているが、「チャンネル」、「予約日時」、「ジャンル」等の予め入力内容が決められている項目については、プルダウンメニューで表示された複数の選択候補の中からコンテンツ提供者が選択指定することにより入力作業が行われるようにしてもよい。
【0236】
ステップSP15においてライブキャスティングサーバ150は、ユーザPC4のコンテンツ提供者による入力内容に応じて作成された予約希望情報ファイルをインターネット2を介して受信し、当該受信した予約希望情報ファイルの内容で良いか否かを再確認するための確認用WebページをユーザPC4へ送信し、次のステップSP16へ移る。
【0237】
これによりユーザPC4は、ライブキャスティングサーバ150から受信した確認用Webページに基づいて図28に示すような予約確認用画面169を表示部14に表示する。
【0238】
コンテンツ提供者は、この予約確認用画面169を介して、当該ライブ予約又は中継予約に基づく利用料金や、後にライブキャスティングサーバ150からユーザPC4へ送信される予約設定情報ファイルの送信先の電子メールアドレス(この電子メールアドレスは、メンバー登録時にコンテンツ提供者によって入力された電子メールアドレス)の確認を行う。
【0239】
また、上述したように、このパーソナルキャスティングサービスでは、ライブ配信のライブ予約又はインターネットTV中継の中継予約を行ったコンテンツ提供者が、当該ライブ予約又は中継予約に基づくライブ配信開始時刻又はインターネットTV中継開始時刻の所定時間前(例えば、6時間前)までにリコンファームを行うように義務づけられており、その旨及びリコンファームの実行手順をコンテンツ提供者に知らせるためのメッセージも予約確認用画面169を介して通知される。
【0240】
ここでコンテンツ提供者は、予約確認用画面169に表示された内容で間違いがなければ了解ボタン240をクリックし、予約確認用画面169に表示された内容に間違いがある場合には、キャンセルボタン241をクリックする。
【0241】
コンテンツ提供者によってキャンセルボタン241がクリックされると、ユーザPC4はその旨をライブキャスティングサーバ150へ送信し、ライブキャスティングサーバ150は当該予約希望情報ファイルを破棄すると共に、予約用画面168(図27)をユーザPC4の表示部14に再表示させ、再度の入力を促す。
【0242】
ステップSP16においてユーザPC4は、これに対してコンテンツ提供者によって了解ボタン240がクリックされると、その旨をインターネット2を介してライブキャスティングサーバ150へ送信し、次のステップSP17へ移る。
【0243】
ステップSP17においてライブキャスティングサーバ150は、ユーザPC4から了解ボタン240に応じた通知を受けたことにより、その予約希望情報ファイルの内容をチェックして予約を許可するか否かを判別し、次のステップSP18へ移る。
【0244】
実際上ライブキャスティングサーバ150は、予約希望情報ファイルの内容として入力内容に不足はないか、希望チャンネルの希望予約時間帯が空いているか否かの確認チェックを行い、さらに当該ライブ予約又は中継予約のうちライブ予約を行ったコンテンツ提供者が設定コマ数以上の予約を行っていないか否かをチェックする。
【0245】
因みに中継予約を行ったコンテンツ提供者については、TV局自体がコンテンツ提供者となり得ることもあることを考慮して予約可能なコマ数の制限を外し、所定チャンネルを24時間連続して使用することが許可されているので、この場合にチェックは不要である。
【0246】
具体的には、このライブキャスティングサービスでは、予約登録したコンテンツ提供者がライブ配信を行うに当って、1ケ月間に予約可能な最大コマ数(例えば、1コマを10分)が設定されていることは上述した通りである。
【0247】
従ってライブキャスティングサーバ150は、ここでのライブ予約を許可するか否かのチェックとして、このコンテンツ提供者が1ケ月間に既にライブ予約しているコマ数が設定コマ数よりも多いか否かを判別し、設定コマ数よりも多い場合には、ライブ予約を許可しない。
【0248】
一方ライブキャスティングサーバ150は、コンテンツ提供者が1ケ月の間に既にライブ予約を行ったコマ数が設定コマ数よりも少ない場合には、当該チェック結果が問題なしと判別し、他のチェック結果にも問題がない場合にライブ予約を許可するようになされている。
【0249】
このようにライブキャスティングサーバ150がコンテンツ提供者の1ケ月間の予約コマ数をチェックするために、ユーザデータベース152には、プレミアムメンバー登録されているコンテンツ提供者毎の現在までのライブ予約や中継予約の予約状況が少なくとも過去1ケ月間に遡って記憶されている。
【0250】
ステップSP18においてライブキャスティングサーバ150は、ライブ予約又は中継予約を許可する場合には、当該ライブ予約又は中継予約について予約履行時の認証にのみ用いられる予約IDを作成し、予約希望情報ファイルの内容に基づいて予約時間帯、使用チャンネル、伝送帯域(bps(bit per second))、友達リストのメールアドレス等を含む予約内容情報、コンテンツ提供者を識別するためのユーザID及び予約IDを予約データベース151(図14)に書き込むことにより予約登録を行い、次のステップSP19に移る。
【0251】
なお、この予約登録時点では、課金が可能であるか否かを示す課金フラグ情報は、課金「付加」となっており、この課金フラグは後にリコンファームが行われて予約登録が完全に成立した場合に課金「可」と書き換えられる。
【0252】
またライブキャスティングサーバ150は、予約登録を行ったコンテンツ提供者に対する「マイチャンネル」(パーソナルキャスティングサービストップページ画面160)のWebページに、当該ライブ予約又は中継予約に関する情報を追加して書き込んでおくようになされている。
【0253】
また、当該ライブ予約又は中継予約における公開レベルが「Public」レベル若しくは「Password」レベルの場合、ライブキャスティングサーバ150は、上述したパーソナルキャスティングサービストップページ画面160の「本日のライブ」に対応したライブ内容提示画面162及び「本日のTV中継」に対応したTV番組内容提示画面164に、このライブ予約又は中継予約に基づくライブコンテンツ及びTV番組を掲載するための更新処理をそれぞれ行う。
【0254】
つまりライブキャスティングサーバ150は、ライブ予約又は中継予約に基づいたライブコンテンツ又はTV番組のストリーム配信が行われることを閲覧可能な状態に記憶しておくことにより、インターネット2を介してアクセスしてきたクライアントPC7A、7B及び7Cのクライアントユーザに対してライブ内容提示画面162及びTV番組内容提示画面164を閲覧させ、当該ライブ予約又は中継予約に基づくライブ配信又はインターネットTV中継が行われる旨を認識させることができる。
【0255】
すなわちライブキャスティングサーバ150は、「Public」レベルが設定された場合はもちろんのこと、「Password」レベルが設定されている場合にも、当該ライブ予約又は中継予約に基づくライブ配信又はインターネットTV中継が行われることが掲載されたライブ内容提示画面162及びTV番組内容提示画面164を閲覧可能にすることにより、任意の第3者に対しても当該ライブ配信又はインターネットTV中継が行われることを知らせることができる。
【0256】
一方ライブキャスティングサーバ150は、「Secret」レベルが設定されている場合、当該ライブ予約又は中継予約に基づいて行われるライブ配信又はインターネットTV中継に関する情報を、上述した「本日のライブ」に対応したライブ内容提示画面162、「本日のTV中継」に対応したTV番組内容提示画面164及び「番組ガイド」に対応した番組ガイド表画面165には一切掲載しない。
【0257】
従ってライブキャスティングサーバ150は、「Secret」レベルが設定された場合のライブ配信又はインターネットTV中継については、後述する電子メールを受信して閲覧可能な特定者のみに対してライブ配信又はインターネットTV中継が行われることを通知するようになされている。
【0258】
このような予約登録処理が終了すると、ライブキャスティングサーバ150は当該パーソナルキャスティングサービスを利用する際の著作権の管理や禁止事項等に関してコンテンツ提供者の同意を促すWebページをユーザPC4へ送信し、当該ユーザPC4の表示部14に表示させる。
【0259】
そしてライブキャスティングサーバ150は、ユーザPC4からコンテンツ提供者の同意する旨の通知を受信すると、図29に示すような予約登録手続の完了を知らせる予約登録手続完了画面181をユーザPC4へ送信して表示させる。
【0260】
この予約登録手続完了画面181には、コンテンツ提供者にリコンファームを行うことを促すメッセージが表示されており、リコンファームを行うための「OK」ボタン245が設けられている。
【0261】
ステップSP19においてライブキャスティングサーバ150は、予約登録手続完了画面181の「OK」ボタン245がクリックされると、リコンファームを除く当該予約手続を完了し、この後当該ライブ予約又は中継予約に関する予約IDを含む電子メールをユーザPC4へ送信し、ライブ配信又はインターネットTV中継に関する予約確認処理シーケンスを終了する。
【0262】
(2−4)リコンファーム
上述したようにコンテンツ配信システム1におけるパーソナルキャスティングサービスでは、予約履行時刻の6時間前までにコンテンツ提供者がリコンファームを行う必要があり、当該リコンファームが行われなかった場合には、ライブ配信又はインターネットTV中継のライブ予約又は中継予約を強制的に取り消すようになされている。
【0263】
従ってコンテンツ配信システム1は、ライブキャスティングサーバ150からの電子メールを介してライブ予約又は中継予約に関する予約IDを取得したコンテンツ提供者によってユーザPC4を介してリコンファームが行われることにより、ライブ配信又はインターネットTV中継のライブ予約又は中継予約を確立するようになされている。
【0264】
なお、上述したライブ予約又は中継予約に関する予約IDを受け取るまでの予約登録手続としては、ライブ配信又はインターネットTV中継に使用するユーザPC4とは異なるPCを用いることも可能であるが、ライブ配信又はインターネットTV中継を行う際に使用するユーザPC4を介してリコンファームすることが義務付けられている。
【0265】
従って以下の説明においては、ユーザPC4を使用してリコンファームを行うものとし、リコンファームを行う際のユーザPC4及びライブキャスティングサーバ150の処理動作について、図30に示すリコンファーム処理シーケンスを用いて以下説明する。
【0266】
ステップSP21においてユーザPC4は、電源が投入された後、上述したアプリケーションプログラムに従って初期画面35(図5)を表示し、当該初期画面35で中継・ライブ予約/確認モードが選択されると、中継・ライブ予約/確認モード画面53(図9(A))を表示部14に表示する。
【0267】
ユーザPC4は、この中継・ライブ予約/確認モード画面53上で、コンテンツ提供者によりジョグダイヤル16Bの操作を介して予約一覧表示エリア95に表示されている複数の予約項目のうちからリコンファームを行うべき予約項目が選択決定されると、インターネット2を介してライブキャスティングサーバ150へ当該コンテンツ提供者に対応する「マイチャンネル」のWebページの閲覧要求を行い、次のステップSP22へ移る。
【0268】
なおユーザPC4では、URLを直接入力することによりパーソナルキャスティングサービストップページ画面160(図16)を表示し、当該パーソナルキャスティングサービストップページ画面160上でユーザID及びパスワードの入力を行ってログインし、「マイチャンネル」のリンクボタンをクリックするといった操作で「マイチャンネル」のWebページの閲覧要求を行うこともできる。
【0269】
ステップSP22においてライブキャスティングサーバ150は、閲覧要求された「マイチャンネル」のWebページをインターネット2を介してユーザPC4へ送信し、次のステップSP23へ移る。
【0270】
ステップSP23においてユーザPC4は、ライブキャスティングサーバ150から受信したWebページに基づいて、図31に示すようなマイチャンネル画面182を中継・ライブ予約/確認モード画面53のブラウザ表示画面90に表示し、次のステップSP24へ移る。
【0271】
ここでマイチャンネル画面182には、現在ライブキャスティングサーバ150に対して予約登録中のライブ予約又は中継予約の一覧である予約リスト250と、当該コンテンツ提供者が過去にライブ配信又はインターネットTV中継を行った際の視聴者数等を確認するためのWebページにジャンプするリンクボタン251と、ユーザデータベース152に登録された当該コンテンツ提供者の予約設定情報ファイルを変更するためのWebページにジャンプするリンクボタン252とが設けられている。
【0272】
またマイチャンネル画面182には、ライブ予約又は中継予約のキャンセル方法やユーザ情報の変更方法を説明する記述が表示されており、特にこのパーソナルキャスティングサービスにおいてチャンネル及び日時に関するライブ予約又は中継予約の内容を変更する場合には、一旦ライブ予約又は中継予約をキャンセルして再度ライブ予約又は中継予約の手続を行う必要があり、その旨が記述されている。一方、タイトル名、概要等のチャンネル及び日時以外の情報に関しては、予約キャンセルを行うことなく変更し得るようになされている。
【0273】
予約リスト250には、ライブ予約又は中継予約毎(図中での予約は1つのみ)に「予約日時」、「チャンネル」、「タイトル」、このライブ予約又は中継予約が「リコンファーム待ち」の状態であるか、「リコンファーム済み」の状態であるかといった状態が表示されるステータス項目、及び予約キャンセルを指示する場合の「取消」ボタンとが表示されている。
【0274】
ここでステータス項目については、当該ライブ予約又は中継予約についてリコンファームが行われていない場合には、図示のように「リコンファーム待ち」が表示され、リコンファームが既に行われた後に当該マイチャンネル画面182が表示された場合には「リコンファーム済み」の表示がなされる。
【0275】
ユーザPC4は、マイチャンネル画面182において「リコンファーム待ち」がクリックされると、リコンファーム用画面の閲覧要求をインターネット2を介してライブキャスティングサーバ150へ送信する。
【0276】
これによりライブキャスティングサーバ105は、当該リコンファーム用画面の閲覧要求に応じてリコンファーム用画面のWebページをインターネット2を介してユーザPC4へ送信し、当該ユーザPC4に図32に示すようなリコンファーム用画面183を表示させる。
【0277】
このリコンファーム用画面183には、当該ライブ予約又は中継予約に関して設定されている「ユーザID」、「チャンネル」、「予約日時」、「公開レベル」、「タイトル」、「ジャンル」、「電子メール公開」、「Web公開」、「パスワード」、「友達リスト」、「概要」、「詳細」といった項目内容が表示されると共に、予約IDの入力欄と、コンテンツ提供者に予約IDを入力させてリコンファームを行うことを促すメッセージが表示されている。
【0278】
コンテンツ提供者がリコンファームを行う場合には、上述したライブ予約又は中継予約の登録手続においてライブキャスティングサーバ150から送信された電子メールに含まれる予約IDをリコンファーム用画面183における予約IDの入力欄に入力し、リコンファームボタン261をクリックすればよく、予約リスト250等が表示されたマイチャンネル画面182(図31)に戻る場合には、戻るボタン262をクリックすればよい。
【0279】
ところで、リコンファーム用画面183においてリコンファームボタン261がコンテンツ提供者によってクリックされた場合には、ライブ配信又はインターネットTV中継を行う際にストリーミングサーバ8との間の通信接続を確立するための設定が自動的に行われるようになされており、これにより当該リコンファーム用画面183にはライブ配信又はインターネットTV中継を行うユーザPC4でリコンファームを行うことを促すメッセージが表示されている。
【0280】
ステップSP24においてユーザPC4のCPU10は、実際にコンテンツ提供者によってリコンファームボタン261がクリックされると、リコンファームの実行指示があった旨をインターネット2を介してライブキャスティングサーバ150へ送信し、次のステップSP25へ移る。
【0281】
ステップSP25においてライブキャスティングサーバ150は、ユーザPC4から送信されたリコンファーム実行指示を受け取ると、予約データベース151及びユーザデータベース152を参照し、当該リコンファーム実行指示に対応したライブ予約又は中継予約に関して、図33に示すような予約設定情報ファイル184を作成し、次のステップSP26へ移る。
【0282】
ここでライブキャスティングサーバ150は、予約データベース151に登録されている複数のライブ予約又は中継予約に関する情報のうち、当該ライブ予約又は中継予約におけるライブ配信開始時刻又はインターネットTV中継開始時刻の6時間前になった時点で、ライブ予約又は中継予約に関するデータを予約データベース151から消去してそのライブ予約又は中継予約を取り消す。
【0283】
すなわち、あるライブ予約又は中継予約に基づくライブ配信開始時刻又はインターネットTV中継開始時刻の6時間前を経過した時点以降については、予約データベース151におけるそのライブ予約又は中継予約に関するデータは消去されていることになる。
【0284】
従って、ライブ配信開始時刻又はインターネットTV中継開始時刻の6時間前を経過した以降に上述したリコンファームの実行指示をライブキャスティングサーバ150が受信した場合には、予約データベース151を参照しても、当該ライブ予約又は中継予約についてのデータは登録されていないことになる。
【0285】
この場合ライブキャスティングサーバ150は、「リコンファームが実行されなかったため、ライブ予約又は中継予約はキャンセルされました。ライブ予約又は中継予約を行う場合には、再度ライブ予約又は中継予約の予約手続を行ってください。」等のメッセージを表示するためのWebページをユーザPC4へ送信する。
【0286】
一方、ライブ配信開始時刻又はインターネットTV中継開始時刻の6時間前までにライブキャスティングサーバ150がリコンファーム実行指示を受信した場合、当該ライブキャスティングサーバ150は当該ライブ予約又は中継予約に関する予約設定情報ファイル184を作成する。
【0287】
このようにしてライブキャスティングサーバ150により作成された予約設定情報ファイル184には、「予約ID」、「ライブ配信予約日時」、「ライブ用サーバ接続可能時間」、「インターネットTV中継予約日時」、「中継用サーバ接続可能時間」、「接続用電話番号」、「接続先サーバ情報」、「配信要求先アドレス情報」、「伝送帯域」、「タイトル」、「概要」、「公開レベル」、「友達リストアドレス情報」、「配信要求パスワード」といった情報が含まれている。
【0288】
なお予約設定情報ファイル184には、ライブ予約及び中継予約の双方が予約登録されている場合には、「ライブ配信予約日時」、「ライブ用サーバ接続可能時間」、「インターネットTV中継予約日時」及び「中継用サーバ接続可能時間」が含まれるが、ライブ予約又は中継予約のいずれかが予約登録されている場合には、いずれかに対応する予約日時及びサーバ接続可能時間が含まれることになる。
【0289】
「予約ID」には、上述した当該ライブ予約又は中継予約について作成した予約IDが記述されており、「ライブ配信予約日時」には、ライブ予約された配信開始時刻及び配信終了時刻が記述されると共に、「ライブ用サーバ接続可能時刻」にはライブ配信を行うためにストリーミングサーバ8に接続を許可する時間帯が記述されている。
【0290】
また「インターネットTV中継予約日時」には、中継予約されたインターネットTV中継開始時刻及び中継終了時刻が記述されると共に、「中継用サーバ接続可能時刻」は、インターネットTV中継を行うためにストリーミングサーバ8に接続を許可する時間帯が記述されている。
【0291】
この場合ストリーミングサーバ8に接続を許可する時間帯としては、ライブ予約又は中継予約の双方ともに、開始時刻の5分前からストリーミングサーバ8への接続を許可し、終了時刻の5分後までの接続を許可することが記述されている。
【0292】
「接続用電話番号」には、ストリーミングサーバ8と接続するためのサーバ接続専用ネットワーク6のアクセスポートの電話番号が記述されており、この例では、複数(図示は4つ)の電気通信事業者毎のアクセスポートの電話番号が記述されている。
【0293】
実際にストリーミングサーバ8への接続を行う処理としては、コンテンツ提供者によって選択されたいずれかの電気通信事業者用のアクセスポートの電話番号に発呼する処理が行われる。
【0294】
「接続先サーバ情報」には、このライブ予約又は中継予約によって選択されたチャンネルに応じて決定される項目であり、当該チャンネルを指定する際に接続する「サーバの種類」、「サーバ名」、「接続ポート」、「サーバへのストリームパス」等の情報が記述されている。
【0295】
ユーザPC4とサーバ接続専用ネットワーク6のアクセスポートとの通信接続が確立されると、この「接続先サーバ情報」の記述内容に基づいてストリーミングサーバ8に対してライブ予約又は中継予約が行われたチャンネルを使用するための接続処理が行われることになる。
【0296】
「配信要求先アドレス情報」には、クライアントPC7A、7B及び7Cがストリーミングサーバ8に対してライブコンテンツ又はTV番組のストリーム配信を要求する場合に、当該ストリーミングサーバ8と接続するために用いられるURL情報が記述されている。
【0297】
クライアントPC7A、7B及び7Cは、ライブコンテンツ又はTV番組のストリーム配信の要求を行う場合には、当該URLによりインターネット2を介してストリーミングサーバ8と接続するようにすれば良い。
【0298】
「伝送帯域」には、ライブ予約又は中継予約を行ったチャンネルに応じて決定される情報が記述されており、64[kbps]や28.8[kbps]等の当該チャンネルに予め設定されている伝送帯域の伝送速度が記述される。
【0299】
「タイトル」、「概要」、「公開レベル」には、それぞれライブ予約又は中継予約を行ったときに予約用画面168(図26)及び予約確認用画面169(図27)で登録した内容が記述される。「友達リストアドレス情報」には、ライブ予約又は中継予約を行ったときに登録した電子メールアドレスが記述される。
【0300】
「配信要求パスワード」にも、ライブ予約又は中継予約を行ったときに登録されたパスワード情報が記述されるが、「公開レベル」が「Public」レベルの場合、クライアントPC7A、7B及び7Cは、配信要求パスワードを入力することなくライブ配信又はインターネットTV中継を要求し得るので、この場合には「配信要求パスワード」の情報は予約設定情報ファイルには含まれない。
【0301】
このようにライブキャスティングサーバ150により作成される予約設定情報ファイル184には、後述するストリーミングサーバ8との接続の際の認証に用いられる予約IDやストリーミングサーバ8との通信接続を確立するための電話番号や接続ポート等の情報が含まれている。
【0302】
この予約設定情報ファイル184は、ライブキャスティングサーバ150からインターネット2を介してユーザPC4へ送信されることになるが、この際に、当該予約設定情報ファイル184をユーザPC4のハードディスク13の所定の記憶領域に自動的に書き込んで取り込ませるためのコマンド情報や、この自動取り込みが正常に終了、若しくは失敗したことを通知するメッセージ表示を指示するコマンド情報が含まれるようになされている。
【0303】
このようにライブキャスティングサーバ150から送信された予約設定情報ファイル184を自動的にユーザPC4に取り込むには、「ActiveX 」(マイクロソフト社の登録商標)のプログラムを用いるようにすればよい。因みに、この「ActiveX 」のプログラムを使用する場合、ユーザPC4は、ブラウザソフトウェアとして「ActiveX 」を使用可能な「Internet Explorer 」(マイクロソフト社)を使用する必要がある。
【0304】
ステップSP26においてライブキャスティングサーバ150は、以上のような各種データやコマンドを含んだ予約設定情報ファイル184をテキストデータ等で作成した後、当該予約設定情報ファイル184をDES(Data Encryption Standard)等の暗号方式を用いて暗号化し、その暗号化ファイルと、リコンファーム完了画面のWebペーシとをインターネット2を介してユーザPC4へ送信し、次のステップSP27へ移る。
【0305】
ステップSP27においてユーザPC4は、ライブキャスティングサーバ150から送信された暗号化ファイルと、リコンファーム完了画面のWebペーシとを受信し、「ActiveX 」のプログラムを用いて暗号化ファイルの暗号化を解き、予約設定情報ファイル184を解読し、当該ファイルに含まれるコマンドに従ってハードディスク13の所定の記憶領域に当該予約設定情報ファイル184を自動的に取り込み、次のステップSP28へ移る。
【0306】
ステップSP28においてユーザPC4は、ライブキャスティングサーバ150から受信したリコンファーム完了画面のWebペーシに基づいて、図34に示すようなリコンファーム完了画面185を中継・ライブ予約/確認モード画面53のブラウサ表示画面90に表示し、次のステップSP29へ移る。
【0307】
このようにユーザPC4は、上述したような暗号を解読する「ActiveX 」のプログラムに基づいて暗号化ファイルを解読し、その結果得られた予約設定情報ファイル184をハードディスク13の所定の記憶領域に書き込む際には、所定の暗号方式(DES等)で暗号化して書き込むためのプログラムにより予約設定情報ファイル184を再度暗号化して自動的に保存することにより、当該予約設定情報ファイル184の内容をコンテンツ提供者によって参照されることを防止している。
【0308】
これによりユーザPC4は、サーバ接続専用ネットワーク6のアクセスポート番号が不用意に多数の人に知られることを防止し、当該パーソナルキャスティングサービスを妨害する等のために、サーバ接続専用ネットワーク6のアクセスポートに対して不正なアクセスが行われることを未然に防止し得るようになされている。
【0309】
ところで、中継・ライブ予約/確認モード画面53(図9)のブラウサ表示画面90に表示されたリコンファーム完了画面185には、サービス提供者側の現在時刻と、ユーザPC4の現在時刻とが表示される。
【0310】
ここで、サービス提供者側の現在時刻は、ライブキャスティングサーバ150が当該リコンファーム完了画面185を送信する際に、NTPサーバ153から取得した時刻情報である。一方、ユーザPC4の現在時刻は、当該ユーザPC4が有するクロックから取得した時刻情報である。
【0311】
ユーザPC4のCPU10は、サービス提供者側の現在時刻と当該ユーザPC4の現在時刻との時刻ずれ(分単位)を算出し、当該時刻ずれが存在する場合には、時差がある旨のメッセージを表示する。
【0312】
なお、ユーザPC4は、このようにしてコンテンツ提供者にサービス提供者側との時刻ずれを通知して注意を促すようにしてもよいが、サービス提供者側から送信された当該サービス提供者側の時刻情報に基づいてユーザPC4の時刻を自動的に補正するようにしても良い。
【0313】
この場合ユーザPC4は、ハードディスク13に時刻補正プログラムを格納しておき、ライブキャスティングサーバ150からリコンファーム完了画面185のWebページを受信したときに、当該時刻補正プログラムに基づいてユーザPC4の現在時刻とサービス提供者側の現在時刻とを一致させることにより、ライブ配信又はインターネットTV中継のような時刻の正確性が要求されるサービスを円滑に進めることが可能となる。
【0314】
またリコンファーム完了画面185には、ダイヤルアップルータを利用してサーバ接続専用ネットワーク6と接続する場合の特例事項が記述されている。ユーザPC4では、ライブ配信又はインターネットTV中継を行うためにストリーミングサーバ8との通信接続処理を実行する場合、予約設定情報ファイル184(図33)に記述されているサーバ接続専用ネットワーク6のアクセスポートの電話番号へ自動的に発呼するように設定されている(詳細は後述する)。
【0315】
このようにユーザPC4のCPU10は、自動的に発呼するアプリケーションプログラムを実行することにより、コンテンツ提供者が電話番号を入力するといった面倒な操作を行うことなく、自動的に通信接続処理を実行し得るようになされている。
【0316】
しかしながら、この場合ユーザPC4は、ダイヤルアップルータを介してネットワークと接続する場合、ダイヤルアップルータを介してサーバ接続専用ネットワーク6と接続するための情報を設定しておかなければならないので、コンテンツ提供者によってアクセスポートの電話番号などを手動で設定しておく必要がある。
【0317】
リコンファーム完了画面185における特例事項は、このようなダイヤルアップルータを利用する場合に手動設定を行う必要があること考慮した記述であり、この場合にコンテンツ提供者により手動設定してもらうためのアクセスポート番号、ログインID(この場合、予約ID)、パスワードが表示される。
【0318】
なおリコンファーム完了画面185に表示された図中の例としては、ダイヤルアップルータを利用した接続がISDN(Integrated Services Digital Network)経由の場合にのみ許可するようになっているが、これに限定されるものではない。
【0319】
ステップSP29においてユーザPC4のCPU10は、コンテンツ提供者によってリコンファーム完了画面185の確認がされた後に「OK」ボタン291をクリックされると、当該「OK」ボタン291がクリックされた旨を示す情報をインターネット2を介してライブキャスティングサーバ150へ送信することにより、ユーザPC4におけるリコンファームに関する処理を終了し、ステップSP30へ移る。
【0320】
ステップSP30においてライブキャスティングサーバ150は、ユーザPC4からリコンファームの確認が行われた旨の通知を受けると、予約データベース151を参照して当該ライブ予約又は中継予約について「友達リスト」に登録されている電子メールアドレス宛に、ライブ配信又はインターネットTV中継が行われることを通知する電子メールを送信し、ライブキャスティングサーバ150側でのリコンファームに関する処理を終了する。
【0321】
ここで、ライブキャスティングサーバ150から送信された電子メールを受信したクライアントPC7A、7B及び7Cは、図35に示すような当該電子メールの内容を示す電子メール画面186を表示する。
【0322】
この電子メール画面186には、ライブ配信又はインターネットTV中継に関する「配信及び中継日時」、「タイトル」、「配信要求先アドレス」(予約設定情報ファイル184の「配信要求先アドレス情報」参照)、公開レベルが「Password」レベルや「Secret」レベルの場合の配信要求のための「パスワード」(予約設定情報ファイル184の「配信要求パスワード」参照)等が表示されており、ライブ予約又は中継予約されたライブコンテンツ又はTV番組に関する情報がクライアントPC7A、7B及び7Cのクライアントユーザへ通知される。
【0323】
これによりユーザPC4のコンテンツ提供者は、ライブ予約時又は中継予約時の予約設定情報ファイル184にライブ配信又はインターネットTV中継を見せたい友人等の電子メールアドレスを登録しておけば、その友達に対して自動的にライブ配信又はインターネットTV中継を受けるための情報を通知することができ、かくしてライブ配信又はインターネットTV中継を受けるための情報を電話で伝えたり、当該情報を含んだ電子メールを作成したりするといった煩雑な作業を行う必要がなくなる。
【0324】
なお、本実施の形態では、「友達リスト」に登録されている電子メールアドレスへの電子メールの送信処理をリコンファーム完了後に行うようにしているが、ライブキャスティングサーバ150による電子メールの送信タイミングとしては、コンテンツ提供者からの予約希望ファイルに基づいた予約データベース151への予約登録処理(図26のステップSP18)が終了した時点で行うようにしてもよい。
【0325】
このように予約登録処理終了時点で電子メールを送信すれば、電子メールアドレスを有する者は、より早い時点でライブ配信又はインターネットTV中継が行われることを知ることができる。また、この場合にはリコンファーム完了時点で再度同様の電子メール送信処理を行うようにしてもよい。
【0326】
またライブキャスティングサーバ150は、電子メールの送信を行うと共にリコンファームに関する処理が終了すると、当該ライブ予約又は中継予約が成立したものとし、このライブ予約又は中継予約についての予約データベース151の課金フラグ情報を「可」に書き換え、当該ライブ予約又は中継予約について課金処理を行う。
【0327】
ここで課金金額は、上述したようにチャンネル毎に予め設定された使用料金に基づいて算出されることになる。例えば、1コマ(10分)で100円の使用料金が設定されているチャンネルを6コマ使用するライブ予約が成立した場合、当該ライブ予約について600円の課金がなされることになる。ただし、実際の課金処理は、ライブ配信当日にストリーミングサーバ102が正常に動作していたことが確認された後に実行される。
【0328】
同様にインターネットTV中継が行われる場合においても、例えばチャンネル単位で24時間使用の契約がなされた場合には、チャンネル占有期間を月単位で区切って課金処理が行われるようになされている。因みに、このインターネットTV中継においても、ライブ配信のようにコマ単位で中継予約の課金処理を行うようにしても良い。
【0329】
なお上述の説明においては、ライブキャスティングサーバ150から送信された予約設定情報ファイル184を暗号化して自動的に格納するプログラムを有するユーザPC4を用いる場合について述べたが、このようなプログラムを格納していないPCでは自動的に取り込みを行うことができない。
【0330】
従って、このような場合には、次のような手法で予約設定情報ファイル184をPC側に取り込むようにしている。まず、上述のようなプログラムを格納していないPCの場合には自動的に取り込みができず、当該自動的に取り込みが失敗したことをそのPCの表示画面に表示するようになされている。
【0331】
この場合におけるPCの表示画面には、自動的に取り込みが失敗したことを通知するメッセージに加え、再度マイチャンネル画面182(図31)で「リコンファーム待ち」のリンクボタンがクリックされることよってリコンファーム用画面183(図32)の閲覧要求を再度行うことを指示するメッセージが表示される。
【0332】
一方ライブキャスティングサーバ150は、上述したリコンファーム完了画面185(図34)のWebページをユーザPC4へ送信した後で、ユーザPC4からの「OK」ボタン291に応じたリコンファームの確認「OK」が送信されず(図30のステップSP29)、かつユーザPC4からリコンファーム用画面183(図32)の要求を受けると、ユーザPC4が予約設定情報ファイル184の自動取込に失敗したと判断し、当該予約設定情報ファイル184をダウンロードするためのWebページをインターネット2を介してユーザPC4へ送信する。
【0333】
この結果、ユーザPC4はライブキャスティングサーバ150から受信したWebページに基づいて予約設定情報ファイル184をダウンロードするためのダウンロードボタンを表示し、当該ダウンロードボタンがクリックされると、改めて予約設定情報ファイル184のダウンロードを行うようになされている。
【0334】
以上までが、ライブ予約又は中継予約の要求からリコンファーム完了による当該ライブ予約又は中継予約の成立までに関する予約処理動作の流れであるが、リコンファーム完了後にもジャンルや概要等の情報については変更することが可能であり、またリコンファーム完了後にライブ予約又は中継予約を取り消すことも可能である(この場合、課金フラグ情報が「可」であるため、課金処理は行われてしまう)。
【0335】
(2−5)ライブ予約又は中継予約の変更及び取消
次に、ライブ予約又は中継予約の変更及び取消を行う場合の処理動作について、説明する。まずコンテンツ提供者は、リコンファーム済みのライブ予約又は中継予約の変更を行う場合、上述したリコンファームを行う時と同様に、パーソナルキャスティングサービストップページ画面160(図16)の「マイチャンネル」をクリックする。
【0336】
これによりユーザPC4のCPU10は、インターネット2との接続処理を行い、ライブキャスティングサーバ150に対して当該コンテンツ提供者に係る「マイチャンネル」のWebページの閲覧要求を行う。
【0337】
このようにしてユーザPC4からライブキャスティングサーバ150に対して「マイチャンネル」のWebページの閲覧要求が行われると、ライブキャスティングサーバ150からインターネット2を介してユーザPC4へマイチャンネル画面のWebページが送信され、図36に示すようにユーザPC4は当該Webページに基づくリコンファーム済みのマイチャンネル画面187を中継・ライブモード画面53のブラウザ表示画面90に表示させる。
【0338】
このリコンファーム済みのマイチャンネル画面187は、リコンファーム待ちのマイチャンネル画面182(図31)とを比較すると、当該リコンファーム済みのマイチャンネル画面187には、予約リスト350のステータス項目に「リコンファーム済み」と表示されると共に、「変更」のリンクボタン310が表示される点で異なっている。
【0339】
このリコンファーム済みのマイチャンネル画面187において、ライブ予約又は中継予約の予約内容を変更する場合、コンテンツ提供者は当該「変更」のリンクボタン310をクリックすることになる。
【0340】
ユーザPC4のCPU10は、「変更」のリンクボタン310がクリックされると、その旨をインターネット2を介してライブキャスティングサーバ150へ送信する。これにより、ライブキャスティングサーバ150は、予約設定情報変更用のWebページをインターネット2を介してユーザPC4へ送信する。
【0341】
ユーザPC4のCPU10は、ライブキャスティングサーバ150から受信した予約設定情報変更用のWebページに基づいて、図37に示すような予約設定情報変更画面187Aを中継・ライブ予約/確認モード画面53のブラウザ表示画面90に表示する。
【0342】
この予約設定情報変更画面187Aには、現在設定されているライブ予約又は中継予約の予約内容が表示されており、これらの表示内容のうち、「ジャンル」、「電子メール公開」、「Web公開」、「パスワード」、「概要」、「詳細」といった項目については変更可能であり、これらの変更可能な項目と、変更不可能な予約日時等の項目とが異なる表示色で表示されている。
【0343】
コンテンツ提供者は、変更を希望する項目について、現在表示されている予約内容に対して変更後の予約内容を上書き入力し、更新ボタン321をクリックする。なおコンテンツ提供者は、変更を中止する場合には、戻るボタン322をクリックする。
【0344】
ユーザPC4のCPU10は、更新ボタン321がクリックされると、当該変更後の予約内容に相当する新たな予約設定情報ファイルを作成し、これをインターネット2を介してライブキャスティングサーバ150へ送信する。
【0345】
これによりライブキャスティングサーバ150は、当該変更後の新たな予約設定情報ファイルに基づいて予約データベース151の登録内容を更新すると共に、変更完了を示すWebページをインターネット2を介してユーザPC4へ送信する。
【0346】
ユーザPC4のCPU10は、ライブキャスティングサーバ150から受信したWebページに基づいて中継・ライブ予約/確認モード画面53のブラウザ表示画面90に、図38に示すような変更完了画面188を表示する。
【0347】
この変更完了画面188には、予約内容の変更が受け付けられたことを示すメッセージに加え、上述したリコンファーム完了画面185(図34)と同様に、サービス提供者側の現在時刻及びユーザPC4の現在時刻、互いに時刻ずれが生じていることを示すメッセージ等が表示され、またダイヤルアップルータを使用する際の特例事項が表示される。
【0348】
ここで、コンテンツ提供者により「OK」ボタン331がクリックされると、ユーザPC4のCPU10はライブ予約又は中継予約の変更を終了し、リコンファーム済みのマイチャンネル187(図36)に戻る。
【0349】
このようにライブ予約又は中継予約の変更が行われると、ライブキャスティングサーバ150は、ライブ予約又は中継予約が変更されたことや、変更内容等のメッセージを含む電子メールを上述の友達リストに登録された電子メールアドレス宛に送信する。
【0350】
これによりユーザPC4のコンテンツ提供者は、ライブ配信又はインターネットTV中継のライブ予約又は中継予約に関する予約内容が変更されたことを電話で伝えたり、その旨のメッセージを含む電子メールを作成するといった作業を行うことなく、当該友達リストの電子メールアドレスを有する者には、ユーザPC4を介して自動的にライブ予約又は中継予約の変更内容を知らせることができる。
【0351】
次に、ライブ予約又は中継予約を取り消す場合の処理動作について説明する。
この場合にも、上述したライブ予約又は中継予約の変更と同様に、まずコンテンツ提供者はリコンファーム済みのライブ予約又は中継予約の取消を行う場合、上述したリコンファームを行う時と同様に、パーソナルキャスティングサービストップページ画面160(図16)の「マイチャンネル」をクリックする。
【0352】
これによりユーザPC4のCPU10は、インターネット2との接続処理を行い、ライブキャスティングサーバ150に対して当該コンテンツ提供者に係る「マイチャンネル」のWebページの閲覧要求を行う。
【0353】
このようにしてユーザPC4からライブキャスティングサーバ150に対して「マイチャンネル」のWebページの閲覧要求が行われると、ライブキャスティングサーバ150からインターネット2を介してユーザPC4へマイチャンネル画面のWebページが送信され、ユーザPC4は当該Webページに基づいてリコンファーム済みのマイチャンネル画面187(図36)を中継・ライブモード画面53のブラウザ表示画面90に表示させる。
【0354】
コンテンツ提供者は、このリコンファーム済みのマイチャンネル画面187においてライブ予約又は中継予約を取り消す場合、「取消」のリンクボタン311をクリックすることになる。
【0355】
ユーザPC4のCPU10は、「取消」のリンクボタン311がクリックされると、当該「取消」のリンクボタン311がクリックされたことをインターネット2を介してライブキャスティングサーバ150へ送信する。これによりライブキャスティングサーバ150は、ライブ予約又は中継予約の取消用Webページをインターネット2を介してユーザPC4へ送信する。
【0356】
ユーザPC4のCPU10は、ライブキャスティングサーバ150から受信した取消用Webページに基づいて中継・ライブ予約/確認モード画面53のブラウザ表示画面90に、図39に示すようなライブ予約又は中継予約に関する予約取消画面189を表示する。
【0357】
この予約取消画面189には、現在設定されているライブ予約又は中継予約の内容が表示されると共に、「予約取消」ボタン341及び「戻る」ボタン342が設けられている。ここでコンテンツ提供者は、ライブ予約又は中継予約を取り消す場合には、「予約取消」ボタン341をクリックし、取り消さない場合には「戻る」ボタン342をクリックすればよい。
【0358】
ユーザPC4のCPU10は、コンテンツ提供者の操作により「予約取消」ボタン341がクリックされると、このライブ予約又は中継予約を取り消す旨をインターネット2を介してライブキャスティングサーバ150へ送信する。
【0359】
これによりライブキャスティングサーバ150は、このライブ予約又は中継予約に関する予約データベース151の登録内容を消去すると共に、取消完了画面のWebページをインターネット2を介してユーザPC4へ送信する。
【0360】
ユーザPC4のCPU10は、ライブキャスティングサーバ150から受信した取消完了画面のWebページに基づいて中継・ライブ予約/確認モード画面53のブラウザ表示画面90に、図40に示すような取消通知画面190を表示する。
【0361】
この取消通知画面190には、ライブ予約又は中継予約が取り消されたことを告げるメッセージが表示され、コンテンツ提供者によって「OK」ボタン343がクリックされると、ユーザPC4のCPU10はライブ予約又は中継予約の取り消しがコンテンツ提供者によって確認されたものと認識し、リコンファーム済みのマイチャンネル画面187(図36)へ戻る。
【0362】
ライブキャスティングサーバ150は、コンテンツ提供者からの命令に従ってライブ予約又は中継予約を取り消すと、当該ライブ予約又は中継予約が取り消されてライブ配信又はインターネットTV中継が中止になった旨のメッセージを含む電子メールを作成し、上述した友達リストに登録された電子メールアドレス宛に送信する。
【0363】
これによりコンテンツ提供者は、ライブ配信又はインターネットTV中継が中止になったことを電話等で伝えることなく、当該友達リストの電子メールアドレスを有する人に対して、自動的にライブ配信又はインターネットTV中継が中止になったことを通知することができる。
【0364】
一方、一旦リコンファームが行われた後に、コンテンツ提供者が予約内容を確認したい場合には、マイチャンネル画面187(図36)の「リコンファーム済み」のリンクボタンをクリックすればよい。
【0365】
ユーザPC4のCPU10は、「リコンファーム済み」のリンクボタンがクリックされると、その旨をインターネット2を介してライブキャスティングサーバ150へ送信する。これによりライブキャスティングサーバ150は、リコンファーム済みのライブ予約又は中継予約に関する予約確認用Webページをインターネット2を介してユーザPC4へ送信する。
【0366】
ユーザPC4のCPU10は、ライブキャスティングサーバ150から受信した予約確認用Webページに基づいて中継・ライブ予約/確認モード画面53のブラウザ表示画面90に、図41に示すような予約確認画面191を表示する。
【0367】
この予約確認画面191には、現在設定されているライブ予約又は中継予約の予約内容と、ダイヤルアップルータを使用する場合の特例事項とが表示されると共に、「PC接続設定を再登録する」ボタン361と、リコンファーム済みのマイチャンネル画面187(図36)へ戻ることを指示する「戻る」ボタン362とが設けられている。
【0368】
ユーザPC4のCPU10は、コンテンツ提供者によって「PC接続設定を再登録する」ボタン361がクリックされると、その旨をインターネット2を介してライブキャスティングサーバ150へ送信する。
【0369】
これによりライブキャスティングサーバ150は、ユーザPC4から予約設定情報ファイル184(図33)を再度インターネット2を介して自動的に取り込むようになされている。このような予約設定情報ファイル184の再送処理は、例えばリコンファームを行ったユーザPC4からライブ配信又はインターネットTV中継を行うPCへ変更するときに有効である。
【0370】
(2−6)ライブ配信又はインターネットTV中継
上述したようなリコンファームを含むライブ予約又は中継予約が終了し、当該ライブ予約又は中継予約に係るライブ配信開始時刻又はインターネットTV中継開始時刻になると、ユーザPC4はサーバ接続専用ネットワーク6を介してストリーミングサーバ8と接続し、クライアントPC7A、7B及び7Cへライブコンテンツ又はTV番組のストリーム配信を行うことにより、ライブ配信又はインターネットTV中継を実行するようになされている。
【0371】
(2−6−1)ユーザPCからストリーミングサーバへのコンテンツ送信
以下、ライブ配信又はインターネットTV中継を行うに当って、ユーザPC4からストリーミングサーバ8へライブコンテンツ又はTV番組(以下、これらをコンテンツと呼ぶ)を送信する際のユーザPC4、サーバ接続専用ネットワーク6、データベースサーバ155(図15)及びストリーミングサーバ8におけるコンテンツ送信処理シーケンスについて図42を用いて説明する。
【0372】
ここで、まずライブ配信又はインターネットTV中継を行う場合、ライブ配信開始時刻又はインターネットTV中継開始時刻の5分前からストリーミングサーバ8との接続がユーザPC4に許可されるので、この5分前以降ユーザPC4とストリーミングサーバ8との通信接続を確立するための処理を開始することになる。
【0373】
従ってコンテンツ提供者は、当該ライブ配信開始時刻又はインターネットTV中継開始時刻前に予めライブコンテンツのライブ配信準備又はTV番組のインターネットTV中継準備を行っておく必要がある。
【0374】
因みにライブコンテンツの配信準備としては、ユーザPC4のディジタルビデオカメラ19(図2)による撮影位置の決定や、ライブコンテンツの構想に基づいて特殊効果を施すべきエフェクト項目の設定処理(図11、図12及び図13)等がある。
【0375】
またTV番組のインターネットTV中継準備としては、ユーザPC4のアンテナ20Aを介して受信すべきTV番組の選定処理や、受信したTV番組の内容に基づいて特殊効果を施すべきエフェクト項目の設定処理(図11、図12及び図13)等がある。
【0376】
また、本実施の形態におけるユーザPC4は、ライブ配信又はインターネットTV中継に関する通知プログラムをハードディスク13に格納しており、当該通知プログラムに従ってライブ配信開始時刻又はインターネットTV中継開始時刻の所定時間前(例えば10分前)になると、「まもなくライブ配信開始時刻です」又は「まもなくインターネットTV中継開始時刻です」といったメッセージを表示してコンテンツ提供者に通知するようになされている。
【0377】
すなわちステップSP51においてユーザPC4は、ライブ配信開始時刻又はインターネットTV中継開始時刻の所定時間前になると、この通知プログラムを実行することにより、表示部14に「まもなくライブ配信開始時刻です」又は「まもなくインターネットTV中継開始時刻です」といったメッセージを表示することにより、コンテンツ提供者の注意を喚起し、次のステップSP52へ移る。
【0378】
このときユーザPC4のCPU10は、コンテンツ提供者によって中継・ライブ配信モードに設定されていない場合には、アプリケーションプログラムに従って自動的に中継・ライブ配信モードを選択し、表示部14に中継・ライブ配信モード画面54(図10)を表示させる。
【0379】
この後ユーザPC4のCPU10は、ストリーミングサーバ8との接続開始許可時刻(ライブ配信開始時刻又はインターネットTV中継開始時刻の5分前)になると、所定の接続処理プログラムを実行することにより、ストリーミングサーバ8との通信接続処理を自動的に開始する。ここで開始される通信接続処理は、完全に自動化されたものであってもよいし、最終的な接続開始の指示のみをコンテンツ提供者が入力し、この入力をトリガーとして自動的に行われるものであってもよい。
【0380】
ここでユーザPC4のCPU10は、通信接続処理プログラムに従って、所定のレジストリに暗号化されて記憶されている予約設定情報ファイル184(図33)を解読し、当該予約設定情報ファイル184の「予約ID」、「サーバ接続可能時間」、「接続用電話番号」及び「接続用サーバ情報」に記述されている情報に基づいて以下のような通信接続処理を実行する。
【0381】
ステップSP52においてユーザPC4は、「サーバ接続可能時間」に示された接続可能な開始時刻になった時点で当該通信接続処理を開始し、予めコンテンツ提供者によって設定されている電気通信事業者のアクセスポートの電話番号を予約設定情報ファイル184の「接続用電話番号」を参照することにより取得し、その電話番号に対して発呼処理を行ってサーバ接続専用ネットワーク6のアクセスサーバ6Aへ予約IDを送信することにより通信接続の要求を行う。
【0382】
このようにユーザPC4のCPU10が自動的に発呼処理を行うので、コンテンツ提供者は電話番号の入力操作等を行う必要はない。特にライブ配信の場合、図4(A)及び(B)に示したような形態でユーザPC4が使用されると、コンテンツ提供者によるキーボード16Aの入力操作が非常に煩雑となるので、ユーザPC4は電話番号等の入力操作なしに自動的に発呼処理を行うようにしたことにより、コンテンツ提供者に対してより快適なライブコンテンツ作成環境を提供することができる。
【0383】
ステップSP53においてサーバ接続専用ネットワーク6のアクセスサーバ6Aは、アクセスポートに接続を要求してきたユーザPC4が正当な予約を有するコンテンツ提供者によるものであるか否かの認証を行うために、ユーザPC4から受信した予約IDをサーバ使用予約管理センタ5のデータベースサーバ155へ送信し、次のステップSP54へ移る。
【0384】
ステップSP54においてデータベースサーバ155は、この直後にライブ配信又はインターネットTV中継を開始する予約時間帯において、アクセスサーバ6Aから受け取った予約IDが予約データベース151に登録されているか否かを確認することにより認証処理を行う。
【0385】
ここでデータベースサーバ155は、アクセスサーバ6Aから受け取った予約IDが予約データベース151に登録されている場合には、この予約IDの送信元であるユーザPC4が正当な予約を有するコンテンツ提供者によるものであると判断し、受け取った予約IDがその予約時間帯において、予約データベース151に登録されていない場合には、この予約IDの送信元であるユーザPC4が正当な予約を有するコンテンツ提供者によるものではないと判断する。
【0386】
この場合データベースサーバ155は、予約IDのみを用いて認証処理を行っているが、これにより次のような効果が得られる。例えばデータベースサーバ155は、当該パーソナルキャスティングサービスの登録メンバーが有するユーザID及びパスワードを用いてライブ予約又は中継予約の認証を行う場合、当該ユーザID及びパスワードが正当なものであるときには、アクセスしてきたものが正当な登録メンバーであることを確認し得るが、それだけでは、その登録メンバーがその予約時間帯のライブ予約又は中継予約を有するものであるか否かを判断することはできない。
【0387】
この場合データベースサーバ155は、登録メンバーであることの認証を行った後、さらにライブ予約又は中継予約の登録内容を確認し、そのユーザIDにより特定される登録メンバーがその予約時間帯に予約を行っているか否かをチェックする必要があり、認証処理が煩雑となる。
【0388】
これに対してデータベースサーバ155は、上述したようにライブ予約又は中継予約に対してのみ用いられる予約IDを認証処理に用いれば、この予約IDが登録メンバーのみの知り得る情報であることにより、ユーザIDに対する認証処理を行う必要がなく、その予約IDがアクセスしてきた時刻直後の予約時間帯のライブ予約又は中継予約として登録されているか否かを確認するだけの簡易な認証処理で正当な予約者であるか否かを判断できるといった効果がある。
【0389】
ステップSP55においてデータべースサーバ155は、ライブ予約又は中継予約に対する認証処理の認証結果をサーバ接続専用ネットワーク6のアクセスベース6Aへ返信し、次のステップSP56へ移る。
【0390】
ステップSP56においてサーバ接続専用ネットワーク6のアクセスサーバ6Aは、データベースサーバ155からの認証結果が正当な予約者のものであった場合、ユーザPC4とストリーミングサーバ8との接続を許可し、これにより両者をPPP接続してユーザPC4及びストリーミングサーバ8間の通信接続を確立する。
【0391】
一方、ステップSP56においてサーバ接続専用ネットワーク6のアクセスサーバ6Aは、データベースサーバ155からの認証結果が正当な予約者のものではなかった場合、ユーザPC4とストリーミングサーバ8との接続を許可せず、ユーザPC4からの呼を直に切断する。
【0392】
このようにサーバ接続専用ネットワーク6のアクセスサーバ6Aは、データベースサーバ155からの認証結果に基づいて、不当な者のからの呼であると判断した場合その呼を直に切断することにより、正当な予約者のための回線を確保し得るようになされている。
【0393】
ステップSP57においてユーザPC4のCPU10は、サーバ接続専用ネットワーク6を介してストリーミングサーバ8と接続された場合、当該ストリーミングサーバ8に対して予約IDを送信してライブ配信又はインターネットTV中継の配信要求を行い、次のステップSP58へ移る。
【0394】
ステップSP58においてストリーミングサーバ8は、ユーザPC4からライブ配信又はインターネットTV中継の配信要求を受けると、そのユーザPC4が正当な予約を有するコンテンツ提供者によるものであるか否かの認証を行うために、受信した予約IDをサーバ使用予約管理センタ5のデータベースサーバ155へ送信し、次のステップSP59へ移る。
【0395】
ステップSP59においてデータベースサーバ155は、ストリーミングサーバ8から受信した予約IDがこの直後の予約時間帯において、予約データベース151に登録されているか否かを確認することにより認証処理を行い、次のステップSP60に移る。ここでの認証処理は、サーバ接続専用ネットワーク6のアクセスサーバ6Aから予約IDを受信した場合の認証処理と同様である。
【0396】
ステップSP60においてデータベースサーバ155は、予約IDに対する認証処理を行った後、その認証結果をストリーミングサーバ8へ返信し、次のステップSP61へ移る。
【0397】
ステップSP61においてストリーミングサーバ8は、データベースサーバ155からの認証結果が正当な予約者によるものであった場合、ユーザPC4によるライブ配信又はインターネットTV中継を許可し、その許可する旨をユーザPC4へ送信すると共に、予約データベース151から当該ライブ予約又は中継予約に関する情報(予約時間帯及びチャンネル等)を取得し、当該情報に基づいてライブ配信又はインターネットTV中継を制御する。
【0398】
これによりユーザPC4のCPU10は、ライブ配信又はインターネットTV中継が許可されたことをコンテンツ提供者へ通知するメッセージ等を表示し、当該コンテンツ提供者に対してライブ配信又はインターネットTV中継の開始を促す。
【0399】
続いてサブルーチンSRT1においてユーザPC4のCPU10は、ライブ配信のライブ予約がなされていたときには、コンテンツ提供者によってジョグダイヤル16Bや操作ボタン16Cが適宜操作されてディジタルビデオカメラ19により撮影した動画像データに対して予め設定されたエフェクト処理をリアルタイムに施すと共にライブ配信を開始することにより、ライブコンテンツの動画像データをサーバ接続専用ネットワーク6を介してストリーミングサーバ8へリアルタイムに送信する。
【0400】
このときストリーミングサーバ8は、ライブ配信の「公開レベル」(図25等参照)が「Public」レベルである場合、ライブ配信を行うチャンネル定員数内であれば、無条件にクライアントPC7A、7B及び7Cへストリーム配信を行う。
【0401】
しかしながらストリーミングサーバ8は、「公開レベル」が「Password」レベル又は「Secret」レベルである場合、クライアントPC7A、7B及び7Cに対して、パスワードの入力を促し、正当なパスワードの入力がなされたクライアントPC7A、7B及び7Cに対してのみストリーム配信を行うようになされている。なおストリーミングサーバ8とクライアントPC7A、7B及び7Cとの間の配信要求及びストリーム配信の処理動作については後述する。
【0402】
そしてユーザPC4のCPU10は、ライブ予約終了時刻になった時点でストリーミングサーバ8へのコンテンツの送信処理を終了する。
【0403】
これに対してサブルーチンSRT1においてユーザPC4のCPU10は、ライブ配信のライブ予約ではなく、インターネットTV中継の中継予約がなされていたときには、図43に示すサブルーチンSRT1のステップSP71へ移る。
【0404】
ステップSP71においてユーザPC4のCPU10は、インターネットTV中継を行うインターネットTV中継プログラムを自動的に起動し、次のステップSP72へ移る。
【0405】
ステップSP72おいてユーザPC4のCPU10は、インターネットTV中継プログラムに従ってデータ入力対象をディジタルビデオカメラ19からTVチューナ21へ切り換え、TVチューナ21からチャンネル情報を取得してTV放送局を特定し、次のステップSP73移る。
【0406】
ステップSP73においてユーザPC4のCPU10は、予め契約先のTV放送局から貰い受けてハードディスク13に格納してあるインターネットTV中継の中継許可キーに基づいてインターネットTV中継が許可されているか否かを判定する。
【0407】
因みにユーザPC4は、インターネットTV中継を行うに当って、予め所定のTV放送局との間で契約が交わされている証拠として、当該TV放送局からインターネットTV中継を行うための中継許可キーを貰い受けてハードディスク13に格納しておくようになされている。
【0408】
ここで、ハードディスク13に格納してあるはずのインターネットTV中継の中継許可キーが存在しない場合、インターネットTV中継が許可されていない、すなわち予めTV放送局とインターネットTV中継を行うことについて契約を交わしていないと判断し、このときユーザPC4のCPU10は次のステップSP74へ移る。
【0409】
ステップSP74においてユーザPC4のCPU10は、TVチューナ21からの映像データの入力を受け付けることなく、次のステップSP78へ移って処理を終了する。
【0410】
これに対してステップSP73で肯定結果が得られると、このことはハードディスク13にインターネットTV中継の中継許可キーが存在し、TV放送局からインターネットTV中継が許可されていると判断し、このときユーザPC4のCPU10は次のステップSP75へ移る。
【0411】
このようにユーザPC4のCPU10は、予め契約先のTV放送局から貰い受けた中継許可キーに基づいてインターネットTV中継が許可されているか否かを判定するようにしたことにより、インターネットTV中継が許可されていない不正なコンテンツ提供者によるインターネットTV中継を防止して、著作権を確実に保護し得るようになされている。
【0412】
ステップSP75においてユーザPC4のCPU10は、TVチューナ21からの映像データの入力を受け付け、図44に示すように、当該映像データに対して当該映像データが所定のTV放送局で現在放映されているTV番組のインターネットTV中継であることを示す「中継」のテロップと、そのTV放送局「○△×テレビ」のテロップを画面端部に挿入する特殊効果を施した後、MPEG2コーデック22により圧縮符号化処理し、次のステップSP76へ移る。
【0413】
このようにユーザPC4のCPU10は、上述のようなテロップを挿入する特殊効果を施すことにより、オリジナルのTV番組の映像を2次利用したものであることを視聴者であるクライアントユーザへ認識させることができる。
【0414】
またユーザPC4のCPU10は、上述のように予めコンテンツ提供者によって設定されたエフェクト項目に従って特殊効果を施す以外に、TV放送局の意向に沿って当該TV放送局から予め提供された画像処理パターンに従って特殊効果を施したり、或いは一切の特殊効果を施すことなくストリーミングサーバ8へ送信しても構わない。
【0415】
ステップSP76においてユーザPC4のCPU10は、上述の特殊効果が施されたTV番組のコンテンツをネットワークインターフェース18から電話回線網3、サーバ接続専用ネットワーク6を介してストリーミングサーバ8へリアルタイムに送信し、次のステップSP77へ移る。
【0416】
これによりストリーミングサーバ8は、ユーザPC4から受信したTV番組のコンテンツを要求のあったクライアントPC7A、7B及び7Cへストリーム配信することによりインターネットTV中継を実行する。
【0417】
このときもストリーミングサーバ8は、インターネットTV中継の「公開レベル」(図25等参照)が「Public」レベルである場合、インターネットTV中継を行うチャンネル定員数内であれば、無条件にクライアントPC7A、7B及び7Cへストリーム配信を行うが、「公開レベル」が「Password」レベル又は「Secret」レベルである場合、クライアントPC7A、7B及び7Cに対して、パスワードの入力を促し、正当なパスワードの入力がなされたクライアントPC7A、7B及び7Cに対してのみストリーム配信を行うようになされている。
【0418】
ステップSP77においてユーザPC4のCPU10は、インターネットTV中継を終了する否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことは未だインターネットTV中継終了時刻にはなっていないことを表しており、このときユーザPC4のCPU10は、再度ステップSP76へ戻って上述の処理を繰り返す。
【0419】
これに対してステップSP77で肯定結果が得られると、このことはインターネットTV中継終了時刻になって終了しなくてはならないことを表しており、このときユーザPC4のCPU10は次のステップSP78へ移ってストリーミングサーバ8へのコンテンツの送信処理を終了し、インターネットTV中継を終了する。
【0420】
このようにしてストリーミングサーバ8はライブ配信又はインターネットTV中継を開始すると、NTPサーバ153から取得したサービス提供者側の時刻情報や、当該ライブ配信又はインターネットTV中継を受けているクライアントPC7A、7B及び7Cの数を示す視聴者数情報をユーザPC4へ送信する。
【0421】
ユーザPC4のCPU10は、ストリーミングサーバ8から受信したサービス提供者側の時刻情報や視聴者数情報に加えて、ライブ配信中又はインターネットTV中継中であることを示すオンエアー情報、経過時間情報、サービス提供者側の時刻情報、ユーザPC4側の時刻情報、予約開始時刻情報、予約終了時刻情報、ライブ配信残時間情報又はインターネットTV中継残時間情報、画像サイズ情報、伝送速度情報等の各種情報を中継・ライブ配信モード画面54のステータスウィンドウ103(図10)に表示する。
【0422】
コンテンツ提供者は、このステータスウィンドウ103を参照することにより、現在進行中のライブ配信又はインターネットTV中継に関する様々な情報を知ることができる。特にコンテンツ提供者としては、ライブ配信又はインターネットTV中継を受けて視聴しているかの視聴率情報を正確に認識することができ、次回のライブ配信又はインターネットTV中継を行う際のチャンネル選択(定員数の選択)の参考にすることができる。
【0423】
なおストリーミングサーバ8は、ライブ予約終了時刻又はインターネットTV中継予約終了時刻になった時点でユーザPC4からのコンテンツの送信処理が終了するので、クライアントPC7A、7B及び7Cへのストリーム配信処理を終了し、予約設定情報ファイル184(図33)の「サーバ接続可能時間」に示されたサーバ接続終了時刻になった時点でユーザPC4との通信接続を強制的に切断する。
【0424】
またユーザPC4のCPU10は、ライブ予約終了時刻又は中継予約終了時刻の前に、コンテンツ提供者によりジョグダイヤル16B(図3及び図4)等が操作され、中継・ライブ配信モード画面54におけるGUI102の「配信開始/終了」がフォーカスFで選択決定されると、コンテンツの送信処理を終了してストリーミングサーバ8との通信接続を切断することにより、ライブ予約終了時刻又は中継予約終了時刻よりも前にライブ配信又はインターネットTV中継を強制的に終了させることもできる。
【0425】
(2−7)ストリーミングサーバからクライアントPCへのストリーム配信処理続いてストリーミングサーバ8は、ユーザPC4からのコンテンツ送信を受けて要求のあったクライアントPC7A、7B及び7Cに対してライブ配信におけるライブコンテンツ又はインターネットTV中継におけるTV番組のストリーム配信処理を行うが、そのストリーム配信処理についてクライアントPC7A、7B及び7Cの表示画面等を参照しながら説明する。
【0426】
なお、以下の説明においては、当該コンテンツ配信の「公開レベル」(図26参照)が「Password」レベル又は「Secret」レベルであり、クライアントPC7A、7B及び7Cのクライアントユーザはストリーム配信を受けるためのパスワードを知っているものとする。
【0427】
クライアントPC7A、7B及び7Cは、コンテンツの配信要求を行う場合、クライアントユーザによって電源が投入されるとブラウザソフトウェアを起動し、パーソナルキャスティングサービストップページ画面160(図16)のURLがクライアントユーザによって入力されると、インターネット2を介してライブキャスティングサーバ150に対して当該パーソナルキャスティングサービストップページ画面160の閲覧要求を行う。
【0428】
これによりクライアントPC7A、7B及び7Cは、ライブキャスティングサーバ150からインターネット2を介して受信したパーソナルキャスティングサービストップページ画面160を表示画面に表示する。
【0429】
そしてクライアントPC7A、7B及び7Cは、クライアントユーザによってパーソナルキャスティングサービストップページ画面160中の「本日のライブ」、「本日のTV中継」又は「番組ガイド」といったリンクボタンがクリックされることになる。
【0430】
例えばクライアントPC7A、7B及び7Cは、クライアントユーザによって「番組ガイド」がクリックされた場合、番組ガイド表画面165(図22)を表示し、当該番組ガイド表画面165の月間カレンダー上でクリックされた日付にライブ配信又はインターネットTV中継を予定しているコンテンツを表示する。
【0431】
クライアントPC7A、7B及び7Cは、番組ガイド表画面165に表示されたライブ配信又はインターネットTV中継を予定しているコンテンツのタイトルがクリックされると、当該クリックされた「タイトル」のコンテンツに関する詳細情報を示すWebページの閲覧要求をインターネット2を介してライブキャスティングサーバ150へ送信する。
【0432】
これによりライブキャスティングサーバ150は、閲覧要求されたコンテンツの詳細情報を示すライブコンテンツ詳細情報画面163(図19)又はTV番組詳細情報画面164A(図21)のWebページをインターネット2を介してクライアントPC7A、7B及び7Cへ送信し、当該クライアントPC7A、7B及び7Cの表示画面にライブコンテンツ詳細情報画面163又はTV番組詳細情報画面164Aを表示させる。
【0433】
クライアントPC7A、7B及び7Cのクライアントユーザは、ライブコンテンツ詳細情報画面163又はTV番組詳細情報画面164Aに表示されたライブコンテンツのライブ配信又はTV番組のインターネットTV中継を受けることを要求する場合、その許可を得るためのパスワードを入力すると共に、「再生」ボタン175又は「中継開始」ボタン177をクリックすることになる。
【0434】
このときクライアントユーザは、クライアントPC7A、7B及び7Cにリアルタイム再生ソフトウェアが格納されていない場合には、「再生」ボタン175又は「中継開始」ボタン177をクリックする前に「再生ソフト」ボタン176又は178をクリックすることにより予め再生ソフトウェアをダウンロードすればよい。
【0435】
クライアントPC7A、7B及び7Cは、クライアントユーザによって実際に、パスワードが入力され「再生」ボタン175又は「中継開始」ボタン177がクリックされると、インターネット2を介してストリーミングサーバ8へパスワードを送信すると共に、ライブ配信又はインターネットTV中継の配信要求を行う。
【0436】
ストリーミングサーバ8は、クライアントPC7A、7B及び7Cから受信したパスワードをサーバ使用予約管理センタ5のデータベースサーバ155へ送信する。
【0437】
データベースサーバ155は、予約データベース151を参照することによりストリーミングサーバ8から受け取ったパスワードが正当なものであるか否かを認証し、その認証結果をストリーミングサーバ8へ返信する。
【0438】
ストリーミングサーバ8は、データベースサーバ155から受け取った認証結果に基づいて正当なパスワードであると判断した場合、当該ライブ配信又はインターネットTV中継のチャンネルに対して予め設定されている定員数に基づいて当該クライアントPC7A、7B及び7Cへライブ配信又はインターネットTV中継を行うか否かを判別する。
【0439】
実際上ストリーミングサーバ8は、現在、ライブ配信又はインターネットTV中継を行っているクライアントPCの数とチャンネルに設定された定員数とを比較し、既に定員数に達している場合にはライブ配信又はインターネットTV中継をそれ以上行うことはない。
【0440】
これに対してストリーミングサーバ8は、クライアントPC7A、7B及び7Cから配信要求があった時点で、クライアントPCの数がチャンネルに設定された定員数未満のときにはライブ配信又はインターネットTV中継を行うこととし、当該クライアントPC7A、7B及び7Cに対してライブ配信又はインターネットTV中継を受けることを許可し、ライブ配信又はインターネットTV中継によるストリーム配信を実行する。
【0441】
クライアントPC7A、7B及び7Cは、ストリーミングサーバ8からライブ配信又はインターネットTV中継によるストリーム配信が開始されると、ライブコンテンツ詳細情報画面163又はTV番組詳細情報画面164Aに重ねて、図45に示すような再生ソフトウェアによる再生表示画面195を介してストリーム配信されたライブコンテンツ又はTV番組をリアルタイムに表示することにより、クライアントユーザに対してライブ配信されたライブコンテンツ又はインターネットTV中継されたTV番組をリアルタイムに視聴させることができる。
【0442】
ところでストリーミングサーバ8は、実際にライブ配信又はインターネットTV中継を受けているクライアントPCの数を逐次カウントし、そのカウント結果、つまり視聴者数情報をコンテンツ提供者のユーザPC4へ随時送信するようになされている。
【0443】
なお、上述の説明においてはクライアントPC7A、7B及び7Cがライブキャスティングサーバ150に対して閲覧要求したパーソナルキャスティングサービストップページ画面160を介してストリーミングサーバ8へ配信要求を行うようにしているが、ライブキャスティングサーバ150から受信した電子メール画面186(図35)の「配信要求先アドレス」に表示されたURLをクリックすることによりパーソナルキャスティングサービストップページ画面160へアクセスし、当該パーソナルキャスティングサービストップページ画面160を介してストリーミングサーバ8へ配信要求を行うようにしてもよい。
【0444】
(3)動作及び効果
以上の構成において、コンテンツ配信システム1のユーザPC4は、ストリーミングサーバ8のストリーム配信機能を使用する中継予約(この実施の形態ではチャンネルを24時間占有して使用する契約)をサーバ使用予約管理センタ5に対して行い、当該サーバ使用予約管理センタ5を介して送信する電子メール等によってライブキャスティングサービスの登録メンバーであるクライアントPC7A、7B及び7Cへ所定の予約時間帯でインターネットTV中継があることを通知する。
【0445】
ユーザPC4は、上述したリコンファームを行った後、インターネットTV中継開始時刻の所定時間前(5分前)の時点でサーバ接続専用ネットワーク6を介してストリーミングサーバ8との通信接続を確立し、アンテナ20Aを介して受信したTV番組の映像データに所定の特殊効果を施してインターネットTV中継開始時刻から当該ストリーミングサーバ8へ送信する。
【0446】
ストリーミングサーバ8は、ユーザPC4から受信したTV番組の映像データを配信要求のあったクライアントPC7A、7B及び7Cへリアルタイムにストリーム配信することにより、遠隔地でTV放送の電波が届かない当該クライアントPC7A、7B及び7Cに対してもインターネット2を介して簡易かつ迅速にTV番組を提供することができる。
【0447】
またユーザPC4は、インターネットTV中継だけではなく、他のチャンネル及び予約時間帯を介してディジタルテレビカメラ19を介して撮影したライブコンテンツの動画像データに対しても所定の特殊効果を施してライブ配信することができ、予約時間帯毎にライブ配信とインターネットTV中継とを交互に切り換えて実行することができる。
【0448】
これによりユーザPC4は、クライアントユーザに対してパーソナルキャスティングサービスにおけるライブ配信又はインターネットTV中継の双方の機能を当該ユーザPC4の1台だけで実行することができ、コンテンツ提供者に対する使い勝手を向上させることができる。
【0449】
またユーザPC4のCPU10は、予め契約先のTV放送局から貰い受けた中継許可キーに基づいてインターネットTV中継が許可されているか否かを判定するようにしたことにより、インターネットTV中継が許可されていない不正なコンテンツ提供者によるインターネットTV中継を防止して、著作権を確実に保護することができる。
【0450】
以上の構成によれば、コンテンツ配信システム1のユーザPC4は、ライブ配信機能に加えて、外部から受信したTV番組についてもインターネット2を介してリアルタイムにインターネットTV中継することができるので、当該TV番組を電波によって受信し得ない遠隔地のクライアントユーザに対しても、衛星中継等の大規模なシステムを構築する必要なく、電話回線網3及びインターネット2を介してクライアントPC7A、7B及び7Cへ簡易かつ迅速に配信することができる。
【0451】
(4)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、外部から受信したNTSC方式の映像信号でなるTV番組をストリーミングサーバ8を介してインターネットTV中継するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、衛星放送や地上波放送のディジタル映像信号でなるTV番組、ケーブルテレビジョンの映像信号でなるTV番組、文字放送番組さらにはラジオ放送のラジオ番組等の他の種々の番組データをストリーミングサーバ8を介してインターネット中継するようにしても良い。
【0452】
また上述の実施の形態においては、ストリーミングサーバ8がユーザPC4から受信したライブコンテンツ又はTV番組を、要求のあったクライアントPC7A、7B及び7Cへストリーム配信することによりライブ配信又はインターネットTV中継を行うようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ストリーム配信すると共にユーザPC4から受信したライブコンテンツ又はTV番組をハードディスク等の記憶メディアに格納しておき、これをオンディマンドシステムのように要求を受けた時点で配信するといった再放送サービスを同時に行うようにしても良い。この場合、再放送サービスに係るライブコンテンツ又はTV番組を番組ガイド表画面165に掲載し、要求に応じて配信すればよい。
【0453】
さらに上述の実施の形態においては、ディジタルビデオカメラ19によって撮影したライブコンテンツの動画像データや、アンテナ20Aを介して受信したTV番組の番組データをリアルタイムにストリーミングサーバ8へ送信し、当該ストリーミングサーバ8を介してライブコンテンツやTV番組をリアルタイムにストリーム配信するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、予めユーザPC4で作成したコンテンツや、受信したTV番組をハードディスク13に格納しておき、再放送用にライブ予約又は中継予約の時間帯でストリーミングサーバ8を介してストリーム配信するようにしてもよい。この場合、コンテンツ提供者はライブコンテンツをリアルタイムではないが、再放送サービスとして配信することも可能となる。
【0454】
さらに上述の実施の形態においては、ストリーミングサーバ8がユーザPC4から受信したライブコンテンツ又はTV番組を、要求のあったクライアントPC7A、7B及び7Cへストリーム配信することによりライブ配信又はインターネットTV中継を行うようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ストリーム配信すると共に、ユーザPC4から受信したライブコンテンツ又はTV番組をハードディスク等の記憶メディアに一旦格納しておき、このライブコンテンツ又はTV番組をCD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)やDVD−ROM(Digital Versatile Disc-Read Only Memory)等の種々のパッケージメディアに書き込んだ後にクライアントPC7A、7B及び7Cのクライアントユーザへ配送するといった配送サービスを行うようにしてもよい。
【0455】
このような配送サービスによれば、クライアントユーザはライブ配信されたライブコンテンツ又はインターネットTV中継されたTV番組を視聴して気に入った場合に、ライブコンテンツ又はTV番組が記憶されたパッケージメディアの配送を要求し、当該パッケージメディアを入手することが可能となる。
【0456】
この場合、コンテンツ提供者であるユーザPC4とストリーミングサーバ8との通信経路は、サーバ接続専用ネットワーク6を介して十分な伝送帯域を確保し得るが、ストリーミングサーバ8とクライアントPC7A、7B及び7Cとの間の通信経路は、インターネット2を利用したものであるため、十分なデータ伝送帯域を確保できるとは限らず、伝送帯域の制約を浮ける可能性が高い。
【0457】
このときクライアントPC7A、7B及び7Cは、ライブコンテンツ又はTV番組の映像画質が劣化することになり、クライアントユーザに高品位なコンテンツを提供し得ない。しかし上述のような配送サービスでは、気に入ったコンテンツを高品位な画質で視聴したいと言ったクライアントユーザの要望に十分応えることができる。
【0458】
すなわちクライアントPC7A、7B及び7Cは、配送サービスを介して入手したパッケージメディアを直接再生することにより、ユーザPC4からストリーミングサーバ8へ送信されたライブコンテンツ又はTV番組と同等の高品位な画質でクライアントユーザへ当該コンテンツを提供することができる。
【0459】
なお、このようなパッケージメディアに記録されたコンテンツの提供を受けるクライアントユーザは、当該パッケージメディアに格納されたコンテンツを再生表示できる機能を有するプレイヤー装置(PC以外でもよい)等を使用してテレビ画面等に表示するようにしてもよい。
【0460】
さらに上述の実施の形態においては、予めライブ予約又は中継予約された予約時間帯のみでユーザPC4からストリーミングサーバ8を介してライブ配信又はインターネットTV中継を行うようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ライブ予約に基づいたライブ配信が行われている間に、ストリーミングサーバ8が予約データベース151を参照することにより、現在使用中のチャンネルの当該予約終了時刻後の予約状況を確認し、空いているようであれば予約終了時刻の所定時間前(例えば、10分前)にストリーミングサーバ8からユーザPC4に対して「○○時まで予約の延長が可能です」といった趣旨のメッセージ等を送信するようにしてもよい。
【0461】
この場合、ユーザPC4は、ステータスウィンドウ103(図10(A))に、このメッセージを表示すると共に、当該ステータスウィンドウ103に延長ボタンを表示し、当該延長ボタンがクリックされたときに当該延長を行う旨をストリーミングサーバ8へ送信し、当該ストリーミングサーバ8により延長の許可を受ける。
【0462】
このようなコンテンツ配信システム1は、このような延長サービスを行うことにより、ユーザPC4のコンテンツ提供者に対しては延長したいといった要望に応えることができる一方、ストリーミングサーバ8のチャンネルを効率よく活用することができる。
【0463】
さらに上述の実施の形態においては、ライブキャスティングサーバ150のハードディスクにライブ予約又は中継予約を実行するためのプログラムが予めインストールされている場合や、ユーザPC4のハードディスク13にライブ予約又は中継予約の際の各種処理やライブ配信又はインターネットTV中継の際の各種処理を実行するためのプログラムが予めインストールされている場合について述べたが、本発明はこれに限らず、これらの各種アプリケーションプログラムの格納された例えばCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)等のパッケージメディアでなるプログラム格納媒体を再生することにより各種アプリケーションプログラムをインストールしても良く、またアプリケーションプログラムが一時的若しくは永続的に格納される半導体メモリや光磁気ディスク等のプログラム格納媒体を再生することにより各種アプリケーションプログラムをインストールしても良い。
【0464】
これらのプログラム格納媒体に各種アプリケーションプログラムを格納する手段としてはローカルエリアネットワーク、ディジタル衛生放送等の優先及び無線通信媒体を利用しても良く、ルータやモデム等の各種通信インターフェースを介在させて格納するようにしても良い。
【0465】
さらに、上述した実施の形態においては、ユーザPC4とライブキャスティングサーバ150との間でライブ予約又は中継予約を行うためのネットワークとしてインターネット2を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、有線又は無線で構築された他の種々のネットワークを用いても良い。
【0466】
さらに、上述の実施の形態においては、ライブ配信又はインターネットTV中継を行うの放送者側の端末として、ディジタルビデオカメラ19を内臓したユーザPC4を用いるようにしていたが、通常のPCにディジタルビデオカメラをIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394インターフェイス等を介してケーブル接続したものや、ディジタルビデオカメラを無線接続したPCを用いるようにしてもよい。また、ディジタルカメラをケーブル等により接続した携帯電話機や、ディジタルカメラを内蔵した携帯電話機をユーザPC4に代えて用いるようにしてもよい。
【0467】
以下、ディジタルカメラを内蔵した携帯電話機をユーザPC4に代えて使用する場合について具体的に説明する。
【0468】
図46に示すように、500は全体として本発明を適用した携帯電話機MS3が接続されているコンテンツ配信システムを示し、通信サービスの提供エリアを所望の大きさに分割したセル内にそれぞれ固定無線局である基地局CS1〜CS4が設置されている。
【0469】
これらの基地局CS1〜CS4には、移動無線局である携帯情報端末MS1及びMS2やカメラ付ディジタル携帯電話機MS3及びMS4が例えばW−CDMA(Wideband−Code Divison Multiple Access)と呼ばれる符号分割多元接続方式によって無線接続されるようになされており、2[GHz]の周波数帯域を使用して最大2[Mbps]のデータ転送速度で大容量データを高速にデータ通信し得るようになされている。
【0470】
このように携帯情報端末MS1及びMS2やカメラ付ディジタル携帯電話機MS3及びMS4は、W−CDMA方式によって大容量データを高速にデータ通信し得るようになされていることにより、音声通話だけでなく電子メールの送受信、簡易ホームページの閲覧、画像の送受信等の多種に渡ってデータ通信を実行し得るようになされている。
【0471】
また基地局CS1〜CS4は、有線回線を介して電話回線網3と接続されており、当該電話回線網3にはインターネット2や、図示しない多くの加入者有線端末、コンピュータネットワーク及び企業内ネットワーク等が接続されている。
【0472】
電話回線網3には、インターネットサービスプロバイダのアクセスサーバASも接続されており、当該アクセスサーバASには当該インターネットサービスプロバイダが保有するコンテンツサーバTSが接続されている。
【0473】
このコンテンツサーバTSは、加入者有線端末や携帯情報端末MS1、MS2及びカメラ付ディジタル携帯電話機MS3、MS4からの要求に応じて例えば簡易ホームページ等のコンテンツをたとえばコンパクトHTML(Hyper Text Markup Language)形式のファイルとして提供するようになされている。
【0474】
このコンパクトHTMLとは、HTMLのサブセットであり、限られたサイズの表示装置の中で反映可能なタグのみ残し他の部分を切り捨てたものである。例えばNTTドコモ社のサービスであるiMode(登録商標)ではiモード様HTMLを採用しており、これは携帯電話に必要な機能を絞り込み約30種のタグを使用し、テキストの文字属性や色は指定できず、画像も2段階調節のGIFファイルが推奨されるなどの限定条件がある。
【0475】
このようなコンパクトHTMLや移動通信用プロトコルのWAP(Wireless Application Protocol)にて使われる記述言語であるHDML(handheld Device Markup Language)、WML(Wireless Markup Language)等を用いることで、表示領域や表示能力に制限のある携帯電話機等で閲覧する簡易ホームページのファイルを作成することができる。
【0476】
このコンテンツ配信システム500では、本実施の形態と同様にインターネット2とサーバ使用予約管理センタ5やストリーミングサーバ8が接続され、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)のプロトコルに従って加入者有線端末や携帯情報端末MS1、MS2及びカメラ付ディジタル携帯電話機MS3、MS4からサーバ使用予約管理センタ5やストリーミングサーバ8に対してアクセスし得るようになされている。
【0477】
なおコンテンツ配信システム500においても、ストリーミングサーバ8を介してストリーム配信を行う際、カメラ付ディジタル携帯電話機MS3、MS4からサーバ接続専用ネットワーク6を介してストリーミングサーバ8へコンテンツ送信を行うようにしているが、インターネット2経由でコンテンツ送信を行うようにしてもよい。
【0478】
因みに携帯情報端末MS1、MS2及びカメラ付ディジタル携帯電話機、MS3、MS4は、基地局CS1〜CS4までを2[Mbps]の簡易トランスポートプロトコルで通信し、当該基地局CS1〜CS4からインターネット2を介してストリーミングサーバ8までをTCP/IPプロトコルで通信するようになされている。
【0479】
なお管理制御装置MCUは、電話回線網3を介して加入者有線端末や携帯情報端末MS1、MS2及びカメラ付ディジタル携帯電話機MS3、MS4と接続されており、当該携帯情報端末MS1、MS2及びカメラ付ディジタル携帯電話機MS3、MS4に対する認証処理や課金処理等を行うようになされている。
【0480】
次に、ユーザPC4(図1)に代わるカメラ付ディジタル携帯電話機MS3の外観構成例について説明する。図47に示すようにカメラ付ディジタル携帯電話機MS3は、中央のヒンジ部511を境に表示部512と本体513とに分けられており、当該ヒンジ部511を介して折り畳み可能に形成されている。
【0481】
表示部512には、上端左部に送受信用のアンテナ514が引出し及び収納可能な状態に取り付けられており、当該アンテナ514を介して基地局CS3との間で電波を送受信するようになされている。
【0482】
また表示部512には、上端中央部にほぼ180度の角度範囲で回動自在なカメラ部515が設けられており、当該カメラ部515のCCDカメラ516によって所望の撮像対象を撮像し得るようになされている。
【0483】
ここで表示部512は、カメラ部515がコンテンツ提供者によってほぼ180度回動させて位置決めされた場合、図48に示すように当該カメラ部515の背面側中央に設けられたスピーカ517が正面側に位置することになり、これにより通常の音声通話状態に切り換わるようになされている。
【0484】
さらに表示部512には、その正面に液晶ディスプレイ518設けられており、電波の受信状態、電池残量、電話帳として登録されている相手先名や電話番号及び発信履歴等の他、電子メールの内容、簡易ホームページ、カメラ部515のCCDカメラ516で撮像した画像及び図示しない内蔵アンテナを介して受信したTV番組の番組映像を表示し得るようになされている。
【0485】
一方、本体513には、その表面の「0」〜「9」の数字キー、発呼キー、リダイヤルキー、終話及び電源キー、クリアキー及び電子メールキー等の操作キー519が設けられており、当該操作キー519を用いて各種指示を入力し得るようになされている。
【0486】
また本体513には、操作キー519の下部にメモボタン520やマイクロフォン521が設けられており、当該メモボタン520によって通話中の間の音声を録音し得ると共に、マイクロフォン521によって通話時のユーザの音声を集音するようになされている。
【0487】
さらに本体513には、操作キー519の上部に回転操作、回動操作及び押圧操作自在なジョグダイヤル522が当該本体513の表面から僅かに突出した状態で設け等られており、当該ジョグダイヤル522に対する回動操作に応じて液晶ディスプレイ518に表示されている電話帳リストや電子メールのスクロール動作、簡易ホームページの握り動作及び画像の送り動作等の種々の動作を実行するようになされている。
【0488】
例えば本体513は、コンテンツ提供者によるジョグダイヤル522の回動操作に応じて液晶ディスプレイ518に表示された電話帳リストの複数の電話番号の中から所望の電話番号が選択され、当該ジョグダイヤル522が本体513の内部方向に押圧操作されると、選択された電話番号を確定して当該電話番号に対して自動的に発呼処理を行うようになされている。
【0489】
なお本体513は、背面側に図示しないバッテリパックが挿着されており、終話及び電源キーがオン状態になると、当該バッテリパックから各回路部に対して電力が供給されて動作可能な状態に起動する。
【0490】
ところで本体513には、当該本体513の左側面上部に抜差自在なメモリスティック(ソニー株式会社の商標)523を挿着するためのメモリスティックスロット524が設けられており、メモボタン520が押下されるとメモリスティック523に通話中の相手の音声を記録したり、受信中のTV番組の映像データを録画したり、或いはコンテンツ提供者の操作に応じて電子メール、簡易ホームページ、CCDカメラ216で撮像した画像を記録し得るようになされている。
【0491】
ここでメモリスティック523は、本願出願人であるソニー株式会社によって開発されたフラッシュメモリカードの一種である。このメモリスティック523は、縦21.5×横50×厚さ.8[mm]の小型薄型形状のプラスチックケース内に電気的に書換えや消去が可能な不揮発性メモリであるEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)の一種であるフラッシュメモリ素子を格納したものであり、10ピン端子を介して画像や音声、音楽等の各種データの書き込み及び読み出しが可能となっている。
【0492】
またメモリスティック523は、大容量化等による内臓フラッシュメモリの仕様変更に対しても、使用する機器で互換性を確保することができる独自のシリアルプロトコルを採用し、最大書込速度1.5[MB/S]、最大読出速度2.45[MB/S]の高速性能を実現していると共に、誤消去防止スイッチを設けて高い信頼性を確保している。
【0493】
従ってカメラ付ディジタル携帯電話機MS3は、このようなメモリスティック523を挿着可能に構成されているために、当該メモリスティック523を介して他の電子機器との間でデータの共有化を図ることができるようになされている。
【0494】
図49に示すように、カメラ付ディジタル携帯電話機MS3は、表示部512及び本体513の各部を統括的に制御するようになされた主制御部550に対して、電源回路部551、操作入力制御部552、画像エンコーダ553、カメラインタフェース部554、LCD(Liquid Crystal Display)制御部555、画像デコーダ556、多重分離部557、記録再生部562、変復調回路部558及び音声コーデック559がメインバス560を介して互いに接続されると共に,画像エンコーダ553、画像デコーダ556、多重分離部557、変復調回路部558及び音声コーデック559が同期バス561を介して互いに接続されて構成されている。
【0495】
電源回路部551は、コンテンツ提供者の操作により終話及び電源キーがオン状態にされると、バッテリパックから各部に対して電力を供給することによりカメラ付ディジタル電話機MS3を動作可能な状態に起動する。
【0496】
カメラ付ディジタル携帯電話機MS3は、CPU、ROM及びRAM等でなる主制御部550の制御に基づいて、音声通話モード時にマイクロフォン521で集音した音声信号を音声コーデック559によってディジタル音声データに変換し、これを変復調回路部558でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部563でディジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後にアンテナ514を介して送信する。
【0497】
またカメラ付ディジタル携帯電話機MS3は、音声通話モード時にアンテナ514で受信した受信信号を増幅して周波数変換処理及びアナログディジタル変換処理を施し、変復調回路部558でスペクトラム逆拡散処理し、音声コーデック559によってアナログ音声信号に変換した後、これをスピーカ517を介して出力する。
【0498】
さらにカメラ付ディジタル携帯電話機MS3は、データ通信モード時に電子メールを送信する場合、操作キー519及びジョグダイヤル522の操作によって入力された電子メールのテキストデータを操作入力制御部552を介して主制御部550へ送出する。
【0499】
主制御部550は、テキストデータを変復調回路部558でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部563でディジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後にアンテナ514を介して基地局CS3(図45)へ送信する。
【0500】
これに対してカメラ付ディジタル携帯電話機MS3は、データ通信モード時に電子メールを受信する場合、アンテナ514を介して基地局CS3から受信した受信信号を変復調回路部558でスペクトラム逆拡散処理して元のテキストデータを復元した後、LCD制御部555を介して液晶ディスプレイ518に電子メールとして表示する。
【0501】
この後カメラ付ディジタル携帯電話機MS3は、コンテンツ提供者の操作に応じて受信した電子メールを記録再生部562を介してメモリスティック523に記録することも可能である。
【0502】
一方カメラ付ディジタル携帯電話機MS3は、データ通信モード時に画像データを送信する場合、CCDカメラ516で撮像された画像データをカメラインターフェース部554を介して画像エンコーダ553に供給する。
【0503】
因みにカメラ付ディジタル携帯電話機MS3は、画像データを送信しない場合には、CCDカメラ516で撮像した画像データをカメラインターフェース部554及びLCD制御部555を介して液晶ディスプレイ518に直接表示することも可能である。
【0504】
画像エンコーダ553は、CCDカメラ516から供給された画像データを例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)2やMPEG4等の所定の符号化方式によって圧縮符号化することにより符号化画像データに変換し、これを多重分離部557に送出する。
【0505】
このとき同時にカメラ付ディジタル携帯電話機MS3は、CCDカメラ516で撮像中にマイクロフォン521で集音した音声を音声コーデック559を介してディジタルの音声データとして多重分離部557に送出する。
【0506】
多重分離部557は、画像エンコーダ553から供給された符号化画像データと音声コーデック559から供給された音声データとを所定の方式で多重化し、その結果得られる多重化データを変復調回路部558でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部563でディジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後にアンテナ514を介して送信する。
【0507】
これに対してカメラ付ディジタル携帯電話機MS3は、データ通信モード時に例えば簡易ホームページ等にリンクされた動画像ファイルのデータを受信する場合、アンテナ514を介して基地局CS3から受信した受信信号を変復調回路部558でスペクトラム逆拡散処理し、その結果得られる多重化データを多重分離部557に送出する。
【0508】
多重分離部557は、多重化データを分離することにより符号化画像データと音声データとに分け、同期バス561を介して当該符号化画像データを画像デコーダ556に供給すると共に当該音声データを音声コーデック559に供給する。
【0509】
画像デコーダ556は、符号化画像データをMPEG2やMPEG4等の所定の符号化方式に対応した復号化方式でデコードすることにより再生動画像データを生成し、これをLCD制御部555を介して液晶ディスプレイ518に供給し、これにより、例えば、簡易ホームページにリンクされた動画像ファイルに含まれる動画像データを表示する。
【0510】
このとき同時に音声コーデック559は、音声データをアナログ音声信号に変換した後、これをスピーカ517に供給し、これにより例えば、簡易ホームページにリンクされた動画像ファイルに含まれる音声データを再生する。
【0511】
この場合も電子メールの場合と同様にカメラ付ディジタル携帯電話機MS3は、受信した簡易ホームページ等にリンクされたデータをユーザの操作により記録再生部562を介してメモリスティック523に記録することが可能である。
【0512】
かかる構成に加えてカメラ付ディジタル携帯電話機MS3は、主制御部550のROMに上述の実施の形態と同様のアプリケーションプログラム等が格納されており、このアプリケーションプログラムに基づいて、サーバ使用予約管理センタ5のライブキャスティングサーバ150(図15)にアクセスし、当該ライブキャスティングサーバ150との間で上述したメンバー登録、リコンファームを含むライブ予約又は中継予約を行い得るようになされており、当該ライブ予約又は中継予約を行った場合、予約設定情報ファイル184(図33)を受信して自動的に暗号化して保存するようになされている。
【0513】
またカメラ付ディジタル携帯電話機MS3は、ユーザPC4と同様に、ライブ予約又は中継予約に基づいてライブ配信又はインターネットTV中継を行い得るようになされている。
【0514】
従ってカメラ付ディジタル携帯電話機MS3は、ライブ配信時、ライブ予約の際に保存した予約設定情報ファイル184を自動的に読み出してストリーミングサーバ8との間で通信接続を確立し、CCDカメラ516で撮影したライブコンテンツをストリーミングサーバ8を介してクライアントPC7A、7B及び7Cへストリーム配信するようになされている。
【0515】
またカメラ付ディジタル携帯電話機MS3は、インターネットTV中継時、中継予約の際に保存した予約設定情報ファイル184を自動的に読み出してストリーミングサーバ8との間で通信接続を確立し、内蔵のアンテナ580A(図49)及びTVチューナ580を介して受信したTV番組の番組データに対して主制御部550によって所定の特殊効果を施した後、画像エンコーダ553により圧縮符号化処理を施し、これをストリーミングサーバ8を介してクライアントPC7A、7B及び7Cへストリーム配信するようになされている。
【0516】
なおカメラ付ディジタル携帯電話機MS3は、ユーザPC4と同様にライブ配信とインターネットTV中継をライブ予約又は中継予約に基づく予約時間帯ごとに切り換えて行うことができ、当該1台のカメラ付ディジタル携帯電話機MS3によってコンテンツ提供者の使い勝手を一段と向上させている。
【0517】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、カメラを介して撮影したライブ映像を取得するライブ映像取得手段と、外部から番組データを受信する番組データ受信手段と、ライブ映像又は番組データを中継して不特定多数のクライアントへストリーミング配信するためのストリーミングサーバと専用回線を介して接続されたサーバ使用予約管理センタに対し、希望予約時間帯にストリーミングサーバとの伝送路を確保するための予約登録を行う予約登録手段と、不特定多数のクライアントのうち、パスワードの入力を条件として、番組データの中継先を特定する中継先特定手段と、希望予約時間帯になると、専用回線を介してストリーミングサーバとの通信接続を確立し、中継先特定手段により特定された中継先へライブ映像又は番組データを所定のフォーマットに変換してストリーミング配信する中継手段とを設けるようにしたことにより、希望予約時間帯に専用回線を介して特定の中継先へライブ映像又は番組データを確実に中継しストリーミング配信することができ、かくして電波の届き難い遠隔地のクライアントに対してもネットワークを介してリアルタイムに番組データを提供し得る番組中継装置、番組中継方法、番組中継プログラム及び番組中継プログラム格納媒体を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるコンテンツ配信システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】ユーザPCの回路構成を示すブロック図である。
【図3】ユーザPCの外観構成(1)を示す略線的斜視図である。
【図4】ユーザPCの外観構成(2)を示す略線的斜視図である。
【図5】ユーザPCによるアプリケーションプログラム起動時の初期画面を示す略線図である。
【図6】撮影モード画面の全体構成を示す略線図である。
【図7】アップロードモード画面の全体構成を示す略線図である。
【図8】Web確認モード画面の全体構成を示す略線図である。
【図9】中継・ライブ予約/確認モード画面の全体構成を示す略線図である。
【図10】中継・ライブ配信モード画面の全体構成を示す略線図である。
【図11】エフェクト項目表示欄を示す略線図である。
【図12】Aボタン用のエフェクト設定画面を示す略線図である。
【図13】Bボタン用のエフェクト設定画面を示す略線図である。
【図14】プリセット用のエフェクト設定画面を示す略線図である。
【図15】サーバ使用予約管理センタの構成を示すブロック図である。
【図16】パーソナルキャスティングサービストップページ画面を示す略線図である。
【図17】パーソナルキャスティングサービスの概要説明画面を示す略線図である。
【図18】ライブ内容提示画面を示す略線図である。
【図19】ライブコンテンツ詳細情報画面を示す略線図である。
【図20】TV番組内容提示画面を示す略線図である。
【図21】TV番組詳細情報画面を示す略線図である。
【図22】番組ガイド表画面を示す略線図である。
【図23】予約テーブルを示す略線図である。
【図24】メンバー登録処理シーケンスを示すフローチャートである。
【図25】メンバー登録用入力画面を示す略線図である。
【図26】予約確認処理シーケンスを示すフローチャートである。
【図27】予約用画面を示す略線図である。
【図28】予約確認用画面を示す略線図である。
【図29】予約登録手続完了画面を示す略線図である。
【図30】リコンファーム処理シーケンスを示すフローチャートである。
【図31】マイチャンネル画面を示す略線図である。
【図32】リコンファーム用画面を示す略線図である。
【図33】予約設定情報ファイルを示す略線図である。
【図34】リコンファーム完了画面を示す略線図である。
【図35】電子メール画面を示す略線図である。
【図36】リコンファーム済みのマイチャンネル画面を示す略線図である。
【図37】予約設定情報変更画面を示す略線図である。
【図38】変更完了画面を示す略線図である。
【図39】予約取消画面を示す略線図である。
【図40】取消通知画面を示す略線図である。
【図41】予約確認画面を示す略線図である。
【図42】ライブ配信時におけるコンテンツ送信処理シーケンスを示すフローチャートである。
【図43】インターネットTV中継処理シーケンスを示すフローチャートである。
【図44】インターネットTV中継におけるテロップ挿入映像画面を示す略線図である。
【図45】クライアントPCにおける再生表示画面を示す略線図である。
【図46】他の実施の形態におけるコンテンツ配信システムを示す略線図である。
【図47】カメラ付ディジタル携帯電話機の外観構成を示す略線的斜視図である。
【図48】カメラ部を回動したときのカメラ付ディジタル形態電話機の表示部を示す略線的斜視図である。
【図49】カメラ付ディジタル携帯電話機の回路構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1……コンテンツ配信システム、2……インターネット、3……電話回線網、4……ユーザPC、5……サーバ使用予約管理センタ、6……サーバ接続専用ネットワーク、7A、7B、7C……クライアントPC、8……ストリーミングサーバ、150……ライブキャスティングサーバ、151……予約データベース、152……ユーザデータベース、153……NTPサーバ、154……ネットワークインターフェース、155……データベースサーバ、500……ネットワークシステム、MS3、MS4……カメラ付きディジタル携帯電話機。

Claims (8)

  1. カメラを介して撮影したライブ映像を取得するライブ映像取得手段と、
    外部から番組データを受信する番組データ受信手段と、
    上記ライブ映像又は上記番組データを中継して不特定多数のクライアントへストリーミング配信するためのストリーミングサーバと専用回線を介して接続されたサーバ使用予約管理センタに対し、希望予約時間帯に上記ストリーミングサーバとの伝送路を確保するための予約登録を行う予約登録手段と、
    上記不特定多数のクライアントのうち、パスワードの入力を条件として、上記番組データの中継先を特定する中継先特定手段と、
    上記希望予約時間帯になると、上記専用回線を介して上記ストリーミングサーバとの通信接続を確立し、上記中継先特定手段により特定された上記中継先へ上記ライブ映像又は上記番組データを所定のフォーマットに変換してストリーミング配信する中継手段と
    を具える番組中継装置。
  2. 上記中継手段は、上記ライブ映像又は上記番組データを上記希望予約時間帯毎に交互に切り換えてストリーミング配信する
    請求項1に記載の番組中継装置。
  3. 上記中継手段は、上記番組データをストリーミング配信する際、「中継」のテロップ及び放送局の名称を画面中に挿入する特殊効果を施す
    請求項2に記載の番組中継装置。
  4. 上記中継手段は、上記中継先へインターネットを介して上記ライブ映像又は上記番組データをストリーミング配信する
    請求項3に記載の番組中継装置。
  5. 上記中継手段は、上記中継先へインターネットを介して上記ライブ映像又は上記番組データをストリーミング配信すると共に、当該ライブ映像又は当該番組データを所定のパッケージメディアに格納する
    請求項4に記載の番組中継装置。
  6. カメラを介して撮影したライブ映像をライブ映像取得手段によって取得するライブ映像取得ステップと、
    外部から番組データ受信手段によって番組データを受信する番組データ受信ステップと、
    上記ライブ映像又は上記番組データを中継して不特定多数のクライアントへストリーミング配信するためのストリーミングサーバと専用回線を介して接続されたサーバ使用予約管理センタに対し、希望予約時間帯に上記ストリーミングサーバとの伝送路を確保するための予約登録を予約登録手段により行う予約登録ステップと、
    上記不特定多数のクライアントのうち、パスワードの入力を条件として、上記番組データの中継先を中継先特定手段によって特定する中継先特定ステップと、
    上記希望予約時間帯になると、中継手段により、上記専用回線を介して上記ストリーミングサーバとの通信接続を確立し、上記中継先特定手段により特定された上記中継先へ上記ライブ映像又は上記番組データを所定のフォーマットに変換してストリーミング配信する中継ステップと
    を有する番組中継方法。
  7. コンピュータに対し、
    カメラを介して撮影したライブ映像を取得するライブ映像取得ステップと、
    外部から番組データを受信する番組データ受信ステップと、
    上記ライブ映像又は上記番組データを中継して不特定多数のクライアントへストリーミング配信するためのストリーミングサーバと専用回線を介して接続されたサーバ使用予約管理センタに対し、希望予約時間帯に上記ストリーミングサーバとの伝送路を確保するための予約登録を行う予約登録ステップと、
    上記不特定多数のクライアントのうち、パスワードの入力を条件として、上記番組データの中継先を特定する中継先特定ステップと、
    上記希望予約時間帯になると、上記専用回線を介して上記ストリーミングサーバとの通信接続を確立し、上記中継先特定手段により特定された上記中継先へ上記ライブ映像又は上記番組データを所定のフォーマットに変換してストリーミング配信する中継ステップと
    を実行させる番組中継プログラム。
  8. コンピュータに、
    カメラを介して撮影したライブ映像を取得するライブ映像取得ステップと、
    外部から番組データを受信する番組データ受信ステップと、
    上記ライブ映像又は上記番組データを中継して不特定多数のクライアントへストリーミング配信するためのストリーミングサーバと専用回線を介して接続されたサーバ使用予約管理センタに対し、希望予約時間帯に上記ストリーミングサーバとの伝送路を確保するための予約登録を行う予約登録ステップと、
    上記不特定多数のクライアントのうち、パスワードの入力を条件として、上記番組データの中継先を特定する中継先特定ステップと、
    上記希望予約時間帯になると、上記専用回線を介して上記ストリーミングサーバとの通信接続を確立し、上記中継先特定手段により特定された上記中継先へ上記ライブ映像又は上記番組データを所定のフォーマットに変換してストリーミング配信する中継ステップと
    を実行させるための番組中継プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な番組中継プログラム格納媒体。
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