JP2001119436A - 通信制御システム及び通信制御方法 - Google Patents

通信制御システム及び通信制御方法

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JP2001119436A
JP2001119436A JP30075999A JP30075999A JP2001119436A JP 2001119436 A JP2001119436 A JP 2001119436A JP 30075999 A JP30075999 A JP 30075999A JP 30075999 A JP30075999 A JP 30075999A JP 2001119436 A JP2001119436 A JP 2001119436A
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JP30075999A
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Yasutomo Akiyama
康智 秋山
Koichi Tanaka
功一 田中
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の回線で接続された送信制御装置と受信
制御装置との間で通信を行う際に、通信に適した回線を
効率良く自動的に決定することができ、管理者の負荷を
軽減することができる通信制御システム及び通信制御方
法を得ることを目的とする。 【解決手段】 複数の回線で接続された送信制御装置と
受信制御装置との間で通信を行うものであって、複数の
回線選択パラメータに対する前記各回線の回線情報が格
納された回線選択要素テーブルと、当該回線選択要素テ
ーブルを用いて、それぞれ複数のユーザが同時に使用可
能な複数の回線から使用する回線を決定する回線決定部
と、当該回線決定部で決定された回線を使用して通信す
る回線使用部とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の回線で接
続された送信制御装置と受信制御装置との間で通信を行
う通信制御システム及び通信制御方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の回線からいずれかを選択し
て通信を行う技術として、次に説明するようなものがあ
った。
【0003】図13は例えば、特開平9-284420号公報に
示された従来の回線選択機能を有する通信装置及び網選
択機能を有する通信システムであり、加入者回線を介し
て通信を行う場合に、送信するデータの内容や目的に応
じて重要度を割当て、その重要度によって、機能の異な
る複数の回線から一つを随時に選択して送信することを
可能とするものである。
【0004】図13において、101は本従来技術によ
る網選択機能を有する通信装置の構成例であり、2個の
標準様式蓄積部102−1および102−2、重要度記
号付与部103、データ作成部104、回線選択部10
5を主要な構成要素としている。この回線選択部105
には2個の加入者回線106−1、106−2が接続さ
れており、これら加入者回線は異なる通信網7−1、7
−2を介して送信先通信装置8−1、8−2に接続され
ている。
【0005】送信データは、重要度の高いものと低いも
のによって高重要度用標準様式蓄積部2−1、及び低重
要度用標準様式蓄積部2−2に分けられたいずれかの標
準様式を用いて作成され、重要度記号付与部103によ
ってどの標準様式を用いて作成されたかに基づいて重要
度記号が付与される。そして、回線選択部105によっ
て前記付与された重要度記号に基づいて回線が選択さ
れ、送信される。
【0006】図14は例えば、特開平7-131500号公報に
示された従来の通信処理装置であり、通信に使用する回
線、通信処理を設定する場合、送信データの種類によっ
て使用できる回線、通信処理を自動的に選択し、通信の
使用効率の向上を可能とするものである。
【0007】図14において、本従来の通信処理装置
は、通信処理ごとに対応した通信処理機能を持つ通信処
理部118−1〜118−3、通信処理を格納するため
の通信処理部エントリ格納エリア117、送信するデー
タを送信できる形態にするデータ作成部116、該デー
タ作成部116より入力するデータ種別の検査を行うデ
ータ種別検査部115、該データ種別検査部115によ
り判定されたデータ種別に応じて使用できる通信回線お
よび通信処理を決定する接続制御部114、該接続制御
部114により決定された該通信処理のエントリを通信
処理部エントリ格納エリア117に設定する通信処理設
定部113、該通信処理設定部113が前記通信処理部
エントリ格納エリア117に設定した通信処理部のエン
トリを取り出し通信処理を実行する通信処理実行部11
2、該通信処理実行部112から送信データを受け取り
送信できる形態に直し通信路へデータを送信するデータ
送信部111で構成される。
【0008】データ種別検査部115がデータ作成部1
16で作成された送信データの種別を検査し、そのデー
タ種別に応じて接続制御部114が使用できる通信回線
および通信処理を決定する。通信処理設定部113が前
記決定された該通信処理のエントリを通信処理部エント
リ格納エリア117に設定すると、通信処理実行部11
2が設定された通信処理部のエントリを取り出し、デー
タ送信部111が送信する。
【0009】図15は例えば、特開平6-268641号公報に
示された従来の回線/パケット交換自動切替可能なター
ミナルアダプタであり、専用回線(ISDN:Integrat
ed Services Digital Network)を使用してデータを送
信する場合に、データ量、相手先電話番号により、回線
交換またはパケット交換方式を選択し、さらに時間によ
る通信料金の違いを考慮して、送信時刻の設定を自動的
に行うものである。
【0010】図15において、本従来のターミナルアダ
プタの送信部は、端末121からの信号をインタフェー
スするための端末インタフェース手段123、前記端末
121に対して擬似的に回線との接続通信手順を実行す
る擬似回線通信制御手段124、前記端末121から送
られてきたデータの終了を検出する通信終了検出手段1
25、前記端末121から送られてきたデータを一時記
憶するための端末データ記憶手段126、前記端末デー
タ記憶手段126に記憶されたデータ量を基に種々の料
金パラメータを計算若しくは比較判定することによって
前記データの送信料金の安い方の回線交換又はパケット
交換を選択する交換種別判定手段127、ネットワーク
側とインタフェースするための回線インタフェース手段
128、前記交換種別判定手段127によって選択され
た回線交換又はパケット交換ネットワークに対し擬似的
に端末の接続通信手順を実行し前記回線インタフェース
手段128を介して前記端末データ記憶手段126に記
憶されたデータを送出する擬似端末通信制御手段12
9、そして前記124、125、127及び129を装
置全体として制御するための装置制御手段130から構
成される。
【0011】疑似回線通信制御手段124は、端末12
1に対して回線との間で接続及び通信を実行したのと同
等な擬似的な通信制御を行い、一旦端末121からの送
出データを端末データ記憶手段126に記憶する。通信
終了検出手段125によって端末1からの送信データの
終了が検出されると、交換種別判定手段127は前記端
末データ記憶手段126内の受信データ量やその際の種
々の料金パラメータなどを比較考慮して料金の最も安い
回線交換又はパケット交換を選択する。
【0012】図16は例えば、特開平5-316248号公報に
示された通信回線自動選択方法を用いた通信回線自動選
択システムであり、適用可能通信回線種テーブルと状態
テーブルとを内蔵して、使用するメディアを伴った通信
回線要求が出されると、通信回線種テーブルから利用可
能通信回線を検索し、優先順序に通信回線種リストを作
成し、そのリストを基に、状態テーブルを参照し、利用
可能な通信回線を検出し接続するものである。
【0013】図16において、本従来の通信回線自動選
択システムは、種類の異なる複数の通信回線131、こ
の通信回線131と通信回線自動選択装置133とを接
続するための接続装置132、メディアの種類をもとに
適用できる通信回線を検索するための適用可能通信回線
種テーブル138を内蔵した通信回線選択装置134、
各通信回線の空き塞り状態を示す状態テーブル139を
内蔵した状態制御装置135、交換装置136、通信回
線を共有する通信回線利用者端末137から構成され
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平9-284420号公報に示された従来技術では、回線選択
のキーは重要度であり、これはその送信データの標準様
式が蓄積されていた場所で判断される。つまり重要度
は、標準様式を蓄積する場所の数でその細かさが決定さ
れる。例えば蓄積する場所が2つしかない場合、重要度
は2段階(高いと低い)の2つ、蓄積する場所が3つな
ら3段階(高い、普通、低い)しか定義できない。つま
り少なくとも選択できる回線数分以上、標準様式を蓄積
するための蓄積場所を用意しなければならず、使用可能
回線が増えるほど蓄積場所も増やさなければならない。
そのためにメモリ、ディスク等の資源をこれに提供しな
ければならないという問題点があった。
【0015】また、前記特開平7-131500号公報に示され
た従来技術では、送信データの種類に基づいて、複数の
通信路から現在使用されていない通信路を検査して使用
可能な通信路を選択するものであり、イーサネット(登
録商標)等の複数のユーザがシェアして使用する通信回
線について考慮されておらず、本従来技術を上記複数の
ユーザがシェアして使用する通信回線に適用した場合、
効率的な通信路を決定できないという問題点があった。
【0016】また、特開平6-268641号公報に示された従
来技術では、ターミナルアダプタを使用した専用線(I
SDN回線)において、データ量、時間により、より安
い交換方法を選択し、さらに時刻による通信コストの違
いを考慮し、より安い時刻に配信を行うターミナルアダ
プタ装置に関するもので、通信回線が専用回線1つであ
り、複数の物理回線が接続されている場合について、考
慮されていないという問題点があった。また、目的が通
信コストの削減のみであり、すぐに送信しなければいけ
ない緊急性の高いデータの配信についての考慮がされて
いないという問題点があった。
【0017】また、特開平5-316248号公報に示された従
来技術では、使用中でない回線を探索して使用可能な通
信回線を選択するものであり、専用線の使用を前提とし
ているものである。本従来技術はイーサネット等の複数
のユーザがシェアして使用する通信回線について考慮さ
れておらず、本従来技術を上記複数のユーザがシェアし
て使用する通信回線に適用した場合、上記使用中でない
回線を探索する処理は不要であるため、当該処理を行う
計算機の負荷を不必要に上げてしまうという問題点があ
る。また、効率的な通信回線を選択できないという問題
点があった。
【0018】この発明は前記のような問題点を解決する
ためになされたもので、複数の回線で接続された送信制
御装置と受信制御装置との間で通信を行う際に、通信に
適した回線を効率良く自動的に決定することができ、管
理者の負荷を軽減することができる通信制御システム及
び通信制御方法を得ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明に係る通信制御
システムは、複数の回線で接続された送信制御装置と受
信制御装置との間で通信を行うものであって、複数の回
線選択パラメータに対する前記各回線の回線情報が格納
された回線選択要素テーブルと、当該回線選択要素テー
ブルを用いて、それぞれ複数のユーザが同時に使用可能
な複数の回線から使用する回線を決定する回線決定部
と、当該回線決定部で決定された回線を使用して通信す
る回線使用部とを備えたものである。
【0020】次の発明に係る通信制御システムは、前記
送信制御装置に、前記回線選択要素テーブルと、前記回
線決定部と、前記回線使用部とを設けたものである。
【0021】次の発明に係る通信制御システムは、前記
受信制御装置に、前記回線選択要素テーブルと、前記回
線決定部と、当該回線決定部で決定された回線を示す使
用回線情報を前記送信制御装置に通知する選択回線通知
部とを設け、前記送信制御装置に、前記使用回線情通知
部から通知された使用回線情報に基づいて前記回線決定
部で決定された回線を使用して通信するように構成され
た前記回線使用部を設けたものである。
【0022】次の発明に係る通信制御システムは、前記
受信制御装置に、前記送信制御装置からの送信に対する
受信通知を作成する受信通知作成部と、前記回線選択要
素テーブルと、前記回線決定部と、当該回線決定部で決
定された回線を使用して前記受信通知作成部で作成され
た受信通知を送信するように構成された前記回線使用部
とを設けたものである。
【0023】次の発明に係る通信制御システムは、前記
回線選択要素テーブルは、前記複数の各回線選択パラメ
ータ間の優先度が設定されたものである。
【0024】次の発明に係る通信制御システムは、前記
回線選択要素テーブルは、前記各回線間の優先度が設定
されたものである。
【0025】次の発明に係る通信制御システムは、前記
回線選択要素テーブルの回線選択パラメータにユーザの
要求を示すユーザ要求が設定されたものである。
【0026】次の発明に係る通信制御システムは、前記
回線選択部は、前記回線選択要素テーブルに設定された
優先度に基づいて複数の回線を決定するとともに、当該
複数の回線の優先順位を決定するように構成され、前記
回線使用部は、前記回線選択部で決定された優先順位に
基づいて、前記決定された回線を使用するように構成さ
れたものである。
【0027】また、次の発明に係る通信制御方法は、複
数の回線で接続された送信制御装置と受信制御装置との
間で通信を行う方法であって、複数の回線選択パラメー
タに対する前記各回線の回線情報が格納された回線選択
要素テーブルを用いて、それぞれ複数のユーザが同時に
使用可能な複数の回線から使用する回線を決定する回線
決定手順と、当該回線決定手順で決定された回線を使用
して通信する回線使用手順とを有したものである。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、この発明の通信制御システ
ム及び通信制御方法の実施の形態を説明する。
【0029】実施の形態1.図1はこの発明の実施の形
態1における通信制御システムを示すシステム構成図で
ある。図1において、1はデータや音声等の通信情報を
送信する送信制御装置である。2は前記送信制御装置1
から送信された通信情報を受信する受信制御装置であ
る。3は衛星回線による通信を行うための通信衛星であ
る。4は前記送信制御装置1からの通信情報を衛星回線
5に送信する送信衛星アンテナである。前記衛星回線5
は、例えば、イーサネットのように、複数のユーザがシ
ェアして同時に使用できる回線である。6は前記受信制
御装置2に送信された通信情報を衛星回線7から受信す
る受信衛星アンテナである。前記衛星回線7は、複数の
ユーザがシェアして同時に使用できる回線である。8、
9は前記送信制御装置1と前記受信制御装置2との通信
を行うための回線であり、複数のユーザがシェアして同
時に使用できる地上回線である。
【0030】図2は、前記送信制御装置1の構成を示す
構成図である。11は、前記送信制御装置1と前記受信
制御装置2とを接続する複数の回線において、複数の回
線選択パラメータに対する各回線の回線情報が格納され
た回線選択要素テーブルであり、ここでは、前記衛星回
線3、5、前記地上回線8、9、等の複数の各回線毎の
使用可能状態、データ種、データ量、送信時刻、回線性
能率の回線選択パラメータに対するそれぞれの回線情報
が格納されており、該回線選択要素テーブルの前記回線
選択パラメータの種類及び回線情報は、ユーザが自由に
追加、削除および値の修正が可能となっている。
【0031】12は、前記回線選択要素テーブル11か
ら前記回線情報を取得するテーブル情報取得手段であ
る。13は、前記送信制御装置1から送信される通信情
報であるデータが格納された送信データ格納手段であ
る。14は、前記送信データ格納手段13に格納された
データから前記回線選択パラメータに対応するデータ情
報を取得するデータ情報取得手段である。ここでは、デ
ータ種、データ量を取得する。15は、前記テーブル情
報取得手段11によって取得された前記回線情報と、前
記データ情報取得手段14によって取得された前記デー
タ情報とを比較する情報比較手段である。
【0032】16は、前記テーブル情報取得手段12に
よって取得された回線情報および前記情報比較手段15
の比較結果に基づいて使用する回線を決定する回線決定
手段である。なお、本実施の形態においては回線決定部
は、前記テーブル情報取得手段12、データ情報取得手
段14、情報比較手段15、回線決定手段16によって
構成されている。17は、前記回線決定手段16で決定
された回線を使用して前記送信データ格納手段13に格
納されたデータを送信する回線使用手段であり、回線使
用部に相当する。このように本実施の形態においては、
回線選択要素テーブル、回線決定部、および回線使用部
は、送信制御装置1に設けられている。
【0033】図3は、前記回線選択要素テーブル11の
一例を示す説明図である。図3において、使用可能はそ
の回線が現在使用可能であるか否かを示す。ここで言う
使用可否は、回線が断線している。回線上のルータの故
障等、物理的な原因での使用可否である。データ種は送
信されるデータの種類を示す。データ種は送信されるデ
ータの量を示す。送信時刻はその回線が借用契約等で使
用できる時間帯を示す。回線性能率とは、実回線性能の
物理回線性能に対する割合である。つまり回線が混んで
いる時は、実回線性能は落ち、回線性能率も下がり、回
線がすいているときは、実回線性能は物理回線性能に近
い値になり回線性能率も高い。回線性能率は、0〜10
0%の範囲で与えられる。例えば、10baseTの回線で
の、実回線速度が6Mbpsdeあった場合、回線性能率
は、6/10*100=60(%)となる。なお、ALLは制限無しで
あることを示す。またデータ量において、「1000<」は1
000KBより多いデータ、「1000>」は1000KB未満のデー
タ、「1000<=,4000>=」は1000KB以上かつ4000KB以下の
データであることを示す。
【0034】次に通信制御方法として、本通信制御シス
テムの動作について図4を参照して説明する。図4は、
本実施の形態における前記送信制御装置1の処理動作を
示すフローチャートである。
【0035】まず、送信制御装置1において、データ情
報取得手段14は、送信データ格納手段13に格納され
た、これから送信されるデータから回線選択パラメータ
に対応するデータ情報を取得する(ステップS1)。例
えば、ここでは、前記データからデータ種及びデータ量
の情報を取得する。
【0036】次に、テーブル情報取得手段12は、回線
選択要素テーブル11に格納された回線情報を取得する
(ステップS2)。ここでは、前記回線選択要素テーブ
ル11には、送信制御装置1に接続された複数の回線の
それぞれの回線情報が格納されており、回線使用可能か
(断線障害等で回線が使えない場合か等)、適したデー
タ種、適したデータ量、使用可能時刻、回線性能率等の
回線情報が取得される。
【0037】次に、情報比較手段15は、前記テーブル
情報取得手段11によって取得された前記回線情報と、
前記データ情報取得手段14によって取得された前記デ
ータ情報とを比較する(ステップS3)。ここでは、前
記複数の回線選択パラメータのうちデータ種とデータ量
について前記各回線の回線情報と前記データ情報とを比
較する。
【0038】次に、回線決定手段16は、前記テーブル
情報取得手段12によって取得された回線情報に基づい
て使用する回線を決定する(ステップS4)。ここで
は、各回線の使用可能状況と、送信時刻と、回線性能率
と、前記情報比較手段15で比較された前記データ種
と、データ量との各回線選択パラメータを参照して、最
も適した回線を選択する。例えば、送信されるデータ
が、Data型、4000KB、送信時刻が13:00の場合、前記回
線決定手段16は、衛星1の回線を最も適していると判
断し、該衛星1の回線を使用回線として決定する。ここ
で、例えば、該当回線が複数存在する場合、回線性能率
をチェックし、回線性能率の高い回線を選択する。ま
た、各要素の比較で回線の優劣がつかない場合は、前記
回線選択要素テーブルの上に記載された方の回線を選択
する等のユーザが設定したルールを提供しておく。
【0039】そして、回線使用手段17は、前記回線決
定手段16で決定された回線を使用して前記送信データ
格納手段13に格納されたデータを送信する(ステップ
S5)。
【0040】以上のように本実施の形態によれば、複数
の回線選択パラメータに対する複数の回線のそれぞれの
回線情報が格納された回線選択要素テーブルを用いて使
用する回線を決定することにより、通信に適した回線を
効率良く自動的に決定することができるので、管理者の
負荷を軽減することができる。
【0041】また、送信制御装置に前記回線選択要素テ
ーブル、回線決定手段及び回線使用手段を設け、データ
を送信するための回線を決定することにより、前記送信
制御装置で前記送信するデータに適した回線を効率良く
自動的に決定することができる。
【0042】実施の形態2.以上の実施の形態1は、回
線選択要素テーブルに基づいて使用する回線を選択する
ようにしたものであるが、次に該回線選択要素テーブル
の回線情報の各要素に優先度を付け、その優先度を考慮
して回線選択を行う場合の実施の形態を示す。
【0043】本実施の形態における通信制御システム及
び送信制御装置1の構成は、前述の図1と同様である
が、本実施の形態において、前記回線選択要素テーブル
11は、各回線選択パラメータ間の優先度、及び、各回
線選択パラメータの各回線間の優先度が設定されてい
る。また、回線選択手段16は、前記回線選択要素テー
ブル11に設定された優先度に基づいて複数の回線を決
定するとともに、当該複数の回線の優先順位を決定する
ように構成されている。また、回線使用手段17は、前
記回線選択手段16で決定された優先順位に基づいて、
前記決定された複数の回線を使用してデータを送信する
ように構成されている。
【0044】図5は、本実施の形態における前記優先度
付きの回線選択要素テーブル11の一例を示す説明図で
ある。各要素の意味は前述と同様であり、各要素の後に
優先度が設定されている。優先度は、A>B>C>…であり、
図5ではアルファベットを用いているが、数字でも良
く、特に指定しない。また、優先度がついていない要素
の回線選択パラメータは、最優先要素であることを示
す。すなわち、図5ではデータ種及びデータ量の回線選
択パラメータより、使用可能及び送信時刻の回線選択パ
ラメータの方が優先度が高いことを示す。
【0045】次に通信制御方法として、本通信制御シス
テムの動作について図5及び図6を参照して説明する。
図6は、本実施の形態における送信制御装置1の処理動
作を示すフローチャートである。
【0046】まず、前述の実施の形態と同様に、データ
情報取得手段14は送信データ格納手段13に格納され
たデータからデータ情報を取得し(ステップS1)、テ
ーブル情報種特手段12は回線選択要素テーブル11に
格納された回線情報を取得する(ステップS2)。そし
て、情報比較手段15は、前記テーブル情報取得手段1
1によって取得された前記回線情報と、前記データ情報
取得手段14によって取得された前記データ情報とを比
較する(ステップS3)。
【0047】次に、回線決定手段16は、前記テーブル
情報取得手段12によって取得された回線情報に基づい
て使用する回線を決定する(ステップS4)。例えば、
送信するデータのデータ種がData型、送信時刻が23:00
の場合、前記回線選択要素テーブルに設定された優先度
に従って、最優先要素である送信時刻から調査する。そ
の結果、23:00に送信できるのは、INSとLAN1の
回線であり、該回線が使用回線候補として残る。次にデ
ータ種で調査すると、送信するデータはData型であり、
どちらの回線もサポートしているため、いずれも使用回
線として決定される。さらにここで、データ種に関して
の優先度をみると、INSはA、LAN1はBであり、I
NSの優先度が高い。よってこの場合、前記回線決定手
段16は複数の回線の優先順位として、INSの回線を
第1の回線、LAN1を第2の回線と決定する。
【0048】そして、回線使用手段17は、前記回線決
定手段16で決定された回線及びその優先順位に基づい
て、まず第1の回線を使用して前記送信データ格納手段
13に格納されたデータを送信する(ステップS5)。
【0049】次に、前記回線使用手段17は、使用した
回線に問題がある場合(ステップS6)は、次候補(次
の優先順位)の回線の存在をチェックし(ステップS
7)、次候補の回線が存在する場合は、その回線を用い
てデータの再送信を行う(ステップS8)。次候補の回
線が無い場合は、データの送信を終了する。
【0050】以上のように本実施の形態によれば、各回
線選択パラメータ間の優先度、及び、各回線選択パラメ
ータの各回線間の優先度が設定された回線選択要素テー
ブルを用いて、使用する回線を決定することにより、前
記優先度に従ってより適切な回線を自動的に選択するこ
とができる。
【0051】また、使用回線として複数の回線を決定す
るとともに、その複数の回線の優先順位を決定し、当該
優先順位に基づいてデータを再送信することにより、選
択した回線を使用しようとした時に何らかの理由でその
回線が使用できなかった際に、即座に次の優先順位の回
線を使用できるので、効率良く通信することができる。
【0052】なお、本実施の形態では、優先度は、A>B>
C>…で設定される場合について説明したが、各回線選択
パラメータ間の優先度については、時刻指定などの限定
事項を意味するものを高優先度として設定するようにし
てもよい。また、各回線選択パラメータの各回線間の優
先度については、テーブルの上方に書かれた方の回線を
優先するようにしてもよい。
【0053】実施の形態3.以上の実施の形態では、回
線の物理的な特徴や性能を示す要素のみに依存して回線
を決定していたが、次にユーザの要求を回線選択パラメ
ータとして、回線選択を行う場合の実施の形態を示す。
【0054】本実施の形態における通信制御システム及
び送信制御装置1の構成は、前述の図1と同様である
が、本実施の形態において、前記回線選択要素テーブル
11は、送信毎のユーザの要求を優先度付きで示したユ
ーザ要求管理テーブルを備え、当該ユーザ要求管理テー
ブルに基づいて、前記回線選択要素テーブル11の回線
選択パラメータにユーザの要求を示すユーザ要求が設定
されている。
【0055】図7は、本実施の形態における前記ユーザ
要求要素テーブルの一例を示す説明図である。優先度は
A>B>C>0で示してあり、Aは、前述の実施の形態で
使用した回線選択パラメータよりも優先度が高いことを
示し、1つの送信で1つしか選択できない。つまり1つ
の送信のユーザ要求に関してAが複数選択されることは
ない。Bは、前述の実施の形態で使用した回線選択パラ
メータよりも優先度は高いが、Aほどでは無く、1つの
送信のユーザ要求に関して、複数Bが選択されることも
ある。Cは、前述の実施の形態で使用した回線選択パラ
メータとほぼ同じ優先度であり、前述の実施の形態で使
用した回線選択パラメータと同様に回線選択を行うのに
使用される。また、0の場合は、ユーザの要求は無いと
いうことを意味する。なお、本実施の形態では、優先度
をA、B、C、0で分類したが、通信の規模、種類によ
り、これを増減させても良い。
【0056】次に通信制御方法として、本通信制御シス
テムの動作について図7を参照して説明する。例えば、
図7に示されたユーザ要求要素テーブルにおいて、送信
1の場合、SPEEDのみがAで、他は0である。これは、
何よりもスピードの速い回線をユーザが要求しているこ
とを示す。したがって、この場合、例えば図3に示され
る回線選択要素テーブル11の回線選択パラメータに新
たにSPEEDが設定され、当該SPEEDの回線選択パラメータ
に対する各回線の通信速度が回線情報として設定され
る。また、前記ユーザ要求要素テーブルにおけるSPEED
の優先度がAであるので、回線決定手段16は、最も優
先度の高いSPEEDの回線選択パラメータから調査して使
用する回線を決定する。
【0057】また例えば、図7に示されたユーザ要求要
素テーブルにおいて、送信2の場合、CHEAPおよびRELIA
BLがBであり、ユーザが安くて確実な回線を要求してい
ることを示す。したがって、この場合、前記回線選択要
素テーブル11の回線選択パラメータに新たにCHEAPお
よびRELIABLが設定され、当該CHEAPおよびRELIABLの回
線選択パラメータに対する各回線の回線情報が設定され
る。また、前記ユーザ要求要素テーブルにおけるCHEAP
およびRELIABLの優先度がBであるので、前記回線決定
手段16は、最も優先度の高いCHEAPおよびRELIABLの回
線選択パラメータから調査して使用する回線を決定す
る。
【0058】また例えば、図7に示されたユーザ要求要
素テーブルにおいて、送信3の場合、優先度は全て0で
あり、ユーザの要求が特に無いことを示す。したがっ
て、この場合、前記回線決定手段16は、前述の実施の
形態と同様に使用する回線を決定する。
【0059】なお、ユーザ要求を考慮した回線選択に対
して、優劣が付けられない回線においては、回線選択要
素テーブルの上段に記述された回線を使用回線として決
定する。また複数のユーザ要求がある場合には、まず各
々の要求において優先度付きで複数の回線を選択し、優
先度の高い順に選択した回線について、共通に選択され
た回線(重複して選択された回線)がないかをチェック
し、あればそれを使用回線として選択する。
【0060】以上のように本実施の形態によれば、ユー
ザからの要求(できるだけ早く届けたい、確実に送りた
い、使用料の安い回線を使いたい等)を、その優先度と
ともに示すユーザ要求管理テーブルを備え、当該ユーザ
要求管理テーブルに基づいて回線選択パラメータに前記
ユーザ要求が設定された回線選択要素テーブルを用い
て、前記ユーザの要求の優先度に応じてユーザ要求の回
線選択パラメータを優先して使用する回線を決定するこ
とにより、例えば、できるだけ早く届けたい、確実に送
りたい、使用料の安い回線を使いたい等のユーザからの
要求に合った適切な回線を自動的に選択することができ
る。
【0061】実施の形態4.以上の実施の形態では、送
信制御装置上で回線選択を行うものであるが、次に当該
送信制御装置以外の装置上で回線選択を行う場合の実施
の形態を示す。
【0062】図8は、本実施の形態における前記送信制
御装置1及び前記受信制御装置2の構成を示す構成図で
ある。前述の図1と同一又は相当部分に同一符号を付
し、説明を省略する。図8において、18は、受信制御
装置2に設けられた回線決定手段16で決定された回線
を示す使用回線情報を送信制御装置1に通知する選択回
線通知手段であり、選択回線通知部に相当する。19
は、前記選択回線通知手段18から通知された使用回線
情報を取得する使用回線情報取得手段である。
【0063】なお、本実施の形態において回線決定部
は、テーブル情報取得手段12、データ情報取得手段1
4、情報比較手段15、回線決定手段16によって構成
され、回線使用部は、前記回線情報取得手段19および
回線使用手段17によって構成されている。このように
本実施の形態においては、回線選択要素テーブル及び回
線決定部は受信制御装置2に設けられ、回線使用部は送
信制御装置1に設けられている。
【0064】次に通信制御方法として、本通信制御シス
テムの動作について図8〜図10を参照して説明する。
図9は、前記選択回線通知手段18によって受信制御装
置2から送信制御装置1に送付される情報パケット構造
の一例を示す説明図である。図9に示すように、データ
部に、回線決定手段16で決定された回線を示す使用回
線情報および送信を要求するデータを示す要求情報が格
納される。図10は、本実施の形態における前記送信制
御装置1及び前記受信制御装置2の処理動作を示すフロ
ーチャートである。
【0065】ここでは、受信制御装置2が送信制御装置
1に対して、データの送信を依頼する場合に、前記受信
制御装置2が使用回線を決定し、当該決定した回線を使
用してデータを送信するように要求する場合の動作につ
いて説明する。なお、前記受信制御装置2は、前記デー
タのデータ情報を既知であるとする。
【0066】まず、送信制御装置1では、受信制御装置
から送付される回線情報および送信要求情報を待ってい
る(ステップS9)。一方、受信制御装置2では、前述
の実施の形態における送信制御装置1と同様に、送信さ
れるデータのデータ情報を取得し(ステップR1)、回
線選択要素テーブル11に格納された回線情報を取得し
(ステップR2)、当該取得された回線情報とデータ情
報とを比較して(ステップR3)、使用する回線を決定
する(ステップR4)。なお、ここでは、前述の実施の
形態2と同様に使用する回線として複数の回線を決定す
る。
【0067】そして、選択回線通知手段18は、前記回
線決定手段16によって決定された回線を示す使用回線
情報と、送信を要求するデータを示す送信要求情報とを
前記送信制御装置1に通知する(ステップR5)。ここ
では、前記選択回線通知手段18は、図9に示される情
報パケット構造で使用回線情報および送信要求情報を含
むデータパケットを前記送信制御装置1に通知する。
【0068】当該送信制御装置1では、使用回線情報取
得手段19が前記受信制御装置2から送られてきた使用
回線情報および送信要求情報を含むデータパケットを受
信し(ステップS10)、当該受信されたデータパケッ
トに基づいて、回線使用手段17が前記使用回線を用い
て要求のあったデータの送信を行う(ステップS5)。
【0069】以降、前述の実施の形態2と同様に、正常
に送信が終了すれば(ステップS6)、送信動作は終了
する。例えば、回線に何らかの障害があり、送信が正常
に終了しなかった場合は(ステップS6)、前記受信制
御装置2から送付された使用回線情報をチェックし、次
候補の回線の有無を調べる(ステップS7)。次候補の
回線が存在する場合、次候補の回線を用いて再送信する
(ステップS8)。その後、ステップS6からの動作を
繰り返す。また、次候補の回線が存在しなかった場合
は、送信失敗として終了する。
【0070】以上のように本実施の形態によれば、デー
タの送信を要求する受信制御装置で使用する回線を決定
することにより、送信制御装置以外のマシンで使用回線
が決定されるため、使用回線決定の負荷が送信制御装置
に集中せず、負荷分散を図ることができる。
【0071】また、受信制御装置は、使用回線として複
数の回線を決定するとともに、その複数の回線の優先順
位を決定し、当該優先順位に基づいてデータを再送信す
ることにより、選択した回線を使用しようとした時に何
らかの理由でその回線が使用できなかった際に、即座に
次の優先順位の回線を使用できるので、効率良く通信す
ることができる。
【0072】なお、本実施の形態では、受信制御装置
に、回線選択要素テーブル、回線決定部、選択回線通知
部を設けた場合について説明したが、例えば、通信制御
システム内に、前記回線選択要素テーブル、回線決定
部、選択回線通知部を設けた回線選択装置を新たに備
え、当該回線選択装置で使用する回線を決定するように
しても良い。これにより、本実施の形態と同様に、送信
制御装置以外のマシンで使用回線が決定されるため、使
用回線決定の負荷が送信制御装置に集中せず、負荷分散
を図ることができる。
【0073】実施の形態5.以上の実施の形態では、送
信制御装置からデータを送信するために使用する回線を
決定するものであるが、次に、送信制御装置から送信さ
れた前記データを受信した受信制御装置からその送信に
対する受信通知を送信するために使用する回線を決定す
る場合の実施の形態を示す。
【0074】図11は、本実施の形態における受信制御
装置2の構成を示す構成図である。図11において、前
述の図と同一又は相当部分に同一符号を付し説明を省略
する。20は、送信制御装置1からの送信に対する受信
通知を作成する受信通知作成部に相当する受信通知作成
手段であり、ここでは、前記送信制御装置1から送信さ
れたデータを正常に受信できた場合に送達確認を示す受
信通知(ack)を作成し、データの受信時にエラーが発生
した場合に送達異常を示す受信通知(nack)を生成する。
【0075】また、データ情報取得手段14は、前記受
信通知作成手段20で作成された受信通知のデータ情報
を取得するように構成されている。また、回線使用手段
17は、前記受信通知作成手段20で作成された受信通
知を送信制御装置1に送信するように構成されてる。
【0076】なお、本実施の形態において回線決定部
は、テーブル情報取得手段12、データ情報取得手段1
4、情報比較手段15、回線決定手段16によって構成
され、回線使用部は、回線使用手段17によって構成さ
れている。このように本実施の形態においては、回線選
択要素テーブル、回線決定部および回線使用部は受信制
御装置2に設けられている。
【0077】次に通信制御方法として、本通信制御シス
テムの動作について図12を参照して説明する。図12
は、本実施の形態における前記受信制御装置2の処理動
作を示すフローチャートである。まず、受信制御装置2
において、送信制御装置1から送信されたデータを受信
した時に、受信通知作成手段20は、送達確認又は送達
異常のいずれかを示す受信通知を作成する(ステップR
6)。
【0078】次に、データ情報取得手段14は、前記受
信通知作成手段20で作成された受信通知からデータ情
報を取得する(ステップR1)。そして、前述の実施の
形態における受信制御装置2と同様に、テーブル情報取
得手段12は回線選択要素テーブル11に格納された回
線情報を取得し(ステップR2)、情報比較手段15は
当該取得された回線情報とデータ情報とを比較して(ス
テップR3)、回線決定手段16は、使用する回線を決
定する(ステップR4)。なお、ここでは、前述の実施
の形態2と同様に使用する回線として複数の回線を決定
する。
【0079】そして、回線使用手段18は、前記回線決
定手段16によって決定された回線を使用して、前記受
信通知作成手段20によって作成された受信通知の送信
を行う(ステップR7)。次に使用回線に問題がある場
合(ステップR8)は、次候補の回線の存在をチェック
し(ステップR9)、次候補の回線が存在する場合は、
その回線を用いて前記受信通知を再送信する(ステップ
R10)。次候補の回線が無い場合は、送信を終了す
る。
【0080】以上のように本実施の形態によれば、受信
制御装置に回線選択要素テーブル、回線決定手段及び回
線使用手段を設け、送信制御装置からの送信に対する受
信通知を送信するための回線を決定することにより、送
信側のみならず、受信側から送信する場合においても適
切な回線を選択できるため、より効率の高い、ユーザの
要求を反映した通信制御システムを得ることができる。
また、送信側と受信側が時間によって変化するシステム
等にも対応できる柔軟性の高い通信制御システムを得る
ことができる。
【0081】
【発明の効果】以上のように、この発明の通信制御シス
テムによれば、複数の回線で接続された送信制御装置と
受信制御装置との間で通信を行うものにおいて、複数の
回線選択パラメータに対する前記各回線の回線情報が格
納された回線選択要素テーブルと、当該回線選択要素テ
ーブルを用いて、それぞれ複数のユーザが同時に使用可
能な複数の回線から使用する回線を決定する回線決定部
と、当該回線決定部で決定された回線を使用して通信す
る回線使用部とを備えたことにより、通信に適した回線
を効率良く自動的に決定することができるので、管理者
の負荷を軽減することができるという効果がある。
【0082】また、次の発明の通信制御システムによれ
ば、前記送信制御装置に、前記回線選択要素テーブル
と、前記回線決定部と、前記回線使用部とを設けたこと
により、送信制御装置で、通信に適した回線を効率良く
自動的に決定することができるという効果がある。
【0083】また、次の発明の通信制御システムによれ
ば、前記受信制御装置に、前記回線選択要素テーブル
と、前記回線決定部と、当該回線決定部で決定された回
線を示す使用回線情報を前記送信制御装置に通知する選
択回線通知部とを設け、前記送信制御装置に、前記使用
回線情通知部から通知された使用回線情報に基づいて前
記回線決定部で決定された回線を使用して通信するよう
に構成された前記回線使用部を設けたことにより、送信
制御装置以外で使用回線が決定されるため、使用回線決
定の負荷が送信制御装置に集中せず、負荷分散を図るこ
とができるという効果がある。
【0084】また、次の発明の通信制御システムによれ
ば、前記受信制御装置に、前記送信制御装置からの送信
に対する受信通知を作成する受信通知作成部と、前記回
線選択要素テーブルと、前記回線決定部と、当該回線決
定部で決定された回線を使用して前記受信通知作成部で
作成された受信通知を送信するように構成された前記回
線使用部とを設けたことにより、送信側のみならず、受
信側から送信する場合においても適切な回線を選択でき
るため、より効率の高い、ユーザの要求を反映した通信
制御システムを得ることができる。また、送信側と受信
側が時間によって変化するシステム等にも対応できる柔
軟性の高い通信制御システムを得ることができるという
効果がある。
【0085】また、次の発明の通信制御システムによれ
ば、前記回線選択要素テーブルは、前記複数の各回線選
択パラメータ間の優先度が設定されたことにより、各回
線選択パラメータ間の優先度に従ってより適切な回線を
自動的に選択することができるという効果がある。
【0086】また、次の発明の通信制御システムによれ
ば、前記回線選択要素テーブルは、前記各回線間の優先
度が設定されたことにより、各回線間の優先度に従って
より適切な回線を自動的に選択することができるという
効果がある。
【0087】また、次の発明の通信制御システムによれ
ば、前記回線選択要素テーブルの回線選択パラメータに
ユーザの要求を示すユーザ要求が設定されたことによ
り、例えば、できるだけ早く届けたい、確実に送りた
い、使用料の安い回線を使いたい等のユーザからの要求
に合った適切な回線を自動的に選択することができると
いう効果がある。
【0088】また、次の発明の通信制御システムによれ
ば、前記回線選択部は、前記回線選択要素テーブルに設
定された優先度に基づいて複数の回線を決定するととも
に、当該複数の回線の優先順位を決定するように構成さ
れ、前記回線使用部は、前記回線選択部で決定された優
先順位に基づいて、前記決定された回線を使用するよう
に構成されたことにより、選択した回線を使用しようと
した時に何らかの理由でその回線が使用できなかった際
に、即座に次の優先順位の回線を使用できるので、効率
良く通信することができるという効果がある。
【0089】さらにまた、次の発明の通信制御方法によ
れば、複数の回線で接続された送信制御装置と受信制御
装置との間で通信を行う方法において、複数の回線選択
パラメータに対する前記各回線の回線情報が格納された
回線選択要素テーブルを用いて、それぞれ複数のユーザ
が同時に使用可能な複数の回線から使用する回線を決定
する回線決定手順と、当該回線決定手順で決定された回
線を使用して通信する回線使用手順とを有したことによ
り、通信に適した回線を効率良く自動的に決定すること
ができるので、管理者の負荷を軽減することができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の通信制御システムの構成を示
すシステム構成図である。
【図2】 実施の形態1の送信制御装置の構成を示す構
成図である。
【図3】 実施の形態1の回線選択要素テーブルの一例
を示す説明図である。
【図4】 実施の形態1の動作を示すフローチャートで
ある。
【図5】 実施の形態2の回線選択要素テーブルの一例
を示す説明図である。
【図6】 実施の形態2の動作を示すフローチャートで
ある。
【図7】 実施の形態3のユーザ要求要素テーブルの一
例を示す説明図である。
【図8】 実施の形態4の送信制御装置及び受信制御装
置の構成を示す構成図である。
【図9】 実施の形態4の情報パケット構造の一例を示
す説明図である。
【図10】 実施の形態4の動作を示すフローチャート
である。
【図11】 実施の形態5の受信制御装置の構成を示す
構成図である。
【図12】 実施の形態5の動作を示すフローチャート
である。
【図13】 従来技術1の構成を示す構成図である。
【図14】 従来技術2の構成を示す構成図である。
【図15】 従来技術3の構成を示す構成図である。
【図16】 従来技術4の構成を示す構成図である。
【符号の説明】
1 送信制御装置 2 受信制御装
置 3 通信衛星 4 送信用衛星
アンテナ 5 衛星回線 6 衛星回線 7 受信用衛星アンテナ 8 地上回線 9 地上回線 11 回線選択
要素テーブル 12 テーブル情報取得手段 13 送信デー
タ格納手段 14 データ情報取得手段 15 情報比較
手段 16 回線決定手段 17 回線使用
手段 18 選択回線通知手段 19 使用回線
情報取得手段 20 受信通知作成手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 11/00 303 H04L 11/20 B 5K101 15/16 13/00 303Z Fターム(参考) 5K025 AA08 BB06 KK08 5K030 GA11 JA07 KA04 LB05 MD00 5K034 AA16 FF02 JJ15 5K051 AA05 AA09 DD11 FF11 GG06 5K072 AA11 BB22 BB25 DD01 EE01 EE04 FF02 5K101 QQ11 RR04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の回線で接続された送信制御装置と
    受信制御装置との間で通信を行う通信制御システムにお
    いて、複数の回線選択パラメータに対する前記各回線の
    回線情報が格納された回線選択要素テーブルと、当該回
    線選択要素テーブルを用いて、それぞれ複数のユーザが
    同時に使用可能な複数の回線から使用する回線を決定す
    る回線決定部と、当該回線決定部で決定された回線を使
    用して通信する回線使用部とを備えたことを特徴とする
    通信制御システム。
  2. 【請求項2】 前記送信制御装置に、前記回線選択要素
    テーブルと、前記回線決定部と、前記回線使用部とを設
    けたことを特徴とする請求項1に記載の通信制御システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記受信制御装置に、前記回線選択要素
    テーブルと、前記回線決定部と、当該回線決定部で決定
    された回線を示す使用回線情報を前記送信制御装置に通
    知する選択回線通知部とを設け、前記送信制御装置に、
    前記使用回線情通知部から通知された使用回線情報に基
    づいて前記回線決定部で決定された回線を使用して通信
    するように構成された前記回線使用部を設けたことを特
    徴とする請求項1に記載の通信制御システム。
  4. 【請求項4】 前記受信制御装置に、前記送信制御装置
    からの送信に対する受信通知を作成する受信通知作成部
    と、前記回線選択要素テーブルと、前記回線決定部と、
    当該回線決定部で決定された回線を使用して前記受信通
    知作成部で作成された受信通知を送信するように構成さ
    れた前記回線使用部とを設けたことを特徴とする請求項
    1に記載の通信制御システム。
  5. 【請求項5】 前記回線選択要素テーブルは、前記複数
    の各回線選択パラメータ間の優先度が設定されたことを
    特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の
    通信制御システム。
  6. 【請求項6】 前記回線選択要素テーブルは、前記各回
    線間の優先度が設定されたことを特徴とする請求項1な
    いし請求項5のいずれかに記載の通信制御システム。
  7. 【請求項7】 前記回線選択要素テーブルの回線選択パ
    ラメータにユーザの要求を示すユーザ要求が設定された
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに
    記載の通信制御システム。
  8. 【請求項8】 前記回線選択部は、前記回線選択要素テ
    ーブルに設定された優先度に基づいて複数の回線を決定
    するとともに、当該複数の回線の優先順位を決定するよ
    うに構成され、前記回線使用部は、前記回線選択部で決
    定された優先順位に基づいて、前記決定された回線を使
    用するように構成されたことを特徴とする請求項5ない
    し請求項7のいずれかに記載の通信制御システム。
  9. 【請求項9】 複数の回線で接続された送信制御装置と
    受信制御装置との間で通信を行う通信制御方法におい
    て、複数の回線選択パラメータに対する前記各回線の回
    線情報が格納された回線選択要素テーブルを用いて、そ
    れぞれ複数のユーザが同時に使用可能な複数の回線から
    使用する回線を決定する回線決定手順と、当該回線決定
    手順で決定された回線を使用して通信する回線使用手順
    とを有したことを特徴とする通信制御方法。
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