WO2002030400A1 - Preparations solides - Google Patents

Preparations solides Download PDF

Info

Publication number
WO2002030400A1
WO2002030400A1 PCT/JP2001/008785 JP0108785W WO0230400A1 WO 2002030400 A1 WO2002030400 A1 WO 2002030400A1 JP 0108785 W JP0108785 W JP 0108785W WO 0230400 A1 WO0230400 A1 WO 0230400A1
Authority
WO
WIPO (PCT)
Prior art keywords
preparation according
preparation
solid preparation
weight
parts
Prior art date
Application number
PCT/JP2001/008785
Other languages
English (en)
French (fr)
Inventor
Masahiko Koike
Original Assignee
Takeda Chemical Industries, Ltd.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takeda Chemical Industries, Ltd. filed Critical Takeda Chemical Industries, Ltd.
Priority to US10/398,434 priority Critical patent/US7510728B2/en
Priority to EP01974700A priority patent/EP1329217A4/en
Priority to AU2001294192A priority patent/AU2001294192A1/en
Priority to CA002424770A priority patent/CA2424770A1/en
Publication of WO2002030400A1 publication Critical patent/WO2002030400A1/ja

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/0012Galenical forms characterised by the site of application
    • A61K9/0053Mouth and digestive tract, i.e. intraoral and peroral administration
    • A61K9/0056Mouth soluble or dispersible forms; Suckable, eatable, chewable coherent forms; Forms rapidly disintegrating in the mouth; Lozenges; Lollipops; Bite capsules; Baked products; Baits or other oral forms for animals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P3/00Drugs for disorders of the metabolism
    • A61P3/08Drugs for disorders of the metabolism for glucose homeostasis
    • A61P3/10Drugs for disorders of the metabolism for glucose homeostasis for hyperglycaemia, e.g. antidiabetics
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P7/00Drugs for disorders of the blood or the extracellular fluid
    • A61P7/10Antioedematous agents; Diuretics
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
    • A61P9/10Drugs for disorders of the cardiovascular system for treating ischaemic or atherosclerotic diseases, e.g. antianginal drugs, coronary vasodilators, drugs for myocardial infarction, retinopathy, cerebrovascula insufficiency, renal arteriosclerosis
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/20Pills, tablets, discs, rods
    • A61K9/2004Excipients; Inactive ingredients
    • A61K9/2013Organic compounds, e.g. phospholipids, fats
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/20Pills, tablets, discs, rods
    • A61K9/2004Excipients; Inactive ingredients
    • A61K9/2013Organic compounds, e.g. phospholipids, fats
    • A61K9/2018Sugars, or sugar alcohols, e.g. lactose, mannitol; Derivatives thereof, e.g. polysorbates
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/20Pills, tablets, discs, rods
    • A61K9/2004Excipients; Inactive ingredients
    • A61K9/2022Organic macromolecular compounds
    • A61K9/205Polysaccharides, e.g. alginate, gums; Cyclodextrin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/20Pills, tablets, discs, rods
    • A61K9/2004Excipients; Inactive ingredients
    • A61K9/2022Organic macromolecular compounds
    • A61K9/205Polysaccharides, e.g. alginate, gums; Cyclodextrin
    • A61K9/2054Cellulose; Cellulose derivatives, e.g. hydroxypropyl methylcellulose
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/20Pills, tablets, discs, rods
    • A61K9/2072Pills, tablets, discs, rods characterised by shape, structure or size; Tablets with holes, special break lines or identification marks; Partially coated tablets; Disintegrating flat shaped forms
    • A61K9/2077Tablets comprising drug-containing microparticles in a substantial amount of supporting matrix; Multiparticulate tablets

Description

明 細 書 固形製剤 技術分野
本発明は、 1) 不快な味を有する塩基性医薬成分、 2) 糖類、 3) ポリア 二オン系ポリマー、 4) 矯味剤および 5) カルボキシメチルセルロースを含 有する固形製剤;およびその製造法に関する。
さらに、 本発明は、 口腔内の唾液の存在下、 少量の水の存在下または胃内 において速やかに崩壌する固形製剤、 とりわけ口腔内崩壌性固形製剤として 有用な速崩壊性固形製剤に関する。 背景技術
不快な味を有する塩基性医薬成分を含有する固形製剤において、 不快な味 の隠蔽方法は、 例えば以下の文献に記載されている。
特表平 2— 502729には、 「シメチジンと、 顆粒化剤および風味マス キング剤としてポリヒドロキシ化合物のエステルと、 所望により口に合う医 薬上許容される乳化剤からなることを特徴とする医薬顆粒組成物」 が記載さ れている。
特開平 6— 116138には、 「 (a) 不快な味を呈する塩基性薬物と胃 溶性高分子化合物を分散あるいは溶解させた低融点物質からなる複合体、
(b) 10重量%から 70重量%の糖アルコールおよび (c) 0. 1重量% から 7重量%の塩基性酸化物からなることを特徴とする経口製剤用組成物」 が記載されている。
特開平 10— 236947には、 「製剤バルクを製造する、 次の工程:
(1) 生理活性を有する薬剤、 ポリエチレングリコールを含有する混合物を 溶融造粒すること;
(2) 該造粒した顆粒に、 賦形剤を添加して、 再び溶融造粒すること;から 得られる粒状製剤」 が記載されている。 特開平 1 1一 2 2 8 4 5 0には、 「不快な味を有する塩基性薬物およびァ 二オン性高分子物質を含有する不快な味を隠蔽した経口組成物」 が記載され ている。
一方、従来より、薬剤の嚥下が困難な患者、高齢者あるいは小児のために、 服用しゃすい剤形として、 口腔内で迅速に崩壊 ·溶解する固形製剤の開発が 進められている。
このような固形製剤は、 例えば、 以下の文献に記載されている。
特開平 1 0— 1 1 4 6 5 5には、 「治療上有効量の少なくとも一種の薬剤、 少なくとも一種の中性あるいは塩基性の添加物、 および崩壊剤を含有してな る固形製剤」 が記載されている。 上記公知文献に記載された固形製剤では、 医薬成分の不快な味が十分に隠 蔽されているとは言えず、 また、 該製剤の崩壊性および製剤強度も満足であ るとは言えない。 よって、 不快な味を有する塩基性医薬成分 (以下、 単に塩 基性医薬成分と略記することもある) の不快な味が十分に隠蔽され、 かつ速 やかな崩壊性、 適度な製剤強度などの優れた特性を有する固形製剤の開発が 望まれている。
また、 上記公知文献に記載された固形製剤は、 崩壞性および製剤強度の面 で満足であるとは言えない。 よって、 速やかな崩壊性および適度な製剤強度 を有する固形製剤の開発が望まれている。 発明の開示
本発明者らは、 不快な味を有する塩基性医薬成分の製剤化について検討を 行ったところ、 糖類、 ポリア二オン系ポリマ一、 矯味剤および力ルポキシメ チルセルロースを組み合わせて用いることにより、 該塩基性医薬成分の不快 な味が十分に隠蔽された固形製剤が得られることを見い出した。
また、 本発明者らは、 前記固形製剤を工業的に有利に製造することのでき る方法を見出した。
本発明者らは、 これらの知見に基づいて、 さらに研究を進めた結果、 本発 明を完成した。
すなわち、 本発明は、
(1) 1) 不快な味を有する塩基性医薬成分、 2) 糖類、 3) ポリア二オン 系ポリマー、 4) 矯味剤および 5) カルボキシメチルセルロースを含有する 固形製剤;
(2) 速崩壊性固形製剤である前記 (1) 記載の製剤;
(3) 口腔内速崩壊性固形製剤である前記 (2) 記載の製剤;
(4) 錠剤である前記 (1) '記載の製剤;
(5) 不快な味を有する塩基性医薬成分が塩酸ピオグリタゾンである前記 (1) 記載の製剤;
(6) 糖類が糖アルコールである前記 (1) 記載の製剤;
(7) 糖アルコールがマンニトール、 エリスリ 1 ^一ル、 トレハロースまたは キシリトールである前記 (6) 記載の製剤;
(8) 糖アルコールがマンニトールである前記 (6) 記載の製剤;
(9) ポリァニオン系ポリマ一がカルポキシメチルセルロースナトリウムま たはアルギン酸ナトリウムである前記 (1) 記載の製剤;
(10) ポリア二オン系ポリマーがカルボキシメチルセルロースナトリウム である前記 (1) 記載の製剤;
(11) 矯味剤がグルタミン酸ナトリウム、 5' —イノシン酸ナトリウム、 5 ' ーグァニル酸ナトリウムまたはァスパラギン酸ナトリウムである前記
( 1 ) 記載の製剤;
(12) 矯味剤がグルタミン酸ナトリウムである前記 (1) 記載の製剤;
(13) 糖類を固形製剤 100重量部に対して、 5〜97重量部含有する前 記 (1) 記載の製剤;
(14) ポリア二オン系ポリマーを固形製剤 100重量部に対して、 1〜5 0重量部含有する前記 (1) 記載の製剤;
(15) 矯味剤を固形製剤 100重量部に対して、 0. 1〜15重量部含有 する前記 (1) 記載の製剤; ,
(16) 不快な味を有する塩基性医薬成分、 糖類およびポリア二オン系ポリ マ一を含有する組成物と、 糖類および矯味剤を含有する組成物とを混合し、 得られる混合物を圧縮成型することを特徴とする固形製剤の製造法;などに 関する。
また、 本発明者らは、 速崩壌性固形製剤について検討を行ったところ、 糖 アルコール及びカルポキシメチルセルロースを組み合わせて用いることによ り、 速やかな崩壊性および適度な製剤強度を有する固形製剤が得られること を見出した。
さらに、本発明者らは、カルポキシメチルセルロースを用いることにより、 低い乾式の圧縮圧でも実用上問題ない硬度を有し、 かつ速やかな崩壊性と製 造性に問題のない固形製剤が得られることを見い出した。
本発明者らは、 これらの知見に基づいて、 さらに研究を進めた結果、 本発 明を完成した。
すなわち、 本発明は、
(17) 医薬成分、 糖アルコール及びカルポキシメチルセルロースを含有す る速崩壊性固形製剤;
(18) 口腔内速崩壊性固形製剤である前記 (17)'記載の製剤;
(19) 錠剤である前記 (17) 記載の製剤;
(20) 糖アルコールがマンニトール、 エリスリ 1 ^一ル、 トレハロースまた はキシリトールである前記 (17) 記載の製剤;
(21) 糖アルコールがマンニトールである前記 (17) 記載の製剤;
(22) 糖アルコールを速崩壊性固形製剤 100重量部に対して、 5〜97 重量部含有する前記 (17) 記載の製剤;
(23) 糖アルコールを速崩隼性固形製剤 100重量部に対して、 44〜9 0重量部含有する前記 (17) 記載の製剤;
(24) カルボキシメチルセルロースを速崩壊性固形製剤 100重量部に対 して、 1〜40重量部含有する前記 (17) 記載の製剤;
(25) 医薬成分として塩酸ピオダリ夕ゾンを含有する前記 (17) 記載の 製剤;
(26)医薬成分として塩酸マニジピンを含有する前記(17)記載の製剤; (27) 医薬成分としてポグリポースを含有する前記 (17) 記載の製剤; (28) 医薬成分としてカンデサルタンシレキセチルを含有する前記 (17) 記載の製剤;
(29) 医薬成分としてヒドロクロ口チアジドを含有する前記 (17) 記載 の製剤;
(30) さらにポリア二オン系ポリマーを含有する前記(17)記載の製剤; (31) さらに矯味剤を含有する前記 (17) 記載の製剤;
(32) さらにポリア二オン系ポリマ一および矯味剤を含有する前記(17) 記載の製剤;
(33)医薬成分、糖アルコール及びカルポキシメチルセルロースを混合し、 得られる混合物を圧縮成型することを特徴とする速崩壊性固形製剤の製造 法;などにも関する。 以下に、 「1) 不快な味を有する塩基性医薬成分、 2) 糖類、 3) ポリア 二オン系ポリマー、 4) 矯味剤および 5) カルボキシメチルセルロースを含 有する固形製剤」 およびその製造法について詳述する。
「不快な味を有する塩基性医薬成分」 としては、 塩基性であり、 かつ不快 な味 (例えば苦味、 辛味、 刺激味など) を有するものであれば固形状、 結晶 状、 油状、 溶液状など何れのものでもよい。
該塩基性医薬成分としては、 例えば滋養強壮保健薬、 解熱鎮痛消炎薬、 抗 うつ薬、 鎮痙薬、 脳代謝改善剤、 交感神経興奮剤、 胃腸薬、 抗潰瘍剤、 鎮咳 去痰剤、鎮吐剤、 アレルギー用薬、 歯科口腔用薬、抗ヒスタミン剤、強心剤、 不整脈用剤、 血圧降下剤、 血管収縮薬、 冠血管拡張薬、 抗生物質、 糖尿病治 療剤、 アルカロイド系麻薬などが挙げられる。 これら塩基性医薬成分は、 そ れぞれの塩基性医薬成分が有する薬効に悪影響が生じない限り 2種以上を適 宜の割合で混合して用いてもよく、 前記以外の医薬成分を適宜の割合で混合 して用いてもよい。
ここで、 滋養強壮保健薬としては、 例えばビタミン B 1 (ジベンゾィルチ ァミン、 フルスルチアミン塩酸塩など) 、 ビタミン B 6 (塩酸ピリドキシンな ど) などが挙げられる。
解熱鎮痛消炎薬としては、 例えば塩酸ジフェンヒドラミン、 サリチル酸ジ フェンヒドラミン、 タンニン酸ジフェンヒドラミン、 塩酸メチルェフエドリ ン、 塩酸フエニルプロパノ一ルァミン、 塩化リゾチームなどが挙げられる。 抗うつ薬としては、 例えばイミブラミン、 塩酸マプロチリン、 アンフエ夕 ミンなどが挙げられる。
鎮痙薬としては、 例えば塩酸ジフェンヒドラミン、 塩酸パパべリン、 塩酸 メクリジンなどが挙げられる。
脳代謝改善剤としては、 例えば塩酸メクロフエニキセ一ト、 塩酸ドネベジ ルなどが挙げられる。
交感神経興奮剤としては、例えば塩酸フエ二レフリン、塩酸エフェドリン、 塩酸メトキシフエナミン、 ノルェピネフリン、 メトキサミン塩酸イソプロテ レノールなどが挙げられる。 . . · 胃腸薬としては、 例えば塩化ベルべリン、 塩酸セトラキサートなどが含ま れる。
抗潰瘍剤としては、 例えば塩酸ラニチジン、 シメチジン、 ファモチジンな どが挙げられる。
鎮咳去痰剤としては、 例えば塩酸クロペラスチン、 デキストルメトルファ ン、 塩酸ノス力ピン、 塩酸フエニルプロパノ一ルァミン、 塩酸ブロムへキシ ン、 塩酸アンプ口キソ一ルなどが挙げられる。
鎮吐剤としては、 例えば塩酸ジフエ二ドールなどが挙げられる。
アレルギー用薬としては、例えば塩酸ィソチペンジル、塩酸プロメタジン、 メチレンジサリチル酸プロメタジン、 フマル酸クレマスチン、 マレイン酸ク ロルフェニラミン、 フマル酸ケトチフェン、 酒石酸ァリメマジン、 塩酸ァゼ ラスチン、 フマル酸ェメダスチン、 塩酸ェピナスチン、 アンレキサノクス、 イブジラストォキサトミドなどが挙げられる。
歯科口腔用薬としては、 例えば塩酸クロルへキシジンなどが挙げられる。 抗ヒスタミン剤としては、 例えば塩酸ジフェンヒドラミン、 塩酸イソチぺ ンジル、 (Π-マレイン酸クロルフエ二ラミンなどが挙げられる。 強心剤としては、 例えばカフェイン、 ジゴキシンなどが挙げられる。 不整脈用剤としては、 例えば塩酸プロ力インアミド、 塩酸プロブラノロ一 ルなどが挙げられる。
血圧降下剤としては、 例えば塩酸デラプリル、 塩酸ヒドララジン、 塩酸ラ ベタ口ールなどが挙げられる。
血管収縮剤としては、 例えば塩酸フエ二レフリンなどが挙げられる。 冠血管拡張剤としては、 例えば塩酸カルポクロメン、 塩 mペラパミルなど が挙げられる。
抗生物質としては、 例えば塩酸ピプメシリナム、 塩酸セフォチアムへキセ チル、 エリスロマイシン、 クラリスロマイシン、 キタサマイシン、 ジョサマ イシン、 ミデカマイシン、 ロキシスタマイシン、 ァジス口マイシンなどが挙 げられる。
糖尿病治療剤としては、 例えば塩酸ピオダリ夕ゾン、 マレイン酸口シグリ タゾンなどのィンスリン抵抗性改善剤が挙げられる。
アルカロイド系麻薬としては、 例えば塩酸モルヒネ、 硫酸モルヒネ、 塩酸 ォキシコドン、 塩酸ァヘンアルカロイド、 塩酸コカインなどが挙げられる。 上述の各種塩基性医薬成分は、 それらが塩を形成している場合には、 遊離 体として用いてもよい。 また、 上述の各種塩基性医薬成分は、 それらが塩を 形成し得る遊離体である場合、 塩として用いてもよい。 このような塩として は、 薬理学的に許容し得る塩、 例えば無機酸との塩、 有機酸との塩、 酸性ァ ミノ酸との塩などが挙げられる。 なお、 前記遊離体が塩基性であり、 その塩 が塩基性でない場合があるが、 このよ,うな塩も、 本発明の塩基性医薬成分に 含まれる。
無機酸との塩の好適な例としては、例えば塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、 リン酸などとの塩が挙げられる。
'有機酸との塩の好適な例としては、例えばギ酸、酢酸、 トリフルォロ酢酸、 フマール酸、 シユウ酸、 酒石酸、 マレイン酸、 クェン酸、 コハク酸、 リンゴ 酸、 メタンスルホン酸、 ベンゼンスルホン酸、 P—トルエンスルホン酸など との塩が挙げられる。
酸性アミノ酸との塩の好適な例としては、 例えばァスパラギン酸、 ダル夕 ミン酸などとの塩が挙げられる。
上記塩基性医薬成分は、 一般に医療、 食品分野などで用いられる希釈剤な どによって希釈されたものであってもよい。 また、 塩基性医薬成分は、 後述 のコ一ティング剤でコーティングされていてもよい。
上記塩基性医薬成分は、 好ましくは糖尿病治療剤であり、 さらに好ましく はィンスリン抵抗性改善剤であり、 特に好ましくは塩酸ピオグリタゾンなど • である。
本発明の固形製剤中の塩基性医薬成分の含量は、 該成分の種類、 投与量な どにより異なるが、 固形製斉'! I I 0 0重量部に対して、 通常 0. 0 1〜6 0重 量部、 好ましくは 0 . 0 1〜4 0重量部である。 糖類としては、 例えば砂糖、 澱粉糖、 乳糖、 蜂蜜'、 糖アルコールなどが挙 げられる。 これらは、 2種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。
ここで、 砂糖としては、 例えば白糖、 カップリングシュガー、 フラクトォ リゴ糖、 パラチノースなどが挙げられる。
澱粉糖としては、 例えばぶどう糖、 麦芽糖、 粉飴、 水飴、 果糖などが挙げ られる。
乳糖としては、 例えば乳糖、 異性化乳糖(ラクチュロース) 、 還元乳糖(ラ クチトール) などが挙げられる。
蜂蜜としては、 一般に食用として用いられる各種蜂蜜が挙げられる。
糖アルコールとしては、 例えばソルビトール、 マンニ! ル、 マルチト一 ル、 還元澱粉糖化物、 キシリトール、 還元パラチノース、 エリスリトール、 トレハロース等が挙げられる。
糖類は、好ましくは糖アルコールであり、さらに好ましくはマンニトール、 エリスリトール、 トレ八ロースまたはキシリトールである。 とりわけ、 マン 二トールが好ましい。
本発明の固形製剤中の糖類の含量は、 固形製剤 1 0 0重量部に対して、 通 常 5〜 9 7重量部、 好ましくは 1 0〜 9 0重量部、 さらに好ましくは 4 4〜 9 0重量部である。
また、 糖類を不快な味を有する塩基性医薬成分 1重量部に対して、 1〜2 0重量部、 好ましくは 2〜1 0重量部用いることにより、 該塩基性医薬成分 の不快な味をより効果的に隠蔽することができる。
さらに、 糖類をカルポキシメチルセルロース 1重量部に対して、 1〜1 0 0重量部、 好ましくは 2〜5 0重量部用いることにより、 優れた崩壊性を有 する固形製剤が得られる。 ポリア二オン系ポリマーとしては、 例えばカルポキシメチルセリレ口一スナ トリウム、 アルギン酸ナトリウムなどが挙げられる。 これらは適宜の割合で 混合して用いてもよい。
, ここで、 カルポキシメチルセル口一スナトリゥムとしては、 エーテル化度 が 2以下、 さらに 1 . 5以下のものが好ましく、 具体例として、 例えばサン ローズ F (商品名、 五徳薬品 (株) ) などが挙げられる。
アルギン酸ナトリウムとは、 D—マンヌゥロン酸 (D- Mannuronic acid) と
Lーグルロン酸 (L-guluronic acid) の重合体からなるアルギン酸のナトリ ゥム塩であり、 具体例としては、 例えばダックアルギン (商品名、 紀文フ一 ドケミファ (株) ) などが挙げられる。
ポリア二オン系ポリマーは、 好ましくはカルポキシメチルセルロースナト リウムである。
本発明の固形製剤中のポリア二オン系ポリマーの含量は、 固形製剤 1 0 0 重量部に対して、 通常 1〜5 0重量部、 好ましくは 2〜3 0重量部である。 また、 ポリァニオン系ポリマーを不快な味を有する塩基性医薬成分 1重量 部に対して、 0 . 0 5〜5重量部、 好ましくは 0 . 1〜2重量部用いることに より、 該塩基性医薬成分の不快な味をより効果的に隠蔽することができる。 矯味剤としては、 例えばグルタミン酸ナトリウム、 5 ' —イノ、シン酸ナト リウム、 5 ' —グァニル酸ナトリウム、 ァスパラギン酸ナトリウムなどの矯 味用有機酸塩が挙げられる。 これらは 2種以上を適宜の割合で混合して用い てもよい。 矯味剤は、 特に好ましくはグルタミン酸ナトリウムである。 本 発明の固形製剤中の矯味剤の含量は、 阖形製剤 1 0 0重量部に対して、 通常 0 . 1〜1 5重量部、 '好ましくは 0 . 2〜1 0重量部である。
固形製剤中の矯味剤の含量が大きくなるとともに、 「不快な味を有する塩 基性医薬成分」 の不快な味が隠蔽されるが、 この含量が大きすぎると、 服用 時に矯味剤自体の味が強くなるため、 上記した範囲内の含量を採用すること が好ましい。
また、 矯味剤を不快な味を有する塩基性医薬成分 1重量部に対して、 0 . 0 1〜2重量部、 好ましくは 0 . 0 5〜1重量部用いることにより、 該塩基性医 薬成分の不快な味をより効果的に隠蔽することができる。 本発明で用いられるカルポキシメチルセルロースとは、 セルロースの水酸 基を部分的にカルポキシメチル化した酸型高分子電解質セルロースエーテル を意味する。カルポキシメチルセルロースは、市販品として容易に入手でき、 その具体例としては、 N S— 3 0 0 (五徳薬品 (株) ) などが挙げられる。 本発明の固形製剤中のカルボキシメチルセルロースの含量は、 固形製剤 1 0 0重量部に対して、 通常 1〜4 0重量部、 好ましくは 2〜 3 0重量部であ る。
固形製剤中のカルポキシメチルセルロースの含量が大きくなるとともに、 固形製剤の口腔内崩壌性が上昇するが、 この含量が大きすぎると、 服用時に 粉つぼさを有する固形製剤が得られるため、 口腔内速崩壊性固形製剤におい ては、 上記した範囲内の含量を採用することが好ましい。 本発明の固形製剤の剤形としては、 例えば錠剤、 顆粒、 細粒、 丸剤などが 挙げられる。 なかでも、 錠剤が好ましい。
本発明の固形製剤は、 好ましくは速崩壊性固形製剤である。 ここで、 速崩 壊性とは、 口腔内、 水中あるいは胃内で、 固形製剤が短時間 (例えば 5〜 9 0秒程度) 内に崩壊する性質を意味する。 該速崩壌性固形製剤の口腔内での 崩壊時間 (健康な成人男子及び女子の口腔内の唾液で固形製剤が完全に崩壌 するまでの時間) は、 固形製剤の剤形、 大きさなどによって異なるが、 例え ば固形製剤が錠剤である場合、 通常 5〜9 0秒、 好ましくは 5〜6 0秒、 さ らに好ましくは 5〜 3 0秒程度である。
本発明の固形製剤は、 さらに好ましくは口腔内速崩壊性固形製剤である。 該口腔内速崩壊性固形製剤は、 薬剤の嚥下が困難な患者、 高齢者、 小児用の 服用しやすい製剤として、 また一般成人の緊急時の安全な製剤として、 各種 疾患の予防および治療に有用である。
本発明の固形製剤の硬度 (錠剤硬度計による測定値) は、 好ましくは 1 5 〜2 0 0 N、 さらに好ましくは 1 5〜1 5 O N程度である。 本発明の固形製剤は、 製剤分野において慣用の添加剤を含有していてもよ い。 このような添加剤としては、 例えば賦形剤、 崩壊剤、 結合剤、 酸味料、 発泡剤、 人工甘味料、 香料、 滑沢剤、 着色剤、 安定化剤、 p H調整剤、 界面 活性剤などが挙げられる。 これらは、 2種以上を適宜の割合で混合して用い てもよい。また、 これら添加剤は、製剤分野において慣用の量が用いられる。 賦形剤としては、 トウモロコシデンプン、 馬鈴薯デンプン、 コムギコデン プン、 コメデンプン、 部分アルファ一化デンプン、 アルファ—化デンプン、 有孔デンプン等のデンプン類;無水リン酸カルシウム、沈降炭酸カルシウム、 ゲイ酸カルシウム、 軽質無水ケィ酸などが挙げられる。 ここで、 軽質無水ケ ィ酸としては、 例えばサイリシァ 320 (商品名、 富士シリシァ化学 (株) ) 、 ァエロジル 200 (商品名、 日本ァエロジル (株) ) 等が挙げられる。
崩壊剤としては、 カルポキシメチルセルロース、 カルポキシメチルセル口 ースカルシウム、 カルポキシメチルス夕一チナトリウム、 クロスカルメロ一 スナトリウム、 クロスポビドン、 低置換度ヒドロキシプロピルセル口一ス、 ヒドロキシプロピルスターチ等が用いられる。 崩壊剤の具体例としては、 例 えばカルポキシメチルセルロース (五徳薬品 (株) ) ;クロスポビドン [ I S P Inc. (米国) , B A S F (ドイツ) 製] ;クロスカルメロースナトリウ ム ( F M C—旭化成 (株) ) ;カルボキシメチルセルロースカルシウム (五 徳薬品 (株) ) ;カルポキシメチルス夕一チナトリウム (松谷化学 (株) 、 木村産業 (株) など) ;低置換度ヒドロキシプロピルセルロース LH1 1, LH21, LH31, LH22, LH32, LH20, LH30、 LH32, LH33 (いずれも信越化学 (株) 製) 等のヒドロキシプロボキシル基含量 が 5〜16重量%の低置換度ヒドロキシプロピルセルロース等が挙げられる c 崩壊剤の使用量は、 固形製剤 100重量部に対して、 好ましくは 0. 5〜2 5重量部、 さらに好ましくは 1〜15重量部である。
結合剤としては、例えば結晶セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、 ヒドロキシプロピルメチルセルロース、 ポリピニルピロリドン、 アラビアゴ ム末、 ゼラチン、 プルランなどが挙げられる。 結晶セルロースの具体例とし ては、 例えばセォラス KG801、 アビセル PH 101, PH102, PH 301, PH302, PH-F 20, アビセル R C— A 591 N F (いずれ も商品名、 旭化成 (株) ) 等が挙げられ、 微結晶セルロースと呼ばれている ものも含まれる。 結合剤の使用量は、 固形製剤 100重量部に対して、 好ま しくは 0. 1〜50重量部、 さらに好ましくは 0. 5〜40重量部である。 酸味剤としては、 例えばクェン酸、 酒石酸、 リンゴ酸、 ァスコルビン酸な どが挙げられる。
発泡剤としては、 例えば炭酸水素ナトリウム、 炭酸ナトリウムなどが挙げ られる。
人工甘味料としては、 例えばサッカリンナトリウム、 グリチルリチン二力 リウム、 アスパルテーム、 ステビア、 ソ一マチン、 ァセサルファームなどが 挙げられる。
香料としては、 例えばレモン油、 オレンジ油、 グレープフルーツ油、 スト 口ベリ一油、 メントール、 はっか油などが挙げられる。
滑沢剤としては、 例えばステアリン酸マグネシウム、 ショ糖脂肪酸エステ ル、 ポリエチレングリコール、 タルク、 ステアリン酸、 フマル酸ステアリル ナトリウムなどが挙げられる。
着色剤としては、 例えば食用黄色 5号、 食用赤色 2号、 食用青色 2号など の食用色素、 食用レーキ色素、 三二酸化鉄などが挙げられる。 安定化剤としては、 ェデト酸ナトリウム、 トコフエロール、 シクロデキス トリン等が挙げられる。
pH調整剤としては、 クェン酸塩、 リン酸塩、 炭酸塩、 酒石酸塩、 フマル 酸塩、 酢酸塩、 アミノ酸塩などが挙げられる。
界面活性剤として、 ラウリル硫酸ナトリウム、 ポリソルベート 80、 硬化 油、 ポリオキシエチレン (160) ポリオキシプロピレン (3Ό) グリコー ルなどが挙げられる。
上記した添加剤の粒子径は、 特に制限されないが、 口腔内でのザラツキ感 を生じにくい 500 m以下が好ましい。 本発明の固形製剤は、 例えば、 製剤分野において慣用の方法を用い、 不快 な味を有する塩基性医薬成分、 糖類、 ポリア二オン系ポリマー、 矯味剤およ びカルポキシメチルセルロースを所望により前記した添加剤とともに混合し、 ついで圧縮成形することにより、 製造することができる。
ここで、 混合 (造粒、 乾燥、 整粒等を含む) は、 例えば、 高速攪拌造粒機 (FM-VG- 10 ;パゥレック社製) 、 万能練合機 (畑鉄工所製) 、 流動 造粒乾燥機 (LAB— 1 FD_3S、 F D— 3 S N;パゥレック社製) 、 箱 形真空乾燥機 (楠木機械) 、 スクリーンミル (P— 3 ;昭和技研) などの製 剤機械を用いて行われる。
圧縮成形は、 例えば固形製剤が錠剤である場合、 単発錠剤機 (菊水製作所 製) 、 ロータリー式打錠機 (菊水製作所製) などを用い、 通常 5〜35 kN/ cm の圧力で打錠することにより行われる。 本発明の固形製剤を製造する際に、 下記 (1) 〜 (3) の方法を用いるこ とにより、 崩壞性の優れた固形製剤を得ることができる。 このような方法に よって製造された固形製剤においては、 ポリア二オン系ポリマーのもたらす 製剤中の強い粒子間結合力が緩和されるため、 製剤の崩壊性が向上する。
(1) 不快な味を有する塩基性医薬成分、 糖類およびポリア二オン系ポリマ 一を含有する組成物 (以下、 組成物 Aと略記する) と、 糖類、 矯味剤および カルポキシメチルセルロースを含有する組成物(以下、 組成物 Bと略記する) とを混合し、 得られる混合物を圧縮成形する方法 (組成物 Aおよび Bに含ま れる糖類の種類は、 同一であっても、 異なっていてもよい) ;
( 2 ) 不快な味を有する塩基性医薬成分、 糖類、 ポリア二オン系ポリマーお よび矯味剤を含有する組成物 (以下、 組成物 Cと略記する) と、 糖類および カルポキシメチルセルロースを含有する組成物(以下、 組成物 Dと略記する) とを混合し、 得られる混合物を圧縮成形する方法 (組成物 Cおよび Dに含ま れる糖類の種類は、 同一であっても、 異なっていてもよい) ;
( 3 ) 不快な味を有する塩基性医薬成分、 糖類およびポリア二オン系ポリマ 一を含有する組成物 (以下、 組成物 Eと略記する) と、 糖類およびカルポキ シメチルセルロースを含有する組成物 (組成物 D) とを混合し、 得られる混 合物を、 矯味剤とともに圧縮成形する方法 (組成物 Eおよび Dに含まれる糖 類の種類は、 同一であっても、 異なっていてもよい) 。
上記した各組成物は、 それぞれ前記した添加剤を含んでいてもよい。 これ ら組成物における各成分の含量は、 目的とする固形製剤中の各成分の含量が 前記した量となるようにして適宜決定される。 さらに、 上記 (1 ) 〜 (3 ) の方法において、 圧縮成形する際に、 前記した添加剤を添加してもよい。 本発明の固形製剤の好ましい製造法としては、 例えば下記 (l a ) 〜 (3 a ) の方法が挙げられる。
( l a ) 不快な味を有する塩基性医薬成分、 糖類およびポリア二オン系ポリ マーを、 所望により前記した添加剤とともに、 適当な混合機で混合し、 得ら れる混合物を造粒する。
一方、 糖類、 矯味剤およびカルポキシメチルセルロースを、 所望により前 記した添加剤とともに、適当な混合機で混合し、得られる混合物を造粒する。 得られる 2種の造粒物を、 所望により前記した添加剤とともに、 混合し、 ついで適当な打錠機で打錠することによって、 錠剤を得る。
( l b ) 不快な味を有する塩基性医薬成分、 '糖類、 ポリア二オン系ポリマ一 および矯味剤を、 所望により前記した添加剤とともに、 適当な混合機で混合 し、 得られる混合物を造粒する。
一方、 糖類およびカルポキシメチルセルロースを、 所望により前記した添 加剤と適当な混合機で混合し、 造粒する。
得られる 2種の造粒物を、 所望により前記した添加剤と'ともに、 混合し、 ついで適当な打錠機で打錠することによって、 錠剤を得る。
( 1 c ) 不快な味を有する塩基性医薬成分、 糖類およびポリア二オン系ポリ マ一を、 所望により前記した添加剤とともに、 適当な混合機で混合し、 得ら れる混合物を造粒する。
一方、 糖類およびカルポキシメチルセルロースを、 所望により前記した添 加剤とともに適当な混合機で混合し、 造粒する。
得られる 2種の造粒物を、 矯味剤および所望により前記した添加剤ととも に、 混合し、 ついで適当な打錠機で打錠することによって、 錠剤を得る。 上記 (l a ) 〜 (3 a ) の方法において、 造粒は、 例えばスラッグ法ある いはローラ一コンパクタ一法により、 乾式で圧縮し造粒する方法;必要によ り前記した結合剤を分散あるいは溶解させた溶媒 (例、 水, アセトン、 ェチ ルアルコール、 プロピルアルコールあるいはこれらの混液など) を用いる湿 式造粒法などによつて行われる。 本発明は、 さらに、 不快な味を有する塩基性医薬成分、 糖類およびポリア 二オン系ポリマ一を含有する組成物と、 糖類およぴ矯味剤を含有する組成物 とを混合し、 得られる混合物を圧縮成型することを特徴とする固形製剤の製 造法に関する。
本製造法は、 カルポキシメチルセルロースを用いない以外は、 上記 (1 ) 〜 (3 ) の方法、 好ましくは上記 (1 a ) 〜 (3 a ) の方法と同様にして行 われる。 このような方法を用いることにより、 崩壊性の優れた固形製剤を得 ることができる。 また、 このような方法によって製造された固形製剤におい ては、 ポリア二オン系ポリマーのもたらす製剤中の強い粒子間結合力が緩和 されるため、 製剤の崩壊性が向上する。 本発明の固形製剤の形状は特に制限されず、 丸形、 キャプレット形、 ド一 ナツ形、 ォブロング形等の形状および積層錠、 有核錠などのいずれであって もよい。
固形製剤は、 コ一ティング剤によって被覆されていてもよく、 また、 識別 性のためのマーク、 文字さらには分割用の割線を付してあってもよい。
ここで、 コーティング基剤としては、 例えば糖衣基剤、 水溶性フィルムコ —ティング基剤、 腸溶性フィルムコ一ティング基剤、 徐放性フィルムコ一テ ィング基剤などが挙げられる。
糖衣基剤としては、 白糖が用いられ、 さらに、 タルク、 沈降炭酸カルシゥ ム、 ゼラチン、 アラビアゴム、 プルラン、 カルナパロウなどから選ばれる 1 種または 2種以上を併用してもよい。
水溶性フィルムコーティング基剤としては、 例えばヒドロキシプロピルセ ルロース、 ヒドロキシプロピルメチルセルロース、' ヒドロキシェチルセル口 —ス、 メチルヒドロキシェチルセルロースなどのセルロース系高分子;ポリ ビニルァセタールジェチルァミノアセテート、 アミノアルキルメ夕ァクリレ —トコポリマー E 〔オイドラギット E (商品名) 、 ロームフアルマ社〕 、 ポ リビエルピロリドンなどの合成高分子;プルランなどの多糖類などが挙げら れる。
腸溶性フィルムコ一ティング基剤としては、 例えばヒドロキシプロピルメ チルセルロース フタレート、 ヒドロキシプロピルメチルセルロース ァセ テートサクシネート、 カルポキシメチルェチルセルロース、 酢酸フタル酸セ ルロースなどのセルロース系高分子;メタアクリル酸コポリマー L 〔ォイド ラギット L (商品名) 、 ロームフアルマ社〕 、 メタアクリル酸コポリマー L D 〔オイドラギット L一 3 0 D 5 5 (商品名) 、 ロームフアルマ社〕 、 メタ アクリル酸コポリマー S 〔オイドラギット S (商品名) 、 ロームフアルマ社〕 などのアクリル酸系高分子;セラックなどの天然物などが挙げられる。
徐放性フィルムコ一ティング基剤としては、 例えばェチルセルロースなど のセルロース系高分子;アミノアルキルメタァクリレ一トコポリマー R S〔ォ ィドラギット R S (商品名) 、 ロームフアルマ社〕 、 アクリル酸ェチル 'メ 夕アクリル酸メチル共重合体懸濁液 〔オイドラギット N E (商品名) 、 ロー ムファルマ社〕 などのァクリル酸系高分子などが挙げられる。
上記したコーティング基剤は、 その 2種以上を適宜の割合で混合して用い てもよい。 また、 コーティングの際に、 例えば酸化チタン、 三二酸化鉄等の ような遮光剤を用いてもよい。
. 本発明の固形製剤は、 哺乳動物 (例、 マウス、 ラット、 ゥサギ、 ネコ、 ィ ヌ、 ゥシ、 ゥマ、 サル、 ヒトなど) に対して、 経口的に安全に投与すること ができる。
該固形製剤の投与量は、 不快な味を有する塩基性医薬成分の種類、 投与対 象、 疾患の種類などにより異なるが、 不快な味を有する塩基性医薬成分の投 与量が有効量となる範囲から選択すればよい。
例えば不快な味を有する塩基性医薬成分が塩酸ピオダリ夕ゾンである場合、 本発明の固形製剤は、 糖尿病の予防 ·治療に有用である。 該固形製剤の投与 量は、 成人 (体重 6 0 k g ) 1人あたり、 塩酸ピオグリタゾンとして、 7 . 5〜6 O m g /日、 好ましくは 1 5〜6 O m g /日であり、 この量を、 1日 2〜 3回に分けて投与してもよい。
本発明の固形製剤が口腔内崩壊性固形製剤である場合、 該固形製剤は、 水 なしで、 または適量の水とともに服用することができる。 また、 該固形製剤 は、 口腔内で崩壊させずに服用することもできる。 以下に、 「医薬成分、 糖アルコール及びカルポキシメチルセルロースを含 有する速崩壊性固形製剤」 について詳述する。
該医薬成分は、 固形状、 結晶状、 油状、 溶液状など何れのものでもよい。 該医薬成分としては、 例えば滋養強壮保健薬、 解熱鎮痛消炎薬、 向精神薬、 . 抗不安薬、 抗うつ薬、催眠鎮静薬、鎮痙薬、 中枢神経作用薬、 脳代謝改善剤、 脳循環改善剤、抗てんかん剤、交感神経興奮剤、 胃腸薬、 制酸剤、抗潰瘍剤、 鎮咳去痰剤、 鎮吐剤、 呼吸促進剤、 気管支拡張剤、 アレルギー用薬、 歯科口 腔用薬、 抗ヒスタミン剤、 強心剤、 不整脈用剤、 利尿薬、 血圧降下剤、 血管 収縮薬、 冠血管拡張薬、 末梢血管拡張薬、 高脂血症治療剤、 利胆剤、 抗生物 質、 化学療法剤、 糖尿病治療剤、 骨粗しょう症治療剤、 骨格筋弛緩薬、 抗リ ゥマチ薬、 ホルモン剤、 アルカロイド系麻薬、 サルファ剤、 痛風治療薬、 血 液凝固阻止剤、 抗悪性腫瘍剤などが挙げられる。 これら医薬成分は、 それぞ れの医薬成分が有する薬効に悪影響が生じない限り 2種以上を適宜の割合で 混合して用いてもよい。
ここで、 滋養強壮保健薬としては、 例えばビタミン A、 ビタミン D、 ビ夕 ミン E (酢酸 d _ α—トコフエ口一ルなど) 、 ビタミン B 1 (ジベンゾィル チアミン、 フルスルチアミン塩酸塩など) 、 ビタミン Β 2 (酪酸リボフラビン など) 、 ビタミン Β 6 (塩酸ピリドキシンなど) 、 ビタミン C (ァスコルビン 酸、 L—ァスコルビン酸ナトリウムなど) 、 ビタミン Β 12 (酢酸ヒドロキソ コパラミン、 シァノコパラミンなど) などのビタミン;カルシウム、 マグネ シゥム、 鉄などのミネラル;タンパク ';アミノ酸;オリゴ糖;生薬などが含 まれる。
解熱鎮痛消炎薬としては、 例えばアスピリン、 ァセトァミノフェン、 ェテ ンザミド、 イブプロフェン、 塩酸ジフェンヒドラミン、 サリチル酸ジフェン ヒドラミン、 タンニン酸ジフェンヒドラミン、 (3卜マレイン酸クロルフエニラ ミン、 リン酸ジヒドロコディン、 ノス力ピン、 塩酸メチルエフェドリン、 塩 酸フエニルプロパノールァミン、 カフェイン、 無水カフェイン、 セラぺプ夕 ーゼ、 塩化リゾチーム、 トルフエナム酸、 メフエナム酸、 ジクロフエナクナ トリウム、 フルフエナム酸、 サリチルアミド、 アミノビリン、 ケトプロフエ ン、 インドメタシン、 ブコ口一ム、 ペン夕ゾシンなどが挙げられる。
向精神薬としては、 例えばクロルプロマジン、 レセルピンなどが挙げられ る。
抗不安薬としては、 例えばアルプラゾラム、 クロルジァゼポキシド、 ジァ ゼパムなどが挙げられる。
抗うつ薬としては、 例えばイミブラミン、 塩酸マプロチリン、 アンフエ夕 ミンなどが挙げられる。 '
催眠鎮静薬としては、 例えばエスタゾラム、 ニトラゼパム、 ジァゼパム、 ペルラピン、 フエノバルビ夕一ルナトリウムなどが挙げられる。
鎮痙薬としては、 例えば塩酸メクリジン、 ジメンヒドリナート、 臭化水素 酸スコポラミン、 塩酸パパベリンなどが挙げられる。
中枢 経作用薬としては、 例えばシチコリンなどが挙げられる。
脳代謝改善剤としては、 例えば塩酸メクロフエニキセート、 塩酸ドネベジ ルなどが挙げられる。
脳循環改善剤としては、 例えばビンポセチンなどが挙げられる。
抗てんかん剤としては、 例えばフエニトイン、 力ルバマゼピンなどが挙げ られる。
交感神経興奮剤としては、 例えば塩酸ィソプロテレノ一ルなどが挙げられ る。
胃腸薬としては、 例えばジアスターゼ、 含糖ペプシン、 ロートエキス、 セ ルラーゼ A P 3、 リパーゼ A P、 ケィヒ油などの健胃消化剤;塩^ f匕ベルベリ ン、 耐性乳酸菌、 ビフィズス菌などの整腸剤;塩酸セトラキサ一トなどが挙 げられる。
制酸剤としては、 例えば炭酸マグネシウム、 炭酸水素ナトリウム、 メ夕ケ ィ酸アルミン酸マグネシウム、合成ヒドロタルサイト、沈降炭酸力ルシゥム、 酸化マグネシウムなどが挙げられる。
抗潰瘍剤としては、 例えばランソプラゾール、 オメブラゾール、 ラベブラ ゾール、 ファモチジン、 シメチジン、 塩酸ラニチジンなどが挙げられる。 鎮咳去痰剤としては、 例えば塩酸クロペラスチン、 臭化水素酸デキストロ メルトファン、 テオフィリン、 グァヤコ一ルスルホン酸カリウム、 グアイフ エネシン、 リン酸コディン、 塩酸フエニルプロパノールァミン、 塩酸ブロム へキシン、 塩酸アンブロキソールなどが挙げられる。
鎮吐剤としては、 例えば塩酸ジフエ二ドール、 メトクロブラミドなどが挙 げられる。
呼吸促進剤としては、 例えば酒石酸レバロルファンなどが挙げられる。 気管支拡張剤としては、 例えばテオフィリン、 硫酸サルブ夕モールなどが 挙げられる。 アレルギ一用薬としては、 例えばアンレキサノクス、 セラトロダスト、 塩 酸ィソチぺンジル、塩酸プロメタジン、メチレンジサリチル酸プロメタジン、 フマル酸クレマスチン、 マレイン酸クロルフエ二ラミン、 フマル酸ケトチフ ェン、 酒石酸ァリメマジン、 塩酸ァゼラスチン、 フマル酸ェメダスチン、 塩 酸ェピナスチン、 イブジラストォキサトミドなどが挙げられる。
歯科口腔用薬としては、 例えばォキシテトラサイクリン、 トリアムシノロ ンァセトニド、 塩酸クロルへキシジン、 リドカインなどが例示される。
抗ヒスタミン剤としては、例えば塩酸ジフェンヒドラミン、プロメタジン、 塩酸ィソチペンジル、 d卜マレイン酸クロルフェニラミンなどが挙げられる。 強心剤としては、 例えばカフェイン、 ジゴキシンなどが挙げられる。
不整脈用剤としては、 例えば塩酸プロ力インアミド、 塩酸プロブラノロ一 ル、 ピンドロ一ルなどが挙げられる。
利尿薬としては、 例えばキサンチン誘導体 (例、 サリチル酸ナトリウムテ ォブロミン、 サリチル酸カルシウムテオプロミン等)、 チアジド系製剤(例、 ェチアジド、 シクロペンチアジド、 トリクロルメチアジド、 ヒドロクロロチ アジド、 ヒドロフルメチアジド、 ベンチルヒドロクロ口チアジド、 ペンフル チジド、 ポリチアジド、 メチクロチアジド等) 、 抗アルドステロン製剤 (例、 スピロノラクトン、 トリアムテレン等) 、 炭酸脱水酵素阻害剤 (例、 ァセ夕 ゾラミド等)、 クロルベンゼンスルホンアミド系製剤 (例、 クロルタリドン、 メフルシド、 ィンダパミド等) 、 ァゾセミド、 ィソソルビド、 エタクリン酸、 ピレ夕ニド、 ブメタニド、 フロセミド等が挙げられる。
血圧降下剤としては、 例えばアンジォテンシン変換酵素阻害剤 (例、 塩酸 デラプリル、 カプトプリル、 ェナラプリル等) 、 アンジォテンシン I I拮抗剤 (例、 カンデサルタンシレキセチル、 口サルタン、 ェプロサルタン、 パルサ ンタン、 テルミサルタン、 ィルベサルタン、 夕ソサルタン等) 、 カルシウム 拮抗剤 (例、 塩酸マニジピン、 二フエジピン、 アムロジピン、 エホニジピン、 二カルジピン等)、力リゥムチャンネル開口薬(例、レブクロマ力リム、 L-27152、 AL 0671、 NIP- 121など) 、 クロ二ジン、 塩酸ヒドララジン、 塩酸ラベタロー ル、 メチルドパ等が挙げられる。 血管収縮剤としては、 例えば塩酸フエ二レフリンなどが挙げられる。
冠血管拡張剤としては、 例えば塩酸カルポクロメン、 モルシドミン、 塩酸 ペラパミルなどが挙げられる。
末梢血管拡張薬としては、 例えばシンナリジンなどが挙げられる。
高脂血症治療剤としては、 例えば HMG- CoA還元酵素阻害剤 (例、 セリバス 夕チンナトリウム、 シンバス夕チン、 プラバス夕チンナトリウム、 フルバス 夕チンナトリゥム、ァトルパスタチン、イタバス夕チン、口パスタチンなど)、 スクアレン合成酵素阻害剤、 フイブラート系化合物(例、ベザフイブラート、 クロフイブラート、 シムフイブラート、 クリノフィブラ一ト等) 、 A C AT 阻害剤 (例、 アバシマイブ (Avas imibe) 、 エフルシマイブ (Ef luc imibe) な ど) 、 陰イオン交換樹脂 (例、 コレスチラミンなど) 、 プロブコール、 ニコ チン酸系薬剤(例、ニコモール(nicomol)、二セリトロール(ni cer i trol)など)、 ィコサペント酸ェチル、 植物ステロール (例、 ソイステロ一ル (soys terol)、 ガンマオリザノ一ル(ァー oryzanol)など) 等が挙げられる。
利胆剤としては、 例えばデヒドロコール酸、 トレピプトンなどが挙げられ る。
抗生物質としては、 例えばセファレキシン、 セファクロル、 ァモキシシリ ン、塩酸ピプメシリナム、塩酸セフォチアムへキセチル、セフアドロキシル、 セフィキシム、 セフジトレンピポキシル、 セフテラムピポキシル、 セフポド キシミプロキセチルなどのセフエム系抗生物質;アンピシリン、シクラシン、 ナリジクス酸、 エノキサシンなどの合成抗菌剤;カルモナムナトリウムなど のモノバクタム系抗生物質;エリスロマイシン、 クラリスロマイシン、 キ夕 サマイシン、 ジョサマイシン、 ミデカマイシン、 ロキシス夕マイシン、 アジ スロマイシンなどのマクロライド系抗生物質;ぺネム系抗生物質;カルバぺ ネム系抗生物質などが挙げられる。
化学療法剤としては、 例えばスルファメチゾ一ルなどが挙げられる。
糖尿病治療剤としては、 例えば、 インスリン抵抗性改善剤 (例、 塩酸ピオ ダリ夕ゾン、 トログリダゾン、 マレイン酸ロシグリタゾン、 G 1— 2 6 2 5 7 0、 J T T— 5 0 1、 M C C— 5 5 5、 YM— 4 4 0、 K R P— 2 9 7、 CS— 01 1、 FK— 614等) 、 α—ダルコシダーゼ阻害剤 (例、 ポグリ ポース、 ァカルポース、 ミグリトール、 エミダリテート等) 、 ビグアナイド 剤 (例、 フェンホルミン、 塩酸メトホルミン、 塩酸ブホルミン等) 、 インス リン分泌促進剤 [スルホニルゥレア剤 (例、 トルプタミド、 ダリベンクラミ ド、 ダリクラジド、 クロルプロパミド、 トラザミド、 ァセトへキサミド、 グ リクロビラミド、 グリメピリド、 ダリピザイド、 ダリブゾール等) 、 レパグ リニド、 セナグリニド、 ナテグリニド、 ミチグリニドまたはそのカルシウム 塩水和物、 GLP— 1] 、 アミリンァゴニスト (例、 プラムリンチド等) 、 フォスフォチ口シンフォスファタ一ゼ阻害剤 (例、 バナジン酸等) 、 ジぺプ チジルぺプチダ一ゼ I V阻害剤 (例、 NVP— DPP— 278、 PT—10 0、 P 32Z98、 LAF - 237等) 、 β 3ァゴニスト (例、 CL- 3162 43、 SR— 58611 - A、 UL— TG— 307、 SB— 226552, A J— 9677、 BMS - 196085、 AZ40140等) 、 糖新生阻害 剤 (例、 グリコーゲンホスホリラ一ゼ阻害剤、 グルコース一 6—ホスファタ ーゼ阻害剤、 グルカゴン拮抗剤等) 、 S G L T ( sodium-glucose cotransporter) 阻害剤 (例、 T一 1095等) 、 アルドース還元酵素阻害剤 (例、 トルレスタツ卜、 ェパルレスタツト、 ゼナレスタツ卜、 ゾポルレス夕 ット、 ミナルレスタツト、 フィダレスタツト、 SNK— 860、 CT- 11 2等) 等が挙げられる。
骨粗しょう症治療剤としては、 例えばアルファカルシ ドール
(alfacalcidol) 、 カルシトリオ一ル (calcitriol) 、 エルカルトニン (elcaltonin) 、 サケカルシトニン (calcitonin salmon) 、 エス卜リオ一 ル (estriol) 、 ィプリフラボン (ipriflavone) 、 パミドロン酸ニナトリゥ ム(pamidronate disodium)、アレンドロン酸ナトリゥム水和物(alendronate sodium hydrate) 、 インカドロン酸ニナトリウム (incadronate disodium) 等が挙げられる。
骨格筋弛緩薬としては、 メトカルパモールなどが挙げられる。
抗リゥマチ薬としては、メソトレキセ一ト、ブシラミンなどが挙げられる。 ホルモン剤としては、 例えばリオチロニンナトリウム、 リン酸デキメタゾ ンナトリウム、 プレドニゾロン、 ォキセンドロン、 酢酸リュープロレリンな どが挙げられる。
アルカロイド系麻薬としては、 例えばァヘン、 塩酸モルヒネ、 硫酸モルヒ ネ、 トコン、 塩酸ォキシコドン、 塩酸ァヘンアルカロイド、 塩酸コカインな どが挙げられる。
サルファ剤としては、 例えばスルフイソミジン、 スルファメチゾ一ルなど が挙げられる。
痛風治療薬としては、 例えばァロプリノール、 コルヒチンなどが挙げられ る。
血液凝固阻止剤としては、 例えばジクマロールが挙げられる。
抗悪性腫瘍剤としては、 例えば 5—フルォロウラシル、 ゥラシル、 マイト マイシンなどが挙げられる。
なかでも、 医薬成分としては、 血圧降下剤、 糖尿病治療剤、 利尿剤などが 好ましく、 塩酸マニジピン、 ポグリポース、 力ンデサルタンシレキセチル、 ヒドロクロ口チアジド、 塩酸ピオダリ夕ゾンなどがさらに好ましい。 また、 2種以上の医薬成分を組み合わせて用いる場合の好適な組み合わせの例とし ては、 血圧降下剤と利尿剤との組み合わせ (好ましくはカンデサルタンシレ キセチルとヒドロクロ口チアジドとの組み合わせ) などが挙げられる。 上述の各種医薬成分は、 それらが塩を形成している場合には、 遊離体とし て用いてもよい。 また、 上述の各種医薬成分は、 それらが塩を形成し得る遊 離体である場合、 塩として用いてもよい。 このような塩としては、 薬理学的 に許容し得る塩、 例えば無機塩基との塩、 有機塩基との塩、 無機酸との塩、 有機酸との塩、 塩基性または酸性アミノ酸との塩などが挙げられる。
無機塩基との塩の好適な例としては、 例えばナトリウム, カリウムなどの アルカリ金属;カルシウム, マグネシウムなどのアル力リ土類金属;アルミ 二ゥム、 アンモニゥムなどとの塩が挙げられる。
有機塩基との塩の好適な例としては、 例えばトリメチルァミン、 トリェチ ルァミン、 ピリジン、 ピコリン、 エタノールァミン、 ジエタノールァミン、 トリエタノールアミン、 ジシクロへキシルァミン、 N, N—ジベンジルェチ レンジァミンなどとの塩が挙げられる。
無機酸との塩の好適な例としては、 えば塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、 リン酸などとの塩が挙げられる。
有機酸との塩の好適な例としては、例えばギ酸、酢酸、 トリフルォロ酢酸、 フマ一ル酸、 シユウ酸、 酒石酸、 マレイン酸、 クェン酸、 コゾ、ク酸、 リンゴ 酸、 メタンスルホン酸、 ベンゼンスルホン酸、 P—トルエンスルホン酸など との塩が挙げられる。
塩基性アミノ酸との塩の好適な例としては、 例えばアルギニン、 リジン、 オル二チンなどとの塩が挙げられ、酸性アミノ酸との塩の好適な例としては、 例えばァスパラギン酸、 グルタミン酸などとの塩が挙げられる。
上記医薬成分は、 一般に医療、 食品分野などで用いられる希釈剤などによ つて希釈されたものであってもよい。 また、 医薬成分は、 苦味のマスキング などを目的として、後述のコーティング剤でコ一ティングされていてもよい。 本発明の速崩壊性固形製剤中の医薬成分の含量は、 該成分の種類、 投与量 などにより異なるが、 固形製剤 1 0 0重量部に対して、 通常 0 1〜4 0 重量部、 好ましくは 0. 0 1〜2 0重量部である。 本発明の速崩壊性固形製剤において用いられる糠アルコールとしては、 前 記固形製剤において例示したものが挙げられる。
本発明の速崩壊性固形製剤中の糖アルコールの含量は、 該固形製剤 1 0 0 重量部に対して、 通常 5〜9 7重量部、 好ましくは 1 0〜9 0重量部、 さら に好ましくは 4 4〜9 0重量部である。
また、 糖アルコールをカルポキシメチルセルロース 1重量部に対して、 1 ~ 1 0 0重量部、 好ましくは 2〜5 0重量部用いることにより、 優れた崩壌 性を有する固形製剤が得られる。
本発明の速崩壊性固形製剤において用いられるカルボキシメチルセルロー スとしては、 前記固形製剤において例示したものが挙げられ、 前記固形製剤 の場合と同様の量が用いられる。 本発明の速崩壊性固形製剤の剤形としては、 例えば錠剤、 顆粒、 細粒、 丸 剤などが挙げられる。 なかでも、 錠剤が好ましい。
本発明において、 速崩壊性とは、 口腔内、 水中あるいは胃内で、 固形製剤 が短時間 (例えば 5〜 9 0秒程度) 内に崩壊する性質を意味する。 本発明の 速崩壊性固形製剤の口腔内での崩壊時間 (健康な成人男子及び女子の口腔内 の唾液で固形製剤が完全に崩壊するまでの時間) は、 速崩壊性固形製剤の剤 形、 大きさなどによって異なるが、 例えば速崩壊性固形製剤が錠剤である場 合、 通常 5〜 9 0秒、 好ましくは 5〜 6 0秒、 さらに好ましくは 5〜 3 0秒 程度である。
本発明の速崩壊性固形製剤は、 さらに好ましくは口腔内速崩壊性固形製剤 である。 該口腔内速崩壊性固形製剤は、 薬剤の嚥下が困難な患者、 高齢者、 小児用の服用しやすい製剤として、 また一般成人の緊急時の安全な製剤とし て、 各種疾患の予防および治療に有用である。
本発明の速崩壊性固形製剤の硬度 (錠剤硬度計による測定値) は、 好まし くは 1 5〜2 0 0 N、 さらに好ましくは 1 5〜1 5 O N程度である。 本発明の速崩壊性固形製剤は、 製剤分野において慣用の添加剤を含有して いてもよい。 このような添加剤としては、 例えば陚形剤、 崩壊剤、 結合剤、 酸味料、 発泡剤、 人工甘味料、 香料、 滑沢剤、 着色剤、 安定化剤、 p H調整 剤、 界面活性剤、 矯味剤などが挙げられる。 これらは 2種以上を適宜の割合 で混合して用いてもよい。 これら添加剤としては、 前記固形製剤において例 示したものが挙げられ、これらは、製剤分野において慣用の量が用いられる。 該添加剤の粒子径は、 特に制限がないが、 口腔内でのザラツキ感を生じにく い粒子径 5 0 0 m以下が好ましい。 さらに、 本発明の速崩壊性固形製剤は、 ポリア二オン系ポリマー、 矯味剤 などの添加剤を含有していてもよい。 これらは 2種以上を適宜の割合で混合 して用いてもよい。 本発明で用いられる医薬成分が不快な味 (例えば、 苦味、 辛味、 刺激味な ど) を有する塩基性医薬成分である場合、 これらの添加剤を用いることによ り、医薬成分の不快な味が隠蔽された速崩壌性固形製剤を得ることができる。 ポリア二オン系ポリマーおよび矯味剤としては、 前記固形製剤において例 示したものが挙げられ、 これらは、 前記固形製剤の場合と同様の量が用いら れる。 " 本発明の速崩壊性固形製剤は、 例えば、 製剤分野において慣用の方法を用 い、 医薬成分、 糖アルコールおよびカルボキシメチルセルロースを所望によ り前記した添加剤とともに混合し、 ついで圧縮成形することにより、 製造す ることができる。 ここで、 混合 (造粒、 乾燥、 整粒等を含む) および圧縮成 形は、 前記固形製剤の場合と同様にして行われる。
本発明の速崩壊性固形製剤は、 医薬成分および糖アルコール類を含有する 組成物 (以下、 組成物 A aと略記する) と、 糖アルコールおよびカルポキシ メチルセルロースを含有する組成物 (以下、 組成物 B bと略記する) とを混 合し、 得られる混合物を圧縮成形することによつても製造できる。
なお、 上記した組成物 A aおよび B bに含まれる糖アルコールの種類は、 同一であっても、 異なっていてもよい。 また、 これら組成物は、 前記した添 加剤を含んでいてもよい。 組成物 A aおよび B bにおける各成分の含量は、 目的とする速崩壊性固形製剤中の各成分の含量が前記した量となるようにし て適宜決定される。 本発明の速崩壊性固形製剤の好ましい製造法としては、 以下のような方法 が挙げられる。
医薬成分、 糖アルコールおよびカルポキシメチルセルロースを、 所望によ り前記した添加剤とともに適当な混合機で混合し、 造粒後、 適当な打錠機で 打錠することによって、 錠剤を得ることができる。
ここで、 造粒は、 例えばスラッグ法あるいはローラーコンパクタ一法によ り、 乾式で圧縮し造粒する方法;必要により前記した結合剤を分散あるいは 溶解させた溶媒 (例、 水, アセトン, エチルアルコール, プロピルアルコ一 ルあるいはこれらの混液など) を用いる湿式造粒法などによつて行われる。 本発明の速崩壊性固形製剤において、 カルポキシメチルセルロースナトリ ゥム、アルギン酸ナトリウムなどのポリア二オン系ポリマーを使用する場合、 医薬成分、糖アルコールおよびポリア二オン系ポリマーを含有する組成物(以 下、 組成物 C cと略記する) と、 糖アルコールおよびカルボキシメチルセル ロースを含有する組成物 (以下、 組成物 D dと略記する) とを混合し、 得ら れる混合物を圧縮成形する方法を用いることにより、 崩壊性の優れた固形製 剤を得ることができる。 このような方法によって製造された速崩壊性固形製 剤においては、 ポリア二オン系ポリマーのもたらす製剤中の強い粒子間結合 力が緩和されるため、 製剤の崩壊性が向上する。
なお、 上記した組成物 C cおよび D dに含まれる糖アルコールの種類は、 同一であっても、 異なっていてもよい。 また、 これら組成物は、 前記した添 加剤を含んでいてもよい。 組成物 C cおよび D dにおける各成分の含量は、 · 目的とする速崩壊性固形製剤中の各成分の含量が前記した量となるようにし て適宜決定される。
ポリア二オン系ポリマーを使用する場合の速崩壊性固形製剤の好ましい製 造法としては、 以下のような方法が挙げられる。
医薬成分、 糖アルコールおよびポリア二オン系ポリマ一を、 所望により前 記した添加剤とともに適当な混合機で混合して得られる組成物を造粒する。 一方、 糖アルコールおよびカルポキシメチルセルロースを、 所望により前 記した添加剤とともに適当な混合機で混合して得られる組成物を造粒する。 上記した 2種の造粒物を、 所望により前記した添加剤とともに混合し、 得 られる混合物を適当な打錠機で打錠することによって、 錠剤を得ることがで ぎる。 本発明の速崩壊性固形製剤は、 細粒状の核を、 製剤分野において慣用の方 法により、 医薬成分、 糖アルコール、 カルボキシメチルセルロースで、 所望 により前記した添加剤を用いて被覆することによって製造することもできる。 本発明の速崩壊性固形製剤の形状は特に制限されず、 丸形、 キャプレット 形、 ドーナツ形、 ォブロング形等の形状および積層錠、 有核錠などのいずれ であってもよい。
本発明の速崩壊性固形製剤は、 味,臭気のマスキング、 腸溶性化または徐 放化などを目的とするコ一ティング剤によって被覆されていてもよく、また、 識別性のためのマーク、 文字さらには分割用の割線を付してあってもよい。 該コ一ティング基剤としては、 前記固形製剤において例示したものが挙げら れ、 これらは 2種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。 また、 コーテ イングの際に、 例えば酸化チタン、 三二酸化鉄等のような遮光剤を用いても よい。 本発明の速崩壊性固形製剤は、 哺乳動物 (例、 マウス、 ラッド、 ゥサギ、 ネコ、 ィヌ、 ゥシ、 ゥマ、 サル、 ヒトなど) に対して、 経口的に安全に投与 することができる。
該速崩壊性固形製剤の投与量は、 医薬成分の種類、 投与対象、 疾患の種類 などにより異なるが、 医薬成分の投与量が有効量となる範囲から選択すれば よい。
例えば医薬成分が塩酸ピオダリ夕ゾンである場合、 本発明の速崩壊性固形 製剤は、糖尿病の予防 ·治療に有用である。該速崩壊性固形製剤の投与量は、 成人 (体重 6 0 k g ) 1人あたり、 塩酸ピオダリ夕ゾンとして、 7 . 5〜6 O m gZ日、 好ましくは 1 5〜6 O m g/日であり、 この量を、 1日 2〜3 回に分けて投与してもよい。
例えば医薬成分が塩酸マニジピンである場合、 本発明の速崩壊性固形製剤 は、 高血圧症などの予防 '治療に有用である。 該速崩壌性固形製剤の投与量 は、 成人 (体重 6 O k g ) 1人あたり、 塩酸マニジピンとして、 1〜1 0 0 m g/日、 好ましくは 5〜2 O m gZ日であり、 この量を、 1日 2〜3回に 分けて投与してもよい。
例えば医薬成分がポグリポースである場合、本発明の速崩壊性固形製剤は、 肥満症、 脂肪過多症、 過脂肪血症、 糖尿病などの予防,治療に有用である。 該固形製剤の投与量は、 成人 (体重 6 O kg) 1人あたり、 ポグリポースと して、 0. 01〜3 Omg/日、 好ましくは 0. l〜3mg/日であり、 こ の量を、 1日 2〜 3回に分けて投与してもよい。
例えば医薬成分がカンデサルタンシレキセチルである場合、 本発明の速崩 壌性固形製剤は、 高血圧症、 心臓病、 脳卒中、 腎疾患などの予防 ·治療に有 用である。 該速崩壊性固形製剤の投与量は、 成人 (体重 6 O kg) 1人あた り、 力ンデサルタンシレキセチルとして、 1〜5 Omg/日、 好ましくは 2 〜30mgZ日であり、 この量を、 1日 2〜3回に分けて投与してもよい。 本発明の速崩壊性固形製剤が口腔内崩壊性固形製剤である場合、 該速崩壊 性固形製剤は、 水なしで、 または適量の水とともに服用することができる。 また、該速崩壊性固形製剤は、口腔内で崩壊させずに服用することもできる。 以下に実施例および試験例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、 本 発明はこれらにより限定されるものではない。 実施例
実施例 1
塩酸ピオグリタゾン 350 g、カルポキシメチルセルロースナトリウム (五 徳薬品) 150 g、 D—マンニトール (東和化成) 400 g、 低置換度ヒド ロキシプロピルセルロース LH— 30 (信越化学) 100 gを高速撹拌造粒 機 (バウレック社、 FM-VG- 10) に仕込み、 精製水 300 gを添加し ながら造粒後、真空乾燥して、造粒物(以下、造粒物 Aと略記する) を得た。 一方、 P—マンニトール 1891. 6 g、カルポキシメチルセルロース (五 徳薬品) 360 g、 グルタミン酸ナトリウム (武田薬品工業) 36 gを流動 造粒乾燥機 (パゥレック社, FD— 3 SN型) に仕込み、 D—マンニトール 70. 8 gを含む精製水 778. 3 gを噴霧しながら、 造粒後、 乾燥工程を 経て造粒物 (以下、 造粒物 Bと略記する) を得た。
造粒物 A 31. 49 g、 造粒物 B 66. 51 g、 アスパルテーム (味 の素) l g、 ショ糖脂肪酸エステル (三菱化学フ一ズ) 2 gを混合した。 得られる混合末を打錠機 (島津製作所, オートグラフ AG— 5000 B、 錠剤サイズ 1 1. 5ππηφ、 圧縮圧 1 O kN/cm2) を用いて打錠し、 1錠 当たり 450 m gの錠剤を得た。
実施例 2
実施例 1で得られた混合末を打錠機(島津製作所, オートグラフ AG— 5 000 B、 錠剤サイズ 10. Omm<i)、 圧縮圧 12. 3 kN/cm2) を用い て打錠し、 1錠当たり 30 Omgの錠剤を得た。
実施例 3
. D—マンニトール 2226. 7 g、カルポキシメチルセルロース 252 g、 結晶セルロース (旭化成) 108 g、 グルタミン酸ナトリウム 18 gを流動 造粒乾燥機 (パゥレック社, FD— 3 SN型) に仕込み、 D—マンニトール 80. 6 gを含む精製水 886. 2 gを噴霧しながら、 造粒後、 乾燥工程を 経て造粒物 (以下、 造粒物 Cと略記する) を得た。
実施例 1で得た造粒物 A 23. 61 g、 造粒物 C 74. 59 g、 ァス パルテ一ム 0. 8 g、 ショ糖脂肪酸エステル 1 gを混合した。
得られる混合末を打錠機 (島津製作所, オートグラフ AG— 5000 B、 錠剤サイズ 9. Οπιπιφ、 圧縮圧 14. 7 kN/cm2) を用いて打錠し、 1 錠当たり 20 Omgの錠剤を得た。
実施例 4 t
カルボキシメチルセルロースナトリゥムをアルギン酸ナトリゥム (紀文フ ードケミファ) に置き換え、 さらに D—マンニトールをエリスリトール (日 研化学) に置き換える以外は実施例 1と同様にして、 錠剤を製造した。
実施例 5
塩酸ピオダリ夕ゾン 350 g、カルポキシメチルセルロースナトリウム(五 德薬品) 88 g、 D—マンニトール (東和化成) 362 g、 低置換度ヒドロ キシプロピルセルロース LH— 30 (信越化学) 100 gを流動造粒乾燥機 (パゥレック社、 FD— 3 SN) に仕込み、 D—マンニトール 100 gを含 む精製水 1000 gを噴霧しながら、 造粒後、 乾燥工程を経て、 造粒物 (以 下、 造粒物 Jと略記する) を得た。
一方、 D—マンニ! ル 1600. 4 g、 カルポキシメチルセルロース (五 徳薬品) 350 g、 ダル夕ミン酸ナトリウム (武田薬品工業) 7.0 gを流動 造粒乾燥機 (パゥレック社, FD— 3 SN型) に仕込み、 D—マンニトール 62. 5 gを含む精製水 625 gを噴霧しながら、 造粒後、 乾燥工程を経て 造粒物 (以下、 造粒物 Kと略記する) を得た。
造粒物 J 31. 49 g、 造粒物 K 59. 51 g、 アスパルテーム (味 の素) 1.5 g、 サイリシァ 320 (商品名、 富士シリシァ化学) 5 g、 スト 口べリーデユラローム (フィルメニッヒ) 0.5 g、 ショ糖脂肪酸エステル 2 gを昆合した。
得られる混合末を打錠機 (島津製作所, オートグラフ AG— 5000 B、 錠剤サイズ 11. 5mm(i)、 圧縮圧 1 O kNZcm2) を用いて打錠し、 1錠 当たり 450 m gの錠剤を得た。
実施例 6
塩酸マニジピン 60 g、 乳糖 180. 6 g (フロイント産業) 、 トウモロ コシデンプン (日本コ一ンスターチ) 9 g、 低置換度ヒドロキシプロピルセ ルロース LH— 31 (信越化学) 45 gを流動造粒乾燥機 (パゥレック社, LAB— 1型) に仕込み、 ヒドロキシプロピルセルロース (日本曹達) 6 g を含む精製水 100 gを噴霧しながら、 造粒後、 乾燥工程を経て造粒物 (以 下、 造粒物 Dと略記する) を得た。
一方、 D—マンニ! ^一ル 256. 5 g、 カルポキシメチルセルロース 60 gおよび結晶セル口一ス 18 gを流動造粒乾燥機 (パゥレック社, LAB— 1型) に仕込み、 D—マンニトール 10 gを含む精製水 100 gを噴霧しな がら、 造粒後、 乾燥工程を経て造粒物 (以下、 造粒物 Eと略記する) を得た。 造粒物 D 40. 08 g、 造粒物 E 57. 42 g、 アスパルテーム 1 g およびステアリン酸マグネシウム (太平化学産業) 1. 5 gを混合した。 得られる混合末を打錠機 (島津製作所, オートグラフ AG— 5000 B、 錠剤サイズ 9. 5mm , 圧縮圧 10 kN/cm2) を用いて打錠し、 1錠当 たり 25 Omgの錠剤を得た。 実施例 7
乳糠 400 gを流動造粒乾燥機(バウレック社, LAB— 1型)に仕込み、 ヒドロキシプロピルセルロース 4 gおよびポグリポース 4 gを含む精製水 1 O O gを噴霧しながら、 造粒後、 乾燥工程を経て造粒物 (以下、 造粒物 Fと 略記する) を得た。
一方、 D—マンニ! ル 246. 6 g、 カルポキシメチルセルロース 40 gおよび結晶セルロース 12 gを流動造粒乾燥機 (パゥレック社, LAB— 1型) に仕込み、 D—マンニトール 10 gを含む精製水 100 gを噴霧しな がら、 造粒後、 乾燥工程を経て造粒物(以下、 造粒物 Gと略記する) を得た。 造粒物 F 20. 35 g、 造粒物 G 77. 15 g、 アスパルテーム 1 g およびステアリン酸マグネシウム 1. 5 gを混合した。
得られる混合末を打錠機 (島津製作所, オートグラフ AG— 5000 B、 錠剤サイズ 9. 0mm*、 圧縮圧 14. 7 kN/cm2) を用いて打錠し、 1 錠当たり 2 G Omgの錠剤を得た。
実施例 8
カンデサルタンシレキセチル 40 g、 エリスリトール (日研化学) 250 g、 トウモロコシデンプン 15 gを流動造粒乾燥機 (パゥレック社, LAB 一 1型) に仕込み、 ヒドロキシプロピルセルロース 10 gを含む精製水 12 O gを噴霧しながら、 造粒後、 乾燥工程を経て造粒物 (以下、 造粒物 Hと略 記する) を得た。
一方、 D—マンニ! ^一ル 227. 2 g、 カルポキシメチルセルロース 40 gおよび結晶セルロース 12 gを流動造粒乾燥機 (パゥレック社, LAB— 1型) に仕込み、 D—マンニトール 10 gを含む精製水 100 gを噴霧しな がら、 造粒後、 乾燥工程を経て造粒物(以下、 造粒物 Iと略記する) を得た。 造粒物 H 25. 2 g、 造粒物 I 72. 3 g、 アスパルテーム 1 gおよ びステアリン酸マグネシウム 1. 5 gを混合した。
得られる混合末を打錠機 (島津製作所, オートグラフ AG— 5000 B、 錠剤サイズ 9: 5mm<i)、 圧縮圧 14. 7 kN/cm2) を用いて打錠し、 1 錠当たり 25 Omgの錠剤を得た。 比較例 1
カルポキシメチルセルロースナトリゥムを D—マンニトールに置き換える 以外は実施例 1と同様にして、 錠剤を製造した。
比較例 2
カルポキシメチルセルロースナトリゥムを D—マンニトールに置き換える 以外は実施例 3と同様にして、 錠剤を製造した。 試験例 1
前述の実施例及び比較例で得られた錠剤の苦味の判定を、 下記試験法を用 いて行った。 結果を表 1に示す。
( 1 ) 苦味の判定
健康な成人男子 3名において、 錠剤を口腔内で崩壊させたときの苦味を下 記の基準で判定した。
一:殆ど不快な味または苦味を感じない
+:不快な味または苦味を感じる
+ +:かなり不快な味または苦味を感じる
[表 1] 錠剤 苦味
実施例 1の錠剤
実施例 2の錠剤
実施例 3の錠剤
実施例 4の錠剤
実施例 5の錠剤
比較例 1の錠剤 + +
比較例 2の錠剤 + +
表 1に示したように、 本発明の固形製剤では、 不快な味を有する塩基性医 薬成分の不快な味が十分に隠蔽された。 試験例 2 '
前述の実施例及び比較例で得られた錠剤の錠剤硬度および口腔内崩壊時間 を下記試験法によって測定した。 結果を表 2に示す。
( 1 ) 硬度試験
錠剤硬度計(富山産業(株)製) を用いた。結果は 5錠の平均値で示した。
( 2 ) 口腔内崩壊時間
健康な成人男子 3名において、 錠剤が口腔内の唾液のみで完全に崩壊する までの時間を測定した。
2 ] 硬度 ) —口腔内崩壊時間 (秒)
実施例 1の錠剤 5 2 2 0
実施例 2の錠剤 6 3 1 7
実施例 3の錠剤 6 2 1 1
実施例 4の錠剤 4 8 2 3
実施例 5の錠剤 7 8 2 8
実施例 6の綻剤 4 8 2 0
実施例 7の錠剤 5 1 1 6
実施例 8の錠剤 4 4 2 3
比較例 1の錠剤 3 2 4 3
表 2に示したように、 本発明の固形製剤および速崩壊性固形製剤は、 速や かな崩壊性と適度な製剤強度 (錠剤の硬度) を有する。 産業上の利用可能性
本発明の固形製剤は、 不快な味を有する塩基性医薬成分の不快な味が十分 に隠蔽され、 かつ速やかな崩壊性、 適度な製剤強度、 長期間にわたる保存安 定性などの優れた特性を有する。 また、 本発明の固形製剤は、 優れた製造性 を示す。
本発明の製造法によれば、 目的とする固形製剤を、 簡便な操作で、 かつ高 収率で製造することができる。
本発明の速崩壌性固形製剤は、 速やかな崩壌性、 適度な製剤強度、 長時間 にわたる保存安定性などの優れた特性を有する。 また、 本発明の速崩壌性固 形製剤は、 優れた製造性を示す。
本発明の製造法によれば、目的とする速崩壊性固形製剤を、簡便な操作で、 かつ高収率で製造することができる。

Claims

請求の範囲
I. 1) 不快な味を有する塩基性医薬成分、 2) 糖類、 3) ポリア二オン系 ポリマ一、 4) 矯味剤および 5) カルボキシメチルセルロースを含有する固 形製剤。
2. 速崩壊性固形製剤である請求項 1記載の製剤。
3. 口腔内速崩壌性固形製剤である請求項 2記載の製剤。
4. 錠剤である請求項 1記載の製剤。
5. 不快な味を有する塩基性医薬成分が塩酸ピオグリタゾンである請求項 1 記載の製剤。
6. 糖類が糖アルコールである請求項 1記載の製剤。
7. 糖アルコールがマンニトール、 エリスリト一ル、 トレハロースまたはキ シリトールである請求項 6記載の製剤。
8. 糖アルコールがマンニトールである請求項 6記載の製剤。
9. ポリア二オン系ポリマーがカルボキシメチルセルロースナトリウムまた はアルギン酸ナトリゥムである請求項 1記載の製剤。
10. ポリァニオン系ポリマーがカルボキシメチルセルロースナトリゥムで ある請求項 1記載の製剤。
I I. 矯味剤がグルタミン酸ナトリウム、 5' —イノシン酸ナトリウム、 5' -グァニル酸ナトリウムまたはァスパラギン酸ナトリウムである請求項 1記 載の製剤。
,
12. 矯味剤がグルタミン酸ナトリゥムである請求項 1記載の製剤。
13. 糖類を固形製剤 100重量部に対して、 5〜97重量部含有する請求 項 1記載の製剤。
14. ポリア二オン系ポリマーを固形製剤 100重量部に対して、 1〜50 重量部含有する請求項 1記載の製剤。
15. 矯味剤を固形製剤 100重量部に対して、 0. 1〜15重量部含有す る請求項 1記載の製剤。
16. 不快な味を有する塩基性医薬成分、 糖類およびポリア二オン系ポリマ 一を含有する組成物と、 糖類および矯味剤を含有する組成物とを混合し、 得 られる混合物を圧縮成型することを特徴とする固形製剤の製造法。
17. 医薬成分、 糖アルコール及びカルポキシメチルセル口一スを含有する 速崩壊性固形製剤。
18. 口腔内速崩壊性固形製剤である請求項 17記載の製剤。
19. 錠剤である請求項 17記載の製剤。
20. 糖アルコールがマンニ 1 ^一ル、 エリスリ トール、 トレ八ロースまたは キシリトールである請求項 17記載の製剤。
21. 糖アルコールがマンニトールである請求項 17記載の製剤。
22. 糖アルコールを速崩壞性固形製剤 100重量部に対して、 5〜97重 量部含有する請求項 17記載の製剤。
23. 糖アルコールを速崩壊性固形製剤 100重量部に対して、 44〜90 重量部含有する請求項 17記載の製剤。
24. カルポキシメチルセルロースを速崩壊性固形製剤 100重量部に対し て、 1〜 40重量部含有する請求項 1 7記載の製剤。
25. 医薬成分として塩酸ピオダリ夕ゾンを含有する請求項 17記載の製剤。
26. 医薬成分として塩酸マニジピンを含有する請求項 1 7記載の製剤。
27. 医薬成分としてポグリポースを含有する請求項 17記載の製剤。
28. 医薬成分としてカンデサルタンシレキセチルを含有する請求項 17'記 載の製剤。
29. 医薬成分としてヒドロクロ口チアジドを含有する請求項 17記載の製 剤。
30. さらにポリア二オン系ポリマーを含有する請求項 17記載の製剤。
31. さらに矯味剤を含有する請求項 17記載の製剤。
32. さらにポリア二オン系ポリマーおよび矯味剤を含有する請求項 17記 載の製剤。
33. 医薬成分、 糖アルコール及びカルポキシメチルセルロースを混合し、 得られる混合物を圧縮成型することを特徴とする速崩壊性固形製剤の製造法。
PCT/JP2001/008785 2000-10-06 2001-10-05 Preparations solides WO2002030400A1 (fr)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/398,434 US7510728B2 (en) 2000-10-06 2001-10-05 Solid preparations
EP01974700A EP1329217A4 (en) 2000-10-06 2001-10-05 SOLID PREPARATIONS
AU2001294192A AU2001294192A1 (en) 2000-10-06 2001-10-05 Solid preparations
CA002424770A CA2424770A1 (en) 2000-10-06 2001-10-05 Solid pharmaceutical preparation

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000313105 2000-10-06
JP2000-313106 2000-10-06
JP2000313106 2000-10-06
JP2000-313105 2000-10-06

Publications (1)

Publication Number Publication Date
WO2002030400A1 true WO2002030400A1 (fr) 2002-04-18

Family

ID=26602026

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
PCT/JP2001/008785 WO2002030400A1 (fr) 2000-10-06 2001-10-05 Preparations solides

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7510728B2 (ja)
EP (1) EP1329217A4 (ja)
AU (1) AU2001294192A1 (ja)
CA (1) CA2424770A1 (ja)
WO (1) WO2002030400A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004030700A1 (ja) * 2002-10-07 2004-04-15 Takeda Pharmaceutical Company Limited 固形製剤
WO2005037254A1 (ja) * 2003-10-15 2005-04-28 Fuji Chemical Industry Co., Ltd. 口腔内速崩壊性錠剤
WO2007136129A1 (en) * 2006-05-23 2007-11-29 Takeda Pharmaceutical Company Limited Oral preparation comprising pioglitazone
WO2013129436A1 (ja) * 2012-02-29 2013-09-06 武田薬品工業株式会社 経口剤
US8632808B2 (en) 2006-04-27 2014-01-21 Takeda Pharmaceutical Company Limited Taste-masking solid preparation of pioglitazone

Families Citing this family (52)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6955821B2 (en) 2000-04-28 2005-10-18 Adams Laboratories, Inc. Sustained release formulations of guaifenesin and additional drug ingredients
US7985420B2 (en) * 2000-04-28 2011-07-26 Reckitt Benckiser Inc. Sustained release of guaifenesin combination drugs
US8012504B2 (en) * 2000-04-28 2011-09-06 Reckitt Benckiser Inc. Sustained release of guaifenesin combination drugs
US7838032B2 (en) * 2000-04-28 2010-11-23 Reckitt Benckiser Inc. Sustained release of guaifenesin
CN1537005A (zh) * 2001-04-26 2004-10-13 �����Ƹ���ʽ���� 无定形头孢托仑匹伏克西路组合物及其制备方法
US7071210B2 (en) * 2002-07-02 2006-07-04 Pfizer Inc. CETP inhibitors in combination with antihypertensive agents and uses thereof
US20040253305A1 (en) * 2003-06-12 2004-12-16 Luner Paul E. Pharmaceutical compositions of atorvastatin
RU2361582C2 (ru) * 2003-06-25 2009-07-20 Новартис Аг Таблетка, содержащая флувастатин и кармеллозу кальция
US7838029B1 (en) * 2003-07-31 2010-11-23 Watson Laboratories, Inc. Mirtazapine solid dosage forms
ITRM20030485A1 (it) * 2003-10-22 2005-04-23 Tubilux Pharma S P A Composizione a base di citicolina in associazione con vitamine per la prevenzione ed il trattamento di patolgie oculari.
PT1715893E (pt) * 2004-01-20 2009-10-20 Novartis Pharma Ag Formulação para compressão directa e processos
CA2578224A1 (en) * 2004-08-25 2006-03-09 Essentialis, Inc. Pharmaceutical formulations of potassium atp channel openers and uses thereof
ATE518526T1 (de) * 2005-01-26 2011-08-15 Lek Pharmaceuticals Neue pharmazeutische zusammensetzung mit candesartan-cilexetil als lipophile kristalline substanz
GT200600218A (es) * 2005-06-10 2007-03-28 Formulación y proceso de compresión directa
AU2016202290B2 (en) * 2005-06-17 2017-10-05 Wisconsin Alumni Research Foundation Topical vasoconstrictor preparations and methods for protecting cells during cancer chemotherapy and radiotherapy
CN103948927B (zh) 2005-06-17 2017-11-07 威斯康星校友研究基金会 在癌症化疗和放疗时保护细胞的局部血管收缩剂制品和方法
TWI347942B (en) * 2005-06-22 2011-09-01 Lundbeck & Co As H Crystalline base of escitalopram and orodispersible tablets comprising escitalopram base
US20080274178A1 (en) 2005-08-10 2008-11-06 Shionogi & Co., Ltd. Orally Disintegrating Tablet
JOP20180109A1 (ar) * 2005-09-29 2019-01-30 Novartis Ag تركيبة جديدة
US8497258B2 (en) 2005-11-12 2013-07-30 The Regents Of The University Of California Viscous budesonide for the treatment of inflammatory diseases of the gastrointestinal tract
US7811604B1 (en) 2005-11-14 2010-10-12 Barr Laboratories, Inc. Non-effervescent, orally disintegrating solid pharmaceutical dosage forms comprising clozapine and methods of making and using the same
WO2007072992A2 (en) * 2005-12-22 2007-06-28 Takeda Pharmaceutical Company Limited Solid preparation containing an insulin sensitizer
WO2008018371A1 (fr) * 2006-08-08 2008-02-14 Kissei Pharmaceutical Co., Ltd. Comprimé à désagrégation orale ayant un goût amer masqué et son procédé de production
KR20090049089A (ko) * 2006-09-05 2009-05-15 아스트라제네카 아베 칸데사르탄 실렉세틸을 포함하는 약학 조성물
EP1908469A1 (en) * 2006-10-06 2008-04-09 Boehringer Ingelheim Vetmedica Gmbh Angiotensin II receptor antagonist for the treatment of systemic diseases in cats
JP5537927B2 (ja) * 2007-03-13 2014-07-02 大日本住友製薬株式会社 口腔内崩壊錠
ES2586433T3 (es) * 2007-04-11 2016-10-14 Omeros Corporation Composiciones y métodos para la profilaxis y el tratamiento de adicciones
US11241420B2 (en) 2007-04-11 2022-02-08 Omeros Corporation Compositions and methods for prophylaxis and treatment of addictions
US20160331729A9 (en) 2007-04-11 2016-11-17 Omeros Corporation Compositions and methods for prophylaxis and treatment of addictions
TW200914006A (en) * 2007-07-12 2009-04-01 Takeda Pharmaceutical Coated preparation
EP3093010A1 (en) * 2007-10-19 2016-11-16 Reckitt Benckiser Healthcare (UK) Limited Oral composition comprising a cooling agent
GB2453770A (en) * 2007-10-19 2009-04-22 Reckitt Benckiser Healthcare Oral composition comprising a cooling agent
DE102007052070A1 (de) 2007-10-30 2009-05-07 Tiefenbacher Pharmachemikalien Alfred E. Tiefenbacher Gmbh & Co. Kg Candesartancilexetil
PL3354276T3 (pl) 2007-11-13 2020-09-21 Meritage Pharma, Inc. Kompozycje do leczenia zapalenia przewodu pokarmowego
TR201808694T4 (tr) * 2008-06-20 2018-07-23 Merck Patent Gmbh Doğrudan sıkıştırılabilen ve hızlı parçalanan tablet matrisi.
WO2010133638A1 (de) 2009-05-20 2010-11-25 Boehringer Ingelheim Vetmedica Gmbh Pharmazeutische telmisartan-trinklösung
US20110097401A1 (en) 2009-06-12 2011-04-28 Meritage Pharma, Inc. Methods for treating gastrointestinal disorders
WO2011019043A1 (ja) 2009-08-11 2011-02-17 大日本住友製薬株式会社 2種以上の粒子を含有する口腔内速崩壊錠
KR101636958B1 (ko) * 2009-09-11 2016-07-06 주식회사 대웅제약 우루소데옥시콜린산-합성하이드로탈사이트-유드라짓 혼성체, 이를 함유하는 약학 조성물 및 그 제조방법
PL2493457T3 (pl) 2009-10-30 2018-01-31 Ix Biopharma Ltd Szybko rozpuszczalna stała postać dawkowana
US20130052266A1 (en) * 2010-05-11 2013-02-28 Mitsubishi Tanabe Pharma Corporation TABLETS CONTAINING A 1-(beta-D-GLUCOPYRANOSYL)-3-(PHENYLTHIENYLMETHYL)BENZENE COMPOUND
US8877221B2 (en) 2010-10-27 2014-11-04 Warsaw Orthopedic, Inc. Osteoconductive matrices comprising calcium phosphate particles and statins and methods of using the same
US9107983B2 (en) 2010-10-27 2015-08-18 Warsaw Orthopedic, Inc. Osteoconductive matrices comprising statins
WO2012170417A2 (en) 2011-06-06 2012-12-13 Warsaw Orthopedic, Inc. Methods and compositions to enhance bone growth comprising a statin
IN2014DN07797A (ja) * 2012-03-29 2015-05-15 Daicel Corp
JP6230539B2 (ja) * 2012-09-20 2017-11-15 株式会社ダイセル 酸型カルボキシメチルセルロース及び結晶セルロースを含む崩壊性粒子組成物及び該組成物を含む口腔内崩壊錠剤
CN105517576A (zh) * 2013-07-06 2016-04-20 株式会社大赛璐 超速崩解片剂及其制备方法
JP6469234B2 (ja) * 2015-09-04 2019-02-13 株式会社ダイセル 超速崩壊錠剤及びその製造方法
US11278506B2 (en) 2015-10-09 2022-03-22 Rb Health (Us) Llc Pharmaceutical formulation
US20200268650A1 (en) * 2016-01-18 2020-08-27 Daicel Corporation Intraoral retentive disintegrating solid preparation, method for producing same and powder composition used in said production method
WO2019008485A1 (en) 2017-07-06 2019-01-10 Mankind Pharma Ltd FIXED DOSE PHARMACEUTICAL COMPOSITION BASED ON VALSARTAN AND SACUBITRIL
WO2024023786A1 (en) 2022-07-29 2024-02-01 Berlia Sushma Paul Orally disintegrating palatable formulations of drotaverine and method of preparation thereof

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0839526A2 (en) * 1996-10-31 1998-05-06 Takeda Chemical Industries, Ltd. Solid pharmaceutical preparation with fast buccal disintegration or dissolution
JPH1135486A (ja) * 1997-07-23 1999-02-09 Lion Corp 薬用固形製剤
EP0922464A1 (en) * 1996-07-12 1999-06-16 Daiichi Pharmaceutical Co., Ltd. Quickly disintegrable compression-molded materials and process for producing the same
JP2000273039A (ja) * 1999-01-20 2000-10-03 Taisho Pharmaceut Co Ltd 口腔内崩壊性組成物
JP2001058944A (ja) * 1999-06-18 2001-03-06 Takeda Chem Ind Ltd 速崩壊性固形製剤

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8730011D0 (en) 1987-12-23 1988-02-03 Smithkline Dauelsberg Pharmaceutical compositions
EP0481294B2 (de) * 1990-10-19 2001-04-11 Spirig Ag Pharmazeutische Präparate Feste, schnell-lösliche Arzneimittelzubereitung enthaltend N-Acetylcystein
JP3454517B2 (ja) 1991-04-25 2003-10-06 京都薬品工業株式会社 矯味経口剤
JP3265680B2 (ja) 1992-03-12 2002-03-11 大正製薬株式会社 経口製剤用組成物
US5785984A (en) * 1993-02-05 1998-07-28 Kao Corporation Taste-modifying method and bitterness-decreasing method
JPH07285868A (ja) 1994-04-13 1995-10-31 Kissei Pharmaceut Co Ltd ピロリジン誘導体を含有する医薬品製剤
FR2722408B1 (fr) 1994-07-15 1996-10-04 Vacher Dominique Nouveau procede de realisation de formes pharmaceutiques seches a delitement quasiment instantane etles formes pharmaceutiques ainsi realisees
JPH10114655A (ja) 1996-10-09 1998-05-06 Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd 固形製剤
JPH10236947A (ja) 1997-02-21 1998-09-08 Dai Ichi Seiyaku Co Ltd マスキング剤
JP3770518B2 (ja) 1997-03-28 2006-04-26 エーザイ株式会社 苦味等を隠蔽した経口薬剤
JP3783993B2 (ja) 1997-07-24 2006-06-07 エーザイ株式会社 製剤組成物及びその製造方法
US6589554B1 (en) * 1998-03-16 2003-07-08 Yamanouchi Pharmaceutical Co., Ltd. Tablets quickly disintegrating in the oral cavity and process for producing the same
JP3310233B2 (ja) 1999-02-17 2002-08-05 第一工業製薬株式会社 錠剤用崩壊剤
US6559188B1 (en) * 1999-09-17 2003-05-06 Novartis Ag Method of treating metabolic disorders especially diabetes, or a disease or condition associated with diabetes

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0922464A1 (en) * 1996-07-12 1999-06-16 Daiichi Pharmaceutical Co., Ltd. Quickly disintegrable compression-molded materials and process for producing the same
EP0839526A2 (en) * 1996-10-31 1998-05-06 Takeda Chemical Industries, Ltd. Solid pharmaceutical preparation with fast buccal disintegration or dissolution
JPH1135486A (ja) * 1997-07-23 1999-02-09 Lion Corp 薬用固形製剤
JP2000273039A (ja) * 1999-01-20 2000-10-03 Taisho Pharmaceut Co Ltd 口腔内崩壊性組成物
JP2001058944A (ja) * 1999-06-18 2001-03-06 Takeda Chem Ind Ltd 速崩壊性固形製剤

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004030700A1 (ja) * 2002-10-07 2004-04-15 Takeda Pharmaceutical Company Limited 固形製剤
EP1561472A4 (en) * 2002-10-07 2009-07-08 Takeda Pharmaceutical SOLID PREPARATION
US9101660B2 (en) 2002-10-07 2015-08-11 Takeda Pharmaceutical Company Solid preparation
EP1561472B2 (en) 2002-10-07 2021-01-20 Takeda Pharmaceutical Company Limited Solid preparation
WO2005037254A1 (ja) * 2003-10-15 2005-04-28 Fuji Chemical Industry Co., Ltd. 口腔内速崩壊性錠剤
US8647668B2 (en) 2003-10-15 2014-02-11 Fuji Chemical Industry Co., Ltd. Tablet quickly disintegrating in oral cavity
US8632808B2 (en) 2006-04-27 2014-01-21 Takeda Pharmaceutical Company Limited Taste-masking solid preparation of pioglitazone
WO2007136129A1 (en) * 2006-05-23 2007-11-29 Takeda Pharmaceutical Company Limited Oral preparation comprising pioglitazone
JP2009538268A (ja) * 2006-05-23 2009-11-05 武田薬品工業株式会社 ピオグリタゾンを含有する経口剤
US8865217B2 (en) 2006-05-23 2014-10-21 Takeda Pharmaceutical Company Limited Oral preparation comprising pioglitazone
WO2013129436A1 (ja) * 2012-02-29 2013-09-06 武田薬品工業株式会社 経口剤

Also Published As

Publication number Publication date
US7510728B2 (en) 2009-03-31
EP1329217A1 (en) 2003-07-23
CA2424770A1 (en) 2003-04-03
EP1329217A4 (en) 2007-04-04
US20040033258A1 (en) 2004-02-19
AU2001294192A1 (en) 2002-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2002030400A1 (fr) Preparations solides
JP4284017B2 (ja) 固形製剤
TWI572371B (zh) 口腔內崩壞錠及其製造方法
KR101465803B1 (ko) 구강내 붕괴 정제
JP5674667B2 (ja) 崩壊性粒子組成物及び口腔内速崩壊錠
WO2007074856A1 (ja) 口腔内崩壊性固形製剤の製造法
JP2001058944A (ja) 速崩壊性固形製剤
JP6919119B2 (ja) 3位が置換されたγ−アミノ酪酸誘導体を含有する圧縮固形医薬組成物。
CN109996542A (zh) 包含二胺衍生物的口腔崩解片
WO2007119792A1 (ja) 乾式直打速崩壊性錠剤
JP2017141299A (ja) 溶出が良好なイルベサルタン含有医薬組成物および口腔内崩壊錠
JP2003034655A (ja) 速崩壊性固形製剤
US20160136097A1 (en) Ultrafast-disintegrating tablet and method for manufacturing same
US10864165B2 (en) Super-rapid disintegrating tablet, and method for producing same
TWI731846B (zh) 超高速崩解錠劑及其製造方法
Joseph et al. A review on current applications of bilayer tablets
JP5978335B2 (ja) 溶出が良好なイルベサルタン含有医薬組成物および口腔内崩壊錠
JPH11116465A (ja) 迅速溶解性製剤およびその製造法
JP6151413B2 (ja) 溶出が良好なイルベサルタン含有医薬組成物および口腔内崩壊錠
CN104434860A (zh) 包合工艺制备的盐酸氨溴索渗透泵型药物组合物
JP5714652B2 (ja) 溶出が良好なイルベサルタン含有医薬組成物および口腔内崩壊錠
JP2008280316A (ja) 経口投与用錠剤
JP2021113237A (ja) 溶出が良好なイルベサルタン含有医薬組成物および口腔内崩壊錠
WO2002092058A1 (fr) Preparation solide se desintegrant rapidement
CN107296798A (zh) 抗发红组合物

Legal Events

Date Code Title Description
AK Designated states

Kind code of ref document: A1

Designated state(s): AE AG AL AM AT AU AZ BA BB BG BR BY BZ CA CH CN CO CR CU CZ DE DK DM DZ EC EE ES FI GB GD GE GH GM HR HU ID IL IN IS JP KE KG KR KZ LC LK LR LS LT LU LV MA MD MG MK MN MW MX MZ NO NZ PH PL PT RO RU SD SE SG SI SK SL TJ TM TR TT TZ UA UG US UZ VN YU ZA ZW

AL Designated countries for regional patents

Kind code of ref document: A1

Designated state(s): GH GM KE LS MW MZ SD SL SZ TZ UG ZW AM AZ BY KG KZ MD RU TJ TM AT BE CH CY DE DK ES FI FR GB GR IE IT LU MC NL PT SE TR BF BJ CF CG CI CM GA GN GQ GW ML MR NE SN TD TG

DFPE Request for preliminary examination filed prior to expiration of 19th month from priority date (pct application filed before 20040101)
121 Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application
WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 10398434

Country of ref document: US

WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 2424770

Country of ref document: CA

WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 2001974700

Country of ref document: EP

WWP Wipo information: published in national office

Ref document number: 2001974700

Country of ref document: EP

REG Reference to national code

Ref country code: DE

Ref legal event code: 8642