WO2001090905A1

WO2001090905A1 - Procede de partage de donnees, terminal et support d'enregistrement de programme

Info

Publication number: WO2001090905A1
Application number: PCT/JP2001/001015
Authority: WO
Inventors: Mitsuo Yae; Masayuki Nozawa; Hideaki Kondo
Original assignee: Ntt Comware Corporation
Priority date: 2000-05-23
Filing date: 2001-02-14
Publication date: 2001-11-29
Also published as: CA2393852A1; CN1394311A; CN1167020C; JP3571616B2; EP1286271B1; AU3227601A; KR100512781B1; EP1286271A4; CA2393852C; KR20030036132A; US20030118018A1; EP1286271A1; US6990561B2; JP2001331469A; DE60142514D1; EP1286271B8

Description

明細書データの共有方法、端末装置およびプログラムを記録した媒体技術分野

本発明は、データの共有方法、端末装置およびプログラムを記録した媒体に係り、特に、ネットワーク上に接続された各端末装置に格納されている共有情報の整合性を保持するための技術に関する。背景技術

ネットワークを介して相互に接続された複数台の端末装置をグループとして構成しているコンビュ一夕システムにおいては、各端末装置に格納されているプログラムおよび当該プログラムに対応するデータをグループ内の共有デ一夕として運用する場合がある。そして、この共有デ一夕は、グループ内の全ての端末装置において最新の状態となるように運用されている。

このようなコンビュ一夕システムには、グループ内にサーバ装置が設置されている。そして、このサーバ装置は、グループ内の各端末装置において発生した共有デーダの更新情報をグループ内の全ての端末装置に対して同報送信する。これにより、同一のグループに属する各端末装置に格納されている共有デ一夕の整合性が保たれる。

ところで、このコンピュータシステムにおいて、例えば、多人数が同時に参加することが可能なロールプレイングゲームを実行した場合には、端末装置がゲ —ムの途中から参加し、あるいはゲームの途中で脱退することによってグループ内の端末装置が頻繁に入れ替わることがある。このような場合に、各端末装置に格納されている共有デ一夕を最新の状態に保持しょうとすると、サーバ装置における処理の負荷が非常に高くなつてしまう。

したがって、コンピュータシステムには、高性能なサーバ装置が必要になる。それ故、コンピュータシステムを経済的に実現することが困難となる。発明の開示

本発明は、このようなコンピュータシステムにおいて、高性能なサーバ装置を用いずに、かつ、各端末装置における処理の負荷の軽減を図りながら、各端末装置に格納されている共有情報の整合性を保持することが可能なデ一夕の共有方法、端末装置およびプログラムを記録した媒体を提供する。

本発明の一つの態様によれば、ネットヮ一クを介して相互に接続された複数の端末装置によつて構成されるグループ内でデ一夕を共有するデータの共有方法であり、グループ内で共有する基本デ一夕およびグループ内の各端末装置に関するメンバーデ一夕を含んだ共有デ一夕に対して更新が発生した場合に、予め定められた決定方法にしたがって、複数の端末装置のいずれか一つを更新に関する更新情報をグループ内の各端末装置に対して同報送信する同報送信端末装置として決定する同報端末決定工程と、同報端末決定工程において決定された同報送信端末装置に対して各端末装置から更新情報を送信する送信工程と、同報送信端末装置において更新情報をメンバーデータに対応する端末装置に対して同報送信する同報送信工程と、同報送信された更新情報を受信した各端末装置において、受信した更新情報によって共有データを更新する更新工程とを備える。

各端末装置において、更新情報に対応する判別用番号を共有データに対応して記憶する判別用番号記憶工程を備え、送信工程は、更新情報に加え、判別用番号記憶工程において記憶された判別用番号を送信し、同報送信工程は、更新情報に加え、受信した判別用番号よりも大きな判別用番号を新たな判別用番号として同報送信することとしてもよい。

同報送信端末装置において、受信した判別用番号と前記判別用番号記憶工程において記憶された判別用番号とを比較して判別用番号の大小を判断する判別用番号判断工程を備え、同報送信工程は、判別用番号判断工程において、受信した判別用番号が判別用番号記憶工程において記憶された判別用番号以上であると判断された場合に、同報送信することとしてもよい。

各端末装置において、更新情報を強制的に同報送信するか否かを示す強制同報可否情報を格納する強制同報可否情報格納工程を備え、送信工程は、更新情報および判別用番号に加え、強制同報可否情報を送信することとしてもよい。同報送信工程は、強制同報可否情報が更新情報を強制的に同報送信することを示す場合には、同報送信することとしてもよい。

各端末装置において、更新情報および新たな判別用番号を受信する受信工程と、新たな判別用番号と判別用番号記憶工程において記憶された判別用番号とを比較して判別用番号の大小を判断する判別用番号判断工程とを備え、更新工程は、判別用番号判断工程において、新たな判別用番号が判別用番号記憶工程において記憶された判別用番号よりも大きいと判断された場合に、受信した更新情報によつて共有デ一夕を更新することとしてもよい。

各端末装置において、 nから「n +グループ内の総端末台数— 1」（nは整数）までの連続する整数を端末番号として、予め各端末装置に重複しないように割り当てておく端末番号割り当て工程を備え、決定方法は、判別用番号記憶工程において記憶された判別用番号をメンバーデータに対応する端末装置の台数で除した余りに対応する端末番号が割り当てられている端末装置を、同報送信端末装置として決定することとしてもよい。

メンバーデータは、各端末装置の性能値を含んでおり、決定方法は、性能値に基づいて前記同報送信端末装置を決定することとしてもよい。

各端末装置において、メンバーデー夕に含まれる性能値が所定の基準値を超えている端末装置に対してのみ、 nから「n +グループ内で基準値を超えている端末装置の台数一 1」（nは整数）までの連続する整数を端末番号として重複しないように割り当てておく端末番号割り当て工程を備え、決定方法は、判別用番号記憶工程において記憶された判別用番号をメンバーデ一夕に対応する端末装置のうち基準値を超えている端末装置の台数で除した余りに対応する端末番号が割り当てられている端末装置を、同報送信端末装置として決定することとしてもよい。同報送信端末装置において、次回の更新情報を同報送信する次回同報送信端末装置を決定する次回同報端末決定工程と、次回同報端末決定工程において決定された次回同報送信端末装置に対して、更新情報に加え、同報送信を開始したことを示す同報送信開始通知を送信する開始通知送信工程と、同報送信が終了したことを示す同報送信終了通知を次回同報送信端末装置に対して送信する終了通知送信工程と、次回同報送信端末装置において、更新情報、同報送信開始通知および同報送信終了通知を受信する通知受信工程と、通知受信工程において同報送信開始通知が受信されてから所定の時間が経過したときに、同報送信終了通知がいまだに受信されていない場合に、更新情報をメンバーデー夕に対応する端末装置に対して同報送信する代理同報送信工程とを備えることとしてもよい。

次回同報送信端末装置において、各端末装置から送信された更新情報を受信する更新情報受信工程と、更新情報が同報送信端末装置に送信されるべき更新情報である場合に、当該更新情報をメンバーデー夕に対応する端末装置に対して同報送信する代理同報送信工程を備えることとしてもよい。

各端末装置において、更新情報を送信した同報送信端末装置から応答があるか否かを判断する応答判断工程と、次回の更新情報を同報送信する次回同報送信端末装置を決定する次回同報端末決定工程とを備え、送信工程は、応答判断工程において応答がないと判断された場合に、次回同報端末決定工程において決定された次回同報送信端末装置に対して、更新情報を送信することとしてもよい。

次回同報送信端末装置において、更新情報をメンバーデータに対応する端末装置に対して同報送信する代理同報送信工程を備えることとしてもよい。

各端末装置において、グループ内に属する他の端末装置が故障であるか否かを判断する故障判断工程と、次回の更新情報を同報送信する次回同報送信端末装置を決定する次回同報端末決定工程とを備え、送信工程は、故障判断工程において他の端末装置が故障であると判断された場合に、次回同報端末決定工程において決定された次回同報送信端末装置に対して、他の通信端末に対応する端末装置に関するメンバ一デ一夕を共有デ一夕から削除させる更新情報を送信することとしてもよい。

グループに対して新たに追加される端末装置において、グループに属するいずれかの端末装置に対して前記共有データのダウンロードを要求するダウンロード要求工程と、グループに対して新たに追加される端末装置において、ダウン口一ド要求工程においてダウンロードが要求された端末装置から共有データを受信する共有デ一夕受信工程と、グループに対して新たに追加される端末装置において、グループ内において同報送信された更新情報を、ダウンロードが要求された端末装置から受信する更新情報受信工程と、ダウンロードが終了した後に、受信した更新情報によって共有データを更新する更新情報更新工程と、ダウンロードが要求された端末装置において、新たに追加された端末装置に対して共有データを送信する共有デ一夕送信工程と、同報送信により受信した更新情報を新たに追加された端末装置に対して送信する更新情報中継工程とを備えることとしてもよい。メンバ一データは、各端末装置の性能値を含んでおり、ダウンロードが要求された端末装置において、性能値が予め定められた基準値を超えている端末装置に対してダウンロードを実行するように依頼する依頼通知工程と、ダウンロードを実行するように依頼された端末装置において、新たに追加された端末装置に対してダウンロードを実行することとしてもよい。

更新情報中継工程は、新たに追加された端末装置に対してダウンロードを開始した直後に発生した更新情報から、新たに追加された端末装置が追加されたメンバーデー夕に関する更新情報が発生するまでの間に発生した更新情報を新たに追加された端末装置に対して送信することとしてもよい。本発明の他の態様によれば、ネットワークを介して相互に接続された複数の端末装置によって構成されるグループに属する端末装置であり、グループ内で共有する基本データおよびグループ内の各端末装置に関するメンバ一データを含んだ共有デ一夕を記憶する共有デ一夕記憶手段と、共有データに対して更新が発生した場合に、予め定められた決定方法にしたがって、前記複数の端末装置のいずれか一つを、前記更新に関する更新情報をグループ内の各端末装置に対して同報送信する同報送信端末装置として決定する同報端末決定手段と、同報端末決定手段によって決定された同報送信端末装置に対して、更新情報を送信する送信手段と、同報送信端末装置として、更新情報を前記メンバーデータに対応する端末装置に対して同報送信する同報送信手段と、同報送信された更新情報を受信する各端末装置として、当該受信した更新情報により共有データを更新する更新手段とを備える。

更新情報に対応する判別用番号を共有データに対応して記憶する判別用番号記憶手段を備え、送信手段は、更新情報に加え、判別用番号記憶手段によって記憶された判別用番号を送信し、同報送信手段は、更新情報に加え、受信した判別用番号よりも大きな判別用番号を新たな判別用番号として同報送信することとしてもよい。

同報送信端末装置として、受信した判別用番号と判別用番号記憶手段によって記憶された判別用番号とを比較して判別用番号の大小を判断する判別用番号判断手段を備え、同報送信手段は、判別用番号判断手段によって、受信した判別用番号が判別用番号記憶手段によって記憶された判別用番号以上であると判断された場合に、同報送信することとしてもよい。

更新情報を強制的に同報送信するか否かを示す強制同報可否情報を格納する強制同報可否情報格納手段を備え、送信手段は、更新情報および判別用番号に加え、強制同報可否情報を送信することとしてもよい。

同報送信手段は、強制同報可否情報が更新情報を強制的に同報送信することを示す場合には、同報送信することとしてもよい。

更新情報および新たな判別用番号を受信する受信手段と、新たな判別用番号と判別用番号記憶手段によって記憶された判別用番号とを比較して判別用番号の大小を判断する判別用番号判断手段とを備え、更新手段は、判別用番号判断手段によって、新たな判別用番号が判別用番号記憶手段によって記憶された判別用番号よりも大きいと判断された場合に、受信した更新情報によって共有データを更新することとしてもよい。

nから「n +グループ内の総端末台数— 1」（nは整数）までの連続する整数を端末番号として、予め各端末装置に重複しないように割り当てておく端末番号割り当て手段を備え、決定方法は、判別用番号記憶手段によって記憶された判別用番号をメンバーデ一夕に対応する端末装置の台数で除した余りに対応する端末番号が割り当てられている端末装置を、同報送信端末装置として決定することとしてもよい。

メンバーデー夕に含まれる性能値が所定の基準値を超えている端末装置に対してのみ、 nから「η +グループ内で基準値を超えている端末装置の台数— 1」（n は整数）までの連続する整数を端末番号として重複しないように割り当てておく端末番号割り当て手段を備え、決定方法は、判別用番号記憶手段において記憶された判別用番号をメンバーデー夕に対応する端末装置のうち基準値を超えている端末装置の台数で除した余りに対応する端末番号が割り当てられている端末装置を、同報送信端末装置として決定することとしてもよい。

同報送信端末装置として、次回の更新情報を同報送信する次回同報送信端末装置を決定する次回同報端末決定手段と、次回同報端末決定手段によって決定された次回同報送信端末装置に対して、更新情報に加え、同報送信を開始したことを示す同報送信開始通知を送信する開始通知送信手段と、同報送信が終了したことを示す同報送信終了通知を次回同報送信端末装置に対して送信する終了通知送信手段と、次回同報送信端末装置として、更新情報、同報送信開始通知および同報送信終了通知を受信する通知受信手段と、通知受信手段によって同報送信開始通知が受信されてから所定の時間が経過したときに同報送信終了通知がいまだに受信されていない場合に、更新情報をメンバーデー夕に対応する端末装置に対して同報送信する代理同報送信手段とを備えることとしてもよい。

次回同報送信端末装置として、各端末装置から送信された更新情報を受信する更新情報受信手段と、更新情報が同報送信端末装置に送信されるべき更新情報である場合に、当該更新情報をメンバーデ一夕に対応する端末装置に対して同報送信する代理同報送信手段を備えることとしてもよい。

更新情報を送信した同報送信端末装置から応答があるか否かを判断する応答判断手段と、次回の更新情報を同報送信する次回同報送信端末装置を決定する次回同報端末決定手段とを備え、送信手段は、応答判断手段によって応答がないと判断された場合に、次回同報端末決定手段によって決定された次回同報送信端末装置に対して、更新情報を送信することとしてもよい。

次回同報送信端末装置として、更新情報をメンバーデー夕に対応する端末装置に対して同報送信する代理同報送信手段を備えることとしてもよい。

グループ内に属する他の端末装置が故障であるか否かを判断する故障判断手段と、次回の更新情報を同報送信する次回同報送信端末装置を決定する次回同報端末決定手段とを備え、送信手段は、故障判断手段によって他の端末装置が故障であると判断された場合に、次回同報端末決定手段によって決定された次回同報送信端末装置に対して、他の通信端末に対応する端末装置に関するメンバーデー夕を共有デ一夕から削除させる更新情報を送信することとしてもよい。

グル一プに対して新たに追加される場合に、グループに属するいずれかの端末装置に対して共有デ一夕のダウンロードを要求するダウン口一ド要求手段と、グループに対して新たに追加される場合に、ダウンロード要求手段によってダウンロードが要求された端末装置から共有データを受信する共有デ一夕受信手段と、グループに対して新たに追加される場合に、グループ内において同報送信された更新情報を、ダウンロードが要求された端末装置から受信する更新情報受信手段と、ダウンロードが終了した後に、受信した更新情報によって共有デ一夕を更新する更新情報更新手段と、ダウンロードが要求された端末装置として、新たに追加された端末装置に対して共有データを送信する共有デ一夕送信手段と、同報送信により受信した更新情報を新たに追加された端末装置に対して送信する更新情報中継手段とを備えることとしてもよい。

メンバーデ一夕は、各端末装置の性能値を含んでおり、ダウンロードが要求された端末装置において、性能値が予め定められた基準値を超えている端末装置に対してダウンロードを実行するように依頼する依頼通知手段と、ダウンロードを実行するように依頼された端末装置として、新たに追加された端末装置に対してダウン口一ドを実行することとしてもよい。

更新情報中継手段は、新たに追加された端末装置に対してダウン口一ドを開始した直後に発生した更新情報から、新たに追加された端末装置が追加されたメンバーデー夕に関する更新情報が発生するまでの間に発生した更新情報を新たに追加された端末装置に対して送信することとしてもよい。本発明の他の態様によれば、ネットワークを介して相互に接続された複数の端末装置によって構成されるグループ内でデ一夕を共有するためのプログラムを記録した媒体であり、グループ内で共有する基本データおよび前記グループ内の各端末装置に関するメンバーデ一夕を含んだ共有データに対して更新が発生した場合に、予め定められた決定方法にしたがって、複数の端末装置のいずれか一つを、更新に関する更新情報をグループ内の各端末装置に対して同報送信する同報送信端末装置として決定し、当該決定した同報送信端末装置に対して、更新情報を送信するとともに、同報送信端末装置において、更新情報を前記メンバ一データに対応する端末装置に対して同報送信し、同報送信された更新情報を受信した各端末装置において、当該受信した更新情報によって共有デ一夕を更新する。

各端末装置において、更新情報に対応する判別用番号を共有データに対応して記憶し、決定した同報送信端末装置に対して、更新情報に加え、前記記憶された判別用番号を送信し、同報送信端末装置において、更新情報に加え、受信した判別用番号よりも大きな判別用番号を新たな判別用番号として同報送信することとしてもよい。

同報送信端末装置において、受信した判別用番号と記憶された判別用番号とを比較して判別用番号の大小を判断し、当該判断において、受信した判別用番号が記憶された判別用番号以上であると判断された場合に、同報送信することとしてもよい。

各端末装置において、更新情報を強制的に同報送信するか否かを示す強制同報可否情報を格納させ、決定した同報送信端末装置に対して、更新情報および判別用番号に加え、強制同報可否情報を送信することとしてもよい。

同報送信端末装置において、受信した強制同報可否情報が更新情報を強制的に同報送信することを示す場合には、同報送信することとしてもよい。

各端末装置において、更新情報および新たな判別用番号を受信し、新たな判別用番号と記憶された判別用番号とを比較して判別用番号の大小を判断し、同報送信された更新情報を受信した際に、判断において、新たな判別用番号が記憶された判別用番号よりも大きいと判断された場合に、受信した更新情報によって共有データを更新することとしてもよい。

各端末装置において、 nから「n +グループ内の総端末台数一 1」（nは整数）までの連続する整数を端末番号として、予め各端末装置に重複しないように割り当てておき、決定方法は、記憶した判別用番号をメンバーデ一夕に対応する端末装置の台数で除した余りに対応する端末番号が割り当てられている端末装置を、同報送信端末装置として決定することとしてもよい。

メンバーデータは、各端末装置の性能値を含んでおり、決定方法は、性能値に基づいて同報送信端末装置を決定することとしてもよい。

各端末装置において、メンバーデ一夕に含まれる性能値が所定の基準値を超えている端末装置に対してのみ、 nから「n +グループ内で基準値を超えている端末装置の台数— 1」（nは整数）までの連続する整数を端末番号として重複しないように割り当て、決定方法は、記憶された判別用番号をメンバ一データに対応する端末装置のうち基準値を超えている端末装置の台数で除した余りに対応する端末番号が割り当てられている端末装置を、同報送信端末装置として決定することとしてもよい。

同報送信端末装置において、次回の更新情報を同報送信する次回同報送信端末装置を決定し、当該決定した次回同報送信端末装置に対して、更新情報に加え、同報送信を開始したことを示す同報送信開始通知を送信し、同報送信が終了したことを示す同報送信終了通知を次回同報送信端末装置に対して送信するとともに、次回同報送信端末装置において、更新情報、同報送信開始通知および同報送信終了通知を受信し、同報送信開始通知が受信されてから所定の時間が経過したときに、同報送信終了通知がいまだに受信されていない場合に、更新情報をメンバ一デ一夕に対応する端末装置に対して同報送信することとしてもよい。

次回同報送信端末装置において、各端末装置から送信された更新情報を受信し、更新情報が同報送信端末装置に送信されるべき更新情報である場合に、当該更新情報をメンバーデータに対応する端末装置に対して同報送信することとしてもよい。

各端末装置において、更新情報を送信した同報送信端末装置から応答があるか否かを判断し、次回の更新情報を同報送信する次回同報送信端末装置を決定し、判断において応答がないと判断された場合に、決定された次回同報送信端末装置に対して、更新情報を送信することとしてもよい。

次回同報送信端末装置において、更新情報をメンバーデ一夕に対応する端末装置に対して同報送信することとしてもよい。

各端末装置において、グループ内に属する他の端末装置が故障であるか否かを判断し、次回の更新情報を同報送信する次回同報送信端末装置を決定し、判断において他の端末装置が故障であると判断された場合に、決定された次回同報送信端末装置に対して、他の通信端末に対応する端末装置に関するメンバ一データを共有デ一夕から削除させる更新情報を送信することとしてもよい。

グループに対して新たに追加される端末装置において、グループに属するいずれかの端末装置に対して共有デ一夕のダウンロードを要求し、グループに対して新たに追加される端末装置において、ダウンロードが要求された端末装置から共有デ一夕を受信し、グループに対して新たに追加される端末装置において、グル —プ内において同報送信された更新情報を、ダウンロードが要求された端末装置から受信し、ダウンロードが終了した後に、受信した更新情報によって共有デ一夕を更新するとともに、ダウンロードが要求された端末装置において、新たに追加された端末装置に対して共有デ一夕を送信し、同報送信により受信した更新情報を新たに追加された端末装置に対して送信することとしてもよい。

メンバ一デ一夕は、各端末装置の性能値を含んでおり、ダウンロードが要求された端末装置において、性能値が予め定められた基準値を超えている端末装置に対してダウンロードを実行するように依頼し、ダウン口一ドを実行するように依頼された端末装置において、新たに追加された端末装置に対してダウンロードを実行することとしてもよい。

同報送信により受信した更新情報を新たに追加された端末装置に対して送信させる際に、新たに追加された端末装置に対してダウンロードを開始した直後に発生した更新情報から、新たに追加された端末装置が追加されたメンバーデ一夕に関する更新情報が発生するまでの間に発生した更新情報を新たに追加された端末装置に対して送信することとしてもよい。図面の簡単な説明

図 1は、本発明の実施形態におけるコンピュータシステムの概要構成を示す図である。

図 2は、図 1に示される端末装置の概要構成を示すブロック図である。

図 3は、図 2に示される共有情報記憶部の構成を示す図である。

図 4は、図 1に示される端末装置のハードウエア構成を示す図である。

図 5は、上記実施形態における同報送信の基本的な動作を示すシーケンス図である。

図 6は、上記実施形態における同報送信端末装置が正常に同報送信を終了しない場合の動作を示すシーケンス図である。

図 7は、上記実施形態における同報送信端末装置に対して正常に送信できない場合の動作を示すシーケンス図である。

図 8は、上記実施形態における端末装置を削除する場合の動作を示すシ一ケンス図である。

図 9は、上記実施形態における端末装置がグループから脱退する場合の動作を示すシーケンス図である。

図 1 0は、上記実施形態における端末装置を追加する場合の概要動作を示す図である。

図 1 1は、上記実施形態における端末装置を追加する場合の概要動作を示す図である。

図 1 2は、上記実施形態における端末装置を追加する場合の詳細動作を示すシーケンス図である。

図 1 3は、上記実施形態の動作例における各端末装置の前提条件を示す図でめる。発明を実施するための最良の形態

[ 1 ] 実施形態の構成

[ 1 . 1 ] コンピュータシステムの概要構成

図 1は本発明の実施形態であるコンピュータシステム 1の概要構成図である。図 1に示すコンピュータシステム 1は、例えば、多人数が同時に参加することが可能なロールプレイングゲームを実行するコンピュータシステムである。このコンピュータシステム 1は、ネットワークを介して相互に接続することが可能な複数の端末装置 5を備えている。これら複数の端末装置 5は、ロールプレイングゲームの一ゲーム単位にグループを構成する。これらの端末装置 5は、同一のグループに属している各端末装置 5に関する情報、および、各端末装置 5が参加しているゲーム上での仮想的な位置や属性に関する情報をグループ内の各端末装置間で共有する共有デ一夕として格納している。

さらに、これらの端末装置 5は、共有デ一夕を更新することによって発生する更新情報を、所定のアルゴリズムに基づいて更新情報ごとに順次決定される 1台の端末装置（以下、同報送信端末装置と記載する。）に対して送信する。更新情報を受信した同報送信端末装置は、同じグループに属する他の全ての端末装置 5 に対して当該更新情報を同報送信する。そして、同じグループに属する各端末装置 5は、同報送信端末装置から受信した更新情報を共有データに反映する。これにより、同じグループに属する各端末装置 5に格納されている共有デ一夕の整合性が保持される。

次にコンピュータシステム 1を構成する端末装置 5について詳細に説明する。

[ 1 . 2 ] 端末装置の構成

[ 1 . 2 . 1 ] 端末装置の概要構成

図 2を参照して端末装置 5の概要構成を説明する。図 2に示すように、端末装置 5は、大別すると、共有情報記憶部 1 0と、同報依頼制御部 2 0と、同報送信制御部 3 0と、共有デ一夕更新制御部 4 0と、ダウンロード制御部 5 0と、中継送信制御部 6 0とを備えている。

[ 1 . 2 . 1 . 1 ] 共有情報記憶部の概要構成

次に、図 3を参照して共有情報記憶部 1 0の概要構成について説明する。共有情報記憶部 1 0は、グループ内の各端末装置間で共有する共有データを格納する書き換え可能なメモリである。共有デ一夕は、判別用番号データ 1 1と、メンバーデ一夕 1 2と、基本デ一夕 1 3とを含む。

ここで、判別用番号デ一夕 1 1は、更新情報を同報送信するたびに付与される判別用番号を示すデ一夕である。そして、判別用番号デ一夕 1 1は、直近の同報送信によって送信された判別用番号を示す。

メンバ一データ 1 2は、同一のグループに属している各端末装置 5に関する情報、例えば、端末装置識別コード、同報送信端末装置を決定するための端末番号 (以下、端末番号と記載する。）、および端末装置のスペック情報を示すデータである。この端末番号は、例えば、グループ内に 3台の端末装置が属している場合には、 " 0 ", " 1 "， " 2 " のいずれかを示す数値となる。この数値は、各端末装置に重複しないように割り当てられる。そして、この数値は、同報送信端末装置を決定する際に用いられる。

ここで、端末番号の更新方法を説明する。グループ内の端末装置 5が増減した場合において、この増減を認知したグループ内の他の端末装置は、メンバ一デー夕 1 2である端末装置識別コードのうち、例えば、一番先頭に登録されている端末装置識別コードに対応する端末装置に対して、グループ内の端末装置が増減した旨を送信する。その旨を受信した端末装置は、端末番号を含むメンバーデ一夕の更新情報を生成する。そして、この端末装置は、生成した更新情報を同報送信端末装置に対して送信する。同報送信端末装置は、受信した更新情報をグループに属する全ての端末装置に対して同報送信する。各端末装置は、受信した更新情報を既存のメンバ一データに反映することによりメンバ一データに含まれる端末番号を更新する。

端末装置のスペック情報は、例えば、ハードディスクやメモリの容量、 C P Uの性能、および、端末装置が接続しているネットワークの通信速度を示す情報である。

ここで、スペック情報の更新方法を説明する。グループ内の端末装置 5は、メンバーデ一夕 1 2である端末装置識別コードのうち、例えば、一番先頭に登録されている端末装置識別コードに対応する端末装置に対して、定期的にスペック情報を送信する。スペック情報を受信した端末装置は、スペック情報を含むメンバ —データの更新情報を生成する。そして、この端末装置は、生成した更新情報を同報送信端末装置に対して送信する。同報送信端末装置は、受信した更新情報をグループに属する全ての端末装置に対して同報送信する。各端末装置は、受信した更新情報を既存のメンバーデ一夕に反映することによりメンバーデ一夕に含まれるスペック情報を更新する。

次に、基本データ 1 3は、メンバ一データ 1 2である各端末装置識別コードに対応する端末装置 5のゲーム上での仮想的な位置や属性に関する情報を示すデー夕である。

[ 1 . 2 . 1 . 2 ] 同報依頼制御部の詳細構成

次に、図 2を参照して同報依頼制御部 2 0の詳細構成について説明する。同報依頼制御部 2 0は、更新情報を同報送信するように同報送信端末装置に対して依頼する際の制御を行う。図 2に示すように、同報依頼制御部 2 0は、送信先決定部 2 1と、同報依頼送信部 2 2と、故障判断部 2 3とを備えている。

ここで、送信先決定部 2 1は、共有データに対する更新が発生した場合に、当該更新に関する更新情報を同じグループに属する全ての端末装置に対して同報送信する同報送信端末装置を、所定のアルゴリズムに基づいて決定する。なお、このアルゴリズムは、同一のグループに属する端末装置から 1台の端末装置を同報送信端末装置として決定し、かつ、グループ内の各端末装置における処理の負担に格差が広がらないように順番に同報送信端末装置を決定することができるアルゴリズムであればよい。例えば、グループ内の各端末装置に対して " 0 "から「グループ内の総端末装置台数一 1」までの連続する整数を端末番号として予め重複することなく割り当てておく。そして、以下に記載する [式 1 ] で表される計算式によって算出された数値に対応する端末番号が割り当てられている端末装置 5 を同報送信端末装置として決定する。

「判別用番号」 m o d 「グループ内の総端末装置台数」 …… [式 1 ] ここで、 m o dは、例えば、「A」 m o d 「B」の場合には、 Aを Bで除した際の余りを算出するものである。

判別用番号は、更新情報が同報送信されるたびに、既存の判別用番号に対して " 1 " が加算される。したがって、 [式 1 ] により算出される数値は、 " 0 " から「グループ内の総端末装置台数— 1」の間で順番に " 1 "づっ変化することとなる。これにより、グループ内の各端末装置 5は、更新情報が同報送信されるたびに順番に同報送信端末装置となる。

同報依頼送信部 2 2は、送信先決定部 2 1により決定された同報送信端末装置に対して、現時点における判別用番号が付与された更新情報と、強制同報可否情報と、同報送信を依頼する旨の同報依頼信号とを送信する。ここで、強制同報可否情報は、同報送信端末装置が受信した更新情報に付与されている判別用番号が、同報送信端末装置に格納されている判別用番号よりも小さい場合に、強制的に同報送信を行うか否かを示す情報である。

故障判断部 2 3は、同報依頼送信部 2 2により同報依頼信号が送信された同報送信端末装置から、予め定められた所定の時間内に同報送信されない場合に、同報送信端末装置が故障であると判断する。そして、故障判断部 2 3は、同報送信端末装置が故障である旨のメッセージを送信先決定部 2 1に対して通知する。この場合に、送信先決定部 2 1は、現時点における判別用番号に " 1 "を加算する。そして、送信先決定部 2 1は、上述した [式 1 ] により算出される数値に対応した端末番号が割り当てられている端末装置を同報送信端末装置として決定する。

[ 1 . 2 . 1 . 3 ] 同報送信制御部の詳細構成

次に、図 2を参照して同報依頼制御部 3 0の詳細構成について説明する。同報送信制御部 3 0は、更新情報を同じグループに属する全ての端末装置に対して同報送信する際の制御を行う。図 2に示すように、同報依頼制御部 3 0は、同報通知受信部 3 1と、同報依頼受信部 3 2と、同報送信実行部 3 3と、同報通知送信部 3 4とを備えている。

ここで、同報通知受信部 3 1は、同報送信端末装置によって、次回行われる同報送信の際に同報通知端末装置となる端末装置に対して送信された同報送信の開始あるいは終了を示す通知を受信する。

同報依頼受信部 3 2は、同じグループに属する他の端末装置から送信された同報依頼信号を受信する。

同報送信実行部 3 3は、同報依頼受信部 3 2により同報依頼信号が受信された場合に、更新情報に付与された判別用番号に対して " 1 " を加算する。そして、同報送信実行部 3 3は、更新情報を同じグループに属する他の端末装置に対して同報送信する。この場合において、同報送信実行部 3 3は、前回の同報送信端末装置から送信された同報送信の終了を示す通知が同報通知受信部 3 1により受信されたことを確認してから同報送信を行う。

同報送信実行部 3 3は、同報依頼信号とともに受信した判別用番号が、共有情報記憶部 1 0に記憶されている判別用番号よりも小さい場合には、原則として同報送信を行わない。ただし、同報送信実行部 3 3は、同報依頼信号とともに受信した強制同報可否情報が、強制的に同報送信を行うことを示している場合には、同報送信を行う。

同報通知送信部 3 4は、同じグループに属する全ての端末装置 5に対して同報送信を行う際に、次回行われる同報送信の際に、同報通知端末装置となる端末装置に対して、同報送信の開始あるいは終了を示す通知をそれぞれ送信する。

[ 1 . 2 . 1 . 4 ] 共有データ更新制御部の詳細構成

次に、共有データ更新制御部 4 0は、共有情報記憶部 1 0に格納されている共有データに対して行われる登録、変更、削除を含んだ更新処理を制御する。共有データ更新制御部 4 0は、同報送信された更新情報に含まれる判別用番号が、共有情報記憶部 1 0に記憶されている判別用番号よりも大きい場合に、同報送信された更新楕報を用いて共有デ一夕を更新する。

[ 1 . 2 . 1 . 5 ] ダウンロード制御部の詳細構成

次に、図 2を参照してダウンロード制御部 5 0の詳細構成について説明する。ダウンロード制御部 5 0は、例えば、ゲームに途中から参加する場合に、同じグループに属する他の端末装置から共有データをダウンロードする際の制御を行う図 2に示すように、ダウンロード制御部 5 0は、ダウンロード要求部 5 1と、共有デ一夕受信部 5 2と、更新情報受信部 5 3と、更新情報記憶部 5 4と、更新情報反映部 5 5とを備えている。

ここで、ダウンロード要求部 5 1は、共有データのダウンロードを要求するためのダウンロード要求信号を同じグループに属するいずれかの端末装置に対して送信する。

共有デ一夕受信部 5 2は、ダウンロード要求信号を受信した端末装置から送信された共有デ一夕を受信する。

更新情報受信部 5 3は、同報送信端末装置から送信された更新情報を、ダウンロード要求信号を受信した端末装置から受信する。

更新情報記憶部 5 4は、更新情報受信部 5 3によって受信された更新情報を記憶する。

更新情報反映部 5 5は、共有データのダウンロードが正常に終了した場合に、更新情報記憶部 5 4に記憶されている更新情報を用いて共有情報記憶部 1 0に記憶されている共有データを更新する。

[ 1 . 2 . 1 . 6 ] 中継送信制御部の詳細構成

次に、図 2を参照して中継送信制御部 6 0の詳細構成について説明する。中継送信制御部 60は、例えば、ゲームに途中参加してきた端末装置に対して共有デ一夕をダウンロードする際の制御を行う。図 2に示すように、中継送信制御部 6 0は、ダウンロード要求受信部 6 1と、共有データ送信部 62と、更新情報中継部 63とを備えている。

ここで、ダウンロード要求受信部 6 1は、新たに追加される端末装置から送信されたダウンロード要求信号を受信する。

共有データ送信部 6 2は、新たに追加される端末装置に対して共有データのダウンロードを行う。さらに、共有デ一夕送信部 62は、同報送信端末装置から受信した更新情報を、新たに追加される端末装置に対して中継送信するための中継送信開始信号を更新情報中継部 63に対して送信する。

更新情報中継部 63は、上述した中継送信を行う。

[1. 2. 2] 端末装置のハードウェア構成

次に、図 4を参照して端末装置 5のハ一ドゥエァ構成を説明する。

図 4に示すように、端末装置 5は、例えば、中央処理装置（CPU) 7 1と、専用記憶装置（ROM) 73と、主記憶装置（RAM) 72と、補助記憶装置（H DD) 74と、通信制御装置 75と、入力装置 76と、表示装置 77とを備えている。これらの装置各部は、バス（BUS) 78を介して相互に接続されている。ここで、 CPU 7 1は、演算処理および制御処理等を統括して行う。 ROM 73は、各種制御用のプログラムを記憶する。 RAM72は、稼働中のプログラムおよびデータ等を一時的に記憶する。 HDD 74は、例えば、上述した同報依頼制御部 20、同報送信制御部 30、共有データ更新制御部 40、ダウンロード制御部 50、および、中継送信制御部 60を制御するためのプログラムを記憶している。通信制御装置 75は、他の端末装置とネットワークを介して接続する際に、接続用のイン夕一フェースとなる。入力装置 76は、各種データを入力するための装置である。表示装置 77は、例えば、処理結果を表示する装置である。なお、補助記憶装置 74は、端末装置 5に内蔵されていても、外付けされていてもよい。また、補助記憶装置 74は、全ての端末装置 5において備えられている必要はない。補助記憶装置 74の代わりに、例えば、 CD— ROM装置あるいは DVD— ROM装置の記録媒体を読み取るための装置を備えるようにしてもよい。この場合に、上記 CD— ROM装置あるいは DVD— ROM装置は、例えば、上述した同報依頼制御部 20、同報送信制御部 30、共有データ更新制御部 40、ダウンロード制御部 50、および、中継送信制御部 60を制御するためのプログラムを記憶している CDあるいは DVDを読み取ることとなる。

入力装置 76および表示装置 7 7は、必ずしも端末装置 5に備えられている必要はない。例えば、 1台の端末装置が同時に複数のグループに属している場合には、 1台の端末装置が論理的に複数の端末装置として機能することとなる。このため、あるグループに属している論理的な端末装置において、入力装置 76および表示装置 77が物理的に占有されている場合には、他の論理的な端末装置においては、入力装置 7 6および出力装置 77が備えられていない状態となることもある。

[2] 実施形態の動作

[2. 1 ] 同報送信の基本的な動作

次に、図 5を参照して、同報送信の基本的な動作例について説明する。

ここで、この動作における前提条件を説明する。図 1 3に示すように、各端末装置 P， Q₅ R， Sに対して、 "0"から始まり連続する整数である " 0"， "1", "2"， "3" をそれぞれの端末番号として割り当てておく。また、現時点においては、各端末装置 P， Q₃ R, Sの判別用番号デ一夕 1 1には、判別用番号として "5" が格納されていることとする。

例えば、端末装置 Pにおいて共有デ一夕に対する更新が発生した場合には（ステツプ S l)、端末装置 Pの送信先決定部 2 1は、予め定められた所定のァルゴリズムに基づいて同報送信端末装置を決定する（ステップ S 2)。

ここで、同報送信端末装置の決定方法について具体的に説明する。例えば、図 5に示されるグループの場合には、現時点における判別用番号が "5"であり、現在のグループに属する端末装置が 4台（メンバ一データ 1 2より算出する）である。したがって、これらの値を上述した [式 1] に代入すると、

5 m o d 4 = 1

と求まる。これにより、端末番号として "1" が割り当てられている端末装置 Q が、今回発生した更新情報を同じグループに属する全ての端末装置に対して同報送信する同報送信端末装置に決定される。

次に、端末装置 Pの同報依頼送信部 21は、共有データが更新されることによつて発生する更新情報 Xと、現時点において共有データに登録されている判別用番号 "5" と、同報送信を依頼する旨の同報依頼信号とを、同報送信端末装置である端末装置 Qに対して送信する（ステップ S 3)。

次に、端末装置 Qの送信先決定部 21は、予め定められた所定のアルゴリズムに基づいて、次回の同報送信端末装置となる端末装置を決定する（ステップ S 4)_c ここで、次回の同報送信端末装置の決定方法について具体的に説明する。例えば、判別用番号を、現時点において共有デ一夕に登録されている判別用番号である "5"に "1"を加えて "6" とする。そして、新たな判別用番号である "6" とグループ内の総端末装置台数である "4" を上述した [式 1] に代入すると、

6 mo d 4 = 2

と求まる。これにより、端末番号として "2"が割り当てられている端末装置 R が、次回発生する更新情報を同じグループに属する全ての端末装置に対して同報送信する同報送信端末装置に決定される。

次に、端末装置 Qの同報通知送信部 34は、これから同報送信を開始することを示す同報送信開始通知を次回の同報送信端末装置である端末装置 Iに対して送信する。また、端末装置 Qの同報送信実行部 33は、更新情報 Xと、新たな判別用番号" 6"とを次回の同報送信端末装置である端末装置 Rに対して送信する（ステツプ S 5)。

なお、端末装置 Qにおいては、共有データ更新制御部 40によって、更新情報 Xと、判別用番号である "6" とが用いられて共有情報記憶部 10に格納されている共有デ一夕が更新される。

端末装置 Rの同報通知受信部 31は、端末装置 Qから送信された同報送信開始通知を受信し、同報送信が開始されたことを認識する。そして、端末装置 Rの共有データ更新制御部 40は、端末装置 Qから受信した更新情報と、判別用番号 "6"とを用いて共有情報記憶部 10に格納されている共有デ一夕を更新する（ステツプ S 6)。

また、端末装置 Qの同報送信実行部 33は、メンバ一データ 12に格納されている端末装置識別コードに対応する端末装置 P， Sに対して、更新情報と、新たな判別用番号 "6" とを同報送信する（ステップ S 7)。

そして、端末装置 P, Sの共有データ更新制御部 40は、同報送信端末装置である端末装置 Qから受信した更新情報と、判別用番号 "6" とを用いて、共有情報記憶部 1 0に格納されている共有デ一夕を更新する（ステップ S 8 , S 8，）。次に、端末装置 Qの同報通知送信部 34は、同報送信が終了したことを示す同報送信終了通知を次回の同報送信端末装置である端末装置 Rに対して送信する (ステップ S 9 )。

端末装置 Rの同報通知受信部 3 1は、端末装置 Qから送信された同報送信終了通知を受信し、同報送信が終了したことを認識する（ステップ S 1 0)。

[2. 2] 同報送信端末装置が正常に同報送信を終了しない場合の動作次に、図 6を参照して、同報送信端末装置が正常に同報送信を終了しない場合の動作例について説明する。

ここで、この動作における前提条件を説明する。図 1 3に示すように、各端末装置 P, Q, R, Sに対して、 "0"から始まり連続する整数である " 0", "1"， "2"， "3" をそれぞれの端末番号として割り当てておく。また、現時点においては、各端末装置 P， Q, R， Sの判別用番号デ一夕 1 1には、判別用番号として "5" が格納されていることとする。

また、図 6に示されるステップのうち、前述した [2. 1] 欄の同報送信の基本的な動作を説明する際に参照した図 5に示されるステップと同様の処理を行うステップについては、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。

まず、図 6に示されるステップ S 6において、端末装置 Rの同報通知受信部 3 1は、端末装置 Qから送信された同報送信開始通知を受信し、同報送信が開始されたことを認識する。そして、端末装置 Rの共有デ一夕更新制御部 40は、端末装置 Qから受信した更新情報 Xと、判別用番号 " 6" とを用いて共有情報記憶部 1 0に格納されている共有データを更新する。

次に、端末装置 Rの同報通知受信部 3 1は、端末装置 Qから送信される同報送信終了通知を受信するために、予め定められた所定時間待機する（ステップ S 7 a jo ステップ S 7 aにおいて、端末装置 Rの同報通知受信部 3 1が所定時間待機したにもかかわらず、端末装置 Qから同報送信終了通知を受信することができなかつた場合において、同報通知実行部 3 3は、メンバーデ一夕 1 2に格納されている各端末装置識別コードに対応する端末装置 P, Sに対して、更新情報 Xと、新たな判別用番号 "6" とを同報送信する（ステップ S 8 a)。

そして、端末装置 P, Sの共有データ更新制御部 40は、端末装置 Rから受信した更新情報 Xと、判別用番号である "6" とを用いて共有情報記憶部 1 0に格納されている共有デ一夕を更新する（ステップ S 8 a, S 8 a')。

[2. 3] 同報送信端末装置に対して正常に送信できない場合の動作次に、図 7を参照して、同報送信端末装置に対して正常に送信できない場合の動作例について説明する。

ここで、この動作における前提条件を説明する。図 13に示すように、各端末装置 P, Q, R, Sに対しては、 "0"から始まり連続する整数である "0"， " 1 "2"， "₃" をそれぞれの端末番号として割り当てておく。また、現時点においては、各端末装置 P， Q, R, Sの判別用番号デ一夕 1 1には、判別用番号として "5" が格納されていることとする。

また、図 7に示されるステップのうち、前述した [2. 1] 欄の同報送信の基本的な動作を説明する際に参照した図 5に示されるステップと同様の処理を行うステップについては、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。

まず、図 7に示されるステップ S 3において、端末装置 Pの同報依頼送信部 2 1は、共有デ一夕に対する更新によって発生する更新情報と、現時点において共有デ一夕に登録されている判別用番号 "5" と、同報送信を依頼する旨の同報依頼信号とを、同報送信端末装置である端末装置 Qに対して送信する。

次に、端末装置 Pの故障判断部 23によって、更新情報 Xと、判別用番号と、同報依頼信号とが、端末装置 Qに対して正常に送信されなかったと判断された場合に（ステップ S 4 b)、送信先決定部 2 1は、端末装置 Qの代わりに同報送信端末装置となる端末装置を決定する（ステップ S 5 b)。

ここで、代理の同報送信端末装置の決定方法について具体的に説明する。例えば、判別用番号を、現時点において共有データに登録されている判別用番号である "5" に "1" を加えて "6" とする。そして、新たな判別用番号である "6" とグループ内の総端末装置台数である "4" を上述した [式 1] に代入すると、

6 mo d 4 = 2

と求まる。これにより、端末番号として "2" が割り当てられている端末装置 R が、端末装置 Qの代わりに同報送信する同報送信端末装置に決定される。

次に、端末装置 Rの同報送信実行部 33は、メンバーデータ 1 2に格納されている各端末装置識別コードに対応する端末装置 P, Sに対して、更新情報 Xと、新たな判別用番号 "6" とを同報送信する（ステップ S 6 b)。

なお、端末装置 IUこおいては、共有データ更新制御部 40によって、更新情報 Xと、判別用番号である "6" とが用いられて共有情報記憶部 1 0に格納されている共有データが更新される。

そして、端末装置 P， Sの共有データ更新制御部 40は、端末装置 Rから受信した更新情報 Xと、判別用番号である "6" とを用いて共有情報記憶部 1 0に格納されている共有デ一夕を更新する（ステップ S 7 b, S 7 b')₀

[2. 4] 端末装置を削除する場合の動作

図 8を参照して、端末装置を削除する場合の動作例について説明する。

ここで、この動作における前提条件を説明する。図 1 3に示すように、各端末装置 P, Q， R， Sに対しては、 "0"から始まり連続する整数である " 0", "1"， "2", "3" をそれそれの端末番号として割り当てておく。また、現時点においては、各端末装置 P, Q， R, Sの判別用番号デ一夕 1 1には、判別用番号として "5" が格納されていることとする。

まず、端末装置 Pが端末装置 Sに対して何らかの通信を行ったとする。この通信によって端末装置 Sから何の応答も得られない場合に、端末装置 Pは、端末装置 Sが故障であると判断する（ステップ S i c；)。

次に、端末装置 Pは、メンバーデ一夕 1 2に格納されている各端末装置識別コードのうち、例えば、一番先頭に登録されている端末装置識別コードに対応する端末装置に対して、端末装置 Sが故障であることを示す旨の通知を行う。本動作例において、一番先頭に登録されている端末装置識別コードに対応する端末装置は、端末装置 Rであることとする。したがって、端末装置 Pは、端末装置に対して、端末装置 Sが故障である旨の通知を行う（ステップ S 2 c)。端末装置 Sが故障である旨の通知を受信した端末装置 Rは、メンバーデ一夕 1 2から端末装置 Sに対応するデ一夕を削除する更新情報を生成する（ステップ S 3 c)o そして、端末装置 Rの送信先決定部 2 1は、予め定められた所定のアルゴリズムに基づいて同報送信端末装置を決定する（ステップ S 4 c)。

ここで、同報送信端末装置の決定方法について具体的に説明する。例えば、図 8に示されるグループの場合には、現時点において共有データに登録されている判別用番号が " 5" であり、現在のグループに属する端末装置が 3台になる。したがって、これらの値を上述した [式 1] に代入すると、

5 mo d 3 = 2

と求まる。これにより、端末番号として "2" が割り当てられている端末装置 R 自身が、今回発生した更新情報を同じグループに属する全ての端末装置に対して同報送信する同報送信端末装置に決定される。

次に、端末装置; Rの送信先決定部 2 1は、予め定められた所定のアルゴリズムに基づいて、次回の同報送信端末装置となる端末装置を決定する（ステップ S 5

C )c

ここで、次回の同報送信端末装置の決定方法について具体的に説明する。例えば、判別用番号を、現時点において共有デ一夕に登録されている判別用番号である "5" に "1" を加えて "6" とする。そして、新たな判別用番号である "6" とグループ内の総端末装置台数である "3" を上述した [式 1] に代入すると、

6 mo d 3 = 0

と求まる。これにより、端末番号として "0" が割り当てられている端末装置 P が、次回の同報送信端末装置に決定される。

次に、端末装置 Rの同報通知送信部 34は、これから同報送信を開始することを示す同報送信開始通知を次回の同報送信端末装置である端末装置 Pに対して送信する。また、端末装置 Rの同報送信実行部 33は、更新情報 Xと、新たな判別用番号" 6"とを次回の同報送信端末装置である端末装置 Pに対して送信する（ステツプ S 6 c)。

端末装置 Pの同報通知受信部 3 1は、端末装置 Rから送信された同報送信開始通知を受信し、同報送信が開始されたことを認識する。そして、端末装置 Pの共有デ一夕更新制御部 40は、端末装置 Rから受信した更新情報 Xと、判別用番号 "6"とを用いて共有情報記憶部 1 0に格納されている共有デ一夕を更新する（ステヅプ S 7 c)。

また、端末装置 Rの同報送信実行部 33は、メンバ一デ一夕 1 2に格納されている端末装置識別コードに対応する端末装置 Qに対して、更新情報 Xと、新たな判別用番号 "6" とを送信する（ステップ S 8 c；)。

そして、端末装置 Qの共有データ更新制御部 40は、同報送信端末装置である端末装置 Rから受信した更新情報 Xと、判別用番号 "6" とを用いて共有情報記憶部 1 0に格納されている共有データを更新する（ステップ S 9 c)。

次に、端末装置 Rの同報通知送信部 34は、同報送信が終了したことを示す同報送信終了通知を次回の同報送信端末装置である端末装置 Pに対して送信する (ステップ S 1 0 c)。

端末装置 Pの同報通知受信部 3 1は、端末装置 Rから送信された同報送信終了通知を受信し、同報送信が終了したことを認識する（ステップ S 1 1 c)。

[2. 5] 端末装置がグループから脱退する場合の動作

図 9を参照して、端末装置がグループから脱退する場合の動作例について説明する。

ここで、この動作における前提条件を説明する。図 1 3に示すように、各端末装置 P, Q, R, Sに対しては、 "0"から始まり連続する整数である " 0"， "1", "2", "3" をそれぞれの端末番号として割り当てておく。また、現時点においては、各端末装置 P， Q， R, Sの判別用番号デ一夕 1 1には、判別用番号として "5" が格納されていることとする。

例えば、端末装置 Pがグループから脱退する場合について説明する。まず、端末装置 Pは、メンバーデータ 1 2に格納されている各端末装置識別コードのうち、例えば、一番先頭に登録されている端末装置識別コードに対応する端末装置に対して、端末装置: Pがグループから脱退する旨の通知を行う。本動作例において、一番先頭に登録されている端末装置識別コードに対応する端末装置は、端末装置 Rであることとする。したがって、端末装置 Pは、端末装置 Rに対して端末装置 Pがグループから脱退する旨の通知を行う（ステップ S 1 d)。

端末装置 Pがグループから脱退する旨の通知を受信した端末装置 Rは、メンバ一データ 1 2から端末装置 Pに対応するデータを削除する更新情報を生成する (ステップ S 2 d)。そして、端末装置 Rの送信先決定部 2 1は、予め定められた所定のアルゴリズムに基づいて同報送信端末装置を決定する（ステップ S 3 d)₀

ここで、同報送信端末装置の決定方法について具体的に説明する。例えば、図 9に示されるグループの場合には、現時点において共有データに登録されている判別用番号が " 5"であり、現在のグループに属する端末装置が 3台になる。したがって、これらの値を上述した [式 1] に代入すると、

5 mo d 3 = 2

と求まる。

端末装置 Rは、メンバーデータ 1 2から端末装置 Pに対応するデータを削除する更新情報を生成した時点で、メンバ一データ 1 2の端末番号の割り当てを変更する更新情報も生成する。具体的には、端末装置 Q, R, Sの端末番号が、それそれ "0", "1", "2" に変更される。これにより、端末番号として "2" が割り当てられている端末装置 Sが、今回発生した更新情報を同じグループに属する全ての端末装置に対して同報送信する同報送信端末装置に決定される。

次に、端末装置 Rの同報依頼送信部 2 1は、共有デ一夕が更新されることによつて発生する更新情報 Xと、現時点において共有データに登録されている判別用番号 "5" と、同報送信を依頼する旨の同報依頼信号とを、同報送信端末装置である端末装置 Sに対して送信する（ステップ S 4 d)。

次に、端末装置 Sの送信先決定部 2 1は、予め定められた所定のアルゴリズムに基づいて、次回の同報送信端末装置となる端末装置を決定する（ステップ S 5 d)₀

ここで、次回の同報送信端末装置の決定方法について具体的に説明する。例えば、判別用番号を、現時点において共有データに登録されている判別用番号である "5" に "1"を加えて "6" とする。そして、新たな判別用番号である "6" とグループ内の総端末装置台数である "3" を上述した [式 1] に代入すると、 6 mo d 3 = 0

と求まる。これにより、端末番号として "0"が割り当てられている端末装置 Q が、次回の同報送信端末装置に決定される。

次に、端末装置 Sの同報通知送信部 34は、これから同報送信を開始することを示す同報送信開始通知を次回の同報送信端末装置である端末装置 Qに対して送信する。また、端末装置 Sの同報送信実行部 33は、更新情報 Xと、新たな判別用番号 " 6 "とを次回の同報送信端末装置である端末装置 Qに対して送信する（ステツプ S 6 d)₀

端末装置 Qの同報通知受信部 31は、端末装置 Sから送信された同報送信開始通知を受信し、同報送信が開始されたことを認識する。そして、端末装置 Qの共有データ更新制御部 40は、端末装置 Sから受信した更新情報 Xと、判別用番号 "6"とを用いて共有情報記憶部 10に格納されている共有デ一夕を更新する（ステツプ S 7 d)。

また、端末装置 Sの同報送信実行部 33は、メンバーデータ 12に格納されている端末装置識別コードに対応する端末装置 Rに対して、更新情報と、新たな判別用番号 "6" とを送信する（ステップ S 8d)。

そして、端末装置 Rの共有データ更新制御部 40は、同報送信端末装置である端末装置 Sから受信した更新情報 Xと、判別用番号 "6" とを用いて共有情報記憶部 10に格納されている共有データを更新する（ステップ S 9 d)₀

次に、端末装置 Sの同報通知送信部 34は、同報送信が終了したことを示す同報送信終了通知を次回の同報送信端末装置である端末装置 Qに対して送信する (ステップ S 10 d)。

端末装置 Qの同報通知受信部 31は、端末装置 Sから送信された同報送信終了通知を受信し、同報送信が終了したことを認識する（ステップ S l l d)。

[2. 6] 端末装置を追加する場合の動作

図 10乃至図 12を参照して、端末装置を追加する場合の動作例について説明する。

[2. 6. 1] 端末装置を追加する場合の概要動作

まず、図 10および図 11を参照して、端末装置を追加する場合の概要動作を説明する。

図 1 0および図 1 1に示される図は、端末装置 P， Q , Rによって構成されているコンビュ一夕システムのグループに対して、端末装置 Sが新たに追加される場合の状態を表している。

図 1 0に示される状態は、例えば、端末装置 Sが端末装置 Rに対して当該端末装置 Sをグループに追加するように要求した状態を表している。この場合に、端末装置 Rは、共有情報記憶部 1 0に格納されている共有データを端末装置 Sに対してダウン口一ドする。

次に、図 1 1に示される状態は、端末装置 Rから端末装置 Sに対してダウン口 —ドしている際に、端末装置 P， Q , Rによって構成されているグループ内において、共有データに対する更新情報が発生した場合の状態を表している。この状態において、この更新情報を受信した端末装置 Rは、当該更新情報をダウン口一ドデ一夕とは別個のデータとして端末装置 Sに対して中継送信する。さらに、この状態において、端末装置 Rは、端末装置 Sをメンバ一デ一夕 1 2に登録するための更新情報を生成し、生成した更新情報をそのときの同報送信端末装置に対して送信する。これにより当該更新情報が同報送信され、同じグループに属する全ての端末装置に格納されているメンバーデータ 1 2が更新される。

この更新により、端末装置 Sは、メンバ一データ 1 2に登録される。これにより、端末装置 Sは、これ以降にグループ内で発生する更新情報を、同報送信端末装置からの同報送信により受信することが可能となる。したがって、これ以降、端末装置は、同報送信により送信された更新情報を受信したとしても、当該更新情報を端末装置 Sに対して中継送信する必要がない。

そして、ダウンロードが全て終了した時点で、当該グループは、端末装置！⁵ , Q， R , Sの 4台により構成されることとなる。

[ 2 . 5 . 2 ] 端末装置を追加する場合の詳細動作

次に、図 1 2を参照して、端末装置を追加する場合の詳細動作を説明する。まず、コンピュータシステムのグループに対して新たに追加された端末装置 S のダウンロード要求部 5 1は、共有データのダウンロードを要求するためのダウンロード要求信号を端末装置 I こ対して送信する（ステップ S 1 e ) o ダウンロード要求信号を受信した端末装置 Rのダウン口一ド要求受信部 6 1は、端末装置 Sからダウンロード要求信号を受信した旨を示す要求受信信号を共有デ一夕送信部 6 2に対して送信する。共有データ送信部 6 2は、共有情報記憶部 1 0に記憶されている共有データをダウン口一ドデ一夕として端末装置 Sに対して送信する（ステップ S 2 e )。そして、共有データ送信部 6 2は、同報送信端末装置から受信した更新情報を端末装置 Sに対して送信する中継送信を開始させる中継送信開始信号を更新情報中継部 6 3に対して送信する。

端末装置 Rからダウンロードデータを受信した端末装置 Sの共有データ受信部 5 2は、受信したダウンロードデータを共有情報記憶部 1 0に対して登録する（ステツプ S 3 e )。

共有デ一夕を更新するための更新情報がグループ内で発生した場合には、当該更新情報が、所定のアルゴリズムによって一意に定められる同報送信端末装置（例えば端末装置 Q ) の同報送信実行部 3 3から端末装置 Rに対して送信される（ステツプ S 4 e )。

端末装置 Rの共有デ一夕更新制御部 4 0は、受信した更新情報を用いて共有情報記憶部 1 0に格納されている共有デ一夕を更新する。そして、共有データ更新制御部 4 0は、受信した更新情報を更新情報中継部 6 3に対して送信する。更新情報中継部 6 3は、受信した更新情報を端末装置 Sに対して送信する（ステヅプ S 5 e )。

端末装置 Rから更新情報を受信した端末装置 Sの更新情報受信部 5 3は、受信した更新情報を更新情報記憶部 5 4に対して登録する（ステップ S 6 e )₀

次に、端末装置 Rの同報依頼送信部 2 2は、送信先決定部 2 1により決定された同報送信端末装置（例えば端末装置 Q ) に対して、端末装置 Sをメンバ一デー夕 1 2に新たに登録するための更新情報を送信する（ステップ S 7 e )₀

端末装置 Qの同報送信実行部 3 3は、グループ内の他の端末装置に対して更新情報を同報送信する（ステップ S 8 e )。

端末装置 Rの共有デ一夕更新制御部 4 0は、受信した更新情報を用いて共有情報記憶部 1 0に格納されている共有デ一夕のメンバ一デ一夕 1 2を更新する。そして、共有データ更新制御部 4 0は、受信した更新情報を更新情報中継部 6 3に対して送信する。更新情報中継部 6 3は、受信した更新情報を端末装置 Sに対して送信する（ステップ S 9 e ) o

端末装置 Rから更新情報を受信した端末装置 Sの更新情報受信部 5 3は、受信した更新情報を更新情報記憶部 5 4に対して登録する（ステップ S 1 0 Θ )

次に、端末装置 Rの更新情報中継部 6 3によって端末装置 Sに中継送信された更新情報の内容が、端末装置 Sをメンバーデータ 1 2に対して新規に登録する内容であった場合に、中継送信制御部 6 0は、更新情報中継部 6 3による更新情報の中継を停止させる（ステップ S I 1 e )₀ これにより、更新情報中継部 6 3 は、これ以降に更新情報を受信しても、端末装置 Sに中継送信しない。

また、端末装置 Sにおいて、端末装置 Rからのダウンロードが終了した場合に (ステツプ S 1 2 e ) 更新情報反映部 5 5は、更新情報記憶部 5 に記憶されている更新情報を用いて共有情報記憶部 1 0に格納されている共有データを更新する（ステップ S 1 3 e ) o

[ 3 ] 実施形態の効果

上述したように、本実施形態においては、同報送信端末装置を 1台に限定し、さらにグループ内の端末装置が順番に同報送信端末装置の役割を担うようにした。これにより、同報送信端末装置として各端末装置が担う処理負荷は、固定のサ一バ装置を設置するシステムにおいて当該サーバ装置が担う処理負荷に比べ、格段に軽減される。

また、本実施形態においては、共有デ一夕に対して発生する更新情報に対し、判別用番号を付与して同報送信している。これにより、グループ内の各端末装置は、更新情報が発生した順番に共有データを更新することが可能となる。

また、本実施形態においては、メンバ一デ一夕に対して発生する更新情報も基本データと同様に判別用番号を付して同報送信の対象としている。さらに、本実施形態においては、グループ内の各端末装置に格納されている判別用番号が同じになるように管理されている。これにより、同報送信端末装置は、グループ内で統一されたメンバーデー夕に基づいて同報送信することが可能となる。したがつて、同じグループに属する全ての端末装置に格納されている共有データの整合性を保持することができる。また、本実施形態においては、中継送信制御部 6 0が、新たに追加された端末装置に対して、グループ内の他の端末装置において発生した更新情報を送信している。これにより、新たに追加された端末装置に関するメンバ一デ一夕がグループ内の各端末装置に登録される前であっても、新たに追加された端末装置は、グループ内の他の端末装置において発生した更新情報を受信することが可能となる。したがって、新たに追加された端末装置を含めたグループ内の各端末装置における共有デ一夕の整合性を保持することができる。

[ 4 ] 実施形態の変形例

[ 4 . 1 ] 第 1変形例

なお、上述した実施形態においては、グループ内の全ての端末装置が同報送信端末装置の対象になっているが、必ずしも全ての端末装置を同報送信端末装置の対象にする必要はない。例えば、メンバーデータのスペック情報に所定の基準値を設定しておき、その基準値を超えている端末装置のみを同報送信端末装置の対象にするようにしてもよい。これにより、処理能力の低い端末装置を同報送信端末装置の対象から除外することが可能となる。

これを、上述した実施形態で行うためには、基準値を超えている端末装置に対してのみ端末番号を割り当てる。さらに、グループ内の総端末台数は、基準値を超えている端末装置のみを対象に算出する。

[ 4 . 2 ] 第 2変形例

また、上述した実施形態においては、端末装置の削除や脱退の通知をメンバ一デ一夕 1 2の一番先頭に登録されている端末装置識別コードに対応する端末装置に対して行い、当該通知を受けた端末装置が同報送信端末装置に対して同報送信の依頼を行つているが、必ずしも特定の端末装置を介して同報送信を依頼する必要はない。例えば、他の端末装置が故障であると認識した端末装置、あるいは、グループを脱退する端末装置が、同報送信端末装置に対して同報送信の依頼を直接するようにしてもよい。

[ 4 . 3 ] 第 3変形例

また、上述した実施形態においては、同報送信端末装置に対して同一の判別用番号が付与された更新情報が複数送信されてきた場合については特に触れていない。しかしながら、この場合に、同報送信端末装置は、同一の判別用番号が付与された更新情情報のうち最初に受信した更新情報のみを同報送信するようにしてもよい（この場合、同報送信されない更新情報は破棄する）。また、同報送信端末装置は、強制更新可否情報の内容に基づいて、後から送信されてきた同一の判別用番号が付与された更新情報を同報送信の対象とするか否かを判断するようにしてもよい。

[ 4 . 4 ] 第 4変形例

また、上述した実施形態においては、各端末装置の端末番号に対して、 " 0 " から「グループ内の総端末装置台数— 1」までの連続する整数を予め割り当てているが、必ずしも " 0 " から始まる必要はない。例えば、各端末装置の端末番号に対して、 nから「n +グループ内の総端末装置台数— 1」（nは整数）までの連続する整数を割り当ててもよい。この場合に、同報送信端末装置を決定する場合には、 [式 1 ] によって求められた数値に対して nを加算した数値と一致する端末番号に対応する端末装置が同報送信端末装置となる。

[ 4 . 5 ] 第 5変形例

また、上述した実施形態においては、新たに追加された端末装置からダウンロードの要求を受けた端末装置がダウン口一ドを行うこととしているが、特定の端末装置だけがダウンロードを行うようにしてもよい。例えば、メンバーデータのスペック情報に所定の基準値を設定しておき、その基準値を超えている端末装置がダウンロードを行うこととしてもよい。

これを具体的に説明すると、例えば、新たに追加された端末装置からダウン口 —ドの要求を受けた端末装置は、メンバーデータのスペック情報のうち、ある性能値が所定の基準値を超えているスペック情報を有する端末装置に対して、ダウンロードを実行するように依頼する。そして、この依頼を受けた端末装置が新たに追加された端末装置に対してダウンロードを実行する。これにより、処理能力の低い端末装置は、ダウン口一ドを実行する端末装置から除外することができる。なお、所定の基準値を超えている端末装置が複数ある場合には、性能値の最も高い端末装置がダウンロードを実行する端末装置として選択されるのが最適である。また、所定の基準値を超えている任意の端末装置がダウンロードを実行する端末装置として選択されることとしてもよい。

Claims

請求の範囲

1 . ネットワークを介して相互に接続された複数の端末装置によって構成されるグループ内でデ一夕を共有するデータの共有方法であり、

前記グループ内で共有する基本データおよび前記グループ内の各端末装置に関するメンバーデー夕を含んだ共有デ一夕に対して更新が発生した場合に、

予め定められた決定方法にしたがって、前記複数の端末装置のいずれか一つを、前記更新に関する更新情報をグループ内の各端末装置に対して同報送信する同報送信端末装置として決定する同報端末決定工程と、

前記同報端末決定工程において決定された同報送信端末装置に対して、前記各端末装置から更新情報を送信する送信工程と、

前記同報送信端末装置において、更新情報を前記メンバーデー夕に対応する端末装置に対して同報送信する同報送信工程と、

前記同報送信された更新情報を受信した各端末装置において、受信した更新情報によって共有デ一夕を更新する更新工程と

を備えたことを特徴とするデータの共有方法。

2 . 請求項 1記載のデータの共有方法であり、

前記各端末装置において、更新情報に対応する判別用番号を共有データに対応して記憶する判別用番号憶工程を備え、

前記送信工程は、更新情報に加え、前記判別用番号記憶工程において記憶された判別用番号を送信し、

前記同報送信工程は、更新情報に加え、受信した判別用番号よりも大きな判別用番号を新たな判別用番号として同報送信することを特徴とするデ一夕の共有方法。

3 . 請求項 2記載のデータの共有方法であり、

前記同報送信端末装置において、受信した判別用番号と前記判別用番号記憶ェ程において記憶された判別用番号とを比較して判別用番号の大小を判断する判別用番号判断工程を備え、

前記同報送信工程は、前記判別用番号判断工程において、受信した判別用番号が前記判別用番号記憶工程において記憶された判別用番号以上であると判断された場合に、同報送信することを特徴とするデ一夕の共有方法。

4 . 請求項 3記載のデータの共有方法であり、

前記各端末装置において、更新情報を強制的に同報送信するか否かを示す強制同報可否情報を格納する強制同報可否情報格納工程を備え、

前記送信工程は、更新情報および判別用番号に加え、強制同報可否情報を送信することを特徴とするデ一夕の共有方法。

5 . 請求項 4記載のデータの共有方法であり、

前記同報送信工程は、強制同報可否情報が更新情報を強制的に同報送信することを示す場合には、同報送信することを特徴とするデ一夕の共有方法。

6 . 請求項 2記載のデータの共有方法であり、

前記各端末装置において、更新情報および前記新たな判別用番号を受信する受信工程と、

前記新たな判別用番号と前記判別用番号記憶工程において記憶された判別用番号とを比較して判別用番号の大小を判断する判別用番号判断工程とを備え、前記更新工程は、前記判別用番号判断工程において、前記新たな判別用番号が前記判別用番号記憶工程において記憶された判別用番号よりも大きいと判断された場合に、受信した更新情報によって共有データを更新することを特徴とするデ —夕の共有方法。

7 . 請求項 2記載のデータの共有方法であり、

前記各端末装置において、 nから「n +グループ内の総端末台数— 1」（nは整数）までの連続する整数を端末番号として、予め各端末装置に重複しないように割り当てておく端末番号割り当て工程を備え、前記決定方法は、前記判別用番号記憶工程において記憶された判別用番号をメンバーデ一夕に対応する端末装置の台数で除した余りに対応する端末番号が割り当てられている端末装置を、前記同報送信端末装置として決定することを特徴とするデータの共有方法。

8 . 請求項 2記載のデ一夕の共有方法であり、

前記メンバーデー夕は、各端末装置の性能値を含んでおり、

前記決定方法は、性能値に基づいて前記同報送信端末装置を決定することを特徴とするデータの共有方法。

9 . 請求項 8記載のデータの共有方法であり、

前記各端末装置において、メンバーデー夕に含まれる性能値が所定の基準値を超えている端末装置に対してのみ、 nから「n +グループ内で基準値を超えている端末装置の台数一 1」（nは整数）までの連続する整数を端末番号として重複しないように割り当てておく端末番号割り当て工程を備え、

前記決定方法は、前記判別用番号記憶工程において記憶された判別用番号をメンバーデー夕に対応する端末装置のうち基準値を超えている端末装置の台数で除した余りに対応する端末番号が割り当てられている端末装置を、前記同報送信端末装置として決定することを特徴とするデータの共有方法。

1 0 . 請求項 1記載のデータの共有方法であり、

前記同報送信端末装置において、次回の更新情報を同報送信する次回同報送信端末装置を決定する次回同報端末決定工程と、

前記次回同報端末決定工程において決定された次回同報送信端末装置に対して、更新情報に加え、同報送信を開始したことを示す同報送信開始通知を送信する開始通知送信工程と、

同報送信が終了したことを示す同報送信終了通知を次回同報送信端末装置に対して送信する終了通知送信工程と、

前記次回同報送信端末装置において、更新情報、同報送信開始通知および同報送信終了通知を受信する通知受信工程と、

前記通知受信工程において同報送信開始通知が受信されてから所定の時間が経過したときに、同報送信終了通知がいまだに受信されていない場合に、更新情報をメンバーデータに対応する端末装置に対して同報送信する代理同報送信工程とを備えたことを特徴とするデ一夕の共有方法。

1 1 . 請求項 1 0記載のデ一夕の共有方法であり、

前記次回同報送信端末装置において、前記各端末装置から送信された更新情報を受信する更新情報受信工程と、

更新情報が前記同報送信端末装置に送信されるべき更新情報である場合に、当該更新情報をメンバーデ一夕に対応する端末装置に対して同報送信する代理同報送信工程を備えたことを特徴とするデータの共有方法。

1 2 . 請求項 1記載のデータの共有方法であり、

各端末装置において、更新情報を送信した前記同報送信端末装置から応答があるか否かを判断する応答判断工程と、

次回の更新情報を同報送信する次回同報送信端末装置を決定する次回同報端末決定工程とを備え、

前記送信工程は、前記応答判断工程において応答がないと判断された場合に、前記次回同報端末決定工程において決定された次回同報送信端末装置に対して、更新情報を送信することを特徴とするデータの共有方法。

1 3 . 請求項 1 2記載のデータの共有方法であり、

前記次回同報送信端末装置において、更新情報をメンバーデー夕に対応する端末装置に対して同報送信する代理同報送信工程を備えたことを特徴とするデータの共有方法。

1 4 . 請求項 1記載のデータの共有方法であり、

各端末装置において、グループ内に属する他の端末装置が故障であるか否かを判断する故障判断ェ程と、

前記送信工程は、前記故障判断工程において他の端末装置が故障であると判断された場合に、前記次回同報端末決定工程において決定された次回同報送信端末装置に対して、他の通信端末に対応する端末装置に関するメンバ一データを共有デ一夕から削除させる更新情報を送信することを特徴とするデータの共有方法。 1 5 . 請求項 1記載のデ一夕の共有方法であり、

グループに対して新たに追加される端末装置において、グループに属するいずれかの端末装置に対して前記共有データのダウンロードを要求するダウンロード要求工程と、

グループに対して新たに追加される端末装置において、前記ダウンロード要求工程においてダウン口一ドが要求された端末装置から共有データを受信する共有データ受信工程と、

グループに対して新たに追加される端末装置において、グループ内において同報送信された更新情報を、ダウンロードが要求された端末装置から受信する更新情報受信工程と、

ダウンロードが終了した後に、受信した更新情報によって共有デ一夕を更新する更新情報更新工程と、

ダウンロードが要求された端末装置において、新たに追加された端末装置に対して共有データを送信する共有デ一夕送信工程と、

同報送信により受信した更新情報を新たに追加された端末装置に対して送信する更新情報中継工程とを備えた

ことを特徴とするデ一夕の共有方法。

1 6 . 請求項 1 5記載のデータの共有方法であり、

前記メンバーデー夕は、各端末装置の性能値を含んでおり、ダウンロードが要求された端末装置において、性能値が予め定められた基準値を超えている端末装置に対してダウンロードを実行するように依頼する依頼通知工程と、

ダウンロードを実行するように依頼された端末装置において、新たに追加された端末装置に対してダウン口一ドを実行することを特徴とするデータの共有方法

1 7 . 請求項 1 5記載のデータの共有方法であり、

前記更新情報中継工程は、新たに追加された端末装置に対してダウンロードを開始した直後から、新たに追加された端末装置が追加されたメンバーデ一夕に関する更新情報が発生するまでの間に発生した更新情報を新たに追加された端末装置に対して送信することを特徴とするデ一夕の共有方法。

1 8 . ネットワークを介して相互に接続された複数の端末装置によって構成されるグループに属する端末装置であり、

前記グループ内で共有する基本デ一夕および前記グループ内の各端末装置に関するメンバーデ一夕を含んだ共有データを記憶する共有データ記憶手段と、前記共有データに対して更新が発生した場合に、予め定められた決定方法にしたがって、前記複数の端末装置のいずれか一つを、前記更新に関する更新情報をグループ内の各端末装置に対して同報送信する同報送信端末装置として決定する同報端末決定手段と、

前記同報端末決定手段によって決定された同報送信端末装置に対して、更新情報を送信する送信手段と、

前記同報送信端末装置として、更新情報を前記メンバ一データに対応する端末装置に対して同報送信する同報送信手段と、

前記同報送信された更新情報を受信する各端末装置として、当該受信した更新情報により共有データを更新する更新手段と

を備えたことを特徴とする端末装置。

1 9 . 請求項 1 8記載の端末装置であり、更新情報に対応する判別用番号を共有デ一夕に対応して記憶する判別用番号記憶手段を備え、

前記送信手段は、更新情報に加え、前記判別用番号記憶手段によって記憶された判別用番号を送信し、

前記同報送信手段は、更新情報に加え、受信した判別用番号よりも大きな判別用番号を新たな判別用番号として同報送信することを特徴とする端末装置。

2 0 . 請求項 1 9記載の端末装置であり、

前記同報送信端末装置として、受信した判別用番号と前記判別用番号記憶手段によって記憶された判別用番号とを比較して判別用番号の大小を判断する判別用番号判断手段を備え、

前記同報送信手段は、前記判別用番号判断手段によって、受信した判別用番号が前記判別用番号記憶手段によつて記憶された判別用番号以上であると判断された場合に、同報送信することを特徴とする端末装置。

2 1 . 請求項 2 0記載の端末装置であり、

更新情報を強制的に同報送信するか否かを示す強制同報可否情報を格納する強制同報可否情報格納手段を備え、

前記送信手段は、更新情報および判別用番号に加え、強制同報可否情報を送信することを特徴とする端末装置。

2 2 . 請求項 2 1記載の端末装置であり、

前記同報送信手段は、強制同報可否情報が更新情報を強制的に同報送信することを示す場合には、同報送信することを特徴とする端末装置。

2 3 . 請求項 1 9記載の端末装置において、

更新情報および前記新たな判別用番号を受信する受信手段と、

前記新たな判別用番号と前記判別用番号記憶手段によって記憶された判別用番号とを比較して判別用番号の大小を判断する判別用番号判断手段とを備え、前記更新手段は、前記判別用番号判断手段によって、前記新たな判別用番号が前記判別用番号記憶手段によって記憶された判別用番号よりも大きいと判断された場合に、受信した更新情報によって前記共有デ一夕を更新することを特徴とする端末装置。

2 4 . 請求項 1 9記載の端末装置であり、

nから「n +グループ内の総端末台数— 1」（nは整数）までの連続する整数を端末番号として、予め各端末装置に重複しないように割り当てておく端末番号割り当て手段を備え、

前記決定方法は、前記判別用番号記憶手段によって記憶された判別用番号をメンバーデー夕に対応する端末装置の台数で除した余りに対応する端末番号が割り当てられている端末装置を、前記同報送信端末装置として決定することを特徴とする端末装置。 '

2 5 . 請求項 1 9記載の端末装置であり、

前記メンバ一データは、各端末装置の性能値を含んでおり、

前記決定方法は、性能値に基づいて前記同報送信端末装置を決定することを特徴とする端末装置。

2 6 . 請求項 2 5記載の端末装置であり、

メンバーデ一夕に含まれる性能値が所定の基準値を超えている端末装置に対してのみ、 nから「n +グループ内で基準値を超えている端末装置の台数— 1」（n は整数）までの連続する整数を端末番号として重複しないように割り当てておく端末番号割り当て手段を備え、

前記決定方法は、前記判別用番号記憶手段において記憶された判別用番号をメンバーデー夕に対応する端末装置のうち前記基準値を超えている端末装置の台数で除した余りに対応する前記端末番号が割り当てられている端末装置を、前記同報送信端末装置として決定することを特徴とする端末装置。

2 7 . 請求項 1 8記載の端末装置であり、

前記同報送信端末装置として、次回の更新情報を同報送信する次回同報送信端末装置を決定する次回同報端末決定手段と、

前記次回同報端末決定手段によって決定された次回同報送信端末装置に対して、更新情報に加え、同報送信を開始したことを示す同報送信開始通知を送信する開始通知送信手段と、

同報送信が終了したことを示す同報送信終了通知を次回同報送信端末装置に対して送信する終了通知送信手段と、

前記次回同報送信端末装置として、更新情報、同報送信開始通知および同報送信終了通知を受信する通知受信手段と、

前記通知受信手段によって同報送信開始通知が受信されてから所定の時間が経過したときに同報送信終了通知がいまだに受信されていない場合に、更新情報をメンバーデータに対応する端末装置に対して同報送信する代理同報送信手段とを備えたことを特徴とする端末装置。

2 8 . 請求項 2 7記載の端末装置であって、

前記次回同報送信端末装置として、前記各端末装置から送信された更新情報を受信する更新情報受信手段と、

更新情報が前記同報送信端末装置に送信されるべき更新情報である場合に、当該更新情報をメンバーデ一夕に対応する端末装置に対して同報送信する代理同報送信手段を備えたことを特徴とする端末装置。

2 9 . 請求項 1 8記載の端末装置であり、

更新情報を送信した前記同報送信端末装置から応答があるか否かを判断する応答判断手段と、

次回の更新情報を同報送信する次回同報送信端末装置を決定する次回同報端末決定手段とを備え、

前記送信手段は、前記応答判断手段によって応答がないと判断された場合に、前記次回同報端末決定手段によって決定された次回同報送信端末装置に対して、更新情報を送信することを特徴とする端末装置。

3 0 . 請求項 2 9記載の端末装置であり、

前記次回同報送信端末装置として、更新情報をメンバーデ一夕に対応する端末装置に対して同報送信する代理同報送信手段を備えたことを特徴とする端末装置 ₍

3 1 . 請求項 1 8記載の端末装置であり、

グループ内に属する他の端末装置が故障であるか否かを判断する故障判断手段と、

前記送信手段は、前記故障判断手段によって他の端末装置が故障であると判断された場合に、前記次回同報端末決定手段によって決定された次回同報送信端末装置に対して、他の通信端末に対応する端末装置に関するメンバ一データを共有データから削除させる更新情報を送信することを特徴とする端末装置。

3 2 . 請求項 1 8記載の端末装置であり、

グループに対して新たに追加される場合に、グループに属するいずれかの端末装置に対して共有デ一夕のダウンロードを要求するダウンロード要求手段と、グループに対して新たに追加される場合に、前記ダウン口一ド要求手段によつてダウンロードが要求された端末装置から共有データを受信する共有データ受信手段と、

グループに対して新たに追加される場合に、グループ内において同報送信された更新情報を、ダウンロードが要求された端末装置から受信する更新情報受信手段と、

ダウンロードが終了した後に、受信した更新情報によつて共有デ一夕を更新する更新情報更新手段と、

ダウンロードが要求された端末装置として、新たに追加された端末装置に対して共有データを送信する共有デ一夕送信手段と、同報送信により受信した更新情報を新たに追加された端末装置に対して送信する更新情報中継手段とを備えた

ことを特徴とする端末装置。

3 3 . 請求項 3 2記載の端末装置であり、

ダウンロードが要求された端末装置において、性能値が予め定められた基準値を超えている端末装置に対してダウン口一ドを実行するように依頼する依頼通知手段と、

ダウンロードを実行するように依頼された端末装置として、新たに追加された端末装置に対してダウンロードを実行することを特徴とする端末装置。

3 4 . 請求項 3 2記載の端末装置であり、

前記更新情報中継手段は、新たに追加された端末装置に対してダウン口一ドを開始した直後から、新たに追加された端末装置が追加されたメンバーデー夕に関する更新情報が発生するまでの間に発生した更新情報を新たに追加された端末装置に対して送信することを特徴とする端末装置。

3 5 . ネットワークを介して相互に接続された複数の端末装置によって構成されるグループ内でデ一夕を共有するためのプログラムを記録した媒体であり、前記グループ内で共有する基本データおよび前記グループ内の各端末装置に関するメンバ一データを含んだ共有データに対して更新が発生した場合に、

予め定められた決定方法にしたがって、前記複数の端末装置のいずれか一つを、前記更新に関する更新情報をグループ内の各端末装置に対して同報送信する同報送信端末装置として決定し、

当該決定した同報送信端末装置に対して、更新情報を送信するとともに、前記同報送信端末装置において、更新情報を前記メンバーデ一夕に対応する端末装置に対して同報送信し、

前記同報送信された更新情報を受信した各端末装置において、当該受信した更新情報によって共有デ一夕を更新することを特徴とするプログラムを記録した媒体。

3 6 . 請求項 3 5記載のプログラムを記録した媒体であり、

前記各端末装置において、更新情報に対応する判別用番号を共有デ一夕に対応して記憶し、

前記決定した同報送信端末装置に対して、更新情報に加え、前記記憶された判別用番号を送信し、

前記同報送信端末装置において、更新情報に加え、受信した判別用番号よりも大きな判別用番号を新たな判別用番号として同報送信することを特徴とするプログラムを記録した媒体。

3 7 . 請求項 3 6記載のプログラムを記録した媒体であり、

前記同報送信端末装置において、受信した判別用番号と前記記憶された判別用番号とを比較して判別用番号の大小を判断し、

当該判断において、受信した判別用番号が前記記憶された判別用番号以上であると判断された場合に、同報送信することを特徴とするプログラムを記録した媒体。

3 8 . 請求項 3 7記載のプログラムを記録した媒体であり、

前記各端末装置において、更新情報を強制的に同報送信するか否かを示す強制同報可否情報を格納させ、

前記決定した同報送信端末装置に対して、更新情報および判別用番号に加え、強制同報可否情報を送信することを特徴とするプログラムを記録した媒体。

3 9 . 請求項 3 8記載のプログラムを記録した媒体であり、

前記同報送信端末装置において、受信した強制同報可否情報が更新情報を強制的に同報送信することを示す場合には、同報送信することを特徴とするプログラムを記録した媒体。

4 0 . 請求項 3 6記載のプログラムを記録した媒体であり、

前記各端末装置において、更新情報および前記新たな判別用番号を受信し、前記新たな判別用番号と前記記憶された判別用番号とを比較して判別用番号の大小を判断し、

同報送信された更新情報を受信した際に、前記判断において、前記新たな判別用番号が前記記憶された判別用番号よりも大きいと判断された場合に、受信した更新情報によって共有デ一夕を更新することを特徴とするプログラムを記録した媒体。

4 1 . 請求項 3 6記載のプログラムを記録した媒体であり、

前記各端末装置において、 nから「n +グループ内の総端末台数— 1」（nは整数）までの連続する整数を端末番号として、予め各端末装置に重複しないように割り当てておき、

前記決定方法は、前記記憶した判別用番号をメンバーデ一夕に対応する端末装置の台数で除した余りに対応する端末番号が割り当てられている端末装置を、前記同報送信端末装置として決定することを特徴とするプログラムを記録した媒体

4 2 . 請求項 3 6記載のプログラムを記録した媒体であり、

前記メンバーデ一夕は、各端末装置の性能値を含んでおり、

前記決定方法は、性能値に基づいて前記同報送信端末装置を決定することを特徴とするプログラムを記録した媒体。

4 3 . 請求項 4 2記載のプログラムを記録した媒体であり、

前記各端末装置において、メンバーデー夕に含まれる性能値が所定の基準値を超えている端末装置に対してのみ、 nから「n +グループ内で基準値を超えている端末装置の台数一 1」（nは整数）までの連続する整数を端末番号として重複しないように割り当て、

前記決定方法は、前記記憶された判別用番号をメンバーデー夕に対応する端末装置のうち基準値を超えている端末装置の台数で除した余りに対応する端末番号が割り当てられている端末装置を、前記同報送信端末装置として決定することを特徴とするプログラムを記録した媒体。 4 4 . 請求項 3 5記載のプログラムを記録した媒体であり、

前記同報送信端末装置において、次回の更新情報を同報送信する次回同報送信端末装置を決定し、

当該決定した次回同報送信端末装置に対して、更新情報に加え、同報送信を開始したことを示す同報送信開始通知を送信し、

同報送信が終了したことを示す同報送信終了通知を次回同報送信端末装置に対して送信するとともに、

前記次回同報送信端末装置において、更新情報、同報送信開始通知および同報送信終了通知を受信し、

同報送信開始通知が受信されてから所定の時間が経過したときに、同報送信終了通知がいまだに受信されていない場合に、更新情報をメンバーデ一夕に対応する端末装置に対して同報送信することを特徴とするプログラムを記録した媒体。

4 5 . 請求項 4 4記載のプログラムを記録した媒体であり、

前記次回同報送信端末装置において、前記各端末装置から送信された更新情報を受信し、

更新情報が前記同報送信端末装置に送信されるべき更新情報である場合に、当該更新情報をメンバーデ一夕に対応する端末装置に対して同報送信することを特徴とするプログラムを記録した媒体。 4 6 . 請求項 3 5記載のプログラムを記録した媒体であり、

各端末装置において、更新情報を送信した前記同報送信端末装置から応答があるか否かを判断し、

次回の更新情報を同報送信する次回同報送信端末装置を決定し、

前記判断において応答がないと判断された場合に、前記決定された次回同報送信端末装置に対して、更新情報を送信することを特徴とするプログラムを記録した媒体。

4 7 . 請求項 4 6記載のプログラムを記録した媒体であり、 ' 前記次回同報送信端末装置において、更新情報をメンバーデ一夕に対応する端末装置に対して同報送信することを特徴とするプログラムを記録した媒体。

4 8 . 請求項 3 5記載のプログラムを記録した媒体であり、

各端末装置において、グループ内に属する他の端末装置が故障であるか否かを判断し、

前記判断において他の端末装置が故障であると判断された場合に、前記決定された次回同報送信端末装置に対して、他の通信端末に対応する端末装置に関するメンバーデ—夕を共有デ—夕から削除させる更新情報を送信することを特徴とするプログラムを記録した媒体。

4 9 . 請求項 3 5記載のプログラムを記録した媒体であり、

グループに対して新たに追加される端末装置において、グループに属するいずれかの端末装置に対して共有データのダウンロードを要求し、

グループに対して新たに追加される端末装置において、ダウンロードが要求された端末装置から共有データを受信し、

グループに対して新たに追加される端末装置において、グループ内において同報送信された更新情報を、ダウンロードが要求された端末装置から受信し、ダウンロードが終了した後に、受信した更新情報によつて共有デ一夕を更新するとともに、

ダウンロードが要求された端末装置において、新たに追加された端末装置に対して共有データを送信し、

同報送信により受信した更新情報を新たに追加された端末装置に対して送信することを特徴とするプログラムを記録した媒体。

5 0 . 請求項 4 9記載のプログラムを記録した媒体であり、

ダウンロードが要求された端末装置において、性能値が予め定められた基準値を超えている端末装置に対してダウンロードを実行するように依頼し、

ダウンロードを実行するように依頼された端末装置において、新たに追加された端末装置に対してダウンロードを実行することを特徴とするプログラムを記録した媒体。 5 1 . 請求項 4 9記載のプログラムを記録した媒体であり、

同報送信により受信した更新情報を新たに追加された端末装置に対して送信させる際に、前記新たに追加された端末装置に対してダウンロードを開始した直後から、新たに追加された端末装置が追加されたメンバ一デ一夕に関する更新情報が発生するまでの間に発生した更新情報を新たに追加された端末装置に対して送信することを特徴とするプログラムを記録した媒体。

補正書の請求の範囲

[ 2 0 0 1年 7月 2 4日（2 4 . 0 7 . 0 1 ) 国際事務局受理：出願当初の請求の範囲

1 - 5 1は補正された請求の範囲 1—5 1に置き換えられた。（1 6頁） ] 請求の範囲

1 . ネットワークを介して相互に接続された複数の端末装置によって構成されるグループ内でデータを共有するデータの共有方法であり、

前記グループ内で共有する基本データおよび前記グループ内の各端末装置に関するメンバ一データを含んだ共有データに対して更新が発生した場合に、

前記複数の端末装置のいずれか一つを、前記更新に関する更新情報をグループ内の各端末装置に対して同報送信する同報送信端末装置として順次決定する同報端末決定工程と、

前記同報送信端末装置において、更新情報を前記メンバーデータに対応する端末装置に対して同報送信する同報送信工程と、

前記同報送信された更新情報を受信した各端末装置において、受信した更新情報によつて共有デ一夕を更新する更新工程と

を備えたことを特徴とするデータの共有方法。

2 . 請求項 1記載のデ一夕の共有方法であり、

前記各端末装置において、更新情報に対応する判別用番号を共有データに対応して記憶する判別用番号記憶工程を備え、

. 前記同報送信工程は、更新情報に加え、受信した判別用番号よりも大きな判別用番号を新たな判別用番号として同報送信することを特徴とするデータの共有方法。

3 . 請求項 2記載のデータの共有方法であり、

前記同報送信端末装置において、受信した判別用番号と前記判別用番号記憶ェ補正された用紙 (条約第 19条》程において記憶された判別用番号とを比較して判別用番号の大小を判断する判別用番号判断工程を備え、

前記同報送信工程は、前記判別用番号判断工程において、受信した判別用番号が前記判別用番号記憶工程において記憶された判別用番号以上であると判断された場合に、同報送信することを特徴とするデータの共有方法。

4 . 請求項 3記載のデータの共有方法であり、

前記送信工程は、更新情報および判別用番号に加え、強制同報可否情報を送信することを特徴とするデータの共有方法。

5 . 請求項 4記載のデータの共有方法であり、

前記同報送信工程は、強制同報可否情報が更新情報を強制的に同報送信するこ . とを示す場合には、同報送信することを特徴とするデータの共有方法。

6 . 請求項 2記載のデータの共有方法であり、

前記新たな判別用番号と前記判別用番号記憶工程において記憶された判別用番号とを比較して判別用番号の大小を判断する判別用番号判断工程とを備え、前記更新工程は、前記判別用番号判断工程において、前記新たな判別用番号が前記判別用番号記憶工程において記憶された判別用番号よりも大きいと判断された場合に、受信した更新情報によって共有データを更新することを特徴とするデ一夕の共有方法。

7 . 請求項 2記載のデータの共有方法であり、

前記各端末装置において、 nから「n +グループ内の総端末台数一 1」（nは整数）までの連続する整数を端末番号として、予め各端末装置に重複しないよう

補正された用紙 (条約第 19条）に割り当てておく端末番号割り当て工程を備え、

前記決定方法は、前記判別用番号記憶工程において記憶された判別用番号をメンバーデー夕に対応する端末装置の台数で除した余りに対応する端末番号が割り当てられている端末装置を、前記同報送信端末装置として決定することを特徴とするデータの共有方法。

8 . 請求項 2記載のデータの共有方法であり、

9 . 請求項 8記載のデータの共有方法であり、

前記各端末装置において、メンバーデータに含まれる性能値が所定の基準値を超えている端末装置に対してのみ、 nから「n +ダル一プ内で基準値を超えている端末装置の台数一 1」（nは整数）までの連続する整数を端末番号として重複しないように割り当てておく端末番号割り当て工程を備え、

1 0 . 請求項 1記載のデータの共有方法であり、

捕正された用紙 (条約第 19条）前記次回同報送信端末装置において、更新情報、同報送信開始通知および同報送信終了通知を受信する通知受信工程と、

前記通知受信工程において同報送信開始通知が受信されてから所定の時間が経過したときに、同報送信終了通知がいまだに受信されていない場合に、更新情報をメンバーデータに対応する端末装置に対して同報送信する代理同報送信工程とを備えたことを特徴とするデータの共有方法。

1 1 . 請求項 1 0記載のデータの共有方法であり、

更新情報が前記同報送信端末装置に送信されるべき更新情報である場合に、当該更新情報をメンバーデータに対応する端末装置に対して同報送信する代理同報送信工程を備えたことを特徴とするデータの共有方法。

1 2 . 請求項 1記載のデータの共有方法であり、

前記送信工程は、前記応答判断工程において^答がないと判断された場合に、前記次回同報端末決定工程において決定された次回同報送信端末装置に対して、更新情報を送信することを特徴とするデータの共有方法。

1 3 . 請求項 1 2記載のデータの共有方法であり、

前記次回同報送信端末装置において、更新情報をメンバーデータに対応する端末装置に対して同報送信する代理同報送信工程を備えたことを特徴とするデータの共有方法。

1 4 . 請求項 1記載のデ一夕の共有方法であり、

補正された用紙 (条約第 19条）各端末装置において、

グループ内に属する他の端末装置が故障であるか否かを判断する故障判断ェ程と、

前記送信工程は、前記故障判断工程において他の端末装置が故障であると判断された場合に、前記次回同報端末決定工程において決定された次回同報送信端末装置に対して、他の通信端末に対応する端末装置に関するメンバ一データを共有データから削除させる更新情報を送信することを特徴とするデータの共有方法。

1 5 . 請求項 1記載のデータの共有方法であり、

グループに対して新たに追加される端末装置において、前記ダウンロード要求工程においてダウンロードが要求された端末装置から共有デ一夕を受信する共有データ受信工程と、

ダウンロードが終了した後に、受信した更新情報によって共有データを更新する更新情報更新工程と、

ダウンロードが要求された端末装置において、新たに追加された端末装置に対して共有データを送信する共有データ送信工程と、

ことを特徴とするデータの共有方法。

1 6 . 請求項 1 5記載のデータの共有方法であり、

補正された用紙 (条約第 19条）前記メンバーデータは、各端末装置の性能値を含んでおり、 . ダウンロードが要求された端末装置において、性能値が予め定められた基準値を超えている端末装置に対してダウンロードを実行するように依頼する依頼通知工程と、

ダウンロードを実行するように依頼された端末装置において、新たに追加された端末装置に対してダウンロードを実行することを特徴とするデータの共有方法 _c

1 7 . 請求項 1 5記載のデータの共有方法であり、

前記更新情報中継工程は、新たに追加された端末装置に対してダウンロードを開始した直後から、新たに追加された端末装置が追加されたメンバーデータに関する更新情報が発生するまでの間に発生した更新情報を新たに追加された端末装置に対して送信することを特徴とするデータの共有方法。

前記グループ内で共有する基本データおよび前記グループ内の各端末装置に関するメンバ一データを含んだ共有データを記憶する共有データ記憶手段と、前記共有データに対して更新が発生した場合に、前記複数の端末装置のいずれか一つを、前記更新に関する更新情報をグループ内の各端末装置に対して同報送信する同報送信端末装置として順次決定する同報端末決定手段と、

前記同報送信端末装置として、更新情報を前記メンバーデータに対応する端末装置に対して同報送信する同報送信手段と、

を備えたことを特徴とする端末装置。

1 9 . 請求項 1 8記載の端末装置であり、

補正された用紙 (条約第 19条）更新情報に対応する判別用番号を共有データに対応して記憶する判別用番号記憶手段を備え、

2 0 . 請求項 1 9記載の端末装置であり、

前記同報送信手段は、前記判別用番号判断手段によって、受信した判別用番号が前記判別用番号記憶手段によって記憶された判別用番号以上であると判断された場合に、同報送信することを特徴とする端末装置。

2 1 . 請求項 2 0記載の端末装置であり、

2 2 . 請求項 2 1記載の端末装置であり、

2 3 . 請求項 1 9記載の端末装置において、

前記新たな判別用番号と前記判別用番号記憶手段によって記憶された判別用番号とを比較して判別用番号の大小を判断する判別用番号判断手段とを備え、

補正された用紙 (条約第 19条）前記更新手段は、前記判別用番号判断手段によって、前記新たな判別用番号が前記判別用番号記憶手段によって記憶された判別用番号よりも大きいと判断された場合に、受信した更新情報によって前記共有デ夕を更新することを特徴とする端末装置。

2 4 . 請求項 1 9記載の端末装置であり、

nから「n +グループ内の総端末台数一 1」（nは整数）までの連続する整数を端末番号として、予め各端末装置に重複しないように割り当てておく端末番号割り当て手段を備え、

前記決定方法は、前記判別用番号記憶手段によって記憶された判別用番号をメンバーデー夕に対応する端末装置の台数で除した余りに対応する端末番号が割り当てられている端末装置を、前記同報送信端末装置として決定することを特徴とする端末装置。

2 5 . 請求項 1 9記載の端末装置であり、

前記決定方法は、性能値に基づいて前記同報送信端末装置を決定することを特徵とする端末装置。

2 6 . 請求項 2 5記載の端末装置であり、

メンバ一データに含まれる性能値が所定の基準値を超えている端末装置に対してのみ、 nから「n +グループ内で基準値を超えている端末装置の台数一 1」（n は整数）までの連続する整数を端末番号として重複しないように割り当てておく端末番号割り当て手段を備え、

補正された用紙 (条約第 19条)

2 7 . 請求項 1 8記載の端末装置であり、

前記次回同報端末決定手段によって決定された次回同報送信端末装置に対して，更新情報に加え、同報送信を開始したことを示す同報送信開始通知を送信する開始通知送信手段と、

2 8 . 請求項 2 7記載の端末装置であって、

更新情報が前記同報送信端末装置に送信されるべき更新情報である場合に、当該更新情報をメンバーデータに対応する端末装置に対して同報送信する代理同報送信手段を備えたことを特徴とする端末装置。

2 9 . 請求項 1 8記載の端末装置であり、

前記送信手段は、前記応答判断手段によって応答がないと判断された場合に、前記次回同報端末決定手段によって決定された次回同報送信端末装置に対して、

捕正された用紙 (条約第 19条）更新情報を送信することを特徴とする端末装置。

3 0 . 請求項 2 9記載の端末装置であり、

前記次回同報送信端末装置として、更新情報をメンバーデータに対応する端末装置に対して同報送信する代理同報送信手段を備えたことを特徴とする端末装置

3 1 . 請求項 1 8記載の端末装置であり、

前記送信手段は、前記故障判断手段によって他の端末装置が故障であると判断された場合に、前記次回同報端末決定手段によって決定された次回同報送信端末装置に対して、他の通信端末に対応する端末装置に関するメンバーデータを共有データから削除させる更新情報を送信することを特徴とする端末装置。

3 2 . 請求項 1 8記載の端末装置であり、

グループに対して新たに追加される場合に、グループに属するいずれかの端末装置に対して共有デ一夕のダウンロードを要求するダウンロード要求手段と、グループに対して新たに追加される場合に、前記ダウンロード要求手段によつてダウンロードが要求された端末装置から共有データを受信する共有デ一夕受信手段と、

ダウンロードが終了した後に、受信した更新情報によって共有データを更新する更新情報更新手段と、

ダウンロードが要求された端末装置として、新たに追加された端末装置に対して共有データを送信する共有データ送信手段と、

補正された用紙 (条約第 19条）同報送信により受信した更新情報を新たに追加された端末装置に対して送信する更新情報中継手段とを備えた

ことを特徴とする端末装置。

3 3 . 請求項 3 2記載の端末装置であり、

ダウンロードが要求された端末装置において、性能値が予め定められた基準値を超えている端末装置に対してダウンロードを実行するように依頼する依頼通知手段と、

3 4 . 請求項 3 2記載の端末装置であり、

前記更新情報中継手段は、新たに追加された端末装置に対してダウンロードを開始した直後から、新たに追加された端末装置が追加されたメンバーデータに関する更新情報が発生するまでの間に発生した更新情報を新たに追加された端末装置に対して送信することを特徴とする端末装置。

3 5 . ネットワークを介して相互に接続された複数の端末装置によって構成されるグループ内でデータを共有するためのプログラムを記録した媒体であり、前記グループ内で共有する基本データおよび前記グループ内の各端末装置に関するメンバーデ一夕を含んだ共有データに対して更新が発生した場合に、

前記複数の端末装置のいずれか一つを、前記更新に関する更新情報をグループ内の各端末装置に対して同報送信する同報送信端末装置として順次決定し、当該決定した同報送信端末装置に対して、更新情報を送信するとともに、前記同報送信端末装置において、更新情報を前記メンバーデータに対応する端末装置に対して同報送信し、

前記同報送信された更新情報を受信した各端末装置において、当該受信した更新情報によって共有データを更新することを特徴とするプログラムを記録した媒

浦正された用紙 (条約第 19条）体。

3 6 . 請求項 3 5記載のプログラムを記録した媒体であり、

前記各端末装置において、更新情報に対応する判別用番号を共有データに対応して記憶し、

3 7 . 請求項 3 6記載のプログラムを記録した媒体であり、

3 8 . 請求項 3 7記載のプログラムを記録した媒体であり、

3 9 . 請求項 3 8記載のプログラムを記録した媒体であり、

前記同報送信端末装置において、受信した強制同報可否情報が更新情報を強制的に同報送信することを示す場合には、同報送信することを特徴とするプロダラムを記録した媒体。

捕正された用紙 (条約第 19条)

4 0 . 請求項 3 6記載のプログラムを記録した媒体であり、

5 同報送信された更新情報を受信した際に、前記判断において、前記新たな判別用番号が前記記憶された判別用番号よりも大きいと判断された場合に、受信した更新情報によって共有データを更新することを特徴とするプログラムを記録した媒体。 0 4 1 . 請求項 3 6記載のプログラムを記録した媒体であり、

前記各端末装置において、 nから「n +グループ内の総端末台数一 1」（nは整数）までの連続する整数を端末番号として、予め各端末装置に重複しないように割り当てておき、

, 前記決定方法は、前記記憶した判別用番号をメンバーデータに対応する端末装 5 置の台数で除した余りに対応する端末番号が割り当てられている端末装置を、前記同報送信端末装置として決定することを特徴とするプログラムを記録した媒体。

4 2 . 請求項 3 6記載のプログラムを記録した媒体であり、

前記メンバーデータは、各端末装置の性能値を含んでおり、

0 前記決定方法は、性能値に基づいて前記同報送信端末装置を決定することを特徴とするプログラムを記録した媒体。

4 3 . 請求項 4 2記載のプログラムを記録した媒体であり、

前記各端末装置において、メンバーデータに含まれる性能値が所定の基準値を 5 超えている端末装置に対してのみ、 nから「n +グループ内で基準値を超えている端末装置の台数一 1」（nは整数）までの連続する整数を端末番号として重複しないように割り当て、

前記決定方法は、前記記憶された判別用番号をメンバーデータに対応する端末装置のうち基準値を超えている端末装置の台数で除した余りに対応する端末番号

補正された用紙 (条約第 19条）が割り当てられている端末装置を、前記同報送信端末装置として決定することを特徴とするプログラムを記録した媒体。

4 4 . 請求項 3 5記載のプログラムを記録した媒体であり、

同報送信開始通知が受信されてから所定の時間が経過したときに、同報送信終了通知がいまだに受信されていない場合に、更新情報をメンバーデータに対応する端末装置に対して同報送信することを特徴とするプログラムを記録した媒体。

4 5 . 請求項 4 4記載のプログラムを記録した媒体であり、

更新情報が前記同報送信端末装置に送信されるべき更新情報である場合に、当該更新情報をメンバーデータに対応する端末装置に対して同報送信することを特徴とするプログラムを記録した媒体。

4 6 . 請求項 3 5記載のプログラムを記録した媒体であり、

前記判断において応答がないと判断された場合に、前記決定された次回同報送信端末装置に対して、更新情報を送信することを特徴とするプログラムを記録し補正された用紙 (条約第 19条）た媒体。

4 7 . 請求項 4 6記載のプログラムを記録した媒体であり、

前記次回同報送信端末装置において、更新情報をメンバーデ一夕に対応する端末装置に対して同報送信することを特徴とするプログラムを記録した媒体。

4 8 . 請求項 3 5記載のプログラムを記録した媒体であり、

前記判断において他の端末装置が故障であると判断された場合に、前記決定された次回同報送信端末装置に対して、他の通信端末に対応する端末装置に関するメンバ一デ一夕を共有データから削除させる更新情報を送信することを特徴とするプログラムを記録した媒体。

4 9 . 請求項 3 5記載のプログラムを記録した媒体であり、

グループに対して新たに追加される端末装置において、グループ内において同報送信された更新情報を、ダウンロードが要求された端末装置から受信し、ダウンロードが終了した後に、受信した更新情報によって共有データを更新するとともに、

補正された用紙 (条約第 19条)

5 0 . 請求項 4 9記載のプログラムを記録した媒体であり、

ダウンロードを実行するように依頼された端末装置において、新たに追加された端末装置に対してダウンロードを実行することを特徴とするプログラムを記録した媒体。

5 1 . 請求項 4 9記載のプログラムを記録した媒体であり、

同報送信により受信した更新情報を新たに追加された端末装置に対して送信させる際に、前記新たに追加された端末装置に対してダウンロードを開始した直後から、新たに追加された端末装置が追加されたメンバーデータに関する更新情報が発生するまでの間に発生した更新情報を新たに追加された端末装置に対して送信することを特徴とするプログラムを記録した媒体。

捕正された用紙 (条約第 19条)