JPH10236947A - マスキング剤 - Google Patents

マスキング剤

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JPH10236947A
JPH10236947A JP3753397A JP3753397A JPH10236947A JP H10236947 A JPH10236947 A JP H10236947A JP 3753397 A JP3753397 A JP 3753397A JP 3753397 A JP3753397 A JP 3753397A JP H10236947 A JPH10236947 A JP H10236947A
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JP
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granulated
granules
granular preparation
granular
melt
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JP3753397A
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Satoshi Suzuki
聡 鈴木
Ario Funada
有生 鮒田
Chikao Haramiishi
愛雄 孕石
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Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
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Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 【課題】 苦みを有する薬剤を含有する粒状製剤及
びその製法を提供することが本発明の課題である。 【解決手段】 本発明の課題を解決するために、苦み成
分を含む生理活性のある薬剤組成物を核物質と共に、ま
ず溶融造粒を行うことにより粒状物を製する。次に、こ
のようにして得られた粒状物に対して、付着性のよい被
造粒物(賦形剤)を加えて再度造粒を行い、最後に篩過
を行うことにより、目的の粒状製剤を得る、という二段
階造粒法を採用する方法を提供するものである。このよ
うな、二段階の造粒により得られた造粒物は、付着性が
悪い被造粒物が苦みを有する場合であっても、マスキン
グが悪化することがないという特徴を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬品の製剤技術
において、経口投与で用いる、製剤の中で、顆粒製剤の
技術に関するものである。特に、苦みのある成分を含む
顆粒製剤の製法において、苦みをマスキングする製剤の
製法に関するものである。
【0002】
【従来技術】顆粒状の製剤(以下、顆粒製剤又は顆粒と
略す。)の造粒法においては、複数の被造粒物を同時に
造粒する場合、被造粒物毎に核物質への付着性が異な
り、特定の被造粒物が造粒されず、微粉(未造粒物)と
して残留することがある。このため核物質への付着性が
悪い被造粒物が苦みを有し、苦みのマスキングを悪化さ
せていたという問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】顆粒製剤について、製
造微粉にしても、苦みを感じさせないようにマスキング
された造粒された製剤を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下に示す二
段階造粒法により製造した粒状製剤に関するものであ
る。すなわち、本発明は、次に示す、(1) 若しくは(2)
の工程、又は(1)、(2) 若しくは(3) の工程により得られ
た粒状製剤に関するものである。
【0005】具体的には、本発明は、製剤バルクを製造
する、次の工程: (1) 生理的活性を有する薬剤、ポリエチレングリコール
を含有する混合物を溶融造粒すること; (2) 該造粒した顆粒に、賦形剤を添加して、再び溶融造
粒すること;から得られる粒状製剤に関するものであ
り、また、本発明は、製剤バルクを製造する、次の工
程: (1) 生理活性を有する薬剤、ポリエチレングリコールを
含有する混合物を溶融造粒すること; (2) 上記工程(1) で造粒した顆粒に、賦形剤を添加し
て、再び溶融造粒すること; (3) 上記工程(2) で造粒した顆粒に、コーティング剤を
添加して溶融コーティングすること;から得られる粒状
製剤に関するものである。
【0006】また、本発明は、上記の粒状製剤につい
て、更に、以下の特徴を有するものである。
【0007】すなわち、前記の工程(1) 及び(2) の溶融
造粒が、流動層造粒機によってなされる、前記の粒状製
剤に関するものであり、更に本発明は、工程(2) の賦形
剤がデンプン又は乳糖である粒状製剤に関するものであ
り、更に、本発明は、工程(3) で得られた粒子を篩過し
て粒状物を製造する粒状製剤に関するものであり、ま
た、本発明は、薬剤が塩酸セトラキサートである粒状製
剤に関するものである。
【0008】また、本発明は、以下に示す、粒状製剤の
製造する二段階造粒法に関するものである。
【0009】すなわち、本発明は、製剤バルクを製造す
る方法であって、次の工程: (1) 薬剤、ポリエチレングリコール、を含有する混合物
を溶融造粒すること; (2) 上記工程(1) で造粒した顆粒に賦形剤を添加して再
び溶融造粒すること; (3) 上記工程(2) で造粒した顆粒に、コーティング剤を
添加して溶融コーティングすること;そして、 (4) 上記工程(3) で、造粒した顆粒に、流動化剤を添加
して混合すること、により得られる粒状製剤の製法に関
するものであり、また、本発明は、上記粒状製剤の製造
方法において、工程(1) の造粒が、流動層造粒機によっ
てなされる、製法に関するものであり、更に、本発明
は、工程(2) の賦形剤がデンプンである粒状製剤の製法
に関するものであり、また、本発明は、工程(3) で得ら
れた粒子を篩過にて粒状物を製造する粒状製剤の製法に
関するものであり、また、生理活性を有する薬剤が、塩
酸セトラキサートである粒状製剤の製法に関するもので
ある。
【0010】次に、本発明に係る粒状製剤及び粒状製剤
の製造である二段階造粒法について、更に詳細に説明す
る。
【0011】本発明に係る粒状製剤は、生理活性を有
する薬剤、ポリエチレングリコール、タルク、賦
形剤、コーティング剤、ブロッキング防止剤、又は
帯電防止剤を含有している。
【0012】本発明に係る粒状製剤に含有している各々
の成分について説明する。
【0013】まず、生理活性を有する薬剤は、経口投与
されるあらゆる薬剤が該当するが、特に、経口投与の
際、口に含むときに、苦み等の不快な味を呈する薬剤
が、好適である。例えば、本発明の製剤で用いる生理活
性を有する薬剤の例として、塩酸セトラキサートを挙げ
ることができる。塩酸セトラキサート等の医薬品の規格
は日本薬局方医薬品規格(局外規)に従って製造した品
質のものを用いることが望ましい。
【0014】ポリエチレングリコールについては、常温
で固体であるものが望ましいが、更に好ましくは、分子
量が約6000〜9000の範囲のもの(ポリエチレン
グリコール6000)である。その粒度については15
0〜850μmを用いることができる(特公平4−01
3019号)が、更に好ましい粒度は150μm〜25
0μmのものである。また、その品質規格については、
日本薬局方に適合したものを用いることが望ましい。
【0015】タルクについては、特に、限定はないが日
本薬局方に適合したものを用いることが好ましい。
【0016】賦形剤としては、主薬より粒子径が細かい
ことが好ましい。本発明では、主薬(生理活性を有する
薬剤)として塩酸セトラキサートを用いたことから、そ
れより細かい粒子である方が望ましい。賦形剤の中で本
発明で用いることのできる賦形剤の種類は、デンプン、
乳糖、結晶セルロース、タルク等であリ、これらの中で
は、デンプンが好ましい。
【0017】本発明で用いるコーティング剤としては、
タルク、腸溶性高分子、エチルセルロース、酸化チタ
ン、オイドラギッド(メタアクリル酸メタアクリルコポ
リマー−L;オイドラギッド−S)等を挙げることがで
きる。これらの中では、タルクが好ましい。
【0018】ブロッキング防止剤又は帯電防止剤を含有
することが好ましいが、これらの両方の機能を果たす物
質として、メタケイ酸アルミン酸マグネシウムを用いる
ことが好ましい。
【0019】次に、本発明に係る粒状製剤を製造する二
段階造粒法について説明する。
【0020】本発明に係る粒状製剤の製法における工程
(1) 又は工程(2) において、溶融造粒法を用いることが
必要である。
【0021】ここで、溶融造粒法とは、融点が30℃か
ら100℃の低融点物質と薬剤又は賦形剤とを流動層に
おいて加熱混合し、低融点物質の融点以上の温度におい
て、その融解時の付着力を利用して造粒する方法をいう
(特公平4−013019号)。
【0022】本発明に係る粒状製剤は、前記工程(1) 及
び(2) の溶融造粒が流動層造粒機によって、造粒される
ことが好ましい。
【0023】本発明で用いた「篩過」について説明す
る。
【0024】本発明に係る粒状製剤の製法において、工
程(3) で得られた顆粒は、篩過することが必要である。
篩過により顆粒を得る場合には、1400μm(12メ
ッシュ)を用いるが、好ましくは、細粒として得る場合
は500μmのメッシュを用いることが望ましい。
【0025】次に、本発明の粒状製剤を試験した方法に
ついて説明する。
【0026】マスキング試験とは、定められた容器中の
精製水に入れた粒状物が、一定の条件下で、成分が溶け
出した濃度を、電気伝導度計により測定して得た電気伝
導度によりその値を求めることにより行う。粒状物の溶
出をもたらす条件は、一定速度で水浴を攪拌する攪拌翼
を用いるが、その翼は、日本薬局方一般試験法溶出試験
第1法に用いるパドルであり、その翼を用いて、100
(±4)rpmの速度で行う。
【0027】本発明の粒状製剤についてのマスキング性
と溶出性を比較するため、溶出試験を行った。溶出試験
とは、発明に係る粒状製剤の生理活性を有する薬剤が、
溶出する速度を試験することである。溶出試験は、日本
薬局方試験法(第11改正、B−24、溶出試験法)に
従って行う。 [製造方法]本発明に係る粒状製剤の製造方法である二
段階造粒法について説明する。
【0028】本発明の粒状製剤は、次の工程: (1) 生理活性を有する薬剤、ポリエチレングリコールを
含有する混合物を溶融造粒すること; (2) 上記工程(1) で造粒した顆粒に、賦形剤を添加し
て、再び溶融造粒すること; (3) 上記工程(2) で造粒した顆粒に、コーティング剤を
添加して溶融コーティングすること;の各工程により得
られる。
【0029】上記の工程(1) 及び工程(2) における造粒
において、溶融造粒は流動層造粒機を用いることが望ま
しい。
【0030】工程(3) で得られた造粒製剤は、篩を用い
て篩過することが望ましい。
【0031】篩過は、500μmの篩を用いることが望
ましい。
【0032】本発明は、生理活性を有する薬剤であっ
て、苦みを有する粒状製剤において、薬剤の苦みをマス
キングする技術に関するものである。すなわち、核物質
(本発明では、ポリエチレングリコールが該当する。)
への付着性の良い成分と核物質への付着性の悪い成分を
含む製剤を造粒して製剤とする場合、製剤が含有する成
分中の苦みをマスキングした製剤及びその製剤の製法に
関するものである。
【0033】従来は、これら製剤に含めるべき成分を、
全て一緒に混合して造粒していたのであるが、本発明に
おいては、以下のような製剤上の工夫を施すことによ
り、マスキング効果を著しく向上させたものである。
【0034】まず、第一段階の造粒では、核物質への付
着性の悪い被造粒物(生理活性を有する薬剤等)を用い
て[核物質への付着性が良い被造粒物(賦形剤等)を含
まないでという意味。]溶融造粒を行い、粒状物を製す
る。この段階で得られた粒状物は、造粒時の核物質比率
が高く、微粉が極めて少ないという特徴をもつ。
【0035】続いて行う第二段階の造粒では、この粒状
物と付着性が良い被造粒物(賦形剤等)で、再度溶融造
粒し、次に、500μmの篩にて篩過することにより本
発明に係る粒状製剤を得るというものである。
【0036】このような、第一段階及び第二段階の造粒
により得られた造粒物は、付着性が悪い被造粒物が苦み
を有する場合であっても、マスキングが悪化することが
ないという特徴を有する。このように、本発明の粒状製
剤は、微粉として残留しては困る被造粒物を最初に造粒
し、微粉として残留しても影響が少ない被造粒物を後か
ら造粒することにより得られる製剤である。
【0037】
【実施例】
[実施例1]流動層造粒機(グラット FL0−5型)
に塩酸セトラキサート2.86(kg)、ポリエチレン
グリコール6000(日本油脂社製)、1.201(k
g)、タルク 0.072kg を入れ、吸気温度84℃
で加熱流動させながら造粒した後、冷却し、粒状物を得
た。用いた塩酸セトラキサートは、日本薬局方外医薬品
成分規格(局外規)に従って得た品質のものを用いた
(第一製薬(株)社製)。この粒状物4.133(kg)を
トウモロコシデンプン0.872(kg)とともに流動層造
粒機に入れ、吸気温度84℃で加熱流動させながら、再
度、造粒した後、冷却し、500μmの篩いにて篩過
し、粒状物(細粒剤)を得た。この粒状物70gとメタ
アクリル酸コポリマーS(4g)及びタルク(26g)
をガラスパンに入れ、ガラスパンを回転させながら、7
5℃の温浴に浸し、ガラスパン内部の粉体を加熱流動さ
せ、粉体がすべて被コーティング粒状物に付着(即ち、
溶融コーティング)した後、(約10分)、ガラスパン
を湯浴から引き上げ、ガラスパン内部の粒状物を流動さ
せながら、冷却して粒状物を得た。
【0038】[実施例2]流動層造粒機(グラット F
LO−120型)に塩酸セトラキサート(48.00kg)、ポ
リエチレングリコール 6000(20.16kg)、タルク
(1.20kg) を入れ、吸気温度84℃で加熱流動させながら
造粒した後冷却し、粒状物を得た。この粒状物69.36(k
g) をトウモロコシデンプン(14.64kg) とともに流動層
造粒機に入れ、吸気温度84℃で加熱流動させながら、再
度造粒した後冷却し、500 μmの篩にて篩過し、粒状物
(細粒剤)を得た。この粒状物(84.00)kg とメタアクリ
ル酸コポリマ−S(4.80kg)、タルク(29.64kg) をWコー
ン型混合機(コニカルドライヤー)に入れて加熱流動さ
せ、粉体がすべて被コーティング粒状物に付着(即ち、
溶融コーティング)した後(約20分)、引き続き流動
させながら冷却して粒状物を得た。
【0039】[実施例3](従来法) 流動層造粒機(グラット FLO−120型)に塩酸セ
トラキサート(48.00kg)、ポリエチレングリコール 6
000(20.16kg)、タルク(1.20kg) 、トウモロコシデ
ンプン(14.64kg) を入れ、吸気温度84℃で加熱流動させ
ながら造粒した後冷却し、500 μmの篩にて篩過し、粒
状物(細粒剤)を得た。この粒子物(84.00)kg とメタア
クリル酸コポリマーS(4.80kg)、タルク(29.64kg) をW
コーン型混合機(コニカルドライヤー)に入れて加熱流
動させ、粉体がすべて被コーティング粒状物に付着(即
ち、溶融コーティング)した後(約20分)、引き続き
流動させながら冷却して粒状物を得た。
【0040】[試験例1](マスキング試験) セパラフラスコ(500ml平底フラスコ)に精製水5
00mlをとり、液の温度を(37±0.5)℃に保
つ。装置(溶出試験器)の攪拌翼(パドル:日本薬局方
一般試験法溶出試験第一法に用いるパドル)を容器の底
から2cmの位置に固定し、電気伝導計電極の先端を容
器底から5cmの高さ、パドルと容器壁との中間の位置
に固定する。パドルを100±4rpmで回転させなが
ら、秤取に従って秤取した試料約2.00g(塩酸セト
ラキサートとして、約0.80g)を投入し、測定時間
50秒の電導度を測定する。本試験を3回繰り返し、そ
の平均値により、判定した。
【0041】従来法により製造した造粒顆粒製剤又はバ
ルクにおいては、158μS/cmであり、伝導率がよ
いが、2段階造粒法で製した顆粒製剤又は製剤バルク
は、108μS/cmという値を示し、伝導率が低い値
を示した。これは、本発明の粒状製剤は、従来法で得た
製剤に比べ、明らかにマスキング性が向上していること
を示している。
【0042】[試験例2]溶出試験溶出T75%は、日
本薬局方試験法(第11改正日本薬局方B−24、溶出
試験法)に従って、その指定された装置を用いて測定し
た。
【0043】従来法では、溶出T75%は、11分であ
ったが、本発明に係る2段階造粒法においても14分で
あった。このように、本発明の粒状製剤は、マスキング
性が著しく向上したにもかかわらず、溶出性について
は、従来法で得たものとほとんど差がなく、薬剤の機能
に影響を及ばさないことが確認された。
【0044】
【発明の効果】本発明の粒状製剤の製造法により製造し
た、顆粒製剤は、製剤の服用時において、口中におい
て、顕著なマスキング効果が認められる。また、本発明
に係る製造方法である、二段階造粒法は、製剤の製剤工
程において、微粉低減効果が認められる。
【0045】本発明を用いて、顆粒製剤を製造すると、
トータルコストにおいて、原価低減をもたらす。また、
ポリエチレングリコールの選択をする必要がない、利点
がある。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】
【表3】
【0049】
【表4】
フロントページの続き (72)発明者 孕石 愛雄 静岡県榛原郡金谷町金谷河原588 第一製 薬株式会社製剤技術研究所静岡製剤技術セ ンター内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製剤バルクを製造する、次の工程: (1) 生理的活性を有する薬剤、ポリエチレングリコール
    を含有する混合物を溶融造粒すること; (2) 該造粒した顆粒に、賦形剤を添加して、再び溶融造
    粒すること;から得られる粒状製剤。
  2. 【請求項2】 製剤バルクを製造する、次の工程: (1) 生理活性を有する薬剤、ポリエチレングリコールを
    含有する混合物を溶融造粒すること; (2) 上記工程(1) で造粒した顆粒に、賦形剤を添加し
    て、再び溶融造粒すること; (3) 上記工程(2) で造粒した顆粒に、コ−ティング剤を
    添加して溶融コーティングすること;から得られる粒状
    製剤。
  3. 【請求項3】 工程(1) 及び(2) の溶融造粒が、流動層
    造粒機によってなされる、請求項1又は2のいずれか1
    項に記載の粒状製剤。
  4. 【請求項4】 工程(2) の賦形剤がデンプン又は乳糖で
    ある、請求項1から3のいずれか1項に記載の粒状製
    剤。
  5. 【請求項5】 工程(3) で得られた粒子を篩過して粒状
    物を製造する請求項2から4のいずれか1項に記載の粒
    状製剤。
  6. 【請求項6】 生理活性を有する薬剤が塩酸セトラキサ
    −トである請求項1乃至5のいずれか1項に記載の粒状
    製剤。
  7. 【請求項7】 製剤バルクを製造する方法であって、次
    の工程: (1) 薬剤、ポリエチレングリコール、を含有する混合物
    を溶融造粒すること; (2) 上記工程(1) で造粒した顆粒に、賦形剤を添加して
    再び溶融造粒すること; (3) 上記工程(2) で造粒した顆粒に、コーティング剤を
    添加して溶融コーティングすること;そして、 (4) 上記工程(3) で、造粒した顆粒に、流動化剤を添加
    して混合すること、により得られる粒状製剤の製法。
  8. 【請求項8】 工程(1) の造粒が、流動層造粒機によっ
    てなされる、請求項5記載の製剤の製法。
  9. 【請求項9】 工程(2) の賦形剤がデンプン又は乳糖で
    ある、請求項7又は8のいずれか1項に記載の粒状製剤
    の製法。
  10. 【請求項10】 工程(3) で得られた粒子を篩過して粒
    状物を製造する請求項7から9のいずれか1項に記載の
    粒状製剤の製法。
  11. 【請求項11】 生理活性を有する薬剤が塩酸セトラキ
    サートである請求項7乃至10のいずれか1項に記載の
    粒状製剤の製法。
JP3753397A 1997-02-21 1997-02-21 マスキング剤 Pending JPH10236947A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003081813A (ja) * 2001-09-11 2003-03-19 Ajinomoto Co Inc 矯味、矯臭物質の付着した粒状物の製造方法
US7510728B2 (en) 2000-10-06 2009-03-31 Takeda Pharmaceutical Company Limited Solid preparations

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