JP4774625B2 - コンテンツ配信システム、コンテンツ配信制御サーバ、コンテンツ送信処理制御方法、コンテンツ送信処理制御プログラム及びコンテンツ送信処理制御プログラム格納媒体 - Google Patents

コンテンツ配信システム、コンテンツ配信制御サーバ、コンテンツ送信処理制御方法、コンテンツ送信処理制御プログラム及びコンテンツ送信処理制御プログラム格納媒体 Download PDF

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    • H04L69/14Multichannel or multilink protocols

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はコンテンツ配信システム、コンテンツ配信制御サーバ、コンテンツ送信処理制御方法、コンテンツ送信処理制御プログラム及びコンテンツ送信処理制御プログラム格納媒体に関し、例えばインターネットに接続されたユーザPC(Personal Computer)から提供されたライブコンテンツを所定のストリーミングサーバを介してクライアイントへ配信するコンピュータネットワークシステムに適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンピュータネットワークシステムにおいては、例えば個人が作成したコンテンツをインターネットを介して提供する場合、個人でホームページを開設することが一般的に行われている。
【0003】
このように個人でホームページを開設する場合、ユーザはユーザPCを介してホームページ作成プログラムを入手し、当該ホームページ作成プログラムに基づいて複数のコンテンツとハイパーリンクしたホームページを制作し、これをインターネットサービスプロバイダ(以下、これをISPと呼ぶ)のストリーミングサーバへ蓄積しておく。
【0004】
そしてISPは、インターネットを介してアクセスしてきたクライアントに対してストリーミミングサーバからホームページを提供し、そのホームページ上のアンカーがクリックされた場合に、当該アンカーとリンクされたコンテンツを続いて提供するようになされている。
【0005】
また近年、ストリーミングサーバでは、ユーザPCからアップロードしたコンテンツとして静止画以外にも動画像や音声等も格納することが行われており、クライアントからの要求に応じて動画像でなる例えばライブコンテンツ等をインターネットを介してクライアントへストリーム配信することによりライブ配信を実現し得るようになされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところでかかる構成のコンピュータネットワークシステムにおいては、ユーザPCとインターネットとの接続されている回線がブロードバンドの広帯域伝送に対応したものである場合、当該ユーザPCからストリーミングサーバへ複数種類の伝送速度でなる複数のコンテンツを同時並列的に送信し、当該ストリーミングサーバのストリーム配信機能によって複数のクライアントへマルチストリーム配信することが可能となる。
【0007】
しかしながらユーザPCは、当該ユーザPCからストリーミングサーバへ複数種類の伝送速度でなる複数のコンテンツを同時並列的に送信可能なストリーム数を超えた設定がなされると、回線の帯域を超えたコンテンツの送信が行われることになって当該コンテンツの送信が途切れる等の支障をきたし、ライブ配信を確実に実行し得なくなるという問題があった。
【0008】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、ユーザ端末の通信環境に応じたコンテンツの送信処理を確実に実行させるコンテンツ配信システム、コンテンツ配信制御サーバ、コンテンツ送信処理制御方法、コンテンツ送信処理制御プログラム及びコンテンツ送信処理制御プログラム格納媒体を提案しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、ユーザ端末と、当該ユーザ端末から受信したコンテンツをクライアントへ配信するコンテンツ配信制御サーバとがネットワークを介して接続されることにより構築されたコンテンツ配信システムにおいて、ユーザ端末は当該ユーザ端末とネットワークとが接続可能な回線の種類を回線種類情報としてコンテンツ配信制御サーバへ送信し、コンテンツ配信制御サーバはユーザ端末が複数種類の伝送速度でなる複数のコンテンツを回線を介して同時並列的に当該コンテンツ配信制御サーバへ送信する際のストリーム数を回線種類情報に応じて制限するようにする。
【0010】
コンテンツ配信制御サーバは、ユーザ端末が複数種類の伝送速度でなる複数のコンテンツを同時並列的に送信する際のストリーム数を回線の種類に合わせて制限することにより、当該ユーザ端末から送信不可能なストリーム数のコンテンツが同時並列的に送信されることを未然に防止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0012】
(1)コンテンツ配信システム
(1−1)コンテンツ配信システムの全体構成
図1において、1は全体として本発明のネットワークシステムとしてのコンテンツ配信システムを示し、当該コンテンツ配信システム1によって後述するパーソナルキャスティングサービスを実現するようになされている。
【0013】
このコンテンツ配信システム1は、図示しないISP(Internet Service Provider)及び公衆回線網3(電話回線網3A、ケーブルテレビ網3B又はADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)網3C)を介してインターネット2と接続されたコンテンツ提供者のユーザPC(Personal Computer)4と、インターネット2に接続されたサーバ使用予約管理センタ5と、ユーザPC4から公衆回線網3又はサーバ接続専用ネットワーク6を介して受信したコンテンツをインターネット2を介して複数のクライアントPC7A、7B及び7Cへストリーム配信するストリーミングサーバ8とによって構成されている。
【0014】
この場合ユーザPC4は、ストリーミングサーバ8へコンテンツを送信する際、例えば公衆回線網3の電話回線網3Aを介してサーバ接続専用ネットワーク6のアクセスポートにPPP(Point to Point Protocol)接続を行うことにより、ストリーミングサーバ8との伝送路を確立し、当該伝送路を介してコンテンツをストリーミングサーバ8へ確実に送信し得るようになされている。
【0015】
なおユーザPC4は、公衆回線網3からISP及びインターネット2を介してストリーミングサーバ8とインターネット接続することもでき、その際には当該ユーザPC4が回線接続可能な電話回線網3A、ケーブルテレビ網3B又はADSL網3Cのうち任意に選択された伝送路を介してコンテンツをストリーミングサーバ8へ送信し得るようになされている。
【0016】
ストリーミングサーバ8は、ユーザPC4からサーバ接続専用ネットワーク6又はインターネット2を介して受信したコンテンツを、インターネット2を介して複数のクライアントPC7A、7B及び7Cへストリーム配信し得るようになされている。
【0017】
またストリーミングサーバ8は、専用回線9を介してサーバ使用予約管理センタ5とも接続されており、ユーザPC4やクライアントPC7A、7B及び7Cに対する認証処理の際に専用回線9を介して相互に認証データを授受するようになされている。
【0018】
実際上ユーザPC4は、ストリーミングサーバ8のストリーミング配信機能を使用する時間帯の予約をサーバ管理予約センタ5へ要求し、当該サーバ管理予約センタ5を介してストリーミングサーバ8に予約登録を行う。
【0019】
ストリーミングサーバ8は、ユーザPC4によって予約登録された予約時間帯になると、当該ユーザPC4から送信されたコンテンツをサーバ接続専用ネットワーク6を介して受信してバッファに記憶しながら当該コンテンツを読み出し、要求のあったクライアントPC7A、7B及び7Cへストリーム配信する。
【0020】
これによりコンテンツ配信システム1は、ユーザPC4から送信されたコンテンツを所定の予約時間帯でストリーミングサーバ8を介してクライアントPC7A、7B及び7Cへリアルタイムに提供するといった個人放送局すなわちパーソナルキャスティングサービスを実現し得るようになされている。
【0021】
なお、本実施の形態においては、ストリーミング配信機能を有するストリーミングサーバ8を用いる場合について以下説明するが、リアルタイムにコンテンツを提供し得れば、他の種々の機能を有するサーバを用いてコンテンツを提供するようにしても良い。
【0022】
(1−2)ユーザPCの構成
次に、放送者側となるコンテンツ提供者が撮影した音楽ライブ等のライブコンテンツをストリーミングサーバ8へ送信する場合に用いられるユーザPC4の構成について説明する。
【0023】
図2に示すようにユーザPC4は、各種演算処理を実行すると共に各回路部を制御するCPU(Central Processing Unit)10、当該CPU10のワークエリアとして用いられるRAM(Random Access Memory)11、当該CPU10によって実行される一連のプログラム郡を格納したROM(Read Only Memory)12、当該CPU10によって実行されるオペレーティングシステム(例えば、「Windows95/98/2000」(マイクロソフト社))やアプリケーションプログラム等のプログラム郡を格納したハードディスク13、当該CPU10の処理結果をバス20及び表示用インターフェース15を介して受け取って表示する液晶ディスプレイ等でなる表示部14、コンテンツ提供者が命令を入力するためのキーボード、マウス、後述する回転、回動及び押圧自在なジョグダイヤル等の操作ボタンでなる操作部16、当該操作部16で入力された命令をバス20を介してCPU10へ送出する操作部インターフェース17、公衆回線網3を介してインターネット2(図1)やサーバ接続専用ネットワーク6と接続された外部装置との間でデータを授受するためのネットワークインターフェース18、ユーザPC4と一体に取り付けられたディジタルビデオカメラ19及びライブコンテンツをMPEG(Moving Picture Experts Group)2規格に従って圧縮符号化するMPEG2コーデック22を備えた構成を有する。なおハードディスク13は、CPU10によって読み書きされ、ライブコンテンツ及び各種制御用データの保管用にも使用される。
【0024】
ここでユーザPC4は、図3(A)に示すように液晶ディスプレイでなる表示部14が設けられた表示側筐体部31Aと、キーボード16Aが設けられたキーボード側筐体部31Bとを有し、ヒンジ部32を介して相互に回動可能な状態に連結されている。
【0025】
表示側筐体部31Aは、キーボード側筐体部31Bに対して矢印a方向に回動自在に取り付けられており、図3(B)に示すように当該表示側筐体部31Aが180度回転された状態で使用し得ると共に、当該表示側筐体部31Aの右端部上方に回転、回動及び押圧自在なジョグダイヤル16Bが取り付けられている。
【0026】
キーボード側筐体部31Bは、当該キーボード側筐体部31Bの右側端面に対して、複数(4種類)の操作ボタン16Cが配設された操作ボタン筐体部31Cが取付固定されていると共に、ディジタルビデオカメラ19が当該右側端面の一点で指示されており、これにより矢印b方向へ自在に回動し得るようになされている。
【0027】
なおユーザPC4は、図4(A)に示すような形態で使用することができ、この場合にはコンテンツ提供者が当該ユーザPC4を把持し、当該コンテンツ提供者自身をディジタルビデオカメラ19によって撮影することが可能となる。この際、コンテンツ提供者は表示部14が当該コンテンツ提供者に向けられていることにより、撮影内容を表示部14を介して目視確認しながら撮影することができる。
【0028】
しかしながら、このような形態で使用する場合、キーボード16Aが表示部14の裏側に位置するため、コンテンツ提供者はキーボード16Aを用いて正確に操作することは困難である。
【0029】
この点を考慮してユーザPC4は、ディジタルビデオカメラ19による撮影や当該撮影に関する命令(例えば、撮影開始、停止、ズーム、エフェクトの付加、コンテンツの保存、送信等の命令)を、ジョグダイヤル16B及び操作ボタン16Cを適宜操作することによって入力し得るようになされている。
【0030】
またユーザPC4は、図4(B)に示すような形態で使用することができ、この場合にはコンテンツ提供者に対して当該ユーザPC4を把持させ、正面の撮影対象を表示部14でコンテンツ提供者に目視確認させながらディジタルビデオカメラ19によって撮影することができる。
【0031】
実際上ユーザPC4(図2)は、電源の投入に応じてCPU10がROM12及びハードディスク13に格納されている各種プログラム郡を読み出して実行することにより、撮影処理、コンテンツの加工処理、ストリーミングサーバ8への当該コンテンツの送信処理及びWWW(World Wide Web)ブラウジング等の各種処理を実行する。
【0032】
以下、ユーザPC4のCPU10が上述の各種プログラム郡に従って所定の処理を実行することにより実現される様々な機能について具体的に説明する。まず、ユーザPC4においては、CPU10の制御により図5に示すような初期画面35を表示部14に表示する。
【0033】
この初期画面35には、ディジタルビデオカメラ19により撮影された画像を表示する大型サイズの主画像表示エリア40と、前回の撮影時において最後に撮影された画像のプレビューを表示する小型サイズの副画像表示エリア41とが設けられ、当該副画像表示エリア41の下部にモード(mode)、画像種類(camera)、設定(setting)及び命令内容(operation)といった上位項目をコンテンツ提供者に選択させるためのGUI(Graphical User Interface)42が設けられると共に、主画像表示エリア40の下部にユーザPC4の各種状態を示すステータスウィンドウ43が設けられている。
【0034】
GUI42の上位項目「mode」には、撮影モード(「撮る」が選択された場合のモード)、アップロードモード(「見る・送る」が選択された場合のモード)、Web確認モード(「Webを見る」が選択された場合のモード)、ライブ予約/確認モード(「ライブ予約/確認へ」が選択された場合のモード)及びライブ配信モード(「ライブ配信へ」が選択された場合のモード)からなる5種類のモードが選択対象として表示されている。因みに、ユーザPC4の起動時には初期状態として撮影モードが選択されている。
【0035】
ここで撮影モードは、ユーザPC4のディジタルビデオカメラ19により撮影を行うためのモードであり、当該撮影モードが選択された場合若しくは初期状態において、CPU10は図6(A)に示すような撮影モード画面50を表示部14に表示する。
【0036】
この撮影モード画面50では、上述した初期画面35(図5)と同様に主画像表示エリア60及び副画像表示エリア61が設けられており、主画像表示エリア60に現在撮影中の画像が表示されると共に、副画像表示エリア61に前回撮影したときの最後の画像がプレビュー表示される。
【0037】
また撮影モード画面50では、初期画面35と同様のGUI62が設けられ、図6(B)に示すように当該GUI62にも「mode」、「camera」、「setting」及び「operation」といった上位項目が設けられている。
【0038】
これらの上位項目には、さらに複数の下位項目がそれぞれ設けられており、表示側筐体部31Aにおけるジョグダイヤル16Bの回転操作に応じて太線枠で示されたフォーカスFが所望の下位項目へ移動された後に当該ジョグダイヤル16Bが押圧操作されることにより、その下位項目が選択決定されるようになされている。
【0039】
また撮影モードでは、操作ボタン筐体部31Cに設けられた操作ボタン16C(図3及び図4)に対しても、所定のコマンド(例えば、撮影時の画像に特殊効果を施すためのエフェクト項目を選択決定するコマンド等)が予め割り当てられている。
【0040】
従ってコンテンツ提供者は、キーボード16Aを用いることなく、ジョグダイヤル16B又は操作ボタン16Cに対する操作だけで撮影モードにおける各種操作を実行し得、図4(A)及び(B)に示した場合のようなキーボード16Aが操作し難い環境下であっても容易に撮影操作を実行し得るようになされている。
【0041】
なお撮影モードにおいては、デフォルトとして操作ボタン16Cに対して撮影時の画像に特殊効果を施すためのエフェクト項目を選択決定するコマンドが予め割り当てられているが、操作ボタン16Cに対して任意にコマンドを割り当てたり、又は他のモードにおいて操作ボタン16Cに他の種々のコマンドを割り当てるようにしても良い。この場合ユーザPC4の操作性は、一段と向上することになる。
【0042】
さらに撮影モードでは、ステータスウィンドウ63に現時点におけるユーザPC4の状態(例えば、バッテリ残量やハードディスク13の残記憶容量等)、選択中のモードにおける処理状態(例えば撮影中の画像データサイズ、画像データの指定保存先及び操作ボタン16Cに対して割り当てられているコマンドの種類等)が表示される。
【0043】
次にアップロードモードは、上述した撮影モードで撮影したコンテンツを表示部14を介してコンテンツ提供者に参照させたり、当該コンテンツの画像データをインターネット2と接続された所定のアップロード先のサーバ(図示せず)へ送信するためのモードであり、CPU10は図7(A)に示すようなアップロードモード画面51を表示部14に表示する。
【0044】
このアップロードモード画面51では、撮影モード画面50(図6)と同様のGUI72及びステータスウィンドウ73が設けられると共に、新にプレビューエリア74、撮影したコンテンツのうち代表的な静止画像を複数並べて表示する一覧表示エリア75及び送信カプセルアイコン77が設けられている。
【0045】
図7(B)に示すように、アップロードモード画面51におけるGUI72には、「mode」項目の他に「operation」項目及び「view」項目が設けられている。
【0046】
「operation」項目には、インターネット2との接続/切断を命令するための「ネット接続/切断」項目、コンテンツの送信開始/終了を命令するための「送信開始/終了」項目が下位項目として設けられ、また「view」項目には、一覧表示エリア75へフォーカスFの移動を命令するための「フォーカス移動」項目、送信カプセルアイコン77の中身を確認する、すなわち送信すべく選択したコンテンツの一覧をコンテンツ提供者が参照するための「送信カプセル参照」項目が下位項目として設けられている。
【0047】
このGUI72においても、撮影モード画面50(図6)の場合と同様に、表示側筐体部31Aにおけるジョグダイヤル16Bの回転操作に応じてフォーカスFが所望の下位項目へ移動された後に当該ジョグダイヤル16Bが押圧操作されることにより当該下位項目が選択決定されるようになされている。
【0048】
またアップロードモードにおいては、操作ボタン16C(図3及び図4)に対して、プレビューエリア74に表示したコンテンツの再生/停止や、静止画像の表示を命令するコマンドが予め割り当てられており、ステータスウィンドウ73には画像データのファイル名、ファイルサイズ、フォーマット(JPEG(Joint Photographic Experts Group)又はMPEG等)や、現在指定されている送信先を示す情報(アップロード先のサーバ名及びそのURL(Uniform Resource Locator))等が表示される。
【0049】
ここでCPU10は、コンテンツ提供者によるジョグダイヤル16Bの回転操作に応じてフォーカスFを「フォーカス移動」項目に移動した後、当該ジョグダイヤル16Bの押圧操作に応じて当該「フォーカス移動」項目が決定されたことを認識すると、フォーカスFを一覧表示エリア75上へ移動する。
【0050】
コンテンツ提供者は、フォーカスFが一覧表示エリア75上に移動された状態でジョグダイヤル16Bを回転操作することにより、当該フォーカスFを当該一覧表示エリア75の静止画像上で移動させることができる。続いてコンテンツ提供者は、所望の静止画像上にフォーカスFを移動させた状態でジョグダイヤル16Bを押圧操作することにより、当該所望の静止画像を容易に選択して送信すべきコンテンツを決定し得るようになされている。
【0051】
このときCPU10は、サブGUI76を一覧表示エリア75の隣に表示し、図7(C)に示すように当該サブGUI76の各項目上にフォーカスFを移動して表示する。
【0052】
サブGUI76には、「保存」項目、「削除」項目、「プレビュー」項目及び「送信カプセルに入れる」項目といった選択項目が設けられており、ジョグダイヤル16Bの回転操作及び押圧操作によりフォーカスFで「送信カプセルに入れる」項目が選択決定されると、CPU10は一覧表示エリア75の中から選択決定されたコンテンツを送信カプセルアイコン77の送信すべきコンテンツの一覧に加えるようになされている。
【0053】
その後コンテンツ提供者によってフォーカスFがGUI72に戻され、当該フォーカスFで「送信開始/終了」項目が選択決定されると、CPU10は先ほど送信カプセルアイコン77に加えたものを含む全てのコンテンツを所定のアップロード先のサーバへ送信するようになされている。
【0054】
次にWeb確認モードは、インターネット2と接続してブラウジングを行うモードであり、Web確認モードが選択されると、CPU10は図8(A)に示すようなWeb確認モード画面52を表示部14に表示する。
【0055】
このWeb確認モード画面52では、撮影モード画面50(図6)と同様のGUI82及びステータスウィンドウ83が設けられていると共に、新にWebブラウザを表示するためのブラウザ表示エリア80と、当該ブラウザ表示エリア80に表示したリソースのURLを表示するURL表示欄84とが設けられている。
【0056】
ここでWeb確認モードが選択された場合、CPU10はハードディスク13からブラウザソフトウェア(例えば、Internet Explorer(マイクロソフト社)又はNetscape Navigator(ネットスケープ社))を読み出して実行することにより、ブラウザ表示エリア80にブラウザソフトウェアによるブラウジング画像を表示する。
【0057】
また、図8(B)に示すようにWeb確認モード画面52のGUI82には、初期画面35における「setting」項目及び「camera」項目に代えて新に「browsing」項目が設けられている。
【0058】
この「browsing」項目には、所定のWebページにジャンプすることを命令するための「予約ジャンプ」項目、ブラウザを操作するための「次へ」項目及び「戻る」項目等の下位項目が設けられている。なお、このWeb確認モードでは、URLを入力してブラウジングを行うといった通常の一般的なブラウジング処理を実行することも可能である。
【0059】
このGUI82においても、撮影モード画面50の場合と同様に、表示側筐体部31Aにおけるジョグダイヤル16Bの回転操作に応じてフォーカスFが所望の下位項目へ移動された後に当該ジョグダイヤル16Bが押圧操作されることにより当該下位項目が選択決定されるようになされている
【0060】
次にライブ予約/確認モードは、ストリーミングサーバ8のストリーム配信機能によりライブコンテンツの個人放送を行うための時間帯を予約するモードであり、ライブ予約/確認モードが選択されると、CPU10は図9(A)に示すようなライブ予約/確認モード画面53を表示部14に表示する。
【0061】
このライブ予約/確認モード画面53では、Web確認モード画面52(図8)と同様のブラウザ表示エリア90、GUI92、ステータスウィンドウ93及びURL表示欄94が設けられていると共に、新に予約一覧表示エリア95が設けられている。
【0062】
また図9(B)に示すようにライブ予約/確認モード画面53のGUI92には、Web確認モード画面52(図8)のGUI82と同様に「mode」項目、「operation」項目及び「browsing」項目が設けられており、当該「browsing」項目には、ライブ予約を行うためのWebページにジャンプすることを命令する「予約ジャンプ」項目や、ブラウザを操作するための「次へ」項目及び「戻る」項目等が設けられている。
【0063】
またGUI92においても、Web確認モード画面52の場合と同様に、表示側筐体部31Aにおけるジョグダイヤル16Bの回転操作に応じてフォーカスFが所望の下位項目へ移動された後に当該ジョグダイヤル16Bが押圧操作されることにより当該下位項目が選択決定されるようになされている
【0064】
なお、ライブ予約を行うためのWebページとは、サーバ使用予約管理センタ5内の後述するライブキャスティングサーバがそのハードディスクに格納しているライブ予約のための予約用画面のWebページである。
【0065】
ここでユーザPC4のCPU10は、コンテンツ提供者により「予約ジャンプ」項目がフォーカスFで選択決定されると、サーバ使用予約管理センタ5内のライブキャスティングサーバへアクセスし、当該ライブキャスティングサーバへ予約要求情報を送信したり、ライブキャスティングサーバからライブ予約設定情報ファイルをダウンロードする等のライブ予約に関する各種データを授受し得るようになされている。
【0066】
ライブ予約/確認モード画面53における予約一覧表示エリア95には、サーバ使用予約管理センタ5に対して行われたライブ予約の予約項目が一覧表示され、当該予約項目毎に設定された時間帯等の概要情報が表示されている。
【0067】
ユーザPC4のCPU10は、コンテンツ提供者のジョグダイヤル16Bに対する回転操作及び押圧操作によりフォーカスFを介して予約一覧表示エリア95の任意の予約項目が選択決定されると、サーバ使用予約管理センタ5内のライブキャスティングサーバに対して当該予約項目の予約内容を示す予約確認用画面のWebページへジャンプする制御を行う。この場合のユーザPC4のCPU10とサーバ使用予約管理センタ5との間のライブ予約に関する処理については後述する。
【0068】
次に、ライブ配信モードは、ユーザPC4のディジタルビデオカメラ19によって撮影したライブコンテンツをストリーミングサーバ8のストリーム配信機能によりあたかも個人放送局のようにインターネット2を経由してクライアントPC7A、7B及び7Cへリアルタイムに配信するためのモードである。
【0069】
実際上ユーザPC4のCPU10は、コンテンツ提供者によってライブ配信モードが選択されると、図10(A)に示すようなライブ配信モード画面54を表示部14に表示する。
【0070】
このライブ配信モード画面54では、GUI102、ステータスウィンドウ103に加えて、ライブ配信の動画像データに対して施す特殊効果の種類を選択するためのエフェクト項目表示欄105及びその特殊効果が施されたエフェクト画像を表示するプレビュー画像表示エリア104が設けられている。因みに、当該プレビュー画像表示エリア104に表示されたエフェクト画像が実際にストリーミングサーバ8へ送信されるべきコンテンツの画像となる。
【0071】
この場合のステータスウィンドウ103には、ライブ配信中であることを示すオンエアー情報、ライブ配信開始時点からの経過時間を示すライブ配信経過時間情報、パーソナルキャスティングサービスにおけるサービス提供者側の時刻情報、ユーザPC4の時刻情報、ライブ配信に関する予約開始時刻や予約終了時刻を示す時間帯情報、画像サイズ情報、配信データの伝送速度(ビットレート)を示すビットレート情報、ライブコンテンツのタイトル名情報、接続中のストリーミングサーバ8及びそのチャンネルを示す接続先情報、ストリーミングサーバ8によりストリーム配信されるライブコンテンツを受信中のクライアントPC7A、7B及び7C等の数を示す視聴者数情報等が表示される。
【0072】
また図10(B)に示すように、ライブ配信モード画面54のGUI102には、「mode」項目、「operation」項目及び「setting」項目が設けられており、当該「operation」項目にはインターネット2と接続/切断することを命令するための「ネット接続/切断」項目及びライブ配信の開始/終了を命令するための「配信開始/終了」項目が設けられている。
【0073】
また「setting」項目には、ライブコンテンツの動画像データに対して施す特殊効果の種類を選択するための「エフェクト設定」項目及びエフェクト項目表示欄105へフォーカスFを移動するための「フォーカス移動」項目が下位項目として設けられている。
【0074】
なお、「エフェクト設定」項目は、ライブコンテンツの動画像データに対して施すべくエフェクト項目を選択し、当該選択したエフェクト項目をエフェクト項目表示欄105に表示させるためのものである。
【0075】
また「フォーカス移動」項目は、エフェクト項目表示欄105にフォーカスFを移動した後、ジョグダイヤル16Bの回転操作に応じてフォーカスFをエフェクト項目表示欄105上の所望の下位項目へ移動した後に当該ジョグダイヤル16Bの押圧操作に応じて当該下位項目が選択決定されるようになされている。
【0076】
ここで、ジョグダイヤル16Bの回転操作及び押圧操作によりフォーカスFを介して「配信開始/終了」項目が選択決定されると、ユーザPC4のCPU10は上述したライブ予約/確認モードにおいてサーバ使用予約管理センタ5内のライブキャスティングサーバから供給されたライブ配信用の予約設定情報ファイルに従い、サーバ接続専用ネットワーク6を介する専用回線接続又はインターネット2を介するインターネット接続によりストリーミングサーバ8と伝送路を確立する。
【0077】
続いてユーザPC4のCPU10は、予約設定情報ファイルに設定された内容(例えば、データ伝送速度等)に従って、ディジタルビデオカメラ19で撮影したライブコンテンツの動画像データをリアルタイムにストリーミングサーバ8へ送信するようになされている。なお、ユーザPC4のCPU10と、ストリーミングサーバ8との通信接続処理や通信接続後のライブコンテンツの送信処理等については後述する。
【0078】
図11に拡大して示すように、ライブ配信モード画面54におけるエフェクト項目表示欄105には、操作ボタン筐体部31Cに設けられた操作ボタン16CのうちAボタン及びBボタンにそれぞれ対応したエフェクト項目が縦一列に並べられて表示される。
【0079】
このAボタン及びBボタンにそれぞれ対応して縦一列に並べられた各エフェクト項目は、ライブ配信予定のライブコンテンツの内容に合わせて予め設定されたものである。
【0080】
この場合、Aボタンには上から順に「ハート」、「なし」、「拍手音」……といったエフェクト項目が設定されており、ユーザPC4のCPU10はコンテンツ提供者によるジョグダイヤル16Bの回転操作に応じて、Aボタンに対応するエフェクト項目を円環状に回転移動させ、フォーカスFを介して選択決定されたエフェクト項目の特殊効果をディジタルビデオカメラ19で撮影されたライブコンテンツの動画像データに対して施すようになされている。
【0081】
続いて、Bボタンにも上から順に「BGM1」、「白黒画像」、「タイトルインポーズ」……といったエフェクト項目が設定されており、ユーザPC4のCPU10はコンテンツ提供者によるジョグダイヤル16Bの回転操作に応じて、Bボタンに対応するエフェクト項目を円環状に回転移動させ、フォーカスFを介して選択決定された所望のエフェクト項目に応じた特殊効果をディジタルビデオカメラ19で撮影されたライブコンテンツの動画像データに対して施すようになされている。
【0082】
例えば、フォーカスFによって「拍手音」項目及び「タイトルインポーズ」項目が選択された状態でAボタンが押圧操作された場合には、ディジタルビデオカメラ19で撮影されたライブコンテンツの動画像データに対して「拍手音」の特殊効果が施される。
【0083】
同様にフォーカスFによって「拍手音」項目及び「タイトルインポーズ」項目が選択された状態でBボタンが押圧操作された場合には、ディジタルビデオカメラ19で撮影されたライブコンテンツの動画像データに対して「タイトルインポーズ」項目に応じたタイトル名のインポーズ処理が施される。
【0084】
ここで、Aボタンに対応して施される特殊効果は、一時的に施されるエフェクト処理であるのに対し、Bボタンに対応して施される特殊効果は、継続的に施されるエフェクト処理である。
【0085】
従って、ユーザPC4の操作ボタン16CのうちBボタンに対してはトグルボタンが採用され、当該Bボタンが一旦押下操作された後、次に押下操作されるまでの間は「タイトルインポーズ」項目に応じたタイトル名のインポーズ処理が継続して施されるようになされている。
【0086】
また、Bボタンのエフェクト項目の右側には、予め設定されたプリセットのエフェクト項目が表示されている。ここに表示されるエフェクト項目としては、後述するエフェクト設定においてプリセットしたエフェクト項目を変更しない限り、Aボタン又はBボタンに対するボタン操作とは無関係に、プリセットのエフェクト項目に応じた特殊効果が継続して施されるようになされている。
【0087】
この場合には、プリセットのエフェクト項目として「日時」項目が設定されており、ディジタルビデオカメラ19で撮影されたライブコンテンツの動画像データに対して常に日時表示がスーパーインポーズされることになる。
【0088】
上述のようにエフェクト項目表示欄105に予め設定された特殊効果をAボタン及びBボタンに対応させて施すようになされているのは、ディジタルビデオカメラ19で撮影されたライブコンテンツの動画像データをリアルタイムにクライアントPC7A、7B及び7Cへ配信することを考慮したためである。
【0089】
すなわちユーザPC4のCPU10は、上述したようにAボタン又はBボタンに対する1回の押下操作だけでディジタルビデオカメラ19で撮影されたライブコンテンツの動画像データに対してエフェクト項目に応じた特殊効果を容易に施すことができるようになされており、これによりディジタルビデオカメラ19で撮影されたライブコンテンツの動画像データに特殊効果を施しながらリアルタイムにストリーミングサーバ8へ送信し得るようになされている。
【0090】
しかしながらユーザPC4のCPU10は、Aボタン又はBボタンに対する1回の押下操作だけで特殊効果を施すことができるものの、Aボタン又はBボタンが押下操作された場合、エフェクト項目表示欄105のフォーカスFに囲まれたエフェクト項目の特殊効果だけを施すことになる。
【0091】
従ってコンテンツ提供者は、エフェクト表示欄105に表示されたエフェクト項目やそのエフェクト項目の表示順序が自分の意図するものと合致しないときには、所望のエフェクト項目を選択するためにジョグダイヤル16Bの回転操作等に時間を要し、所望の特殊効果を所望のタイミングで施すことができなくなるおそれもある。
【0092】
そこでライブ配信モードでは、ライブ配信モード画面54におけるGUI102(図9(B))において「エフェクト設定」項目が選択されたときに、予め用意されている多数種類のエフェクト項目の中から、エフェクト項目表示欄105にいずれのエフェクト項目をどのような順序で並べるかを事前に予め設定し得るようになされている。
【0093】
すなわちユーザPC4のCPU10は、コンテンツ提供者によってGUI102の「エフェクト設定」項目が選択された場合、図12、図13及び図14に示すようなエフェクト設定画面105A、105B又は105Pをライブ配信モード画面54に重ねて表示するようになされている。
【0094】
図12に示すように、Aボタン用のエフェクト設定画面105Aは、Aボタンに対応したエフェクト項目を設定するための画面であり、Aボタンに対応して予め用意された多数種類のエフェクト項目を表示したAボタン対応エフェクト項目リスト欄106Aが画面左側に設けられ、当該Aボタン対応エフェクト項目リスト欄106Aには、予め用意された多数種類のエフェクト項目を上下方向にスクロール表示可能な状態で配置されている。
【0095】
またAボタン用のエフェクト設定画面105Aには、その右隣に上述したエフェクト項目表示欄105と同一構成のAボタン用登録リスト欄107A、Bボタン用登録リスト欄107B及びプリセット登録欄107Pからなる登録リスト欄107が設けられている。
【0096】
ところでAボタン用のエフェクト設定画面105Aでは、Aボタン用登録リスト欄107Aを除くBボタン用登録リスト欄107B及びプリセット登録欄107Pに対して網掛け処理が施されており、これにより現在設定可能なAボタン用登録リスト欄107Aだけをコンテンツ提供者に対して容易に認識させ得るようになされている。
【0097】
このようなAボタン用のエフェクト設定画面105Aにおいて、コンテンツ提供者はAボタン対応エフェクト項目リスト欄106Aの中から所望のエフェクト項目を選択し、当該選択したエフェクト項目をAボタン用登録リスト欄107Aへ順次ドラッグアンドドロップすることにより、Aボタンに対応して特殊効果を施し得るべき所望のエフェクト項目を所望の順序で設定することができる。
【0098】
図13に示すように、Bボタン用のエフェクト設定画面105Bは、Bボタンに対応したエフェクト項目を設定するための画面であり、Bボタンに対応して予め用意された多数種類のエフェクト項目を表示したBボタン対応エフェクト項目リスト欄106Bが画面左側に設けられ、当該Bボタン対応エフェクト項目リスト欄106Bには、予め用意された多数種類のエフェクト項目を上下方向にスクロール表示可能な状態で配置されている。
【0099】
またBボタン用のエフェクト設定画面105Bにも、Aボタン用のエフェクト設定画面105Aと同様に、エフェクト項目表示欄105と同一構成の登録リスト欄108が設けられている。
【0100】
Bボタン用のエフェクト設定画面105Bにおいては、Bボタン用登録リスト欄108Bを除くAボタン用登録リスト欄108A及びプリセット登録欄108Pに対して網掛け処理が施されており、これにより現在設定可能なBボタン用登録リスト欄108Bだけをコンテンツ提供者に対して容易に認識させ得るようになされている。
【0101】
このようなBボタン用のエフェクト設定画面105Bにおいて、コンテンツ提供者はBボタン対応エフェクト項目リスト欄106Bの中から所望のエフェクト項目を選択し、当該選択したエフェクト項目をBボタン用登録リスト欄108Bへ順次ドラッグアンドドロップすることにより、Bボタンに対応して特殊効果を施し得るべき所望のエフェクト項目を所望の順序で設定することができる。
【0102】
図14に示すように、プリセット用のエフェクト設定画面105Pは、終始継続的に特殊効果を施すエフェクト項目を設定するための画面であり、終始継続的に特殊効果を施すべき多数種類のプリセットエフェクト項目を表示したプリセットエフェクト項目リスト欄106Pが設けられ、当該プリセットエフェクト項目リスト欄106Pには、予め用意された多数種類のプリセットエフェクト項目が上下方向にスクロール表示可能な状態で配置されている。
【0103】
またプリセット用のエフェクト設定画面105Pにも、Aボタン用のエフェクト設定画面105Aと同様に、エフェクト項目表示欄105に表示させるべき当該エフェクト項目表示欄105と同一構成の登録リスト欄109が設けられている。
【0104】
このプリセット用のエフェクト設定画面105Pにおいても、プリセット登録欄109Pを除くAボタン用登録リスト欄109A及びBボタン用登録リスト欄109Bに対して網掛け処理が施されており、これにより現在設定可能なプリセット登録欄109Pだけをコンテンツ提供者に対して容易に認識させ得るようになされている。
【0105】
このようなプリセット用のエフェクト設定画面105Pにおいて、コンテンツ提供者はプリセットエフェクト項目リスト欄106Pの中から所望のプリセットエフェクト項目を選択し、当該選択したプリセットエフェクト項目をプリセット登録欄109Pへドラッグアンドドロップすることにより、終始継続的に特殊効果を施し得るべきプリセットエフェクト項目を設定することができる。
【0106】
一般的にライブ配信を行う場合、特殊効果を施すべきエフェクト項目の種類、その特殊効果を施すタイミングや順序等は、コンテンツ提供者の構想としてある程度できあがっているものである。
【0107】
従ってコンテンツ提供者は、その構想に基づいてエフェクト項目の種類や順序等を考慮して予め特殊効果を施すべき設定を行っておくことにより、ライブ配信時にジョグダイヤル16B、操作ボタン16CのAボタン及びBボタンに対する簡易な操作だけで構想をより忠実に再現したエフェクト処理をユーザPC4を介して施し得るようになされている。
【0108】
このようにユーザPC4は、上述のような撮影モード、アップロードモード、Web確認モード、ライブ予約/確認モード、ライブ配信モードといった5つの機能を備えたアプリケーションプログラムをハードディスク13に格納し、上記のような種々の処理機能を有しているが、他にもライブ配信のライブ予約時に後述する予約設定情報ファイルを自動的に取り込むためのアプリケーションプログラムや、ライブ配信時にストリーミングサーバ8への通信接続処理を実行するためのアプリケーションプログラムを格納しているが、これらのアプリケーションプログラムの実行による機能についての詳細は後述する。
【0109】
(1−3)サーバ使用予約管理センタの構成
上述したようにユーザPC4がライブ配信者としてライブコンテンツの動画像データをストリーミングサーバ8へ送信する場合、コンテンツ配信システム1によるパーソナルキャスティングサービスでは、まず配信予定の時間帯にストリーミングサーバ8のストリーム配信機能を使用するための予約登録を行う必要がある。
【0110】
次に、このようなストリーミングサーバ8の予約登録を管理するサービス提供者側のサーバ使用予約管理センタ5について図15を参照しながら説明する。
【0111】
サーバ使用予約管理センタ5は、LAN(Local Area Network)を介して互いに接続されたライブキャスティングサーバ150、予約データベース151、ユーザデータベース152、NTP(Network Time Protocol )サーバ153、ネットワークインターフェース154及びデータベースサーバ155によって構成されている。
【0112】
ここでサーバ使用予約管理センタ5は、ネットワークインターフェース154を介してインターネット2と接続されたユーザPC4やクライアントPC7A、7B及び7C、さらに専用線9(図1)を介して接続されたストリーミングサーバ8との間で各種データの授受を行う。
【0113】
サーバ使用予約管理センタ5のライブキャスティングサーバ150は、パーソナルキャスティングサービスにおけるライブ配信の予約登録、課金処理、メンバー登録処理等の当該パーソナルキャスティングサービス全体を管理するための処理を行うようになされている。
【0114】
またライブキャスティングサーバ150は、コンテンツ提供者が当該パーソナルキャスティングサービスを受ける権利を得るための登録用のWebページ、コンテンツ提供者によるライブ配信のライブ予約を受け付けるための予約受付用のWebページ、コンテンツ提供者が予約確認や変更を行うための予約確認用のWebページ、及びクライアントPC7A、7B及び7Cへライブ配信に関する番組表を参照させるための番組ガイド用のWebページをハードディスク内に格納しており、ユーザPC4やクライアントPC7A、7B及び7Cから要求があった場合に、当該要求に応じた各種WebページをユーザPC4やクライアントPC7A、7B及び7Cへ送信して閲覧させ得るようになされている。
【0115】
以下、ライブキャスティングサーバ150に予め用意されている各種Webページについて、当該Webページの閲覧を要求したユーザPC4又はクライアントPC7A、7B及び7Cのブラウザ画面を参照しながら説明する。
【0116】
例えばユーザPC4では、コンテンツ提供者によってライブキャスティンクサーバ150のWebページのトップページ(ホームページ)を示すURLが入力されて閲覧要求が行われると、図16に示すようなライブキャスティンクサービストップページ画面160を表示部14に表示する。
【0117】
なおコンテンツ提供者は、ライブキャスティングサーバ150におけるライブキャスティンクサービストップペー
ジ画面160の閲覧要求をする場合、上述のようにURLを入力する方法以外にも、他のホームページ上のリンクボタンをクリック操作することによりライブキャスティンクサービストップページ画面160へジャンプすることもできる。
【0118】
このライブキャスティンクサービストップページ画面160には、ログインするためにユーザID及びパスワードの入力欄に加え、「メンバー登録」、「パーソナルキャスティンクTVとは?」、「本日のライブ」、「番組ガイド」、「マイチャンネル」、「ライブ予約」、「プログラムピックアップ」、「Image Station 」といったリンクボタンが設けられており、これらがクリックされると、各リンクボタンにハイパーリンクされたWebページがライブキャスティングサーバ150からユーザPC4やクライアントPC7A、7B及び7Cへ送信されて表示される。
【0119】
ライブキャスティンクサービストップページ画面160の「メンバー登録」がクリックされると、当該パーソナルキャスティングサービスを受けることが可能なメンバー登録を行うためのWebページがユーザPC4やクライアントPC7A、7B及び7Cへ送信されて表示されることになるが、これについての詳細は後述する。
【0120】
次に、パーソナルキャスティングサービストップページ画面160の「パーソナルキャスティングTVとは?」がクリックされた場合には、図17に示すようなパーソナルキャスティングTVの概要説明や処理手順等が記述された概要説明画面161がライブキャスティングサーバ150からユーザPC4やクライアントPC7A、7B及び7Cへ送信されて表示される。
【0121】
この概要説明画面161には、当該パーソナルキャスティングサービスのメンバー登録を促す記載や、「メンバー登録」のWebページにジャンプさせる「登録ページへ」のリンクボタンが設けられている。
【0122】
次に、パーソナルキャスティングサービストップページ画面160の「本日のライブ」がクリックされた場合には、図18に示すようなライブ内容提示画面162がライブキャスティングサーバ150からユーザPC4やクライアントPC7A、7B及び7Cへ送信されて表示される。
【0123】
このライブ内容提示画面162には、本日ライブ配信されるライブプログラムが表示されており、サービス提供者側の現在時刻(この時刻に基づいて予約が履行される)が上方に表示されると共に、その下方に本日ライブ配信されるスペシャルプログラム及びプライベートプログラムの配信時間、ライブタイトル、配信者、概要等に関する項目が一覧表示されている(図中の例では、表示する項目名が記述されているが、実際には上記項目の内容(配信者名や、タイトル名等)が表示される)。
【0124】
ここで、スペシャルプログラムとは、企業などが提供するコンテンツであり、プライベートプログラムはユーザPC4を所有する個人のコンテンツ提供者により提供されるコンテンツを意味する。
【0125】
また、「オンディマンド」と記述されたプログラムは、ライブ配信ではなく、予めコンテンツをライブキャスティングサーバ150で記憶しておき、クライアントPC7A、7B及び7Cからの要求に応じて配信するオンディマンド配信用のプログラムである。
【0126】
また、プライベートプログラムにおける「定員」は、当該プライベートプログラムのライブコンテンツのライブ配信を受けることが可能なクライアント数の定員を示す情報であり、「OPEN」又は「CLOSE 」は現時点で、上述の定員等の制限を考慮した上でクライアントPC7A、7B及び7Cからの要求に応じて配信することが可能か不可能かを示す情報である(「OPEN」は配信可能、「CLOSE 」は配信不可能)。
【0127】
ここで、ライブ内容提示画面162において一覧表示された項目のうち「ライブタイトル」はリンクボタンとなっており、これがクリックされると、図19に示すような「ライブタイトル」に対応したライブコンテンツ詳細情報画面163がライブキャスティングサーバ150からユーザPC4やクライアントPC7A、7B及び7Cへ送信されて表示される。
【0128】
このライブコンテンツ詳細情報画面163において、当該ライブコンテンツの配信時間帯中に、正当なパスワードが入力されると共に、「再生」ボタン175がクリックされると、当該ライブコンテンツの配信要求がクライアントPC7A、7B及び7Cからインターネット2を介してストリーミングサーバ8へ送信される。
【0129】
これにより配信要求を行ったクライアントPC7A、7B及び7Cは、ストリーミングサーバ8から当該ライブコンテンツのストリーム配信を受信し、これをリアルタイムで再生してクライアントユーザへ視聴させ得るようになされている。
【0130】
なお、ストリーミングサーバ8によってストリーミング配信されたライブコンテンツをクライアントPC7A、7B及び7Cがリアルタイム再生するためには、当該リアルタイム再生処理を行うための再生ソフトウェア(例えば、「Real player 」(リアルネットワークス社)、「Windows Media Player」(マイクロソフト社)等)が必要となる。
【0131】
従って、配信要求を行うクライアントPC7A、7B及び7Cが上述の再生ソフトウェアを格納していない場合でも、「再生ソフト」ボタン176をクリックするだけで、ライブキャスティングサーバ150から再生ソフトウェアをダウンロードし、当該再生ソフトウェアを介してストリーミングサーバ8からストリーム配信されたライブコンテンツをリアルタイムに再生することができる。
【0132】
続いて、ライブキャスティンクサービストップページ画面160の「番組ガイド」がクリックされた場合には、図20に示すような番組ガイド表画面165がライブキャスティングサーバ150からクライアントPC7A、7B及び7Cに送信されて表示される。
【0133】
この番組ガイド表画面165には、今日現在を含む月間カレンダーが表示されており、当該月間カレンダーのうち白抜表示された日付(7月5日)に配信予定の各種コンテンツが一覧表示されている。
【0134】
また番組ガイド表画面165においては、月間カレンダーにおける所望の日付がクリックされたときに、その日付で配信予定のコンテンツの一覧が表示されるようになされている。
【0135】
なお番組ガイド表画面165は、ライブ内容提示画面162(図18)の内容がまとめられたものであり、このような表示形態に係わらず、縦軸に時刻、横軸にチャンネルといったマトリクス状の表示欄を設け、当該マトリクス上の表示欄中にタイトル名、概要、配信者名等を表示するといった新聞のテレビ欄のような表示形態であってもよく、その表示形態としては任意で良い。
【0136】
次に、パーソナルキャスティングサービストップページ画面160(図16)の「マイチャンネル」は、ライブ配信の発信者となり得る権利を有するコンテンツ提供者(後述するプレミアムメンバー登録されているユーザ)毎に用意されるWebページであり、「マイチャンネル」がクリックされると、そのコンテンツ提供者の現時点におけるライブ配信の予約内容を確認するWebページ等が表示される。
【0137】
また、パーソナルキャスティングサービストップページ画面160(図16)の「ライブ予約」がクリックされると、ライブ配信のライブ予約を行うためのWebページが表示されるようになされており、これについての詳細は後述する。
【0138】
なお、メンバー登録を行っていないユーザについては、ユーザIDやパスワードがないため、ユーザIDおよびパスワードを入力するといったログイン処理を行うことができない。
【0139】
このようなログイン処理を実行し得ないユーザのPCにおいては、「マイチャンネル」や「ライブ予約」がクリックされた場合に、それぞれ対応するWebページにジャンプするのではなく、パーソナルキャスティングサービストップページ画面160(図16)の「パーソナルキャスティングTVとは?」に対応するWebページへジャンプし、新規のメンバー登録を促すようになされている。
【0140】
次に、パーソナルキャスティングサービストップページ画面160(図16)における「プログラムピックアップ」は、サービス提供者側が推奨するコンテンツ等を紹介するWebページであり、これがクリックされると、サービス提供者が推奨するライブコンテンツ詳細情報画面163(図19)が表示されるようになされている。
【0141】
このようにライブキャスティングサーバ150は、そのハードディスク内に上述したような複数種類のWebページを格納しており、クリック操作に応じたWebページをユーザPC4やクライアントPC7A、7B及び7Cへ送信して提供するようになされている。
【0142】
図15に戻り、予約データベース151は、ライブ予約モードにおいて予約されたライブ配信に関する予約情況や当該予約によって発生する課金情報を記憶するものである。
【0143】
この場合予約データベース151は、図21に示すように、各予約項目毎に予約時間帯、使用チャンネル、伝送帯域(bps(bit per second))等を含む予約内容と、ユーザを識別するためのユーザIDと、その時点で予約が成立していて課金可能であるか否かを示す課金フラグ情報と、当該予約履行時の認証に用いられる予約IDとを対応付けた予約テーブル166を記憶している。
【0144】
この予約テーブル166における各種情報は、後述するライブキャスティングサーバ150による予約処理等の際に書き込まれ、後述するデータベースサーバ155による認証処理の際に参照されることになる。
【0145】
ユーザデータベース152は、パーソナルキャスティングサービスを受ける権利を有する登録ユーザ(ユーザPC4を介してライブコンテンツの提供を行うコンテンツ提供者や、クライアントPC7A、7B及び7Cを介してライブコンテンツのストリーム配信を受けるクライアントユーザ)に関するユーザ情報を記憶するものであり、当該登録ユーザ毎に、氏名(名称)、ユーザID、パスワード、電子メールアドレス、住所、電話番号(携帯電話やファクシミリ番号)及び課金用のクレジットカード番号やクレジットカードの有効期限等を記憶している。
【0146】
ユーザデータベース152に格納された各ユーザ情報は、後述するライブキャスティングサーバ150によるメンバー登録処理の際に書き込まれ、当該ライブキャスティングサーバ150によるライブ予約の際に参照されることになる。
【0147】
NTPサーバ153は、サーバ使用予約管理センタ5やストリーミングサーバ8等のサービス提供者側における時刻情報を一括して管理するものである。従ってライブキャスティングサーバ150及びストリーミングサーバ8は、NTPサーバ153から時刻情報を取得し、当該取得した時刻情報に基づいてライブ配信における開始時刻や終了時刻を管理するようになされている。
【0148】
このことは、ライブ配信という正確な時間制御下で動作しなくてはならないサービスを提供することを考慮したものであり、サービス提供者側の基準時刻を統一することにより、サービス提供者側のサーバ使用予約管理センタ5とストリーミングサーバ8とが同一の基準時刻に基づいて正確に同期した状態で動作するようになされている。
【0149】
またユーザPC4の時刻と、サービス提供者側の基準時刻との間には時刻ずれが生じていることが考えられ、この時刻ずれをユーザPC4が認識していないと、サービス提供者側が規定するライブ配信における開始時刻及び終了時刻と、ユーザPC4が認識しているライブ配信における開始時刻及び終了時刻との間でずれが生じてしまうことになる。
【0150】
従って、ライブキャスティングサーバ150においては、NTPサーバ153から取得した基準時刻に基づいて上述の時刻ずれを算出し、ユーザPC4によってライブ予約が行われる際に、この時刻のずれをユーザPC4へに通知するようになされている。
【0151】
データベースサーバ155は、ユーザPC4若しくは他の不正ユーザのPCからストリーミングサーバ8を利用するための接続要求がサーバ接続専用ネットワーク6のアクセスポートに対して行われた場合、当該サーバ接続専用ネットワーク6のアクセスサーバ(図示せず)からの要求に基づいて、アクセスしてきたPCがこの時間帯において正当な予約を有するユーザPC4であるか否かの認証処理を行うようになされている。
【0152】
この場合データベースサーバ155が、上述の認証処理において正当なユーザPC4であると認証したときには、ストリーミングサーバ8とユーザPC4との間の通信接続が確立され、ユーザPC4はストリーミングサーバ8に対してストリーム配信処理を要求することになる。
【0153】
この際、ストリーミングサーバ8は、配信要求元のユーザPC4が正当なライブ予約を有するユーザPC4であるか否かを認証するために、データベースサーバ155に対して認証処理を要求する。
【0154】
データベースサーバ155は、ストリーミングサーバ8から要求があった場合にも、正当なライブ予約を有するユーザPC4であるか否かの認証処理を行うようになされている。なおデータベースサーバ155は、予約データベース151を参照することにより認証処理を行うことになるが、これらの認証処理の詳細については後述する。
【0155】
(1−4)ストリーミングサーバの構成
ストリーミングサーバ8は、上述したように正当なライブ予約を有するユーザPC4から専用回線接続(サーバ接続専用ネットワーク6を介して接続する場合)又はインターネット接続(公衆回線網3A及びインターネット2を介して接続する場合)による伝送路を介して送信されたライブコンテンツの動画像データを受信し、これをインターネット2を介して配信要求のあったクライアントPC7A、7B及び7Cへストリーム配信するようになされている。
【0156】
またストリーミングサーバ8は、その際、専用回線接続又はインターネット接続におけるそれぞれの配信環境毎に複数のチャンネル構成を有することにより、同一時間帯に複数のコンテンツ提供者がライブ配信者としてアクセスしてきた場合にも、当該複数のコンテンツ提供者によるライブ配信処理を同時並列的に実行し得るようになされている。
【0157】
実際上ストリーミングサーバ8では、各チャンネル毎に異なる配信可能人数、伝送帯域(例えば20[kbps]、34[kbps]、45[kbps]、80[kbps]、220[kbps]等)及び利用料金等が予め設定されており、当該ストリーミングサーバ8を介してライブ配信を行うコンテンツ提供者がライブ予約すべき配信チャンネルを任意に選択することになる。
【0158】
またストリーミングサーバ8は、上述したようにユーザPC4のコンテンツ提供者から送信されたライブコンテンツの動画像データをストリーム配信処理すると共に、予約の空いている時間帯やコンテンツとコンテンツとの間の時間帯にコマーシャルコンテンツをハードディスク等から読み出して配信処理するようになされている。
【0159】
さらにストリーミングサーバ8は、サーバ使用予約管理センタ5によりユーザPC4に対して許可されたライブ予約の予約内容にそれぞれ応じて、配信予約時間帯の管理、配信先のクライアントPC7A、7B及び7Cの配信先数を制限するようになされており、これらの処理については後述する。
【0160】
(1−5)ライブ配信を行うためのストリーミングサーバとユーザPCとの通信接続
コンテンツ配信システム1においては、ライブ配信を行うに当って、まずユーザPC4とストリーミングサーバ8(図1)とを専用回線接続又はインターネット接続し、ユーザPC4からストリーミングサーバ8へ送信すべきライブコンテンツの伝送路を確保する必要がある。
【0161】
このときユーザPC4は、当該ユーザPC4自身が電話回線網3Aだけではなく、ケーブルテレビ網3B又はADSL網3Cに対しても接続可能な配信環境を有している場合、この中から任意の回線を選択し、専用回線接続又はインターネット接続によるいずれかの伝送路を介してライブコンテンツをストリーミングサーバ8へ送信し得るようになされている。
【0162】
因みにサーバ接続専用ネットワーク6は、当該コンテンツ提供システム1により提供されるパーソナルキャスティングサービスにおいてライブ配信を行うために設けられた専用のネットワークである。
【0163】
ここで、ライブ配信用のサーバ接続専用ネットワーク6だけでユーザPC4とストリーミングサーバ8とを専用回線接続する場合の利点としては、以下の点が挙げられる。
【0164】
すなわちコンテンツ提供システム1では、サーバ接続専用ネットワーク6を介してユーザPC4とストリーミングサーバ8との伝送路を確保すれば、ISPによる接続環境の悪化や必要な伝送帯域を確保し得ないといった事態を有効に回避して確実にライブ配信することができる。
【0165】
しかしながら専用回線接続だけしか選択できない場合には、例えばサーバ接続専用ネットワーク6を用いる場合よりも通信速度の高速化したケーブルテレビ網3BやADSL回線網3C等のディジタル回線網を使用することが可能な配信環境であったとしても使用することができず、また海外からライブコンテンツを配信できないこともある。
【0166】
一方、ライブ配信を行うに当ってインターネット2を用いてユーザPC4とストリーミングサーバ8とをインターネット接続する場合の利点としては、以下の点が挙げられる。
【0167】
すなわちユーザPC4は、当該ユーザPC4が通常インターネット2へアクセスしている電話回線網3A、ケーブルテレビ網3B又はADSL網3Cのいずれかの接続設定をそのまま使用し得ると共に、サーバ接続専用ネットワーク6のサービス範囲に依存されずに海外からでもライブコンテンツを配信することが可能になる。
【0168】
しかしながらユーザPC4の配信環境により、例えば電話回線網3Aによるインターネット接続だけしか選択できない場合には、ライブ配信を行うに当って必要な帯域が必ずしも保証されず、またライブ配信を行うときに回線接続ポートが空いている保証もなく、場合によっては地域に合わせて接続設定を修正する必要が生じることもある。
【0169】
そこでコンテンツ配信システム1では、専用回線接続とインターネット接続を併用してユーザPC4の配信環境に合わせて対応し、当該ユーザPC4の配信環境に合わせてライブ予約する際の最適な配信チャンネルのチャンネル選択をコンテンツ提供者に実行させるべく制御するようになされており、その点については後述する。
【0170】
ところで、サーバ接続専用ネットワーク6のアクセスサーバは、接続を要求してきた通常の利用者に対してデータベースサーバ155(図15)に認証処理を要求し、接続要求してきた利用者のPCが正当なライブ予約を有するものであるか否かを認証する。
【0171】
そしてサーバ接続専用ネットワーク6のアクセスサーバは、データベースサーバ155による認証処理において正当なライブ予約を有していないと判断した場合には、接続要求してきたPCからの呼を直ちに切断するようになされている。
【0172】
しかしながら、不正者のPCがサーバ接続専用ネットワーク6の回線を使用することはできないものの、認証処理を行っている間、1つの回線はビジーとなってしまう。
【0173】
このため、接続を許可する最大ユーザ数と予め用意した回線数とが同じであると、不正者がパーソナルキャスティングサービスの妨害等を目的として、サーバ接続専用ネットワーク6のアクセスポートに対して同時に多数発呼した場合には、正当なライブ予約を有するユーザPC4による接続ができなくなってしまう。
【0174】
またコンテンツ配信システム1は、パーソナルキャスティングサービスを行う際、ライブ予約の予約内容に基づいてライブ配信開始時刻よりも所定時間前にユーザPC4とストリーミングサーバ8との接続を許可し、これによりライブ配信開始時刻前にユーザPC4に対する認証処理や接続処理を済ませ、ライブ配信開始時刻になった時点でユーザPC4を介してライブ配信を実行し得るようになされている。
【0175】
しかしながら、この場合にも、例えば互いに異なるユーザ間でライブ予約の時間帯が連続していると、先の時間帯を予約して現在配信中のコンテンツ提供者の接続と、後の時間帯を予約した他のコンテンツ提供者によるライブ配信開始時刻の所定時間前を経過した後の接続とが重なり、配信可能な最大ユーザ数のみの回線数では対応し切れなくなる。
【0176】
そこでストリーミングサーバ8は、当該ストリーミングサーバ8に接続するための回線数を、同一時間帯にストリーミングサーバ8と接続許可された最大ユーザ数の約2倍以上(例えば、接続許可された最大ユーザ数が10人の場合、回線数は20本)に設定することにより、不正者の妨害によりサービスの提供が妨げられることを低減し得ると共に、先の時間帯と後の時間帯との接続が重なった場合にも十分に対応し得るようになされている。
【0177】
また、ストリーミングサーバ8に接続するためのサーバ接続専用ネットワーク6としては、1つの電気通信事業者(Carrier )のネットワーク(例えば、公衆電話網)に対するアクセスポートに限らず、複数の電気通信事業者の各ネットワークから接続可能なアクセスポートを用意するようにしても良い。
【0178】
この場合、ユーザPC4では、接続する電気通信事業者を選択し、当該電気通信事業者のネットワークに対応したアクセスポートへ発呼し、サーバ接続専用ネットワーク6を介してストリーミングサーバ8との間の通信接続を確立することになる。
【0179】
(1−6)クライアントPCの構成
上述したようにユーザPC4からストリーミングサーバ8へリアルタイムに送信されたライブコンテンツの動画像データは、当該ストリーミングサーバ8を介してライブ配信され、配信要求を行ったクライアントPC7A、7B及び7Cへインターネット2を介してストリーム配信されることになる。
【0180】
クライアントPC7A、7B及び7Cは、上述したライブキャスティングサーバ150によるライブコンテンツ詳細情報画面163(図19)からストリーミングサーバ8へ配信要求を行うこともでき、またストリーミングサーバ8のURLを直接入力することにより当該ストリーミングサーバ8に対して直接配信要求を行うこともできる。
【0181】
本実施の形態では、ストリーミングサーバ8に対してライブコンテンツ詳細情報画面163(図19)から配信要求を行うクライアントPC7A、7B及び7Cを対象とし、当該クライアントPC7A、7B及び7Cは、ストリーミングサーバ8からのストリーム配信時に、所定のアプリケーションプログラム(例えば、「Real player」(リアルネットワークス社)、「Windows Media Player」(マイクロソフト社)等)を介してライブコンテンツをリアルタイムに再生し得るようになされている。
【0182】
(2)コンテンツ配信システムの動作
次に、ライブキャスティングサービスを実現するためコンテンツ配信システム1における様々な処理について順番に説明する。
【0183】
(2−1)メンバー登録
まず、ユーザPC4のコンテンツ提供者がパーソナルキャスティングサービスを利用してライブ配信を行う場合には、当該パーソナルキャスティングサービスにおいてライブ配信を行う権利を手に入れるために、サーバ使用予約管理センタ5のライブキャスティングサーバ150に対してメンバー登録を行う必要がある。
【0184】
すなわちコンテンツ配信システム1では、図22に示すようにメンバー登録を行う場合、ステップSP1においてユーザPC4がインターネット2と接続し、ライブキャスティングサーバ150(図15)に対してWebページの閲覧要求を行い、次のステップSP2へ移る。
【0185】
ここで、ユーザPC4がインターネット2と接続する場合、まずユーザPC4は電源が投入されると、上述したアプリケーションプログラムに従って初期画面35を表示し、当該初期画面35のWeb確認モードがコンテンツ提供者によって選択されると、Web確認モード画面52(図8)を表示部14に表示する。
【0186】
これによりコンテンツ提供者は、このWeb確認モードにおけるWeb確認モード画面52を介してライブキャスティンクサーバ150のWebページに対応するURLを入力することにより閲覧要求を行う。
【0187】
ステップSP2においてライブキャスティングサーバ150は、閲覧要求に応じたWebページを読出し、これをインターネット2を介してユーザPC4へ送信し、次のステップSP3へ移る。
【0188】
ステップSP3においてユーザPC4は、ライブキャスティングサーバ150から送信されたWebページを受信し、当該受信したWebページをWeb確認モード画面52のブラウザ表示画面80に表示し、次のステップSP4へ移る。
【0189】
ところで、このような閲覧要求時及びWebページ送信時には、ユーザPC4及びライブキャスティングサーバ150間で実際に次のような操作や処理が行われている。
【0190】
まずユーザPC4は、Web確認モード画面52のURL表示欄84で直接入力されたURLに基づいてライブキャスティングサーバ150に対して閲覧要求を行うと、ブラウザ表示画面80には当該ライブキャスティングサーバ150から受信したライブキャスティングサービストップページ画面160(図16)を表示する。
【0191】
このライブキャスティングサービストップページ画面160において、コンテンツ提供者によって「メンバー登録」がクリックされると、ユーザPC4のCPU10は、当該クリック操作に応じてインターネット2を介してライブキャスティングサーバ150に対してメンバー登録を行うためのWebページの閲覧要求を行う。
【0192】
これによりライブキャスティングサーバ150からメンバー登録用Webページが送信され、これを受信したユーザPC4のCPU10は、図23に示すようなメンバー登録用入力画面167をWeb確認モード画面52のブラウザ表示画面80に表示する。
【0193】
メンバー登録用入力画面167には、メンバー登録を行うために入力すべき項目と、当該項目の入力欄とが設けられている。
【0194】
ここで、このパーソナルキャスティングサービスでは、上述したようなクライアントPC7A、7B及び7Cの機能、つまりストリーミングサーバ8によりライブ配信を受けるだけの一般メンバーと、当該サービスに加えライブ配信者となってパーソナルキャスティングサービスを利用するプレミアムメンバーといった2種類のメンバー登録が用意されており、メンバー登録用入力画面167には、一般・プレミアム共通用の入力欄210と、プレミアムメンバー専用の入力欄211とが設けられている。
【0195】
このメンバー登録用入力画面167において、クライアントPC7A、7B及び7Cを介して一般メンバーにのみ登録を行うクライアントユーザは、入力欄210の各項目を入力することになる。
【0196】
またメンバー登録用画面167には、入力した内容を無効にするキャンセルボタン212と、入力した内容で登録を指示する登録ボタン213とが設けられており、登録ボタン213がクリックされると、クライアントPC7A、7B及び7Cは入力欄210に入力された内容を登録情報としてインターネット2を介してライブキャスティングサーバ150へ送信するようになされている。
【0197】
一方、プレミアムメンバー登録を行う場合、コンテンツ提供者は「プレミアムメンバー登録」のチェックボックスにチェックし、入力欄210及び入力欄211の各項目に対する入力を行うことになる。
【0198】
コンテンツ提供者による入力欄210及び入力欄211における各項目の入力が終了し、登録ボタン213がクリックされると、ステップSP4においてユーザPC4のCPU10は、メンバー登録用入力画面167と同じ内容の登録情報ファイルを作成し、これをインターネット2を介してライブキャスティングサーバ150へ送信すると共に、当該登録情報ファイルをハードディスク13に書き込んで記憶し、次のステップSP5へ移る。
【0199】
ステップSP5においてライブキャスティングサーバ150は、ユーザPC4から送信された登録情報ファイルをインターネット2を介して受信した後、当該受信した登録情報ファイルの内容をチェックして登録を許可するか否かを判別し、次のステップSP6へ移る。
【0200】
この場合ライブキャスティングサーバ150は、チェックの内容として、まず所定項目についての入力が行われていない場合には、その旨をユーザPC4へ通知して再入力を促す。
【0201】
また、ライブキャスティングサーバ150は、インターネット2を介してクレジット会社の与信チェックサーバにアクセスし、登録情報ファイル中のクレジットカードが有効であるか否かのチェックを行い、当該クレジットカードが有効であった場合にのみ登録を許可する。
【0202】
ステップSP6においてライブキャスティングサーバ150は、登録を許可する場合、登録情報ファイルに記された各項目情報をユーザデータベース152に書き込むことにより登録処理を行い、次のステップSP7へ移る。因みにライブキャスティングサーバ150は、プレミアムメンバーの登録処理では、当該登録ユーザに対応する「マイチャンネル」のWebページを作成してハードディスク13に格納する。
【0203】
ステップSP7においてライブキャスティングサーバ150は、登録処理が終了したことをインターネット2を介してユーザPC4へ通知し、メンバー登録処理を終了する。
【0204】
(2−2)配信予約
上述のようなメンバー登録処理が終了すると、ユーザPC4のコンテンツ提供者は、パーソナルキャスティングサービスを利用してライブ配信を行う放送者側となることができ、実際にライブ配信を行うためのライブ予約をライブキャスティングサーバ150に対して行うことになる。
【0205】
このコンテンツ配信システム1では、パーソナルキャスティングサービスをコンテンツ提供者に利用させるに当って、当該コンテンツ提供者が一旦ライブキャスティングサーバ150に対してライブ予約の登録を行った後、そのライブ配信開始時刻の所定時間前(例えば、6時間前)までにコンテンツ提供者がライブキャスティングサーバ150に対してリコンファーム(予約の再確認)を行うことにより予約が成立するようになされている。
【0206】
このようにコンテンツ配信システム1では、予約を行ったコンテンツ提供者に対してリコンファームを義務付けることにより、ライブ予約の履行確立を向上させ空予約を低減するようになされている。
【0207】
さらにコンテンツ配信システム1では、登録後のコンテンツ提供者が1ケ月間に予約可能な最大コマ数(例えば、1コマを10分)を予め設定しており、これにより少数のコンテンツ提供者によって当該パーソナルキャスティングサービスが寡占状態となることを抑止している。
【0208】
(2−3)予約登録
以下、上述のライブ予約における実際の予約登録を行う際のユーザPC4及びライブキャスティングサーバ150間の予約登録処理シーケンスについて、図24のフローチャート用いて説明する。
【0209】
ステップSP11においてユーザPC4は、電源が投入されると所定のアプリケーションプログラムを起動して初期画面35(図5)を表示部14に表示し、当該初期画面35のライブ予約/確認モードがコンテンツ提供者によって選択されたとき、ライブ予約/確認モード画面53(図9)を表示する。
【0210】
コンテンツ提供者は、このライブ予約/確認モード画面53において、ジョグダイヤル16Bを操作してフォーカスFを移動することによりGUI92のうち「予約ジャンプ」項目を選択決定する。
【0211】
これによりユーザPC4のCPU10は、ライブ予約を行うためのWebページ(パーソナルキャスティングサービストップページ画面160の「ライブ予約」がクリックされた場合のWebページ)の閲覧要求をライブキャスティングサーバ150に対して行い、次のステップSP12へ移る。
【0212】
このようにユーザPC4では、アプリケーションプログラムにより実現される機能により「予約ジャンプ」項目が選択決定されたことに応じて、ライブ予約を行うためのWebページの閲覧要求を行うことができるが、URLを直接入力することにより当該Webページの閲覧要求を行うこともできる。
【0213】
具体的にはユーザPC4では、コンテンツ提供者により直接入力されたURLに応じてパーソナルキャスティングサービストップページ160(図16)の閲覧要求を行い、当該パーソナルキャスティングサービストップページ160のユーザID及びパスワードの入力によってログインし、「ライブ予約」項目のクリック操作でライブ予約を行うためのWebページの閲覧要求を行うことができる。
【0214】
ステップSP12においてライブキャスティングサーバ150は、このようにしてユーザPC4からライブ予約のWebページの閲覧要求が行われると、インターネット2を介してユーザPC4へ当該Webページを送信し、次のステップSP13へ移る。
【0215】
ステップSP13においてユーザPC4は、ライブキャスティングサーバ150から当該Webページを受信し、当該Webページに基づいて図25に示すような配信環境設定画面400をライブ予約/確認モード画面53のブラウザ表示画面90に表示する。
【0216】
この配信環境設定画面400は、ユーザPC4がインターネット2と接続可能な回線の種類に応じてコンテンツ提供者が配信環境を任意に選択するための画面であり、番組タイトル入力欄及び配信環境を設定するためのラジオボタン441が設けられている。
【0217】
因みに配信環境設定画面400には、番組タイトル入力欄に入力したタイトルのライブコンテンツを得当該コンテンツ提供者がライブ配信する際の看板ライブとしてパーソナルキャスティングサービストップページ画面160(図16)に掲載するか否かを問う記載がされると共に、その希望を選択させるチェックボックスが設けられている。
【0218】
この配信環境設定画面400で「配信環境」のラジオボタン441がコンテンツ提供者によってクリックされると、ユーザPC4のCPU10は図26に示すような配信環境設定プルダウンメニュー442を表示する。
【0219】
配信環境設定プルダウンメニュー442では、コンテンツ提供者が任意に選択するものとして、「スタンダード:アップストリームは専用回線経由のみ」項目、「スタンダード:アップストリームはインターネット経由のみ」項目又は「ブロードバンド:アップストリームを専用回線経由又はインターネット経由選択可」項目が設けられている。
【0220】
「スタンダード:アップストリームは専用回線経由のみ」項目は、ユーザPC4からストリーミングサーバ8へのライブコンテンツの送信処理を行うに当って、サーバ接続専用ネットワーク6によるナローバンドの専用回線接続だけを選択する項目であり、「スタンダード:アップストリームはインターネット経由のみ」項目は、電話回線網3A及びインターネット2によるナローバンドのインターネット接続だけを選択する項目である。
【0221】
また「ブロードバンド:アップストリームを専用回線経由又はインターネット経由選択可」項目は、サーバ接続専用ネットワーク6によるナローバンドの専用回線接続を選択するか、若しくは電話回線網3A、ケーブルテレビ網3B若しくはADSL網3C及びインターネット2によるブロードバンドのインターネット接続のいずれかを任意に選択することが可能な項目である。
【0222】
従ってコンテンツ提供者は、ユーザPC4の配信環境に応じて、配信環境設定プルダウンメニュー442の中から任意の項目を選択し得るようになされている。
【0223】
実際上、コンテンツ提供者はユーザPC4がケーブルテレビ網3B若しくはADSL網3Cに接続されており、高速データ伝送を実行可能な配信環境であれば、例えば「ブロードバンド:アップストリームを専用回線経由又はインターネット経由選択可」項目を選択することができる。
【0224】
すなわちユーザPC4のCPU10は、当該ユーザPC4がケーブルテレビ網3B若しくはADSL網3C等の高速データ伝送可能な配信環境であれば、インターネット接続による広帯域(例えば250[kbps])な伝送路を用いることにより、その帯域内であれば、例えば20[kbps]、45[kbps]及び80[kbps]の伝送速度がそれぞれ異なる複数のライブコンテンツ(伝送速度の合計値145[kbps]が250[kbps]の範囲内である)であっても、それぞれの伝送速度で同時並列的にストリーミングサーバ8ヘ送信し得るようになされている。
【0225】
このようにユーザPC4は、インターネット接続による広帯域な伝送路を用いれば、ライブコンテンツのストリーム配信を受けるクライアントPC7A、7B又は7Cの通信環境に幅広く対応したライブコンテンツの送信処理を実行し得るようになされている。
【0226】
このように配信環境設定プルダウンメニュー442の中から任意の項目が選択され、「設定が決まったら次へ進む」がクリックされると、図27に示すようにユーザPC4のCPU10は、選択された配信環境下においてライブ予約を行うための新規予約設定画面401を表示する。
【0227】
新規予約設定画面401には、向こう3ケ月先までの予約状況を確認するための月間カレンダー443が表示されており、所望の月日にカーソルが合わせられた状態でクリックされると、ユーザPC4のCPU10は図28に示すように当該クリックされた月日の時間帯毎の予約状況を示すタイムテーブル画面402を表示する。
【0228】
タイムテーブル画面402の予約状況表示欄402Aには、配信チャンネル毎に配信可能な定員数、時間帯毎の予約状況(「私の予約」、「予約済み」又は「予約付加」)が色分けされて示されており、コンテンツ提供者はこの予約状況表示欄402Aを参照しながら、配信チャンネルや予約時間帯等を決定する。
【0229】
ここで、配信チャンネル毎の定員数は、当該配信チャンネル毎に予め設定されているものであり、ユーザPC4のコンテンツ提供者は、予約状況表示欄402Aに表示された配信チャンネル毎の定員数を参照して確認し、希望に沿った定員数の配信チャンネルを選択することができる。
【0230】
コンテンツ提供者は、このタイムテーブル画面402を参照して配信チャンネル及び予約時間帯を決定し終わると、新規予約設定画面401(図27)に戻って「開始日時」、「開始時間」、「配信時間」の各項目を入力した後、「配信CH(チャンネル)」のラジオボタン450をクリックする。
【0231】
これによりユーザPC4のCPU10は、図29に示すような配信CHプルダウンメニュー451を新規予約設定画面401に重ねて表示する。この配信CHプルダウンメニュー451には、配信環境設定画面400で選択された配信環境下における配信チャンネル(1CH〜10CH)が配信人数毎(この場合は配信人数が5人用に5チャンネル、10人用に10チャンネル)にそれぞれ設けられている。
【0232】
ユーザPC4のCPU10は、コンテンツ提供者によって配信希望人数に応じた任意の配信チャンネルが選択され、「設定が決まったら次へ進む」がクリックされると、図30に示すような予約用画面402を表示する。
【0233】
予約用画面402には、コンテンツ提供者がライブ予約を行うための入力すべき項目及び入力欄が複数設けられた予約用入力欄222と、予約用入力欄222の入力内容で予約登録を行うための予約ボタン223と、予約用入力欄222の入力内容を無効にするキャンセルボタン224とが設けられている。
【0234】
ここで、予約用入力欄222において入力すべき項目としては、ライブ配信するライブコンテンツの「公開レベル」、ライブコンテンツのタイトル名を入力するための「タイトル」、ライブコンテンツの属するジャンルを入力するための「ジャンル」、コンテンツ提供者に関する電子メールアドレスの公開の有無を選択するための「電子メール公開」、コンテンツ提供者に関するWebページのURLの公開の有無を選択するための「Web公開」、パスワードを入力するための「パスワード」、ライブ配信先となる友人の電子メールアドレスを入力するための「友達リスト」、ライブコンテンツの概要を所定文字数(例えば、20字)以内で書き込むための「概要」、ライブコンテンツの詳細を所定文字数(例えば、200字)以内で書き込むための「詳細」等の項目が設けられている。
【0235】
予約用入力欄222における「公開レベル」は、ライブ予約に基づいてライブ配信する際の公開レベル、つまりコンテンツ提供者がライブ配信先の制約を指定する項目であり、ここでは「Public」レベル、「Password」レベル及び「Secret」レベルのいずれかを指定し得るようになされている。
【0236】
「Public」レベルは、完全に公開することを指定するものであり、当該「Public」レベルが指定された場合には、上述した一般メンバー登録をしている者であれば、当該ライブ予約に基づくライブコンテンツのストリーム配信を受けることができる。但し、その定員数以内までである。
【0237】
「Password」レベルは、当該ライブ予約に基づくライブコンテンツのストリーム配信を受けることができる者を制限するものであり、正当なパスワード入力を行った者のみがストリーム配信を受けることが可能な公開レベルである。この場合「Password」レベルを選択した者は、その際に使用するパスワードを入力しておく必要がある。
【0238】
次に、「Secret」レベルも、「Password」レベルと同様に正当なパスワード入力を行った者だけにライブ予約に基づくライブコンテンツのストリーム配信を受けることを許可する公開レベルである。従って、この場合も「Secret」レベルを選択した者は、その際に使用するパスワードを入力しておく必要がある。
【0239】
ここで、「Password」レベル若しくは「Secret」レベルをコンテンツ提供者が選択した場合には、後述する「友達リスト」に指定された電子メールアドレス宛に、当該ライブコンテンツの配信時間帯やパスワード等の情報が通知されるようになされている。
【0240】
また、「Password」レベルと「Secret」レベルとは、特定の者だけにライブコンテンツのストリーム配信を許可する点では同じであるが、両者には大きな相違点がある。
【0241】
すなわち「Password」レベルが選択された場合には、上述した「本日のライブ」項目に対応したライブ内容提示画面162(図18)及び「番組ガイド」に対応した番組ガイド表画面165(図20)にライブ予約されたライブコンテンツが掲載されるのに対し、「Secret」レベルが選択された場合には、ライブ予約に基づくライブコンテンツが掲載されず、当該ライブコンテンツのライブ配信が行われること自体も公開されないことである。
【0242】
従って「Secret」レベルが選択された場合には、後述する「友達リスト」に掲載された電子メールアドレスを有する者だけに、ライブ予約に基づくライブコンテンツのストリーム配信が行われることが通知されることになる。
【0243】
コンテンツ提供者は、ライブ配信を行うライブコンテンツの内容等を考慮し、上述した「Public」レベル、「Password」レベル、「Secret」レベルのうちから任意の公開レベルを選択することができる。
【0244】
例えば、特定の少人数にライブコンテンツをストリーム配信したい場合には、定員数の少ない配信チャンネル(低料金)を選ぶことが経済的に好ましいが、これを完全公開の「Public」レベルとすると、特定者以外からの配信要求を受けたときに、当該特定者が定員数制限によりライブコンテンツのストリーム配信を受けることができなくなる。
【0245】
従って、このような場合にはコンテンツ提供者は「Password」レベルや「Secret」レベルを選択することにより、ストリーミングサーバ8を介して特定者へライブコンテンツを確実かつ経済的にストリーム配信し得るように設定することができる。
【0246】
また予約用入力欄222における「友達リスト」は、ユーザPC4のコンテンツ提供者が当該ライブ予約に応じた時間帯や配信チャンネルで、ライブコンテンツのストリーム配信を行うことの通知を希望する友人の電子メールアドレスを入力する欄である。
【0247】
ライブキャスティングサーバ150は、「友達リスト」に入力された電子メールアドレス宛に当該ライブ予約に応じたライブコンテンツのストリーム配信を受けるための各種情報を含んだ電子メールを送信することになるが、これについては後述する。
【0248】
このような予約用画面402の予約用入力欄222に対する入力が終了し、予約ボタン223がコンテンツ提供者によってクリックされると、ユーザPC4のCPU10は当該予約用画面402及び新規予約設定画面401(図29)で設定されたものと同一内容でなる予約希望情報ファイルを作成した後、当該予約希望情報ファイルをインターネット2を介してライブキャスティングサーバ150へ送信し、次のステップSP15へ移る。
【0249】
なお予約用画面402においては、予約用入力欄222の各項目にコンテンツ提供者がキーボード等を操作して文字等を入力することにより、入力作業が行われるようになされているが、「ジャンル」等の予め入力内容が決められている項目については、プルダウンメニューで表示された複数の選択候補の中からコンテンツ提供者が選択指定することにより入力作業が行われるようにしてもよい。
【0250】
ステップSP15においてライブキャスティングサーバ150は、ユーザPC4のコンテンツ提供者による入力内容に応じて作成された予約希望情報ファイルをインターネット2を介して受信し、当該受信した予約希望情報ファイルの内容で良いか否かを再確認するための確認用WebページをユーザPC4へ送信し、次のステップSP16へ移る。
【0251】
これによりユーザPC4は、ライブキャスティングサーバ150から受信した確認用Webページに基づいて図31に示すような予約確認用画面403を表示する。
【0252】
コンテンツ提供者は、この予約確認用画面403を介して、当該ライブ予約に基づく内容を再確認し、ライブ配信開始予定時刻の所定時間前(例えば6時間前)までにリコンファームを行う旨のメッセージを認識した後に、ライブ予約に内容が正しければ了解ボタン240をクリックし、内容が正しくなければキャンンセルボタン241をクリックする。
【0253】
コンテンツ提供者によってキャンセルボタン241がクリックされると、ユーザPC4はその旨をライブキャスティングサーバ150へ送信し、ライブキャスティングサーバ150は当該予約希望情報ファイルを破棄すると共に、予約用画面402(図30)をユーザPC4に再表示させ、再度の入力を促す。
【0254】
これに対してコンテンツ提供者によって了解ボタン240がクリックされると、ステップSP16においてユーザPC4のCPU10は、その旨をインターネット2を介してライブキャスティングサーバ150へ送信し、次のステップSP17へ移る。
【0255】
ステップSP17においてライブキャスティングサーバ150は、ユーザPC4から確認OKの通知を受けたことにより、ステップSP14でユーザPC4から受信した予約希望情報ファイルの内容をチェックして予約を許可するか否かを判別し、次のステップSP18へ移る。
【0256】
実際上ライブキャスティングサーバ150は、予約希望情報ファイルの内容として入力内容に不足はないか、希望する配信チャンネルの希望予約時間帯が空いているか否かの確認チェックを行い、さらに当該ライブ予約を行ったコンテンツ提供者が設定コマ数以上の予約を行っていないか否かをチェックする。
【0257】
具体的には、このライブキャスティングサービスでは、予約登録したコンテンツ提供者がライブ配信を行うに当って、1ケ月間に予約可能な最大コマ数(例えば、1コマを10分)が設定されていることは上述した通りである。
【0258】
従ってライブキャスティングサーバ150は、ここでのライブ予約を許可するか否かのチェックとして、このコンテンツ提供者が1ケ月間に既にライブ予約しているコマ数が設定コマ数よりも多いか否かを判別し、設定コマ数よりも多い場合には、ライブ予約を許可しない。
【0259】
一方ライブキャスティングサーバ150は、コンテンツ提供者が1ケ月の間に既にライブ予約を行ったコマ数が設定コマ数よりも少ない場合には、当該チェック結果が問題なしと判別し、他のチェック結果にも問題がない場合にライブ予約を許可するようになされている。
【0260】
このようにライブキャスティングサーバ150がコンテンツ提供者の1ケ月間の予約コマ数をチェックするために、ユーザデータベース152には、プレミアムメンバー登録されているコンテンツ提供者毎の現在までのライブ予約の予約状況が少なくとも過去1ケ月間に遡って記憶されている。
【0261】
ステップSP18においてライブキャスティングサーバ150は、ライブ予約を許可する場合には、当該ライブ予約について予約履行時の認証にのみ用いられる予約IDを作成し、予約希望情報ファイルの内容に基づいて予約時間帯、配信チャンネル、伝送帯域(bps(bit per second))、友達リストのメールアドレス等を含む予約内容情報、コンテンツ提供者を識別するためのユーザID及び予約IDを予約データベース151(図15)に書き込むことにより予約登録を行い、次のステップSP19に移る。
【0262】
なお、この予約登録時点では、課金が可能であるか否かを示す課金フラグ情報は、課金「付加」となっており、この課金フラグは後にリコンファームが行われて予約登録が完全に成立した場合に課金「可」と書き換えられる。
【0263】
またライブキャスティングサーバ150は、予約登録を行ったコンテンツ提供者に対する「マイチャンネル」(パーソナルキャスティングサービストップページ画面160)のWebページに、当該ライブ予約に関する情報を追加して書き込んでおくようになされている。
【0264】
また、当該ライブ予約における公開レベルが「Public」レベル若しくは「Password」レベルの場合、ライブキャスティングサーバ150は、上述したパーソナルキャスティングサービストップページ画面160の「本日のライブ」に対応したライブ内容提示画面162に、このライブ予約に基づくライブコンテンツを掲載するための更新処理をそれぞれ行う。
【0265】
つまりライブキャスティングサーバ150は、ライブ予約に基づいたライブコンテンツのストリーム配信が行われることを閲覧可能な状態に記憶しておくことにより、インターネット2を介してアクセスしてきたクライアントPC7A、7B及び7Cのクライアントユーザに対してライブ内容提示画面162を閲覧させ、当該ライブ予約に基づくライブ配信が行われる旨を認識させることができる。
【0266】
すなわちライブキャスティングサーバ150は、「Public」レベルが設定された場合はもちろんのこと、「Password」レベルが設定されている場合にも、当該ライブ予約に基づくライブ配信が行われることが掲載されたライブ内容提示画面162を閲覧可能にすることにより、任意の第3者に対しても当該ライブ配信が行われることを知らせることができる。
【0267】
一方ライブキャスティングサーバ150は、「Secret」レベルが設定されている場合、当該ライブ予約に基づいて行われるライブ配信に関する情報を、上述した「本日のライブ」に対応したライブ内容提示画面162及び「番組ガイド」に対応した番組ガイド表画面165には一切掲載しない。
【0268】
従ってライブキャスティングサーバ150は、「Secret」レベルが設定された場合のライブ配信については、後述する電子メールを受信して閲覧可能な特定者のみに対してライブ配信が行われることを通知するようになされている。
【0269】
このような予約登録処理が終了すると、ライブキャスティングサーバ150は当該パーソナルキャスティングサービスを利用する際の著作権の管理や禁止事項等に関してコンテンツ提供者の同意を促すWebページをユーザPC4へ送信し、当該ユーザPC4の表示部14に表示させる。
【0270】
そしてライブキャスティングサーバ150は、ユーザPC4からコンテンツ提供者の同意する旨の通知を受信すると、図32に示すような予約登録手続の完了を知らせる予約登録手続完了画面404をユーザPC4へ送信して表示させる。
【0271】
この予約登録手続完了画面404には、コンテンツ提供者にリコンファームを行うことを促すメッセージが表示されており、リコンファームを行うための「OK」ボタン245が設けられている。
【0272】
ステップSP19においてライブキャスティングサーバ150は、予約登録手続完了画面404の「OK」ボタン245がクリックされると、リコンファームを除く当該予約手続を完了し、この後当該ライブ予約に関する予約IDを含む電子メールをユーザPC4へ送信し、ライブ配信に関する予約登録処理シーケンスを終了する。
【0273】
(2−4)リコンファーム
上述したようにコンテンツ配信システム1におけるパーソナルキャスティングサービスでは、予約履行時刻の6時間前までにコンテンツ提供者がリコンファームを行う必要があり、当該リコンファームが行われなかった場合には、ライブ配信のライブ予約を強制的に取り消すようになされている。
【0274】
従ってコンテンツ配信システム1は、ライブキャスティングサーバ150からの電子メールを介してライブ予約に関する予約IDを取得したコンテンツ提供者によってユーザPC4を介してリコンファームが行われることにより、ライブ配信のライブ予約を確立するようになされている。
【0275】
なお、上述したライブ予約に関する予約IDを受け取るまでの予約登録手続としては、ライブ配信に使用するユーザPC4とは異なるPCを用いることも可能であるが、ライブ配信を行う際に使用するユーザPC4を介してリコンファームすることが義務付けられている。
【0276】
従って以下の説明においては、ユーザPC4を使用してリコンファームを行うものとし、リコンファームを行う際のユーザPC4及びライブキャスティングサーバ150の処理動作について、図33に示すリコンファーム処理シーケンスを用いて以下説明する。
【0277】
ステップSP21においてユーザPC4は、電源が投入された後、上述したアプリケーションプログラムに従って初期画面35(図5)を表示し、当該初期画面35でライブ予約/確認モードが選択されると、ライブ予約/確認モード画面53(図9(A))を表示部14に表示する。
【0278】
ユーザPC4は、このライブ予約/確認モード画面53上で、コンテンツ提供者によりジョグダイヤル16Bの操作を介して予約一覧表示エリア95に表示されている複数の予約項目のうちからリコンファームを行うべき予約項目が選択決定されると、インターネット2を介してライブキャスティングサーバ150へ当該コンテンツ提供者に対応する「マイチャンネル」のWebページの閲覧要求を行い、次のステップSP22へ移る。
【0279】
なおユーザPC4では、URLを直接入力することによりパーソナルキャスティングサービストップページ画面160(図16)を表示し、当該パーソナルキャスティングサービストップページ画面160上でユーザID及びパスワードの入力を行ってログインし、「マイチャンネル」のリンクボタンをクリックするといった操作で「マイチャンネル」のWebページの閲覧要求を行うこともできる。
【0280】
ステップSP22においてライブキャスティングサーバ150は、閲覧要求された「マイチャンネル」のWebページをインターネット2を介してユーザPC4へ送信し、次のステップSP23へ移る。
【0281】
ステップSP23においてユーザPC4は、ライブキャスティングサーバ150から受信したWebページに基づいて、図34に示すようなマイチャンネル画面182をライブ予約/確認モード画面53のブラウザ表示画面90に表示する。
【0282】
ここでマイチャンネル画面182には、現在ライブキャスティングサーバ150に対して予約登録中のライブ予約の一覧である予約リスト250と、当該コンテンツ提供者が過去にライブ配信を行った際の視聴者数等を確認するためのWebページにジャンプするリンクボタン251と、ユーザデータベース152に登録された当該コンテンツ提供者の予約設定情報ファイルを変更するためのWebページにジャンプするリンクボタン252とが設けられている。
【0283】
またマイチャンネル画面182には、ライブ予約のキャンセル方法やユーザ情報の変更方法を説明する記述が表示されており、特にこのパーソナルキャスティングサービスにおいて配信チャンネル及び日時に関するライブ予約の内容を変更する場合には、一旦ライブ予約をキャンセルして再度ライブ予約の手続を行う必要があり、その旨が記述されている。一方、タイトル名、概要等の配信チャンネル及び日時以外の情報に関しては、予約キャンセルを行うことなく変更し得るようになされている。
【0284】
予約リスト250には、ライブ予約毎(図中での予約は1つのみ)に「予約日時」、「チャンネル」、「タイトル」、このライブ予約が「リコンファーム待ち」の状態であるか、「リコンファーム済み」の状態であるかといった状態が表示されるステータス項目、及び予約キャンセルを指示する場合の「取消」ボタンとが表示されている。
【0285】
ここでステータス項目については、当該ライブ予約についてリコンファームが行われていない場合には、図示のように「リコンファーム待ち」が表示され、リコンファームが既に行われた後に当該マイチャンネル画面182が表示された場合には「リコンファーム済み」の表示がなされる。
【0286】
ユーザPC4は、マイチャンネル画面182において「リコンファーム待ち」がクリックされると、リコンファーム用画面の閲覧要求をインターネット2を介してライブキャスティングサーバ150へ送信する。
【0287】
これによりライブキャスティングサーバ150は、当該リコンファーム用画面の閲覧要求に応じてリコンファーム用画面のWebページをインターネット2を介してユーザPC4へ送信し、当該ユーザPC4に図35に示すようなリコンファーム用画面183を表示させる。
【0288】
このリコンファーム用画面183には、当該ライブ予約に関して設定されている「ユーザID」、「チャンネル」、「予約日時」、「公開レベル」、「タイトル」、「ジャンル」、「電子メール公開」、「Web公開」、「パスワード」、「友達リスト」、「概要」、「詳細」といった項目内容が表示されると共に、予約IDの入力欄と、コンテンツ提供者に予約IDを入力させてリコンファームを行うことを促すメッセージが表示されている。
【0289】
コンテンツ提供者がリコンファームを行う場合には、上述したライブ予約の登録手続においてライブキャスティングサーバ150から送信された電子メールに含まれる予約IDをリコンファーム用画面183における予約IDの入力欄に入力し、リコンファームボタン261をクリックすればよく、予約リスト250等が表示されたマイチャンネル画面182(図34)に戻る場合には、戻るボタン262をクリックすればよい。
【0290】
ところで、リコンファーム用画面183においてリコンファームボタン261がコンテンツ提供者によってクリックされた場合には、ライブ配信を行う際にストリーミングサーバ8との間の伝送路を確立するための設定が自動的に行われるようになされており、当該リコンファーム用画面183にはライブ配信を行うユーザPC4でリコンファームを行うことを促すメッセージが表示されている。
【0291】
実際上、コンテンツ提供者によってリコンファームボタン261がクリックされると、ユーザPC4のCPU10はその旨をインターネット2を介してライブキャスティングサーバ150へ送信し、当該ライブキャスティングサーバ150からクレジットカードのカード情報を再度確認のために入力させるWebページを受信する。
【0292】
ユーザPC4は、ライブキャスティングサーバ150から受信したWebページに基づいて、図36に示すようなカード情報入力画面405を表示し、既にプレミアムメンバー登録されているコンテンツ提供者に対して再度確認の意味を込めてクレジットカードのカード情報の入力を促す。
【0293】
このカード情報入力画面405では、上述した新規予約設定画面401(図29)で設定した予約内容が予約内容表示欄452の「予約日」、「予約時間帯」「配信チャンネル」「配信時間」及び「料金」としてコンテンツ提供者の確認用に表示され、クレジットカードのカード情報入力欄453が再度の確認用に表示されている。
【0294】
ステップSP24においてユーザPC4のCPU10は、コンテンツ提供者によってカード情報入力欄453にクレジットカードのカード情報が入力された後、「予約する」がクリックされると、それをリコンファーム指示としてインターネット2を介してライブキャスティングサーバ150へ送信する。
【0295】
ライブキャスティングサーバ150は、これを受けてサーバ使用予約管理センタ5のユーザデータベース152とアクセスして当該クレジットカードに対する認証処理を実行すると共に、図37に示すようなカードオーソリティ画面406を表示する。
【0296】
カードオーソリティ画面406には、「クレジット情報のオーソリティを行っております。しばらくお待ちください。」のコメントが表示され、当該コメントを通じてコンテンツ提供者に対して認証処理を実行中である旨の通知する。
【0297】
ステップSP25においてライブキャスティングサーバ150は、サーバ使用予約管理センタ5によるユーザデータベース152の認証処理が終了し、正当なプレミアムメンバー登録されているコンテンツ提供者であることを認証すると、予約データベース151及びユーザデータベース152を参照し、当該リコンファーム実行指示に対応したライブ予約に関して、図38に示すような予約設定情報ファイル184を作成する。
【0298】
ここでライブキャスティングサーバ150は、予約データベース151に登録されている複数のライブ予約に関する情報のうち、当該ライブ予約におけるライブ配信開始時刻の6時間前になった時点で、ライブ予約に関するデータを予約データベース151から消去してそのライブ予約を取り消す。
【0299】
すなわち、あるライブ予約に基づくライブ配信開始時刻の6時間前を経過した時点以降については、予約データベース151におけるそのライブ予約に関するデータは消去されていることになる。
【0300】
従って、ライブ配信開始時刻の6時間前を経過した以降に上述したリコンファームの実行指示をライブキャスティングサーバ150が受信した場合には、予約データベース151を参照しても、当該ライブ予約についてのデータは登録されていないことになる。
【0301】
この場合ライブキャスティングサーバ150は、「リコンファームが実行されなかったため、ライブ予約はキャンセルされました。ライブ予約を行う場合には、再度ライブ予約の予約手続を行ってください。」等のメッセージを表示するためのWebページをユーザPC4へ送信する。
【0302】
一方、ライブ配信開始時刻の6時間前までにライブキャスティングサーバ150がリコンファーム実行指示を受信した場合、当該ライブキャスティングサーバ150は当該ライブ予約に関する予約設定情報ファイル184を作成する。
【0303】
この場合ライブキャスティングサーバ150は、所定のアプリケーションプログラムに従って、リコンファーム実行指示に対応したライブ予約に関する予約希望情報ファイルの内容及び当該ライブキャスティングサーバ150の運用指針に基づいて予約データを生成し、当該予約データに応じた予約設定情報ファイル184を作成するようになされている。
【0304】
例えば、図39に示すように予約設定情報ファイル184の予約データのデータ内容としては、1行目に予約設定情報ファイル184の予約IDに対応した「ReservationID=A0000123」が記述され、4行目に予約設定情報ファイル184のライブ配信予約日時(2001年3月30日12時00分00秒〜2001年3月30日12時10分00秒)に対応した「LiveReservationTime=2001:03:30:11:55:00-2001:03:30:12:00:00-2001:03:30:12:10:00」が記述され、5行目に予約設定情報ファイル184のライブ用サーバ接続可能時間(2001年3月30日11時55分00秒〜2001年3月30日12時15分00秒)に対応した「PPPReservationTime=2001:03:30:11:55:00-2001:03:30:12:15:00」が記述されている。
【0305】
また6行目には、ライブ配信にインターネット接続を許すか否かを示すものとして「InternetConnection=Yes」が記述されている。これは、予約設定情報ファイル184に表立って示されてはいないが、ユーザPC4とストリーミングサーバ8との接続にインターネット接続を許す場合には“Yes”、許さない場合には“No”が記述され、インターネット接続だけを許す場合には“Must”が記述される。
【0306】
すなわち、「InternetConnection=No」の場合には専用回線接続のみが許されることを意味し、「InternetConnection=Yes」の場合には専用回線接続又はインターネット接続の何れでも選択可能であることを意味し、「InternetConnection=Must」の場合にはインターネット接続のみが許されることを意味している。
【0307】
実際上、「InternetConnection=No」は、配信環境設定画面400(図26)の配信環境設定プルダウン442の「スタンダード:アップストリームは専用回線経由のみ」項目がコンテンツ提供者によって選択されたときに予約データに設定される。
【0308】
また「InternetConnection=Yes」は、サーバ接続専用ネットワーク6による専用回線接続、電話回線網3Aによるインターネット接続又はケーブルテレビ網3B若しくはADSL網3Cの高速ディジタル回線網によるブロードバンドのインターネット接続の何れでも選択可能なので、配信環境設定画面400(図26)の「ブロードバンド:アップストリームを専用回線経由又はインターネット経由選択可」項目がコンテンツ提供者によって選択されたときに予約データに設定される。
【0309】
さらに「InternetConnection=Must」は、電話回線網3Aによるインターネット接続のみが許されるので、「スタンダード:アップストリームはインターネット経由のみ」項目がコンテンツ提供者によって選択されていたときに予約データに設定される。
【0310】
この予約データでは、コンテンツ提供者によって「ブロードバンド:アップストリームを専用回線経由又はインターネット経由選択可」項目が選択された場合を一例として以下説明を行う。
【0311】
7行目には、PPP接続を行うときのユーザIDが「PPPUserID=aaaa」と設定され、8行目にはPPP接続を行うときのパスワードが「PPPUserPassword=bbbb」と設定されている。
【0312】
9行目から12行目までは、ストリーミングサーバ8とサーバ接続専用回線ネットワーク6を介して専用回線接続するための回線の種類が示されており、この例では「CarrierName0=アナログ」、「CarrierName1=ISDN」、「CarrierName2=PHS64K」及び「CarrierName3=PHS32K」が記述されている。
【0313】
13行目から16行目までは、上述の各種回線を介してストリーミングサーバ8と専用回線接続するサーバ接続専用ネットワーク6のアクセスポートの電話番号が示されており、「CarrierTelephoneNumber0=03-12345670」、「CarrierTelephoneNumber1=03-12345671」、「CarrierTelephoneNumber2=03-12345672」及び「CarrierTelephoneNumber3=03-12345673」が電気通信事業者毎に記述されている。
【0314】
17行目から20行目までは、上述の各回線毎の伝送帯域([kbps])が示されており、「CarrierMaxBandWidth0=33600」、「CarrierMaxBandWidth1=64000」、「CarrierMaxBandWidth2=58400」及び「CarrierMaxBandWidth3=29200」と記述されている。
【0315】
なお9行目〜20行目までは、専用回線接続が行われる場合に必要なデータであり、配信環境設定画面400で「スタンダード:アップストリームはインターネット経由のみ」項目が選択されていた場合には、記述されることのないデータである。
【0316】
ここで、インターネット接続が行われる場合の回線の種類は、ユーザPC4自体が認識し、元々設定されているものなので、予約データとしては記述されていない。
【0317】
25行目及び26行目には、ストリーミングサーバ8と接続するときのユーザIDが及びパスワードが示されており、「LiveServerUserID=aaaa」及び「LiveServerUserPassword=bbbb」と記述されている。
【0318】
28行目及び29行目には、専用回線接続によりストリーミングサーバ8と接続される場合のサーバ名と、インターネット接続によりストリーミングサーバ8と接続される場合のサーバ名とが分けて示されており、「LiveServerName0=LiveServer.com」及び「LiveServerName1=Internet.LiveServer.com」と記述されている。
【0319】
36行目には、専用回線接続を行ったときの実伝送帯域が示されており、「LiveServerMaxBandWidth0=65536(bps)」と記述されている。同様に37行目には、ブロードバンドのインターネット接続を行ったときの実伝送帯域が示されており、「LiveServerMaxBandWidth1=250000(bps)」と記述されている。
【0320】
すなわち専用回線接続を行った場合には、サーバ接続専用ネットワーク6とユーザPC4との間で接続されたISDN回線の伝送帯域に依存した最大65536[kbps]の伝送速度で当該ユーザPC4からストリーミングサーバ8へライブコンテンツのアップロードが行われ、ブロードバンドのインターネット接続を行った場合には、ケーブルテレビ網3B又はADSL網3Cのディジタル回線網に依存した最大250000[kbps]の伝送速度でユーザPC4からストリーミングサーバ8へライブコンテンツのアップロードが行われることになる。
【0321】
38行目には、ストリーミングサーバ8によるマルチストリームのライブ配信を許可するか否かが、ライブキャスティングサーバ150によって当該ストリーミングサーバ8の処理能力とユーザPC4の配信環境に応じた運用指針として示されており、そのプロパティとして「LiveMultiStream=Yes」と記述されている。
【0322】
すなわち、ユーザPC4におけるブロードバンドのインターネット接続による配信環境及びストリーミングサーバ8の処理能力に基づいてマルチストリームに対応し得るものであるとライブキャスティングサーバ150が判断したときには、「LiveMultiStream=Yes」と記述される。
【0323】
また39行目には、ストリーミングサーバ8によりマルチストリーム配信によるライブ配信を行うときの配信可能な最大ストリーム数が示されており、38行目の「LiveMultiStream=Yes」のときに限り、例えば「LiveRealServerMultiStreamMax=3」と記述される。従って「LiveMultiStream=No」のときには39行目の記述が省略される。
【0324】
40行目には、ストリーミングサーバ8を介してマルチストリーム配信によるライブ配信を行う際、ユーザPC4からストリーミングサーバ8へライブコンテンツを送信するに当って設定可能な伝送速度の種類がライブキャスティングサーバ150による運用指針として示されており、「LiveRealServerMultiStreamTypeMask=0x001f」と記述される。
【0325】
この「LiveRealServerMultiStreamTypeMask=0x001f」は、図40に示すように、「0x0001:20[kbps]」、「0x0002:34[kbps]」、「0x0004:45[kbps]」、「0x0008:80[kbps]」及び「0x0010:220[kbps]」と16進数表示された各伝送速度項目の選択可能な複数の組み合わせを示すものであり、「0x001f」と記述されていることにより「0x0001」「0x0002」、「0x0004」、「0x0008」及び「0x0010」までの全ての伝送速度項目を選択可能な対象として設定し得ることを表している。
【0326】
この場合16進数表示された「0x0001」、「0x0002」、「0x0004」、「0x0008」及び「0x0010」の合計値が「0x001f」以下になることにより、全ての伝送速度が選択可能な対象となり得るようになされている。
【0327】
このことは、ストリーミングサーバ8によるマルチストリームのライブ配信を行うときの配信可能な最大ストリーム数が「3」(「LiveRealServerMultiStreamMax=3」)であることにより、ユーザPC4は上述の伝送速度項目のうち例えば「0x0001」、「0x0004」及び「0x0008」を選択して20[kbps]、45[kbps]及び80[kbps]の伝送速度がそれぞれ異なる複数のライブコンテンツ(伝送速度の合計値145[kbps]が250[kbps](37行目の「LiveServerMaxBandWidth1=250000」)の範囲内である)を、それぞれの伝送速度で同時並列的にケーブルテレビ網3B若しくはADSL網3C及びインターネット2を介してストリーミングサーバ8へ送信することが可能となる。
【0328】
41行目には、マルチストリーム配信を行うときに必須とされる伝送速度がライブキャスティングサーバ150による運用指針として示されており、この場合は「LiveRealServerMultiStreamTypeMaskMust=0x0001」と記述されている。
【0329】
これによりユーザPC4は、コンテンツ提供者がマルチストリーム配信を行う際に選択する伝送速度の中で20[kbps]の伝送速度に関しては強制的に選択させ得るようになされている。
【0330】
この結果ユーザPC4は、ブロードバンドのインターネット接続によるライブ配信を行うときでも、ブロードバンドに対応し得るクラインアントユーザ及び当該ブロードバンドのライブ配信に対応し得ないクライアントユーザに対してもストリーム配信を受けさせ得るようになされている。
【0331】
42行目には、マルチストリーム配信を行うときにデフォルトとなる伝送速度がライブキャスティングサーバ150による運用指針として示されており、「LiveRealServerMultiStreamTypeMaskDefault=0x0005」と記述されている。
【0332】
この場合、「LiveRealServerMultiStreamTypeMaskDefault=0x0005」の「0x0005」が図40に示した選択可能な伝送速度を表す伝送速度項目「0x0001:20[kbps]」及び伝送速度項目「0x0004:45[kbps]」の組み合わせ以外に考えられないことから、デフォルトとして少なくとも20[kbps]又は45[kbps]の伝送速度は自動的に選定されるようになされている。
【0333】
これによりユーザPC4では、予約データに従って、特に初心者のコンテンツ提供者によって伝送速度が選択されなかった場合でも推奨設定として予めデフォルトとして選択された20[kbps]又は45[kbps]伝送速度を設定し得るようになされている。
【0334】
なお45行目には、公開レベルの内容が「OpenType」として指定されるようになされており、「OpenType=Public」と記述されている。
【0335】
最後に46行目には、ライブ予約時の予約内容を電子メールで送信すべき送信先が示されており、例えば「Friends=nishy@aaa.com,ihara@bbb.com」のように「nishy@aaa.com」と「ihara@bbb.com」へ電子メールが送信されることが記述されている。
【0336】
このような予約データに基づいて作成された予約設定情報ファイル184(図38)には、「予約ID」、「ライブ配信予約日時」、「ライブ用サーバ接続可能時間」、「接続用電話番号」、「接続先サーバ情報」、「配信要求先アドレス情報」、「伝送帯域」、「タイトル」、「概要」、「公開レベル」、「友達リストアドレス情報」、「配信要求パスワード」といった情報が含まれている。
【0337】
「予約ID」には、上述の予約データにおける「ReservationID=A0000123」に対応した予約IDが記述されており、「ライブ配信予約日時」には、予約データにおける「LiveReservationTime=2001:03:30:11:55:00-2001:03:30:12:00:00-2001:03:30:12:10:00」に対応したライブ配信開始時刻及びライブ配信終了時刻が記述されると共に、「ライブ用サーバ接続可能時刻」には「PPPReservationTime=2001:03:30:11:55:00-2001:03:30:12:15:00」に対応したストリーミングサーバ8に接続を許可する時間帯が記述されている。
【0338】
この場合ストリーミングサーバ8に接続を許可する時間帯としては、ライブ配信開始時刻の5分前からストリーミングサーバ8への接続を許可し、ライブ配信終了時刻の5分後までの接続を許可することが記述されている。
【0339】
「接続用電話番号」には、ストリーミングサーバ8と専用回線接続するためのサーバ接続専用ネットワーク6のアクセスポートの電話番号が記述されており、この例では、予約データの「CarrierTelephoneNumber0=03-12345670」、「CarrierTelephoneNumber1=03-12345671」、「CarrierTelephoneNumber2=03-12345672」及び「CarrierTelephoneNumber3=03-12345673」に対応した電話番号が記述されている。
【0340】
実際に専用回線接続によるストリーミングサーバ8への接続処理としては、コンテンツ提供者によって選択されたいずれかの電気通信事業者用のアクセスポートの電話番号に発呼する処理が行われる。
【0341】
「接続先サーバ情報」は、このライブ予約によって選択された配信チャンネルに応じて決定される項目であり、当該配信チャンネルを指定する際に接続すべき「サーバの種類」、「サーバ名」、「接続ポート」、「サーバへのストリームパス」等の情報が予約データの内容に応じて記述されている。
【0342】
「配信要求先アドレス情報」には、クライアントPC7A、7B及び7Cがストリーミングサーバ8に対してライブコンテンツのストリーム配信を要求する場合に、当該ストリーミングサーバ8と接続するために用いられるURL情報が予約データに対応して記述されている。
【0343】
従ってクライアントPC7A、7B及び7Cは、ライブコンテンツのストリーム配信の要求を行う場合には、当該URLによりインターネット2を介してストリーミングサーバ8と接続するようにすれば良い。
【0344】
「伝送帯域」には、予約データのうち「LiveRealServerMultiStreamTypeMask=0x001f」で決定された組み合わせに係る「0x0001:20[kbps]」、「0x0002:34[kbps]」、「0x0004:45[kbps]」、「0x0008:80[kbps]」及び「0x0010:220[kbps]」に対応する20[kbps]」、34[kbps]」、45[kbps]」、80[kbps]及び220[kbps]が選択可能な配信チャンネルの伝送速度として記述されている。
【0345】
「タイトル」、「概要」、「公開レベル」には、それぞれライブ予約を行ったときに予約用画面402(図30)及び予約確認用画面403(図31)で登録した内容が記述される。
【0346】
「友達リストアドレス情報」には、ライブ予約を行ったときに登録した電子メールアドレスが予約データの「Friends=nishy@aaa.com,ihara@bbb.com」に対応して記述される。
【0347】
「配信要求パスワード」にも、ライブ予約を行ったときに登録されたパスワード情報が記述されるが、「公開レベル」が「Public」レベルの場合、クライアントPC7A、7B及び7Cは、配信要求パスワードを入力することなくライブ配信を要求し得るので、この場合には「配信要求パスワード」の情報は予約設定情報ファイルには含まれない。
【0348】
このようにライブキャスティングサーバ150により作成される予約設定情報ファイル184には、後述するストリーミングサーバ8との専用回線接続又はインターネット接続の際の認証に用いられる予約IDやストリーミングサーバ8との通信接続を確立するための電話番号や接続ポート等の各種情報が含まれている。
【0349】
この予約設定情報ファイル184は、ライブキャスティングサーバ150からインターネット2を介してユーザPC4へ送信されることになるが、この際に、当該予約設定情報ファイル184をユーザPC4のハードディスク13の所定の記憶領域に自動的に書き込んで取り込ませるためのコマンド情報や、この自動取り込みが正常に終了、若しくは失敗したことを通知するメッセージ表示を指示するコマンド情報が含まれるようになされている。
【0350】
このようにライブキャスティングサーバ150から送信された予約設定情報ファイル184を自動的にユーザPC4に取り込むには、「ActiveX 」(マイクロソフト社の登録商標)のプログラムを用いるようにすればよい。因みに、この「ActiveX 」のプログラムを使用する場合、ユーザPC4は、ブラウザソフトウェアとして「ActiveX 」を使用可能な「Internet Explorer 」(マイクロソフト社)を使用する必要がある。
【0351】
ライブキャスティングサーバ150は、上述の予約設定情報ファイル184を作成すると、正式にストリーミングサーバ8との接続設定を許可するWebページをユーザPC4へ送信する。
【0352】
ユーザPC4のCPU10は、ライブキャスティングサーバ150から受信した接続設定を許可するWebページに基づいて図41に示すような接続設定画面407を表示し、「自動設定」又は「予約ファイルダウンロード」の選択を促す。
【0353】
この接続設定画面407では「自動設定」がクリックされると、ユーザPC4のCPU10は予約データに基づく予約設定情報ファイル184の自動取得要求をライブキャスティングサーバ150へ送信する。
【0354】
因みに接続設定画面407の「予約ファイルダウンロード」のリンクボタンは、予約設定情報ファイル184を自動的に取得し得ない場合に対応して、所定のテキストファイル形式でライブキャスティングサーバ150からダウンロードするために設けられている。
【0355】
ステップSP26においてライブキャスティングサーバ150は、予約設定情報ファイル184をDES(Data Encryption Standard)等の暗号方式を用いて暗号化し、その暗号化ファイルと、リコンファーム完了画面のWebページとをインターネット2を介してユーザPC4へ送信し、次のステップSP27へ移る。
【0356】
ステップSP27においてユーザPC4は、ライブキャスティングサーバ150から送信された暗号化ファイルと、リコンファーム完了画面のWebページとを受信し、「ActiveX 」のプログラムを用いて暗号化ファイルの暗号化を解き、予約設定情報ファイル184を解読し、当該ファイルに含まれるコマンドに従ってハードディスク13の所定の記憶領域に当該予約設定情報ファイル184を自動的に取り込み、次のステップSP28へ移る。
【0357】
ステップSP28においてユーザPC4は、ライブキャスティングサーバ150から受信したリコンファーム完了画面のWebページに基づいて、図42に示すようなリコンファーム完了画面185をライブ予約/確認モード画面53のブラウサ表示画面90に表示し、次のステップSP29へ移る。
【0358】
このようにユーザPC4は、上述したような暗号を解読する「ActiveX 」のプログラムに基づいて暗号化ファイルを解読し、その結果得られた予約設定情報ファイル184をハードディスク13の所定の記憶領域に書き込む際には、所定の暗号方式(DES等)で暗号化して書き込むためのプログラムにより予約設定情報ファイル184を再度暗号化して自動的に保存することにより、当該予約設定情報ファイル184の内容をコンテンツ提供者によって参照されることを防止している。
【0359】
これによりユーザPC4は、サーバ接続専用ネットワーク6のアクセスポート番号が不用意に多数の人に知られることや、配信帯域の選択、マルチストリーム数、推奨帯域の設定値等の改ざんを防止し、当該パーソナルキャスティングサービスを妨害する等のために、サーバ接続専用ネットワーク6のアクセスポートに対して不正なアクセスが行われることやマルチストリーム配信を実行し得なくなることを未然に防止し得るようになされている。
【0360】
ところでリコンファーム完了画面185には、サービス提供者側の現在時刻と、ユーザPC4の現在時刻とが表示される。
【0361】
ここで、サービス提供者側の現在時刻は、ライブキャスティングサーバ150が当該リコンファーム完了画面185を送信する際に、NTPサーバ153から取得した時刻情報である。一方、ユーザPC4の現在時刻は、当該ユーザPC4が有するクロックから取得した時刻情報である。
【0362】
ユーザPC4のCPU10は、サービス提供者側の現在時刻と当該ユーザPC4の現在時刻との時刻ずれ(分単位)を算出し、当該時刻ずれが存在する場合には、時差がある旨のメッセージを表示する。
【0363】
なお、ユーザPC4は、このようにしてコンテンツ提供者にサービス提供者側との時刻ずれを通知して注意を促すようにしてもよいが、サービス提供者側から送信された当該サービス提供者側の時刻情報に基づいてユーザPC4の時刻を自動的に補正するようにしても良い。
【0364】
この場合ユーザPC4は、ハードディスク13に時刻補正プログラムを格納しておき、ライブキャスティングサーバ150からリコンファーム完了画面185のWebページを受信したときに、当該時刻補正プログラムに基づいてユーザPC4の現在時刻とサービス提供者側の現在時刻とを一致させることにより、ライブ配信のような時刻の正確性が要求されるサービスを円滑に進めることが可能となる。
【0365】
またリコンファーム完了画面185には、ダイヤルアップルータを利用してサーバ接続専用ネットワーク6と専用回線接続する場合の特例事項が記述されている。ユーザPC4では、ライブ配信を行うためにストリーミングサーバ8との通信接続処理を専用回線接続により実行する場合、予約設定情報ファイル184(図39)に記述されているサーバ接続専用ネットワーク6のアクセスポートの電話番号へ自動的に発呼するように設定されている。
【0366】
このようにユーザPC4のCPU10は、自動的に発呼するアプリケーションプログラムを実行することにより、コンテンツ提供者が電話番号を入力するといった面倒な操作を行うことなく、自動的に専用回線接続による通信接続処理を実行し得るようになされている。
【0367】
しかしながら、この場合ユーザPC4は、ダイヤルアップルータを介してネットワークと接続する場合、ダイヤルアップルータを介してサーバ接続専用ネットワーク6と接続するための情報を設定しておかなければならないので、コンテンツ提供者によってアクセスポートの電話番号などを手動で設定しておく必要がある。
【0368】
リコンファーム完了画面185における特例事項は、このようなダイヤルアップルータを利用する場合に手動設定を行う必要があること考慮した記述であり、この場合にコンテンツ提供者により手動設定してもらうためのアクセスポート番号、ログインID(この場合、予約ID)、パスワードが表示される。
【0369】
なおリコンファーム完了画面185に表示された図中の例としては、ダイヤルアップルータを利用した専用回線接続がISDN(Integrated Services Digital Network)経由の場合にのみ許可するようになっているが、これに限定されるものではない。
【0370】
ステップSP29においてユーザPC4のCPU10は、コンテンツ提供者によってリコンファーム完了画面185の確認がされた後に「OK」ボタン291をクリックされると、当該「OK」ボタン291がクリックされた旨を示す情報をインターネット2を介してライブキャスティングサーバ150へ送信することにより、ユーザPC4におけるリコンファームに関する処理を終了し、ステップSP30へ移る。
【0371】
ステップSP30においてライブキャスティングサーバ150は、ユーザPC4からリコンファームの確認が行われた旨の通知を受けると、予約データベース151を参照して当該ライブ予約について「友達リスト」に登録されている電子メールアドレス宛に、ライブ配信が行われることを通知する電子メールを送信し、ライブキャスティングサーバ150側でのリコンファームに関する処理を終了する。
【0372】
この後、ライブキャスティングサーバ150から送信された電子メールを受信したクライアントPC7A、7B及び7Cは、図43に示すような当該電子メールの内容を示す電子メール画面186を表示する。
【0373】
この電子メール画面186には、ライブ配信に関する「配信日時」、「タイトル」、「配信要求先アドレス」(予約設定情報ファイル184の「配信要求先アドレス情報」参照)、公開レベルが「Password」レベルや「Secret」レベルの場合の配信要求のための「パスワード」(予約設定情報ファイル184の「配信要求パスワード」参照)等が表示されており、ライブ予約されたライブコンテンツに関する情報がクライアントPC7A、7B及び7Cのクライアントユーザへ通知される。
【0374】
このようにユーザPC4のコンテンツ提供者は、ライブ予約時の予約設定情報ファイル184にライブ配信を見せたい友人等の電子メールアドレスを登録しておけば、その友達に対して自動的にライブ配信を受けるための情報を通知することができ、かくしてライブ配信を受けるための情報を電話で伝えたり、当該情報を含んだ電子メールを作成したりするといった煩雑な作業を行う必要がなくなる。
【0375】
なお、本実施の形態では、「友達リスト」に登録されている電子メールアドレスへの電子メールの送信処理をリコンファーム完了後に行うようにしているが、ライブキャスティングサーバ150による電子メールの送信タイミングとしては、コンテンツ提供者からの予約希望ファイルに基づいた予約データベース151への予約登録処理(図26のステップSP18)が終了した時点で行うようにしてもよい。
【0376】
このように予約登録処理終了時点で電子メールを送信すれば、電子メールアドレスを有する者は、より早い時点でライブ配信が行われることを知ることができる。また、この場合にはリコンファーム完了時点で再度同様の電子メール送信処理を行うようにしてもよい。
【0377】
またライブキャスティングサーバ150は、電子メールの送信を行うと共にリコンファームに関する処理が終了すると、当該ライブ予約が成立したものとし、このライブ予約についての予約データベース151の課金フラグ情報を「可」に書き換え、当該ライブ予約について課金処理を行う。
【0378】
ここで課金金額は、上述したようにチャンネル毎に予め設定された使用料金に基づいて算出されることになる。例えば、1コマ(10分)で100円の使用料金が設定されているチャンネルを6コマ使用するライブ予約が成立した場合、当該ライブ予約について600円の課金がなされることになる。ただし、実際の課金処理は、ライブ配信当日にストリーミングサーバ102が正常に動作していたことが確認された後に実行される。
【0379】
以上までが、ライブ予約の要求からリコンファーム完了による当該ライブ予約の成立までに関する予約処理動作の流れであるが、リコンファーム完了後にもジャンルや概要等の情報については変更することが可能であり、またリコンファーム完了後にライブ予約を取り消すことも可能である(この場合、課金フラグ情報が「可」であるため、課金処理は行われてしまう)。
【0380】
(2−5)ライブ予約の変更及び取消
次に、ライブ予約の変更及び取消を行う場合の処理動作について、説明する。まずコンテンツ提供者は、リコンファーム済みのライブ予約の変更を行う場合、上述したリコンファームを行う時と同様に、パーソナルキャスティングサービストップページ画面160(図16)の「マイチャンネル」をクリックする。
【0381】
これによりユーザPC4のCPU10は、インターネット2との接続処理を行い、ライブキャスティングサーバ150に対して当該コンテンツ提供者に係る「マイチャンネル」のWebページの閲覧要求を行う。
【0382】
このようにしてユーザPC4からライブキャスティングサーバ150に対して「マイチャンネル」のWebページの閲覧要求が行われると、ライブキャスティングサーバ150からインターネット2を介してユーザPC4へマイチャンネル画面のWebページが送信され、図44に示すようにユーザPC4は当該Webページに基づくリコンファーム済みのマイチャンネル画面187をライブモード画面53のブラウザ表示画面90に表示させる。
【0383】
このリコンファーム済みのマイチャンネル画面187は、リコンファーム待ちのマイチャンネル画面182(図34)とを比較すると、リコンファーム済みのマイチャンネル画面187には、予約リスト350のステータス項目に「リコンファーム済み」と表示されると共に、「変更」のリンクボタン310が表示される点で異なっている。
【0384】
このリコンファーム済みのマイチャンネル画面187において、ライブ予約の予約内容を変更する場合、コンテンツ提供者は当該「変更」のリンクボタン310をクリックすることになる。
【0385】
ユーザPC4のCPU10は、「変更」のリンクボタン310がクリックされると、その旨をインターネット2を介してライブキャスティングサーバ150へ送信する。これにより、ライブキャスティングサーバ150は、予約設定情報変更用Webページをインターネット2を介してユーザPC4へ送信する。
【0386】
ユーザPC4のCPU10は、ライブキャスティングサーバ150から受信した予約設定情報変更用Webページに基づいて、図45に示すような予約設定情報変更画面187Aをライブ予約/確認モード画面53のブラウザ表示画面90に表示する。
【0387】
この予約設定情報変更画面187Aには、現在設定されているライブ予約の予約内容が表示されており、これらの表示内容のうち、「ジャンル」、「電子メール公開」、「Web公開」、「パスワード」、「概要」、「詳細」といった項目については変更可能であり、これらの変更可能な項目と、変更不可能な予約日時等の項目とが異なる表示色で表示されている。
【0388】
コンテンツ提供者は、変更を希望する項目について、現在表示されている予約内容に対して変更後の予約内容を上書き入力し、更新ボタン321をクリックする。なおコンテンツ提供者は、変更を中止する場合には、戻るボタン322をクリックする。
【0389】
ユーザPC4のCPU10は、更新ボタン321がクリックされると、当該変更後の予約内容に相当する新たな予約希望情報ファイルを作成し、これをインターネット2を介してライブキャスティングサーバ150へ送信する。
【0390】
これによりライブキャスティングサーバ150は、当該変更後の新たな予約希望情報ファイルに基づいて予約データベース151の登録内容を更新すると共に、変更完了を示すWebページをインターネット2を介してユーザPC4へ送信する。
【0391】
ユーザPC4のCPU10は、ライブキャスティングサーバ150から受信したWebページに基づいてライブ予約/確認モード画面53のブラウザ表示画面90に、図46に示すような変更完了画面188を表示する。
【0392】
この変更完了画面188には、予約内容の変更が受け付けられたことを示すメッセージに加え、上述したリコンファーム完了画面185(図42)と同様に、サービス提供者側の現在時刻及びユーザPC4の現在時刻、互いに時刻ずれが生じていることを示すメッセージ等が表示され、またダイヤルアップルータを使用する際の特例事項が表示される。
【0393】
ここで、コンテンツ提供者により「OK」ボタン331がクリックされると、ユーザPC4のCPU10はライブ予約の変更を終了し、リコンファーム済みのマイチャンネル187(図44)に戻る。
【0394】
このようにライブ予約の変更が行われると、ライブキャスティングサーバ150は、ライブ予約が変更されたことや、変更内容等のメッセージを含む電子メールを上述の友達リストに登録された電子メールアドレス宛に送信する。
【0395】
これによりユーザPC4のコンテンツ提供者は、ライブ配信のライブ予約に関する予約内容が変更されたことを電話で伝えたり、その旨のメッセージを含む電子メールを作成するといった作業を行うことなく、当該友達リストの電子メールアドレスを有する者には、ユーザPC4を介して自動的にライブ予約の変更内容を知らせることができる。
【0396】
次に、ライブ予約を取り消す場合の処理動作について説明する。この場合にも、上述したライブ予約の変更と同様に、まずコンテンツ提供者はリコンファーム済みのライブ予約の取消を行う場合、上述したリコンファームを行う時と同様に、パーソナルキャスティングサービストップページ画面160(図16)の「マイチャンネル」をクリックする。
【0397】
これによりユーザPC4のCPU10は、インターネット2との接続処理を行い、ライブキャスティングサーバ150に対して当該コンテンツ提供者に係る「マイチャンネル」のWebページの閲覧要求を行う。
【0398】
このようにしてユーザPC4からライブキャスティングサーバ150に対して「マイチャンネル」のWebページの閲覧要求が行われると、ライブキャスティングサーバ150からインターネット2を介してユーザPC4へマイチャンネル画面のWebページが送信され、ユーザPC4は当該Webページに基づいてリコンファーム済みのマイチャンネル画面187(図44)をライブモード画面53のブラウザ表示画面90に表示させる。
【0399】
コンテンツ提供者は、このリコンファーム済みのマイチャンネル画面187においてライブ予約を取り消す場合、「取消」のリンクボタン311をクリックすることになる。
【0400】
ユーザPC4のCPU10は、「取消」のリンクボタン311がクリックされると、当該「取消」のリンクボタン311がクリックされたことをインターネット2を介してライブキャスティングサーバ150へ送信する。これによりライブキャスティングサーバ150は、ライブ予約の取消用Webページをインターネット2を介してユーザPC4へ送信する。
【0401】
ユーザPC4のCPU10は、ライブキャスティングサーバ150から受信した取消用Webページに基づいてライブ予約/確認モード画面53のブラウザ表示画面90に、図47に示すようなライブ予約に関する予約取消画面189を表示する。
【0402】
この予約取消画面189には、現在設定されているライブ予約の内容が表示されると共に、「予約取消」ボタン341及び「戻る」ボタン342が設けられている。ここでコンテンツ提供者は、ライブ予約を取り消す場合には、「予約取消」ボタン341をクリックし、取り消さない場合には「戻る」ボタン342をクリックすればよい。
【0403】
ユーザPC4のCPU10は、コンテンツ提供者の操作により「予約取消」ボタン341がクリックされると、このライブ予約を取り消す旨をインターネット2を介してライブキャスティングサーバ150へ送信する。
【0404】
これによりライブキャスティングサーバ150は、このライブ予約に関する予約データベース151の登録内容を消去すると共に、取消完了画面のWebページをインターネット2を介してユーザPC4へ送信する。
【0405】
ユーザPC4のCPU10は、ライブキャスティングサーバ150から受信した取消完了画面のWebページに基づいてライブ予約/確認モード画面53のブラウザ表示画面90に、図48に示すような取消通知画面190を表示する。
【0406】
この取消通知画面190には、ライブ予約が取り消されたことを告げるメッセージが表示され、コンテンツ提供者によって「OK」ボタン343がクリックされると、ユーザPC4のCPU10はライブ予約の取り消しがコンテンツ提供者によって確認されたものと認識し、リコンファーム済みのマイチャンネル画面187(図44)へ戻る。
【0407】
ライブキャスティングサーバ150は、コンテンツ提供者からの命令に従ってライブ予約を取り消すと、当該ライブ予約が取り消されてライブ配信が中止になった旨のメッセージを含む電子メールを作成し、上述した友達リストに登録された電子メールアドレス宛に送信する。
【0408】
これによりコンテンツ提供者は、ライブ配信が中止になったことを電話等で伝えることなく、当該友達リストの電子メールアドレスを有する人に対して、自動的にライブ配信が中止になったことを通知することができる。
【0409】
一方、一旦リコンファームが行われた後に、コンテンツ提供者が予約内容を確認したい場合には、マイチャンネル画面187(図44)の「リコンファーム済み」のリンクボタンをクリックすればよい。
【0410】
ユーザPC4のCPU10は、「リコンファーム済み」のリンクボタンがクリックされると、その旨をインターネット2を介してライブキャスティングサーバ150へ送信する。これによりライブキャスティングサーバ150は、リコンファーム済みのライブ予約に関する予約確認用Webページをインターネット2を介してユーザPC4へ送信する。
【0411】
ユーザPC4のCPU10は、ライブキャスティングサーバ150から受信した予約確認用Webページに基づいてライブ予約/確認モード画面53のブラウザ表示画面90に、図49に示すような予約確認画面191を表示する。
【0412】
この予約確認画面191には、現在設定されているライブ予約の予約内容と、ダイヤルアップルータを使用する場合の特例事項とが表示されると共に、「PC接続設定を再登録する」ボタン361と、リコンファーム済みのマイチャンネル画面187(図44)へ戻ることを指示する「戻る」ボタン362とが設けられている。
【0413】
ユーザPC4のCPU10は、コンテンツ提供者によって「PC接続設定を再登録する」ボタン361がクリックされると、その旨をインターネット2を介してライブキャスティングサーバ150へ送信する。
【0414】
これによりライブキャステキングサーバ150は、ユーザPC4から予約設定情報ファイル184(図38)を再度インターネット2を介して自動的に取り込むようになされている。このような予約設定情報ファイル184の再送処理は、例えばリコンファームを行ったユーザPC4からライブ配信を行うPCへ変更するときに有効である。
【0415】
(2−6)ライブ配信
上述のようなリコンファームを含むライブ予約が終了し、当該ライブ予約に係るライブ配信開始時刻になると、ユーザPC4はサーバ接続専用ネットワーク6による専用回線接続又はケーブルテレビ網3B若しくはADSL網3Cによるインターネット接続を介してストリーミングサーバ8と接続し、クライアントPC7A、7B及び7Cへライブコンテンツのストリーム配信を行うようになされている。
【0416】
(2−6−1)ユーザPCからストリーミングサーバへのコンテンツ送信
以下、ライブ配信を行うに当って、ユーザPC4からストリーミングサーバ8へライブコンテンツを送信する際のユーザPC4、ストリーミングサーバ8及びデータベースサーバ155におけるコンテンツ送信処理シーケンスについて図50を用いて説明する。
【0417】
ここで、まずライブ配信を行う場合、ライブ配信開始時刻の5分前からストリーミングサーバ8との専用回線接続又はインターネット接続がユーザPC4に許可されるので、この5分前以降ユーザPC4とストリーミングサーバ8との通信接続を確立するための処理を開始することになる。
【0418】
従ってコンテンツ提供者は、当該ライブ配信開始時刻の5分前以前に予めライブコンテンツのライブ配信準備を行っておく必要がある。
【0419】
因みにライブコンテンツの配信準備としては、ユーザPC4のディジタルビデオカメラ19(図2)による撮影位置の決定や、ライブコンテンツの構想に基づいて特殊効果を施すべきエフェクト項目の設定処理(図12、図13及び図14)等がある。
【0420】
また、本実施の形態におけるユーザPC4は、ライブ配信に関する通知プログラムをハードディスク13に格納しており、当該通知プログラムに従ってライブ配信開始時刻の所定時間前(例えば10分前)になると、「まもなくライブ配信開始時刻です」といったメッセージを表示してコンテンツ提供者に通知するようになされている。
【0421】
すなわちステップSP51においてユーザPC4は、ライブ配信開始時刻の所定時間前になると、この通知プログラムを実行することにより、表示部14に「まもなくライブ配信開始時刻です」といったメッセージを表示することにより、コンテンツ提供者の注意を喚起し、次のステップSP52へ移る。
【0422】
このときユーザPC4のCPU10は、コンテンツ提供者によってライブ配信モードに設定されていない場合には、アプリケーションプログラムに従って自動的にライブ配信モードを選択し、表示部14にライブ配信モード画面54(図10)を表示させる。
【0423】
この後ユーザPC4のCPU10は、ストリーミングサーバ8との接続開始許可時刻(ライブ配信開始時刻の5分前)になると、所定の接続処理プログラムを実行することにより、ストリーミングサーバ8との専用回線接続又はインターネット接続のための通信接続処理を自動的に開始する。
【0424】
このときステップSP52においてユーザPC4のCPU10は、ライブキャスティングサーバ150から予約設定情報ファイル184に含まれて送られてきたWebページに従って図51に示すような回線設定画面410を表示する。
【0425】
この回線設定画面410には、ライブ配信を行う際の回線を選択するためのライブ配信回線表示部461が設けられており、当該ライブ配信回線表示部461には、サーバ接続専用ネットワーク6による専用回線接続を選択するための「専用アクセスポートに接続する」と記述された専用回線接続設定欄462と、電話回線網3A、ケーブルテレビ網3B若しくはADSL網3Cによるインターネット接続を選択するための「一般インターネットプロバイダに接続する」と記述されたインターネット接続設定欄463とが設けられている。
【0426】
ユーザPC4のCPU10は、コンテンツ提供者によって専用回線接続設定欄462がチェックされると、当該専用回線接続設定欄462をイネーブル状態にすると共に、インターネット接続設定欄463をディセーブル状態にする。
【0427】
なおユーザPC4のCPU10は、予約設定を行った段階で専用回線接続のみが許された状態の場合(すなわち予約設定情報ファイル184における予約データの6行目に「InternetConnection=No」と記述されていたとき)にも、専用回線接続設定欄462をイネーブル状態にすると共に、インターネット接続設定欄463をディセーブル状態にするようになされている。
【0428】
すなわちユーザPC4のCPU10は、ライブキャスティングサーバ150から送られてきた予約設定情報ファイル184に従って回線設定画面410の表示を動的に制御することにより、当該ユーザPC4によって選択可能な選択対象だけをイネーブル状態に設定して当該選択対象を制限するようになされている。
【0429】
このイネーブル状態の専用回線接続設定欄462では、ユーザPC4がライブ配信時に専用回線接続で使用する際の接続デバイスを選択することができると共に、その際に使用する通信キャリアをラジオボタン462Aのクリック操作に応じて開かれた専用回線選択プルダウンメニュー462Bの中から任意に選択し得るようになされている。
【0430】
すなわちコンテンツ提供者は、専用回線選択プルダウンメニュー462Bのうち「アナログ」、「ISDN」、「PHS64K」、「PHS32K」のいずれを使用するのかを当該ユーザPC4の接続されている電話回線網3Aの種類に応じて選択する。
【0431】
これによりユーザPC4のCPU10は、所定の通信接続処理プログラムに従って、所定のレジストリに暗号化されて記憶されている予約設定情報ファイル184(図38)を読出し、当該予約設定情報ファイル184の「予約ID」、「サーバ接続可能時間」、「接続用電話番号」及び「接続先サーバ情報」に記述されている情報に基づいて通信接続処理を行い、データベースサーバ155との認証処理を行った後にストリーミングサーバ8との専用回線接続による伝送路を確立する。
【0432】
これに対してユーザPC4のCPU10は、図52に示すように、コンテンツ提供者によってインターネット接続設定欄463がチェックされると、当該インターネット接続設定欄463をイネーブル状態にすると共に、専用回線接続設定欄462をディセーブル状態にする。
【0433】
このときもユーザPC4のCPU10は、予約設定を行った段階でインターネット接続のみが許された状態の場合(すなわち予約設定情報ファイル184における予約データの6行目に「InternetConnection=Must」と記述されていたとき)にも、専用回線接続設定欄462をディセーブル状態にすると共に、インターネット接続設定欄463をイネーブル状態にするようになされている。
【0434】
このイネーブル状態のインターネット接続設定欄463では、ユーザPC4がライブ配信時にインターネット接続で使用する通信キャリアをラジオボタン463Aのクリック操作に応じて開かれたインターネット回線選択プルダウンメニュー463Bの中から任意に選択し得るようになされている。
【0435】
このとき、コンテンツ提供者はブロードバンドのインターネット接続を希望する場合、「ADSL」又は「ISDN Double」を選択し、通常速度のインターネット接続でよければ「アナログ」、「ISDN」、「PHS64K」、「PHS32K」のいずれかを当該ユーザPC4の接続されている電話回線網3Aの種類に応じて選択する。
【0436】
このようにユーザPC4のCPU10は、コンテンツ提供者がライブ予約を行った予約内容に応じてライブキャスティングサーバ150で作成された予約設定情報ファイル184を基に回線設定画面410を表示し、当該回線設定画面410を通してコンテンツ提供者をガイドすることにより、当該ユーザPC4の配信環境に合わせた回線選択操作をコンテンツ提供者に容易かつ間違いなく実行させ得るようになされている。
【0437】
すなわちライブキャスティングサーバ150は、コンテンツ提供者がライブ予約を行った予約内容に応じて予約設定情報ファイル184を作成した後ユーザPC4へ送信し、当該予約設定情報ファイル184に基づいて表示させる回線設定画面410を通してコンテンツ提供者をガイドすることにより、ユーザPC4によるライブ配信時の回線選択操作を外部から制御することが可能となる。
【0438】
またユーザPC4のCPU10は、回線設定画面410において「ライブ配信大域」がクリックされると、図53に示すような帯域設定画面411を表示する。
【0439】
帯域設定画面411には、「スタンダードチャンネル接続時の通信帯域を設定して下さい」と記述された専用回線接続又は通常のインターネット接続によるスタンダード帯域選択欄465と、「ブロードバンドチャンネル接続時の通信帯域を設定して下さい」と記述されたブロードバンドの高速のインターネット接続によるブロードバンド帯域選択欄466とが設けられている。
【0440】
また帯域設定画面411では、サーバ接続専用ネットワーク6による専用回線接続が回線設定画面410(図51)において選択されていた場合には、スタンダード帯域選択欄465がイネーブル状態とされ、ブロードバンド帯域選択欄466がディセーブル状態とされる。
【0441】
スタンダード帯域選択欄465は、専用回線接続又は通常のインターネット接続における配信時の最高伝送帯域を越える選択をすることはできないようになされており、また複数の帯域を選択することもできない。
【0442】
これに対してブロードバンド帯域選択欄466は、3種類の伝送速度のライブコンテンツをストリーミングサーバ8を介してマルチストリーム配信することが許可されていた場合(予約設定情報ファイル184における予約データの39行目に「LiveRealServerMultiStreamTypeMax=3」と記述されていたとき)には、20[kbps]、34[kbps]、45[kbps]、80[kbps]及び220[kbps]の各チェックボックスがイネーブル状態で、その中から任意の3種類を選択することができるようになされている。
【0443】
但し、その3種類の合計帯域における合計伝送速度がケーブルテレビ網3B若しくはADSL網3Cによる高速のインターネット接続を行ったときの伝送速度の範囲内での組み合わせに限られる。
【0444】
また、その場合でも、マルチストリーム配信を行うときに必須とされる伝送速度がライブキャスティングサーバ150による運用指針として予約設定情報ファイル184における予約データで指定されている場合(予約データの41行目に「LiveRealServerMultiStreamTypeMaskMust=0x0001」と記述されているとき)には、ブロードバンド帯域選択欄466の20[kbps]のチェックボックスには予めチェックが入れられた状態でそのチェックを外すことができないようになされている。
【0445】
このことは、最も低い伝送速度を必須とすることにより、高速な通信環境を所有していないクライアントユーザに対してもライブ配信が受けられるように考慮したものである。
【0446】
一方、図54に示すようにブロードバンド帯域選択欄466は、コンテンツ提供者によって「配信予約の推奨設定を使用する」のチェックボックスがチェックされた場合には、20[kbps]、34[kbps]、45[kbps]、80[kbps]及び220[kbps]の帯域を示すチェックボックスが全てディセーブル状態とされ、予め予約設定情報ファイル184における予約データの43行目に記述された「LiveRealServerMultiStreamTypeMaskDefault=0x0005」に従って、伝送速度項目「0x0001:20[kbps]」及び伝送速度項目「0x0004:45[kbps]」の組み合わせに係る20[kbps]及び45[kbps]が自動的にデフォルト帯域として設定されるようになされている。
【0447】
続いて、コンテンツ提供者がライブコンテンツをブロードバンドのインターネット接続によりストリーミングサーバ8を介してマルチストリーム配信する際の帯域設定画面411におけるブロードバンド帯域選択欄466の配信帯域の初期設定処理について、次のサブルーチンSRT1(図50)で説明する。
【0448】
図55に示すように、サブルーチンSRT1においてユーザPC4のCPU10は、まず帯域設定画面411の初期設定を行うために、次のステップSP81へ移る。
【0449】
なお、このサブルーチンSRT1以降、ユーザPC4のCPU10はブロードバンド帯域選択欄466で予め選択(チェック)されている配信帯域があれば、それをRAM11に選択帯域Apreとして設定し、これから追加選択される配信帯域を追加帯域Baddとして設定し、所定のアルゴリズムに従って算出した初期値としての配信帯域を初期配信帯域Retとして設定し、以下の初期設定を行う。なお、これらの選択帯域Apre、追加帯域Badd及び初期配信帯域Retは複数の設定値を設定することが可能な変数として以下の説明を行う。
【0450】
ステップSP81においてユーザPC4のCPU10は、既にブロードバンド帯域選択欄466で設定(チェック)されていた過去の選択帯域Apreの設定値を一旦全てクリアし、予約設定情報ファイル184における予約データで「LiveRealServerMultiStreamTypeMaskMust=0x0001」と記述されたマルチストリームのライブ配信を行うときに必須とされる配信帯域(「0x0001:20[kbps]」)を追加帯域Baddに設定し、次のサブルーチンSRT3の配信帯域の追加処理手順へ移る。
【0451】
図56に示すように、サブルーチンSRT3における配信帯域の追加処理手順では、ステップSP91においてユーザPC4のCPU10は、追加帯域Baddに設定された必須の配信帯域が、予約設定情報ファイル184における予約データとして「LiveRealServerMultiStreamTypeMask=0x001f」と記述された「0x0001:20[kbps]」、「0x0002:34[kbps]」、「0x0004:45[kbps]」、「0x0008:80[kbps]」及び「0x0010:220[kbps]」にそれぞれ対応する20[kbps]、34[kbps]、45[kbps]、80[kbps]及び220[kbps]のいずれかである場合にのみ、その必須の配信帯域を改めて追加帯域Baddに再設定し、次のステップSP92へ移る。
【0452】
このようにユーザPC4のCPU10は、予約設定情報ファイル184における予約データとして記述されていない範囲外の配信帯域についてはあら予め排除することにより、誤って追加することを防止し得るようになされている。
【0453】
ステップSP92においてユーザPC4のCPU10は、追加帯域Baddに再設定した配信帯域の種類数が「1」以上であるか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことは追加帯域Baddには配信帯域が再設定されていないことを表しており、このときユーザPC4のCPU10はサブルーチンSRT1のステップSP82へ戻る。
【0454】
これに対してステップSP92で肯定結果が得られると、このことは追加帯域Baddに配信帯域(この場合には必須の配信帯域)が再設定されていることを表しており、このときユーザPC4のCPU10は次のステップSP93へ移る。
【0455】
ステップSP93においてユーザPC4のCPU10は、現在、選択帯域Apreに設定されている(この場合にはサブルーチンSRT1のステップSP81でクリアされているので存在しない)配信帯域の種類数が予約設定情報ファイル184における予約データに記述された「LiveRealServerMultiStreamTypeMax=3」で指定された3種類以下であるか否かを判定する。
【0456】
ここで否定結果が得られると、このことは選択帯域Apreに設定されている配信帯域の種類が3種類を超えていることを表しており、このときユーザPC4のCPU10はサブルーチンSRT1のステップSP82へ戻る。
【0457】
これに対してステップSP93で肯定結果が得られると、このことは選択帯域Apreに設定されている配信帯域の種類数が3種類以下であることを表しており(この場合にはサブルーチンSRT1のステップSP81で選択帯域Apreの設定値はクリアされているので必ず3種類以下となる)、このときユーザPC4のCPU10は次のステップSP94へ移る。
【0458】
ステップSP94においてユーザPC4のCPU10は、追加帯域Baddに設定されたもののうち最も狭い配信帯域(この場合には必須の20[kbps])をCtempに一時的に移し、当該追加帯域Baddからその最も狭い配信帯域をクリアし、次のステップSP95へ移る。なおCtempは、配信帯域の追加処理を行う際に用いられる変数である。
【0459】
ステップSP95においてユーザPC4のCPU10は、選択帯域Apreに設定されている全配信帯域(この場合には未だ存在していない)と、Ctempに設定された最も狭い配信帯域との合計伝送速度をTotalWidthとして設定し、次のステップSP96へ移る。なおTotalWidthも、配信帯域の追加処理を行う際に用いられる変数である。
【0460】
ステップSP96においてユーザPC4のCPU10は、予約設定情報ファイル184の予約データに記述された「LiveServerMaxBandWidth1=250000」に基づくインターネット2からストリーミングサーバ8までの伝送路に対する250000[kbps]の最大伝送速度と、インターネット2からユーザPC4までの伝送路に対する最大伝送速度とのうち伝送速度の低い方を最大可能伝送速度MaxWidthと設定し、当該最大可能伝送速度MaxWidthと合計伝送速度TotalWidthとを比較し、当該合計伝送速度TotalWidthが最大可能伝送速度MaxWidthよりも低いか否かを判定する。
【0461】
この場合、ユーザPC4のCPU10は、インターネット2からユーザPC4までの伝送路と、インターネット2からユーザPC4までの伝送路とでは、伝送速度の低いほうに最大可能伝送速度が依存することになるので、そのことを考慮した上で最大可能伝送速度MaxWidthを設定することにより、複数の伝送速度でなるライブコンテンツをストリーミングサーバ8へ同時並列的かつ確実に送信し得るようになされている。
【0462】
ここで否定結果が得られると、このことは高速インターネット接続時における最大伝送速度MaxWidthよりも合計伝送速度TotalWidthが上回っており、その合計伝送速度TotalWidthではブロードバンドのインターネット接続時においても複数の伝送速度でなるライブコンテンツを同時並列的に送信することが困難であることを表しており、このときユーザPC4のCPU10はCtempの配信帯域については設定することなく破棄してサブルーチンSRT1のステップSP82へ戻る。
【0463】
これに対してステップSP96で肯定結果が得られると、このことは合計伝送速度TotalWidthが最大伝送速度MaxWidthよりも低く複数の伝送速度でなるライブコンテンツを同時並列的に送信することが可能で、Ctempの配信帯域を設定することに何の問題もないことを表しており、このときユーザPC4のCPU10は次のステップSP97へ移る。
【0464】
ステップSP97においてユーザPC4のCPU10は、選択帯域Apreに設定されている配信帯域とCtempの配信帯域とを全て含めて選択帯域Apreに再設定し、再度ステップSP92へ戻る。
【0465】
これによりユーザPC4のCPU10は、追加帯域BaddからCtempへ移された配信帯域を設定可能なものとして判断し、ブロードバンド帯域選択欄466におけるその配信帯域のチェックボックスに初期設定としてチェックを入れて表示する。
【0466】
この後ステップSP92においてユーザPC4のCPU10は、上述のステップSP94で追加帯域Baddにおける必須の配信帯域は既にCtempへ移されて残っていないので否定結果が得られ、サブルーチンSRT1のステップSP82へ戻る。
【0467】
サブルーチンSRT1のステップSP82においてユーザPC4のCPU10は、サブルーチンSRT3のステップSP97で選択帯域Apreに再設定した配信帯域を初期配信帯域Retとして設定し、次のステップSP83へ移る。
【0468】
ステップSP83においてユーザPC4のCPU10は、ブロードバンド帯域選択欄466の「配信予約の推奨設定を使用する」のチェックボックスがチェックされているか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、推奨設定が選択されていないことを表しており、このときユーザPC4のCPU10は次のステップSP84へ移る。
【0469】
ステップSP84においてユーザPC4のCPU10は、追加帯域Baddに前回のライブ配信のときの配信帯域を設定し、次のサブルーチンSRT3で再度上述と同様の配信帯域の追加処理を実行する。但し、この場合ユーザPC4のCPU10は、推奨設定が選択されていなく、前回のライブ配信もしていないので、追加帯域Baddに新に設定する配信帯域は存在せず、上述した配信帯域の追加処理と同様のパラメータで追加処理を実行し、その結果も同じものとなる。
【0470】
これに対してステップSP83で肯定結果が得られると、このことは「配信予約の推奨設定を使用する」のチェックボックスがチェックされており、推奨設定が選択されていることを表しており、このときユーザPC4のCPU10は次のステップSP85へ移る。
【0471】
ステップSP85においてユーザPC4のCPU10は、予約設定情報ファイル184における予約データに記述された「LiveRealServerMultiStreamTypeMaskDefault=0x0005」の組み合わせでなる伝送速度項目「0x0001:20[kbps]」及び伝送速度項目「0x0004:45[kbps]」のデフォルト配信帯域を追加帯域Baddに新に設定し、次のサブルーチンSRT3へ移る。
【0472】
この場合、図56に示したようにサブルーチンSRT3のステップSP91においてユーザPC4のCPU10は、追加帯域Baddにデフォルト配信帯域を再設定し、ステップSP92及びステップSP93において肯定結果を得、ステップSP94及びステップSP95を介して選択帯域Apreの全配信帯域と追加帯域BaddからCtempへ移されたデフォルト配信帯域との合計伝送速度TotalWidthを設定し、次のステップSP96へ移る。
【0473】
ステップSP96においてユーザPC4のCPU10は、最大伝送速度MaxWidthと合計伝送速度TotalWidthとを比較し、当該合計伝送速度TotalWidthが最大伝送速度MaxWidthよりも低いという肯定結果が得られると、ステップSP97において選択帯域Apreに設定されている配信帯域とデフォルト配信帯域を含めた全配信帯域を新に選択帯域Apreに再設定し、再度ステップSP92以降で次のデフォルト配信帯域の追加処理を同様に実行した後、サブルーチンSRT1のステップSP86へ戻る。
【0474】
ステップSP86においてユーザPC4のCPU10は、デフォルト配信帯域を含めて選択帯域Apreに再設定された設定値を初期配信帯域Retとして設定することにより、配信帯域の初期設定を終了し、次のサブルーチンSRT2(図50)へ移る。
【0475】
次に、サブルーチンSRT2においてユーザPC4のCPU10は、帯域設定画面411(図53)のブロードバンド帯域選択欄466における配信帯域の追加/削除設定処理について説明する。
【0476】
図57に示すように、サブルーチンSRT2のステップSP101においてユーザPC4のCPU10は、ブロードバンド帯域選択欄466でコンテンツ提供者によってチェックされたチェックボックスに対応する配信帯域又はチェックボックスからチェックが外された配信帯域をUtempに一旦設定し、次のステップSP102へ移る。
【0477】
ステップSP102においてユーザPC4のCPU10は、Utempに一旦設定した配信帯域が新たにチェックされた追加すべき配信帯域であるか、又はチェックが外された削除すべき配信帯域であるかを判定する。ここで否定結果が得られると、このことは削除すべき配信帯域であることを表しており、このときユーザPC4のCPU10は次のステップSP103へ移る。
【0478】
ステップSP103においてユーザPC4のCPU10は、現在設定されている選択帯域Apreから削除すべき配信帯域を除去し、次のステップSP106へ移る。
【0479】
ステップSP106においてユーザPC4のCPU10は、削除すべき配信帯域が除去された選択帯域Apreの設定値を初期配信帯域Retとして新に設定した後、次のステップSP107で配信帯域の削除設定処理を終了する。
【0480】
これに対してステップSP102で肯定結果が得られると、このことはUtempに一旦設定した配信帯域が新に追加すべき配信帯域であることを表しており、このときユーザPC4のCPU10は次のステップSP104へ移る。
【0481】
ステップSP104においてユーザPC4のCPU10は、Utempから追加帯域Baddへ追加すべき配信帯域を移し、次のサブルーチンSRT3へ移る。
【0482】
この場合、図56に示したサブルーチンSRT3のステップSP91においてユーザPC4のCPU10は、ステップSP104で追加帯域Baddに設定した追加すべき配信帯域が所定範囲内のものである場合に当該配信帯域を改めて追加帯域Baddに再設定し、ステップSP92及びステップSP93において肯定結果を得、ステップSP94及びステップSP95を介して選択帯域Apreの全配信帯域と追加帯域BaddからCtempへ移された追加すべき配信帯域との合計伝送速度TotalWidthを設定し、ステップSP96へ移る。
【0483】
ステップSP96においてユーザPC4のCPU10は、最大伝送速度MaxWidthと合計伝送速度TotalWidthとを比較し、当該合計伝送速度TotalWidthが最大伝送速度MaxWidthよりも低いという肯定結果が得られると、ステップSP97において選択帯域Apreに設定されている配信帯域と追加すべき配信帯域とを含めた全配信帯域を新に選択帯域Apreに再設定した後、サブルーチンSRT2のステップSP105へ戻る。
【0484】
ステップSP105においてユーザPC4のCPU10は、追加すべき配信帯域を含めて選択帯域Apreに新に再設定された配信帯域を初期配信帯域Retとして設定した後、次のステップSP107で配信帯域の追加設定処理を終了する。
【0485】
このようにしてユーザPC4のCPU10は、コンテンツ提供者によって選択された配信帯域に対して予約設定情報ファイル184の制限の基に、配信帯域の追加設定処理を行うようにしたことにより、マルチストリーム配信を実行可能な範囲内で追加設定を実行し得るようになされている。
【0486】
実際上、帯域設定画面411においてマルチストリーム配信を行うための帯域の選択、追加又は削除が行われると、ユーザPC4のCPU10は次にコンテンツ提供者に対してライブ配信の開始を促す。
【0487】
ユーザPC4のCPU10は、上述の配信帯域の設定処理SRT1、SRT2を行った後、予約設定情報ファイル184の「予約ID」、「サーバ接続可能時間」及び「接続先サーバ情報」に記述されている情報に基づいて、以下のようなインターネット接続による通信接続処理を実行する。
【0488】
ステップSP53においてユーザPC4は、「サーバ接続可能時間」に示された接続可能な開始時刻になった時点でインターネット接続による通信接続処理を自動的に開始し、予めコンテンツ提供者によって設定されたインターネット接続回線を介して予約IDをデータベースサーバ155へ送信することにより通信接続のための認証要求を行う。
【0489】
このようにユーザPC4のCPU10は自動的に発呼処理を行うので、コンテンツ提供者は電話番号の入力操作等を行う必要はない。特にライブ配信の場合、図4(A)及び(B)に示したような形態でユーザPC4が使用されると、コンテンツ提供者によるキーボード16Aの入力操作が非常に煩雑となるので、ユーザPC4は電話番号等の入力操作なしに自動的に発呼処理を行うようにしたことにより、コンテンツ提供者に対してより快適なライブコンテンツ作成環境を提供することができる。
【0490】
ステップSP54においてデータベースサーバ155は、この直後にライブ配信を開始する予約時間帯において、ユーザPC4から受け取った予約IDが予約データベース151に登録されているか否かを確認することにより認証処理を行う。
【0491】
ここでデータベースサーバ155は、ユーザPC4から受け取った予約IDが予約データベース151に登録されている場合には、この予約IDの送信元であるユーザPC4が正当な予約を有するコンテンツ提供者によるものであると判断し、受け取った予約IDがその予約時間帯において、予約データベース151に登録されていない場合には、この予約IDの送信元であるユーザPC4が正当な予約を有するコンテンツ提供者によるものではないと判断する。
【0492】
この場合データベースサーバ155は、予約IDのみを用いて認証処理を行っているが、これにより次のような効果が得られる。例えばデータベースサーバ155は、当該パーソナルキャスティングサービスの登録メンバーが有するユーザID及びパスワードを用いてライブ予約の認証を行う場合、当該ユーザID及びパスワードが正当なものであるときには、アクセスしてきたものが正当な登録メンバーであることを確認し得るが、それだけでは、その登録メンバーがその予約時間帯のライブ予約を有するものであるか否かを判断することはできない。
【0493】
この場合データベースサーバ155は、登録メンバーであることの認証を行った後、さらにライブ予約の登録内容を確認し、そのユーザIDにより特定される登録メンバーがその予約時間帯に予約を行っているか否かをチェックする必要があり、認証処理が煩雑となる。
【0494】
これに対してデータベースサーバ155は、上述したようにライブ予約に対してのみ用いられる予約IDを認証処理に用いれば、この予約IDが登録メンバーのみの知り得る情報であることにより、ユーザIDに対する認証処理を行う必要がなく、その予約IDがアクセスしてきた時刻直後の予約時間帯のライブ予約として登録されているか否かを確認するだけの簡易な認証処理で正当な予約者であるか否かを判断できるといった効果がある。
【0495】
ステップSP55においてデータべースサーバ155は、ライブ予約に対する認証処理の認証結果をユーザPC4へ返信し、次のステップSP56へ移る。
【0496】
ステップSP56においてユーザPC4のCPU10は、認証処理が無事に終了したので、当該ユーザPC4とストリーミングサーバ8との間で伝送路を確立し、次のステップSP57へ移る。
【0497】
一方、ステップSP56においてユーザPC4のCPU10は、データベースサーバ155からの認証結果が正当な予約者のものではなかった場合、ユーザPC4とストリーミングサーバ8との接続を行わない。
【0498】
ステップSP57においてユーザPC4のCPU10は、ストリーミングサーバ8とインターネット接続すると、データベースサーバ155へ予約IDを送信した場合と同様に、当該ストリーミングサーバ8に対しても予約IDを送信してライブ配信の配信要求を行い、次のステップSP58へ移る。
【0499】
ステップSP58においてストリーミングサーバ8は、ユーザPC4からライブ配信の配信要求を受けると、そのユーザPC4が正当な予約を有するコンテンツ提供者によるものであるか否かの認証を行うために、受信した予約IDをサーバ使用予約管理センタ5のデータベースサーバ155へ送信し、次のステップSP59へ移る。
【0500】
ステップSP59においてデータベースサーバ155は、ストリーミングサーバ8から受信した予約IDがこの直後の予約時間帯において、予約データベース151に登録されているか否かを確認することにより認証処理を行い、次のステップSP60に移る。ここでの認証処理は、最初のユーザPC4から予約IDを受信した場合の認証処理と同様である。
【0501】
ステップSP60においてデータベースサーバ155は、予約IDに対する認証処理を行った後、その認証結果をストリーミングサーバ8へ返信し、次のステップSP61へ移る。
【0502】
ステップSP61においてストリーミングサーバ8は、データベースサーバ155からの認証結果が正当な予約者によるものであった場合、ユーザPC4によるライブ配信を許可し、その許可する旨をユーザPC4へ送信すると共に、予約データベース151から当該ライブ予約に関する情報(予約時間帯及び配信チャンネル等)を取得し、当該情報に基づいてライブ配信を制御するようになされている。
【0503】
続いてステップSP62においてユーザPC4のCPU10は、コンテンツ提供者によってジョグダイヤル16Bや操作ボタン16Cが適宜操作されてディジタルビデオカメラ19により撮影した動画像データに対して予め設定されたエフェクト処理をリアルタイムに施すと共にライブ配信を開始することにより、複数種類の伝送速度でなるライブコンテンツを同時並列的にインターネット2を介してストリーミングサーバ8へリアルタイムに送信する。
【0504】
このときストリーミングサーバ8は、ライブ配信の「公開レベル」(図31等参照)が「Public」レベルである場合、ライブ配信を行うチャンネル定員数内であれば、無条件にクライアントPC7A、7B及び7Cへライブコンテンツのマルチストリーム配信を行う。
【0505】
しかしながらストリーミングサーバ8は、「公開レベル」が「Password」レベル又は「Secret」レベルである場合、クライアントPC7A、7B及び7Cに対して、パスワードの入力を促し、正当なパスワードの入力がなされたクライアントPC7A、7B及び7Cに対してのみマルチストリーム配信を行うようになされている。なおストリーミングサーバ8とクライアントPC7A、7B及び7Cとの間の配信要求及びストリーム配信の処理動作については後述する。
【0506】
そしてユーザPC4のCPU10は、ライブ予約終了時刻になった時点でストリーミングサーバ8へのライブコンテンツの送信処理を終了する。
【0507】
このようにしてストリーミングサーバ8はライブ配信を開始すると、NTPサーバ153から取得したサービス提供者側の時刻情報や、当該ライブ配信を受けているクライアントPC7A、7B及び7Cの数を示す視聴者数情報をユーザPC4へ送信する。
【0508】
ユーザPC4のCPU10は、ストリーミングサーバ8から受信したサービス提供者側の時刻情報や視聴者数情報に加えて、ライブ配信中であることを示すオンエアー情報、経過時間情報、サービス提供者側の時刻情報、ユーザPC4側の時刻情報、予約開始時刻情報、予約終了時刻情報、ライブ配信残時間情報、画像サイズ情報、伝送速度情報等の各種情報をライブ配信モード画面54のステータスウィンドウ103(図10)に表示する。
【0509】
コンテンツ提供者は、このステータスウィンドウ103を参照することにより、現在進行中のライブ配信に関する様々な情報を知ることができる。特にコンテンツ提供者としては、ライブ配信を受けて視聴しているかの視聴率情報を正確に認識することができ、次回のライブ配信を行う際のチャンネル選択(定員数の選択)の参考にすることができる。
【0510】
なおストリーミングサーバ8は、ライブ予約終了時刻になった時点でユーザPC4からのコンテンツの送信処理が終了するので、クライアントPC7A、7B及び7Cへのストリーム配信処理を終了し、予約設定情報ファイル184(図38)の「サーバ接続可能時間」に示されたサーバ接続終了時刻になった時点でユーザPC4との通信接続を強制的に切断する。
【0511】
またユーザPC4のCPU10は、ライブ予約終了時刻の前に、コンテンツ提供者によりジョグダイヤル16B(図3及び図4)等が操作され、ライブ配信モード画面54におけるGUI102の「配信開始/終了」がフォーカスFで選択決定されると、コンテンツの送信処理を終了してストリーミングサーバ8との通信接続を切断することにより、ライブ予約終了時刻よりも前にライブ配信を強制的に終了させることもできる。
【0512】
(2−7)ストリーミングサーバからクライアントPCへのストリーム配信処理続いてストリーミングサーバ8は、ユーザPC4からのコンテンツ送信を受けて要求のあったクライアントPC7A、7B及び7Cに対してライブコンテンツのマルチストリーム配信処理を行うが、そのマルチストリーム配信処理についてクライアントPC7A、7B及び7Cの表示画面等を参照しながら説明する。
【0513】
なお、以下の説明においては、当該コンテンツ配信の「公開レベル」が「Password」レベル又は「Secret」レベルであり、クライアントPC7A、7B及び7Cのクライアントユーザはストリーム配信を受けるためのパスワードを知っているものとする。
【0514】
クライアントPC7A、7B及び7Cは、コンテンツの配信要求を行う場合、クライアントユーザによって電源が投入されるとブラウザソフトウェアを起動し、パーソナルキャスティングサービストップページ画面160(図16)のURLがクライアントユーザによって入力されると、インターネット2を介してライブキャスティングサーバ150に対して当該パーソナルキャスティングサービストップページ画面160の閲覧要求を行う。
【0515】
これによりクライアントPC7A、7B及び7Cは、ライブキャスティングサーバ150からインターネット2を介して受信したパーソナルキャスティングサービストップページ画面160を表示画面に表示する。
【0516】
そしてクライアントPC7A、7B及び7Cは、クライアントユーザによってパーソナルキャスティングサービストップページ画面160中の「本日のライブ」又は「番組ガイド」といったリンクボタンがクリックされることになる。
【0517】
例えばクライアントPC7A、7B及び7Cは、クライアントユーザによって「番組ガイド」がクリックされた場合、番組ガイド表画面165(図20)を表示し、当該番組ガイド表画面165の月間カレンダー上でクリックされた日付にライブ配信を予定しているコンテンツを表示する。
【0518】
クライアントPC7A、7B及び7Cは、番組ガイド表画面165に表示されたライブ配信を予定しているコンテンツのタイトルがクリックされると、当該クリックされた「タイトル」のコンテンツに関する詳細情報を示すWebページの閲覧要求をインターネット2を介してライブキャスティングサーバ150へ送信する。
【0519】
これによりライブキャスティングサーバ150は、閲覧要求されたコンテンツの詳細情報を示すライブコンテンツ詳細情報画面163(図19)のWebページをインターネット2を介してクライアントPC7A、7B及び7Cへ送信し、当該クライアントPC7A、7B及び7Cの表示画面にライブコンテンツ詳細情報画面163を表示させる。
【0520】
クライアントPC7A、7B及び7Cのクライアントユーザは、ライブコンテンツ詳細情報画面163に表示されたライブコンテンツのライブ配信を受けることを要求する場合、その許可を得るためのパスワードを入力すると共に、「再生」ボタン175をクリックすることになる。
【0521】
このときクライアントユーザは、クライアントPC7A、7B及び7Cにリアルタイム再生ソフトウェアが格納されていない場合には、「再生」ボタン175をクリックする前に「再生ソフト」ボタン176をクリックすることにより予め再生ソフトウェアをダウンロードすればよい。
【0522】
クライアントPC7A、7B及び7Cは、クライアントユーザによって実際に、パスワードが入力され「再生」ボタン175がクリックされると、インターネット2を介してストリーミングサーバ8へパスワードを送信すると共に、ライブ配信の配信要求を行う。
【0523】
ストリーミングサーバ8は、クライアントPC7A、7B及び7Cから受信したパスワードをサーバ使用予約管理センタ5のデータベースサーバ155へ送信する。
【0524】
データベースサーバ155は、予約データベース151を参照することによりストリーミングサーバ8から受け取ったパスワードが正当なものであるか否かを認証し、その認証結果をストリーミングサーバ8へ返信する。
【0525】
ストリーミングサーバ8は、データベースサーバ155から受け取った認証結果に基づいて正当なパスワードであると判断した場合、当該ライブ配信のチャンネルに対して予め設定されている定員数に基づいて当該クライアントPC7A、7B及び7Cへライブ配信を行うか否かを判別する。
【0526】
実際上ストリーミングサーバ8は、現在、ライブ配信を行っているクライアントPCの数とチャンネルに設定された定員数とを比較し、既に定員数に達している場合にはライブ配信をそれ以上行うことはない。
【0527】
これに対してストリーミングサーバ8は、クライアントPC7A、7B及び7Cから配信要求があった時点で、クライアントPCの数がチャンネルに設定された定員数未満のときにはライブ配信を行うこととし、当該クライアントPC7A、7B及び7Cに対してライブ配信を受けることを許可し、マルチストリーム配信処理を実行する。
【0528】
ここでストリーミングサーバ8は、予め設定された複数種類の伝送速度(20[kbps]、45[kbps]及び80[kbps])でユーザPC4からライブコンテンツを同時並列的に受信し得るので、それを一旦記憶した後に再度、同時並列的にクライアントPC7A、7B及び7Cへ向けてマルチストリーム配信するようになされている。
【0529】
これによりクライアントPC7A、7B及び7Cは、それぞれの通信環境が20[kbps]、45[kbps]及び80[kbps]の伝送速度に対応したものであっても、自身の通信環境に合わせた伝送速度のライブコンテンツを受信すればよい。
【0530】
クライアントPC7A、7B及び7Cは、ストリーミングサーバ8からマルチトリーム配信処理が開始されると、ライブコンテンツ詳細情報画面163に重ねて、図58に示すような再生ソフトウェアによる再生表示画面195を介してストリーム配信されたライブコンテンツをリアルタイムに表示することにより、クライアントユーザに対してライブ配信されたライブコンテンツをリアルタイムに視聴させることができる。
【0531】
ところでストリーミングサーバ8は、実際にライブ配信を受けているクライアントPCの数を逐次カウントし、そのカウント結果、つまり視聴者数情報をコンテンツ提供者のユーザPC4へ随時送信するようになされている。
【0532】
なお、上述の説明においてはクライアントPC7A、7B及び7Cがライブキャスティングサーバ150に対して閲覧要求したパーソナルキャスティングサービストップページ画面160を介してストリーミングサーバ8へ配信要求を行うようにしているが、ライブキャスティングサーバ150から受信した電子メール画面186(図43)の「配信要求先アドレス」に表示されたURLをクリックすることによりパーソナルキャスティングサービストップページ画面160へアクセスし、当該パーソナルキャスティングサービストップページ画面160を介してストリーミングサーバ8へ配信要求を行うようにしてもよい。
【0533】
(3)動作及び効果
以上の構成において、コンテンツ配信システム1のユーザPC4は、配信環境設定画面400における配信環境設定プルダウンメニュー442の中から選択した接続可能な回線の種類を予約希望情報ファイルとしてライブキャスティングサーバ150へ送信する。
【0534】
ライブキャスティングサーバ150は、予約希望情報ファイルに基づいてユーザPC4とインターネット2とが接続可能な回線の種類を認識し、専用回線接続又はインターネット接続が選択可能な予約設定情報ファイル184を生成すると共に、当該予約設定情報ファイル184をユーザPC4へ送信する。
【0535】
ユーザPC4は、ライブキャスティングサーバ150から受信した予約設定情報ファイル184に基づいて回線設定画面410を表示し、当該回線設定画面410を介して専用回線接続を行うかインターネット接続を行うかをコンテンツ提供者に対して任意に選択させることができる。
【0536】
すなわちライブキャスティングサーバ150は、ユーザPC4とインターネット2との接続可能な回線の種類に応じた接続方法を回線設定画面410を介して提供することにより、ユーザPC4の配信環境に合わせて専用回線接続又はインターネット接続を選択可能に設定することができる。
【0537】
かくしてライブキャスティングサーバ150は、ライブコンテンツのマルチストリーム配信を希望するか否か等のコンテンツ提供者による利用目的に合わせて専用回線接続を行うかインターネット接続を行うかを回線設定画面410を介して任意に選択させることができるので、当該コンテンツ提供者の使い勝手を一段と向上させることができる。
【0538】
またライブキャスティングサーバ150は、このとき予約設定情報ファイル184を介してマルチストリーム配信を行う際の実行可能なストリーム数を制限すると共に、ユーザPC4における回線設定画面410のインターネット回線選択プルダウンメニュー463Bで当該ユーザPC4が接続可能な回線(通信キャリア)をコンテンツ提供者に選択させた後、帯域設定画面411のブロードバンド帯域選択欄466で設定可能な伝送速度を選択させることができる。
【0539】
ユーザPC4は、回線設定画面410のインターネット回線選択プルダウンメニュー463Bで選択した回線の種類に応じて、帯域設定画面411のブロードバンド帯域選択欄466で選択された複数の伝送速度で実際にそれぞれライブコンテンツを同時並列的に送信可能か否かを図56に示した配信帯域の追加処理手順に従って自動的に検出し、送信可能と判断した場合にのみブロードバンド帯域選択欄466で選択された伝送速度のチェックボックスにチェックを入れて帯域の設定を完了する。
【0540】
これによりユーザPC4は、インターネット回線選択プルダウンメニュー463Bで選択した回線では、ブロードバンド帯域選択欄466で選択した複数の伝送速度で実際にそれぞれライブコンテンツを同時並列的に送信することが困難になるような設定を行うことはなく、マルチストリーム配信用に複数種類の伝送速度のライブコンテンツをストリーミングサーバ8へ確実に送信することができる。
【0541】
かくしてコンテンツ配信システム1では、コンテンツ提供者がマルチストリーム配信用の伝送速度の選択を間違って設定しようとした場合でも、それをユーザPC4を介して未然に防止し得るユーザインターフェースを実現することができる。
【0542】
以上の構成によれば、コンテンツ配信システム1では、ユーザPC4とインターネット2との接続可能な回線の種類に応じてインターネット2との接続方法を回線設定画面410を介して提供することができるので、当該ユーザPC4の配信環境に応じて選択可能な接続方法を当該ライブキャスティングサーバ150によって設定することができる。
【0543】
またコンテンツ配信システム1では、ライブキャスティングサーバ150による予約設定情報ファイル184を介してマルチストリーム配信を行う際の実行可能なストリーム数を制限すると共に、回線設定画面410のインターネット回線選択プルダウンメニュー463Bを介して当該ユーザPC4が接続可能な回線(通信キャリア)だけを提示してコンテンツ提供者に選択させた後、帯域設定画面411のブロードバンド帯域選択欄466を介して設定可能な伝送速度を選択させることができる。
【0544】
従ってコンテンツ配信システム1は、この段階だけでもコンテンツ提供者に対して適確に接続可能な回線を選択させ得ると共に、配信可能な伝送速度をも選択させるよう導くことができる。
【0545】
さらにコンテンツ配信システム1では、当該ユーザPC4からインターネット2までの最大伝送速度と、インターネット2からストリーミングサーバ8までの最大伝送速度とのうち伝送速度の低い方を基準に、ブロードバンド帯域選択欄466で選択された複数の伝送速度で実際にライブコンテンツを同時並列的に送信可能か否かを判断し、送信可能な伝送速度のみを選択可能とする自動調整を行うようにしたことにより、伝送速度の選択ミスを未然に防止してストリーミングサーバ8によるマルチストリーム配信を確実に実行することができる。
【0546】
(4)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、回線設定画面410のインターネット回線選択プルダウンメニュー463Bに表示された複数種類の回線の中から「ADSL」又は「ISDN Double」に対応した回線を選択するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、他の種々の高速ディジタル回線等を選択するようにしても良い。
【0547】
また上述の実施の形態においては、帯域設定画面411のブロードバンド帯域選択欄466に20[kbps]、34[kbps]、45[kbps]、80[kbps]、220[kbps]を選択可能な伝送速度として表示するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ユーザPC4によって選択された回線の種類に応じて選択可能な伝送速度を増やしたり、或いは減らして表示するようにしても良い。
【0548】
さらに上述の実施の形態においては、ユーザPC4のディジタルビデオカメラ19によって撮影したライブコンテンツを専用回線接続又はインターネット接続によりストリーミングサーバ8へ送信し、当該ストリーミングサーバ8のストリーム配信機能によってライブコンテンツをクライアントPC7A、7B及び7Cへマルチストリーム配信するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、アンテナ20A及びTVチューナ21(図1)を介して受信した例えばディジタル衛星放送やNTSC方式の映像信号でなるTV番組の番組データをサーバ接続専用ネットワーク6、電話回線網3A、ケーブルテレビ網3B又はADSL網3Cのいずれかを介してストリーミングサーバ8へ送信し、当該ストリーミングサーバ8を介してTV番組をマルチストリーム配信するようにしても良い。
【0549】
また上述の実施の形態においては、ストリーミングサーバ8がユーザPC4から受信したライブコンテンツを、要求のあったクライアントPC7A、7B及び7Cへマルチストリーム配信することによりライブ配信を行うようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ストリーム配信すると共にユーザPC4から受信したライブコンテンツをハードディスク等の記憶メディアに格納しておき、これをオンディマンドシステムのように要求を受けた時点で配信するといった再放送サービスを同時に行うようにしても良い。この場合、再放送サービスに係るライブコンテンツを番組ガイド表画面165に掲載し、要求に応じて配信すればよい。
【0550】
さらに上述の実施の形態においては、ディジタルビデオカメラ19によって撮影したライブコンテンツの動画像データをリアルタイムにストリーミングサーバ8へ送信し、当該ストリーミングサーバ8を介してライブコンテンツをリアルタイムにマルチストリーム配信するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、予めユーザPC4で作成したコンテンツをハードディスク13に格納しておき、再放送用にライブ予約の時間帯でストリーミングサーバ8を介してマルチストリーム配信するようにしてもよい。この場合、コンテンツ提供者はライブコンテンツをリアルタイムではないが、再放送サービスとして配信することも可能となる。
【0551】
さらに上述の実施の形態においては、予めライブ予約された予約時間帯のみでユーザPC4からストリーミングサーバ8を介してライブ配信を行うようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ライブ予約に基づいたライブ配信が行われている間に、ストリーミングサーバ8が予約データベース151を参照することにより、現在使用中の配信チャンネルの当該予約終了時刻後の予約状況を確認し、空いているようであれば予約終了時刻の所定時間前(例えば、10分前)にストリーミングサーバ8からユーザPC4に対して「○○時まで予約の延長が可能です」といった趣旨のメッセージ等を送信するようにしてもよい。
【0552】
この場合、ユーザPC4は、ステータスウィンドウ103(図10(B))に、このメッセージを表示すると共に、当該ステータスウィンドウ103に延長ボタンを表示し、当該延長ボタンがクリックされたときに当該延長を行う旨をストリーミングサーバ102へ送信し、当該ストリーミングサーバ8により延長の許可を受ける。
【0553】
このようなコンテンツ配信システム1は、このような延長サービスを行うことにより、ユーザPC4のコンテンツ提供者に対しては延長したいといった要望に応えることができる一方、ストリーミングサーバ8の配信チャンネルを効率よく活用することができる。
【0554】
さらに上述の実施の形態においては、予約登録後にリコンファームを行う必要があったが、本発明はこれに限らず、予約登録の完了と同時にリコンファームを終了させるようにしても良い。
【0555】
さらに上述の実施の形態においては、ライブキャスティングサーバ150のハードディスクにライブ予約を実行するためのプログラム、予約設定情報ファイル184を自動的に生成してユーザPC4へ送信することにより当該ユーザPC4による各種選択操作等を制限するためのプログラムや、ユーザPC4のハードディスク13にライブ予約の際の各種処理やライブ配信の際の各種処理を実行するための種々のプログラムが予めインストールされている場合について述べたが、本発明はこれに限らず、これらの各種アプリケーションプログラムの格納された例えばCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)等のパッケージメディアでなるプログラム格納媒体を再生することにより各種アプリケーションプログラムをインストールしても良く、またアプリケーションプログラムが一時的若しくは永続的に格納される半導体メモリや光磁気ディスク等のプログラム格納媒体を再生することにより各種アプリケーションプログラムをインストールしても良い。
【0556】
これらのプログラム格納媒体に各種アプリケーションプログラムを格納する手段としてはローカルエリアネットワーク、ディジタル衛生放送等の優先及び無線通信媒体を利用しても良く、ルータやモデム等の各種通信インターフェースを介在させて格納するようにしても良い。
【0557】
さらに、上述した実施の形態においては、ユーザPC4とライブキャスティングサーバ150との間でライブ予約を行うためのネットワークとしてインターネット2を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、有線又は無線で構築された他の種々のネットワークを用いても良い。
【0558】
さらに上述の実施の形態においては、ライブ配信を行う放送者側の端末として、ディジタルビデオカメラ19を内臓したユーザPC4を用いるようにしていたが、通常のPCにディジタルビデオカメラをIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394インターフェイス等を介してケーブル接続したものや、ディジタルビデオカメラを無線接続したPCを用いるようにしてもよい。また、ディジタルカメラをケーブル等により接続した携帯電話機や、ディジタルカメラを内蔵した携帯電話機をユーザPC4に代えて用いるようにしてもよい。
【0559】
以下、ディジタルカメラを内蔵した携帯電話機をユーザPC4に代えて使用する場合について具体的に説明する。
【0560】
図59に示すように、500は全体として本発明を適用した携帯電話機MS3が接続されているコンテンツ配信システムを示し、通信サービスの提供エリアを所望の大きさに分割したセル内にそれぞれ固定無線局である基地局CS1〜CS4が設置されている。
【0561】
これらの基地局CS1〜CS4には、移動無線局である携帯情報端末MS1及びMS2やカメラ付ディジタル携帯電話機MS3及びMS4が例えばW−CDMA(Wideband−Code Divison Multiple Access)と呼ばれる符号分割多元接続方式によって無線接続されるようになされており、2[GHz]の周波数帯域を使用して最大2[Mbps]のデータ転送速度で大容量データを高速にデータ通信し得るようになされている。
【0562】
このように携帯情報端末MS1及びMS2やカメラ付ディジタル携帯電話機MS3及びMS4は、W−CDMA方式によって大容量データを高速にデータ通信し得るようになされていることにより、音声通話だけでなく電子メールの送受信、簡易ホームページの閲覧、画像の送受信等の多種に渡ってデータ通信を実行し得るようになされている。
【0563】
また基地局CS1〜CS4は、有線回線を介して電話回線網3と接続されており、当該電話回線網3にはインターネット2や、図示しない多くの加入者有線端末、コンピュータネットワーク及び企業内ネットワーク等が接続されている。
【0564】
電話回線網3には、インターネットサービスプロバイダのアクセスサーバASも接続されており、当該アクセスサーバASには当該インターネットサービスプロバイダが保有するコンテンツサーバTSが接続されている。
【0565】
このコンテンツサーバTSは、加入者有線端末や携帯情報端末MS1、MS2及びカメラ付ディジタル携帯電話機MS3、MS4からの要求に応じて例えば簡易ホームページ等のコンテンツをたとえばコンパクトHTML(Hyper Text Markup Language)形式のファイルとして提供するようになされている。
【0566】
このコンパクトHTMLとは、HTMLのサブセットであり、限られたサイズの表示装置の中で反映可能なタグのみ残し他の部分を切り捨てたものである。例えばNTTドコモ社のサービスであるiMode(登録商標)ではiモード様HTMLを採用しており、これは携帯電話に必要な機能を絞り込み約30種のタグを使用し、テキストの文字属性や色は指定できず、画像も2段階調節のGIFファイルが推奨されるなどの限定条件がある。
【0567】
このようなコンパクトHTMLや移動通信用プロトコルのWAP(Wireless Application Protocol)にて使われる記述言語であるHDML(handheld Device Markup Language)、WML(Wireless Markup Language)等を用いることで、表示領域や表示能力に制限のある携帯電話機等で閲覧する簡易ホームページのファイルを作成することができる。
【0568】
このコンテンツ配信システム500では、本実施の形態と同様にインターネット2とサーバ使用予約管理センタ5やストリーミングサーバ8が接続され、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)のプロトコルに従って加入者有線端末や携帯情報端末MS1、MS2及びカメラ付ディジタル携帯電話機MS3、MS4からサーバ使用予約管理センタ5やストリーミングサーバ8に対してアクセスし得るようになされている。
【0569】
なおコンテンツ配信システム500においても、ストリーミングサーバ8を介してストリーム配信を行う際、カメラ付ディジタル携帯電話機MS3、MS4からサーバ接続専用ネットワーク6を介してストリーミングサーバ8へコンテンツ送信を行うようにしているが、インターネット2経由でコンテンツ送信を行うようにしてもよい。
【0570】
因みに携帯情報端末MS1、MS2及びカメラ付ディジタル携帯電話機、MS3、MS4は、基地局CS1〜CS4までを2[Mbps]の簡易トランスポートプロトコルで通信し、当該基地局CS1〜CS4からインターネット2を介してストリーミングサーバ8までをTCP/IPプロトコルで通信するようになされている。
【0571】
なお管理制御装置MCUは、電話回線網3を介して加入者有線端末や携帯情報端末MS1、MS2及びカメラ付ディジタル携帯電話機MS3、MS4と接続されており、当該携帯情報端末MS1、MS2及びカメラ付ディジタル携帯電話機MS3、MS4に対する認証処理や課金処理等を行うようになされている。
【0572】
次に、ユーザPC4(図1)に代わるカメラ付ディジタル携帯電話機MS3の外観構成例について説明する。図60に示すようにカメラ付ディジタル携帯電話機MS3は、中央のヒンジ部511を境に表示部512と本体513とに分けられており、当該ヒンジ部511を介して折り畳み可能に形成されている。
【0573】
表示部512には、上端左部に送受信用のアンテナ514が引出し及び収納可能な状態に取り付けられており、当該アンテナ514を介して基地局CS3との間で電波を送受信するようになされている。
【0574】
また表示部512には、上端中央部にほぼ180度の角度範囲で回動自在なカメラ部515が設けられており、当該カメラ部515のCCDカメラ516によって所望の撮像対象を撮像し得るようになされている。
【0575】
ここで表示部512は、カメラ部515がコンテンツ提供者によってほぼ180度回動させて位置決めされた場合、図61に示すように当該カメラ部515の背面側中央に設けられたスピーカ517が正面側に位置することになり、これにより通常の音声通話状態に切り換わるようになされている。
【0576】
さらに表示部512には、その正面に液晶ディスプレイ518設けられており、電波の受信状態、電池残量、電話帳として登録されている相手先名や電話番号及び発信履歴等の他、電子メールの内容、簡易ホームページ、カメラ部515のCCDカメラ516で撮像した画像及び図示しない内蔵アンテナを介して受信したTV番組の番組映像を表示し得るようになされている。
【0577】
一方、本体513には、その表面の「0」〜「9」の数字キー、発呼キー、リダイヤルキー、終話及び電源キー、クリアキー及び電子メールキー等の操作キー519が設けられており、当該操作キー519を用いて各種指示を入力し得るようになされている。
【0578】
また本体513には、操作キー519の下部にメモボタン520やマイクロフォン521が設けられており、当該メモボタン520によって通話中の間の音声を録音し得ると共に、マイクロフォン521によって通話時のユーザの音声を集音するようになされている。
【0579】
さらに本体513には、操作キー519の上部に回転操作、回動操作及び押圧操作自在なジョグダイヤル522が当該本体513の表面から僅かに突出した状態で設け等られており、当該ジョグダイヤル522に対する回動操作に応じて液晶ディスプレイ518に表示されている電話帳リストや電子メールのスクロール動作、簡易ホームページの握り動作及び画像の送り動作等の種々の動作を実行するようになされている。
【0580】
例えば本体513は、コンテンツ提供者によるジョグダイヤル522の回動操作に応じて液晶ディスプレイ518に表示された電話帳リストの複数の電話番号の中から所望の電話番号が選択され、当該ジョグダイヤル522が本体513の内部方向に押圧操作されると、選択された電話番号を確定して当該電話番号に対して自動的に発呼処理を行うようになされている。
【0581】
なお本体513は、背面側に図示しないバッテリパックが挿着されており、終話及び電源キーがオン状態になると、当該バッテリパックから各回路部に対して電力が供給されて動作可能な状態に起動する。
【0582】
ところで本体513には、当該本体513の左側面上部に抜差自在なメモリスティック(ソニー株式会社の商標)523を挿着するためのメモリスティックスロット524が設けられており、メモボタン520が押下されるとメモリスティック523に通話中の相手の音声を記録したり、受信中のTV番組の映像データを録画したり、或いはコンテンツ提供者の操作に応じて電子メール、簡易ホームページ、CCDカメラ216で撮像した画像を記録し得るようになされている。
【0583】
ここでメモリスティック523は、本願出願人であるソニー株式会社によって開発されたフラッシュメモリカードの一種である。このメモリスティック523は、縦21.5×横50×厚さ.8[mm]の小型薄型形状のプラスチックケース内に電気的に書換えや消去が可能な不揮発性メモリであるEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)の一種であるフラッシュメモリ素子を格納したものであり、10ピン端子を介して画像や音声、音楽等の各種データの書き込み及び読み出しが可能となっている。
【0584】
またメモリスティック523は、大容量化等による内臓フラッシュメモリの仕様変更に対しても、使用する機器で互換性を確保することができる独自のシリアルプロトコルを採用し、最大書込速度1.5[MB/S]、最大読出速度2.45[MB/S]の高速性能を実現していると共に、誤消去防止スイッチを設けて高い信頼性を確保している。
【0585】
従ってカメラ付ディジタル携帯電話機MS3は、このようなメモリスティック523を挿着可能に構成されているために、当該メモリスティック523を介して他の電子機器との間でデータの共有化を図ることができるようになされている。
【0586】
図62に示すように、カメラ付ディジタル携帯電話機MS3は、表示部512及び本体513の各部を統括的に制御するようになされた主制御部550に対して、電源回路部551、操作入力制御部552、画像エンコーダ553、カメラインタフェース部554、LCD(Liquid Crystal Display)制御部555、画像デコーダ556、多重分離部557、記録再生部562、変復調回路部558及び音声コーデック559がメインバス560を介して互いに接続されると共に,画像エンコーダ553、画像デコーダ556、多重分離部557、変復調回路部558及び音声コーデック559が同期バス561を介して互いに接続されて構成されている。
【0587】
電源回路部551は、コンテンツ提供者の操作により終話及び電源キーがオン状態にされると、バッテリパックから各部に対して電力を供給することによりカメラ付ディジタル電話機MS3を動作可能な状態に起動する。
【0588】
カメラ付ディジタル携帯電話機MS3は、CPU、ROM及びRAM等でなる主制御部550の制御に基づいて、音声通話モード時にマイクロフォン521で集音した音声信号を音声コーデック559によってディジタル音声データに変換し、これを変復調回路部558でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部562でディジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後にアンテナ514を介して送信する。
【0589】
またカメラ付ディジタル携帯電話機MS3は、音声通話モード時にアンテナ514で受信した受信信号を増幅して周波数変換処理及びアナログディジタル変換処理を施し、変復調回路部558でスペクトラム逆拡散処理し、音声コーデック559によってアナログ音声信号に変換した後、これをスピーカ517を介して出力する。
【0590】
さらにカメラ付ディジタル携帯電話機MS3は、データ通信モード時に電子メールを送信する場合、操作キー519及びジョグダイヤル522の操作によって入力された電子メールのテキストデータを操作入力制御部552を介して主制御部550へ送出する。
【0591】
主制御部550は、テキストデータを変復調回路部558でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部562でディジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後にアンテナ514を介して基地局CS3(図59)へ送信する。
【0592】
これに対してカメラ付ディジタル携帯電話機MS3は、データ通信モード時に電子メールを受信する場合、アンテナ514を介して基地局CS3から受信した受信信号を変復調回路部558でスペクトラム逆拡散処理して元のテキストデータを復元した後、LCD制御部555を介して液晶ディスプレイ518に電子メールとして表示する。
【0593】
この後カメラ付ディジタル携帯電話機MS3は、コンテンツ提供者の操作に応じて受信した電子メールを記録再生部562を介してメモリスティック523に記録することも可能である。
【0594】
一方カメラ付ディジタル携帯電話機MS3は、データ通信モード時に画像データを送信する場合、CCDカメラ516で撮像された画像データをカメラインターフェース部554を介して画像エンコーダ553に供給する。
【0595】
因みにカメラ付ディジタル携帯電話機MS3は、画像データを送信しない場合には、CCDカメラ516で撮像した画像データをカメラインターフェース部554及びLCD制御部555を介して液晶ディスプレイ518に直接表示することも可能である。
【0596】
画像エンコーダ553は、CCDカメラ516から供給された画像データを例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)2やMPEG4等の所定の符号化方式によって圧縮符号化することにより符号化画像データに変換し、これを多重分離部557に送出する。
【0597】
このとき同時にカメラ付ディジタル携帯電話機MS3は、CCDカメラ516で撮像中にマイクロフォン521で集音した音声を音声コーデック559を介してディジタルの音声データとして多重分離部557に送出する。
【0598】
多重分離部557は、画像エンコーダ553から供給された符号化画像データと音声コーデック559から供給された音声データとを所定の方式で多重化し、その結果得られる多重化データを変復調回路部558でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部562でディジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後にアンテナ514を介して送信する。
【0599】
これに対してカメラ付ディジタル携帯電話機MS3は、データ通信モード時に例えば簡易ホームページ等にリンクされた動画像ファイルのデータを受信する場合、アンテナ514を介して基地局CS3から受信した受信信号を変復調回路部558でスペクトラム逆拡散処理し、その結果得られる多重化データを多重分離部557に送出する。
【0600】
多重分離部557は、多重化データを分離することにより符号化画像データと音声データとに分け、同期バス561を介して当該符号化画像データを画像デコーダ556に供給すると共に当該音声データを音声コーデック559に供給する。
【0601】
画像デコーダ556は、符号化画像データをMPEG2やMPEG4等の所定の符号化方式に対応した復号化方式でデコードすることにより再生動画像データを生成し、これをLCD制御部555を介して液晶ディスプレイ518に供給し、これにより、例えば、簡易ホームページにリンクされた動画像ファイルに含まれる動画像データを表示する。
【0602】
このとき同時に音声コーデック559は、音声データをアナログ音声信号に変換した後、これをスピーカ517に供給し、これにより例えば、簡易ホームページにリンクされた動画像ファイルに含まれる音声データを再生する。
【0603】
この場合も電子メールの場合と同様にカメラ付ディジタル携帯電話機MS3は、受信した簡易ホームページ等にリンクされたデータをユーザの操作により記録再生部562を介してメモリスティック523に記録することが可能である。
【0604】
かかる構成に加えてカメラ付ディジタル携帯電話機MS3は、主制御部550のROMに上述の実施の形態と同様の種々のアプリケーションプログラム等が格納されており、このアプリケーションプログラムに基づいて、サーバ使用予約管理センタ5のライブキャスティングサーバ150(図15)にアクセスし、当該ライブキャスティングサーバ150との間で上述したメンバー登録、リコンファームを含むライブ予約、送信可能な伝送速度のみを選択可能とする自動調整、及び選択した複数種類の伝送速度でなるライブコンテンツを同時並列的にストリーミングサーバ8へ送信する送信処理等を行い得るようになされている。
【0605】
従ってカメラ付ディジタル携帯電話機MS3においても、ライブ配信時、ライブ予約の際に保存した予約設定情報ファイル184を自動的に読み出してストリーミングサーバ8との間で伝送路を確立し、CCDカメラ516で撮影したライブコンテンツを複数種類の伝送速度でストリーミングサーバ8を介してクライアントPC7A、7B及び7Cへマルチストリーム配信するようになされている。
【0606】
さらに上述の実施の形態においては、ユーザ端末であるユーザPC4とインターネット2とが接続可能な一般回線であるケーブルテレビ網3B又はADSL網3Cの種類を予約希望情報ファイルとしてユーザPC4から受信する回線種類情報受信手段であるネットワークインターフェース154と、予約希望情報ファイルに基づいてユーザPC4がケーブルテレビ網3B又はADSL網3Cを介してインターネット2と接続可能であることを認識し、ユーザPC4とストリーミングサーバ8との間に予め設けられた専用回線であるサーバ接続専用ネットワーク6及び一般回線であるケーブルテレビ網3B、ADSL網3CをユーザPC4が接続可能な予約設定情報ファイル184としてユーザPC4へ通知することにより、当該ユーザPC4に対してサーバ接続専用ネットワーク6又はケーブルテレビ網3B、ADSL網3Cを選択可能に設定する接続回線制御手段であるライブキャスティングサーバ150とによって接続回線制御装置としてのサーバ使用予約管理センタ5を構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、他の種々の回線種類情報受信手段と、接続回線制御手段とによって接続回線制御装置を構成するようにしても良い。
【0607】
さらに上述の実施の形態においては、ユーザ端末としてのユーザPC4とネットワークとしてのインターネット2とが接続可能な回線であるケーブルテレビ網3B又はADSL網3Cの種類を回線種類情報としての予約希望情報ファイルとしてユーザPC4から受信する受信手段としてのネットワークインターフェース154と、ユーザPC4が複数種類の伝送速度でなる複数のライブコンテンツをケーブルテレビ網3B又はADSL網3Cによるインターネット接続を介して同時並列的にコンテンツ配信制御サーバとしてのストリーミングサーバ8へ送信する際のストリーム数を予約希望情報ファイルに応じて制限するストリーム数制御手段としてのライブキャスティングサーバ150とによってサーバ使用予約管理センタを構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、他の種々の受信手段及びストリーム数制御手段によってサーバ使用予約管理センタ5を構成するようにしても良い。
【0608】
【発明の効果】
以上の構成によれば、コンテンツ配信制御サーバは、ユーザ端末が複数種類の伝送速度でなる複数のコンテンツを同時並列的に送信する際のストリーム数を回線の種類に合わせて制限することにより、当該ユーザ端末から送信不可能なストリーム数のコンテンツが同時並列的に送信されることを未然に防止し、ユーザ端末の通信環境に応じたコンテンツの送信処理を確実に実行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるコンテンツ配信システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】ユーザPCの回路構成を示すブロック図である。
【図3】ユーザPCの外観構成(1)を示す略線的斜視図である。
【図4】ユーザPCの外観構成(2)を示す略線的斜視図である。
【図5】ユーザPCによるアプリケーションプログラム起動時の初期画面を示す略線図である。
【図6】撮影モード画面の全体構成を示す略線図である。
【図7】アップロードモード画面の全体構成を示す略線図である。
【図8】Web確認モード画面の全体構成を示す略線図である。
【図9】ライブ予約/確認モード画面の全体構成を示す略線図である。
【図10】ライブ配信モード画面の全体構成を示す略線図である。
【図11】エフェクト項目表示欄を示す略線図である。
【図12】Aボタン用のエフェクト設定画面を示す略線図である。
【図13】Bボタン用のエフェクト設定画面を示す略線図である。
【図14】プリセット用のエフェクト設定画面を示す略線図である。
【図15】サーバ使用予約管理センタの構成を示すブロック図である。
【図16】パーソナルキャスティングサービストップページ画面を示す略線図である。
【図17】パーソナルキャスティングサービスの概要説明画面を示す略線図である。
【図18】ライブ内容提示画面を示す略線図である。
【図19】ライブコンテンツ詳細情報画面を示す略線図である。
【図20】番組ガイド表画面を示す略線図である。
【図21】予約テーブルを示す略線図である。
【図22】メンバー登録処理シーケンスを示すフローチャートである。
【図23】メンバー登録用入力画面を示す略線図である。
【図24】予約確認処理シーケンスを示すフローチャートである。
【図25】配信環境設定画面を示す略線図である。
【図26】配信環境選択時の配信環境設定画面を示す略線図である。
【図27】新規予約設定画面を示す略線図である。
【図28】タイムテーブル画面を示す略線図である。
【図29】配信チャンネル選択時の新規予約設定画面を示す略線図である。
【図30】予約用画面を示す略線図である。
【図31】予約確認用画面を示す略線図である。
【図32】予約登録手続完了画面を示す略線図である。
【図33】リコンファーム処理シーケンスを示すフローチャートである。
【図34】マイチャンネル画面を示す略線図である。
【図35】リコンファーム用画面を示す略線図である。
【図36】カード情報入力画面を示す略線図である。
【図37】カードオーソリティ画面を示す略線図である。
【図38】予約設定情報ファイルを示す略線図である。
【図39】予約データのデータ内容を示す略線図である。
【図40】選択可能な伝送速度を示す略線図である。
【図41】接続設定画面を示す略線図である。
【図42】リコンファーム完了画面を示す略線図である。
【図43】電子メール画面を示す略線図である。
【図44】リコンファーム済みのマイチャンネル画面を示す略線図である。
【図45】予約設定情報変更画面を示す略線図である。
【図46】変更完了画面を示す略線図である。
【図47】予約取消画面を示す略線図である。
【図48】取消通知画面を示す略線図である。
【図49】予約確認画面を示す略線図である。
【図50】ライブ配信時におけるコンテンツ送信処理シーケンスを示すフローチャートである。
【図51】専用回線接続時の回線設定画面を示す略線図である。
【図52】インターネット接続時の回線設定画面を示す略線図である。
【図53】帯域設定画面を示す略線図である。
【図54】推奨設定使用時の帯域設定画面を示す略線図である。
【図55】配信帯域の初期設定処理手順を示すフローチャートである。
【図56】配信帯域の追加処理手順を示すフローチャートである。
【図57】配信帯域の追加削除設定処理手順を示すフローチャートである。
【図58】クライアントPCにおける再生表示画面を示す略線図である。
【図59】他の実施の形態におけるコンテンツ配信システムを示す略線図である。
【図60】カメラ付ディジタル携帯電話機の外観構成を示す略線的斜視図である。
【図61】カメラ部を回動したときのカメラ付ディジタル形態電話機の表示部を示す略線的斜視図である。
【図62】カメラ付ディジタル携帯電話機の回路構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1……コンテンツ配信システム、2……インターネット、3……公衆回線網、3A……電話回線網、3B……ケーブルテレビ網、3C……ADSL網、4……ユーザPC、5……サーバ使用予約管理センタ、8……ストリーミングサーバ、7A、7B、7C……クライアントPC、8……サーバ接続専用ネットワーク、150……ライブキャスティングサーバ、151……予約データベース、152……ユーザデータベース、153……NTPサーバ、154……ネットワークインターフェース、155……データベースサーバ。

Claims (25)

  1. ユーザ端末と、当該ユーザ端末から受信したコンテンツをクライアントへ配信するコンテンツ配信制御サーバとがネットワークを介して接続されることにより構築されたコンテンツ配信システムにおいて、
    上記ユーザ端末は、当該ユーザ端末と上記ネットワークとが接続可能な回線の種類を回線種類情報として上記コンテンツ配信制御サーバへ送信し、
    上記コンテンツ配信制御サーバは、上記ユーザ端末が複数種類の伝送速度でなる複数の上記コンテンツを上記回線を介して同時並列的に当該コンテンツ配信制御サーバへ送信する際のストリーム数を上記回線種類情報に応じて制限する
    コンテンツ配信システム。
  2. 上記ユーザ端末は、上記回線の種類に加えてユーザが所望するサービス内容を含めた上記回線種類情報を上記コンテンツ配信制御サーバへ送信し、
    上記コンテンツ配信制御サーバは、上記回線の種類及び上記サービス内容に応じて上記ストリーム数を制限する
    請求項1に記載のコンテンツ配信システム。
  3. 上記コンテンツ配信制御サーバは、上記ストリーム数、上記回線の最大帯域及び各ストリーム毎の伝送速度を設定情報として上記ユーザ端末へ通知する
    請求項1に記載のコンテンツ配信システム。
  4. 上記コンテンツ配信制御サーバは、上記各ストリーム毎の伝送速度の推奨値を上記設定情報として上記ユーザ端末へ通知する
    請求項3に記載のコンテンツ配信システム。
  5. 上記コンテンツ配信制御サーバは、コンテンツ配信制御サーバアドレス、上記コンテンツ配信制御サーバの帯域及び上記回線の電話番号を必要最小限な設定情報として上記ユーザ端末へ通知し、
    上記ユーザ端末は、上記設定情報に基づいてユーザに設定させる項目を最小限に制限したGUI画面として表示する
    請求項1に記載のコンテンツ配信システム。
  6. ユーザ端末とネットワークを介して接続され、当該ユーザ端末から受信したコンテンツをクライアントへ配信するコンテンツ配信制御サーバにおいて、
    上記ユーザ端末と上記ネットワークとが接続可能な回線の種類を回線種類情報として当該ユーザ端末から受信する受信手段と、
    上記ユーザ端末が複数種類の伝送速度でなる複数の上記コンテンツを上記回線を介して同時並列的に当該コンテンツ配信制御サーバへ送信する際のストリーム数を上記回線種類情報に応じて制限するストリーム数制御手段と
    有するコンテンツ配信制御サーバ。
  7. 上記受信手段は、上記ユーザ端末から上記回線の種類に加えてユーザが所望するサービス内容を含めた上記回線種類情報を受信し、
    上記ストリーム数制御手段は、上記回線の種類及び上記サービス内容に応じて上記ストリーム数を制限する
    請求項6に記載のコンテンツ配信制御サーバ。
  8. 上記ストリーム数制御手段は、上記ストリーム数、上記回線の最大帯域及び各ストリーム毎の伝送速度を設定情報として上記ユーザ端末へ知する
    請求項6に記載のコンテンツ配信制御サーバ。
  9. 上記ストリーム数制御手段は、上記各ストリーム毎の伝送速度の推奨値を上記設定情報として上記ユーザ端末へ通知する
    請求項8に記載のコンテンツ配信制御サーバ。
  10. 上記ストリーム数制御手段は、コンテンツ配信制御サーバアドレス、上記コンテンツ配信制御サーバの帯域及び上記回線の電話番号を必要最小限な設定情報として上記ユーザ端末へ通知し、当該ユーザ端末を介してユーザに設定させる項目を最小限に制限した上記設定情報に基づくGUI画面として表示させる
    請求項6に記載のコンテンツ配信制御サーバ。
  11. ユーザ端末がネットワークを介してコンテンツを送信する際の送信処理を外部から制御するコンテンツ送信処理制御方法において、
    上記ユーザ端末と上記ネットワークとが接続可能な回線の種類を回線種類情報として当該ユーザ端末から受信する受信ステップと、
    上記ユーザ端末が複数種類の伝送速度でなる複数のコンテンツを上記回線を介して同時並列的に送信する際のストリーム数を上記回線種類情報に応じて制限するストリーム数制御ステップと
    有するコンテンツ送信処理制御方法。
  12. 上記受信ステップでは、上記ユーザ端末から上記回線の種類に加えてユーザが所望するサービス内容を含めた上記回線種類情報を受信し、
    上記ストリーム数制御ステップでは、上記回線の種類及び上記サービス内容に応じて上記ストリーム数を制限する
    請求項11に記載のコンテンツ送信処理制御方法
  13. 上記ストリーム数制御ステップは、上記ストリーム、上記回線の最大帯域及び各ストリーム毎の伝送速度を設定情報として上記ユーザ端末へ通知する
    請求項11に記載のコンテンツ送信処理制御方法。
  14. 上記ストリーム数制御ステップは、上記各ストリーム毎の伝送速度の推奨値を上記設定情報として上記ユーザ端末へ通知する
    請求項13に記載のコンテンツ送信処理制御方法。
  15. 上記ストリーム数制御ステップは、上記ユーザ端末から受信したコンテンツをクライアントへ配信するコンテンツ配信制御サーバのコンテンツ配信制御サーバアドレス、上記コンテンツ配信制御サーバの帯域及び上記回線の電話番号を必要最小限な設定情報として上記ユーザ端末へ通知し、当該ユーザ端末を介してユーザに設定させる項目を最小限に制限した上記設定情報に基づくGUI画面として表示させる
    請求項11に記載のコンテンツ送信処理制御方法。
  16. ユーザ端末からネットワークを介して受信したコンテンツをクライアントへ配信するコンテンツ配信制御サーバに、
    上記ユーザ端末と上記ネットワークとが接続可能な回線の種類を回線種類情報として当該ユーザ端末から受信する受信ステップと、
    上記ユーザ端末が複数種類の伝送速度でなる複数の上記コンテンツを上記回線を介して同時並列的に上記コンテンツ配信制御サーバへ送信する際のストリーム数を上記回線種類情報に応じて制限するストリーム数制御ステップと
    を実行させるためのコンテンツ送信処理制御プログラム。
  17. 上記受信ステップでは、上記ユーザ端末から上記回線の種類に加えてユーザが所望するサービス内容を含めた上記回線種類情報を受信し、
    上記ストリーム数制御ステップでは、上記回線の種類及び上記サービス内容に応じて上記ストリーム数を制限する
    請求項16に記載のコンテンツ送信処理制御プログラム。
  18. 上記ストリーム数制御ステップは、上記ストリーム数、上記回線の最大帯域及び各ストリーム毎の伝送速度を設定情報として上記ユーザ端末へ通知する
    請求項16に記載のコンテンツ送信処理制御プログラム。
  19. 上記ストリーム数制御ステップは、上記各ストリーム毎の伝送速度の推奨値を上記設定情報として上記ユーザ端末へ通知する
    請求項18に記載のコンテンツ送信処理制御プログラム。
  20. 上記ストリーム数制御ステップは、コンテンツ配信制御サーバアドレス、上記コンテンツ配信制御サーバの帯域及び上記回線の電話番号を必要最小限な設定情報として上記ユーザ端末へ通知し、当該ユーザ端末を介してユーザに設定させる項目を最小限に制限した上記設定情報に基づくGUI画面として表示させる
    請求項16に記載のコンテンツ送信処理制御プログラム。
  21. ネットワークを介して接続されたユーザ端末から受信したコンテンツをクライアントへ配信するコンテンツ配信制御サーバが、上記ユーザ端末と上記ネットワークとが接続可能な回線の種類を回線種類情報として当該ユーザ端末から受信する受信ステップと、
    上記ユーザ端末が複数種類の伝送速度でなる複数の上記コンテンツを上記回線を介して同時並列的に当該コンテンツ配信制御サーバへ送信する際のストリーム数を上記回線種類情報に応じて制限するストリーム数制御ステップと
    有するコンテンツ送信処理制御プログラムを上記コンテンツ配信制御サーバに実行させるコンテンツ送信処理制御プログラム格納媒体。
  22. 上記受信ステップでは、上記ユーザ端末から上記回線の種類に加えてユーザが所望するサービス内容を含めた上記回線種類情報を受信し、
    上記ストリーム数制御ステップでは、上記回線の種類及び上記サービス内容に応じて上記ストリーム数を制限する
    請求項21に記載のコンテンツ送信処理制御プログラム格納媒体。
  23. 上記ストリーム数制御ステップは、上記ストリーム数、上記回線の最大帯域及び各ストリーム毎の伝送速度を設定情報として上記ユーザ端末へ通知する
    請求項21に記載のコンテンツ送信処理制御プログラム格納媒体。
  24. 上記ストリーム数制御ステップは、上記各ストリーム毎の伝送速度の推奨値を上記設定情報として上記ユーザ端末へ通知する
    請求項23に記載のコンテンツ送信処理制御プログラム格納媒体。
  25. 上記ストリーム数制御ステップは、コンテンツ配信制御サーバアドレス、上記コンテンツ配信制御サーバの帯域及び上記回線の電話番号を必要最小限な設定情報として上記ユーザ端末へ通知し、当該ユーザ端末を介してユーザに設定させる項目を最小限に制限した上記設定情報に基づくGUI画面として表示させる
    請求項21に記載のコンテンツ送信処理制御プログラム格納媒体。
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