WO2001052941A1

WO2001052941A1 - Boucle munie d'une sangle pour palme de plongee

Info

Publication number: WO2001052941A1
Application number: PCT/JP2001/000264
Authority: WO
Inventors: Haruo Kawashima; Masaji Fujiwara
Original assignee: Tabata Co., Ltd.
Priority date: 2000-01-17
Filing date: 2001-01-17
Publication date: 2001-07-26
Also published as: JP2001198236A; EP1161970A1; EP1161970B1; TW479531U; DE60140919D1; US6398604B1; JP3616739B2; EP1161970A4

Description

明細書ダイビングフィン用ストラップ付きのクル技術分野

この発明は、ダイビングフィンに使用するのに好適なストラップ付きのノックルに関する。背景技術

図 5， 6 は、特公平 1 一 3 8 5 1 0号公報に^ されたダィビングフィン 1 0 1 の部分斜視図と、同図の V I — V I 線断而図である。ただし、図 6 ではフィン 1 0 1 に使川されている硬質プラスチック製のバックル 1 0 6 が断面図で示され、軟質ゴム製のヒ一ルストラップ 1 0 3 が側面図で示されている。このノックル 1 0 6 は、ストラップ 1 0 3 をフィン 1 0 1 のフットポケット 1 0 2 の後端部に連結し、かつ、フィン Τί川のヒールに対してストラップ 1 0 3 を締め付けることができる。

クル 1 0 6 は、鞘状体の第 1 の連結部材 1 0 4 と、 ¾ 2 の迚結部材 1 0 5 とを有し、第 1 の連結部材 1 0 4 がフッ卜ポケッ卜後端部に取り付けられている。第 2 の迚結部材 1 0 5 は、笫 1 の連結部材 1 0 4 に係脱可能な挿入部 1 1 4 と、ストラップ 1 0 3 が掛け回された保持枠部 1 1 5 とを有する。保持枠部 1 1 5 は、軸部 1 2 3で支持されていて、ばね 1 2 8 によって図 6 の時計方向へ旋回するように付勢された可動係合片 1 2 0 を有し、係合片 1 2 0の下面には第 2 の係合歯 1 2 4が形成されている。ストラップ 1 0 3 は、保持枠部 1 1 5 のピン 1 1 9 に掛け回されており、一側面の長さ方向に複数個形成された第 1 の係合歯 1 2 1 が第 2 の係合歯 1 2 4 に図 6 の矢印 1 2 9方向から当接している。可動係合片 1 2 0 をばね 1 2 8の付勢に杭して旋回させると、第 2 の係合歯 1 2 4 が第 1 の係合歯 1 2 1 から離脱するように上方へ移動する。このときに、ストラップ 1 0 3 を矢印 1 2 9 方向へ引張ると、ストラップ 1 0 3 を緩める方向へ移動させることができる。第 1 の係合歯 1 2 1 は、傾斜した背面 1 2 1 Aを有しており、ストラップ 1 0 3 を矢印 1 2 9 とは反対の方向へ引張ると、背面 1 2 1 Aで可動係合片 1 2 0 を上方へ浮かせて、ストラップ 1 0 3 を締め付ける方向へ移動させることができる。

図 5、 6 に示された従来のバックル 1 0 6 とストラップ 1 0 3 とでは、直状に形成されたストラップ 1 0 3 が U字状ないし V字状に曲げられてピン 1 1 9 に掛け回されている。ストラップ 1 0 3 は、直状に戻ろうとして図 6 の矢印 1 4 0方向へ動き、矢印 1 2 9 方向へ引張られると第 1 の係合歯 1 2 1 が保持枠部 1 1 5 の後端 1 1 5 Aに図 6 の右方から衝接してス卜ラップ 1 0 3の矢印 1 2 9 方向へのスムーズな移動を妨げることがあるそのような衝接によって、ストラップ 1 0 3 を緩める作業は手間がかかることになる。

この発明が課題とするところは、かかる従来のバックルとストラップとに対して、ストラップの動きがスムーズで、ストラップを手間をかけずに緩めることができるように改良を施すことにある。発明の開示

前記課題解決のために、この発明が対象とするのは、ダィビングフィンのフットポケットとヒ一ルストラップとの連結と、ダイバーのヒールに対する前記ストラップの締め付け調整とが可能なストラップ付きのノックルである。

かかるストラップ付きのバックルにおいて、この発明が特徴とするところは、以下のとおりである。即ち、前記ストラップは、その一側面の長さ方向へ問欠的に形成され、両側縁部の内側で幅方向へ延びる複数個の第 1 の係合歯を有する。前記バックルは、鞘状体の第 1 の連結部材と、前記第 1 の連結部材に係脱可能であって前端と後端とを冇する第 2 の連結部材とから構成され、前記第 2 の連結部材が前記前端寄りに形成されて前記第 1 の連結部材に係脱する挿入部と、前記ストラップがその長さ方向へ移動可能に掛け回されていて前記後端寄りに形成された保持枠部とを有する。前記保持枠部が、これに回動可能に軸支された可動係合片を有し、前記可動係合片は、ばね付勢されていて、前記第 1 の係合歯に当接して前記ストラップの緩み方向への移動を阻止する第 2 の係合歯を備え、かつ、前記ストラップが締め付け方向へ引張られたとき、前記 ¾ 2 の係合歯が前記ばねの作 fflに抗して前記軸支された部位を支点として前記 1 の係合歯から浮き上がる方向へ勁作して、前記ストラップの締め付け方向への移動を許すように構成されている。前記保持枠部の前記後端近傍は、頂部と、前記顶部の両側に ¾下する一対の側部とによって下向き u字形に形成されていて、前記 m部の下方に前記一対の側部間に延びていて前記ストラップが掛け回される軸部を有し、前記頂部の下面は、該下面と前記軸部との間に位置する前記ストラップに対して、幅方向両側縁部が前記第 1 の係合歯の外方で前記ストラップの両側縁部に該両側縁部の摺動を可能ならしめるように当接する一方、幅方向中央部が前記第 1 の係合歯の前記ストラップ長手方向への移動を許すように上方へ向かって前記第 1 の係合歯の高さよりも深くえぐられている。図面の簡単な説明

図 1 は、ダイビングフィンの斜視図。

図 2 は、図 1 の I I — I I 線矢視図。

図 3 は、第 2 の連結部材の分解斜視図。

図 4 は、図 1 の I V— I V線矢視図。

図 5 は、従来技術のダイビングフィンの部分斜視図

図 6 は、図 5 の V— V線矢視図。発明を実施するための最良の形態

添付の図面を参照し、この発明に係るストラップ付きのバックルの詳細を説明すると、以下のとおりである。

図 1 は、ストラップ付きのバックルが使用されているダイビングフィン 1 の斜視図である。図示例のフィン 1 、ストラップ 3、およびバックル 6 の外観は、図 5 に示された従来例のそれらとほぼ同じである。ストラップ付きのノ、ックルは、フィン着用者のヒールを締め付けるストラップ 3 と、ストラップ 3 をフイン 1 のフットポケット 2 の後端部に連結するノ、 'ックル 6 とからなる。ストラップ 3 は、軟質ゴム製の直状のもので、図ではそれが弧を画くように曲げられて、両端部がバックル 6 に長さ調節可能に掛け回されている。ノックル 6 は、フットポケット 2 に取り付けられた鞘状体の第 1 の連結部材 4 と、第 1 の連結部材 4 に係脱する第 2 の連結部材 5 とからからなり、これら両連結部材 4， 5 が硬質プラスチックで形成されている。

図 2 , 3は，図 1 の I I — I I 線断面図と第 2 の連結部材 5 の分解斜視図である。ただし、図 2 では、ストラップ 3 が側面図で示されている。第 1 の連結部材 4 は、図 5， 6 に示された従来技術のそれと同様なもので、先端部の係合孔 1 2 C にフィン 1 に形成された係合突起 7 が嵌合し、突起 7のフランジ部 9 が係合孔 1 2 Cの周縁部に内側から当接することによって、連結部材 4 がフットポケット 2の後端部に取り付けられている。

第 2 の連結部材 5 は、前端と後端とを有し、その前端寄りには靴'状体の第 1 の連結部材 4 に進入、退却可能な挿入部 1 4 が形成され、後端寄りにストラップ 3 が掛け回される保持枠部 1 5 が形成されている。挿入部 1 4 は、ガイド用の腕 1 6 と、腕 1 6 を挟んで並行に延びる一対の係合腕 1 8 とを有する。挿入部 1 4 が第 1 の連結部材 4 に進入するときに、腕 1 6 は連結部材 4 に形成された案内溝（図示せず）に嵌合し、進入方向の案内となる。係合腕 1 8 は、図 3の上下方向に弾性変形しながら、先端部 1 8 Aが連結部材 4 の側部に形成された窓孔 1 1 (図 1 参照）に離脱可能に嵌合し、第 1 の連結部材 4からの第 2の迚結部材 5の不用意な退却を阻止している。第 2 の迚結部材 5 を第 1 の連結部材 4から退却させるには、図 1 において係合腕 1 8 の先端部 1 8 Aを第 1 の連結部材 4の内方へ向かって押圧すればよい。

第 2 の連結部材 5の保持枠部 1 5 は、挿入部 1 4 と一体に形成されている枠部分 3 0 と枠部分 3 0 の内側に納まる可動係合片 2 0 とを有する。枠部分 3 0は、頂部 3 1 と、頂部 3 1 の両側に垂下する一対の側部 3 2 とを有し（図 4参照）、頂部 3 1 には可動係合片 2 0 が納まる窓孔 3 3 が形成され、側部 3 2 のそれそれには軸孔 2 5 が形成されている。また、側部 3 2 どうしの間には架橋 3 4 と回動可能な円柱状のピン 1 9 とが延びている。可動係合片 2 0は、対向する側縁部から外側へ突出する軸部 2 3 と、軸部 2 3 よりも前方で枠部分 3 0 の内側へ向かって略 L字を画いて延びる複数条のばね部 3 6 と、軸部 2 3 よりも後方の内面に位置する第 2 の係合歯 2 4 とを有する。窓孔 3 3 に納まったときの可動係合片 2 0では、軸部 2 3 が軸孔 2 5 に回動可能に支えられ、ばね部 3 6 が図 2 の上方から架橋 3 4 に当接する。

図 2 において、直状に形成されたストラップ 3 は、第 1 の係合歯 2 1 が外を向くようにして横向き U字状ないし V字状に曲げられて、第 2 の連結部材 5 のピン 1 9 に掛け回される。ス卜ラップ 3 は、ノックル 6 に対して矢印 2 9 方向へ移動するときに緩むように掛け回されている。ただし、不用意に緩むことがないように、ストラップ 3 の第 1 の係合歯 2 1 が可動係合片 2 0 に形成された第 2 の係合歯 2 4 に図の右方から当接している , ストラップ 3 を緩めるときには、図 2 において可動係合片 2 0 の前端部分 2 0 Aを押圧する。すると、可動係合片 2 0は、軸部 2 3 が支えられた部位を支点として、架橋 3 4 に当接するばね部 3 6 を弾性変形させながら、第 2 の係合歯 2 4 が第 1 の係合歯 2 1 から浮き上がるように旋回して、ストラップ 3 が矢印 2 9方向とその反対方向とのいずれにも移動可能になる。また、ストラップ 3 を締め付ける方向へ移動させるときには、図 2 において矢印 2 9 とは反対の方向に引張ればよい。そのようにすれば、第 1 の係合歯 2 1 の傾斜した背面 2 1 Aが第 2 の係合歯 2 4 に下方から当接して可動係合片 2 0 をばね部 3 6 の付勢に抗して浮き上がらせ、第 2 の係合歯 2 4 を第 1 の係合歯 2 1 から離脱させることができる。

図 4 は、図 1 の I V— I V線矢視図であって、第 2の連結部材 4の後端の形状と、掛け回されたストラップ 3の断面形状とを示している。連結部材 4では、枠部分 3 0のうちの少なくとも後端近傍が頂部 3 1 と一対の側部 3 2 とで下向きの U字形を呈している。頂部 3 1 では、その下面のうちの両側縁部 3 7 力 s、ストラップ 3 において幅方向へ延びる第 1 の係合歯 2 1 よりも外に位置する側縁部 3 8 に当接可能である。頂部 3 1 の下面のうちの幅方向中央部 3 9 は、第 1 の係合歯 2 1 の高さよりも深くえぐられて、下向きに開口した凹部を形成している。 U字状に掛け回されたストラップ 3 は、図 2 , 4 において矢印 4 0 方向へ弾性的に動いて直状のものに戻ろうとするカ図 4 に示されるように、ストラップ 3 は両側緣部 3 8 が m部 3 1 の側綠部 3 7 に当接しても、第 1 の係合歯 2 1 は、顶部 3 1 の下而に強く接触したり、頂部 3 1 の後端、即ち枠部分 3 0の後端 3 0 A に衝接することがない。ストラップ 3 の側綠部 3 8 は、それが当接する保持枠部 3 0の側縁部 3 7 に対して ttらかに括動するので、ストラップ 3の矢印 2 9 方向およびその反対ノ J [njへの移動はスムーズである。それゆえ、このストラップ付きのバックルでは、従来技術に見られたストラップの係合 i¾がバックルの後端に衝接してストラップの長手方向へのスムーズな移動を妨げるという問题を解消することができる。この発明に係るストラップ付きのバックルでは、保持梓部の顶部内面がえぐられていてストラップが長手方向へ移動するときにストラップの係合歯が保持枠部に衝接しないから、ストラップの長手方向への移動がスムーズになる。

Claims

請求の範囲

1 . ダイビングフィンのフットポケットとヒ一ルストラップとの連結と、ダイバーのヒールに対する前記ストラップの締め付け調整とが可能なストラップ付きのバックルにおいて、

前記ストラップは、その一側面の長さ方向へ間欠的に形成され、両側縁部の内側で幅方向へ延びる複数個の第 1 の係合歯を有し、

前記バックルは、鞘状体の第 1 の連結部材と、前記第 1 の連結部材に係脱可能であって前端と後端とを有する第 2 の連結部材とから構成され、前記第 2 の連結部材が前記前端寄りに形成されて前記第 1 の連結部材に係脱する揷入部と、前記ストラップがその長さ方向へ移動可能に掛け回されていて前記後端寄りに形成された保持枠部とを有し、

前記保持枠部が、これに回動可能に軸支された可動係合片を有し、前記可動係合片は、ばね付勢されていて、前記 i の係合歯に当接して前記ストラップの緩み方向への移動を P11止する第 2 の係合歯を備え、かつ、前記ストラップが締め付け方向へ引張られたとき、前記第 2 の係合歯が前記ばねの作川に杭して前記軸支された部位を支点として前記第 1 の係合歯から浮き上がる方向へ動作して、前記ストラップの締め付け方向への移動を許すように構成されており、

前記保持枠部の前記後端近傍は、頂部と、前記頂部の両側に垂下する一対の側部とによって下向き U字形に形成されており . 前記頂部の下方に前記一対の側部間に延びていて前記ストラップが掛け回される軸部を有し、前記頂部の下面は、該下面と前記軸部との間に位置する前記ストラップに対して、幅方向両側縁部が前記第 1 の係合歯の外方で前記ストラップの両側縁部に該両側縁部の摺動を可能ならしめるように当接する一方、幅方向中央部が前記第 1 の係合歯の前記ストラップ長手方向への移動を許すように上方へ向かって前記第 1 の係合歯の高さよりも深くえぐられていることを特徴とする前記ストラップ付きのバヅクノレ。