WO2001031425A1 - Afficheur de livre electronique, procede d'affichage de livre electronique, et support d'enregistrement informatique sur lequel est enregistre un logiciel d'affichage de livre electronique - Google Patents

Description

明細書 電子書籍表示装置、 電子書籍表示方法およぴ電子書籍表示プログラムを記録した コンピュータで読取可能な記録媒体 技術分野

この発明は、 書籍などの出版物の内容を電子的な情報に変換したもの （以下、 電子書籍という） の内容を表示するための電子書籍表示装置、 電子書籍表示方法 および電子書籍表示プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体に 関し、 特に、 出版物の書籍と同様の臨場感を提供できる電子書籍表示装置、 電子 書籍表示方法および電子書籍表示プログラムを記録したコンピュータで読取可能 な記録媒体に関する。 背景技術

近年、 ハードウェアおよびソフトウェアの発展に伴い、 漫画や小説などの電子 書籍の内容をパーソナルコンピュータあるいは携帯型情報処理端末上で画像によ り閲覧可能にする技術が開発されている。 電子書籍の技術分野では、 電子書籍の 内容の表示画像の改善ゃコスト低減を実現するために、 たとえば特開平 9一 3 4 6 7 8号公報に示される技術が提案されている。

特開平 9一 3 4 6 7 8号公報記載のドキュメントファイルの表示方法は、 ドキ ュメントファイルの所定ページのデータをディスプレイ上に表示させる際に次の ような特徴を有する。 つまり表示された所定ページに対応する第 1図形画像と前 ページのデータに対応する第 2図形画像とを見開き状態で表示するとともに、 表 示されている所定ページ以降のページ数の厚みに応じた第 1影画像を第 1図形画 像の影として表示し、 力つ所定ページ以前のページ数の厚みに応じた第 2影画像 を第 2図形画像の影として表示する。 この特徴により、 表示されている所定ぺー ジについて、 該ドキュメントファイルの全ページ中での位置を感覚的に把握でき る。

このように当該公報に開示の技術は、 あたかも出版物の書籍を読んでいるかの ような臨場感をユーザに与えるようにして電子書籍の内容を提示する。 これによ り、 ユーザは提示される電子書籍について出版物の書籍のように違和感なく読書 をすることができる。

電子書籍の利用シーンを想定すると、 その携帯性の良さを生かして外出先で利 用されることが多いから、 表示領域が小さい携帯型情報端末上での閲覧を想定し て技術開発を行なうことが重要である。 しカゝしながら、 従来から提案されている 電子書籍を表示する装置では、 書籍を見開き 2ページで表示させながら書籍の厚 みの画像も表示させることにより、 視認性を向上させる工夫がなされているが、 表示装領域が小さい場合の工夫については何ら考慮されていなかった。 そのため、 携帯型情報端末上で電子書籍の画像を表示させると、 書籍の種類によっては、 見 開き 2ページで表示されると文字や画が小さくなってしまい読み難かった。 また、 文字や画を大きく表示するために、 見開き 2ページの表示を、 1ページの表示に 切換えた場合、 たとえば書籍の厚みを表示させることにより、 提示される電子書 籍について出版物の書籍のような臨場感をユーザに与える工夫がなされていなか つた。

それゆえにこの発明の目的は、 小さい表示領域に電子書籍の内容を表示させて 読書する場合においても、 出版物の書籍のような臨場感を与えることのできる電 子書籍表示装置を提供することである。

この発明の他の目的は、 小さ!/、表示領域に電子書籍の内容を表示させて読書す る場合においても、 出版物の書籍のような臨場感を与えることのできる電子書籍 表示方法を提供することである。

この発明のさらなる他の目的は、 小さい表示領域に電子書籍の内容を表示させ て読書する場合においても、 出版物の書籍のような臨場感を与えることのできる 電子書籍表示方法をコンピュータに実行させるための電子書籍表示プログラムを 記録したコンピュータで読取可能な記録媒体を提供することである。 発明の開示

この発明のある局面に係る電子書籍表示装置は、 画面と 1ページ表示部とを備 える。 1ページ表示部は、 書籍の任意の 1ページに記載された內容を示す 1ぺー ジ画像と、 1ページ画像と接するように配置されて、 書籍の全ページによる厚み を示す全ページ厚み画像と、 境界画像とを画面において同時に表示する。 境界画 像は、 全ページ厚み画像における全ページ中の任意 1ページの順番に対応する位 置を示す。

したがって、 1ページ画像と全ページ厚み画像が同一画面にて同時に表示され るので、 小さい表示領域であっても出版物の書籍を、 その綴じ部で折り返して 1 ページ毎に読書するような臨場感が得られる。 1ページ画像と全ページ厚み画像 が表示される際には、 全ぺージ厚み画像における全ぺージ中の任意 1ぺージの順 番に対応する位置を示すための境界画像も同時に表示される。 それゆえに、 境界 画像が示す位置を確認することで、 現在、 書籍のどのあたりを読んでいるかも直 感的に把握できる。

上述の電子書籍表示装置においては、 書籍のページをめくるために操作される 操作部がさらに備えられる。 前述の 1ページ表示部は、 操作部を介して書籍のぺ ージがめくられて任意 1ページに達する毎に、 全ページ厚み画像において前述の 位置を移動させて、 移動後の位置を示すように境界画像を表示する。

したがって、 ユーザは操作部を介してページめく りをしながら、 境界画像の示 す位置を確認することで、 所望するページまでページ送りまたはページ戻りでき たか否かを直感的に把握できる。

上述の電子書籍表示装置では、 全ページ厚み画像は全ページのそれぞれのぺー ジに対応して、 その厚みを示す各ページ厚み画像を含む。 この各ページ厚み画像 の全ページ厚み画像に占める割合は、 書籍の全ページ数により決定される。

したがって、 画面における全ページ厚み画像の表示領域の制限または解像度の 制限に関わらず、 全ページ厚み画像では書籍の全ページ数により決定される厚み を有した各ページに対応の各ページ厚み画像が表示される。 それゆえに、 全ぺー ジ厚み画像における各ページ厚み画像の厚みを参照すれば、 該書籍の全ページ数 は相対的に少ないか多いかを直感的に把握できる。

上述の電子書籍表示装置においては、 全ページ厚み画像は書籍の綴じ方に従い 異なる位置に配置される。 したがって、 書籍が右綴じであるか左綴じであるかを 直感的に把握できるように表示できる。 上述の電子書籍表示装置においては、 全ページ厚み画像の表示を省略するか否 かを所望に応じて切換え設定するための厚み表示切換え部がさらに備えられる。 したがって、 ユーザは厚み表示切換部を操作することにより、 所望に応じて全ぺ 一ジ厚み画像を表示させたり、 表示させなかったりできる。

上述の電子書籍表示装置では、 全ページ厚み画像の表示が省略されると、 1ぺ —ジ画像は拡大して表示される。 したがって、 全ページ厚み画像の表示が省略さ れると、 全ページ厚み画像の表示領域を利用して 1ページ画像が拡大表示される 力 ら、 1ぺージ画像に示される任意 1ぺ一ジに記载された文字や絵を含む内容が 拡大されて読みやすくなる。

上述の電子書籍表示装置においては、 画面において少なくとも、 書籍の任意の 見開き 2ページに記載された内容を示す 2ページ画像を表示する 2ページ表示部 がさらに備えられて、 書籍の内容を画面に表示するために、 1ページ表示部およ び 2ページ表示部のいずれか一方が選択に適用される。

したがって、 ユーザは書籍を読む場合には、 好みに応じて 1ページ毎に表示さ せるか、 見開き 2ページ毎に表示させるかのいずれかを設定できる。 それゆえに、 見開き 2ページ毎に表示させた結果、 表示される文字のサイズが小さくて読みに くい場合には、 見開き 2ページ毎の表示から 1ページ毎の表示に切換えることが できて、 使い勝手に優れる。

前述の電子書籍表示装置において、 2ページ表示部は、 2ページ画像において 配されて書籍の綴じ部に対応した線分を示す線分画像を、 画面において 2ページ 画像と同時に表示する。 線分画像は、 操作部を介して書籍のページがめくられて 任意の見開き 2ページに達する毎に画面の同一位置において再表示される。

したがって、 操作部を介して書籍のページがめくられて任意の見開き 2ページ に達する毎に、 線分画像は画面の同一位置で再表示されて移動することはないか ら、 画面のちらつきが抑制される。

上述の電子書籍表示装置においては、 書籍の所望されたページに菜を添付する ための菜部がさらに備えられるから、 出版物の書籍と同様に書籍に菜を挟むこと ができる。

この発明の他の局面に係る電子書籍表示装置は、 画面と 2ページ表示部と書籍 のページをめくるために操作される操作部とを備える。 2ページ表示部は、 少な くとも、 書籍の任意の見開き 2ページに記載された内容を示す 2ページ画像と 2 ページ画像において配されて書籍の綴じ部に対応した線分を示す線分画像とを、 画面において同時に表示する。 2ページ表示部は、 操作部を介して書籍のページ がめくられて任意の見開き 2ページに達する毎に線分画像を画面の同一位置にお いて再表示する。

したがって、 操作部を介して書籍のページがめくられて任意の見開き 2ページ に達する毎に、 線分画像は画面の同一位置で再表示されて移動することはないか ら、 画面のちらつきが抑制される。

上述の電子書籍表示装置において、 画面では、 2ページ画像の対向する両側の それぞれにおいて 2ページ画像と隣接するように表示領域が固定に設けられる。 この表示領域のそれぞれは、 書籍の全ページ数による厚みを示す画像を表示可能 な大きさを有する。 2ページ表示部はさらに、 任意見開き 2ページのうちの 1方 ページから書籍の先頭ぺージまでのページ数による厚みを示す 1方側ページ厚み 画像と、 任意見開き 2ページのうちの他方ページから書籍の最終ページまでのぺ ージ数による厚みを示す他方側ページ厚み画像とのそれぞれを、 2ページ画像の 対向する両側の表示領域のそれぞれにおいて表示する。

したがって、 ユーザは画面おいて 1方側ページ厚み画像を参照することで書籍 のどの辺まで読み終えたかを、 他方側ページ厚み画像を参照することで書籍の残 りページはどの位であるかを、 出版物の書籍と同様に直感的に把握できる。

2ページ画像の対向する両側の表示領域のそれぞれは、 書籍の全ページ数によ る厚みを示す画像を表示するのに十分な大きさを有するから、 操作部を介して書 籍のページがめくられて任意の見開き 2ページに達する毎に 1方側おょぴ他方側 ページ厚み画像の大きさに関わらず、 2ページ画像は同一位置で表示されて移動 することはない。 それゆえに画面のちらつきは抑制される。

上述の電子書籍表示装置においては、 1方側および他方側ページ厚み画像の表 示を省略するか否かを所望に応じて切換え設定するための厚み表示切換え部がさ らに備えられる。

したがって、 ュ一ザは厚み表示切換部を操作することにより、 所望に応じて 1 方側および他方側ページ厚み画像を表示させたり、 表示させなかったりできる。 上述の電子書籍表示装置では、 1方側および他方側ぺージ厚み画像の表示が省 略されると、 2ページ画像は拡大して表示される。 したがって、 1方側および他 方側ページ厚み画像の表示が省略されると、 2ページ画像の対向する両側のそれ ぞれにおいて固定に設けられた表示領域を利用して 2ページ画像が拡大表示され るから、 2ページ画像に示される任意見開き 2ページに記載された文字や絵を含 む内容が拡大されて読みやすくなる。

上述の電子書籍表示装置においては、 1ページ表示部がさらに備えられる。 1 ページ表示部は書籍の任意の 1ページに記載された内容を示す 1ページ画像と、 1ページ画像と接するように配置されて、 書籍の全ページによる厚みを示す全ぺ 一ジ厚み画像と、 全ぺージ厚み画像における全ぺージ中の任意 1ぺージの順番に 対応する位置を示す境界画像とを、 画面において同時に表示する。 そして、 書籍 の内容を画面において表示するために、 1ページ表示部および 2ページ表示部の いずれか一方が選択に適用される。

したがって、 ユーザは書籍を読む場合には、 好みに応じて 1ページ毎に表示さ せるか、 見開き 2ページ毎に表示させるかを選択的に設定できる。 それゆえに、 見開き 2ページ毎に表示させて表示される文字のサイズが小さくて読みにくい場 合には、 見開き 2ページ毎の表示から 1ページ毎の表示に切換えることができて、 使い勝手に優れる。

上述の電子書籍表示装置においては、 書籍の所望されたページに菜を添付する ための杲部がさらに備えられるから、 出版物の書籍と同様に書籍に菜を挟むこと ができる。

この発明のさらなる他の局面に係る電子書籍表示方法は、 所望の書籍を指定す る書籍指定ステップと 1ページ表示ステップとを備える。 1ページ表示ステップ により、 書籍指定ステップにより指定された所望書籍の任意の 1ページに記載さ れた内容を示す 1ページ画像と、 1ページ画像と接するように配置されて、 所望 書籍の全ページによる厚みを示す全ページ厚み画像と、 全ページ厚み画像におけ る全ページ中の任意 1ページの順番に対応する位置を示す境界画像とが、 予め準 備された画面において同時に表示される。 したがって、 1ページ画像と全ページ厚み画像が同一画面にて同時に表示され るので、 小さい表示領域であっても出版物としての書籍を、 その綴じ部で折り返 して 1ページ毎に読書するような臨場感が得られる。 1ページ画像と全ページ厚 み画像が表示される際には、 全ページ厚み画像における全ページ中の任意 1ぺー ジの順番に対応する位置を示すための境界画像も同時に表示される。 それゆえに、 境界画像が示す位置を確認することで、 現在、 どのあたりまで読み終えているか も直感的に把握できる。

この発明のさらなる他の局面に係る電子書籍表示方法は、 所望の書籍を指定す る書籍指定ステップと 2ページ表示ステップと所望書籍のページをめくる操作を する操作ステップとを備える。 2ページ表示ステップにより、 少なくとも、 書籍 指定ステップにより指定された所望書籍の任意の見開き 2ページに記載された内 容を示す 2ページ画像と 2ページ画像において配されて所望書籍の綴じ部に対応 した線分を示す線分画像とが、 予め準備された画面において同時に表示される。 そして、 操作ステップにより所望書籍のページがめくられて任意の見開き 2ぺー ジに達する毎に、 線分画像は 2ページ表示ステップにより画面の同一位置におい て再表示される。

したがって、 操作ステップにより書籍のページがめくられて任意の見開き 2ぺ ージに達する毎に、 線分画像は画面の同一位置で再表示されて移動することはな いから、 画面のちらつきが抑制される。

この発明のさらなる他の局面に係るコンピュータで読取可能な記録媒体には、 電子書籍表示方法をコンピュータに実行させるための電子書籍プログラムが記録 される。 この電子書籍表示プログラムにより実行される電子書籍表示方法は、 所 望の書籍を指定する書籍指定ステップと 1ページ表示ステップとを備える。 1ぺ 一ジ表示ステップにより、 書籍指定ステップにより指定された所望書籍の任意の 1ページに記載された内容を示す 1ページ画像と、 1ページ画像と接するように 配置されて、 所望書籍の全ページによる厚みを示す全ページ厚み画像と、 全ぺー ジ厚み画像における全ページ中の任意 1ページの順番に対応する位置を示す境界 画像とが、 予め準備された画面において同時に表示される。

したがって、 1ページ画像と全ページ厚み画像が同一画面にて同時に表示され るので、 小さい表示領域であっても出版物としての書籍を、 その綴じ部で折り返 して 1ページ毎に読書するような臨場感が得られる。 1ページ画像と全ページ厚 み画像が表示される際には、 全ページ厚み画像における全ページ中の任意 1ぺー ジの順番に対応する位置を示すための境界画像も同時に表示される。 それゆえに、 境界画像が示す位置を確認することで、 現在、 どのあたりまで読み終えているか も直感的に把握できる。

この発明のさらなる他の局面に係るコンピュータで読取可能な記録媒体には、 電子書籍表示方法をコンピュータに実行させるための電子書籍プログラムが記録 される。 この電子書籍表示プログラムにより実行される電子書籍表示方法は、 所 望の書籍を指定する書籍指定ステップと 2ページ表示ステップと所望書籍のぺー ジをめくる操作をする操作ステップとを備える。 2ページ表示ステップにより、 少なくとも、 書籍指定ステップにより指定された所望書籍の任意の見開き 2ベー ジに記載された内容を示す 2ページ画像と 2ページ画像において配されて所望書 籍の綴じ部に対応した線分を示す線分画像とが、 予め準備された画面において同 時に表示される。 そして、 操作ステップにより所望書籍のページがめくられて任 意の見開き 2ページに達する毎に、 線分画像は 2ページ表示ステップにより画面 の同一位置において再表示される。

したがって、 操作ステップにより書籍のページがめくられて任意の見開き 2ぺ ージに達する毎に、 線分画像は画面の同一位置で再表示されて移動することはな いから、 画面のちらつきが抑制される。 図面の簡単な説明

第 1図は、 この発明の実施の形態に係る電子書籍表示装置の電気的ブロック構 成を示す図である。

第 2図は、 この発明の実施の形態に係る電子書籍表示装置の全体動作を示すフ ローチャートである。

第 3図は、 この発明の実施の形態に係る電子書籍表示装置のコンテンツのデー タ構造を説明するための図である。

第 4図は、 この発明の実施の形態に係る電子書籍表示装置の表示設定の処理を 示すフローチヤ一トである。

第 5 A〜第 5 C図は、 この発明の第 1の実施の形態に係る電子書籍表示装置の 1ページ表示時の画面遷移を説明するための図である。

第 6 A図〜第 6 C図は、 この発明の第 2の実施の形態に係る電子書籍表示装置 の 2ページ表示時の画面遷移を説明するための図である。

第 7 A図〜第 7 D図は、 この発明の第 3の実施の形態に係る電子書籍表示装置 の厚み表示の切換えによる画面状態を説明するための図である。

第 8 A図〜第 8 D図は、 この発明の第 3の実施の形態に係る電子書籍表示装置 の 1ぺージ / 2ぺージ表示の切換えによる画面状態を説明するための図である。 第 9図は、 この発明の第 4の実施の形態に係る電子書籍表示装置の菜の機能を 説明するための図である。 発明を実施するための最良の形態

本発明に係る実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。

(第 1の実施の形態）

第 1図に本発明の各実施の形態に係る電子書籍表示装置のプロック構成が示さ れる。 図において電子書籍表示装置 1 0 1は、 バスライン 1 0 2ならびにバスラ イン 1 0 2を介して相互に接続された C P U (中央処理装置の略） 1 0 3、 メモ リ 1 0 4、 ハードディスク 1 0 5、 入力部 1 0 6、 表示部 1 0 7、 メディアドラ ィバ 1 0 8、 および通信インターフェイス 1 0 9を有する。

C P U 1 0 3はマイクロプロセッサを含んで構成されて、 メモリ 1 0 4または ハードディスク 1 0 5に予め格納されたプログラムを実行して該電子書籍表示装 置 1 0 0を制御する。 メモリ 1 0 4はフラッシュメモリなどの不揮発性メモリ、 R AM (ランダムアクセスメモリの略） および R OM (リードオンリメモリの 略） を含み、 各種のプログラムや各種データを記憶する。 ハードディスク 1 0 5 には、 1つ以上のコンテンツ C N、 各種のプログラムおよび各種データが記憶さ れる。 コンテンツ C Nは電子書籍のデータに対応するが、 その詳細は後述する。 入力部 1 0 6は、 ユーザが電子書籍表示装置 1 0 1を操作するためのインター フェイスであって、 たとえばキーボード、 マウス、 タツチパネルおよびボタンな どで構成される _e 表示部 1 0 7は、 電子書籍の内容や各種操作のためのアイコン などの各種の情報を表示するための装置であり、 たとえば C R T (陰極線管の 略） 、 L C D (液晶ディスプレイの略） などで構成される。 なお、 入力部 1 0 6 がタツチパネルの場合などは、 入力部 1 0 6と表示部 1 0 7とは一体的に設けら れてもよレ、。

メディアドライバ 1 0 8には、 外部から記録メディア 1 1 0が着脱自在に装着 される。 メディアドライバ 1 0 8は、 装着された記録メディア 1 1 0について情 報の読出と書込を行なうための装置である。 記録メディア 1 1 0としては、 たと えば F D (フレキシブルディスクの略） 、 M O (光磁気ディスクの略） 、 MD (ミニディスクの略） 、 C I i k ！ (登録商標） などが用いられる。

通信インターフユイス 1 0 9は、 衛星との送受信またはイーサネット （登録商 標） や I S D N (統合サービスデジタル通信網の略） やインターネットなどのた めの通信回線 1 1 1と当該電子書籍表示装置 1 0 1とのインターフェイスである。 通信インターフェイス 1 0 9は、 入力部 1 0 6の操作に応じて通信回線 1 1 1と 接続された外部のデータベース （図示省略） から電子書籍データをハードデイス ク 1 0 5にダウンロードするための送受信に用いられる。 また、 通信インターフ ヱイス 1 0 9は、 必要に応じてユーザ情報、 アクセス状況などの管理情報の送受 信にも用いられる。 なお、 電子書籍データの容量がハードディスク 1 0 5の容量 を超えてしまうような場合などは、 電子書籍データをメディァドライバ 1 0 8を 介して、 メディアドライバ 1 0 8に装着された記録メディア 1 1 0にダウンロー ドすることもできる。

図 1には示されないが、 当該電子書籍表示装置 1 0 1から他の装置に電子書籍 データを供給して表示させる場合には、 記録メディア 1 1 0を介さずに電子書籍 データを他の装置に供給するための通信インターフェイス、 たとえば、 赤外線通 信、 U S B (Universal Serial Bus) 、 R S— 2 3 2 Cのためのインターフェイ スなどを備えてもよい。 他の装置としては、 他の電子書籍表示装置、 携帯型情報 端末およびパーソナルコンピュータなどがある。

図 2のフローチャートを参照して、 電子書籍表示装置 1 0 1の全体動作を説明 する。 まず、 ユーザは電子書籍表示装置 1 0 1の電源 （図示省略） を〇Nして起動さ せるので、 表示設定情報が例えばメモリ 1 0 4の所定領域から読込まれる （ステ ップ S 1 0 1 ) 。 表示設定情報とは、 本実施の形態の場合、 コンテンツ C Nを表 示するために設定されるべき各種情報を指す。 表示設定情報には、 コンテンツ C Nのデータの表示部 1 0 7における表示位置、 表示倍率、 表示の対象とされるぺ ージの番号を示す表示ページ番号、 および後述する各種の表示モードの情報が含 まれる。

コンテンツ C Nは、 本実施の形態の場合、 電子書籍のデータを指し、 具体的に は電子情報化された出版物 （小説、 漫画および新聞など） の内容を指す。 なお、 コンテンツ C Nには、 イメージデータが含まれてもよく、 またテキストデータが 含まれてもよい。 ここでは、 1つ以上のコンテンツ C Nはメモリ 1 0 4にストア されてもよいが、 ここではハードディスク 1 0 5に予めストァされていると想定 する。

ステップ S 1 0 1において読込まれる表示設定情報は、 たとえば当該電子書籍 表示装置 1 0 1の前回の動作終了時点において、 メモリ 1 0 4の所定領域に書込 まれたものであるから、 当該電子書籍表示装置 1 0 1が起動されると、 前回の動 作終了時点での状態から表示を再開させることができる。 また、 次回起動時の表 示画面を所望の状態となるように、 動作終了時点において、 ユーザが表示設定情 報をメモリ 1 0 4の所定領域に書込むようにしてもよレ、。

コンテンツ C Nの表示部 1 0 7における表示位置および各種の表示モードは、 電子書籍表示装置 1 0 1を使用中に、 後述するような各種表示モードの切換えが なされると、 それに従って更新される。 表示ページ番号は、 該電子書籍表示装置

1 0 1を使用中に、 後述するページめく り操作が行なわれると、 それに従って更 新される。 このような表示設定情報を読込む処理 （ステップ S 1 0 1の処理） は、 ユーザの所望に応じて省略することが可能である。 この場合、 電子書籍表示装置 1 0 1が起動されると、 メモリ 1 0 4の所定領域から予め決められた設定値 （以 下、 デフォルト値という） が読込まれる。 デフォルト値においては、 たとえば表 示ページ番号についてはコンテンツ C Nの先頭ページの番号が設定されている。 なお、 この表示設定情報が記憶されるメモリ 1 0 4の所定領域は、 コンテンツ C Nのデータが記憶される領域とは別の領域であって、 電子書籍表示装置 1 0 1の 電源が〇 F Fしたときでも記憶内容が消去されないようなメモリ、 たとえばフラ ッシュメモリ （不揮発性メモリ） により構成される。

図 3には、 本実施の形態に係るコンテンツ C Nの構成が示される。 コンテンツ C Nは書誌情報 2 0 0およびデ一タ部 3 0 0を含む。

書誌情報 2 0 0は、 対応する電子書籍のタイ トルを示すタイ トルデータ 2 0 1、 著者を示す著者データ 2 0 2、 出版元を示す出版元データ 2 0 3、 価格を示す価 格データ 2 0 4、 総ページ数を示す総ページ数データ 2 0 5、 ページ情報 （サイ ズ他） 2 0 6、 およぴ右綴じ/左綴じデータ 2 0 7を含む。 タイ トルデータ 2 0 1〜価格データ 2 0 4は、 対応するコンテンツ C Nの内容を示す画像 （以下、 コ ンテンッ画像という） とは別に、 たとえば表示部 1 0 7の表示領域の端にグラフ ィックス表示される。 タイ トルデータ 2 0 1〜価格データ 2 0 4はコンテンツ画 像とともに表示されることにより、 ユーザに対して現在読んでいる電子書籍 （コ ンテンッ C N) に関する基本的な情報を提供することができる。 タイトルデータ 2 0 1〜価格データ 2 0 4は、 コンテンツ C Nを管理する目的などで使用された りもするが、 この発明には直接関係を有さないので、 その詳細は省略する。

総ページ数データ 2 0 5は、 対応する電子書籍の出版物としての厚みを算出す るために参照される。 ページ情報 （サイズ他） 2 0 6は、 コンテンツ C Nのぺー ジの縦方向サイズおよび横方向サイズ、 ならびにページの文字列の方向が縦書き および横書きのいずれであるかを特定する情報を示し、 表示部 1 0 7の表示領域 においてコンテンツ画像を表示する位置を算出するために参照される。

右綴じ/左綴じデータ 2 0 7は、 コンテンツ C Nが右綴じおよび左綴じのいず れであるかを特定するデータであり、 コンテンツ C Nの先頭ぺージから表示され ているページまでのページ数に応じた厚み、 または表示されているページから最 後のページまでのページ数に応じた厚みを示す画像 （以下、 ページ厚み画像とい う） を表示する場合に参照される。 なお、 文字列の方向が縦書きの場合には右綴 じの書籍が多く、 横書きの場合には左綴じの書籍が多いことから、 右綴じ/左綴 じデータ 2 0 7に代えてページ情報 （サイズ他） 2 0 6の縦書きおよび横書きを 特定する情報を用いることも可能である。 データ部 300は、 コンテンツ CNに対応の書籍の各ページに対応してページ データ PD i ( i = l、 2、 3、 ·■■) を含む。 ページデータ PD iは、 ページ属 性情報 PA Iおよびページデータ本体 PDBを含む。 ページデータ PD iは、 表 示されるページの内容を表わすデータである。 ページ属性情報 P A Iは、 特殊な ページについて付カ卩されている情報を示す。 ページ属性情報 PA Iには、 たとえ ばそのページが折込みページになっているかどうかの情報、 あるいはそのページ に絵などの画像があるかどうかの情報、 あるいはそのページに絵などの画像があ る場合に、 次のページと見開きで 1枚の画像になるかどうかを示す情報が含まれ る。 ページデータ本体 PDBは、 そのページに記載される文字や絵などを表示す るためのデータである。

図 2を参照して、 表示設定情報が読込まれると （ステップ S 1 01) 、 ユーザ により入力部 1 06を介してハードディスク 105に予めストァされた 1つ以上 のコンテンツ CNのうち、 所望コンテンツ CNが選択される （ステップ S 1 0

2) 。 所望コンテンツ CNが選択される場合、 表示部 1 07にハードディスク 1 05に予めストアされた 1つ以上のコンテンツ CNのそれぞれの名称 （タイトル データ 201) が表示されるので、 ユーザはこれらの中から所望する名称を指定 することで、 所望コンテンツ CNを選択できる。 なお、 名称 （タイ トルデータ 2 01) だけを表示させるのではなく、 各名称 （タイ トルデータ 201) とともに、 たとえば対応するコンテンツ CNの総ページ数データ 205に応じた厚みを有す る本の形状を有したアイコンを表示させると、 ユーザに対して出版物の書籍を選 択しているかのような臨場感を与えることができる。

次に、 ステップ S 1 02で選択された所望コンテンツ CNの書誌情報 200が ハードディスク 1 05からメモリ 1 04の RAMに読込まれる （ステップ S 1 0

3) 。

次に、 ステップ S 1 02で選択された所望コンテンツ CNの所定のページのぺ ージデータ PD iがハードディスク 1 05からメモリ 1 04の RAMに読込まれ る （ステップ S 1 04) 。 ここで、 所定のページとは、 ユーザがステップ S 1 0 1の表示設定情報の読込を有効にしている場合には、 前回の動作終了時に表示さ れていた所望コンテンツ C Nのぺージ番号またはユーザにより次回起動時に表示 するように予め指定されたページ番号に対応のページのことであり、 無効にして いる場合や初めてその所望コンテンツ C Nが読込まれる場合には、 当該所望コン テンッ C Nの先頭ページのことであり、 電子書籍表示装置 1 0 1を使用中におい ては現在表示されているページのことである。

次に、 前述した表示設定情報を参照して、 読込まれた所定のページのページデ ータ P D iについて表示処理がなされる （ステップ S 1 0 5 ) 。 具体的には、 読 込まれた所定のページに関連したページ厚み画像と、 当該所定ページの総ページ 中における位置をページ厚み画像において示すための画像 （以下、 境界画像とい う） とが生成される。 ページ厚み画像における境界画像の表示位置から、 ユーザ は現在読んでいるページが対応する電子書籍の全ページのどのあたりであるかと いうことを直感的に把握することができる。 そしてステップ S 1 0 4で読込まれ た所定ページのページデータ本体 P D Bから、 該所定ページの内容を示す画像 (以下、 ページ画像という） が生成される。 そして、 生成されたページ厚み画像、 境界画像およびページ画像に基づいて所定ページのコンテンツ画像が生成されて、 その後、 生成されたコンテンツ画像が後述するように表示位置と表示倍率とに基 づいて表示部 1 0 7に表示される （ステップ S 1 0 5 ) 。

次に、 入力部 1 0 6を介して後述する各種表示モードの切換え操作がユーザに より行なわれたかどうかがチェックされる （ステップ S 1 0 6 ) 。 切換え操作が 行なわれた場合には、 表示設定情報が変更される （ステップ S 1 0 7 ) 。 具体的 には、 各種表示モード、 表示位置および表示倍率の各値が更新される。 その後、 更新されたこれら値に従って再び表示処理 （ステップ S 1 0 5 ) が行なわれて、 表示部 1 0 7における表示画面が更新される。 表示設定情報変更の処理 （ステツ プ S 1 0 7 ) の詳細については後述する。

各種表示モードに関して切換え操作が行なわれなかった場合は、 ユーザにより 入力部 1 0 6を介してページめくり操作が行なわれたかどうかがチェックされる (ステップ S 1 0 8 ) 。 ページめく り操作が行なわれると、 ページめく り操作に より指定されたページについて前述と同様にしてステップ S 0 1 4〜S 1 0 7の 処理が同様に行なわれる。 ページめく り操作が行なわれなかった場合は、 ユーザ により入力部 1 0 6を介して終了コマンドが選択されたかどうかがチェックされ る （ステップ S I 0 9 ) 。 終了コマンドが選択された場合には、 現在の表示設定 情報がメモリ 1 0 4の所定領域であるフラッシュメモリなどに書込まれて （ステ ップ S 1 1 0 ) 、 一連の処理は終了する。 終了コマンドが選択されなかった場合 は、 ステップ S 1 0 6に戻り、 以下同様に処理が繰返される。

次に、 各種表示モ一ドについて説明する。 電子書籍表示装置 1 0 1において、 各種表示モードには、 ページ表示モード、 厚み表示モードおよぴフィット表示モ —ドが含まれる。 ページ表示モードには、 表示部 1 0 7の画面に電子書籍のコン テンッ C Nを 1ページごとに表示する 「1ページ表示」 および見開きの 2ページ ごとに表示する 「2ページ表示」 のいずれか一方が設定される。 厚み表示モード には電子書籍の厚み画像を表示するを示す「あり」および表示しないを示す「なし」 のいずれか一方が設定される。 フィッ ト表示モードには、 表示対象とされている ページの全体画像を表示部 1 0 7の所定ウィンドのサイズにフィットさせて表示 するか、 または初期値のサイズに従って表示するかのいずれか一方を示す値が設 定される。

これら各種モードのそれぞれは、 電子書籍表示装置 1 0 1を使用している最中 においても、 ユーザの好みに応じて随時切換えることができる。 切換え操作が行 なわれた後の表示設定情報の変更処理 （ステップ S 1 0 7 ) の詳細について、 図 4を参照し説明する。

まず、 表示部 1 0 7の所定ウィンドウのサイズ、 表示を所望するコンテンツ C Nのページサイズ、 表示が所望されるページに対応の表示ページ番号、 所望コン テンッ C Nの全ページ数が取得される （ステップ S 2 0 1 ) 。 所定ウィンドウの サイズは、 表示部 1 0 7において表示可能な領域のサイズである。 ページサイズ は所望コンテンツ C Nに対応の書誌情報 2 0 0のページ情報 （サイズ他） 2 0 6 力 ら得られる値である。 表示ページ番号は既に設定されている表示設定情報から 得られる値である。 全ページ数は所望コンテンツ C Nに対応の書誌情報 2 0 0の 総ページ数データ 2 0 5から得られる値である。

次に、 「1ページ表示」が指定されているかチェックされる （ステップ S 2 0 2 ) 。 「1ページ表示」 が指定されていたらページ表示モードに 「1ページ表 示」 が設定され （ステップ S 2 0 3 ) 、 そうでなければ 「2ページ表示」 が設定 される （ステップ S 2 0 4 ) 。

次に、 厚み表示モードに関して「あり」が指定されているかチェックされる （ス テツプ S 2 0 5 ) 。 「あり」 に指定されていたら厚み表示モードに 「あり」 が設 定されて （ステップ S 2 0 6 ) 、 そうでなければ 「なし」 が設定される （ステツ プ S 2 0 8 ) 。 厚み表示モードに 「あり」 に設定されると、 設定されたページ表 示モードならびに、 取得されたページサイズ、 表示ページ番号および全ページ数 の値に基づいて、 所望コンテンツ C Nのページ厚み画像のサイズが算出されて、 算出されたページ厚み画像のサイズは、 上述のようにして取得されたページサイ ズに加えられて、 ページサイズの値が更新される （ステップ S 2 0 7 ) 。

次に、 表示対象とされているページの全体画像を表示部 1 0 7の所定ウィンド のサイズにフイツトさせて表示するように指定されているか否かがチェックされ る （ステップ S 2 0 9 ) 。 所定ウィンドのサイズにフィットさせて表示するよう に指定されていたら、 表示するページ全体の画像をウィンドウサイズにフイツト させるための表示倍率が算出され （ステップ S 2 1 0 ) 、 そうでなければ各種表 示モ一ドに応じて電子書籍表示装置 1 0 1において予め決められた表示倍率の設 定値が取得される （ステップ S 2 1 1 ) 。 その後、 設定された各種表示モードの 情報とページサイズとウィンドウサイズとに基づいて、 所望コンテンツ C Nの画 像の表示位置が算出される （ステップ S 2 1 2 ) 。 算出の結果値は、 設定された 各種モードの値および算出された表示倍率とともに表示設定情報として書込まれ る。

以上がユーザにより入力部 1 0 6を介して表示設定が変更されたときの処理 (図 2のステップ S 1 0 7 ) の概要である。 通常、 各種表示モードのデフォルト 値は、 ユーザに対して、 あたかも出版物の書籍を読んでいるかのような臨場感を 与えるために次のように設定される。 つまり、 ページ表示モードには 「2ページ 表示」 が設定され、 厚み表示モードには 「あり」 が設定される。 また、 フィッ ト 表示モードには、 表示部 1 0 7の表示領域においてコンテンツ C Nの画像の領域 を除く空き領域に操作用アイコン （図示省略） やその他メッセージ （図示省略） を表示するために 「なし」 が設定される。 ただし本実施の形態では、 電子書籍表 示装置 1 0 1として表示部 1 0 7の所定ウィンドウサイズが比較的小さい携帯型 情報端末を想定しているので、 ページ表示モードのデフォルト値として 「1ぺー ジ表示」 が設定されて、 厚み表示モードおよびフィット表示モードのデフオルト 値は、 上述したとおりである。

次に、 電子書籍表示装置 1 0 1の具体的な表示例について図 5 A〜図 5 Cを参 照して説明する。

図 5 Aには、 あるコンテンツ C Nのデータが初めてハードディスク 1 0 5から メモリ 1 0 4の R AMに読込まれて表示されたときの初期画面が示される。 具体 的にはステップ S 1 0 5においてコンテンツ画像 C N Iが生成されて表示設定情 報で示される表示位置と表示倍率とに基づいて表示部 1 0 7に表示された状態が 示される。 なお、 通常、 コンテンツ画像 C N Iの表示位置のデフォルト値は、 コ ンテンッ画像 C N Iが表示部 1 0 7の画面の中心に配置されるように設定されて いる。 以下、 ステップ S 1 0 5におけるコンテンツ画像 C N I の生成方法につい て説明する。

まず、 表示設定情報が読込まれる。 読込まれた表示設定情報中の表示ページ番 号に対応するページデータ P D iがハ一ドディスク 1 0 5からメモリ 1 0 4の R AMに読込まれて、 ページ画像 4 0 0が生成される。 この場合、 1ページ目のぺ ージデータ P D 1が読込まれて対応のページデータ本体 P D Bから 1ページ目の 内容 「あいうえお」 を示すページ画像 4 0 0が生成される。 なお 1ページ目は特 殊なページではないため、 対応のページ属性情報 P A I としては何も値が記憶さ れておらず、 該ページ属性情報 P A Iは無視される。 次に、 予め読込まれた表示 設定情報の各種表示モードの値と、 対応する書誌情報 2 0 0の総ページ数データ 2 0 5およびページ情報 （サイズ他） 2 0 6とからページ厚み画像 4 0 1が生成 される。 この場合、 各種表示モードの値としてはデフォルト値が読込まれている と想定すれば、 ページ表示モードには 「1ページ表示」 、 厚み表示モードには 「あり」 およびフィッ ト表示モードには 「なし」 がそれぞれ設定されている。 ま た、 コンテンツ C Nの書誌情報 2 0 0の総ページ数データ 2 0 5は 6ページを示 し、 ページ情報 （サイズ他） 2 0 6により示されるページサイズは、 たとえば縦 方向のサイズが 2 0 O mmおよび横方向のサイズが 1 0 0 mmという値が設定さ れている。 次に、 上述のようにして生成されたページ厚み画像 4 0 1において、 読込まれ た表示設定情報の表示ページ番号に対応する位置に境界画像 4 0 2を生成して追 加する。 そして、 生成されたページ厚み画像 4 0 1を、 このコンテンツ C Nの書 誌情報 2 0 0の右綴じ Z左綴じデータ 2 0 7に従って、 生成されたページ画像 4 0 0に対して該ページ画像 4 0 0とは異なる位置において追加して、 コンテンツ 画像 C N Iを生成する。 この場合、 右綴じ Z左綴じデータ 2 0 7は 「右綴じ」 を 示すから、 ページ画像 4 0 0の左側にページ厚み画像 4 0 1が追加される。 結果 図 5 Aに示すように、 表示部 1 0 7の画面においては、 ページ画像 4 0 0として 対応コンテンツ C Nの先頭ぺージである 1ぺージ目の画像が表示されてレ、るので、 境界画像 4 0 2はページ厚み画像 4 0 1の最も左側に表示される。

図 5 Aにおいては、 1ページ目の内容 「あいうえお」 がページ画像 4 0 0とし て表示されている。 このページ画像 4 0 0の左側に追加されて表示される縦縞の 画像がページ厚み画像 4 0 1である。 ページ厚み画像 4 0 1の縦縞の本数により、 表示されているコンテンツ C Nの総ぺージ数は 6ぺージであることがわかる。 当 該コンテンツ C Nの書誌情報 2 0 0の右綴じノ左綴じデータ 2 0 7に基づき当該 コンテンツ C Nは '右綴じ' であると判定されているので、 ページ厚み画像 4 0 1はページ画像 4 0 0の左側に表示されている。 コンテンツ画像 C N Iの最も左 側に表示されている太線は境界画像 4 0 2である。 以上のことから、 ユーザは、 現在表示されているページ画像 4 0 0は 1ページ目に対応すること、 現在表示さ れているページを除く残りページは 5ページであることを直感的に把握できる。 図 5 A〜図 5 Cで示されるコンテンツ画像 C N Iは印刷物の書籍に当てはめる と、 該書籍を右側の綴じ部で 2つに折り曲げて読書しているときのイメージに相 当する。 印刷物の書籍では、 通常、 紙の両面が印刷されているため、 1ページを めくると次の次のページを読むことになる。 これに対して本実施の形態では、 1 ページをめくると両面印刷されている紙の裏面に相当するページを、 次のページ のコンテンツ画像 C N I として表示して、 電子書籍を片面印刷された書籍として 取扱っている。 そのため、 本実施の形態では、 1ページをめくると次のページの ページ画像 4 0 0が表示されるようになっており、 ページ厚み画像 4 0 1の表示 位置は固定である。 電子書籍表示装置 1 0 1において表示されるページ画像 4 0 0を紙の両面に印 刷がなされた書籍の画像として取扱う場合は、 次のように処理すればよレ、。 つま り、 次のページのページ画像 4 0 0を表示させるごとに、 ページ厚み画像 4 0 1 の表示位置を、 ページ画像 4 0 0の左側から右側に、 または右側から左側に切換 える。 このことにより、 紙の両面に印刷がなされている書籍を、 綴じ部で半分に 折り曲げて読書する際に次のページを読もうとするときに、 書籍を裏返す操作が 行なわれているという臨場感をユーザに与えることも可能である。 この場合にお いても、 境界画像 4 0 2について、 ページがめくられるごとにその表示位置をぺ ージ厚み画像 4 0 1において更新させていくことにより、 出版物である書籍を読 書しているというさらなる臨場感をユーザに与えることができる。

図 5 Aの初期画面の状態から、 ユーザが入力部 1 0 6を介してページめく り操 作をして （図 2のステップ S 1 0 8参照） 、 ページめく り操作が 2回検出される と、 2ページ先のページ、 すなわち 3ページ目のページデータ本体 P D Bがハ一 ドディスク 1 0 5からメモリ 1 0 4の R AMに読込まれる （図 2のステップ S 1 0 4参照） 。 そして前述したのと同様の方法で、 3ページ目の内容 「かきくけ こ」 を示すページ画像 4 0 0と、 2ページ分めくられた後のページ厚み画像 4 0 1および境界画像 4 0 2からなる図 5 Bのコンテンツ画像 C N Iが表示部 1 0 7 に表示される （図 2のステップ S 1 0 5参照） 。

図 5 Bの状態から、 さらに 3ページ分めくられると、 上述したのと同様な処理 が行なわれて、 その結果、 最終ページである 6ページ目の内容 「さしすせそ」 が ページ画像 4 0 0として含まれる図 5 Cのコンテンツ画像 C N Iが表示される。 図 5 Cでは、 ページ画像 4 0 0は最終ページに対応するので境界画像 4 0 2はぺ ージ厚み画像 4 0 1の最も右側まで移動して表示される。

以上の説明は、 電子書籍表示装置 1 0 1において、 電子書籍のページを進める 方向 （表示ページ番号がインクリメントされる方向） にめくる場合について説明 したが、 ページを戻す方向 （表示ページ番号がデクリメントされる方向） にめく る場合については、 次のようにすればよい。 つまりユーザが入力部 1 0 6を介し てページめく り操作をする場合において （図 2のステップ S 1 0 8参照） 、 ぺー ジを戻すような操作を行なうごとに、 境界画像 4 0 2をページ厚み画像 4 0 1に おいて左方向に移動させながら表示させればよレ、。

図 5 A〜図 5 Cではコンテンツ画像 C N Iは 2次元で表示されているが、 3次 元で表示させて、 ユーザにさらなる臨場感を与えるようにしてもよい。 具体的に は、 コンテンツ画像 C N Iの書籍の綴じ部に対応の部分および下側部分または上 側部分にも、 それぞれページ厚み画像 4 0 2に対応した厚みの画像を表示すれば よい。

図 5 A〜図 5 Cでは、 たとえば総ページが 6ページの書籍であるから、 ページ 厚み画像 4 0 1においてユーザが書籍の厚みを把握し易いように 6本の縦縞で区 切られた厚みを有する画像のそれぞれで各ページを表示することができる。 この ように、 ページ厚み画像 4 0 1に占める各ページに対応の厚みの画像の割合は、 当該書籍の総ページ数データ 2 0 5により決定される。 しかしながら総ページ数 が多くなった場合は、 ページ厚み画像 4 0 1において各ページを縦縞で区切られ た厚みの画像で個別に示すのは、 表示部 1 0 7のウィンドウサイズの制限および 表示部 1 0 7の解像度の制限などから困難である。 したがって、 この場合には、 対応の総ページ数データ 2 0 5で示される総ページ数に応じたページ厚み画像 4 0 1を表示して、 ページ厚み画像 4 0 1において総ページ数における残りページ 数 （現在の表示ページから最終ページまでのページ数） の割合に応じた位置に、 境界画像 4 0 2を表示すればよい。

本実施の形態では、 図 5 A〜図 5 Cで示されるように、 小説などのように文字 が縦書きされた書籍に対応したコンテンツ C Nを例示しているため、 ページ厚み 画像 4 0 1がページ画像 4 0 0の左側に位置しているが、 このような表示に限定 されない。 つまり書誌情報 2 0 0の右綴じ Z左綴じデータ 2 0 7に基づいて対応 のコンテンツ C Nの書籍が右綴じであると判定された場合は、 言い換えると文字 が横書きされた書籍に対応のコンテンツ C Nである場合は、 ページ厚み画像 4 0 1をページ画像 4 0 0の右側に位置するように表示すればよい。

本実施の形態では境界画像 4 0 2を示すために、 境界画像 4 0 2を幅を有した 線で表現したがこれに限定されない。 たとえば、 境界画像 4 0 2は他の画像とは 違った色で表示したり、 矢印などの識別子を利用して表示してもよい。

本実施の形態のページめくり操作 （図 2のステップ S 1 0 8参照） は、 入力部 1 0 6を介してページを進めるまたはページを戻すという操作により実現されて いるが、 このような操作に限定されず次のようにしてもよレ、。 たとえば、 入力部 1 0 6がタツチパネルの場合には、 ページ厚み画像 4 0 1の所定の位置が入力部 1 0 6に関連のペンなどでタツチされると、 タツチされた所定位置に相当するぺ ージのページ画像 4 0 0が表示されるようにしてもよレ、。 また、 入力部 1 0 6の キーボードのテンキーなどが操作されてページ番号が数値入力されると、 入力さ れた数値に対応するページのページ画像 4 0 0が表示されるようにしてもよレ、。 また、 コンテンツ画像 C N I とともに、 その先端が入力部 1 0 6を介した操作に よりスライドさせられることにより当該コンテンツ C Nの総ページ数に相当する 長さにまで伸長させられるバーを表示する。 そして該バーがスライ ド操作により 所望長さに調整されると、 調整後のバーの先端に対応するページのページ画像 4 0 0が表示されるようにしてもよい。

(第 2の実施の形態）

次に第 2の実施の形態について説明する。 本実施の形態に係る電子書籍表示装 置 1 0 1のブロック構成、 および電子書籍表示装置 1 0 1の動作を説明するため のフローチャートは、 前述した第 1の実施の形態と同様であり説明は省略する。 第 2の実施の形態と第 1の実施の形態とを比較し異なる点は、 第 1の実施の形 態ではページ表示モードに 「1ページ表示」 が設定された場合についての表示部 1 0 7における表示例を説明しているのに対して、 本実施の形態ではページ表示 モードに 「2ページ表示」 が設定された場合の表示例が示される。

携帯型情報処理端末のように表示部 1 0 7の所定ウィンドウのサイズが小さい 装置であっても、 コンテンツ C Nによっては見開きの 2ページ表示であっても、 十分にその内容を判読できるサイズで文字や絵などを表示できる場合がある。 そ のようなコンテンツ C Nに対しては、 ユーザは予めページ表示モードを 「2ぺー ジ表示」 に切換えておけばよい。 またはページ表示モードを 「1ページ表示」 に 設定した状態で、 表示される文字の大きさを確認し、 確認結果 2ページ表示であ つても文字を判読可能とユーザが判断して 「2ページ表示」 に切換えるようにし てもよい。

図 6 A〜図 6 Cには、 ページ表示モードに 「2ページ表示」 が設定された場合 に表示されるコンテンツ画像 C N Iが示される。 コンテンツ画像 C N Iは、 前述 したようにコンテンツ画像の生成方法と同様の手順で生成される （図 2のステツ プ S 1 0 5参照） 。 ただし、 ページ表示モードに 「2ページ表示」 が設定されて いる場合は、 境界画像 4 0 2は生成されない。 その代わりにページ厚み画像 5 0 1と 5 0 2が生成される。 ページ厚み画像 5 0 1は表示ページ番号と総ページ数 データ 2 0 5により示される現在表示のページから最終ページまでに対応の書籍 の厚みを表わす。 ページ厚み画像 5 0 2は表示ページ番号と総ページ数データ 2 0 5により示される先頭ページから現在表示ページまでに対応の書籍の厚みを表 わす。 ページ厚み画像 5 0 1と 5 0 2が生成されると、 それぞれのページ厚み画 像は書誌情報 2 0 0の右綴じ 左綴じデータ 2 0 7に従って、 ページ画像 5 0 0 に対して、 該ページ画像 5 0 0とは異なる位置において追加される。

図 6 Aに示されるコンテンツ C Nのページ画像 5 0 0は、 見開き 2ページ分の 画像を示す。 具体的には、 ページ画像 5 0 0において 1ページ目の内容 「あいう えお」 が右側に、 2ページ目の内容 「かきくけこ」 が左側にそれぞれ示される。 ページ画像 5 0 0に対して、 該ページ画像 5 0 0の左側において縦縞のページ厚 み画像 5 0 1が追加されている。 第 1の実施の形態と同様に、 このコンテンツ C Nに対応の書誌情報 2 0 0に基づいて、 このコンテンツ C Nは右綴じであると判 断されているので、 最終ページがページ画像 5 0 0の左側に示されるように、 ぺ —ジ厚み画像 5 0 1の表示が行なわれている。

図 6 Aに示されたコンテンツ画像 C N Iは、 印刷物の書籍に当てはめると、 印 刷物の書籍を見開いて読書しているときの状態に対応する。 したがって、 右綴じ の書籍では、 ページ画像 5 0 0の左側に表示されているページ厚み画像 5 0 1を 参照することにより、 ユーザは、 後どのく らいページが残っているかを直感的に 把握できるきる。 同様に、 ページ画像 5 0 0の右側に表示されているページ厚み 画像 5 0 2 (図 6 Bと図 6 C参照） を参照することにより、 ュ一ザは、 どのくら い読み進んだかを直感的に把握できる。 なお、 見開き 2ページ表示の場合は、 印 刷物の書籍と同様に、 紙の両面に印刷がされた状態を示すようにページが表示さ れる。 すなわち、 コンテンツ C Nの 2ページ目の内容 「かきくけこ」 を示すぺー ジの裏面には、 3ページ目の内容が示されるようにページが表示される。 図 6 Bには、 図 6 Aの初期画面の状態においてユーザが入力部 1 0 6を介した ページめく り操作 （図 2のステップ S 1 0 8 ) を 2回行なった後の表示状態が示 される。 ページめく り操作が 2回検出されると、 4ページ先の 5ページ目のぺー ジデータ本体 P D Bと 5ページ先のページ目のページデータ本体 P D Bとがノヽ一 ドディスク 1 0 5からメモリ 1 0 4の R AMに読込まれる（図 2のステップ S 1 0 4参照）。 そして、 前述したのと同様の手順によりコンテンツ画像 C N Iが生 成されて表示される （図 2のステップ S 1 0 5参照） 。 具体的には、 ページ厚み 画像 5 0 1は 2ページ分減少するように更新され、 ページ厚み画像 5 0 2はぺー ジ 2枚分増加するように更新される。 そして、 5ページ目の内容 「さしすせそ」 と 6ページ目の内容 「たちってと」 とに対応した見開きのページ画像 5 0 0と、 更新されたページ厚み画像 5 0 1および 5 0 2とが表示部 1 0 7において表示さ れる。

図 6 Cには、 図 6 Bの状態においてユーザが入力部 1 0 6を介して 5ページ分 めくられた後の状態が示される。 上述した処理と同様にして、 1 5ページ目の内 容 「なにぬねの」 と最終ページである 1 6ページ目の内容 「はひふへほ」 とが見 開きの画像ページ 5 0 0として表示されるとともに、 さらに 5ページ分めくられ た状態に対応のページ厚み画像 5 0 2が表示される。 図 6 Cのページ厚み画像 5 0 2は、 図 6 Aに示される 1ページ目および 2ページ目を表示していた際のぺー ジ厚み画像 5 0 1のそれと同じ厚みを示すから、 ユーザは、 図 6 Cにおけるぺー ジ厚み画像 5 0 2を参照することにより現在表示されている （読んでいる） ぺー ジがこのコンテンツ C Nの最終ページであることを直感的に把握することができ る。

なお、 図 6 A〜図 6 Cにおいては、 ページ画像 5 0 0の表示位置は変更されな いため、 ページをめくった後のページ画像 5 0 0は、 ページをめくる前のページ 画像 5 0 0と同じ位置に表示されている。

図 6 A〜図 6 Cを参照して、 コンテンツ画像 C N Iの表示位置について説明す る。 コンテンツ画像 C N Iは、 図示されるようにページ厚み画像 5 0 1 ( 5 0 2 ) について最大厚みに相当する画像の表示スペース力 予めページ画像 5 0 0 の両側に設けることができるような位置に表示される。 すなわち、 図 6 Aに示さ れるように、 先頭ページのぺ一ジ画像 5 0 0に対応のコンテンツ面像 C N Iの表 示位置は、 ページ画像 5 0 0の左側において確保されたページ厚み画像 5 0 1を 表示できるスペースをページ画像 5 0 0の右側にも確保できるように決定される。 このようなスペースがページ画像 5 0 0の左右側に固定した位置に設けられるこ とにより、 図 6 A〜図 6 Cに示されるように、 ページ画像 5 0 0を同一位置に表 示して、 かつ右ページと左ページとの区切りを示して書籍の綴じ部に相当する中 心線 C Lの表示位置を移動させることなく、 ページがめくられる毎にコンテンツ 画像 C N Iの表示を更新できる。 それゆえに、 ページがめくられる毎の画面更新 時の画面のちらつきが抑えられるから、 ユーザは、 電子書籍表示装置 1 0 1を用 いて快適に読書できる。

(第 3の実施の形態）

次に、 第 3の実施の形態について説明する。 本実施の形態に係る電子書籍表示 装置 1 0 1のブロック構成、 および動作を説明するためのフローチャートは、 第 1の実施の形態と同様であるから説明を省略する。

第 3の実施の形態と第 1の実施の形態とを比較し異なる点は、 第 1の実施の形 態では表示モードの切換え処理 （図 2のステップ S 1 0 6参照） は行なわれない のに対して、 本実施の形態では切換え処理が行なわれる点にある。

図 7 A〜図 7 Dには、 厚み表示モードに対して 「あり」 から 「なし」 に、 また は 「なし」 から 「あり」 に切換えて設定を行なった場合の表示例が示される。 具 体的には、 図 7 Aと図 7 Bにはページ表示モードに 「2ページ表示」 が設定され た場合において厚み表示モードについての設定切換えがなされた場合の表示例が 示されており、 図 7 Cと図 7 Dには、 ページ表示モードに 「1ページ表示」 が設 定された場合において厚み表示モードについての設定切換えがなされた場合の表 示例が示される。

図 7 Aには、 厚み表示モードに 「あり」 が設定された状態での、 コンテンツ画 像データ C N Iの表示例が示される。 この状態でユーザにより入力部 1 0 6を介 して厚み表示モードの設定が 「なし」 に切換えられると、 表示モードの切換えが 検出されて （図 2のステップ S 1 0 6参照） 、 表示設定情報が変更される （図 2

L 0 7参照） 。 表示設定情報の変更処理では、 厚み表示モードの切換えが検出されて （図 4の ステップ S 2 0 5参照） 、 厚み表示モードが 「なし」 に設定される （図 4のステ ップ S 2 0 8参照） 。 その後、 上述のようにして設定されたページ表示モードと 厚み表示モードの値から予め設定された表示倍率が取得される （図 4のステップ S 2 1 1参照） 。 この場合、 厚み表示モードが 「なし」 に切換え設定されたので、 表示部 1 0 7におけるページ厚み画像 5 0 1 ( 5 0 2 ) に使用されていた表示領 域はスペースとなる。 そこで、 このスペースを利用してページ画像 5 0 0が拡大 表示されるような値が表示倍率に設定される。

その後、 上述のようにして設定された表示モードの値から、 コンテンツ画像 C N Iの表示位置が算出されて、 その値を用いて表示設定情報が更新される （図 4 のステップ S 2 1 2参照） 。 その後、 前述したコンテンツ画像 C N Iの生成方法 と同様の手順により、 図 7 Bに示されるような、 厚み表示モードが切換えられた 後の、 コンテンツ画像 C N Iが生成されて表示される （図 1のステップ S 1 0 5 参照） 。 この場合、 コンテンツ画像 C N Iを表示する際に、 生成されたコンテン ッ画像 C N Iは、 すなわちページ画像 5 0 0は前述のようにして取得された表示 倍率に従って拡大表示されるので、 ユーザにとってコンテンツ C Nの内容が読み やすくなる。

厚み表示モードを 「なし」 から 「あり」 に切換えて設定する場合については、 表示設定情報の変更処理において、 厚み表示モードの設定に関する判定処理 （図 4のステップ S 2 0 5 ) の結果、 ステップ S 2 0 6以降の処理が上述と同様に行 なわれる。

図 7 Cと図 7 Dには、 ページ表示モードに 「1ページ表示」 が設定されている 場合において、 厚み表示モードは 「あり」 と 「なし」 とが切換え設定された場合 の表示例が示される。 この場合の処理内容は上述したものと同様であるので説明 は省略する。

図 8 A〜図 8 Dには、 ページ表示モードを 「2ページ表示」 から 「1ページ表 示」 に、 または 「1ページ表示」 から 「2ページ表示」 に切換え設定した場合の 表示例が示される。

図 8 Aには、 ページ表示モードに 「2ページ表示」 を設定した状態で、 コンテ ンッ C Nを読書している場合の画面表示例が示される。 ここで、 ユーザにより入 力部 1 0 6を介してページ表示モードが 「1ページ表示」 に切換え設定されると、 表示モードの判定処理の結果、 の処理において、 表示設定情報が変更される （図 1のステップ S 1 0 6とステップ S 1 0 7参照） 。

表示設定情報変更の処理では、 判定の結果、 ページ表示モードに 「1ページ表 示」 が設定される （図 4のステップ S 2 0 2とステップ S 2 0 3参照） 。 その後、 上述のように設定されたページ表示モ一ドの値に対応したページ厚み画像 4 0 1 のサイズが求められて、 コンテンツ画像 C N Iの表示位置が算出され、 その値を 用いて表示設定情報が更新される （図 4のステップ S 2 0 7〜ステップ S 2 1 2 ) 。 その後、 前述したコンテンツ画像 C N Iの生成方法と同様の手順により、 図 8 Bに示すようなページ表示モードが切換えられた後のコンテンツ画像 C N I が生成されて表示される （図 1のステップ S 1 0 5参照） 。

ページ表示モードを 「1ページ表示」 から 「2ページ表示」 に切換えて設定し た場合は、 表示設定情報の変更処理における判定の結果 （図 4のステップ S 2 0 2参照） 、 以降の処理が上述と同様に実行される （図 4のステップ S 2 0 4〜S 2 1 2参照） 。

図 8 Aと図 8 Bに示されるように、 ユーザはページ表示モードを切換え設定す ることにより、 1ページ毎の表示および見開きの 2ページ毎の表示のうち、 好み に応じた表示の形態を選択できる。

図 8 Cと図 8 Dには、 前述した図 8 Aと図 8 Bの表示の形態に加えて、 フイツ ト表示モードの設定を切換えた場合の表示例が示される。

図 8 Cには、 ページ表示モードに 「2ページ表示」 を設定した状態で、 コンテ ンッ C Nを読書している場合の画面表示例が示される。 ここで、 ユーザにより入 力部 1 0 6を介してページ表示モードは 「1ページ表示」 に切換え設定され、 フ イット表示モードは 「あり」 に切換え設定されると、 表示モードの判定処理の結 果、 表示設定情報が変更される （図 2のステップ S 1 0 6とステップ S 1 0 7参 昭、） 。

表示設定情報の変更処理においては、 ページ表示モードの切換え処理が上述の とおり行なわれ、 その後の判定処理の結果、 ウィンドウサイズにフィットするよ うな表示倍率が算出される。 その後、 上述のように設定された表示モードの値と 上述のように算出された表示倍率とからコンテンツ画像 C N Iの表示位置が算出 されて、 それらの値を用いて表示設定情報が更新される （図 4のステップ S 2 0 9〜ステップ S 2 1 2参照） 。 その後、 前述したコンテンツ画像 C N Iの生成手 順と同様の手順により、 図 8 Dに示すようなページ表示モードとフィッ ト表示モ 一ドとが切換え設定された後のコンテンツ画像 C N Iが表示される （図 2のステ ップ S 1 0 5参照） 。 コンテンツ画像 C N Iを表示する際に、 生成されたコンテ ンッ画像 C N Iは、 すなわちページ画像は算出された表示倍率に従って拡大表示 される。

図 8 Cと図 8 Dに示されたように、 ユーザの好みに応じた表示形態を選択でき るとともにコンテンツ C Nの内容を拡大して表示することもできる。

(第 4の実施の形態）

次に、 第 4の実施の形態について説明する。 第 4の実施の形態に係る電子書籍 表示装置 1 0 1のプロック構成、 および電子書籍表示装置 1 0 1の動作を説明す るためのフローチャートは第 1の実施の形態と同様であり、 説明は省略する。 第 4の実施の形態と第 1〜第 3の実施の形態とを比較し異なる点は、 電子書籍 表示装置 1 0 1において視認性および操作性に優れた読書形態を提供するために 菜の機能が提供される点にある。

図 9は、 ページ表示モードに 「2ページ表示」 が設定された場合における菜の 機能を説明するための図である。 図においては、 現在見開き状態のページにおけ る菜 9 0 1と 9 0 3の使用例が示されるとともに、 現在は閉じられているページ における菜 9 0 2、 9 0 4および 9 0 5の使用例が示される。 ユーザは、 現在見 開き状態のページに所望情報をメモ書きにして残したい場合は、 入力部 1 0 6を 介して菜 9 0 1および 9 0 3に所望情報を入力し、 それらの菜を見開き状態のぺ ージの所望位置に貼りつけることができる。 なお、 菜の大きさは、 記入する情報 量に応じて、 菜 9 0 3のように大きくすることもできる。

見開き状態のページにおいて菜 9 0 1と 9 0 3が付された後、 ページがめくら れると、 菜 9 0 1および 9 0 3は、 菜 9 0 2、 9 0 4および 9 0 5に示されるよ うに表示される。 菜 9 0 2、 9 0 4および 9 0 5は、 ページ厚み画像 5 0 1また は 5 0 2において、 対応するページからはみ出して貼付けられた状態で表示され る。 これにより、 ユーザは表示されているコンテンツ画像 C N Iに対応の電子書 籍のどのあたりのページに菜を貼りつけたかを感覚的に把握することができる。 この場合、 菜 9 0 3のようなサイズの大きな菜は、 菜 9 0 2、 9 0 4および 9 0 5に示されるように電子書籍表示装置 1 0 1における標準サイズに変換されて表 示されるので、 杲機能を備えながらも、 コンテンツ画像 C N Iに関しては良好な 視認性が得られる。

上述したページ厚み画像 5 0 1 ( 5 0 2 ) の縦方向における菜の表示位置は、 当該菜のページ画像 5 0 0の縦方向における菜の貼りつけ位置に応じて決定され る。 したがって、 ユーザはページ画像 5 0 0において貼りつけた菜とページ厚み 画像 5 0 1 ( 5 0 2 ) において表示される菜との関連性を直感的に把握すること ができる。

上述のように、 ページ厚み画像 5 0 1 ( 5 0 2 ) の縦方向において菜が表示さ れる場合において、 同一位置に複数の菜が表示されるような場合には、 各菜はぺ ージ厚み画像 5 0 1 ( 5 0 2 ) の縦方向において少しずつずらして表示される。 これにより、 ユーザにとって菜に関する視認性が向上する。

上述のようにページ厚み画像 5 0 1 ( 5 0 2 ) において表示される菜には、 そ の菜に記入された所望情報の内容に応じた見出し情報が表示される。 したがって ユーザにとって電子書籍表示装置 1 0 1における電子書籍の読書の操作性が向上 する。

図 9の場合は、 見開き 2ページ表示の場合について説明したが、 ページ厚み画 像 4 0 1を有する第 1の実施の形態に示される 1ページ表示の場合であっても、 同様に菜機能を実施できることはいうまでもない。

上述した各実施の形態によれば、 電子書籍のコンテンツ C Nを 1ページ毎に表 示させて読書する場合に、 対応する出版物としての書籍の厚みがページ厚み画像 4 0 1として表示されるから、 出版物の書籍を読書しているのと同様の臨場感を ユーザに与えることができて視認性も向上する。 また、 電子書籍のコンテンツ C

Nを見開き 2ページで表示させて、 ページ厚み画像 5 0 1 ( 5 0 2 ) も表示させ ながら読書する場合であっても、 ページめく りの際にはページ画像 5 0 0の中心 線 C Lの位置はずれないから、 画像のちらつきを抑えることができる。 また、 ュ 一ザは表示モードを任意に切換えることができるので、 読書におけるコンテンッ 画像 C N Iの表示形態を所望に応じた物とすることができて、 快適な読書をする ことができる。 表示モードが切換えられる際に、 厚み表示モードが 「あり」 から 「なし」 に切換え設定された場合、 またはフィット表示モードが 「なし」 から

「あり」 に切換え設定された場合には、 ページ画像 4 0 0 ( 5 0 0 ) は拡大して 表示されるので、 視認性は向上して、 ユーザに対してより快適な読書環境を提供 できる。

(第 5の実施の形態）

次に実施の形態 5について説明する。

以上説明した処理機能を有した電子書籍表示の方法は、 プログラムで実現され る。 本実施の形態 5では、 このプログラムはコンピュータで読取可能な記録媒体 に格納される。

本実施の形態では、 この記録媒体として、 図 1に示されている電子書籍表示装 置 1 0 1で処理が行なわれるために必要なメモリ、 たとえばメモリ 1 0 4の R O Mのようなそのものがプログラムメディアであってもよいし、 またメディアドラ イブ 1 0 8として磁気テープ装置および C D— R OM装置などのプログラム読取 装置が設けられ、 そこに記憶メディア 1 1 0として磁気テープまたは C D— R O Mが挿入されることで読取可能なプログラムメディアであってもよい。 いずれの 場合においても、 格納されているプログラムは C P U 1 0 3がアクセスして実行 させる構成であってもよいし、 あるいはいずれの場合もプログラムが一旦読出さ れて、 読出されたプログラムは、 図 1の電子書籍表示装置 1 0 1の所定のプログ ラム記憶エリア、 たとえばメモリ 1 0 4の所定プログラム記憶エリアにロードさ れて、 C P U 1 0 3により読出されて実行される方式であってもよレ、。 このロー ド用のプログラムは、 予め当電子書籍表示装置 1 0 1に格納されているものとす る。

ここで、 上述したプログラムメディアは電子書籍表示装置 1 0 1本体と分離可 能に構成される記録媒体であり、 磁気テープやカセットテープなどのテープ系、 フレキシブルディスクやハードディスク 1 0 5などの磁気ディスクや C D— R O M/MO (Magnetic Optical Disc) /MD (Mini Disc) /D V D (Digital Versati le Disc) などの光ディスクのディスク系、 I Cカード （メモリカード を含む） /光カードなどの力一ド系、 あるいはマスク R〇M、 E P R O M (Erasable and Programmable R OM) 、 E E P R OM (Electrically E P R OM) , フラッシュ R OMなどによる半導体メモリを含めた固定的なプロダラ ムを担持する媒体であってもよい。

また、 本実施の形態においては、 電子書籍表示装置 1 0 1はインタ一ネットを 含む通信回線 1 1 1と通信インタフェース 1 0 9を介して接続可能な構成が採用 されているから、 通信回線 1 1 1からプログラムがダウンロードされるように流 動的にプログラムを担持する媒体であってもよい。 なお、 このように通信回線 1 1 1からプログラムがダウンロードされる場合には、 ダウン口一ド用プログラム は予め当該電子書籍表示装置 1 0 1本体に格納しておく力 あるいは別の記録媒 体から予め当該電子書籍表示装置 1 0 1本体にインストールされるものであって もよい。

なお記録媒体に格納されている内容としてはプログラムに限定されず、 データ であってもよレヽ。

Claims

請求の範囲

1 . 画面 （ 1 0 7 ) と、

書籍の任意の 1ページに記載された内容を示す 1ページ画像 （4 0 0 ) と、 前 記 1ページ画像と接するように配置されて、 前記書籍の全ページによる厚みを示 す全ページ厚み面像 （4 0 1 ) と、 前記全ページ厚み画像における前記全ページ 中の前記任意 1ページの順番に対応する位置を示す境界画像 （4 0 2 ) とを、 前 記画面において同時に表示する 1ページ表示手段とを備える、 電子書籍表示装置。

2 . 前記書籍のページをめくるために操作される操作部 （1 6 ) をさらに備え て、

前記 1ページ表示手段は、

前記操作部を介して前記書籍のページがめくられて前記任意 1ページに達する 毎に、 前記全ページ厚み画像において前記位置を移動させて、 移動後の前記位置 を示すように前記境界画像を表示することを特徴とする、 請求の範囲第 1項記載 の電子書籍表示装置。

3 . 前記全ページ厚み画像は前記全ページのそれぞれのページに対応して、 そ の厚みを示す各ページ厚み画像を含み、

前記全ページ厚み画像に占める前記各ページ厚み画像の割合は、 前記書籍の全 ページ数により決定されることを特徴とする、 請求の範囲第 1項記載の電子書籍

4 . 前記全ページ厚み画像は、 前記書籍の綴じ方に従い異なる位置に配置され ることを特徴とする、 請求の範囲第 1項記載の電子書籍表示装置。

5 . 前記全ページ厚み画像の表示を省略するか否かを所望に応じて切換え設定 するための厚み表示切換え手段をさらに備える、 請求の範囲第 1項記載の電子書

6 . 前記全ページ厚み画像の表示が省略されると、 前記 1ページ画像は拡大し て表示されることを特徴とする、 請求項 5に記載の電子書籍表示装置。

7 . 前記画面において少なくとも、 前記書籍の任意の見開き 2ページに記載さ れた内容を示す 2ページ画像 （5 0 0 ) を表示する 2ページ表示手段をさらに備 えて、

前記書籍の内容を前記画面において表示するために、 前記 1ページ表示手段お よび前記 2ベージ表示手段のいずれか一方が選択に適用されることを特徴とする、 請求の範囲第 1項記載の電子書籍表示装置。

8 . 前記 2ページ表示手段は、

前記 2ページ画像において配されて前記書籍の綴じ部に対応した線分を示す線 分画像 （C L ) を、 前記画面において前記 2ページ画像と同時に表示して、 前記操作部を介して前記書籍のページがめくられて前記任意の見開き 2ページ に達する毎に、 前記線分画像を前記画面の同一位置において再表示することを特 徴とする、 請求の範囲第 7項記載の電子書籍表示装置。

9 . 前記書籍の所望されたページに菜を添付するための菜手段をさらに備える、 請求の範囲第 1項記載の電子書籍表示装置。

1 0 . 画面 （1 0 7 ) と、

少なくとも、 書籍の任意の見開き 2ページに記載された内容を示す 2ページ画 像 （5 0 0 ) と前記 2ページ画像において配されて前記書籍の綴じ部に対応した 線分を示す線分画像 （C L ) とを、 前記画面において同時に表示する 2ページ表 示手段と、

前記書籍のページをめくるために操作される操作部 （1 6 ) とを備えて、 前記 2ページ表示手段は、

前記操作部を介して前記書籍のページがめくられて前記任意の見開き 2ページ に達する毎に、 前記線分画像を前記画面の同一位置において再表示することを特 徴とする、 電子書籍表示装置。

1 1 . 画面では、 前記 2ページ画像の対向する両側のそれぞれにおいて前記 2 ページ画像と隣接するように前記書籍の全ページ数による厚みを示す画像を表示 可能な大きさの表示領域が固定に設けられて、

前記 2ぺージ表示手段はさらに、

前記任意見開き 2ページのうちの 1方ページから前記書籍の先頭ページまでの ページ数による厚みを示す 1方側ページ厚み画像 （5 0 2 ) と、 前記任意見開き 2ページのうちの他方ぺージから前記書籍の最終ぺージまでのぺージ数による厚 みを示す他方側ページ厚み画像 （5 0 1 ) とのそれぞれを、 前記両側の前記表示 領域のそれぞれにおいて表示することを特徴とする、 請求の範囲第 1 0項記載の

1 2 . 前記 1方側および他方側ページ厚み画像の表示を省略するか否かを所望 に応じて切換え設定するための厚み表示切換え手段をさらに備える、 請求の範囲 第 1 1項記載の電子書籍表示装置。

1 3 . 前記 1方側および他方側ぺージ厚み画像の表示が省略されると、 前記 2 ページ画像は拡大して表示されることを特徴とする、 請求項 1 2に記載の電子書

1 4 . 前記書籍の任意の 1ページに記載された内容を示す 1ページ画像 （4 0

0 ) と、 前記 1ページ画像と接するように配置されて、 前記書籍の全ページによ る厚みを示す全ページ厚み画像 （4 0 1 ) と、 前記全ページ厚み画像における前 記全ページ中の前記任意 1ページの順番に対応する位置を示す境界画像 （4 0

2 ) とを、 前記画面において同時に表示する 1ページ表示手段をさらに備えて、 前記書籍の内容を前記画面において表示するために、 前記 1ページ表示手段お よび前記 2ページ表示手段のいずれか一方が選択に適用されることを特徴とする、 請求の範囲第 1 0項記載の電子書籍表示装置。

1 5 . 前記書籍の所望されたページに菜を添付するための菜手段をさらに備え る、 請求の範囲第 1 0項記載の電子書籍表示装置。

1 6 . 所望の書籍 （C N) を指定する書籍指定ステップ （S 1 0 2 ) と、 前記書籍指定ステップにより指定された前記所望書籍の任意の 1ベージに記載 された内容を示す 1ページ画像 （4 0 0 ) と、 前記 1ページ画像と接するように 配置されて、 前記所望書籍の全ページによる厚みを示す全ページ厚み画像 （4 0

1 ) と、 前記全ページ厚み画像における前記全ページ中の前記任意 1ページの順 番に対応する位置を示す境界画像 （4 0 2 ) とを、 予め準備された画面において 同時に表示する 1ページ表示ステップ （S 1 0 3〜S 1 0 5 ) とを備える、 電子 書籍表示方法。

1 7 . 所望の書籍 （C N) を指定する書籍指定ステップ （S 1 0 2 ) と、 少なくとも、 前記書籍指定ステップにより指定された前記所望書籍の任意の見 開き 2ページに記載された内容を示す 2ページ画像 （500) と前記 2ページ画 像において配されて前記所望書籍の綴じ部に対応した線分を示す線分画像 （C L) とを、 予め準備された画面において同時に表示する 2ページ表示ステップ (S 103〜S 1 05) と、

前記所望書籍のページをめくる操作をする操作ステップ （S 1 08) とを備え て、

前記操作ステップにより前記所望書籍のページがめくられて前記任意の見開き 2ぺ一ジに達する毎に、 前記 2ページ表示ステップにより前記線分画像は前記画 面の同一位置において再表示されることを特徴とする、 電子書籍表示方法。

1 8. 電子書籍表示方法をコンピュータに実行させるための電子書籍プロダラ ムが記録されたコンピュータで読取可能な記録媒体であって、

前記電子書籍表示方法は、

所望の書籍 （CN) を指定する書籍指定ステップ （S 1 02) と、

前記書籍指定ステップにより指定された前記所望書籍の任意の 1ページに記載 された内容を示す 1ページ画像 （400) と、 前記 1ページ画像と接するように 配置されて、 前記所望書籍の全ページによる厚みを示す全ページ厚み画像 （40 1) と、 前記全ページ厚み画像における前記全ページ中の前記任意 1ページの順 番に対応する位置を示す境界画像 （402) とを、 予め準備された画面において 同時に表示する 1ページ表示ステップ （S 1 03〜S 105) とを備えることを 特徴とする、 電子書籍プログラムが記録されたコンピュータで読取可能な記録媒 体。

19. 電子書籍表示方法をコンピュータに実行させるための電子書籍プログラ ムが記録されたコンピュータで読取可能な記録媒体であって、

前記電子書籍表示方法は、

所望の書籍 （CN) を指定する書籍指定ステップ （S 1 02) と、

少なくとも、 前記書籍指定ステップにより指定された前記所望書籍の任意の見 開き 2ページに記載された内容を示す 2ページ画像 （500) と前記 2ページ画 像において配されて前記所望書籍の綴じ部に対応した線分を示す線分画像 （C L) とを、 予め準備された画面において同時に表示する 2ページ表示ステップ ( S 1 0 3〜S 1 0 5 ) と、

前記所望書籍のページをめくる操作をする操作ステップ （S 1 0 8 ) とを備え て、

前記操作ステップにより前記所望書籍のページがめくられて前記任意の見開き 2ページに達する毎に、 前記 2ページ表示ステップにより前記線分画像は前記面 面の同一位置において再表示されることを特徴とする、 電子書籍プログラムが記 録されたコンピュータで読取可能な記録媒体。