JP2009200889A - パケット組み立て方法及びそれを用いた通信装置 - Google Patents

パケット組み立て方法及びそれを用いた通信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】通信装置において、セルバッファ溢れによるセル廃棄が発生した場合に復元不能なIPパケットの組み立てを行わないことを目的とする。
【解決手段】セルバッファの溢れによるセル廃棄が発生したとき、廃棄したセルの識別子に対応した管理メモリ上の領域に廃棄中フラグをオンとする廃棄中フラグオン手段と、前記セルバッファのセル廃棄解除後、最初の最終セルを受信した場合に前記最終セルの識別子に対応した管理メモリ上の領域の廃棄中フラグがオンであるとき、前記最終セル内に廃棄フラグを付与してセルバッファに供給する廃棄フラグ付与手段と、同一の識別子を持つ複数のセルをパケットに組み立てるパケット組み立て手段は、前記セルバッファから廃棄フラグが付与された最終セルを供給されたとき、前記最終セルの識別子と同一の識別子を持つ組み立て中のパケットを廃棄するパケット廃棄手段を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、識別子を持つ複数のセルを受信してセルバッファに蓄積し、同一の識別子を持つ複数のセルをパケットに組み立てるパケット組み立て方法及びそれを用いた通信装置に関する。
複数のVCI(Virtual Channel Identifier:仮想チャネル識別子)に多重されたAAL2(ATM Adaptation Layer Type2)セルを受信してセルバッファにバッファリングし、セルバッファからセル読み出してVCI単位でIPパケットに組み立て、このIPパケットをネットワークに送信する、又は、上位レイア部に転送する通信装置がある。
図1に、AAL2セルをパケットに組み立てる様子を示す。AAL2セルをIPパケットに組み立てる場合、AAL2セルのCPS(Common Part Sublayer)パケットヘッダ内に付与されているUUI(User to User Indication)値を見て最終セルか否かを判断することにより行われる。図1においては、UUI=26で最終セルを表している。
ここで、通信装置の内部処理能力に比して過剰なAAL2セルを受信した場合、セルバッファ溢れによりセル廃棄が発生する場合がある。
図2(A)〜(C)は、セルバッファ溢れによりセル廃棄が発生した様子を示す図である。
図2(A)において、AAL2セルA1〜A5はIPパケットAからセグメント化されたAAL2セルであり、AAL2セルA5が最終セルである。同様に、AAL2セルB1〜B5はパケットBからセグメント化されたAAL2セルであり、AAL2セルB5は最終セルである。
AAL2セルA1〜A5と、AAL2セルB1〜B5は同じVCI値とする。AAL2セルA1〜A4がセルバッファに正常に格納されている状態で、AAL2セルA5,B1〜B3がセルバッファ溢れによりセル廃棄されたとする。
図2(B)に示すように、セルバッファ内にあるAAL2セルA1〜A4はIPパケット組み立て部に入力され、IPパケットに組み立てられる。この時点では、最終セルA5がIPパケット組み立て部に到着していないため、IPパケット組み立て待ちの状態になる。
その後、図2(C)に示すように、AAL2セルB4,B5がセルバッファに書き込まれ、IPパケット組み立て部に入力される。
IPパケット組み立て部では、AAL2セルB4,B5のVCI値がIPパケットに組み立てたA1〜A4と同じVCI値のため、同じIPパケットに誤って組み立ててしまい、AAL2セルB5が最終セルなので、IPパケット組み立て完了とし、誤って組み立てを行ったIPパケットを送信部に出力する。
この場合、誤って組み立てられたIPパケットが上位レイア部に転送された場合、上位レイア部でパケットの正常性がチェックされる。また、誤って組み立てられたIPパケットがネットワークに送信された場合は、対向装置の上位レイア部にてパケットの正常性がチェックされる。
なお、特許文献1には、セル廃棄フラグを立て、セルバッファ内に滞留している廃棄セルが属するパケットのセルを廃棄することが記載されている。
また、特許文献2には、セルにパケット識別子を付与し、廃棄したセルと同じ識別子が付与されているセルを廃棄することが記載されている。
特開2001−57556号公報 特開平9−261249号公報
従来技術では、誤って組み立てられたIPパケットは上位レイア部でのチェックにより廃棄されることになり、上位レイア部では不要なパケット処理が増えるため、処理能力低下の原因になる。
また、誤って組み立てられたIPパケットがネットワークに送信された場合は、対向装置の上位レイア部でのチェックにより廃棄されることになり、不要なトラフィックを増やすことになる。
このような組み立て不可能なセルの送信を防止する従来技術では、セルバッファより出力されたセルは廃棄されず、組み立て不可能なセルとして送信してしまうという問題がある。
また、識別子のビット数が多数必要であり、多数のビット数を用意できない装置では使用できないという問題がある。
開示の装置は、上記の点に鑑みなされたものであり、セルバッファ溢れによるセル廃棄が発生した場合に復元不能なIPパケットの組み立てを行わないパケット組み立て方法及びそれを用いた通信装置を提供することを目的とする。
開示の一実施態様による通信装置は、識別子を持つ複数のセルを受信してセルバッファに蓄積し、前記セルバッファから読み出した同一の識別子を持つ複数のセルをパケットに組み立て、組み立てたパケットを送信する通信装置において、
前記セルバッファの溢れによるセル廃棄が発生したとき、廃棄したセルの識別子に対応した管理メモリ上の領域に廃棄中フラグをオンとする廃棄中フラグオン手段と、
前記セルバッファのセル廃棄解除後、最初の最終セルを受信した場合に前記最終セルの識別子に対応した管理メモリ上の領域の廃棄中フラグがオンであるとき、前記最終セル内に廃棄フラグを付与してセルバッファに供給する廃棄フラグ付与手段と、
同一の識別子を持つ複数のセルをパケットに組み立てるパケット組み立て手段は、前記セルバッファから廃棄フラグが付与された最終セルを供給されたとき、前記最終セルの識別子と同一の識別子を持つ組み立て中のパケットを廃棄するパケット廃棄手段を有する。
また、前記通信装置において、前記セルバッファの溢れにより廃棄されたセルが最終セルであるとき前記最終セルの識別子に対応した管理メモリ上の領域に最終セル廃棄フラグをオンとし、前記廃棄されたセルが最終セルではないとき前記セルの識別子に対応した管理メモリ上の領域に最終セル廃棄フラグをオフとする最終セル廃棄フラグオンオフ手段と、
前記セルバッファのセル廃棄解除後、受信したセルの識別子と同一の識別子に対応した管理メモリ上の領域の最終セル廃棄フラグがオンであり前記受信したセルが最終セルではないとき、前記受信したセル内に先頭フラグを付与してセルバッファに供給する先頭フラグ付与手段と、
前記パケット組み立て手段は、前記セルバッファから先頭フラグが付与されたセルを供給されたとき、前記セルの識別子と同一の識別子を持つ組み立て中のパケットを廃棄して、前記先頭フラグが付与されたセルからパケットの組み立てを開始するパケット組み立て開始手段を有する。
本実施形態によれば、セルバッファ溢れによるセル廃棄が発生した場合に復元不能なIPパケットの組み立てを行わず、不要なIPパケットの出力を防止できる。
以下、図面に基づいて実施形態を説明する。
<実施形態>
図3は、通信装置の一実施形態のブロック構成を示す図である。同図中、通信装置は、セル受信部11と、セルバッファ12と、セルバッファ制御部13と、管理メモリ14と、パケット組み立て部15と、送信部16を有し、セル受信部11内にはフラグ付与部17が設けられている。
セル受信部11はAAL2セルを受信してセルバッファ制御部13に通知する。
セルバッファ制御部13は、セルバッファ12のサイズと蓄積セル数の比較を行ってセルバッファ12が満杯か否かを判定する。また、管理メモリ14のVCIに対応する領域に廃棄中フラグ又は最終セル廃棄フラグを設定すると共に、AAL2セル内に廃棄フラグ又は先頭フラグを付与する指示をフラグ付与部17に対して出す。
フラグ付与部17は、セルバッファ制御部13より廃棄フラグ付与指示があった場合、受信したALL2セル内に廃棄フラグを付与しセルバッファ12に格納する。また、セルバッファ制御部13より先頭フラグ付与指示があった場合、受信したALL2セル内に先頭フラグを付与しセルバッファ12に格納する。
パケット組み立て部15は、VCI毎にAAL2セルをIPパケットに組み立てる。セルバッファ12から廃棄フラグが付与された最終セルを受信した場合、組み立て中のIPパケットに組み立て廃棄し、セルバッファ12から先頭フラグが付与されたAAL2セルを受信した場合は、このAAL2セル受信前の組み立て中のAAL2セルと同一VCIのIPパケットを廃棄し、該当AAL2セル以降の受信AAL2セルでIPパケット組み立てを行う。
<動作の概要>
本実施形態の動作の概要について説明するに、セルバッファ溢れによるセル廃棄が発生した場合、セルバッファ制御部13は、廃棄したAAL2セルに付与されているVCI毎に管理メモリ14上に値1の廃棄中フラグを書き込む。
セル廃棄解除後、セル受信部11に最初の最終セル(任意のVCI)が入力されたとき、管理メモリ14上に値1の廃棄中フラグが書かれていた場合、AAL2セル内に値1の廃棄フラグを付与してセルバッファ12に入力する。
パケット組み立て部15は、VCI毎にAAL2セルをIPパケットに組み立てる処理において、セルバッファ12から値1の廃棄フラグが付与された最終セルを受信すると、組み立て中のIPパケットを廃棄する。
更に、VCI毎にセル廃棄を行った最後のAAL2セルが最終セルの場合、セル廃棄解除時に管理メモリ14上にVCI毎に最終セル廃棄フラグを保持しておく。セル廃棄解除後に、セル受信部11に入力されるAAL2セルが、管理メモリ14上に値1の最終セル廃棄フラグを保持されたVCI値と同一のVCIを持つ最初のAAL2セルである場合、AAL2セル内に値1の先頭フラグを付与してセルバッファ12に入力し、これと同一のVCI値を持った最初の最終セルには廃棄フラグは付与しない。
パケット組み立て部15では、VCI毎にAAL2セルをIPパケットに組み立てる処理を行う。パケット組み立て部15はセルバッファ12から値1の先頭フラグが付与されたAAL2セルを受信した場合、該当AAL2セル受信前に組み立て中であったIPパケットを廃棄し、該当AAL2セル以降に受信するAAL2セルでIPパケット組み立てを行う。
<AAL2セルのフォーマット>
図4は、AAL2セルのフォーマットを示す。同図中、AAL2セルは、5バイトのATMセルヘッダと、3バイトのCPSパケットヘッダと、45バイトのCPSパケットペイロードからなる。
ATMセルヘッダの先頭バイトの上位2ビットに廃棄フラグと先頭フラグが割当てられる。ATMセルヘッダにはVPI(仮想パス識別子)、VCI(仮想チャネル識別子)、PTI(ペイロードタイプ)、CLP(セル損失優先表示)、HEC(ATMセルヘッダ誤り制御)が配置されている。
CPSパケットヘッダにはCID(チャネル識別子)、LI(情報長表示)、UUI(ユーザ間表示)、CSP−HEC(CSPヘッダ誤り制御)が配置されている。CPSパケットペイロードにはユーザデータが配置される。
<制御処理のフローチャート>
図5は、セルバッファ制御部13が実行する制御処理のフローチャートを示す。同図中、ステップS10でセル受信部11からAAL2セルの受信を通知されると、ステップS11でセルバッファ制御部13はセルバッファ12が満杯であるか(セルバッファフル)否かを判別する。そして、セルバッファフルであれば、ステップS12で受信AAL2セルのVCIに対応する管理メモリ14上の領域に値1の廃棄中フラグを書き込む(廃棄中フラグオン)。
次に、ステップS13で受信AAL2セルのUUI値から最終セル(UUI=26)であるか否かを判別する。受信AAL2セルが最終セルであればステップS14で受信AAL2セルのVCIに対応する管理メモリ14上の領域に値1の最終セル廃棄フラグを保持し(最終セル廃棄フラグオン)、最終セルでなければステップS15で受信AAL2セルのVCIに対応する管理メモリ14上の領域に値0の最終セル廃棄フラグを保持する(最終セル廃棄フラグオフ)。
その後、ステップS16でセルバッファ溢れによるセル廃棄、すなわち、受信AAL2セルを廃棄する。その後のステップS17では受信AAL2セルをセルバッファ12に格納するが、ステップS16でセルバッファ溢れによるセル廃棄が行われた場合にはステップS17での受信AAL2セルの格納は実質的に行われない。
一方、ステップS11でセルバッファフルでなければ、ステップS18で受信AAL2セルのVCIに対応する管理メモリ14上の領域における最終セル廃棄フラグがオン(値1)か否かを判別する。
最終セル廃棄フラグがオンでなければステップS19で受信AAL2セルのUUI値から最終セル(UUI=26)であるか否かを判別する。ここで、最終セル(UUI=26)であればステップS20で受信AAL2セルのVCIに対応する管理メモリ14上の領域における廃棄中フラグがオン(値1)か否かを判別する。
ここで、廃棄中フラグがオンであれば、ステップS21で受信AAL2セルに値1の廃棄フラグを付与するようセル受信部11内のフラグ付与部17に指示を与え、ステップS22で受信AAL2セルのVCIに対応する管理メモリ14上の領域に値0の廃棄中フラグを保持し(廃棄中フラグクリア)、ステップS17に進む。また、ステップS19で最終セルではない場合(UUI=27)、又はステップS20で廃棄中フラグがオフの場合には、そのままステップS17に進む。
また、ステップS18で最終セル廃棄フラグがオン(値1)の場合にはステップS23で受信AAL2セルに値1の先頭フラグを付与するようセル受信部11内のフラグ付与部17に指示を与える。この後、ステップS24で受信AAL2セルのVCIに対応する管理メモリ14上の領域に値0の廃棄中フラグを保持し(廃棄中フラグクリア)、ステップS25で受信AAL2セルのVCIに対応する管理メモリ14上の領域に値0の最終セル廃棄フラグを保持し(最終セル廃棄フラグクリア)、ステップS17に進む。
<組み立て処理のフローチャート>
図6は、パケット組み立て部15が実行する組み立て処理のフローチャートを示す。同図中、ステップS30でセルバッファ12から読み出されたAAL2セルを受信すると、ステップS31でパケット組み立て部15は受信AAL2セルに値1の廃棄フラグが付与されているか否かを判別する。受信AAL2セルに値1の廃棄フラグが付与されていればステップS32で、受信AAL2セルと、受信AAL2セルのVCI値と同一のVCIを持つ組み立て中のIPパケットを廃棄する。
ステップS31で受信AAL2セルに値1の廃棄フラグが付与されていない場合は、ステップS33でパケット組み立て部15は受信AAL2セルに値1の先頭フラグが付与されているか否かを判別する。受信AAL2セルに値1の先頭フラグが付与されていればステップS34で、受信AAL2セルのVCI値と同一のVCIを持つ組み立て中のIPパケットを廃棄したのち、受信AAL2セルを先頭として新たなIPパケットの組み立てを開始する。
ステップS33で受信AAL2セルに値1の先頭フラグが付与されていない場合は、ステップS35で受信AAL2セルのUUI値から最終セル(UUI=26)であるか否かを判別する。
この判別で、最終セル(UUI=26)であればステップS36で受信AAL2セルを受信AAL2セルのVCIに対応するIPパケットに組み立て、組み立てが完了したIPパケットを送信部16に送信する。一方、ステップS33で受信AAL2セルが最終セルでない場合にはステップS37で受信AAL2セルを受信AAL2セルのVCIに対応するIPパケットに組み立てる。
<セルバッファ溢れ時の動作>
ここで、前述の図2(A)に示すように、AAL2セルA1〜A4がセルバッファ12に正常に格納されている状態で、AAL2セルA5,B1〜B3がセルバッファ溢れによりセル廃棄されたとする。
図2(B)に示すように、セルバッファ内にあるAAL2セルA1〜A4はIPパケット組み立て部に入力され、IPパケットに組み立てられる。この時点では、最終セルA5がIPパケット組み立て部に到着していないため、IPパケット組み立て待ちの状態になる。
その後、図2(C)に示すように、AAL2セルB4,B5がセルバッファに書き込まれるが、AAL2セルB4の受信時に最終セル廃棄フラグがオフされ(ステップS15)、AAL2セルB5は値1の廃棄フラグを付与される(ステップS21)。このため、IPパケット組み立て部15ではAAL2セルB5の受信時に、上記AAL2セルA1〜A4,B4,B5からなる組み立て中のIPパケットを廃棄する(ステップS32)。
これによって、誤って組み立てられたIPパケットが上位レイア部に転送されることが防止され、また、誤って組み立てられたIPパケットがネットワークに送信されることが防止される。
図7(A)〜(D)は、セルバッファ溢れによりセル廃棄が発生したあとIPパケットを組み立てる様子を示す図である。
図7(A)において、AAL2セルA1〜A5はIPパケットAからセグメント化されたAAL2セルであり、AAL2セルA5が最終セルである。同様に、AAL2セルB1〜B3はパケットBからセグメント化されたAAL2セルであり、AAL2セルB3が最終セルである。また、AAL2セルC1〜C3がパケットCからセグメント化されたAAL2セルであり、AAL2セルC3が最終セルである。
AAL2セルA1〜A5と、AAL2セルB1〜B3と、AAL2セルC1〜C3は同じVCI値(VCI=1)とする。AAL2セルA1〜A4がセルバッファに正常に格納されている状態で、AAL2セルA5,AAL2セルB1〜B3がセルバッファ溢れによりセル廃棄されたとする。
このとき、AAL2セルB3の廃棄により、管理メモリ14上のVCI=1に対応する領域に値1の最終セル廃棄フラグが保持される(ステップS14)。図7(A)に示すように、次にセル受信部11で受信されるAAL2セルC1は値1の先頭フラグを付与される(ステップS23)。
このため、図7(C)に示すように、AAL2セルC1がIPパケット組み立て部15で受信されると、組み立て途中のAAL2セルA1〜A4からなるIPパケットは廃棄され(ステップS32)、AAL2セルC1を先頭にしてIPパケットの組み立てが開始される。
これにより、AAL2セルC3がIPパケット組み立て部15で受信されると、図7(D)に示すように、AAL2セルC1〜C3でIPパケットが組み立てられて、送信部16に供給される。
これによって、誤って組み立てられたIPパケットが上位レイア部に転送されることが防止され、また、誤って組み立てられたIPパケットがネットワークに送信されることが防止される。
なお、上記実施形態では、AAL2セルからIPパケットに組み立てる例について説明したが、1つのパケットを分割した複数のセル(セグメント)を供給され、この複数のセルをバッファリングして1つのパケットに組み立てる通信装置であれば、どのような通信装置にも適用でき、上記実施形態に限定されるものではない。
(付記1)
識別子を持つ複数のセルを受信してセルバッファに蓄積し、前記セルバッファから読み出した同一の識別子を持つ複数のセルをパケットに組み立て、組み立てたパケットを送信する通信装置において、
前記セルバッファの溢れによるセル廃棄が発生したとき、廃棄したセルの識別子に対応した管理メモリ上の領域に廃棄中フラグをオンとする廃棄中フラグオン手段と、
前記セルバッファのセル廃棄解除後、最初の最終セルを受信した場合に前記最終セルの識別子に対応した管理メモリ上の領域の廃棄中フラグがオンであるとき、前記最終セル内に廃棄フラグを付与してセルバッファに供給する廃棄フラグ付与手段と、
同一の識別子を持つ複数のセルをパケットに組み立てるパケット組み立て手段は、前記セルバッファから廃棄フラグが付与された最終セルを供給されたとき、前記最終セルの識別子と同一の識別子を持つ組み立て中のパケットを廃棄するパケット廃棄手段を
有することを特徴とする通信装置。
(付記2)
付記1記載の通信装置において、
前記セルバッファの溢れにより廃棄されたセルが最終セルであるとき前記最終セルの識別子に対応した管理メモリ上の領域に最終セル廃棄フラグをオンとし、前記廃棄されたセルが最終セルではないとき前記セルの識別子に対応した管理メモリ上の領域に最終セル廃棄フラグをオフとする最終セル廃棄フラグオンオフ手段と、
前記セルバッファのセル廃棄解除後、受信したセルの識別子と同一の識別子に対応した管理メモリ上の領域の最終セル廃棄フラグがオンであり前記受信したセルが最終セルではないとき、前記受信したセル内に先頭フラグを付与してセルバッファに供給する先頭フラグ付与手段と、
前記パケット組み立て手段は、前記セルバッファから先頭フラグが付与されたセルを供給されたとき、前記セルの識別子と同一の識別子を持つ組み立て中のパケットを廃棄して、前記先頭フラグが付与されたセルからパケットの組み立てを開始するパケット組み立て開始手段を
有することを特徴とする通信装置。
(付記3)
付記1記載の通信装置において、
前記廃棄フラグ付与手段で前記最終セル内に廃棄フラグを付与したのち、前記最終セルの識別子に対応した管理メモリ上の領域の廃棄中フラグをオフとする第1廃棄中フラグオフ手段を
有することを特徴とする通信装置。
(付記4)
付記2記載の通信装置において、
前記先頭フラグ付与手段で前記受信したセル内に先頭フラグを付与したのち、前記受信したセルの識別子と同一の識別子に対応した管理メモリ上の領域の最終セル廃棄フラグをオフとする最終セル廃棄オフ手段を
有することを特徴とする通信装置。
(付記5)
識別子を持つ複数のセルを受信してセルバッファに蓄積し、前記セルバッファから読み出した同一の識別子を持つ複数のセルをパケットに組み立てるパケット組み立て方法において、
前記セルバッファの溢れによるセル廃棄が発生したとき、廃棄したセルの識別子に対応した管理メモリ上の領域に廃棄中フラグをオンとし、
前記セルバッファのセル廃棄解除後、最初の最終セルを受信した場合に前記最終セルの識別子に対応した管理メモリ上の領域の廃棄中フラグがオンであるとき、前記最終セル内に廃棄フラグを付与してセルバッファに供給し、
同一の識別子を持つ複数のセルをパケットに組み立てる際に、前記セルバッファから廃棄フラグが付与された最終セルを供給されたとき、前記最終セルの識別子と同一の識別子を持つ組み立て中のパケットを廃棄する
ことを特徴とするパケット組み立て方法。
(付記6)
付記5記載のパケット組み立て方法において、
前記セルバッファの溢れにより廃棄されたセルが最終セルであるとき前記最終セルの識別子に対応した管理メモリ上の領域に最終セル廃棄フラグをオンとし、前記廃棄されたセルが最終セルではないとき前記セルの識別子に対応した管理メモリ上の領域に最終セル廃棄フラグをオフとし、
前記セルバッファのセル廃棄解除後、受信したセルの識別子と同一の識別子に対応した管理メモリ上の領域の最終セル廃棄フラグがオンであり前記受信したセルが最終セルではないとき、前記受信したセル内に先頭フラグを付与してセルバッファに供給し、
前記同一の識別子を持つ複数のセルをパケットに組み立てる際に、前記セルバッファから先頭フラグが付与されたセルを供給されたとき、前記セルの識別子と同一の識別子を持つ組み立て中のパケットを廃棄して、前記先頭フラグが付与されたセルからパケットの組み立てを開始する
ことを特徴とするパケット組み立て方法。
(付記7)
付記4記載の通信装置において、
前記先頭フラグ付与手段で前記受信したセル内に先頭フラグを付与したのち、前記受信したセルの識別子に対応した管理メモリ上の領域の廃棄中フラグをオフとする第2廃棄中フラグオフ手段を
有することを特徴とする通信装置。
AAL2セルをパケットに組み立てる様子を示す図である。 セルバッファ溢れによりセル廃棄が発生したあとIPパケットを組み立てる様子を示す図である。 通信装置の一実施形態のブロック構成を示す図である。 AAL2セルのフォーマットを示す図である。 セルバッファ制御部が実行する制御処理のフローチャートである。 パケット組み立て部が実行する組み立て処理のフローチャートである。 セルバッファ溢れによりセル廃棄が発生したあとIPパケットを組み立てる様子を示す図である。
符号の説明
11 セル受信部
12 セルバッファ
13 セルバッファ制御部
14 管理メモリ
15 パケット組み立て部
16 送信部
17 フラグ付与部

Claims (5)

  1. 識別子を持つ複数のセルを受信してセルバッファに蓄積し、前記セルバッファから読み出した同一の識別子を持つ複数のセルをパケットに組み立て、組み立てたパケットを送信する通信装置において、
    前記セルバッファの溢れによるセル廃棄が発生したとき、廃棄したセルの識別子に対応した管理メモリ上の領域に廃棄中フラグをオンとする廃棄中フラグオン手段と、
    前記セルバッファのセル廃棄解除後、最初の最終セルを受信した場合に前記最終セルの識別子に対応した管理メモリ上の領域の廃棄中フラグがオンであるとき、前記最終セル内に廃棄フラグを付与してセルバッファに供給する廃棄フラグ付与手段と、
    同一の識別子を持つ複数のセルをパケットに組み立てるパケット組み立て手段は、前記セルバッファから廃棄フラグが付与された最終セルを供給されたとき、前記最終セルの識別子と同一の識別子を持つ組み立て中のパケットを廃棄するパケット廃棄手段を
    有することを特徴とする通信装置。
  2. 請求項1記載の通信装置において、
    前記セルバッファの溢れにより廃棄されたセルが最終セルであるとき前記最終セルの識別子に対応した管理メモリ上の領域に最終セル廃棄フラグをオンとし、前記廃棄されたセルが最終セルではないとき前記セルの識別子に対応した管理メモリ上の領域に最終セル廃棄フラグをオフとする最終セル廃棄フラグオンオフ手段と、
    前記セルバッファのセル廃棄解除後、受信したセルの識別子と同一の識別子に対応した管理メモリ上の領域の最終セル廃棄フラグがオンであり前記受信したセルが最終セルではないとき、前記受信したセル内に先頭フラグを付与してセルバッファに供給する先頭フラグ付与手段と、
    前記パケット組み立て手段は、前記セルバッファから先頭フラグが付与されたセルを供給されたとき、前記セルの識別子と同一の識別子を持つ組み立て中のパケットを廃棄して、前記先頭フラグが付与されたセルからパケットの組み立てを開始するパケット組み立て開始手段を
    有することを特徴とする通信装置。
  3. 請求項1記載の通信装置において、
    前記廃棄フラグ付与手段で前記最終セル内に廃棄フラグを付与したのち、前記最終セルの識別子に対応した管理メモリ上の領域の廃棄中フラグをオフとする第1廃棄中フラグオフ手段を
    有することを特徴とする通信装置。
  4. 請求項2記載の通信装置において、
    前記先頭フラグ付与手段で前記受信したセル内に先頭フラグを付与したのち、前記受信したセルの識別子と同一の識別子に対応した管理メモリ上の領域の最終セル廃棄フラグをオフとする最終セル廃棄オフ手段を
    有することを特徴とする通信装置。
  5. 識別子を持つ複数のセルを受信してセルバッファに蓄積し、前記セルバッファから読み出した同一の識別子を持つ複数のセルをパケットに組み立てるパケット組み立て方法において、
    前記セルバッファの溢れによるセル廃棄が発生したとき、廃棄したセルの識別子に対応した管理メモリ上の領域に廃棄中フラグをオンとし、
    前記セルバッファのセル廃棄解除後、最初の最終セルを受信した場合に前記最終セルの識別子に対応した管理メモリ上の領域の廃棄中フラグがオンであるとき、前記最終セル内に廃棄フラグを付与してセルバッファに供給し、
    同一の識別子を持つ複数のセルをパケットに組み立てる際に、前記セルバッファから廃棄フラグが付与された最終セルを供給されたとき、前記最終セルの識別子と同一の識別子を持つ組み立て中のパケットを廃棄する
    ことを特徴とするパケット組み立て方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018127981A1 (ja) * 2017-01-06 2018-07-12 富士通株式会社 無線通信システム、送信装置、受信装置

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