JP2572470B2 - 床工法 - Google Patents

床工法

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JP2572470B2
JP2572470B2 JP6506790A JP6506790A JP2572470B2 JP 2572470 B2 JP2572470 B2 JP 2572470B2 JP 6506790 A JP6506790 A JP 6506790A JP 6506790 A JP6506790 A JP 6506790A JP 2572470 B2 JP2572470 B2 JP 2572470B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は耐油・耐水・耐薬品性及び耐摩耗性・耐衝撃
性が優秀で水・温水・洗剤などで洗浄を繰返す自動車整
備工場、化学・薬品工場等に最適な床工法に関するもの
である。
〔従来技術〕
従来のこの種の床工法の一例を第3図および第4図を
参照し示すと次の通りである。
すなわち、第3図に示すように、先ず所定深さに掘下
げた土1の上に基礎砂利2を敷きつめ、さらにその上に
生コンクリート3aを打設する。この場合、生コンクリー
ト3aの上面が所定高さとなるようにレベリング作業をす
る。
この生コンクリート3aは、通常4週間程度養生して水
分を除去する。
かくして第4図に示すように、生コンクリート3aが硬
化してコンクリート層3が形成された後、該コンクリー
ト層3の上に接着剤4を介して中間層5を積層する。こ
の中間層5の材質は、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ア
クリル樹脂、ポリエステル樹脂等の液状樹脂を使用した
ものであればよく、好ましくは砂、砂利、その他有機、
無機の充填剤を添加して樹脂モルタル状にしたものを使
用するのが良い。
さらに中間層5の表面にトップコート6を塗布して床
Fの工事が完了する。
トップコート6の材質は、中間層5と同様エポキシ樹
脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂等の合成樹脂が使用で
き、さらに目的に応じて各種添加剤を添加させることに
よって、耐薬品性・耐水性・耐油性・耐摩耗性を向上さ
せることができる。
トップコート6は、美観が重要視されるためその色彩
は多種多様であり、したがって選択される樹脂の種類、
着色材は、変色の少ない耐候性を有するものが好まし
い。
また、トップコート6と中間層5の色彩はなるべく同
一系色を使用するのが好ましい。
前記中間層5は、コンクリート層3の表面の凹凸やひ
び割れ、または破損個所を補填して表面を平滑にしてト
ップコート6の仕上りを美しくする効果を有する。ま
た、中間層5に弾性のある材料を使用すれば、振動・騒
音を吸収して緩衝材としての効果も持たせることができ
る。
以上の床工事は新設の場合であるが、改装工事の場合
も砂利2を残して全てを毀損除去し、再び新設の場合と
同様生コンクリート3a打設工程以後の作業を行う。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら上記のような従来の床工法にあっては、
新設・改装工事に拘らず、生コンクリート打設工程があ
り、生コンクリート3aを養生する期間(約4週間)が必
要であった。すなわち、コンクリートの固化は1日程度
で硬化して硬度も発現するが、その後、徐々に水分が希
散する。そのため、トップコート層(中間層を含む)と
生コンクリートとの間に水分によるはがれや浮き上がり
が生じてしまう。そのため、従来工法では水分を除去す
るために4週間程度の養生が必要であった。したがって
工期は必然的に長期となり、その対策が待望されてい
た。特に改装工事にあっては緊急性を要求される場合が
多くその対策が熱望されていた。
本発明なこのような従来の実情に鑑みなされたもの
で、工期の短縮を図った床工法を提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
かかる目的を達成するため、本発明床工法は土の上に
基礎砂利を敷きつめ、その上に生コンクリートを打設
し、該生コンクリートを仮硬化させた後、その上に、そ
の上面の高さを所定にレベリングしたレベル用部材およ
び充填材を介してプレキャストコンクリート板を敷設
し、さらにこのプレキャストコンクリート板の上に接着
剤を介して中間材を積層し、該中間材の表面にトップコ
ートを塗布したものである。
〔作 用〕
既に硬化したプレキャストコンクリート板を敷設した
ため、打設した生コンクリートは仮硬化するのみで養生
しなくて良く、その養生期間が必要ないため、工期を短
縮することができる。
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明の一実施例を従来と同一の
部材に同一符号を付して説明する。
先ず、第1図に示すように、所定の深さに堀り下げた
土1の上に基礎砂利2を敷きつめ、さらにその上に、生
コンクリート3aを打設する。
この生コンクリート3aは約1日放置して仮硬化させ
る。
この状態で仮硬化した生コンクリート3a上の適所にレ
ベル用部材7,7……を設置する。
このレベル用部材は、木,プラスチック,或いは金
属,ボルト,筒等の剛体で、その形状としては、その剛
体を点状、線状(格子状)に配置したものである。この
レベル用部材は、充填材の上面が所定高さとなるように
レベリング作業をしやすくする目安であり、かつスペー
サーの役割も持つものである。すなわち、充填材の表面
を全体に平らにするための高さ方向の目安になるもので
あり、かつプレキャストを敷設したときに充填材がプレ
キャスト板の自重で沈まないようにするスペーサーの役
割をする。
このレベル用部材7,7,……は生コンクリート3aを打設
した際同時に植設したアンカーボルト8を介して該生コ
ンクリート3aに固設する。
次にこのレベル用部材7,7を設置した生コンクリート3
a上に充填材9を充填し、この充填材9の上面を前記レ
ベル用部材7,7の上面を目安に所定高さにレベリングす
る。
この充填材9としては例えばセメントと砂を混練した
空練モルタルを使用すれば良い。
次にこのレベル用部材7,7,……および充填材9の上面
にプレキャストコンクリート板10,10,……を敷設する。
このプレキャストコンクリート板10は型枠に生コンク
リートを注入し硬化養生させた後取り出したコンクリー
ト板で、大きさは一辺が数十cmとものから十数mのもの
まで製作可能で、床面積に応じて選択し、通常床工事現
場とは別の場所の工場で製造する。
実施例の如く、プレキャストコンクリート板10が複数
に及ぶ場合には、第2図に示すように、隣接するプレキ
ャストコンクリート板10,10,はボルト11−ナット12を利
用した連結部材13により結合する。なお、連結部材13は
これに限定されないことは勿論である。
次に、プレキャストコンクリート板10上に、接着材4
を介して中間層5を積層する。この中間層5の材質は、
従来例で述べたものと同様である。
すなわち、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹
脂、ポリエステル樹脂等の液状樹脂を使用したものであ
ればよく、好ましくは砂、砂利、その他有機無機の充填
剤を添加して樹脂モルタル状にしたものを使用するのが
良い。
さらに、中間層5の表面にトップコート6を塗布して
床Fの工事が完了する。
トップコート6の材質は従来例と同様である。すなわ
ち、中間層5と同様エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アク
リル樹脂等の合成樹脂が使用でき、さらに目的に応じて
各種添加剤を添加させることによって、耐薬品性・耐水
性・耐油性・耐磨耗性を向上させることができる。
トップコート6は、美観が重要視されるためその色彩
は多種多様であり、したがって選択される樹脂の種類、
着色材は、変色の少ない耐候性を有するものが好まし
い。
また、トップコート6と中間層5の色彩はなるべく同
一系色を使用するのが好ましい。
前記中間層5は、コンクリート層3の表面の凹凸やひ
び割れ、または破損個所を補填して表面を平滑にしてト
ップコート6の仕上りを美しくする効果を有する。ま
た、中間層5に弾性のある材料を使用すれば、振動・騒
音を吸収して緩衝材としての効果も持たせることができ
る。
次に作用を説明する。
既に硬化したプレキャストコンクリート板10を生コン
クリート3a上にレベル用部材7,7,……および充填材9を
介して敷設するため、生コンクリート3aが養生中に発生
する水分は充填材9に吸収されるので打設した生コンク
リート3aは約1日放置して仮硬化のみで従来のように約
40日間も養生しなくても、直ちにレベル用部材上で作業
して良く、その養生期間が必要ないため、工期は新設・
改装工事に拘らず、従来例に比し大幅に短縮することが
できる。
なお、上記実施例において、中間層5は一層の場合を
示したが、本発明は従来通り複数層でも良いことは勿論
である。
〔効 果〕
以上説明してきたように、本発明によれば、土の上に
基礎砂利を敷きつめ、その上に生コンクリートを打設
し、該生コンクリートを仮硬化させた後、その上に、そ
の上面の高さを所定にレベリングしたレベル用部材およ
び充填材を介してプレキャストコンクリート板を敷設
し、さらにこのプレキャストコンクリート板の上に接着
剤を介して中間材を積層し、該中間材の表面にトップコ
ートを塗布したため、生コンクリートの養生期間が不要
となり、工期を大幅に短縮することができるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明床工法を示す説明用断面図、第2はプレ
キャストコンクリート板の連結部分を示す説明用平面
図、第3図および第4図は夫々従来例の工程を示す説明
断面図である。 1……土、2……基礎砂利、3a……生コンクリート、4
……接着材、6……トップコート、7……レベル用部
材、9……充填材、10……プレキャストコンクリート
板、F……床。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】土の上に基礎砂利を敷きつめ、その上に生
    コンクリートを打設し、該生コンクリートを仮硬化させ
    た後、その上に、その上面の高さを所定にレベリングし
    たレベル用部材および充填材を介してプレキャストコン
    クリート板を敷設し、さらにこのプレキャストコンクリ
    ート板の上に接着剤を介して中間材を積層し、該中間材
    の表面にトップコートを塗布したことを特徴とする床工
    法。
JP6506790A 1990-03-14 1990-03-14 床工法 Expired - Lifetime JP2572470B2 (ja)

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JPH03267463A JPH03267463A (ja) 1991-11-28
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