WO2000059162A1

WO2000059162A1 - Emetteur de paquets

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Publication number: WO2000059162A1
Application number: PCT/JP2000/001855
Authority: WO
Inventors: Shoichiro Seno; Yuzuru Saito; Hiroyuki Kobayashi
Original assignee: Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha
Priority date: 1999-03-29
Filing date: 2000-03-27
Publication date: 2000-10-05
Also published as: CN1297637A; JP3820054B2; EP1089505A1; JP2000286849A

Description

明細バケツト送信装置技術分野

この発明は、入力パケットを A A L (ATMァダプテ一シヨンレイヤ）フレー厶化し、この AALフレーム化されたデータから ATMセル列を生成して、 AT M網に送信するバケツト送信装置に関するものである。背景技術

従来から、 I P (イン夕一ネットプロトコル）等で規定されるパケットを AT M網に送信する場合、セル送信装置が用いられ、このセル送信装置は、パケットを 1以上の ATMセル（53バイト）で構成される AALタイプ 5フレームを生成る。

第 1 6図は、パケットと AAL 5フレームとの関係を示す図である。第 1 6図において、バケツトは任意のデータ長を持っており、バケツトを送信する場合、 AALにおいて入力されたパケットは、 4 8バイトに分割される。この分割された 48バイトのデータは、 ATMレイヤにおいて 5バイ卜の ATMセルヘッダ（セルヘッダ）が付加されて、固定長の ATMセル列として送出される。

この ATMセル列が AAL 5フレームである。ここで、パケットは任意長であるため、 4 8バイトの分割時に半端なデータ長が生成されるが、この部分には、パッド PADが付加されるとともに、フレーム全体の誤り検出符号である CRC を含む AALトレーラを後尾に付加する。なお、 CRCは 32ビットである。

AALのプロトコルとしては、 AALタイプ 1〜AALタイプ 5があり、 AA Lタイプ 1は、固定速度の音声、映像等のクラス Aのサービスを行い、 AAL夕イブ 2は、可変速度の音声、映像等のクラス Bのサービスを行い、 AALタイプ 3〜5は、データ等のクラス Cのサービスを行い、特に AALタイプ 5 (AAL 5) は、余計なヘッダとトレーラを持たず、簡易なプロトコルとなっている。第 1 7図に示すように、 ATMセルは、 5バイトのセルヘッダと 48バイ卜のセルデータとから構成され、セルヘッダは、 GFC (—般的フロー制御）、 VP I/VC I (仮想パス識別子/仮想チャネル識別子）、 PT (ペイ口一ド ' タイプ）、 CLP (セル損失優先）、および HE C (ヘッダ誤り制御）のフィールドをもつ。この C LPは、セルの優先度を示すもので、 CLP力「1」のときは廃棄されやすく、 CLP力「0」のときは廃棄されにくいセルとなる。この優先度をセルに持たせることによって、 ATM網におけるトラフィック制御は、 ATM 網内で輻輳状態に陥った場合に重要でないセルから優先的に廃棄するという優先廃棄機能を達成する。

ここで、第 1 8図を参照して、従来のセル生成回路について説明する。第 1 8 図は、従来のセル生成回路の構成を示すプロック図である。第 18図において、バッファ 1 0 1は、入力されたバケツトデータを一時保持する。 CPU1 02は、セル生成の全体制御を行う。 RAMI 03は、セル化されたデータ等を一時保持する。 F I FO 104は、セルとして送信されるデ一夕を一時蓄積する。 FZ F (フリップフロップ） 1 05は、夕イミングを調整してセルを ATM網側に出力する。スィッチ部 1 06は、ヘッダ情報をセルに付加する。なお、現在では、これらの構成要素を一まとめて 1チップ化した L S Iが流通している。

第 1 8図において、このセル生成装置は、 1以上の ATM網における仮想チヤネル VCをサポートし、仮想チャネル VC毎に異なるセルヘッダ情報を生成するための制御情報が予め設定されている。 CPU 1 02は、ノくッファ 101に格納されたバケツ卜をセルデータの単位である 48バイト毎に区切って読み込み、 R AMI 03に格納する。そして、与えられた制御情報に基づき、スィッチ部 1 0 6を用いて、各セルデ一夕にセルヘッダを付加する。 A AL 5フレームでは、フレームの最後にトレーラが必要に応じてパッド PADが付加される。その後、 A TMセ儿は、 F I F〇 1 04および FZF 1 05を介して送信出力される。

し力、しな力くら、上述した従来のセル生成回路では、 ITU— T (国際電気通信連合電気通信標準化部門）においてセルヘッダ中にセルの廃棄され易さを表す C L Pビットの値を AA L 5フレーム単位に設定可能し、 ATM網は、 C L Pの値を中継時にセルの廃棄され易さを反映させる機能を A TM関連勧告の拡張として検討しているものの、予め設定された制御情報に従って C L Pを含むセルへッダを付加するようにしているため、セル生成回路毎に C L Pの値が固定となり、パケット毎に、そのバケツ卜から生成される AA L 5フレームのセルの C L P値を個別に設定することができず、常にバケツト内の情報あるいは ATM網に対応した適切な A TMセルを A TM網に送信することが困難であるという問題点があつた。

従って、本発明は、入力バケツト内の情報あるいは ATM網の通信状態に応じた ATMセルの設定を A A Lフレーム単位で簡易かつ柔軟に行って送信することができるバケツト送信装置を得ることを目的としている。発明の開示

この発明にかかるバケツト送信装置は、入力バケツトを分割して 1以上の A T Mセル列を生成するセル生成回路を有したバケツト送信装置において、前記セル生成回路によって分割された各 A TMセル内に含まれるバケツト中の特定フィールドを A A Lフレーム単位で参照し、該パケット中の特定フィ一ルドに対応づけられる各 ATMセルヘッダ内の特定フィールドに、前記バケツト中の特定フィ一ノレドの値に対応した前記 A TMセルへッダ内の特定フィ一ルドの値を AA Lフレーム単位で設定するセルへッダ設定手段を備えたことを特徴とする。

この発明によれば、セルヘッダ設定手段が、前記セル生成回路によって分割された各 ATMセル内に含まれるバケツト中の特定フィールドを A A Lフレーム単位で参照し、該バケツト中の特定フィールドに対応づけられる各 ATMセルへッダ内の特定フィ一ルドに、前記パケット中の特定フィールドの値に対応した前記 A TMセルへッダ内の特定フィ一ルドの値を AA Lフレ一厶単位で設定する。つぎの発明にかかるバケツト送信装置は、上記の発明において、前記セル生成回路の前段に、前記入力バケツト中の情報および A TM網の通信負荷状況をもとに当該バケツ卜の優先度を決定し、この決定した優先度に対応する値を当該入力パケット中の特定フィ一ルドに設定する優先度設定手段をさらに備えたことを特徵とする。

この発明によれば、優先度設定手段が、前記セル生成回路の前段に、前記入力バケツト中の情報および A TM網の通信負荷状況をもとに当該バケツ卜の優先度を決定し、この決定した優先度に対応する値を当該入力バケツト中の特定フィールドに設定し、この入力バケツト中の特定フィールドに設定された優先度が A T M送信時に参照され、この優先度が反映された優先制御が AA Lフレーム単位で行われる。

つぎの発明にかかるバケツト送信装置は、上記の発明において、前記セルへッダ設定手段は、前記パケット中の特定フィ一ルドの値に対応した前記 ATMセルへッダ内の特定フィールドの値に設定した後、当該 ATMセルへッダ内の誤り検出符号あるいは誤り訂正符号の値を再設定することを特徴とする。

この発明によれば、前記セルヘッダ設定手段は、前記バケツト中の特定フィールドの値に対応した前記 ATMセルへッダ内の特定フィールドの値に設定した後、当該 A TMセルへッダ内の誤り検出符号あるいは誤り訂正符号の値を再設定す。

つぎの発明にかかるバケツト送信装置は、上記の発明において、前記セルへッダ設定手段が、前記パケット中の特定フィールドの値に対応した前記 ATMセルへッダ内の特定フィ一ルドの値を設定した後、当該パケット中の特定フィ一ルドの値を再設定する再設定手段をさらに備えたことを特徴とする。

この発明によれば、再設定手段が、前記バケツト中の特定フィールドの値に対応した前記 A TMセルへッダ内の特定フィールドの値に設定した後、当該パケット中の特定フィールドの値を再設定する。

つぎの発明にかかるバケツト送信装置は、上記の発明において、前記再設定手段は、前記バケツト中の特定フィールドの値を再設定した後、当該バケツト中ないし当該パケットを含む A A Lフレーム中の誤り検出符号あるいは誤り訂正符号の値を再設定することを特徴とする。

この発明によれば、前記再設定手段は、前記バケツト中の特定フィールドの値を再設定した後、当該バケツト中ないし当該バケツトを含む AA Lフレーム中の誤り検出符号あるし、は誤り訂正符号の値を再設定する。

つぎの発明にかかるバケツト送信装置は、上記の発明において、前記入力パケットは、 I Pのバケツトであり、前記バケツト中の特定フィールドは、 I Pバ一ジョン 4のサ一ビスタイプであり、前記 ATMセルへッダ内の特定フィ一ルドは

、セル損失優先であることを特徴とする。

この発明によれば、前記入力バケツトを I Pのバケツトとし、前記バケツト中の特定フィールドを I Pバージョン 4のサービスタイプとし、前記 ATMセルへッダ内の特定フィ一ルドをセル損失優先としている。

つぎの発明にかかるパケット送信装置は、上記の発明において、前記入力パケットは、 I Pのバケツトであり、前記バケツト中の特定フィールドは、 I Pノくージョン 6の優先度であり、前記 ATMセルへッダ内の特定フィールドは、セル損失優先であることを特徴とする。

この発明によれば、前記入力バケツトを I Pのバケツトとし、前記バケツト中の特定フィールドを I Pバージョン 6の優先度とし、前記 ATMセルヘッダ内の特定フィールドをセル損失優先としている。

つぎの発明にかかるバケツト送信装置は、上記の発明において、前記入力パケットは、 L L CZS NA P形式でカプセル化された各種のプロトコルのバケツトであり、前記パケット中の特定フィールドは、 L L C/S NA Pフィールドであり、前記 ATMセルへッダ内の特定フィールドは、セル損失優先であることを特徵とする。

この発明によれば、前記入力バケツトを L L C /S NA P形式でカプセル化された各種のプロトコルのパケットとし、前記パケット中の特定フィールドを L L C ZS NA Pフィールドとし、前記 A TMセルヘッダ内の特定フィールドを、セル損失優先としている。図面の簡単な説明

第 1図は、この発明の実施の形態 1であるバケツト送信装置の概要構成を示すブロック図であり、第 2図は、この発明の実施の形態 1におけるセルへッダ設定回路の詳細構成を示すブロック図であり、第 3図は、この発明の実施の形態 1におけるセルヘッダ設定部の詳細構成を示すブロック図であり、第 4図は、この発明の実施の形態 1に適用されるパケットの一例を示す図であり、第 5図は、この発明の実施の形態 1に適用されるパケットの一例を示す図であり、第 6図は、この発明の実施の形態 2であるバケツト送信装置の概要構成を示すブ口ック図であり、第 7図は、この発明の実施の形態 2におけるセルヘッダ設定回路の詳細構成を示すブロック図であり、第 8図は、この発明の実施の形態 2における再設定部の詳細構成を示すブロック図であり、第 9図は、この発明の実施の形態 2に適用されるパケットの一例を示す図であり、第 1 0図は、この発明の実施の形態 3であるパケット送信装置の概要構成を示すブロック図であり、第 1 1図は、この発明の実施の形態 3におけるビットパターン設定回路の詳細構成を示すプロック図であり、第 1 2図は、この発明の実施の形態 3におけるビットパターン設定回路によるビットパターン設定処理手順を示すフローチャートであり、第 1 3図は、この発明の実施の形態 4であるパケット送信装置の概要構成を示すプロック図であり、第 1 4図は、この発明の実施の形態 4に適用されるバケツトの一例を示す図であり、第 1 5図は、この発明の実施の形態 4に適用されるバケツ卜の一例を示す図であり、第 i 6図は、パケットと AA L 5フレームとの関係を示す図であり、第 1 7図は、 ATMセルの構成を示す図であり、第 1 8図は、従来におけるセル生成回路の構成を示すプロック図である。発明を実施するための最良の形態

以下に添付図面を参照して、この発明にかかるバケツト送信装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。

まず、この発明の実施の形態 1について説明する。第 1図は、この発明の実施の形態 1であるバケツ卜送信装置の全体構成を示すブロック図である。第 1図において、バケツト受信バッファ 1は、送信すべきバケツトを蓄積する。セル生成回路 2は、上述した第 1 8図に示すセル生成回路と同じ構成であり、バケツトから 1以上の ATMセルからなる ATMセル列を生成する。セルヘッダ設定回路 3 は、セル生成回路 2の後段に設置され、セル生成回路 2から送出された ATMセルの C LPの値を、この ATMセルのもとであるバケツ卜の情報に対応した適切な値に設定する。出力インタフェース 4は、セルヘッダ設定回路によって C LP が適切に設定された ATMセルを ATM網に送信する。

この第 1図に示すバケツト送信装置では、まず送信すべきバケツ卜がバケツト受信バッファ 1に蓄積される。つぎにセル生成回路 2は、バケツト受信バッファ 1からバケツトを読み込んで AAL 5フレームを構成するセル列を生成して出力する。この時、セル生成回路 2は、複数の A AL 5フレームを混在させ、 VC単位に多重化して出力してもよい。

このセル列は、セルヘッダ設定回路 3に入力され、セルヘッダ設定回路 3は、セル列を A A L 5フレーム単位に分離し、 AAL 5フレーム内のバケツト中の特定フィールドを参照し、この特定フィールドのビットパターンに基づいて、 AA L 5フレーム単位に、セルヘッダ内の特定フィールドの値を設定し、出力イン夕フェース 4に出力する。

第 2図は、第 1図に示したセルへッダ設定回路 3の詳細構成を示すプロック図である。第 2図において、 VC識別部 1 0は、多重化された複数の AAL 5フレー厶を VC (仮想チャネル）単に分離する。セルバッファ 1 1一 1〜1 1—nは、 VC単位に分離された AAL 5フレームを構成するセルを一時蓄積する n個のセルバッファである。セル多重化部 1 3は、 VC毎に定まっているタイミングでセルバッファ 1 1— 1〜 1 i一 nからセルを読み込んでセルの多重化を行う。セルヘッダ設定部 1 2— 1〜 1 2— nは、セルバッファ 1 1 一 1〜 1 1一 nにそれぞれ対応して設けられ、各セルバッファ 1 1 一 1〜1 1 一 n内のセルヘッダの設定を A A L 5フレーム単位で行う。

このセルヘッダ設定回路 3では、セル生成回路 2から入力されたセル列が、一般に異なる V Cをもつ複数の A A L 5フレー厶がセル単位に多重化されて入力されるので、 V C識別部 1 0によって、セル毎にセルヘッダ内の V P I フィールドおよび V C Iフィールドが参照され、同一の V Cに属するセル列に分離され、それぞれ対応するセルバッファ 1 1 一 1〜1 1— nに一時蓄積される。

セルへッダ設定部 1 2— 1〜 1 2— 1 は、それぞれ対応するセルバッファ 1 1 一 1〜 1 1 一 n内にセルが蓄積されると、各セルに含まれるパケットの特定フィールドを参照し、この特定フィールドに対応するセルへッダ内の特定フィールドに設定すべき値を決定し、この決定した値をセルヘッダ内に設定する。セル多重部 1 3は、順次セルへッダへの設定が終了したセルをセルバッファ 1 1— 1〜 1 1— nから読み込み、セル単位に多重化して出カインタフェース 4に出力する。第 3図は、第 2図に示したセルヘッダ設定部 1 2— 1の詳細構成を示すブロック図である。第 3図において、バケツト識別部 2 1は、 A A L 5フレームの先頭および最後を識別するとともに、 A A L 5フレーム中のバケツ卜の特定フィ一ルドを参照し、対応するセルへッダ中の特定フィ一ルドの値を決定する。セルフィ一ルド記憶レジスタ 2 2は、バケツト識別部 2 1が決定した値を記憶する。セルフィールド設定部 2 3は、セルフィールド記憶レジス夕 2 2が記憶している値をセルヘッダの特定フィールドに設定する。なお、その他のセルヘッダ設定部 1 2 — 2〜1 2— nは、セルヘッダ設定部 1 2— 1 と同じ構成である。

このセルへッダ設定部 1 2— 1は、セルバッファ 1 1 一 1内の状態を監視し、セルが書き込まれるとバケツト識別部 2 1によって、まず A A L 5フレームの先頭か中間か最後かを識別する。 A A L 5フレームの先頭である場合、 A A L 5フレー厶中のパケットの特定フィールドを参照するが、これは、この特定フィールドカケットへッダ内のフィールドである場合、通常、レイヤ 3やレイヤ 4のパケットヘッダは A A L 5フレームの先頭に含まれるからである。従って、通常、先頭セルのセルデータのみを参照すればよいが、この特定フィ —ルドが先頭セルではなく後続のセルに含まれる場合には、後続のセルがセルバッファ i 1 一 i に書き込まれるまで待ってから、この後続のセルを参照する。このようにして、セルデ一夕内のパケットの特定フィールドを参照すると、たとえば、予め、参照した特定フィールドのビットパターンと、このビットパターンに対応したセルの特定フィールドの値との対応関係を持たせ、この対応関係に基づいて、参照した特定フィールドのビットパターンに対応するセルヘッダ中の特定フィールドの値を決定し、この決定した値をセルフィ一ルド記憶レジスタ 2 2に書き込む。

セルフィールド設定部 2 3は、セルフィールド記憶レジスタ 2 2に値が書き込まれた後、セルフィールド記憶レジス夕 2 2を読み出し、セルバッファ 1 1 一 1 内のセルのセルヘッダの特定フィールドに、この読み出した値を設定する。この設定によって、セルヘッダの特定フィールドの値が書き換えられる場合、セルフィールド設定部 2 3は、セルへッダのチェックサムや C R Cを再計算して設定する。

バケツト識別部 2 1は、 AA L 5フレームの先頭を検出して、一度セルフィールド記憶レジスタ 2 2に値を書き込んだ後は、セルバッファ i i— 1に一時蓄積されるセルが A A L 5フレームの中間のセルであれば、何もしないが、セルバッファ 1 1— 1に一時蓄積されるセルが A A L 5フレームの最後のセルである場合、セルフィ一ルド記憶レジスタ 2 2の値をクリアする。但し、この最後のセルのセルヘッダに対して、セルフィールド設定部 2 3によって、クリアされる前の値が設定されるように、クリアのタイミングを制御する。

ここで、第 4図および第 5図を参照して A A L 5フレーム中の特定フィールドとセルヘッダ中の特定フィールドの具体例を示して説明する。第 4図は、バケツトとして、 I P (インタ一ネットプロトコル）のパケットを用い、パケット中の特定フィールドとして I Pバージョン 4の I Pヘッダにおけるサービスタイプ（ T O S ： T y p e O f S e r v i c e ( 8ビット））を用いている。一方、セルへッダ中の特定フィールドは、セルへッダ中の C L P (セル損失優先： C e 1 1 L o s s P r i o r i t y ) を用いている。

サービスタイプには、 I Pのサービス品質を示す情報が入り、 0〜2ビットが優先度、 3ビット目は遅延に関する情報であり、 0の時は通常の遅延で処理い、 1の場合には低遅延で処理する。 4ビット目はスループッ卜に関する情報であり、 0の場合は通常のスループット、 1の場合は高スループットである。 5ビット目は信頼性に関する情報であり、 0の場合は通常の信頼性、 1の場合は高信頼性である。また、 6、 7ビットは予備ビットである。なお、サービスタイプ内の情報の使用方法を見直す標準化活動が行われているので、サービスタイプの使用方法が将来変化する可能性もある。一方、 C L Pは損失に関するセル毎の優先表示であり、 1 ビットで表され、 0の場合に優先し、 iの場合には非優先となる。このように、 I Pバージョン 4のサービスタイプとセルヘッダ内の C L Pとは、ともに優先度に関する情報であり、これらの間の関係がほぼ維持できる様な値の対応関係を持たせるようにセルヘッダ設定部 1 2— 1〜1 2— nが設定される。また、セルヘッダ内の C L Pの値が変更されると、セルヘッダに対する H E C の設定も変わってくるので、 C R Cを再計算して、再設定されることになる。第 5図は、バケツトとして、 I Pのバケツトを用い、バケツト中の特定フィールドとして I Pバージョン 6の I Pヘッダの優先度（P r i o r i t y ) を用いている。たとえば、優先度としては、 4ビットで示され、 0〜7の値では、非リアルタイムパケットあるいは輻輳制御されたトラフィックに対して定義され、 8 〜1 5の値では、リアルタイムパケットトラフィックに対して定義されている。すなわち、この優先度は、トラフィッククラスが設定されることになる。この優先度の使用方法も標準化の途中であり、将来変更される可能性がある。

この I Pバージョン 6の優先度とセルヘッダ内の C L Pとはともに優先度に関する情報であり、これらの間の関係がほぼ維持できる様な値の対応関係を持たせるようにセルヘッダ設定部 1 2— 1〜1 2— nが設定される。また、セルヘッダ内の C L Pの値が変更されると、セルへッダに対する H E Cの設定も変わってくるので、 C R Cを再計算して、再設定されることになる。

この実施の形態 1では、パケットの特定フィールドとセルへッダの特定フィ一ルドとが A A Lフレーム単位で対応付けられて設定されるので、特定フィールドを優先度に関する情報とすることによって、標準のプロトコルに準拠しつつ、 A TM網に対するバケツト送信時におけるバケツト毎の優先制御が可能になる。つぎに、この発明の実施の形態 2について説明する。この実施の形態 2では、実施の形態 1におけるセルへッダ中の特定フィ一ルドの値の設定に加えて、この特定フィールドと対応付けられるバケツト中の特定フィールドを再設定するようにしている。また、この再設定に伴って A A L 5フレームのチェックサムあるいは C R Cも再設定するようにしている。

第 6図は、この発明の実施の形態 2であるバケツト送信装置の全体構成を示すブロック図である。このパケット送信装置は、実施の形態 1のセルヘッダ設定回路 3に代えてセルヘッダ設定回路 2 3を設け、その他の構成は、実施の形態 1 と同じ構成であり、同じ構成部分には同一符号を付している。

第 7図は、セルへッダ設定回路 2 3の詳細構成を示すプロック図であり、実施の形態 1の構成に再設定部 1 3 - 1〜1 3 - nが付加されている。第 7図において、 V C識別部 1 0は多重化された複数の A A L 5フレームを V C (仮想チヤネル）単に分離する。セルバッファ 1 1 一 1〜1 1—nは、 V C単位に分離された A A L 5フレームを構成するセルを一時蓄積する n個のセルバッファである。セル多重化部 1 3は、 V C毎に定まっているタイミングでセルバッファ 1 1—

1〜1 1—nからセルを読み込んでセルの多重化を行う。セルヘッダ設定部 1 2 一 1〜1 2— nは、セルバッファ 1 1— l〜i 1— nにそれぞれ対応して設けられ、各セルバッファ 1 1— 1〜 1 1 一 n内のセルへッダの設定を A A L 5フレー厶単位で行う。再設定部 1 3— 1〜 1 3— nは、バケツト中の特定フィ一ルドぉよび A A L 5フレー厶のチヱックサ厶または C R Cを再設定する。

セルヘッダ設定回路 3では、セル生成回路 2から入力されたセル列力、一般に異なる V Cをもつ複数の A A L 5フレームがセル単位に多重化されて入力されるので、 VC識別部 1 0によって、セル毎にセルヘッダ内の VP Iフィールドおよび VC Iフィールドが参照され、同一の VCに属するセル列に分離され、それぞれ対応するセルバッファ 1 1— 1〜1 1 一 nに一時蓄積される。セルヘッダ設定部 1 2— 1〜 1 2— nは、それぞれ対応するセルバッファ 1 1— i〜l 1— n内にセルが蓄積されると、各セルに含まれるパケットの特定フィールドを参照し、この特定フィ一ルドに対応するセルへッダ内の特定フィールドに設定すべき値を決定し、この決定した値をセルへッダ内に設定する。

その後、再設定部 1 3— 1〜 1 3— nは、セルへッダ設定部 1 2 - 1 -1 2 - nの動作を受けて動作し、 AAL 5フレームの先頭セルから順に、セルヘッダの特定フィ一ルドの設定が終了したセルについて、セルへッダ設定部 1 2— i〜 1 2― nが参照したパケット中の特定フィ一ルドを再設定するとともに、 A A L 5 フレームのチェックサムまたは CRCも再設定する。セル多重部 1 3は、順次、セルヘッダへの設定が終了したセルをセルバッファ 1 1— 1〜1 1— nから読み込み、セル単位に多重化して出カインタフヱ一ス 4に出力する。

第 8図は、第 7図に示したセルヘッダ設定部 1 3 - 1の詳細構成を示すブロック図である。第 8図において、バケツト再設定部 3 1は、バケツト中の特定フィ一ルドを識別して再設定する。 CRC計算部 3 2は、バケツト再設定部 3 1による再設定後のデータについて、セル毎に、 AAL 5フレームのチェックサムや C RCを再計算する。記憶レジスタ 3 3は、 CRC計算部 3 2によって再計算されたチヱックサムや CRCの値を記憶する。じ（：設定部3 4は、記憶レジスタ 3 3が記憶した値を、チヱックサ厶ゃ CRCのフィールドに設定する。

この再設定部 1 3— 1は、セルへッダ設定部 1 2— 1によるセルへッダの特定フィールドへの設定が終了した時に、セルへッダ設定部 1 2— 1から送られる信号を契機にしてセルバッファ 1 1一 1内のセルの処理を開始する。まず、バケツト再設定部 3 1は、バケツト中の特定フィールドを識別し、予め決定された値、あるいはネットワークの輻輳状況等に依存して動的に変化する値をこの特定フィ —ルドに再設定する。つぎに、この再設定後の特定フィ一ルドを含む A A L 5フレームを構成するセルのデータ部分について、 I TU— T勧告によって規定された計算式に基づき、〇尺（：計算部32は、 CRCを計算し、その計算結果を記憶レジスタ 33に格納する。その後、 AAL 5フレームの中間セルに対して同様に CRC計算結果を記憶レジス夕 3 3に格納し、最後のセルに達した時点で、この CRC計算を終了し、この CRC値を記憶レジス夕 33に格納する。

その後、じ尺(：設定部34は、 AALフレームの最後のセルに達した時点で、記憶レジスタ 33に格納されている CRC値を AAL 5フレーム全体に対する C R C値として C R Cフィールドに設定する。

ここで、第 9図を参照して AAL 5フレーム中の特定フィールドに対する再設定とこれに伴う C R Cフィ一ルドの再設定とを具体例を示して説明する。第 9図は、第 4図と同様に、バケツトとして、 I Pのバケツトを用い、バケツト中の特定フィ一ルドとして I Pバージョン 4の I Pヘッダにおけるサービスタイプ 4 1 を用いているとともに、セルヘッダ中の特定フィールドは、セルヘッダ中の CL Pを用いている。そして、セルヘッダ設定部 1 2— 1〜1 2—nによって、第 4 図に示したように、サービスタイプ 4 1の値に対応した C LPの値が各セルへッダの C LPに A A L 5フレーム単位で設定されている。

再設定部 1 3— 1〜 1 3— nは、その後、バケツト中のサービスタイプ 4 1を再設定し、この再設定に伴って変更されるバケツトヘッダ内のヘッダチックサ厶 42を再設定するとともに、 AAL 5フレーム全体に対する CRC 43を再設疋る。

なお、第 5図に対応した I Pバージョン 6の I Pヘッダの優先度に対しても、同様にして再設定することができ、この優先度の再設定に伴って、 AAL 5フレ —厶全体に対する C R Cフィールドの値も再設定される。

この実施の形態 2では、実施の形態 1 と同様に、パケットの特定フィ一ルドとセルヘッダの特定フィールドとが AALフレーム単位で対応付けられて設定されるので、特定フィールドを優先度に関する情報とすることによって、標準のプロトコルに準拠しつつ、 A TM網に対するバケツト送信時におけるバケツト毎の優先制御が可能になるとともに、このバケツ卜の特定フィールドを再設定できるので、 A T M網から隠蔽でき、あるいは A T M網への送信時にこの特定フィールドを他の用途のためのフィールドとして用いることができる。

つぎに、この発明の実施の形態 3について説明する。この実施の形態 3では、第 1 0図に示すように、実施の形態 1に示したパケット送信装置の前段、すなわちバケツト受信バッファ 1の前段に、バケツト中の情報および回線や通信装置等の A TM通信負荷状況に基づいて、パケット中の特定フィールドに、このバケツ卜の優先度を表す特定のビットパターンを設定するビットパターン設定回路 5を設けている。

第 1 1図は、ビットパターン設定回路 5の詳細構成を示すブロック図である。第 1 1図において、設定制御部 5 1は、 C P Uによって実現でき、バケツト中の情報や、回線や通信装置等の A TM通信負荷状況を示す情報に基づいて、バケツト中の特定フィールドに優先度を表すビットパターンを設定する。メモリ 5 2は、設定制御部 5 1のプログラムやワークエリアが格納される。レジスタ 5 3は、回線や通信装置等の A TM通信負荷状況を示す情報が格納される。バケツト受信バッファ 1には、バケツ卜が格納される。なお、バケツト受信バッファ 1、設定制御部 5 1、メモリ 5 2およびレジスタ 5 3はそれぞれ Bバスにより接続されている。

つぎに、第 1 2図に示すフローチャートを参照して、ビットパターン設定回路

5によるビットパターン設定処理手順について説明する。第 1 2図において、まず設定制御部 5 1は、バケツト受信バッファ 1内に格納されたバケツトのバケツトヘッダに格納された情報の読み出しを行う（ステップ S l ) 。この読み出される情報とは、たとえば、宛先アドレスや送信元アドレス、優先度、アプリケージョン種別を表す情報である。

その後、設定制御部 5 1は、レジスタ 5 3に格納された通信負荷状況情報の読み出しを行う（ステップ S 2 ) 。さらに、設定制御部 5 1は、読み出されたパケットへッダの情報と通信負荷状況情報とをもとに、このパケットの特定フィールドに設定すべき優先度を決定する（ステップ S 3 ) 。そして、この決定された優先度を表す特定のビットパターンをバケツト受信バッファ 1内に格納されている当該バケツ卜の特定フィールドに設定し（ステップ S 4 ) 、本処理を終了する。なお、第 5図に対応した I Pバージョン 6の I Pヘッダの優先度に対しても、同様にして適用でき、ビットパターンの設定がセルに反映される。

この実施の形態 3によれば、入力されたバケツト中の情報および回線や通信装置等の通信負荷状況情報に基づレ、て、このパケット中の特定フィ一ルドに、このバケツトの優先度を表す特定のビットパターンを設定することによって、この特定のビットパターンが実施の形態 1 と同様な動作によって反映され、セルヘッダ中のセルの優先度を表すフィールドの値を設定でき、この結果、 A TM網に対するバケツト送信時におけるバケツト毎の優先制御を確実に行うことができる。つぎに、この発明の実施の形態 4について説明する。この実施の形態 4は、実施の形態 2に実施の形態 3を適用したものである。すなわち、第 1 3図は、この発明の実施の形態 4の概要構成を示すブロック図であり、第 1 3図に示すバケツト送信装置では、第 1 0図に示す実施の形態 3におけるセルヘッダ設定回路 3を、再設定部 1 3 - 1〜1 3— nを有するセルヘッダ設定回路 2 3に置き換えた構成としたものである。

第 1 3図において、入力されたバケツトは、ビットパターン設定回路 5によつて、入力されたバケツト中の情報、および回線や通信装置等の通信負荷状況情報に基づいて、このパケット中の特定フィールドに、このパケットの優先度を表す特定のビットパターンを設定し、この設定されたパケットは、その後セル生成回路 2によって、セル列が生成されるが、ビットパターン設定回路 5によって設定された特定のビットパターンは、セルヘッダ設定回路 2 3によって反映されて、セルヘッダ中のセルの優先度を表すフィールドの値に設定され、その後、さらにパケット中の特定フィールドは、再設定され、この特定フィールドを A TM網から隠蔽し、あるいは A TM網への送信時にこのフィ一ルドを他の用途に用いることができる。

ここで、第 i 4図を参照してバケツト中の特定フィールドに対するビットパ夕

—ンの設定と、この設定を反映したセルヘッダ内の特定フィールドへの設定と、このバケツト中の特定フィールドに対する再設定とを含む具体例について説明する。第 1 4図は、第 9図と同様に、パケットとして、 I Pのパケットを用い、パケット中の特定フィールドとして I Pバ一ジョン 4の I Pヘッダにおけるサ一ビスタイプ 41を用いているとともに、セルヘッダ中の特定フィールドは、セルへッダ中の C LPを用いている。

ビットパターン設定回路 5は、入力されたバケツトのバケツトヘッダ内の情報と A TM網の通信負荷状況情報とをもとに優先度の値をサービスタイプのフィ一ルドに設定する。その後、セルヘッダ設定回路 23は、このサービスタイプの値に対応 C LPの値を各セルヘッダの C LPに設定する。これによつて、ビットパターン設定回路 5によって設定された優先度がセルに反映されることになる。その後、第 9図と同様に、再設定部 1 3- 1-1 3— nは、バケツト中のサービスタイプを再設定し、この再設定に伴って変更されるパケットヘッダ内のへッダチェックサムを再設定するとともに、 AAL 5フレーム全体に対する CRCを再設定する。

第 1 5図は、実施の形態 4の応用例を示す図である。第 1 5図の上段は、 I P バ一シヨン 4のバケツ卜を AAL 5フレームにカプセル化する方式の標準の 1つであり、 RFC 1483によって規定された「 I P r ou t e d f r ame 」のフォーマットを示している。なお、 RFCとは、「Requ e s t Fo r Commen t s」の略であり、 R F C 1483は、標準化作業の各段階での記録文書番号を示している。

第 1 5図において、ビットパターン設定回路 5は、バケツトヘッダ内の情報と A TM網の通信負荷状況情報とをもとに優先度の値を決定し、この決定した優先度を I Pのバケツトをカプセル化する LLCZSNAPフィールド 6 1に設定する。そして、セルヘッダ設定回路 23は、この L L C/SNAPフィールド 6 1 の値に対応する値をセルヘッダ内の CL Pに設定し、これによつて、 LLCZS NAPフィールド 6 1に設定された優先度がセルに反映されることになる。また、実施の形態 2と同様にして、この LLCZSNAPフィールド 6 1は、再設定され、この LLCZSNAPフィールドを ATM網から隠蔽し、あるいは ATM 網への送信時にこの LLC/SNAPフィールド 6 1を他の用途に用いることができる。

具体的に、バケツトヘッダ設定回路 23は、 I Pバケツ卜が高優先度であるならば、 LLCZSNAPフィールド 6 1の値として、 1 6進数で「AAAA03 008 0 000800」を設定し、 I Pバケツ卜が低優先度であるならば、 LL C/SNAPフィールド 6 1の値は、 RFC i 4 8 3に記載された値、すなわち、 1 6進数で「AAAA 0300000 0 0 8 0 0」のままとする。一方、セルヘッダ設定回路 23は、 LLCZSNAPフィールド 6 1の値が、 1 6進数で「 AAAA 030080000800」であるならば、このバケツトを含む AAL 5フレーム中のセルの C LPビッ卜に「 1」を設定するとともに、 LLCZSN APフィールド 6 1の値を 1 6進数で ΓΑΑΑΑ 0 30000000800」に再設定し、 AAL 5フレームの CRCも再計算する。

また、セルヘッダ設定回路 23は、 LLCZSNAPフィールド 6 1の値が i 6進数で「AAAA 030000000 800J であるならば、このバケツトを含む AAL 5フレーム中のセルの CLPビットを「0」に設定するが、 LLCZ SNAPフィールド 6 1の値は、そのままとする。

なお、第 5図に対応した I Pバージョン 6の I Pヘッダの優先度に対しても、同様にしてビットパターン設定とこの設定されたフィールドの再設定を行うことができ、再設定に伴ってバケツト内の CRCフィールドの値も再設定される。この実施の形態 4によれば、入力されたバケツト中の情報、および回線や通信装置等の通信負荷状況情報に基づいて、このパケット中の特定フィールドに、このバケツ卜の優先度を表す特定のビットパターンを設定することによって、この特定のビットパターンが実施の形態 1と同様な動作によって反映され、セルへッダ中のセルの優先度を表すフィールドの値を設定でき、この結果、 A TM網に対するバケツ卜送信時におけるバケツト毎の優先制御を確実に行うことができるとともに、このパケットの特定フィールドを再設定できるので、この特定フィ一ルドを ATM網から隠蔽でき、あるいは ATM網への送信時にこの特定フィールドを他の用途のためのフィ一ルドとして用いることができる。

以上説明したように、この発明によれば、セルヘッダ設定手段が、前記セル生成回路によって分割された各 ATMセル内に含まれるバケツト中の特定フィ一ルドを AA Lフレーム単位で参照し、該パケット中の特定フィールドに対応づけられる各 ATMセルヘッダ内の特定フィールドに、前記バケツト中の特定フィールドの値に対応した前記 ATMセルヘッダ内の特定フィールドの値を A A Lフレー厶単位で設定するようにしているので、たとえば、セル生成手段が、予め設定された制御情報に基づいて ATMセルの優先度が固定的に設定されるような場合であっても、 A TMセル送信時に、 AA Lフレーム単位でパケットに設定された優先度が反映された優先制御を行うことができるという効果を奏する。

つぎの発明によれば、優先度設定手段が、前記セル生成回路の前段に、前記入力バケツト中の情報および ATM網の通信負荷状況をもとに当該バケツ卜の優先度を決定し、この決定した優先度に対応する値を当該入力バケツト中の特定フィ一ルドに設定し、この入力バケツト中の特定フィールドに設定された優先度が A TM送信時に参照され、この優先度が反映された優先制御が AA Lフレ一厶単位で行われるようにしているので、 A A Lフレーム単位の確実な ATMセル優先制御を行うことができるという効果を奏する。

つぎの発明によれば、前記セルヘッダ設定手段は、前記バケツト中の特定フィールドの値に対応した前記 A TMセルへッダ内の特定フィ一ルドの値に設定した後、当該 A TMセルへッダ内の誤り検出符号あるいは誤り訂正符号の値を再設定するようにしているので、 A TMセルヘッダ内の特定フィールドの値の設定に伴うデータの修正を確実に行うことができるという効果を奏する。

つぎの発明によれば、再設定手段が、前記パケット中の特定フィールドの値に対応した前記 A TMセルへッダ内の特定フィ一ルドの値に設定した後、当該パケット中の特定フィールドの値を再設定するようにしているので、たとえば、 A T M網に対して、パケットの当該特定フィールドの隠蔽ができ、あるいは当該特定フィールドを他の用途に用いることができるという効果を奏する。

つぎの発明によれば、前記再設定手段は、前記バケツト中の特定フィールドの値を再設定した後、当該バケツト中ないし当該バケツトを含む AA Lフレーム中の誤り検出符号あるレ、は誤り訂正符号の値を再設定するようにしているので、パケット中の特定フィールドの値を再設定したことに伴うデータの修正を確実に行うことができる。

つぎの発明によれば、前記入力バケツトを I Pのバケツトとし、前記バケツト中の特定フィールドを I Pバージョン 4のサービスタイプとし、前記 ATMセルヘッダ内の特定フィールドをセル損失優先としているので、 AA Lフレーム単位の優先制御を具体的に行うことができるという効果を奏する。

つぎの発明によれば、前記入力バケツトを I Pのバケツトとし、前記バケツト中の特定フィールドを I Pバージョン 6の優先度とし、前記 A TMセルヘッダ内の特定フィールドをセル損失優先としているので、 AA Lフレーム単位の優先制御を具体的に行うことができるという効果を奏する。

つぎの発明によれば、前記入力バケツトを L L CZS NA P形式でカプセル化された各種のプロトコルのバケツトとし、前記バケツト中の特定フィールドを L L CZS NA Pフィールドとし、前記 ATMセルヘッダ内の特定フィールドを、セル損失優先としているので、 AA Lフレーム単位の優先制御を具体的に行うことができるという効果を奏する。産業上の利用可能性

以上のように、本発明にかかるバケツト送信装置は、入力バケツト内の情報あるいは、 A TM網の通信状態に応じた A TMセルの設定を AA Lフレーム単位で簡易かつ柔軟に行うことができるので、 A TM通信システムのバケツト通信装置として利用することができる。

Claims

請求の範囲

1 . 入力バケツトを分割して 1以上の A TMセル列を生成するセル生成回路を有したバケツト送信装置において、

前記セル生成回路によって分割された各 A TMセル内に含まれるバケツト中の特定フィ一ルドを A A Lフレーム単位で参照し、該パケット中の特定フィールドに対応づけられる各 A TMセルヘッダ内の特定フィールドに、前記バケツト中の特定フィ一ルドの値に対応した前記 A TMセルへッダ内の特定フィ一ルドの値を A A Lフレー厶単位で設定するセルへッダ設定手段を備えたことを特徵とするノ、。ケット送信装置。

2 . 前記セル生成回路の前段に、前記入力バケツト中の情報および A TM網の通信負荷状況をもとに当該バケツトの優先度を決定し、この決定した優先度に対応する値を当該入力バケツト中の特定フィールドに設定する優先度設定手段を、さらに備えたことを特徴とする請求の範囲第 1項に記載のバケツト送信装置。

3 . 前記セルヘッダ設定手段は、前記パケット中の特定フィールドの値に対応した前記 A TMセルへッダ内の特定フィールドの値に設定した後、当該 A TMセルへッダ内の誤り検出符号あるいは誤り訂正符号の値を再設定することを特徴とする請求の範囲第 1項に記載のパケット送信装置。

4 . 前記セルヘッダ設定手段が、前記パケット中の特定フィールドの値に対応した前記 A TMセルへッダ内の特定フィ一ルドの値を設定した後、当該パケット中の特定フィ一ルドの値を再設定する再設定手段を、さらに備えたことを特徵とする請求の範囲第 1項に記載のパケット送信装置。

5 . 前記再設定手段は、前記パケット中の特定フィールドの値を再設定した後、当該バケツト中ないし当該バケツトを含む AALフレーム中の誤り検出符号あるいは誤り訂正符号の値を再設定することを特徴とする請求の範囲第 4項に記載のパケッ

6. 前記入力バケツトは、 I Pのバケツトであり、前記バケツト中の特定フィ一ルドは、 I Pバージョン 4のサービスタイプであり、前記 ATMセルヘッダ内の特定フィールドは、セル損失優先であることを特徴とする請求の範囲第 1項に記載のバケツト送信装置。

7. 前記入力バケツトは、 I Pのバケツトであり、前記バケツト中の特定フィールドは、 I Pバージョン 6の優先度であり、前記 ATMセルヘッダ内の特定フィ —ルドは、セル損失優先であることを特徴とする請求の範囲第 1項に記載のパケット送信装置。

8. 前記入力パケットは、 LLCZSNAP形式でカプセル化された各種のプロトコルのパケットであり、前記パケット中の特定フィールドは、 LLCZSNA Pフィールドであり、前記 ATMセルへッダ内の特定フィールドは、セル損失優先であることを特徴とする請求の範囲第 1項に記載のパケット送信装置。