WO2002040775A1 - Planche joint de mortier - Google Patents

Description

明 細 書 モルタル目地板 技術分野

本発明は歩道と車道の境界、 道路の中央分離帯、 土地の境界に使用す る境界ブロック、 花壇の縁石、 排水 U字溝及び L字溝等に使用されるコ ンクリート二次製品プロックを連結するモルタル目地板に関する。 背景技術

例えば、 歩車道プロックあるいは地先境界プロックは長さ 6 0 c m、 1 m、 2 m等に規格化された大きさにコンクリートにて型成形製作され たものを連続的に連結して使用されてい-る。

これらのコンクリート二次製品は製造過程により寸法にわずかなばら つきがあり、 またこのようなプロックの据付場所そのものがかならずし も平坦でなく、 据付けの通り、 高さ等を正確に合せて連結することは事 実上困難なために、 据付精度施工逃げとしてブロック間に約 1 c m程度 の間隔を空けて並設し、 この隙間にモルタルを充填しプロックの輪郭よ り少し小さく、 即ち溝ができるように目地コテにて仕上げる化粧目地ェ 法が採用されている。

しかし、 この目地にモルタルを充填する作業には多大な工数がかかる 為にブロック両面にガムテープ等のふさぎ部材を貼り付け、 天端より ト 口状モルタルを流し込み、 半凝固後にこのふさぎ部材を取り目地仕上げ する等の工夫がなされているがその仕上げ具合、 目地巾等に大きなバラ ヅキが生じていた。 またこの目地にモルタルを充填する作業は大変手間がかかる作業なの でブロック据付けと連結して行うことができず、 ブロック据付けとは別 行程にて実施されるがモルタルを取り扱うために雨天時には作業そのも のができなかったり、 気温等により乾燥凝固時間が異なるという問題も あった。

そこで一部樹脂製の目地板等をブロック間に挟み込む等の提案もされ ている。 しかし、 この化粧目地工法の本来の目的は境界コーナ一部、 地 盤の高低差、 ブロックの寸法バラツキ等から生じる据付精度確保が困難 な為に用いられる工法であり、 プロックが連結された外観はコンクリ一 ト感で統一されるのが望ましく、 特に雨で濡れた時と乾燥した状態では コンクリー卜の外観が異なり材質的に調和のとれた目地板が要求される また急なカーブや交差点、 あるいは高低差が大きい箇所では目地巾を 平行にすることが不可能で現地でのモル夕ル修正ができなければならず、 歩車道プロック等においては建築物の新設に伴い新規乗入部を作る必要 性や、 破損時の修復に対応できるものでなければならない。 発明の開示

本発明は上記のモルタル充填作業における問題や施工上の技術的課題 に鑑みて、 コンクリート二次製品プロックの連結作業が容易で外観の統 一性に優れ、 現地での修正や破損時の修復が容易なモルタル目地板の提 供をすることを目的とする。

すなわち、 本発明のモルタル目地板は、 連結しょうとするコンクリー トニ次製品プロックの連結面の形状より所定の寸法だけ小さくした略相 似形状の板状からなることを特徴とする。 具体的にはモルタルを型に流 し込み成形したものである。

また、 本発明のモルタル目地板の他の態様では、 連結しょうとするコ ンクリート二次製品プロックの連結面の形状より所定の寸法だけ小さく した略相似形状の板状目地板の片面又は両面に接着剤塗布又は接着モル タルを塗るための凹部を設けたことを特徴とする。

さらに、 本発明のモルタル目地板の他の態様では、 モルタルで成形し た請求項 1又は請求項 2記載の目地板の少なくとも片面にクッション性 又はスポンジ状の緩衝部材を取り付けたもので、 コンクリート二次製 CI

PP

の目地間隔が平行にならない場合にこの緩衝部材が圧縮されて部分的な 隙間をふさぐ用に作用する。 図面の簡単な説明

図 1は、 コンクリート二次製品プロックの連結状態を示す。

図 2は、 溝部を設けた目地板の例を示す。

図 3は、 凹部を設けた目地板の他の例を示す。

図 4は、 緩衝部材を取り付けた目地板の例 ¾示す。

図 5は、 L字溝の例を示す。

図 6は、 異形地先境界ブロックの例を示す。

図 7は、 溝浅型排水溝の例を示す。 発明を実施する最良の形態

図 1に歩車道ブロックを連結する場合のコンクリート二次製品プ口ッ クの連結状態の斜視図を示す。 最初に 1番目のプロック 2 0 1を据付け 位置の通り、 高さ等を確認して所定の位置に据付ける。 次に 2番目のブ ロック 2 0 2を約 1 c mの厚さの目地板の厚みより少し広めに仮据付け をし、 本発明に係るモルタルにて型成形したモルタル目地板 1 0にコン クリート用接着剤又は接着用モルタルを塗ったものをこの間に挿入し、 1番目のプロックの端面に貼り付け、 2番目のプロックの延設方向の端 面からバール等の工具 2でこの目地板を挟み込むように移動微調整する _c このようにして、 3番目以降のプロックも順次貼付け連結される。 こ こでモルタル目地板の片面又は両面に図 2， 図 3に示すように溝部 1 a あるいは凹部 1 bを設けると、 コンクリート用接着剤や接着モルタルが 塗布しやすく、 その後の保持も容易になる。 モルタル目地板の片面に図 4に示すようにクッション性又はスポンジ状の緩衝部材 1 cを取り付け ておくとプロック間の間隔が平行でない場合にもこの緩衝材が圧縮され て部分的な隙間をふさぐことができる。

図 5〜図 7に他のコンクリート二次製品プロックへの適用例を示し、 図 5は L字側溝、 図 6は異形地先境界ブロック、 図 7は溝浅型排水溝に 対するものである。

本発明に係るモルタル目地板はセメントと砂等の細骨材を水で混練し たものを型枠に流し込み凝固硬化して得られるが、 軽量骨材を入れると 全体の重量を軽くすることができ、 取付が容易であり、 運搬しやすくな る。 産業上の利用可能性

本発明に係るモルタル目地板は型成型にてあらかじめ準備して置くこ とができるので現地での目地処理がブロック据付けと同時に完了するこ とができる。

コンクリート二次製品の外形より所定量小さく成形されているので施 ェ上、 プロックの通り、 高さの誤差を解消することができる化粧目地板 となる。

また目地板の材質がプロックと同様のセメント材なので外観の統一性 に優れ、 特に目地板に取り付けたクッション性又はスポンジ状の緩衝部 材の圧縮幅でカバーできないプロック間の平行のズレに対してモルタル にて修正が可能であり据付け工事完了後の改良や破損等に対しても容易 にモルタルによる補修、 修復が可能である。

さらにモルタル目地板にクッション性又はスポンジ状の緩衝部材を取 り付けた場合には、 コンクリートブロックの伸縮を吸収でき、 この目地 板を重ね梱包等して運搬する場合の衝撃吸収部材として作用し、 目地板 の破損防止にもなる。

Claims

請 求 の 範 囲

1 . 連結しょうとする隣り合う 2つのコンクリート二次製品プロッ クの間に挿入される板状部材であって、 前記板状部材は、 前記コンクリ —トニ次製品ブロックの連結面と略相似形状であって、 その寸法が前記 コンクリート二次製品プロックの連結面の寸法よりわずかに小さい寸法 であるモルタル目地板。

2 . 前記板状部材の片面又は両面に接着剤塗布又は接着モルタルを 塗るための凹部を設けた請求項 1に記載のモルタル目地板。

3 . 前記板状部材の少なくとも片面にクッション性の緩衝部材を取 り付けた請求項 1又は請求項 2に記載のモルタル目地板。