JP3236493U - 樹脂発泡体により成型されたコンクリート型枠 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンクリート舗装の伸縮目地部に抜き型枠を組んで目地部を形成しているが、成型目地部を一体型として脱型を簡易にできるようにしたコンクリート型枠を提供する。【解決手段】コンクリート舗装でのコンクリートの伸縮に対応する目地、及び排水を目的とする目地部を樹脂発泡体製コンクリート型枠を使用して成型する際に、樹脂発泡体製コンクリート型枠に片勾配又は、両勾配の抜き勾配2をつけることで、型枠の脱型を簡易化する。また型枠の上部中央部に溝3を形成し、型枠の中心を明確に表示することで、型枠の設置の標準化を促進するものである。【選択図】図1

Description

本考案は、樹脂発泡体により成型されたコンクリート型枠に関するものである。
駐車場などでコンクリート舗装を施工する場合にひび割れ防止のために目地部の施工が必要とされている。しかし、デザインの多様性、環境の変化による豪雨対策として排水を目的とした、従来の伸縮目地でなく、60mm~100mmの幅をもつデザイン性、機能性を加味した目地が設計されている。
しかし、こういった幅広の目地部を成型するには材木、鉄板などを使用し箱型型枠を組んで、コンクリート舗装が硬化した後に解体脱型するという工程が必要とされる。
また、型枠を脱型するにあたっては木製型枠、樹脂製型枠の脱型は硬化後のコンクリートとの密着があり簡単にはできなかった。
同様の使用方法として化粧目地として樹脂製型枠が使用されているが工法が下地にモルタル施工をしたのち化粧目地を施工するようになっており、従来のコンクリート舗装のひび割れなどからの保護の目的を果たせないものであったし、また、脱型も困難であった。
特願平6-159520
特願2006-42907
型枠により成型しようとする目地部をより簡単に施工するために樹脂発泡体製の幅広型コンクリート成型目地部用型枠にて目地部の成型を可能にするものである。
本考案は樹脂発泡体製の成型型枠に片勾配、または両勾配の抜き勾配をつけることにより、コンクリートで舗装された目地部から脱型を可能にしたものである。
抜き勾配は1/100から2/100程度で、これ以上の勾配は樹脂発泡体型枠が浮きあがる可能性があり、必要がない。
本考案は樹脂発泡体製の幅広目地型枠の上面に切り込みをいれることで上下面の区別を容易にし、また中央部を示すことで、樹脂発泡体製型枠をコンクリート打設前に仮設設置するための設置位置を明確にさせることで、位置決めの仮設作業が容易になる。また、コンクリート打設時にコンクリート圧で型枠の動揺がある場合に杭固定の必要があった場合には中心箇所を提示することで型枠の傾きを防止できる。
上述のように、樹脂発泡体製コンクリート型枠に抜き勾配をつけたことで、コンクリート硬化後に脱型作業を省力化できる。
樹脂発泡体製コンクリート型枠の上面に切り込みをいれたことで、型枠の施工面を間違うことなく設置でき、また、中心部を線上で示すことにより設置作業の正確性を確保できる。
杭等で固定する場合に中央部に杭打ちが出来るために設置された成型型枠が傾斜することなく施工できる。
本考案の樹脂発泡体製コンクリート型枠の立体図である 本考案の型枠脱型後の透水性材料を充填した断面図である。
駐車場等のコンクリート舗装を施工するにあたり、砕石等で下地処理をしたのちに本考案の樹脂発泡体製成型型枠を設置するだけで、箱型型枠を組むことなく幅広の目地部が成型される。設置された目地成型用コンクリート型枠はコンクリート硬化後、容易に脱型できるともに幅広の目地部が形成される。
添付図面に従って説明する。
駐車場、広場などのコンクリート舗装は設計図書により目地位置が決定され、コンクリート舗装の性能維持のために正確に設置するために本型枠の上部に切り込まれた溝3を中心に型枠を設置する。設置が完了したのちにコンクリートを打設、十分な硬化後に本型枠1を引き抜くと目地部が形成される。
形成された目地部は排水性能を維持するために透水性の高い材料5を充填する
1 樹脂抜き型枠本体
2 型枠に設置された抜き勾配
3 型枠に設置された溝
4 中心線
5 透水性の高い充填材
6 打設されたコンクリート舗装
7 下地材

Claims (2)

  1. 成型された樹脂発泡体をコンクリート舗装のひび割れ防止、排水を目的とした目地の成型に使用する抜き勾配がついたコンクリート型枠
  2. 成型された樹脂発泡体をコンクリート舗装のひび割れ防止、排水を目的とした目地の成型に使用する抜き勾配がついたコンクリート型枠の上面中央部に切り込みを入れたコンクリート型枠
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