WO2001014832A1

WO2001014832A1 - Système de relevé de position

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Publication number: WO2001014832A1
Application number: PCT/JP2000/005646
Authority: WO
Inventors: Toshihiro Ishigaki; Arata Kurosawa; Masaki Arima; Akifumi Miyano
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
Priority date: 1999-08-24
Filing date: 2000-08-23
Publication date: 2001-03-01
Also published as: EP1132713A1; EP1132713A4; JP2001059738A; US6448927B1; JP3488144B2

Description

明細書位置通知装置ぐ技術分野 >

本発明は、位置通知装置に関し、特に、緊急通報時に携帯電話の位置を通知したり、携帯情報端末の位置を通知して周辺の地図情報等を得る位置情報サービスに利用したり、業務用車両や警察官などの位置をモニタする位置管理システムに利用する位置通知装置に関する。ぐ背景技術 >

従来の位置通知装置の例としては、特開平 11一 83529号公報に開示されているものがある。その構成図を、図 1 3に示す。図 1 3において、 1は G P S受信機などの測位手段、 1 aは G P S衛星などからの信号を受信する測位用アンテナ、 27 は測位手段 1の電源オン ·オフ制御を行う制御部、 11 は携帯電話や P H Sなどの通信手段、 11 aは通信用アンテナ、 9は測位結果を記憶する記憶部、 28は加速度センサ、 29は方位センサとしてのジャイロである。

図 1 3を参照しながら、従来の位置通知装置の動作を説明する。加速度センサ 28 とジャイロ 29 と制御部 27は常に動作しており、記憶部 9にも常に電源は供給されて、記憶を保持できるようにしている。制御部 27は、加速度センサ 28から得る加速度情報と、ジャイロ 29から得る方位情報とから、移動距離を求める。この移動距離が一定値を越えると、制御部 27は測位手段 1の電源をオンにする。測位手段 1が測位用アンテナ 1 aで受信した信号に対して、 3衛星または 4衛星以上追尾をして、測位計算が完了すると、記憶部 9に現在位置を記憶して、測位手段 1の電源をオフにする。

一方、通信手段 11 は、通常は待ち受け状態としておく力外部からアクセスがあった場合に、制御部 27へ現在位置の要求を送る。制御部 27は、記憶部 9から現在位置を読み出して通信手段 11へ送る。通信手段 11は、通信用アンテナ 11 aを介して外部へ現在位置を送信する。

このように、従来の位置通知装置でも、常に測位手段 1の電源をオンにしておかなくても、現在位置を通知することができる。

しかしながら、上記従来の位置通知装置では、ジャイロや加速度センサが常に動作しているため、消費電流が多いという問題があった。

本発明は、上記従来の問題を解決して、位置通知装置の消費電流を少なくすることを目的とする。

<発明の開示 >

上記の課題を解決するために、本発明では、位置通知装置を、現在位置を測定する測位手段と、測位手段の電源制御を行う制御部と、測位要求用ボタンを備えた通信手段と、測位要求用ボタンを押したときのみ測位手段の電源をオンにして測位を実行させる手段とを具備する構成とした。

このように構成したことにより、現在位置情報が必要なときのみボタンを押して測位手段の電源をオンにして測位を行ない、常に動作する回路や部品を無くし、消費電流を少なくすることができる。

また、位置を記憶する記憶部と、測位を実行させる指示を定期的に出力するタイマ一とを備えた。このように構成したことにより、定期的に測位をして位置を記憶しておくことで、測位要求をしても測位ができないトンネルなどの場所で、多少古くても位置情報が必要な場合に、位置情報を利用することが可能になる。また、測位手段の信号復調部と測位計算部とに別々に電源を供給する手段と、測位用情報を受信するまでは信号復調部のみ電源をオンにする手段と、測位用情報を受信すると測位計算部の電源をオンにして信号復調部の電源はオフにする手段とを設けた。このように構成したことにより、位置通知装置の平均消費電力を少なく抑えることができる。

また、測位手段の信号復調部と測位計算部とに別々にクロックを供給する手段と、測位用情報を受信するまでは信号復調部のみにクロックを供給する手段と、測位用情報を受信すると測位計算部にク口ックを供給して信号復調部のクロックを停止する手段とを設けた。このように構成したことにより、必要な部分のみにクロックを供給して、位置通知装置の平均消費電力を少なく抑えることができる。

<図面の簡単な説明 >

図 1は、本発明の第 1の実施の形態における位置通知装置の構成を示すプロック図であり、

図 2は、本発明の第 2の実施の形態における位置通知装置の構成を示すプロック図であり、

図 3は、本発明の第 3の実施の形態における位置通知装置の構成を示すプロック図であり、

図 4は、本発明の第 4の実施の形態における位置通知装置の構成を示すプロック図であり、

図 5は、本発明の第 5の実施の形態における位置通知装置の構成を示すプロック図であり、

図 6は、本発明の第 6の実施の形態における位置通知装置の構成を示すプロック図であり、

図 7は、本発明の第 7の実施の形態における位置通知装置の構成を示すプロック図であり、

図 8は、本発明の第 8の実施の形態における位置通知装置の構成を示すプロック図であり、

図 9は、本発明の第 9の実施の形態における位置通知装置の構成を示すプロック図であり、

図 1 0は、本発明の第 10 の実施の形態における位置通知装置の構成を示すブ口ック図であり、

図 1 1は、本発明の第 11 の実施の形態における位置通知装置の構成を示すブ口ック図であり、

図 1 2は、本発明の第 12 の実施の形態における位置通知装置の構成を示すブ口ック図であり、図 1 3は、従来の位置通知装置の構成を示すブロック図である。

なお、図中の符号、 1 , 16 は測位手段、 l a ， 16 a , 18 a , 21 a , 24 aは測位用アンテナ、 2 ， 8 ， 12， 14, 17, 20, 23, 26， 27は制御部、 3 ， 4 ， 5 ， 6 ， 7 ， 11， 13 は通信手段、 3 a ， 4 a , 5 a , 6 a , 7 a , 11 a , 13 aは通信用アンテナ、 3 b , 7 bは測位要求ボタン、 9は記憶部、 10， 15はタイマー、 28は加速度センサ、 29はジャイロ、 18， 21， 24は信号復調部、 19, 22， 25は測位計算部である。

<発明を実施するための最良の形態〉

以下、本発明の実施の形態について、図 1〜図 1 2を参照しながら詳細に説明する。

(第 1の実施の形態）

本発明の第 1の実施の形態は、携帯電話に設けた測位要求用ボタンを押したときのみ、 G P S受信機の電源をオンにして測位を実行する位置通知装置である。図 1は、本発明の第 1の実施の形態における位置通知装置の構成を示すプロック図である。図 1において、 1は G P S受信機などの測位手段、 l aは G P S衛星などからの信号を受信する測位用アンテナ、 2は測位手段 1の電源オン ·オフ制御を行う制御部、 3は携帯電話や P H Sなどの通信手段、 3 aは通信用アンテナ、 3 bは測位要求用ボタンである。

上記のように構成された本発明の第 1の実施の形態における位置通知装置の動作を説明する。通常は、測位手段 1は電源オフ状態、通信手段 3は待ち受け状態であり、消費電流を抑えるようになつている。通信手段 3に設けた測位要求ボタン 3 bが押されると、通信手段 3は制御部 2に測位要求を出し、制御部 2は測位手段 1の電源をオンにする。測位手段 1が測位用アンテナ 1 aで受信した信号に対して、 3衛星または 4衛星以上追尾をして測位計算ができると、制御部 2は現在位置を通信手段 3 へ送り、測位手段 1の電源をオフにする。

一方、通信手段 3は、現在位置を保持しておき、外部からアクセスがあった場合に、通信用アンテナ 3 aを介して外部へ現在位置を送信するか、または制御部 2から現在位置を受け取ったときに予め決められた番号へ自動的にダイアルして外部へ現在位置を送信する。

上記のように、本発明の第 1の実施の形態では、位置通知装置を、携帯電話に設けた測位要求用ボタンを押したときのみ、 G P S受信機の電源をオンにして測位を実行する構成としたので、常に動作する回路や部品を無くして、消費電流を少なくすることができる。

(第 2の実施の形態）

本発明の第 2の実施の形態は、携帯電話の既存のボタンで特定のパターンを押したときのみ、 G P S受信機の電源をオンにして測位を実行する位置通知装置である。

図 2は、本発明の第 2の実施の形態における位置通知装置の構成を示すプロック図である。図 2において、 1は G P S受信機などの測位手段、 l aは G P S衛星などからの信号を受信する測位用アンテナ、 2は測位手段 1の電源オン■オフ制御を行う制御部、 4は携帯電話や P H Sなどの通信手段、 4 aは通信用アンテナである。

上記のように構成された本発明の第 2の実施の形態における位置通知装置の動作を説明する。通常は、測位手段 1は電源オフ状態、通信手段 4は待ち受け状態であり、消費電流を抑えるようになつている。通信手段 4にあるボタンが " * # * " などの予め決められたパターンで押されると、通信手段 4は制御部 2に測位要求を出し、制御部 2は測位手段 1の電源をオンにする。測位手段 1が測位用ァンテナ 1 aで受信した信号に対して、 3衛星または 4衛星以上追尾をして測位計算ができると、制御部 2は現在位置を通信手段 4 へ送り、測位手段 1の電源をォフにする。

一方、通信手段 4は、現在位置を保持しておき、外部からアクセスがあった場合に、通信用アンテナ 4 aを介して外部へ現在位置を送信するか、または制御部 2から現在位置を受け取つたときに予め決められた番号へ自動的にダイアルして外部へ現在位置を送信する。

上記のように、本発明の第 2の実施の形態では、位置通知装置を、携帯電話の既存のボタンで特定のパターンを押したときのみ、 G P S受信機の電源をオンにして測位を実行する構成としたので、位置通知装置の平均消費電力を少なく抑えることができる。

(第 3の実施の形態）

本発明の第 3の実施の形態は、携帯電話で特定の番号をダイャルしたときのみ測位を実行する位置通知装置である。

図 3は、本発明の第 3の実施の形態における位置通知装置の構成を示すブロック図である。図 3において、 1 と 1 a と 2は第 2の実施の形態と同じものなので説明を省略する。 5は携帯電話や P H Sなどの通信手段、 5 aは通信用アンテナであり、通信手段 5は、特定の番号をダイヤルしたときに制御部 2に測位要求を出すようにしたものである。緊急通報のようにある特定の番号をダイヤルしたときのみ自動的に測位をする。

上記のように、本発明の第 3の実施の形態では、位置通知装置を、携帯電話で特定の番号をダイヤルしたときのみ測位を実行構成としたので、位置通知装置の平均消費電力を少なく抑えることができる。

(第 4の実施の形態）

本発明の第 4の実施の形態は、携帯電話に特定の番号から着信したときのみ測位を実行する位置通知装置である。

図 4は、本発明の第 4の実施の形態における位置通知装置の構成を示すプロック図である。図 4において、 1 と 1 a と 2は第 2の実施の形態と同じものなので説明を省略する。 6は携帯電話や P H Sなどの通信手段、 6 aは通信用アンテナであり、通信手段 6は、特定の番号から着信したときに制御部 2に測位要求を出すようにしたものである。

上記のように、本発明の第 4の実施の形態では、位置通知装置を、携帯電話に特定の番号から着信したときのみ測位を実行する構成としたので、センター側で位置通知装置の位置を管理できる。

(第 5実施の形態）

本発明の第 5の実施の形態は、携帯電話が通信可能圏外であるときは測位の実行を禁止する位置通知装置である。

図 5は、本発明の第 5の実施の形態における位置通知装置の構成を示すプロック図である。図 5において、 1と 1 a と 2は第 1の実施の形態と同じものなので説明を省略する。 7は携帯電話や P H Sなどの通信手段、 7 aは通信用アンテナ、 7 bは測位要求ボタンであり、通信手段 7は、測位要求ボタン 7 bが押されると制御部 2に測位要求を出すが、通信の圏外を検出した場合には測位要求を出さないようにしたものである。

上記のように、本発明の第 5の実施の形態では、位置通知装置を、携帯電話が通信可能圏外であるときは測位の実行を禁止する構成としたので、測位をしても通知ができず測位動作が無駄になってしまうことを避けることができる。

(第 6の実施の形態）

本発明の第 6の実施の形態は、タイマーにより定期的に G P S受信機で測位を行ない、位置情報を記憶しておく位置通知装置である。

図 6は、本発明の第 6の実施の形態における位置通知装置の構成を示すプロック図である。図 6において、 1は G P S受信機などの測位手段、 1 3は0 3衛星などからの信号を受信する測位用アンテナ、 8は測位手段 1の電源オン ·オフ制御を行う制御部、 11は携帯電話や P H Sなどの通信手段、 11 aは通信用アンテナ、 9は現在位置を記憶する記憶部、 10は測位手段の電源をオンにする間隔で割り込みを発生するタイマーである。

上記のように構成された本発明の第 6の実施の形態における位置通知装置の動作を説明する。タイマー 10には予め決められた時間間隔が設定されており、その時間間隔で制御部 8に割り込みを発生する。制御部 8は、タイマー 10からの割り込みを受け付けると、測位手段 1の電源をオンにする。測位手段 1が測位用アンテナ 1 aで受信した信号に対して 3衛星または 4衛星以上追尾をして測位計算ができると、制御部 8は現在位置を記憶部 9へ保存し、測位手段 1の電源をオフにする。

一方、通信手段 11 は、外部からアクセスがあった場合に、制御部 8へ現在位置を要求し、制御部 8は記憶部 9から最新の現在位置を取り出して通信手段 11 へ送る。通信手段 11は、通信用アンテナ 11 aを介して外部へ現在位置を送信する。

上記のように、本発明の第 6の実施の形態では、位置通知装置を、タイマーにより定期的に G P S受信機で測位を行ない、位置情報を記憶しておく構成としたので、測位要求をしても測位ができなレ、場所での位置情報の必要な場合のために、位置情報を記憶しておくことができる。

(第 7の実施の形態）

本発明の第 ₇の実施の形態は、携帯電話の通信中には測位を実行しない位置通知装置である。

図 7は、本発明の第 7の実施の形態における位置通知装置の構成を示すプロック図である。図 7において、 1と 1 a と 9と 10 は第 6の実施の形態と同じものなので説明を省略する。 12は測位手段 1の電源オン ·オフ制御を行う制御部、 13 は携帯電話や P H Sなどの通信手段、 13 aは通信用アンテナである。

上記のように構成された本発明の第 7の実施の形態における位置通知装置の動作を説明する。タイマー 10には予め決められた時間間隔が設定されており、その時間間隔で制御部 12に割り込みを発生する。一方、通信手段 13は通信中に、制御部 12に対して通信中であることを示す信号を出力する。

制御部 12 は、通信手段 13が通信中でないときには、タイマ一 10からの割り込みを受け付けると、測位手段 1の電源をオンにし、測位手段 1が測位用アンテナ 1 aで受信した信号に対して 3衛星または 4衛星以上追尾をして測位計算ができると、現在位置を記憶部 9へ保存して測位手段 1の電源をオフにする。

通信手段 13が通信中のときには、制御部 12は、タイマー 10からの割り込みがあっても測位手段 1の電源をオンにせず、次の割り込みを待つか通信中でなくなるのを待って測位手段 1の電源をオンにする。尚、既に測位手段 1の電源をォンにしているときに通信中となった場合には、測位計算が完了するのを待たずに測位手段 1の電源をオフにする。

上記のように、本発明の第 7の実施の形態では、位置通知装置を、携帯電話の通信中には測位を実行しない構成としたので、特に送信中においては携帯電話の電波干渉で測位ができないで無駄になることを防ぐことができる。

(第 8の実施の形態）

本発明の第 8の実施の形態は、位置の変化量に応じて測位を実行する時間間隔を変える位置通知装置である。

図 8は、本発明の第 8の実施の形態における位置通知装置の構成を示すプロック図である。図 8において、 1と l a と 9と 11 と 11 aは第 6の実施の形態と同じものなので説明を省略する。 14は測位手段 1の電源オン ·オフ制御を行う制御部、 15 はタイマーである。初期状態においては、タイマー 15 には予め決められた時間間隔が設定されており、その時間間隔で制御部 14に割り込みを発生する。制御部 14は、タイマー 15からの割り込みを受け付けると、測位手段 1の電源をオンにする。測位手段 1が測位用アンテナ 1 aで受信した信号に対して、 3衛星または 4衛星以上追尾をして測位計算ができると、制御部 14 は現在位置を記憶部 9へ保存し、測位手段 1の電源をオフにする。

制御部 14 は、更に、前回測位した位置と今回測位した位置の差分を求め、位置の差分に応じてタイマー 15の値を変更する。位置通知装置の移動速度が遅い場合には測位間隔は長くても良く、移動速度が早い場合には測位間隔は短くすべきであるため、測位手段で求めた位置の変化量に応じて測位をする時間間隔を変える。

上記のように、本発明の第 8の実施の形態では、位置通知装置を、位置の変化量に応じて測位を実行する時間間隔を変える構成としたので、ほぼ一定距離ごとに測位を行なうことができる。

(第 9の実施の形態）

本発明の第 9の実施の形態は、速度に応じて測位を実行する時間間隔を変える位置通知装置である。

図 9は、本発明の第 9の実施の形態における位置通知装置の構成を示すプロック図である。図 9において、 9と 11と 11 a と 15は第 8の実施の形態と同じものなので説明を省略する。 16は G P S受信機などの測位手段、 16 aは G P S衛星などからの信号を受信する測位用アンテナ、 17は測位手段 16の電源オン ·オフ制御を行う制御部である。

制御部 17は、タイマー 15からの割り込みを受け付けると、測位手段 16の電源をオンにする。測位手段 16は、測位用アンテナ 16 aで受信した信号に対して 3衛星または 4衛星以上追尾できると、測位計算を行って位置を求めるとともに、速度計算を行って移動速度も求める。制御部 17は測位手段 16から現在位置と移動速度を受け取って記憶部 9へ保存し、測位手段 16の電源をオフにする。

制御部 17は、更に、今回求めた移動速度に応じてタイマ一 15の値を変更する。位置通知装置の移動速度が遅い場合には測位間隔は長くても良く、移動速度が早い場合には測位間隔は短くすべきであるため、測位手段で求めた移動速度に応じて測位をする時間間隔を変える。

上記のように、本発明の第 9の実施の形態では、位置通知装置を、速度に応じて測位を実行する時間間隔を変える構成としたので、ほぼ一定距離ごとに測位を行なうことができる。

(第 10の実施の形態）

本発明の第 10 の実施の形態は、 G P S受信機の信号復調部から測位用情報を受信するまでは信号復調部のみ電源をオンにし、測位用情報を受信すると測位計算部の電源をオンにして信号復調部の電源はオフにする位置通知装置である。図 1 0は、本発明の第 10 の実施の形態における位置通知装置の構成を示すブ口ック図である。図 1 ◦において、 9と 10と 11と 11 aは第 6の実施の形態と同じものなので説明を省略する。 18は P S衛星などからの信号を復調する信号復調部、 18 aは G P S衛星などからの信号を受信する測位用アンテナ、 19は G P S 衛星などからの信号を用いて測位計算を行う測位計算部、 20は信号復調部 18と測位計算部 19の電源オン · オフ制御を行う制御部である。

上記のように構成された本発明の第 10 の実施の形態における位置通知装置の動作を説明する。制御部 20は、タイマ一 10からの割り込みを受け付けると、信号復調部 18の電源をオンにする。信号復調部 18が測位用アンテナ 18 aで受信した信号に対して 3衛星または 4衛星以上追尾できると、制御部 20 は、信号復調部 18から測位用のデータを受け取り、記憶部 9へ保存して信号復調部 18の電源をオフにする。その後、制御部 20は、測位計算部 19の電源をオンにして記憶部 9に保持された測位用のデータを渡し、測位計算部 19 が測位計算を終了すると現在位置を受け取って記憶部 9 へ保存し、測位計算部 19の電源をオフにする。上記のように、本発明の第 10 の実施の形態では、位置通知装置を、 G P S受信機の信号復調部から測位用情報を受信するまでは信号復調部のみ電源をオンにし、測位用情報を受信すると測位計算部の電源をオンにして信号復調部の電源はオフにする構成としたので、位置通知装置の平均消費電力を少なく抑えることができる。

(第 11の実施の形態）

本発明の第 11 の実施の形態は、 G P S受信機の信号復調部から測位用情報を受信するまでは信号復調部のみにクロックを供給し、測位用情報を受信すると測位計算部にクロックを供給して信号復調部のクロックを停止する位置通知装置である。

図 1 1は、本発明の第 11 の実施の形態における位置通知装置の構成を示すブ口ック図である。図 1 1において、 9と 10と 11と 11 aは第 6の実施の形態と同じものなので説明を省略する。 21は G P S衛星などからの信号を復調する信号復調部、 2 1 aは G P S衛星などからの信号を受信する測位用アンテナ、 22は G P S 衛星などからの信号を用いて測位計算を行う測位計算部、 23は信号復調部 21 と測位計算部 22へのクロック供給■停止制御を行う制御部であり、実施の形態 10 の電源オンオフ制御の代わりにクロック供給 ·停止制御としたものである。

上記のように、本発明の第 11 の実施の形態では、位置通知装置を、 G P S受信機の信号復調部から測位用情報を受信するまでは信号復調部のみにクロックを供給し、測位用情報を受信すると測位計算部にクロックを供給して信号復調部のク口ックを停止する構成としたので、位置通知装置の平均消費電力を少なく抑えることができる。

(第 12の実施の形態）

本発明の第 12 の実施の形態は、 G P S受信機で定期的に測位用情報を受信して記憶しておき、要求があつたときのみ測位用情報から位置を計算する位置通知装置である。

図 1 2は、本発明の第 12 の実施の形態における位置通知装置の構成を示すブ口ック図である。図 1 2において、 9と 10と 11と 11 aは第 6の実施の形態と同じものなので説明を省略する。 24は G P S衛星などからの信号を復調する信号復調部、 24 aは G P S衛星などからの信号を受信する測位用アンテナ、 25は G P S 衛星などからの信号を用いて測位計算を行う測位計算部、 26は信号復調部 24と測位計算部 25の電源オン ·オフ制御を行う制御部である。

上記のように構成された本発明の第 12 の実施の形態における位置通知装置の動作を説明する。制御部 26は、タイマー 10からの割り込みを受け付けると、信号復調部 24の電源をオンにする。信号復調部 24が測位用アンテナ 24 aで受信した信号に対して 3衛星または 4衛星以上追尾できると、制御部 26 は、信号復調部 24から測位用のデータを受け取り、記憶部 9 へ保存して信号復調部 24の電源をオフにする。

一方、通信手段 11は、外部からアクセスがあった場合に、制御部 26 へ現在位置を要求する。制御部 26は、測位計算部 25の電源をオンにして記憶部 9に保持された測位用のデータを渡し、測位計算部 25 が測位計算を終了すると現在位置を受け取って通信手段 11 へ送り、測位計算部 2 5の電源をオフにする。通信手段 1 1は、通信用アンテナ 1 1 aを介して外部へ現在位置を送信する。

上記のように、本発明の第 12 の実施の形態では、位置通知装置を、 G P S受信機で定期的に測位用情報を受信して記憶しておき、要求があつたときのみ測位用情報から位置を計算する構成としたので、位置通知装置の平均消費電力を少なく抑えることができる。

<産業上の利用可能性 >

以上の説明から明らかなように、本発明では、位置通知装置を、現在位置を測定する測位手段と、測位手段の電源制御を行う制御部と、測位要求用ボタンを備えた通信手段と、測位要求用ボタンを押したときのみ前記測位手段の電源をオンにして測位を実行させる手段とを具備する構成としたので、位置通知装置を持つている人が現在位置情報を必要とした場合に、測位用ボタンを押したときのみ測位手段の電源をオンにして、位置通知装置の平均消費電力を少なく抑えることができるという効果が得られる。

また、現在位置を測定する測位手段と、測位手段の電源制御を行う制御部と、通信手段と、通信手段にある既存のボタンで特定のパターンを押したときのみ測位を実行させる手段とを具備するので、位置通知装置を持っている人が現在位置情報を必要とした場合に、既存のボタンで特定のパターンを押したときのみ測位手段の電源をオンにして、位置通知装置の平均消費電力を少なく抑えることができるという効果が得られる。

また、通信手段において特定の番号をダイヤルしたときのみ測位を実行させる手段を設けたので、緊急通報のようにある特定の番号をダイヤルしたときのみ自動的に測位をして、位置通知装置の平均消費電力を少なく抑えることができるという効果が得られる。

また、通信手段において特定の番号から着信したときのみ測位を実行させる手段を設けたので、センタ一側で位置通知装置の位置を管理するシステムにおいて、特定の番号から着信したときのみ自動的に測位をして、位置通知装置の平均消費電力を少なく抑えることができるという効果が得られる。

また、通信手段の圏外であることに応じて測位の実行を禁止する手段を設けたので、通信できないのに測位をする無駄を避けて、位置通知装置の平均消費電力を少なく抑えることができるという効果が得られる。

また、現在位置を測定する測位手段と、測位手段の電源制御を行う制御部と、通信手段と、位置を記憶する記憶部と、測位を実行させる指示を定期的に出力するタイマーとを具備するので、測位要求をしても測位ができない場所での位置情報が必要な場合のために、定期的に測位をして位置情報を保持しておくことができるという効果が得られる。

また、通信手段が通信中には測位を実行させないように制御する手段を設けたので、通信手段の強力な電波干渉の影響で測位ができないのに測位をする無駄を避けて、位置通知装置の平均消費電力を少なく抑えることができるという効果が得られる。

また、測位手段で求めた位置の変化量に応じて測位を実行する時間間隔を変える手段を設けたので、測位間隔を必要以上に短くしないように、位置の変化量に応じて測位をする時間間隔を変えて、位置通知装置の平均消費電力を少なく抑えることができるという効果が得られる。

また、測位手段で求めた速度に応じて測位を実行する時間間隔を変える手段を設けたので、測位間隔を必要以上に短くしないように、速度に応じて測位をする時間間隔を変えて、位置通知装置の平均消費電力を少なく抑えることができるという効果が得られる。

また、測位手段の信号復調部と測位計算部とに別々に電源を供給する手段と、測位用情報を受信するまでは信号復調部のみ電源をオンにする手段と、測位用情報を受信すると測位計算部の電源をオンにして信号復調部の電源はオフにする手段とを設けたので、測位手段の信号受信部と測位計算部との電源を分離し、必要な部分のみを通電するようにして、位置通知装置の平均消費電力を少なく抑えることができるという効果が得られる。

また、測位手段の信号復調部と測位計算部とに別々にクロックを供給する手段と、測位用情報を受信するまでは信号復調部のみにクロックを供給する手段と、測位用情報を受信すると測位計算部にクロックを供給して信号復調部のクロックを停止する手段とを設けたので、測位手段の信号受信部と測位計算部とのクロックを分離し、必要な部分のみにクロックを供給するようにして、位置通知装置の平均消費電力を少なく抑えることができるという効果が得られる。

また、定期的に測位用情報を受信する手段と、要求があつたときのみ測位を実行するように制御する手段とを設けたので、測位計算を要求があつたときのみ行うようにして、位置通知装置の平均消費電力を少なく抑えることができるという効果が得られる。

Claims

請求の範囲

1 . 現在位置を測定する測位手段と、前記測位手段の電源制御を行う制御部と、測位要求用ボタンを備えた通信手段と、前記測位要求用ボタンを押したときのみ前記制御部を介して前記測位手段の電源をオンにして測位を実行させる手段とを具備することを特徴とする位置通知装置。

2 . 現在位置を測定する測位手段と、前記測位手段の電源制御を行う制御部と、通信手段と、前記通信手段にある既存のボタンで特定のパターンを押したときのみ前記制御部を介して前記測位手段の電源をオンにして測位を実行させる手段とを具備することを特徴とする位置通知装置。

3 . 前記通信手段において特定の番号をダイヤルしたときのみ前記制御部を介して前記測位手段の電源をオンにして測位を実行させる手段を設けたことを特徴とする請求の範囲第 2項に記載の位置通知装置。

4 . 前記通信手段において特定の番号から着信したときのみ前記制御部を介して前記測位手段の電源をオンにして測位を実行させる手段を設けたことを特徴とする請求の範囲第 2項に記載の位置通知装置。

5 . 前記通信手段の通信可能圏外であることに応じて測位の実行を禁止する手段を設けたことを特徴とする請求の範囲第 1項または第 2項記載の位置通知

6 . 現在位置を測定する測位手段と、前記測位手段の電源制御を行う制御部と、通信手段と、位置を記憶する記憶部と、前記制御部を介して前記測位手段の電源をオンにして測位を実行させる指示を定期的に出力するタイマーとを具備することを特徴とする位置通知装置。

7 . 前記通信手段が通信中には測位を実行させないように制御する手段を設けたことを特徴とする請求の範囲第 6項記載の位置通知装置。

8 . 前記測位手段で求めた位置の変化量に応じて測位を実行する時間間隔を変える手段を設けたことを特徴とする請求の範囲第 6項記載の位置通知装置。

9 . 前記測位手段で求めた速度に応じて測位を実行する時間間隔を変える手段を設けたことを特徴とする請求の範囲第 6項記載の位置通知装置。

1 0 . 前記測位手段は、現在位置を測定するための信号を復調する信号復調部と、前記復調された信号に基づき現在位置を測定するための計算を行う測位計算部を有し、前記信号復調部と前記測位計算部とに別々に電源を供給する手段と、前記信号復調部から測位用情報を受信するまでは前記信号復調部のみに電源をオンにする手段と、前記信号復調部から前記測位用情報を受信すると前記測位計算部の電源をオンにして前記信号復調部の電源はオフにする手段とを設けたことを特徴とする請求の範囲第 6項記載の位置通知装置。

1 1 . 前記測位手段は、現在位置を測定するための信号を復調する信号復調部と、前記復調された信号に基づき現在位置を測定するための計算を行う測位計算部を有し、前記信号復調部と前記測位計算部とに別々にクロックを供給する手段と、前記信号復調部から測位用情報を受信するまでは前記信号復調部のみにク口ックを供給する手段と、前記信号復調部から前記測位用情報を受信すると前記測位計算部にク口ックを供給して前記信号復調部のクロックを停止する手段とを設けたことを特徴とする請求の範囲第 6項記載の位置通知装置。

1 2 . 前記信号復調部から前記測位用情報を定期的に受信して前記記憶部に記憶する手段と、測位要求があつたときのみ前記記憶部から前記測位用情報を読み出して前記測位計算部で測位を実行するように制御する手段とを設けたことを特徴とする請求の範囲第 1 0項または第 1 1項記載の位置通知装置 _c